JP2006028874A - 施錠装置及び携帯用ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】
不正に解錠されるのを防止することができる施錠装置及び携帯用ケースを提供することを目的とする
【解決手段】
本発明にかかる施錠装置は、係止部材130と被係止部材135との嵌装、非嵌装を切り換える施錠装置13であって、一方の端部に螺子頭212を有し他方の端部にて係止部材130と連結される枢軸131と、枢軸131を回動可能に保持する保持部材140とを有し、螺子頭212を回動させることで係止部材130と被係止部材135との嵌装、非嵌装を切り換えるものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、施錠装置及び携帯用ケースに関する。
従来から、見本市や展示商談会等の常設ではない場で販売活動が行われてきた。このような場合、特に注意しなければならないのは金銭の管理である。金銭や貴重品などを安全に管理するためには金庫を用いるのがよい。しかしながら、安全性の高い金庫ほど大型で重いものとなり、携帯するのには沿わなかった。そのため、見本市や展示商談会の他、個人が参加するフリーマーケットやバザー等では、施錠機能の無い通常の箱や笊籠で金銭を管理することが少なくなかった。
また、上記のような店舗外での販売活動に限らず、店舗を構えての営業の場合でも小規模事業者が大型の金庫を備えるのはスペースの面や資金の面等で大きな負担となる。このため、携帯に便利でセキュリティ性の高い金庫が望まれている。
近年、ピッキング犯罪の手口は巧妙化しており、どんなに高機能の鍵でも鍵穴や施錠方法がわかってしまえば絶対に安全だという保証はない。この問題点に対して、施錠方法を判別されないようにして不法解錠を防ぐ技術が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された施錠装置は、その施錠機構を覆い隠すことによって施錠方法を判別させ難くするものである。この特許文献1に開示された施錠装置において、不正な解錠者が下方から見れば鍵穴が見えるため、施錠方法を判別されてしまうおそれがある。さらに、施錠対象を覆い隠すために、施錠対象に外部物を取付けるため、かえって施錠装置が大型化し、小型化、薄型化の必要な施錠装置に対しては有効な方法ではなかった。
特開2000―337002号公報
このように、従来の施錠装置では、鍵穴が外部に露出しているため、解錠方法が露呈しやすく、不正に解錠される危険性が高いという問題点があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、不正に解錠されるのを防止することができる施錠装置及び携帯用ケースを提供することを目的とする
本発明にかかる施錠装置は、係止部材と被係止部材との嵌装、非嵌装を切り換える施錠装置であって、一方の端部に螺子頭を有し他方の端部にて前記係止部材と連結される枢軸と、前記枢軸を回動可能に保持する保持部材とを有し、前記螺子頭を回動させることで前記係止部材と前記被係止部材との嵌装、非嵌装を切り換えるものである。このような構成において、螺子頭が施錠解除の機能を有しているようには見えないので、解錠に必要な箇所を容易に特定することができない。従って、不当に解錠されるのを防止することができる。
ここで、前記枢軸の螺子頭と略同形状の螺子頭を有する緊締部材が前記螺子頭の設けられる面と同一面に1つ若しくは複数個設けられていることが好ましい。これにより、施錠解除の機能を有する螺子頭を更に特定し辛くできる。
また、前記枢軸は前記螺子頭に嵌装する所定器具によって回転させるようにしてもよい。これにより、更に螺子頭が施錠解除の機能を有しているようには見えないようにすることができる。
更にまた、前記所定器具はドライバーであって、前記螺子頭は、当該ドライバーの先端に嵌合する螺子の頭部と略同一の形状を有することができる。これによって、一般の螺子が種々の箇所を取付けるために用いられているので、不当な解錠を容易に防止することが可能となる。
好適には、前記枢軸は前記保持部材に対して回転が規制されること無くなく360°以上に亘って回動自在に保持されている事が好ましい。これにより、螺子頭に必要以上の力が加わって螺子頭の形状を破損することを防ぐことができる。
詳細には、本発明にかかる収容装置は、上記のような施錠装置を設けられ、筐体と、前記筐体に投合され前記筐体と施錠される蓋部とを有し、前記係止部材は前記筐体に設けられ、前記被係止部材は前記蓋部に設けられたものである。これにより、より好適に当該施錠装置を用いる事ができる。
より詳細には、前記係止部材は、前記筐体と前記蓋部に投合によって前記被係止部材を挿脱可能に挿嵌する挿嵌部と、当該挿嵌部と連結され、前記筐体と前記蓋部とが施錠された状態で前記挿嵌部に嵌装された前記被係止部材を嵌装する嵌装部とを有する。これにより、当該施錠装置をより小型に形成する事ができる。
