JP2006033877A - 画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所望した色を所定の出力手段の出力条件において忠実に再現することを目的とする。
【解決手段】 所定の出力手段における出力条件に関する情報が入力され、前記入力された出力条件において前記所定の出力手段が再現することができる色再現範囲内にカラー画像データをマッピングすることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、入力された画像データをデバイスの情報に基づき色変換する画像処理方法及び装置に関するものである。
従来より、オペレータがホスト装置上のアプリケーションで作成したテキスト、コンピュータグラフィックス及びイメージをインクジェット記録装置等の記録装置で出力する場合に、オペレータが所望した色を正確に記録装置で再現するためにさまざまな方法が考案されている。
例えば、あるシステムにおいては入力デバイス及び出力デバイスの特性を記述したプロファイルデータをシステムの入力及び出力デバイスに対応させて設定し、設定された同入力及び出力プロファイルを読み出すことにより、入力デバイスの色空間で指定されるR、G、Bの値を、出力デバイスの色空間のC、M、Y、Kの値に変換して、オペレータが入力デバイス上で所望した色を正確に出力デバイスで再現する、あるいは入力デバイスの色空間のR、G、Bの値に戻してモニタ上でプレビューするといった方法が採用されている。
特開平6−14183号
ところが、この方法では入力あるいは出力デバイスプロファイルは入力あるいは出力デバイス1につき1つのプロファイルしか選択できなかった。しかしながら、例えばインクジェット記録装置等のように1つのドットを打つか打たないかによって記録を行う2値記録装置においては、階調データを2値化するための手法、例えばディザ法や誤差拡散法等の各手法の違いによって同じ出力デバイスでもその色再現範囲あるいは出力階調特性等が異なってしまう。また、2値化手法が同じでもコート紙と普通紙のように記録メディアが異なれば、同じようにその色再現範囲あるいは出力階調特性等が異なってしまう。さらに、モニタに表示されている画像を忠実に記録装置で再現しようとする場合には、モニタのガンマ値やホワイトポイントといった個々の、モニタによって調整可能な設定値によって、同じモニタを使用しても表示される画像は異なってくる。従って、前記2値化手法、記録メディアあるいは設定値等が異なると同じ入力あるいは出力デバイスでも1つのプロファイルデータでは所望した色を正確に再現できないといった欠点があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、本願第1の発明は、所望した色を所定の出力手段の出力条件において忠実に再現することを目的とする。
本願第2の発明は、入力した所定のデバイスに依存するカラー画像データが表わす色を忠実に再現することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の画像処理方法及び装置は以下に示す構成を有する。
本願第1の発明の画像処理方法は、所定の出力手段における出力条件に関する情報が入力され、前記入力された出力条件により複数の出力プロファイルから選択的に決まる出力プロファイルを用いて前記所定の出力手段が再現することができる色再現範囲内に、カラー画像データをマッピングすることを特徴とする。
本願第2の発明の画像処理方法は、所定のデバイスの特性に依存したカラー画像データを入力し、
画像記録手段の出力条件を示す情報を入力し、
記憶部に記憶された前記所定デバイスのデバイス特性を記述した入力プロファイルデータと、前記画像記録手段の出力条件に応じて記憶部から読み出された出力プロファイルデータに基づき、前記入力されたカラー画像データを色空間変換することを特徴とする。
以上のように、本願第1の発明によれば、所望した色を所定の出力手段の出力条件において忠実に再現することができる。
本願第2の発明は、所定のデバイスの特性に依存したカラー画像データを入力プロファイルと出力プロファイルを用いて適切に色空間変換できる。
以下、図面を参照して本発明に係る実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明に係るシステムの1例を示した図である。オペレータがモニタ10上に表示された表示画像に基づき、ホスト装置上のアプリケーションで作成した画像をインクジェット記録装置等のプリンタ11で再現することを目的としたシステムであり、ホスト100にモニタ10及び記録装置14が接続されている。
