JP2006018122A - 掲示装置 - Google Patents

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勉 榎本
Ichiro Shimozawa
一郎 下澤
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Abstract

【課題】
運搬・移動の利便性を確保しつつ設置場所での転倒防止乃至抑制等の安定性、安全性をも確保し、これらの両立を図れるようにする。
【解決手段】
ポスター等の設置の用に供し得るパネル部10と、パネル部10を支持する左右一対の支持体31L,31Rと、支持体を下部において支持する支持基体35とを有するフレーム部30とを備える掲示装置101であって、支持体31L,31Rは、支持基体35の一方の側からそれぞれ傾斜しつつ立ち上がるよう構成し、支持体間にパネル部10を取り付けると共に、支持基体35には複数の回転可能なキャスター51を設け、かつ、支持体31L,31Rの先端が傾斜している側に配するキャスター51RR,51RLは、回転止め状態に切換可能なストッパー52を有し、当該キャスター51RR,51RLは、運搬・移動時を除く使用状態もしくは設置状態において回転止め状態とされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ポスター等の掲示装置に関するものである。
ポスターなどの掲示物を掲示等することのできる看板、ボード、展示器、広告用具等の器具は、これをコミュニケーションツールとして、あるいは販促用のツールとして用いることができる。例えば、各種店舗の店内乃至店頭で、また各種のホールやイベント・会議会場など、種々の施設・場所において、設置することができる。
この種の器具として、前後に開脚する複数本の脚部支柱を有する機構(スタンド)による技術(例えば特許文献1)を利用するものは既知であり、この場合、前方側に開脚する左右の前支柱と後方側に開脚する左右の後支柱を有する4点支持形態とするのが常套である。
特開2001−87067号公報
ここに、このものは、掲示板等のためのスタンドとして利用することが可能であるが、次のような観点からは、なお改善を加えられる余地がある。
すなわち、第一は、その運搬、移動等の点であり、また、第二は、全体が傾倒するような力が加わった場合の安定性、安全性等の点である。
上記スタンドは、開脚状態の設置状態から収容等する場合、折り畳み可能であることから、折り畳み状態で運搬・移動可能ではあるものの、しかし、その際、いちいち折り畳まなければならず、また、もし、開脚状態のままで全体を所定の場所(他の設置場所、あるいは収容場所等)へ移動させようとすると、全体を持たなければならない結果、かなりの労力等を要するなどの不利不便があり、こうした利便性の面ではなお改善できる余地がある。
よって、望ましいのは、このような不利不便を解消し得て、運搬・移動に便利なようにすることができることである。
また、上記スタンドは、その開脚(組み立て)後の使用状態では、前支柱及び後支柱が、前支柱と後支柱とが閉じる方向に不用意に回転するのを防止(折り畳み防止)しようとしているものの、もし、背後から人がぶつかるなどして、掲示板もろともスタンド全体が前方に傾倒してしまうような場合において、そうしたときの効果的な転倒の防止を実現する機能までは有してはいない。
ポスターなどのための看板、ボード、展示器、広告用具等は、上述したコミュニケーションツール、販促ツールとしての性質上、人目に触れようにすることが目的であることから、屋内外を問わず人の通行が多い場所に設置される場合が多く、従って、人がぶつかるなどする可能性はより大きいといえ、それゆえにその転倒防止を図ることは重要である。
よって、より望ましいのは、上記した如くの運搬・移動の利便性を実現しつつ、設置場所での転倒防止及び抑制等の安定性、安全性をも確保し、これらの両立を図ることができる掲示装置を提供することである。
本発明によって、以下の掲示装置が提供される。すなわち、ポスター等の被取付物の設置の用に供し得るパネル部と、該パネル部を支持する左右一対の支持体とこれらの支持体を下部において支持する支持基体とを有するフレーム部とを備える掲示装置であって、前記支持体は、前記支持基体の一方の側からそれぞれ傾斜しつつ立ち上がるよう構成し、これらの傾斜した前記支持体間に前記パネル部を取り付けると共に、前記支持基体には複数の回転可能なキャスターを設け、かつ、前記支持体の先端が傾斜している側に配するキャスターは、回転止め状態に切換え可能なストッパーを有しており、前記ストッパーを有するキャスターは、前記掲示装置の運搬・移動時を除く使用状態もしくは設置状態において、回転止め状態とされることを特徴とする掲示装置である。
また、前記フレーム部は、前記支持体と前記支持基体とが一体構造であってもよい。
また、前記フレーム部は、一本の管材で構成されていてもよい。
また、前記フレーム部は、左右一対の前記支持基体のそれぞれにおいて、前記パネル部のパネル面に対して突出する形状の突出部を形成することにより、前記支持体の立ち上がり部分を前記支持基体の中央寄りになるよう設定してもよい。
また、左右一対の前記突出部は、前記支持体に関して、それぞれ左右方向に張り出すよう構成されていてもよい。
また、前記支持基体は、凸部等の屈曲部が形成されていてもよい。
また、前記パネル部は、マグネットが吸着可能になるよう構成すると共に、少なくとも一部に、貫通孔を多数穿設した孔開け部を設けてもよい。
