JP2006025305A - パケット通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パディングエリアを削減することが可能なパケット通信装置を提供する。
【解決手段】 無線移動通信ネットワークでの高速パケット通信で使用されるパケット通信装置が、対向エンティティに送信すべきパケットデータを分割してプロトコルデータユニットとするSDU→PDU分割部220と、分割の際に発生したプロトコルデータユニットのパディングエリアに、プロトコルデータユニット長の変更を行うための制御信号を相乗りさせる同期制御信号生成部223とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動無線ネットワークにおけるパケット通信装置に関する。
W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access:広帯域符号拡散多重アクセス)のモバイルネットワークは、モバイル端末(MS:Mobile Station)、無線基地局(NodeB)、無線ネットワーク制御装置(RNC:Radio Network Controller)、無線パケット通信ノード(SGSN、GGSN)で構成されている(図11)。図11は、W−CDMA無線ネットワークシステムの構成図である。
RNC及びMSは、無線区間においてパケット通信を効率的に行うために、RLC(Radio Link Control)プロトコル(3GPP勧告TS25.322)を採用している。そして、RNC及びMSは、RLCプロトコルを制御するためのRLCプロトコル制御部を互いに実装している。RNC及びMSのRLCプロトコル制御部は、データ送信時にはパケットデータの分割を行っている。また、RNC及びMSのRLCプロトコル制御部は、データ受信時には分割されたデータからパケットデータへの組立を行っている(図12)。図12は、RLCプロトコルのパケットデータの分割と組立の模式図である。また、図13に、従来技術におけるRLCプロトコル制御ブロック図を示す。
また、3GPP勧告にて定義されているパケットデータの分割サイズは、以下の通りである。
・1〜126バイト(LI=7bit)
・1〜32766バイト(LI=15bit)
LI:Length Indicator(情報長幅)
以下、パケットデータをSDU(Service Data Unit)、分割したデータをPDU(Protocol Data Unit)と記載する。RLCプロトコル処理において、SDUを分割する時にフレーム化タイマ以内に次の送信するSDUが存在しない時は、最終PDUにパディングエリアが存在する場合がある。ここで、フレーム化タイマとは、送信可能な次のSDUがあれば、連結して送信する処理を行う時間をいう。
パディングエリアのサイズは、送信するSDU長と分割するPDU長によって決定される。そして、PDU長がNバイトの場合、最大(N−1)バイトのパディングエリアが発生する可能性がある(図14)。図14は、パディングエリアの発生の例を示す概念図である。図14において、図14の(a)が、PDU長が40byteの場合を示し、図14の(b)が、PDU長が120byteの場合を示す。
パディングエリアは、RLCプロトコル制御にて必要とされる為、NodeB〜MS間において、無線リソースを使って送信される。しかし、パディングエリアは、RNC及びMSにおいて、最終的に、RLCプロトコル処理では利用されることなく廃棄される。
以下に、パディングエリアのサイズに関して考察した内容を示す。現在のW−CDMAでは、1520byteまでのSDUを下り最大384Kbps、上り最大64Kbpsで送信可能である。
PDU長が、40byteであるMSに対して、固定網側から1500byteのSD
Uを、平均的に300Kbpsで送信する場合、RNCは、40ms周期にSDUの分割と送信を行う。40msの間に送信可能なPDU数は、48個である。すなわち、伝送速度が384Kbpsの場合、40byte×8bit×1200/sec=384000bit/secとの関係がある。そのため、40byteのPDUは、10ms周期に12個送信可能である(図15の(a))。図15は、PDU送信の概念図である。
また、1500byteのSDUは、1500byte÷40byte/1PDU=37.5PDUという関係から、38個のPDUに分割される(図15の(b))。そして、最終PDUには、20byteのユーザデータと20byteのパディングデータが存在することになる。そして、1秒間当たりでは、パディングデータが含まれるPDUの送信が25回行われる。そのため、合計500byteの廃棄されてしまうデータが送信されている。したがって、図15の(b)に示されるように、無線区間には無駄が生じている。
特開2003−179974号公報 特開2002−27023号公報 特開2001−326647号公報 特許第2658896号明細書 特開2002−30144号公報 特開2002−125004号公報
今後、HSDPA(High Speed Downlink Access)サービスによる高速パケット通信が提供されると、下り最大14.4Mbps、上り最大384Kbpsでの送信が可能となる。
