JP2006031242A - 業務改善提案審査システム及びこれに用いられるコンピュータ - Google Patents

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Abstract

【課題】業務改善提案がなされてからそれに対する評価がされるまでの一連の過程を円滑に進行させることができるようにする。
【解決手段】提案者コンピュータ、担当選定コンピュータ、審査コンピュータ、評価コンピュータを含み、提案者コンピュータは、業務改善提案の入力を受け付けてこれを記載した業務改善提案データを担当選定コンピュータに送信し、担当選定コンピュータは、業務改善提案データを受信してこれを審査する審査担当者が操作する審査コンピュータを選定してその審査コンピュータに業務改善提案データを送信し、審査コンピュータは、業務改善提案データを受信してその審査項目別の評価点の入力を審査担当者から受け付けてその評価点を評価コンピュータに送信し、評価コンピュータは、受信した評価点を審査項目別に重みづけして合計することにより評価値を求めるように構成された業務改善提案審査システムを提供する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、業務改善提案がなされてからそれに対する評価がなされるまでの一連の過程を円滑に進行させる技術に関し、とくに業務改善提案審査システム及びこれに用いられるコンピュータに関する。
企業間競争力の維持確保を図るべく、近年、多くの企業においては、従業員等が日々行っている業務についての改善策を提案させる、いわゆる業務改善提案制度の導入が積極的に進められている。また、官公庁や教育機関、病院等の非営利組織においても、健全な組織運営やサービス・質の向上を目的として、業務改善提案制度を導入している事例が増加している。
業務改善提案を支援する方法やシステムについては従来から様々な提案がなされている。例えば、特許文献1には、ABC/ABM等の業務活動の個々を活動原価という形で把握するシステムにおけるデータ入力を簡単かつ継続的に行えるようにしたシステムが開示されている。また、特許文献2には、データフローダイアグラムを客観的に分析して現状業務の分析を高い効率で行うようにし、業務改善を効率的に支援する業務改善支援装置について開示されている。特許文献3には、施策策定者、実行者個々人の暗黙知を型式知化し会社全体で共有し、その共有ナレッジを活用することで、通常の情報システムで、施策の推奨に必要とされる豊富な情報がなくても、よりパフォーマンスが高い施策を施策策定者、実行者個々人に推奨し、推奨した施策の実行を管理・支援することができる業務改善支援システム等が開示されている。特許文献4には、製造業等において業務改善型活動基準分析をする際に、製造システム運営を担う一連の作業を現状のビジネスプロセスとして整理し、そのビジネスを活動単位に細かく分類し、活動単位に実際作業者がどれくらい時間をかけているか、何回実施しているかを測定し、測定した値(時間、回数)に作業者のコスト(標準時間単価)を掛け合わせ、集計することで活動単位あたりの活動コストを算出するようにした情報収集分析装置について開示されている。特許文献5には、部門の業務改善に関する目標値データ及びそれを達成するための計画内容データを受け付け、目標値データ及び計画内容データをデータベースに格納し、部門より業務完了データを受け付けたときに、業務完了データと目標値データとに基づいて業務改善の改善値を算出する業務改善支援方法について開示されている。さらに、特許文献6には、表計算ソフトウエアによって作成される集計表において、最左欄のセルを改善提案物件名記入欄と定義し、改善提案物件毎に行方向に現況記入欄と、この現況記入欄に対応する改善提案欄とを交互に配置すると共に、現況記入欄から改善提案欄に向かって矢印を表記することにより現況と改善後とを対比させて表示し、各行の右方に現況の集計欄と、改善後の集計欄、これらの集計欄の集計額の差を表記する改善効果表示欄を設けた改善提案表について開示されている。
特開2003−141318号公報 特開平9−245087号公報 特開2002−269329号公報 特開2003−67452号公報 特開2003−345973号公報 特開2001−307009号公報