本発明にかかる掲示装置によれば、運搬・移動の利便性を確保しつつ、設置場所での転倒防止乃至抑制等の安定性、安全性をも同時に確保し、これらの両立を図ることを可能ならしめる。
この場合において、好ましくは、フレーム部は、これを、左右の傾斜支持体と支持基体とが一体構造となる構成として、また、好ましくは、一本の管材で構成されるものとして、本発明は実施でき、同様にして上記のことを実現することを可能ならしめる。
好適例では、例えば、一本のパイプの曲げ加工で、比較的強度をもち、かつ中空状であるためにその分軽量なものとして、前記フレーム部が容易に構成できる。
また、好ましくは、フレーム部の左右の支持体を支持する支持基体の左右それぞれにおいて、突出する形状の突出部を形成することにより各傾斜支持体の立ち上がり部分を支持基体の中央寄りになるよう設定する構成として、本発明は実施でき、同様にして上記のことを実現することを可能ならしめる。
好適例では、例えば、比較的背の高いパネル部でも、その立ち上がり状態を起こして、かつ重心を中央に位置させて安定性を図る構成とすることができる。
この場合において、好ましくは、前記支持基体の左右それぞれにおける突出部を、前記左右の傾斜支持体に関して、それぞれ左右方向に張り出させるよう構成して、本発明は実施でき、同様にして上記のことを実現することを可能ならしめる。このようにすると、左右方向外側に張り出させた分、安定性をさらに図る構成とすることができる。
また、好ましくは、前記フレーム部の支持基体に、凸部等の屈曲部を形成する構成として、本発明は実施でき、同様にして上記のことを実現することを可能ならしめる。
ここに、該屈曲部は、本発明装置を2台組み合わせる場合における相手装置側との干渉を回避できる干渉回避部として機能させ得て、2台を、その背面側同士を適切に組み合わせて使用し得るようにすることができる。
また、好ましくは、パネル部は、これを、マグネットが吸着可能になるよう構成すると共に、ほぼ全面にまたは少なくとも一部に、多数の孔を設ける構成として、本発明は実施でき、同様にして上記のことを実現することを可能ならしめる。
このようにすると、ポスター等をマグネットを用いた挟着形態で簡便容易に取り付け取り外しすることを可能ならしめ、また、例えば、パネル部を鋼材で構成しても、孔を設ける分、軽量化を図ることができるほか、かかる孔は、これを多様な使い方に用いることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
〔第1実施例〕:
図1乃至図10は、第1実施例の掲示装置の説明に供する図である。本実施例では、例えばパチンコホール(店舗)における販促用什器として適用した場合を示す。
図1〜図4は、装置全体斜視図、正面図、側面図及び一部断面(図2のB−B断面)平面図であり、図中、参照符号101は本発明に従う装置全体を示している。掲示装置101は、パネル部10と、フレーム部30とを有すると共に、複数(本実施例では前後左右の4個)のキャスター51FL〜51RRを有する。
パネル部10は、長方形の平板状のパネル面11を有し、これはポスター、マグネット式ホワイトボード、パンフレット、カタログ等の被取付物(掲示物)を設置するのに使用することができる。フレーム部30は、このようなパネル部10を支持する左右の支持体31L,31Rと、これら左右の支持体31L,31Rを下部において支持する支持基体35とを有する。
フレーム部30における支持基体35は、図1、図4に例を示す如くに、左右一対の支持体31L,31Rのそれぞれに対する、ロッド状の左右支持基体36L,36Rを有する構成とすることができる。そして、左右支持体31L,31Rとの関係では、該各支持基体の一端側(掲示装置101の前方側)から、それら支持体31L,31Rが、それぞれ傾斜しつつ立ち上がるようにして、フレーム部30は構成される(図1、図3、図4参照)。
つまり、図3を参照すれば明らかなようにフレーム部30は、支持体31(右支持体31R)と支持基体35とが鋭角をなすように、また、支持体31(右支持体31R)と支持基体35の連接箇所を起点に各々が拡開するように、形成されている。なお、左右支持基体36L,36Rと連結部39からなる支持基体35は、掲示装置101の設置面に対して水平に置かれる。
ここに、図1及び図4をみるに、該フレーム部30の構成は、背後にかなりの空間が存在する装置構成とすることができることがわかる。
また、本実施例では、左支持基体36L及び右支持基体36Rのそれぞれの他方の側(装置後方側)において、両者を一体に連結する連結部39(後部支持基体)を有し、よって、この場合は、支持基体35部分は、左右の傾斜した支持体31L,31Rの立ち上がっている前方側(左右支持体31L,31Rと支持基体35の連接側)が開口し、後方側(左右支持体31L,31Rと支持基体35の拡開方向)が閉じた直線のコ字形状からなるものとして構成している。
ここにまた、好適には、支持基体35の左右支持基体36L,36R相互は、図4に示す如くに、後方に延伸するにつれ、相互の間隔が狭くなるようになす。こうするときは、上記のように背後に空間が存在することもあって、当該間隔を狭める程度など適切に設定することにより、図4に一点鎖線で例示するように、掲示装置101を複数台、前後方向に重なるようにして置くこと(縦連重ね置き)が可能で、結果、装置収容に際し、余分なスペースをとらずに済むようになり、非使用時の収容性に優れるものとなる。
