JP2006019565A - Heat treatment apparatus - Google Patents
Heat treatment apparatus Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006019565A JP2006019565A JP2004196721A JP2004196721A JP2006019565A JP 2006019565 A JP2006019565 A JP 2006019565A JP 2004196721 A JP2004196721 A JP 2004196721A JP 2004196721 A JP2004196721 A JP 2004196721A JP 2006019565 A JP2006019565 A JP 2006019565A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- heat treatment
- treatment apparatus
- holding unit
- mounting surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Abstract
Description
本発明は、基板に加熱を伴う処理を行う熱処理装置に関する。 The present invention relates to a heat treatment apparatus for performing a process involving heating on a substrate.
従来より、半導体基板等(以下、単に「基板」という。)の製造の様々な段階において基板に対する熱処理が行われており、熱処理方法の1つとして急速加熱工程(Rapid Thermal Process、以下、「RTP」という。)が利用されている。RTPでは、処理室内の基板をハロゲンランプ等で加熱して短時間で所定の温度まで昇温することにより、酸化膜等の絶縁膜の薄膜化、イオン注入法により添加した不純物の活性化工程における不純物の再拡散抑制等、従来の電気炉による長時間の熱処理では困難であった処理を実現することができる。また、近年、基板の加熱源としてフラッシュランプを用いて、さらに短時間で基板を加熱する技術も提案されている。 Conventionally, heat treatment is performed on a substrate at various stages of manufacturing a semiconductor substrate or the like (hereinafter simply referred to as “substrate”), and one of the heat treatment methods is a rapid thermal process (hereinafter referred to as “RTP”). ") Is used. In RTP, a substrate in a processing chamber is heated with a halogen lamp or the like and heated to a predetermined temperature in a short time, thereby reducing the thickness of an insulating film such as an oxide film and activating an impurity added by an ion implantation method. It is possible to realize a treatment that is difficult by a long-time heat treatment using a conventional electric furnace, such as suppression of impurity re-diffusion. In recent years, a technique for heating a substrate in a shorter time using a flash lamp as a substrate heating source has been proposed.
ところで、RTPに限らず、基板に熱処理を行う熱処理装置では、基板保持部に基板を載置する際の、基板下面と基板保持部上面との間に生じるエアベアリング現象による基板の位置ずれを防止する技術が利用されている。例えば、特許文献1では、基板が基板保持部(熱処理板)の上面に接近した時点から基板の下降速度を低下させて基板保持部上に載置することにより、エアベアリング現象の発生を防止して基板の水平方向への位置ずれ(すなわち、横滑り)を防止する技術が開示されている。
By the way, not only RTP but also a heat treatment apparatus that performs heat treatment on a substrate prevents the substrate from being displaced due to an air bearing phenomenon that occurs between the lower surface of the substrate and the upper surface of the substrate holding portion when the substrate is placed on the substrate holding portion. Technology is used. For example, in
熱処理装置では、基板の位置ずれを防止して位置決めをするためのポケットが基板保持部に設けられる場合もあり、ポケットの大きさは通常、常温時の基板の大きさより十分大きくされる。ポケットの大きさは装置によって様々であり、例えば、特許文献2では、常温時の半導体ウエハの大きさを基準として、ポケットの直径が半導体ウエハの直径より2mm大きくされる(すなわち、半導体ウエハの外周とポケット側壁との間の距離が1mmとされる)。また、特許文献3および特許文献4においても同様に、常温時の半導体ウエハの大きさを基準として、半導体ウエハの外周とポケット(座ぐり部)側壁との間の距離が、それぞれ0.9mmおよび2.5mmとされる。
In the heat treatment apparatus, there is a case where a pocket for positioning the substrate while preventing the displacement of the substrate is provided in the substrate holding part, and the size of the pocket is usually sufficiently larger than the size of the substrate at normal temperature. The size of the pocket varies depending on the apparatus. For example, in Patent Document 2, the diameter of the pocket is made 2 mm larger than the diameter of the semiconductor wafer on the basis of the size of the semiconductor wafer at room temperature (that is, the outer periphery of the semiconductor wafer). And the distance between the pocket side wall and 1 mm). Similarly, in
一方、特許文献5では、基板保持部上に載置した基板を基板保持部からの伝熱により片面側から加熱して処理する装置において、基板保持部に載置される前の基板を、基板保持部から一定の距離だけ離れた位置にて支持し、基板保持部からの放射熱により予備的に加熱することにより、基板保持部上に載置して熱処理する際に発生する基板の変形を防止し、基板に対する処理の均一性を向上する技術が提案されている。
ところで、フラッシュランプを用いて基板に熱処理を行う装置においても通常、基板が横滑りした場合であっても位置を規制するために、ポケット等が基板保持部に設けられる。このような熱処理装置では、極めて短時間に基板の温度を上昇させるため基板が急速に熱膨張する。このとき、基板の外周がポケット側壁に接触していると、あるいは、熱膨張によりポケット側壁に接触すると基板が破損してしまうことがある。 By the way, even in an apparatus for performing heat treatment on a substrate using a flash lamp, usually, a pocket or the like is provided in the substrate holding portion in order to regulate the position even when the substrate slides. In such a heat treatment apparatus, the substrate is rapidly expanded in order to raise the temperature of the substrate in a very short time. At this time, if the outer periphery of the substrate is in contact with the pocket sidewall, or if it contacts the pocket sidewall due to thermal expansion, the substrate may be damaged.
基板とポケットとの接触を防止するために、特許文献2〜特許文献4に開示されるように、基板の外周とポケット側壁との間に隙間を設けることが考えられる。しかしながら、フラッシュランプを用いる熱処理装置では、フラッシュランプからの光が極めて短時間だけ基板に照射されて基板の表面温度が他の部位の温度に比べて急速に上昇するため、熱処理時の基板の膨張の様子を正確に把握することは難しく、特許文献2〜特許文献4に開示されるような常温時の基板の大きさを基準とする方法では、基板の外周とポケット側壁との間の距離を適切に決定することが困難である。 In order to prevent contact between the substrate and the pocket, as disclosed in Patent Documents 2 to 4, it is conceivable to provide a gap between the outer periphery of the substrate and the pocket side wall. However, in a heat treatment apparatus using a flash lamp, the substrate is irradiated with light from the flash lamp for a very short time, and the surface temperature of the substrate rapidly rises compared to the temperature of other parts. In the method based on the size of the substrate at normal temperature as disclosed in Patent Documents 2 to 4, the distance between the outer periphery of the substrate and the pocket side wall is determined. It is difficult to determine properly.
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、基板と位置規制部との接触を防止することにより、熱処理時における基板の破損を防止することを目的としている。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to prevent damage to the substrate during heat treatment by preventing contact between the substrate and the position restricting portion.
