JP2006033554A - 品質測定・劣化判定方法およびシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】所定期間内を通した品質劣化の有無の判定をネットワークやリソースに負担をかけることなく精度よく実施する。
【解決手段】アクティブ測定手段11は指定された測定期間において試験パケットを用いて品質を測定する。パッシブ測定手段12は平均負荷量と平均品質をパッシブ測定する。品質分布作成手段13はアクティブ測定の結果から品質分布を作成する。品質分布推定手段15は、リソースの負荷量と品質との関係を示す特性曲線と、パッシブ測定の結果に基づいて品質分布を推定する。特性曲線更新手段14は、アクティブ測定の結果から得られる品質分布とパッシブ測定の結果に基づき特性曲線を更新する。品質劣化判定手段16は、アクティブ測定の結果から得られる品質分布と、アクティブ測定が行われていない期間のパッシブ測定の結果から推定された品質分布とを所定期間にわたって累積する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、インターネット等のパケット交換網におけるネットワーク性能管理の技術に係り、特にネットワークサービスを良好な品質で提供するために、サービスの品質状況を監視し、劣化発生の有無を管理する品質測定・劣化判定方法およびシステムに関するものである。
従来のパケット交換網における試験パケットによる品質測定・劣化判定方法として、試験パケットをネットワークに流し、そのときの品質を測定し、劣化の有無を判定する方法がある(以下、第1の従来技術と呼ぶ)。この第1の従来技術は例えば非特許文献1に開示されている。第1の従来技術における試験パケットとしては、指定したサイズのping(Packet Internet Groper)パケットなどが利用される。
また、他の品質測定・劣化判定方法として、品質とネットワークのリソース負荷量の関係を事前に評価しておき、リソース負荷量の測定結果からその相互関係を利用して品質を推定し、劣化の有無を判定する方法がある(以下、第2の従来技術と呼ぶ)。この第2の従来技術は例えば非特許文献2に開示されている。第2の従来技術の場合、試験パケットによる測定は事前評価時、あるいは見直し時のみである。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
高土居,川村,四宮,「映像ストリーミングの品質劣化検出における試験パケット送出パターンの影響評価」,2002年電子情報通信学会総合大会,社団法人電子情報通信学会,2002年,B−11−7 織,「回帰曲線を用いたエンド・エンド性能パラメータの分布推定法」,2001年電子情報通信学会ソサイエティ大会,社団法人電子情報通信学会,2001年,SB−9−4
第1の従来技術による品質測定の様子を図12(A)に示す。図12(A)の例では、パケット損失率などの品質を断続的に測定している。図12(B)は図12(A)のTの区間を拡大した図である。図12(A)、図12(B)では、縦軸の値が大きくなるほど品質が劣化することを示している。第1の従来技術では、品質測定のために試験パケットをネットワークに流すので、短時間の挙動を含めて品質を正確に測定できるが、測定を頻繁に行うと、ネットワークに負荷がかかり、ネットワークの品質劣化の原因になるという問題点があった。また、図12(A)、図12(B)から分かるように、第1の従来技術では、試験パケットによる測定期間以外の時間で品質劣化が生じていても検出することができないという問題点があった。
一方、第2の従来技術では、負荷パターンが変化すると、精度のよい品質推定ができないという問題点があり、また品質とネットワークのリソース負荷量の関係を見直すために、短い期間での負荷量の測定が必要となり、ネットワークのリソースに負担をかけるという問題点があった。
本発明は、このような従来技術の問題を解決するものであり、その目的は、所定期間内を通した品質劣化の有無の判定を、ネットワークやそのリソースに負担をかけることなく、かつ精度よく実施することができる品質測定・劣化判定方法およびシステムを提供することにある。