上記のような構成の支持基体35と左右の支持体31L,31Rとは、好適にはまた、これらが一体構造によるものであるのがよい。より好ましくは、1本の管材で構成されるのがよく、本実施例では、フレーム部30は、単一のパイプ部材の加工によって形成してある。
すなわち、左支持体31L、左支持基体36L、連結部39、右支持基体36R、及び右支持体31Rの各部分は、1本のパイプ部材(例えば、厚さ約1.2mm、径約25mmの鋼管)をもって全体を曲げ加工で一体に形成してある。
かかる構成を採用すると、取り付けるべきパネル部10がかなりの大きさの面積を有するものであっても、これを支えるの必要な強度も容易に持たせ得ると共に、フレーム部30が中空状のものであるため、その分、装置全体として軽量化が図れる等の利点がある。加えて、フレーム部30の部分の連接個所は、図1、図3、図4に示されるように、角張った角部となることもなく、丸い形状の曲がり部となる結果、掲示装置を取り扱うホールスタッフや店舗来客者等が、そうした角部に足などを引っ掛けてしまうなどするのを効果的に防止することもできる。
パネル部10の具体的な構成、フレーム部30への取り付け等は、次のようにすることができる。
平板状のパネル面11を構成する部分自体が強度的に十分なものであれば、これを直接的にフレーム部30の左右支持体31L,31Rに取り付けることができるが、それほどの強度がない場合であっても、以下のように、パネル面11の上下・左右側縁に補強枠としての外枠を設ける構成を採用することで強度を補強し、かつまた、これを利用した取り付けを行うことが可能である。
図5は、図4の断面部分の拡大説明図(E−E間拡大)でパネル部10の取り付け等の状態の一例をも示し、図6には、その場合のパネル部10の上端部分等を含むの構成が示されている。
本実施例において、パネル部10は、金属製とし、好ましくは、磁石(マグネット)が吸着可能な材質の板材(例えば、厚さ約1.2mmの鋼板)によるものとして、その左右側縁には、図5に示す如くに、該板材の折り曲げ加工により側縁枠部13(左右側縁用枠体)を形成し、同様にして、その上下側縁には図6に示す如くのL字状の側縁枠部15(上下側縁用枠体)を形成してある。
パネル部10のフレーム部30への取り付けは、かかる左右の側縁枠部13を利用し、図4、図5に示すように、左右の支持体31L,31Rの周側面に側縁枠部13の外側面を取り付けるようになす。具体的には、例えば、溶接により溶着させてこれを行うことができる。
ここに、上下左右の各側縁枠部13,15の端部部分は折り返して、それぞれ折り返し部13a,15aを形成するようにもしてある(図5、図6参照)。このようにすると、フレーム部30の左右の支持体31L,31R部分をホールスタッフが手で持って、あるいはパネル部10の上端部分を手で持って、掲示装置101を、回転可能なキャスター51FL〜51RRの回転の下、移動させるときでも、手にけがをさせるなどのおそれが少なくなる。
なお、左右支持体31L,31Rの先端の管状端面部分には、キャップ71(例えば、樹脂成形による中栓キャップ)を設けて、これを覆うようにしてある。
また、本実施例において、パネル部10には、そのパネル面11に、所定径の小さな孔11aを多数貫通形成するようになす。ここでは、孔形成域をパネル面11のほぼ全面とし、縦横方向に所定間隔で規則的(本実施例では格子状である)に孔11aを穿設してある。このようにすると、孔11aが設けられている分、パネル部10の軽量化に寄与し、後述するような多様な使い方に役立つものともなる利点がある。
上述の如くにパネル部10を左右の支持体31L,31R間に取り付け支持したフレーム部30の支持基体35の下部の前後左右に、キャスター51FL〜51RRを各々取り付け、これらパネル部10及びフレーム部30全体を移動可能に支持するようになすと共に、更にはまた、この場合において、掲示装置101の運搬・移動の利便性を確保しつつ、設置場所での転倒防止等の安定性をも同時に確保し、これらの両立を図れるようにするべく、左右支持体31L,31Rの先端が傾斜している側に配するキャスターとして、回転止め状態に切換え可能なストッパー(ストッパー操作部52)を有するキャスターを配するようになす。
これがため、ここでは、前後左右に配する左前キャスター51FL、右前キャスター51FR、左後キャスター51RL及び右後キャスター51RRのうち、左右の後キャスター51RL,51RRは、ストッパー操作部52を有しており、支持基体35における左右支持基体36L,36Rの後端部分に取り付けてある。ここに、各キャスター51FL〜51RRは、その回転部がボール状のものを使用してある。
更に、図7〜図10をも参照して説明する。図7は、掲示装置101の使用状態の一例を示し、図8は、比較例装置201と対比して示す転倒防止機能の説明図である。また、図9は、掲示装置101に適用できるポケット82の一例を示し、図10は、同ポケット82を用いる場合における使用状態拡大説明図である。
図7に示すように、掲示装置101では、被取付物(掲示物)としてのポスター1をパネル部10のパネル面11表面に貼付することができると共に、その際、図示の如くに、マグネットの吸着可能なパネル面11に対し、ポスター1の上縁近傍部分(必要に応じて下縁近傍部分等も)をマグネット止着具81(棒状マグネット)で挟着してこれを行うことが可能である。
