JP2006031069A - 計算機、サービスサーバ及びネットワークシステム - Google Patents

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晃 加賀美
Muneaki Yamaguchi
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Abstract

【課題】 地域コミュニティを構築する計算機、サービスサーバ及びネットワークシステムを提供する。
【解決手段】 ネットワーク600を介して他の計算機と接続され、複数のアプリケーションプログラムを記憶するアプリケーション記憶部2000と、他の計算機から送信された要求を受信する受信部2800と、受信した要求の内容を解釈する解釈部2201と、記憶されているアプリケーションプログラムに関する情報を記憶するアプリケーション管理情報記憶部2500と、アプリケーションプログラムに処理を割り当てる処理割当て部2102と、を備え、解釈部2201は、受信した要求の解釈結果とアプリケーション管理情報記憶部2500に記憶されているアプリケーションプログラムの情報とに基づいて、何れのアプリケーションプログラムに受信した要求を実行させるかを決定し、処理割当て部2102は、受信した要求を決定されたアプリケーションプログラムに送り、当該アプリケーションプログラムに処理を割り当てる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、地域コミュニティを構築する計算機及びネットワークシステムに関する。
日常の生活や健康状態、非常時の対応が心配な見守り対象者、例えば、ひとり暮らしの高齢者、高齢者世帯(夫婦、兄弟姉妹、親子等)、障害者世帯などを、近隣地域の住民(町会役員、民生児童委員、隣近所、友人・知人・ボランティア等で協力をするかた)が、毎日の声かけや、定期的な訪問による話し相手などをしながら、安否確認や健康上の変化を見守ることによって、事故を未然に防いだり、緊急事態を素早く発見、対応するような地域コミュニティが知られている(例えば、非特許文献1参照。)。
また、電気給湯器に内蔵したセンサ及び無線通信機で使用状態を把握することによって、遠隔地に暮らす一人暮らしの家族の生活状況を電子メール等で把握することのできるシステムも知られている(例えば、非特許文献2参照。)。
社会福祉法人松本市社会福祉協議会、"見守り安心ネットワーク"、[online]、[平成16年4月12日検索]、インターネット<URL:http://www.avis.ne.jp/~syakyoum/> 象印マホービン株式会社、「みまもりほっとライン」、[online]、[平成16年4月12日検索]、インターネット<URL:http://www.mimamori.net/>
地域コミュニティにおいて、前記非特許文献1及び非特許文献2のような見守りは、地域コミュニティに参加している参加者や家族が自主的に行う必要がある。本発明は、このような地域コミュニティを構築するネットワークシステムを提供し、ネットワークを通じたサービスを提供することを目的とする。
本発明によると、ネットワークを介して他の計算機と接続され、複数のアプリケーションを記憶するアプリケーション記憶部と、他の計算機から送信された要求を受信する受信部と、受信した要求の内容を解釈する解釈部と、記憶されているアプリケーションに関する情報を記憶するアプリケーション管理情報記憶部と、アプリケーションに処理を割り当てる処理割当て部と、を備え、解釈部は、受信した要求の解釈の結果とアプリケーション管理情報記憶部に記憶されているアプリケーションに関する情報とに基づいて、何れのアプリケーションに受信した要求を実行させるかを決定し、処理割当て部は、決定されたアプリケーションに対して受信した要求を送り、当該アプリケーションに処理を割り当てることを特徴とする。
本発明によると、他の端末から送信された要求に対して、必要なアプリケーションを判断し、処理割当て部によって当該アプリケーションを呼び出すことで、同じ構成の端末に対して複数の役割を持たせることができる。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態のネットワークシステム全体の構成を示すブロック図である。
まず、本発明によって構成されるネットワークシステムの概念を説明する。
本発明は、ある対象社会(例えば、地方自治体、町内会、隣近所等)において構成されるシステムに適応される。この対象社会において、例えば、後に説明する見守り支援サービスを提供することによって、老人などの見守りや介護問題に対応し、社会的弱者の事故を未然に防ぎ、緊急事態を素早く発見することのできるシステムを提供する。
このシステムの構築のため、対象社会の構成員(住民など)が「参加申し込み」を行うことによって、コミュニティ形成のポテンシャルとなり得るネットワーク上の仮想社会を形成する。この仮想社会を「PoC」(Potential of Community)と呼ぶ。このPoCに参加申し込みをした構成員には端末が配布される。この端末には、例えば、パーソナルコンピュータ等の計算機や携帯電話等の無線通信端末等が用いられる。この端末がネットワークに接続されることによってPoCが形成される。
形成されたPoCでは、構成員が目的やルールが明確に規定された集団を形成する。この集団を「コミュニティ」と呼ぶ。例えば、子育てに関するコミュニケーションを行う「子育てコミュニティ」や、環境保護に関するコミュニケーションを行う「環境保護コミュニティ」、独居老人の見守りを行う「見守り支援サービスコミュニティ」等のコミュニティが形成される。
形成されたコミュニティに参加している構成員が実質的な活動を行う単位を「グループ」と呼ぶ。例えば、「見守り支援サービスコミュニティ」において、特定の老人について、家族やボランティア等によって見守りを行うためのグループが形成される。なお、このグループの世話役となる構成員を「コーディネータ」と呼ぶ。
次に、本発明の実施の形態の構成を説明する。
複数の端末200a〜200dが携帯電話網500又はインターネット600に接続されている。図1の例では、端末200a〜200cは携帯電話(無線通信端末)であり、携帯電話網500に無線基地局510を介して接続されている。また、端末200dはパーソナルコンピュータであり、インターネット600に接続されている。
インターネット600にはコミュニティサービスプロバイダ(以下、「CSP」と呼ぶ)300が接続されている。CSP300は、インターネット600を介して接続される端末200に対して、ネットワークを経由したアプリケーションのサービス(Webサービス)を提供するサーバである。
携帯電話網500には、無線通信サービス提供事業者(以下、「携帯キャリア」と呼ぶ)運用・管理システム400及び基地局510が接続されている。携帯キャリア運用・管理システム400は、無線通信端末200に対して、携帯電話網を介してネットワークへの接続サービスや携帯電話を用いた通話サービス等を提供する。
インターネット600と携帯電話網500との間には、コミュニティマネージャ100設けられている。コミュニティマネージャ100は、コミュニティに参加している構成員の端末200に対してコミュニティ独自のサービスの提供を行うサーバである。また、コミュニティマネージャ100は、携帯電話網500に繋がる端末200(端末200a〜200c)の課金先を決定する処理(公私分計処理)も行う。
なお、図1では、太点線で示した範囲の端末及びサーバはPoCに属することを示し。細点線で示した範囲の端末はコミュニティ(ここでは、「コミュニティA」とする)に属することを示す。また、図示はしないが、携帯電話網500とインターネット600とはゲートウェイ等を介して互いに通信可能に接続されている。また、端末200xは、「コミュニティA」に属していない他のサービス(コミュニティ)の利用者の端末である。
図2は、端末200の構成を示すブロック図である。端末200は、パーソナルコンピュータや携帯電話端末等の端末が用いられる。
アプリケーション部2000は、端末200において実行される複数のアプリケーションプログラムを記憶している。このうち、初期アプリケーションプログラム(AP0)2001は、端末200の初期状態に表示されるメニュー画面であり、端末を使用するユーザの指示によって他の処理を行うアプリケーションプログラムの呼び出しを行う。また、AP0(2001)は、端末200が携帯電話である場合に、携帯キャリア運用・管理システム400に対して認証を要求する。
コミュニティアプリケーションマネージャ部2100は、アプリケーションプログラム(AP)管理部2101及びメッセージディスパッチャ2102によって構成される。AP管理部2101は、コミュニティアプリDB2400からアプリケーションプログラムを取得し起動する。
コミュニティアプリDB2400には、アプリケーション部2000のアプリケーションプログラムが格納されている。
メッセージディスパッチャ2102は、AP管理部2101、メッセージ解釈部2201及びイベント管理部2302から受け取った情報(処理を行うアプリケーションプログラムの情報、メッセージの内容等)を元に、指示されたアプリケーションプログラムに処理を割り当てる。具体的には、受け取ったメッセージと処理を行うアプリケーションプログラムとからタスク(又はプロセス)を生成し、図示しない中央制御装置(CPU)の計算能力をそのタスク(又はプロセス)に割り当てる。CPUは、割り当てられたタスクに基づいた処理を行う。このように、アプリケーションプログラムの処理をCPUに割り当てることで、メッセージディスパッチャ2101が処理割当て部として機能する。
WebService基盤2200は、Webサービスに関する処理を行う。Webサービスとは、インターネット等のネットワークを通じて、ネットワークに接続された端末に対してサービスを提供する仕組みであり、例えば、SOAP(Simple Object Access Protocol)、WSDL(Web Services Description Language)、UDDI(Universal Description, Discovery, and Integration)等のプロトコルを用いて、端末に対してアプリケーションプログラムによるサービスを提供する。
