JP2006028946A - 地盤改良用薬液注入装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】膨張部に圧縮方向の圧力を加えることにより膨張部を膨張させる方式の薬液注入装置において、膨張部を容易に膨張させることを可能とした。
【解決手段】ロッド2と、ロッド2の先端部近傍に装着された先端側座金3と、先端側座金3よりもロッド2の基端側に摺動可能に周設された基端側座金4と、先端側座金3と基端側座金4間に周設された膨張部6と、基端側座金4よりもロッド2の基端側任意の箇所において任意の長さ分だけロッド2の外径を大きくすることにより形成した拡大部7と、拡大部7を内周側に収容可能な配置でロッド2の外周側に配設された、先端面及び基端面に開口802b,802aを有する流路801を備えた注入部8を具備し、注入部8は、その内周に前記拡大部7が摺動可能で、かつ、拡大部7が内壁の一部を形成している密閉された圧力室10を前方に形成しつつ基端側座金4に係止した。
【選択図】図1
【解決手段】ロッド2と、ロッド2の先端部近傍に装着された先端側座金3と、先端側座金3よりもロッド2の基端側に摺動可能に周設された基端側座金4と、先端側座金3と基端側座金4間に周設された膨張部6と、基端側座金4よりもロッド2の基端側任意の箇所において任意の長さ分だけロッド2の外径を大きくすることにより形成した拡大部7と、拡大部7を内周側に収容可能な配置でロッド2の外周側に配設された、先端面及び基端面に開口802b,802aを有する流路801を備えた注入部8を具備し、注入部8は、その内周に前記拡大部7が摺動可能で、かつ、拡大部7が内壁の一部を形成している密閉された圧力室10を前方に形成しつつ基端側座金4に係止した。
【選択図】図1
Description
本発明は、地中に形成されたボーリング孔内に挿入され、膨張部を膨張させることによりボーリング孔内に閉塞空間を形成しつつ、この閉塞空間を介して地中にセメントミルク等の薬液を浸透させるために用いられる地盤改良用薬液注入装置に係り、より詳しくは、容易に膨張部を膨張可能としたことを特徴とする地盤改良用薬液注入装置に関する。
従来から、ダム建設や巨大構造物の建築等の際には、地盤を強固にするため、地中にボーリング孔を形成し、このボーリング孔及びその周囲にセメントミルク等の薬液を圧入することが行われており、そのための装置として薬液注入装置が用いられている。
この薬液注入装置について説明すると、地盤改良用の薬液注入装置は一般的に、内部に薬液を通過可能とした中空のロッドを有しているとともに、このロッドの任意の箇所にはラバー製の膨張部が周設され、この膨張部はロッドの外周方向に向けて膨張可能とされている。
そして、この薬液注入装置をボーリング孔内に挿入した状態で膨張部を膨張させ、これにより膨張部より下方部分に閉塞空間を形成し、その状態で、ロッド内を介してボーリング孔に薬液を注入して地盤改良を可能としている。
ところで、薬液注入装置における膨張部を膨張させる方法には様々な方法があり、例えばエアーにより膨張部を膨張させる方法があるが、この方法ではロッド内にエアー用流路を形成する必要があるためにロッドが長くなるとエアー用流路も長くする必要がありコストが高くなってしまうという問題点がある。
そのため、コストを抑えるために、膨張部に圧縮方向の圧力を加えることにより膨張させる方法を採用したものが存在する。即ち、図4はこの薬液注入装置の構造を示す長手方向に沿った概略断面図であり、図において31が薬液注入装置(以下「従来の薬液注入装置」という。)である。そして、この従来の薬液注入装置31では、中空のロッド32を有しており、このロッド32の内部を介して薬液等をボーリング孔内に注入可能としている。
また、前記ロッドの先端部(図における右側)近傍には一対の座金33a、33bが周設されており、この一対の座金33a、33bは、先端側(図における右側)33bがロッド32に固着され、基端側(図における左側)33aはロッド32に対して摺動可能とされている。そして、前記一対の座金33間には、ラバー製の膨張部34が周設されている。
