JP2006031559A - 情報提供システム,情報記憶装置,広告媒体,広告媒体製造装置,プログラムおよびプログラム提供サーバ - Google Patents

情報提供システム,情報記憶装置,広告媒体,広告媒体製造装置,プログラムおよびプログラム提供サーバ Download PDF

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Abstract

【課題】 広告媒体に組み込まれた情報記憶装置に記憶されているコンテンツ情報が改ざんされているか否かを判定し,広告媒体に記載されている情報よりも多くの情報を,簡易な方法により安全に提供することができる。
【解決手段】 外部機器と非接触式に情報通信が可能なコンテンツ情報211およびメタ情報212aが記憶された情報記憶装置200が組み込まれた広告媒体100と;情報記憶装置200と非接触式に情報通信して,前記コンテンツ情報212aを読み取り可能な情報読取装置300と;から成る情報提供システムであって:情報読取装置200は,コンテンツ情報212aの判定装置340を備えており,判定装置340により,読み取ったコンテンツ情報212aの改ざん状況を判定し,コンテンツ情報212aに改ざんがないことが判明した場合に,読み取ったコンテンツ情報212aを有効化する
【選択図】 図2

Description

本発明は,非接触式に情報通信が可能な情報提供システム,情報記憶装置,広告媒体,広告媒体製造装置,プログラムおよびプログラム提供サーバに関する。
従来から,駅や百貨店などにイベント情報や新商品案内などを広告するためのポスターが掲載されている。しかし,興味のあるポスターなどの広告物を見た際に,広告物に関連した住所や連絡先を,筆記により写し取るのは非常に煩わしい。そこで,ICカードやICタグなどに広告物に関連した情報を電子的に記憶して広告物に取り付け,その情報を非接触式に情報通信可能な移動端末などで読み取ることができる技術が知られている(例えば,特許文献1)。
しかし,ポスターなどの広告物は,人目に付きやすい場所に掲載されているため,広告物自体の情報を書き換えられたりするのと同様に,ICカードなどに電子的に記憶されている情報も書き換えられる恐れがあった。例えば,広告物に取り付けられているICカードに,広告物に関連したホームページアドレスが記憶されていたとする。広告物に興味を持ったユーザは,非接触式に情報通信可能な移動端末などでICカードの情報を読み取り,ホームページアドレスを読み取り,広告物に関連したホームページにアクセスする。ここで,ICカードの情報が書き換えられて,ユーザが興味を持った広告物とはまったく関係のないホームページアドレスが記憶されていたとすると,ユーザにとって有益ではない情報が提供されてしまうという問題があった。
また,ICカードなどに電子的に記憶されている情報が書き換えられてしまう恐れがあると,広告物を提供する広告主は,ユーザに希望する情報を提供できず,安心して広告物を掲載することができないという問題もあった。
特開2001−160105号公報
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,広告媒体に記載されている広告に関連するコンテンツ情報を,非接触式に情報通信が可能な情報記憶装置に記憶し,記憶されているコンテンツ情報が改ざんされているか否かを判定することができ,広告媒体に記載されている情報よりも多くの情報を,簡易な方法により安全に提供することができる,新規かつ改良された,情報提供システム,広告媒体,広告媒体製造装置を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,外部機器と非接触式に情報通信が可能なコンテンツ情報およびメタ情報が記憶された情報記憶装置が組み込まれた広告媒体と;情報記憶装置と非接触式に情報通信して,コンテンツ情報を読み取り可能な情報読取装置と;から成る情報提供システムであって:情報読取装置は,コンテンツ情報の判定装置を備えており,判定装置により,読み取ったコンテンツ情報の改ざん状況を判定し,コンテンツ情報に改ざんがないことが判明した場合に,読み取ったコンテンツ情報を有効化する情報提供システムが提供される。
上記非接触式に情報通信が可能とは,例えば無線電波によって非接触式にデータ通信を行うことが可能であって,例えば,NFC通信技術(近距離無線通信技術:Near Field Communication)などを用いて非接触式にデータ通信を行うことである。NFC通信技術は,13.56MHzのRF搬送波周波数を用いて,近距離で,例えば10cm程度の狭い範囲内において最大212Kbpsの通信速度で非接触式に通信を行う技術である。
上記情報記憶装置は,非接触式に情報通信が可能であり,電子的に情報を記憶することができるICカードやICタグなどである。また,情報読取装置は,電磁波を利用して上記ICカードやICタグに記憶されている情報を読み取ることが可能な情報端末装置であり,例えば,移動端末である携帯電話や,PDA(Personal Digital Assistant)などに備えられていてもよい。
上記広告媒体は,広告される情報が記載されている媒体であって,例えば,駅や百貨店に掲載されているポスターなどである。コンテンツ情報は,広告媒体に関連した,電子的に記録することのできる情報であって,例えば,広告媒体の情報に関連した音声や画像でもよいし,筆記により写し取るには時間がかかり,記憶に留めておくことが困難なホームページアドレスや,地図情報でもよい。また,メタ情報は,広告またはコンテンツ情報に関連した情報であり,例えば,広告主名称や連絡先,コンテンツ情報の作成日時,有効期限,R指定情報,有料・無料情報,言語情報などである。
また,コンテンツ情報を有効化するとは,情報読取装置において,コンテンツ情報を確認できる状態にすることであり,例えば,移動端末の表示画面にコンテンツ情報を表示したり,コンテンツ情報のダウンロードを促す通知をしたりすることである。
上記発明によれば,広告媒体に記載されている広告に関連するコンテンツ情報を,非接触式に情報通信が可能な情報記憶装置に記憶し,判定装置により,記憶されているコンテンツ情報が改ざんされているか否かを判定することができる。また,コンテンツ情報の有効期限やR指定情報などのメタ情報を付加することにより,単にコンテンツ情報を提供するよりも付加価値の高い情報を提供することが可能となる。
上記システムにおいて,情報記憶装置は,コンテンツ情報およびメタ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換した証明元メッセージダイジェストを記憶しており;判定装置は,コンテンツ情報およびメタ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換して検証用メッセージダイジェストを作成し,証明元メッセージダイジェストと検証用メッセージダイジェストを比較して,両者が一致する場合には,コンテンツ情報の改ざんがないと判定してもよい。
不可逆的アルゴリズムとは,ハッシュ関数などの不可逆的な一方向関数である。不可逆的アルゴリズムにて変換された証明元メッセージダイジェストから,コンテンツ情報を再現することはできず,また,同じ証明元メッセージダイジェスト持つ異なるコンテンツ情報を作成することは極めて困難である。したがって,データを送受信する際に,通信経路の両端でデータを不可逆的アルゴリズムにて変換し,両者の変換値である証明元メッセージダイジェストと検証用メッセージダイジェストを比較すれば,データが改ざんされていないかを調べることができる。
