JP2006033309A - 伝送レート決定方法およびその回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 BLERの劣化とそれに伴うスループットの低下とを防ぐことができるように、木目の細かい条件設定を行う。
【解決手段】 無線通信装置においてTTI単位で、所定値以下の総送信電力と、前回TTIと今回TTIの推定値との所定値以上の電力差分と、所定値以上の高速送信間隔とのうち、少なくとも一つが生じた場合、伝送レートにおける次回TTIの設定は、変調方式をQPSKに限定、変調方式が16QAMの場合に符号化率を所定値以下、設定中の変調方式如何にかかわらず符号化率を所定値以下、変調方式をQPSKにすると共に符号化率を所定値以下、または「制約なし」とする制約条件により実行される。この制約条件と上記所定値とは外部からの入力でBLERの劣化を回避するように設定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線チャネルを用いた通信システムで下り回線に高速によるパケットデータ伝送方式を適用する際の伝送レート決定方法およびその回路に関するものである。
近年、無線通信においても、下り回線における高速パケットデータ伝送方法が検討されている。例えば、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)を用いる方式においては、標準化団体3GPPの発行した「Release 5」規格で標準化されているHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)という伝送方式が規定されている。このHSDPAには、無線リンク品質に応じて変調方式および誤り訂正符号化レートを適応的、且つ高速に変更するAMC(Adaptive Modulation and Coding)と呼ばれる伝送方法が採用されている。
すなわち、高速化は基本的に、電波の状態に応じてより高速な変調方式または符号化方式を自動的に選択することにより行なわれる。具体的には、電波の状態の悪い状態では、安定性は高いが低速な、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)による変調と誤り訂正能力の大きい符号化方式とが適用され、電波の状態がよい状態では、より高速な16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation)による変調と誤り訂正能力の小さい符号化方式とが適用されるように、無線回線の伝送レートが自動的に切り替わる。
このAMC技術により、下り高速パケットデータを伝送する共通チャネルHS−PDSCH(High Speed Physical Downlink Shared CHannel)には、コード数、変調方式、送信電力、符号化率が、2msを周期とするTTI(Transmission Time Interval)ごとに変化しながら割り当てられる。ここで、コード数は、拡散率16におけるチャネルコード(Channelization Code)の「15」が最大である。変調方式にはQPSKおよび16QAMが設備され、これらのうちいずれか一方が適用される。この結果、場合によってはHS−PDSCHが適用されないTTIも存在し得る。このことは、TTI単位で無線基地局の総送信電力が激しく変動することを意味する。
例えば、この無線基地局の総送信電力の変動により、HS−PDSCH適用前後の無線基地局の総送信電力差が大きい場合、例えば、HS−PDSCHを適用していない状態から15コードのHS−PDSCHを適用する場合、無線基地局の電力増幅部における非線形性による影響が顕在化し、シンボルエラーが発生する恐れがある。これは変調方式の多値数が多ければ多いほど、その影響が大きくなる。電力増幅部における非線形性には、AM(増幅変調)−AM変換特性、およびAM−PM(位相変調)変換特性がある。
上記問題の解決手段としては、電力増幅部の歪み補償回路による歪み補償が一般的であるが、電力増幅部の入力電力の変動が激しく、かつ16QAM変調方式も使用されるHSDPAにおいては、従来の無線基地局よりも高い歪み補償精度が求められる。
そのため、例えば、従来の無線基地局にHSDPAを適用しようとした場合、従来の無線基地局における電力増幅部は「QPSK」を想定して設計されているため、歪み補償回路の精度が「16QAM」には不十分である可能性がある。この場合、HS−PDSCHの変調方式として16QAMが使用されると、顕著なBLER(Block Error Rate)の劣化を招く危険性がある。
BLERの劣化は再送頻度を上昇させ、その結果、システム全体のスループットの低下を引き起こすことになる。
