JP2006034771A - 浄化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 総合的に効率よく被浄化物質の分解を行う浄化方法の提供。
【解決手段】 吸着剤を、被浄化物質を含んだ流体の流通系中に配置して被浄化物質を吸着させた後、前記吸着剤を流通系と実質的に隔離し、この隔離空間内に設けられた光触媒によって吸着した被浄化物質を分解し、しかる後に再び吸着剤を流通系中に配置することを特徴とする浄化方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、活性炭等の吸着剤と光触媒反応を利用して空間の被浄化物質を効率よく除去するための浄化方法に関する。
光触媒反応は、光照射下で励起された光触媒活性物質により生じる反応であり、多くの場合において、光触媒物質に対して紫外線または紫外線を含む光を照射しなければならない。光触媒物質が光励起されると、例えば光触媒物質表面は、水との接触角が10度以下になる超親水性を発現し、また、光触媒的酸化還元反応により、電子−正孔対を生成し、生成された電子は表面酸素を還元してスーパーオキサイドアニオン(・O )を生成すると共に、正孔は表面水酸基を酸化して水酸ラジカル(・OH)を生成し、これらの反応性活性酸素種の酸化還元反応によって、有機物質が高効率で光分解する。
このような光触媒作用を有する光触媒物質としては、例えば二酸化チタン、酸化タンタル、酸化スズ、チタン酸バリウム(BaTi)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)、チタン酸ナトリウム(NaTi13)、二酸化ジルコニウム、硫化カドミウム、α−Fe、酸化亜鉛(ZnO)などが知られているが、これらの中でも特に二酸化チタンが分解能力、安定性の点から好適に使用される。
近年、この二酸化チタンを各種基材上に担持し、紫外光を照射して各種の物質、特に臭気物質や、健康に有害とされる揮発性有機化合物(VOCs)の分解を行うことを目的とした、各種の空気浄化装置が開発、生産されている。これらの被浄化物質は、通常数ppm又はそれ以下の低濃度で存在し、被処理物の総量はわずかであり、大量の物質の急速な処理には不向きな光触媒反応でも、十分にその効果を発揮できるとされている。
一方で、光触媒における分解反応は、均一反応ではなく、光触媒表面での酸化還元反応であるため、分解される物質が光触媒表面か、ごく近傍に到達する必要がある。このため、光触媒反応を利用した装置を高性能化するために、光触媒を多孔質化又は柱状化して比表面積を大きくしたり(例えば、特許文献1,2参照。)、活性炭等の吸着剤と複合したりして接触効率を高めるための工夫がなされることが多かった(例えば、特許文献3,4参照。)。
しかしながら、光触媒自体の表面積を大きくするには限界があり、居室等の大きな空間の空気浄化を短時間で行うには、光触媒単独では分解速度が不足する場合が多かった。また、活性炭等の吸着剤と複合した場合も、活性炭等への初期吸着の速度は十分速くても、それ以降の分解速度は光触媒の能力に依存するため、活性炭が吸着飽和してしまうと、やはり分解速度が不足する場合が多かった。
また、活性炭等に直接光触媒を担持して、活性炭等に吸着した物質を光触媒で分解する技術も提案されている(例えば、特許文献5,6参照。)。
特開2004−122056号公報 特開2002−370027号公報 特開平11−179118号公報 特開2000−102596号公報 特開2001−79069号公報 特開平8−332378号公報
しかしながら、活性炭等に直接光触媒を担持したものは、活性炭等に吸着した物質を再生して活性炭等の寿命を延ばす効果は認められるものの、光触媒と活性炭等を別々に配置した場合と比べて、顕著な分解能力増強の効果は認められない場合が多かった。
