JP2006020045A - 通信システム、通信方法、通信プログラム、記録媒体、および、移動ルータ - Google Patents

通信システム、通信方法、通信プログラム、記録媒体、および、移動ルータ Download PDF

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智宏 藤崎
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淳也 加藤
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Abstract

【課題】 移動可能であり、かつ、同一のネットワークアドレスを共有する私設網の構築をすること。
【解決手段】 広域網10のホームエージェントHAと、私設網12の移動ルータMRおよびノードNと、を含む通信システムにおけるホームエージェントHAが、私設網12内の各装置のホームアドレスと、気付アドレスCoAとの対応について管理する位置対応表BCを有し、通信先のノードNのホームアドレスHoAをキーに、位置対応表BCに格納される私設網12内の各装置のホームアドレスHoAを参照して通信先のノードNが含まれる移動ルータMRを特定するように構成されたことを特徴とする。また、ホームエージェントHAは、特定された通信先の移動ルータMRの情報を、通信元の移動ルータMRに通知してもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信システム、通信方法、通信プログラム、記録媒体、および、移動ルータに関する。
計算機の小型化、省電力化技術によって、携帯可能なモバイル機器が広く普及している。それらのモバイル機器に、通信機能を付すことにより、例えば出張先でのメールの送受信などが可能となる。そして、モバイル機器をインターネットなどの広域網に接続するための技術が、MobileIPとして、インターネットの標準化団体であるIETF(The Internet Engineering Task Force)において、提案されている(非特許文献1など)。
MobileIPは、モバイル機器の識別情報(ホームアドレス)と、モバイル機器の最新の位置情報(気付アドレス)との対応を、ホームエージェントと呼ばれるルータ装置が管理する仕組みである。そして、モバイル機器の通信相手は、ホームアドレスを用いて通信を行い、ホームエージェントがホームアドレスと気付アドレスとの変換を行うことにより、モバイル機器の通信相手にはモバイル機器の位置の移動を意識させずに通信を行うことが可能となる。
しかし、MobileIPは、個々のモバイル機器が、独立して最新の位置情報の登録を行うことが必要となる。そのため、MobileIPの機能(位置情報の登録機能)を有していない端末を、広域網に接続して活用することができないという問題があった。そこで、個々のモバイル機器が最新の位置情報の登録処理を行う替わりに、モバイルルータと呼ばれるモバイル機器の通信を中継する装置が、最新の位置情報の登録を代行する仕組みが、NEMO(Network Mobility)として提案されている(非特許文献2など)。
NEMOは、個々のモバイル機器が所属するネットワークのアドレスと、モバイルルータに割り当てられた気付アドレスとの対応情報を、移動のたびにホームエージェントに登録することにより、ネットワーク単位での移動を実現する。これにより、ホームエージェントへの位置情報の登録機能は、モバイルルータのみが有していればよいので、MobileIPに対応していない既存のモバイル機器を、広域網に接続して活用することができる。
IETF(The Internet Engineering Task Force)、"Mobility Support in IPv6"、[online]、[平成16年2月13日検索]、インターネット<URL:http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-mobileip-ipv6-24.txt> IETF(The Internet Engineering Task Force)、"Network Mobility (NEMO) Basic Support Protocol"、[online]、[平成16年2月17日検索]、インターネット<URL:http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-nemo-basic-support-02.txt>
一方、個人などが、自分の所有する個々のモバイル機器を接続して私設網を構築し、データ共有などにその私設網を利用する活用法が、普及している。これらの私設網は、PAN(Personal Area Network)と呼ばれる。そして、出張などにおいて、私設網を構成するモバイル機器群の一部を外部に持ち出して、持ち出されたモバイル機器による通信利用のニーズが高まっている。
私設網の機器群の一部を外部に持ち出す用途において、同一の私設網を構成する機器群には、機器群が持ち出される前に、同一のネットワークアドレスが割り当てられている。この同一のネットワークアドレス内において、互いの機器は通信可能となる。よって、持ち出された後において、持ち出された私設網の一部の機器群と、持ち出され無かった私設網の残りの機器群とでは、そのままのネットワークの設定では、同じネットワークアドレスが割り当てられている。そして、移動する機器群が通信可能となるために、持ち出された私設網と、残りの私設網とで、それぞれの最新の位置情報が、私設網のモバイルルータを介して、ホームエージェントに登録されることとなる。