上述した問題を考慮し、特に、高速伝送の場合の通信装置相互間に及ぼす干渉を抑えることを目的として、変調多値数と送信パワーとの大きさの調整方法が開示されている。例えば、特開2003−298510号公報(以後、特許文献1)では、変調多値数が最大の変調方式の場合には変調方式を固定して回線品質の良さに応じて送信パワーを低減する一方、変調多値数が最大の変調方式以外の場合には送信パワーを一定にして回線品質の良さに応じて変調多値数をより大きくする。また、回線品質が悪い場合には送信パワーを一定にして変調多値数を変化させる一方、回線品質が良い場合には変調多値数を固定にして送信パワーを変化させるという技術も開示されている。
しかしながらこの方法では、回線品質のよい場合に多値変調を使用するため、上述した問題を回避することはできない。
特開2003−298510号公報
解決しようとする課題は、従来の無線基地局にHS−PDSCHを適用しようとした場合、歪み補償回路の精度が16QAMには不十分である可能性があり、この場合、16QAMが使用されると、顕著なBLERの劣化を招く危険性があることである。この結果、再送頻度を上昇させ、システム全体のスループットの低下を引き起こす。更に、下りの通信回線に高速パケットデータを伝送する場合、HS−PDSCHの不適用からこの適用の際における多項目にわたる条件の変化までに対応して木目細かく対処できないことである。
本発明は、上記問題点を解決して、無線通信装置の電力増幅部におけるAM−AM変換、またはAM−PM変換による影響を考慮し、BLER(Block Error Rate)の劣化とそれに伴うスループットの低下とを防ぐことができるように、木目の細かい条件設定を行う伝送レート決定方法を提供することを目的とする。
このため、本発明による伝送レート決定方法は、無線通信装置に高速によるパケットデータ伝送方式を適用する際、無線通信回路から伝送レートを決定するための各種情報を取り込み、BLERの劣化を回避するため本発明による伝送レート決定の制約条件を設けている。
すなわち、基本は、伝送時間間隔(以後、TTIと呼称する)単位での伝送レートを、下記演算値がBLERを劣化させる範囲にある場合、変調方式に16QAMを使用せずにQPSKを使用することと、符号化率(Transport Block Size)をより低くすることとのいずれか一方または両方に、設定することである。その主要な特徴は、総送信電力と、前回TTIと今回TTIの推定値との電力差分と、HS−PDSCHを用いて高速送信した前回TTIとその次に高速送信したTTIとの高速送信間隔と、それぞれを演算して求めた演算値を次の制約条件に設定することである。
すなわち、無線通信装置においてTTI単位で演算された値が、所定値以下の総送信電力と、前回TTIと今回TTIの推定値との所定値以上の電力差分と、所定値以上の高速送信間隔とのうち、何れか一つまたは二つ以上の組合せが生じた場合、伝送レートにおける次回TTIの設定は、下記制約情報に従って決定される。
その制約情報は、本実施例では、変調方式をQPSKに限定、変調方式が16QAMの場合に符号化率を所定値以下、設定中の変調方式如何にかかわらず符号化率を所定値以下、変調方式をQPSKにすると共に符号化率を所定値以下、または「制約なし」である。しかし、変調方式と符号化率との組合せ、設定などはこれに限定されるものではない。
上述した所定値は外部から設定される閾値でよい。また、制約条件も外部から設定できる。この構成により条件設定を変更可能とする融通性がもてる。
また、上記所定値または閾値による判定結果を考慮して伝送レートを決定する構成が実施例1である。実施例2では、このような判定結果を考慮せずに制約なしの条件で伝送レートをまず決定し、その後の条件設定で変更が生じた際に、その設定に基づいて修正している。
その具体的な一つの伝送レート決定回路は、BLERの劣化を回避するようにTTI単位での伝送レートを決定する際、無線通信回路から、無線リンク品質、UE(ユーザ機器)受信能力、およびリソース残量を含む各種情報を収集する情報収集報告部と、前記情報収集報告部で収集された各種情報を取り込んで、この各種情報により送信電力値を演算して無線通信装置へ通知する送信電力決定部と、無線通信装置の総送信電力を傍受して総送信電力測定値を計測する総送信電力測定部と、前記送信電力決定部から送信電力値また前記総送信電力測定部から総送信電力測定値それぞれを取り込み、高速送信されたTTI情報と共にそれらの履歴を保持し、それぞれその電力差分と高速チャネルを用いるTTIからその次に高速チャネルを用いるTTIまでの高速送信間隔とをその履歴から演算する送信電力管理部と、外部から設定される各種閾値、および制約条件を有効指定する制約条件制御信号それぞれを出力する制御情報格納部とを制約情報適用条件のデータ発生のために備える。