ここで、前記係止部材は、前記枢軸の回動に応じて回動自在となるように、前記筐体及び前記蓋部から離間した状態で前記枢軸に螺着されることガ好ましい。これによって、枢軸の回動幅が制限されないので、前述の通り枢軸が360°以上に亘って回動自在であることを実現する事ができる。
好適には、前記係止部材は、略中心において前記枢軸の胴体部に回動自在に軸着された略円盤状の部材であって、前記略中心に関して略同一の径に沿って形成された平面視略O字状の溝部分と、当該溝部分を横断するように、外周から切込まれた欠切部分とを有し、当該欠切部分は、前記筐体に前記蓋部が投合した状態で、前記被係止部材を挿嵌し、前記溝部分は、前記枢軸の回動によって、当該欠切部分に挿嵌された被係止部材を、前記欠切部分から離間した位置に嵌装する。
他方、本発明にかかる携帯用ケースは、本体部と、当該本体部材に閉蓋する蓋部とを有し、当該閉蓋された状態で前記本体部と前記蓋部とが施錠される携帯用ケースであって、当該蓋部に突設された突片と、前記本体部と前記蓋部とが施錠された状態で前記突片が嵌装され、前記蓋部が前記本体部から開蓋される場合に前記突片を係止する係止部材と、当該係止部材を回動させる枢軸とを備え、前記係止部材は、前記蓋部の閉蓋によって前記突片を挿脱可能に挿嵌する挿嵌部と、当該挿嵌部と連結され、前記本体部と前記蓋部とが施錠された状態で、前記挿嵌部に嵌装された前記突片を嵌装する嵌装部とを有し、前記枢軸は、前記本体部に回動可能に貫装されるとともに、前記係止部材に着脱可能に軸着された胴体部と、前記本体部を挟んで前記係止部材に対向した状態で前記胴体部に連結され、前記本体部と前記蓋部とが施錠された状態で露出する螺子頭とを有する携帯用ケース。このような構成において、本体部と蓋部とが施錠された状態では、所定器具に嵌合する部材しか見えないので、解錠に必要な箇所を容易に特定することができない。従って、不当に解錠されるのを防止することができる。
ここで、前記枢軸の胴体部は、前記係止部材に着脱可能に軸着され、当該携帯用ケースは、前記枢軸の頭部に付着され、前記挿嵌部の位置を示すための指示体を有することを特徴とする請求項10記載の携帯用ケース。これによって、枢軸を係止部材から外し、指示体の位置を適宜変更することによって、突片が挿嵌される場所を変更することができる。従って、係止部材の解錠される位置を特定するのがより困難となるので、不当に解錠されるのを確実に防止することができる。
また、前記枢軸は前記本体部に対して回転が規制されることなく360°以上に亘って回動自在に保持されていることが好ましい。これにより、これにより、螺子頭に必要以上の力が加わって螺子頭の形状を破損することを防ぐことができる。
さらにまた、前記係止部材は、前記枢軸の回動に応じて回動自在となるように、前記本体部及び前記蓋部から離間した状態で前記枢軸に螺着されることが好ましい。これによって、枢軸の回動幅が制限されないので、前述の通り枢軸が360°以上に亘って回動自在であることを実現する事ができる。
また、前記所定器具をドライバーとすることができ、前記螺子頭を、当該ドライバーの先端に嵌合する螺子頭と略同一の形状とすることができる。これによって、一般の螺子が種々の箇所を取付けるために用いられているので、不当な解錠を容易に防止することが可能となる。
好適には、前記係止部材は、略中心において前記枢軸の胴体部に回動自在に軸着された略円盤状の部材であって、前記略中心に関して略同一の径に沿って形成された平面視略O字状の溝部分と、当該溝部分を横断するように、外周から切込まれた欠切部分とを有し、当該欠切部分は、前記本体部に前記蓋部が投合した状態で、前記突片を挿嵌し、前記溝部分は、前記枢軸の回動によって、当該欠切部分に挿嵌された突片を、前記欠切部分から離間した位置に嵌装する。この場合に、前記指示体は、前記欠切部分の切込み方向を指示する。
好適には、前記収容領域は、複数の種類の紙幣を収容する紙幣領域と、複数の種類の硬貨を収容する硬貨領域とを有し、当該携帯用ケースは、前記複数の種類の紙幣と前記複数の種類の硬貨とを、前記紙幣領域と前記硬貨領域に分離した状態で収容する簡易金庫である。上記のように、当該携帯用ケースが不当に解錠されるのを防止することができるので、この携帯用ケースを簡易金庫として容易に用いることができる。
本発明によれば、開錠手段をカモフラージュし、不正に解錠されるのを防止することができる施錠装置及び携帯用ケースを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、以下においては、一例として、本発明に係る施錠装置を携帯用ケースに適用した場合について説明する。本発明には、これに限らず、机や扉、スライド式のシャッター等のような種々のものに適用することが可能である。
発明の実施の形態1.
