JP2006026260A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 開閉役物の開閉動作によって遊技者を楽しませることができる遊技機を提供すること。
【解決手段】 一部又は全部が透明部材により形成されて背後が透視可能な透明遊技盤と、前記透明遊技盤上に遊技球が入球し難い閉鎖状態と遊技球が入球しやすい開放状態とに可動する複数の開閉役物と、前記複数の開閉役物のうち所定の開閉役物に入球した遊技球を複数の分岐排出路に振り分けて排出する遊技球排出路と、前記分岐排出路毎にそれぞれ設けられ、当該分岐排出路を通過する遊技球によって他の開閉役物を機械的に連動させて開放する開閉役物駆動部とを備え、前記遊技球が通過する前記分岐排出路に応じて、連動して開放される他の開閉役物の数を異ならせるように遊技機を構成した。
【選択図】 図5

Description

この発明は遊技機に関し、特に遊技盤上に遊技球を発射させ、遊技球の挙動によって利益を得ることができるようにした弾球遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一つとして弾球遊技機があり、この弾球遊技機を代表するものとしてパチンコ遊技機が知られている。パチンコ遊技機は、遊技球を遊技盤上に発射して所定の入賞口に入球させ、入賞に応じて払い出される入賞球をより多く獲得することを目的として遊技するものであるが、前記遊技盤上には、遊技球の流下方向を変化させる障害釘や風車などの遊技部材が設けられている。また、遊技部材としては、初期状態を閉鎖状態として前記遊技球が入球すると開動作すると共に、その開放状態において前記遊技球が入球すると閉動作する可動片を前記入賞口に対して設けた開閉役物(所謂「チューリップ式役物」)もよく知られている。
かかる開閉役物は、前記可動片を開閉動作させるための機構として、入球した遊技球の運動エネルギーにより機械的に可動片を開閉動作させる機構や、或いは入球した遊技球を電気的に検知し、その検知に基づき可動片を駆動するソレノイドを励磁して可動片を開閉動作させる機構を遊技者からは見えない遊技盤の背面側に備えており、通常は左右の可動片が起立した閉鎖状態となって両可動片間に遊技球略一個幅の通路を形成する一方、左右の可動片が横臥した開放状態になると、両片上に落下した遊技球を入賞通路に導き、多くの遊技球を容易に入賞させることができた。そのため、遊技者は開閉役物が閉鎖状態にあるのか開放状態にあるのかに関心を持っており、開閉役物に対する遊技者の注目度は高かった。
特に、現在のパチンコ遊技機においては、遊技者が前記遊技盤上に発射した遊技球が始動口と呼ばれる前記入賞口の一つへ入賞すると、その入賞に基づき当選かはずれかを内部抽選し、抽選結果に応じて前記遊技盤の略中央に配置された液晶表示装置の表示領域内で、やはり遊技機の1つであるスロットマシンのように、図柄などからなる識別情報を変動表示及び停止表示し、抽選結果が当選となって上記識別情報が予め定められた特定の賞態様で停止表示された場合、遊技者に有利な状態である所謂「大当たり遊技状態」に移行する所謂「可変表示ゲーム」を行うものが一般的になっており、この「可変表示ゲーム」の契機となる始動口が開閉役物となっていることが多いため、遊技者は開閉役物に対して一層注目するようになっていた(例えば特許文献1を参照)。
特開2001−300044号公報
しかし、上記従来の開閉役物を備えた遊技機においては、開閉役物を開閉させる機構が遊技盤の背面側に配設されていたために、遊技者には開閉役物がどのような仕組みで開閉されているのかが分からなかった。特に、開閉役物を機械的に開閉動作させる機構の場合、その動きを遊技者が視認できるとこれまでにない斬新な演出となり得るが、そのような遊技機は提案されていなかった。そのため、遊技者は表面的な開閉役物の開閉動作のみを見ることとなり、遊技者の注目度の高い開閉役物でありながらその開閉動作は単調で、趣向性に乏しかった。
本発明は、上記課題を解決して、遊技者に開閉役物の動きに対して注目させることができると共に、開閉役物の開閉動作を常に同じパターンで行わせるのでなく遊技の流れにおいて異なるパターンで行わせて、遊技者に遊技に対する興味をより抱かせることができる遊技機を提供することを目的とする。
(1)本発明の遊技機では、発射された遊技球を上部側から下部側へ流下案内可能とし一部又は全部が透明部材により形成されて背後が透視可能な透明遊技盤と、前記透明遊技盤上に遊技球が入球し難い閉鎖状態と遊技球が入球しやすい開放状態とに可動する複数の開閉役物と、前記透明遊技盤の背面側に設けられ、前記複数の開閉役物のうち所定の開閉役物に入球した遊技球を複数の分岐排出路に振り分けて排出する遊技球排出路と、前記分岐排出路毎にそれぞれ設けられ、当該分岐排出路を通過する遊技球によって他の開閉役物を機械的に連動させて開放する開閉役物駆動部とを備え、前記遊技球が通過する前記分岐排出路に応じて、連動して開放される他の開閉役物の数を異ならせることとした。
(2)本発明の遊技機では、前記(1)に記載の遊技機において、前記分岐排出路毎に設けた開閉役物駆動部に応じて、異なる数の開閉役物に連動連結された連動機構を備えることにした。
(3)本発明の遊技機は、前記(1)又は(2)に記載の遊技機において、前記透明遊技盤を通して視認されるように当該透明遊技盤の背面側に配設され透明遊技盤の一部又は全部に演出表示可能領域を形成する表示手段と、前記複数の分岐排出路のうち遊技球が通過した分岐排出路をその背後の前記表示手段の演出表示可能領域上で演出表示する排出路演出表示制御手段とを備えることにした。
本発明によれば、透明遊技盤上に設けられた開閉役物に入球した遊技球が、透明遊技盤の背面側に設けられた分岐排出路を通過して開閉役物駆動部を作動させ、他の開閉役物を機械的に連動させる態様を演出として遊技者に透明遊技盤を通して視認させることができるので、開閉役物の開閉動作を趣向に富んだものとすることができ、遊技者を楽しませることができる。特に、遊技球が通過する分岐排出路に応じて、連動して開放される他の開閉役物の数を異ならせているので、遊技の流れにおいて異なるパターンで開閉役物を開閉動作させることが可能になると共に、異なるパターンでの開閉動作を行わせる要因となる遊技球がどの分岐排出路を通過するかに遊技者の注意を向けさせて、遊技者をより遊技に引きつけることが可能となる。
本実施形態に係る遊技機は、発射された遊技球を上部側から下部側へ流下案内可能とし一部又は全部が透明部材により形成されて背後が透視可能な透明遊技盤と、前記透明遊技盤上に遊技球が入球し難い閉鎖状態と遊技球が入球しやすい開放状態とに可動する複数の開閉役物と、前記透明遊技盤の背面側に設けられ、前記複数の開閉役物のうち所定の開閉役物に入球した遊技球を複数の分岐排出路に振り分けて排出する遊技球排出路と、前記分岐排出路毎にそれぞれ設けられ、当該分岐排出路を通過する遊技球によって他の開閉役物を機械的に連動させて開放する開閉役物駆動部とを備え、前記遊技球が通過する前記分岐排出路に応じて、連動して開放される他の開閉役物の数を異ならせたことを要旨としたものであり、これによって、透明遊技盤上に設けられた開閉役物に入球した遊技球が、透明遊技盤の背面側に設けられた分岐排出路を通過して開閉役物駆動部を作動させ、他の開閉役物を機械的に連動させる態様を演出として遊技者に透明遊技盤を通して視認させることができるので、開閉役物の開閉動作を趣向に富んだものとすることができ、遊技者を楽しませることができる。
特に、遊技球が通過する分岐排出路に応じて連動して開放される他の開閉役物の数を異ならせているので、遊技の流れにおいて異なるパターンで開閉役物を開閉動作させることが可能になると共に、異なるパターンでの開閉動作を行わせる要因となる遊技球がどの分岐排出路を通過するかに遊技者の注意を向けさせて、遊技者をより遊技に引きつけることが可能となる。
また、本実施形態の遊技機は、前記分岐排出路毎に設けた開閉役物駆動部に応じて、異なる数の開閉役物に連動連結された連動機構を備える構成とすることもでき、その場合は、分岐排出路を通過する遊技球によって開閉役物駆動部が作動するのみならず、同開閉役物駆動部の作動に連動して連動機構が作動し、さらに同連動機構の作動に連動して開閉役物が作動するというより複雑で機械的な動きを一連の演出として遊技者に遊技盤を通して視認させることができ、開閉役物の開閉動作によって一層遊技者を楽しませることができる。
さらに、本実施形態の遊技機は、前記透明遊技盤を通して視認されるように当該透明遊技盤の背面側に配設され透明遊技盤の一部又は全部に演出表示可能領域を形成する表示手段と、前記複数の分岐排出路のうち遊技球が通過した分岐排出路をその背後の前記表示手段の演出表示可能領域上で演出表示する排出路演出表示制御手段とを備える構成とすることもでき、このように、遊技球が通過した分岐排出路を演出表示することにより、どの分岐排出路を遊技球が通過したのかを分かりやすくして、遊技球の通過に伴って開放される開閉役物や、同開閉役物が開放させるために作動する開閉役物駆動部や連動機構の動きに遊技者が注目しやすいようにすることができると共に、開閉役物が開放されるまでの動きを見せるという機械的な演出を映像による演出によって強調して、その演出効果を高めることができる。