このWebService基盤2200は、メッセージ解釈部2201、AP要求解釈部2202、メッセージ取出し部2203及びメッセージ生成部2204によって構成される。
メッセージ取出し部2203は、他の端末200、コミュニティマネージャ100又はCSP300から送信されたメッセージに含まれている要求等の必要な情報を取り出して、メッセージ解釈部2201に送る。メッセージ解釈部2201は、受け取った要求等の必要な情報から、実行すべき処理を解釈する、そして、メッセージディスパッチャ2102に当該要求を送る。メッセージディスパッチャ2102は、AP管理部2101に対して、どの要求がどのアプリケーションプログラムによって処理されるかの情報をコミュニティアプリDB2500から取得し、取得した情報に含まれるアプリケーションプログラムに要求を送る。
一方、処理を割り当てられたアプリケーションプログラムは、要求を、メッセージディスパッチャ2102を介してAP要求解釈部2202に送る。AP要求解釈部2202は、アプリケーションプログラムの要求に従って、どのようなメッセージを生成するかを解釈し、その要求をメッセージ生成部2204に送る。メッセージ生成部2204は、受け取った要求に基づいたメッセージを生成し、プロトコル処理部2800、ネットワークプロトコルスタック2900を介して、生成したメッセージの送り先に送信する。
ビヘビアDB2500は、P2Pのイベントに対する動作であるビヘビアを記録している。ビヘビアとは、受信したイベントに対して、どのアプリケーションプログラムによってどのような処理を行うかを示したものである。
P2P基盤2300は、P2Pに関する処理を行う。このP2P基盤2300は、動作要求解釈部2301、イベント管理部2302、設定要求管理部2303、XML要求生成部2304、XML要求解釈部2305、ビヘビア記述生成部2306及び転送管理部2307によって構成される。
XML要求解釈部2305は、P2Pのイベントの内容を解釈し、そのイベントの内容をイベント管理部2302に送る。本発明の実施の形態では、図21に示すようなXML(eXtended Markup Language)によって記載されたイベントを用いる。
イベント管理部2302は、当該イベントから必要な処理を解釈する。また、当該イベントに対応するビヘビアをビヘビアDB2400から検索して、必要なアプリケーションプログラム及びその処理を取得する。そして、メッセージディスパッチャ2102に当該アプリケーションプログラムの情報及びビヘビアによって示された処理の内容を送る。メッセージディスパッチャ2102は、AP管理部2101に対して、どのアプリケーションプログラムによって処理されるかの情報をコミュニティアプリDB2500から取得させ、当該アプリケーションプログラムに処理の内容を転送し、処理を割り当てる。
一方、処理を割り当てられたアプリケーションプログラム側は、要求を、メッセージディスパッチャ2102を介して動作要求解釈部2301に送る。動作要求解釈部2301は、アプリケーションプログラムからの要求に従って、どのようなP2Pイベントを発生させるかを解釈し、その内容をXML要求生成部2304に送る。この際に、Webサービス側での処理が必要であればWebService基盤2200のメッセージ生成部2204にも要求を送る。XML要求生成部2304は、受け取った要求に基づいたP2Pイベントを生成し、プロトコル処理部2800、ネットワークプロトコルスタック2900を介して、生成したP2Pイベントの送り先に、マルチキャストで送信する。
プロトコル処理部2800は、携帯電話網プロトコル処理部2801及び無線LANプロトコル処理部2802を備えている。携帯電話網プロトコル処理部2801は、メッセージを携帯電話網500で転送するために必要なプロトコル処理を行う。無線LANプロトコル処理部2802は、メッセージを無線LANのアクセスポイントを経由してインターネット600で転送するために必要なプロトコル処理を行う。
ネットワークプロトコルスタック2900は、メッセージをTCP/IP等のプロトコルに準じた処理を行って、各インターフェース(携帯電話網I/F2901、無線LANI/F2902又はインターネットI/F2903)を経由して、宛先(ここではコミュニティマネージャ100)に対して送る。
なお、WebService基盤2200及びP2P基盤2300において行われる処理は、端末200の図示しない制御装置(CPU)によって読み込まれるプログラム又はハードウェアとの協調によって実現される。
ユーザ認証DB2600及び端末認証部2700は、端末200が携帯電話端末である場合に存在する。ユーザ認証DB2600は、携帯キャリア運用・管理システム400との認証を行うための情報が予め記録されている。端末認証部2700は、他のアプリケーションプログラムからの要求に基づいて、ユーザ認証DB2600に記録されている認証情報を取得する。
なお、CSP300も図2に示す端末200と基本的に同じ構成となる。CSP300のアプリケーション部2000には、CSP300特有の処理を行うアプリケーションプログラム(AP−CSP)が備わっている。CSP300は、端末200と同様にパーソナルコンピュータや携帯電話端末が用いられる。
図3は、コミュニティマネージャ100の構成を示すブロック図である。コミュニティマネージャ100は、前述したように、コミュニティに参加している構成員の端末200に対してサービスを提供する。また、端末200の課金先を決定する処理(公私分計処理)も行う。
コミュニティ管理アプリケーション部1000は、前述した端末200のアプリケーション部2000と同様に、アプリケーションプログラムが格納される。本発明の実施の形態のコミュニティマネージャ100では、転送管理1001、公私分計1002、AP配布1003、メンバ管理1004、認証管理1005、サービス登録1006、サービス公開1007等のアプリケーションプログラムが格納されている。これらのアプリケーションプログラムによって行われる処理は後述する。
WebService基盤1200、P2P基盤1100、ビヘビアDB1500及びネットワークプロトコルスタック1600、携帯電話網I/F1601、インターネットI/F1602は、前述した端末200と同様であるため説明を省略する。
P2P構造DB1400は、映像情報等を端末間でP2P転送するトポロジー情報を管理する。
図22はトポロジー情報の例であり、グループIDが001であるグループにおいて、端末1が転送される情報のソースノードであり、端末1が端末2及び端末3に情報を転送し、端末2が端末4に情報を転送する。このように、トポロジー情報にもとづいた情報のリレー転送が行なわれる。
コミュニティマネージャテーブルDB1300は、コミュニティ及びグループの構成員の管理やグループで用いられる端末200のアプリケーションプログラム等の情報を格納する。
図4は、コミュニティマネージャテーブルDB1300に格納されるテーブルの一例を示す説明図である。
図4(a)は、PoCテーブル1301の一例を示す。PoCテーブル1301は、PoCに登録された構成員及びその端末200の情報が格納される。コミュニティマネージャIDは、当該構成員に対してコミュニティマネージャ100において一意となるように割り当てられた番号である。端末IDは、当該PoCに属する端末200に対して一意となるように割り当てられた番号である。その他、当該構成員の氏名、年齢、住所等の個人情報や、当該端末200のアドレス等が格納される。
図4(b)は、コミュニティテーブル1302の一例を示す。コミュニティテーブルは、登録された構成員に割り当てられたコミュニティマネージャIDと、その構成員が参加しているコミュニティを示すコミュニティIDとを対応付けるテーブルである。コミュニティマネージャ100は、このコミュニティテーブル1302を参照することで、構成員がどのコミュニティに属しているかを知ることができる。
図4(c)は、グループテーブル1303の一例を示す。グループテーブル1303は、登録された構成員に割り当てられたコミュニティマネージャIDと、その構成員が属するグループを示すグループIDとを対応付けるテーブルである。コミュニティマネージャ100は、このグループテーブル1303を参照することで、構成員がどのグループに属しているかを知ることができる。
図4(d)は、アプリケーションプログラムテーブル1034の一例を示す。アプリケーションプログラムテーブル1304は、登録された構成員に割り当てられたコミュニティマネージャIDと、その構成員が使用するアプリケーションプログラムを示すアプリケーションプログラムIDとを対応付けるテーブルである。また、アプリケーションプログラムテーブル1304は、そのアプリケーションプログラムの状態(当該構成員の端末200にダウンロードされているか否か、アクティベートされているか(使用可能な状態であるか)否か、当該アプリケーションプログラムのバージョン)を示す情報も格納される。
図4(e)は、コミュニティマスターテーブル1305の一例を示す。コミュニティマスターテーブルは、コミュニティIDによって示されるコミュニティの内容を示すテーブルである。図4(e)の例では、コミュニティIDが「001」であるコミュニティは、「見守り(相模原)」コミュニティであり、その目的は「独居老人の見守り」であることが示されている。
図4(f)は、ビヘビア管理テーブル1306の一例を示す。ビヘビア管理テーブル1306は、アプリケーションプログラムIDで示されるアプリケーションプログラムの動作を定義するものである。コミュニティマネージャ100は、他の端末200からのイベントを受信すると、そのイベントに示されるアプリケーションプログラムIDから、このビヘビア管理テーブル1306を参照して、当該アプリケーションプログラムの動作を決定する。
図4(f)の例では、「実施」というイベントを受信した場合、アプリケーションプログラムIDが「001」で示されるアプリケーションプログラムに対して「実施方法=TV電話&担当者ID=Me」という引数又は値を用いた動作を行う。ここで、「担当者ID=Me」とは、当該アプリケーションを搭載する端末にログイン中のユーザのユーザIDを担当者IDにするという意味である。