このように、高速パケット通信は、従来のパケット通信と比べて、下り方向の速度が飛躍的に向上する。そのため、高速パケット通信は、送信されるSDUが増加する傾向にある。よって、高速パケット通信は、従来のPDU長より大きいサイズのPDU長のPDUを使用する傾向にある。
以下に、HSDPAにおけるパディングデータのサイズに関して考察した内容を示す。PDU長が、120byteであるMSに対して、固定網側から1500byteのSDUを、平均的に10.8Mbpsで送信する場合、RNCは、10ms周期に9個のSDUの分割と送信を行う。
10msの間に送信可能なPDU数は、14.4Mbpsの場合、150個までである。すなわち、120byte×8bit×15000/sec=14400000bit/secという関係から、120byteのPDUは10ms周期に150個送信可能である。また、1500byteの9個のSDUは、1500byte×9÷120byte/1PDU=112.5PDUという関係から、113個のPDUに分割される。そのため、最終PDUには、60byteのユーザデータと60byteのパディングデータが存在することになる。
そして、1秒間当たりでは、パディングデータが含まれるPDUの送信が、100回行われる。その結果、合計6000byteの廃棄されてしまうデータが送信されている。そのため、無線区間において、HSDPAサービスの場合は、さらに無駄が生じる。
HSDPAサービスは、無線リソースを使って送られたデータにも関わらず、利用されずに廃棄されてしまうパディングデータが、従来のパケット通信と比べて増加する傾向に
ある。
また、従来のRLCプロトコル制御は、フレーム化タイマを長く設定する。そして、従来のRLCプロトコル制御は、次の送信SDUが、Concatenation(連結)され易くする。そして、従来のRLCプロトコル制御は、パディングエリアの発生を抑える。
この従来のRLCプロトコル制御は、最終PDUの送達が、フレーム化タイマだけ遅延する。そのため、従来のRLCプロトコル制御は、HSDPAにおける高速パケット通信において、最終PDUの送達が遅延する。結果的に、従来のRLCプロトコル制御は、ユーザアプリケーションなどの上位プロトコルの伝送速度をフレーム化タイマ分悪化させる。したがって、従来のRLCプロトコル制御は、現実的な制御ではない(図16)。図16は、従来技術におけるパディングエリアの利用を示す概念図である。図16の(a)は、PDUを連結する場合を示す。
また、送達確認用のSTATUS−PDUを、PIGGYBACK−STATUSとしてパディングエリアに相乗りさせ、パディングエリアを有効利用する方法がある(図16の(b))。しかし、高速パケット通信では、送達確認無しに送信可能なPDU数を示すWINDOWサイズを拡大し、STATUS−PDUの送信頻度を下げ、伝達効率を向上させる傾向にある。そのため、パディングエリアは、PIGGYBACK−STATUSにて有効利用されなくなると考えられる(図16の(b))。このように、現在のシステムでは、パディングエリアの有効利用手段はあるが、積極的にパディングエリアの発生を抑えるような方法がない。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、パディングエリアを削減することが可能なパケット通信装置を提供することを目的とする。
本発明のパケット通信装置は、
無線移動通信ネットワークでの高速パケット通信で使用されるパケット通信装置であって、
対向エンティティに送信すべきパケットデータを分割してプロトコルデータユニットとする分割手段と、
前記分割の際に発生したプロトコルデータユニットのパディングエリアに、プロトコルデータユニット長の変更を行うための制御信号を相乗りさせる相乗り手段とを備えるパケット通信装置。
また、本発明のパケット通信装置は、
前記パディングエリアの発生状況を監視する監視手段と、
前記監視手段による監視の結果に基づいて、プロトコルデータユニット長を変更する変更手段とを備える。
また、本発明のパケット通信装置は、
前記相乗り手段は、
前記対向エンティティとの間で、変更後のプロトコルデータユニット長と前記プロトコルデータユニット長の変更を開始するときを示す情報とを含む前記制御信号を前記パディングエリアに相乗りさせる。
また、本発明のパケット通信装置は、
プロトコルデータユニットを受信する受信手段と、
前記受信手段で受信されるプロトコルデータユニットの送信先から通知されるプロトコルデータユニット長に基づいて前記受信手段で受信された前記プロトコルデータユニットをパケットデータに組み立てる組立手段と、
前記受信手段で受信されたプロトコルデータユニットのパディングエリアから、パディングデータを取り出す取出手段と、
前記取り出されたパディングデータに前記プロトコルデータユニット長の変更を行うための前記制御信号が含まれている場合に、該制御信号を前記組立手段に通知する通知手段とを備える。
また、本発明のパケット通信装置は、
前記通知手段は、前記対向エンティティから受信されるプロトコルデータユニットのパディングエリアに、前記制御信号が前記対向エンティティに伝わったことを示す送達確認信号が含まれているか否かを前記相乗り手段に通知し、
前記相乗り手段は、
前記送達確認信号を受信するまで、
前記制御信号をパディングエリアに相乗りさせたプロトコルデータユニットの再送を行う。