また、吸着剤を併用する場合、物理吸着剤では吸着した物質を再放出して新たな汚染(臭気)源となってしまう場合があり、化学吸着剤では飽和吸着後は機能を果たさなくなってしまうという欠点があった。
本発明は前記事情に鑑みてなされ、活性炭等の表面積の大きい吸着剤で急速に吸着した物質を、光触媒で効率的に分解して吸着剤を再生し、再び吸着に使用することにより、総合的に効率よく物質の分解を行う浄化方法の提供を目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、吸着剤を、被浄化物質を含んだ流体の流通系中に配置して被浄化物質を吸着させた後、前記吸着剤を流通系と実質的に隔離し、この隔離空間内に設けられた光触媒によって吸着した被浄化物質を分解し、しかる後に再び吸着剤を流通系中に配置することを特徴とする浄化方法を提供する。
また本発明は、吸着剤を、浄化すべき空間を含んだ循環流通系中に配置して被浄化物質を吸着させた後、前記吸着剤を浄化すべき空間と実質的に隔離し、この隔離空間内に設けられた光触媒によって吸着した被浄化物質を分解し、しかる後に再び吸着剤を浄化すべき空間を含んだ循環流通系中に配置することを特徴とする浄化方法を提供する。
本発明の浄化方法において、前記隔離空間が、隔離する前の空間よりも実質的に容積が小さいことが好ましい。
本発明の浄化方法において、前記吸着剤が、活性炭、シリカゲル、ゼオライト、又はこれらの組み合わせであることが好ましい。
本発明の浄化方法において、吸着剤を隔離し、光触媒によって吸着した物質を分解する際、吸着剤を加熱することが好ましい。
本発明の浄化方法は、活性炭等の吸着剤を、被浄化物質を含んだ流体の流通系中に配置して被浄化物質を急速に吸着した後、この吸着剤を流通系と実質的に隔離し、この隔離空間内に設けられた光触媒によって吸着した被浄化物質を分解して吸着剤を再生し、再び吸着の用に供することにより、総合的に効率の良い被浄化物質の分解を行うことができる。
また、本発明の浄化方法は、被浄化物質を吸着した吸着剤を流通系と実質的に隔離し、光触媒によって吸着した物質を分解することで、光触媒の分解・利用効率が高くなり、光源の消費電力を低減することができる。
また、吸着剤が常にリフレッシュされるので、吸着速度の低下がなく、被浄化物質の除去速度及び除去率を高くすることができる。
また、吸着剤を流通系と実質的に隔離した状態で再生するので、吸着物質の再放出による汚染が生じない。
本発明の浄化方法では、光触媒と活性炭等の吸着剤が複合された系において、まず浄化すべき空間中に活性炭等の吸着剤を配置して被浄化物質を吸着させる。次に、活性炭等の吸着剤を浄化すべき空間と実質的に切り離して隔離し、隔離された空間で光触媒を作用させて吸着剤に吸着した物質を速やかに分解して活性炭を再生する。次に、再び浄化すべき空間に再生された活性炭等の吸着剤を配置して被浄化物質を吸着させるというサイクルを繰り返す。
浄化すべき空間に比べて、隔離された空間は遙かに容積が小さいが、活性炭等の吸着剤には多くの物質が吸着されている。吸着剤が物理吸着剤であれば、周囲の空間とは濃度平衡にあるので、結局被浄化物質の空間的な濃度としては、隔離された空間の方が遙かに高くなると考えてよい。
光触媒による時間当たりの分解量を考えた場合、低濃度、大容積の系よりも、高濃度、小容積の系の方が有利なので、前記の隔離−再生のプロセスは、最初から大容積の系に光触媒と吸着剤を配置して同時に吸着と分解を行う系と比較して、総合的に効率的に物質の分解を行うことを可能にする。また、常に吸着剤は再生されるので、吸着物質の再放出といった問題も発生せず、吸着剤の寿命も長くなる。
以下、図面を参照して本発明の浄化方法の実施形態を説明する。
図1は本発明の浄化方法を実施する浄化装置の第1実施形態を示す図である。図1中、符号1は浄化すべき空間となる容器、2は光触媒シート、3はUV光源、4は隔離空間を構成する小容器、5は吸着剤である活性炭、6はガラス蓋、7はファンである。
