JP2006034545A - 男性用の受尿器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構造でありながら尿の漏出を防止することができる受尿器具であって、装着感が良く、取着時及び使用後の受尿器具が嵩張らないものを提供する。また、被介護者の排尿の状態を観察できる受尿器具を提供する。
【解決手段】受尿器具1は、取着体2と袋3を備えている。取着体2は、開口部201と基端部202と弾性伸縮部230を備えている。取着体2下部には高分子吸収シート220が内包されている。取着体2中央部には伸縮する弾性伸縮部230が設けられており、該弾性伸縮部230により開口部201の開閉が調節される。なお、図1に示すとおり、弾性伸縮部230が締まった状態の基端部202は、花弁状のギャザーとなる。袋3は、袋地301をシール部310及びシール部320でヒートシールして形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】受尿器具1は、取着体2と袋3を備えている。取着体2は、開口部201と基端部202と弾性伸縮部230を備えている。取着体2下部には高分子吸収シート220が内包されている。取着体2中央部には伸縮する弾性伸縮部230が設けられており、該弾性伸縮部230により開口部201の開閉が調節される。なお、図1に示すとおり、弾性伸縮部230が締まった状態の基端部202は、花弁状のギャザーとなる。袋3は、袋地301をシール部310及びシール部320でヒートシールして形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、男性用の受尿器具(以下「受尿器具」という。)に関する。更に詳しくは、簡易な構造でありながら尿の漏出を防止でき、装着感が良く、取着時及び使用後に嵩張らない受尿器具に関する。
近年、我が国は高齢化社会に直面しており、多くの問題を抱えている。その問題の一つとして、寝たきり老人(「被介護者」という。以下同じ。)の介護が挙げられる。
被介護者の介護作業のうち、特に尿の処理は回数が多いため、介護者の大きな負担となっている。このため、被介護者はおむつを着用することが多い。
しかし、おむつの取り替え作業は、被介護者の下半身を持ち上げて交換するため、力を要する作業である。
また、排尿後のおむつを長時間着用していると、尿に含まれる尿素が細菌によって分解されてアンモニアが発生し、アンモニアの刺激等により陰部及び臀部のかぶれ等をおこす。臀部のかぶれは床ずれの原因となるため、おむつは頻繁に取り替える必要がある。
しかし、おむつの取り替え作業は、被介護者の下半身を持ち上げて交換するため、力を要する作業である。
また、排尿後のおむつを長時間着用していると、尿に含まれる尿素が細菌によって分解されてアンモニアが発生し、アンモニアの刺激等により陰部及び臀部のかぶれ等をおこす。臀部のかぶれは床ずれの原因となるため、おむつは頻繁に取り替える必要がある。
一方、在宅の被介護者を介護している者の多くは、被介護者と同居する娘や息子の妻等の女性である場合が多く、また、中年や初老にさしかかった年齢である場合が多い。このような女性にとって、上記のようにおむつの取り替え作業は肉体的負担が大きい。
また、上述のように、おむつは日に何度も交換する消耗品であるため購入費用も相当なものとなり、介護者の経済的負担も大きい。
更にまた、一部自治体では、おむつ製造者に対し、使用後のおむつについて保健所等による有料の回収を義務づけているため、病院等の大量におむつを使用する施設は、購入費用に加えて回収費用の金銭的負担も大きい。
更にまた、使用後のおむつはゴミとなるが、尿を吸って膨らんだおむつは嵩張
り、また悪臭を放つため、一般の家庭では次回ゴミ回収日まで保管場所に困るという問題点がある。
り、また悪臭を放つため、一般の家庭では次回ゴミ回収日まで保管場所に困るという問題点がある。
つまり、介護問題は、被介護者の年齢層のみならず、介護を行う年齢層を含んだ大きな社会的問題であるといえる。
また、老人のみならず事故や病気等により一時的あるいは慢性的に寝たきり状態にある要介護者についても、同様の問題が生じている。
また、老人のみならず事故や病気等により一時的あるいは慢性的に寝たきり状態にある要介護者についても、同様の問題が生じている。
このような被介護者及び介護者の負担を軽減させる発明として、下記特許文献1に示すものが提案されている。
特開2003−260077
上記特許文献1に係る発明によれば、排出された尿は、当該発明に係る尿取りパック内に設けられた吸収材等によって吸収、保持される。このため、尿は外部に漏出しにくい。
しかし、上記特許文献1に係る発明は下記の問題を有していた。
即ち、特許文献1に係る尿取りパックは、袋内に尿吸収体を配し、該尿吸収体は排出された尿を全て吸収してしまうため、排出された尿の量や色等の確認ができないという問題を有している。