以上のように、本発明では、分割手段がパケットデータ(SDU:Service Data Unit)の分割の際に発生するパディングエリアに、相乗り手段が、プロトコルデータユニット(PDU:Protocol Data Unit)長の変更を行う為の制御信号を相乗りさせ、対向エンティティとRLCプロトコル制御の同期制御を行うことで、通信中リアルタイムにPDU長の変更を行い、無線リソースを効率的に使用することができる。
また、本発明では、監視手段が、パディングエリアの発生状況を監視し、変更手段が、使用可能な複数のPDU長の中からユーザ毎にPDU長を選択し、各ユーザに適したPDU長にリアルタイムに変更し、パディングエリアを最小限に抑えることで、無線リソースを効率的に使用することができる。
また、本発明では、相乗り手段が、変更後のプロトコルデータユニット長とプロトコルデータユニット長の変更を開始するときを示す情報とを含む制御信号をPDUのパディングエリアに相乗りさせることで、シームレスなPDU長の変更を行うことができる。
また、本発明では、受信手段が受信したプロトコルデータユニットから、取出手段が、SDUの組立の際にPDUからパディングデータの取り出しを行い、通知手段が、パディングデータから、RLCプロトコルを終端する対向エンティティから相乗りされた制御信号を取り出して組立手段に通知し、組立手段が、通知された制御信号からプロトコルデータユニットをパケットデータに組み立てることにより、RLCプロトコルを終端する対向エンティティと同期制御を行うことで、シームレスなPDU長の変更を行うことができる。
また、本発明では、通知手段が、受信したプロトコルデータユニットのパディングエリアに、PDU長の変更を行うための制御信号が対向エンティティに伝わったことを示す送達確認信号が含まれているか否かを相乗り手段に通知し、相乗り手段が、送達確認信号の受信を確認するまで、パディングエリアに相乗りさせたPDUの再送を行うことから、プロトコルデータユニット長の変更を適切に行うことができる。
(第1の実施形態)
まず、本発明のパケット通信装置の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明のパケット通信装置の第1の実施形態において使用される、RLCプロトコル制御部のブロック図である。
図1に示されるRLCプロトコル制御部は、入力解析部110と、コネクション管理部120と、システム管理部130と、入力解析部210と、SDU→PDU分割部220と、入力解析部310と、PDU→SDU組立部320とを備える。
また、SDU→PDU分割部220は、パディング統計部221と、PDU長管理部22と、同期制御信号生成部223とを備える。また、PDU→SDU組立部320は、パディング取出部321と、同期制御信号取出部322とを備える。
入力解析部110は、上位レイヤ(制御プレーン)から受信した信号の解析を行う。入力解析部110は、呼制御情報を受信した場合は、コネクション管理部120に通知する。また、入力解析部110は、システム情報を受信した場合は、システム管理部130へ通知を行う。
コネクション管理部120は、入力解析部110から通知される呼制御情報より、呼設定要求受信時は、リソース捕捉要求をSDU→PDU分割部220へユーザ単位に通知する。また、コネクション管理部120は、入力解析部110から通知される呼制御情報より、呼解放要求受信時は、リソース解放要求をSDU→PDU分割部220へユーザ単位に通知する。
システム管理部130は、入力解析部110から通知されるシステム情報より、統計周期時間、PDU長変更判定閾値をパディング統計部221に通知する。また、システム管理部130は、入力解析部110から通知されるシステム情報より、使用可能PDU長をPDU長管理部222に通知する。
入力解析部210は、上位レイヤ(ユーザプレーン)から受信した信号の解析を行う。そして、入力解析部210は、SDUを受信した場合は、SDU→PDU分割部220へ通知を行う。SDU→PDU分割部220は、パディング統計部221、PDU長管理部222、同期制御信号生成部223を具備する。
SDU→PDU分割部220は、コネクション管理部120からリソース捕捉要求を受信した場合は、統計開始要求をパディング統計部221に通知する。また、SDU→PDU分割部220は、コネクション管理部120からリソース解放要求を受信した場合は、統計終了要求をパディング統計部221に通知する。
SDU→PDU分割部220は、入力解析部210からSDUを受信し、パディングエリアが存在する場合は、パディング統計部221にユーザIDとパディングサイズを通知する。また、SDU→PDU分割部220は、PDU長管理部222から、PDU長変更要求を受信する。さらに、SDU→PDU分割部220は、制御信号を相乗りさせることが可能なパディングエリアを有したPDUが発生したことを契機に同期制御信号生成部223へ、新規PDU長、現在のシーケンス番号、及び相乗りさせるPDUを通知する。
パディング統計部221は、本発明による新規部位である。パディング統計部221は、コネクション管理部120から統計開始要求を受信すると、ユーザ毎にパディング発生回数をカウントする。また、パディング統計部221は、コネクション管理部120から統計終了要求を受信すると、統計処理を停止し、カウンタのクリアを行う。