本発明は、パケット交換網を介して提供されるサービスの品質を測定する品質測定・劣化判定方法において、所定期間を複数の測定期間に分割し、各測定期間を複数の単位期間に分割したとき、前記複数の測定期間のうち予め指定された測定期間において試験パケットを用いてサービスの品質をアクティブ測定するアクティブ測定ステップと、前記アクティブ測定の結果に基づいて前記単位期間を時間単位とする、前記指定された測定期間内での品質の度数分布である品質分布を作成する品質分布作成ステップと、前記試験パケットを用いることなく各測定期間におけるリソースの平均負荷量と平均品質とをパッシブ測定するパッシブ測定ステップと、前記単位期間におけるリソースの負荷量とサービスの品質との関係を示す特性曲線と、前記パッシブ測定の結果とに基づいて、各測定期間における品質分布を推定する品質分布推定ステップと、前記指定された測定期間におけるアクティブ測定の結果から得られる品質分布と前記指定された測定期間におけるパッシブ測定の結果とに基づき、前記特性曲線を更新する特性曲線更新ステップと、前記アクティブ測定の結果から得られる品質分布と、前記アクティブ測定が行われていない測定期間のパッシブ測定の結果から推定された品質分布とを前記所定期間にわたって累積する期間累積ステップとを有するものである。
また、本発明の品質測定・劣化判定方法の1構成例において、前記特性曲線更新ステップは、リソースの負荷量と品質との関係をパラメータを含む関数で記述し、前記アクティブ測定の結果から得られる品質分布と前記関数とを用いて負荷量分布を導き、この負荷量分布の平均値と前記指定された測定期間におけるパッシブ測定による平均負荷量との差が最小となるように前記パラメータを推定して前記特性曲線を更新するものである。
また、本発明の品質測定・劣化判定方法の1構成例において、前記特性曲線更新ステップは、ユーザ単位の一連の情報転送がパケット到着過程の特性によって特徴付けされ、各パケット到着過程特性に属するユーザの比率が一定のもとで、通信ユーザや転送パケットの増減に起因する、測定期間内における単位期間でのリソース負荷量と品質との関係の確率的な変動が、前記特性曲線上で起きるものとし、各パケット到着過程特性に属するユーザの比率の変動に起因する、測定期間内における単位期間でのリソース負荷量と品質との関係の変化が、前記特性曲線の変化によるものとして、確率モデル化したモデルに基づいて前記特性曲線を特定するようにしたものである。
また、本発明の品質測定・劣化判定方法の1構成例において、前記品質分布推定ステップは、前記単位期間を時間単位とする負荷量分布と前記特性曲線を介して導かれる品質分布の平均値とが、それぞれ測定期間においてパッシブ測定された平均負荷量と平均品質とに一致することを利用して品質分布を推定するようにしたものである。
また、本発明の品質測定・劣化判定方法の1構成例において、前記特性曲線更新ステップは、前記指定された測定期間におけるアクティブ測定の結果から得られる品質分布と、前記指定された測定期間においてパッシブ測定された平均負荷量と平均品質とを用いて、最小2乗法等の統計手法を用いて前記特性曲線のパラメータを推定するようにしたものである。
また、本発明の品質測定・劣化判定方法の1構成例は、前記アクティブ測定ステップと、前記品質分布作成ステップと、前記パッシブ測定ステップと、前記品質分布推定ステップと、前記特性曲線更新ステップとを前記所定期間を通して繰り返し行うようにしたものである。
また、本発明の品質測定・劣化判定方法の1構成例において、前記期間累積ステップは、前記アクティブ測定の結果から得られる品質分布と、前記アクティブ測定が行われていない測定期間のパッシブ測定の結果から推定された品質分布とを、各測定結果の信頼度を考慮して重み付け累積し、前記所定期間内を通した品質分布を作成するようにしたものである。
また、本発明の品質測定・劣化判定方法の1構成例は、前記所定期間の累積により作成された品質分布において予め設定された判定閾値を超過する品質の割合に基づいて品質の劣化を判定する劣化判定ステップを有するものである。
また、本発明の品質測定・劣化判定システムは、所定期間を複数の測定期間に分割し、各測定期間を複数の単位期間に分割したとき、前記複数の測定期間のうち予め指定された測定期間において試験パケットを用いてサービスの品質をアクティブ測定するアクティブ測定手段と、前記アクティブ測定の結果に基づいて前記単位期間を時間単位とする、前記指定された測定期間内での品質の度数分布である品質分布を作成する品質分布作成手段と、前記試験パケットを用いることなく各測定期間におけるリソースの平均負荷量と平均品質とをパッシブ測定するパッシブ測定手段と、前記単位期間におけるリソースの負荷量とサービスの品質との関係を示す特性曲線と、前記パッシブ測定の結果とに基づいて、各測定期間における品質分布を推定する品質分布推定手段と、前記指定された測定期間におけるアクティブ測定の結果から得られる品質分布と前記指定された測定期間におけるパッシブ測定の結果とに基づき、前記特性曲線を更新する特性曲線更新手段と、前記アクティブ測定の結果から得られる品質分布と、前記アクティブ測定が行われていない測定期間のパッシブ測定の結果から推定された品質分布とを前記所定期間にわたって累積する品質劣化判定手段とを有するものである。