なお、本発明は上述のシステムに限らず、スキャナ等の画像入力装置及び画像データを格納する外部記憶装置等の他の機器を接続したシステムでも構わない。
また、接続される記録装置はプリンタに限らずカラー複写機等の他の機器でも構わない。
(実施例1)
図2は、本発明の第1実施例に関わる画像処理システムの構成を説明するブロック図である。
1で示されるものは、入力された入力デバイスに依存したR、G、Bの値が出力デバイスで再現可能かどうかを、後述の入力プロファイル及び出力プロファイルの設定/読み出し手段3、5によって読み出された入出力プロファイルの値を使って計算するための色再現範囲計算手段である。
2で示されるものは、入力されたデバイスに依存したR、G、Bの値を、後述の入力プロファイル及び出力プロファイルの設定/読み出し手段3、5によって読み出された入出力プロファイルの値を使って現在システムに接続された出力デバイス、プリンタ11で使用すべきC、M、Y、Kの値、即ち、プリンタ11に依存したC、M、Y、K値に変換するための色空間変換手段である。
12で示されているものは、図1に示したホスト100に接続されているモニタ10の種類を設定する設定手段である。
3で示されるものは、モニタの設定手段によって設定されたモニタの種類に応じて入力プロファイルの設定及び読み出しを行うための入力プロファイル設定/読み出し手段である。
4は本システムに接続されるモニタのデバイス特性を記述した入力プロファイルデータであり、本プロファイルデータにはモニタに依存のRGB空間を規定するためのwhite point及びred、green、blue3原色の色度座標、そして、モニタの特性を示す各色に対するレスポンス曲線が含まれている。
9は、接続されているプリンタの各種出力条件即ち、プリンタにおいて設定されている色処理に関するパラメータを設定するプリンタ条件設定手段であり、接続されているプリンタの種類を設定するプリンタの種類設定手段8及び該プリンタで行われる2値化方法を設定する2値化方法設定手段6を含んでいる。
ここで2値化処理方法とは、具体的には、ディザ法や誤差拡散法や濃度パターン法等のことである。インクジェット記録装置では、画素に対してインクを打つか打たないか、即ち、2値でしか画像を再現できない。2値化方法とは多値データで表されている中間調を含む画像をいかにして2値データでより原稿に近く再現するための方法である。各々の2値化方法には特徴があり、当然2値化方法が異なると、色再現範囲等の出力デバイスの特性が変化する。
なお、上述のディザ法の1例は特願昭58−80085号公報に開示されている。同様に誤差拡散法の1例は特願平1−229786号公報に、濃度パターン法の1例は特願昭57−56964号公報に開示されている。
以下に、ディザ法と誤差拡散法の特徴について説明する。
ディザ法は、処理速度は速いが階調性が悪いという特徴がある。階調性が悪いので色再現範囲も狭い。一方、誤差拡散法は、処理速度は遅いが階調性が良いという特徴がある。階調性が良いので色再現範囲が広い。
即ち、ディザ法と誤差拡散法では色再現範囲が異なる。
5で示されるものは、プリンタ条件設定手段9によって設定されたプリンタの設定条件に基づき、出力プロファイルの設定及び読み出しを行うための出力プロファイル設定/読み出し手段である。
7は本システムに接続される記録装置のデバイス特性を記述した出力プロファイルデータであり、本プロファイルデータには入力プロファイルデータと同様にwhite point及びred、geen、blue3原色の色度座標、各色に対するレスポンス曲線、及び出力プロファイルデータに固有のLの値からデバイス依存のC、M、Y、Kの値へ変換するためのルックアップテーブル(LUT)及びLの値からデバイスの色再現範囲を確認するためのLUTが含まれており、これらは記録装置の種類と2値化手法の種類の全組み合わせに対応させてデータを持つ。
13で示されるのは、入力されたモニタ10に依存するR、G、Bの値と色再現範囲計算手段1からの出力に基づき、モニタ10に出力されるR、G、Bの値を計算するモニタ出力RGB計算手段である。具体的には、色再現範囲計算手段1によって、対象のR、G、Bの値が出力デバイスの色再現範囲内と判定された時はR、G、Bの値を変換せずにモニタ10に出力し、一方、色再現範囲外と判定された時は、ユーザに報知するためにR、G、Bの値を、1、1、1に変換しモニタ10に出力し、モニタ上で白ヌキで表示されるようにする。なお、本発明は、ユーザに報知する方法は上述の方法に限らず、例えば黒で表わすとか、画面上の画像で表わすのではなく、音によってユーザに報知するようにしても構わない。