この浄化装置では、ファン7を駆動させた状態で小容器4のガラス蓋6を開き、容器1内の空気と活性炭5を接触させることで、容器1内の空気に含まれる被浄化物質が活性炭5に吸着、除去される。また、UV光源3を点灯した状態で小容器4のガラス蓋6を閉じることで、活性炭5が容器1内の循環系から隔離され、小容器4内に配置されUV光源3からの紫外光が照射されている光触媒シート2によって活性炭5に吸着されていた被浄化物質が分解され、活性炭5が再生されるようになっている。従って、この浄化装置にあっては、小容器4のガラス蓋6を開くことで、被浄化物質が活性炭5に吸着される工程(吸着工程)が行われ、ガラス蓋6を閉じることで活性炭5を隔離状態で再生する工程(隔離再生工程)が行われ、所定時間毎にガラス蓋6の開閉を繰り返すことによって、活性炭5による被浄化物質の吸着除去と光触媒による分解を併用した浄化を継続的に行うことができる。
本発明において、浄化すべき空間は、特に限定されず、例えば住居の室内、自動車等の車両室内、工場の作業空間、体育館やホールの室内空間などの各種の空間を対象とすることができる。
本発明において、循環系から除去すべき被浄化物質としては、臭気物質や、健康に有害とされる揮発性有機化合物(VOCs)などであり、具体的にはホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエン、キシレンなどが挙げられる。
本発明において用いられる吸着剤としては、前述した被浄化物質を吸着できればよく、特に限定されないが、例えば活性炭、シリカゲル、ゼオライトなどの物理吸着剤が挙げられる。
これらの吸着剤は、粉末、粒状、塊状、シート状などの様々な形態で用いることができ、その中でも取扱性に優れる点で、活性炭繊維の不織布からなるシートを用いることが好ましい。この活性炭繊維の不織布からなるシートは、平板状、コルゲート形状などの種々の形状に加工することができる。コルゲート加工した該不織布は、複数枚積層して通気性のあるデバイスを構成できることから、特に好ましい。
吸着剤とともに隔離空間である小容器4内に配設される光触媒シート2は、板や布などの適当な基材表面に光触媒物質を担持したものが使用できる。この光触媒物質としては、例えば二酸化チタン、酸化タンタル、酸化スズ、チタン酸バリウム(BaTi)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)、チタン酸ナトリウム(NaTi13)、二酸化ジルコニウム、硫化カドミウム、α−Fe、酸化亜鉛(ZnO)などが知られているが、これらの中でも特に二酸化チタンが分解能力、安定性の点から好適に使用される。
UV光源3としては、前記光触媒物質を励起可能な紫外線又は紫外線を含む光を光触媒シート2に照射できればよく、例えばブラックライト、UV−LEDなどを用いることができる。なお、図1の例示ではUV光源3を容器1の外側に配置しているが、容器1の内側や小容器4の内外いずれかに配置することもできる。さらに、UV光源3の光をアクリル板や光ファイババンドルを通して伝送し、小容器4内の光触媒シート2に照射する構成とすることもできる。
図3は、吸着剤と光触媒及びライトガイドを複合したデバイスの一例を示す図である。本例示においてデバイスは、表裏両面をサンドブラスト加工して一端から入射し板内を導光した光を表裏両面から均一に出射可能なアクリル板9と、その表裏両面に重ねた光触媒コートシリカクロス8と、活性炭コルゲートシート10とを複数枚重ね合わせて積層した構成になっている。ライトガイドとなるアクリル板9の一端側は、活性炭コルゲートシート10よりも延出し、アクリル板9同士が積層され、その端面から光を入射するようになっている。
このように構成されたデバイスは、活性炭コルゲートシート10の波板形状に沿って空気等の流体を流通可能であり、流体を流すと被浄化物質が活性炭コルゲートシート10に急速に吸着される。また、アクリル板9の入射端面から励起光を入射すると、アクリル板9内を導光した光が、サンドブラスト加工された表裏両面から均一に出射し、光触媒コートシリカクロス8に照射される。そして、光触媒コートシリカクロス8に担持された光触媒によって、活性炭コルゲートシート10に吸着されていた被浄化物質が分解され、活性炭コルゲートシート10が再生される。