ところで、営業部門や技術部門、基幹部門などの複数かつ多数の部門を抱える大規模な組織においては、業務改善提案は多部門から多様な観点からなされることになり、また、組織のメンバーの個々人の専門分野や得意分野は細分化されていることが少なくない。このため、業務改善提案を評価する担当者の選定に苦慮することになる。このように、組織において、メンバーから発案された業務改善提案について、その評価を適正に行うことは大変に難しい。また、大規模組織等では、発生する業務改善提案の数は相当数に上り、業務改善提案がなされてからそれに対する評価がされるまでの一連の過程を円滑に進行させるための仕組みが必要となる。
しかしながら、業務改善提案を支援する方法やシステムについては上記のように様々な提案がなされているが、業務改善提案を評価するのに相応しい担当者を的確に選択したり、業務改善提案がなされてからそれに対する評価がされるまでの一連の過程を円滑に進行させたりする仕組みについては特に言及されていない。
本発明はこのような背景に鑑みてなされたもので、業務改善提案がなされてからそれに対する評価がされるまでの一連の過程を円滑に進行させることができる業務改善提案審査システム及びこれに用いられるコンピュータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の請求項1に記載の発明は、組織における業務改善提案の審査に用いられる業務改善提案審査システムであって、互いに通信可能に接続される、業務改善提案の提案者が操作する提案者コンピュータ、審査担当者を選定する担当選定コンピュータ、審査担当者が操作する審査コンピュータ、及び業務改善提案の評価値を求める評価コンピュータ、を含み、前記提案者コンピュータは、前記業務改善提案の入力を受け付けて、受け付けた前記業務改善提案の内容が記載された業務改善提案データを前記担当選定コンピュータに送信し、前記担当選定コンピュータは、前記業務改善提案データを受信して、受信した前記業務改善提案データを審査する審査担当者が操作する審査コンピュータを選定し、選定した前記審査コンピュータに前記業務改善提案データを送信し、前記審査コンピュータは、前記業務改善提案データを受信して、受信した業務改善提案データについての審査項目別の評価点の入力を前記担当者から受け付け、受け付けた前記評価点を前記評価コンピュータに送信し、前記評価コンピュータは、前記評価点を受信して、前記評価点を前記審査項目別に重みづけして合計することにより評価値を求めることとする。
この発明によれば、業務改善提案を評価するのに相応しい担当者を的確に選択することが可能となる。また、業務改善提案がなされてからそれに対する評価がされるまでの一連の過程を円滑に進行させることが可能となる。
本発明のうち請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の前記業務改善提案審査システムにおける前記担当選定コンピュータとして機能するコンピュータであって、前記業務改善提案審査システムが適用される組織における部門を特定する部門コードと、前記部門が担当する業務に関する用語である第一の用語と、が対応づけて登録されている部門データベースと、前記部門コードと、前記審査コンピュータを特定する情報と、前記審査コンピュータを操作する前記審査担当者が過去に行った審査回数と、が対応づけて登録されている担当者データベースと、前記業務改善提案データに記載されている前記業務改善提案の題名、前記業務改善提案の概要を記述している単語、又は前記提案者によって設定されたキーワードのうちの少なくともいずれかに一致又は類似する前記第一の用語を前記部門データベースから検索し、さらに、前記担当者データベースから、検索された前記第一の用語に対応づけられている前記部門コードに対応づけられている前記審査コンピュータを特定する情報のうち、前記情報に対応づけられている前記審査回数が最も少ないものを選定する用語検索部と、選定した前記審査コンピュータを特定する情報を有する前記審査コンピュータに前記業務改善提案データを送信するデータ送信部と、を備えることとする。
この発明によれば、業務改善提案を審査する部門及び審査担当者が操作する審査コンピュータが業務改善提案の内容に基づいて選定されるので、業務改善提案を評価するのに相応しい担当者を的確に選定することができる。また、過去に行った審査回数の最も少ない者が優先して審査担当者に選定されるので、審査担当者個々人の負担を均等化することができ、また、複数の審査担当者によって審査がなされることで、偏った審査が行われるのを防ぐことができ、これにより審査を適正に実施することができる。
