JP2006029474A - 安全弁設定圧力調整機構及び該機構を有する安全弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大型の安全弁であっても簡単にかつ確実に設定圧力を調整することができ、かつ、ネジの焼き付きも防止することができる安全弁設定圧力調整機構及び該機構を有する安全弁を提供する。
【解決手段】 予めガス圧力で調整スリーブ30を介して、上側受け部材25をバネ23の付勢力に抗して弁棒28沿いに押し下げて、調整スリーブ30と調整ネジ部材26との間に隙間をあけて、バネ23の付勢力が作用していない状態で調整ネジ部材26を回転させて位置調整することにより、安全弁設定圧力の調整を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、安全弁の設定圧力を調整する安全弁設定圧力調整機構及び該機構を有する安全弁に関する。
従来、図6に示されるように、設定圧力を付勢するバネ123の付勢力に抗して調整ネジ部材126をケーシング121内にねじ込んで安全弁の設定圧力を調整するとき、大型の安全弁では7〜8トンもの力を必要とする。このため、設定圧力調整時には、まず、安全弁の周囲にタラップを設置したのち、4〜5人の作業者が調整ネジ部材126に連結したレバーを共同して安全弁の軸周りに回転させることにより調整ネジ部材126をケーシング121内にねじ込んで安全弁の設定圧力を調整するようにしている。
しかしながら、このような方法では、圧力調整後に安全弁の性能試験を行い、設定圧力とは異なる圧力になっていたことが判明したときには、再度、安全弁の周囲にタラップを設置したのち、4〜5人の作業者が、調整ネジ部材に連結したレバーを共同して安全弁の軸周りに回転させて調整ネジ部材126をねじ込んだり緩めたりして安全弁の設定圧力を再度調整しなければならず、非常に煩雑で手間がかかる作業であった。
また、上記調整作業中に、調整ネジ部材126のオネジ126aと、それがねじ込まれるケーシング121のメネジ121aとの間に焼き付きが生じることがあり、この場合には安全弁としての機能が発揮できなくなり、不良品として廃棄せざるをえなくなるといった問題もあった。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、大型の安全弁であっても簡単にかつ確実に設定圧力を調整することができ、かつ、ネジの焼き付きも防止することができる安全弁設定圧力調整機構及び該機構を有する安全弁を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、安全弁の弁座に接触するように弁体を付勢するバネの付勢力を設定圧力に調整する安全弁設定圧力調整機構であって、
上記安全弁のケーシング内に軸方向沿いに移動可能に配置され、かつ上記弁体を付勢する上記バネの一端に連結される調整スリーブと、
上記ケーシングに螺合されて上記ケーシングに対して位置調整可能でかつ上記調整スリーブを押圧させて上記バネの付勢力を調整可能な調整ネジ部材と、
上記調整スリーブと上記調整ネジ部材と上記ケーシングの内面との間に形成されかつ安全弁設定圧力調整補助用ガスが供給可能なガス供給空間とを備えて、
上記ガス供給空間内に上記ガスが供給されることにより上記調整スリーブが上記バネの付勢力に抗して押圧されて上記ケーシング内で弁体側に移動したのち、上記調整ネジ部材を上記ケーシングに対して回転させて上記調整スリーブを押圧する位置又は押圧可能な位置に位置させ、上記ガス供給空間内に供給された上記ガスを排出することにより、上記調整ネジ部材が上記調整スリーブに押圧接触して、上記バネの上記付勢力を上記設定圧力に調整するようにしたことを特徴とする安全弁設定圧力調整機構を提供する。
本発明の第2態様によれば、上記調整ネジ部材の押圧側の端部は円錐部であり、この円錐部が押圧する上記調整スリーブの端部には上記円錐部が当接可能な、すり鉢状の凹部を備えている第1の態様に記載の安全弁設定圧力調整機構を有する安全弁を提供する。
本発明の第3態様によれば、上記調整ネジ部材の押圧側の端部は円筒部であり、この円筒部が押圧する上記調整スリーブの端部には上記円筒部が嵌合当接可能な、円筒状の凹部を備えている第1の態様に記載の安全弁設定圧力調整機構を有する安全弁を提供する。