まず、図1を用いて、本発明に係る携帯用ケースの全体構成について説明する。図1は、この携帯用ケースの一構成例が示されている。図1に示すように、携帯用ケース1(以下、ケース1と略す)は、本体部11、蓋部12、施錠装置13、留金14、把持部15を備えている。
本体部11は、ケース1の本体である。本体部11の内壁110によって囲まれた収容領域111に金銭、各種書類や携帯機器等が収容される。蓋部12は、本体部11内部を閉鎖する部材である。この蓋部12は、蝶番121、122によって、本体部11に開閉可能に取付けられている。これら本体部11、蓋部12は、アルミニウム等にプレス加工を施すことによって形成される。
施錠装置13は、後述するように、本体部11と蓋部12とを施錠する装置である。本体側留具14は、本体部11と蓋部12とが閉じた状態に維持するための金具である。この本体側留具14は、取付板140を介して本体部11の外壁112に固着されている。蓋側留具15は、本体側留具14とともに、閉じたられた蓋部12を本体部11に固定するための金具である。この蓋側留具15は、蓋部12の外壁123に固着されている。把持部16は、ケース1を携帯時に持ち運びするためのハンドルである。
なお、図1に示すように、2組の施錠装置と本体・蓋側留具が略対称に設けられているが、図1においては、その代表として一方の組の施錠装置と本体・蓋側留具とに符号が付され、他方の組については省略されている。
続いて、本発明に係る施錠装置13の全体構成について説明する。図2の分解斜視図に、この施錠装置12の一構成例が示されている。図2に示すように、本発明に係る施錠装置13は、錠板130、枢軸131、軸孔132,133、ボルト134、突片135、ドライバー136を有する。
また、図2に示すように、本体側留具14の取付板140は、取付螺子141〜143によって本体部11の外壁112に螺子止めされている。蓋側留具15は、同様に、取付螺子151,152によって蓋部12の外壁123に螺子止めされている。錠板130は、当該施錠装置13を施錠・開錠するための回動部材である。
枢軸131は、錠板130を回動させるための軸部材である。この枢軸131は、後述するように、本体側留具14を本体部11の外壁112に固定するように見せかけ、実際には施錠装置13の施錠・解錠部として機能する。これら錠板130、枢軸131については、後に詳細に説明する。
軸孔132,133は、枢軸131を差し込むための孔であり、枢軸131の太さよりも広い径を有する。これら軸孔132,133は、枢軸131を固定するための孔ではないため、螺子切りされていない。また、軸孔132は本体部11の貫通孔、軸孔133は取付板140の貫通孔である。ボルト134は、枢軸131を錠板130に固定するための部材であり、その詳細については、後述する。
突片135は、錠板130に係止し、本体部11と外部12とを施錠する部材である。この突片135は、蓋側留具15を取付ける取付螺子151の一部とすることができる。具体的には、取付螺子151,152の内、取付螺子151は、蓋部12の外側から内側に向けて螺通している。すなわち、取付螺子151は、蓋部12の内壁124に突設され、この突出部分が突片135である。換言すれば、取付螺子151は、蓋側留具15を取付ける部材として機能するとともに、突片135として機能している。ドライバー136は、枢軸131を回動するための器具であり、当該施錠装置13の鍵として機能するものである。
さらに続いて、図2を用いて、本発明に係る施錠装置13の錠板130、枢軸131、ボルト134について順に詳細に説明する。図2に示すように、錠板130は、略円盤状の形状を有し、ステンレス等の材料を用いて構成されている。この錠板130は、溝部分201、欠切部分202、取付孔203を有する。溝部分201は、錠板130の平面に形成された溝である。この溝部分201は、平面視略円形状の平面において、その中心について略同一径で形成されている。すなわち、溝部分201は、平面視略O字状の形状を有する。
欠切部分202は、施錠板13の外周から中心に向かって切り欠いた部分である。この欠切部分202は、溝部分201を横断するように形成されている。換言すれば、錠板130は、平面視略円弧所の形状を有し、溝部分201は、平面視略U字状の形状を有する部分である。取付孔203は、略円盤状の錠板130の略中心に形成された貫通孔である。後述するように、本実施形態における取付孔203の内側面は螺子切りされている。
図2に示すように、枢軸131は、螺子切りされた螺子である。具体的には、この枢軸131は、胴体部211、頭部212、マーカー213を有する。枢軸131の胴体部211は、長寸の形状を有し、その側面に沿って螺子切りされている。頭部212は、取付螺子141〜143の螺子頭と略同一の形状を有し、一例として螺子頭である。換言すれば、胴体部211と取付螺子141〜143の螺子切り部分とは、長さのみが異なる。
