JP2006038291A - Mounting structure of temperature detecting means - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、自動製氷機において、氷塊を生成する製氷部に配設される温度検知手段の取付構造に関するものである。 The present invention relates to an attachment structure for temperature detection means disposed in an ice making section for generating ice blocks in an automatic ice making machine.
多量の氷塊を連続的に製造する自動製氷機が、喫茶店やレストラン等の施設その他の厨房において好適に使用されている。この自動製氷機としては、下向きに開口する多数の製氷小室に製氷水を下方から供給して、氷塊を連続的に製造する噴射式や、製氷板に製氷水を流下させて板状の氷塊を製造する流下式等、各種のタイプがある。 An automatic ice maker that continuously manufactures a large amount of ice blocks is suitably used in facilities such as coffee shops and restaurants and other kitchens. As this automatic ice maker, ice making water is supplied from below to a large number of ice making chambers that open downward, and a spray type that continuously produces ice blocks, or ice ice water is allowed to flow down on ice making plates to produce plate-like ice blocks. There are various types, such as a flow-down type to manufacture.
例えば噴射式の自動製氷機には、製氷機本体をなす断熱箱体の内部上方に機構室が画成され、この機構室に氷塊を生成する製氷機構が配設されている。図9に示すように、前記製氷機構20は、前記機構室14内の上部に水平に配置した製氷板24の下面に仕切板26が縦横に配設されて、下方に開口する製氷小室28が碁盤目状に多数画成された製氷部22と、この製氷部22の上面に、密着的に蛇行配置された蒸発管30とを備えている。また前記製氷部22は、前記機構室14の天井面に設置された一対の機構部枠18,18(一方のみ図示)との間にスペーサ40を介挿し、該製氷部22、スペーサ40および機構部枠18に挿通したネジ48をナット50で締着することで、該製氷部22の上面に配設された蒸発管30と機構部枠18とが接触しないよう所定間隔離間した状態で配設される。更に、前記機構部枠18,18には、製氷水タンクおよび循環ポンプを備えた水皿(何れも図示せず)が傾動可能に枢支されて、該水皿で前記各製氷小室28を開放または閉成するようになっている。
For example, in a jet type automatic ice maker, a mechanism chamber is defined in the upper part of a heat insulating box constituting the ice maker body, and an ice making mechanism for generating ice blocks is disposed in the mechanism chamber. As shown in FIG. 9, the
前記自動製氷機の製氷運転を開始すると、前記水皿で各製氷小室28を閉成した際に、該水皿における各製氷小室28の夫々に対応する位置に穿設された小孔(図示せず)から前記循環ポンプの作用下に製氷水タンク内の製氷水が各製氷小室28に向けて噴射供給される。このとき、図示しない冷凍装置の運転により前記蒸発管30に冷媒が供給され、該蒸発管30と製氷部22とが熱交換して製氷小室28が強制的に冷却され、製氷水が順次氷結されて該製氷小室28の内部形状と同一の形状を呈する氷塊が形成される。そして製氷運転から除氷運転に切替わって、前記蒸発管30に冷凍装置からホットガスが供給されて、前記製氷部22を加温して氷塊の離脱を促すようになっている。
When the ice making operation of the automatic ice making machine is started, when the
ところで自動製氷機は、製氷完了による製氷運転から除氷運転への切替えや、氷塊の離脱完了による除氷運転から製氷運転への切替え等の運転切替えは、前記製氷部22に配設したサーミスタ(温度検知手段)Thで検出した製氷部22の温度に基づいて、図示しない制御手段により行なわれるようになっている。前記サーミスタThの製氷部22への取付構造としては、一端にサーミスタThの保持凹部82を形成し、他端に取付孔(図示せず)を穿設した板状のホルダ部材80を、製氷部22の上面に溶接固定した図示しない板部材のねじ孔と該取付孔を整合させてタッピングネジ84を利用して固定する構成がある(図9参照)。また特許文献1には、その一面をろう付け等の溶接により固定した銅製のU字状のセンサ取付板90を介してサーミスタThを保持する構成も開示されている(図10参照)。前記センサ取付板90を用いる場合は、前記製氷部22の前壁面22aに対し、センサ取付板90の開放端部を上方へ向け、かつ開放端部が製氷部22の上面より突出した状態で溶接し、サーミスタThを閉塞端に保持すると共に、両開放端部を当接させた状態で、両開放端部に穿設された通孔(図示せず)に挿通した固定ネジ92を、断面L字状のL型ナット94に締着することで、サーミスタThを製氷部22に取付けるようになっている。