更に、前記ロッド32における基端側座金33aの基端側(図における左側)は、周囲にねじ切り加工が施されており、このねじ切り加工された部分の一部を収容する配置で、前記ロッド32には、ガイドパイプ35が摺動可能に摺設されている。
そして、この構成において、ガイドパイプ35における反座金側の端部に当設するような配置においてロッド32のねじ切り加工された部分にハンドル36を螺合し、さらにこの状態でハンドル36を締め付け方向に回していくと、ハンドル36に押されながらガイドパイプ35がロッド32の先端側に移動していくとともに、このガイドパイプ35に押されながら基端側座金33aもまたロッド32の先端側に移動していき、これにより膨張部34を、ロッド32の長手方向に向けて圧縮していく。
そうすると、膨張部34は、その先端側にはロッド32に固着された先端側座金33bが位置しているために先端側には移動できず、ロッド32の外周方向に膨張していく。
従って、この薬液注入装置31をボーリング孔内に挿入した状態でハンドル36を締め付け方向に回すことにより、膨張部34は、膨張しつつボーリング孔内壁に当設し、これにより、ボーリング孔における膨張部よりも下方部分に閉塞空間を形成することが可能となり、この状態でロッド32の内部を介して前記閉塞空間内に薬液を注入していくことにより地盤改良を行うことが可能となる。
このように、膨張部に圧縮方向の圧力を加えることにより膨張部を膨張させる従来の薬液注入装置では、ハンドルを回すことのみによって膨張部を膨張させることができるために、エアー等により膨張部を膨張させる薬液注入装置と異なりエアー用流路を設ける必要がなく、コストを抑えることが可能となる。
しかしながら、このような従来の薬液注入装置では、ハンドルを回す必要があるために、労力が必要であるという問題点が指摘可能である。
また、人力によりハンドルを回す必要があるために、ボーリング孔が深い場合にはハンドルを回す作業が煩雑にならざるを得ない。
更に、膨張部の膨張度合いを目視により確認せざるを得ないために、ボーリング孔を確実にシールしたか否かを確認する手立てが無く、作業者の感に頼らざるを得ないという問題点も指摘されている。
そこで、本発明は、膨張部に圧縮方向の圧力を加えることにより膨張部を膨張させる方式の薬液注入装置において、膨張部を容易に膨張させることが可能であるとともに、ボーリング孔が深い場合であっても対応でき、更に、膨張部の膨張度合いをボーリング孔の内径に対応した正確なものにすることを可能とした地盤改良用薬液注入装置を提供することを課題としている。
本発明の地盤改良用薬液注入装置は、略円筒形状としたロッドと、該ロッドの先端部近傍において前記ロッドの外周に装着された先端側座金と、該先端側座金よりも前記ロッドの基端側において前記ロッドの外周に摺動可能に周設された基端側座金と、前記先端側座金と基端側座金間において前記ロッドに周設された、前記ロッドの長手方向に向けた圧縮圧力を加えることによって前記ロッドの外周方向へ膨張可能とした膨張部と、前記基端側座金よりも前記ロッドの基端側任意の箇所において任意の長さ分だけロッドの外径を大きくすることにより形成した拡大部と、該拡大部を内周側に収容可能な配置で前記ロッドの外周側に配設された、略円筒形状であるとともに、両端を外部に開口とした注入液用流路が壁内に形成された注入部と、を具備し、
前記注入部は、その内周に前記拡大部が摺動可能で、かつ、前記拡大部が内壁の一部を形成している密閉された圧力室を前方に形成するとともに、該圧力室内に前記開口の一方が位置する配置で前記基端側座金に係止したことを特徴としている。
前記注入部は、その内周に前記拡大部が摺動可能で、かつ、前記拡大部が内壁の一部を形成している密閉された圧力室を前方に形成するとともに、該圧力室内に前記開口の一方が位置する配置で前記基端側座金に係止したことを特徴としている。
本発明の地盤改良用薬液注入装置では、拡大部を注入部の内周に摺動可能にするとともに、この拡大部は注入部の前方に形成した密閉された圧力室の内壁の一部を形成しているため、注入部の注入液用流路にポンプ等を連結し、注入液用流路を介して圧力室内に油等を注入していくと、拡大部は油圧によってロッドの基端側に押され、それにより、ロッド全体がその挿入側に移動するとともに、ロッドの先端部近傍に固着されている先端側座金もまたロッドとともに挿入側に移動する。
