JP2006030909A - Optical fiber cable - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は光ファイバケーブルに係り、例えば光ファイバを加入者宅まで引き込む直前の電柱間に仮設する架空集合ドロップケーブル等に用いることができる光ファイバケーブルに関するものである。 The present invention relates to an optical fiber cable, for example, an optical fiber cable that can be used for an aerial collective drop cable or the like temporarily installed between utility poles immediately before the optical fiber is drawn into a subscriber's house.
従来より、例えば架空集合ドロップケーブル等に用いられる光ファイバケーブルとしては、図6に示すようなものが知られている(例えば特許文献1参照)。
図6に示す光ファイバケーブル100では、中心にある光ファイバ心線101を挟んで両側に2本のテンションメンバ102が設けられており、光ファイバ心線101およびテンションメンバ102を一括して外被103により被覆している。外被103は全体矩形状をしており、上下面の中央には光ファイバケーブル100の長手方向に伸びる断面V字状のVノッチ104が設けられており、このVノッチ104から外被103を引き裂いて光ファイバ心線101を容易に取り出すことができるようになっている。
Conventionally, as an optical fiber cable used for, for example, an aerial collective drop cable or the like, the one shown in FIG. 6 is known (see, for example, Patent Document 1).
In the
ところで、前述したような光ファイバケーブル100を架空して用いる際に、Vノッチ104の形状からVノッチ104の底部に蝉が産卵管を突き刺して光ファイバケーブル100に産卵する場合がある。この場合、Vノッチ104の底部では外被103が最も薄くなっているため、産卵管が光ファイバ心線101に達して損傷を与えるという事故が発生したことが確認されている。このため、図6に示すように、光ファイバ心線101を保護するために、例えばパイプ等の保護部材105を設けることが行われている。
一方、前述したようなVノッチ104を有する光ファイバケーブル100をクロージャに収納して地中に埋設する際に、クロージャのシール部分とVノッチ104との間で空間ができ気密性が低下するという不都合があった。
On the other hand, when the
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、引き裂き性を保持しつつ蝉の産卵による光ファイバの損傷を防止するとともに、クロージャに収納した際に気密性を保持することができる光ファイバケーブルを提供することにある。 The present invention has been made in view of the above-described problems, and its purpose is to prevent damage to the optical fiber due to spawning of spiders while maintaining tearability and to maintain airtightness when stored in a closure. An object of the present invention is to provide an optical fiber cable that can be used.
前述した目的を達成するために、本発明にかかる光ファイバケーブルは、光ファイバ心線とテンションメンバとを外被により略矩形状に一括被覆し、前記外被の対向する外側面に長手方向に沿って外被切り裂き用のノッチが各々形成された光ファイバケーブルであって、前記ノッチの外側に当該ノッチを埋める形状の蓋部材が設けられていることを特徴としている。 In order to achieve the above-described object, an optical fiber cable according to the present invention covers an optical fiber core wire and a tension member in a substantially rectangular shape with an outer cover, and on an outer surface facing the outer cover in a longitudinal direction. An optical fiber cable in which a notch for cutting a jacket is formed, and a lid member having a shape filling the notch is provided outside the notch.
このように構成された光ファイバケーブルにおいては、外被切り裂き用のノッチ部分に蓋部材が設けられているので、光ファイバケーブルの断面形状は略矩形状となる。このため、クロージャのシール部分と光ファイバケーブルとの間の気密性を保持することができるとともに、蝉の産卵に対しても、ノッチ部分の外被が他の部分と同様に厚いので、産卵管が貫通して光ファイバ心線を傷つけるのを防止することができる。また、ノッチは従来と同様に設けられているので、切り裂き性を保持することができる。 In the optical fiber cable configured as described above, the cover member is provided at the notch portion for cutting the jacket, so that the cross-sectional shape of the optical fiber cable is substantially rectangular. For this reason, it is possible to maintain the airtightness between the sealing portion of the closure and the optical fiber cable, and for the spawning of the cocoon, the outer cover of the notch portion is as thick as the other portions. Can be prevented from penetrating and damaging the optical fiber core wire. Moreover, since the notch is provided in the same manner as in the prior art, the tearability can be maintained.