また、制約情報適用の特定条件の発生とその制約条件に対する伝送レートの設定とのため、伝送レート決定回路は、前記総送信電力測定部から総送信電力測定値、前記制御情報格納部から総送信電力閾値それぞれを取り込み、総送信電力測定値を総送信電力閾値で判定する総送信電力閾値判定部と、前記送信電力管理部から電力差分、前記制御情報格納部から総送信電力差分閾値それぞれを取り込み、電力差分を総送信電力差分閾値で判定する電力差分閾値判定部と、前記送信電力管理部から高速送信間隔、前記制御情報格納部から送信間隔閾値それぞれを取り込み、高速送信間隔を送信間隔閾値で判定する送信間隔閾値判定部と、前記総送信電力閾値判定部、前記電力差分閾値判定部、および前記送信間隔閾値判定部それぞれの判定結果を取り込み、予め定められたこれらの組合せに応じて、前記制御情報格納部から取り込む制約条件制御信号に基づき、制約のオン・オフ制御信号を送出する制約判定部と、前記制約判定部から制約オン制御信号を取り込んだ際には、前記情報収集報告部から取り込む各種情報に、前記制御情報格納部から取り込む符号化率閾値および制約情報を加味して伝送レートを決定する第1の伝送レート決定部とを備える。
また、別の実施例では、伝送レート決定回路が、前記各種情報に基づいて伝送レートを決定する第2の伝送レート決定部と、前記第1の伝送レート決定部に代わる伝送レート修正部とを備えている。この伝送レート修正部は、前記伝送レート決定部から取り込む伝送レートを、前記制約判定部から取り込む制約オン制御信号と前記制御情報格納部から取り込む符号化率閾値および制約情報とにより修正して修正後伝送レートを出力する。
本発明の伝送レート決定方法およびその回路は、無線通信装置においてTTI単位で、所定値以下の総送信電力と、所定値以上の前回TTIと今回TTIの推定値との電力差分と、所定値以上の高速送信間隔とのうち、少なくとも一つが生じた場合、その条件に基づいて、かつ別に設定される制約情報により、次のTTIでの設定を、変調方式をQPSKに限定、変調方式が16QAMの場合に符号化率を所定値以下、設定中の変調方式如何にかかわらず符号化率を所定値以下、変調方式をQPSKにすると共に符号化率を所定値以下、または、制約なし、の何れかとして伝送レートを決定できるので、その条件の組合せを木目細かく選択することにより、BLERの劣化を適切に回避できるという利点がある。
条件設定を木目細かく選択してBLER(Block Error Rate)の劣化を回避するという目的を実現することとして、本発明では、TTI(伝送時間間隔)単位で、総送信電力と、前回TTIと今回TTIの推定値との電力差分と、最後に高速送信したTTIとその一つ前に高速送信したTTIとの間隔(高速送信間隔)とを演算して演算値がBLERを劣化させる範囲にある場合、変調方式をQPSKにすることと符号化率(Transport Block Size)をより低くすることとのいずれか一方または両方に設定している。
本発明の実施例1について図1を参照して説明する。
図1は、本発明による無線通信装置の伝送レート決定回路における機能ブロックの実施の一形態を示す説明図である。
図示される伝送レート決定回路は、情報収集報告部11、送信電力決定部12、総送信電力測定部13、送信電力管理部14、制御情報格納部15、総送信電力閾値判定部16、電力差分閾値判定部17、送信間隔閾値判定部18、制約判定部19、および伝送レート決定部20により構成される。
情報収集報告部11は、無線通信回路から、無線リンク品質、UE(ユーザ機器)受信能力、およびリソース残量を含む各種情報を収集し、送信電力決定部12と伝送レート決定部20とへ通知する。
送信電力決定部12は、情報収集報告部11で収集された各種情報を取り込んで、この各種情報により送信電力値を演算して無線通信装置の送信電力供給部および送信電力管理部14へ通知する。
総送信電力測定部13は、無線通信装置の総送信電力を傍受して総送信電力測定値を計測し、送信電力管理部14と総送信電力閾値判定部16とに通知する。
送信電力管理部14は送信電力決定部12から通知された送信電力値を履歴として履歴メモリに保持するとともに、最新の送信電力値と総送信電力測定部13から通知された無線基地局の総送信電力の最新値、または前回推定した無線基地局の総送信電力値から、今回TTIにおける無線基地局の総送信電力値を推定する。送信電力管理部14は前回推定した無線基地局の総送信電力値と今回推定した無線基地局の総送信電力値との差分を電力差分として算出し、電力差分閾値判定部17へ通知し、また送信電力履歴からHS−PDSCHにより高速送信する今回TTIから前回高速送信したTTIまでの間隔(高速送信間隔)を演算して送信間隔閾値判定部18へ通知する。
ここで、今回TTIにおける無線基地局の総送信電力推定について説明する。
送信電力管理部14は、総送信電力測定部13での測定周期が一つのTTI、すなわち「2ms」とは限らないため、測定結果報告がない場合には、HS−PDSCHに割り当てた送信電力の履歴から今回TTIにおける総送信電力値を推定しなければならない。すなわち、送信電力管理部14は、まず、総送信電力測定部13での測定周期毎に測定区間において割り当てたHS−PDSCH送信電力の平均を算出し、総送信電力測定部13からの報告値との差をとる。次いで、送信電力管理部14は、HS−PDSCHを除いた総送信電力推定値を求める。これに今回TTIにおいてHS−PDSCHに割り当てる送信電力を足し合わせることにより今回TTIにおける無線基地局の総送信電力が推定される。