パディング統計部221は、パディング発生回数のカウント中に、PDU長変更判定閾値を超過した場合は、PDU長管理部222にPDU変更要求を行う。尚、パディング統計部221は、統計開始要求受信時より、統計周期時間間隔にて、パディング発生回数をクリアすることで、希なパディング発生では、PDU長を変更しないように制御する。
PDU長管理部222は、システム管理部130より、使用可能PDU長を受信し、管理する。PDU長管理部222は、パディング統計部221より、PDU変更要求を受信すると、現在使用しているPDU長を除いた使用可能なPDU長から1つを選択し、SDU→PDU分割部220に通知する。尚、PDU長管理部222は、使用中となるPDU長の管理をユーザ毎に行う。
同期制御信号生成部223は、SDU→PDU分割部220より、新規PDU長、シーケンス番号、及び相乗りさせるPDUを受信する。そして、同期制御信号生成部223は、パディングエリアに、次に使用するPDU長と新規PDU長を有効とするシーケンス番号をチェックサム値とともに相乗りさせる。
入力解析部310は、下位レイヤ(ユーザプレーン)から受信した信号の解析を行う。入力解析部310は、PDUを受信した場合は、PDU→SDU組立部320へ通知を行う。PDU→SDU組立部320は、パディング取出部321、同期制御信号取出部322を具備する。PDU→SDU組立部320は、入力解析部310からPDUを受信する。PDU→SDU組立部320は、受信したPDUにパディングエリアが存在する場合は、パディング取出部321にPDUデータを渡す。
PDU→SDU組立部320は、同期制御信号取出部322から、新規PDU長とシーケンス番号を受信すると、受信したPDUが、PDU長変更契機となるシーケンス番号以降のものであれば、新規PDU長でのSDU組立を実施する。PDU→SDU組立部320は、組み立てたSDUを上位レイヤ(ユーザプレーン)に通知する。
パディング取出部321は、PDU→SDU組立部320からPDUを受信する。パディング取出部321は、受信したPDUからパディングエリアを取り出す。また、パディング取出部321は、同期制御信号取出部322に対して、取り出したデータの解析要求を行う。同期制御信号取出部322は、パディング取出部321から通知されたデータを解析する。そして、同期制御信号取出部322は、新規PDUとシーケンス番号をPDU→SDU組立部320に通知する。
次に、図1に示されるRLCプロトコル制御部の動作について図1から図8を参照して説明する。ユーザ(ID=U1)がパケット通信を行う場合、RNC及びMSに対して、上位レイヤの制御プレーンより制御信号が入力される。そして、コネクション管理部120は、呼設定要求が通知される。
コネクション管理部120は、通知された呼設定要求情報に従い、SDU→PDU分割部220に対して、リソース捕捉要求を行う。この際、呼設定要求情報には、RLCプロトコル制御の各種パラメータが指定されており、PDU長に関しては、例えば120byteが指定されている(図2)。図2は、図1に示されるRLCプロトコル制御部に使用される、呼設定要求時のRLCプロトコルパラメータの設定図である。
図2に示される例では、送信PDU長として120byteが設定され、受信PDU長として120byteが設定され、フレーム化タイマとして100msが設定され、最大再送回数を示すMaxDATとして10回が設定され、いくつのSDUに対してポールビ
ットを立てるかを示す値であるPoll SDUとして1個が設定され、再送タイマの値を示すTimer Pollとして40msが設定され、Window sizeとして1024個が設定されている。
この後、上位レイヤのユーザプレーンより、1040byteのSDUを受信すると、SDU→PDU分割部220は、120byteの区切りでSDUの分割を行う(図3、S301)。図3は、図1に示されるRLCプロトコル制御部における、SDUからPDUへの分割処理のフローチャートである。
1040byteのSDUは、9個のPDUに分割され、最終PDUには、80byteのパディングエリアが存在することになる(S302、YES)。この際、RLCプロトコル制御部は、フレーム化タイマ以内に次に送信するSDUが無く(S303、No)、又、送達確認用のSTATUS−PDUの送信も必要なければ(S305、No)、パディング統計部221にユーザID=U1、PDU長=120byte、パディングサイズ=80byteを通知する(S307、図4)。図4は、図1に示されるRLCプロトコル制御部における、U1用の1040バイトSDU分割の概念図である。
また、SDU→PDU分割部220は、S303の判断において、次に送信するSDUがあれば(Yes)、S304において連結処理を行う。また、SDU→PDU分割部220は、S305の判断において、送達確認用のSTATUS−PDUの送信の必要があれば(Yes)、S306において相乗り処理を行う。
また、SDU→PDU分割部220は、S308においてPDU長変更要求があるか否かを判断する。そして、PDU長変更要求があれば(Yes)、SDU→PDU分割部220は、S309において、送信するPDUに相乗り可能なエリアがあるか否かを判断する。一方、SDU→PDU分割部220は、S308の判断において、PDU長変更要求がなければ(No)、処理を終了する。