本発明によれば、試験パケットによる品質測定でネットワークに過剰な負荷をかけることなく、かつ品質劣化を見逃さない品質監視が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、本発明で用いる時間単位について説明しておく。本発明の品質測定・劣化判定方法は、図1に示す所定期間Tにおいてパケット交換網のサービスの品質を測定し、品質劣化の有無を判定するものであるが、所定期間Tは複数の測定期間mtに分割され、さらに各測定期間mtは複数の単位期間utに分割される。
図2は、本発明の品質測定・劣化判定方法の原理を説明するためのフローチャートである。本発明の品質測定・劣化判定方法では、まず所定期間Tのうち任意の測定期間mtにおいて試験パケットを用いた品質測定を行う(図2ステップS101)。以下、このような試験パケットを用いる品質測定をアクティブ測定(ネットワークに測定用の負荷をかける測定)と呼ぶ。アクティブ測定を行う測定期間mtは予め指定される。また、アクティブ測定は、1つの測定期間mtについてのみ行ってもよいし、複数の測定期間mtについて行ってもよい。
続いて、本発明の品質測定・劣化判定方法では、アクティブ測定の結果に基づいて、単位期間utを時間単位とする品質の度数分布(以下、品質分布と呼ぶ)を作成すると同時に、回線などのリソースの負荷量とサービスの品質との関係を示す特性曲線を更新する(ステップS102)。ステップS101とS102の処理は、所定期間Tが終了するまで(ステップS103においてYES)、指定された測定期間mt毎に行われる。
また、本発明の品質測定・劣化判定方法では、ステップS101〜S103の処理と並行して、ステップS104〜S106の処理が行われる。ステップS104では、試験パケットを用いることなく各測定期間mtにおけるリソースの平均負荷量と平均品質とを測定する。この試験パケットを使用しない測定をパッシブ測定(ネットワークに測定用の負荷をかけない測定)と呼ぶ。ただし、このパッシブ測定では、例えばMIB(Management Information Base )カウンタ情報を取得して測定を行うため、カウンタ情報を取得するための負荷はネットワークにかかる。
続いて、本発明の品質測定・劣化判定方法では、パッシブ測定の結果と特性曲線に基づいて、測定期間mtにおける品質分布を推定する(ステップS105)。ステップS104とS105の処理は、所定期間Tが終了するまで(ステップS106においてYES)、測定期間mt毎に行われる。
次に、本発明の品質測定・劣化判定方法では、ステップS102で作成した品質分布とステップS105で推定した品質分布とを所定期間Tにわたって累積した品質分布を作成し、この品質分布を基にサービスの品質劣化の有無を判定する(ステップS107)。
図3は、本実施の形態に係る品質測定・劣化判定システムの構成を示すブロック図である。本発明の品質測定・劣化判定システムは、測定対象(ネットワーク)1に対してアクティブ測定を行うアクティブ測定手段11と、パッシブ測定を行うパッシブ測定手段12と、アクティブ測定の結果に基づいて品質分布を作成する品質分布作成手段13と、アクティブ測定の結果に基づいて特性曲線を更新する特性曲線更新手段14と、パッシブ測定の結果に基づいて品質分布を推定する品質分布推定手段15と、品質分布作成手段13が作成した品質分布と品質分布推定手段15が推定した品質分布とを所定期間Tにわたって累積した品質分布を作成し、この品質分布を基にサービスの品質劣化の有無を判定し、判定結果と品質情報を品質管理者に報告する品質劣化判定手段16とを有している。
図4は図3の品質測定・劣化判定システムの具体的な構成例を示すブロック図である。図4のアクティブ品質測定器21は、図3のアクティブ測定手段11に相当する。アクティブ品質測定器21から送出された試験パケットは、ネットワーク1内のルータ22を経由して別のアクティブ品質測定器21に達する。これにより、パケット損失率などの品質が測定される。
品質測定・劣化判定装置24は、図3のパッシブ測定手段12と品質分布作成手段13と特性曲線更新手段14と品質分布推定手段15と品質劣化判定手段16とに相当する。品質測定・劣化判定装置24は、ネットワーク1内のパッシブ測定エージェント23からデータを取得して、取得したデータに基づいてリソースの平均負荷量と平均品質とを算出する。
図5は図4の品質測定・劣化判定装置24の構成を示すブロック図である。アクティブ測定機能部240は、予め設定された所定期間T、測定期間mt、単位期間utおよび試験パケット条件(サイズ、送出間隔分布、転送プロトコル等)に従って、アクティブ品質測定器21に対してアクティブ測定の実行を指示し、アクティブ品質測定器21が測定したパケット損失率などの測定データを受け取る。