被介護者の排出する尿の量や色は、健康状態を図るバロメーターとなるため、日々排出される尿を観察することは介護において重要な作業である。しかし、排出される尿の観察ができない場合、尿に表れる乏尿、血尿等の初期症状を見逃し、容態の重篤化を招く恐れがある。
即ち、特許文献1に係る尿取りパックは、袋内に尿吸収体を配し、該尿吸収体は排出された尿を全て吸収してしまうため、排出された尿の量や色等の確認ができないという問題を有している。
被介護者の排出する尿の量や色は、健康状態を図るバロメーターとなるため、日々排出される尿を観察することは介護において重要な作業である。しかし、排出される尿の観察ができない場合、尿に表れる乏尿、血尿等の初期症状を見逃し、容態の重篤化を招く恐れがある。
また、特許文献1に係る尿取りパックは、被介護者の排尿後に袋内の尿吸収体が膨張するため、おむつや衣類と組み合わせた場合に排尿後の被介護者の下半身が圧迫されるという問題点がある。
更にまた、使用後の尿取りパックは、尿を含んで膨張した状態に保たれるため、ゴミの排出量を大きく軽減できるものではない。
更にまた、使用後の尿取りパックは、尿を含んで膨張した状態に保たれるため、ゴミの排出量を大きく軽減できるものではない。
(発明の目的)
そこで、本発明の目的は、簡易な構造でありながら尿の漏出を防止することができる受尿器具であって、装着感が良く、取着時及び使用後の受尿器具が嵩張らないものを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、被介護者の排尿の状態を観察できる受尿器具を提供することにある。
更にまた、本発明の他の目的は、介護者の肉体的負担及び経済的負担を軽減することができる受尿器具を提供することにある。
そこで、本発明の目的は、簡易な構造でありながら尿の漏出を防止することができる受尿器具であって、装着感が良く、取着時及び使用後の受尿器具が嵩張らないものを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、被介護者の排尿の状態を観察できる受尿器具を提供することにある。
更にまた、本発明の他の目的は、介護者の肉体的負担及び経済的負担を軽減することができる受尿器具を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
柔軟性を有し、受尿前は素材分の嵩であり、受尿後は素材分の嵩に加えて尿量分の嵩が増える受尿容器と、該受尿容器の開口部に結合してある陰茎包囲手段を備え、
陰茎包囲手段は、陰茎保持手段と、受尿容器で受けた尿が受尿容器から漏れ出るのを防ぐための、吸収性を有する尿漏れ防止手段を有しており、
陰茎包囲手段は、柔軟性を有し、人の肌に接したときに蒸れず、しかも尿を浸透させて尿漏れ防止手段で吸収させることのできる素材を使用し、襞またはギャザーが設けてあることを特徴とする、
男性用の受尿器具である。
第1の発明にあっては、
柔軟性を有し、受尿前は素材分の嵩であり、受尿後は素材分の嵩に加えて尿量分の嵩が増える受尿容器と、該受尿容器の開口部に結合してある陰茎包囲手段を備え、
陰茎包囲手段は、陰茎保持手段と、受尿容器で受けた尿が受尿容器から漏れ出るのを防ぐための、吸収性を有する尿漏れ防止手段を有しており、
陰茎包囲手段は、柔軟性を有し、人の肌に接したときに蒸れず、しかも尿を浸透させて尿漏れ防止手段で吸収させることのできる素材を使用し、襞またはギャザーが設けてあることを特徴とする、
男性用の受尿器具である。
第2の発明にあっては、
柔軟性を有し、受尿前は素材分の嵩であり、受尿後は素材分の嵩に加えて尿量分の嵩が増える袋と、開口部を備えた袋に結合された取着体を有する男性用の受尿器具であって、
該取着体は、柔軟性を有し、人の肌に接したときに蒸れない素材で形成され、開口部側から順に、襞またはギャザーを有する基端部と、弾性伸縮部と、吸水性及び保水性を有する漏出防止部と、結合部をこの順序で備えており、
上記漏出防止部は、尿を吸収すると体積が大きくなるよう設けられており、
上記漏出防止部は、受尿器具の内側部分は透水性を有し、受尿器具の外側部分は防水性を有することを特徴とする、
男性用の受尿器具である。
柔軟性を有し、受尿前は素材分の嵩であり、受尿後は素材分の嵩に加えて尿量分の嵩が増える袋と、開口部を備えた袋に結合された取着体を有する男性用の受尿器具であって、
該取着体は、柔軟性を有し、人の肌に接したときに蒸れない素材で形成され、開口部側から順に、襞またはギャザーを有する基端部と、弾性伸縮部と、吸水性及び保水性を有する漏出防止部と、結合部をこの順序で備えており、
上記漏出防止部は、尿を吸収すると体積が大きくなるよう設けられており、
上記漏出防止部は、受尿器具の内側部分は透水性を有し、受尿器具の外側部分は防水性を有することを特徴とする、
男性用の受尿器具である。
第3の発明にあっては、