頭部212の頂上付近に、平面視略十字状の十字溝214が形成されている。すなわち、枢軸131は、いわゆるプラス螺子とすることができる。この頭部212の十字溝214は、ドライバー136の先端に嵌合する。マーカー213は、赤色や青色頭の塗料であり、後述するように、施錠装置13の解錠方向を指示する指示体として機能する。このマーカー213は、頭部212の十字溝214に着けられ、詳細には、十字溝214の内壁や底壁に付着されている。
ボルト134は、略六角柱状の形状を有し、その略中央には、螺通孔231が形成されている。この螺通孔231の内側面は、枢軸131の胴体部211の螺子山に嵌合するように螺子切りされている。
次に、本発明に係る施錠装置13の施錠状態について詳細に説明する。まず、図3を用いて、施錠状態にある施錠装置13の内部構成について説明する。図3は、施錠状態にある施錠装置13の内部構成の一例を示す断面図である。この図3は、図1におけるIII−III断面図である。図3に示すように、施錠装置13が施錠されるとき、蓋部12が本体部11に投合される。本体部11の収容領域111は、この状態で蓋部12によって閉鎖されている。すなわち、施錠装置13の各構成部材の内、枢軸131の頭部212のみが外部に露出している。
枢軸131は、自由に回転することができるように、本体部11の軸孔132と取付板140の軸孔133に回動自在に貫装されている。具体的には、枢軸131の胴体部211は本体部11を貫通し、その頭部212は本体部11の外壁112に当接している。これによって、枢軸131は本体部11に掛止している。
錠板130は、枢軸131に軸着されている。詳細には、錠板130は、取付孔203において、本体部11を貫通した胴体211に螺着されている。この錠板130は、枢軸131に螺着された状態で、本体部11の内壁110付近に配置されている。換言すれば、錠板130は、胴体部211に連結された枢軸131の頭部212に本体部11を挟んで対向した状態で配設されている。また、錠板130は、この配置状態で、本体部11の底部に接触せず、枢軸131の回動に応じて回動自在である。
ボルト134は、螺通孔231において、取付孔203を螺通した枢軸131の胴体部211に螺合する。ボルト134は、施錠板130が本体部11の内壁111に近づき過ぎないように適度に螺着されている。
突片135は、施錠状態において、錠板130の溝部分201に嵌装されている。より詳細には、錠板130が本体部11の内壁110に接触しないように内壁110近傍に配設されているので、突片135の先端部分が溝部分201に嵌め込まれている。突片135は、本体部11に投合した蓋部12が本体部11から離れて開く場合には、この錠板130の溝部分201に係止される。この突片135と錠板130との係止が施錠としての機能を果たす。
このような施錠状態において、本体側留具14、蓋側留具15、枢軸131の頭部212が見えるだけである。このとき、枢軸131の頭部212は、本体側留具14の取付螺子141〜143の螺子頭と略同一の形状である。そのため、本体側留具14の周辺は、外観上、一般の携帯用ケースと異なる点がなく、ケース1の外観は、一般のケースと同様の外観を有する。従って、施錠状態で露出する枢軸131の頭部212は、取付螺子141〜143の螺子頭のように、施錠状態で外部に露出する部分と略同一の形状を有すればよく、この部分を模した形状であればよい。
また、本体部11の内壁110に錠板130やボルト134が設けられているため、内壁110に凹凸が生じる。この凹凸を解消するために、内壁110に新たな内部壁を取付けてもよい。この内部壁は、アルミ等の材料を用いて形成することができ、内部壁を本体部11と別々に形成してもよいし、一体形成してもよい。
続いて、本発明に係る施錠装置13の施錠・解錠について説明する。図4に、本発明に係る施錠装置13の施錠動作の一例が示されている。図4(a)は解錠状態、図4(b)は施錠状態を示す模式図であり、正面から観察した図である。
図4(a)に示すように、本体部11と蓋部12とは投合しているが、施錠装置13は解錠状態にある。使用者は、ドライバー136を枢軸131の頭部212に嵌合させ、枢軸131を回動させる。詳細には、ドライバー136の先端が、この頭部212の十字溝214に嵌め込まれる。ドライバー136は、この状態で、錠板12の欠切部分202が上方に配置されるように回動される。
蓋部12の内壁124から突出した突片135は、枢軸131の上方に配置され、上方を向いた欠切部分202に嵌め込まれる。この嵌装された突片135は、本体部11と蓋部12との投合にともなって、欠切部分202と溝部分201との交差部分で停止する。
