JP2006019981A - アンテナ装置及び情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電波の放射効率を向上させる。
【解決手段】アンテナ装置1は、第1の導体板11と、第1の導体板11上に設けられる第1の誘電体層12と、第1の誘電体層12上に設けられ電気信号の入出力端13Aと開放端13Bとを有する導体のストリップ線路(伝送線路)13と、第1の誘電体層12とともにストリップ線路13を挟むように設けられる第2の誘電体層14と、第2の誘電体層14上に設けられスロット16を有する第2の導体板15と、が積層された積層基板18を備えている。また、アンテナ装置1は、積層基板18の全側面のうち、ストリップ線路13における開放端13Bに対向する面を覆う第3の導体板17Aを備え、更に、開放端13Bに対向する面(第3の導体板17Aにより覆われる面)に隣接する2つの側面をそれぞれ覆う第4の導体板17B及び第5の導体板17Cを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】アンテナ装置1は、第1の導体板11と、第1の導体板11上に設けられる第1の誘電体層12と、第1の誘電体層12上に設けられ電気信号の入出力端13Aと開放端13Bとを有する導体のストリップ線路(伝送線路)13と、第1の誘電体層12とともにストリップ線路13を挟むように設けられる第2の誘電体層14と、第2の誘電体層14上に設けられスロット16を有する第2の導体板15と、が積層された積層基板18を備えている。また、アンテナ装置1は、積層基板18の全側面のうち、ストリップ線路13における開放端13Bに対向する面を覆う第3の導体板17Aを備え、更に、開放端13Bに対向する面(第3の導体板17Aにより覆われる面)に隣接する2つの側面をそれぞれ覆う第4の導体板17B及び第5の導体板17Cを備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、指向性を有するアンテナ装置及びそのアンテナ装置を備えた情報処理装置に関し、特に、電波を放射する開口部を有するアンテナ装置に関する。
通信機器の送受信電力の効率を高めるために、指向性を有するアンテナを用いることが多い。こうした指向性を有するアンテナには、種々なものがある。
例えば、特許文献1には、トリプレート線路給電型マイクロストリップアンテナにおいて、第一の地導体と第二の地導体とを電気的に接続するスルーホールを設けることにより、パラレルプレートモードなどのTEMモードの反射波の伝播に起因するエネルギーロスを抑える技術が開示されている。
特開2000−261235号公報
しかしながら、上述した特許文献1に示される技術では、パラレルプレートモードなどのTEMモードの反射波の伝播に起因するエネルギーロスをある程度までは抑えることはできるが、それでもなお、他のエネルギーロスが残っていることが考えられ、電波の放射効率の向上が望まれている。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、電波の放射効率を向上させたアンテナ装置及びそのアンテナ装置を備えた情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係るアンテナ装置は、第1の導体板と、前記第1の導体板上に設けられる第1の誘電体層と、前記第1の誘電体層上に設けられ電気信号の入出力端と開放端とを有する導体の伝送線路と、前記第1の誘電体層とともに前記伝送線路を挟むように設けられる第2の誘電体層と、前記第2の誘電体層上に設けられる第2の導体板と、が積層された積層基板と、前記積層基板の全側面のうち、前記伝送線路における前記開放端に対向する面を覆う第3の導体板とを具備し、前記第2の導体板は、前記伝送線路を通じて前記電気信号が伝送されるときに発生する電波を前記積層基板の外部へ放射するための開口部を有することを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置は、機器本体と、前記機器本体に設けられる少なくとも1つのアンテナ装置とを具備し、各アンテナ装置は、第1の導体板と、前記第1の導体板上に設けられる第1の誘電体層と、前記第1の誘電体層上に設けられ電気信号の入出力端と開放端とを有する導体の伝送線路と、前記第1の誘電