パッシブ測定機能部241は、予め設定された所定期間T、測定期間mtおよび単位期間utに従って、パッシブ測定エージェント23からデータを取得して、取得したデータに基づいてリソースの平均負荷量と平均品質とを算出する。品質分布作成機能部242は図3の品質分布作成手段13に相当し、特性曲線更新機能部243は特性曲線更新手段14に相当し、品質分布推定機能部244は品質分布推定手段15に相当し、品質劣化判定部245は品質劣化判定手段16に相当する。
次に、パケット到着過程の確率モデル化について説明する。図6は、パケット到着過程の確率モデル化を説明するための図であり、特性曲線の1例を示す図である。
特性曲線は、測定期間mt内における単位期間ut単位での負荷量と品質との関係を示す。ユーザ単位の一連の情報転送(フローと呼ぶ)をパケット到着過程の特性(通信形式に起因するフローの特性)によって特徴付けし、以下の確率モデルを考える。
(仮定1)各パケット到着過程特性に属するユーザの比率が一定のもとで、通信ユーザや転送パケットの増減などに起因する、測定期間mt内における単位期間utでのリソース負荷量と品質との関係の確率的な変動は、特性曲線上で起きるものとする。つまり、このときの負荷量と品質との関係は、図6に示した黒丸間を移動する。
(仮定2)各パケット到着過程特性に属するユーザの比率の変動などに起因する、測定期間mt内における単位期間utでのリソース負荷量と品質との関係の変化は、特性曲線の変化によるものとする。つまり、図6の特性曲線Aから特性曲線Bに変化したり、特性曲線Bから特性曲線Aに変化したりする。
測定期間mt内では、ある特性曲線上を仮定1に示したような確率的な変動をするものとし、測定期間mtよりも長い時間スケールでは、特性曲線自体が変化する(仮定2)ことを許容する確率モデルである。本実施の形態では、以上のように確率モデル化したモデルに基づいて後述のように特性曲線を特定する。
次に、本実施の形態の品質測定・劣化判定方法およびシステムを図2の流れに沿って詳細に説明する。まず、品質測定・劣化判定装置24のアクティブ測定機能部240は、前述のとおり、アクティブ品質測定器21に対してアクティブ測定の実行を指示する。アクティブ測定機能部240から指示を受けたアクティブ品質測定器21は、指定されたアクティブ測定すべき測定期間mtに達したときに、試験パケット条件に従ってネットワーク1に試験パケット(例えばpingパケット)を送出し、パケット損失率などの品質を単位期間utを時間単位として測定する(図2ステップS101)。そして、アクティブ品質測定器21は、測定したデータを品質測定・劣化判定装置24に送る。アクティブ測定機能部240は、アクティブ品質測定器21から受け取った品質の測定データを品質分布作成機能部242と特性曲線更新機能部243に渡す。
続いて、品質分布作成機能部242は、アクティブ測定機能部240から受け取った測定データを単位期間utを時間単位として度数分布化し、次式のような品質分布を作成する(ステップS102)。
Figure 2006033554
式(1)において、Q1,Q2,Q3,・・・,Qnは予め設定された品質の階級値(代表値)であり、品質分布作成機能部242は、この階級値Q1,Q2,Q3,・・・,Qnに従って測定データを度数分布化する。q1,q2,q3,・・・,qnは階級値Q1,Q2,Q3,・・・,Qnに対応する相対度数(Q1〜Qnの和が1)である。
一方、特性曲線更新機能部243は、測定期間mtにおけるアクティブ測定による品質分布と同測定期間mtにおけるパッシブ測定の結果に基づき、特性曲線のパラメータを特定する(ステップS102)。
まず、パラメータの特定方法を説明する前に特性曲線の定式化について説明する。例えば、ネットワークのなかで品質の支配要因となっているリソースに着目し、そのリソース負荷量(例えばボトルネック回線における回線使用率)と品質の関係に関して、特性曲線をパラメータを用いて記述する。
品質をL、リソース負荷量をCとし、品質Lとリソース負荷量Cの非線形な関係(特性曲線)を以下のように関数形式で表す。
L=F(C|α,β,・・・・) ・・・(2)
ただし、α,β,・・・・は特性曲線のパラメータである。例えば、品質Lとしてパケット損失率(%)を考える場合には、0〜1までの値をとる非線形な関数として、次式のようなロジスティック曲線を想定することができる。
L={Exp(α+β・C)}/{1+Exp(α+β・C)} ・・・(3)
式(2)、式(3)に基づく特性曲線の1例を図7に示す。図7の例では、品質Lの例としてパケット損失率を用い、リソース負荷量Cの例として回線使用率を用いている。
次に、特性曲線のパラメータα,βを特定する方法について説明する。特性曲線更新機能部243は、特性曲線の関数Fの逆関数Gに、アクティブ測定結果に基づいて作成された品質分布を代入することで、リソース負荷量Cの分布を推定する。この推定した負荷量分布の平均値が、アクティブ測定が行われた測定期間mtにおけるパッシブ測定のリソース負荷量平均値と最も近くなるときのパラメータα,βを選択することにより、特性曲線を特定する。