しかし、従来のNEMOにおいて、ホームエージェントは、異なる複数のモバイルルータから、同一のネットワークアドレスの登録を受け付けることは、想定されていない。これは、ホームエージェントが、モバイルルータの気付アドレスと、モバイルルータ配下のネットワークアドレスとの対応を管理するにあたり、1つのネットワークアドレスが、複数の気付アドレスに対応付けられると、登録されたネットワークアドレスへの通信を、どちらの気付アドレスに関するモバイルルータに対して送信すべきかを、特定できなくなるためである。
よって、従来のNEMOは、1つのネットワークアドレスが、1つの気付アドレスに対応付けられることを前提とする。しかし、その仕様では、持ち出された私設網と、残りの私設網とで、同一のネットワークアドレスを共用することができず、片方の私設網のネットワークアドレスを、変更する手間が生じる。その場合、ネットワークアドレスの変更という設定の手間に加えて、ネットワークアドレスの変更が行われたモバイル機器と、通信相手の端末との通信が途切れてしまうこととなってしまう。
そこで、本発明は、前記した問題を解決し、移動可能であり、かつ、同一のネットワークアドレスを共有する私設網の構築をすることを主な目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載の通信システムは、広域網を介して、移動可能な私設網間の通信を行うための通信システムであって、前記通信システムは、前記広域網に接続されるホームエージェントと、前記広域網と前記私設網とのデータ通信を中継する移動ルータと、前記私設網に接続されるノードと、を含めて構成され、
前記ホームエージェントは、前記移動ルータ配下の前記私設網内の各装置のホームアドレスと、前記移動ルータが前記広域網にアクセスするための気付アドレスとの対応について、前記移動ルータからの登録を受け付けて管理する位置対応表を有し、
前記ホームエージェントは、前記ノード間の通信において、通信先のノードのホームアドレスをキーに、前記位置対応表に格納される前記私設網内の各装置のホームアドレスを参照して通信先のノードが含まれる前記移動ルータを特定するように構成されたことを特徴とする。
これにより、ホームエージェントは、私設網内の各装置のホームアドレスが、気付アドレスと対応して登録されている位置対応表を参照して、宛先のノードを特定することができる。よって、移動可能であり、かつ、同一のネットワークアドレスを共有する私設網の構築をすることが可能になる。
請求項2に記載の通信システムは、請求項1に記載の通信システムであって、前記ホームエージェントは、前記位置対応表を更新する位置対応登録部と、前記位置対応表のデータを検索する位置対応検索部と、前記通信先のノードのアドレスを有する前記移動ルータとの論理的な通信路を作成するトンネル設定部と、を含めて構成されたことを特徴とする。
これにより、ホームエージェントは、私設網内の各装置のホームアドレスが、気付アドレスと対応して登録されている位置対応表を参照して、宛先のノードを特定することができる。よって、移動可能であり、かつ、同一のネットワークアドレスを共有する私設網の構築をすることが可能になる。
請求項3に記載の通信システムは、請求項2に記載の通信システムであって、前記ホームエージェントは、前記位置対応検索部によって取得した前記通信先のノードのアドレスを有する前記移動ルータに関する情報を、通信元の前記移動ルータに通知するノード位置探索通知部を、さらに含めて構成されたことを特徴とする。
これにより、ホームエージェントは、私設網内の各装置のホームアドレスが、気付アドレスと対応して登録されている位置対応表を参照して、宛先のノードを特定することができる。よって、移動可能であり、かつ、同一のネットワークアドレスを共有する私設網の構築をすることが可能になる。
請求項4に記載の通信システムは、請求項3に記載の通信システムであって、前記ホームエージェントは、通信元の移動ルータから受信した複数の宛先となるデータについて、前記通信元の移動ルータ以外の前記位置対応表に登録されている移動ルータに転送するパケット通信部を、さらに含めて構成されたことを特徴とする。
これにより、通信システムは、単数の端末を宛先とするユニキャスト通信だけでなく、複数の端末を宛先とする通信(マルチキャスト、ブロードキャストなど)にも適用が可能である。
請求項5および請求項15に記載の発明は、移動ルータが、所属する私設網の配下のノードの存在を把握するノード管理部と、前記気付アドレスおよび前記把握されたノードを記憶するネットワーク情報記憶部と、前記気付アドレスの更新を行う気付アドレス更新部と、
前記気付アドレスと、前記移動ルータの属する前記私設網内の各装置のホームアドレスとの対応を、前記ホームエージェントに登録する位置登録部と、
を含めて構成されたことを特徴とする。
これにより、ホームエージェントは、私設網内の各装置のホームアドレスが、気付アドレスと対応して登録されている位置対応表を参照して、宛先のノードを特定することができる。よって、移動可能であり、かつ、同一のネットワークアドレスを共有する私設網の構築をすることが可能になる。
請求項6に記載の通信システムは、請求項5に記載の通信システムであって、前記移動ルータは、前記ノードからのデータを受信すると、前記ノードに対して前記移動ルータがデータの送信先のノードである旨の代理応答を行い、前記データの送信先の探索を前記ホームエージェントに依頼し、前記ホームエージェントからの前記依頼の結果により、前記データの送信先となる移動ルータを特定するように構成されたことを特徴とする。
これにより、ホームエージェントは、私設網内の各装置のホームアドレスが、気付アドレスと対応して登録されている位置対応表を参照して、宛先のノードを特定することができる。よって、移動可能であり、かつ、同一のネットワークアドレスを共有する私設網の構築をすることが可能になる。