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の前記業務改善提案審査システムにおける前記担当選定コンピュータとして機能するコンピュータであって、前記業務改善提案審査システムが適用される組織における部門を特定する部門コードと、前記部門が担当する業務に関する用語である第一の用語と、が対応づけて登録されている部門データベースと、前記部門コードと、前記審査コンピュータを特定する情報と、前記審査コンピュータを操作する前記審査担当者の専門分野に関する用語である第二の用語と、が対応づけて登録されている担当者データベースと、前記業務改善提案データに記載されている前記業務改善提案の題名、前記業務改善提案の概要を記述している単語、又は前記提案者によって設定されたキーワードのうちの少なくともいずれかに一致又は類似する前記第一の用語を前記部門データベースから検索し、さらに、前記担当者データベースから、検索された前記第一の用語に対応づけられている前記部門コードに対応づけられている前記審査コンピュータを特定する情報のうち、前記業務改善提案データに含まれている前記業務改善提案の題名、前記業務改善提案の概要を記述している単語、又は前記提案者によって設定されたキーワードのうちの少なくともいずれかに一致又は類似する前記第二の用語が対応づけられているものを選定する用語検索部と、選定した前記審査コンピュータを特定する情報を有する前記審査コンピュータに前記業務改善提案データを送信するデータ送信部と、を備えることとする。
この発明によれば、業務改善提案を審査する部門及び審査担当者が操作する審査コンピュータが業務改善提案の内容に基づいて選定されるので、業務改善提案を評価するのに相応しい担当者を的確に選定することができる。また、業務改善提案の内容と審査コンピュータを操作する審査担当者の専門分野に関する用語である第二の用語とを比較することにより審査担当者を選定するので、その業務改善提案を審査するのに最も相応しい審査担当者を選定することができ、これにより審査を適正に実施することができる。
本発明のうち請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の前記業務改善提案審査システムにおける前記担当選定コンピュータとして機能するコンピュータであって、前記用語検索部は、まず前記題名に一致又は類似する前記第一の用語を前記部門データベースから検索し、当該検索によって検索結果が得られない場合には、次に前記概要を記述している単語に一致又は類似する前記第一の用語を前記部門データベースから検索することとする。
業務改善提案に題名として記述されている内容には、通常はその業務改善提案の分野や特徴を端的に表現している用語が含まれている。従って、題名を優先して検索キーとして採用することで、その業務改善提案の審査をするのに相応しい審査担当者を的確に選定することができる。
本発明のうち請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の前記業務改善提案審査システムにおける前記担当選定コンピュータとして機能するコンピュータであって、前記用語検索部は、まず前記キーワードに一致又は類似する前記第一の用語を前記部門データベースから検索し、当該検索によって検索結果が得られない場合には、次に前記題名に一致又は類似する前記第一の用語を前記部門データベースから検索し、当該検索によって検索結果が得られない場合には、前記概要を記述している単語に一致又は類似する前記第一の用語を前記部門データベースから検索することとする。
本発明によれば、業務改善提案の内容にキーワードの記述欄を設けている場合には、提案者自らが設定したキーワードが優先して検索キーとして採用される。これにより業務改善提案の審査をするのに相応しい審査担当者を的確に選定することができる。
本発明によれば、業務改善提案がなされてからそれに対する評価がされるまでの一連の過程を円滑に進行させることが可能となる。
以下、本発明の一実施形態による業務改善提案審査システムについて詳細に説明する。業務改善提案審査システムは、複数の部門を有する組織における業務改善提案の審査業務に適用されるシステムである。組織が企業であるならば、上記部門は、例えば、営業部門や製造部門、基幹部門等である。業務改善提案審査システムは、組織のメンバーたる提案者が提案した業務改善提案について、その内容に応じてそれを審査するのに相応しい担当者を的確に選定し、業務改善提案についての審査が適正に実施されるように支援する。また、業務改善提案審査システムは、提案者や担当者の審査業務を支援することにより、業務改善提案の提案から審査、評価までの一連の過程が円滑に進められるようにする。
