JP2006019177A - マンガン乾電池 - Google Patents

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Yasutaka Hara
康隆 原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】 優れた耐漏液性を有するマンガン乾電池を提供する。
【解決手段】 マンガン乾電池が、負極亜鉛缶1の側面から封口体6の鍔部12上面にわたって被覆する熱収縮性樹脂チューブ7からなり、封口体の鍔部上面と、熱収縮性樹脂チューブとの間に、クロロプレンゴムからなる接着剤層15を有する。接着剤層は密着性に優れているため、封口体の鍔部の上面を覆う熱収縮性樹脂チューブが封口体から剥がれない。また、接着剤層は弾力性に優れているため外装缶の装着等により熱収縮性チューブに外力が加えられた場合でも、外力を緩和して、熱収縮性チューブの剥がれを防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、マンガン乾電池に関し、さらに詳しくは電池の耐漏液性の改善に関する。
発電要素を収容した負極亜鉛缶の開口部を樹脂製封口体により封口したマンガン乾電池の一例を図3に示す。
1は負極亜鉛缶を表す。負極亜鉛缶1の内部には、発電要素として、正極合剤3、負極亜鉛缶1と正極合剤3との間に配されるセパレータ2、および正極合剤3に挿入される炭素棒4が収容されている。正極合剤3の上部には、鍔紙5がのせられている。負極亜鉛缶1の開口部を封口する封口体6は、中央に炭素棒4を嵌合させる透孔11を有し、周縁部に負極亜鉛缶1の開口端を嵌合させる環状の溝13を下面に設けた鍔部12を有する。負極亜鉛缶1の側面を被覆する熱収縮性樹脂チューブ7は、負極亜鉛缶1の側面および封口体6の鍔部12を被覆している。さらに樹脂チューブ7の外側には、金属製の外装缶10が配されている。
炭素棒4の頂部に嵌合させた正極端子板8の周縁部は、熱収縮性樹脂チューブ7を介して鍔部12上にのっている。この上に絶縁リング9をのせ、外装缶10の上端部を内方へ屈曲して絶縁リング9を介して正極端子板8および熱収縮樹脂チューブ7を封口体6の鍔部12上へ締め付けている。
しかし、封口体の鍔部の上面と、熱収縮性樹脂チューブとの間の密着性が低下して、特に、封口体の鍔部の上面で熱収縮性樹脂チューブの先端部がめくれた状態になると、過放電状態において封口体と熱収縮性樹脂チューブとの隙間を這い上がってきた電解液が電池外部に漏れ出す可能性がある。
また、負極亜鉛缶1の側面および封口体6の鍔部12の上面を熱収縮性樹脂チューブ7で被覆した後、外装缶10の上端部を絶縁リング9へ屈曲させて正極端子板8および熱収縮性樹脂チューブ7を封口体6の鍔部12へ締め付けることにより、外装缶10を装着する。このとき、熱収縮性樹脂チューブの先端付近に外装缶の先端部分がくる。このため、外装缶を装着する際の衝撃で、熱収縮性樹脂チューブがはがれやすいという問題がある。
特開平6−20674号公報
そこで、本発明は上記従来の問題を解決するために、優れた耐漏液性を有するマンガン乾電池を提供することを目的とする。
本発明のマンガン乾電池は、負極亜鉛缶、中央に炭素棒の嵌合孔を有し、周縁部に前記亜鉛缶の開口端を嵌合する環状の溝を下面に設けた鍔部を有する合成樹脂製の封口体、前記亜鉛缶の側面から封口体の鍔部上面にわたって被覆する熱収縮性樹脂チューブ、炭素棒に嵌合させた正極端子板、前記正極端子板の周縁部上に配置された絶縁リング、および外装缶を具備し、外装缶の上端部を前記絶縁リングへ屈曲させて前記正極端子板および熱収縮性樹脂チューブを前記封口体の鍔部上へ締め付けたマンガン乾電池であって、前記封口体の鍔部上面と、熱収縮性樹脂チューブとの間に、クロロプレンゴムからなる接着剤層を有することを特徴とする。
前記封口体の鍔部上面に前記接着剤層の一部を収容する溝部を設けるのが好ましい。
本発明によれば、封口体と熱収縮性樹脂チューブとの間からの電解液の漏出を防止することができるため、優れた耐漏液性を有するマンガン乾電池が得られる。
本発明のマンガン乾電池は、図1に示すように封口体6の鍔部12の上面と、熱収縮性樹脂チューブ7との間に、クロロプレンゴムからなる接着剤層15を有する点に特徴を有する。これ以外は、上記の図3と同様の構造である。
この接着剤層15は密着性に優れているため、封口体6の鍔部12の上面を覆う熱収縮性樹脂チューブ7が封口体6からはがれない。また、接着剤層15は、弾力性に優れているため、外装缶10の装着等により熱収縮性樹脂チューブ7に外力が加えられた場合でも、外力を柔軟に緩和して、熱収縮性樹脂チューブ7のはがれを防止することができる。
この接着剤層15は、例えば、クロロプレンゴム系接着剤を封口体6の鍔部12の上面に塗布し、その上に熱収縮性樹脂チューブ7を密着させた後、乾燥させることにより得られる。クロロプレンゴム系接着剤には、例えば、クロロプレンゴムにフェノール樹脂等を配合して、トルエン、キシレン、またはエチルメチルケトンなどの溶剤に溶解したものが用いられる。
さらに、図2のように封口体6の鍔部12の上面に溝部16を設けるの好ましい。接着剤を鍔部12の上面に設けた溝部16に充填した後、熱収縮性樹脂チューブ7で鍔部12の上面を覆うことにより、接着剤が鍔部12の上面と熱収縮性樹脂チューブ7との間に均一にひろがり、塗布むらを防止することができる。溝部の深さや幅は、電池サイズにより封口体のサイズが変わるため、電池サイズにあわせて適宜設定すればよい。
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
《実施例1》
接着剤との密着性を高めるために、接着剤を塗布する前に封口体の鍔部の上面をコロナ放電処理し、表面改質した。その後、封口体の鍔部の上面にクロロプレン系接着剤(セメダイン(株)製、セメダイン575)を塗布した。そして、塗布部分に熱収縮性樹脂チューブを配し、封口体の鍔部の上面と密着させた後、塗布部分を乾燥させた。このようにして、封口体の鍔部上面と、熱収縮性チューブとの間に接着剤層を有する上記の図1の構造と同様の単1形マンガン乾電池(R20)を作製した。なお、熱収縮性樹脂チューブには、ポリ塩化ビニルを用いた。これ以外は、上記で示した図3と同様の構造である。
《実施例2》
上記の図2と同様の封口体を用い、封口体の鍔部の上面に設けられた溝部に実施例1と同様のクロロプレン系接着剤を充填した。なお、溝部の深さは0.25mmとし、溝部の幅は0.5mmとした。
その後、封口体の鍔部の上面を熱収縮性樹脂チューブで覆うことにより、図2に示すように封口体の鍔部上面と、熱収縮性チューブとの間に接着剤層を形成した。これ以外は、実施例1と同様の方法により単1形マンガン乾電池(R20)を作製した。
《実施例3》
熱収縮性樹脂チューブとしてポリ塩化ビニルの代わりにポリスチレンを用いた以外は、実施例1と同様の方法によりマンガン乾電池を作製した。
《実施例4》
熱収縮性樹脂チューブとしてポリ塩化ビニルの代わりにポリスチレンを用いた以外は、実施例2と同様の方法によりマンガン乾電池を作製した。
《比較例1》
接着剤層を形成しない以外は、実施例1と同様のマンガン乾電池を作製した。
上記の実施例1〜4および比較例1のマンガン乾電池における接着剤層の有無、熱収縮性樹脂チューブの材質、および封口体の溝部の有無について表1にまとめる。
Figure 2006019177
[評価]
上記の実施例1〜4および比較例1のマンガン乾電池を各50個ずつ作製して、これらを常温にて2.2Ωの負荷で連続放電させた状態で放置した。そして、10、30、60、および90日経過した時点で、それぞれ漏液した電池の数を調べた。その結果を表2に示す。
Figure 2006019177
従来の比較例1では、10日および30日経過した時点で漏液した電池がみられた。これに対して、実施例1〜4では、30日経過した時点においてもいずれの電池も漏液せず、耐漏液性が大幅に向上した。また、60日および90日経過した時点で実施例1〜4を比較すると、封口体の鍔部上面に溝部を設けた実施例2および4では耐漏液性がさらに向上することがわかった。
本発明の耐漏液性に優れたマンガン乾電池は、高性能の電子機器や携帯機器の電源等に適用することができる。
本発明におけるマンガン乾電池の要部の拡大断面図である。 本発明における他のマンガン乾電池の要部の拡大断面図である。 従来のマンガン乾電池の一部を断面にした正面図である。
符号の説明
1 負極亜鉛缶
2 セパレータ
3 正極合剤
4 炭素棒
5 鍔紙
6 封口体
7 熱収縮チューブ
8 正極端子板
9 絶縁リング
10 外装缶
11 透孔
12 鍔部
13 溝
15 接着剤層
16 溝部