図4(g)は、グループマスターテーブル1307の一例を示す。グループマスターテーブル1307は、コミュニティマスターテーブル1305と同様に、グループIDで示されるグループの内容を示すテーブルである。図4(g)の例では、グループIDが「001」であるグループは、コミュニティID「001」のコミュニティに属しており、グループ名称は「見守り1」であることが示されている。
図4(h)は、コミュニティアプリケーションプログラムテーブル1308の一例を示す。コミュニティアプリケーションプログラムテーブル1308は、このコミュニティIDで示されるコミュニティが必要とするアプリケーションプログラムの情報を格納する。
図5は、図1に示すネットワークシステムにおいて、対象社会の構成員(端末200のユーザ)をPoCに登録する際の処理を示すシーケンス図である。
まず。CSP300を操作する管理者が、CSP300のAP0(初期AP)2001を起動する。AP0(2001)は、AP管理部2101を起動する。
AP管理部2101は、コミュニティマネージャ100に対してセッションを確立する。なお、CSP300が携帯電話端末である場合は、AP管理部2101は、端末認証部2700を呼び出し、ユーザ認証DB2800に記録されている端末の認証情報を用いて、携帯電話網500を介して携帯キャリア運用・管理システム400に対して自端末の認証要求を送信する。携帯キャリア運用・管理システム400は、認証要求を受信すると、認証要求に含まれる認証情報によって当該端末(CSP300)を認証する。
次に、CSP300を操作する管理者が、AP0 2000によって表示されるメニュー画面から、ユーザ登録等の処理を行うアプリケーションプログラムである「AP−CSP」を起動する。CSP300の管理者は、AP−CSPに対して登録を行うユーザの情報を入力する。なお、登録を受けるユーザは、予め申込書に必要事項を記入しておきCSPの管理者に対して提出しておく。
AP−CSPは、当該情報をCSP300に対して登録するための要求を、メッセージディスパッチャ2102を介してAP要求解釈部2202に送る。AP要求解釈部2202は、受け取った要求の内容を判断し、CSP300に対して登録するためのメッセージを生成するためにメッセージ生成部2204に要求を送る。メッセージ生成部2204は、受け取った要求を元にメッセージの生成を行う。そして、生成されたメッセージを、プロトコル処理部2800及びネットワークI/F2903を介してネットワーク600に送る。
コミュニティマネージャ100は、CSP300から送られたメッセージを受信すると、インターネットI/F1602及びネットワークプロトコルスタック1600及びプロトコル処理部2800を介してメッセージ取出し部1203に送る。メッセージ取出し部1203は、受け取ったメッセージから必要な情報のみを取り出してメッセージ解釈部1201に送る。メッセージ解釈部1201は、受け取ったメッセージの内容を解釈し、そのメッセージはPoCへのユーザ登録だと判定する。そして、PoCへのユーザ登録の処理を行うコミュニティ管理アプリケーション部1000のメンバ管理アプリケーションプログラム1004に送る。メンバ管理アプリケーションプログラム1004は、メッセージに含まれたユーザ登録情報を用いて、メッセージに示されたユーザをPoCテーブルに登録する。登録が完了すると、その旨(登録OK)をCSP300に対して送信する。
以上の処理によって、PoCへのユーザの登録が完了する。
次に、携帯電話網500を経由して接続される端末200、コミュニティマネージャ100及び携帯キャリア運用・管理システム400で行われる認証、課金処理について説明する。
図6は、携帯電話端末である端末200の認証、課金処理を示すシーケンス図である。
端末200のユーザがAP0(2001)を起動する。AP0(2001)は、AP管理部2101を起動する。AP管理部2101は、端末認証部2700を呼び出し、ユーザ認証DB2800に記録されている情報(端末200のID等の認証情報)を用いて、携帯電話網500を介して携帯キャリア運用・管理システム400に対して自端末の認証要求を送信する。この際に、認証要求を行うアプリケーションプログラムが何であるかを示すアプリケーションプログラムID(ここでは、AP0(2001)を示すアプリケーションプログラムID)も送信する。携帯キャリア運用・管理システム400は、認証要求を受信すると、認証要求に含まれた端末200のID等の認証情報によって当該端末200の認証処理を行う。
次に、携帯キャリア運用・管理システム400は、コミュニティマネージャ100に対して、受け取った端末ID及びアプリケーションプログラムIDを送信する。
コミュニティマネージャ100は、受信した端末ID及びアプリケーションプログラムIDに基づいて課金処理を行う。具体的には、受信した端末IDから、PoCテーブル1301を参照してコミュニティマネージャIDを取得する。取得したコミュニティマネージャID及び受信したアプリケーションプログラムIDから、コミュニティアプリケーションプログラムテーブル1308を参照して、当該アプリケーションプログラムIDによって示されるアプリケーションプログラムの課金タイプを取得する。そして、取得した課金タイプと、当該課金タイプを示す課金IDとを、携帯キャリア運用・管理システム400に送信する。
携帯キャリア運用・管理システム400は、課金タイプ及び課金IDを受信すると、当該課金IDによって示される端末200の課金・公私分計処理を行う。具体的には、課金タイプが「CSP」である場合は、携帯キャリアはそのアプリケーションプログラムの使用に関して、ユーザに対して課金せず、CSP300に対して課金する。CSP300は例えば地方自治体によって運営されているので、その運営元の地方自治体に対して課金を行い、ユーザには課金されない。また、課金タイプが「ユーザ」である場合は、そのアプリケーションプログラムの使用に関してはユーザに課金する。なお、課金タイプがCSPである場合としては、コミュニティに関する処理等である。課金タイプが「ユーザ」である場合は、当該端末200を使用して電話を掛けた場合や、コミュニティとは異なる他のWebサービスを利用した場合などである。
この認証・公私分計処理によって課金先を決定した後、携帯キャリア運用・管理システム400は、認証要求元の端末200及びコミュニティマネージャ100に対して、認証が完了した旨のメッセージを送信する。
その後、端末200とコミュニティマネージャとが、携帯電話網500を介してセッションを確立する。このセッションの確立処理はコミュニティマネージャ100側の主導で行われる。公私分計処理はこの確立したセッション毎に行われる。
図7は、PoCに登録されたユーザをコミュニティに登録する際の処理を示すシーケンス図である。
まず、CSP300は、コミュニティマネージャ100とのセッションを確立する。なお、前述したようにCSP300が携帯電話端末である場合には、携帯キャリア運用・管理システム400に対して、認証、課金処理を行う。
次に、CSP300のアプリケーション部2000に備えられているAP−CSPは、コミュニティマネージャ100に対してコミュニティの一覧を問い合わせる。具体的には、AP−CSPは、メッセージディスパッチャ2102を介してAP要求解釈部2202に、要求のために必要な情報を送る。AP要求解釈部2202は当該情報がコミュニティマネージャ100への要求メッセージであることを判定し、当該情報をメッセージ生成部2204に送る。メッセージ生成部2204では、受け取った情報から、コミュニティマネージャ100への要求メッセージを生成し、プロトコル処理部2800に送る。プロトコル処理部2800の携帯電話網プロトコル処理部2801では、メッセージを携帯電話網500で転送するために必要なプロトコル処理を行う。プロトコル処理部2800の無線LANプロトコル処理部2802では、メッセージを無線LANのアクセスポイントを経由してインターネット600で転送するために必要なプロトコル処理を行う。必要な処理が完了したメッセージはネットワークプロトコルスタック2900に送られる。
一方、プロトコル処理が必要ない場合は、メッセージ生成部2204からネットワークプロトコルスタック2900に送られる。ネットワークプロトコルスタック2900は、メッセージをネットワーク(携帯電話網500又はインターネット600)を通過するために必要な処理(例えば、パケット化)を行って、インターフェース(携帯電話網I/F2901、無線LANI/F2902又はインターネットI/F2903)を経由して、宛先(ここではコミュニティマネージャ100)に対して送信する。
なお、アプリケーション部2000の要求からメッセージを作成しインターフェースから送信するまでの一連の処理は、以降は「メッセージ生成」と呼び、詳細な説明は省略する。
コミュニティマネージャ100において、CSP300からの問い合わせメッセージを受信すると、キャリア網I/F1601又はインターネットI/F1602及びネットワークプロトコルスタック部1600を介して、WebService基盤1200に送られる。WebService基盤1200において、メッセージ取出し部1203は、当該メッセージから必要な情報(コミュニティー検索の要求)を取り出し、メッセージ解釈部1201に送る。メッセージ解釈部1201は、受け取った要求から、当該メッセージはコミュニティ内容の検索であると判定し、コミュニティ管理アプリケーション部1000の対応するアプリケーションプログラム(ここでは「メンバ管理アプリケーションプログラム1004」)に送る。なお、メッセージを受け取って、アプリケーション部(コミュニティ管理アプリケーション部)に当該メッセージの内容を送るまでの一連の処理は、以降は「メッセージ解釈」と呼び、詳細な説明は省略する。
メンバ管理アプリケーションプログラム1004は、受け取った要求に従って、コミュニティマネージャテーブルDB1300のコミュニティテーブル1302を検索し、検索結果、すなわち、コミュニティテーブル1302に登録されているコミュニティの一覧(コミュニティリスト)をCSP300にメッセージとして送信する。