制御情報格納部15は、外部から設定される各種閾値、および制約条件を有効指定する制約条件制御信号それぞれを出力する。すなわち、総送信電力閾値は総送信電力閾値判定部16、総送信電力差分閾値は電力差分閾値判定部17、送信間隔閾値は送信間隔閾値判定部18、制約条件制御信号は制約判定部19、並びに、符号化率閾値および制約情報は伝送レート決定部20、それぞれに通知される。
総送信電力閾値判定部16は、総送信電力測定部13から総送信電力測定値、制御情報格納部15から総送信電力閾値それぞれを取り込み、総送信電力測定値を総送信電力閾値で判定し、その判定結果を制約判定部19に通知する。
電力差分閾値判定部17は、送信電力管理部14から電力差分、制御情報格納部15から総送信電力差分閾値それぞれを取り込み、電力差分を総送信電力差分閾値で判定してその判定結果を制約判定部19に通知する。
送信間隔閾値判定部18は、送信電力管理部14から高速送信間隔、制御情報格納部15から送信間隔閾値それぞれを取り込み、高速送信間隔を送信間隔閾値で判定してその判定結果を制約判定部19に通知する。
制約判定部19は、総送信電力閾値判定部16、送信間隔閾値判定部18、および電力差分閾値判定部17それぞれの判定結果を取り込み、制御情報格納部15から取り込む制約条件制御信号に基づくそれぞれの制約オン・オフ制御信号を伝送レート決定部20に送出する。
伝送レート決定部20は、情報収集報告部11から取り込む各種情報に加え、制約判定部19から取り込む制約オン・オフ制御信号と制御情報格納部15から取り込む符号化率閾値および制約情報とから伝送レートを決定して出力する。
次に、図2Aおよび図2Bに図1を併せ参照して、実施例1における伝送レート決定手順について説明する。
まず、情報収集報告部11が、無線通信回路から、無線リンク品質、UE受信能力、およびリソース残量を含む各種情報を収集(手順S1)し、送信電力決定部12と伝送レート決定部20とへ通知する。送信電力決定部12は、情報収集報告部11で収集された各種情報を取り込んで、この各種情報により送信電力値を演算して無線通信装置の送信電力供給部および送信電力管理部14へ通知(手順S2)する。一方、総送信電力測定部13は、無線通信装置の総送信電力を傍受して総送信電力測定値を測定(手順S3)し、送信電力管理部14と総送信電力閾値判定部16とに通知する。
送信電力管理部14は、送信電力決定部12から送信電力値、また総送信電力測定部13から総送信電力測定値、それぞれの通知を受け、それらの値を履歴として保持(手順S4)する。
総送信電力閾値判定部16は、総送信電力測定部13から総送信電力測定値の通知を受けて制御情報格納部15から総送信電力閾値を取り込み、総送信電力測定値が総送信電力閾値以下か否かを判定し、その判定結果を制約判定部19に通知する。制約判定部19は、総送信電力測定値が総送信電力閾値以下でない場合(手順S5のNO)には、電力差分閾値判定部17の判定結果を待つ。
一方、送信電力管理部14は、当TTIにおける総送信電力推定値を演算して記録(手順S6)し、更に履歴から取り出した前回TTIにおける総送信電力値との電力差分を演算(手順S7)して電力差分閾値判定部17へ送る。
電力差分閾値判定部17は、送信電力管理部14から電力差分の通知を受けて制御情報格納部15から総送信電力差分閾値を取り込み、電力差分が総送信電力差分閾値以上か否かを判定し、その判定結果を制約判定部19に通知する。制約判定部19は、電力差分が総送信電力差分閾値以上でない場合(手順S8のNO)には、送信間隔閾値判定部18の判定結果を待つ。
更に、送信電力管理部14は、履歴を調べ、HSDPA適用のTTIにおける高速送信間隔を演算(手順S9)して送信間隔閾値判定部18に通知する。
従って、送信間隔閾値判定部18は、送信電力管理部14から高速送信間隔の通知を受けて制御情報格納部15から送信間隔閾値を取り込み、高速送信間隔が送信間隔閾値以上か否かを判定し、その判定結果を制約判定部19に通知する。制約判定部19は、高速送信間隔が送信間隔閾値以上でない場合(手順S10のNO)には、総送信電力測定値が総送信電力閾値以下、電力差分が総送信電力差分閾値以上、そして高速送信間隔が送信間隔閾値以上との何れの制約条件も満たしていない状態として「制約オフ」制御信号を、伝送レート決定部20に通知する。伝送レート決定部20はこれを受けて、情報収集報告部11から受ける各種情報に基づき、「制約なし」で伝送レートを決定(手順S11)する。
制約判定部19は、上記手順S5、手順S8、および手順S10における判定結果のいずれかが、制御情報格納部15から受ける制約条件制御信号に基づいて「YES」の場合には「制約オン」制御信号を伝送レート決定部20に通知する。すなわち、「制約オン」は、総送信電力測定値が総送信電力閾値以下、電力差分が総送信電力差分閾値以上、または、高速送信間隔が送信間隔閾値以上の何れかの制約条件を満たしている状態である。