図4は本発明の浄化方法を実施する浄化装置の第2実施形態を示す図である。図4中、符号11は前述したデバイス、12はUV光源であるUV−LED、13は流体の流通系を構成するダクト、14と15はダクト13を閉止する蓋、16はダクト13に流体を流すブロワである。このダクト13は、両端を浄化すべき空間に連通して設けられ、これらによって循環流通系が構成されている。
この浄化装置は、ブロワ16を駆動させ、ダクト13内に流体の流通させ、蓋14,15を開とした状態では、デバイス11の吸着剤(活性炭コルゲートシート10)に流体が接触し、流体中の被浄化物質が吸着剤に吸着される工程(吸着工程)が行われる。また、UV−LED12を点灯した状態で蓋14,15を閉じることによって、吸着剤を隔離状態で再生する工程(隔離再生工程)が行われ、所定時間毎に蓋14,15の開閉を繰り返すことによって、吸着剤による被浄化物質の吸着除去と光触媒による分解を併用した浄化を継続的に行うことができる。
なお、吸着剤を隔離するプロセスでは、吸着剤を完全に外の空間と隔離する必要は無く、光触媒による吸着剤の再生速度が、開放系と比べて十分に速くなる程度に隔離(分離)されていればよい。
さらに、複数の吸着剤ユニットを設け、これらの吸着剤ユニットで隔離再生工程を交互に行うことにより、被浄化物質の吸収が行われない時間(デッドタイム)を無くすことも可能である。
また、吸着剤は物理吸着である場合、温度が上がるほど吸着量が少なくなるので、低温(常温)で吸着した物質を、吸着剤を加熱することにより被浄化物質の放出を促進し、光触媒による再生プロセスを加速することも可能である。
また、本発明の浄化方法は、空気などの気相系に限らず、排水などの液相系にも適用可能である。
[実施例1]
図1に示すように、外部から紫外線照射の可能な内容積20Lのステンレス鋼製の容器1中に、外部から開閉可能な紫外線透過性のガラス製の蓋を有する小容器4(容積100mL)を収納し、面積22cmの市販TiO光触媒コート液(日本曹達社製、商品名「ビストレイター」)をコートしたガラス板からなる光触媒シート2と、活性炭5(ユニチカ社製、商品名「アドール」)0.5gを小容器4中に静置した。
実験手順は以下の通りとした。
(1)小容器4のガラス蓋6を閉じた状態で、容器1にアセトアルデヒドを注入し、濃度30ppmとなるよう調整する。ブラックライト(UV光源3)からUV光を、光触媒シート4上で0.5mW/cmとなるように照射する(この時点では小容器4のガラス蓋6が閉じられているので、光触媒による分解は行われていない。)。この状態でアセトアルデヒド濃度を十分安定させる。
(2)次に、小容器4のガラス蓋6を開け、活性炭5による吸着と、光触媒シート4による光触媒分解を行わせる。(90分間)
(3)次に、小容器4のガラス蓋6を閉じ、活性炭5に吸着した物質を光触媒分解する。(10分間)
(4)前記(2),(3)を繰り返す。
[比較例1]
実験条件は実施例1と同じであるが、実験手順は実施例1の(1)の後、小容器4のガラス蓋6を開け、以後開放状態のままで実験を続ける。
以上の実験結果を図2に示す。初回の開放後の分解速度は実施例1の方が比較例1よりも大きいことがわかる。したがって、単純に光触媒と吸着剤を複合するよりも、本発明によるプロセスを採用することにより、分解速度が向上することがわかる。
[実施例2]
厚さ0.5mm、幅50mm、長さ150mmの紫外線透過型アクリル板10枚をサンドブラスト加工し、端面から入射したUV光が、アクリル板9後部の50mm×100mmの領域の表裏面から均一に、ほぼ全量漏れるようにした。全部の50mm×50mmの部分は両側を切り落として端部の幅が25mmの台形状とした。