図1に業務改善提案審査システム1の概略的な構成を示している。業務改善提案審査システム1は、少なくとも一台以上の提案者コンピュータ10、担当選定コンピュータ11、少なくとも一台以上の審査コンピュータ12、及び評価コンピュータ13、の4種のコンピュータを含んで構成されている。これらはLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などの通信ネットワーク2を介して互いに通信可能に接続されている。担当選定コンピュータ11及び評価コンピュータ13は、例えば、組織における業務改善提案についての管理を行っている管理部門に所属するコンピュータである。企業等の組織においては総務部や業務管理部等の部門が上記管理部門となる。提案者コンピュータ10及び審査コンピュータ12は、例えば、組織のメンバーの個々人に割り当てられているコンピュータである。なお、本実施形態においては、組織のメンバーであるならば、誰でも業務改善提案の提案者となりうるものとする。また、業務改善提案の審査は、その業務改善提案を審査するのに相応しい担当者(以下、審査担当者と称する)によって行われるように運用されているものとする。
図1に示す提案者コンピュータ10は、業務改善提案の提案者によって操作されるコンピュータである。提案者コンピュータ10は、提案者から業務改善提案の内容の入力を受け付けて、受け付けた内容を記載したデータ(以下、業務改善提案データと称する)を担当選定コンピュータ11に送信する。担当選定コンピュータ11は、受信した業務改善提案データを審査する審査担当者によって操作される審査コンピュータを選定し、選定した審査コンピュータ12に対して業務改善提案データを送信する。審査コンピュータ12は、担当選定コンピュータ11から送信されてくる業務改善提案データを受信して、受信した業務改善提案データについての審査項目別の評価点の入力を審査担当者から受け付ける。そして、審査コンピュータ12は、受け付けた評価点を評価コンピュータ13に送信する。評価コンピュータ13は、審査コンピュータ12から送信されてくる審査項目別の評価点を受信して、受信した各評価点を審査項目別に重みづけして合計することにより評価値を算出する。
上記4種のコンピュータのハードウエアは、例えば、パーソナルコンピュータやオフィスコンピュータ、メインフレーム等である。図2に提案者コンピュータ10、担当選定コンピュータ11、審査コンピュータ12、及び評価コンピュータ13として用いられるコンピュータのハードウエアの一例を示している。同図に示すコンピュータは、CPU21、RAM/ROM等のメモリ22、ハードディスク23、キーボードやマウスなどの入力装置24、ディスプレイなどの表示装置25、通信ネットワーク2に接続するための通信インタフェース26を備えている。提案者コンピュータ10、担当選定コンピュータ11、審査コンピュータ12及び評価コンピュータ13においては、CPU21がメモリ22に記憶されているプログラムを実行することにより各種の機能が実現されている。なお、担当選定コンピュータ11及び評価コンピュータ13は、夫々が複数台のコンピュータを用いて構成されていることもある。提案者コンピュータ10、担当選定コンピュータ11、審査コンピュータ12、及び評価コンピュータ13は、夫々が独立したコンピュータであってもよいし、1つのコンピュータを、上記4種のコンピュータのうちの2種以上のコンピュータとして機能させるようにすることもできる。
図3は各コンピュータにおいて実現されている機能(ソフトウエア)を示している。提案者コンピュータ10では、業務改善提案の入力を受け付ける業務改善提案入力部101、受け付けた業務改善提案を記載したデータ(業務改善提案データ)を担当選定コンピュータ11に送信するデータ送信部102、が実現されている。担当選定コンピュータ11では、提案者コンピュータ10から送信されてくる業務改善提案データを受信するデータ受信部111、受信した業務改善提案データを審査する審査担当者が操作する審査コンピュータ12を選定する担当選定部112、選定した審査コンピュータ12に業務改善提案データを送信するデータ送信部113、が実現されている。このうち担当選定部112には、さらに部門データベース1121、担当者データベース1122、用語検索部1123等の諸機能が含まれている。審査コンピュータ12では、担当選定コンピュータ11から送信されてくる業務改善提案データを受信するデータ受信部121、受信した業務改善提案データの審査項目別の評価点の入力を審査担当者から受け付ける評価点入力部122、受け付けた評価点を評価コンピュータ13に送信する評価点送信部123が実現されている。評価コンピュータ13では、審査コンピュータ12から送信されてくる上記評価点を受信する評価点受信部131、受信した評価点を審査項目別に重みづけして合計することにより評価値を算出する評価値算出部132が実現されている。