かかる構成により,不可逆的アルゴリズムにて変換したメッセージダイジェストを用いて,情報記憶装置と情報読取装置との情報通信において,よりセキュアな情報通信を行うことが可能となる。また,上記判定の結果,情報読取装置によって読み取られたコンテンツ情報およびメタ情報が改ざんされていれば,改ざんされていることをユーザに通知したり,改ざんされているコンテンツ情報およびメタ情報をユーザに提供しないようにすることができる。
例えば,情報記憶装置に記憶されているコンテンツ情報に,広告媒体に関連したホームページアドレスが含まれていたとする。広告媒体に興味を持ったユーザは,情報読取装置によってコンテンツ情報を読み取り,そのホームページアドレスにアクセスする。ここで,コンテンツ情報に含まれているホームページアドレスが,ホームページアドレスにアクセスするだけで課金されてしまうような不正なサイトのホームページアドレスに改ざんされることが考えられる。しかし,上記のようなセキュアな情報通信を行うことにより,改ざんされたコンテンツ情報はユーザに提供されないため,ユーザが,不正なサイトにアクセスすることを防止することができる。
また,上記システムにおいて,情報記憶装置は、コンテンツ情報およびメタ情報を公開鍵暗号アルゴリズムの秘密鍵を利用して暗号化された証明元メッセージダイジェストを記憶しており;判定装置は、コンテンツ情報およびメタ情報を、対応する公開鍵を利用して復号し、証明元メッセージダイジェストと検証用メッセージダイジェストを比較して、両者が一致する場合には、コンテンツ情報の改ざんがないと判定してもよい。
かかる構成により,公開鍵暗号アルゴリズムの秘密鍵を利用して暗号化されて送信された証明元メッセージダイジェストは,情報読取装置において読み取る際に,対応する公開鍵によって復号化されるため,暗号化せずに証明元メッセージダイジェストを送信する場合に比べ,よりセキュアな情報通信を行い得る。
また,上記システムにおいて,情報記憶装置は,コンテンツ情報およびメタ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換した証明元メッセージダイジェストを暗号化して記憶しており;判定装置は,暗号化された証明元メッセージを復号化してから,コンテンツ情報およびメタ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換して検証用メッセージダイジェストを作成し,証明元メッセージダイジェストと検証用メッセージダイジェストを比較して,両者が一致する場合には,コンテンツ情報の改ざんがないと判定してもよい。
かかる構成により,暗号化されて送信された証明元メッセージダイジェストは,情報読取装置において読み取る際に,データを復号化するための鍵が必要となるため,暗号化せずに証明元メッセージダイジェストを送信する場合に比べ,よりセキュアな情報通信を行い得る。
上記システムにおいて,情報記憶装置は,コンテンツ情報が不可逆的アルゴリズムにて変換された証明元メッセージダイジェストを記憶しており;判定装置は,コンテンツ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換して検証用メッセージダイジェストを作成し,証明元メッセージダイジェストと検証用メッセージダイジェストを比較して,両者が一致する場合には,コンテンツ情報の改ざんがないと判定してもよい。
かかる構成により,コンテンツ情報のみを変換してメッセージダイジェストを作成することにより,コンテンツ情報とメタ情報とを変換してメッセージダイジェストを作成する場合よりも,変換にかかる時間が短く,より素早い情報通信が可能となる。また,情報読取装置によって読み取られたコンテンツ情報が改ざんされていれば,改ざんされていることをユーザに通知したり,改ざんされているコンテンツ情報をユーザに提供したりないようにしたりすることができる。
また,情報記憶装置は,コンテンツ情報を公開鍵暗号アルゴリズムの秘密鍵を利用して暗号化された証明元メッセージダイジェストを記憶して,判定装置は、コンテンツ情報を、対応する公開鍵を利用して復号し、証明元メッセージダイジェストと検証用メッセージダイジェストを比較して、両者が一致する場合には、コンテンツ情報の改ざんがないと判定してもよい。
また,上記システムにおいて,情報記憶装置は,コンテンツ情報が不可逆的アルゴリズムにて変換された証明元メッセージダイジェストを記憶しており,さらに,メタ情報と証明元メッセージダイジェストを暗号化して記憶しており;判定装置は,暗号化されたメタ情報と証明元メッセージダイジェストを復号化してから,コンテンツ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換して検証用メッセージダイジェストを作成し,証明元メッセージダイジェストと検証用メッセージダイジェストを比較して,両者が一致する場合には,コンテンツ情報の改ざんがないと判定してもよい。
かかる構成により,メタ情報と証明元メッセージダイジェストを暗号化することにより,証明元メッセージダイジェストのみを暗号化する場合に比べ,よりセキュアな情報通信が可能となる。また,情報読取装置によって読み取られたコンテンツ情報が改ざんされていれば,改ざんされていることをユーザに通知したり,改ざんされているコンテンツ情報をユーザに提供しないようにすることができる。
情報記憶装置は,コンテンツ情報が不可逆的アルゴリズムにて変換された証明元メッセージダイジェストを記憶しており,さらに,コンテンツ情報とメタ情報と証明元メッセージダイジェストを暗号化して記憶しており;判定装置は,暗号化された前記コンテンツ情報とメタ情報と証明元メッセージダイジェストを復号化してから,コンテンツ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換して検証用メッセージダイジェストを作成し,証明元メッセージダイジェストと検証用メッセージダイジェストを比較して,両者が一致する場合には,コンテンツ情報の改ざんがないと判定してもよい。
かかる構成により,暗号化されたメタ情報とメッセージダイジェストを情報読取装置に送信することができ,情報記憶装置と情報読取装置の情報通信において,暗号化を行わない場合に比べ,よりセキュアな情報通信を行うことが可能となる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,外部機器と非接触式に情報通信が可能なコンテンツ情報およびメタ情報が記憶された情報記憶装置が組み込まれた広告媒体であって;情報記憶装置は,コンテンツ情報およびメタ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換した証明元メッセージダイジェストを記憶している広告媒体が提供される。上記広告媒体において,証明元メッセージダイジェストを暗号化して記憶してもよい。
かかる構成により,メッセージダイジェストを検証して,広告媒体に組み込まれた情報記憶装置に記憶されているコンテンツ情報が改ざんされているか否かを判定することが可能となる。また,メッセージダイジェストを暗号化することにより,よりセキュアな情報通信を行うことが可能となる。
また,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,外部機器と非接触式に情報通信が可能なコンテンツ情報およびメタ情報が記憶された情報記憶装置が組み込まれた広告媒体であって;情報記憶装置は,コンテンツ情報が不可逆的アルゴリズムにて変換された証明元メッセージダイジェストを記憶している広告媒体が提供される。
上記広告媒体において,メタ情報と証明元メッセージダイジェストを暗号化して記憶してもよい。さらに,コンテンツ情報とメタ情報と証明元メッセージダイジェストを暗号化して記憶してもよい。
かかる構成により,メッセージダイジェストを検証して,広告媒体に組み込まれた情報記憶装置に記憶されているコンテンツ情報が改ざんされているか否かを判定することが可能となる。また,コンテンツ情報とメタ情報とメッセージダイジェストを暗号化することにより,よりセキュアな情報通信を行うことが可能となる。また,従来の広告媒体に比べ,多くの情報をセキュアな状態で提供することが可能となる。