CSP300では、受け取ったメッセージを受信し、AP−CSPに送る。AP−CSPはこのコミュニティリストをCSP300の管理者に表示する。一方、CSP300の管理者は、ユーザによって予め申込書に記入された必要事項を入力し、登録するコミュニティを指定する。AP−CSPは、指定されたコミュニティと入力されたユーザの情報とから、コミュニティに登録するためのメッセージ生成を行う。生成したメッセージをコミュニティマネージャ100に送信する。コミュニティマネージャ100は、受信したメッセージの解釈を行い、当該メッセージがコミュニティへの登録であることを判定し、メンバ管理アプリケーションプログラム1004に当該メッセージを送る。メンバ管理アプリケーションプログラム1004は、受け取ったメッセージから端末ID及びコミュニティIDを取得する。そして、取得した端末IDからコミュニティマネージャテーブル1300のPoCテーブル1301を検索してコミュニティマネージャIDを取得する。そして、取得したコミュニティマネージャIDと受け取ったコミュニティIDとをコミュニティテーブル1302に登録する。登録が完了すると、登録が完了した旨(登録OK)のメッセージを生成し、登録要求元のCSP300に送信する。
以上の処理によって、PoCへの登録済みのユーザのコミュニティへの登録が完了する。
図8は、コミュニティに登録されたユーザの端末200にアプリケーションプログラムをダウンロードする際の処理を示すシーケンス図である。
コミュニティに参加する端末200は、予め必要なアプリケーションプログラムがインストールされている場合や、ネットワーク経由でアプリケーションプログラムをダウンロードする場合がある。端末200が様々なコミュニティの参加に対応するためには、必要に応じてダウンロードする方法が望ましい。なお、この図8の処理は、端末200のユーザからの明示的な操作によって行ってもよいし、図7の処理によってコミュニティの参加が完了した時点でCSP300から当該端末にメッセージを送信し、端末200がメッセージを受信したことを契機に行ってもよい。
また、アプリケーションがバージョンアップされた場合、端末200は、ダウンロード済みのアプリケーションのバージョン情報をアプリケーションテーブル1304から取得する。ここで、ダウンロード済みのアプリケーションが最新でないことが確認できた場合には、ダウンロードを促すメッセージをCSP300から当該端末200に送信する。このダウンロード済みアプリケーションのバージョン確認処理は、端末200がコミュニティマネージャ100とのセッションを確立する際の認証処理時に毎回行なう。また、ユーザがバージョン情報の確認処理を明示的に行なってもよい。
まず、端末200は、コミュニティマネージャ100とのセッションを確立する。なお、前述のように端末200が携帯電話端末である場合には、携帯キャリア運用・管理システム400に対して、認証、課金処理を行う。
次に、端末200のアプリケーションプログラムを管理するためのアプリケーションプログラム(AP1(2002))は、コミュニティマネージャ100に対してコミュニティ検索要求メッセージを送信する。コミュニティマネージャ100は、メッセージを受け取ると、メッセージ解釈の結果、当該メッセージをメンバ管理アプリケーションプログラム1004に送る。メンバ管理アプリケーションプログラム1004は、当該メッセージ要求元の端末ID及びコミュニティIDを取得する。そして、取得した端末IDから、コミュニティマネージャテーブルDB1300のコミュニティテーブル1302を参照して、当該ユーザが参加するコミュニティのコミュニティIDを取得する。そして取得したコミュニティIDからなるコミュニティの一覧(コミュニティリスト)をメッセージとしてユーザの端末200に送信する。
端末200は、コミュニティリストを含むメッセージを受け取ると、AP1(2002)にメッセージを送る。AP1(2002)は、コミュニティリストを端末200のユーザに表示する。表示に際しては、既にアプリケーションがダウンロードされているコミュニティやバージョンアップが必要なコミュニティについては、表示色を変えて表示するなどが有効である。そして、ユーザは表示されたコミュニティリストから、アプリケーションをダウンロードしたいコミュニティを指示する。
AP1(2002)は、コミュニティの指示を受けると、当該コミュニティに必要なアプリケーションプログラムのダウンロードを要求するためのメッセージを生成し、コミュニティマネージャ100に送信する。
コミュニティマネージャ100は、受信したメッセージを解釈し、当該メッセージをAP配布アプリケーションプログラム1003に送る。AP配布アプリケーションプログラム1003は、受け取ったメッセージの内容から、端末ID及びコミュニティIDを取得する。そして、まず、取得したコミュニティIDでコミュニティマネージャDB1300のコミュニティアプリケーションプログラムテーブル1308を検索し、当該コミュニティIDに対応するアプリケーションプログラムID、アプリケーションプログラム名称、ロール及び課金タイプを取得する。一方、取得した端末IDでコミュニティマネージャDB1300のPoCテーブル1301を検索し、当該端末IDに対応するコミュニティマネージャIDを取得する。そして、取得したコミュニティマネージャIDでグループテーブル1303を検索し、当該コミュニティマネージャIDに対応するロールの内容を取得する。
次に、グループテーブル1303から取得したロールの内容とコミュニティアプリケーションプログラムテーブル1308から取得したロールの内容とを比較し、要求元の端末200のユーザは、アプリケーションプログラムIDによって示されるアプリケーションプログラムを使用する権限があるかどうかを判定する。なお、ロールの内容が異なっている場合はそのアプリケーションプログラムは使用できないため、その旨を送信する。次に、AP配布アプリケーションプログラム1003は、ビヘビアDB1500を参照して要求元の端末200の使用するアプリケーションプログラムのビヘビア(イベント、引数、値)を取得する。次に、AP配布アプリケーションプログラム1003は、取得したアプリケーションプログラムのデータを、取得したビヘビアと共に要求元の端末200に送信する。
端末200は、アプリケーションプログラムのデータを受信すると、当該アプリケーションプログラムをコミュニティアプリDB2500に記憶する。記憶が完了すると、アプリケーションプログラムを正常に受信した旨(受信OK)のメッセージを生成し、コミュニティマネージャに送信する。また、そのアプリケーションプログラムに関する情報(ビヘビアも含む)をビヘビアDB2400に記憶する。コミュニティマネージャ100では、受信したメッセージはメッセージ解釈によってAP配布アプリケーションプログラム1003に送られる。AP配布アプリケーションプログラム1003は、取得したメッセージから送信元の端末ID及びアプリケーションプログラムIDを取得する。そして、端末IDでPoCテーブル1301を検索し、当該端末IDに対応するコミュニティマネージャIDを取得する。そして、コミュニティマネージャIDとアプリケーションプログラムIDとを、アプリケーションプログラムテーブル1304に登録する。この際に、AP配布アプリケーションプログラム1003は、アプリケーションプログラムテーブル1304にダウンロード済みを示す情報(ダウンロード=「1」)を登録する。
以上の処理によって、ユーザの端末200にアプリケーションプログラムがダウンロードされる。
このように、図6乃至図8の処理によって、ユーザの端末200がコミュニティに登録され、そのコミュニティで用いられるアプリケーションプログラムが当該端末200にダウンロードされて使用可能となる。以降、ネットワークを介したコミュニティの活動は、ダウンロードされたアプリケーションプログラムによって行われる。
次に、「見守り支援サービス」コミュニティについて説明する。
本発明の実施の形態の見守り支援サービスは、日常の生活や健康状態、非常時の対応が必要な見守り対象者(例えば、ひとり暮らしの高齢者、高齢者世帯、障害者世帯等)を「見守り対象者」とする。この見守り対象者に対して、「見守りメンバ」が、毎日の声かけや、定期的な訪問による話し相手などをしながら、対象者の安否確認や健康上の変化を見守る。こうすることによって、事故を未然に防ぎ、緊急事態を素早く発見対応する。
この見守り支援サービスの提供にあたり、次のような手順で「見守り支援サービス」コミュニティの構築及び活動を行う。
社会福祉協議会職員や福祉NPOに所属するコーディネータは、在宅要援護高齢者台帳から見守り対象者を登録する。具体的には、対象者のコミュニティマネージャ100に登録を行い、端末200を配布する。
次に、コーディネータは、福祉NPOのボランティアや、地域住民の有志を「見守り支援サービス」コミュニティへ登録する。このボランティアのメンバには端末200を配布し、見守りメンバとする。端末200には見守り支援のためのアプリケーションプログラムが予めインストールされている。または、この見守り支援のためのアプリケーションプログラムは、前述した図8のような方法によってダウンロードしてもよい。
コーディネータは、見守り対象者ごとに見守りグループを形成する。このグループは、コミュニティマネージャ100及び見守り支援システム350に登録する。グループに所属していないメンバは、例えば、見守り協力員(緊急時など手が足りないときなどに、一時的に見守りグループを支援する人)として登録する。また、福祉専門家や警察・消防なども見守り協力員として登録し、緊急事態に備える。
見守り対象者の安否確認は、「見守り支援サービス」コミュニティのメンバによってTV電話システムを用いた声かけや話し相手となることによって、見守り対象者の健康状態を把握する。さらに、緊急時には見守り対象者からの緊急通報を受け付ける。また、日常で使う家電品の操作履歴(冷蔵庫、ガスレンジ、ポット、照明器具等)を監視し、長期間操作がされていない場合は対象者に何か異常が起こったと判定する。
コーディネータは、グループごとに、TV電話システムによる声かけ・話し相手サービスのスケジュールを、見守り支援システム350に登録する。
そして、見守り支援システム350は、スケジュールに基づいて、サービス実施のイベントを見守りグループ(見守り対象者及び見守りメンバ)の端末200に対してP2Pによるマルチキャスト配信を行う。イベントを受信した端末200は、TV電話アプリケーションプログラムを起動する。こうすることによって、定期的に、見守り対象者と見守りメンバとで、声かけや話し相手によるサービスが実行される。見守り支援システム350は、スケジュール実施後、実施記録を登録する。コーディネータは、定期的に見守り支援システム350に記録された実施記録に基づいて、評価・反省を行うことができる。