図8は品質分布に基づく負荷量分布の推定を説明するための図である。図8(A)はアクティブ測定結果に基づいて品質分布作成機能部242が作成した品質分布を表す。図8(B)は更新直前の現在の特性曲線を表している。図8(A)の品質分布は、前述のとおり式(1)で表される。測定期間mtにおけるアクティブ測定による品質Lの平均値が、同測定期間mtにおけるパッシブ測定による平均品質と一致又は近い値になるように、パッシブ測定による平均品質に最も近い階級値Qk(kは1〜nのいずれか1つ)の度数qkを増加させ、階級値Q1〜Qnの度数q1〜qnをあらためて正規化した相対度数をp1,p2,p3,・・・,pnとする。なお、測定期間mtにおけるアクティブ測定による品質Lの平均値とは、単位期間ut毎の品質Lの平均を意味するのではなく、測定期間mtにおける試験パケットが経験する品質Lの平均を意味する。すなわち、測定期間mtでの送出試験パケット数に対する損失パケット数である。しかし、単位期間ut毎の送出試験パケット数が一定ならば、品質Lの平均値はQ1・q1+Q2・q2+・・・・+Qn・qnである。
品質の階級値Q1,Q2,Q3,・・・,Qnを関数Fの逆関数Gに代入することにより求めた、リソース負荷量Cの階級値をG(Q1|α,β),G(Q2|α,β),G(Q3|α,β),・・・,G(Qn|α,β)とすると、負荷量分布は次式で表される。
Figure 2006033554
式(4)の負荷量分布の平均値と、アクティブ測定が行われた測定期間mtにおけるパッシブ測定のリソース負荷量平均値との差が最小となるパラメータα,βを選択する。すなわち、次式が成立するパラメータα,βを求める。
Figure 2006033554
式(5)は、式(4)の負荷量分布の平均値ΣG(Qk|α,β)・pkとパッシブ測定による測定期間mt内のリソース負荷量平均値Ciとの差が最小であることを表している。なお、特性曲線の特定の不安定性を避けるために、式(5)により求めたパラメータα,βの値と更新直前の値との重み付け平均をとるようにしてもよい。すなわち、パラメータα,βの更新直前の値をそれぞれα0,β0とし、式(5)により求めたパラメータα,βの値をそれぞれα1,β1としたとき、パラメータα,βの更新後の値を以下のようにして求めてもよい。
α=xα0+(1−x)α1 ・・・(6)
β=xβ0+(1−x)β1 ・・・(7)
式(6)、式(7)において、xは予め設定された重みであり、0≦x≦1を満たしている。以上のようにして、特性曲線更新機能部243は、各測定期間mt毎に特性曲線を特定する。
次に、パッシブ測定について説明する。品質測定・劣化判定装置24のパッシブ測定機能部241は、予め設定された所定期間T、測定期間mtおよび単位期間utに従って、パッシブ測定エージェント23からデータを取得して、取得したデータに基づいてリソースの平均負荷量と平均品質とを算出する(ステップS104)。このとき、パッシブ測定機能部241は、ネットワークリソースにおける負荷量に関する情報や品質に関する情報を、例えばSNMP(Simple Network Management Protocol)を用いてパッシブ測定エージェント23から取得する。取得項目としては、MIBで規定されている以下の項目がある。
リソース負荷量C(回線使用率)に関する取得項目としては、標準MIBでサポートされている、回線インターフェース単位の転送情報量(ifOutOctets )およびインターフェース速度(ifSpeed )がある。転送情報量はSNMPポーリング時のカウンタ情報であり、2回のポーリング時刻間の平均特性を示す。パッシブ測定機能部241は、取得した転送情報量とインターフェース速度から測定期間mtにおけるリソース負荷量平均値を算出する。このリソース負荷量平均値(回線使用率)の単位は%である。
一方、品質L(パケット損失率)に関する取得項目としては、同じくMIBでサポートされている、損失パケット数(ifOutDiscards,ifOutErrors)および転送パケット数(ifOutUcastPkts,ifOutNUcastPkts )がある。この損失パケット数および転送パケット数も2回の収集時刻間の平均値を示す。パッシブ測定機能部241は、取得した損失パケット数と転送パケット数から測定期間mtにおける平均品質を算出する。この平均品質(パケット損失率)の単位も%である。