また,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,外部機器と非接触式に情報通信が可能なコンテンツ情報およびメタ情報が記憶された情報記憶装置が組み込まれた広告媒体を製造する製造装置であって;情報記憶装置に,コンテンツ情報およびメタ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換した証明元メッセージダイジェストを記憶する広告媒体製造装置が提供される。上記広告媒体製造装置において,証明元メッセージダイジェストを暗号化して記憶してもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,外部機器と非接触式に情報通信が可能なコンテンツ情報およびメタ情報が記憶された情報記憶装置が組み込まれた広告媒体を製造する製造装置であって;情報記憶装置に,コンテンツ情報が不可逆的アルゴリズムにて変換された証明元メッセージダイジェストを記憶する広告媒体製造装置が提供される。
上記広告媒体製造装置において,メタ情報と証明元メッセージダイジェストを暗号化して記憶してもよい。さらに,コンテンツ情報とメタ情報と証明元メッセージダイジェストを暗号化して記憶してもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,外部機器と非接触式に情報通信が可能なコンテンツ情報およびメタ情報が記憶された情報記憶装置が組み込まれた広告媒体と非接触式に情報通信して,コンテンツ情報を読み取り可能な情報読取装置であって;コンテンツ情報の判定装置を備えており,判定装置により,読み取ったコンテンツ情報の改ざん状況を判定し,コンテンツ情報に改ざんがないことが判明した場合に,読み取ったコンテンツ情報を有効化する情報読取装置が提供される。
上記情報記憶装置は,コンテンツ情報およびメタ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換した証明元メッセージダイジェストを記憶しており;上記判定装置は,コンテンツ情報およびメタ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換して検証用メッセージダイジェストを作成し,証明元メッセージダイジェストと検証用メッセージダイジェストを比較して,両者が一致する場合には,コンテンツ情報の改ざんがないと判定してもよい。
かかる構成により,メッセージダイジェストを検証して,広告媒体に組み込まれた情報記憶装置に記憶されているコンテンツ情報が改ざんされているか否かを判定することが可能となる。また,改ざんされていない場合には,情報読取装置において,コンテンツ情報を表示させたり,改ざんされている場合には,コンテンツ情報を表示させず,コンテンツ情報が改ざんされていることを通知することができ,セキュアの情報通信を行い得る。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,外部機器と非接触式に情報通信が可能なコンテンツ情報およびメタ情報が記憶された情報記憶装置が組み込まれた広告媒体と非接触式に情報通信して,前記コンテンツ情報を読み取り可能な情報読取装置をして;読み取ったコンテンツ情報の改ざん状況を判定し,コンテンツ情報に改ざんがないことが判明した場合に,読み取ったコンテンツ情報を有効化するコンテンツ情報判定手順を実行させるためのプログラムが提供される。
また,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,プログラムを通信網を介して情報処理装置に配信可能なプログラム提供サーバであって,外部機器と非接触式に情報通信が可能なコンテンツ情報およびメタ情報が記憶された情報記憶装置が組み込まれた広告媒体と非接触式に情報通信して,コンテンツ情報を読み取り可能な情報読取装置をして;読み取ったコンテンツ情報の改ざん状況を判定し,コンテンツ情報に改ざんがないことが判明した場合に,読み取ったコンテンツ情報を有効化するコンテンツ情報判定手順を実行させるプログラムを提供するプログラム提供サーバ。
以上説明したように本発明によれば,広告媒体に記載されている広告に関連するコンテンツ情報を非接触式に情報通信が可能な情報記憶装置に記憶し,記憶されているコンテンツ情報が改ざんされているか否かを判定して,改ざんされていないコンテンツ情報をユーザに提供することができる。また,コンテンツ情報に関連したメタ情報を付加することにより,単にコンテンツ情報を提供するよりも付加価値の高い情報を提供することが可能となる。
また,従来の広告媒体よりも多くの情報を提供することができ,さらにその情報を簡易な方法で安全に提供することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず,図1を基に,本実施形態にかかる情報提供システムの概略的な構成を説明する。図1は,本実施形態における情報提供システムを説明する概略図である。図1に示したように,本実施の形態にかかる情報提供システムは,少なくとも広告媒体100と,情報記憶装置200と,情報読取装置300とから構成される。
広告媒体100は,広告される情報が記載されている媒体であって,例えば,駅や百貨店に掲載されているポスターなどである。情報記憶装置200は,広告媒体100に組み込まれており,非接触式に情報通信が可能で,電子的に情報を記憶することができるICカードやICタグなどである。情報記憶装置300には,広告媒体100に関連したコンテンツ情報やメタ情報などの電子データが記憶されている。また,情報読取装置300は,電磁波を利用して上記ICカードやICタグに記憶されている情報を読み取ることが可能であり,例えば,移動端末である携帯電話や,PDA(Personal Digital Assistant)などに備えられていてもよい。
ユーザ500は,情報読取装置300が備えられた移動端末を所持している。ユーザ500は,興味のある広告媒体100に組み込まれた情報記憶装置200に,情報読取装置300が備えられた移動端末を近付ける。ここで,情報記憶装置200は,バッテリー不要の装置であり,情報読取装置300からの電波によって電源エネルギーを受電している。
情報記憶装置200と情報読取装置300とは,非接触式に情報通信が可能であるため,情報記憶装置200に記憶されたコンテンツ情報やメタ情報などが,情報読取装置300に送信される。コンテンツ情報やメタ情報などを受信した情報読取装置300は,受信したコンテンツ情報が改ざんされていないかを判定して,改ざんされてない場合には,コンテンツ情報が情報読取装置300に出力される。
ここで,非接触式に情報通信を行う方法としては,例えば,NFC通信技術(近距離無線通信技術:Near Field Communication)や,Bluetoothや無線LANなどが挙げられる。
本実施形態では,ユーザ500が,情報記憶装置200から所望のデータを確実に取得するために,情報記憶装置200と情報読取装置300とが,狭い範囲内で非接触式に通信を行う必要がある。
上記NFC通信技術は,Bluetoothや無線LANと比較して,通信可能範囲として装置間の距離が約10cmと狭い。例えば,図1に示したように,広告媒体がいくつか並んで掲載されている場合に,NFS通信技術を用いれば,情報記憶装置200の通信範囲600は,他の情報記憶装置210の通信範囲610と重ならず,ユーザ500は,情報記憶装置200とのみ確実,安全に通信を行い得る。