そうすると、基端側座金はロッドに対して摺動可能としており位置が変わらないために、膨張部にはロッドの長手方向に向けた圧力が加わり、これにより膨張部がロッドの外周方向に向けて膨張していく。
このように、本発明の地盤改良用薬液注入装置では、注入部を介して圧力室内に油等を注入していくのみで膨張部を膨張させることができるため、ハンドルを回して膨張部を膨張させる従来の薬液注入装置と異なり、人力を用いることなく膨張部を膨張させてボーリング孔内のシールを行うことが可能である。
また、人力によりハンドルを回す必要がないために、ボーリング孔が深い場合でも膨張部を容易に膨張させることが可能である。
更に、油圧等の液圧を用いて膨張部を膨張させるために、ボーリング孔の内径に応じて正確に膨張部の膨張度合いを調整することが可能である。
本発明の地盤改良用薬液注入装置は、略円筒形状としたロッドを有しており、このロッドの先端部近傍には先端側座金が周設されており、この先端側座金は螺合等によってロッドの外周に装着されている。
また、先端側座金よりも前記ロッドの基端側には、前記ロッドの外周に摺動可能にして、基端側座金が周設されている。
そして、前記先端側座金と基端側座金間には膨張部が周設されており、この膨張部は、ロッドの長手方向に向けた圧縮圧力を加えることによってロッドの外周方向へ膨張可能としている。
次に、基端側座金よりもロッドの基端側任意の箇所においては、任意の長さ分だけロッドの外径を大きくし、これにより、当該部分を拡大部としている。
また、この拡大部を内周側に収容可能な配置で、前記ロッドの外周側には、略円筒形状であるとともに、両端を外部に開口とした注入液用流路が壁内に形成された注入部が配設されている。
そして、前記注入部は、その内周壁に前記拡大部が摺動可能とし、かつ、前記拡大部が内壁の一部を形成している圧力室を前方に形成するとともにこの圧力室内に前記開口の一方が位置する配置で、前記基端側座金に係止されている。
ここで、前記膨張部を複数個備えるとともに、各膨張部間に中間側座金を配設するとよく、これにより、地盤が弱い場合でも、薬液が膨張部の上方に流れ込むことを防止することができる。
本発明の地盤改良用薬液注入装置(以下においては単に「薬液注入装置」という。)の実施例について図面を参照にして説明すると、図1は、本実施例の薬液注入装置の長手方向に沿った構造を示す断面図であり、図において1が本実施例の薬液注入装置である。
そして、本実施例の薬液注入装置1は、略円筒形状とした中空のロッドを備えており、即ち、図において2がロッドであり、このロッド2は、前述したように中空の略円筒形状としており、その内部に薬液等を流通可能としている。なお、図においては、右側が先端部、左側が基端部としている。
次に、前記ロッド2の先端部には、略リング形状とした先端側座金3が周設されており、その周設に際して本実施例では、ロッド2の先端部外周に先端側座金3を螺合し、これにより、先端側座金3がロッド2の長手方向へ移動することを阻止している。
そして、前記先端側座金3に対向する配置で、即ち、ロッド2における前記先端側座金3の装着位置よりも基端側において、前記ロッド2には略リング形状の基端側座金4が周設されており、この基端側座金4は、ロッド2の長手方向への移動を可能なようにしてロッド2に周設されている。
次に、前記先端側座金3と基端側座金4間において、前記ロッド2には、3個の、略円筒形状とした膨張部6が周設されているとともに、この膨張部6間において前記ロッド2には、略リング状の中間側座金5が周設されており、膨張部6及び中間側座金5はいずれも、ロッド2の長手方向に沿って移動自在とされている。
ここで、前記膨張部6について説明すると、本実施例において前記膨張部6は、ラバー製としており、ロッド2の長手方向に向けた圧縮圧力を受けることにより、ロッド2の外周方向へ膨張可能としている。
次に、前記ロッド2は、前記基端側座金4が周設される箇所よりも基端側の任意の箇所において、任意の長さ分だけその外径を大きくし、これにより拡大部7を形成しており、この拡大部7を内周側に収容可能な配置で、前記ロッド2には注入部8が周設されている。