体層とともに前記伝送線路を挟むように設けられる第2の誘電体層と、前記第2の誘電体層上に設けられる第2の導体板と、が積層された積層基板と、前記積層基板の全側面のうち、前記伝送線路における前記開放端に対向する面を覆う第3の導体板とを具備し、前記第2の導体板は、前記伝送線路を通じて前記電気信号が伝送されるときに発生する電波を前記積層基板の外部へ放射するための開口部を有することを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置は、前記機器本体に対して回動可能に開閉する表示ユニットと、前記表示ユニットに設けられる少なくとも1つのアンテナ装置とを具備し、各アンテナ装置は、第1の導体板と、前記第1の導体板上に設けられる第1の誘電体層と、前記第1の誘電体層上に設けられ電気信号の入出力端と開放端とを有する導体の伝送線路と、前記第1の誘電体層とともに前記伝送線路を挟むように設けられる第2の誘電体層と、前記第2の誘電体層上に設けられる第2の導体板と、が積層された積層基板と、前記積層基板の全側面のうち、前記伝送線路における前記開放端に対向する面を覆う第3の導体板とを具備し、前記第2の導体板は、前記伝送線路を通じて前記電気信号が伝送されるときに発生する電波を前記積層基板の外部へ放射するための開口部を有することを特徴とする。
電波の放射効率を向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置を構成する個々の部材を展開した様子を示す図である。なお、図示では、アンテナ装置の構造を理解し易くするために展開図が示されているが、実際のアンテナ装置は、個々の部材は互いに接合している。また、図2は、アンテナ装置1を上部から見た様子を示す平面図である。また、図3は、アンテナ装置1における図2中の矢視A−Aで示される面を示す断面図である。なお、図中の斜線部は、導体部分であることを表している。最初に、これらの図1〜図3を参照して説明する。なお、各図の中で共通する要素には、同一の符号を付している。
本実施形態に係るアンテナ装置1は、トリプレート給電と呼ばれる給電方式に対応した積層構造を有し、スロットと呼ばれる開口部から電波を発信したり、外部から発信されてくる電波を受信したりする片面指向性を有するトリプレート給電型スロットアンテナ装置である。また、アンテナ装置1を構成する個々の部材(特に誘電体層)は、90度程度まで折り曲げても破損しない耐性を有しており、アンテナ装置1の側部を紙のように折り曲げた状態でパーソナルコンピュータやPCAなどの情報処理装置に取り付けることができるようになっている。
本実施形態に係るアンテナ装置1は、トリプレート給電と呼ばれる給電方式に対応した積層構造を有し、スロットと呼ばれる開口部から電波を発信したり、外部から発信されてくる電波を受信したりする片面指向性を有するトリプレート給電型スロットアンテナ装置である。また、アンテナ装置1を構成する個々の部材(特に誘電体層)は、90度程度まで折り曲げても破損しない耐性を有しており、アンテナ装置1の側部を紙のように折り曲げた状態でパーソナルコンピュータやPCAなどの情報処理装置に取り付けることができるようになっている。
アンテナ装置1は、図示のように、第1の導体板11と、第1の導体板11上に設けられる第1の誘電体層12と、第1の誘電体層12上に設けられ電気信号の入出力端13Aと開放端13Bとを有する導体のストリップ線路(伝送線路)13と、第1の誘電体層12とともにストリップ線路13を挟むように設けられる第2の誘電体層14と、第2の誘電体層14上に設けられる第2の導体板15と、が積層された積層基板18を備えている。
また、アンテナ装置1は、積層基板18の全側面のうち、ストリップ線路13における開放端13Bに対向する面(端面ともいう)を覆う第3の導体板17Aを備えている。
また、アンテナ装置1は、開放端13Bに対向する面(第3の導体板17Aにより覆われる面)に隣接する2つの側面をそれぞれ覆う第4の導体板17B及び第5の導体板17Cを更に備えている。
また、第1の導体板11、第2の導体板15、第3の導体板17A、第4の導体板17B、第5の導体板17Cは、電気的にショートするように接合されている。なお、これらは別々の部材である必要はなく、一体化した1つの部材として実現してもよい。もしくは、第3の導体板17A、第4の導体板17B、及び第5の導体板17Cだけを一体化した1つの部材として実現してもよい。