請求項7に記載の通信システムは、請求項6に記載の通信システムであって、前記移動ルータは、前記データの送信先となる移動ルータとの間に、データ通信を行うための論理的な通信路を作成するトンネル設定部を、さらに含めて構成されたことを特徴とする。
これにより、移動ルータは、通信相手となる移動ルータの通知をホームエージェントから受けているので、ホームエージェントを介することなく、移動ルータ同士で直接データを通信できる。
請求項8に記載の通信システムは、請求項7に記載の通信システムであって、前記移動ルータは、前記気付アドレスが無効である場合に、前記移動ルータと接続されるノードの通信を中継するブリッジとして動作することを特徴とする。
これにより、移動ルータをブリッジ装置として機能を兼用することで、私設網に必要なネットワークデバイスの数を減らすことができ、コストの抑制が可能となる。
請求項9に記載の通信システムは、請求項7に記載の通信システムであって、前記移動ルータは、前記気付アドレスが無効であり、かつ、前記移動ルータと接続されるノードが無い場合において、未動作の状態に移行することを特徴とする。
これにより、移動ルータの省電力化を実現する。
請求項10に記載の通信システムは、請求項1に記載の通信システムであって、前記ホームエージェントと、前記移動ルータとが、同一の筐体内に収納されるように構成されたことを特徴とする。
これにより、通信システム全体で必要な筐体数を減らすことができ、コストの抑制が可能となる。
請求項11に記載の通信方法は、広域網に接続されるホームエージェントと、前記広域網と前記私設網とのデータ通信を中継する移動ルータと、前記私設網に接続されるノードと、を含めて構成され、前記広域網を介して、移動可能な私設網間の通信を行うための通信システムによる通信方法であって、
前記ホームエージェントが、前記移動ルータ配下の前記私設網内の各装置のホームアドレスと、前記移動ルータが前記広域網にアクセスするための気付アドレスとの対応について、前記移動ルータからの登録を受け付けて記憶手段に格納する手順と、
前記ホームエージェントが、前記ノード間の通信において、通信先のノードのホームアドレスをキーに、前記記憶手段に格納される前記私設網内の各装置のホームアドレスを参照して通信先のノードが含まれる前記移動ルータを特定する手順と、
前記ホームエージェントが、前記特定された移動ルータに対して、データを送信する手順と、を実行することを特徴とする。
これにより、ホームエージェントは、私設網内の各装置のホームアドレスが、気付アドレスと対応して登録されている位置対応表を参照して、宛先のノードを特定することができる。よって、移動可能であり、かつ、同一のネットワークアドレスを共有する私設網の構築をすることが可能になる。
請求項12に記載の通信方法は、広域網に接続されるホームエージェントと、前記広域網と前記私設網とのデータ通信を中継する移動ルータと、前記私設網に接続されるノードと、を含めて構成され、前記広域網を介して、移動可能な私設網間の通信を行うための通信システムによる通信方法であって、
前記ホームエージェントが、前記移動ルータ配下の前記私設網内の各装置のホームアドレスと、前記移動ルータが前記広域網にアクセスするための気付アドレスとの対応について、前記移動ルータからの登録を受け付けて記憶手段に格納する手順と、
前記ホームエージェントが、前記ノード間の通信において、通信先のノードのホームアドレスをキーに、前記記憶手段に格納される前記私設網内の各装置のホームアドレスを参照して通信先のノードが含まれる前記移動ルータを特定し、送信元のノードを含む私設網の移動ルータに通知する手順と、
前記通知を受けた移動ルータが、前記通信先のノードが含まれる前記移動ルータに対して、データを送信する手順と、を実行することを特徴とする。
これにより、移動ルータは、通信相手となる移動ルータの通知をホームエージェントから受けているので、ホームエージェントを介することなく、移動ルータ同士で直接データを通信できる。
本発明は、ホームエージェントが、私設網内の各装置のホームアドレスと、気付アドレスとが対応して登録されている位置対応表を参照して、宛先のノードを特定することを特徴とする。これにより、移動可能であり、かつ、同一のネットワークアドレスを共有する私設網の構築をすることが可能になった。
以下に、本発明が適用される通信システムの一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。まず、本実施形態の通信システムの構成について、図1から図4を参照して説明する。
図1は、通信システムの構成図である。図1に示す通信システムは、インターネットなどの複数のネットワークを接続するネットワークである広域網10に、移動するネットワーク、または、移動するネットワークの装置との通信を行う相手の装置が所属するネットワークである私設網12が、接続されている。そして、通信システムは、接続されたルータが広域網にアクセスするための気付アドレスCoAを発行するアクセスルータARと、私設網についての最新の位置情報を管理するホームエージェントHAを有している。
そして、私設網12は、ネットワークの移動に着目すると、物理的な移動が行われたネットワークに関する移動側ネットワークMNと、移動側の私設網の装置との通信相手となる装置が所属するネットワークに関する相手側ネットワークCNと、に分類される。
さらに、私設網12は、広域網10と私設網12とを中継するルータであり、位置の移動に伴うハンドオーバーによって接続するアクセスルータを変更する移動ルータMRと、移動ルータを介して他の私設網のノードNとの通信を行うノードNと、をそれぞれネットワークで接続する構成となる。