また,NFS通信技術のような近接通信が可能な無線通信としては,赤外線による方法(IrDa:InfraRed Data Association)やバーコードを2次元化したQRコードなどが存在する。
上記IrDaは,光の成分を利用した通信のため,直射日光があたる屋外では使用し難い。また,搬送波による電力伝送は困難であり,常に電源を有する構成をとらなければならない。また,QRコードは,視認機器による画像認識を用いる必要があり,位置決め等が困難である。さらに,屋外で使用して,バーコードが汚れてしまったりした場合には,正しい情報を発することができなくなる。
したがって,本実施形態では,狭い範囲内で,また,屋外屋内にかかわらず,確実,安全に非接触式に無線通信を行うために,NFS通信技術を用いることが好ましい。
以上,情報提供システムの概略を説明した。次に,図2を基に,本実施形態にかかる,情報提供システムの構成を説明する。図2は,本実施形態における情報提供システムの構成を示すブロック図である。
本実施形態における情報提供システムは,少なくとも,広告媒体100と,情報記憶装置200と,情報読取装置300とから構成され,さらに広告媒体製造装置400を含んで構成される。
上述したように,広告媒体100は,広告される情報が記載されている媒体であって,例えば,駅や百貨店に掲載されているポスターなどである。情報記憶装置200は,広告媒体100に組み込まれており,非接触式に情報通信が可能で,電子的に情報を記憶することができるICカードやICタグなどである。情報記憶装置300には,広告媒体100に関連したコンテンツ情報やメタ情報などの電子データが記憶されている。また,情報読取装置300は,電磁波を利用して上記ICカードやICタグに記憶されている情報を読み取ることが可能であり,例えば,移動端末である携帯電話や,PDA(Personal Digital Assistant)などに備えられていてもよい。
また,広告媒体製造装置400は,広告媒体に関連するコンテンツ情報と,メタ情報と,コンテンツ情報および/またはメタ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換されたメッセージダイジェストとを生成して,情報記憶装置200に記憶させる。また,コンテンツ情報および/またはメタ情報および/またはメッセージダイジェストを暗号化して情報記憶装置200に記憶させてもよい。また,コンテンツ情報および/またはメタ情報を公開鍵暗号アルゴリズムの秘密鍵を利用して暗号化して,情報記憶装置200に記憶させてもよい。
情報記憶装置200は,広告媒体100に組み込まれており,情報記憶装置200は,記憶部210と,制御部230と,無線通信部220を備える。記憶部210は,広告媒体100に関連したコンテンツ情報211と,証明書データ212を記憶している。証明書データ212は,メタ情報212aと,証明元メッセージダイジェスト212bを含む。メタ情報212aは,コンテンツに関連した情報であり,例えば,広告主名称や連絡先,コンテンツ情報の作成日時,有効期限,R指定情報,有料・無料情報,言語情報などである。メタ情報を付加することにより,コンテンツ情報211の有効期限を設定したり,R指定情報を設定したりすることが可能となる。
また,証明元メッセージダイジェスト212bには,コンテンツ情報および/またはメタ情報が不可逆的アルゴリズムにて変換されて記憶されている。不可逆的アルゴリズムとは,ハッシュ関数などの不可逆的な一方向関数である。つまり,不可逆的アルゴリズムにて変換されたメッセージダイジェストから,コンテンツ情報を再現することはできず,また,同じ証明元メッセージダイジェスト持つ異なるデータを作成することは極めて困難である。したがって,データを送受信する際に,通信経路の両端でデータを不可逆的アルゴリズムにて変換し,両者の変換値(メッセージダイジェスト)を比較すれば,データが改ざんされていないかを調べることができる。
無線通信部220は,NFC通信技術を用いて,情報読取装置300と非接触式に無線通信して,記憶部210に記憶されているコンテンツ情報211と,証明書データ212とを情報読取装置300に送信する。制御部230は,記憶部210に記憶されているコンテンツ情報211と証明書データ212とを無線通信部220を介して情報読取装置300に送信する制御を行う。
情報読取装置300は,無線通信部310と,出力部320と,制御部330と,判定装置340と,蓄積部350とから構成される。
無線通信部310は,NFC通信技術を用いて,情報記憶装置200と非接触式に無線通信して,記憶部210に記憶されているコンテンツ情報211と,証明書データ212とを無線通信部220を介して受信する。
判定装置340は,コンテンツ情報211および/またはメタ情報212aを不可逆的アルゴリズムにて変換して,検証用メッセージダイジェストを作成し,証明元メッセージダイジェストと検証用メッセージダイジェストを比較して,両者が一致する場合には,コンテンツ情報の改ざんがないと判定する。
上述したように,不可逆的アルゴリズムとは,ハッシュ関数などの不可逆的な一方向関数である。不可逆的アルゴリズムにて変換された証明元メッセージダイジェストから,コンテンツ情報を再現することはできず,また,同じ証明元メッセージダイジェスト持つ異なるコンテンツ情報を作成することは極めて困難である。したがって,データを送受信する際に,通信経路の両端でデータを不可逆的アルゴリズムにて変換し,両者の変換値である証明元メッセージダイジェストと検証用メッセージダイジェストを比較すれば,データが改ざんされていないかを調べることができる。
また,メタ情報212aを基に,コンテンツ情報211の有効期限や,R指定情報を確認する。コンテンツ情報211の改ざん判定方法およびメタ情報212aの確認方法については後述する。
出力部320は,判定装置340によって,コンテンツ情報211が改ざんされていないと判定された場合に,コンテンツ情報211を表示させたり,コンテンツ情報211が改ざんされていないことを通知したりする。情報読取装置300を所持するユーザは,出力部320に表示されたコンテンツ情報211を参照する。例えば,コンテンツ情報211が広告媒体100に関連したホームページにアクセスするためのホームページアドレスであったとすると,ユーザは,出力部320に表示されたホームページアドレスを参照して,そのホームページアドレスにアクセスすることが可能となる。
蓄積部350は,判定装置340によって,改ざんされていないと判定されたコンテンツ情報211が蓄積される。例えばユーザが,広告媒体100に興味を持ち,情報記憶装置210に記憶されているコンテンツ情報211を,情報読取装置300によって読み取ったが,読み取ったコンテンツ情報211を直ぐには参照することができない場合が考えられる。その場合,蓄積部350にコンテンツ情報211を蓄積しておき,ユーザは,後で,時間のあるときに,蓄積したコンテンツ情報211を参照することができる。また,一度参照したコンテンツ情報211であっても,後でもう一度参照する場合が考えられる。その場合にも,コンテンツ情報211を蓄積部350に蓄積させておけば,ユーザは何度でもコンテンツ情報211を参照することが可能となる。
また,参照されたコンテンツ情報211が,自動的に蓄積部350に蓄積されるようにしてもよい。蓄積部350に蓄積されたコンテンツ情報211は,ユーザが選択して削除するようにしてもよいし,長い間参照されていないコンテンツ情報211や,古いコンテンツ情報211が自動的に削除されるようにしてもよい。
制御部330は,無線通信部310を介して受信したコンテンツ情報211と,証明書データ212を判定装置340に提供し,判定装置340によってコンテンツ情報211が改ざんされていないと判定された場合に,コンテンツ情報211を出力部320に提供する。また,判定装置340によってコンテンツ情報211が改ざんされていないと判定された場合に,蓄積部350にコンテンツ情報を蓄積させる制御を行う。