前述したサーミスタThの取付構造は、銅製のホルダ部材80またはセンサ取付板90を前記製氷部22に固定するために、板部材やセンサ取付板90を製氷部22に溶接する作業が必要となるから、作業工数が増加してコストの増加を招く問題が指摘される。また、前記ホルダ部材80またはセンサ取付板90の材質として採用される銅は柔らかいので、前記製氷部22の清掃作業等に際して変形し易く、該ホルダ部材80またはセンサ取付板90が変形することでサーミスタThが製氷部22から離間した場合には、製氷不良や製氷効率の悪化の原因となる虞れがある。更に、固定ネジとしてタッピングネジ84を利用すると、ねじ孔にネジ山を切りながら固定するため、銅の切り子が発生するが、前記製氷部22等の清掃が煩雑であるために切り子が完全に除去できない難点がある。そして、前記サーミスタThの故障等により、何度かホルダ部材80またはセンサ取付板90を取付け直すと、タッピングネジ84と板部材または固定ネジ92とL型ナット94の螺合状態が緩くなり、サーミスタThの固定状態を維持できなくなる。この場合、前記サーミスタThの接触状態が悪くなって、製氷不良や製氷効率の悪化の原因となることから、板部材やセンサ取付板90を交換するために前記製氷部22自体を取替えなければならず、この場合には冷媒配管の脱着や冷媒の回収作業や現場での溶接作業等が発生するので、大掛かりな作業が必要となってしまう問題がある。
The above-described attachment structure of the thermistor Th requires a work of welding the plate member or the
すなわちこの発明は、従来の技術に係る温度検知手段の取付構造に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、温度検知手段を保持する取付手段の取付けが容易で、着脱を繰り返しても確実に温度検知手段を製氷部に接触状態で取付けし得る温度検知手段の取付構造を提供することを目的とする。 That is, the present invention has been proposed in order to suitably solve these problems inherent in the temperature detecting means mounting structure according to the prior art, and the mounting means for holding the temperature detecting means is attached. An object of the present invention is to provide an attachment structure for a temperature detection means that is easy and can reliably attach the temperature detection means to an ice making part even when it is repeatedly attached and detached.
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る温度検知手段の取付構造は、
製氷機本体の機構部枠にスペーサを介して離間配置した製氷部に、取付手段を介して温度検知手段を取付けるようにした自動製氷機における温度検知手段の取付構造において、
前記取付手段に設けた被取付部を、前記スペーサに設けた取付部へ着脱自在に取付けて、前記温度検知手段を前記製氷部の外壁面に接触させるよう構成したことを特徴とする。
In order to overcome the above-mentioned problems and achieve the intended purpose, the temperature detection means mounting structure according to the present invention comprises:
In the mounting structure of the temperature detection means in the automatic ice maker, in which the temperature detection means is attached to the ice making part spaced apart via the spacer on the mechanism part frame of the ice making machine body,
The attached portion provided in the attachment means is detachably attached to the attachment portion provided in the spacer, and the temperature detecting means is configured to contact the outer wall surface of the ice making portion.