ここで、移動ルータMRは、2種類のアドレスを有する。1つめのアドレスは、アクセスルータARから移動ルータMRの広域網10側のインタフェースに対して払いだされたアドレスであり、移動ルータMRの位置を広域網10で一意に決定するために使用される気付アドレスCoAである。2つめのアドレスは、移動ルータMRの私設網12側のインタフェース、および、ノードNに割り当てられるアドレスであり、装置の物理的な移動に関らず不変のアドレスであるホームアドレスHoAである。
図2は、ホームエージェントの構成図である。ホームエージェントHAは、位置情報に関する処理を行うために、私設網内各装置のホームアドレスHoAと、その装置の最新の位置情報(気付アドレスCoA)との対応を記録する位置対応表BCと、位置対応表BCの更新要求を受けて位置対応表に新たな位置対応情報を登録する位置対応登録部112と、位置対応表BCにアクセスして所定の対応データを検索する位置対応検索部114と、所定のノードNが含まれる私設網12の移動ルータMRを通知するノード位置探索通知部122と、を含めて構成される。なお、位置対応検索部114は、対応データとして、ホームアドレスHoAを検索キーとする検索処理を行う。
さらに、ホームエージェントHAは、データ通信を行うために、トンネリングプロトコルに従って論理的な通信路であるトンネルを作成するトンネル設定部126と、パケットの送受信を行うパケット通信部128と、を含めて構成される。なお、トンネリングプロトコルは、例えば、IPv6overIPv6である。
図3は、移動ルータの構成図である。移動ルータMRは、自らのネットワークの設定を管理するために、気付アドレスCoA、および、所属する私設網の配下のノードNを記憶するネットワーク情報記憶部132と、装置の移動に伴い広域網10に接続するインタフェースに設定された気付アドレスCoAの更新を行う気付アドレス更新部134と、所属する私設網の配下のノードNの存在を把握するノード管理部136と、自装置の位置によって設定された気付アドレスCoAと、私設網に関する情報との対応を、ホームエージェントHAに登録する位置登録部138と、自装置の気付アドレスCoAと、私設網内各装置のホームアドレスHoAとの対応を、ホームエージェントHAに登録するノード登録部140と、を含めて構成される。なお、前記私設網内各装置には、移動ルータMR自身も含まれることとしてもよい。
また、移動ルータMRは、ノードNの位置探索に関する処理を行うために、所定のノードNの位置の探索をホームエージェントHAに依頼するノード位置探索依頼部146と、所定のノードNの位置を自装置の位置として代理応答するノード位置探索代理応答部150と、を含めて構成される。
さらに、移動ルータMRは、データ通信を行うために、トンネリングプロトコルに従って論理的な通信路であるトンネルを作成するトンネル設定部154と、パケットの送受信を行うパケット通信部156と、を含めて構成される。
図4は、ノードの構成図である。ノードNは、移動ルータMRを介して他の私設網のノードNとの通信を行うために、所定のノードNの位置の探索を移動ルータMRに依頼するノード位置探索依頼部162と、移動ルータMRのノード管理に対応するノード管理対応部164と、パケットの送受信を行うパケット通信部166と、を含めて構成される。
ここで、ノード管理部136(図3)と、ノード管理対応部164との処理について、説明する。ノード管理部136と、ノード管理対応部164は、所定のプロトコルを用いて、お互いに通信し、ノードNに関する情報の交換を行う。所定のプロトコルは、例えば、ARP(Address Resolution Protocol)、IPv6におけるND(Neighbor Discovery)が、挙げられる。そして、ノード管理部136は、ノード管理対応部164に対して、ノードNに関する情報の提供を促し、ノード管理対応部164は、ノード管理部136に、その情報を提供する。
また、ノードNの位置探索に関する構成要素(ノード位置探索通知部122、ノード位置探索依頼部146、ノード位置探索代理応答部150、ノード位置探索依頼部162)は、IPv6におけるND(Neighbor Discovery)などのプロトコルに従って、検索キーとなるノードNのアドレスを通知する。
以上、通信システムの構成について、説明した。次に、本実施形態の通信システムの動作のうち、ホームエージェントHAへの位置登録処理について、図1から図4を参照しつつ、図5に沿って説明する。
図5は、ホームエージェントHAへの位置登録の処理を示すフローチャートである。まず、各移動ルータMRは、ノードNとノードNの存在を確認する(S101)。なお、ノードNの存在の確認は、ノードNがネットワークを離脱することも有りうるので、1回だけでなく、複数回行うものとする。次に、各移動ルータMRは、配下の私設網内各装置のホームアドレスHoAを含めた位置対応を、ホームエージェントHAに登録する(S102)。すると、ホームエージェントHAの位置対応登録部112は、私設網内各装置のホームアドレスHoAと、移動ルータMRの気付アドレスCoAとの対応を、位置対応表BCに登録する。
なお、位置対応表BCへの位置対応の登録処理は、気付アドレスCoAの変更の度に行われる。そして、気付アドレスCoAの変更は、移動による新しい気付アドレスCoAの発行、管理者のネットワーク設定の変更などによる気付アドレスCoAを使用するインタフェースの無効化、および、電源のオンなどによる気付アドレスCoAを使用するインタフェースの有効化などである。
さらに、移動側ネットワークMNの移動ルータMR、および、配下のノードNが、ネットワークごと移動を行うとする(S103)。すると、移動側ネットワークMNの移動ルータMRは、アクセスルータARから気付アドレスCoAを取得し、広域網10との接続インタフェースのアドレスに、更新する(S104)。さらに、移動側ネットワークMNの移動ルータMRは、私設網内各装置のホームアドレスHoAを含めた位置対応を、ホームエージェントHA(位置対応登録部112)に登録する(S105)。