ここに、色空間変換手段2において実行される、入力デバイス空間における即ち、モニタ10に依存するR、G、Bの値から、出力デバイス空間におけるC、M、Y、Kの値への変換方法について図3に示したフローチャートを用いて説明する。設定されたプリンタプロファイル内のパラメータに基づき、以下の4つの処理を経て実行される。
(1)RGB→R′G′B′
第1ステップは入力デバイスに依存のRGB値をレスポンスカーブに基づき補正した値に変換する。
R′=responseR(R)
G′=responseG(G)
B′=responseB(B)
ここにresponseR( )、responseG( )、responseB( )は入力プロファイルに記述されているモニタのγ特性をあらわす関数であり、それぞれの関数を入力デバイス空間におけるR、G、Bの値に適用してモニタに表示される色を示す、R′、G′、B′を求めている。
ステップ1により、簡単な演算により精度の良い変換を行うことができる。
(2)R′G′B′→XYZ
第2ステップはR′G′B′の値をXYZ色空間上の値に変換する。
Figure 2006033877
ここに、Rx、Ry、Rz、Gx、Gy、Gz、Bx、By、Bzの9つのパラメータはモニタプロファイルに記述されているred、geen、blue3色の蛍光体の色度座標及びモニタのホワイトポイントの色度座標から求められる値で、それぞれの色度座標を(xR、yR、zR)、(xG、yG、zG)、(xB、yB、zB)、(xW、yW、zW)とおくと、
Gx×xR+Gy×yR+Gz×zR=0
Bx×xR+By×yR+Bz×zR=0
Rx×xG+Ry×yG+Rz×zG=0
Bx×xG+By×yG+Bz×zG=0
Rx×xB+Ry×yB+Rz×zB=0
Gx×xB+Gy×yB+Gz×zB=0
Rx×xW+Ry×yW+Rz×zW=1
Gx×xW+Gy×yW+Gz×zW=1
Bx×xW+By×yW+Bz×zW=1
の9つの連立方程式を解くことによって求められ、R′、G′、B′→XYZへの変換にはこれら9つのパラメータをその要素に持つ3×3の行列の逆行列により実行される。なお、モニタプロファイルに記載されたモニタのホワイトポイントとプリンタプロファイルに記載されたモニタのホワイトポイントの値が異なる場合には、von Kriesの係数則(J.von.Kries:Die Gesichtsempfindungen.In W.Nagel(ed.),Handb.physiol.Menschens.Vol.3.Braunschweig:Vieweg,pp.109−282(1905)等を用いてホワイトポイントのスケーリングを行ってもよい。
モニタのホワイトポイントをプリンタのホワイトポイントに基づき修正を行うことにより、精度のよい変換を行うことができる。
(3)XYZ→L
第3ステップはXYZ色空間上の値を均等色空間であるL色空間上の値に変換する。
Y/Yw>0.008856の場合
=116×(Y/Yw)1/3−16
Y/Yw≦0.008856の場合
=903.29×(Y/Yw)
X/Xw>0.008856かつ
Y/Yw>0.008856かつ
Z/Zw>0.008856の場合
=500×[(X/Xw)1/3−(Y/Yw)1/3]
=200×[(Y/Yw)1/3−(Z/Zw)1/3]
上記以外の場合は、それぞれの立方根の項を
7.787×(X/Xw)+16/116、
7.787×(Y/Yw)+16/116、
7.787×(Z/Zw)+16/116
に置き換えたものである。
(4)L→CMYK
第4ステップは均等色空間であるL色空間上の値を出力デバイス、即ちプリンタ11に依存のC、M、Y、Kの値に変換する。
C=LUTC[L
M=LUTM[L
Y=LUTY[L
K=LUTK[L
ここにLUTC、LUTM、LUTKは、入力をLとしそれぞれの出力をC、M、Y、Kとする3次元のルックアップテーブル(LUT)であり、これらはあらかじめ記録装置により2値化手法に応じて再現可能なC、M、Y、Kの値に基づき記録されたパッチを測色し、得られたLの値とC、M、Y、Kの値の組み合わせに基づき、対応するLUTの格子点上にそのパッチのC、M、Y、Kの値をおいたものである。
なお、LUTの格子点上に必ず測色したC、M、Y、Kの値の組があるとは限らないので、その格子点と測色値との距離がある範囲内にあるもので最も近いものをその格子点の値とすれば良い。またこのLUTの作成にはC、M、Y、Kの値のすべての組み合わせについて測色したデータを用いることが望ましいが、すべての組み合わせの数を求めると、C、M、Y、Kが各8bitの場合、4、294,697,296=232回の測色を行わなければならないので、実際には4,096色程度の測色結果を補間することによって本テーブルを作成してもよい。