次に、品質測定・劣化判定装置24の品質分布推定機能部244は、パッシブ測定の結果と特性曲線に基づいて、測定期間mtにおける品質分布を推定する(ステップS105)。まず、品質分布推定機能部244は、測定期間mtにおいて単位期間utを時間単位とするリソース負荷量Cの度数分布を図9のようにパラメータ化する。ρmin,ρi,ρmaxはリソース負荷量Cの階級値である。ただし、ρi=Ci(パッシブ測定によるリソース負荷量平均値)であり、また階級値ρmin,ρmaxは予め設定された値である。δi,εi,ζiはそれぞれ階級値ρmin,ρi,ρmaxの相対度数である。
品質分布推定機能部244は、以下に示す方法で相対度数(δi,εi,ζi)を特定し、特定した相対度数(δi,εi,ζi)を用いて、測定期間mtにおける品質の推定分布を次式のように求める。
Figure 2006033554
式(8)において、F(ρmin),F(ρi),F(ρmax)は測定期間mtにおける更新前の特性曲線の関数Fに階級値ρmin,ρi,ρmaxを代入することにより求めた品質Lの階級値である。
相対度数(δi,εi,ζi)は以下の連立方程式を解くことによって求めることができる。
Figure 2006033554
式(9)の第2列は平均リソース負荷に関する等号を示し、第3列は平均損失数に関する等号を示す。また、Liはパッシブ測定による平均品質である。式(9)を解いた結果、0≦δi≦1、0≦εi≦1、0≦ζi≦1の範囲に解がない場合には、δi=0、εi=1、ζi=0とするか、あるいはδi=a、εi=b、ζi=c(a,b,cは予め設定された値で、総和は1)とすればよい。こうして、品質分布推定機能部244は、各測定期間mt毎に品質分布を推定する。
次に、品質測定・劣化判定装置24の品質劣化判定部245は、指定された測定期間のアクティブ測定により品質分布作成機能部242が作成した品質分布と、アクティブ測定が行われていない測定期間のパッシブ測定により品質分布推定機能部244が推定した品質分布とを所定期間Tにわたって累積して、品質分布を作成し、この品質分布を基にサービスの品質劣化の有無を判定する(ステップS107)。
なお、測定結果の信頼度を考慮した以下のような重み付け累積をして、品質の階級値に対する相対度数を求めてもよい。
階級値の相対度数=(Σ各測定期間の該当する相対度数×該当測定期間の重みw)
/(所定期間内の測定回数) ・・・(10)
図10はこの品質分布の重み付け累積を説明するための図である。図10の例では、測定期間mt1,mtj+1でアクティブ測定を行い(図10(A)、図10(D))、mt2〜mtjでパッシブ測定を行ったものとする(図10(B)、図10(C))。ある階級値の測定期間mt1,mt2,・・・・,mtj,mtj+1における相対度数をそれぞれr1,r2,・・・・,rj,rj+1とすると、この階級値の重み付け累積後の相対度数は(r1×w1+r2×w2+・・・・+rj×wj+rj+1×wj+1)/(j+1)である。w1,w2,・・・・,wj,wj+1は予め設定された測定期間mt1,mt2,・・・・,mtj,mtj+1における重みである。こうして、図10(E)のような重み付け累積後の品質分布が得られる。重み付け累積を行うことにより、品質推定が極度に悪い場合にもその影響を抑えることもできる。
次に、品質劣化判定部245は、作成した品質分布を基にサービスの品質劣化の有無を判定する。図11は、この劣化判定を説明するための図である。品質劣化判定部245は、所定期間Tの累積により作成した品質分布において、予め設定された品質の判定閾値Yを超過する割合(閾値Yを超過する品質の相対度数の和/1)が所定の度数閾値Zより大きい場合には、品質劣化と判定する。
以上により、本実施の形態によれば、所定期間内を通した品質劣化の有無の判定を、ネットワークやそのリソースに負担をかけることなく、精度よく実施することができる。
本発明は、インターネット等のパケット交換網におけるネットワークの性能管理に適用することができる。
本発明の品質測定・劣化判定方法で用いる時間単位を説明するための図である。 本発明の品質測定・劣化判定方法の原理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る品質測定・劣化判定システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る品質測定・劣化判定システムの具体的な構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る品質測定・劣化判定装置の構成を示すブロック図である。 パケット到着過程の確率モデル化を説明するための図である。 本発明の実施の形態における特性曲線の1例を示す図である。 本発明の実施の形態における負荷量分布の推定を説明するための図である。 本発明の実施の形態における品質分布の推定を説明するための図である。 本発明の実施の形態における品質分布の重み付け累積を説明するための図である。 本発明の実施の形態における劣化判定を説明するための図である。 第1の従来技術の問題点を説明するための図である。