上記第2の導体板15は、その略中央の位置に、細長い形状をなすスロット(開口部)16を有する。このスロット16は、ストリップ線路13を通じて電気信号が伝送されるときに発生する電波を積層基板18の外部へ放射するものであり、指向性を有する電波を放射する放射源として機能する。
また、上記ストリップ線路13上のスロット16に最も近い位置から開放端13Bまでの距離Mstubは、発生する電波の波長(共振周波数に対応する波長λ)の略4分の1(例えば2.7 mm程度)であることが望ましい。このように設定すると、ストリップ線路13を中心にして発生する定在波(standing wave)のスロット16付近における強度が最適となり、放射効率が最も高くなる。
図4は、アンテナ装置1に対して給電を行ったときに発生する電界分布等を示す図である。
アンテナ装置1を駆動するためには、給電や電気信号の入出力を行う給電ユニット20が使用される。この給電ユニット20は、例えば、アンテナ装置1と離間した場所にある通信モジュールなどに設けられており、ケーブル21を通じてアンテナ装置1側の第1の導体板11、ストリップ線路13、及び第2の導体板15に接続されている。
アンテナ装置1を駆動するためには、給電や電気信号の入出力を行う給電ユニット20が使用される。この給電ユニット20は、例えば、アンテナ装置1と離間した場所にある通信モジュールなどに設けられており、ケーブル21を通じてアンテナ装置1側の第1の導体板11、ストリップ線路13、及び第2の導体板15に接続されている。
給電ユニット20は、所定の高周波数の交流信号を発信する高周波発信源を有しており、ストリップ線路13と第1の導体板11との間、および、ストリップ線路13と第2の導体板15との間に電圧を印加する。また、給電ユニット20は、他の装置へ送信すべき情報を電気信号としてストリップ線路13の入出力端13Aへ送ったり、逆に、他の装置から送られてくる電波を電気信号として入出力端13Aから取得したりする。
アンテナ装置1が給電を受け、入出力端13Aから電気信号が入力されると、当該電気信号ストリップ線路13を通じて伝播する。このとき、図4に示されるように第1の導体板11、ストリップ線路13、及び第2の導体板15の間で電界22や磁界(図示せず)が発生し、更には、電波23や磁波(図示せず)が発生している。
スロット16付近においては電界や磁界に大きな変化が起こり、電波がスロット16を通じて上方へ(第2の導体板15の表面に対して垂直の方向へ)放射される。入出力端13Aから入力される電気信号に情報が含まれていれば、当該情報はスロット16から放射される電波に乗せられる。逆に、他の装置から送られてきた電波をスロット16を通じて受けた場合には、当該電波はアンテナ装置1の内部に取り込まれて電気信号に変換され、給電ユニット20へ送られる。
特に、本実施形態のアンテナ装置1は第3の導体板17A、第4の導体板17B、第5の導体板17Cを備えているため、電界や磁界が積層基板18の側面から漏れることがなく、エネルギーロスを大幅に抑えることができ、スロット16から放射される電波の放射効率を著しく向上させることができる。なお、第4の導体板17Bおよび第5の導体板17Cを設けずに、第3の導体板17Aだけを設ける構成としてもよい。この場合も、エネルギーロスを効果的に抑え、電波の放射効率を向上させることができる。
図5は、積層基板18の側面に(a)導体板を設けない場合と、(b)1枚の導体板を設ける場合と、(c)3枚の導体板を設ける場合とで、指向性が異なることを説明するための図である。
なお、図中の符号30Aはアンテナ装置1の長手方向に関する放射の測定範囲を示しており、符号30Bはアンテナ装置1の幅方向に関する放射の測定範囲を示している。また、図中の符号31Aは測定範囲30Aに対応する放射特性(以下、「長手方向の放射特性」と称す)を示しており、符号31Bは測定範囲30Bに対応する放射特性(以下、「幅方向の放射特性」と称す)を示している。また、図中の円グラフの中心はアンテナ装置1の中央部に相当し、「270度」は入出力端13Aの方向に相当し、「90度」は開放端13Bの方向に相当し、「0度」はスロット16が電波を放射する理想的な方向に相当する。