ここで、この注入部8について説明すると、図において8が注入部であり、本実施例においてこの注入部8は、略円筒形状としているとともに、その内壁任意の箇所には流路801が形成されている。また、この流路801の両端は外部に開口とされ、即ち、流路801は、注入部8の先端面に位置する先端側開口802bと、注入部8の基端面に位置する基端側開口802aを有している。そして、この注入部8は、その内周に前記拡大部7が収容可能な配置で、その先端部が前記基端側座金4に螺合され、これによりロッド2に周設されている。
この注入部8の周設構造について詳細に説明すると、図3は、本実施例の薬液注入装置1における前記注入部8の先端部近傍の構造を示した断面図であり、本実施例においては、前記基端側座金4に、内周側にねじ切りを施した連結部401を、ロッド2の基端側に向けて突設しており、一方、注入部8の先端側外周には、前記連結部401に螺合可能なねじ切りを施しており、注入部8の先端部を前記連結部401に螺合することで、注入部8を、基端側座金4に係止しつつロッド2に周設している。
また、注入部8の周設に際しては、注入部8の先端面と基端側座金4におけるロッド2の基端側外表面との間に任意の距離を置き、これにより、注入部8の前方に密閉された圧力室10が形成されるようにしている。即ち、本実施例においては、基端側座金4における連結部401の内周側に、注入部8の先端部を前記連結部401に螺合した際に注入部8の先端面が当設する段差部402を形成しており、これにより、注入部8の先端部を前記連結部401に螺合した際に注入部8の先端面と基端側座金4におけるロッド2の基端側外表面との間に任意の距離が形成されるようにしており、更に、注入部8の内周壁に対して前記拡大部7が摺動可能な配置にするとともに、拡大部7と注入部8の内周壁との間にはシール用のOリング9を介在させ、これにより、注入部8の前方側に、注入部8の先端面、基端側座金4におけるロッド2の基端側外表面、及び拡大部7におけるロッド2の先端側外表面により密閉された圧力室10を形成している。
次に、このように構成される本実施例の薬液注入装置1の作用について説明すると、膨張部6が膨張していない通常の状態(図1の状態)において、注入部8における基端側開口802aに油圧ポンプ等を連結固定し、流路801内に油等の駆動用媒体(以下単に「油」という。)を注入していくと、流路801及び先端側開口802bを介して圧力室10内に油が供給されていき、更に油の注入を継続すると、圧力室10内に油が充満するとともに、圧力室10の内壁に油圧が加えられる。
そして、このとき、本実施例の薬液注入装置1では、注入部8の内周壁に対して拡大部7を摺動可能としているために、圧力室10内の油圧によって、拡大部7は、注入部8の内周壁と摺動しながら反圧力室10方向へ移動する。
このことは、注入部8に対してロッド2の全体がその基端側方向に移動することを意味し、これにより先端側座金3もロッド2とともに基端側方向に移動することを意味するが、このとき、注入部8は油圧ポンプ等によって固定され、基端側座金4は注入部8に螺合されておりロッド2の長手方向への移動は阻止されているために、これにより、膨張部6には先端側座金3と基端側座金4とによりロッド2の長手方向に向いた圧縮圧力が加わる。
そうすると、本実施例における膨張部6は、ロッド2の長手方向に向けた圧縮圧力を受けることにより、ロッド2の外周方向へ膨張可能としているために、先端側座金3と基端側座金4とによって圧縮圧力を受けることにより、ロッド2の外周方向へ膨張していく。この状態を示した断面図が図2である。
即ち、図2において、膨張部6は、先端側座金3と基端側座金4とによって圧縮圧力を受けることによってロッド2の外周方向へ膨張している。従って、本実施例の薬液注入装置1では、これをボーリング孔内に挿入した状態で注入部8内に油等を注入することで膨張部6を膨張させ、ボーリング孔における膨張部6の下方部分を閉塞空間にすることができ、この閉塞空間を介して地中に地盤強固剤等の薬液を圧入することが可能である。