また、プリンタの色再現範囲はモニタ印刷機等の他の画像出力デバイスより一般的に狭いので、入力された画像データが記録装置の色再現範囲外であり、上述のLUTの格子点上におくべき測色したデータがない場合が生じる可能性がある。したがって、入力された色再現範囲外の画素を記録装置の色再現範囲内にマッピングする色空間圧縮処理に基づく値によりLUTを作成してもよい。
マッピングの一例としては、色相を変えずに明るさを保存したマッピングであれば、Lを一定にして、aとbとの比率を一定に保ちながら最もL軸から遠くにある色再現範囲内のC、M、Y、Kをその格子点上の値とする方法が考えられる。ただし、マッピングの方法はこの限りではない。
しかしながら、色空間圧縮を行うと、少なくとも色再現範囲外の画素は、記録装置によって忠実に色を再現することはできない。したがって、色再現範囲計算手段1に基づきユーザに報知される色再現範囲外の画素をユーザが認識し、色空間圧縮して記録装置に出力するとか出力する記録装置を替え、色再現範囲外の画素が少なくなる記録装置で出力する等、ユーザが判断する必要がある。
以上により、モニタに依存したR、G、Bの値から記録装置のC、M、Y、Kの値への変換が実行され、変換されたC、M、Y、Kの値は現在のシステムに接続された記録装置に送られる。これにより、モニタに表示された色と大略一致した色が記録装置によって記録することが可能となる。
さらに、色再現範囲計算手段2において実行される、入力デバイス空間におけるR、G、Bの値が、出力デバイスによって再現可能かどうかを計算する方法を図4に示したフローチャートを用いて説明する。
なお、図4に示したフローチャートは図3に示したフローチャートと同一処理を行うステップは同一番号を付けた。
設定されたプリンタプロファイル内のパラメータを用いて以下の4つの処理を経て実行される。
(1)RGB→R′G′B′
これは色空間変換手段1で実行される第1ステップと同じ変換である。
(2)R′G′B′→XYZ
これも色空間変換手段1で実行される第2ステップと同じ変換である。
(3)XYZ→L
これも色空間変換手段1で実行される第3ステップと同じ変換である。
(4)L→1/0
第5ステップは入力画像データを示すLの値に基づき、該入力画像データが出力デバイスの色再現範囲内か否かを判定する。
1/0=LUTg[L
ここにLUTgは、入力をLとし、その出力を1(再現可能)/0(再現不可能)とする3次元のルックアップテーブル(LUT)であり、これは、出力プロファイル設定/読み出し手段5によって設定されたプリンタプロファイル内に存在するLUTである。
該LUTは、あらかじめ記録装置により2値化手法に応じて再現可能なC、M、Y、Kの値の組み合わせを測色して、配置すべきLUTの格子点があればそこに1を、ない場合には0を配置したものであり、第4ステップで用いるLUTC、LUTM、LUTY、LUTKの場合と同様にC、M、Y、Kの値のすべての組み合わせについて測色したデータを用いることが望ましいが、4,096色程度の測色結果を補間することによって本テーブルを作成してもよい。以上により、モニタに依存したR′、G′、B′の値が現在のシステムに接続された記録装置で再現可能かどうかが計算されるので、その結果をモニタ出力RGB計算手段13に出力することによりモニタ上の表示によって色再現範囲の画素の位置をユーザに知らせることができる。
また、出力プロファイル、即ち、プリンタプロファイルをプリンタの種類及び該プリンタ内で行われる2値化方法に基づき設定するので、出力デバイスの特性に忠実なパラメータに基づき色処理をすることができる。
(実施例2)
図5は本発明の第2の実施例に係わる画像処理装置の構成を説明するブロック図である。
図5において、図2に示した手段と同一のものは同符号をつけ説明を省略する。
本実施例においては、第1の実施例の構成に変えてモニタのガンマ値を設定するガンマ値の設定手段21が入力プロファイル設定/読み出し/変更手段3に接続されており、モニタプロファイル12は各モニタに対して1種類持つようになっている。また出力画像の濃度及びC、M、Y、K各インクのバランスを設定する濃度/バランス設定手段20が出力プロファイル設定/読み出し/変更手段25に接続されており、プリンタプロファイル14は各記録装置に対して1種類持つようになっている。このような構成にすることにより、現在設定されているモニタのガンマの値によって1種類のモニタに対して1つのプロファイルデータを選択でき、これを読み出して前記ガンマの値に従ってそのレスポンスカーブを変更し、さらに現在設定されている濃度及びカラーバランス値によって1種類の記録装置に対して1つのプロファイルデータを選択でき、これを読み出して前記濃度及びカラーバランス値に従ってそのレスポンスカーブを変更することによって、正確にモニタの色とプリンタで出力される色とを一致させることができる。