図4(b)に示すように、錠板130は、突片135が欠切部分202に嵌め込まれた状態で、枢軸131を軸として回動する。これによって、錠板130の溝部分201に嵌め込まれ、施錠装置13は施錠状態となる。蓋部12は、突片135が溝部分201に嵌っている限り、溝部分201が突片135を引っ掛けて係止するので、開くことはできない。
施錠装置13が解錠される場合には、施錠動作と逆の動作が行われる。具体的には、錠板130が回動し、突片135は、錠板130の溝部分201から欠切部分202に放出される。これによって、突片135が上下に可動となり、外部12が開閉可能となる。
また、蓋部12が閉じた状態では、外部から錠板130を見ることはできないので、欠切部分202がどの位置にあるか判断することができない。そこで、マーカー213が、枢軸131の頭部212に設けられている。マーカー213は、施錠状態で、欠切部分202の位置に関連付けられた所定の方向を指示している。すなわち、マーカー213は、錠板130の欠切部分202の位置を示している。これによって、マーカー213の位置と欠切部分202の位置との関係を記憶しておくことによって、欠切部分202を上方に配置させることができる。
以上のように、本発明に係る施錠装置13において、枢軸131は、一見本体側留具14を本体部11に固定するための取付螺子であるかのように配設されている。すなわち、枢軸131の頭部212は、取付螺子141〜143の螺子頭を模した形状を有する。それ故、施錠状態においては、この枢軸131の頭部21しか外部から見えないので、ケース1の外側から見て、枢軸131と取付螺子141〜143とを区別するのは困難である。従って、施錠装置13の解錠方法を判別することができないので、不当に解錠されるのを防止することができる。
さらに、錠板130は、枢軸131の胴体部211に着脱可能に固着され、ボルト134によって固定されている。そのため、錠板130を枢軸131から外し、マーカー213と欠切部分202との位置関係を自由に設定することができる。それ故、これらの位置関係を定期的に変更することによって、セキュリティをさらに高め、不当解錠をより確実に防止することができる。
また、施錠装置13は、基本的に錠板130と枢軸131とから構成され、錠板130の厚みを自由に設定し、これに応じて突片135の突出長さを設定することができる。それゆえ、施錠装置13の大きさを、本体部11の厚みや高さに比べて非常に小さくすることができる。これによって、施錠装置13装置の小型化、薄型化を図ることができる。
本発明に係るケース1においては、施錠装置13が正面に2組配設されている。この場合、両方の施錠装置13が開放状態にならなければ蓋部12は開かないので、施錠装置13が1個の場合に比べて、よりセキュリティを高めることができる。また、施錠装置13の薄型化が可能なので、正面だけではなく、側面にも設けることができる。
さらに、枢軸131の頭部212が螺子頭と略同一の形状を有する場合には、頭部212の十字溝214に着けるマーカー213の位置は、上、下、右、左の4通りある。それ故、左右2組の施錠装置13の場合には、このマーカー213の付着位置の組合せは、16通りある。これらのマーカー213の付着位置に加え、それぞれの枢軸131について斜めの位置も付け加えた場合には、その組合せは64通りとなる。また、マーカー213の付着位置は、これらに限定されない。従って、施錠装置13の個数、マーカー213の付着位置の組合せを増やすにつれて、不正解錠に耐えうる十分なセキュリティを実現することができる。
なお、枢軸131の頭部212以外に、ダミーとして通常の鍵穴を設けてもよい。鍵穴が設けてあれば開錠方法を知らない不正解除者は鍵穴に注意を向け、枢軸131の頭部212が開錠手段になっていることに更に気づき難くなる。従って、更に確実に不当開錠を防止する事ができる。
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態1に示した構成に加え、錠板130とボルト134との間にワッシャーを挟み込むことも可能である。
図5の分解斜視図に、本発明に係る施錠装置13の他の構成例が示されている。図5に示すように、本実施形態における施錠装置31は、上記の各構成部材に加え、ワッシャー310を備えている。ワッシャー310は、平面視略O字状の金具である。このワッシャー310は、錠板130とボルト133との間で挟圧され、捩れ応力によっていたバネとして機能する。このワッシャー310は、内側に平面視略円形状の貫通孔311を有する。この貫通孔311の形状は、枢軸131の胴体部211が挿通可能な形状である。
このように、錠板130とボルト134との間にワッシャー310を貫装することによって、このワッシャー310が、板バネとして機能し、錠板130をより強固に固定することができる。錠板130がボルト134によって固定された場合に比べ、ボルト134が緩む等の問題を防止することができ、耐久性の高い施錠装置31を実現することが可能である。
発明の実施の形態3.