袋は、無色透明あるいは内容物の色及び量が見える素材で形成されていることを特徴とする、
第1または第2の発明に係る受尿器具である。
袋は、無色透明あるいは内容物の色及び量が見える素材で形成されていることを特徴とする、
第1または第2の発明に係る受尿器具である。
第4の発明にあっては、
袋または受尿容器は、排尿後の陰茎が袋内に溜まった尿によって濡れない程度の長さを有することを特徴とする、
第1、第2または第3の発明に係る受尿器具である。
袋または受尿容器は、排尿後の陰茎が袋内に溜まった尿によって濡れない程度の長さを有することを特徴とする、
第1、第2または第3の発明に係る受尿器具である。
第5の発明にあっては、
衣服または/およびおむつを着用した状態で使用できることを特徴とする、
第1、第2、第3または第4の発明に係る受尿器具である。
衣服または/およびおむつを着用した状態で使用できることを特徴とする、
第1、第2、第3または第4の発明に係る受尿器具である。
第6の発明にあっては、
柔軟性を有し、人の肌に接したときに蒸れず、しかも尿を浸透させて尿漏れ防止手段で吸収させることのできるシートを二つ折りにして取着体を形成し、
柔軟性を有し、無色透明あるいは内容物の色及び量が見える合成樹脂シートの一辺を、上記取着体によって表裏両面から所要幅挟み込んで結合し、
上記取着部内部に形成された空間の所要箇所に伸縮部材を配置し、その後伸縮部材を配置位置に固着し、
上記取着体内部の伸縮部材が配された部分と合成樹脂シート結合部分の間の空間には、上記取着体内部に挟み込んだ合成樹脂シート及び吸水性及び保水性を有する部材を配置し、
上記取着体内部に挟み込んだ合成樹脂シート及び吸水性及び保水性を有する部材は、それぞれが表あるいは裏の一方にのみ面するよう配置し、
取着体及びシートは、上記吸水性及び保水性を有する部材が配された面を袋内側になるよう長手方向に二つ折りにし、
取着体と反対側の合わせ目を幅方向にわたってシールし、縦方向の合わせ目を縦方向にシールして袋状に成形し、
上記成形後の袋は、排尿後の陰茎が袋内に溜まった尿によって濡れない程度の長さに形成することを特徴とする、
男性用の受尿器具の製造方法である。
柔軟性を有し、人の肌に接したときに蒸れず、しかも尿を浸透させて尿漏れ防止手段で吸収させることのできるシートを二つ折りにして取着体を形成し、
柔軟性を有し、無色透明あるいは内容物の色及び量が見える合成樹脂シートの一辺を、上記取着体によって表裏両面から所要幅挟み込んで結合し、
上記取着部内部に形成された空間の所要箇所に伸縮部材を配置し、その後伸縮部材を配置位置に固着し、
上記取着体内部の伸縮部材が配された部分と合成樹脂シート結合部分の間の空間には、上記取着体内部に挟み込んだ合成樹脂シート及び吸水性及び保水性を有する部材を配置し、
上記取着体内部に挟み込んだ合成樹脂シート及び吸水性及び保水性を有する部材は、それぞれが表あるいは裏の一方にのみ面するよう配置し、
取着体及びシートは、上記吸水性及び保水性を有する部材が配された面を袋内側になるよう長手方向に二つ折りにし、
取着体と反対側の合わせ目を幅方向にわたってシールし、縦方向の合わせ目を縦方向にシールして袋状に成形し、
上記成形後の袋は、排尿後の陰茎が袋内に溜まった尿によって濡れない程度の長さに形成することを特徴とする、
男性用の受尿器具の製造方法である。
本明細書及び本特許請求の範囲にいう「陰茎保持手段」として、例えば、伸縮性を有する紐状体あるいは帯状物等を取着体に固着した弾性伸縮部が好ましいが、これに限定するものではなく、例えば、締め付ける対象により開口部の大きさを調整できる面テープ付き帯状物等他の公知手段であってもよい。
本明細書及び本特許請求の範囲にいう「吸水性及び保水性を有する部材」としては、高分子吸収体(例えば、ポリアクリル酸ソーダにより形成された吸収体、綿、パルプ、和紙、海綿、不織布その他繊維等の公知部材)が好適に使用される。
本明細書及び本特許請求の範囲にいう「衣服または/およびおむつ」は、衣服またはおむつのいずれか一方を含む場合もあるし、あるいは、衣服およびおむつの両方を含む意味で使用している。
(作 用)
窄まった状態の受尿器具の開口部を、基端部に設けられたギャザーを引っ張って拡げ、開口部から被介護者の陰茎を袋内に挿入する。この際、受尿器具に係る基端部のギャザーが被介護者の恥骨に軽く当たる迄挿入する。
挿入後、取着体に設けられた弾性伸縮部は陰茎を締め付けるため、取り付けた当初の位置に保持される。
被介護者に受尿器具を装着し、その上からおむつを着用させる。
窄まった状態の受尿器具の開口部を、基端部に設けられたギャザーを引っ張って拡げ、開口部から被介護者の陰茎を袋内に挿入する。この際、受尿器具に係る基端部のギャザーが被介護者の恥骨に軽く当たる迄挿入する。
挿入後、取着体に設けられた弾性伸縮部は陰茎を締め付けるため、取り付けた当初の位置に保持される。
被介護者に受尿器具を装着し、その上からおむつを着用させる。