換言すれば、上述した制約判定部19が「制約オン」とした制約条件は、総送信電力測定値が総送信電力閾値以下、電力差分が総送信電力差分閾値以上、または、高速送信間隔が送信間隔閾値以上の、少なくとも一つが満たされればよい。
一方、伝送レート決定部20には、制御情報格納部15から4つの制約情報1〜4と制約情報なしの制約状態が設定される。
制約情報1が設定(手順S21がYES)されている場合、伝送レート決定部20は変調方式をQPSKに限定設定(手順S22)する。
上記手順S21が「NO」で、制約情報1の代わりに制約情報2が設定(手順S23がYES)の条件で、それまでの変調方式が「16QAM」の場合(手順S24がYES)には、伝送レート決定部20は、符号化率を制御情報格納部15から受ける閾値以下に設定(手順S25)する。
上記手順S23が「NO」で制約情報2の代わりに制約情報3が設定(手順S26がYES)の場合には、上記手順S25に進み、伝送レート決定部20は、その時点での変調方式に無関係に、符号化率を制御情報格納部15から受ける閾値以下に設定する。
上記手順S26が「NO」で制約情報3の代わりに制約情報4が設定(手順S27がYES)の場合には、伝送レート決定部20は、変調方式をQPSKに設定すると共に、符号化率を制御情報格納部15から受ける閾値以下に設定(手順S28)する。
上記手順S27が「NO」で制約情報1〜4の全てが設定されていない場合、伝送レート決定部20は、情報収集報告部11が収集する各種情報により「制約なし」で伝送レートを決定(手順S29)している。
上記手順S24が「NO」で制約情報2が設定されているが変調方式が16QAMでない場合、伝送レート決定部20は、手順を上記手順S29に進め、情報収集報告部11が収集する各種情報により「制約なし」で伝送レートを決定している。
すなわち、次のような制約情報により制約された伝送レートが決定される。
第1の制約情報で「変調方式制約」が指示された場合、変調方式にはQPSKのみを使用する。
第2の制約情報で「16QAM限定の符号化率制約」が指示された場合、変調方式として16QAMを使用する際には、符号化率が閾値以下となる符号化率を選択する。
第3の制約情報で「符号化率制約」が指示された場合、変調方式の如何にかかわらず、符号化率が閾値以下となる符号化率を選択する。
また、第4の制約情報で「変調方式・符号化率制約」が指示された場合、変調方式にはQPSKのみを使用すると共に、符号化率が閾値以下となる符号化率を選択する。
このような構成を採用して伝送レートを設定するので、BLERの劣化を回避できる効果がある。
本発明の実施例2について図3に図4Aおよび図4Bを参照して説明する。
図3の実施例2が実施例1と相違する構成は、伝送レート決定部20の代わりに、伝送レート決定部21と伝送レート修正部22とが備えられていることである。その他の構成要素は同一の機能を有するので同一の名称と番号符号とを付与してその説明を省略する。
伝送レート決定部21は、情報収集報告部11が収集する各種情報により「制約なし」で伝送レートを決定し、結果を伝送レート修正部22へ通知する。伝送レート修正部22は、制約判定部19から取り込む制約オン・オフ制御信号と制御情報格納部15から取り込む符号化率閾値および制約情報とに基づき、伝送レート決定部21から送られる伝送レートを修正して出力する。
次に、図4Aおよび図4Bに図3を併せ参照して、実施例2における伝送レート決定手順について説明する。図4Aの手順S22から手順S30までは、図2Aの手順S2から手順S10までと同一であり、その説明は省略する。
まず、情報収集報告部11が、無線通信回路から、無線リンク品質、UE受信能力、およびリソース残量を含む各種情報を収集(手順S20)し、送信電力決定部12と伝送レート決定部21とへ通知する。伝送レート決定部21は、情報収集報告部11から通知された各種情報をもとに伝送レートとしてコード数、変調方式、符号化率(Transport Block Size)を決定し、伝送レート修正部22へ通知(手順S21)する。
送信電力決定部12は、情報収集報告部11で収集された各種情報を取り込んで、この各種情報により送信電力値を演算して無線通信装置の送信電力供給部および送信電力管理部14へ通知する手順S22から手順S30までは上述した手順S2から手順S10までのそれぞれと同様の動作手順である。
すなわち、手順S30が「NO」の場合、制約判定部19は、「総送信電力測定値が総送信電力閾値以下」、「電力差分が総送信電力差分閾値以上」、そして「高速送信間隔が送信間隔閾値以上」の何れの制約条件も満たしていない状態として「制約オフ」制御信号を、伝送レート修正部22に通知する。この状態で伝送レート修正部22は、伝送レート決定部21から送られた決定済みの伝送レートを維持して外部へ出力(手順S31)する。