図4に部門データベース1121の一例を示している。部門データベース1121には、部門を特定する部門コード11211、その部門が担当する業務に関する用語11212(以下、第一の用語と称する)、及び部門名称11213が対応づけて登録されている。図5に担当者データベース1122の一例を示している。担当者データベース1122には、部門コード11221、審査コンピュータ12のネットワークアドレス11222(審査コンピュータのID)、審査担当者の氏名11223、その審査担当者が過去に行った審査回数11224、審査コンピュータを使用して前記業務改善提案の審査する担当者の専門分野に関する用語11225(以下、第二の用語と称する)が対応づけて登録されている。上記ネットワークアドレスとしては、例えば、ホスト名やIPアドレスが用いられる。なお、部門データベース1121及び担当者データベース1122の内容は、担当選定コンピュータ11の管理者によって適宜最新の内容に更新されている。
次に、以上の構成からなる業務改善提案審査システム1の動作について、図6に示すフローチャートとともに説明する。まず、業務改善提案を提案した提案者によって、業務改善提案の内容が提案者コンピュータに入力される(S611)。この入力は、業務改提案入力部101が表示装置25に表示する入力画面(以下、業務改善提案入力画面と称する)に必要な事項を入力することにより行われる。図7に業務改善提案入力画面の一例を示している。業務改善提案入力画面700には、提案者の氏名の欄701、提案者の所属の欄702、題名の欄703、業務改善提案の概要(現在の状況、改善案、効果)の欄704、キーワードの欄705、入力した内容を送信する際に操作される送信ボタン706、作業を中断したい場合に操作されるキャンセルボタン707等が設けられている。なお、キーワードの欄705には、当該業務改善提案を審査する部門や審査を行う担当者の選定に際して利用される文字列が入力される。業務改善提案入力画面700に入力された内容は、提案者が送信ボタン706を操作したのに応じて、所定のデータフォーマットのデータ(以下、業務改善提案データと称する)として、データ送信部111によって担当選定コンピュータ11に送信される(S612)。
図8に業務改善提案データのデータフォーマットを示している。業務改善提案データ800には、提案者の氏名の欄701に入力された文字列である氏名801、提案者の所属の欄702に入力された文字列である所属802、題名の欄703に入力された文字列である題名803、業務改善提案の概要(現在の状況、改善案、効果)の欄704に入力された文字列である概要804、キーワードの欄705の欄に入力された文字列であるキーワード805が含まれている。
提案者コンピュータ10から送信されてくる業務改善提案データ800は、担当選定コンピュータ11のデータ受信部111によって受信される(S613)。次に、担当選定コンピュータ11の担当選定部112によって、受信した業務改善提案データ800が審査される審査コンピュータ12を選定する処理が開始される。まず、担当選定部112の用語検索部1123が、部門データベース1121に登録されている用語11212の中から業務改善提案データ800に含まれている題名803、概要804を記述している単語、キーワード805のうちの少なくともいずれかに一致又は類似する第一の用語を検索する(S614)。なお、用語検索部1123は、概要804を構成している文字列について、これに形態素解析を施すことにより概要804を記述している単語を抽出する。また、上記類似するかどうかの判断は、例えば、単語間の類似度が付記された類義語を登録したデータベース(類義語辞書)を参照し、類似度が閾値以上である場合にそれらの単語が類似すると判断するアルゴリズムを用いて行われる。このアルゴリズムに関連する技術については、例えば、特開2000−259627号公報等に詳述されている。
また、上記検索のうち題名803については、題名803を構成している全ての文字列と部門データベース1121の第一の用語とを比較するようにしてもよいし、概要804の場合と同じように形態素解析により題名803を構成している文字列から単語を抽出し、抽出した単語と第一の用語とを比較するようにしてもよい。