また、遊技球排出路が複数の分岐排出路に分岐する分岐部には、遊技球が通過可能な分岐排出路を切り替える排出路切替部を設けて、所定の分岐排出路のみを遊技球が通過するようにすることもでき、しかも、この排出路切替部を連動機構を介して他の開閉役物と連動連結し、同開閉役物の開閉動作に連動して前記排出路切替部が切り替わるようにすることもできる。その場合、遊技者は、排出路切替部と連動連結する開閉役物に遊技球を入球させることで、遊技球が通過可能な分岐排出路を意図的に選択することができ、遊技者の技術介入性が生じる。従って、遊技者はより多くの開閉役物が開放される分岐排出路に切り替えようと遊技に集中することとなり、遊技者の遊技に対する意欲を高めることができる。
ここで、上述した遊技機の各構成要件についてさらに詳説すると、透明遊技盤は、その一部又は全部が無色透明のアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂又はポリアリレート樹脂、メタクリル樹脂等の合成樹脂製の透明部材で構成され、その前側に配置されたガラス板などの透明保護板との間に遊技球が流下する遊技領域を形成する。透明遊技盤の表面側には流下する遊技球を散乱させるための障害釘や風車状に回転する部材やその入賞口を開閉する可動片を備えた開閉役物などが複数植設されている。
なお、透明遊技盤には、前記開閉役物や各種入賞口に入球した遊技球が透明遊技盤の表面側から背面側に移動するための遊技球通過部を必要に応じて複数又は単数設けることができると共に、同遊技球通過部を通って透明遊技盤の背面側に移動した遊技球が通る排出路を透明遊技盤の背面と表示手段との間に設けることができる。
開閉役物は、左右に回動する左右一対の可動片を備え、両可動片が所定間隔を隔てて起立した閉鎖状態となると遊技球が入賞しにくくなり、両可動片が外側に開いて横臥した開放状態になると遊技球が入賞しやすくなる入賞口であり、透明遊技盤に植設されて遊技領域に配置される。例えば、開閉役物は、その入賞口に遊技球が入球することによってその入賞口の近傍に設けられた可動片が回動し、閉鎖状態から開放状態へ、逆に開放状態から閉鎖状態へ移行する。
なお、この開閉役物の可動片を他の開閉役物の可動片とを連結して、2つの開閉役物の開閉動作を連動させるリンク機構などを設けることもできる。このとき、2つの開閉役物は、一方が開放状態となると他方が閉鎖状態となり(開放状態−閉鎖状態)、一方が閉鎖状態となると他方が開放状態となるというように(閉鎖状態−開放状態)、両者が異なる状態となるように連動させても、一方が開放状態となると他方も開放状態となり(開放状態−開放状態)、一方が閉鎖状態となると他方も閉鎖状態となるというように(閉鎖状態−閉鎖状態)、両者が同じ状態となるように連動させてもよい。
遊技球排出路は、開閉役物の入賞口に導入された遊技球を下方に排出させるための排出路であって、例えば、透明なプラスチックチューブ材などにより直管状や曲がりくねった曲管状などに形成され、透明遊技盤を通して遊技者が排出路内の遊技球の動きを視認できるようになっている。
遊技球排出路はその上流側で複数の分岐排出路に分岐しており、遊技球排出路内に入った遊技球は、ランダムにいずれか1つの分岐排出路に流入することとなる。或いは、遊技球排出路が複数の分岐排出路に分かれるその分岐部に、先端を左右に回動させるなどして遊技球が導かれる分岐排出路を適宜切り替えることが可能な排出路切替部を設けるようにしてもよい。さらに各分岐排出路は、複数の湾曲部を設けたジグザグ構造とすることもでき、これによって分岐排出路を移動する遊技球の通過時間を所定の範囲に調整し、分岐排出路を通過する遊技球の動きが見えやすいようにしてもよい。
また、前述したように、分岐排出路を遊技球が通過したのに伴って表示手段の演出表示可能領域内に所定の演出画像などを表示する場合には、遊技球排出路内に入った遊技球が複数の分岐排出路のうちどの分岐排出路を通過したかを監視するために、例えばリミットスイッチを用いた機械接触式センサや、発光ダイオードなどを光源としてこれを受光素子で検知する光検知式センサや、遊技球の磁気を検知する磁気検知式センサなどのセンサを各分岐排出路に設ければよい。
なお、上述したような演出表示のためのセンサは、遊技球が分岐排出路を通過するのに伴って作動する開閉役物駆動部や連動機構や開閉役物自体に設けて、それらの作動をセンサが検知したときに、演出表示を行うようにしても良い。
開閉役物駆動部は、各分岐排出路に単数又は複数設けられており、開閉役物に入球した遊技球が分岐排出路を通過する際に当接し、この開閉役物駆動部を駆動させる。このように開閉役物駆動部が駆動されると、同開閉役物駆動部と連動機構を介して連結された他の開閉役物は開放状態又は閉鎖状態へ移行する。このとき、開閉役物駆動部と連動して開放又は閉鎖される開閉役物の数は、分岐排出路毎にそれぞれ異なる。
連動機構は、上述したように開閉役物に連設された分岐排出路に設けられ、同分岐排出路を通過する遊技球により駆動される開閉役物駆動部と、前記分岐排出路に連設された開閉役物とは異なる少なくとも1つの開閉役物とを連動連結する機構であり、前記開閉役物駆動部が分岐排出路を移動する遊技球の運動エネルギーにより駆動されると、それに連動してこの連動機構も駆動され、同連動機構を介して連結された他の開閉役物の可動片も駆動される。なお、このように開閉役物駆動部と開閉役物とを連動連結する連動機構には、公知のリンク機構を適用することができる。
表示手段は、液晶パネルやCRT、プラズマディスプレイ、ELなどの表示装置からなり、透明遊技盤の背後に遊技球の排出路を設けるための所定間隔を空けて配置され、その演出表示可能領域内の所定位置にアニメなどの画像を演出表示させることできると共に、その略中央位置などにパチンコ遊技機における可変表示ゲームなどを表示させることもできる。この表示手段の演出表示可能領域に表示された画像は、透明遊技盤及びその前面に配置された透明保護板を通して、遊技者に視認されるようになっている。なお、演出表示可能領域に表示する画像は、遊技機の全体の動作を制御する制御部にロードされた遊技プログラムによって、所定のパターンが選択されて表示される。
排出路演出表示制御手段は、前記分岐排出路の背後に位置する表示手段上で、この分岐排出路や、分岐排出路を移動する遊技球の動きや、その周囲の開閉役物駆動部や連動機構の動きを演出表示するために設けられ、具体的には、遊技機の制御部に設けられた中央演算処理装置(以下、CPUという)と前記遊技球の動きを検知するセンサとが共同してその機能を担っており、センサからの検知情報に基づき前記CPUが表示手段を制御して分岐排出路の背後やその周囲の演出表示可能領域上で所定の演出表示を行わせる。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいてより具体的に説明する。なお、以下においては、遊技機をパチンコ遊技機として説明する。
(パチンコ遊技機の構成)
以下、本発明の実施形態に係る遊技機の一例であるパチンコ遊技機を図面に基づいてより具体的に説明する。図1は本実施形態のパチンコ遊技機10の正面図であり、図2は同パチンコ遊技機10における透明遊技盤14周りの分解斜視図である。
図1及び図2に示すようにパチンコ遊技機10は、遊技場に設けられる図示しない遊技機設置基台(遊技島)に当該パチンコ遊技機10を固定するための外枠11と、同外枠11内に配設された本体枠12と、同本体枠12に着脱自在に取付けられた後述する透明遊技盤14及びその他図示しない各種部品と、本体枠12に一側が枢着されて開閉自在とした前枠16と、さらに透明遊技盤14を通して視認されるように当該透明遊技盤14の背面側に位置して本体枠12の裏側に着脱自在に取付けられた表示手段としての液晶表示装置32とを備えている。
前記本体枠12の上部にはスピーカ46R,46Lが取付けられると共に、下部右側には発射ハンドル26が取付けられている。すなわち、本パチンコ遊技機10で遊技を行う遊技者は、前記発射ハンドル26等の操作ができるように当該パチンコ遊技機10の前方側に位置することとなり、前記透明遊技盤14と対向状態となる。また、発射ハンドル26の裏側には、ソレノイドなどからなる弾球装置を備える発射装置130(ここでは図示せず、図6を参照)が設けられ、さらに、この発射ハンドル26の周縁部には、タッチセンサ(図示せず)が設けられており、このタッチセンサが触接されたときに、発射ハンドル26が遊技者により握持されたと検知される。そして、発射ハンドル26が遊技者によって握持され、かつ時計回り方向へ回動操作されたときには、その回動角度に応じて発射装置130に電力が供給されて遊技球が透明遊技盤14に順次発射される。