また、見守り対象者宅201において、家電製品が一定期間利用されて等などの異常事態が発生した場合、または見守り対象者から直接緊急通報がなされた場合は、その家電製品又は見守り対象者端末200によって、緊急通報イベントが「見守り支援サービス」コミュニティにP2Pによるマルチキャスト配信される。この緊急通報イベントは見守りメンバの端末200はTV電話アプリケーションプログラムを起動させる。見守りメンバは、このTV電話によって安否を確認する。
また、緊急通報イベントは、見守り協力員や福祉専門家にも配信されるため、見守りグループの全メンバが対応できない場合や、見守りメンバが緊急通報を見過ごした場合にも臨機応変に対応できる。さらに、見守り協力員である警察・消防の携帯端末200にも同様に緊急通報イベントが配信される。警察・消防の携帯端末200は、緊急出動アプリケーションプログラムを起動する。緊急出動アプリケーションプログラムは、緊急通報元の見守り対象者宅201に出動するように警察官や救急隊員に報知する。
このサービスを提供するために、構成員の役割を予め決める。
図9は、本システムを見守り支援サービスに適応する上での構成員の相関関係を示す説明図である。
CSP300は、自治体や第三セクタによって運営される。また、CSP300は、携帯電話網を運営する携帯キャリア運営・管理システム400と契約を結ぶことで、携帯キャリア運営・管理システム400の携帯電話網500に接続される端末200をPoC及びコミュニティに登録することができる。
また、CSP300を運営する自治体や第三セクタは、社会福祉協議会や福祉NPOに対する監督を行う。社会福祉協議会や福祉NPOは、CSP300に対してPoC登録、コミュニティ登録、端末200の配布等を依頼する。
端末200配布の依頼を受けたCSP300は、コミュニティの参加者を登録し、登録された参加者に端末200を配布する。「見守り支援サービス」コミュニティは、見守り支援サービスを受ける「見守り対象者」、見守りを行う「協力者」(見守りメンバ)、見守り対象者や協力者を統括する「コーディネータ」等で構成される。
また、社会福祉協議会や福祉NPOは、見守り対象者に対して、見守り支援サービスが適切に実施されているかの確認を行う。コーディネータは協力者(見守りメンバ)のスカウトや見守り対象者の調査等を行い、社会福祉協議会や福祉NPOと連携する。
図10は、図1に示すネットワークシステムを、見守り支援サービスに適用した場合のシステム構成の一例を示すブロック図である。
見守り対象者宅201には、端末200Aが配布されている。この端末200Aは、無線通信回線によって基地局510と通信することによって携帯電話網500と接続される。なお、この端末200Aは、無線LANアクセスポイント203を介してインターネット600にも接続することができる。また、端末200Aは、無線通信回線(例えば、Bluetooth等)を用いて、情報家電202に接続できるよう構成されている。図10の例では、情報家電202は、TV電話機能を備えたテレビ受信機である。
見守り支援サービスに参加している構成員にも端末200が配布されている。この見守り支援サービスの構成員は、警察や消防などの公共団体(端末200B)、見守り支援サービスコミュニティのコーディネータ(端末200C)、見守り支援サービスを行うボランティア(端末200D)、社会福祉協議会職員(端末200E)等である。
図11は、見守り支援システム350の構成を示すブロック図である。
この見守り支援システム350の構成は、基本的には図2に示す端末200と同一であるが、アプリケーション部2000に、見守り支援サービスのためのアプリケーションプログラム(個人情報管理アプリケーションプログラム2013、サービス利用管理アプリケーションプログラム2014)が備えられている。また、見守り支援サービスを行うために必要な情報として、見守り支援サービスDB2010を備えている。
図12は、見守り支援システム350の見守り支援サービスDB2010に記憶される見守り支援サービステーブルの一例を示す説明図である。
図12(a)は、個人情報テーブル1701の一例を示す。個人情報テーブル1701は、「見守り支援サービス」コミュニティに参加している構成員に一意に割り振られたユーザIDと当該構成員の個人情報(例えば、氏名、性別、住所等)及び参加しているコミュニティを示すコミュニティマネージャIDとを対応付けている。
図12(b)は、本人情報テーブル1702の一例を示す。本人情報テーブル1702は、見守り支援サービスの対象者の情報を示すテーブルであり、対象者に一意に割り振られた番号であるIDと当該対象者に関する情報(例えば、見守り対象者の民生委員のユーザID、対象者の健康状態、困っていること等)とを対応付けている。
図12(c)は、緊急連絡先テーブル1703の一例を示す。緊急連絡先テーブル1703は、見守り支援サービス対象者の緊急連絡先を示す。
図12(d)は、見守りメンバテーブル1704の一例を示す。見守りメンバテーブル1704は、見守り支援サービス対象者のユーザIDと、当該対象者を見守る見守りメンバを示すユーザIDとを対応付けている。
図12(e)は、実施記録テーブル1705の一例を示す。実施記録テーブル1705は、本システムにおける見守り支援サービスにおいて、定期的に実施されるスケジュールの実施結果が記録される。このスケジュール実施の記録は、当該記録に対して一意に割り振られる記録番号、実施されたスケジュールの利用番号、実施記録の登録日、スケジュールの実施日、スケジュールに対して一意に割り振られたスケジュール番号、当該スケジュールの実施の結果である記録内容、スケジュールの担当者のユーザID、等が記録される。
図12(f)は、家族情報テーブル1706の一例を示す。家族情報テーブル1706は、見守り支援サービス対象者の家族の情報を示す。例えば、図12(f)の例では、見守り対象者の家族(長男)の情報が記録されており、見守り対象者のユーザIDと、その家族のユーザID、続柄、見守り対象者の主介護者であるかを示す主介護者フラグ、身体状態等が記録される。
図12(g)は、利用情報テーブル1707の一例を示す。利用情報テーブル1707は、見守り対象者が、本システムにおける見守り支援サービスのうち、どのようなシステム又はアプリケーションプログラムが利用するかが記録される。例えば、図12(g)の例では、ユーザIDが001である見守り対象者ユーザは、「TV電話」による見守りを受け、その見守りが「Active」、すなわちTV電話による見守りサービスが継続中であることが示されている。
図12(h)は、スケジュールテーブル1708の一例を示す。スケジュールテーブル1708は、定期的に実行されるスケジュールの内容が記録される。
図13は、端末200及び見守り支援システム350に記憶されるビヘビアDBの具体的な一例を示す説明図である。
図13の例では、「実施」というイベントに対して「実施方法=TV電話」、「担当者ID=Me」という引数、値を用い、そのアクション、すなわち対象となるアプリケーションプログラムIDは「001」であることが示されている。
次に、以上のように構成された「見守り支援サービス」における処理を説明する。
図14は、「見守り支援サービス」コミュニティへのユーザ(見守り対象者)の登録の処理を示すシーケンス図である。
なお、「見守り支援サービス」コミュニティは、登録を行う端末200と見守り支援システム350とがWebサービスによるセッションを確立し、互いに通信をして、ユーザ登録をしたり、アプリケーションプログラムを配布したり、スケジュールを登録することで構築する。また、「見守り支援サービス」コミュニティの実施(スケジュールの実施、緊急事態時の報知等)は、見守り対象者端末200Aと見守りメンバ端末200BとでP2Pによるイベントを送信することで行う。
まず、社会福祉協議会職員端末200Eは、コミュニティマネージャ100とのセッションを確立する。なお、社会福祉協議会職員端末200Eが携帯電話端末である場合には、携帯キャリア運用・管理システム400に対して、認証、課金処理を行う。
次に、社会福祉協議会職員は、登録を行うユーザ(見守り対象者、見守りメンバ)の情報が予め記入された調査票を元に、社会福祉協議会職員端末200Eに入力する。社会福祉協会職員端末200のAP2(2003)は、入力された情報から、当該ユーザの個人情報を登録させるためのメッセージを生成し、見守り支援システム(コミュニティサービスプロバイダ)350に送信する。
見守り支援システム350では、受信したメッセージを解釈し、コミュニティ管理アプリケーション部1000の個人情報管理アプリケーションプログラムに送る。個人情報管理アプリケーションプログラムは、受け取ったメッセージから、登録を行うユーザに対して一意に割り当てられるユーザIDを生成する。そして、ユーザ個人情報(本人情報、緊急連絡先、家族情報)を、本人情報テーブル1702、緊急連絡先テーブル1703及び家族情報テーブル1706に登録する。登録が完了すると、その旨(登録OK)のメッセージを社会福祉協議会端末200Eに送信する。
次に、社会福祉協会職員端末200は、登録されたユーザに配布された端末を、「見守り支援サービス」コミュニティに登録する。まず、AP2(2003)は、調査票に記入されたユーザの情報を元に、当該ユーザに配布された端末IDをコミュニティマネージャ100に登録するためにメッセージを生成する。このメッセージは、まず、見守り支援システム350に送信される。見守り支援システム350では、受信したメッセージを解釈し、個人情報管理アプリケーションプログラムに送る。個人情報管理アプリケーションプログラムは、当該メッセージの端末IDと、コミュニティID(すなわち、「見守り支援サービス」コミュニティのID)とを含んだ「グループ生成」メッセージを生成し、コミュニティマネージャ100に送信する。
コミュニティマネージャ100では、グループ生成メッセージを受信すると、当該メッセージを解釈し、メンバ管理アプリケーションプログラム1004に送る。メンバ管理アプリケーションプログラム1004では、当該メッセージに含まれる端末IDでPoCテーブル1301を検索し、対応するコミュニティマネージャIDを取得する。次に、グループIDを新規に生成する。そして、新規生成したグループIDとコミュニティマネージャIDとをグループテーブル1303に登録する。次に、メンバ管理アプリケーションプログラムは、取得したコミュニティマネージャIDを含んだメッセージを生成し見守り支援システム350に送信する。
