JP2006038434A - 熱回収換気扇 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が簡単で扇風機の回転方向を適時に切替るだけで熱回収の良い、安価な住宅用の熱回収換気扇を提供する。
【解決手段】動力側導管1には正逆転できる軸流式扇風機2及び 蓄熱器3を設け、給排気導管に蓄熱器3を設けてなる熱回収換気扇
【効果】住宅内の熱回収が効率よくでき、回収した熱を活用できるため省エネルギー効果が大きい。
【選択図】 図1
【解決手段】動力側導管1には正逆転できる軸流式扇風機2及び 蓄熱器3を設け、給排気導管に蓄熱器3を設けてなる熱回収換気扇
【効果】住宅内の熱回収が効率よくでき、回収した熱を活用できるため省エネルギー効果が大きい。
【選択図】 図1
Description
この発明は住宅の換気をするにあたり、換気扇及び給排気口を壁に設置して換気扇側、給排気口側にそれぞれ熱交換用の蓄熱器を設けて、換気扇の運転を正逆切り換え反復運転することによって、換気扇側及び給排気口を通過する暖かい空気又は冷たい空気の熱エネルギーを回収して、住宅内のエネルギーを有効活用する機能を持たせたものである。
従来、プレート式熱交換器を装着した熱回収換気扇やロータリー式熱交換器を装着した熱回収換気扇等が普及しているが、これらの熱回収換気扇は排気の持っている熱を給気との温度差に応じて回収する熱交換器が採用されている。
プレート式熱交換器は図ー4、図ー5、図ー6に示すが、図6のように、熱交換させる空気が流れる仕切り板の間の流路中に折れたたんだ薄板フインを差し込んだサンドイッチ構造を多層化してあり、給気と排気が互い違いになっている溝の部分を交叉し通過する。つまり給気と排気間の熱伝達が仕切り板を通して行われるため熱交換効率の面で不利である。
又、ロータリー式熱交換器は図ー7のように熱慣性力の大きい素材でできたホイールでできている。ホイールはモーターによって回転され半分が排気側にある時は、残りの半分は給気側にある。ホイールの回転につれて排気側の熱が給気側にはこばれて熱交換が行われる。この方式は構造が複雑で故障も多くメンテナンス費用も大で高価で家庭用には不向きである。
プレート式熱交換器は図ー4、図ー5、図ー6に示すが、図6のように、熱交換させる空気が流れる仕切り板の間の流路中に折れたたんだ薄板フインを差し込んだサンドイッチ構造を多層化してあり、給気と排気が互い違いになっている溝の部分を交叉し通過する。つまり給気と排気間の熱伝達が仕切り板を通して行われるため熱交換効率の面で不利である。
又、ロータリー式熱交換器は図ー7のように熱慣性力の大きい素材でできたホイールでできている。ホイールはモーターによって回転され半分が排気側にある時は、残りの半分は給気側にある。ホイールの回転につれて排気側の熱が給気側にはこばれて熱交換が行われる。この方式は構造が複雑で故障も多くメンテナンス費用も大で高価で家庭用には不向きである。
イ、プレート式熱交換器は熱効率の面で不利である。
ロ、ロータリー式熱交換器は構造が複雑で高価でありメンテナンス費用も大である。
本発明は以上の欠点を解決するためになされたものである。
ロ、ロータリー式熱交換器は構造が複雑で高価でありメンテナンス費用も大である。
本発明は以上の欠点を解決するためになされたものである。
動力側導管(1)と給排気導管(4)とを並列に接合し、住宅の壁(7)を貫通するように設置する。
動力側導管(1)の内部には軸流式扇風機(2)及び蓄熱器(3)を設ける。給排気導管(4)の内部には蓄熱器(3)を設けた構造である。
換気する時は軸流式扇風機(2)を運転するが、扇風機の回転方向を適時に自動的に反転を繰り返すように運転することによって、周期的に空気は屋内から屋外へ流れたり、屋外から屋内へ流れたり、流れ方向が切り替わる。
その都度、動力側導管(1)及び給排気導管(4)内に設けた蓄熱器(3)は空気の冷熱又は温熱を回収することができる。
本発明は住宅の換気時に失う屋内の冷熱又は温熱を効率よく回収し、活用出来る構成よりなる熱回収換気扇である。