上記手順S25、S28,および手順S30のいずれかが「YES」、すなわち「総送信電力測定値が総送信電力閾値以下」、「電力差分が総送信電力差分閾値以上」、そして「高速送信間隔が送信間隔閾値以上」の何れかである場合、制約判定部19は、制御情報格納部15から受ける制約条件制御信号に基づいて「制約オン」制御信号を伝送レート修正部22に通知する。すなわち、「制約オン」は、総送信電力測定値が総送信電力閾値以下、電力差分が総送信電力差分閾値以上、または、高速送信間隔が送信間隔閾値以上の何れかの制約条件を満たしている状態である。
実施例1と同様、制約判定部19が「制約オン」とした制約条件は、総送信電力測定値が総送信電力閾値以下、電力差分が総送信電力差分閾値以上、または、高速送信間隔が送信間隔閾値以上の、少なくとも一つが満たされればよい。
伝送レート修正部22には、制御情報格納部15から4つの制約情報1〜4と制約情報なしの制約状態が設定される。
制約情報1が設定(手順S41がYES)されている場合、伝送レート修正部22は、伝送レート決定部21で変調方式を16QAMに設定された場合にはQPSKに設定変更(手順S42)される。
上記手順S41が「NO」で、制約情報1の代わりに制約情報2が設定(手順S43がYES)の条件では、変調方式が「16QAM」の場合(手順S44がYES)では、伝送レート修正部22は、符号化率が制御情報格納部15から受ける符号化率閾値以上に設定されている場合、その閾値以下に設定変更(手順S45)する。
上記手順S43が「NO」で制約情報2の代わりに制約情報3が設定(手順S46がYES)の場合には、上記手順S45に進み、伝送レート修正部22は、その時点での変調方式に無関係に、符号化率が制御情報格納部15から受ける符号化率閾値以上に設定されている場合、その閾値以下に設定変更する。
上記手順S46が「NO」で制約情報3の代わりに制約情報4が設定(手順S47がYES)されている場合には、伝送レート修正部22は、変調方式をQPSKに設定変更(手順S48)する。更に、符号化率が制御情報格納部15から受ける符号化率閾値以上に設定されている場合には、伝送レート修正部22は、符号化率閾値以下に設定変更(手順S49)する。
また、上記手順Sで制約情報1〜4の全てが設定されていない場合、伝送レート修正部22は、「制約なし」なので伝送レート決定部21で決定された伝送レートをそのまま出力(手順S50)している。
上記手順S44が「NO」で制約情報2が設定されているが、変調方式が16QAMでない場合、伝送レート修正部22は、手順を上記手順S50に進め、制約なし」の、伝送レート決定部21で決定された伝送レートをそのまま出力している。
ここで伝送レートの修正方法について詳細を説明する。
制約オン・オフ制御信号が「オフ」であった場合、伝送レート修正部22は伝送レート決定部21で決定された伝送レートをそのまま出力する。
制約オン・オフ制御信号が「オン」であった場合、制約情報1〜4が示す下記制約を満たすように伝送レートの修正を行う。
第1の制約情報で「変調方式制約」が指示されている場合、16QAMに決定された変調方式はQPSKに変更される。この際、コード数は変更せず、符号化率は決定された符号化率に最も近い値に変更する。
第2の制約情報で「符号化率制約(16QAM限定)」が指示されている場合、変調方式が16QAMであり、且つ符号化率が符号化率閾値以上に決定されている場合には、符号化率は符号化率閾値以下となるように変更される。この際、変調方式およびコード数は変更しない。
第3の制約情報で「符号化率制約」が指示された場合、符号化率閾値以上に決定された符号化率は、符号化率閾値以下に変更される。この際、変調方式およびコード数は変更しない。
第4の制約情報で「変調方式・符号化率制約」が指示された場合、16QAMに決定された変調方式は、QPSKに変更される。また、符号化率閾値以上に決定された符号化率は、符号化率閾値以下に変更される。この際、コード数は変更されない。
このような伝送レートの修正により、BLERの劣化を回避することができる。
[その他の実施例]
上記実施例1および実施例2は、図2Aおよび図4Aのフローチャートにおいて、制約判定部19が、総送信電力測定値が総送信電力閾値以下、電力差分が総送信電力差分閾値以上、および高速送信間隔が送信間隔閾値以上の少なくとも一つの条件で「制約オン」としている。しかし、この「制約オン」は、制御情報格納部15から受ける制約条件制御信号に基づいて、これら三つの条件の何れか一つ、または二つ以上の組合せで少なくとも一つを選択することもできる。
また、図1の伝送レート決定部20、または図3の伝送レート修正部22が制御情報格納部15から受ける制約情報を、変調方式のQPSKおよび16QAMの何れか一方か両方かと、符号化率の閾値の上下との組合せから、BLERの劣化を回避する条件選択とすることができる。
したがって、制約条件制御信号および制約情報の設定とその組合せとにより、BLER劣化の回避条件を多岐条件で適宜設定することができる。