広告媒体製造装置400は,コンテンツ情報生成装置410と,デジタル証明書生成装置420を備える。コンテンツ情報生成装置410は,広告媒体100に関連したコンテンツ情報211を生成して,情報記憶装置200の記憶部210にコンテンツ情報211を記憶させる。デジタル証明書生成装置420は,コンテンツ情報生成装置410で生成されたコンテンツ情報211に関連したメタ情報212aを生成し,コンテンツ情報211および/またはメタ情報212aを不可逆的アルゴリズムにて変換し,証明元メッセージダイジェスト212bを生成する。
また,デジタル証明書生成装置420は,生成したメタ情報212aおよび証明元メッセージダイジェスト212bを,情報記憶装置200の記憶部210に記憶させる。ここで,メタ情報212aと証明元メッセージダイジェスト212bを,コンテンツ情報のデジタル証明書212としてもよい。
また,デジタル証明書生成装置420で生成されたデジタル証明書212を,コンテンツ情報生成装置410に提供してもよい。デジタル証明書212が提供されたコンテンツ情報生成装置410は,コンテンツ情報211とともにデジタル証明書212を情報記憶装置200の記憶部210に記憶させてもよい。
以上,情報提供システムの構成を説明した。次に本実施形態にかかるコンテンツ情報および証明書データについて説明する。
図3〜5は,本実施形態におけるコンテンツ情報および証明書データを説明する図である。上述したように,コンテンツ情報は,広告媒体に関連した,電子的に記録することのできる情報であって,例えば,広告媒体の情報に関連した音声や画像でもよいし,筆記により写し取るには時間がかかり,記憶に留めておくことが困難なホームページアドレスや,地図情報でもよい。
図3〜5に示したように,証明書データ212は,メタ情報212a−1〜212a−5と,証明元メッセージダイジェスト212bから成る。メタ情報212a−1〜212a−5は,広告媒体またはコンテンツ情報211に関連した情報であり,例えば,コンテンツ情報211を作成した日時212a−1,有効期限212a−2,R指定情報212a−3,有料無料情報212a−4,コンテンツプロバイダ情報212a−5などが含まれる。
有効期限212a−2は,コンテンツ情報を読み取ることができる日時を設定するデータである。例えば,コンテンツ情報を参照する有効期限212a−2が「2004年7月7日」に設定され,ユーザが「2004年7月8日」に情報読取装置を用いて非接触式にデータ通信して,コンテンツ情報を受信しても,ユーザはコンテンツ情報211を参照することができない。また,ユーザがコンテンツ情報を読み取る際に,そのコンテンツ情報の有効期限が過ぎていることを通知するようにしてもよい。
また,R指定情報212a−3を設定することにより,コンテンツ情報を参照できるユーザを,年齢などにより制限することができる。例えばR指定情報212a−3に「1」が設定されている場合には,そのコンテンツ情報211はR指定であるとする。コンテンツ情報を受信する情報読取装置側では,予めその情報読取装置がR指定であるコンテンツ情報が参照できる装置か否かの設定がなされている。R指定情報212a−3に「1」が設定されている場合,コンテンツ情報211を受信する情報読取装置がR指定情報を参照できる装置であれば,コンテンツ情報211を表示し,参照できない装置であれば,コンテンツ情報211を表示しないようにすることができる。
また,有料・無料情報212a−4には,コンテンツ情報211の参照が有料か無料かを設定することができる。例えば,有料・無料情報212a−4に「有料」という設定がなされていたとする。コンテンツ情報211を受信した情報読取装置は,コンテンツ情報211が有料であることをユーザに通知することができる。
また,コンテンツプロバイダ情報212a−5は,コンテンツ情報211の提供者の情報が記憶されており,例えばコンテンツ情報211の提供会社の会社名や,提供会社のアドレスなどが記憶されている。
図3に示したように,証明元メッセージダイジェスト212bは,コンテンツ情報211およびメタ情報212a−1〜212a−5を不可逆的アルゴリズムにて変換した値である。上述したように,不可逆的アルゴリズムとは,ハッシュ関数などの不可逆的な一方向関数であるため,不可逆的アルゴリズムにて変換された証明元メッセージダイジェスト212bから,コンテンツ情報211を再現することはできず,また,同じ証明元メッセージダイジェスト212bを持つ異なるデータを作成することは極めて困難である。したがって,データを送受信する際に,通信経路の両端でデータを不可逆的アルゴリズムにて変換し,両者の変換値(メッセージダイジェスト)を比較すれば,データが改ざんされていないかを調べることができる。
さらに,図3に示した証明元メッセージダイジェスト212bを暗号化して,よりセキュアにコンテンツ情報211を送受信することが可能となる。証明元メッセージダイジェスト212bが暗号化されて情報読取装置に送信されると,情報読取装置では,暗号化された証明元メッセージダイジェスト212bを復号する。
また,コンテンツ情報211および/またはメタ情報212a−1〜212a−5が公開鍵暗号アルゴリズムの秘密鍵を利用して暗号化されている場合,コンテンツ情報212およびメタ情報212a−1〜212a−5を、対応する公開鍵を利用して復号してもよい。
その後,情報読取装置において,コンテンツ情報211を不可逆的アルゴリズムにて変換して,検証用メッセージダイジェストを生成し,復号した証明元メッセージダイジェスト212bと,検証用メッセージダイジェストを比較する。証明元メッセージダイジェスト212bと検証用メッセージダイジェストが同じであれば,コンテンツ情報211は改ざんされていないと判定することができる。
また,図4に示したように,コンテンツ情報211を不可逆的アルゴリズムにて変換して,証明元メッセージダイジェスト212を生成してもよい。さらに,証明元メッセージダイジェスト212bと,メタ情報212a−1〜212a−5とを含む証明書データ212を暗号化してもよい。
また,図5に示したように,コンテンツ情報211を不可逆的アルゴリズムにて変換して,証明元メッセージダイジェスト212を生成し,さらにコンテンツ情報211と,証明書データ212を暗号化してもよい。
図3〜5のいずれの場合においても,暗号化することにより,暗号化しない場合に比べ,よりセキュアな情報通信を行い得る。また,図4と図5の実施形態を比較した場合,送信するデータすべてに暗号化する図5の実施形態が,よりセキュアな情報通信を行い得る。
しかし,上記のような暗号化を行うと,情報読取装置においてコンテンツ情報を読み取り,復号化して出力されるまでに時間がかかる。また,暗号化するデータが多くなれば,さらに復号化して出力されるまでの時間が長くなる。
したがって,コンテンツ情報211が改ざんされていないことを判定するのみであれば,暗号化せずに,証明元メッセージダイジェストとともにデータを送信すればよいことになる。一方,暗号化されて送信されたデータは,情報読取装置において読み取る際に,データを復号化するための鍵が必要となるため,よりセキュアな情報通信を行い得る。
以上,コンテンツ情報および証明書データについて説明した。次に,情報読取装置によってコンテンツ情報と証明書データとが読み取られた際の,情報読取装置に備えられた判定装置でのコンテンツ情報と証明書データの判定方法について説明する。図6は,判定装置でのコンテンツ情報と証明書データの判定方法を説明するフローチャートである。
上述したように,情報記憶装置と非接触式に情報通信した情報読取装置は,情報記憶装置に記憶されたコンテンツ情報とメタ情報と証明元メッセージダイジェストを取得する(S101)。情報読取装置の判定装置は,ステップS102にて取得したコンテンツ情報および/またはメタ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換し,検証用メッセージダイジェストを作成する(S103)。