符号の説明
1…ネットワーク、11…アクティブ測定手段、12…パッシブ測定手段、13…品質分布作成手段、14…特性曲線更新手段、15…品質分布推定手段、16…品質劣化判定手段、21…アクティブ品質測定器、22…ルータ、23…パッシブ測定エージェント、24…品質測定・劣化判定装置、240…アクティブ測定機能部、241…パッシブ測定機能部、242…品質分布作成機能部、243…特性曲線更新機能部、244…品質分布推定機能部、245…品質劣化判定部。

Claims (16)

  1. パケット交換網を介して提供されるサービスの品質を測定する品質測定・劣化判定方法において、
    所定期間を複数の測定期間に分割し、各測定期間を複数の単位期間に分割したとき、前記複数の測定期間のうち予め指定された測定期間において試験パケットを用いてサービスの品質をアクティブ測定するアクティブ測定ステップと、
    前記アクティブ測定の結果に基づいて前記単位期間を時間単位とする、前記指定された測定期間内での品質の度数分布である品質分布を作成する品質分布作成ステップと、
    前記試験パケットを用いることなく各測定期間におけるリソースの平均負荷量と平均品質とをパッシブ測定するパッシブ測定ステップと、
    前記単位期間におけるリソースの負荷量とサービスの品質との関係を示す特性曲線と、前記パッシブ測定の結果とに基づいて、各測定期間における品質分布を推定する品質分布推定ステップと、
    前記指定された測定期間におけるアクティブ測定の結果から得られる品質分布と前記指定された測定期間におけるパッシブ測定の結果とに基づき、前記特性曲線を更新する特性曲線更新ステップと、
    前記アクティブ測定の結果から得られる品質分布と、前記アクティブ測定が行われていない測定期間のパッシブ測定の結果から推定された品質分布とを前記所定期間にわたって累積する期間累積ステップとを有することを特徴とする品質測定・劣化判定方法。
  2. 請求項1記載の品質測定・劣化判定方法において、
    前記特性曲線更新ステップは、リソースの負荷量と品質との関係をパラメータを含む関数で記述し、前記アクティブ測定の結果から得られる品質分布と前記関数とを用いて負荷量分布を導き、この負荷量分布の平均値と前記指定された測定期間におけるパッシブ測定による平均負荷量との差が最小となるように前記パラメータを推定して前記特性曲線を更新することを特徴とする品質測定・劣化判定方法。
  3. 請求項1記載の品質測定・劣化判定方法において、
    前記特性曲線更新ステップは、ユーザ単位の一連の情報転送がパケット到着過程の特性によって特徴付けされ、各パケット到着過程特性に属するユーザの比率が一定のもとで、通信ユーザや転送パケットの増減に起因する、測定期間内における単位期間でのリソース負荷量と品質との関係の確率的な変動が、前記特性曲線上で起きるものとし、各パケット到着過程特性に属するユーザの比率の変動に起因する、測定期間内における単位期間でのリソース負荷量と品質との関係の変化が、前記特性曲線の変化によるものとして、確率モデル化したモデルに基づいて前記特性曲線を特定することを特徴とする品質測定・劣化判定方法。
  4. 請求項1記載の品質測定・劣化判定方法において、
    前記品質分布推定ステップは、前記単位期間を時間単位とする負荷量分布と前記特性曲線を介して導かれる品質分布の平均値とが、それぞれ測定期間においてパッシブ測定された平均負荷量と平均品質とに一致することを利用して品質分布を推定することを特徴とする品質測定・劣化判定方法。
  5. 請求項2記載の品質測定・劣化判定方法において、
    前記特性曲線更新ステップは、前記指定された測定期間におけるアクティブ測定の結果から得られる品質分布と、前記指定された測定期間においてパッシブ測定された平均負荷量と平均品質とを用いて、最小2乗法等の統計手法を用いて前記特性曲線のパラメータを推定することを特徴とする品質測定・劣化判定方法。
  6. 請求項1記載の品質測定・劣化判定方法において、
    前記アクティブ測定ステップと、前記品質分布作成ステップと、前記パッシブ測定ステップと、前記品質分布推定ステップと、前記特性曲線更新ステップとを前記所定期間を通して繰り返し行うことを特徴とする品質測定・劣化判定方法。
  7. 請求項1記載の品質測定・劣化判定方法において、
    前記期間累積ステップは、前記アクティブ測定の結果から得られる品質分布と、前記アクティブ測定が行われていない測定期間のパッシブ測定の結果から推定された品質分布とを、各測定結果の信頼度を考慮して重み付け累積し、前記所定期間内を通した品質分布を作成することを特徴とする品質測定・劣化判定方法。
  8. 請求項7記載の品質測定・劣化判定方法において、