なお、発射ハンドル26に設けられるタッチセンサは、遊技者が発射ハンドル26を握持したと判別できるものであればよく、光学的に検知するものや、熱により検知するもの等、センサの種類を問わない。
また、透明遊技盤14の前側に所定間隔を空けて配置される前枠16には、その開口部にガラス板などからなる透明保護板14aが取り付けられており、同透明保護板14aと透明遊技盤14との間に前記透明遊技盤14上に発射された遊技球が流下する遊技領域が形成される。
また、図1における21は本体枠12の前面下部に取付けられた受皿ユニットであり、上皿20及び下皿22が形成され、前記前枠16の下側に位置するように配設されている。前記上皿20に貯留された遊技球が発射装置130に供給されるようになっており、上皿20の容量を越えた遊技球が下皿22に供給されるようになっている。46'は前記スピーカ46R,46Lのカバーであり、前記前枠16の上部に形成されている。132は演出表示や報知などに用いられる各種ランプである。
前記透明遊技盤14は、アクリル樹脂を用いた透明部材により形成されて全体が透過性を有しており、その前面には円弧状のガイドレール30a,30bを設け、このガイドレール30a,30bに囲まれた内側を遊技球可動域15aとし、その外側部分に遊技球非可動域15bを設定している。前記発射ハンドル26の操作により発射された遊技球は、ガイドレール30aにより案内されて遊技球可動域15a内を流下する。また、透明遊技盤14上には、複数の障害釘を打ち込んでおり、遊技球が遊技球可動域15aを上部から下部へ流下する際の流下方向を複雑に変化させるようにしている。なお、障害釘を打ち込むような構成とせず、透明遊技盤14に樹脂製又は金属製の棒状体を透明遊技盤14の前方向に突設する構成としてもよい。なお、障害釘などの付加的構成については各図面で適宜省略している。
また、透明遊技盤14には、本発明の要旨ともなる遊技球が入球し難い閉鎖状態と遊技球が入球しやすい開放状態とに可動する開閉役物Ya,Yb,Yc,Yd,Yeを設けている。ここでは、開閉役物Yaを中心としてその左側に開閉役物Yd、右側に開閉役物Yeを配置すると共に、前記開閉役物Ydの下方に開閉役物Yb、前記開閉役物Yeの下方に開閉役物Ycを配置している。各開閉役物Ya,Yb,Yc,Yd,Yeはそれぞれ入賞口Pを備えており、本実施形態では、開閉役物Yaの入賞口Pを前記可変表示ゲームが開始される契機となる始動口とすると共に、開閉役物Yb,Yc,Yd,Yeの入賞口Pを図示しない遊技球が入球すると入賞となる一般入賞口としている。なお、この開閉役物Ya,Yb,Yc,Yd,Yeについては、後で図3〜図5を用いて詳説する。
また、透明遊技盤14には、前記始動口としての入賞口Pを備える開閉役物Yaを開放させる契機となる球通過検出ゲート55、55、可変表示ゲームで当選した際に実行されるラウンド遊技において所定時間開放可能とした大入賞口8、さらには前記開閉役物Ya,Yb,Yc,Yd,Yeの入賞口Pや大入賞口8に入球しなかった遊技球が排出されるアウト口7が配設されている。
前記大入賞口8には、開閉自在なシャッタ40が設けられており、前記ラウンド遊技においては、このシャッタ40が遊技球を受け入れやすい開放状態となる。また、この大入賞口8内には、Vカウントセンサ102(ここでは図示せず、図6参照)を有する、Vゾーンと呼ぶ特定領域(図示せず)と、カウントセンサ104(ここでは図示せず、図6参照)を有する一般領域(図示せず)とが設けられており、それらの領域を遊技球が所定個数(例えば10個)通過するか、又は、所定時間(例えば30秒)が経過するまで前記シャッタ40が開放状態に駆動される。つまり、開放状態において大入賞口8への所定数の遊技球の入賞又は所定時間の経過のいずれかの条件が成立すると、大入賞口8を、遊技球を受け入れ難い閉鎖状態にする。続いて、開放状態から閉鎖状態となったシャッタ40は、開放状態において大入賞口8に受け入れられた遊技球がVカウントセンサ102を通過したことを条件に、再度開放状態に駆動される。つまり、大入賞口8が開放状態のときに受け入れられた遊技球が、大入賞口8内に設けられたVゾーンを通過したことを条件に閉鎖状態となった後に再度開放状態にし、ラウンド遊技が継続可能となる。
さらに、透明遊技盤14の背面側には、前記開閉役物Ya,Yb,Yc,Yd,Yeの入賞口P及び大入賞口8に入賞した遊技球の遊技球排出路が設けられており、当該遊技球排出路を通って遊技球が回収されるようにしている。なお、前記遊技球排出路を通過する遊技球は、透明遊技盤14を通して遊技者から視認することが可能であり、図1及び図3〜5では本発明の要旨に関わる開閉役物Yaの遊技球排出路Rのみを表示している。
液晶表示装置32は、前記透明遊技盤14の全部又は一部に背面側から重なるように配設すればよいが、ここでは、透明遊技盤14の略全体に重なるように配設している。すなわち、透明遊技盤14上に形成される遊技球可動域15aと遊技球非可動域15bとに重なるように液晶表示装置32を配設している。このように、液晶表示装置32を透明遊技盤14の略全体に重なるように配設して、透明遊技盤14から液晶表示装置32を透視可能とすることにより、透明遊技盤14上の遊技球可動域15aと遊技球非可動域15bとを含むように演出表示可能領域Aが略矩形状の表示領域を有して形成されることになる。
そして、本実施形態では、前記開閉役物Yaの入賞口Pへ遊技球が入賞した場合には、後述するように、液晶表示装置32の演出表示可能領域A上で所定の演出表示を行う。
以下に、前記開閉役物Ya,Yb,Yc,Yd,Yeについて図3〜5を用いて詳説する。
図3は本実施形態のパチンコ遊技機10の開閉役物Ya,Yb,Yc,Yd,Yeの連動構造を示す模式図である。前述したように、透明遊技盤14には、その前面側に遊技球が入球し難い閉鎖状態と遊技球が入球しやすい開放状態とに可動する開閉役物Ya,Yb,Yc,Yd,Yeを設けると共に、その背面側に開閉役物Yaの入賞口Pに入賞した遊技球を流下案内するための遊技球排出路Rを設けている。
前記開閉役物Yaは、固定回転軸Lを支点として左右に回動可能な左右一対の可動片K,Kと、右側の可動片Kが時計回り方向に回動したときには左側の可動片Kが反時計回り方向に回動して開閉役物Yaが開放状態となり、右側の可動片Kが反時計回り方向に回動したときには左側の可動片Kが時計回り方向に回動して開閉役物Yaが閉鎖状態となるように両可動片K,Kを連動させる開閉機構Sと、両可動片K,K間に形成される入賞口Pに入賞した遊技球が当接する位置に配置され、両可動片K,Kが起立した閉鎖状態のときに遊技球が当接すると、前記開閉機構を作動させて両可動片K,Kが横臥した開放状態へ開閉役物Yaを移行させ、逆に、両可動片K,Kが横臥した開放状態のときに遊技球が当接すると、前記開閉機構を作動させて両可動片K,Kが起立した閉鎖状態へ開閉役物Yaを移行させる開閉切替体Tとから構成されている。なお、その他の開閉役物Yb,Yc,Yd,Yeも前記開閉役物Yaと同様の構成を有している。
上記構成により、どの開閉役物Ya,Yb,Yc,Yd,Yeも、両可動片K,Kが起立した閉鎖状態のときには、その入賞口Pに遊技球が入賞すると可動片K,Kが開動作して開放状態となり、逆に両可動片K,Kが横臥した開放状態のときには、その入賞口Pに遊技球が入賞すると可動片K,Kが閉動作して閉鎖状態となる。
また、本実施形態では、上記複数の開閉役物Ya,Yb,Yc,Yd,Yeのうち、開閉役物Yaの入賞口Pに遊技球が入賞して開閉役物Yaが開放又は閉鎖したときに、その開閉役物Yaの動きに連動して開閉役物Yb,Yc又は開閉役物Ydのいずれか一方が開放されるようにしている。しかも、そのような開閉役物Yaと開閉役物Yb,Yc又は開閉役物Ydとの連動関係は、後述するように、連動する開閉役物Yb,Yc又は開閉役物Ydが閉鎖状態のときに発生し、開放状態のときには発生しないようにしている。
前記開閉役物Yaの入賞口Pに連設された遊技球排出路Rは、入賞口Pの直下方となる上流側で逆Y字状に分岐して左分岐排出路Raと右分岐排出路Rbとに分かれており、下流側で再び合流して1本の排出路となっている。以下、左分岐排出路Raと右分岐排出路Rbとの分岐点を分岐部Vと呼ぶ。しかも、前記左分岐排出路Raには、遊技球の通過に伴って開閉役物Yb,Ydを開動作させるための開閉役物駆動部Maが、前記右分岐排出路Rbには、遊技球の通過に伴って開閉役物Ycを開動作させるための開閉役物駆動部Mbが配設されている。
なお、図3では左右分岐排出路Ra,Rbが直管状に形成されているが、前記左右分岐排出路Ra,Rbは必ずしも直管状に形成する必要はなく、例えば、複数の湾曲部を備えたジグザグ状に形成して、左右分岐排出路Ra,Rb内を移動する遊技球の降下速度を調整し、遊技球の動きが視認しやすいようにすることもできる。また、左右分岐排出路Ra,Rbを左右非対称に配置することもできる。