板の間隔を5mmに保って積層し、端部に曲げ加工を施して10枚の先端部をまとめ、この端面に5mWのUV−LED12(中心波長380nm)を5個並べてUV光を入射できる構造とした。
アクリル板9の間には活性炭繊維の不織布をコルゲート加工してなる活性炭コルゲートシート10(不織布厚さ0.6mm、コルゲート厚さ4mm)を挟み、活性炭コルゲートシート10とアクリル板9の間には通気性のあるシリカ繊維クロスに光触媒をコートした光触媒コートシリカクロス8(厚さ0.5mm)を挟んだ(図3参照)。
このデバイス11を、図4に示すように、長さ250mm、内部幅50mm、内部高さ50mmのアルミ製のダクト13中に配置し、ブロワ16を接続し、容積200Lのステンレス鋼製の容器中に設置した。ダクト13の両端部には、外部から開閉可能な蓋14,15を取り付けた。ブロワON時のダクト内流速は50cm/secである。
実験手順は以下の通りとした。
(1)蓋14,15を閉じた状態でステンレス鋼製の容器内にアセトアルデヒドを、濃度30ppmになるように注入する。
(2)蓋14,15を開けてブロワ16をON、UV−LED12をONとし、活性炭に吸着させる(60分間)。以降、UV−LED12は常にONとする。
(3)次に、蓋14,15を閉じてブロワ16をOFFとし、活性炭の再生を行う(10分間)。
(4)次に、蓋14,15を開けてブロワ16をONとし、活性炭に吸着させる(60分間)。
(5)前記(3)〜(4)を繰り返す。
[比較例2]
実験条件は実施例2と同じであるが、実験手順は実施例2の(2)の後、蓋14,15は開放状態のままで実験を続ける。
実施例2及び比較例2の実験結果を図5に示す。初回の開放後の分解速度は実施例2の方が比較例2よりも大きいことがわかる。したがって、単純な流通系を組むよりも、本発明によるプロセスを組み合わせることにより、分解速度が向上することがわかる。
浄化装置の一例を示す構成図である。 実施例1と比較例1の結果を示すグラフである。 実施例2で用いたデバイスの構成図である。 浄化装置の他の例を示す構成図である。 実施例2と比較例2の結果を示すグラフである。
符号の説明
1…容器、2‥光触媒シート、3…UV光源、4…小容器(隔離空間)、5…活性炭(吸着剤)、6…ガラス蓋、7…ファン、8…光触媒コートシリカクロス、9…アクリル板、10…活性炭コルゲートシート、11…デバイス、12…UV−LED、13…ダクト、14,15…蓋、16…ブロワ。

Claims (5)

  1. 吸着剤を、被浄化物質を含んだ流体の流通系中に配置して被浄化物質を吸着させた後、前記吸着剤を流通系と実質的に隔離し、この隔離空間内に設けられた光触媒によって吸着した被浄化物質を分解し、しかる後に再び吸着剤を流通系中に配置することを特徴とする浄化方法。
  2. 吸着剤を、浄化すべき空間を含んだ循環流通系中に配置して被浄化物質を吸着させた後、前記吸着剤を浄化すべき空間と実質的に隔離し、この隔離空間内に設けられた光触媒によって吸着した被浄化物質を分解し、しかる後に再び吸着剤を浄化すべき空間を含んだ循環流通系中に配置することを特徴とする浄化方法。
  3. 前記隔離空間が、隔離する前の空間よりも実質的に容積が小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載の浄化方法。
  4. 前記吸着剤が、活性炭、シリカゲル、ゼオライト、又はこれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の浄化方法。
  5. 吸着剤を隔離し、光触媒によって吸着した物質を分解する際、吸着剤を加熱することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の浄化方法。
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