Claims (2)

  1. 発電要素を収容した負極亜鉛缶、中央に炭素棒の嵌合孔を有し、周縁部に前記亜鉛缶の開口端を嵌合する環状の溝を下面に設けた鍔部を有する合成樹脂製の封口体、前記亜鉛缶の側面から封口体の鍔部上面にわたって被覆する熱収縮性樹脂チューブ、炭素棒に嵌合させた正極端子板、前記正極端子板の周縁部上に配置された絶縁リング、および外装缶を具備し、外装缶の上端部を前記絶縁リングへ屈曲させて前記正極端子板および熱収縮性樹脂チューブを前記封口体の鍔部上へ締め付けたマンガン乾電池であって、
    前記封口体の鍔部上面と、熱収縮性樹脂チューブとの間に、クロロプレンゴムからなる接着剤層を有することを特徴とするマンガン乾電池。
  2. 前記封口体の鍔部上面に前記接着剤層の一部を収容する溝部を設けた請求項1記載のマンガン乾電池。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009518789A (ja) * 2005-12-05 2009-05-07 バッツキャップ 電気エネルギ蓄積システム
US11594780B2 (en) 2018-09-13 2023-02-28 Lg Energy Solution, Ltd. Battery module including heat-shrinkable tube
US11594776B2 (en) 2018-07-03 2023-02-28 Lg Energy Solution, Ltd. Battery module including heat shrinkable tube

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