本発明に係る温度検知手段の取付構造によれば、取付手段に設けた被取付部を、スペーサに設けた取付部へ着脱自在に取付けて、温度検知手段を製氷部の外壁面に接触させるよう構成したので、取付手段の取付けに際しては、溶接作業を省略し得るから、作業工数を減らしてコストを削減することができる。また、スペーサに一体成形した係合片を、取付手段に開設した係合孔に係合させて取付けるよう構成することで、取付手段の着脱の繰り返しによっても取付け状態が緩むことなく、確実に温度検知手段を製氷部に接触できる。更に、取付部材をスペーサに装着すると共に、この取付部材に一体成形した係合片を、取付手段に開設した係合孔に係合させて取付けるよう構成することで、取付手段の着脱の繰り返しによっても取付け状態が緩むことなく、確実に温度検知手段を製氷部に接触できる。そして取付部材は、スペーサに装着する構成であるから、スペーサの高さに関わりなく取付けることができる利点がある。 According to the temperature detecting means mounting structure according to the present invention, the attached portion provided in the attaching means is detachably attached to the attaching portion provided in the spacer so that the temperature detecting means is brought into contact with the outer wall surface of the ice making portion. Since it comprised, since the welding operation | work can be abbreviate | omitted in the case of attachment of an attachment means, work man-hours can be reduced and cost can be reduced. In addition, the engagement piece integrally formed with the spacer is configured to be engaged with the engagement hole provided in the attachment means so that the attachment state is not loosened by repeated attachment / detachment of the attachment means, so that the temperature can be reliably increased. The detection means can contact the ice making unit. Further, the mounting member is mounted on the spacer, and the engaging piece integrally formed on the mounting member is mounted by being engaged with the engaging hole provided in the mounting means, so that the mounting means can be repeatedly attached and detached. However, the temperature detecting means can be reliably brought into contact with the ice making section without loosening the mounting state. And since an attachment member is the structure attached to a spacer, there exists an advantage which can be attached irrespective of the height of a spacer.
次に、本発明に係る温度検知手段の取付構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、図9また図10に示した温度検知手段の取付構造の構成要素と同一の要素については、同一の符号を使用して詳細な説明は省略する。なお実施例においては、図2の製氷部において、温度検知手段を取付けた面を前側として説明する。 Next, a preferred embodiment of the temperature detecting means mounting structure according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. For convenience of explanation, the same reference numerals are used for the same components as those of the temperature detecting means mounting structure shown in FIGS. 9 and 10, and detailed description thereof is omitted. In the embodiment, the surface on which the temperature detecting means is attached in the ice making unit of FIG. 2 will be described as the front side.