そして、SDU→PDU分割部220は、送信するPDUに相乗り可能なエリアがある場合は(Yes)、S310において、同期制御信号生成部に通知を行う。また、SDU→PDU分割部220は、送信するPDUに相乗り可能なエリアがない場合は(No)、処理を終了する。
そして、パディング統計部221は、120byteのPDU長に対して、80byteのパディングではパディング占有率が50%を超過している為、U1に関するカウントを行う(図5、図6)。図5は、図1に示されるRLCプロトコル制御部における、パディング発生監視処理のフローチャートであり、図6は、図1に示されるRLCプロトコル制御部に使用される、ユーザ毎のパディング統計データの設定図である。
尚、パディング統計部221は、あらかじめ、システム管理部130より設定された統計周期時間とPDU長変更判定閾値により、1秒間隔で、全ユーザのカウンタをクリアする。そして、パディング統計部221は、1秒以内にパディング占有率50%超過が、100回以上多発しない限り、PDU長管理部222に対するPDU長変更要求は行わない(図7)。図7は、図1に示されるRLC制御部に使用される、PDU長変更に関するシステム情報の設定図である。
図7では、統計周期時間として1secが設定され、パディング占有率として50%が設定され、PDU長変更判定閾値として100回が設定され、ID1のPDU長として120byteが設定され、ID2のPDU長として80byteが設定され、ID3のPDU長として60byteが設定され、ID4のPDU長として40byteが設定され
ている。もちろん、図7に示される各数値は一例である。例えば、上記のパディング占有率として50%ではなく他の%の数値であっても良い。
図5に示されるように、パディング統計部221は、まず、パディングサイズが規定サイズを超過したか否かを判断する(S501)。超過していれば(Yes)、S502に移行し、パディング統計部221は、発生カウンタを更新する(S502)。超過していなければ(No)、S503に移行する。
次に、パディング統計部221は、規定時間内に規定回数以上パディング発生があるか否かを判断する(S503)。例えば、パディング統計部221は、1秒以内にパディング占有率50%超過が、100回以上となった場合は、PDU長管理部222に対して、PDU長変更要求が行われる(S504)。
PDU長管理部222は、あらかじめシステム管理部130より設定された数種類の使用可能PDU長から、現在の120byteの次に指定されている80byteを選択する。そして、PDU長管理部222は、SDU→PDU分割部220に対して、新規PDU長を通知する。図8に示すとおり、PDU長管理部222は、ユーザ毎に使用中のPDU長を管理する。図8は、図1に示されるPDU長管理部222に使用される、ユーザ毎のPDU長ID管理データの設定図である。
次に、本発明のパケット通信装置の第1の実施形態におけるパディングエリアの利用状態について説明する。図9は、図1に示されるRLCプロトコル制御部におけるパディングエリアの利用状態を示す概念図である。
SDU→PDU分割部220において、U1用に送信されるSDUが、1040byteから640byteに変化すると、そのSDUを従来の120byteで分割した場合、最終PDUに、40byteのパディングが発生する。
そこで、次の送信SDUや、送達確認用のSTATUS−PDUの送信が必要ない場合で、PDU長管理部222から、U1に対する新規PDU長の変更要求があれば、SDU→PDU分割部220は、同期制御信号生成部223に対して、新規PDU長(80byte)と、最終PDUのシーケンス番号(128)と、最終PDUを渡す。
同期制御信号生成部223では、信号種別(例えば、0x8001と示される。)901と、新規PDU長(例えば、0x0050と示される。)902と、シーケンス番号+10(例えば、0x008Aと示される。)903とによりチェックサム904を計算し、これらの値を最終PDUのパディングエリアに相乗りさせる。なお、シーケンス番号に加える数は任意に設定が可能である。
SDU→PDU分割部220では、シーケンス番号+10より、PDU長のサイズを80byteでSDUを分割するようになる。ここで、640byteのSDUを分割すると、パディングの発生は、0byteとなり、パディングの発生を抑えられる。
次に、本実施形態の動作について図1、図3,図5及び図9を参照してより詳細に説明する。RNC及びMSにおいて、上位レイヤの制御プレーンより受信した信号は、入力解析部110で解析される。
受信された信号が呼制御情報である場合は、入力解析部110は、コネクション管理部120に通知する。コネクション管理部120は、通知された呼制御情報が、呼設定要求であれば、SDU→PDU分割部220に対してリソース捕捉要求を行う。SDU→PD
U分割部220は、呼設定情報に従ったリソース捕捉を行う。また、SDU→PDU分割部220は、パディング統計部221に対して統計開始要求を行う。
一方、上位レイヤのユーザプレーンより受信された信号は、入力解析部210で解析される。入力解析部210は、受信した信号がSDUであれば、SDU→PDU分割部220へ通知する。SDU→PDU分割部220は、コネクション管理部120からのリソース捕捉要求時に通知されたPDU長を初期値として、受信したSDUをPDUに分割する。