また、上記検索は、例えば、題名803、概要803を記述している単語、キーワード805の順で行われる。すなわち、まず、題名803に一致又は類似する第一の用語を部門データベース1121から検索する。当該検索によって検索結果が得られない場合には、次に、概要804を記述している単語に一致又は類似する第一の用語を部門データベース1121から検索する。そして、当該検索によって検索結果が得られない場合には、次にキーワード805に一致又は類似する第一の用語を部門データベース1121から検索する。なお、上記検索は、まず、キーワード805に一致又は類似する第一の用語を部門データベース1121から検索し、当該検索によって検索結果が得られない場合には、次に題名803に一致又は類似する第一の用語を部門データベース1121から検索し、さらに、当該検索によって検索結果が得られない場合には、概要804を記述している単語に一致又は類似する第一の用語を部門データベース1121から検索するようにすることもできる。
次に、用語検索部1123が、担当者データベース1122から業務改善提案データ800の審査を行う審査担当者が操作する審査コンピュータ12を選定する(S615)。ここでこの選定は、担当者データベース1122から、部門データベース1121から検索された第一の用語11212に対応づけられている部門コード11211について対応づけられているネットワークアドレス11222のうち、最も少ない審査回数11224が対応づけられているものを選定することにより行われる。なお、この選定方法は、担当者データベース1122の部門コード11211に対応づけて登録されている審査担当者の審査能力に差がない場合に有効である。もし審査担当者の審査能力に差がある場合には、担当者データベース1122から、検索された第一の用語11212に対応づけられている部門コード11211に対応づけられている審査コンピュータ12のネットワークアドレス11222のうち、業務改善提案データ800に含まれている題名803、概要804を記述している単語、キーワード805のうちの少なくともいずれかに一致又は類似する第二の用語11225が対応づけられているものを選定する。
審査コンピュータ12が選定されると、次に、担当選定コンピュータ11のデータ送信部113が、選定された審査コンピュータ12に向けて業務改善提案データ800を送信する(S616)。送信された業務改善提案データ800は、審査コンピュータ12の評価点入力部122によって受信される(S617)。業務改善提案データ800を受信すると、次に、評価点入力部122は、審査担当者から受信した業務改善提案データ800を表示装置25に表示するとともに、受信した業務改善提案データ800についての評価点の入力を受け付ける(S618)。
ここでこのときの評価点の入力は、例えば、統一された基準(以下、評価点数基準と称する)に従って行われる。図9はそのような評価点数基準の一例である。この評価点数基準900では、評価点を着眼点、現状分析、創意工夫、改善効果の4つの審査項目901別に算定するように定められている。なお、評価点数基準900には、後述する審査項目ごとに設定される重み910も併記されている。
図10は、評価点の入力に際して審査コンピュータ12が表示装置25に表示する入力画面(以下、評価点入力画面1000と称する)の一例である。評価点入力画面1000には、着眼点についての評価点の入力欄1001、現状分析についての評価点の入力欄1002、創意工夫についての評価点の入力欄1003、改善効果についての評価点の入力欄1004、総評の入力欄1005、入力した内容を送信する際に操作される送信ボタン1006、作業を中断したい場合に操作されるキャンセルボタン1007等が設けられている。評価点入力画面1000の入力内容は、審査担当者が送信ボタン1006を操作したのに応じて、所定のデータフォーマットのデータ(以下、評価データと称する)として、評価点送信部123によって評価コンピュータ13に送信される(S619)。このときに送信される評価データのデータフォーマットを図11に示している。評価データ1100には、着眼点についての評価点の入力欄1001に入力された評価点1101、現状分析についての評価点の入力欄1002に入力された評価点1102、創意工夫についての評価点の入力欄1003に入力された評価点1103、改善効果についての評価点の入力欄1004に入力された評価点1104、総評の入力欄1005に入力された文字列1105等が含まれている。