次に,情報記憶装置から送信された証明元メッセージダイジェストと,判定装置にて作成した検証用メッセージダイジェストを比較する(S103)。ステップS103の比較の結果,コンテンツ情報が正しいかどうかを判定する(S104)。ここで,証明元メッセージダイジェストと検証用メッセージダイジェストが同一の場合,送信されたコンテンツ情報は改ざんされていないと判定される。また,証明元メッセージダイジェストと検証用メッセージダイジェストが異なる場合には,コンテンツ情報は改ざんされているため,処理を終了する(S105)。
ステップS104において,送信されたコンテンツ情報が正しい(改ざんされていない)と判定された場合,コンテンツ情報が有効期限内のデータであるかを判定する(S106)。ここで,コンテンツ情報の有効期限は,送信されたメタ情報に含まれており,メタ情報の有効期限の日付と,情報読取装置がコンテンツ情報を読み取った日付を比較して,コンテンツ情報が有効期限内のデータであるかを判定する。送信されたコンテンツ情報が有効期限内のデータではないと判定された場合,処理を終了する(S107)。
ステップS104において,送信されたコンテンツ情報が有効期限内のデータであると判定された場合,コンテンツ情報がR指定情報であるかを判定する(S108)。コンテンツ情報のR指定情報は,送信されたメタ情報に含まれている。送信されたコンテンツ情報がR指定情報ではない場合,情報読取装置の出力部にコンテンツ情報が表示される(S111)。
ステップS108において,送信されたコンテンツ情報がR指定情報であると判定された場合,情報読取装置を備えるユーザの利用端末の設定が,R指定情報のコンテンツ情報を参照することができる設定となっているかを判定する(S109)。ステップS109において,ユーザの利用端末の設定が,R指定情報のコンテンツ情報を参照することができる設定となっていない場合,処理を終了する(S110)。一方,ステップS109において,ユーザの利用端末の設定がR指定情報のコンテンツ情報を参照することができる設定となっている場合,情報読取装置の出力部にコンテンツ情報が表示される(S111)。
以上,判定装置でのコンテンツ情報と証明書データの判定方法を説明した。次に,情報読取装置の出力部における表示例について説明する。図7は,情報読取装置と情報記憶装置が非接触式に情報通信を行う際の,情報読取装置の出力部の表示例である。
情報読取装置は,情報記憶装置と非接触式に情報通信を行うために,コンテンツ情報を受信するためのアプリケーションを起動させる。図7に示したように,情報読取装置の出力部には,まず,表示例300−1のメニューが表示される。メニューの中から,「コンテンツ受信」が選択されると,コンテンツ情報を受信するためのアプリケーションが呼び出される。表示例300−2は,コンテンツ情報受信アプリケーションが呼び出し中であることを通知する表示例である。
コンテンツ情報を受信するためのアプリケーションが呼び出されると,NFC通信技術を用いて情報記憶装置と非接触式に情報通信を行うために,情報読取装置を情報記憶装置に接触させることを促す画面(表示例300−3)が表示される。
次に,情報読取装置を情報記憶装置に接触させることにより,情報読取装置と情報記憶装置が非接触式に情報通信して,コンテンツ情報が読み出される。読み出されたコンテンツ情報は,情報読取装置によってコンテンツ情報が改ざんされているか否かが判定される。表示例300−4は,コンテンツ情報の改ざんを判定していることを通知する表示例である。コンテンツ情報に改ざんがないことが判明した場合,情報読取装置によって読み取られたコンテンツ情報が表示される(表示例300−5)。
次に,情報読取装置の蓄積部に蓄積されているコンテンツ情報を再度参照する場合の,情報読取装置の出力部における表示例について説明する。図8に示したように,情報読取装置の出力部には,まず,表示例300−6の「メニュー」が表示される。「メニュー」の中から,「コンテンツ受信」が選択されると,コンテンツ情報を受信するためのアプリケーションが呼び出される。表示例300−6は,コンテンツ情報受信アプリケーションが呼び出し中であることを通知する表示例である。
コンテンツ情報を受信するためのアプリケーションが呼び出されると,NFC通信技術を用いて情報記憶装置と非接触式に情報通信を行うために,情報読取装置を情報記憶装置に接触させることを促す画面(表示例300−3)が表示される。ここで,表示例300−3の「データ」を選択すると,「データ」の種類を選択させるためのデータメニューが表示される(表示例300−9)。
例えば,表示例300−9のなかから,「映画」が選択されたとする。情報読取装置は,蓄積部に蓄積されているコンテンツ情報を表示する(表示例300−10)。例えば,映画に関連したコンテンツ情報がいくつか蓄積されている場合は,蓄積されている「映画」に関連したコンテンツ情報からひとつを選択させるようにしてもよい。表示例300−11は,選択されたコンテンツ情報を表示した表示例である。
以上,情報読取装置の出力部における表示例について説明した。次に,コンテンツ情報とデジタル証明書が生成されて記憶されるまでについて説明する。図9は,コンテンツ情報とデジタル証明書が生成されて記憶されるまでについて説明するタイミングチャートである。
まず,コンテンツ情報生成装置410において,コンテンツ情報が生成される(S201)。ここで,コンテンツ情報は上述したように,広告媒体に関連したコンテンツ情報である。ステップS201において生成されたコンテンツ情報は,情報記憶装置200と,デジタル証明書生成装置420に提供される(S202)。コンテンツ情報生成装置410よりコンテンツ情報を提供された情報記憶装置200は,コンテンツ情報を情報記憶装置200の記憶部に記憶させる(S203)。
また,コンテンツ情報生成装置410よりコンテンツ情報を提供されたデジタル証明書生成装置420は,コンテンツ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換して,証明元メッセージダイジェストを作成する。そして,コンテンツ情報に関連するメタ情報と,証明元メッセージダイジェストとをデジタル証明書として生成する(S204)。
ステップS204において生成されたデジタル証明書は,情報記憶装置200に提供される(S205)。デジタル証明書生成装置420からデジタル証明書を提供された情報記憶装置200は,情報記憶装置200の記憶部にデジタル証明書を記憶させる(S206)。
図10は,図9とは別の実施形態における,コンテンツ情報とデジタル証明書が生成されて記憶されるまでについて説明するタイミングチャートである。
まず,コンテンツ情報生成装置410において,コンテンツ情報が生成される(S310)。ステップS301において生成されたコンテンツ情報は,デジタル証明書S303に提供される。
コンテンツ情報生成装置410よりコンテンツ情報を提供されたデジタル証明書生成装置420は,コンテンツ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換して,証明元メッセージダイジェストを生成する。そして,コンテンツ情報に関連するメタ情報と,証明元メッセージダイジェストとをデジタル証明書として生成する(S303)。
ステップS304において生成されたデジタル証明書は,コンテンツ情報生成装置410に提供される(S304)。デジタル証明書生成装置420からデジタル証明書を提供されたコンテンツ情報生成装置410は,コンテンツ情報とデジタル証明書を併せて,情報記憶装置に提供する(S305)。