前記開閉役物駆動部Ma,Mbは、開閉固定回転軸Qを中心として左右に突設したアームC,Cのうち、一方のアームCを分岐排出路Ra,Rb内に突出させると共に他方のアームCを弾性部材Xによって下方に付勢し、前記開閉固定回転軸Q周りに回転可能とした回転部材Bと、同回転部材Bと同じく前記開閉固定回転軸Q周りに回転可能とした第1ギアD1と、同第1ギアD1に噛合して固定回転軸E周りに回転可能とした第2ギアD2とからなる。
上記開閉役物駆動部Maは、連動機構U1を介して他の開閉部材Yb,Ydと連動連結しており、かかる連動機構U1は、下端部を前記第2ギアD2に固設した第1ロッド部材F1と、同第1ロッド部材F1の上端部に右端部を回動自在に枢着したシリンダーN1と、同シリンダーN1の左端部に下端部を回動自在に枢着し、上端部を開閉役物Ydの右側の可動片Kの固定回転軸Lに固設した回動部材H1と、右端部を前記第2ギアD2に固設した第2ロッド部材F2と、同第2ロッド部材F2の左端部に上端部を回動自在に枢着したシリンダーN2と、同シリンダーN2の下端部に右端部を回動自在に枢着すると共に、左端部を開閉役物Ybの右側の可動片Kの固定回転軸Lに固設した回動部材H2とから構成されている。
特に、シリンダーN1は、右側に配置して前記第1ロッド部材F1に枢着した外筒N1aと、左側に配置して前記外筒N1aに進退自在に嵌合させると共に前記回動部材H1を枢着させた内筒N1bとから構成されており、図3に示すように開閉役物Ydが閉鎖状態のときには収縮している。
また、シリンダーN2は、上側に配置して前記第2ロッド部材F2に枢着した外筒N2aと、下側に配置して前記外筒N2aに進退自在に嵌合させると共に前記回動部材H2を枢着させた内筒N2bとから構成されており、図3に示すように開閉役物Ybが閉鎖状態のときには収縮している。
一方、前記開閉役物駆動部Mbは、連動機構U2を介して他の開閉部材Ycと連動連結しており、かかる連動機構U2は、左端部を前記第2ギアD2に固設した第3ロッド部材F3と、同第3ロッド部材F3の右端部に上端部を回動自在に枢着したシリンダーN3と、同シリンダーN3の下端部に左端部を回動自在に枢着すると共に、右端部を開閉役物Ycの左側の可動片Kの固定回転軸Lに固設した回動部材H3とから構成されている。
特に、シリンダーN3は、上側に配置して前記第3ロッド部材F3に枢着した外筒N3aと、下側に配置して前記外筒N3aに進退自在に嵌合させると共に前記回動部材H3を枢着させた内筒N3bとから構成されており、図3に示すように開閉役物Ycが閉鎖状態のときには収縮している。図中、Jはロッド部材や回動部材やシリンダーを互いに枢着する枢軸である。
本実施形態では、上記構成により開閉役物Yb,Yc,Ydを開閉役物Yaに連動して開放させるようにしており、以下にその動きについて説明する。
図3に示すように、開閉役物Yb,Yc,Ydがいずれも閉鎖状態となっていて、開閉役物Yaと開閉役物Yb,Ydとの間、及び開閉役物Yaと開閉役物Ycとの間にそれぞれ連動関係が発生しているときには、開閉役物Yaの入賞口Pに遊技球が入賞すると、まず、開閉役物Yaが閉鎖状態から開放状態に、又は開放状態から閉鎖状態に移行する。図3では開閉役物Yaが閉鎖状態となっているので、開閉役物Yaは閉鎖状態から開放状態に移行する。そして、開閉役物Yaの入賞口Pに入賞した遊技球は、左分岐排出路Ra又は右分岐排出路Rbにランダムに流入する。
図3では、左分岐排出路Raに遊技球が流入しており、このように左分岐排出路Raに遊技球が流入すると、その遊技球は左分岐排出路Raを通過しながら開閉役物駆動部Maの回転部材BのアームCに当接し、その運動エネルギーによって前記回転部材Bを正面視時計回りに回転させる。このように、回転部材Bが正面視時計回りに回転すると、同回転部材Bと同じく開閉固定回転軸Q周りに回転する第1ギアD1も正面視時計回りに回転し、それに伴って、前記第1ギアD1と噛合した第2ギアD2が、第1ギアD1とは逆方向の正面視反時計回りに回転する。そして、このように第2ギアD2が正面視反時計回りに回転することにより、同第2ギアに固設した第1ロッド部材F1及び第2ロッド部材F2が正面視反時計回りに回動する。
第1ロッド部材F1が正面視反時計周りに回動すると、同第1ロッド部材F1に枢着したシリンダーN1が収縮した状態のまま左側に移動して回動部材H1を正面視時計回りに回動させ、同回動部材H1を固設した開閉役物Ydの固定回転軸Lを正面視時計回りに回転させる。これにより、開閉役物Ydの両可動片K,Kが外側に開く方向に回動し、開閉役物Ydが開放状態となる。
また、第2ロッド部材F2が正面視反時計周りに回動すると、同第2ロッド部材F2に枢着したシリンダーN2が収縮した状態のまま下降して回動部材H2を正面視時計回りに回動させ、同回動部材H2を固設した開閉役物Ybの固定回転軸Lを正面視時計回りに回転させる。これにより、開閉役物Ybの両可動片K,Kが外側に開く方向に回動し、開閉役物Ybが開放状態となる。
一方、右分岐排出路Rbに遊技球が流入すると、その遊技球は右分岐排出路Rbを通過しながら開閉役物駆動部Mbの回転部材BのアームCに当接し、その運動エネルギーによって前記回転部材Bを正面視反時計回りに回転させる。このように、回転部材Bが正面視反時計回りに回転すると、同回転部材Bと同じく開閉固定回転軸Q周りに回転する第1ギアD1も正面視反時計回りに回転し、それに伴って、前記第1ギアD1と噛合した第2ギアD2が、第1ギアD1とは逆方向の正面視時計回りに回転する。そして、このように第2ギアD2が正面視時計回りに回転することにより、同第2ギアに固設した第3ロッド部材F3が正面視時計回りに回動する。
第3ロッド部材F3が正面視時計周りに回動すると、同第3ロッド部材F3に枢着したシリンダーN3が収縮した状態のまま下降して回動部材H3を正面視反時計回りに回動させ、同回動部材H3を固設した開閉役物Ycの固定回転軸Lを正面視反時計回りに回転させる。これにより、開閉役物Ycの両可動片K,Kが外側に開く方向に回動して開閉役物Ycが開放状態となる。
このように、本実施形態では、左分岐排出路Ra側に配置される開閉役物駆動部Maには、連結機構U1を介して上下2つの開閉役物Yd,Ybを連動連結する一方、右分岐排出路Rb側に配置される開閉役物駆動部Mbには、連結機構U2を介して1つの開閉役物Ycを連動連結しており、開閉役物Yaに遊技球が入賞すると、その入賞した遊技球が左右分岐排出路Ra,Rbのどちらを通過するかによって異なる数の開閉役物が開放される。
従って、遊技者は、開閉役物Yaに遊技球が入賞すると、その入賞した遊技球がどちらの分岐排出路を通過するかに注目することとなり、遊技者の興味を遊技に引きつけることができる。
なお、前述したように各分岐排出路Ra,Rbにおいて開閉役物駆動部Ma,Mbの回転部材Bに当接した遊技球は、その後、その運動エネルギーにより回転部材Bを回転させて回転部材Bの下方へ通過する。また、遊技球の運動エネルギーにより回転した回転部材Bは、遊技球の通過後には前記弾性部材Xの付勢によって遊技球通過前の元の位置に復帰する。
そして、このように回転部材Bが遊技球通過前の元の位置に復帰することにより、左分岐排出路Ra側においては第1ギアD1及び第2ギアD2を介して第1ロッド部材F1及び第2ロッド部材F2が正面視時計回りに回動し、前記第1ロッド部材F1に枢着したシリンダーN1の外筒N1aと前記第2ロッド部材F2に枢着したシリンダーN2の外筒N2aとが遊技球通過前の元の位置まで引き上げられて、シリンダーN1及びシリンダーN2が伸長する。このように、開閉役物Yb,Ydが開放状態になるとシリンダーN1及びシリンダーN2が伸長するので、次に左分岐排出路Raを遊技球が通過しても開閉役物駆動部Maの動きがシリンダー外筒N1a,N2aまでしか伝わらず、同シリンダー外筒N1a,N2aのみがシリンダー内筒N1b,N2bの外側を進退動作することとなる。従って、開閉役物Yb,Ydの開放状態が維持され、開閉役物Yaと開閉役物Yb,Ydとの連動関係は終了する。
そして、次に開閉役物Yaと開閉役物Yb,Ydとの連動関係が復帰するのは、開閉役物Yb,Ydの入賞口Pに遊技球が入賞して開閉役物Yb,Ydが閉鎖状態となり、そのときの可動片K,Kの閉動作と連動してシリンダー内筒N1b,N2bがシリンダー外筒N1a,N2a内へ押し上げられ、シリンダーN1及びシリンダーN2が収縮状態に戻ったときとなる。
一方、右分岐排出路Rb側においては、前述したように回転部材Bが遊技球通過前の元の位置に復帰することにより、第1ギアD1及び第2ギアD2を介してロッド部材F3が正面視反時計回りに回動し、同ロッド部材F3に枢着したシリンダーN3の外筒N3aが遊技球通過前の元の位置まで引き上げられて、シリンダーN3が伸長する。このように、開閉役物Ycが開放状態になるとシリンダーN3が伸長するので、次に右分岐排出路Rbを遊技球が通過しても開閉役物駆動部Mbの動きがシリンダー外筒N3aまでしか伝わらず、同シリンダー外筒N3aのみがシリンダー内筒N3bの外側を進退動作することとなる。従って、開閉役物Ycの開放状態が維持され、開閉役物Yaと開閉役物Ycとの連動関係は終了する。