審査コンピュータ12から送信されてくる評価データ1100は、評価コンピュータ13の評価点受信部131によって受信される(S620)。評価点受信部131によって評価データ1100が受信されると、評価値算出部132は、受信した評価点を審査項目別に重みづけして合計することにより評価値を算出し(S621)、算出した評価値を表示装置25に表示する(S622)。
図12はこのときに表示装置25に表示される画面(以下、評価値参照画面1200と称する)である。評価値参照画面1200には、「着眼点」についての重みの入力欄1201、「現状分析」についての重みの入力欄1202、「創意工夫」についての重みの入力欄1203、「改善効果」についての重みの入力欄1204、合計点(以下、評価値とも称する)の表示欄1205、評価点入力画面1000において審査担当者が入力した総評の表示欄1206等が設けられている。なお、評価値の表示欄1205に表示される評価値は、各審査項目について入力された重みを、対応する審査項目の評価点に乗算し、このようにして求められる各審査項目についての値を合計することにより求められる。
表示装置25に表示された評価値は、例えば、業務改善提案の管理を行っている管理部門等によって利用され、優れた業務改善提案を提案した者を表彰したり、その者に与える賞金の額を決定したりする目的等に適宜利用されることになる。
なお、以上の実施形態の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
本発明の一実施形態による、業務改善提案審査システム1の概略的な構成を示す図である。 本発明の一実施形態による、提案者コンピュータ10、担当選定コンピュータ11、審査コンピュータ12、及び評価コンピュータ13として用いられるコンピュータのハードウエアの一例を示す図である。 本発明の一実施形態による、各コンピュータにおいて実現されている機能(ソフトウエア)を示す図である。 本発明の一実施形態による、部門データベース1121の一例を示す図である。 本発明の一実施形態による、に担当者データベース1122の一例を示す図である。 本発明の一実施形態による、業務改善提案審査システム1の動作を説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施形態による、業務改善提案入力画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態による、業務改善提案データのデータフォーマットを示す図である。 本発明の一実施形態による、評価点数基準900の一例を示す図である。 本発明の一実施形態による、評価点入力画面1000の一例を示す図である。 本発明の一実施形態による、評価データのデータフォーマットを示す図である。 本発明の一実施形態による、評価値参照画面1200の一例を示す図である。
符号の説明
1 業務改善提案審査システム 2 通信ネットワーク
10 提案者コンピュータ 11 担当選定コンピュータ
12 審査コンピュータ 13 評価コンピュータ
101 業務改善提案入力部 102 データ送信部
112 担当選定部 113 データ送信部
1121 部門データベース 1122 担当者データベース
1123 用語検索部
700 業務改善提案入力画面 800 業務改善提案データ
900 評価点数基準 1000 評価点入力画面
1100 評価データ 1200 評価値参照画面

Claims (5)

  1. 組織における業務改善提案の審査に用いられる業務改善提案審査システムであって、
    互いに通信可能に接続される、業務改善提案の提案者が操作する提案者コンピュータ、審査担当者を選定する担当選定コンピュータ、審査担当者が操作する審査コンピュータ、及び業務改善提案の評価値を求める評価コンピュータ、を含み、
    前記提案者コンピュータは、前記業務改善提案の入力を受け付けて、受け付けた前記業務改善提案の内容が記載された業務改善提案データを前記担当選定コンピュータに送信し、
    前記担当選定コンピュータは、前記業務改善提案データを受信して、受信した前記業務改善提案データを審査する審査担当者が操作する審査コンピュータを選定し、選定した前記審査コンピュータに前記業務改善提案データを送信し、
    前記審査コンピュータは、前記業務改善提案データを受信して、受信した業務改善提案データについての審査項目別の評価点の入力を前記担当者から受け付け、受け付けた前記評価点を前記評価コンピュータに送信し、