なお、図中の符号30Aはアンテナ装置1の長手方向に関する放射の測定範囲を示しており、符号30Bはアンテナ装置1の幅方向に関する放射の測定範囲を示している。また、図中の符号31Aは測定範囲30Aに対応する放射特性(以下、「長手方向の放射特性」と称す)を示しており、符号31Bは測定範囲30Bに対応する放射特性(以下、「幅方向の放射特性」と称す)を示している。また、図中の円グラフの中心はアンテナ装置1の中央部に相当し、「270度」は入出力端13Aの方向に相当し、「90度」は開放端13Bの方向に相当し、「0度」はスロット16が電波を放射する理想的な方向に相当する。
図5の(a)のように導体板が設けられない場合(従来技術の場合)は、長手方向の放射特性31Aが特に90度の方向に膨張しており、0度方向への指向性が低い。
図5の(b)のように第3の導体板17Aが設けられる場合は、長手方向の放射特性31Aの90度方向への膨張がかなり抑えられ、0度方向への指向性が改善されている。
図5の(c)のように第3の導体板17Aだけでなく第4の導体板17Bと第5の導体板17Cとが設けられる場合は、長手方向の放射特性31Aのみならず、幅方向の照射特性31Bに関しても、0度方向への指向性が改善されている。
図5の(b)のように第3の導体板17Aが設けられる場合は、長手方向の放射特性31Aの90度方向への膨張がかなり抑えられ、0度方向への指向性が改善されている。
図5の(c)のように第3の導体板17Aだけでなく第4の導体板17Bと第5の導体板17Cとが設けられる場合は、長手方向の放射特性31Aのみならず、幅方向の照射特性31Bに関しても、0度方向への指向性が改善されている。
図6は、積層基板18の側面に(a)3枚の導体板を設ける場合と、(b)1枚の導体板を設ける場合と、(c)導体板を設けない場合とで、放射効率が異なることを、(d)のグラフにより説明するための図である。
図6中の(d)のグラフは、前述の距離Mstubを2.7 mmに設定したときの、電気信号の周波数[GHz]に対する放射効率[%]を、上記3つの場合の各々について示している。このグラフ中においては、上記(a)の場合の放射効率を「実線」で示し、上記(b)の場合の放射効率を「破線」で示し、上記(c)の場合の放射効率を「一点鎖線」で示している。
図6中の(d)のグラフは、前述の距離Mstubを2.7 mmに設定したときの、電気信号の周波数[GHz]に対する放射効率[%]を、上記3つの場合の各々について示している。このグラフ中においては、上記(a)の場合の放射効率を「実線」で示し、上記(b)の場合の放射効率を「破線」で示し、上記(c)の場合の放射効率を「一点鎖線」で示している。
図6の(c)のように導体板が設けられない場合(従来技術の場合)は、放射効率は高いとは言えない(グラフ中の「一点鎖線」を参照)。
図6の(b)のように第3の導体板17Aが設けられる場合は、上記(c)の場合に比べると、放射効率がかなり向上している(グラフ中の「破線」を参照)。
図6の(a)のように第3の導体板17Aだけでなく第4の導体板17Bと第5の導体板17Cとが設けられる場合は、上記(b)の場合に比べると、放射効率が一層向上している(グラフ中の「実線」を参照)。
図6の(b)のように第3の導体板17Aが設けられる場合は、上記(c)の場合に比べると、放射効率がかなり向上している(グラフ中の「破線」を参照)。
図6の(a)のように第3の導体板17Aだけでなく第4の導体板17Bと第5の導体板17Cとが設けられる場合は、上記(b)の場合に比べると、放射効率が一層向上している(グラフ中の「実線」を参照)。
上述のアンテナ装置1は、ノート型パーソナルコンピュータや、ポケットPC、PDA(携帯情報端末)、携帯電話、PHSなどの種々な情報処理装置に搭載して使用することができる。
図7は、アンテナ装置1をノート型パーソナルコンピュータに適用した場合の例を示す斜視図である。
ノート型パーソナルコンピュータは、機器本体41と、この機器本体41に対しヒンジ部にて回動可能に開閉する表示ユニット42とを有する。
ノート型パーソナルコンピュータは、機器本体41と、この機器本体41に対しヒンジ部にて回動可能に開閉する表示ユニット42とを有する。
この表示ユニット42の4隅のうち、当該表示ユニット42を開いたときに上方に位置する2隅の部分(右上部及び左上部)に、同型の2つのアンテナ装置1をそれぞれ設ける。例えば、これら2つのアンテナ装置1により、いわゆるダイバーシティアンテナの機能を実現する。