BLERの劣化を回避するため外部入力される閾値を用いて、総送信電力測定値が総送信電力閾値以下、電力差分が総送信電力差分閾値以上、および高速送信間隔が送信間隔閾値以上のそれぞれを判定し、これら判定のうち少なくとも一つの組合せ判定による制約オン信号と上記判定に基づいて、変調方式および符号化率を含む伝送レートを設定することによって、高速チャネルを含む異種チャネルを混合使用する場合、多項目にわたる条件の変化までに対応して木目細かい対処が必要な用途に適用できる。
本発明による伝送レート決定回路における機能ブロックの実施の一形態を示した説明図である。(実施例1ほか) 図1の伝送レート決定回路による主要動作の実施の一形態を示したフローチャートの前半部分である。(実施例1) 図2Aのフローチャートの後半部分である。(実施例1) 本発明による伝送レート決定回路における機能ブロックの実施の一形態を示した説明図である。(実施例2ほか) 図3の伝送レート決定回路による主要動作の実施の一形態を示したフローチャートの前半部分である。(実施例2) 図4Aのフローチャートの後半部分である。(実施例2)
符号の説明
11 情報収集報告部
12 送信電力決定部
13 総送信電力測定部
14 送信電力管理部
15 制御情報格納部
16 総送信電力閾値判定部
17 電力差分閾値判定部
18 送信間隔閾値判定部
19 制約判定部
20、21 伝送レート決定部
22 伝送レート修正部

Claims (10)

  1. 無線通信装置に高速によるパケットデータ伝送方式を適用する際、無線通信回路から伝送レートを決定するための各種情報を取り込み、BLER(block Error Rate)の劣化を回避するための伝送レート決定の制約条件として、伝送時間間隔(TTI)単位での伝送レートを、総送信電力と、前回TTIと今回TTIの推定値との電力差分と、高速伝送の送信間隔(高速送信間隔)とを演算し、その制約条件に指定された演算値が所定範囲にある場合、変調方式をQPSKにすることと符号化率(Transport Block Size)をより低くすることとのいずれか一方または両方に、設定することを特徴とする伝送レート決定方法。
  2. 請求項1に記載の伝送レート決定方法において、前記制約条件は、前記所定範囲を、総送信電力が所定値以下、前回TTIと今回TTIの推定値との電力差分が所定値以上、もしくは高速送信間隔が所定値以上とし、またはこれら所定範囲を組合せしたものによることを特徴とする伝送レート決定方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の伝送レート決定方法において、前記所定範囲はそれぞれの閾値を所定値として外部から設定されることを特徴とする伝送レート決定方法。
  4. 請求項1に記載の伝送レート決定方法において、前記設定は、次の伝送時間間隔で、変調方式をQPSKに限定、変調方式が16QAMの場合に符号化率を所定値以下、設定中の変調方式如何にかかわらず符号化率を所定値以下、変調方式をQPSKにすると共に符号化率を所定値以下、または、制約なし、のいずれかの制約情報によることを特徴とする伝送レート決定方法。
  5. 請求項1または請求項4に記載の伝送レート決定方法において、前記制約情報による設定は、前記無線通信回路から取り込んだ各種情報に前記制約情報を適用して伝送レートを直接決定することを特徴とする伝送レート決定方法。
  6. 請求項1または請求項4に記載の伝送レート決定方法において、前記制約情報による設定は、前記無線通信回路から取り込んだ各種情報によりまず伝送レートを決定し、この決定された伝送レートを修正することに用いられることを特徴とする伝送レート決定方法。
  7. 無線通信装置に高速によるパケットデータ伝送方式を適用する際、BLER(block Error Rate)の劣化を回避するように伝送時間間隔(TTI)単位での伝送レートを決定する伝送レート決定回路において、
    無線通信回路から、無線リンク品質、UE(ユーザ機器)受信能力、およびリソース残量を含む各種情報を収集する情報収集報告部と、
    前記情報収集報告部で収集された各種情報を取り込んで、この各種情報により送信電力値を演算して無線通信装置へ通知する送信電力決定部と、
    無線通信装置の総送信電力を傍受して総送信電力測定値を計測する総送信電力測定部と、
    前記送信電力決定部から送信電力値をまた前記総送信電力測定部から総送信電力測定値を取り込み、高速送信されたTTI情報と共にそれらの履歴を保持し、それぞれその電力差分と高速送信TTIの間隔(高速送信間隔)とをその履歴から演算する送信電力管理部と、
    外部から設定される各種閾値、および制約条件を有効指定する制約条件制御信号それぞれを出力する制御情報格納部と、
    前記総送信電力測定部から総送信電力測定値、前記制御情報格納部から総送信電力閾値それぞれを取り込み、総送信電力測定値を総送信電力閾値で判定する総送信電力閾値判定部と、
    前記送信電力管理部から電力差分、前記制御情報格納部から総送信電力差分閾値それぞれを取り込み、電力差分を総送信電力差分閾値で判定する電力差分閾値判定部と、