見守り支援システム350は、受け取ったメッセージを解釈し、個人情報管理アプリケーションプログラムに送る。個人情報管理アプリケーションプログラムでは、メッセージに含まれるコミュニティマネージャIDを取得し、個人情報テーブル1701に登録する。登録が完了すると、その旨(登録OK)のメッセージを社会福祉協議会端末200Eに送信する。
以上の処理によって、「見守り支援サービス」コミュニティへのユーザの登録が完了する。
図15は、「見守り支援サービス」コミュニティへのユーザ(見守り対象者)の登録の処理を示すシーケンス図である。図14と異なり、登録するユーザ(見守り対象者)がまだPoCに未登録である場合の処理を示す。
処理の流れは前述した図14と同様である。ただし、コミュニティマネージャ100において、メンバ管理アプリケーションプログラム1004が、メッセージに含まれる端末IDでPoCテーブル1301を検索した結果、当該端末IDが存在しなかった場合は、当該端末IDに対応するコミュニティマネージャIDを新たに生成する。次に、グループIDを新規に生成する。そして、新規生成したグループIDと新たに生成したコミュニティマネージャIDとをグループテーブル1303に登録する。以降の処理は図14と同様である。
図16は、「見守り支援サービス」コミュニティへのユーザ(見守りメンバー)の登録の処理を示すシーケンス図である。
まず、社会福祉協議会職員端末200Eは、コミュニティマネージャ100とのセッションを確立する。なお、社会福祉協議会職員端末200Eが携帯電話端末である場合には、携帯キャリア運用・管理システム400に対して、認証、課金処理を行う。
次に、ユーザ(見守り対象者)の情報を予め記入した調査票を元に、社会福祉協議会職員端末200Eに入力する。社会福祉協会職員端末200のAP2(2003)は、入力された情報から、当該ユーザの個人情報(住所)からコミュニティを検索させるためのメッセージを生成し、見守り支援システム350に送信する。
見守り支援システム350は、受信したメッセージを解釈し、個人情報管理プログラムに送る。個人情報管理プログラムは、当該メッセージに含まれる住所を含んだメッセージを生成して、コミュニティマネージャ100に送信する。
コミュニティマネージャ100は、受信したメッセージを解釈し、メンバ管理アプリケーションプログラム1004に送る。メンバ管理アプリケーションプログラムは、メッセージに含まれる住所を取得する。そして、取得した住所でPoCテーブル1301及びコミュニティテーブル1302を検索し、当該住所に近いコミュニティの参加者を検索する。そして、検索されたコミュニティの参加者のコミュニティマネージャID及び当該メンバの情報(端末ID、氏名、住所、宛先等)を含むメッセージを社会福祉協議会職員端末200Eに送信する。
社会福祉協議会職員端末200EのAP2(2003)は、メッセージを受信すると、当該メッセージを元に、見守りメンバとしての登録を依頼する「依頼イベント」P2Pメッセージを生成し、マルチキャストによって各端末200に配信する。具体的には、AP2(2003)は、メッセージディスパッチャ2101を介して、P2Pメッセージ要求を動作要求解釈部2301に送る。
動作要求解釈部2301は、当該要求に基づいて、P2Pのメッセージを生成するためにXML要求生成部2304に送る。XML要求生成部2304は、動作要求解釈部2301からの要求に基づいて、見守りメンバに対する依頼イベントを発生させるためのP2Pメッセージを生成する。生成されたP2Pメッセージはプロトコル処理部2800に送られる。
プロトコル処理部2800の携帯電話網プロトコル処理部2801では、メッセージを携帯電話網500で転送するために必要なプロトコル処理を行う。プロトコル処理部2800の無線LANプロトコル処理部2802では、メッセージを無線LANのアクセスポイントを経由してインターネット600で転送するために必要なプロトコル処理を行う。必要な処理が完了したメッセージはネットワークプロトコルスタック2900に送られる。
プロトコル処理が必要ない場合は、メッセージ生成部2204からネットワークプロトコルスタック2900に送られる。ネットワークプロトコルスタック2900では、メッセージをネットワーク(携帯電話網500又はインターネット600)で転送するために必要な処理を行って、各インターフェース(携帯電話網I/F2901、無線LANI/F2902又はインターネットI/F2903)を経由して、宛先(ここでは各端末200)に対してマルチキャストで送信する。この宛先は、前述のとおり、コミュニティマネージャ100のコミュニティテーブル1302から取得した情報である。
なお、アプリケーション部2000からの要求からメッセージを作成しマルチキャストで送信するまでの一連の処理は、以降は「P2P生成」と呼び、詳細な説明は省略する。
「依頼イベント」P2Pメッセージを受け取ったコミュニティ参加者の端末200は、携帯電話網I/F2901、無線LANI/F2902若しくはインターネットI/F2903、及び、ネットワークプロトコルスタック部2900を介して、当該メッセージをP2P基盤2300に送る。P2P基盤2300では、XML要求解釈部2305において、当該メッセージの内容(依頼イベント)を判定する。また、そのイベントに対して起動するアプリケーションプログラムの情報をビヘビアDB2400から取得する。当該イベントの内容及びアプリケーションプログラムの情報はイベント管理部2302に送られる。イベント管理部2302では、取得したアプリケーションプログラムの情報(AP2(2003))に対してメッセージディスパッチャ2102を介して当該イベントを送る。AP2(2003)は受け取ったイベントに従って処理を行う。なお、メッセージを受け取って、アプリケーション部に当該メッセージの内容を送るまでの一連の処理は、以降は「P2P解釈」と呼び、詳細な説明は省略する。
依頼イベントP2Pメッセージによって、社会福祉協議会職員端末200Eとコミュニティ参加者の端末とがセッションを確立する。ここで、社会福祉協議会職員とコミュニティ参加者とで交渉を行う。コミュニティ参加者は、「見守り支援サービス」コミュニティにおける見守りメンバとして登録してよいか否かを決定し、その旨を社会福祉協議会職員に通知する。
社会福祉協議会職員端末200Eは、コミュニティ参加者の端末200から、見守りメンバとして登録してもよいとのメッセージを受信した場合は、当該ユーザを見守り支援サービステーブルに登録するために、当該ユーザのコミュニケーションマネージャID及び見守りメンバとして登録する旨のメッセージを生成し、見守り支援システム350に送信する。
見守り支援システム350では、受信したメッセージを解釈し、個人情報管理アプリケーションプログラムに送る。個人情報管理アプリケーションプログラムは、受け取ったメッセージに基づいて、当該ユーザのユーザIDを生成し、見守り対象者のIDと生成したユーザID(見守りメンバーID)とを見守りメンバテーブル1704に登録する。個人情報管理アプリケーションプログラムは、登録が完了すると、コミュニティマネージャ100に対して、当該ユーザをグループテーブルに登録させるためにメッセージを生成し、コミュニティマネージャ100に送信する。
コミュニティマネージャ100は、受信したメッセージを解釈し、メンバ管理アプリケーションプログラム1004に送る。メンバ管理アプリケーションプログラム1004は、受け取ったメッセージから、コミュニティマネージャID及びロール(見守り者)を取得し、グループテーブルに登録する。登録が完了すると、その旨(登録OK)のメッセージを見守り支援システム350及び社会福祉協議会端末200Eに送信する。
以上の処理によって、見守り支援システム350への見守りメンバの登録が完了する。
図17は、「見守り支援サービス」コミュニティにおけるスケジュールの登録の処理を示すシーケンス図である。
まず、社会福祉協議会職員端末200Eは、コミュニティマネージャ100とのセッションを確立する。なお、社会福祉協議会職員端末200Eが携帯電話端末である場合には、携帯キャリア運用・管理システム400に対して、認証、課金処理を行う。
次に、社会福祉協議会職員端末200EのAP2(2003)は、スケジュールを登録するユーザー(見守り対象者)の本人情報(例えば氏名)を含む本人情報検索メッセージを生成する。生成したメッセージは見守り支援システム350に送信する。
見守り支援システム350は、受信したメッセージを解釈し、サービス利用管理アプリケーションプログラムに送る。サービス利用管理アプリケーションプログラムは、受け取ったメッセージの要求に従って、当該ユーザの情報(ユーザID(対象者ID)等)を社会福祉協議会職員端末200Eに送信する。社会福祉協議会職員は、社会福祉協議会職員端末200Eによって見守り対象であるユーザのユーザID(対象者ID)を選択する。
社会福祉協議会職員端末200EのAP2(2003)は、当該選択したユーザIDと、社会福祉協議会端末200のユーザによって入力された利用情報(開始日、見守り方法等)とから、利用情報を登録するためのメッセージを生成し見守り支援システム350に送信する。
見守り支援システム350は、受け取ったメッセージを解釈してサービス利用管理アプリケーションプログラムに送る。サービス利用管理アプリケーションプログラムは、受け取ったメッセージからユーザID(対象者ID)、開始日及び見守り方法を取得し、これらを利用情報として生成する。そして、生成された利用情報と当該利用情報に対して一意に割り当てられた利用番号とを利用情報テーブル1707に登録する。登録された利用番号は社会福祉協議会職員端末200Eに送信する。
社会福祉協議会職員端末200EのAP2(2003)は、受け取った利用番号と、社会福祉協議会職員によって予め入力されたスケジュール(日付、アクション、担当者ID)とをスケジュール登録のメッセージとして生成し、見守り支援システム350に送信する。
見守り支援システム350は、受け取ったメッセージを解釈し、サービス利用管理アプリケーションプログラムに送る。サービル利用管理アプリケーションプログラムは、受け取ったメッセージから利用番号とスケジュールを取得し、スケジュールテーブル1708に登録する。登録が完了すると、その旨(登録OK)のメッセージを社会福祉協議会端末200Eに送信する。