請求項1に記載の発明は、基板に光を照射して加熱を伴う処理を行う熱処理装置であって、基板の位置を前記基板の周縁部側から規制する位置規制部が設けられた水平な載置面に前記基板が載置される基板保持部と、前記載置面に対向する少なくとも1つのフラッシュランプを有する光照射部と、前記載置面の上方において基板の下面に当接して前記基板を支持する基板支持部と、基板の下面に当接する前記基板支持部の先端部を前記載置面に形成された開口を介して前記載置面の上方から下方へと相対的に移動することにより、前記基板支持部から前記基板保持部の前記載置面に前記基板を移載する移載機構と、前記移載機構を制御することにより、前記基板支持部に支持される基板が前記載置面に当接する際に、前記基板保持部の前記基板支持部に対する相対移動速度を秒速1mm以下とする制御部とを備える。
The invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の熱処理装置であって、前記載置面に載置される基板の熱処理時の表面温度まで前記基板全体が加熱されると仮定した場合において、前記基板の外周と前記位置規制部との間の距離が0.5mm以上とされる。
Invention of Claim 2 is the heat processing apparatus of
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の熱処理装置であって、前記基板支持部により、前記載置面に対して傾斜した姿勢で基板が支持される。 A third aspect of the present invention is the heat treatment apparatus according to the first or second aspect, wherein the substrate is supported by the substrate support portion in a posture inclined with respect to the mounting surface.
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の熱処理装置であって、前記基板支持部の前記先端部が、上方に向かって伸びる3以上の支持ピンの先端であり、前記開口が前記3以上の支持ピンがそれぞれ挿入される複数の微小開口である。
Invention of Claim 4 is the heat processing apparatus in any one of
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の熱処理装置であって、前記載置面の算術平均粗さRaが0.5μm以下である。
Invention of
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の熱処理装置であって、前記基板保持部がヒータを備え、前記基板支持部により支持される基板が、前記基板保持部に移載される直前に前記基板保持部からの輻射熱により所定の時間だけ加熱される。
The invention according to
請求項7に記載の発明は、基板に光を照射して加熱を伴う処理を行う熱処理装置であって、基板の位置を前記基板の周縁部側から規制する位置規制部が設けられた水平な載置面に前記基板が載置される基板保持部と、前記載置面に対向する少なくとも1つのフラッシュランプを有する光照射部とを備え、前記載置面に載置される基板の熱処理時の表面温度まで前記基板全体が加熱されると仮定した場合において、前記基板の外周と前記位置規制部との間の距離が0.5mm以上とされる。
The invention according to
本発明では、基板と位置規制部との接触を防止することにより熱処理時における基板の破損を防止することができる。請求項1の発明では、基板の移載時における横滑りを防止することにより、基板と位置規制部との接触防止が実現される。また、請求項2および7の発明では、熱処理により膨張した基板と位置規制部との接触を防止することができる。
In the present invention, damage to the substrate during heat treatment can be prevented by preventing contact between the substrate and the position restricting portion. According to the first aspect of the present invention, it is possible to prevent contact between the substrate and the position restricting portion by preventing a side slip when the substrate is transferred. In the inventions of
請求項3の発明では、基板の移載時に載置面と基板の下面との間の気体を効率よく押し出すことにより、基板の横滑りをより確実に防止することができる。請求項5の発明では、算術平均粗さRaが小さく、基板が横滑りしやすい載置面に基板が移載される場合であっても、基板の横滑りを防止することができる。また、請求項6の発明では、基板の変形を減少させ、基板の変形に起因する横滑りを防止することができる。
According to the third aspect of the present invention, the side slip of the substrate can be more reliably prevented by efficiently extruding the gas between the mounting surface and the lower surface of the substrate when the substrate is transferred. According to the fifth aspect of the present invention, even when the substrate is transferred to the mounting surface where the arithmetic average roughness Ra is small and the substrate is liable to skid, the skidding of the substrate can be prevented. In the invention of
図1は、本発明の一の実施の形態に係る熱処理装置1の構成を示す図である。熱処理装置1は半導体基板9(以下、「基板9」という。)に光を照射して加熱を伴う処理である熱処理を行う装置である。
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a
熱処理装置1は、略円筒状の内壁を有するチャンバ側部63、および、チャンバ側部63の下部を覆うチャンバ底部62を備え、これらにより略円板状の基板9を熱処理する空間(以下、「チャンバ」という。)65を形成するとともに上部に開口(以下、「上部開口」という。)60が形成されたチャンバ本体6が構成される。
The
また、熱処理装置1は、上部開口60に装着されて上部開口60を閉塞する閉塞部材である透光板61、チャンバ本体6の内部において基板9を保持しつつ予備的に加熱する略円板状の保持部7、保持部7をチャンバ本体6の底面であるチャンバ底部62に対して昇降する保持部昇降機構4、保持部7に保持される基板9に透光板61を介して光を照射することにより基板9を加熱する光照射部5、保持部7の上方(図1中の(+Z)側)において基板9の下面(すなわち、光照射部5からの光が照射される側とは反対側の面)に当接して基板9を支持する基板支持部700、および、これらの構成を制御して熱処理を行う制御部3を備える。
Further, the
透光板61は、例えば、石英等の赤外線透過性を有する材料により形成されるとともに上部開口60を閉塞し、光照射部5からの光を透過してチャンバ65に導く窓部材(すなわち、チャンバ窓)として機能する。チャンバ底部62およびチャンバ側部63は、例えば、ステンレススチール等の強度と耐熱性に優れた金属材料にて形成されており、チャンバ側部63の内側面の上部のリング631は、光照射による劣化に対してステンレススチールより優れた耐性を有するアルミニウム(Al)合金等で形成されている。