このように、マグネットを利用した挟着形態でポスター1を簡便容易に取り付け取り外しできる。ホールスタッフとしては、貼り易く、手軽に貼れ、簡単に着脱ができ、貼り替え作業も容易にできる。従ってまた、貼り替えの時間も短縮でき、ポスター貼り替え(ポスター変更等)にも、すぐに対応でき、便利である。
更には、パネル面11に多数の孔11aが格子状に貫通形成されているため、ホールスタッフは、こうした孔11aの位置を目安としてポスター1の貼付すべき位置を把握することができる(図7参照)。従って、容易に真っ直ぐに貼ることができ、このような使い方もできる利点がある。
上記のようにしてポスター1を設置後、掲示装置101を移動させようとするときは、左右の後キャスター51RL,51RR側は、ストッパー操作部52により回転止め状態を回転許容状態に戻して、左(または右)支持体31L(または31R)を手で持って押すなどして移動させればよい。掲示装置101は、そのとき、パチンコホール内の床面上を前後左右方向に自在に軽快に動き、よって、所望の設置場所に、容易にかつすばやく運搬・移動させることができる。
所望の設置場所に移動させたら、ホールスタッフは、ストッパー操作部52を操作して、左右後キャスター51RL,51RRを回転止め状態に切換える。
特に、パチンコホールにあっては、パチンコ玉を扱うことから、これが床面に落ち、掲示装置101の下に転がっていってしまうような場合もある。そのように床面に落ちたパチンコ玉が掲示装置101の直下に、またはその近傍で溜まったような場合に、あるいはその他のゴミなども溜まりやすいことからそのような場合に、それを容易に除去(掃除)することができることが望ましい。
こうした場合には、上述のようにして、一旦、左右後キャスター51RL,51RRの回転止め状態をストッパー操作部52の操作により解除し掲示装置101を前後左右の所望の方向に少し移動させて、所要の作業をした後、再び設置場所に戻して回転止め状態に切換えておけばよい。掲示装置101は、かように運搬・移動性に優れ、使い勝手がよい。
しかして、このように左右後キャスター51RL,51RRを回転止め状態に切換えた以後は、その設置状態では、左右後キャスター51RL,51RRにブレーキがかかっている分、不必要に大きく移動するなど動き出すことは防止される。
更に、上記設置状態で、例え、掲示装置101の背後(パネル面11のポスター1掲示面と反対側の面)から、人がぶつかるなどして、力が加わったときでも、その衝撃を、巧みに吸収し得て、本発明非採用のものであったなら、前方に倒れてしまうようなケースであっても、これをよく防止乃至抑制することが可能である。
図8をみるに、同図(A)は、掲示装置101の場合につき、また同図(B)は比較例装置201の場合につき、それぞれ、装置背後(図中右方向)から矢印で示す如く力が加わった場合の様子を対比して示すものである。
ここに、比較例装置201は、前側点PL及び後側点PRにより設置面(床面)F上に固定的に設置されている状態にあるもの(設置面上での支持構成に関し、キャスターを使用しない構成であれば前後左右の単なる4点支持の場合に相当し、またキャスター使用の場合であっても、前後側とも回転止め状態にある場合に相当するもの)を表すものとする。
同図(B)において、今、実線で示す状態の比較例装置201の背後から矢印に示す方向の力が加わったとすると、それが小さければ、後部の点PR側が浮き上がるようにして点PLを中心に比較例装置201全体が回動(図中反時計方向への回動)をしても、自重による復元力(図中時計方向に働く力)によって、元の状態に戻され得る。ここに、図中の一点鎖線で示す状態は、こうしたバランスがくずれる不安定状態であり、これを超えると、比較例装置201は、前に転倒するに至ることになる。
従って、比較例装置201の背後から、人がぶつかるなどして、力が加わったとき、その衝撃の力の大きさ如何では、装置全体は、同図(B)中、実線の図示状態から、一点鎖線図示状態、二点鎖線図示状態の如くに推移して転倒してしまう。
これに対し、同図(A)の掲示装置101の場合は、このようなことが避けられ、転倒防止が図れ、安定性、安全性に優れる。
すなわち、例え、比較例装置201の場合であったなら上記のように転倒してしまうであろう力と同程度の力が掲示装置101の背後から加わったとしても、掲示装置101の使用状態もしくは設置状態(運搬・移動時を除く)においては回転止め状態にある左右後キャスター51RL,51RRを配した支持基体35の後部が一旦浮き上がると同時に、回転可能な左右前キャスター51FL,51FRによって、掲示装置101は、そのような後方が浮いた状態で前方に進み始める。同図(A)の一点鎖線の状態は、このような様子を表している。
このことは、人がぶつかるなどして背後から加わった衝撃の力の一部が、掲示装置101を移動させる力に転じていることを意味し、その分、掲示装置101は装置全体が傾く度合いが少なくて済むこととなる。
しかして、同図(A)の一点鎖線の状態では、自重による復元力が働くから、前方への移動の間、掲示装置101は元の状態に戻ろうとし、ついには左右後キャスター51RL,51RRが再び設置面Fに着地すれば、その時点からは、回転止め状態にある当該左右後キャスター51RL,51RRによるブレーキが働き、これによって、掲示装置101の前方への移動は停止させられ、結果、掲示装置101は、同図(B)のようには転倒することなく、再び安定した設置状態になる。