ここで、位置対応表BCに登録されるデータを説明する。図6は、通信システムの構成の一例を示す図である。図6に示す通信システムは、ネットワークアドレスがAAAとなる私設網12が、相手側ネットワークCNと、移動側ネットワークMNとによって構成されている。相手側ネットワークCNは、移動ルータMR1、ノードN1、および、ノードN2によって構成されている。移動側ネットワークMNは、移動ルータMR2、ノードN3、および、ノードN4によって構成されている。そして、移動ルータMR1は、気付アドレスCoA1を介して、アクセスルータAR1と接続する。移動前の移動ルータMR2は、気付アドレスCoA2を介して、アクセスルータAR2と接続し、また、移動後の移動ルータMR2は、気付アドレスCoA3を介して、アクセスルータAR3と接続する。
図7は、図6に示す通信システムにおける位置対応表BCの構成図である。ホームエージェントHAは、移動ルータMR2の移動前において、移動ルータMR1(気付アドレスCoA1)の配下の私設網内各装置のホームアドレスHoA(AAA1、AAA2、AAA3)と、移動ルータMR2(気付アドレスCoA2)の配下の私設網内各装置のホームアドレスHoA(AAA4、AAA5、AAA6)とを、各移動ルータMRからの通知によって登録する(図7(A)参照)。そして、ホームエージェントHAは、移動ルータMR2の移動に伴い、移動ルータMR2の配下の私設網内各装置のホームアドレスHoA(AAA4、AAA5、AAA6)の登録について、対応する気付アドレスCoAを、気付アドレスCoA2から気付アドレスCoA3へと変更する(図7(B)参照)。
この本実施形態の図7における位置対応表BCの内容が、従来技術のNEMOと異なる点である。つまり、従来技術のNEMOは、図7(A)に示されるような、私設網内各装置のホームアドレスHoAを、1つのネットワークにまとめて登録する構成を取っているが、本実施形態は、私設網内各装置のホームアドレスHoAを、装置ごとに登録するような構成となる。
但し、位置登録を行う際に使用される通信プロトコルは、新規のプロトコルを作成することとしてもよいし、従来技術のNEMOに使用されているフォーマットに従ったプロトコルや、既存のルーティングプロトコルを活用してもよい。そして、NEMOのフォーマットに従ったプロトコルを用いることにより、既に存在する実装を活用できるので、開発コストを低減できるとともに、標準化を推進する際に、円滑に行うことが可能となる。
また、図7に示すように、位置対応の各レコードについて、レコードの登録時からの有効期限を設けてもよい。そして、ホームエージェントHAは、有効期限を経過したレコードを、位置対応表BCから削除する。さらに、ホームエージェントHAは、有効期限内に、位置対応表BCのレコードについて、再度移動ルータMRからの登録を受け付け、登録がなされたときに、有効期限を延長する。これにより、移動ルータMRが故障して通信が途切れてしまっても、その故障した移動ルータMRに関するレコードは、時間の経過によって、自動的に削除される。そのため、故障した移動ルータMRに対して、データを送信し続けることを、抑制することができる。
なお、有効期限は、移動ルータMRごととしてもよいし、装置ごととしてもよい。これは、所定の私設網へのノードNの接続または離脱が、装置ごとに任意のタイミングで行われることに対処するためである。
以上、ホームエージェントHAへの位置登録処理について、説明した。次に、本実施形態の通信システムの動作のうち、データ通信処理について、図1から図7を参照しつつ、図8および図9に沿って説明する。
ここで、図8および図9を説明するための移動ルータMRおよびノードNについて、定義する。まず、フローチャートを用いた処理を説明するために、図6の通信システムの符号を用いる。なお、図8および図9の処理は、ネットワーク構成や、各ネットワークの構成要素となる装置の数について、図6の通信システムだけに限定されるものではない。
なお、図8および図9は、通信を行うノードNどうしが、別々の移動ルータMR配下のネットワークに所属している場合における処理を示している。一方、通信を行うノードNどうしが、同一の移動ルータMR配下のネットワークに所属している場合には、移動ルータMRを介さず直接通信可能であるため、図8および図9の処理は行われない。
そして、移動ルータMR1の配下のノードN1から、移動ルータMR2の配下のノードN3に対して、データ通信を行う場合を考える。その場合、ノードN1と、ノードN3とは、同一のネットワークアドレスを共有しているが、物理的位置は離れているため、広域網10を介して通信を行う必要がある。そのため、ホームエージェントHAは、図7に示すように、移動ルータMR1および移動ルータMR2から、気付アドレスCoAと私設網内各装置のホームアドレスHoAとの対応について、それぞれ位置登録を受けているものとする。以下、図8の処理を説明する。
まず、移動ルータMR1は、ノードN3(アドレスAAA4)を探索するための位置探索の要求メッセージを、ノードN1から受信する。そして、移動ルータMR1は、ノードN1に対して、移動ルータMR1自身が位置探索の要求メッセージのノードN3である旨の、代理応答を行う(S201)。ここで、代理応答は、ProxyARP(IPv4の場合)、ProxyND(IPv6の場合)などによって、行われる。次に、移動ルータMR1は、ホームエージェントHAにノードN3の位置探索を要求を依頼する(S202)。