動力側導管(1)の内部には軸流式扇風機(2)及び蓄熱器(3)を設ける。給排気導管(4)の内部には蓄熱器(3)を設けた構造である。
換気する時は軸流式扇風機(2)を運転するが、扇風機の回転方向を適時に自動的に反転を繰り返すように運転することによって、周期的に空気は屋内から屋外へ流れたり、屋外から屋内へ流れたり、流れ方向が切り替わる。
その都度、動力側導管(1)及び給排気導管(4)内に設けた蓄熱器(3)は空気の冷熱又は温熱を回収することができる。
本発明は住宅の換気時に失う屋内の冷熱又は温熱を効率よく回収し、活用出来る構成よりなる熱回収換気扇である。
本発明を使用することによって
1.住宅内の熱回収が効率よくでき、回収した熱を活用できるため省エネルギー効果が大きい。
2.本発明は構造が簡単で、メンテナンスもし易く費用も安い。
3.製作費も安価であり家庭向きである。
1.住宅内の熱回収が効率よくでき、回収した熱を活用できるため省エネルギー効果が大きい。
2.本発明は構造が簡単で、メンテナンスもし易く費用も安い。
3.製作費も安価であり家庭向きである。
以下、本発明の実施例を述べる。
動力側導管(1)と給排気導管(4)とを並列に接合し 住宅の壁(7)を貫通するように設置する。
動力側導管(1)の内部には軸流式扇風機(2)と蓄熱器(3)を直列状態に設ける。
蓄熱器(3)は蓄熱器薄板(5)を並べ、その端部を支持部品(6)で隙間を保てるように支持した熱容量の大きい構造とする。
給排気導管(4)の内部には蓄熱器(3)を設ける。
又、動力側導管(1)と給排気導管(4)の接合部には、両導管を通過する空気が混合しないように仕切り導風板(8)を設ける。
仕切り導風板(8)は動力側導管(1)側は先端を動力側導管(1)側に折り曲げ、紿排気導管(4)側は先端を給排気導管(4)側に折り曲げる。
本発明は以上の構成よりなっている。
本発明を夏場の住宅内の冷房時に使用する場合について述べる。
軸流扇風機(2)を空気が屋外に出る方向に運転すると、屋内の冷気は蓄熱器(3)を通り熱回収される。
蓄熱器(3)が十分冷えた時点で軸流扇風機(2)の運転を反転すると空気は屋外から屋内に流れて蓄熱器(3)に回収されていた冷気エネルギーを屋内に取り入れることができる。
一方、給排気導管(4)の機能は、動力側導管(1)内を空気が、屋内から屋外へ移動する時は屋内の空気圧が屋外より低くなるため屋外から屋内に蓄熱器(3)を通過して空気が流れ、又、動力側導管(1)内を空気が屋外から屋内へ移動する時は屋内の空気圧が屋外より高くなるため屋内から屋外に蓄熱器(3)を通過して空気が流れるので、動力側導管(1)と同様に導管内に設けた蓄熱器(3)によって熱回収される。
この発明を冬季の住宅内の暖房時に使用する場合も同様に暖気エネルギーを回収することが出来る。
そして必要に応じて、
イ、動力側導管(1)と給排気導管(4)は分割し、取り付け易い位置に離して取り付けても良い。この場合は仕切り導風板(8)は不要である。
ロ、紿排気導管(4)の効果が少ないと考えられる場合は、動力側導管(1)のみでもよい。この場合も仕切り導風板(8)は不要である。
ハ、動力側導管(1)や給排気導管(4)を住宅の壁(7)を貫通させる場合に、住宅の壁(7)の貫通部分の動力側導管(1)や給排気導管(4)を細くしてもよい。この場合は導管内の空気の流れに対する抵抗が大きくなるが、住宅の壁に開ける穴を小さく出来る利点がある。
動力側導管(1)と給排気導管(4)とを並列に接合し 住宅の壁(7)を貫通するように設置する。
動力側導管(1)の内部には軸流式扇風機(2)と蓄熱器(3)を直列状態に設ける。
蓄熱器(3)は蓄熱器薄板(5)を並べ、その端部を支持部品(6)で隙間を保てるように支持した熱容量の大きい構造とする。
給排気導管(4)の内部には蓄熱器(3)を設ける。
又、動力側導管(1)と給排気導管(4)の接合部には、両導管を通過する空気が混合しないように仕切り導風板(8)を設ける。