また、本発明にかかる光ファイバケーブルは、前記蓋部材の外側面が、前記外被の他の部分の外側面よりも外側に突出していることを特徴としている。 Moreover, the optical fiber cable according to the present invention is characterized in that the outer surface of the lid member protrudes more outward than the outer surface of the other part of the jacket.
このように構成された光ファイバケーブルにおいては、蓋部材の外側面が、外被の他の部分の外側面よりも外側に突出しているので、外側から外力が作用した際にノッチと蓋部材との隙間を生めて、クロージャのシール部分との間の気密性を保持することができる。また、ノッチから光ファイバケーブルを切り裂く際に、蓋部材を容易に外側に取り除くことができる。 In the optical fiber cable configured in this way, the outer surface of the lid member protrudes outward from the outer surface of the other part of the jacket, so that when an external force is applied from the outside, the notch and the lid member Thus, the airtightness between the sealing portion of the closure can be maintained. Further, when the optical fiber cable is cut from the notch, the lid member can be easily removed to the outside.
また、本発明にかかる光ファイバケーブルは、前記ノッチの断面形状が、V字形状をしていることを特徴としている。 The optical fiber cable according to the present invention is characterized in that a cross-sectional shape of the notch is V-shaped.
このように構成された光ファイバケーブルにおいては、V字形状のノッチから外被を容易に引き裂いて、光ファイバ心線を取り出すことができる。 In the optical fiber cable configured as described above, it is possible to easily tear the jacket from the V-shaped notch and take out the optical fiber core wire.
また、本発明にかかる光ファイバケーブルは、前記ノッチの断面形状が、前記外被の外側に向かって広がる台形形状であることを特徴としている。 The optical fiber cable according to the present invention is characterized in that a cross-sectional shape of the notch is a trapezoidal shape that spreads toward the outside of the jacket.
このように構成された光ファイバケーブルにおいては、台形をしたノッチから外被を容易に引き裂くことができるので、特に複数本の光ファイバ心線が並んで幅が大きい場合に好適である。 In the optical fiber cable configured as described above, since the jacket can be easily torn from the trapezoidal notch, the optical fiber cable is particularly suitable when a plurality of optical fiber cores are aligned and wide.
本発明によれば、ノッチ部分に蓋部材が設けられているので、光ファイバケーブルの断面形状は略矩形状となる。このため、クロージャのシール部分と光ファイバケーブルとの間の気密性を保持することができるとともに、蝉の産卵に対しても、ノッチ部分の外被が他の部分と同様に厚いので、産卵管が貫通して光ファイバ心線を傷つけるのを防止することができる。 According to the present invention, since the notch portion is provided with the lid member, the cross-sectional shape of the optical fiber cable is substantially rectangular. For this reason, it is possible to maintain the airtightness between the sealing portion of the closure and the optical fiber cable, and for the spawning of the cocoon, the outer cover of the notch portion is as thick as the other portions. Can be prevented from penetrating and damaging the optical fiber core wire.
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の光ファイバケーブルに係る実施形態を示す断面図、図2は本発明に係る光ファイバケーブルの製造に用いるダイスの断面図である。 Hereinafter, embodiments according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a sectional view showing an embodiment of an optical fiber cable according to the present invention, and FIG. 2 is a sectional view of a die used for manufacturing the optical fiber cable according to the present invention.