そして、ホームエージェントHAは、位置探索を要求を受けて、位置対応表BCを検索する(S203)。つまり、ホームエージェントHAは、通信先のノード(ノードN3)のホームアドレスをキーに、位置対応表BCに格納される私設網内各装置のホームアドレスを参照して、通信先のノード(ノードN3)が含まれる移動ルータMRを検索することにより、ノードN3が所属する私設網の移動ルータMR2が、取得される。
ここで、移動ルータMR1は、ノードN1から、ノードN3宛てのデータを受信する(S204)。これは、S201で、移動ルータMR1が代理応答を行ったことにより、ノードN3宛てのデータが、移動ルータMR1に届くためである。そして、移動ルータMR1は、ホームエージェントHAにノードN3宛てのデータを転送する(S205)。
さらに、ホームエージェントHAは、S203で検索された移動ルータMR2に対して、ノードN3宛てのデータを転送する(S206)。そして、移動ルータMR2は、ノードN宛てのデータを、宛先となるノードNに転送する(S207)。
図9は、通信システムの経路最適化がなされた通信処理を示す図である。まず、ノードNの位置探索に関する処理は、図8と同様である。つまり、S201とS301、S202とS302、S203とS303は、それぞれ同一の処理であるので、説明を省略する。
そして、S303で位置対応表BCから移動ルータMR2を検索したホームエージェントHA(ノード位置探索通知部122)は、位置探索の要求を発信した移動ルータMR1に、ノードNの検索結果となる移動ルータMR2のアドレスを通知する(S304)。
ここで、移動ルータMR1は、ノードN1から、ノードN3宛てのデータ受信する(S305)。そして、移動ルータMR1は、移動ルータMR2に、ノードN3宛てのデータを転送する(S306)。ここで、移動ルータMR1は、S304において、通信相手となる移動ルータMR2の通知を受けているので、ホームエージェントHAを介することなく、移動ルータMR同士で直接データを通信できる。
そして、移動ルータMR2は、移動ルータMR1から受信したノードN3宛てのデータを、宛先となるノードN3に転送する(S307)。
以上説明した本発明は、このような私設網の構築をすることにより、ネットワークの効率的な利用を可能とする。つまり、印刷やファイル同期等、バースト的な通信が多い個人用機器間の通信を個人セグメント内部に閉じこめることができるため、個人環境のみならずネットワーク全体のパフォーマンス向上が期待できる。
また、このような私設網の構築をすることにより、従来、ネットワーク管理者は機器一台一台のへのアドレス割り当てを管理する必要があったが、同一ユーザに対してアドレスブロック(もしくは、IPv4ではNAT( Network Address Translation)用アドレス一つ)を割り当てることで、管理対象オブジェクト数を大幅に削減できる。
また、このような私設網の構築をすることにより、個人環境の出入口のセグメント境界ルータでフィルタリングが可能なため、個人環境/ネットワーク全体ともにセキュリティを高めることが可能となる。例えば、Blaster等の感染型のVirusをユーザが持ち込んだ場合でも、影響範囲を局所化できる。
さらに、このような私設網の構築をすることにより、組織変更や、ダイナミックな組織横断型のプロジェクト構築が容易になる。つまり、個々の機器がネットワークに別個に接続されている状態においても、セグメント境界ルータ間でのCUG(Closed User Group)の構築および設定が容易となる。
そして、移動可能なネットワークの構築により、移動ルータは、配下にネットワークを持ち、移動先で、無線LAN/PHS等のインターネットに接続し、配下の機器にインターネット接続性を提供する。また、移動ルータは、場所の移り変わりの際に通信メディアの切り替え(例:無線LANからPHSへ)に対応したシームレスな(つまり、通信の途切れない)ネットワークハンドオーバ(基地局の切り替え)を実現する。
また、移動可能なネットワークの構築により、移動ルータは、移動先でも、個人ネットワークセグメントに直接接続されているのと同等の環境を提供する。つまり、移動ルータは、配下のネットワーク機器の自動設定、移動環境と個人ネットワークセグメントに残っている機器との通信等を実現する。
以上説明した本発明は、以下のように発明の趣旨を逸脱しない範囲で広く変形実施することができる。
例えば、本発明は、単数の端末を宛先とするユニキャスト通信だけでなく、複数の端末を宛先とする通信(マルチキャスト、ブロードキャストなど)にも適用が可能である。まず、複数の端末を宛先とするパケットを受信した移動ルータMRは、そのパケットを、ホームエージェントHAに転送する。次に、ホームエージェントHAは、受信したパケットの送信先となる移動ルータMRを特定し、その移動ルータMRに対してパケットを転送する。さらに、パケットを受信した各移動ルータMRは、各配下のネットワークのノードNに、そのパケットを転送する。
ここで、ホームエージェントHAは、パケットの送信先となる移動ルータMRの特定について、パケットを受信した移動ルータMRを除く全ての移動ルータMRを、送信先の移動ルータMRとする。次に、ホームエージェントHAは、パケットの種別(マルチキャスト、ブロードキャスト、IPv4、IPv6など)に応じて、送信先となる移動ルータMRを絞り込む。例えば、パケットの種別がブロードキャストの場合には、位置対応表BCを参照して、そのパケットの送信先として指定されたネットワークに属するノードNを有する移動ルータMRを、送信先の移動ルータMRとして特定する。別の例では、パケットの種別がマルチキャストの場合には、パケットの送信先として指定されたマルチキャストのグループを有する移動ルータMRが、送信先の移動ルータMRとして選択される。