一方、機器本体41側には、無線通信を行うための無線通信モジュール43(RF部などを含む)が内蔵されている。また、この無線通信モジュール43には、前述の給電ユニット20(図4参照)が搭載されており、ケーブルを通じて各アンテナ装置1に接続されている。
このような構成において、一方のアンテナ装置1を、表示ユニット42の前方に電波が放射されるように配置し、もう一方のアンテナ装置1を、表示ユニット42の後方に電波が放射されるように配置する。これにより、2つのアンテナ装置1の放射範囲が重なることがなく、広範囲にわたる電波の送受を実現することができる。
また、各アンテナ装置1を表示ユニット42の内側に設け(内蔵し)、各アンテナ装置1のスロット16が表示ユニット42の表面から露出するように、当該表示ユニット42の表面に開口部を設けるようにしてもよい。このようにすれば、美観を損ねること無く、また電波の放射を妨げることなく、品質の高い無線通信を実現することができる。また、各アンテナ装置1を表示ユニット42の内側に設ける(内蔵する)ようにしてもよい。この場合、表示ユニット42の表面に加工を施す必要がない。
このように、放射効率の優れたアンテナ装置1をノート型パーソナルコンピュータの表示ユニット42に設けることにより、ノート型パーソナルコンピュータにおいて高品質な無線通信を実現することができる。
図8は、図7に示した例の変形例を示す斜視図である。図8の例は、図7の例と比較すると、各アンテナ装置1の配置が異なる。
図8の例では、一方のアンテナ装置1を、表示ユニット42の上部の縁に配置し、もう一方のアンテナ装置1を、表示ユニット42の側部の縁に配置する。この場合も、2つのアンテナ装置1の放射範囲が重なることがなく、広範囲にわたる電波の送受を実現することができる。
図8の例では、一方のアンテナ装置1を、表示ユニット42の上部の縁に配置し、もう一方のアンテナ装置1を、表示ユニット42の側部の縁に配置する。この場合も、2つのアンテナ装置1の放射範囲が重なることがなく、広範囲にわたる電波の送受を実現することができる。
表示ユニット42の縁の幅が小さい場合には、各表示ユニット42を折り曲げた状態で配置するようにしてもよい。また、各アンテナ装置1を表示ユニット42の内側に設ける(内蔵する)ようにしてもよい。その際に、各アンテナ装置1のスロット16が表示ユニット42の縁から露出するように、当該表示ユニット42の縁に開口部を設けるようにしてもよい。
図9は、アンテナ装置1をPDAに適用した場合の例を示す斜視図である。
PDA51は、表示部や入力部などを備えた携帯可能な情報端末である。このPDA51の隅に、アンテナ装置1を設ける。また、PDA51には、無線通信を行うための無線通信モジュール52(RF部などを含む)が内蔵されている。また、この無線通信モジュール52には、前述の給電ユニット20(図4参照)が搭載されており、ケーブルを通じてアンテナ装置1に接続されている。
PDA51は、表示部や入力部などを備えた携帯可能な情報端末である。このPDA51の隅に、アンテナ装置1を設ける。また、PDA51には、無線通信を行うための無線通信モジュール52(RF部などを含む)が内蔵されている。また、この無線通信モジュール52には、前述の給電ユニット20(図4参照)が搭載されており、ケーブルを通じてアンテナ装置1に接続されている。
また、アンテナ装置1のスロット16がPDA51の表面から露出するように、当該PDA51の表面に開口部を設けるようにしてもよい。このようにすれば、美観を損ねること無く、また電波の放射を妨げることなく、品質の高い無線通信を実現することができる。
このように、放射効率の優れたアンテナ装置1をPDA51に設けることにより、PDA51において高品質な無線通信を実現することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…アンテナ装置、11…第1の導体板、12…第1の誘電体層、13…ストリップ線路(伝送線路)、13A…入出力端、13B…開放端、14…第2の誘電体層、15…第2の導体板、16…スロット、17A…第3の導体板、17B…第4の導体板、17C…第5の導体板、18…積層基板、20…給電ユニット、21…ケーブル、22…電界、23…電波、30A,30B…測定範囲、31A,31B…放射特性、41…機器本体、42…表示ユニット、43,52…無線通信モジュール、51…PDA。