コンテンツ情報生成装置410よりコンテンツ情報とデジタル証明書を提供された情報記憶装置200は,コンテンツ情報とデジタル証明書を情報記憶装置200の記憶部に記憶させる(S306)。
以上,コンテンツ情報とデジタル証明書が生成されて記憶されるまでについて説明した。
次に,コンテンツ情報とデジタル証明書の情報記憶装置と情報読取装置間での送受信について説明する。図11は,情報記憶装置200と情報読取装置300との間での,コンテンツ情報とデジタル証明書の送受信を説明するタイミングチャートである。
図11に示したように,情報読取装置300は,情報記憶装置200と非接触式に情報通信を行うために,情報記憶装置200に記憶されているデータを読み取るためのアプリケーションを起動する(S401)。次に,情報読取装置300は,情報記憶装置200に対して,コンテンツ情報およびデジタル証明書取得要求を発行する(S402)。
ステップS402において,情報読取装置300からコンテンツ情報およびデジタル証明書の取得要求が発行されると,情報記憶装置200は,コンテンツ情報およびデジタル証明書を情報読取装置300に送信する(S403)。情報読取装置300は,コンテンツ情報およびデジタル証明書を受信すると(S404),デジタル証明書に含まれるメッセージダイジェストの判定を行う(S406)。
上述したように,情報記憶装置200から送信されるメッセージダイジェストは,不可逆的アルゴリズムにて変換された証明元メッセージダイジェストである。不可逆的アルゴリズムとは,ハッシュ関数などの不可逆的な一方向関数で,不可逆的アルゴリズムにて変換された証明元メッセージダイジェストから,コンテンツ情報を再現することはできず,また,同じ証明元メッセージダイジェスト持つ異なるコンテンツ情報を作成することは極めて困難である。したがって,ステップS405にて,情報読取装置300で送信されたコンテンツ情報を不可逆的アルゴリズムで変換し,検証用メッセージダイジェストを作成して証明元メッセージダイジェストと検証用メッセージダイジェストとを比較すれば,データが改ざんされていないかを調べることができる。
ステップS405のメッセージダイジェストの判定により,コンテンツ情報が改ざんされていないと判定されれば,情報読取装置300の出力部に受信したコンテンツ情報を表示する(S406)。また,ステップS406において,コンテンツ情報が改ざんされていないと判定されれば,コンテンツ情報蓄積部に,受信したコンテンツ情報を蓄積する(S407)。
以上,情報記憶装置200と情報読取装置300との間での,コンテンツ情報とデジタル証明書の送受信を説明した。上述したように,広告媒体製造装置400に備えられたコンテンツ情報生成装置410と,デジタル証明書生成装置420は,1の広告媒体製造装置に含まれていてもよいが,別々の広告媒体製造装置に含まれていてもよい。
例えば,コンテンツ情報生成装置は,ポスターのような広告媒体を作成する広告媒体生成事業者側に備えられており,デジタル証明書生成装置は,ICカード等を作成するICカード生成事業者側に備えられていてもよい。
また,デジタル証明書のフォーマットや,メッセージダイジェストを変換する不可逆的アルゴリズムを非公開にして,デジタル証明書をICカード生成事業者側でしか生成できないようにすることにより,デジタル証明書の安全性が確立され,本実施形態におけるコンテンツ情報の送受信をよりセキュアに行うことができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本実施形態では,情報記憶装置がポスターのような広告媒体に組み込まれているが,本発明はかかる例に限定されない。例えば,ポスターのような大型の広告媒体ではなく,名刺サイズの小型の媒体に情報記憶装置が組み込まれていてもよい。例えば名刺に情報記憶装置が組み込まれていれば,名刺交換をする際に,情報読取装置で名刺に記載されている情報を読み取り,情報読取装置の蓄積部に蓄積させてもよい。また,情報読取装置に蓄積された情報を,PC(Personal Computer)にダウンロードして,名刺に記載された情報をPC上で管理することもできる。
また,レストランに訪れた際に,そのレストランの情報が記載されているカードを持ち帰ることもある。その場合にも,カードに情報記憶装置を組み込み,情報読取装置で読み取り,レストランの情報を蓄積させて,いつでもレストランの情報を参照することが可能となる。
さらには,雑誌に情報記憶装置を組み込み,例えばお店の地図情報などを情報記憶装置に記憶させ,情報読取装置でその地図情報を読み取らせることもできる。情報読取装置の蓄積部にお店の地図情報が蓄積されれば,雑誌を持ち歩かなくても,情報読取装置を持っていれば,そのお店の地図情報を取得することが可能となる。
本発明は,本発明は,非接触式に情報通信が可能な情報提供システム,情報記憶装置,広告媒体,広告媒体製造装置,プログラムおよびプログラム提供サーバに適用可能である。
本実施形態における情報提供システムを説明する概略図である。 同実施の形態における情報提供システムの構成を示すブロック図である。 同実施の形態におけるコンテンツ情報および証明書データを説明する図である。 同実施の形態におけるコンテンツ情報および証明書データを説明する図である。 同実施の形態におけるコンテンツ情報および証明書データを説明する図である。 同実施の形態における判定装置でのコンテンツ情報と証明書データの判定方法を説明するフローチャートである。 同実施の形態における情報読取装置の出力部の表示例である。 同実施の形態における情報読取装置の出力部の表示例である。 同実施の形態におけるコンテンツ情報とデジタル証明書が生成されて記憶されるまでについて説明するタイミングチャートである。 同実施の形態におけるコンテンツ情報とデジタル証明書が生成されて記憶されるまでについて説明するタイミングチャートである。 同実施の形態におけるコンテンツ情報とデジタル証明書の送受信を説明するタイミングチャートである。
符号の説明
100 広告媒体
200 情報記憶装置
211 コンテンツ情報
212a メタ情報
212b 証明元メッセージダイジェスト
300 情報読取装置
340 判定装置
400 広告媒体製造装置

Claims (21)

  1. 外部機器と非接触式に情報通信が可能なコンテンツ情報およびメタ情報が記憶された情報記憶装置が組み込まれた広告媒体と;
    前記情報記憶装置と非接触式に情報通信して,前記コンテンツ情報を読み取り可能な情報読取装置と;から成る情報提供システムであって:
    前記情報読取装置は,コンテンツ情報の判定装置を備えており,前記判定装置により,読み取ったコンテンツ情報の改ざん状況を判定し,コンテンツ情報に改ざんがないことが判明した場合に,読み取ったコンテンツ情報を有効化することを特徴とする,情報提供システム。
  2. 前記情報記憶装置は,コンテンツ情報およびメタ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換した証明元メッセージダイジェストを記憶しており;
    前記判定装置は,コンテンツ情報およびメタ情報を前記不可逆的アルゴリズムにて変換して検証用メッセージダイジェストを作成し,前記証明元メッセージダイジェストと前記検証用メッセージダイジェストを比較して,両者が一致する場合には,コンテンツ情報の改ざんがないと判定することを特徴とする,請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記情報記憶装置は、コンテンツ情報およびメタ情報を公開鍵暗号アルゴリズムの秘密鍵を利用して暗号化された証明元メッセージダイジェストを記憶しており;