また、本発明の移動ルータMRは、アクセスルータARと接続されていない状態(つまり、気付アドレスを用いて、広域網と接続されていない状態であり、請求項における気付アドレスが無効である場合)となることも想定される。例えば、図10は、2台の移動ルータMR(移動ルータMR8、移動ルータMR9)を含む私設網12の構成を示している。そのうち、移動ルータMR8は、アクセスルータARと接続しているので、広域網10と私設網12とのデータ通信を中継する。そして、私設網12の移動時には、ホームエージェントHAに私設網12の登録を行う。一方、移動ルータMR9は、アクセスルータARと接続されていないので、広域網10には直接接続しない。
この場合、移動ルータMR9は、移動ルータMR8に接続される。なお、移動ルータMR9と、移動ルータMR8との接続形式は、例えば、UTP(Unshielded Twist Pair cable)などによるケーブルを介する接続としてもよいし、片方の移動ルータMRのスロットに、もう片方の移動ルータMRをカートリッジとして差し込むような、筐体同士を直接接続する形式としてもよい。
そして、移動ルータMR9は、少なくとも1台のノードNを収容している場合(図10は2台の例)には、収容しているノードNについて、パケット通信部156を介して、私設網12内のデータ通信を中継する動作(ブリッジとしての動作)を行ってもよい。これにより、移動ルータMR9をブリッジ装置として機能を兼用することで、私設網12に必要なネットワークデバイスの数を減らすことができ、コストの抑制が可能となる。
一方、移動ルータMR9は、ノードNを1台も収容していない場合(つまり、移動ルータMR9との接続相手が移動ルータMR8だけの場合)には、移動ルータMR9は、データ通信を行う必要はないので、電源をOFFにするなどの未動作の状態へと移行してもよい。
さらに、図1などの通信システムにおいて、ホームエージェントHAと、移動ルータMRとを別々の装置として説明したが、ホームエージェントHAの機能を移動ルータMRに取り込むことで、ホームエージェントHAと、移動ルータMRとを1つの筐体として構成してもよい。その場合には、通信システム全体で必要な筐体数を減らすことができ、コストの抑制が可能となる。
本発明の一実施形態に関する通信システムの構成図である。 本発明の一実施形態に関するホームエージェントの構成図である。 本発明の一実施形態に関する移動ルータの構成図である。 本発明の一実施形態に関するノードの構成図である。 本発明の一実施形態に関するホームエージェントへの位置登録の処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関する通信システムの構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に関する位置対応表の構成図である。 本発明の一実施形態に関する通信システムの通信処理を示す図である。 本発明の一実施形態に関する通信システムの経路最適化がなされた通信処理を示す図である。 本発明の一実施形態に関する移動ルータをブリッジとして動作させる場合の通信システムの構成図である。
符号の説明
AR アクセスルータ
BC 位置対応表(記憶手段)
CN 相手側ネットワーク
CoA 気付アドレス
HA ホームエージェント
HoA ホームアドレス
MN 移動側ネットワーク
MR 移動ルータ
N ノード
10 広域網
12 私設網
112 位置対応登録部
114 位置対応検索部
122 ノード位置探索通知部
126 トンネル設定部
128 パケット通信部
132 ネットワーク情報記憶部
134 気付アドレス更新部
136 ノード管理部
138 位置登録部
140 ノード登録部
146 ノード位置探索依頼部
150 ノード位置探索代理応答部
154 トンネル設定部
156 パケット通信部
162 ノード位置探索依頼部
164 ノード管理対応部
166 パケット通信部

Claims (15)

  1. 広域網を介して、移動可能な私設網間の通信を行うための通信システムであって、前記通信システムは、前記広域網に接続されるホームエージェントと、前記広域網と前記私設網とのデータ通信を中継する移動ルータと、前記私設網に接続されるノードと、を含めて構成され、
    前記ホームエージェントは、前記移動ルータ配下の前記私設網内の各装置のホームアドレスと、前記移動ルータが前記広域網にアクセスするための気付アドレスとの対応について、前記移動ルータからの登録を受け付けて管理する位置対応表を有し、
    前記ホームエージェントは、前記ノード間の通信において、通信先のノードのホームアドレスをキーに、前記位置対応表に格納される前記私設網内の各装置のホームアドレスを参照して通信先のノードが含まれる前記移動ルータを特定するように構成されたことを特徴とする通信システム。
  2. 前記ホームエージェントは、前記位置対応表を更新する位置対応登録部と、前記位置対応表のデータを検索する位置対応検索部と、前記通信先のノードのアドレスを有する前記移動ルータとの論理的な通信路を作成するトンネル設定部と、を含めて構成されたことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記ホームエージェントは、前記位置対応検索部によって取得した前記通信先のノードのアドレスを有する前記移動ルータに関する情報を、通信元の前記移動ルータに通知するノード位置探索通知部を、さらに含めて構成されたことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記ホームエージェントは、通信元の移動ルータから受信した複数の宛先となるデータについて、前記通信元の移動ルータ以外の前記位置対応表に登録されている移動ルータに転送するパケット通信部を、さらに含めて構成されたことを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記移動ルータは、所属する私設網の配下のノードの存在を把握するノード管理部と、前記気付アドレスおよび前記把握されたノードを記憶するネットワーク情報記憶部と、前記気付アドレスの更新を行う気付アドレス更新部と、