    前記評価コンピュータは、前記評価点を受信して、前記評価点を前記審査項目別に重みづけして合計することにより評価値を求めること、
    を特徴とする業務改善提案審査システム。
  2. 請求項1に記載の前記業務改善提案審査システムにおける前記担当選定コンピュータとして機能するコンピュータであって、
    前記業務改善提案審査システムが適用される組織における部門を特定する部門コードと、前記部門が担当する業務に関する用語である第一の用語と、が対応づけて登録されている部門データベースと、
    前記部門コードと、前記審査コンピュータを特定する情報と、前記審査コンピュータを操作する前記審査担当者が過去に行った審査回数と、が対応づけて登録されている担当者データベースと、
    前記業務改善提案データに記載されている前記業務改善提案の題名、前記業務改善提案の概要を記述している単語、又は前記提案者によって設定されたキーワードのうちの少なくともいずれかに一致又は類似する前記第一の用語を前記部門データベースから検索し、さらに、前記担当者データベースから、検索された前記第一の用語に対応づけられている前記部門コードに対応づけられている前記審査コンピュータを特定する情報のうち、前記情報に対応づけられている前記審査回数が最も少ないものを選定する用語検索部と、
    選定した前記審査コンピュータを特定する情報を有する前記審査コンピュータに前記業務改善提案データを送信するデータ送信部と、
    を備えることを特徴とするコンピュータ。
  3. 請求項1に記載の前記業務改善提案審査システムにおける前記担当選定コンピュータとして機能するコンピュータであって、
    前記業務改善提案審査システムが適用される組織における部門を特定する部門コードと、前記部門が担当する業務に関する用語である第一の用語と、が対応づけて登録されている部門データベースと、
    前記部門コードと、前記審査コンピュータを特定する情報と、前記審査コンピュータを操作する前記審査担当者の専門分野に関する用語である第二の用語と、が対応づけて登録されている担当者データベースと、
    前記業務改善提案データに記載されている前記業務改善提案の題名、前記業務改善提案の概要を記述している単語、又は前記提案者によって設定されたキーワードのうちの少なくともいずれかに一致又は類似する前記第一の用語を前記部門データベースから検索し、さらに、前記担当者データベースから、検索された前記第一の用語に対応づけられている前記部門コードに対応づけられている前記審査コンピュータを特定する情報のうち、前記業務改善提案データに含まれている前記業務改善提案の題名、前記業務改善提案の概要を記述している単語、又は前記提案者によって設定されたキーワードのうちの少なくともいずれかに一致又は類似する前記第二の用語が対応づけられているものを選定する用語検索部と、
    選定した前記審査コンピュータを特定する情報を有する前記審査コンピュータに前記業務改善提案データを送信するデータ送信部と、
    を備えることを特徴とするコンピュータ。
  4. 請求項2に記載の前記業務改善提案審査システムにおける前記担当選定コンピュータとして機能するコンピュータであって、
    前記用語検索部は、まず前記題名に一致又は類似する前記第一の用語を前記部門データベースから検索し、当該検索によって検索結果が得られない場合には、次に前記概要を記述している単語に一致又は類似する前記第一の用語を前記部門データベースから検索すること、
    を特徴とするコンピュータ。
  5. 請求項2に記載の前記業務改善提案審査システムにおける前記担当選定コンピュータとして機能するコンピュータであって、
    前記用語検索部は、まず前記キーワードに一致又は類似する前記第一の用語を前記部門データベースから検索し、当該検索によって検索結果が得られない場合には、次に前記題名に一致又は類似する前記第一の用語を前記部門データベースから検索し、当該検索によって検索結果が得られない場合には、前記概要を記述している単語に一致又は類似する前記第一の用語を前記部門データベースから検索すること、
    を特徴とするコンピュータ。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022087000A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 株式会社鶴 管理サーバ

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