    前記送信電力管理部から高速送信間隔、前記制御情報格納部から送信間隔閾値それぞれを取り込み、高速送信間隔を送信間隔閾値で判定する送信間隔閾値判定部と、
    前記総送信電力閾値判定部、前記電力差分閾値判定部、および前記送信間隔閾値判定部それぞれの判定結果を取り込み、予め定められたこれらの組合せに応じて、前記制御情報格納部から取り込む制約条件制御信号に基づき、制約のオン・オフ制御信号を送出する制約判定部と、
    前記制約判定部から制約オン制御信号を取り込んだ際には、前記情報収集報告部から取り込む各種情報に、前記制御情報格納部から取り込む符号化率閾値および制約情報を加味して伝送レートを決定する第1の伝送レート決定部と
    を備えることを特徴とする伝送レート決定回路。
  8. 請求項7に記載の伝送レート決定回路において、前記第1の伝送レート決定部は、前記総送信電力測定値が総送信電力閾値以下、前回TTIと今回TTIの推定値との電力差分が電力差分閾値以上、および、高速送信間隔が送信間隔閾値以上との判定のうち、いずれか一つまたは二つ以上の組合せを前記制約判定部から受けた際には、その組合せと前記制御情報格納部から受ける制約情報とに基づき、変調方式をQPSKに限定、変調方式が16QAMの場合に符号化率を所定値以下、設定中の変調方式如何にかかわらず符号化率を所定値以下、変調方式をQPSKにすると共に符号化率を所定値以下、または、制約なし、のいずれかの条件により、前記情報収集報告部から取り込む各種情報に基づく伝送レートを決定することを特徴とする伝送レート決定回路。
  9. 無線通信装置に高速によるパケットデータ伝送方式を適用する際、BLER(block Error Rate)の劣化を回避するように伝送時間間隔(TTI)単位での伝送レートを決定する伝送レート決定回路において、
    無線通信回路から、無線リンク品質、UE(ユーザ機器)受信能力、およびリソース残量を含む各種情報を収集する情報収集報告部と、
    前記情報収集報告部で収集された各種情報を取り込んで、この各種情報により送信電力値を演算して無線通信装置へ通知する送信電力決定部と、
    前記情報収集報告部で収集された各種情報を取り込んで、この各種情報により伝送レートを無制約で決定する第2の伝送レート決定部と、
    無線通信装置の総送信電力を傍受して総送信電力測定値を計測する総送信電力測定部と、
    前記送信電力決定部から送信電力値をまた前記総送信電力測定部から総送信電力測定値を取り込み、高速送信されたTTI情報と共にそれらの履歴を保持し、それぞれその電力差分と高速送信TTIの間隔(高速送信間隔)とをその履歴から演算する送信電力管理部と、
    外部から設定される各種閾値、および制約条件を有効指定する制約条件制御信号それぞれを出力する制御情報格納部と、
    前記総送信電力測定部から総送信電力測定値、前記制御情報格納部から総送信電力閾値それぞれを取り込み、総送信電力測定値を総送信電力閾値で判定する総送信電力閾値判定部と、
    前記送信電力管理部から電力差分、前記制御情報格納部から総送信電力差分閾値それぞれを取り込み、電力差分を総送信電力差分閾値で判定する電力差分閾値判定部と、
    前記送信電力管理部から高速送信間隔、前記制御情報格納部から送信間隔閾値それぞれを取り込み、高速送信間隔を送信間隔閾値で判定する送信間隔閾値判定部と、
    前記総送信電力閾値判定部、前記電力差分閾値判定部、および前記送信間隔閾値判定部それぞれの判定結果を取り込み、予め定められたこれらの組合せに応じて、前記制御情報格納部から取り込む制約条件制御信号に基づき、制約のオン・オフ制御信号を送出する制約判定部と、
    前記伝送レート決定部から取り込む伝送レートを、前記制約判定部から制約オン制御信号を取り込んだ際、前記制御情報格納部から取り込む符号化率閾値および制約情報により前記伝送レートを修正して修正後伝送レートを出力する伝送レート修正部と
    を備えることを特徴とする伝送レート決定回路。
  10. 請求項9に記載の伝送レート決定回路において、前記伝送レート修正部は、前記総送信電力測定値が総送信電力閾値以下と、前回TTIと今回TTIの推定値との電力差分が電力差分閾値以上と、高速伝送の時間間隔が送信間隔閾値以上との判定のうち、いずれか一つまたは二つ以上の組合せを前記制約判定部から受けた際には、その組合せと前記制御情報格納部から受ける制約情報とに基づき、変調方式をQPSKに限定、変調方式が16QAMの場合にのみ符号化率を所定値以下、設定中の変調方式如何にかかわらず符号化率を所定値以下、変調方式をQPSKにすると共に符号化率を所定値以下、または、制約なし、のいずれかの条件により前記伝送レート決定部で決定された伝送レートを修正することを特徴とする伝送レート決定回路。

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