発明の実施の形態3においては、本発明に係る携帯用ケースの他の形態について説明する。好適には、本実施形態における携帯用ケースは、携帯用の金庫として用いられる。図6の斜視図に、本実施形態おける携帯用ケースの一構成例が示されている。なお、携帯用ケース1と同じ部材については同じ符号を付し、ここではその説明を省略する。
図6に、本実施形態における携帯用ケースの開放状態の一例が示されている。図6に示すように、本実施形態における携帯用ケース40(以下、ケース40と略す)は、中蓋411,412、蝶番421,422、取手43を有する。中蓋411は、本体部11に固定されている。詳細には、中蓋411は、本体部11と蓋部12との取付部分に取付けられ、本体部11の底面に略平行に本体部11の背面上端から延出している。中蓋412は、蝶番421,422によって、中蓋411の延出部分に枢着されている。
取手43は、中蓋412を開閉するための把持部材であり、中蓋412の正面側付近に固着されている。このように、中蓋411,412は、中蓋412が閉じられた状態で、本体部11の収容領域111を閉鎖している。また、蓋部12が閉じられた状態で、中蓋411,412上に書類が収納される。取手43は、この収容される書類の前後方向の位置決めを行っている。
図6に示すように、ケース40は、上記各部材に加えさらに、支持板44、スプリング45、ストッパ46を有する。支持板44は、長寸の形状を有し、その長手端部440において蓋部12の内壁124(蓋部12側面の内側)に取付けられている。スプリング45は、支持板44の中途部に取付けられている。具体的には、スプリング45は、支持板44と蓋部12の内壁124(蓋部12側面の内側)との間に挟持されている。ストッパ46は、蓋部12の内壁124(蓋部12側面の内側)に固着された突起である。
このように配設された支持板44は、長手端部440を支点として回動可能に取付けられている。さらに、支持板44は、蓋部12が開かれると、スプリング45の弾性によって起き上がる。起き上がった支持板44は、ストッパ46に係止し、蓋部12から一定の角度を保って静止する。これによって、蓋部12は、所定の角度で開いた状態を維持している。また、支持板44が当接する中蓋411の当接箇所に、ゴム等の弾性部材を貼付することもできる。これによって、支持板44が中蓋411に当たった際の衝撃を吸収することができる。
図7に、本実施形態におけるケース40の中蓋412が開放された状態が示されている。図7に示すように、本体部11内の収容領域111は、複数の区切板401によって、複数の小領域402に区切られている。こで、収容領域111は、複数の区切板によって複数の小領域に区切られているが、それらの代表として、1つの区切板、小領域に符号401,402を付している。また、区切板401の高さは、中蓋411に至る高さとすることができる。
以上のように、本実施形態にかかるケース40を携帯用金庫に適用した場合、一見ただのアタッシュケースである。そのため、ケース40は、金庫として認識され難く、通常の金庫よりも盗難の対象となりにくい。それ故、上記のように解錠方法が判別することができないだけでなく、その外観から、不当に解錠される危険性を確実に回避することができる。従って、鍵穴や施錠方法がわからなければ解錠もできないので、巧妙化するピッキング犯罪に対しても対応する可能となる。
さらに、ケース40を形態用金庫として用いる場合には、収容領域111の小領域402の大きさを紙幣が収容可能な大きさとすることができる。これによって、紙幣や硬貨を分類した状態で収容することができる。この場合、収容領域111が区切られているので、中蓋412を閉じた場合に、本体部11の収容領域111に収納した硬貨が区切板401から溢れるのを防止することができる。
さらにまた、本実施形態におけるケース40において、本体部11、蓋部9bの寸法を、事務机等の最上段の引き出しに入る程度の大きさとすることができる。一例として、その寸法を幅30cm、高さ5cm、奥行き28cm程度とすることができる。このような大きさの場合には、紙幣や硬貨を収納した状態で机の引出しに入れて簡便に保管したり、紙幣や硬貨を容易に取り出したりすることができる。従って、本実施形態のケース40によって、引出し等に収納するのに最適な小型の携帯用金庫を実現することができる。
また、支持板44は、蓋部12が開かれた状態で、蓋部12に起き上がっている。それ故、蓋部12を開いて作業する場合に、蓋部12を手で押さえておくことなく、支持板44によって蓋部12を開放状態に維持することができる。またさらに、起き上がった支持板44は、蓋部12が勢いよく閉じるのを防ぎ、これによって本体部11との間に指が挟まる等、使用者が怪我するのを防止することができる。
発明の実施の形態4.
発明の実施の形態4においては、本発明に係る施錠装置の他の形態について説明する。図8の正面模式図に、本実施形態における施錠装置の一構成例が示されている。図8に示すように、本実施形態における施錠装置50は、施錠装置13の略円盤状の錠板103に替えて、錠板51、停止板52を有する。
錠板51は、長寸の形状を有し、その一端に鉤状部511有する。詳細には、錠板51の一端に、略鉤状に切り欠かれた欠切部分512が形成され、これによって鉤状部511が形成される。また、錠板511は、錠板130と同様に、螺子切りされた取付孔513において枢軸131に軸着している。
停止板52は、略板状部材であり、本体部11の内壁110に沿って配設されている。より詳細には、停止板52は、錠板51の左右に固着され、錠板51から所定の距離を隔てて配置されている。具体的には、停止板52は、錠板51が略扇形状に回動する範囲の境界付近に配設されている。