本発明によれば、予めガス圧力で調整スリーブをバネの付勢力に抗して軸方向沿いに弁体側に移動させてバネを収縮させ、調整スリーブと調整ネジ部材との間に隙間をあけて、バネの付勢力が作用していない状態で調整ネジ部材を回転させて位置調整することができるため、調整ネジ部材を回転させる作業を作業員一人で非常に簡単にかつ手で容易に行えるものとなり、位置調整作業も迅速に行うことができる。言い換えれば、調整ネジ部材をねじ込むことによりバネの付勢力に抗して軸方向沿いに直接的に調整スリーブを移動させるものではないため、従来のような大きな力を必要とせず、かつ、調整ネジ部材とケーシングとの間で焼き付きを生じさせることがない。
また、本発明によれば、バネの付勢力が作用している状態で調整ネジ部材を回転させるのではなく、ガス圧でも、調整スリーブは軸方向沿いに回転することなくまっすぐ下降するため、調整ネジ部材を回転させても、調整スリーブ及び弁棒などは回転せず、弁座及び弁体とも回転キズが付くことがなく、組立時に不具合が発生することもなくなる。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の第1の実施形態にかかる安全弁設定圧力調整機構を備える安全弁は、図1に示すように、配管取付部1aを有するケーシング状の安全弁本体1と、上記安全弁本体1の配管取付部1aに形成された流体入口部1bと、流体入口部1bとは直交して連通可能なように上記安全弁本体1に形成された流体出口部1cと、上記安全弁本体1の流体入口部1bから流体出口部1cへの通路上に形成された弁座22と、上記弁座22に対して接離可能な弁体21と、上記弁体21を弁棒28を介して上記弁座22に付勢力により押圧付勢する付勢部材の一例であるバネ23と、上記バネ23の下端に当接しかつ弁棒28に係止されて上記バネ23の付勢力を弁棒28に伝える下側受け部材24と、上記バネ23の上端に当接する上側受け部材25と、上記上側受け部材25を軸方向沿いに位置調整させて上記バネ23の付勢力を調整する調整ネジ部材26と、調整ネジ部材26を覆うカバー27とを備えるようにしている。よって、流体入口部1b側での流体圧力が上記バネ23の付勢力(設定圧力)よりも大きくなり、流体入口部1b側の流体により弁体21が弁座22から持ち上げられると、流体入口部1b側の流体が、弁体21と弁座22との隙間を通って、流体入口部1bから流体出口部1cへ逃がすことにより、安全弁の機能を奏するようにしている。
上記安全弁設定圧力調整機構は、調整ネジ部材26とバネ23と上側受け部材25と下側受け部材24とに加えて、調整ネジ部材26と上側受け部材25との間に配置された調整スリーブ30と、調整ネジ部材26と調整スリーブ30と安全弁本体1との間に形成されたガス供給空間34とより大略構成して、安全弁の弁座22に弁体21が所定の設定圧力で押圧接触するようにバネ23の付勢力を調整するものである。
図2に示すように、上記調整スリーブ30は、下部の中央部に軸方向沿いに延びる凹部30aに、弁棒28の上端部を、軸方向沿いに調整用隙間空間31を有しつつ軸方向沿いに摺動可能に遊嵌する大略円筒体より構成している。上記調整スリーブ30の上端面の中央部には、調整ネジ部材26の下端の円錐部26bが当接可能な、すり鉢状の凹部30bを備えている。調整スリーブ30の下端円錐凸部30cは、弁棒28の上端部が軸方向に移動自在に貫通している上側受け部材25の円錐凹部25aに、バネ23の付勢力により常時当接している。
安全弁本体1の上端部1hには、大略円筒状の圧力調整箱(圧力調整機構用ケーシング)11の下端フランジ部11aが複数のボルト35により着脱可能にかつ下端フランジ部11aに設けられたOリング33により上端部1hと下端フランジ部11aが密着されて連結されている。この圧力調整箱11の中間部内面には、内周面に雌ねじ部11gが形成され、この雌ねじ部11gが、圧力調整箱11内に収納された円柱状の調整ネジ部材26の下部の外周面の雄ネジ部26aと螺合している。