    前記判定装置は、コンテンツ情報およびメタ情報を、対応する公開鍵を利用して復号し、前記証明元メッセージダイジェストと前記検証用メッセージダイジェストを比較して、両者が一致する場合には、コンテンツ情報の改ざんがないと判定することを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
  4. 前記情報記憶装置は,コンテンツ情報およびメタ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換した証明元メッセージダイジェストを暗号化して記憶しており;
    前記判定装置は,暗号化された証明元メッセージを復号化してから,コンテンツ情報およびメタ情報を前記不可逆的アルゴリズムにて変換して検証用メッセージダイジェストを作成し,前記証明元メッセージダイジェストと前記検証用メッセージダイジェストを比較して,両者が一致する場合には,コンテンツ情報の改ざんがないと判定することを特徴とする,請求項1に記載の情報提供システム。
  5. 前記情報記憶装置は,コンテンツ情報が不可逆的アルゴリズムにて変換された証明元メッセージダイジェストを記憶しており;
    前記判定装置は,コンテンツ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換して検証用メッセージダイジェストを作成し,前記証明元メッセージダイジェストと前記検証用メッセージダイジェストを比較して,両者が一致する場合には,コンテンツ情報の改ざんがないと判定することを特徴とする,請求項1に記載の情報提供システム。
  6. 前記情報記憶装置は,コンテンツ情報が不可逆的アルゴリズムにて変換された証明元メッセージダイジェストを記憶しており,さらに,前記メタ情報と前記証明元メッセージダイジェストを暗号化して記憶しており;
    前記判定装置は,暗号化された前記メタ情報と前記証明元メッセージダイジェストを復号化してから,コンテンツ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換して検証用メッセージダイジェストを作成し,前記証明元メッセージダイジェストと前記検証用メッセージダイジェストを比較して,両者が一致する場合には,コンテンツ情報の改ざんがないと判定することを特徴とする,請求項1に記載の情報提供システム。
  7. 前記情報記憶装置は,コンテンツ情報が不可逆的アルゴリズムにて変換された証明元メッセージダイジェストを記憶しており,さらに,前記コンテンツ情報と前記メタ情報と前記証明元メッセージダイジェストを暗号化して記憶しており;
    前記判定装置は,暗号化された前記コンテンツ情報と前記メタ情報と前記証明元メッセージダイジェストを復号化してから,コンテンツ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換して検証用メッセージダイジェストを作成し,前記証明元メッセージダイジェストと前記検証用メッセージダイジェストを比較して,両者が一致する場合には,コンテンツ情報の改ざんがないと判定することを特徴とする,請求項1に記載の情報提供システム。
  8. (広告媒体) 外部機器と非接触式に情報通信が可能なコンテンツ情報およびメタ情報が記憶された情報記憶装置が組み込まれた広告媒体であって;
    前記情報記憶装置は,コンテンツ情報およびメタ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換した証明元メッセージダイジェストを記憶していることを特徴とする,広告媒体。
  9. 前記証明元メッセージダイジェストは暗号化されて記憶されていることを特徴とする,請求項7に記載の広告媒体。
  10. 外部機器と非接触式に情報通信が可能なコンテンツ情報およびメタ情報が記憶された情報記憶装置が組み込まれた広告媒体であって;
    前記情報記憶装置は,コンテンツ情報が不可逆的アルゴリズムにて変換された証明元メッセージダイジェストを記憶していることを特徴とする,広告媒体。
  11. 前記メタ情報と前記証明元メッセージダイジェストは暗号化されて記憶されていることを特徴とする,請求項9に記載の広告媒体。
  12. 前記コンテンツ情報と前記メタ情報と前記証明元メッセージダイジェストは暗号化されて記憶されていることを特徴とする,請求項9に記載の広告媒体。
  13. (広告媒体製造装置) 外部機器と非接触式に情報通信が可能なコンテンツ情報およびメタ情報が記憶された情報記憶装置が組み込まれた広告媒体を製造する製造装置であって;
    前記情報記憶装置に,コンテンツ情報およびメタ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換した証明元メッセージダイジェストを記憶することを特徴とする,広告媒体製造装置。
  14. 前記証明元メッセージダイジェストは暗号化されて記憶されていることを特徴とする,請求項12に記載の広告媒体製造装置。
  15. 外部機器と非接触式に情報通信が可能なコンテンツ情報およびメタ情報が記憶された情報記憶装置が組み込まれた広告媒体を製造する製造装置であって;
    前記情報記憶装置に,コンテンツ情報が不可逆的アルゴリズムにて変換された証明元メッセージダイジェストを記憶することを特徴とする,広告媒体製造装置。
  16. 前記メタ情報と前記証明元メッセージダイジェストは暗号化されて記憶されていることを特徴とする,請求項14に記載の広告媒体製造装置。
  17. 前記コンテンツ情報と前記メタ情報と前記証明元メッセージダイジェストは暗号化されて記憶されていることを特徴とする,請求項14に記載の広告媒体製造装置。
  18. (情報読取装置) 外部機器と非接触式に情報通信が可能なコンテンツ情報およびメタ情報が記憶された情報記憶装置が組み込まれた広告媒体と非接触式に情報通信して,前記コンテンツ情報を読み取り可能な情報読取装置であって;
    コンテンツ情報の判定装置を備えており,前記判定装置により,読み取ったコンテンツ情報の改ざん状況を判定し,コンテンツ情報に改ざんがないことが判明した場合に,読み取ったコンテンツ情報を有効化することを特徴とする,情報読取装置。
  19. 前記情報記憶装置は,コンテンツ情報およびメタ情報を不可逆的アルゴリズムにて変換した証明元メッセージダイジェストを記憶しており;
    前記判定装置は,コンテンツ情報およびメタ情報を前記不可逆的アルゴリズムにて変換して検証用メッセージダイジェストを作成し,前記証明元メッセージダイジェストと前記検証用メッセージダイジェストを比較して,両者が一致する場合には,コンテンツ情報の改ざんがないと判定することを特徴とする,請求項17に記載の情報読取装置。
  20. (情報読取装置のプログラム) 外部機器と非接触式に情報通信が可能なコンテンツ情報およびメタ情報が記憶された情報記憶装置が組み込まれた広告媒体と非接触式に情報通信して,前記コンテンツ情報を読み取り可能な情報読取装置をして;
    読み取ったコンテンツ情報の改ざん状況を判定し,コンテンツ情報に改ざんがないことが判明した場合に,読み取ったコンテンツ情報を有効化するコンテンツ情報判定手順を実行させるためのプログラム。
  21. (プログラム配信サーバ) プログラムを通信網を介して情報処理装置に配信可能なプログラム提供サーバであって,
    前記プログラムは,外部機器と非接触式に情報通信が可能なコンテンツ情報およびメタ情報が記憶された情報記憶装置が組み込まれた広告媒体と非接触式に情報通信して,前記コンテンツ情報を読み取り可能な情報読取装置をして;
    読み取ったコンテンツ情報の改ざん状況を判定し,コンテンツ情報に改ざんがないことが判明した場合に,読み取ったコンテンツ情報を有効化するコンテンツ情報判定手順を実行させることを特徴とする,プログラム提供サーバ。
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