そして、このとき、本実施例の薬液注入装置では、人力により膨張部に圧縮圧力を加えていた従来の装置と異なり、油等の駆動媒体を注入することのみで膨張部を膨張させることが可能であるために、膨張部の膨張に際して労力を必要としないという利点があるとともに、その結果、ボーリング孔が深い場合であっても作業が煩雑になることがない。
また、人力により膨張部を膨張させる場合と異なり、注入する油の量等を調節することにより、作業者の感に頼ること無く、正確確実に膨張部を膨張させることができる。
更に、エアーにより膨張部を膨張させる従来の薬液注入装置と異なり、ロッド内部にエアー管等を形成する必要もなくコストを抑えることができる。
更にまた、前述の実施例では、膨張部を複数個備えているために、地中に圧入した薬液が地中を介して膨張部の上方側に逆流してしまうことも有効に防止可能である。但し、膨張部は必ずしも3個にする必要はなく、例えば岩盤が固い場合には1個としてもよい。
なお、本発明における注入部8は、その内周に前記拡大部が摺動可能で、かつ、前記拡大部が内壁の一部を形成している圧力室を前方に形成するとともに、圧力室内に先端側開口802bが位置する配置で前記基端側座金に係止してあればよく、必ずしも前述の構造にする必要はない。
本発明の薬液注入装置では、注入部内に油等を注入することによりロッドを基端側に移動して膨張部に圧縮圧力を加えて膨張させることを可能としているために、掘削孔等の内部に閉塞空間を形成する場合の全般に適用可能である。
1 薬液注入装置
2 ロッド
3 先端側座金
4 基端側座金
401 連結部
402 段差部
5 中間側座金
6 膨張部
7 拡大部
8 注入部
801 流路
802a 流路の基端側開口
802b 流路の先端側開口
9 Oリング
10 圧力室
2 ロッド
3 先端側座金
4 基端側座金
401 連結部
402 段差部
5 中間側座金
6 膨張部
7 拡大部
8 注入部
801 流路
802a 流路の基端側開口
802b 流路の先端側開口
9 Oリング
10 圧力室
Claims (2)
- 略円筒形状としたロッド(2)と、
該ロッド(2)の先端部近傍において前記ロッド(2)の外周に装着された先端側座金(3)と、
該先端側座金(3)よりも前記ロッド(2)の基端側において前記ロッド(2)の外周に摺動可能に周設された基端側座金(4)と、
前記先端側座金(3)と基端側座金(4)間において前記ロッド(2)に周設された、前記ロッド(2)の長手方向に向けた圧縮圧力を加えることによって前記ロッド(2)の外周方向へ膨張可能とした膨張部(6)と、
前記基端側座金(4)よりも前記ロッド(2)の基端側任意の箇所において任意の長さ分だけロッド(2)の外径を大きくすることにより形成した拡大部(7)と、
該拡大部(7)を内周側に収容可能な配置で前記ロッド(2)の外周側に配設された、略円筒形状であるとともに、両端を外部に開口(802a、802b)とした注入液用流路(801)が壁内に形成された注入部(8)と、を具備し、
前記注入部(8)は、その内周に前記拡大部(7)が摺動可能で、かつ、前記拡大部(7)が内壁の一部を形成している密閉された圧力室(10)を前方に形成するとともに、該圧力室(10)内に前記開口の一方(802b)が位置する配置で前記基端側座金(4)に係止したことを特徴とする地盤改良用薬液注入装置。 - 前記膨張部(6)を複数個備えるとともに、各膨張部(6)間に中間側座金(5)を配設したことを特徴とする請求項1に記載の地盤改良用薬液注入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004211159A JP2006028946A (ja) | 2004-07-20 | 2004-07-20 | 地盤改良用薬液注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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2004
- 2004-07-20 JP JP2004211159A patent/JP2006028946A/ja active Pending
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