    前記気付アドレスと、前記移動ルータの属する前記私設網内の各装置のホームアドレスとの対応を、前記ホームエージェントに登録する位置登録部と、
    を含めて構成されたことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  6. 前記移動ルータは、前記ノードからのデータを受信すると、前記ノードに対して前記移動ルータがデータの送信先のノードである旨の代理応答を行い、前記データの送信先の探索を前記ホームエージェントに依頼し、前記ホームエージェントからの前記依頼の結果により、前記データの送信先となる移動ルータを特定するように構成されたことを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記移動ルータは、前記データの送信先となる移動ルータとの間に、データ通信を行うための論理的な通信路を作成するトンネル設定部を、さらに含めて構成されたことを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記移動ルータは、前記気付アドレスが無効である場合に、前記移動ルータと接続されるノードの通信を中継するブリッジとして動作することを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  9. 前記移動ルータは、前記気付アドレスが無効であり、かつ、前記移動ルータと接続されるノードが無い場合において、未動作の状態に移行することを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  10. 前記ホームエージェントと、前記移動ルータとが、同一の筐体内に収納されるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  11. 広域網に接続されるホームエージェントと、前記広域網と前記私設網とのデータ通信を中継する移動ルータと、前記私設網に接続されるノードと、を含めて構成され、前記広域網を介して、移動可能な私設網間の通信を行うための通信システムによる通信方法であって、
    前記ホームエージェントが、前記移動ルータ配下の前記私設網内の各装置のホームアドレスと、前記移動ルータが前記広域網にアクセスするための気付アドレスとの対応について、前記移動ルータからの登録を受け付けて記憶手段に格納する手順と、
    前記ホームエージェントが、前記ノード間の通信において、通信先のノードのホームアドレスをキーに、前記記憶手段に格納される前記私設網内の各装置のホームアドレスを参照して通信先のノードが含まれる前記移動ルータを特定する手順と、
    前記ホームエージェントが、前記特定された移動ルータに対して、データを送信する手順と、を実行することを特徴とする通信方法。
  12. 広域網に接続されるホームエージェントと、前記広域網と前記私設網とのデータ通信を中継する移動ルータと、前記私設網に接続されるノードと、を含めて構成され、前記広域網を介して、移動可能な私設網間の通信を行うための通信システムによる通信方法であって、
    前記ホームエージェントが、前記移動ルータ配下の前記私設網内の各装置のホームアドレスと、前記移動ルータが前記広域網にアクセスするための気付アドレスとの対応について、前記移動ルータからの登録を受け付けて記憶手段に格納する手順と、
    前記ホームエージェントが、前記ノード間の通信において、通信先のノードのホームアドレスをキーに、前記記憶手段に格納される前記私設網内の各装置のホームアドレスを参照して通信先のノードが含まれる前記移動ルータを特定し、送信元のノードを含む私設網の移動ルータに通知する手順と、
    前記通知を受けた移動ルータが、前記通信先のノードが含まれる前記移動ルータに対して、データを送信する手順と、を実行することを特徴とする通信方法。
  13. 請求項11または請求項12に記載の通信方法をコンピュータに実行させるための通信プログラム。
  14. 請求項13に記載の通信プログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
  15. 広域網に接続されるホームエージェントと、前記広域網と私設網とのデータ通信を中継する移動ルータと、前記私設網に接続されるノードと、を含めて構成される通信システムにおける前記移動ルータであって、
    所属する私設網の配下のノードの存在を把握するノード管理部と、
    前記気付アドレスおよび前記把握されたノードを記憶するネットワーク情報記憶部と、前記気付アドレスの更新を行う気付アドレス更新部と、
    前記気付アドレスと、前記移動ルータの属する前記私設網内の各装置のホームアドレスとの対応を、前記ホームエージェントに登録する位置登録部と、
    を含めて構成されたことを特徴とする移動ルータ。
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JP2011049730A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Nec Corp 通信システムにおけるネットワーク接続方法、管理方法および装置

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