図2に示すように、実施例1に係る自動製氷機10には、矩形状の断熱箱体12の内部上方に、氷塊を形成する製氷機構20を配設した機構室14が画成されると共に、該機構室14の下方に隣接して当該機構室14で形成された氷塊を貯氷する貯氷室16が画成されている。前記製氷機構20は、前記機構室14内に水平に配置した製氷板24の下面に仕切板26を縦横に配設することで、下方に開口する製氷小室28が碁盤目状に多数画成された製氷部22と(図3参照)、この製氷部22の直下に臨み、製氷水を貯留する製氷水タンク34を下方に一体的に備え、支軸33により傾動可能に枢支された水皿32とから基本的に構成されている。また前記製氷部22は、例えば銅等の熱伝導性のよい材質で形成され、その上面には図示しない冷凍装置から冷媒またはホットガスが循環する蒸発管30が蛇行状に配設されている(図4参照)。ここで前記製氷部22には、その前壁面22aの適宜位置に、後述するホルダ(取付手段)60を介して、円筒形のサーミスタ(温度検知手段)Thが配設されている(図2参照)。そして、前記水皿32および製氷水タンク34は、製氷運転時には水平に位置して前記製氷部22と平行に保持されて前記製氷小室28を閉成し、除氷運転時には水皿傾動機構38により付勢されて、前記支軸33を中心として下方へ傾動して製氷小室28を開放するよう構成される。
As shown in FIG. 2, in the automatic
前記機構室14の天井面には、前後方向に所要間隔離間して左右方向に延在する一対の機構部枠18,18が配設され、前記製氷部22、水皿32や水皿傾動機構38等の製氷機構20を構成する各種機器の設置基体として機能している(図2または図4参照)。前記製氷部22は、その上面をなす製氷板24と前記両機構部枠18,18の下面との間に、複数(4つ)のスペーサ40を介挿して、該機構部枠18,18に対し所定間隔離間させた状態で、ネジ48およびナット50を利用して前記製氷小室28が下方へ開口する略水平姿勢で取り付けられている。前記スペーサ40は、中心部にネジ48の挿通を許容する挿通孔42が開設され、その材質としては、食品衛生上問題がなく、かつ断熱性を有する合成樹脂等であって、例えばアセタール樹脂等が採用される。すなわち、前記製氷板24の四隅に近接する適宜位置に穿設された通孔24aと、前記機構部枠18における通孔24aに整合する位置に穿設された孔部18aとの間に、前記スペーサ40の挿通孔42を整合させて介挿し、前記ネジ48を下方(製氷部22側)から該通孔24a、挿通孔42および孔部18aに共通的に挿通し、この孔部18aから突き出たネジ48の先端にナット50を締着することで、該スペーサ40の高さ分だけ製氷部22が機構部枠18,18から離間した状態で固定される(図1または図3参照)。なお、前記ナット50としては、フランジ付きのものが好適に使用される。
On the ceiling surface of the
前記複数のスペーサ40のうち、前側に位置する一方(図2における右側)のスペーサ40は、前記製氷部22の機構部枠18に対する上下の配設位置を決める役割のみでなく、前記サーミスタThを保持するホルダ60を固定する固定手段としての係合片(取付部)44を備えている。以下、実施例1では前記スペーサ40のうち係合片44が形成されたものを、特に第1スペーサ40Aと云い、その他のスペーサ40を第2スペーサ40Bと称する。前記第2スペーサ40Bは、中心部に挿通孔42が開設された円筒状の本体部における一方の端面に、半径方向外方へ延出したフランジ部40aを有すると共に、その外周面には、軸方向に沿って半径方向外方へ突出した複数のリブ40bが形成されている。前記複数のリブ40bは、フランジ部40aから離間するにつれて突出寸法が小さくなるテーパ形状となっている(図4参照)。なお、前記第2スペーサ40Bの設置時には、前記フランジ部40aは機構部枠18側に位置している。
Among the plurality of
図1に示すように、前記第1スペーサ40Aは、略円筒状に形成された第2スペーサ40Bに対し、矩形状に形成されたサイコロ状の部材である。また、前記第1スペーサ40Aには、前記挿通孔42の開口面となる上下面と直交する一側面(前面)の略中央部に、前記ホルダ60の固定手段となる係合片44が一体的に形成されている。前記係合片44は、前側に向けて突出形成された一対の突片46,46から構成され、各突片46は、互いに所定間隔離間させた状態で対称的に配置され、その根元部分に対し先端部分が、互いに他方の突片46から離間する方向へ拡幅されている。前記係合片44において、両突片46,46における根元のくびれた部分が、前記ホルダ60を保持する保持部46a,46aとなると共に、両突片46,46の先端部側の拡幅された部分が、該ホルダ60の離脱を阻止する規制部46b,46bとして機能する。ここで、前記保持部46a,46aの突出寸法は、前記ホルダ60の厚さと略同一に設定されている。また、前記係合片44を構成する両突片46,46は、互いに近接する方向に弾力的に変形可能になっており、常には互いに離間した状態にあって、前記ホルダ60の挿脱に際し、所謂スナップピンの如く機能する。なお前記規制部46b,46bには、根元側(保持部46a側)から先端側に向かうにつれて収束するようテーパが形成され、前記ホルダ60の取付けを容易にしてある。