そして、次に開閉役物Yaと開閉役物Ycとの連動関係が復帰するのは、開閉役物Ycの入賞口Pに遊技球が入賞して開閉役物Ycが閉鎖状態となり、そのときの可動片K,Kの閉動作と連動してシリンダー内筒N3bがシリンダー外筒N3a内へ押し上げられ、シリンダーN3が収縮状態に戻ったときとなる。
また、本実施形態では、前記左右分岐排出路Ra,Rbに、同左右分岐排出路Ra,Rb内を通過した遊技球を検知するための光検知式や磁気検知式の排出路監視センサ115(ここでは図示せず、図6参照)を設けており、同排出路監視センサ115が遊技球の通過を検知してその検知信号を出力すると、同検知信号を後述するパチンコ遊技機10のメインCPU66が受けて、左右分岐排出路Ra,Rbに設けた前記排出路監視センサ115や後述するサブCPU206と共に前記メインCPU66が排出路演出表示制御手段として機能し、遊技球が通過した分岐排出路や、同分岐排出路を通過する遊技球及びその周囲や、作動状態にある開閉役物の周囲を、表示手段である液晶表示装置32の演出表示可能領域A上で演出表示する。
前記排出路監視センサ115は、遊技球排出路Rが左右分岐排出路Ra,Rbに分岐して直ぐの左右分岐排出路Ra,Rbの上端部にそれぞれ設けており、遊技球の通過に伴って前記開閉役物駆動部Ma,Mbや連動機構U1,U2や開閉役物Yb,Yc,Ydが作動するときに前記演出表示がなされるようにしている。
なお、左右分岐排出路Ra,Rbだけでなく開閉役物Ya,Yb,Yc,Ydにもセンサを設けて、各開閉役物Ya,Yb,Yc,Ydの作動をセンサが検知したときに演出表示を行うようにしたり、連動機構U1,U2にセンサを設けて、連動機構U1,U2の作動をセンサが検知したときに演出表示を行うようにしたりしてもよい。
図4は、開閉役物Ya,Yb,Yc,Yd,Yeの連動構造の変容例を示す模式図であり、前記図3に示す連動構造に対して、さらに開閉役物Yaに入賞した遊技球を左右分岐排出路Ra,Rbのどちらか一方に案内する排出路切替部Wを付加したものである。そこで、以下においては、図3に記載の連動構造と同様の構造については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
図示するように左分岐排出路Raと右分岐排出路Rbとには、連動機構U1,U2を介してそれぞれ異なる数の開閉役物と連動連結した開閉役物駆動部Ma,Mbが配設されている。すなわち、左分岐排出路Raに設けられた開閉役物駆動部Maには開閉役物Yb,Ydが連動機構U1を介して連動連結され、右分岐排出路Rbに設けられた開閉役物駆動部Mbには開閉役物Ycが連動機構U2を介して連動連結されている。
さらに、透明遊技盤14における開閉役物Yaの入賞口Pの直下方の分岐部Vには、固定回転軸Z周りに左右に回動自在な排出路切替部Wが設けられており、同排出路切替部Wの位置によって前記開閉役物Yaの入賞口Pに入賞した遊技球が左分岐排出路Raもしくは右分岐排出路Rbのいずれか一方に案内されるようにしている。すなわち、排出路切替部Wは、前述したように固定回転軸Z周りに左右に回動することにより、開閉役物Yaの入賞口Pに入賞した遊技球を左分岐流路Raに導く左案内位置と右分岐流路Rbに導く右案内位置とに移動するようにしている。
しかも、かかる排出路切替部Wは、連動機構U3を介して他の開閉役物Yeと連動連結しており、排出路切替部Wの位置が開閉役物Yeの開閉動作に連動して切り替わるようにしている。
すなわち、前記連動機構U3は、左端部を前記排出路切替部Wの先端部に回動自在に枢着したロッド部材F4と、同ロッド部材F4の右端部に下端部を回動自在に枢着すると共に、上端部を前記開閉役物Yeの左側の可動片Kの固定回転軸Lに固設した回動部材H4とからなり、例えば図4に示すように、排出路切替部Wが右案内位置にあって開閉役物Yeが閉鎖状態のときに同開閉役物Yeに遊技球が入賞すると、開閉役物Yeの両可動片K,Kが外側に開く方向に回動して開放状態となり、左側の可動片Kの固定回転軸Lに固設した回動部材H4が正面視反時計回りに回動すると共に、その動きに連動して回動部材H4に枢着されたロッド部材F4が右側に移動し、同ロッド部材F4に枢着された排出路切替部Wを正面視時計回りに回動させる。これにより、前記右案内位置から左案内位置へと排出路切替部Wの位置が移動する。
一方、このように排出路切替部Wが左案内位置にあって開閉役物Yeが開放状態のときに同開閉役物Yeに遊技球が入賞すると、開閉役物Yeの両可動片K,Kが内側に閉じる方向に回動して閉鎖状態となり、左側の可動片Kの固定回転軸Lに固設した回動部材H4が正面視時計回りに回動すると共に、その動きに連動して回動部材H4に枢着されたロッド部材F4が左側に移動し、同ロッド部材F4に枢着された排出路切替部Wを正面視反時計回りに回動させる。これにより、前記左案内位置から右案内位置へと排出路切替部Wの位置が移動する。
このように、図4に示す変容例では、開閉役物Yeの開閉動作に連動して排出路切替部Wの位置が左案内位置と右案内位置との間で切り替わるので、透明遊技盤14上に発射された遊技球が開閉役物Yeの入賞口Pに入賞する度に、開閉役物Yaの入賞口Pに入賞した遊技球が左分岐排出路Raと右分岐排出路Rbとのどちらを通過するのかが変わることとなり、遊技球排出路R内における遊技球の挙動を複雑化して、複数の開閉役物Yb,Yc,Ydのどれが開閉役物Yaへの遊技球の入賞に伴って開放されるのかを予測しにくくすることができる。そのため、開閉役物Yb,Yc,Ydの開動作を意外性のあるものとすることができる。
しかも、遊技者自身も開閉役物Yeの入賞口Pに遊技球を入賞させることさえできれば、意図的に排出路切替部Wの位置を変更して自分の望む分岐排出路を遊技球が通過するようにさせることができるので、遊技者を開閉役物Yeへの遊技球の入賞に積極的に関与させて、遊技者の興味を遊技に引きつけることができる。
なお、左右分岐排出路Ra,Rbには、前記図3に示す左右分岐排出路Ra,Rbと同様、光検知式や磁気検知式の排出路監視センサ115を配設しており、同排出路監視センサ115が左右分岐排出路Ra,Rb内を遊技球が通過したことを検知したときには、パチンコ遊技機10のメインCPU66が前記左右分岐排出路Ra,Rbに設けた排出路監視センサ115やサブCPU206と共に排出路演出表示制御手段として機能し、遊技球が通過した分岐排出路などを強調する所定の演出画像Gを液晶表示装置32の演出表示可能領域A上に表示する。
以上、図3及び図4において説明したような各連動機構は、透明遊技盤14上に配置される複数の開閉役物の配置構成やゲーム内容などに応じてその構成を適宜設定できる。例えば、連動機構として、いくつかの連結ロッドを関節(ジョイント)となる回転軸を介して連結して構成した周知の4節リンク機構や、スライダを用いたスライダクランク機構や、カムを介在させたカム機構などを適宜適用することができる。
また、図3及び図4に示すように開閉役物駆動部に連動機構を介して直接連動連結している開閉役物に対し、さらに新たな開閉役物を連動連結していき、左右分岐排出路Ra,Rbのいずれか一方を遊技球が通過すると、それに伴って複数の開閉役物が連鎖的に開閉動作を行っていく構成とすることもできる。このように、複数の開閉役物が連鎖的に連動するネットワークを構築すれば、遊技球が分岐排出路を通過することによって連動していく開閉役物や連動機構の連動パターンが複雑になり、透明遊技盤14上の複数の開閉役物や連動機構がどのように連動していくのかを予測しにくいので、遊技者を開閉役物や連動機構の動きに一層注目させることができる。しかも、それら開閉役物や連動機構の動きが、演出として高度で見応えのあるものとなるので、遊技者をより楽しませることができる。
図5は本実施形態のパチンコ遊技機10における演出表示の状態を示す模式図であり、透明遊技盤14を通して視認される液晶表示装置32の演出表示可能領域Aの一部を模式的に示している。なお、ここでは、遊技球排出路Rを通過する遊技球の視認性を高めるために、遊技球排出路Rの左右分岐排出路Ra,Rbをそれぞれ曲がりくねったジグザグ状に形成して、各分岐排出路Ra,Rbを移動する遊技球の動きを緩慢にしている。
前述したように、左右分岐排出路Ra,Rbには遊技球の通過を検知する排出路監視センサ115を設けており、同排出路監視センサ115からの検知信号を制御部のメインCPU66が受けると、同メインCPU66とサブCPU206とが前記左右分岐排出路Ra,Rbに設けた排出路監視センサ115と共に排出路演出表示制御手段として機能し、検知信号を発した排出路監視センサ115が取り付けられた分岐排出路(図5では右分岐排出路Rb)や、同分岐排出路に配設された開閉役物駆動部(図5では開閉役物駆動部Mb)や、同開閉役物駆動部と開閉役物とを連動連結する連動機構(図5では連動機構U1)や、同連動機構を介して前記開閉役物駆動部と連動連結される開閉役物(図5では開閉役物Yc)と対向する液晶表示装置32の演出表示可能領域Aの所定領域に、それら分岐排出路や開閉役物駆動部や連動機構や開閉役物などの各種部材を強調するための演出画像Gを表示する。