The
チャンバ側部63は、基板9の搬入および搬出を行うための搬送開口部66を有し、搬送開口部66は、軸662を中心に回動するゲートバルブ663により開閉可能とされる。チャンバ側部63の搬送開口部66とは反対側の部位にはチャンバ65に処理ガス(例えば、窒素(N2)ガスやヘリウム(He)ガス、アルゴン(Ar)ガス等の不活性ガス、場合によっては、酸素(O2)ガス等)を導入する導入路81が形成され、片方の端は弁82を介して図示省略の給気機構に接続され、もう一方の端はチャンバ側部63の内部に形成されるガス導入チャンネル83に接続される。また、搬送開口部66にはチャンバ内の気体を排出する排出路86が形成され、弁87を介して図示省略の排気機構に接続される。
The
図2は、チャンバ本体6をガス導入チャンネル83の位置でZ方向に垂直な面で切断した断面図である。図2に示すように、ガス導入チャンネル83は、図1に示す搬送開口部66の反対側においてチャンバ側部63の全周の約1/3に亘って形成されており、導入路81を介してガス導入チャンネル83に導かれた処理ガスは、複数のガス供給孔84からチャンバ65内へと供給される。
FIG. 2 is a cross-sectional view of the
図1に示す光照射部5は、複数(本実施の形態においては30本)のキセノンフラッシュランプ(以下、単に「フラッシュランプ」という。)51、リフレクタ52および透光板53(光学窓)を有する。複数のフラッシュランプ51は、それぞれが長尺の円筒形状を有する棒状ランプであり、それぞれの長手方向(図1中のY方向)が保持部7に保持される基板9の主面に沿って互いに平行となるように平面状に配列されている。リフレクタ52は、複数のフラッシュランプ51の上方にそれら全体を覆うように設けられる。また、透光板53は、石英ガラスにより形成され、透光板61との間に所定の間隙を設けて光照射部5の下面に設置される。熱処理装置1では、メンテナンス時に光照射部5をチャンバ本体6に対して相対的に上昇させて(+X)方向へと移動する照射部移動機構55がさらに設けられる。
The
熱処理装置1では、基板9の熱処理時にフラッシュランプ51および保持部7から発生する熱エネルギーによるチャンバ本体6および光照射部5の過剰な温度上昇を防止するため、様々な冷却用の構造(図示省略)を備えている。例えば、チャンバ本体6のチャンバ側部63およびチャンバ底部62には水冷管が設けられており、光照射部5は内部に気体を供給する供給管とサイレンサ付きの排気管が設けられて空冷構造とされている。
In the
保持部昇降機構4は、略円筒状のシャフト41、移動板42、ガイド部材43(本実施の形態ではシャフト41の周りに3本配置される。)、固定板44、ボールねじ45、ナット46およびモータ40を有する。チャンバ本体6の下部であるチャンバ底部62には保持部7よりも小さい直径を有する略円形の開口64が形成されており、ステンレススチール製のシャフト41は、開口64に挿入され、保持部7の下面に接続されて保持部7を支持する。
The holding unit lifting mechanism 4 includes a substantially
移動板42にはボールねじ45が挿入されたナット46が固定されており、移動板42は、チャンバ底部62に固定されて下方へと伸びるガイド部材43により案内されて上下方向に移動可能とされる。また、移動板42は、シャフト41を介して保持部7に連結される。
A
モータ40は、ガイド部材43の下端部に取り付けられる固定板44に設置され、タイミングベルト401を介してボールねじ45に接続される。保持部昇降機構4により保持部7が昇降する際には、駆動部であるモータ40が制御部3の制御によりボールねじ45を回転し、ナット46が固定された移動板42がガイド部材43に沿って移動する。この結果、シャフト41が図1中のZ方向に移動し、シャフト41に接続された保持部7が、基板9の熱処理時にチャンバ本体6の内部にて滑らかに昇降する。
The
移動板42の上面には略半円筒状(円筒を長手方向に沿って半分に切断した形状)のメカストッパ451がボールねじ45に沿うように立設されており、仮に何らかの異常により移動板42が所定の上昇限界を超えて上昇したとしても、メカストッパ451の上端がボールねじ45の端部に設けられた端板452に突き当たることによって移動板42の異常上昇が防止される。これにより、保持部7は透光板61の下方の所定位置以上に上昇することはなく、保持部7と透光板61との衝突が防止される。
On the upper surface of the moving
また、保持部昇降機構4は、チャンバ本体6の内部のメンテナンスを行う際に保持部7を手動にて昇降させる手動昇降部49を有する。手動昇降部49はハンドル491および回転軸492を有し、ハンドル491を介して回転軸492を回転することより、タイミングベルト495を介して回転軸492に接続されるボールねじ45を回転して保持部7の昇降が行われる。
Further, the holding unit elevating mechanism 4 has a manual elevating
チャンバ底部62の下側には、シャフト41の周囲を囲み下方へと伸びる伸縮自在のベローズ47が設けられ、その上端はチャンバ底部62の下面に接続される。ベローズ47のもう一方の端にはベローズ下端板471が取り付けられ、ベローズ下端板471はシャフト41に取り付けられる鍔状部材411にねじ止めされてチャンバ65を気密状態に保つ。保持部昇降機構4により保持部7がチャンバ底部62に対して上昇する際にはベローズ47は収縮され、下降する際にはベローズ47が伸張される。
A telescopic bellows 47 surrounding the
基板支持部700は、チャンバ底部62から保持部7を貫通して上方に向かって伸びる3本の支持ピン70を備え、支持ピン70の先端は、基板9の下面に当接して基板9を支持する。支持ピン70は、例えば石英により形成されており、チャンバ本体6の外部からチャンバ底部62に固定されているため、容易に取り替えることができる。
The
図3は、保持部7近傍を示す拡大図である。図3では、図示の都合上、保持部7およびシャフト41の(−X)側のみを断面にて示す。保持部7は、基板9を予備加熱(いわゆる、アシスト加熱)するホットプレート71、および、ホットプレート71の上面(保持部7が基板9を保持する側の面)に設置されるサセプタ72を有し、保持部7(ホットプレート71)の下面には、既述のように保持部7を昇降するシャフト41が接続される。保持部7(すなわち、ホットプレート71およびサセプタ72)には、基板支持部700の支持ピン70が挿入される3つの貫通孔77が、保持部7の下面の中心部に接続されるシャフト41を略中心とする円周上に等間隔にて設けられる。
FIG. 3 is an enlarged view showing the vicinity of the holding
厚さ3mm〜5mmのサセプタ72の(+Z)側には、基板9を保持するポケットである凹部721が形成され、凹部721の深さは基板9の厚さと同程度ないし1mm程度とされる。サセプタ72は石英(窒化アルミニウム(AlN)や炭化シリコン(SiC)等であってもよい。)により形成される。保持部7では、サセプタ72がその下面をホットプレート71の上面に面接触させてホットプレート71上に載置されるため、サセプタ72がホットプレート71により加熱されると、ホットプレート71からの熱エネルギーが拡散して基板9に伝導される。これにより基板9が均一に加熱される。なお、メンテナンス時にはサセプタ72はホットプレート71から取り外して洗浄可能とされる。
A
図4は、サセプタ72を示す平面図である。図4に示すように、凹部721(図3参照)の略円形の底面(すなわち、(+Z)側を向く面であり、後述のように、基板9が載置される面であるため、以下、「載置面」という。)722には、3つの貫通孔77(図3参照)の(+Z)側の微小な開口771が形成され、開口771には支持ピン70(図3参照)がそれぞれ挿入される。載置面722は、算術平均粗さRaが0.5μm(マイクロメートル)以下の平滑面とされ、また、平面度は0.5mm以下(好ましくは、0.3mm以下、さらに好ましくは、0.1mm以下)とされる。図3および図4に示すように、載置面722の周囲に設けられた凹部721の側面723は、載置面722の外周から上側に向かうにつれて径が漸次増大する傾斜面であり、側面723の載置面722に対する傾斜角は約5〜30°とされる。熱処理装置1では、保持部7の取り付け時に、載置面722が水平になるように予め調整が行われている。