このような施錠装置50は、施錠状態となるとき、本体部11と蓋部12とが投合した状態で、錠板51の欠切部分512に突片135が嵌め込まれる。錠板51は、本体部11に投合した蓋部12が開く場合に、この嵌着状態で突片135を係止する。すなわち、突片135は、鉤状部511の係止部分514に引っ掛かる。これによって、施錠装置50は、施錠状態を維持することができる。
また、施錠装置50が解錠されるとき、錠板51は、枢軸131の回動によって、突片135を欠切部分512から外す。このとき、錠板51の回動は、左右の停止板52によって止められ、その回動幅が制限される。これによって、長寸の錠板51が横臥するのを防止することができる。
このように、本実施形態における施錠装置50もまた、枢軸131の頭部212の形状から、発明の実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
本実施形態における施錠装置50においては、長寸形状の錠板51が用いられている。この錠板51は、停止壁52に当接することによって、その回動を停止する。また、停止壁52がない場合であって、錠板51は、本体部11の底面に横倒しとなり、これによって停止する。
錠板51の停止後にも枢軸131が強制的に回動させられた場合には、ドライバ136と枢軸131の十字溝214間に大きな応力が加わり、十字溝214の破損を招く場合がある。また、錠板51が枢軸131に螺着されているので、その取付孔513の螺子山が削られて螺通孔としての機能を喪失することがある。これらによって、ドライバ136によって枢軸131を回転させることができなくなったり、錠板51が枢軸131の回動に応じて回動することができなくなったりすることにより、施錠装置50の機能が損なわれることがある。
上記の施錠装置13においては、略円盤状の錠板130が用いられている。そして、枢軸131及び錠板130は、本体側留具14により回動自在に保持されている。即ち、施錠装置13には、枢軸131の回動を積極的に規制する部材はない。従って、ドライバ136を枢軸131の十字溝214に嵌合させて回転させたとしても、その回転は妨げられず、ドライバ136の先端と十字溝214間に加わる応力を所定範囲に抑制できる。また、錠板130の回転も自在であるから、枢軸131によって強制的に回動させられることによる取付孔203の螺子山の削れも抑制できる。従って、施錠装置13は、施錠装置50に比べて、故障が少なく、耐久性が高い装置となる。
なお、本実施形態においては、枢軸131の一例として螺子が用いられ、枢軸131の胴体部211全体が螺子切りされている。これに限らず、錠板130、ボルト134が螺着される箇所のみを螺子切りするだけでもよい。また、ボルト134によって錠板130を固定していたが、これに限らず、錠板130に螺着するだけでもよい。
さらになお、錠板130と枢軸131とは螺着されているが、これに限らず、錠板130が枢軸131に軸着されていればよい。例えば、接着剤等の接着手段によって、錠板130と枢軸131とを固着することも可能である。また例えば、枢軸131に施錠130の両側面を押圧するような1組のガイドを設け、これらのガイドによって挟持してもよい。
またなお、本実施形態における施錠装置13の枢軸131の頭部212は、螺子頭等に限らず、一般に露出した状態で取付けられた部材の露出部分とすることが可能である。例えば、押しピン、釘、鉤状の留具等とすることができる。この頭部212は、ドライバーに限らず、ペンチ、釘抜き等のような所定の器具に嵌め込んで回動させることができる形状を有すればよい。また、頭部212は、手動で回動させることができるような形状であってもよい。
本発明に係る携帯用ケースの全体構成の一例を示す斜視図である。 本発明に係る施錠装置の全体構成の一例を示す分解斜視図である。 本発明に係る施錠装置の施錠状態を示す断面図である。 本発明に係る施錠装置の施錠動作を示す模式図である。 本発明に係る施錠装置の全体構成の他の一例を示す分解斜視図である。 本発明に係る携帯用ケースの全体構成の他の一例を示す斜視図である。 本発明に係る携帯用ケースの全体構成の他の一例を示す斜視図である。 本発明に係る施錠装置の全体構成の他の一例を示す正面模式図である。
符号の説明
1…携帯用ケース(ケース)、11…本体部、12…蓋部、13…施錠装置
130…錠板、201…溝部分、202…欠切部分、203…取付孔、
131…枢軸、211…胴体部、212…頭部、213…マーカー、214…十字溝、
132,133…軸孔、134…ボルト、135…突片、136…ドライバー
14…本体側留具、141〜143…取付螺子、
15…蓋側留具、151,152…取付螺子、16…把持部
31…施錠装置、310…ワッシャー
40…携帯用ケース、401…区切板、402…小領域、
411,412…中蓋、421,422…蝶番、43…取手、44…支持板、
45…スプリング、46…ストッパ
50…施錠装置、51…錠板、511…鉤状部、512…欠切部分、513…取付孔、
514…係止部分、52…停止板

Claims (16)

  1. 係止部材と被係止部材との嵌装、非嵌装を切り換える施錠装置であって、
    一方の端部に螺子頭を有し他方の端部にて前記係止部材と連結される枢軸と、
    前記枢軸を回動可能に保持する保持部材と、
    を有し、前記螺子頭を回動させることで前記係止部材と前記被係止部材との嵌装、非嵌装を切り換える施錠装置。