以上の処理によって、「見守り支援サービス」コミュニティにおけるスケジュールの登録が完了する。
図18は、見守り支援システム350において、スケジュールに基づいて行われる見守り支援サービスの処理を示すシーケンス図である。
まず、社会福祉協議会職員端末200Eのサービス利用管理アプリケーションプログラムは、見守り支援サービステーブルDBのスケジュールテーブル1708を参照する。そして、いずれかの利用番号で示される利用情報が実施を行うタイミングであると判定した場合は、P2Pメッセージを生成し、当該利用番号で示される利用情報の対象となる端末(見守り対象者、見守りメンバ)及びコミュニティマネージャ100に対して、当該P2Pメッセージを生成し、送信する。対象となる端末(見守り対象者、見守りメンバ)の宛先については、個人情報テーブル1701から見守り対象者のユーザIDからコミュニティマネージャIDを取得し、コミュニティマネージャ100のコミュニティテーブル1302から、当該コミュニティマネージャIDを用いて見守りメンバを取得し、宛先を取得する。
見守り対象者端末200及び見守りメンバ端末200は、受け取ったP2Pメッセージを解釈し、イベント管理アプリケーションプログラムに送る。イベント管理アプリケーションプログラムは、受け取ったメッセージに含まれる情報から、必要な処理(アプリケーションプログラム等)を実行する。図17に示した例では、見守り対象者端末200及び見守りメンバ端末200において、TV電話アプリーションが起動する。
TV電話アプリケーションを起動した各端末は、接続通知メッセージをコミュニティマネージャ100に送信する。接続通知メッセージの情報にもとづき、端末間のP2P通信経路に関するトポロジー情報を転送管理101が判断しグループIDとともにP2P構造DB1400に記録する。そして、同じトポロジー情報をTV電話アプリケーションの起動した各端末に配信する。以降、各端末のTV電話アプリケーションは当該トポロジー情報に基づいて音声・映像情報を転送する。
なお、転送管理101が、集約配信、すなわちTV電話アプリケーションの音声・映像情報を一旦コミュニティマネージャ100の転送管理101に集めた後に、TV電話アプリケーションを起動した各端末に配信することを判断する場合がある。この場合は、当該グループのグループIDに関するトポロジー情報はNULLとし、集約配信の旨をTV電話アプリケーションの起動した各端末に配信する。
コミュニティマネージャ100は、接続通知メッセージを受け取った端末200について認証課金処理を行う。具体的には、コミュニティマネージャ100のXML要求解釈部1105は、P2Pメッセージの内容及び当該メッセージに含まれるアプリケーションプログラムIDを取得し、イベント管理部1102を介して公私分計アプリケーションプログラム1002及び認証課金プログラム1005に送る。公私分計アプリケーションプログラム1002は、アプリケーションプログラムIDでコミュニティアプリケーションプログラムテーブル1308を検索し、当該アプリケーションプログラムIDによって示されるアプリケーションプログラムの課金タイプを取得する。そして、取得した課金タイプに基づいて各端末200の課金先を決定する。メッセージ生成部1204は、決定した課金先を携帯キャリア運用・管理システム400に対して送信する。
そして、見守り対象者端末200及び見守りメンバ端末200は、P2Pのセッションが確立してP2P網を利用して、お互いに情報(TV電話のデータ)を送受信する。
以上の処理によって、「見守り支援サービス」コミュニティにおけるスケジュールに基づいて行われる見守り支援サービスの処理が行われる。
図19は、見守り支援システム350において、見守り対象者に緊急事態が発生した場合の処理を示すシーケンス図である。
見守り対象者宅201には、情報家電202(例えば、TV、給湯ポット等)が備えられている。これらの情報家電によって、見守り対象者に緊急事態が発生したことを検知した場合は、情報家電202に備えられているP2P基盤によって緊急通報イベントのP2Pメッセージを送信する。送信先は、見守り対象者端末200、見守りメンバ端末200、緊急連絡先として登録されている端末200、警察・消防等に配布されている端末等である。
なお、緊急事態の発生とは、例えば、所定の期間TVが操作されていない、所定の期間給湯ポットが使用されていない等である。
緊急通報イベントP2Pメッセージを受信した見守り対象者端末200は、P2Pメッセージを解釈し、イベント管理アプリケーションプログラムに送る。イベント管理アプリケーションプログラムは、メッセージを受け取ると、緊急通報アプリケーションプログラム(AP2(2003))を起動する。緊急通報アプリケーションプログラム(AP2(2003))は、緊急連絡先に連絡を行うほか、TV電話アプリケーションプログラムも起動する。
緊急通報イベントP2Pメッセージを受信した見守りメンバ端末200は、P2Pメッセージを解釈し、イベント管理アプリケーションプログラムに送る。イベント管理アプリケーションプログラムは、受け取ったメッセージからTV電話アプリケーションプログラムを起動する。TV電話アプリケーションプログラムは、緊急通報元の見守り対象者端末200に対して、P2Pセッションを用いてTV電話のためのデータを送受信する。
緊急通報イベントP2Pメッセージを受信したコミュニティマネージャ100は、コミュニティマネージャテーブルDB1300から、グループテーブル1303を参照する。グループテーブル1303には、前述した見守り協力員に関する情報も登録されているので、グループテーブル1307から取得した見守り協力員のコミュニティマネージャIDを取得する。そして、取得したコミュニティマネージャIDからPoCテーブル1301を検索し、見守り協力員の端末200に関する情報(宛先)を取得し、緊急通報イベントのP2Pメッセージを生成して送信する。
見守り協力員である警察・消防端末200Dは、緊急通報イベントP2Pメッセージを受信すると、P2Pメッセージを解釈し、イベント管理アプリケーションプログラムに送る。イベント管理アプリケーションプログラムは、受け取ったメッセージから緊急出動アプリケーションプログラムを起動する。緊急出動アプリケーションプログラムは、緊急通報元の見守り対象者宅201に警察官や救急隊員を出動させるよう報知を行う。
以上の処理によって、見守り支援システム350において、見守り対象者に緊急事態が発生した場合の処理が行われる。
図20は、見守り支援システム350において、スケジュールに基づいて行われる見守り支援サービスの実施記録を登録する処理を示すシーケンス図である。
図18の処理によって実行されるスケジュールの実施の結果である実施記録は、スケジュール終了後に(又は定期的に)見守り支援システム350の実施記録テーブルに登録される。
まず、見守り対象者端末200は、見守り支援システム350とのセッションを確立する。なお、見守り対象者端末200が携帯電話端末である場合には、携帯キャリア運用・管理システム400に対して、認証、課金処理を行う。
次に、見守り対象者端末200のAP2(2003)は、スケジュールの実施の結果をメッセージとして生成する。このメッセージには、利用番号、スケジュール番号、記録内容、実施日、担当者ID等が含まれる。生成されたメッセージは見守り支援システム350に送信される。
見守り支援システム350は、メッセージを受信すると。当該メッセージを解釈し、サービス利用管理アプリケーションに送る。サービス利用管理アプリケーションは、受け取ったメッセージから、スケジュールの実施の結果(利用番号、スケジュール番号、記録内容、実施日、担当者ID等)を取得し、これを実施記録として生成する。そして、生成されて実施記録に対して一意な番号である記録番号を割当て、当該記録番号と生成された実施記録とを実施記録テーブル1705に記録する。
以上の処理によってスケジュールの実施記録が登録される。
コーディネータは、記録されたスケジュールの実施記録から、見守り対象者に対して見守り支援サービスが適切に実施されているかの確認を行う。さらに、コーディネータは社会福祉協議会職員に対して見守り支援サービスの実施の報告を行う。
以上のように構成された本発明の実施の形態では、端末200(又は、CSP300、見守り支援システム350)は、Webサービスによる要求又はP2Pによるイベントの実施に対して、必要なアプリケーションを判断し、メッセージディスパッチャ2102によって当該アプリケーションを呼び出す。このようにすることで、同じ構成の端末200に対して複数の役割を持たせることができる。例えば、見守り支援サービスコミュニティにおいて、見守り対象者と見守りメンバとが同一の端末200を用いても、受信した要求に基づいて、見守り対象者と見守りメンバとが別のサービスの提供を受けることが可能となる。
また、コミュニティマネージャ100は、端末200が送信したメッセージから当該メッセージを送信したアプリケーションの情報を取得し、当該アプリケーションの課金先を決定する。このようにすることで、公共機関が提供するコミュニティは課金先を当該公共機関に設定し、それ以外の課金先はユーザに対して行うと言った公私分計処理を行うことができる。特に、携帯電話を端末200に用いた場合は、当該携帯電話端末からの通信を、その通信を行ったアプリケーションが何であるかによって課金先を決定する。課金先は携帯キャリア運営・管理システム400(すなわちユーザに対しての課金)又はコミュニティマネージャ100(すなわちコミュニティを運営する自治体や第三セクタ等)のいずれかである。こうすることで、既存の携帯電話網システムを用いて、本発明のシステムを容易に構築することが可能となる。
そして、これら端末200、見守り支援システム350、コミュニティマネージャ100を含むシステムを構築することで、見守り支援サービスの提供が可能となる。