FIG. 4 is a plan view showing the
図3に示すように、ホットプレート71は、ステンレススチール製の上部プレート73および下部プレート74を有し、上部プレート73と下部プレート74との間には、ホットプレート71を加熱するニクロム線等の抵抗加熱線76が配設され、導電性のニッケル(Ni)ロウが充填されて封止されている。また、上部プレート73および下部プレート74の端部はロウ付けにより接着されている。
As shown in FIG. 3, the
図5は、ホットプレート71を示す平面図である。図5に示すように、ホットプレート71は、同心円状に配置される円板状のゾーン711および円環状のゾーン712、並びに、ゾーン711,712の周囲の略円環状の領域を周方向に等分割した4つのゾーン713〜716を備え、各ゾーン間には間隙が形成されている。また、支持ピン70(図3参照)が挿入される3つの貫通孔77は、ゾーン711の外周上に120°毎に設けられる。
FIG. 5 is a plan view showing the
ゾーン711〜716にはそれぞれ独立する抵抗加熱線76が周回するように配設されてヒータが形成されており、各ゾーンに内蔵されたこれら複数のヒータにより各ゾーンが個別に加熱される。また、ゾーン711〜716のそれぞれには、熱電対を用いて各ゾーンの温度を計測するセンサ710が設けられ、センサ710は略円筒状のシャフト41(図3参照)の内部を通り制御部3(図1参照)に接続される。
In the
ホットプレート71が加熱される際には、センサ710により計測されるゾーン711〜716のそれぞれの温度が予め決定された所定の温度になるように、各ゾーンに配設された抵抗加熱線76への電力供給量が制御部3により制御される。制御部3による各ゾーンの温度制御はPID(Proportional,Integral,Differential)制御により行われる。ホットプレート71では、基板9の熱処理(複数の基板9を連続的に処理する場合は、全ての基板9の熱処理)が終了するまでゾーン711〜716のそれぞれの温度が継続的に計測され、各ゾーンに配設された抵抗加熱線76への電力供給量が個別に制御されて、すなわち、各ゾーンに内蔵されたヒータの温度が個別に制御されて各ゾーンの温度が設定温度に維持される。
When the
ゾーン711〜716にそれぞれ配設される抵抗加熱線76は、シャフト41(図3参照)の内部を通り電力供給源(図示省略)に接続され、電力供給源から各ゾーンまでの間、電力供給源からの2本の抵抗加熱線76は、図6の断面図に示すように、マグネシア(マグネシウム酸化物)等の絶縁体762を充填したステンレスチューブ763の内部に互いに電気的に絶縁状態となるように配置される。なお、シャフト41の内部は大気開放されている。
The
図3に示すように、基板支持部700では、(−X)側の1本の支持ピン70が他の2本の支持ピン70より僅かに高くされているため、基板9は、凹部721の載置面722に対して傾斜した姿勢(すなわち、基板9の(−X)側が(+X)側に比べて載置面722から離れた姿勢)で基板支持部700により支持される。例えば、3本の支持ピン70が直径160mmの円周上に120°毎に配置されており、そのうちの1本が他の2本より1mmだけ高くされ、基板9の載置面722に対する傾きが約0.48°とされる。なお、基板支持部700では、基板9を載置面722に対して傾斜した姿勢で支持できるのであれば、必ずしも(−X)側の支持ピン70が高くされる必要はなく、3本の支持ピン70のうちいずれか1本が他の2本より僅かに高く、または、低くされるのみでよい。
As shown in FIG. 3, in the
熱処理装置1では、保持部昇降機構4(図1参照)により保持部7が上昇することにより、基板9を支持する3本の支持ピン70の先端が、開口771を介して載置面722の上方から下方へと相対的に移動する。その結果、基板支持部700から、保持部7の載置面722中央の所定の載置位置(図4中に二点鎖線にて示す位置)へと基板9が移載される。熱処理装置1では、後述のように、載置面722への移載時に基板9の横滑りが防止されるが、万一、基板9が載置面722上で横滑りを起こした場合であっても、側面723が基板9の位置を基板9の周縁部側から規制する位置規制部として機能する(すなわち、側面723が横滑りした基板9の周縁部に当接して基板9の位置ずれを一定範囲内に規制する)ため、基板9が載置面722上から飛び出すことなく、基板9の下面全体が載置面722と当接した状態で載置面722上に載置される。
In the
保持部7では、載置面722に載置された基板9が熱処理時に膨張して側面723に接触することを防止するために、熱処理時の基板9の大きさ(直径)に基づいて載置面722の大きさ(直径)が定められる。以下、載置面722の大きさを定める方法について説明する。
In the holding
熱処理装置1では、載置面722に対向する光照射部5の複数のフラッシュランプ51(図1参照)から、極めて短く強い閃光が基板9に照射されて基板9の上面の表面温度が他の部位の温度に比べて急速に上昇する。しかしながら、深さ方向に温度分布を有する基板9の熱膨張の様子を正確に把握することは困難である。そこで、基板9全体が熱処理時の基板9の上面の表面温度まで加熱されると仮定して、基板9の線膨張係数を用いて熱処理時の基板9の大きさ(すなわち、熱膨張した基板9の直径)が求められる。基板9がシリコンにより形成される場合には、基板9の線膨張係数は基板9の絶対温度に依存し、基板9の絶対温度をT(K:ケルビン)とすると、線膨張係数α(T)(K−1)は数1のように表される。
In the
表1は、常温時の直径が200mmおよび300mmのシリコンの基板9について、基板9の温度と基板9の直径および直径の増分との関係を示す表であり、図7は、基板9の温度と基板9の直径の増分との関係を示す図である。図7中に示す線101は、直径200mmの基板9の直径の増分を示し、線102は直径300mmの基板9の直径の増分を示す。
Table 1 is a table showing the relationship between the temperature of the substrate 9 and the diameter of the substrate 9 and the increment of the diameter for silicon substrates 9 having a diameter of 200 mm and 300 mm at room temperature. FIG. It is a figure which shows the relationship with the increment of the diameter of the board | substrate 9. FIG. The
基板9が直径200mm、直径の公差0.5mmのシリコン基板である場合、シリコンの融点近傍(1400℃)における基板9の直径は表1に示すように201.28mmであるため、熱処理時の基板9の最大直径は201.78mmとなる。保持部7では、図4に示すように熱処理時の基板9の外周と位置規制部である側面723(正確には、載置面722と接する側面723の下端)との間の距離Dが0.5mm以上とされる。すなわち、載置面722の直径が、熱処理時の基板9の最大直径より1mm以上大きい値(例えば、203mm)とされる。また、基板9が直径300mm、直径の公差0.2mmのシリコン基板である場合には、載置面722の直径は、上記と同様に、熱処理時の基板9の最大直径302.12mmより1mm以上大きい値(例えば、303.3mm)とされる。
When the substrate 9 is a silicon substrate having a diameter of 200 mm and a diameter tolerance of 0.5 mm, the diameter of the substrate 9 in the vicinity of the melting point of silicon (1400 ° C.) is 201.28 mm as shown in Table 1. The maximum diameter of 9 is 201.78 mm. In the holding