図1に示すように、本発明の実施形態である光ファイバケーブル10Aは、中心に光ファイバ心線11とテンションメンバ12とを外被13により略矩形状に一括被覆し、外被13の対向する外側面13a、13bに長手方向に沿って外被切り裂き用のノッチ20が各々形成されている。そして、ノッチ20の外側には、このノッチ20を埋める形状をした蓋部材21が設けられている。
As shown in FIG. 1, an
図1に示されている光ファイバケーブル10Aでは、ノッチ20は断面V字形状をしている。このV字形状を覆うようにV字形状の蓋部材21が設けられており、蓋部材21の一端部は外被13と一体的に連続している。従って、蓋部材21とノッチ20との間には、L字形状をしたスリット22が形成された形となっている。
また、蓋部材21の外側面21aは、外被13の他の部分の外側面13aよりも外側に突出している。すなわち、例えば光ファイバ心線11から蓋部材21の外側面21aまでの高さをL1とし、光ファイバ心線11から外被13の外側面13aまでの高さをL2とすると、L1>L2となっている。
In the
Further, the
次に、前述した光ファイバケーブル10Aの製造方法について説明する。図2には、前述した光ファイバケーブル10Aを製造する際に用いることができるダイス30の断面が示されている。ダイス30の中央には光ファイバケーブル10の外形に対応した略矩形状をした穴31が設けられており、蓋部材21とノッチ20との間のスリット22に対応するL字形状をしたスリット形成部32が穴31に突出して設けられている。なお、蓋部材21の外側面21aが外被13の外側面13aよりも外側に出っ張るように外被13を形成するために、蓋部材21に対応する側の穴31aの方が外側に突出して形成されている。
Next, a method for manufacturing the above-described
従って、光ファイバ心線11およびテンションメンバ12を、ダイス30の穴31の所定位置を通過するように供給し、押出成型器から溶融状態の樹脂をダイス30の穴31に供給して、光ファイバ心線11、テンションメンバ12を一体的に形成するとともに、蓋部材21も同時に形成する。このとき、スリット形成部32に対応する部分には樹脂が供給されないので、スリット22が形成されることになる。
Accordingly, the optical
以上、前述した光ファイバケーブル10Aによれば、外被切り裂き用のノッチ20部分に蓋部材21が設けられているので、光ファイバケーブル10Aの断面形状は略矩形状となる。このため、クロージャに収納した際にシール部分と光ファイバケーブル10Aとの間では、蓋部材21が存在するので気密性を保持することができる。また、蝉の産卵に対しても、ノッチ20部分の外被13が他の部分と同様に厚いので、産卵管が貫通して光ファイバ心線11を傷つけるのを防止することができる。また、ノッチ20は従来と同様に設けられているので、切り裂き性を保持することができる。
As described above, according to the
また、蓋部材21の外側面21aが、他の部分の外被13の外側面13aよりも外側に突出しているので、外側から外力が作用した際にノッチ20と蓋部材21との間のスリット22を生めて、クロージャのシール部分との間の気密性を保持することができる。また、ノッチ20から光ファイバケーブル10Aを切り裂く際に、蓋部材21を容易に外側に取り除くことができる。
Moreover, since the
なお、本発明の光ファイバケーブル10Aは、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
例えば、前述した実施形態においては、蓋部材21を形成するスリット22の配置を光ファイバケーブル10Bの中心である光ファイバ心線11に対して点対称に設けた場合について説明したが、図3に示すように、上下対称に設けることもできる。なお、図1において前述した光ファイバケーブル10Aと共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
The
For example, in the above-described embodiment, the case where the arrangement of the
また、前述した実施形態においては、ノッチ20の断面形状としてV字形状のものを例示したが、図4に示すように、この光ファイバケーブル10Cでは、外被13の外側に向かって広がる台形形状のノッチ23を設けるようにしてもよい。すなわち、スリット24を図4に示すように設けて、蓋部材25を台形に形成するが、蓋部材25の外側面25aが外被13の他の部分の外側面13aよりも外側(L1>L2)になるようにするのは同様である。この場合には、特に、多心(例えば4心)の光ファイバ心線11のように横に広く配置されている場合に適する。
In the above-described embodiment, the V-shaped cross section of the
さらに、図1、図3、図4においては、いわゆるドロップケーブルの本体のみについて説明したが、図5に示すように、抗張力体14を外被15で被覆したケーブル支持線16が一体的に設けられている場合にも同様に適用することができる。
1, 3, and 4, only the so-called drop cable main body has been described. However, as shown in FIG. 5, a
10A、10B、10C、10D 光ファイバケーブル
11 光ファイバ心線
12 テンションメンバ
13 外被
13a、13b 外被の外側面
20 ノッチ
21、25 蓋部材
21a、25a 蓋部材の外側面
10A, 10B, 10C, 10D
Claims (4)
前記ノッチの外側に当該ノッチを埋める形状の蓋部材が設けられていることを特徴とする光ファイバケーブル。 An optical fiber cable in which an optical fiber core wire and a tension member are collectively covered in a substantially rectangular shape with a jacket, and notches for cutting the jacket are formed along the longitudinal direction on opposite outer surfaces of the jacket. And
An optical fiber cable, wherein a lid member having a shape filling the notch is provided outside the notch.
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