(実施例3)
図6は本発明の第3の実施例に係わる画像処理装置の構成を説明するブロック図である。
図6において、図2に示した手段と同一のものは同符号をつけ説明を省略する。
本実施例においては、第1の実施例の構成に加えて記録メディア設定手段60が出力プロファイル設定/読み出し手段に接続されている。このような構成にすることにより、記録装置の2値化手法の種類だけでなく、記録メディアの違いによる色再現範囲の違い等も考慮して複数のプロファイルデータを選択でき、より正確にモニタの色とプリンタで出力される色とを一致させることができる。
ここで記録メディアとは、記録装置が画像を記録する記録媒体のことであり、コート紙、普通紙、OHP、BPF、光沢紙等がある。
以下に各記録媒体の特徴について簡単に説明する。
コート紙、BPF、光沢紙は色再現範囲が広く、普通紙、BJクロスは色再現範囲が狭い。また、OHPは透過光で色を表現するので、色再現範囲は広い。
以上のように記録媒体によって色再現範囲が異なる。
(実施例4)
図7は本発明の第4の実施例に係わる画像処理装置の構成を説明するブロック図である。
図7において、図2に示した手段と同一のものは同符号をつけ説明を省略する。
本実施例においては、第1の実施例の出力プロファイルデータ7に加えてプレビュー用のプロファイルデータ10を設けている。このプレビュープロファイルを用いることにより、プレビューモードがONに設定された場合、記録装置では再現不可能な色がどのような色で記録装置から出力されるかを、即ち、色空間圧縮処理によりマッピングされ得られた画像データに基づく色をあらかじめモニタ上でプレビューすることができる。従って色空間圧縮処理の結果を確認することができる。この場合、プレビュープロファイルデータ10には出力プロファイルデータ7の場合とは異なり、Lの値からデバイス依存のC、M、Y、Kの値へ変換するためのルックアップテーブルの代りに、Lの値からLの値への色空間圧縮を記述したルックアップテーブルが含まれている。これにより、色空間変換手段11に入力されたR、G、Bの値は実施例1で説明したステップ(1)〜(3)の変換によりRGB−>Lへ変換され、さらにステップ(4)においてプレビュープロファイルに記述されているルックアップテーブルによりL−>L′a′b′に変換され、さらに(3)〜(1)の変換の逆変換を行うことによりR、G、Bの値に戻され、モニタ上で表示できるようになっている。このような構成にすることにより、2値化手法の違いによる色再現範囲の違い、あるいは出力階調特性等の違い等をあらかじめモニタ上で表示することが可能となる。
以上により、入力/出力デバイスの特性を記述したプロファイルデータをシステムの入力/出力デバイスに対応させて設定し、設定された同入力/出力プロファイルを読み出すことにより、入力デバイスの色空間で指定されるR、G、Bの値を、出力デバイスの色空間のC、M、Y、Kの値に変換して、オペレータが入力デバイス上で所望した色を正確に出力デバイスで再現する、あるいは入力デバイスの色空間のR、G、Bの値に戻してモニタ上でプレビューするといったシステムにおいて2値化手法、メディア、各種設定値等が異なっても所望した色を正確に再現可能としまたモニタ上でのプレビュー可能となった。
(実施例5)
図8は、本発明の第5の実施例に係わる画像処理装置の構成を説明するブロック図である。
図8において、図2に示した手段と同一のものは同符号を付け説明を省略する。
実施例1においては、ホスト100に入力されるRGB値の画像データがモニタに依存したRGBの値であった。
本実施例は、入力されるRGB値がデバイスに非依存のXYZの値である場合の画像処理装置を説明する。
81は、外部装置からデバイスに非依存のXYZの値を入力する入力手段である。82は、入力手段によって入力したデバイスに非依存のXYZの値を、モニタ10の特性を示す入力プロファイルに基づき、モニタ10に依存のRGBの値に変換するRGB計算手段82である。
以上のように、入力されるデバイスに非依存のXYZの値をモニタに依存のRGBの値に変換することが本実施例の特徴である。