なお、載置面722の直径を基板9の直径に比べてあまり大きくすると、万一、基板9が横滑りした場合に基板9が所定の載置位置から大きくずれ、熱処理装置1に隣接するトランスポートチャンバの搬送ロボット(図示省略)による基板9の熱処理装置1からの搬出が困難となったり、基板9を最終的にカセットに収納するインデクサアーム(図示省略)による基板9の姿勢補正(すなわち、センタリング)が不能となる可能性もある。載置面722の直径の上限はこれらの点を考慮して決定され、本実施の形態では、載置面722の直径は基板9の直径に5mm加えた値以下とされることが好ましい。
If the diameter of the mounting
図8および図9は、基板9を熱処理する際の熱処理装置1の動作の流れを示す図である。本実施の形態では、基板9はイオン注入法により不純物が添加された半導体基板であり、熱処理装置1による熱処理により添加された不純物の活性化が行われる。
8 and 9 are diagrams showing the flow of operation of the
熱処理装置1により基板9が熱処理される際には、まず、保持部7が図1に示すようにチャンバ底部62に近接した位置に配置される。以下、図1における保持部7のチャンバ65内における位置を「受渡位置」という。保持部7が受渡位置にあるとき、支持ピン70の先端は、保持部7を貫通して保持部7の上方に位置する。次に、弁82および87が開かれてチャンバ65内に常温の窒素ガスが導入される(ステップS11)。続いて、搬送開口部66が開放され、制御部3により制御される搬送ロボット(図示省略)により搬送開口部66を介して基板9がチャンバ65内に搬入され(ステップS12)、基板支持部700の支持ピン70上に載置面722に対して傾斜した姿勢で載置される。
When the substrate 9 is heat-treated by the
基板9の搬入時におけるチャンバ65への窒素ガスのパージ量は約40リットル/分とされ、供給された窒素ガスは排出路86および弁87を介してユーティリティ排気により排気される。また、チャンバ65に供給された窒素ガスの一部は、ベローズ47の内側に設けられる排出口(図示省略)からも排出される。なお、以下で説明する各ステップにおいて、チャンバ65には常に窒素ガスが供給および排気され続けており、窒素ガスのパージ量は基板9の処理工程に合わせて様々に変更される。
The purge amount of nitrogen gas into the
基板9がチャンバ65内に搬入されると、図1に示すゲートバルブ663により搬送開口部66が閉鎖され(ステップS13)、保持部昇降機構4により保持部7が受渡位置から上昇し、支持ピン70に支持される基板9の下方で基板9に近接した位置(以下、「第1中間位置」という。)に位置する(ステップS14)。保持部7では、ホットプレート71のゾーン711〜716(図5参照)が、各ゾーンの内部(上部プレート73と下部プレート74との間)に個別に配設された抵抗加熱線76により予め所定の温度(200℃ないし600℃程度、好ましくは350℃ないし550℃程度)に加熱されており、基板9は保持部7からの輻射熱により所定の時間だけ予備的に加熱され、基板9の温度(平均温度)が次第に上昇して所定の温度(以下、「第1予備加熱温度」という。)とされる(ステップS15)。
When the substrate 9 is carried into the
保持部7からの輻射熱による基板9の予備加熱が完了すると、制御部3に制御される保持部昇降機構4により保持部7が第1中間位置から極めて低速にて上昇し、図3に示すサセプタ72の載置面722が基板9の下面の(+X)側に当接する。そして、保持部7がさらに上昇することにより、基板支持部700に支持される基板9の下面が(+X)側から徐々に載置面722に当接し、基板9が基板支持部700から保持部7の載置面722の略中央へとゆっくり移載される(ステップS16)。
When the preliminary heating of the substrate 9 by the radiant heat from the holding
表2および表3は、基板9が載置面722に当接する際の保持部7の上昇速度(すなわち、基板9に対する保持部7の相対移動速度)と基板9の横滑りの発生との関係を示す表である。表2は、保持部7を加熱せず室温において行った実験結果を示し、表3は、保持部7を500℃まで加熱した状態で行った実験結果を示す。
Tables 2 and 3 show the relationship between the ascending speed of the holding unit 7 (that is, the relative movement speed of the holding
基板9の横滑りは、基板9が平滑な載置面722上に移載される際に発生する、いわゆるエアベアリング現象に起因する。ここで、エアベアリング現象とは、基板9の下面と載置面722との間の気体(本実施の形態では、窒素ガス)が、基板9の下方から完全には押し出されずに基板9と載置面722との間に気体の膜(いわゆる、エアフィルム)を形成し、これにより基板9と載置面722との間の摩擦係数が激減する現象を指す。表2に示すように、保持部7の上昇速度が大きいほど、基板9と載置面722との間の気体が基板9の下方から逃れにくくなり、基板9の下方にエアフィルムが形成されて横滑りが発生しやすくなる。また、保持部7の温度が高いほど、載置面722の上方で上昇気流が発生しやすくなり、基板9の下方への気体の流入量が多くなるため、エアフィルムがより形成されやすくなって横滑りが発生しやすくなると考えられる。
The side slip of the substrate 9 is caused by a so-called air bearing phenomenon that occurs when the substrate 9 is transferred onto the
熱処理装置1では、表2および表3に示す実験結果に基づいて、基板支持部700に支持される基板9が載置面722に当接する際の保持部7の上昇速度(すなわち、保持部7の基板支持部700に対する相対移動速度)が、秒速0.1mm以下(好ましくは、秒速0.07mm以下)とされる。その結果、基板9の移載時における基板9の横滑りが防止される。また、基板9が載置面722に対して傾斜した姿勢で基板支持部700に支持されているため、基板9の下面が(+X)側から徐々に載置面722に当接し、基板9の下面と載置面722との間の気体が基板9の下方から効率良く押し出される。その結果、基板9の横滑りがより確実に防止される。
In the
熱処理装置1では、載置面722の算術平均粗さRaが0.5μm以下と小さく、基板9の横滑りが生じやすいが、上述のように、保持部7の上昇速度を極めて低速とすることにより、このような保持部7に基板9を移載する場合であっても基板9の横滑りを防止することができる。なお、本実施の形態では、載置面722の算術平均粗さRaは0.5μm以下とされるが、サセプタ72の材質や表面処理の質等により載置面722の算術平均粗さRaは様々な値を取る。したがって、表2および表3に示される実験結果を考慮して、一般的には、熱処理装置1における保持部7の上昇速度は秒速1mm以下とされることが好ましいと考えられる。
In the
保持部7への基板9の移載が完了すると、保持部昇降機構4により、保持部7が基板9の移載時に比べて高速にて上昇し、チャンバ65の上下方向(図1中のZ方向)の中央部近傍の位置(以下、「第2中間位置」という。)へと移動する(ステップS17)。そして、保持部7からの輻射熱により予備的に加熱された基板9が、予め加熱されている保持部7(サセプタ72)との接触によりさらに予備加熱され(ステップS18)、基板9の温度がさらに上昇する。保持部7では、上述のようにサセプタ72によりホットプレート71からの熱エネルギーが拡散されるため、基板9は均一に予備加熱される。
When the transfer of the substrate 9 to the holding