仕切り導風板(8)は動力側導管(1)側は先端を動力側導管(1)側に折り曲げ、紿排気導管(4)側は先端を給排気導管(4)側に折り曲げる。
本発明は以上の構成よりなっている。
本発明を夏場の住宅内の冷房時に使用する場合について述べる。
軸流扇風機(2)を空気が屋外に出る方向に運転すると、屋内の冷気は蓄熱器(3)を通り熱回収される。
蓄熱器(3)が十分冷えた時点で軸流扇風機(2)の運転を反転すると空気は屋外から屋内に流れて蓄熱器(3)に回収されていた冷気エネルギーを屋内に取り入れることができる。
一方、給排気導管(4)の機能は、動力側導管(1)内を空気が、屋内から屋外へ移動する時は屋内の空気圧が屋外より低くなるため屋外から屋内に蓄熱器(3)を通過して空気が流れ、又、動力側導管(1)内を空気が屋外から屋内へ移動する時は屋内の空気圧が屋外より高くなるため屋内から屋外に蓄熱器(3)を通過して空気が流れるので、動力側導管(1)と同様に導管内に設けた蓄熱器(3)によって熱回収される。
この発明を冬季の住宅内の暖房時に使用する場合も同様に暖気エネルギーを回収することが出来る。
そして必要に応じて、
イ、動力側導管(1)と給排気導管(4)は分割し、取り付け易い位置に離して取り付けても良い。この場合は仕切り導風板(8)は不要である。
ロ、紿排気導管(4)の効果が少ないと考えられる場合は、動力側導管(1)のみでもよい。この場合も仕切り導風板(8)は不要である。
ハ、動力側導管(1)や給排気導管(4)を住宅の壁(7)を貫通させる場合に、住宅の壁(7)の貫通部分の動力側導管(1)や給排気導管(4)を細くしてもよい。この場合は導管内の空気の流れに対する抵抗が大きくなるが、住宅の壁に開ける穴を小さく出来る利点がある。
現在の新築住宅は機密性に富んだ構造が多く、住宅の換気は欠かせない状況にある。又、エアーコンデショナーを設置し冷暖房する住宅も通常である。本発明は、エアーコンデショナーにて屋内に蓄えられた冷暖房エネルギーを換気時に失うことなく回収できる装置であり、これからの住宅には欠かせない熱回収換気扇である。
1.動力側導管
2.軸流式扇風機
3.蓄熱器
4.給排気導管
5.蓄熱器薄板
6.蓄熱器端部支持部品
7.壁
8.導風板
2.軸流式扇風機
3.蓄熱器
4.給排気導管
5.蓄熱器薄板
6.蓄熱器端部支持部品
7.壁
8.導風板
Claims (1)
- 動力側導管(1)には正逆転できる軸流式扇風機(2)及び蓄熱器(3)を設け、給排気導管に蓄熱器(3)を設けてなる熱回収換気扇
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004238939A JP2006038434A (ja) | 2004-07-22 | 2004-07-22 | 熱回収換気扇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004238939A JP2006038434A (ja) | 2004-07-22 | 2004-07-22 | 熱回収換気扇 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006038434A true JP2006038434A (ja) | 2006-02-09 |
Family
ID=35903603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004238939A Pending JP2006038434A (ja) | 2004-07-22 | 2004-07-22 | 熱回収換気扇 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006038434A (ja) |
-
2004
- 2004-07-22 JP JP2004238939A patent/JP2006038434A/ja active Pending
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