SDU→PDU分割部220は、SDUを分割した際に、パディングエリアが発生し、且つ、PDU長管理部222からのPDU長変更要求があれば、PDU長変更の為の制御信号をパディングエリアに相乗りさせ、対向エンティティとのRLCプロトコルの同期を取る。このような動作により、本実施形態は、PDU長の変更が可能である。
また、SDU→PDU分割部220は、受信したSDUをPDUに分割する際に、パディングエリアが発生し、その時、次に送信するSDUが存在せず、又、送達確認用のSTATUS−PDUを相乗りして送信する必要がなければ、パディング統計部221にユーザIDとパディングサイズを通知する。
また、パディング統計部221では、SDU→PDU分割部220から通知されるパディングサイズをユーザ毎にチェックする。パディング統計部221は、規定サイズ以上のパディングが発生している場合は、パディングの発生回数をカウントする。
パディング統計部221は、カウント中にPDU長変更判定閾を超過した場合は、PDU長変更要求をPDU長管理部222に行う。尚、パディング統計部221では、統計開始要求受信時点から、統計周期時間の一定間隔で、カウンタのクリアを実施する。これにより、パディング統計部221は、希な頻度でしかパディングの発生がない場合は、PDU長の変更を行わないように制御する。よって、パディング統計部221は、PDU長変更が多発しないように抑制することが可能である。
また、本実施形態は、PDU長変更をインバンドにて実施する。SDU→PDU分割部220は、SDUからPDUへ分割する際に、PDU長を変更するのに必要な制御信号を載せることが出来るだけのパディングエリアが発生した場合で、且つ、PDU長管理部222からのPDU長変更要求があれば、同期制御信号生成部223に対して、新規PDU長と現在のPDUに付与したシーケンス番号、及び、相乗りさせるPDUそのものを渡す。
同期制御信号生成部223は、現在のシーケンス番号より、数シーケンス先を示す番号を決定し、新規PDU長の情報とともにチェックサム値を計算し、SDU→PDU分割部220から渡されたPDUのパディングエリアに、それらを相乗りさせ、対向エンティティとのRLCプロトコルの同期を取る。PDU長変更契機となるシーケンス番号は、SDU→PDU分割部220にも伝えられ、SDUからPDUに分割する際に考慮される。
このように、本実施形態では、パディング発生状況を監視・統計収集をすることで、PDU長の変更を行うことにより、最適なパケット通信を可能とする。また、本実施形態では、PDU長の変更を行う為の対向エンティティとの制御信号をパディングエリアに相乗りさせることで、シームレスなPDU長変更を可能とする。
(第2の実施形態)
次に、本発明のパケット通信装置の第2の実施形態について図1,9,10を参照して
説明する。図10は、本発明のパケット通信装置の第2の実施形態における、PDU→SDU組立処理を示すフローチャートである。また、図1,9は、本発明のパケット通信装置の第1の実施形態を説明するための図面であるが、本実施形態の説明にも用いる。
U1の下位レイヤのユーザプレーンより、120byteのPDUを受信すると、PDU→SDU組立部320は、先頭PDUから最終PDUまで受信し、SDUの組立を行う。
そして、PDU→SDU組立部320はPDU分析処理を行い(S1001)、パディングエリアがあるか否かを判断する(S1002)。例えば、1040byteであるSDUの組立を行った場合は、最終PDUに、パディングエリアが存在する。そこで、PDU→SDU組立部320は、最終PDUを複製し、パディング取出部321に渡す(S1003)。
パディング取出部321では、PDUから80byteのパディングを取り出し、同期制御信号取出部322に取り出した80byteのデータを渡す。同期制御信号取出部322では、信号種別、新規PDU長、シーケンス番号からチェックサムを計算し、同期の制御信号として問題なければ、PDU→SDU組立部320にこれらの情報を通知する。すなわち、同期制御信号取出部322は、PDU長変更要求があるか否かを判断する(S1004)。
PDU→SDU組立部320では、通知されたシーケンス番号を契機として、新規PDU長によって、PDU長を変更し(S1005)、SDUの組立を実施する(S1006)。上記実施形態について、図1,2,9を参照してより詳細に説明する。、図2は、本発明のパケット通信装置の第1の実施形態を説明するための図面であるが、本実施形態の説明にも用いる。下位レイヤのユーザプレーンより受信した信号は、入力解析部310で解析され、PDUであれば、PDU→SDU組立部320へ通知される。
PDU→SDU組立部320では、コネクション管理部120からのリソース捕捉要求時に通知されたPDU長を初期値として、受信したPDUからSDUへの組立を行う。そこで、PDU→SDU組立部320は、受信したPDUに、パディングエリアの存在を検出した場合、パディング取出部321にPDUを渡す。
パディング取出部321では、PDU→SDU分割部320から渡されたPDUからパディングデータを取り出し、同期制御信号取出部322に通知する。そして、同期制御信号取出部322は、対向エンティティからの付与された情報を取り出す。
同期制御信号取出部322は、パディング取出部321から通知されたデータより、信号種別、新規PDU長、シーケンス番号のそれぞれの値からチェックサムを計算し、取り出されたパディングデータに、PDU長変更用の制御信号が含まれているか判断する。