従って、正面からパチンコ遊技装置10を見ると、前述した各種部材の周囲が前記演出画像Gにより色彩や発光や点滅によって強調されて、開閉役物Yaへの遊技球の入賞に伴って前記各種部材が機械的に連動していく態様を際立たせることができる。
なお、演出画像Gは、可変表示ゲームの実行が保留された回数(所謂保留数)や入賞球数や出球数などの遊技履歴や遊技条件に応じて規則的あるいはランダムにその演出パターンを相互に変更することも可能である。
また、後述するパチンコ遊技機10の制御部のメモリ(画像データROM216)には透明遊技盤14上の開閉役物やその遊技球排出路などの配置パターンに対応した複数種類の演出画像Gが予め記憶されており、前記排出路監視センサ115からの信号に基づいて、遊技球が通過した分岐排出路の周囲などに所定の動画像や静止画像などを含む演出画像Gを表示することができる。
(パチンコ遊技機の電気的構成)
図6は本実施形態に係るパチンコ遊技機10の制御回路を示すブロック図である。図示するように、制御部としての主制御回路60は、メインCPU66、メインROM(読み出し専用メモリ)68、メインRAM(読み書き可能メモリ)70を備えている。この主制御回路60は、遊技の進行を制御する。
メインCPU66には、メインROM68、メインRAM70等が接続されており、このメインROM68に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。本実施形態では、このメインCPU66が、左右分岐排出路Ra,Rbに設けた排出路監視センサ115や、後述するサブCPU206と共に排出路演出表示制御手段として機能する。
メインROM68には、遊技全体の流れを制御する遊技プログラムを含むメインCPU66によりパチンコ遊技機10の動作を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、乱数抽選によって大当り判定をする際に参照される大当り判定テーブルや、演出を選択する際に参照される演出条件選択テーブルなどの各種のテーブルが記憶されている。
なお、本実施形態においては、プログラム、テーブル等を記憶する媒体としてメインROM68を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記録されていてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードしてメインRAM70等に記録されるものでもよい。さらに、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。また、本実施形態においてはメインCPU66、メインROM68及びメインRAM70を別々に設けたが、これらが一体となっているワンチップマイコンを使用してもよい。
メインRAM70は、メインCPU66の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。メインRAM70に記憶されるデータの具体例としては、以下のようなものがある。メインRAM70には、制御状態フラグ、特定領域通過フラグ、高確率フラグ、大当り判定用乱数カウンタ、大当り図柄決定用乱数カウンタ、はずれ図柄決定用乱数カウンタ、演出条件選択用乱数カウンタ、大入賞口開放回数カウンタ、大入賞口入賞カウンタ、待ち時間タイマ、大入賞口開放時間タイマ、可変表示ゲームにおける保留数を示すデータ等が存在する出力に関する変数、後述する副制御回路200にコマンドを供給するためのデータ、変数等が位置付けられている。
制御状態フラグは、可変表示ゲームの制御状態を示すものである。特定領域通過フラグは、遊技球が特定領域を通過したか否かを判断するためのものである。高確率フラグは、大当たり遊技状態に移行する確率を相対的に高めるか否かを示すものである。
大当り判定用乱数カウンタは、可変表示ゲームの大当りを判定するためのものである。大当り図柄決定用乱数カウンタは、可変表示ゲームで大当りを判定した場合に、停止表示される大当たりに係る識別情報としての図柄(以下「特別図柄」という)を決定するためのものである。はずれ図柄決定用乱数カウンタは、大当りではない場合に停止表示する識別情報を決定するためのものである。演出条件選択用乱数カウンタは、識別情報の変動表示パターンを決定するためのものである。これらのカウンタは、メインCPU66により順次"1"増加するように記憶更新されており、所定のタイミングで各カウンタから乱数値を抽出することにより、メインCPU66の各種の機能を実行することとなる。
なお、本実施形態においては、このような乱数カウンタを備え、プログラムに従って、メインCPU66が、乱数カウンタを"1"増加させるように記憶更新する構成としたが、これに限らず、別個に、乱数発生器のような装置を備えるように構成してもよい。また、はずれではあるが、リーチとするか否かを判定するためのリーチ判定用カウンタなどを設けてもよい。
待ち時間タイマは、主制御回路60と副制御回路200とにおいて実行される処理の同期を取るためのものである。また、大入賞口開放時間タイマは、シャッタ40を駆動させ、大入賞口8を開放する時間を計測するためのものである。なお、本実施形態におけるタイマは、メインRAM70において、所定の周期で、その所定の周期だけ減算されるように記憶更新されるが、これに限らず、CPU等自体がタイマを備えていてもよい。
大入賞口開放回数カウンタは、大当たり遊技状態における大入賞口8の開放回数、すなわちラウンド遊技数(所謂ラウンド数)を示すものである。また、大入賞口入賞カウンタは、1ラウンド中に大入賞口8に入賞し、Vカウントセンサ102又はカウントセンサ104を通過した遊技球の数を示すものである。さらには、可変表示ゲームにおける保留数を示すデータは、始動口である開閉役物Yaの入賞口Pへ遊技球が入賞したが、識別情報の変動表示が実行できないときに、当該変動表示を保留するが、その保留されている識別情報の変動回数を示すものである。また、メインRAM70には、特別図柄記憶領域が位置付けられ、記憶されている。
特別図柄記憶領域は、可変表示ゲームにおける1回の可変表示に対応する大当り判定用乱数値、大当り図柄用乱数値、クリアデータ等のデータが記憶されており、特別図柄記憶領域(0)から特別図柄記憶領域(4)がある。特別図柄記憶領域(0)には、今現在実行されている可変表示に対応するデータが記憶されている。また、特別図柄記憶領域(1)から特別図柄記憶領域(4)には、現在実行されている可変表示が終了した後に実行される可変表示に対応するデータ(始動記憶情報)が記憶されている。つまり、特別図柄記憶領域(0)から特別図柄記憶領域(4)の全てのデータがクリアデータである場合には、現在の可変表示が実行されず、可変表示を実行するための保留も行われていないこととなる。
また、現在の識別情報の可変表示が終了した場合には、特別図柄記憶領域(1)から特別図柄記憶領域(4)の各々のデータを、特別図柄記憶領域(0)から特別図柄記憶領域(3)にシフトし、特別図柄記憶領域(4)にクリアデータを記憶する。これによって、特別図柄記憶領域の更新が行われる。
なお、本実施形態においては、メインCPU66の一時記憶領域としてメインRAM70を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
また、この主制御回路60は、所定の周波数のクロックパルスを生成するリセット用クロックパルス発生回路62、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路64、後述する副制御回路200に対してコマンドを供給するためのシリアル通信用IC72を備えている。また、これらのリセット用クロックパルス発生回路62、初期リセット回路64、シリアル通信用IC72は、メインCPU66に接続されている。
なお、このリセット用クロックパルス発生回路62は、後述するシステムタイマ割込処理を実行するために、所定の周期(例えば2ミリ秒)毎にクロックパルスを発生する。なお、このシリアル通信用IC72は、各種のコマンドを副制御回路200(副制御回路200に含まれる各種の手段)へ送信する送信手段に相当する。
また、主制御回路60には、各種の装置が接続されており、例えば図6に示すように、Vカウントセンサ102、カウントセンサ104、一般入賞球センサ106、通過球センサ114、排出路監視センサ115、始動入賞球センサ116、大入賞口ソレノイド120、シーソーソレノイド122、バックアップクリアスイッチ124が接続されている。
ここで、前記Vカウントセンサ102は、大入賞口8におけるVゾーン内に設けられている。このVカウントセンサ102は、大入賞口8におけるVゾーンを遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