被介護者が尿を排出すると、袋内部に尿が溜まる。
介護者は、採尿後の受尿器具を外し、中身の尿を便器に捨てる。使用後の受尿器具はゴミとして処理する。
介護者は、採尿後の受尿器具を外し、中身の尿を便器に捨てる。使用後の受尿器具はゴミとして処理する。
なお、尿で濡れた袋内面がくっついて、溜まった尿が袋に生じる縦の皺に沿って開口部方向に上昇する、いわゆる毛管現象が起きた場合、上昇してきた尿は、開口部近傍に設けた漏出防止部内の吸水性及び保水性を有する部材によって吸収される。
また、漏出防止部内の吸水性及び保水性を有する部材は、吸収した尿によって体積が大きくなり、大きくなった該部材が陰茎と袋内面間の隙間を埋めて尿の逆流をせき止める。該漏出防止部及び弾性伸縮部の二重の締め付けにより、尿漏出防止効果が高まる。
また、寝返り等により、受尿器具の位置が傾斜して袋開口部へ尿が逆流した場合も同様である。
また、寝返り等により、受尿器具の位置が傾斜して袋開口部へ尿が逆流した場合も同様である。
無色透明あるいは内容物の色及び量が見える素材で形成された袋を使用した受尿器具は、介護者が外部から排出された尿の量及び色を観察することができる。
また、排尿後の陰茎が袋内に溜まった尿によって濡れない程度の長さを有する受尿器具は、装着時に袋先端が陰茎より下方に位置するよう配置する。例えば、被介護者が仰向けに寝た状態の場合、袋先端は股間の肛門側に位置するように配置する。すると、排出された尿は袋先端へ溜まるため、陰茎は溜まった尿で濡れにくくなり、かぶれ等が防止できる。
更に、袋内に溜まった尿の重みにより、袋先端が陰茎より低い場所に位置した状態に保たれるので、尿が開口部へ逆流しにくい。
更に、袋内に溜まった尿の重みにより、袋先端が陰茎より低い場所に位置した状態に保たれるので、尿が開口部へ逆流しにくい。
被介護者に受尿器具を装着し、その上からおむつを着用させる。次回交換時に受尿器具から尿が漏出していない場合は、受尿器具のみ交換する。
尿が漏出していない場合は、おむつ交換作業をせずに受尿器具を交換するだけで済むため、介護者の肉体的負担が軽減される。
尿が漏出していない場合は、おむつ交換作業をせずに受尿器具を交換するだけで済むため、介護者の肉体的負担が軽減される。
本発明に係る受尿器具は、病人や怪我人、寝たきり老人等の被介護者のみならず、夜尿症等の尿失禁症状を有する子供及び大人に使用しても良い。
また、簡易トイレとしてドライブにおける渋滞時等に使用しても良い。
また、簡易トイレとしてドライブにおける渋滞時等に使用しても良い。
本発明によれば、次の効果を奏する。
(1)本発明に係る受尿器具は、様々なサイズや形状の陰茎であっても簡単に装着でき、襞またはギャザーが設けてあるため装着感が良く、また受尿容器及び袋は素材分の嵩しかないため取着時及び使用後の受尿器具が嵩張らない。
また、本発明は、尿漏れ防止手段または漏出防止部によって、毛管現象等により袋内を逆流してくる尿を吸収するよう形成されているため、尿の漏出を防止できる。更に、尿を吸収した漏出防止部は、吸収した尿により体積が大きくなって、陰茎と漏出防止部間の隙間がなくなるため、より漏出防止効果が高くなる。
(1)本発明に係る受尿器具は、様々なサイズや形状の陰茎であっても簡単に装着でき、襞またはギャザーが設けてあるため装着感が良く、また受尿容器及び袋は素材分の嵩しかないため取着時及び使用後の受尿器具が嵩張らない。
また、本発明は、尿漏れ防止手段または漏出防止部によって、毛管現象等により袋内を逆流してくる尿を吸収するよう形成されているため、尿の漏出を防止できる。更に、尿を吸収した漏出防止部は、吸収した尿により体積が大きくなって、陰茎と漏出防止部間の隙間がなくなるため、より漏出防止効果が高くなる。
基端部に設けられたギャザーは、受尿器具本体と恥骨部分が完全に密着しない程度に当接させる構造であるため、恥骨周辺が蒸れにくく、被介護者の陰部を衛生的に保つことができる。
(2)また、袋が無色透明あるいは内容物の色及び量が見える素材で形成された受尿器具は、排出された尿を外部から観察することができ、被介護者の尿に表れる乏尿、血尿等の初期症状を発見しやすい。
(3)更にまた、袋または受尿容器が排尿後の陰茎が袋内に溜まった尿によって濡れない程度の長さを有する受尿器具は、排尿後の袋内部において陰茎が尿に触れにくくなるため衛生的でかぶれ等を防止できる。また、受尿器具に係る袋の先端を、被介護者が横になった状態において腰あるいは股間方向であって陰部より低くなる位置に配することによって、排出された尿自身の重みで受尿器具が垂れ下がり、尿が漏出しにくくなる。
また、本発明に係る受尿器具は、おむつと併用して着用した状態でも嵩張らず、万が一尿が漏れ出た場合でも寝具等を汚すことが無い。なお、尿が漏出していない場合は、おむつ交換作業をせずに受尿器具を交換するだけで済むため、介護者の肉体的負担が軽減される。
更に衣服、あるいは衣服及びおむつを着用しても使用できるため、尿漏れ等の心配がある場合でも安心して外出することができる。
