JP2006025776A - 健康食品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 キノコ、特にシイタケの有効成分とホルモン系物質を同時に摂取できる食品と、その製造方法を提供すること。
【解決手段】 シイタケから抽出されるエリタデニンを含む成分、アンドロステロン及びアンモニアを含む反応物を、酸化剤を用いて脱水縮合反応させてステロン・グアニン系化合物を合成し、得られたステロン・グアニン系化合物を、霊芝など、他の成分と混合して健康食品とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、シイタケから得られる有効成分を用いた健康食品に関するものである。
霊芝と称されるキノコは不老長寿の薬として古来珍重され、日本書紀にもこれに関する記載があるほどである。これは和名がマンネンタケであり、栽培技術が開発され、近年になって、これに含まれる有効成分の分析が進むとともに、効能が臨床的に検証されている。
また、霊芝に限らず、キノコ類にはいわゆる成人病の予防や治療に有効な成分が、多く含まれていることが知られている。その中で近年注目されているのが、下記化学式2に示される、シイタケに含まれるエリタデニン(Eritadenine)という化合物である。
Figure 2006025776
この化合物名は、以前は別個の化合物と考えられていた、レンチナシン(Lentinacin)とレンチシン(Lentysine)が同一の化合物であることが確認され、新たに命名されたものである。これは、抗ガン性やコレステロール値を低下する効能を有することが知られている。
しかし、健康に有効であることが明らかであっても、必要量の摂取は、個人的な嗜好などの理由から、誰でも可能であるとは限らない。これに対処するために、有効成分のみを効率的に摂取するためのサプリメントや健康食品が開発され、市販されている。
一方で、多くの場合において、健康体を維持することは、老化を防止することと同義であると言える。これには、各種のホルモン系物質の摂取が有効であることが知られている。殊に性機能の維持活性化には各種の性ホルモンが有効であり、性機能が活発であることは、取りも直さず健康が維持されていることの証左であると言っても過言ではない。
従って、健康の維持には、健康食品とホルモン系物質の両方を、適度に摂取することが重要であるが、健康食品やサプリメントを単独で摂取する場合よりも、さらに困難を伴う。そして、従来の健康食品や栄養補助剤を概観すると、このような観点に基づいて調製されているものは、無に等しい状態である。
例えば、特許文献1にはシイタケの有効成分を効率的に摂取するための、食品が開示されている。特許文献1に開示されているのは、シイタケをそのまま乾燥して粉末としたり、抽出液を濃縮したりすることで得られる成分を、錠剤に成形するというものである。この方法で得られる錠剤は、摂取の容易性という観点からは一定の改善が見られるものの、必ずしも、シイタケの有効成分のみを効率良く摂取できるものではない。
また、特許文献2には、キノコ由来の有効成分に化学的な変性を施したり、添加物を加えたりして、安定性、摂取の容易性、摂取の効果などを向上した食品が開示されている。これは、キノコの有効成分を効率良く摂取できるという効果は開示されているが、前記のような、ホルモン系物質との併用については何ら言及されていないものである。
特開平9−107910号公報 特開平10−271976号公報
従って、本発明の課題は、前記の問題に鑑み、キノコ、特にシイタケの有効成分とホルモン系物質を同時に摂取できる食品と、その製造方法を提供することにある。
本発明は、前記課題の解決のため、シイタケの有効成分の抽出方法と、シイタケから抽出した成分とホルモン系物質とを、同時に効率的に摂取し得る方法を検討した結果なされたものである。
即ち、本発明は、下記化学式1に示されるステロン・グアニン系化合物を含むことを特徴とする健康食品である。
Figure 2006025776
また、本発明は、前記ステロン・グアニン系化合物と、霊芝、雄蚕蛹、及びビタミンCを含むことを特徴とする前記の健康食品である。
また、本発明は、シイタケから抽出されるエリタデニンを含む成分、アンドロステロン及びアンモニアを含む反応物を、酸化剤を用いて脱水縮合反応させて、前記ステロン・グアニン系化合物を合成し、他の成分を添加することを特徴とする、前記の健康食品の製造方法である。
シイタケに含まれるエリタデニンは、前記のように、抗ガン性やコレステロール値を低下する効能を有することが知られている。この他に、エリタデニンには、S−アデノシルホモシステインの作用を阻害する効能があることが確認されている。
S−アデノシルホモシステインはタンパク質の一種の代謝の過程で生成する中間物質であり、酸化過程で活性酸素を生成して、内皮細胞障害を引き起こし、脳梗塞にも関与すると言われている。つまりエリタデニンは、いわゆる循環器系の障害を始めとする、成人病に対して広汎な効能を有すると言える。