こうして、掲示装置101自体を、あえて力が加わる方向と同方向に移動させることで、掲示装置101全体を傾けるように作用する分の力を緩和しているのである。従って、既述の如くに運搬・移動の利便性を高めている(運搬・移動時は、左右後キャスター51RL,51RRを回転可能な状態にしておく)と共に、その移動が容易にできるという点を上記の場面でも活用して、設置状態、使用状態(運搬・移動時を除く)においては、左右後キャスター51RL,51RRを回転止め状態にしておくので、設置場所での転倒防止乃至抑制等の安定性、安全性をも確保しているのであり、巧みにそれらを両立させている。
掲示装置101は、パネル部10へのポスター1の取り付けの他、図9に示すようなポケット82を着脱自在に取り付けて使用することもできる。
ここに、ポケット82は、パネル面11の孔11aに挿通して取り付けるための一対の係合部82a,82aを有すると共に、側部82bと、前部82cと、低部82dと、取り付け時にパネル面当接部となる後部82eと有し、これらが1本のパイプ等の管状部材やワイヤ等の線材によって一体に折り曲げ形成されたものを利用することができる。
こうしたポケット82の両端にある2つの係合部82aをパネル部10のパネル面11に設けた孔11aに挿入し、係合部82aをパネル面11の裏面に当接されるとともに、後部82eをパネル面11の表面に当接されることによって、ポケット82は、図10のようにして、パネル部11のパネル面11に取り付け固定される。このポケット82の内部、すなわち側部82bと前部82cと底部82dとパネル面当接部82eによって形成された空間内に、例えば、パンフレット5を差し込んで立て掛けることができる。具体的には、パチンコホールにおける配布物としての機種小冊子なども、かかるポケット82を利用して設置することができる。
本実施例では、パネル部10のパネル面11のほぼ全面に孔11aが貫通形成されているから、上記ポケット82は、パネル面11のほぼ全領域を対象として取り付けることができる。パネル面11の孔11aは、既に述べた用途等の他、このような使い方もできる。
〔第2実施例〕:
次に例をもって示すものは、第1実施例の変形例であり、あるいは、これを拡張発展させたものとも捉えることもできるものであって、例えば、比較的背の高いパネル部でも、その立ち上がり状態を起こして、かつ重心を中央に位置させてさらに安定性を図ろうというものであり、そのため、フレーム部の左右の支持体を支持する支持基体の左右それぞれにおいて、突出する形状の突出部を形成することにより各傾斜支持体の立ち上がり部分を支持基体の中央寄りになるよう設定せんとするものである。
かかる第2実施例の掲示装置102につき図11乃至図18を参照して説明する。図11〜図15は、本実施例の掲示装置102の全体斜視図、正面図、側面図、平面図及び一部断面拡大説明図である。なお、図15の一部断面拡大図の断面拡大部位は、第1実施例におけるB−B断面のE−E間と同様である。
なお、以降の説明(後記の第3,4実施例の場合を含む)においては、第1実施例の掲示装置101における構成要素と同一または同様の構成要素については、同一の符号を付してその具体的な説明は省略する。
以下、主として第1実施例と異なる特徴部分につき説明する。本実施例においては、まず、左右支持体31L,31Rと左右支持基体36L,36Rとのそれぞれの連接部位において、それぞれ参照符号33L,33Rを付して示す段部が設けられた構成としてある(図11、図13等参照)。なお、左右支持基体36L,36Rと連結部39からなる支持基体35については、掲示装置102の設置面に対して水平に置かれる。
図示例では、これが、フレーム部30の左右の支持体31L,31Rを支持する支持基体35の左右それぞれにおいて、パネル面11に対して突出するようにU字状に湾曲した突出部(左右段部33L,33R)を形成することとなり、そして、こうした左右段部33L,33Rを介して各左右支持体31L,31Rを傾斜して立ち上げてある。
こうすると、各左右支持体31L,31Rの立ち上がり部分を支持基体35の中央寄りになるようにすることが可能である。また、これに伴い、各左右支持体31L,31Rのそれぞれの先端部(パネル部10との接合部)も、図13に示す如くに、支持基体35の中央寄りの位置の鉛直上に位置させるようになす。
すなわち、前記図3と図13とを対比比較すればわかるように、図3の場合は、各左右支持体31L,31Rの先端部は、ほぼ支持基体35の後端部部分の鉛直上に位置しているが、図13に示すように、図中左側に寄せる(中央寄りにさせる)ようにする。
かくして、このようにすると、掲示装置102では、取り付け支持されるパネル部10は、比較的背の高いパネル部でもその立ち上がり状態を起こして、かつまた、図14に示されるように、支持基体35の前後方向の中央部分(図中の上下方向の中央部分)の上部位置に配されるようにして、フレーム部30に取り付け支持することができ、従ってまた、重心を中央に位置させて安定性を図ることができる。
また、掲示装置102では、パネル部10の取り付け支持は、図15に右支持体31R側での様子を一例として示す如くに、側縁枠部13とその先端に形成された折り曲げ片14とにより、右支持体31Rを抱くようにして、側縁枠部13及び折り曲げ片14の内側面側を右支持体31Rの周側面に取り付けてある。この点は、右支持体31L側でも同様の構成で取り付けてある。
このようにすると、第1実施例では、左右支持体31L,31R部分がパネル部10の両側部に露出する形態であったのに対し、掲示装置102では、左右支持体31L,31Rは、これをパネル部10のパネル面11の背後に隠すようにすることができる。