更に衣服、あるいは衣服及びおむつを着用しても使用できるため、尿漏れ等の心配がある場合でも安心して外出することができる。
本発明に係る受尿器具は、採尿後に中身の尿を便器に捨てるためゴミになった時に嵩張らない。このため、ゴミ排出量削減に寄与し、ひいてはゴミ焼却時に生じるCO2の削減に貢献する。
本発明の実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。
図1は本発明に係る受尿器具の斜視図、図2は本発明に係る受尿器具の受尿器具形成材の平面図である。
なお、図2に係る受尿器具形成材は、説明の便宜上取着体に係るゴム弾性紐が伸びた状態に表現されている。
図1は本発明に係る受尿器具の斜視図、図2は本発明に係る受尿器具の受尿器具形成材の平面図である。
なお、図2に係る受尿器具形成材は、説明の便宜上取着体に係るゴム弾性紐が伸びた状態に表現されている。
図1を参照して受尿器具1について説明する。
図1に係る受尿器具1は、陰茎包囲手段である取着体2と、受尿容器である袋3を備えている。
図1に係る受尿器具1は、陰茎包囲手段である取着体2と、受尿容器である袋3を備えている。
取着体2は、開口部201と基端部202と弾性伸縮部230を備えている。
取着体2下部には、吸水性及び保水性を有する部材として高分子吸収シート220が内包されている。(図1想像線参照。)
取着体2中央部には、陰茎保持手段として弾性伸縮部230が設けられており、該弾性伸縮部230により開口部201の開閉が調節される。なお、図1に示すとおり、弾性伸縮部230が締まった状態の基端部202は、花弁状のギャザーとなる。
取着体2下部には、吸水性及び保水性を有する部材として高分子吸収シート220が内包されている。(図1想像線参照。)
取着体2中央部には、陰茎保持手段として弾性伸縮部230が設けられており、該弾性伸縮部230により開口部201の開閉が調節される。なお、図1に示すとおり、弾性伸縮部230が締まった状態の基端部202は、花弁状のギャザーとなる。
袋3は、袋地301をシール部310及びシール部320でヒートシールして形成されている。
図2を参照する。
受尿器具形成材4は、図1に係る受尿器具1を形成する前の展開された状態であり、取着体2と袋地301を備えている。
袋地301は、一辺25cmの正方形の無色透明なビニル樹脂シートである。
取着体2は、該袋地301の一辺に幅方向にわたって縫着されている。
受尿器具形成材4は、図1に係る受尿器具1を形成する前の展開された状態であり、取着体2と袋地301を備えている。
袋地301は、一辺25cmの正方形の無色透明なビニル樹脂シートである。
取着体2は、該袋地301の一辺に幅方向にわたって縫着されている。
なお、本実施の形態では、排尿後の陰茎が袋内に溜まった尿によって濡れない程度の袋の長さとして、袋の長さ方向の寸法を25cmとしたが、これに限定するものではなく、25cm未満でも25cm以上であってもよい。なお、袋または受尿容器は、概ね陰茎の長さの倍以上に形成したものが好適である。
次に、取着体2について説明する。
取着体2は、短辺12cm、長辺25cmの長方形の不織布を、長辺が合わさるよう二つ折りにして形成してある。
取着体2は、開口部201と、基端部202と、縫い目211と、縫い目212と、縫い目213と、袋結合部214と、袋結合部215と、ゴム弾性紐縫着部216と、ゴム弾性紐縫着部217と、高分子吸収シート220と、ゴム弾性紐221により構成されている。
取着体2は、短辺12cm、長辺25cmの長方形の不織布を、長辺が合わさるよう二つ折りにして形成してある。
取着体2は、開口部201と、基端部202と、縫い目211と、縫い目212と、縫い目213と、袋結合部214と、袋結合部215と、ゴム弾性紐縫着部216と、ゴム弾性紐縫着部217と、高分子吸収シート220と、ゴム弾性紐221により構成されている。
縫い目211は、二つ折りにした不織布の折り目から2.5cm下方に設けられており、幅方向にわたって折り目と平行に表裏の不織布を縫着して形成されている。
同様に、縫い目212は縫い目211の下方に6mmの幅を設けて平行に形成されており、縫い目213は縫い目212の下方に6mmの幅を設けて平行に形成されており、袋結合部214は縫い目213の下方に6mmの幅を設けて平行に形成されている。
袋結合部215は、袋結合部214の下方に1.2cmの幅を設けて平行に形成されている。
なお、袋結合部214及び袋結合部215は、袋地301に係る一辺の縁部を挟み込んで縫着してある。
同様に、縫い目212は縫い目211の下方に6mmの幅を設けて平行に形成されており、縫い目213は縫い目212の下方に6mmの幅を設けて平行に形成されており、袋結合部214は縫い目213の下方に6mmの幅を設けて平行に形成されている。