Claims (10)
- 第1の導体板と、前記第1の導体板上に設けられる第1の誘電体層と、前記第1の誘電体層上に設けられ電気信号の入出力端と開放端とを有する導体の伝送線路と、前記第1の誘電体層とともに前記伝送線路を挟むように設けられる第2の誘電体層と、前記第2の誘電体層上に設けられる第2の導体板と、が積層された積層基板と、
前記積層基板の全側面のうち、前記伝送線路における前記開放端に対向する面を覆う第3の導体板とを具備し、
前記第2の導体板は、前記伝送線路を通じて前記電気信号が伝送されるときに発生する電波を前記積層基板の外部へ放射するための開口部を有することを特徴とするアンテナ装置。 - 前記第3の導体板に隣接する2つの側面をそれぞれ覆う第4の導体板及び第5の導体板を更に具備することを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
- 前記第1の導体板、前記第2の導体板、前記第3の導体板、前記第4の導体板、及び前記第5の導体板は、電気的にショートするように接合されていることを特徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
- 前記線路上の前記開口部に最も近い位置から前記開放端までの距離は、前記発生する電波の波長の略4分の1であることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
- 機器本体と、
前記機器本体に設けられる少なくとも1つのアンテナ装置とを具備し、
各アンテナ装置は、
第1の導体板と、前記第1の導体板上に設けられる第1の誘電体層と、前記第1の誘電体層上に設けられ電気信号の入出力端と開放端とを有する導体の伝送線路と、前記第1の誘電体層とともに前記伝送線路を挟むように設けられる第2の誘電体層と、前記第2の誘電体層上に設けられる第2の導体板と、が積層された積層基板と、
前記積層基板の全側面のうち、前記伝送線路における前記開放端に対向する面を覆う第3の導体板とを具備し、
前記第2の導体板は、前記伝送線路を通じて前記電気信号が伝送されるときに発生する電波を前記積層基板の外部へ放射するための開口部を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記情報処理装置は前記アンテナ装置を内蔵しており、
前記開口部が前記情報処理装置の表面から露出するように、当該情報処理装置の表面に開口部が設けられていることを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。 - 機器本体と、
前記機器本体に対して回動可能に開閉する表示ユニットと、
前記表示ユニットに設けられる少なくとも1つのアンテナ装置とを具備し、
各アンテナ装置は、
第1の導体板と、前記第1の導体板上に設けられる第1の誘電体層と、前記第1の誘電体層上に設けられ電気信号の入出力端と開放端とを有する導体の伝送線路と、前記第1の誘電体層とともに前記伝送線路を挟むように設けられる第2の誘電体層と、前記第2の誘電体層上に設けられる第2の導体板と、が積層された積層基板と、
前記積層基板の全側面のうち、前記伝送線路における前記開放端に対向する面を覆う第3の導体板とを具備し、
前記第2の導体板は、前記伝送線路を通じて前記電気信号が伝送されるときに発生する電波を前記積層基板の外部へ放射するための開口部を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記表示ユニットは前記アンテナ装置を内蔵しており、
前記開口部が前記表示ユニットの表面から露出するように、当該表示ユニットの表面に開口部が設けられていることを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。 - 前記第3の導体板に隣接する2つの側面をそれぞれ覆う第4の導体板及び第5の導体板を更に具備することを特徴とする請求項5又は7記載の情報処理装置。
- 前記第1の導体板、前記第2の導体板、前記第3の導体板、前記第4の導体板、及び前記第5の導体板は、電気的にショートするように接合されていることを特徴とする請求項9記載の情報処理装置。
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