  2. 前記枢軸の螺子頭と略同形状の螺子頭を有する緊締部材が前記螺子頭の設けられる面と同一面に1つ若しくは複数個設けられていることを特徴とする請求項1に記載の施錠装置。
  3. 前記枢軸は前記螺子頭に嵌装する所定器具によって回転させることを特徴とする請求項1又は2いずれかに記載の施錠装置。
  4. 前記所定器具は、ドライバーであって、
    前記螺子頭は、当該ドライバーの先端に嵌合する螺子の頭部と略同一の形状を有することを特徴とする請求項3に記載の施錠装置。
  5. 前記枢軸は、前記保持部材に対して回転が規制されること無くなく360°以上に亘って回動自在に保持されている事を特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の施錠装置
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載の施錠装置を設けられ、
    筐体と、
    前記筐体に投合され前記筐体と施錠される蓋部とを有し、
    前記係止部材は前記筐体に設けられ、前記被係止部材は前記蓋部に設けられた収容装置。
  7. 前記係止部材は、前記筐体と前記蓋部に投合によって前記被係止部材を挿脱可能に挿嵌する挿嵌部と、
    当該挿嵌部と連結され、前記筐体と前記蓋部とが施錠された状態で、前記挿嵌部に嵌装された前記被係止部材を嵌装する嵌装部とを有することを特徴とする請求項6に記載の収容装置。
  8. 前記係止部材は、前記枢軸の回動に応じて回動自在となるように、前記筐体及び前記蓋部から離間した状態で前記枢軸に螺着されることを特徴とする請求項6又は8いずれかに記載の収容装置。
  9. 前記係止部材は、略中心において前記枢軸の胴体部に回動自在に軸着された略円盤状の部材であって、
    前記略中心に関して略同一の径に沿って形成された平面視略O字状の溝部分と、
    当該溝部分を横断するように、外周から切込まれた欠切部分とを有し、
    当該欠切部分は、前記筐体に前記蓋部が投合した状態で、前記被係止部材を挿嵌し、
    前記溝部分は、前記枢軸の回動によって、当該欠切部分に挿嵌された被係止部材を、前記欠切部分から離間した位置に嵌装することを特徴とする請求項6乃至8いずれかに記載の収容装置。
  10. 本体部と、当該本体部材に閉蓋する蓋部とを有し、当該閉蓋された状態で前記本体部と前記蓋部とが施錠される携帯用ケースであって、
    当該蓋部に突設された突片と、
    前記本体部と前記蓋部とが施錠された状態で前記突片が嵌装され、前記蓋部が前記本体部から開蓋される場合に前記突片を係止する係止部材と、
    当該係止部材を回動させる枢軸とを備え、
    前記係止部材は、前記蓋部の閉蓋によって前記突片を挿脱可能に挿嵌する挿嵌部と、
    当該挿嵌部と連結され、前記本体部と前記蓋部とが施錠された状態で、前記挿嵌部に嵌装された前記突片を嵌装する嵌装部とを有し、
    前記枢軸は、前記本体部に回動可能に貫装されるとともに、前記係止部材に着脱可能に軸着された胴体部と、前記本体部を挟んで前記係止部材に対向した状態で前記胴体部に連結され、前記本体部と前記蓋部とが施錠された状態で露出する螺子頭とを有する携帯用ケース。
  11. 前記枢軸の胴体部は、前記係止部材に着脱可能に軸着され、
    当該携帯用ケースは、前記枢軸の頭部に付着され、前記挿嵌部の位置を示すための指示体を有することを特徴とする請求項10記載の携帯用ケース。
  12. 前記枢軸は前記本体部に対して回転が規制されることなく360°以上に亘って回動自在に保持されていることを特徴とする請求項10又は11いずれかに記載の携帯用ケース。
  13. 前記係止部材は、前記枢軸の回動に応じて回動自在となるように、前記本体部及び前記蓋部から離間した状態で前記枢軸に螺着されることを特徴とする請求項10乃至12記載の携帯用ケース。
  14. 前記係止部材は、略中心において前記枢軸の胴体部に回動自在に軸着された略円盤状の部材であって、
    前記略中心に関して略同一の径に沿って形成された平面視略O字状の溝部分と、
    当該溝部分を横断するように、外周から切込まれた欠切部分とを有し、
    当該欠切部分は、前記本体部に前記蓋部が投合した状態で、前記突片を挿嵌し、
    前記溝部分は、前記枢軸の回動によって、当該欠切部分に挿嵌された突片を、前記欠切部分から離間した位置に嵌装することを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の携帯用ケース。
  15. 前記指示体は、前記欠切部分の切込み方向を指示することを特徴とする請求項10乃至14のいずれかに記載の携帯用ケース。
  16. 前記収容領域は、複数の種類の紙幣を収容する紙幣領域と、複数の種類の硬貨を収容する硬貨領域とを有し、
    当該携帯用ケースは、前記複数の種類の紙幣と前記複数の種類の硬貨とを、前記紙幣領域と前記硬貨領域に分離した状態で収容する簡易金庫であることを特徴とする請求項10乃至15のいずれかに記載の携帯用ケース。
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WO2007091490A1 (ja) 2006-02-06 2007-08-16 Shiseido Co., Ltd. 油中水型乳化日焼け止め化粧料
CN107890185A (zh) * 2017-11-20 2018-04-10 东莞市怡丰锁业有限公司 一种简单易用的锁扣

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