ネットワークシステム全体の構成を示すブロック図である。 端末200の構成を示すブロック図である。 コミュニティマネージャ100の構成を示すブロック図である。 コミュニティマネージャテーブルの一例を示す説明図である。 対象社会の構成員(ユーザ)をPoCに登録する際の処理を示すシーケンス図である。 携帯電話端末である端末200の認証、課金処理を示すシーケンス図である。 PoCに登録されたユーザをコミュニティに登録する際の処理を示すシーケンス図である。 コミュニティに登録されたユーザの端末200にアプリケーションをダウンロードする際の処理を示すシーケンス図である。 本システムを見守り支援サービスに適応する上での構成員の相関関係を示す説明図である。 見守り支援サービスのシステム構成の一例を示すブロック図である。 見守り支援システム350の構成を示すブロック図である。 見守り支援サービステーブルの一例を示す説明図である。 端末200及び見守り支援システム350に記憶されるビヘビアDBの具体的な一例を示す説明図である。 ユーザ(見守り対象者)の登録の処理を示すシーケンス図である。 ユーザ(見守り対象者)の登録の処理を示すシーケンス図である。 ユーザ(見守りメンバー)の登録の処理を示すシーケンス図である。 スケジュールの登録の処理を示すシーケンス図である。 見守り支援サービスの処理を示すシーケンス図である。等)を実行する。 見守り対象者に緊急事態が発生した場合の処理を示すシーケンス図である。 見守り支援サービスの実施記録を登録する処理を示すシーケンス図である。 XMLで記載されたイベントの一例を示す説明図である。 トポロジ情報の一例を示す説明図である。
符号の説明
100 コミュニティマネージャ
200 端末
300 コミュニティサービスプロバイダ
350 見守り支援システム
400 携帯キャリア運用・管理システム
500 携帯電話網
600 インターネット

Claims (10)

  1. ネットワークを介して他の計算機と接続され、
    複数のアプリケーションプログラムを記憶するアプリケーション記憶部と、
    前記他の計算機から送信された要求を受信する受信部と、
    前記受信した要求の内容を解釈する解釈部と、
    前記他の計算機に要求を送信する送信部と、
    前記記憶されているアプリケーションプログラムに関する情報を記憶するアプリケーション管理情報記憶部と、
    前記アプリケーションプログラムに処理を割り当てる処理割当て部と、を備え、
    前記解釈部は、前記受信した要求の解釈結果と前記アプリケーション管理情報記憶部に記憶されているアプリケーションプログラムの情報とに基づいて、何れのアプリケーションプログラムに前記受信した要求を実行させるかを決定し、
    前記処理割当て部は、前記受信した要求を前記決定されたアプリケーションプログラムに送り、当該アプリケーションプログラムに処理を割り当てることを特徴とする計算機。
  2. 前記受信部は、前記他の計算機からP2Pセッションによって送信されたイベントを受信し、
    前記解釈部は、前記P2Pセッションによって受信したイベントの内容を解釈するP2P解釈部を含み、
    前記P2P解釈部は、前記受信したイベントの解釈結果とアプリケーションプログラムに関する情報とに基づいて、何れのアプリケーションプログラムに前記受信したイベントを実行させるかを決定し、
    前記処理割当て部は、前記受信したイベントを前記決定されたアプリケーションプログラムに送り、当該アプリケーションプログラムに処理を割り当てることを特徴とする請求項1に記載の計算機。
  3. 前記ネットワークは携帯電話網を含み、
    前記携帯電話網を介して他の計算機と接続されることを特徴とする請求項1に記載の計算機。
  4. 前記ネットワークには、前記計算機の要求を受け付けるサービスサーバが接続され、
    前記受信部は、前記サービスサーバから前記計算機が属するグループの情報を受信し、
    前記送信部は、前記受信したグループ情報に基づいて決定されたアプリケーションプログラムに関する情報を、前記サービスサーバに送信し、
    前記受信部は、前記サービスサーバから当該アプリケーションプログラムを受信することを特徴とする請求項1に記載の計算機。
  5. 前記ネットワークには、前記計算機の要求を受け付けるサービスサーバが接続され、
    前記送信部は、当該通信の課金先を前記サービスサーバに決定させるために、要求を送信する前記アプリケーションプログラムの情報を、前記サービスサーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の計算機。
  6. ネットワークを介して計算機と接続され、
    複数のアプリケーションプログラムを記憶するアプリケーション記憶部と、
    前記計算機から送信された要求を受信する受信部と、
    前記受信した要求の内容を解釈する解釈部と、を備えたサービスサーバにおいて、
    前記記憶されているアプリケーションプログラムに関する情報を記憶するアプリケーション管理情報記憶部と、
    前記計算機の各々が、何れのコミュニティに属するかの情報を記憶するコミュニティ情報記憶部と、
    前記計算機において要求を送信したアプリケーションプログラムの情報、当該アプリケーションプログラムが用いられるコミュニティの情報及び前記他の計算機を用いるユーザの情報の対応を記憶するコミュニティ・アプリケーション対応情報記憶部と、を備え、
    前記解釈部は、前記計算機から送信された要求から、当該要求を送信したアプリケーションプログラムの情報を取得し、当該取得したアプリケーションプログラムの情報と前記コミュニティ・アプリケーション対応情報記憶部に記憶された情報とから、当該アプリケーションが用いられるコミュニティ及び前記計算機を用いるユーザを特定することを特徴とするサービスサーバ。
  7. 前記受信部は、前記計算機からP2Pセッションによって送信されたイベントを受信し、
    前記解釈部は、前記P2Pセッションによって受信したイベントの内容を解釈するP2P解釈部を含み、
    前記P2P解釈部は、前記イベントの内容の解釈結果から当該イベントを送信したアプリケーションプログラムの情報を取得し、当該取得したアプリケーションプログラムの情報と前記コミュニティ・アプリケーション対応情報記憶部に記憶された情報とから、当該アプリケーションが用いられるコミュニティ及び前記計算機を用いるユーザを特定することを特徴とする請求項6に記載のサービスサーバ。
  8. 前記コミュニティ・アプリケーション対応情報は、さらに、前記アプリケーションプログラムの情報と当該アプリケーションプログラムの課金先の情報との対応情報を含み、
    前記解釈部は、前記他の計算機から送信された要求から、要求を送信したアプリケーションプログラムの情報を取得し、当該取得したアプリケーションプログラムの情報と前記コミュニティ・アプリケーション対応情報とから、当該アプリケーションプログラムが行った通信の課金先を決定することを特徴とする請求項6に記載のサービスサーバ。
  9. 前記ネットワークは、互いに接続されるデータ通信網と携帯電話網とを含み、
    前記計算機は、前記携帯電話網に接続されており、
    前記解釈部は、前記計算機から送信された要求から、当該要求を送信したアプリケーションプログラムの情報を取得し、当該取得したアプリケーションの情報と前記コミュニティ・アプリケーション対応情報記憶部に記憶された情報とから、当該アプリケーションプログラムが行った携帯電話網よる通信の課金先を決定することを特徴とする請求項6に記載のサービスサーバ。
  10. 携帯電話網を含むネットワークと、
    ネットワークに接続される第一の計算機と、
    前記携帯電話網に接続される第二の計算機と、
    前記第二の計算機に対して携帯電話網を介した通信サービスを提供する事業者サーバと、
    前記ネットワークに接続され、前記第一及び第二の計算機の要求を受け付けるサービスサーバと、から構成され;
    前記第一及び第二の計算機の各々は、
    複数のアプリケーションプログラムを記憶する第一のアプリケーション記憶部と、
    前記他の計算機から送信された要求を受信する第一の受信部と、
    前記受信した要求の内容を解釈する第一の解釈部と、
    前記第一のアプリケーション記憶部に記憶されているアプリケーションプログラムの情報を記憶する第一のアプリケーション管理情報記憶部と、
    前記アプリケーションプログラムに処理を割り当てる処理割当て部と、を備え、
    前記第一の解釈部は、受信した要求の解釈の結果と前記第一のアプリケーション管理情報記憶部に記憶されているアプリケーションプログラムに関する情報とに基づいて、何れのアプリケーションにプログラム前記受信した要求を実行させるかを決定し、
    前記処理割当て部は、前記決定されたアプリケーションプログラムに対して前記受信した要求を送り、当該アプリケーションプログラムに処理を割当て;
    前記サービスサーバは、
    複数のアプリケーションプログラムを記憶する第二のアプリケーション記憶部と、
    前記第一及び第二の計算機から送信された要求を受信する第二の受信部と、
    前記受信した要求の内容を解釈する第二の解釈部と、
    前記第二のアプリケーション記憶部に記憶されているアプリケーションプログラムの情報を記憶する第二のアプリケーション管理情報記憶部と、
    前記第一及び第二の計算機の各々が、何れのコミュニティに属するかを示すコミュニティ情報記憶部と、
    前記第一及び第二の計算機の各々において要求を送信したアプリケーションプログラムを示す情報、当該アプリケーションプログラムが用いられるコミュニティの情報、当該計算機を用いるユーザの情報及び当該アプリケーションの課金先の情報の対応を示すコミュニティ・アプリケーション対応情報記憶部と、を備え、
    前記第二の解釈部は、
    前記第一及び第二の計算機の各々から送信された要求から、当該要求を送信したアプリケーションプログラムの情報を取得し、当該取得したアプリケーションプログラムの情報と前記コミュニティ・アプリケーション対応情報記憶部に記憶された情報とから、当該アプリケーションが用いられるコミュニティ及び前記第一及び第二の計算機の各々を用いるユーザを特定し、
    さらに、前記第二の計算機から送信された要求から、要求を送信したアプリケーションプログラムの情報を取得し、当該取得したアプリケーションプログラムの情報と前記コミュニティ・アプリケーション対応情報記憶部に記憶された情報とから、当該アプリケーションが行った携帯電話網を用いた通信の課金先を決定することを特徴とするネットワークシステム。
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