袋結合部215は、袋結合部214の下方に1.2cmの幅を設けて平行に形成されている。
なお、袋結合部214及び袋結合部215は、袋地301に係る一辺の縁部を挟み込んで縫着してある。
本実施の形態では、取着体と袋の固着手段として、糸による縫着を行ったが、これに限定するものではなく、例えば、各種接着剤等による接着、高周波加熱による接着やヒートシール等他の公知手段による固着であってもよい。
本実施の形態では、弾性伸縮部に係る伸縮部材としてゴム弾性紐を採用しているが、これに限定するものではなく、例えば、所要幅を有するゴム織りの帯状物であってもよい。
また、ゴム弾性紐の位置固定手段として縫着を採用しているが、これに限定するものではなく、例えば、各種接着剤等による接着、高周波加熱による接着等の位置固定手段であってもよい。
また、ゴム弾性紐の位置固定手段として縫着を採用しているが、これに限定するものではなく、例えば、各種接着剤等による接着、高周波加熱による接着等の位置固定手段であってもよい。
図3を参照する。図3は本発明に係る受尿器具の受尿器具形成材の拡大した側部断面図である。
縫い目211と縫い目212の間に形成される空間、縫い目212と縫い目213の間に形成される空間、縫い目213と袋結合部214の間に形成される各空間にゴム弾性紐221が収納されている。
なお、各ゴム弾性紐221両端は、ゴム弾性紐縫着部216及びゴム弾性紐縫着部217の位置で、取着体2の左右端部近傍に縫着してある。(図2参照)
縫い目211と縫い目212の間に形成される空間、縫い目212と縫い目213の間に形成される空間、縫い目213と袋結合部214の間に形成される各空間にゴム弾性紐221が収納されている。
なお、各ゴム弾性紐221両端は、ゴム弾性紐縫着部216及びゴム弾性紐縫着部217の位置で、取着体2の左右端部近傍に縫着してある。(図2参照)
袋結合部214と袋結合部215の間に形成される空間には、高分子吸収シート220が収納されている。また、上記空間には袋地301が挟み込まれており、
上記空間内で袋地301と高分子吸収シート220が相対するよう配置されている。
上記空間内で袋地301と高分子吸収シート220が相対するよう配置されている。
受尿器具形成材4を図1に係る受尿器具1に加工する方法を説明する。
受尿器具形成材4を高分子吸収シート220を配した方の面を内側になるよう縦方向に二つ折りにする。
袋地301の縦方向の合わせ目を、袋地301全長方向にわたってヒートシールし、シール部310を形成する。
袋地301の取着体2と相対する幅方向の合わせ目を、袋地301全幅方向にわたってヒートシールし、シール部320を形成する。
これにより、袋地301は袋3に成形される。
受尿器具形成材4を高分子吸収シート220を配した方の面を内側になるよう縦方向に二つ折りにする。
袋地301の縦方向の合わせ目を、袋地301全長方向にわたってヒートシールし、シール部310を形成する。
袋地301の取着体2と相対する幅方向の合わせ目を、袋地301全幅方向にわたってヒートシールし、シール部320を形成する。
これにより、袋地301は袋3に成形される。
次に、取着体2の両端部を合わせ、取着体2の上端から下端まで縫着して縫い目218を形成する。
なお、縫い目218のうち袋地301を挟んでいる部分については、縫い目218がシール部310より外側になるよう形成する。
このようにして、受尿器具形成材4から受尿器具1が作られる。
なお、縫い目218のうち袋地301を挟んでいる部分については、縫い目218がシール部310より外側になるよう形成する。
このようにして、受尿器具形成材4から受尿器具1が作られる。
なお、本実施の形態においては、受尿器具加工時に袋地と取着体を別々の加工方法によって閉じているが、これに限定するものではなく、例えば取着体を袋地と共にヒートシール等してもよい。
また、本実施の形態では、展開した状態の受尿器具形成材をヒートシール及び縫着して受尿器具へ成形しているが、これに限定するものではなく、例えば、一の開口部を有する筒状に形成された袋の開口部に、本実施の形態に係る取着体を固着したものであってもよい。
(作 用)
図4は本発明に係る受尿器具の使用状態説明図である。
図1及び図4を参照して、受尿器具1の作用を説明する。
図4は本発明に係る受尿器具の使用状態説明図である。
図1及び図4を参照して、受尿器具1の作用を説明する。
まず、図1に示す窄んだ状態の受尿器具1の取着体2に係る基端部202を手で引っ張って拡げ、被介護者の陰茎Pを挿入する。(図4参照)
この際、基端部220が被介護者の恥骨に軽く当たる迄挿入する。挿入後、取着体2に設けられた弾性伸縮部230は陰茎Pを締め付けるため、最初の取付位置から外れにくい。
この際、基端部220が被介護者の恥骨に軽く当たる迄挿入する。挿入後、取着体2に設けられた弾性伸縮部230は陰茎Pを締め付けるため、最初の取付位置から外れにくい。