As shown in FIG. 1, the
前記第1スペーサ40Aは、その中心部に開設された挿通孔42を前記製氷板24に開設された通孔24aと整合させた状態では、前記製氷部22の前壁面22aと該スペーサ40Aの係合片44が突出形成された面とが略同一鉛直面上に位置するよう設定される(図3参照)。
In the state where the
前記ホルダ60は、合成樹脂を板状に形成したものであって、そのホルダ本体62の上端(一端)に前記第1スペーサ40Aの係合片44に外挿可能な係合孔(被取付部)64が開設されると共に、該ホルダ本体62の下端(他端)には、円筒形のサーミスタThを保持し得る形状とした凹部66が湾曲形成されている(図1参照)。前記係合孔64は、その左右の幅が前記係合片44の規制部46b,46bにおける左右端部間の幅より狭小に設定されると共に、上下の高さが係合片44の上下の高さと略同一に設定される。また前記凹部66は、その軸線が略水平に延在した略半円筒形状に開設され、前記サーミスタThは、その軸線を略平行に延在させた状態で該凹部66の内部に保持されている。前記ホルダ60のホルダ本体62は、前記係合孔64と凹部66との中途で、該係合孔64と凹部66の開放端側とが近接する方向に所要の角度θで屈曲されて、側面視(図3参照)においてくの字状になっている。
The
そして前記ホルダ60は、その係合孔64を前記第1スペーサ40Aの係合片44に着脱自在に係合することで、前記凹部66に保持したサーミスタThにおける当該凹部66の開放端側から外方に臨む部位が、前記製氷部22の前壁面22aに当接(接触)した状態で配設されている。また、前記ホルダ60の凹部66とサーミスタThとの隙間には、熱伝導性がよく、硬化性を有するシリコーン樹脂等の充填材68が充填されている。この充填材68を、サーミスタThを製氷部22に当接させた状態で硬化させることで、該サーミスタThを製氷部22の前壁面22aから離間し難くして、サーミスタThと前壁面22aとの当接状態をより好適にしている。特に充填材68として、シリコーン樹脂を採用することで、サーミスタThの取替えに際して、該充填材68はサーミスタThから容易に剥離し得るから、交換作業を妨げることはない。
The
前記自動製氷機10は、製氷運転において、冷凍装置から前記蒸発管30に冷媒が供給されて前記製氷部22が強制冷却されると共に、前記水皿32に配設された循環ポンプ36の駆動により製氷水タンク34から水皿の図示しない小孔を介して製氷小室28に製氷水が供給され、該製氷小室28に氷塊が生成される。一方、除氷運転において、前記製氷小室28に生成された氷塊は、製氷水の供給が停止されたもとで、冷凍回路から蒸発管30にホットガスが供給されて製氷部22を加温して、氷塊が製氷小室28から離脱して前記貯氷室16に貯留されるよう構成されている。
In the ice making operation, in the ice making operation, the
また自動製氷機10は、製氷運転が進行して全ての製氷小室28に所定形状の氷塊が生成された製氷部22の製氷完了温度を前記サーミスタThが検出した際に、図示しない制御手段が製氷運転から除氷運転に切替え、また除氷運転により製氷小室28からの氷塊の脱氷が完了することによる製氷部22の温度上昇(除氷完了温度)をサーミスタThが検出した際に、制御手段は除氷運転から製氷運転に切替えるよう設定される。このように前記自動製氷機10において、前記製氷機構20や冷凍装置等の各種機器は、サーミスタThによる製氷部22の温度検出に基づいて、制御手段によって所定の動作を実施するよう制御されている。
Further, when the thermistor Th detects the ice making completion temperature of the
〔実施例1の作用〕
次に、実施例1に係る温度検知手段の取付構造の作用について説明する。前記第1スペーサ40Aの係合片44に対し前記ホルダ60に開設された係合孔64を嵌め合わせる際には、両突片46,46が互いに近接する方向に変形して規制部46b,46bを収縮することで、両規制部46b,46bの幅より狭小に設定された係合孔64の装着を許容すると共に、ホルダ60が保持部46a,46aに到来した際には、再び規制部46b,46bが拡開して係合孔64の開口縁を保持することで、該ホルダ60の離脱を規制して固定保持する。すなわち、前記係合片44と係合孔64との係合作用を利用した取付構造は、第1スペーサ40Aの係合片44に対し、前記ホルダ60を着脱自在に配設し得るので、従来のネジ取付けの如く、該ホルダ60の取外しの繰り返しによっても、当該ホルダ60の取付け状態が緩むことはない。また製氷部22の清掃時等にホルダ60に触れても、第1スペーサ40Aが変形または移動等することはなく、製氷部22の前壁面22aに対するサーミスタThの当接状態を好適に維持し得る。従って、前記製氷部22とサーミスタThとの接触不良に起因する製氷不良や製氷効率の低下等の不具合を回避し得る。仮に、前記係合片44が破損等した事態となっても、第1スペーサ40Aのみを取替えればことが足りるので、既設装置に対する取替え作業性もよく、前述したサーミスタThの板部材やセンサ取付90の如く、破損により製氷部22全体を取替える必要はないから、メンテナンスの手間を省き、経済性を向上し得る。