カウントセンサ104は、大入賞口8におけるVゾーンとは異なる一般入球ゾーンに設けられている。このカウントセンサ104は、大入賞口8における一般入球ゾーンを遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
一般入賞球センサ106は、一般入賞口となる開閉役物Yb,Yc,Yd,Yeの入賞口Pに設けられている。この一般入賞球センサ106は、各開閉役物Yb,Yc,Yd,Yeの入賞口Pを遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
通過球センサ114は、球通過検出ゲート55にそれぞれ設けられている。この通過球センサ114は、球通過検出ゲート55を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
排出路監視センサ115は、前述したように、左右分岐排出路Ra,Rbを通過する遊技球を検知するための磁気検知式や光検知式や機械可動式のセンサなどであり、左右分岐排出路Ra,Rbにおける遊技球の通過を検知した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。前述したように、本実施形態では、この排出路監視センサ115が排出路演出表示制御手段として機能する。
始動入賞球センサ116は始動口6に設けられている。この始動入賞球センサ116は、始動口である開閉役物Yaの入賞口Pに遊技球が入賞した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
大入賞口ソレノイド120は、大入賞口8を開閉するシャッタ40(図1を参照)に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、シャッタ40を駆動させ、大入賞口8を開放状態又は閉鎖状態とする。
シーソーソレノイド122は、板形状でシャッタ40の内側に設けられている図示しないシーソーに接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、シーソーを変位させ、そのシーソーの傾斜を変更する。このシーソーが傾斜された結果、遊技球が前記Vゾーンを通過しやすくなるように、又は前記一般入球ゾーンを通過しやすくなるように切り替えることとなる。
バックアップクリアスイッチ124は、パチンコ遊技機10に内蔵されており、電断時等におけるバックアップデータを遊技場の管理者の操作に応じてクリアする機能を有するものである。また、主制御回路60には、払出・発射制御回路126が接続されている。この払出・発射制御回路126には、賞球となる遊技球の払出を行う払出装置128、遊技球の発射を行う発射装置130、カードユニット150が接続されている。
この払出・発射制御回路126は、主制御回路60から供給される賞球制御コマンド、カードユニット150から供給される貸し球制御信号を受け取り、払出装置128に対して所定の信号を送信することにより、払出装置128に遊技球を払い出させる。また、払出・発射制御回路126は、発射装置130に対して発射信号を供給することにより、遊技球を発射させる制御を行う。また、前記発射装置130には、上述した発射用ソレノイド(あるいは発射用モータ)、タッチセンサ等の遊技球を発射させるための装置が備えられている。
さらには、シリアル通信用IC72には、副制御回路200が接続されている。この副制御回路200は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに応じて、液晶表示装置32における表示制御、スピーカ46から発生させる音声に関する制御、各種ランプ132の制御等を行うものである。なお、本実施形態においては、主制御回路60から副制御回路200に対してコマンドを供給すると共に、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を送信できるように構成してもよい。
副制御回路200は、サブCPU206、プログラムROM208、ワークRAM210、液晶表示装置32における表示制御を行うための表示制御回路250、スピーカ46R,46Lから発生させる音声に関する制御を行う音声制御回路230、各種ランプ132の制御を行うランプ制御回路240から構成されており、主制御回路60からの指令に応じて遊技の進行に応じた演出を実行する。
サブCPU206には、プログラムROM208、ワークRAM210等が接続されている。サブCPU206は、このプログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。特に、サブCPU206は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路200の制御を行う。前述したように、本実施形態では、このサブCPU206が排出路演出表示制御手段として機能する。
プログラムROM208には、サブCPU206によりパチンコ遊技機10の遊技演出を制御するためのプログラムが記憶されており、演出表示に関する決定を行うための設定条件を規定した各種のテーブルデータも記憶されている。
また、プログラムROM208には、演出表示の進行に関する条件を規定する複数種類の演出パターンが記憶されている。この演出パターンで制御される副制御回路200による演出表示は、識別情報の変動表示及び停止表示を含む可変表示ゲームの進行に応じて実行される。
また、本実施形態では、後述する排出路演出表示処理ルーチンもプログラムROM208に記憶されており、このプログラムに従って所定の演出表示が実行される。
なお、本実施形態に係る副制御回路200において、プログラム、テーブル等を記憶する記憶手段としてプログラムROM208を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記録されていてもよい。もちろん、記憶手段としてメインROM68を用いてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、ワークRAM210等に記録されるものでもよい。更にまた、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。
さらに、本実施形態において、メインCPU66及びメインROM68を含む主制御回路60と、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路200とを別々に構成したが、メインCPU66及びメインROM68を含む主制御回路60のみで構成してもよく、この場合には、上述したプログラムROM208に記憶されているプログラムをメインROM68に記憶させ、メインCPU66により実行されるように構成してもよい。もちろん、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路200のみで構成するようにしてもよく、この場合には、上述したメインROM68に記憶されているプログラムをプログラムROM208に記憶させ、サブCPU206により実行されるように構成してもよい。ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。例えば、演出パターンを選択するための演出表示選択用乱数カウンタ等、各種の変数等が位置付けられている。なお、本実施形態においては、サブCPU206の一時記憶領域としてワークRAM210を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
表示制御回路250は、表示制御手段としての画像データプロセッサ(以下、VDPと称する。)212、各種の画像データを記憶する画像データROM216、画像データを画像信号として変換するD/Aコンバータ218、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路220から構成されている。上述したVDP212は、サブCPU206、画像データが記憶されている画像データROM216、画像データを画像信号に変換するD/Aコンバータ218、初期リセット回路220と接続されている。
このVDP212は、いわゆるスプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路等の回路を含み、液晶表示装置32に画像を表示させるための種々の処理を行うことができる装置である。つまり、VDP212は、液晶表示装置32に対する表示制御を行う。また、VDP212には、液晶表示装置32の演出表示可能領域Aに画像を表示するためのバッファとしての記憶媒体(例えば、ビデオRAM)を備えている。この記憶媒体の所定の記憶領域に画像データを記憶することによって、所定のタイミングで液晶表示装置32に分割設定された演出表示可能領域Aに画像が表示されることとなる。画像データROM216には、識別情報を示す識別情報画像データ、背景画像データ、前記演出画像Gを含む演出画像データ等の各種の画像データが別個に記憶されている。もちろん、関連画像を示す関連画像データも記憶されている。