第2中間位置における約1秒間の予備加熱が完了すると、図10に示すように、保持部7が透光板61に近接した位置(以下、「処理位置」という。)まで保持部昇降機構4により上昇し(ステップS21)、この位置でさらに約60秒間の予備加熱が行われ、基板9の温度(平均温度)が設定された予備加熱温度(以下、「第2予備加熱温度」という。)まで上昇する(ステップS22)。第2予備加熱温度は、基板9に添加された不純物が熱により拡散する恐れのないよう、200℃ないし600℃程度、好ましくは350℃ないし550℃程度とされる。また、保持部7と透光板61との間の距離は、保持部昇降機構4のモータ40の回転量を制御することにより任意に調整することが可能とされている。なお、保持部7の第2中間位置から処理位置への上昇においても、その上昇速度は、基板9の移載時における上昇速度に比べて高速とされる。
When the preheating for about 1 second at the second intermediate position is completed, as shown in FIG. 10, the holder lifting mechanism 4 is moved to a position where the
その後、保持部7が処理位置に位置したまま制御部3の制御により光照射部5から基板9へ向けてフラッシュ光が照射される(ステップS23)。このとき、光照射部5のフラッシュランプ51から放射される光の一部は透光板53および透光板61を透過して直接チャンバ65内へと向かい、他の一部は一旦リフレクタ52により反射されてから透光板53および透光板61を透過してチャンバ65内へと向かい、これらの光の照射により基板9の加熱(以下、予備加熱と区別するため、基板9の表面温度を処理温度まで上昇させる加熱を「主加熱」という。)が行われる。主加熱が光の照射により行われることによって、基板9の表面温度を短時間で昇降することができる。
Thereafter, flash light is irradiated from the
光照射部5、すなわち、フラッシュランプ51から照射される光は、予め蓄えられていた静電エネルギーが極めて短い光パルスに変換された、照射時間が0.1ミリ秒ないし10ミリ秒程度の極めて短く強い閃光であり、フラッシュランプ51からの光により主加熱される基板9の表面温度(すなわち、基板9の表面から深さ数10nm(ナノメートル)までの部位の温度)は、瞬間的に1000℃ないし1100℃程度の処理温度まで上昇し、基板9に添加された不純物が活性化された後、急速に下降する。このように、熱処理装置1では、基板9の表面温度を極めて短時間で昇降することができるため、基板9に添加された不純物の熱による拡散(この拡散現象を、基板9中の不純物のプロファイルがなまる、ともいう。)を抑制しつつ不純物の活性化を行うことができる。
The light irradiated from the
また、保持部7に保持された基板9を、主加熱の前に第2予備加熱温度まで加熱しておくことにより、フラッシュランプ51からの光の照射によって基板9の表面温度を処理温度まで速やかに上昇させることができる。
In addition, by heating the substrate 9 held by the holding
さらには、基板9が保持部7に移載される直前に、基板支持部700(図3参照)に支持される基板9を第1中間位置に位置する保持部7からの輻射熱により第1予備加熱温度まで加熱しておくことにより、基板9の変形を減少させ、基板9の変形に起因する横滑りを防止することができる。具体的には、元々基板9が有している反りを第1予備加熱により予め減少させておくことによって、第2予備加熱により基板9の反りが戻る際に発生する横滑りが防止される。また、第1予備加熱により深さ方向の温度分布の不均一性を抑制しつつ基板9を加熱しておくことにより、第2予備加熱時に載置面722からの熱伝導(すなわち、下面のみに対する熱伝導)により加熱されて生じる基板9の反りを抑制し、主加熱により基板9の反りが戻る際に発生する横滑りが防止される。
Further, immediately before the substrate 9 is transferred to the holding
主加熱が終了し、処理位置における約10秒間の待機の後、保持部7が保持部昇降機構4により再び図1に示す受渡位置まで下降し(ステップS24)、基板9が保持部7から支持ピン70へと渡される。続いて、ゲートバルブ663により閉鎖されていた搬送開口部66が開放され(ステップS25)、支持ピン70上に載置された基板9は搬送ロボットにより搬出され(ステップS26)、熱処理装置1による基板9に対する一連の熱処理動作が完了する。
After the main heating is finished and the standby for about 10 seconds at the processing position, the holding
既述のように、熱処理装置1による基板9の熱処理時には窒素ガスがチャンバ65に継続的に供給されており、そのパージ量は、保持部7が処理位置に位置するとき(すなわち、第2中間位置での約1秒間の予備加熱後に処理位置に移動してから、光の照射後の約10秒間の待機が終了するまでの間)には30リットル/分とされ、保持部7が処理位置以外の位置に位置するときには40リットル/分とされる。
As described above, during the heat treatment of the substrate 9 by the
熱処理装置1では、新たな基板9に対して同じ内容の熱処理を行う場合には、基板9をチャンバ65内に搬入して光の照射を行った後に基板9をチャンバ65内から搬出する動作(ステップS12〜S26)が繰り返される。また、新たな基板9に対して異なる熱処理を行う場合には、新たな熱処理に合わせて各種設定(窒素ガスのパージ量等)を行う間、保持部7は処理位置まで上昇して待機する。このように、透光板61の温度を熱処理が継続的に行われているときとほぼ同じ温度に維持することにより、新たな熱処理時においても基板9に対する熱処理の質(すなわち、基板9の処理品質)を維持することができる。
In the
以上に説明したように、熱処理装置1では、基板支持部700から保持部7への基板9の移載時に、保持部7の上昇速度を極めて低速(好ましくは秒速1mm以下、より好ましくは秒速0.1mm以下)とすることにより、載置面722上における基板9の横滑りを防止し、基板9とサセプタ72の凹部721の側面723との接触を防止することができる。また、主加熱時の基板9の表面温度まで基板9全体が加熱されると仮定した場合における基板9の外周と側面723との間の距離を0.5mm以上とすることにより、熱処理により膨張した基板9と側面723との接触を防止することができる。その結果、熱処理時における基板9の破損をより確実に防止することができる。
As described above, in the
なお、熱処理装置1では、基板9が載置される載置面722の直径が、予備加熱時におけるサセプタ72の熱膨張を意図的に算入せずに決定されているため、予備加熱を省略して室温の基板9に対して熱処理(すなわち、フラッシュランプ51からの光照射による加熱)を行う場合であっても、基板9と側面723との接触が防止される。
In the
熱処理装置1では、基板9の保持部7への移載の前後において、保持部7の上昇速度を移載時の上昇速度より大きくすることにより、基板9の熱処理に係る時間の増大、すなわち、スループット(単位時間当たりの基板処理枚数)の低下を抑制することができる。また、支持ピン70が挿入される載置面722上の開口771を微小とすることにより、基板9の下面のうち載置面722と接触しない部位の面積を小さくして、載置面722との接触による基板9の予備加熱を均一に行い、主加熱による基板9の熱処理の質の均一性を向上することができる。
In the
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。 As mentioned above, although embodiment of this invention has been described, this invention is not limited to the said embodiment, A various change is possible.