本実施の形態では、被介護者に受尿器具1を装着した状態でおむつを着用させる。このため、万が一尿が漏出しても寝具等が汚れなくて済む。
被介護者が排尿すると、袋3内部に尿が溜まる。袋3は透明であるから、介護者は、袋3内に排出された尿の量及び色を外部から直接観察することができる。
袋3内に溜まった尿は、尿の重みにより、袋3先端が陰茎より低い場所に位置した状態に保たれるので、尿が開口部201方向へ逆流しにくい。
袋3内に溜まった尿は、尿の重みにより、袋3先端が陰茎より低い場所に位置した状態に保たれるので、尿が開口部201方向へ逆流しにくい。
なお、排尿後の袋3内部で毛管現象よる尿の上昇が起きた場合、取着体2開口部近傍に設けられた高分子吸収シート220が尿を吸収する。
図3に示すように高分子吸収シート220の配置位置の袋外方側には、袋地が挟み込まれている。該袋地は防水性を有しており、高分子吸収シート220が吸収した尿が当該箇所から取着体2外部に染み出ることを防ぐ。
また、縫い目218のうち袋地301を縫着している部分は、縫い目218がシール部310より外側になるよう形成しているため、吸収した尿は縫い目218に係る孔から漏出しない。
図3に示すように高分子吸収シート220の配置位置の袋外方側には、袋地が挟み込まれている。該袋地は防水性を有しており、高分子吸収シート220が吸収した尿が当該箇所から取着体2外部に染み出ることを防ぐ。
また、縫い目218のうち袋地301を縫着している部分は、縫い目218がシール部310より外側になるよう形成しているため、吸収した尿は縫い目218に係る孔から漏出しない。
高分子吸収シート220は保水性を有するため、尿を吸収すると体積が大きくなり、陰茎Pと袋内面間の隙間を埋めて尿の逆流をせき止める。高分子吸収シート220及び弾性伸縮部230により、二重の尿漏出防止効果が生じる。
袋3の位置の変化により袋開口部201へ尿が逆流した場合も、上記と同様の作用が生じる。
袋3の位置の変化により袋開口部201へ尿が逆流した場合も、上記と同様の作用が生じる。
排尿終了後、受尿器具1を取り替える際は、基端部202に係るギャザーを引っ張りながら袋開口部201から尿が漏れないように受尿器具1を取り外す。取り外し後、被介護者の陰茎に新しい受尿器具1を取り付ける。
なお、尿の漏出が無かった場合は、介護者は受尿器具1を交換するだけで良い。また、おむつを交換しなくて済むため、着用していたおむつは再使用できる。受尿器具の使用によっておむつの再利用が可能となるため、おむつ購入費用が減少し、介護者の経済的負担が軽減される。
また、おむつの有料回収を義務づけている自治体に住所を有する病院等にとっては、おむつの回収費用削減を図ることができる。
なお、尿の漏出が無かった場合は、介護者は受尿器具1を交換するだけで良い。また、おむつを交換しなくて済むため、着用していたおむつは再使用できる。受尿器具の使用によっておむつの再利用が可能となるため、おむつ購入費用が減少し、介護者の経済的負担が軽減される。
また、おむつの有料回収を義務づけている自治体に住所を有する病院等にとっては、おむつの回収費用削減を図ることができる。
採尿後は、中身の尿は便器に捨て、受尿器具1は可燃ゴミとして処理する。使用後の受尿器具1は嵩張らないため、ゴミの量が減少する。
また、本実施の形態では、透明なビニル樹脂の袋を採用したが、これに限定するものではなく、例えば、夜尿症の子供等比較的健康な者に使用する場合または簡易トイレとして使用する場合は不透明であってもよいため、防水加工を施した紙袋や着色等して不透明な合成樹脂の袋等であってもよい。
本明細書及び特許請求の範囲で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書及び特許請求の範囲に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
1 受尿器具
2 取着体
201 開口部
202 基端部
211 縫い目
212 縫い目
213 縫い目
214 袋結合部
215 袋結合部
216 ゴム弾性紐縫着部
217 ゴム弾性紐縫着部
218 縫い目
220 高分子吸収シート
221 ゴム弾性紐
230 弾性伸縮部
3 袋
301 袋地
310 シール部
320 シール部
4 受尿器具形成材
P 陰茎
2 取着体
201 開口部
202 基端部
211 縫い目
212 縫い目
213 縫い目
214 袋結合部
215 袋結合部
216 ゴム弾性紐縫着部
217 ゴム弾性紐縫着部
218 縫い目
220 高分子吸収シート
221 ゴム弾性紐
230 弾性伸縮部
3 袋
301 袋地
310 シール部
320 シール部
4 受尿器具形成材
P 陰茎
Claims (6)
- 柔軟性を有し、受尿前は素材分の嵩であり、受尿後は素材分の嵩に加えて尿量分の嵩が増える受尿容器と、該受尿容器の開口部に結合してある陰茎包囲手段を備え、