[Operation of Example 1]
Next, the operation of the temperature detector mounting structure according to the first embodiment will be described. When the engaging
前記規制部46b,46bと第1スペーサ40Aにおける係合片44の配設面との離間間隔は、ホルダ60の板厚と略同一になっているので、ホルダ60における凹部66の開放端を前記製氷部22の前端面22aに臨ませた状態で、該ホルダ60を前記係合片44に係合孔64を整合させて取付けたときには該ホルダ60は確実に固定される。また前記ホルダ本体62が屈曲形成されているので、該ホルダ本体62が拡開して該凹部66の開放端が製氷部22の前壁面22aに弾力的に当接し得る。すなわち、前記凹部66に保持されたサーミスタThが、前記製氷部22の前端面22aに向かう方向に押圧状態にあって、該前端面22aに好適に接触し得るから、常に製氷部22の温度を正確に検出することができる。このように前記ホルダ60は、前記製氷部22の前壁面22aへ向けて凹部66が常に付勢されると共に、樹脂の成形品であって変形し難くいから、自動製氷機10を移動した際の振動または清掃時の接触等によっても、サーミスタThの接触状態が良好に維持される。更に、前記ホルダ60の取付けに際し、前記サーミスタThおよび凹部66と製氷部22の間に、充填材68を充填して硬化固定してあるので、サーミスタThを製氷部22から離間し難くし得る(図3参照)。
Since the spacing between the restricting
このように、前記第1スペーサ40Aに、サーミスタThを保持するホルダ60の取付部となる係合片44を一体的に形成し、ホルダ60に開設した係合孔64との係合によりホルダ60を取付けるよう構成することで、該ホルダ60の取付けに際し、従来の如く溶接作業をする必要がなくなり、作業工数を省略してコストを低減することができる。しかも、前記製氷部22に対する溶接作業が、該製氷部22の上面に前記蒸発管30をろう付け等する溶接工程だけとなるので、同一平面上における溶接作業のみとなるから、溶接作業の自動化への移行を容易になし得る。また、前記ホルダ60の取付けには、ネジ等の金属部材が使用されていないから、湿潤で厳しい腐食環境下にある機構室14において、防錆等の対策を施す手間を軽減し得ると共に、取付構造として信頼性が向上する。
In this way, the
前記第1スペーサ40Aは、既設の自動製氷機におけるスペーサと交換可能である互換性を有している。すなわち、既設の自動製氷機のサーミスタの交換に際し、既存のスペーサを、この既存のスペーサの同一高さに設定した実施例1の第1スペーサ40Aと交換し、実施例1のホルダ60でサーミスタThを保持するよう構成すれば、前述した第1スペーサ40Aおよびホルダ60の取付構造が奏する良好な作用効果を得ることができる。
The
図5は、実施例2に係るサーミスタ(温度検知手段)Thの取付構造を分解状態で示す概略斜視図であって、図6はサーミスタThを製氷部22に取付けた状態を示す概略斜視図である。実施例1では、ホルダ60の取付部としてスペーサ40に一体的に係合片44を形成する構成について説明したが、実施例2では取付部としてスペーサ40とは別体の取付部材52を、該スペーサ40に装着する構成となっている。なお、実施例2のスペーサ40は、実施例1で説明した第2スペーサ40Bと同様の構成であり、機構部枠18、製氷部22およびホルダ60等の構成も実施例1と同様であるので説明は省略する。
FIG. 5 is a schematic perspective view showing the attachment structure of the thermistor (temperature detection means) Th according to the second embodiment in an exploded state, and FIG. 6 is a schematic perspective view showing the state in which the thermistor Th is attached to the