つまり、入力手段に入力された画像データの特性が記述されている入力プロファイルに基づき、画像処理装置内の基準となる所望の特性を有する画像データに変換することにより、入力された画像データが有する色をモニタ及びプリンタで忠実に再現することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、入力あるいは出力デバイスの各種設定に対応した複数のプロファイルデータを設け、デバイスの種類及びそのデバイスの各種設定あるいは処理モードの設定等に応じて対応したプロファイルを読み出す入力あるいは出力プロファイル設定/読み出し手段と、各種設定あるいは処理モードに応じてその処理方法を変更する色空間変換手段とを設けることにより、入力デバイスの色空間で指定される色の値を、出力デバイスの色空間での値に変換するような画像処理システムにおいて、各種設定を変えても正確に色を再現することが可能となった。
なお、上述の実施例においては出力プロファイルが持つルックアップテーブルの入力色空間としてCIE LAB空間を使用しているがデバイス独立な記述ができるのであればCIE XYZ空間あるいはCIE LUV空間等を使用しても構わない。また、本実施例においては記録装置への出力はC、M、Y、Kの4色を想定していたが、R、G、BあるいはC、M、Yの3色さらにはさらに多くの色数であっても同様に構成できることは言うまでもない。また、ここで述べた実施例では入力デバイスに対してはガンマ値を、出力デバイスに対して2値化手法及び記録メディア、プレビューモード、濃度及びカラーバランスといった設定を例にして説明したが、もちろんこれ以外の設定に対しても各々のプロファイルデータを持ったり変更してかまわない。
また、本発明に用いるプリンタは、熱エネルギーによる膜沸騰を起こして液滴を吐出するタイプのヘッド及びこれを用いる記録法を有するプリンタでも構わない。
第1の実施例に係るシステムの1例を示すブロック図である。 第1の実施例の画像処理装置の構成を示すブロック図である。 色空間変換処理の1例を示すフローチヤートである。 色再現範囲計算処理の1例を示すフローチャートである。 第2の実施例の画像処理装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施例の画像処理装置の構成を示すブロック図である。 第4の実施例の画像処理装置の構成を示すブロック図である。 第5の実施例の画像処理装置の構成を示すブロック図である。

Claims (11)

  1. 所定の出力手段における出力条件に関する情報が入力され、
    前記入力された出力条件により複数の出力プロファイルから選択的に決まる出力プロファイルを用いて前記所定の出力手段が再現することができる色再現範囲内に、カラー画像データをマッピングすることを特徴とする画像処理方法。
  2. 更に、前記複数の出力プロファイルは記憶部に記憶されることを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 前記所定の出力手段における出力条件は2値化処理に関することを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  4. 前記所定の出力手段における出力条件は画像濃度あるいはカラーバランスに関することを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  5. 前記所定の出力手段における出力条件は記録媒体に関することを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  6. 前記マッピングは、色空間圧縮処理を行ってマッピングすることを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  7. 所定のデバイスの特性に依存したカラー画像データを入力し、
    画像記録手段の出力条件を示す情報を入力し、
    記憶部に記憶された前記所定デバイスのデバイス特性を記述した入力プロファイルデータと、前記画像記録手段の出力条件に応じて記憶部から読み出された出力プロファイルデータに基づき、前記入力されたカラー画像データを色空間変換することを特徴とする画像処理方法。
  8. 前記出力条件は、2値化処理に関することを特徴とする請求項7記載の画像処理方法。
  9. 前記出力条件は、画像濃度あるいはカラーバランスに関する設定であることを特徴とする請求項7記載の画像処理方法。
  10. 前記出力条件は、記録媒体に関することを特徴とする請求項7記載の画像処理方法。
  11. 前記所定のデバイスは、表示装置であることを特徴とする請求項7記載の画像処理方法。
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