なお、パネル部10のL字状の側縁枠部15側についても、同様の観点から構成し、例えば上側部分においては、左右支持体31L,31Rの管状端面部分を当該側縁枠部15自体でこれを覆うようにするとよい。この場合、前記キャップ71を不要とすることができる。
また、ストッパー操作部52を有する左右後キャスター51RL,51RRの取り付け位置については、支持基体35の連結部39としてもよく、本実施例ではそうした例を示してあり、また、パネル面11に設ける孔11aの形成域については、全面ではなく、その一部分とし、ここでは、図11、図12等に図示されるような範囲をもってパネル面11の下部領域に孔開け部12を設定してある。
掲示装置102では、パネル部10のパネル面11が、第1実施例における掲示装置101に比較して、面積の大きいものとなり(従って、例えばA0,A1サイズ等の大きいポスターの設置に適する)、かつまた第1実施例よりも立ち上げてあるので、ほぼ全面わたって孔11aが形成されている場合には、裏側から風があたるようなときには、その風の力をポスター全面に受け易く、ポスターが剥がれるので、こうしたことを考慮しこれを重視するときは、本実施例のように、全面ではなく一部に孔11aを設けるようにしてもよい。
図16は、掲示装置102の使用状態の一例を示してあり、このようにして、A0,A1サイズ等の比較的サイズの大きいポスター2の設置の用に供することができる。なお、第1実施例の掲示装置101では、適応できるポスターサイズがB3サイズであったが、掲示装置102では、例えば遊技機メーカーから提供されるA0サイズの機種ポスターまで適用可能になるようにすることもできる。
また、パネル面11aが立ち上がっているので、その分、店舗来客者等の目線に合いやすいものとなる。
なお、ポスター2の取り付けにマグネット止着具81を用いることができることや、孔開け部12の孔11aを用いて、機種小冊子の設置等に利用できるポケット82を取り付けられること等については、第1実施例と同様である(これら点は、後記の第3,4実施例も同様である)
図17に掲示装置102の使用状態の他の一例が示されており、ここでは、掲示装置102を2台並列に併設連結して使用する場合の一例を示してある。また、図18は同連結に適用できるジョイント90の一例を示す。
図17図示の如くに、掲示装置102は、これを2台横に並べて組み合せ、一方の掲示装置102と他方の掲示装置102の互いに隣接する右支持体31R及び左支持体31Lの各立ち上がり部分をジョイント取付部位Jとし、これに、図18に示すジョイント90を取り付けて連結するようにして使用することもできる。
ジョイント90は、図18(A),(B)の平面図及び正面図に示すように略3の字状をなしている。具体的には、左右に一対の嵌合壁部91を有して、一部に開口93を形成する構成とし、例えば可撓性の合成樹脂から形成されている。また、撓み易くするため、それぞれの嵌合壁部91の一部には透孔91aを設けてある。
このようなジョイント90は、図17に示したジョイント取付部位Jにおいて、右支持体31R及び左支持体31Lを、開口93を介して一対の各嵌合壁部91内に嵌め込むようにして嵌着させると、2台の掲示装置102は、それそれのパネル面11が、その左右側縁枠部部分同士が直接的に突き合わされて、あたかも一枚の大きなパネル面(掲示装置102単独の場合のパネル面11の2倍の面積を有するパネル面)となるようにして連結させることができる。
このようにすると、より面積がある分、パチンコホールにおいて、様々な付属POP等の掲示物への対応も可能となる。
例えば、サイズに制約を受けることが少なくなり、容易にポスターを掲示することできる。換言すれば、上記のように併設すると、ポスターサイズにとらわれることなく、また、複数種類のポスターを掲示することも可能となる。これがため、また、例えば、縦、横、斜めなどのレイアウトの工夫も容易でき、これにより、掲示物の演出効果も高められる。こういった使い方も可能となる。
更には、図17に例示するように、図中右側の掲示装置102には、図16と同様にポスター2の貼り付けに利用する一方、図中左側の掲示装置102のパネル面11に対しては、パネル面11から着脱可能なマグネット式のホワイトボード85を取り付けるのに用いることもできる。
ここに、該マグネットホワイトボード85は、ホワイトボード用マーカー/イレーサーで手書/消去が可能であることから、これを利用すれば、即時性の求められる情報、例えば当該パチンコホールでの当日のイベント案内、あるいはポスター等のPOPでは対応できない部分の補佐のための情報(手書きで補足事項が可能)、その他のタイムリーな情報にも容易に対応でき、また、ホールスタッフの直筆によりアットホームなイメージが構築できるなど、多様性を高められる。掲示装置102は、このようにして使用することもできる。
なお、上記では、掲示装置102の特徴部分につき述べたが、第1実施例と同様の他の構成部分による作用効果は、第1実施例で述べたのと同様の作用効果を奏し得る(この点は、後記の第3,4実施例も同様である)。
〔第3実施例〕:
次に例をもって示すものは、第1実施例の変形例もしくはその拡張発展例でもあり、あるいは第2実施例の変形例もしくはこれを拡張発展させたものとも捉えることもできるものであって、フレーム部の左右の傾斜支持体を支持する支持基体の左右それぞれに突出部を形成する場合において、かかる突出部を、左右の傾斜支持体に関して、それぞれ左右方向に張り出させるよう構成して、左右方向外側に張り出させた分、安定性を更に図ろうというものである。