前記取付部材52は、前記スペーサ40と同様の合成樹脂からなる矩形状の部材であって、スペーサ40の高さより短寸に設定され、その中心部に該スペーサ40の軸と直交する断面形状と略整合する嵌合孔52aが貫通されて、該嵌合孔52aにスペーサ40を挿通し得るよう構成される(図5参照)。すなわち、取付部材52を外嵌したスペーサ40を製氷部22の通孔24aに臨ませた状態で、この通孔24a、スペーサ40の挿通孔42および機構部枠18の孔部18aを介して前記ネジ48を挿通することで、取付部材52はスペーサ40に装着された状態で製氷部22の上面に配設される(図6参照)。このとき、前記スペーサ40に突出形成された複数のリブ40bが嵌合孔52aと嵌合して、該スペーサ40の周方向への回転移動は規制される。また、前記スペーサ40は、リブ40bがテーパ形状となっているから、該スペーサ40に外嵌した取付部材52は製氷部22の上面に抑え付けられて、上下方向に移動が規制される。そして前記取付部材52には、前記嵌合孔52aの開口面となる上下面と直交する一側面(前面)の略中央部に、前記ホルダ60の固定手段となる係合片54が一体的に形成されている。この係合片54は、実施例1で説明した係合片44と同様であって、前記ホルダ60に開設された係合孔(被取付部)64と係合して、該ホルダ60の凹部66に保持されたサーミスタThを製氷部22の前壁面22aに当接させた状態で取付けるようになっている。
The mounting
このように、前記ホルダ60の取付部をスペーサ40と別体の取付部材52として、この取付部材52をスペーサ40に装着するよう構成することで、ホルダ60の取付けに際し溶接作業を無くして実施例1と同様の作用効果を奏するが、特に実施例2の構成によれば、機種等の違いによる長さの異なるスペーサ40に対応して、取付部材52を共通化することが可能となる。既設の自動製氷機において、基本的にスペーサの径寸法は共通化され、前記取付部材52はスペーサの長さに関わりなく装着することが可能であるので、複数の取付部材52を用意する必要が無く、交換の作業性を向上し得る。このように、既存の自動製氷機であっても、サーミスタThの取付構造を実施例2の構成へ容易に移行し得るので、この実施例2に係るサーミスタThの取付構造の奏する好適な作用効果を享受することができる。
As described above, the mounting portion of the
(変更例)
実施例1または実施例2では、ホルダ60の取付け構造として、スペーサ40Aまたは取付部材52に一体形成された係合片44,54とホルダ60の係合孔64とを係合させて固定するようにしたが、ホルダの取付け構造としては他の構成であってもよい。図7に示すように、変更例に係るサーミスタ(温度検知手段)Thの取付構造は、実施例1で説明したスペーサ40Aの取付部としての係合片44に替えてネジ孔45を備え、これに対応するホルダ60の被取付部として取付孔65が穿設され、これらネジ孔45と取付孔65とを整合させて、取付ネジ70をネジ孔45に螺合することで、ホルダ60の凹部66に保持されたサーミスタThを製氷部22の前壁面22aに当接させた状態で固定し得るようになっている。なお、その他の構成は実施例1と同様である。また図8に示すように、別の変更例に係るサーミスタ(温度検知手段)Thの取付構造は、実施例2で説明した取付部としての取付部材52の係合片54に替えてネジ孔55を備え、これに対応するホルダ60の被取付部として取付孔65が穿設され、これらネジ孔55と取付孔65とを整合させて、取付ネジ70をネジ孔55に螺合することで、ホルダ60の凹部66に保持されたサーミスタThを製氷部22の前壁面22aに当接させた状態で固定し得るようになっている。なお、その他の構成は実施例2と同様である。変更例または別の変更例に係るサーミスタThの取付構造によれば、ホルダ60の取付けに際し溶接作業を省略し得ると共に、ネジによってホルダを製氷部22に固定するよう構成された既存のホルダをそのまま利用できる利点がある。
(Change example)
In the first embodiment or the second embodiment, as the attachment structure of the
また別の変更例として、取付部材とホルダとを一体に形成してもよく、この場合は取付部材の嵌合孔が被取付部となり、スペーサの本体が取付部となる。また取付部材とホルダとを一体としたものが取付手段となる。 As another modification, the attachment member and the holder may be integrally formed. In this case, the fitting hole of the attachment member becomes the attached portion, and the main body of the spacer becomes the attachment portion. Further, the attachment means and the holder are integrated.
18 機構部枠,22 製氷部,22a 前壁面(外壁面),40 スペーサ,
44 係合片(取付部),45 ネジ孔(取付部),52 取付部材(取付部),
54 係合片,60 ホルダ(取付手段),64 係合孔(被取付部),
65 取付孔(被取付部),Th サーミスタ(温度検知手段)
18 mechanism frame, 22 ice making part, 22a front wall (outer wall), 40 spacer,