同期制御信号取出部322は、制御信号が付与されている場合は、PDU→SDU組立部320に、新規PDU長とシーケンス番号を通知する。これにより、本実施形態では、対向エンティティとシームレスなPDU長変更を行うことが可能である。また、同期制御信号取出部322は、制御信号が付与されていない場合は、廃棄する。
さらに、本実施形態では、前述の第1の実施形態にて説明したPDU長変更をインバンドにて実施する方法としてSDU→PDU分割部220では、上述の制御信号の取り出しにおいて、対向エンティティからPDU長の変更要求に対する送達確認信号が受信できるまで、PDU長の変更要求制御信号が含まれるPDUを再送し、確実にPDU長変更の同
期を取って制御する。この場合、同期制御信号取出部322は、PDUのパディングエリアに制御信号が対抗エンティティに伝わったことを示す送達確認信号が含まれているか否かを確認する。そして、同期制御信号取出部322は、PDUのパディングエリアに制御信号が対抗エンティティに伝わったことを示す送達確認信号が含まれていれば、送達確認信号が受信できた旨をSDU→PDU分割部220に通知する。
このように、本実施形態では、PDUのパディングエリアに相乗りされる同期制御信号を取り出すことで、シームレスなPDU長の変更が可能となる。
また、本発明のパケット通信装置の第1の実施形態及び第2の実施形態では、例えばHSDPAサービスによる、高速パケット通信を行う際に、パディングエリアを使用して、RLCプロトコル制御を行い、RNC及びMSに対して効率的なパケット通信を提供することが可能である。
また、本発明のパケット通信装置の第1の実施形態及び第2の実施形態では、新に制御プレーンを使用せずにユーザプレーン(インバンド信号による制御)にて制御する為、装置内の制御を複雑化せずに済み、例えばRNC及びMSに実装されるRLCプロトコル制御部の変更のみで実現可能である。
また、本発明のパケット通信装置の第1の実施形態及び第2の実施形態では、ユーザプレーンで制御を行うことで、RLCプロトコル制御信号の遅延を考慮する必要が無く、リアルタイム性に長けており、PDU長を変更する時の同期処理を行うことが容易である。
また、本発明のパケット通信装置の第1の実施形態及び第2の実施形態では、固定網と移動機の間でやりとりされる上位(アプリケーション)のプロトコルが多様化し、RLCプロトコルにて変換するSDUのサイズに偏りが生じても、PDU長をユーザ毎に理想的なサイズを導き出すことができ、RLCプロトコル設定値について、システム情報のカスタマイズを行わなくてもよくなる。
また、本発明のパケット通信装置の第1の実施形態及び第2の実施形態では、例えば高速パケット通信であるHSDPAサービスでは、PDU長の拡大と送信するSDUが増加傾向にある為、パディングエリアの削減においては、現状と比較した場合、10倍以上の効果がある。
また、本発明のパケット通信装置の第1の実施形態及び第2の実施形態では、例えばHSPDAサービスでは、無線区間の無駄なリソースを最小限に抑えることで、論理チャネルであるHS−DSCH上にいるユーザにおいては、互いのスループット向上や、他のユーザが使えるリソースが増えることになる。
(付記1)
無線移動通信ネットワークでの高速パケット通信で使用されるパケット通信装置であって、
対向エンティティに送信すべきパケットデータを分割してプロトコルデータユニットとする分割手段と、
前記分割の際に発生したプロトコルデータユニットのパディングエリアに、プロトコルデータユニット長の変更を行うための制御信号を相乗りさせる相乗り手段とを備えるパケット通信装置。
(付記2)
前記パディングエリアの発生状況を監視する監視手段と、
前記監視手段による監視の結果に基づいて、プロトコルデータユニット長を変更する変更手段とを備える付記1記載のパケット通信装置。
(付記3)
前記監視手段は、
所定の単位時間内に、パディング占有率が所定の値以上であるプロトコルデータユニットが所定回数以上発生した場合にプロトコルデータユニット長を変更する付記2記載のパケット通信装置。
(付記4)
前記相乗り手段は、
前記対向エンティティとの間で、変更後のプロトコルデータユニット長と前記プロトコルデータユニット長の変更を開始するときを示す情報とを含む前記制御信号を前記パディングエリアに相乗りさせる付記1記載のパケット通信装置。
(付記5)
プロトコルデータユニットを受信する受信手段と、
前記受信手段で受信されるプロトコルデータユニットの送信先から通知されるプロトコルデータユニット長に基づいて前記受信手段で受信された前記プロトコルデータユニットをパケットデータに組み立てる組立手段と、
前記受信手段で受信されたプロトコルデータユニットのパディングエリアから、パディングデータを取り出す取出手段と、
前記取り出されたパディングデータに前記プロトコルデータユニット長の変更を行うための前記制御信号が含まれている場合に、該制御信号を前記組立手段に通知する通知手段とを備える付記4記載のパケット通信装置。
(付記6)
前記通知手段は、前記対向エンティティから受信されるプロトコルデータユニットのパディングエリアに、前記制御信号が前記対向エンティティに伝わったことを示す送達確認信号が含まれているか否かを前記相乗り手段に通知し、
前記相乗り手段は、
前記送達確認信号を受信するまで、