調整ネジ部材26の上部は下部より細く、その上部の円柱状の細首部26cは、圧力調整箱11の上端部11iの内周面と、上端部11iに設けられたOリング36によりシールされ、かつ、上端部11iの内周面に対して細首部26cは軸方向沿いに摺動可能としている。
調整ネジ部材26の上部の周囲には調整ネジ部材固定用キャップ41で覆われ、さらに調整ネジ部材固定用キャップ41の外側はカバー27で覆われている。
一方、圧力調整箱11の中間のやや下方の部分の内面と、調整スリーブ30の上部と、調整ネジ部材26の下部との間にはリング状のガス供給空間34を形成して、圧力調整箱11の側面に貫通したガス供給口40から、ガス供給装置(例えばガスボンベ)39などから安全弁設定圧力調整補助用ガス(例えば、加圧された窒素ガス)をガス供給空間34内に供給可能としている。ガス供給による圧力としては、安全弁作動検査に用いる一時圧力を利用することもできる。
上記調整スリーブ30の外周面は安全弁本体1の上端部1hの内周面に摺動可能に嵌合され、かつ、調整スリーブ30の外周面との間は、上端部1hの内周面に備えられたOリング32によりシールされている。なお、耐摩耗性を向上させるため、調整スリーブ30の外周面には硬化処理を施すことが好ましい。
従って、ガス供給空間34は、上側は、調整ネジ部材26の細首部26cと圧力調整箱11の上端部11iの内周面との間に備えられたOリング36によりシールされ、下側は、調整スリーブ30の外周面と安全弁本体1の上端部1hの内周面との間に備えられたOリング32と、安全弁本体1の上端部1hと圧力調整箱11の下端フランジ部11aとの間に備えられた(実際には上端部1hに設けられた)Oリング33とによりシールされた密閉空間となっている。よって、ガス供給装置(例えばガスボンベ)39などからガスをガス供給口40からガス供給空間34内に供給すると、その圧力により、調整スリーブ30が軸方向下方に押圧されることになる。
上記構成によれば、安全弁設定圧力調整を行うときには、カバー27や調整ネジ部材固定用キャップ41を外した状態で、まず、ガス供給装置(例えばガスボンベ)39などでガスをガス供給口40からガス供給空間34内に供給する。すると、ガス供給空間34は、Oリング36とOリング32とOリング33によりシールされた密閉空間となっているため、図3に示されるように、調整スリーブ30を軸方向下方に押圧する。この結果、調整用隙間空間31内に弁棒28の上端部が入り込みつつ調整スリーブ30を軸方向下方に移動してバネ23を収縮させ、上側受け部材25をバネ23の付勢力に抗して弁棒28沿いに押し下げられ、調整スリーブ30の上端面と調整ネジ部材26の下端面との間に隙間45があくことになる。このときのガス圧力の一例としては5MPaであり、安全弁の大きさやバネ23の付勢力や設定圧力などにより、ガス圧力の値は適宜決めることができる。
次いで、調整ネジ部材26を圧力調整箱11に対して回転させてねじ込み、調整ネジ部材26の下端の円錐部26bが調整スリーブ30の上端面のすり鉢状凹部30bに当接させる位置まで下降させて隙間45を無くすか、又は、接近した位置まで下降させて隙間45を小さくし、位置調整を行う。
次いで、ガス供給口40からガス供給空間34内のガスを排出すると、調整スリーブ30の上端面のすり鉢状凹部30bに調整ネジ部材26の下端の円錐部26bが押圧当接した状態となる。この状態で、設定圧力の試験を行い、バネ23の付勢力が所定の設定圧力に調整されている場合には、調整ネジ部材固定用キャップ41を調整ネジ部材26に被せたのち、カバー27を調整ネジ部材固定用キャップ41にさらに被せる。バネ23の付勢力が所定の設定圧力に調整されていなかった場合には、再度、ガス供給口40からガス供給空間34内にガスを供給して、調整スリーブ30の上端面と調整ネジ部材26の下端面との間に隙間45を再度形成させたのち、調整ネジ部材26を正逆回転させて位置調整し、ガス供給口40からガス供給空間34内のガスを排出するとともに、設定圧力の試験を再度行う。これらの動作を、バネ23の付勢力が所定の設定圧力に調整されるまで行う。