一方、前記のように、健康体の維持には、性機能の維持、増進が深く関わっていて、これには各種のホルモン系物質が、効能を発現することが知られている。かかるホルモン系物質の中で、下記化学式3に示されるアンドロステロンは、性機能増進に効果が認められ、女性が過剰に摂取すると男性化を引き起こす以外に、これと言った副作用がない物質として有用性が注目されている。
Figure 2006025776
アンドロステロンは、睾丸由来のテストステロンと、副腎由来のデヒドロエピアンドロステロンとアンドロステンジオンが、5α−リダクターゼという酵素により代謝されたステロイドホルモンであり、合成も可能である。これを、適切な条件のもとにエリタデニンと化学的に結合させることができれば、健康食品の成分として有用なものとなることが期待できる。
従って、本発明による方法で得られるエリタデニンとアンドロステロンの化合物は、両者の効能を併せ持ち、健康、性機能の維持、増進に極めて有効である。
また、霊芝の効能については前記の通りであるが、その他に、雄蚕蛹は、腎臓の虚弱による性機能障害、早漏、性欲低下、不妊症、不感症、中高年の腰痛や膝の痛み、頭痛、健忘症、不眠症などに効能を発現することが知られている。また、ビタミンCは活性酸素を失活させたり、コレステロールの量を調整したりする機能を有する。本発明の健康食品においては、前記ステロン・グアニン系化合物に、霊芝、雄蚕蛹、ビタミンCを添加することで相乗的な効果が付与される。
次に、本発明の実施の形態について説明する。
本発明に用いられるステロン・グアニン系化合物を得るには、基本的にシイタケから抽出されるエリタデニンを含む成分、アンドロステロン及びアンモニアを含む反応物を、酸化剤を用いて脱水縮合反応させるという方法が用いられる。使用可能な酸化剤の一例として亜硝酸ナトリウムが挙げられるが、これに限定されないことは勿論である。
エリタデニンを得る方法の一例を挙げると、次のような工程になる。まず、シイタケをメタノールまたはエタノールに浸漬して搗砕し、滲出した液を濃縮し、エタノールを加えて沈殿させる。得られた沈殿物を無水エタノール、エチルエーテルで洗浄し、タンパク質を除去してさらに濃縮する。
次に、濃縮液をエタノールを用いて再沈殿させ乾燥する。この沈殿物には、アデニン、アデニル・ヌクレオシド、エリタデニンが含まれ、これらの成分は温水ないし熱水に可溶なので、クロマトグラフィーにより各成分を分離し、エリタデニンを単離することができる。ここではクラマトグラフィーとして、薄層クラマトグラフィーや、化学結合型シリカゲルを充填剤として用いた、逆相クロマトグラフィーなどが用いられる。
また、アンドロステロンを得る方法の一例を挙げると、次のようになる。まず、動物あるいは植物の当該物質が含まれる部位の内部から、エチルエーテルを用いて可溶成分を抽出し、エチルエーテル溶液から、炭酸水素ナトリウムの水溶液を用いて必要な成分を抽出する。次に酸性成分の除去処理を施した後、クラマトグラフィーを用いて、アンドロステロンを単離することができる。クラマトグラフィーには、前記の薄層クラマトグラフィーや逆相クラマトグラフィーなどを用いることができる。
このようにして得られるエリタデニンと、アンドロステロンと、アンモニアを酸化剤の存在下で、脱水縮合反応させることで、目的のステロン・グアニン系化合物を得ることができる。図1は、ステロン・グアニン系化合物の製造工程をフローチャートとして示した図である。
このようにして得られる、ステロン・グアニン系化合物を含む健康食品としては、種々考えられるが、下記表1はその配合比率の一例と、含まれる主な栄養素を、食品100gあたりの数値で、併せて示したものである。
Figure 2006025776
上記表1に示した組成を有する健康食品は、粉末のままでも、圧縮成形した錠剤とすることも可能で、利用者の嗜好に合わせ、摂取が容易な形状で提供することができる。
ステロン・グアニン系化合物の製造工程をフローチャートとして示した図。

Claims (3)

  1. 下記化学式1に示されるステロン・グアニン系化合物を含むことを特徴とする健康食品。
    Figure 2006025776
  2. 前記ステロン・グアニン系化合物と、霊芝、雄蚕蛹、及びビタミンCを含むことを特徴とする請求項1に記載の健康食品。
  3. シイタケから抽出されるエリタデニンを含む成分、アンドロステロン及びアンモニアを含む反応物を、酸化剤を用いて脱水縮合反応させて、前記ステロン・グアニン系化合物を合成し、他の成分を添加することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の健康食品の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190083490A (ko) * 2018-01-04 2019-07-12 (주)에이치케이바이오텍 에리타데닌을 유효성분으로 함유하는 테스토스테론 생성 촉진제
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