かかる第3実施例の掲示装置103につき図19乃至図23を参照して説明する。図19〜図23は、本実施例の掲示装置103の全体斜視図、正面図、側面図、平面図及び使用状態を示す説明図である。なお、これらに図においては、第1実施例乃至第2実施例の掲示装置における構成要素と同一または同様の構成要素については、同一の符号を付してその具体的な説明は省略する。
以下、主として第2実施例と異なる特徴部分につき説明する。本実施例においては、第2実施例で触れた湾曲した突出部としての左右段部33L,33Rがあるが、こられが、左右支持体31L,31Rからみて、それぞれ左右方向に張り出ている。これは、図20、図22を、前記図12、図14と対比してみると、よくわかる。
さらに、図22を、前記図14と対比してみると、掲示装置103では、既述のように、取り付け支持されるパネル部10に関して、支持基体35の前後方向の中央部分(図14中の上下方向の中央部分)の上部位置に配され、重心を中央に位置させ安定性を図ることができるのみならず、支持基体35の左右方向(図14中の左右方向)の中央寄りにも持ちきたすことができるので、その分、更に安定化に寄与することがわかる。
かくして、このようにすると、左右段部33L,33Rを左右方向外側に張り出させた分、安定性を更に図ることができる。
なお、本実施例の掲示装置103では、上記のような構成に伴って、使用するパネル部10としては、その横幅(左右幅)が、第2実施例による場合に比し小さなものとなる。結果、図23に使用状態の一例を示す如くに、適用するポスター3としても、第1実施例の場合と第2実施例の場合との間の大きさのもの、例えばB2サイズのものが適するものとなる。
また、図示例では、パネル部10の支持取り付け構成には、第1実施例の構成(図5)によるものとしてあるが、第2実施例の構成(図15)によるものであってもよい。本実施例の掲示装置103は、このようにして使用することもできる。
〔第4実施例〕:
更に、次に例をもって示すものは、第1実施例、または第2実施例の変形例もしくはその拡張発展例でもあり、あるいは第3実施例の変形例もしくはこれを拡張発展させたものとも捉えることもできるものであって、本発明に従う装置を2台組み合わせる場合における相手装置側との干渉を回避できる手段を導入し、2台を、その背面側同士を組み合わせて使用し得るようにしようというものであり、そのため、フレーム部の支持基体に、凸部等の屈曲部を形成する構成にしようというものの一例である。
かかる第4実施例の掲示装置104につき図24以下を参照して説明する。
図24〜図26は、本実施例の掲示装置104の全体斜視図、正面図、側面図であり、図27,28は、使用状態の一例の説明に供する図で相手装置と背面側同士を組み合わせて使用する場合の斜視図である。なお、これらに図においては、第1実施例乃至第3実施例の掲示装置における構成要素と同一または同様の構成要素については、同一の符号を付してその具体的な説明は省略する。
以下、主として第3実施例と異なる特徴部分につき説明する。本実施例の掲示装置104に関し、図24〜図28中、第3実施例の掲示装置103と異なるのは、これらの図からわかるように、参照符号38を付して示す部分だけであり、他の構成部分は、該第3実施例の掲示装置103と、同一であってよい。
かかる参照符号を付した部分は、掲示装置104を、組み合わせるべき相手装置と背面側同士で組み合わせる際に、双方の支持基体35同士が接触するのを避けるため、相手装置側との干渉を回避できる干渉回避部(干渉回避手段)を設けるものである。
これは、好適には、フレーム部30の支持基体35に形成する屈曲部とすることができ、図示例では、左右支持基体36L,36R部分において形成した、上方に突出した山型の凸状部であり、これが、図27、図28(図27を反対側から見た斜視図)の使用例に示す如くに、これまでの実施例におけるように支持基体35が設置面に対して平行に設けられているような相手側装置と組み合わせた時、平行な支持基体35に接触しないよう相手側装置の支持基体35を跨ぐことになる。従ってまた、相手側装置の支持基体35は、当該凸状部38部分で跨がれることになる。
ここでは、相手側装置として第3実施例の掲示装置103を用いて、これと背面側同士を組み合わせて使用する場合であり、本実施例の掲示装置104と第3実施例の掲示装置103との2つの掲示装置を背面側同士を組み合わせて使用し得るよう、組み合わせるべき一方の掲示装置側である掲示装置104のフレーム部の支持基体35の後部部分が、組み合わせるべき他方の掲示装置側である掲示装置103のフレーム部の支持基体35の連結部39を跨いで内側に入り込んでいることがわかる。
換言すれば、掲示装置104の凸状部38及び左右後キャスター51RL,51RRが、掲示装置103の支持基体35の連結部39を跨いで、コ字状部内に収容される。尚、いずれの掲示装置103,104についても、左右後キャスター51RL,51RR間の距離は、左右前キャスター51FL,51FR間の距離よりも短く、フレーム部30は、前方に左右拡開していることから、左右後キャスター51RL,51RRをコ字状部内に収容することが可能となるのである。