また、VDP212は、サブCPU206から供給される画像表示命令に応じて、画像データROM216から、識別情報を示す識別情報画像データ、背景画像データ、演出画像データ等、各種の画像データを読み出し、液晶表示装置32に表示させる画像データを生成する。
さらに、このVDP212は、生成した画像データを、後方に位置する画像データから順に重ね合わせてバッファに記憶し、所定のタイミングでD/Aコンバータ218に供給する。このD/Aコンバータ218は、画像データを画像信号として変換し、この画像信号を液晶表示装置32に供給することにより、液晶表示装置32の各表示領域に画像を表示させる。
また、音声制御回路230は、音声に関する制御を行う音源IC232、各種の音声データを記憶する音声データROM234、音声信号を増幅するための増幅器236(以下、AMPと称する。)から構成されている。この音源IC232は、サブCPU206、初期リセット回路220、音声データROM234、AMP236と接続されている。この音源IC232は、スピーカ46から発生させる音声の制御を行う。
サブCPU206は、演出パターンを選択し、音声データROM234に記憶されている複数の音声データから一つの音声データを選択する。その後、サブCPU206は、選択された音声データを音声データROM234から読み出し、音源IC232に供給する。音声データを受け取った音源IC232は、その音声データを所定の音声信号に変換し、その音声信号をAMP236に供給する。AMP236は、音声信号を増幅させ、スピーカ46(46L及び46R)から音声を発生させる。ランプ制御回路240は、ランプ制御信号を供給するためのドライブ回路242、複数種類のランプ装飾パターン等が記憶されている装飾データROM244から構成されている。
(排出路演出表示処理ルーチンの説明)
以上のように構成されたパチンコ遊技機10においては、主制御回路60のメインCPU66が遊技全体の流れを制御する遊技プログラムを実行し、同遊技プログラムに基づきパチンコ遊技機10内の各種装置を制御している。
また、メインCPU66は、遊技の進行に伴って副制御回路200のサブCPU206に各種コマンドを発信しており、サブCPU206は、前記メインCPU66からのコマンドを受けて実行するプログラムを副制御回路200のプログラムROM208から所定間隔ごとに呼び出している。以下に、このサブCPU206が所定間隔ごとに呼び出している遊技球が移動する分岐排出路を強調演出するための排出路演出表示処理ルーチンについて、そのフローチャート(図7)を参照しながら説明する。
排出路演出表示処理ルーチンは、透明遊技盤14上に設けられた開閉役物Yaの入賞口Pに遊技球が入賞し、その遊技球が透明遊技盤14の背面側に配設された左右分岐排出路Ra,Rbのいずれか一方を通過したことを排出路監視センサ115が検知した際に、その検知信号を受信したメインCPU66から発信される通過分岐排出路コマンドに基づいてサブCPU206によって実行されるプログラムであり、同プログラムが実行されることによって遊技球が通過した分岐排出路やその周辺の背後位置となる液晶表示装置32の演出表示可能領域A上で演出表示が行われる。
図7に示すように、排出路演出表示処理ルーチンが呼び出されて実行されると、サブCPU206は、最初のステップS1において、前記通過分岐排出路指定コマンドを受信したか否かを判断する。この通過分岐排出路指定コマンドには、遊技球が左右分岐排出路Ra,Rbのどちらを通過したかを示す情報が含まれており、サブCPU206は、その時点において遊技球がどちらの分岐排出路を通過しているかを判断することができる。
サブCPU206は、前記通過分岐排出路指定コマンドを受信したと判断した場合には、ステップS2に処理を移す一方、前記通過分岐排出路指定コマンドを受信していないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップS2において、サブCPU206は、演出画像決定処理を実行する。この演出表示処理において、サブCPU206は、前記通過分岐排出路指定コマンドに基づき遊技球が左右どちらの分岐排出路を通過したかを判断し、その遊技球が通過した分岐排出路や、同分岐排出路を遊技球が通過することによって作動する開閉役物駆動部や連動機構や開閉役物を強調する静止画像や動画像などからなる演出画像Gを選択する。この処理が終了した場合には、サブCPU206は、ステップS3に処理を移す。
ステップS3において、サブCPU206は、演出画像表示処理を実行する。この演出画像表示処理において、サブCPU206は、前記ステップS2の処理で選択した演出画像Gを示すデータをワークRAM210にセットする。そして、サブCPU206は、所定のタイミングで、前記演出画像Gを示すデータをVDP212に供給する。これにより、前記図5に示すように、液晶表示装置32の演出表示可能領域A内に演出画像Gが表示されることとなる。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
このように、上記排出路演出表示処理ルーチンを実行することにより、開閉役物Yaの入賞口Pに遊技球が入賞すると、その入賞した遊技球が通過する分岐排出路を始め、遊技球の通過に伴って作動する開閉役物駆動部や連動機構や開閉役物を演出画像Gによって適したタイミングで強調することができ、前述した開閉役物駆動部や連動機構や開閉役物の連動を遊技者に対して視覚的に分かりやすくアピールすることができる。
以上、本実施形態のパチンコ遊技機10について説明してきたが、このパチンコ遊技機10は本発明の一実施形態に過ぎず、これによって本発明を限定するものではない。すなわち、透明遊技盤や表示手段などの具体的構成や識別情報などを含む演出画像の形態は、適宜変更することができる。また、本実施形態では遊技球排出路を左右2つに分岐させたが、これに限らず、3以上に分岐させて各分岐排出路ごとに遊技球の通過によって開放される開閉役物の数を異ならせ、開閉役物の開放パターンをさらに複雑なものとしてもよい。また、各分岐排出路の形態や各開閉役物の連動構造、演出表示可能領域に表示させる演出パターンなどは以上説明した構成のものに限定されるものではなく、必要に応じて異なるデザインのものに設定することができる。
本実施形態に係る遊技機の一例であるパチンコ遊技機の正面図である。 同パチンコ遊技機における遊技盤周りの分解斜視図である。 同パチンコ遊技機の開閉役物の連動構造を示す模式図である。 同パチンコ遊技機の開閉役物の連動構造の変容例を示す模式図である。 同パチンコ遊技機における演出表示の状態を示す模式図である。 同パチンコ遊技機の主制御回路及び副制御回路を示すブロック図である。 同パチンコ遊技機の排出路演出表示処理ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
10 パチンコ遊技機(遊技機)
14 透明遊技盤
32 液晶表示装置(表示手段)
66 メインCPU
115 排出路監視センサ
206 サブCPU
A 演出表示可能領域
Ya〜Ye 開閉役物
R 遊技球排出路
Ra 左分岐排出路
Rb 右分岐排出路
Ma,Mb 開閉役物駆動部
G 演出画像

Claims (3)

  1. 発射された遊技球を上部側から下部側へ流下案内可能とし一部又は全部が透明部材により形成されて背後が透視可能な透明遊技盤と、
    前記透明遊技盤上に遊技球が入球し難い閉鎖状態と遊技球が入球しやすい開放状態とに可動する複数の開閉役物と、
    前記透明遊技盤の背面側に設けられ、前記複数の開閉役物のうち所定の開閉役物に入球した遊技球を複数の分岐排出路に振り分けて排出する遊技球排出路と、
    前記分岐排出路毎にそれぞれ設けられ、当該分岐排出路を通過する遊技球によって他の開閉役物を機械的に連動させて開放する開閉役物駆動部とを備え、
    前記遊技球が通過する前記分岐排出路に応じて、連動して開放される他の開閉役物の数を異ならせたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記分岐排出路毎に設けた開閉役物駆動部に応じて、異なる数の開閉役物に連動連結された連動機構を備えることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記透明遊技盤を通して視認されるように当該透明遊技盤の背面側に配設され透明遊技盤の一部又は全部に演出表示可能領域を形成する表示手段と、
    前記複数の分岐排出路のうち遊技球が通過した分岐排出路をその背後の前記表示手段の演出表示可能領域上で演出表示する排出路演出表示制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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