陰茎包囲手段は、陰茎保持手段と、受尿容器で受けた尿が受尿容器から漏れ出るのを防ぐための、吸収性を有する尿漏れ防止手段を有しており、
陰茎包囲手段は、柔軟性を有し、人の肌に接したときに蒸れず、しかも尿を浸透させて尿漏れ防止手段で吸収させることのできる素材を使用し、襞またはギャザーが設けてあることを特徴とする、
男性用の受尿器具。 - 柔軟性を有し、受尿前は素材分の嵩であり、受尿後は素材分の嵩に加えて尿量分の嵩が増える袋と、開口部を備えた袋に結合された取着体を有する男性用の受尿器具であって、
該取着体は、柔軟性を有し、人の肌に接したときに蒸れない素材で形成され、開口部側から順に、襞またはギャザーを有する基端部と、弾性伸縮部と、吸水性及び保水性を有する漏出防止部と、結合部をこの順序で備えており、
上記漏出防止部は、尿を吸収すると体積が大きくなるよう設けられており、
上記漏出防止部は、受尿器具の内側部分は透水性を有し、受尿器具の外側部分は防水性を有することを特徴とする、
男性用の受尿器具。 - 袋は、無色透明あるいは内容物の色及び量が見える素材で形成されていることを特徴とする、
請求項1または2記載の受尿器具。 - 袋または受尿容器は、排尿後の陰茎が袋内に溜まった尿によって濡れない程度の長さを有することを特徴とする、
請求項1、2または3記載の受尿器具。 - 衣服または/およびおむつを着用した状態で使用できることを特徴とする、
請求項1、2、3または4記載の受尿器具。 - 柔軟性を有し、人の肌に接したときに蒸れず、しかも尿を浸透させて尿漏れ防止手段で吸収させることのできるシートを二つ折りにして取着体を形成し、
柔軟性を有し、無色透明あるいは内容物の色及び量が見える合成樹脂シートの一辺を、上記取着体によって表裏両面から所要幅挟み込んで結合し、
上記取着部内部に形成された空間の所要箇所に伸縮部材を配置し、その後伸縮部材を配置位置に固着し、
上記取着体内部の伸縮部材が配された部分と合成樹脂シート結合部分の間の空間には、上記取着体内部に挟み込んだ合成樹脂シート及び吸水性及び保水性を有する部材を配置し、
上記取着体内部に挟み込んだ合成樹脂シート及び吸水性及び保水性を有する部材は、それぞれが表あるいは裏の一方にのみ面するよう配置し、
取着体及びシートは、上記吸水性及び保水性を有する部材が配された面を袋内側になるよう長手方向に二つ折りにし、
取着体と反対側の合わせ目を幅方向にわたってシールし、縦方向の合わせ目を縦方向にシールして袋状に成形し、
上記成形後の袋は、排尿後の陰茎が袋内に溜まった尿によって濡れない程度の長さに形成することを特徴とする、
男性用の受尿器具の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004217972A JP2006034545A (ja) | 2004-07-26 | 2004-07-26 | 男性用の受尿器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004217972A JP2006034545A (ja) | 2004-07-26 | 2004-07-26 | 男性用の受尿器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006034545A true JP2006034545A (ja) | 2006-02-09 |
Family
ID=35900175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004217972A Pending JP2006034545A (ja) | 2004-07-26 | 2004-07-26 | 男性用の受尿器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006034545A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010207299A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Livedo Corporation | 尿吸収物品 |
JP2011125388A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Livedo Corporation | 尿吸収物品 |
JP2011206085A (ja) * | 2010-03-27 | 2011-10-20 | Livedo Corporation | 吸収性物品 |
-
2004
- 2004-07-26 JP JP2004217972A patent/JP2006034545A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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