例えば、光照射部5では、フラッシュランプ51は少なくとも1つあれば良く、フラッシュランプ51の数、配列または形状は上記実施の形態に示したものに限定されず、熱処理される基板9の大きさ等の諸条件に合わせて適宜変更が可能である。また、キセノンフラッシュランプに代えて、クリプトンフラッシュランプが用いられてもよい。
For example, in the
サセプタ72の形状は、必ずしも図3および図4に示す形状に限定される必要はない。図11および図12は、サセプタ72の形状の他の例を示す図である。図11は、サセプタ72を(−Y)側から(+Y)方向を向いて見た部分断面図であり、図12は平面図である。図11および図12に示すように、凹部721の載置面722の周囲に設けられる位置規制部である側面723は、載置面722に垂直に設けられてもよい。載置面722の直径は、上記実施の形態と同様に、熱処理時の基板9の直径(正確には、基板9全体が熱処理時の基板9の表面温度まで加熱されたものと仮定して求められた基板9の直径)より1mm以上大きくされ、また、凹部721の深さは、基板9の厚さと同程度ないし1mm程度とされる。
The shape of the
また、サセプタ72は、図13および図14に示す形状とされてもよい。図13は、サセプタ72を(−Y)側から(+Y)方向を向いて見た部分断面図であり、図14は平面図である。図13および図14に示す例では、サセプタ72の上面には、凹部721に代えて3本のガイドピン724が設けられる。この場合、図14中に二点鎖線にて示す円形の部位(すなわち、3本のガイドピン724の内側を結ぶ仮想的な円の内部)が、基板9が載置される載置面722として機能し、載置面722の外周上に設けられた3本のガイドピン724が基板9の位置を規制する位置規制部となる。載置面722の直径は、上記と同様に、熱処理時の基板9の直径より1mm以上大きくされる。3本のガイドピン724の載置面722からの高さは、基板9の厚さの1.5倍〜3倍程度が好ましい。
Further, the
熱処理装置1では、サセプタ72を図11〜図14に示す形状とした場合でも、基板9の保持部7への移載時に、万一、基板9が載置面722上で横滑りを起こしたときに、基板9が載置面722上から飛び出すことを防止し、基板9を載置面722上に保持することができる。
In the
サセプタ72の加熱は、必ずしもホットプレート71により行われる必要はなく、例えば、サセプタ72の下方にランプが設けられ、ランプからの光が照射されてサセプタ72が加熱されてもよい。また、基板を保持するサセプタ72と加熱部であるホットプレート71とが一体的に形成され、基板9が実質的に加熱部により支持されてもよい。
The heating of the
熱処理装置1では、第1中間位置からの極めて低速での上昇中に、基板9が保持部7からの輻射熱により第1予備加熱温度まで加熱されるのであれば、第1中間位置における保持部7の所定時間の待機は省略されてよい。また、基板9の予備加熱はホットプレート71以外の熱源により行われてもよいし、予備加熱工程が省略されてもよい。
In the
基板支持部700には、基板9を支持する3本以上の支持ピン70が設けられてもよい。
The
熱処理装置1は、基板9の不純物の活性化処理やアニール処理に特に適しているが、酸化、CVD等の他の様々な加熱を伴う処理を行うこともできる。また、熱処理装置1は、半導体基板のみならず、例えば、液晶表示装置やプラズマ表示装置等のフラットパネル表示装置用のガラス基板に対する熱処理にも利用することができる。
The
1 熱処理装置
3 制御部
4 保持部昇降機構
5 光照射部
7 保持部
9 基板
51 フラッシュランプ
70 支持ピン
76 抵抗加熱線
700 基板支持部
722 載置面
723 側面
724 ガイドピン
771 開口
S11〜S18,S21〜S26 ステップ
DESCRIPTION OF
Claims (7)
基板の位置を前記基板の周縁部側から規制する位置規制部が設けられた水平な載置面に前記基板が載置される基板保持部と、
前記載置面に対向する少なくとも1つのフラッシュランプを有する光照射部と、
前記載置面の上方において基板の下面に当接して前記基板を支持する基板支持部と、
基板の下面に当接する前記基板支持部の先端部を前記載置面に形成された開口を介して前記載置面の上方から下方へと相対的に移動することにより、前記基板支持部から前記基板保持部の前記載置面に前記基板を移載する移載機構と、
前記移載機構を制御することにより、前記基板支持部に支持される基板が前記載置面に当接する際に、前記基板保持部の前記基板支持部に対する相対移動速度を秒速1mm以下とする制御部と、
を備えることを特徴とする熱処理装置。 A heat treatment apparatus for performing a process involving heating by irradiating a substrate with light,
A substrate holding portion on which the substrate is placed on a horizontal placement surface provided with a position restricting portion for restricting the position of the substrate from the peripheral edge side of the substrate;
A light irradiation unit having at least one flash lamp facing the mounting surface;
A substrate support unit for supporting the substrate by contacting the lower surface of the substrate above the placement surface;
By moving the front end of the substrate support portion in contact with the lower surface of the substrate from the upper side to the lower side of the placement surface through an opening formed in the placement surface, the substrate support portion moves away from the substrate support portion. A transfer mechanism for transferring the substrate to the placement surface of the substrate holding unit;
By controlling the transfer mechanism, when the substrate supported by the substrate support portion comes into contact with the mounting surface, the relative movement speed of the substrate holding portion with respect to the substrate support portion is controlled to be 1 mm or less per second. And
A heat treatment apparatus comprising:
前記載置面に載置される基板の熱処理時の表面温度まで前記基板全体が加熱されると仮定した場合において、前記基板の外周と前記位置規制部との間の距離が0.5mm以上とされることを特徴とする熱処理装置。 The heat treatment apparatus according to claim 1,
In the case where it is assumed that the entire substrate is heated up to the surface temperature at the time of heat treatment of the substrate placed on the placement surface, the distance between the outer periphery of the substrate and the position restricting portion is 0.5 mm or more. A heat treatment apparatus characterized by being made.
前記基板支持部により、前記載置面に対して傾斜した姿勢で基板が支持されることを特徴とする熱処理装置。 The heat treatment apparatus according to claim 1 or 2,
The substrate is supported by the substrate support portion in a posture inclined with respect to the mounting surface.
前記基板支持部の前記先端部が、上方に向かって伸びる3以上の支持ピンの先端であり、前記開口が前記3以上の支持ピンがそれぞれ挿入される複数の微小開口であることを特徴とする熱処理装置。 The heat treatment apparatus according to any one of claims 1 to 3,
The tip portion of the substrate support portion is a tip of three or more support pins extending upward, and the opening is a plurality of minute openings into which the three or more support pins are respectively inserted. Heat treatment equipment.
前記載置面の算術平均粗さRaが0.5μm以下であることを特徴とする熱処理装置。 The heat treatment apparatus according to any one of claims 1 to 4,
An arithmetic average roughness Ra of the mounting surface is 0.5 μm or less.
前記基板保持部がヒータを備え、
前記基板支持部により支持される基板が、前記基板保持部に移載される直前に前記基板保持部からの輻射熱により所定の時間だけ加熱されることを特徴とする熱処理装置。 A heat treatment apparatus according to any one of claims 1 to 5,
The substrate holding unit includes a heater;
A heat treatment apparatus characterized in that a substrate supported by the substrate support unit is heated for a predetermined time by radiant heat from the substrate holding unit immediately before being transferred to the substrate holding unit.