上記実施形態によれば、予めガス圧力で調整スリーブ30を介して、上側受け部材25をバネ23の付勢力に抗して弁棒28沿いに押し下げてバネ23を収縮させ、調整スリーブ30と調整ネジ部材26との間に隙間をあけて、バネ23の付勢力が作用していない状態で調整ネジ部材26を回転させて位置調整することができるため、調整ネジ部材26を回転させる作業を作業員一人で非常に簡単にかつ手で容易に行えるものとなり、位置調整作業も迅速に行うことができる。言い換えれば、調整ネジ部材26をねじ込むことにより上側受け部材25をバネ23の付勢力に抗して弁棒28沿いに直接的に押し下げるものではないため、従来のような大きな力を必要とせず、かつ、調整ネジ部材26と圧力調整箱11との間で焼き付きを生じさせることがない。
また、上側受け部材25からの付勢力が作用している状態で調整ネジ部材26を回転させるのではなく、ガス圧でも調整スリーブ30及び上側受け部材25などは軸方向沿いに回転することなくまっすぐ下降するため、調整ネジ部材26を回転させても、調整スリーブ30及び上側受け部材25及び弁棒28などは回転せず、弁体等を回転により損傷させることがない。
また、調整ネジ部材26の押圧側の端部を円錐部26bとし、この円錐部26bが押圧する上記調整スリーブ30の端部には上記円錐部26bが当接可能な、すり鉢状の凹部30bを備えるようにしたので、すり鉢状の形状により、力が自然に中心方向に働くようになり、弁体が傾きにくく漏れにくいものとすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。
例えば、図4及び図5に示されるように、レバー55により手動で安全弁を作動可能なタイプの安全弁において、レバー55に連結された弁棒28Aが調整スリーブ30Aの貫通穴30g及び調整ネジ部材26の貫通穴26gを貫通するものにも適用することができる。すなわち、調整スリーブ30Aの上端面の中央部には、調整ネジ部材26Aの下端の円筒部26hが摺動可能に嵌合されている円筒状の凹部30hを備えており、円筒部26hの外周面と凹部30hの内周面との間は、凹部30hの内周面に設けられたOリング50によりシールされている。
このような構造においては、安全弁設定圧力調整を行うときには、カバー27や調整ネジ部材固定用キャップ41やレバー55などを外した状態で、まず、ガス供給装置(例えばガスボンベ)39などでガスをガス供給口40からガス供給空間34内に供給する。すると、ガス供給空間34は、Oリング36とOリング50とOリング32とOリング33によりシールされた密閉空間となっているため、図5に示されるように、調整スリーブ30Aを軸方向下方に押圧する。この結果、弁棒28A沿いに調整スリーブ30Aを軸方向下方に移動し、上側受け部材25をバネ23の付勢力に抗して弁棒28A沿いに押し下げられ、調整スリーブ30Aの凹部30hと調整ネジ部材26Aの円筒部26hとの間に隙間46があくことになる。このときのガス圧力の一例としては5MPaであり、安全弁の大きさやバネ23の付勢力や設定圧力などにより、ガス圧力の値は適宜決めることができる。
次いで、調整ネジ部材26Aを圧力調整箱11に対して回転させてねじ込み、調整ネジ部材26Aの円筒部26hが調整スリーブ30の凹部30hに入り込んで隙間46を無くす位置まで下降させか、又は、隙間46を小さくする位置まで下降させて、位置調整を行う。
次いで、ガス供給口40からガス供給空間34内のガスを排出すると、調整ネジ部材26Aの円筒部26hが調整スリーブ30の凹部30hに入り込んで凹部30hに底面に押圧当接した状態となる。この状態で、設定圧力の試験を行い、バネ23の付勢力が所定の設定圧力に調整されている場合には、調整ネジ部材固定用キャップ41を調整ネジ部材26Aに被せたのち、カバー27を調整ネジ部材固定用キャップ41にさらに被せる。バネ23の付勢力が所定の設定圧力に調整されていなかった場合には、再度、ガス供給口40からガス供給空間34内にガスを供給して、調整ネジ部材26Aの円筒部26hが調整スリーブ30Aの凹部30hに入り込んで隙間46を再度形成させたのち、調整ネジ部材26Aを正逆回転させて位置調整し、ガス供給口40からガス供給空間34内のガスを排出するとともに、設定圧力の試験を再度行う。これらの動作を、バネ23の付勢力が所定の設定圧力に調整されるまで行う。
上記他の実施形態によれば、先の実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