    前記所定期間の累積により作成された品質分布において予め設定された判定閾値を超過する品質の割合に基づいて品質の劣化を判定する劣化判定ステップを有することを特徴とする品質測定・劣化判定方法。
  9. パケット交換網を介して提供されるサービスの品質を測定する品質測定・劣化判定システムにおいて、
    所定期間を複数の測定期間に分割し、各測定期間を複数の単位期間に分割したとき、前記複数の測定期間のうち予め指定された測定期間において試験パケットを用いてサービスの品質をアクティブ測定するアクティブ測定手段と、
    前記アクティブ測定の結果に基づいて前記単位期間を時間単位とする、前記指定された測定期間内での品質の度数分布である品質分布を作成する品質分布作成手段と、
    前記試験パケットを用いることなく各測定期間におけるリソースの平均負荷量と平均品質とをパッシブ測定するパッシブ測定手段と、
    前記単位期間におけるリソースの負荷量とサービスの品質との関係を示す特性曲線と、前記パッシブ測定の結果とに基づいて、各測定期間における品質分布を推定する品質分布推定手段と、
    前記指定された測定期間におけるアクティブ測定の結果から得られる品質分布と前記指定された測定期間におけるパッシブ測定の結果とに基づき、前記特性曲線を更新する特性曲線更新手段と、
    前記アクティブ測定の結果から得られる品質分布と、前記アクティブ測定が行われていない測定期間のパッシブ測定の結果から推定された品質分布とを前記所定期間にわたって累積する品質劣化判定手段とを有することを特徴とする品質測定・劣化判定システム。
  10. 請求項9記載の品質測定・劣化判定システムにおいて、
    前記特性曲線更新手段は、リソースの負荷量と品質との関係をパラメータを含む関数で記述し、前記アクティブ測定の結果から得られる品質分布と前記関数とを用いて負荷量分布を導き、この負荷量分布の平均値と前記指定された測定期間におけるパッシブ測定による平均負荷量との差が最小となるように前記パラメータを推定して前記特性曲線を更新することを特徴とする品質測定・劣化判定システム。
  11. 請求項9記載の品質測定・劣化判定システムにおいて、
    前記特性曲線更新手段は、ユーザ単位の一連の情報転送がパケット到着過程の特性によって特徴付けされ、各パケット到着過程特性に属するユーザの比率が一定のもとで、通信ユーザや転送パケットの増減に起因する、測定期間内における単位期間でのリソース負荷量と品質との関係の確率的な変動が、前記特性曲線上で起きるものとし、各パケット到着過程特性に属するユーザの比率の変動に起因する、測定期間内における単位期間でのリソース負荷量と品質との関係の変化が、前記特性曲線の変化によるものとして、確率モデル化したモデルに基づいて前記特性曲線を特定することを特徴とする品質測定・劣化判定システム。
  12. 請求項9記載の品質測定・劣化判定システムにおいて、
    前記品質分布推定手段は、前記単位期間を時間単位とする負荷量分布と前記特性曲線を介して導かれる品質分布の平均値とが、それぞれ測定期間においてパッシブ測定された平均負荷量と平均品質とに一致することを利用して品質分布を推定することを特徴とする品質測定・劣化判定システム。
  13. 請求項10記載の品質測定・劣化判定システムにおいて、
    前記特性曲線更新手段は、前記指定された測定期間におけるアクティブ測定の結果から得られる品質分布と、前記指定された測定期間においてパッシブ測定された平均負荷量と平均品質とを用いて、最小2乗法等の統計手法を用いて前記特性曲線のパラメータを推定することを特徴とする品質測定・劣化判定システム。
  14. 請求項9記載の品質測定・劣化判定システムにおいて、
    前記アクティブ測定手段と、前記品質分布作成手段と、前記パッシブ測定手段と、前記品質分布推定手段と、前記特性曲線更新手段とは、前記所定期間を通して繰り返し処理を行うことを特徴とする品質測定・劣化判定システム。
  15. 請求項9記載の品質測定・劣化判定システムにおいて、
    前記品質劣化判定手段は、前記アクティブ測定の結果から得られる品質分布と、前記アクティブ測定が行われていない測定期間のパッシブ測定の結果から推定された品質分布とを、各測定結果の信頼度を考慮して重み付け累積し、前記所定期間内を通した品質分布を作成することを特徴とする品質測定・劣化判定システム。
  16. 請求項15記載の品質測定・劣化判定システムにおいて、
    前記品質劣化判定手段は、前記所定期間の累積により作成した品質分布において予め設定された判定閾値を超過する品質の割合に基づいて品質の劣化を判定することを特徴とする品質測定・劣化判定システム。
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