基板の位置を前記基板の周縁部側から規制する位置規制部が設けられた水平な載置面に前記基板が載置される基板保持部と、
前記載置面に対向する少なくとも1つのフラッシュランプを有する光照射部と、
を備え、
前記載置面に載置される基板の熱処理時の表面温度まで前記基板全体が加熱されると仮定した場合において、前記基板の外周と前記位置規制部との間の距離が0.5mm以上とされることを特徴とする熱処理装置。 A heat treatment apparatus for performing a process involving heating by irradiating a substrate with light,
A substrate holding portion on which the substrate is placed on a horizontal placement surface provided with a position restricting portion for restricting the position of the substrate from the peripheral edge side of the substrate;
A light irradiation unit having at least one flash lamp facing the mounting surface;
With
In the case where it is assumed that the entire substrate is heated to the surface temperature at the time of heat treatment of the substrate placed on the placement surface, the distance between the outer periphery of the substrate and the position restricting portion is 0.5 mm or more. A heat treatment apparatus characterized by being made.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004196721A JP2006019565A (en) | 2004-07-02 | 2004-07-02 | Heat treatment apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004196721A JP2006019565A (en) | 2004-07-02 | 2004-07-02 | Heat treatment apparatus |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006019565A true JP2006019565A (en) | 2006-01-19 |
Family
ID=35793530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004196721A Pending JP2006019565A (en) | 2004-07-02 | 2004-07-02 | Heat treatment apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006019565A (en) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008010358A1 (en) * | 2006-07-21 | 2008-01-24 | Asahi Glass Company, Limited | Method and apparatus for storing board-shaped body |
JP2010010627A (en) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | Substrate holding device and substrate treating device |
KR101295513B1 (en) * | 2011-10-14 | 2013-08-09 | 에스엔유 프리시젼 주식회사 | Rapid heat treatment apparatus of light absorber layer in solar cell |
KR101293018B1 (en) * | 2011-10-14 | 2013-08-16 | 에스엔유 프리시젼 주식회사 | Rapid heat treatment apparatus of light absorber layer in solar cell |
JP2014120497A (en) * | 2012-12-13 | 2014-06-30 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | Heat treatment device |
JP2015154061A (en) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | 住友電気工業株式会社 | Semiconductor device manufacturing method |
KR20190034725A (en) * | 2017-09-25 | 2019-04-03 | 세메스 주식회사 | Unit for supporting substrate, Apparatus for treating substrate, and Method for treating substrate |
JP2020109848A (en) * | 2014-08-01 | 2020-07-16 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated | Wafer carrier with independent isolated heater zones |
Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0697269A (en) * | 1992-02-26 | 1994-04-08 | Tokyo Electron Ltd | Substrate processing device |
JPH1197324A (en) * | 1997-09-18 | 1999-04-09 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | Substrate thermal processing device |
JPH11339939A (en) * | 1998-05-29 | 1999-12-10 | Kyocera Corp | Ceramic heater |
JP2000058471A (en) * | 1998-08-07 | 2000-02-25 | Ushio Inc | Light irradiation system heating equipment |
JP2000237983A (en) * | 1999-02-22 | 2000-09-05 | Hitachi Electronics Eng Co Ltd | Board chuck device |
JP2000243817A (en) * | 1999-02-18 | 2000-09-08 | Sony Corp | Wafer stage, its manufacture, and wafer holding method |
JP2002057209A (en) * | 2000-06-01 | 2002-02-22 | Tokyo Electron Ltd | Single-wafer processing apparatus and single-wafer processing method |
JP2003133250A (en) * | 2001-10-29 | 2003-05-09 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | Heat treatment equipment and heat treatment method |
JP2003142421A (en) * | 2001-10-31 | 2003-05-16 | Applied Materials Inc | Semiconductor manufacturing device |
US20040112890A1 (en) * | 2002-12-05 | 2004-06-17 | Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. | Apparatus for and method of heat treatment by light irradiation |
JP2004179510A (en) * | 2002-11-28 | 2004-06-24 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | Heat treatment apparatus and susceptor therefor |
-
2004
- 2004-07-02 JP JP2004196721A patent/JP2006019565A/en active Pending
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0697269A (en) * | 1992-02-26 | 1994-04-08 | Tokyo Electron Ltd | Substrate processing device |
JPH1197324A (en) * | 1997-09-18 | 1999-04-09 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | Substrate thermal processing device |
JPH11339939A (en) * | 1998-05-29 | 1999-12-10 | Kyocera Corp | Ceramic heater |
JP2000058471A (en) * | 1998-08-07 | 2000-02-25 | Ushio Inc | Light irradiation system heating equipment |
JP2000243817A (en) * | 1999-02-18 | 2000-09-08 | Sony Corp | Wafer stage, its manufacture, and wafer holding method |
JP2000237983A (en) * | 1999-02-22 | 2000-09-05 | Hitachi Electronics Eng Co Ltd | Board chuck device |
JP2002057209A (en) * | 2000-06-01 | 2002-02-22 | Tokyo Electron Ltd | Single-wafer processing apparatus and single-wafer processing method |
JP2003133250A (en) * | 2001-10-29 | 2003-05-09 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | Heat treatment equipment and heat treatment method |
JP2003142421A (en) * | 2001-10-31 | 2003-05-16 | Applied Materials Inc | Semiconductor manufacturing device |
JP2004179510A (en) * | 2002-11-28 | 2004-06-24 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | Heat treatment apparatus and susceptor therefor |
US20040112890A1 (en) * | 2002-12-05 | 2004-06-17 | Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. | Apparatus for and method of heat treatment by light irradiation |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008010358A1 (en) * | 2006-07-21 | 2008-01-24 | Asahi Glass Company, Limited | Method and apparatus for storing board-shaped body |
JP2010010627A (en) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | Substrate holding device and substrate treating device |
KR101295513B1 (en) * | 2011-10-14 | 2013-08-09 | 에스엔유 프리시젼 주식회사 | Rapid heat treatment apparatus of light absorber layer in solar cell |
KR101293018B1 (en) * | 2011-10-14 | 2013-08-16 | 에스엔유 프리시젼 주식회사 | Rapid heat treatment apparatus of light absorber layer in solar cell |
JP2014120497A (en) * | 2012-12-13 | 2014-06-30 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | Heat treatment device |
JP2015154061A (en) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | 住友電気工業株式会社 | Semiconductor device manufacturing method |
JP2020109848A (en) * | 2014-08-01 | 2020-07-16 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated | Wafer carrier with independent isolated heater zones |
US11322337B2 (en) | 2014-08-01 | 2022-05-03 | Applied Materials, Inc. | Plasma processing system workpiece carrier with thermally isolated heater plate blocks |
JP7090115B2 (en) | 2014-08-01 | 2022-06-23 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド | Wafer carrier with independent and isolated heater area |
KR20190034725A (en) * | 2017-09-25 | 2019-04-03 | 세메스 주식회사 | Unit for supporting substrate, Apparatus for treating substrate, and Method for treating substrate |
KR102403200B1 (en) | 2017-09-25 | 2022-05-27 | 세메스 주식회사 | Unit for supporting substrate, Apparatus for treating substrate, and Method for treating substrate |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4841873B2 (en) | Heat treatment susceptor and heat treatment apparatus | |
JP5291965B2 (en) | Heat treatment equipment | |
JP2000323487A (en) | Sheet-by-sheet type heat treatment device | |
JP2005093750A (en) | Heat treatment apparatus | |
JP5036248B2 (en) | Heat treatment apparatus and susceptor for heat treatment | |
JP5036274B2 (en) | Heat treatment apparatus and heat treatment method | |
JP2011077147A (en) | Heat treatment apparatus | |
JP4841854B2 (en) | Heat treatment equipment | |
JP4744112B2 (en) | Heat treatment equipment | |
JP4371260B2 (en) | Heat treatment equipment | |
JP2006019565A (en) | Heat treatment apparatus | |
JP2010073787A (en) | Heat treatment apparatus | |
JP2006278802A (en) | Heat treatment apparatus | |
JP5052970B2 (en) | Heat treatment apparatus and method of manufacturing heat treatment apparatus | |
JP5543123B2 (en) | Heat treatment susceptor and heat treatment apparatus | |
JP2008028084A (en) | Heat treatment apparatus | |
JP5465449B2 (en) | Heat treatment susceptor and heat treatment apparatus | |
TWI761218B (en) | Heat treatment apparatus | |
JP5437863B2 (en) | Heat treatment equipment | |
JP2005050904A (en) | Apparatus and method for heat treatment, and substrate installing mechanism | |
JP5525174B2 (en) | Heat treatment equipment | |
JP5143436B2 (en) | Heat treatment equipment | |
JP2012074540A (en) | Heat treatment apparatus | |
JP5620114B2 (en) | Heat treatment method and heat treatment apparatus | |
JP4879003B2 (en) | Heat treatment equipment |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100526 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100527 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100723 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101119 |