前記制御信号をパディングエリアに相乗りさせたプロトコルデータユニットの再送を行う付記5記載のパケット通信装置。
(付記7)
プロトコルデータユニットを受信する受信手段と、
前記受信手段で受信されるプロトコルデータユニットの送信先から通知されるプロトコルデータユニット長に基づいてプロトコルデータユニットをパケットデータに組み立てる組立手段と、
前記受信手段で受信されるプロトコルデータユニットのパディングエリアから、パディングデータを取り出す取出手段と、
前記取り出されたパディングデータに前記プロトコルデータユニット長の変更を行うための制御信号が含まれている場合に、該制御信号を前記組立手段に通知する通知手段とを備えるパケット通信装置。
(付記8)
前記プロトコルデータユニットの送信元へ送信すべき前記プロトコルデータユニットのパディングエリアに、前記制御信号を受信したことを示す送達確認信号を相乗りさせる相乗り手段を備える付記7記載のパケット通信装置。
本発明のパケット通信装置の第1の実施形態において使用される、RLCプロトコル制御部のブロック図である。 図1に示されるRLCプロトコル制御部に使用される、呼設定要求時のRLCプロトコルパラメータの設定図である。 図1に示されるRLCプロトコル制御部における、SDUからPDUへの分割処理のフローチャートである。 図1に示されるRLCプロトコル制御部における、U1用の1040バイトSDU分割の概念図である。 図1に示されるRLCプロトコル制御部における、パディング発生監視処理のフローチャートである。 図1に示されるRLCプロトコル制御部に使用される、ユーザ毎のパディング統計データの設定図である。 図1に示されるRLC制御部に使用される、PDU長変更に関するシステム情報の設定図である。 図1に示されるPDU長管理部222に使用される、ユーザ毎のPDU長ID管理データの設定図である。 図1に示されるRLCプロトコル制御部におけるパディングエリアの利用状態を示す概念図である。 本発明のパケット通信装置の第2の実施形態における、PDU→SDU組立処理を示すフローチャートである。 W−CDMA無線ネットワークシステムの構成図である。 RLCプロトコルのパケットデータの分割と組立の模式図である。 従来技術におけるRLCプロトコル制御ブロック図である。 パディングエリアの発生の例を示す概念図である。 PDU送信の概念図である。 従来技術におけるパディングエリアの利用を示す概念図である。
符号の説明
110 入力解析部
120 コネクション管理部
130 システム管理部
210 入力解析部
220 SDU→PDU分割部(分割手段)
221 パディング統計部(監視手段)
222 PDU長管理部(変更手段)
223 同期制御信号生成部(相乗り手段)
310 入力解析部(受信手段)
320 PDU→SDU組立部(組立手段)
321 パディング取出部(取出手段)
322 同期制御信号取出部(通知手段)
901 信号種別
902 新規PDU長
903 新規シーケンス番号
904 チェックサム

Claims (5)

  1. 無線移動通信ネットワークでの高速パケット通信で使用されるパケット通信装置であって、
    対向エンティティに送信すべきパケットデータを分割してプロトコルデータユニットとする分割手段と、
    前記分割の際に発生したプロトコルデータユニットのパディングエリアに、プロトコルデータユニット長の変更を行うための制御信号を相乗りさせる相乗り手段とを備えるパケット通信装置。
  2. 前記パディングエリアの発生状況を監視する監視手段と、
    前記監視手段による監視の結果に基づいて、プロトコルデータユニット長を変更する変更手段とを備える請求項1記載のパケット通信装置。
  3. 前記相乗り手段は、
    前記対向エンティティとの間で、変更後のプロトコルデータユニット長と前記プロトコルデータユニット長の変更を開始するときを示す情報とを含む前記制御信号を前記パディングエリアに相乗りさせる請求項1記載のパケット通信装置。
  4. プロトコルデータユニットを受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信されるプロトコルデータユニットの送信先から通知されるプロトコルデータユニット長に基づいて前記受信手段で受信された前記プロトコルデータユニットをパケットデータに組み立てる組立手段と、
    前記受信手段で受信されたプロトコルデータユニットのパディングエリアから、パディングデータを取り出す取出手段と、
    前記取り出されたパディングデータに前記プロトコルデータユニット長の変更を行うための前記制御信号が含まれている場合に、該制御信号を前記組立手段に通知する通知手段とを備える請求項3記載のパケット通信装置。
  5. 前記通知手段は、前記対向エンティティから受信されるプロトコルデータユニットのパディングエリアに、前記制御信号が前記対向エンティティに伝わったことを示す送達確認信号が含まれているか否かを前記相乗り手段に通知し、
    前記相乗り手段は、
    前記送達確認信号を受信するまで、
    前記制御信号をパディングエリアに相乗りさせたプロトコルデータユニットの再送を行う請求項4記載のパケット通信装置。
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