また、上記他の実施形態によれば、調整ネジ部材26Aの押圧側の端部は円筒部26hであり、この円筒部26hが押圧する上記調整スリーブ30Aの端部には上記円筒部26hが嵌合当接可能な、円筒状の凹部30hを備えるようにしたので、調整のために供給されていたガス圧力が弁棒28Aを伝わって逃げないようにすることができる。円筒状の凹部30hの深さを深くすればするほど、円筒部26hと円筒状の凹部30hとが外れることがなくなり、調整作業が容易になる。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明にかかる安全弁設定圧力調整機構及び該機構を有する安全弁は、大型の安全弁であっても簡単にかつ確実に設定圧力を調整することができ、かつ、ネジの焼き付きも防止することができて非常に有用なものである。
本発明の一実施形態にかかる安全弁設定圧力調整機構を有する安全弁の断面図である。 上記安全弁の部分拡大断面図である。 上記安全弁の安全弁設定圧力調整機構による設定圧力の調整状態を示す部分拡大断面図である。 本発明の他の実施形態にかかる安全弁設定圧力調整機構を有する安全弁の部分拡大断面図である。 上記他の実施形態にかかる安全弁の安全弁設定圧力調整機構による設定圧力の調整状態を示す部分拡大断面図である。 従来の安全弁の断面図である。
符号の説明
1…安全弁本体、1a…配管取付部、1b…流体入口部、1c…流体出口部、1h…上端部、11…圧力調整箱、11a…下端フランジ部、11g…雌ねじ部、11i…細首部、21…弁体、22…弁座、23…バネ、24…下側受け部材、25…上側受け部材、25a…円錐凹部、26,26A…調整ネジ部材、26a…雄ネジ部、26b…円錐部、26c…細首部、26g…貫通穴、26h…円筒部、27…カバー、28,28A…弁棒、30,30A…調整スリーブ、30a…凹部、30b…すり鉢状の凹部、30c…円錐凸部、30g…貫通穴、30h…凹部、31…調整用空間、32…Oリング、33…Oリング、34…ガス供給空間、35…ボルト、36…Oリング、39…ガス供給装置、40…ガス供給口、41…調整ネジ部材固定用キャップ、45…隙間、46…隙間、50…Oリング。

Claims (3)

  1. 安全弁の弁座(22)に接触するように弁体(21)を付勢するバネ(23)の付勢力を設定圧力に調整する安全弁設定圧力調整機構であって、
    上記安全弁のケーシング(1)内に軸方向沿いに移動可能に配置され、かつ上記弁体を付勢する上記バネの一端に連結される調整スリーブ(30,30A)と、
    上記ケーシングに螺合されて上記ケーシングに対して位置調整可能でかつ上記調整スリーブを押圧させて上記バネの付勢力を調整可能な調整ネジ部材(26,26A)と、
    上記調整スリーブと上記調整ネジ部材と上記ケーシングの内面との間に形成されかつ安全弁設定圧力調整補助用ガスが供給可能なガス供給空間(34)とを備えて、
    上記ガス供給空間内に上記ガスが供給されることにより上記調整スリーブが上記バネの付勢力に抗して押圧されて上記ケーシング内で弁体側に移動したのち、上記調整ネジ部材を上記ケーシングに対して回転させて上記調整スリーブを押圧する位置又は押圧可能な位置に位置させ、上記ガス供給空間内に供給された上記ガスを排出することにより、上記調整ネジ部材が上記調整スリーブに押圧接触して、上記バネの上記付勢力を上記設定圧力に調整するようにしたことを特徴とする安全弁設定圧力調整機構。
  2. 上記調整ネジ部材(26)の押圧側の端部は円錐部(26b)であり、この円錐部が押圧する上記調整スリーブ(30)の端部には上記円錐部が当接可能な、すり鉢状の凹部(30b)を備えている請求項1に記載の安全弁設定圧力調整機構を有する安全弁。
  3. 上記調整ネジ部材(26A)の押圧側の端部は円筒部(26h)であり、この円筒部が押圧する上記調整スリーブ(30A)の端部には上記円筒部が嵌合当接可能な、円筒状の凹部(30h)を備えている請求項1に記載の安全弁設定圧力調整機構を有する安全弁。
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