44 engagement piece (attachment part), 45 screw hole (attachment part), 52 attachment member (attachment part),
54 engagement pieces, 60 holders (attachment means), 64 engagement holes (attachment parts),
65 Mounting hole (attached part), Th thermistor (temperature detection means)
Claims (3)
前記取付手段(60)に設けた被取付部(64,65)を、前記スペーサ(40)に設けた取付部(44,45,52)へ着脱自在に取付けて、前記温度検知手段(Th)を前記製氷部(22)の外壁面(22a)に接触させるよう構成した
ことを特徴とする温度検知手段の取付構造。 Automatic temperature detector (Th) is attached to ice making part (22) spaced apart by spacer (40) on mechanism frame (18, 18) of ice making machine body via attachment means (60) In the mounting structure of the temperature detection means in the ice machine,
The temperature detecting means (Th) is provided by removably attaching the attached parts (64, 65) provided in the attaching means (60) to the attaching parts (44, 45, 52) provided in the spacer (40). The temperature detecting means mounting structure is characterized in that is configured to contact the outer wall surface (22a) of the ice making section (22).
The attachment portion is a separate attachment member (52) that is detachably attached to the spacer (40), and includes an engagement piece (54) that integrally projects from the attachment member (52). The temperature detecting means mounting structure according to claim 1, wherein the attaching means (60) is attached to the spacer (40) by engaging with an engaging hole (64) opened in the attaching means (60).
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004216215A JP2006038291A (en) | 2004-07-23 | 2004-07-23 | Mounting structure of temperature detecting means |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004216215A JP2006038291A (en) | 2004-07-23 | 2004-07-23 | Mounting structure of temperature detecting means |
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JP2006038291A true JP2006038291A (en) | 2006-02-09 |
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ID=35903469
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JP (1) | JP2006038291A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016217574A (en) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | ホシザキ株式会社 | Automatic ice-making machine |
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2004
- 2004-07-23 JP JP2004216215A patent/JP2006038291A/en active Pending
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