よって、図17の場合が2台の掲示装置102を並列に併設配置したのに対し、ここでは、これら両掲示装置103,104のパネル部10の上端部分が適切に突き合わされた状態で、つまり、パネル部10の上辺同士が当接して、両者は背面同士で効果的に組み合わされ得る。換言すれば、掲示装置103,104とを背中合わせで組み合わせれば、掲示装置の設置に際し、省スペース化がなされるとともに、裏表2枚分の大きさの掲示スペースを確保することができる。
かくして、上記凸状部38によって、これを、装置を2台組み合わせる場合における相手装置側との干渉を回避できる干渉回避部として機能させ得て、該2台を、その背面側同士を適切に組み合わせて使用し得るようにすることができる。
このようにすると、より使用形態を多様とし得て、装置の裏面側も使いたいというような要求にも適切に応えられ、結果、両面タイプ対応可能(ポスターの両面貼りが可能)なものともなる。
特に、掲示装置103,104の組合わせ実施例は、掲示装置の前後二方向から人の出入がある場所にかかる態様で設置するのに有利であり、例えば、パチンコホールでの左右に出入口のあるような風除室のような場合に設置して好適であり、また、本実施例の場合は、孔開け部12はパネル面11の一部にあることから、既述のように、風の影響で剥がれる等することの防止手法も組み込まれている結果、この点でも、有利なものとなる。
なお、掲示装置104の上記の凸状部38は、下に凸でもよい。また、掲示装置104は、上記使用例に限らず、図23と同様、単独でも、もとより使用可能であることはいうまでもない。
また、以上では、パチンコホール(店舗)における販促用什器として適用した場合を例に説明してきたが、本発明はこれに限定されず、看板、ボード、展示器、広告用具等の器具その他これに類するものに適用して実施することができる。
以上、掲示装置の実施例につき説明したが、本発明の掲示装置は、上記実施例で説明した構成要件の全てを備えた掲示装置に限定されるものではなく、各種の変更及び修正が可能である。また、かかる変更及び修正についても本発明の特許請求の範囲に属することは言うまでもない。
第1実施例の掲示装置の全体斜視図である。 第1実施例の掲示装置の正面図である。 第1実施例の掲示装置の側面図である。 図1の掲示装置のB−B断面図であって、重ね置きの様子の説明にも供する図である。 図4の掲示装置のE−E間拡大説明図であって、パネル部の取り付け等の状態をも示す図である。 第1実施例の掲示装置のパネル部の上端部分等の構成の説明に供する図である。 第1実施例の掲示装置の使用状態の一例の説明に供する図である。 第1実施例の掲示装置の転倒防止機能の説明に供する図である。 第1実施例の掲示装置に適用できるポケットの一例を示す図である。 第1実施例の掲示装置の使用状態の他の一例を示すもので、図9のポケットを用いる場合における使用状態拡大説明図である。 第2実施例の掲示装置の全体斜視図である。 第2実施例の掲示装置の正面図である。 第2実施例の掲示装置の側面図である。 第2実施例の掲示装置の平面図である。 第2実施例の掲示装置の一部断面拡大説明図であって、図5に相当する図である。 第2実施例の掲示装置の使用状態の一例の説明に供する図である。 第2実施例の掲示装置の使用状態の他の一例を示すもので、第2実施例の掲示装置を2台連結して使用する場合の説明図である。 図17の連結に適用できるジョイントの一例を示す図である。 第3実施例の掲示装置の全体斜視図である。 第3実施例の掲示装置の正面図である。 第3実施例の掲示装置の側面図である。 第3実施例の掲示装置の平面図である。 第3実施例の掲示装置の使用状態の一例の説明に供する図である。 第4実施例の掲示装置の全体斜視図である。 第4実施例の掲示装置の正面図である。 第4実施例の掲示装置の側面図である。 第4実施例の掲示装置の使用状態の一例の説明に供する図で、第3実施例の掲示装置と背面側同士を組み合わせて使用する場合の斜視図である。 図27の組み合わせ使用状態を、反対側(第3実施例の掲示装置側)から見た場合の斜視図である。
符号の説明
1,2,3:ポスター
5:パンフレット
10:パネル部
11:パネル面
11a:孔
12:孔開け部
13:側縁枠部(左右側縁用枠体)
13a:折り返し部
14:折り曲げ片
15:側縁枠部(上下側縁用枠体)
15a:折り返し部
30:フレーム部
31L:左支持体(傾斜支持体)
31R:右支持体(傾斜支持体)
33L:左段部(突出部形成用部分)
33R:右段部(突出部形成用部分)
35:支持基体
36L:左支持基体
36R:右支持基体
38:凸状部
39:連結部
51FL:左前キャスター
51FR:右前キャスター
51RL:左後キャスター
51RR:右後キャスター
52:ストッパー操作部
71:キャップ
81:マグネット止着具
82:ポケット
82a:係合部
82b:側部
82c:前部
82d:底部
82e:後部(パネル面当接部)
85:マグネットホワイトボード
90:ジョイント
91:嵌合壁部
91a:透孔
93:開口
101,102,103,104:掲示装置
201:比較例装置
J:ジョイント取付部位

Claims (7)

  1. ポスター等の被取付物の設置の用に供し得るパネル部と、
    該パネル部を支持する左右一対の支持体とこれらの支持体を下部において支持する支持基体とを有するフレーム部とを備える掲示装置であって、
    前記支持体は、前記支持基体の一方の側からそれぞれ傾斜しつつ立ち上がるよう構成し、これらの傾斜した前記支持体間に前記パネル部を取り付けると共に、前記支持基体には複数の回転可能なキャスターを設け、かつ、前記支持体の先端が傾斜している側に配するキャスターは、回転止め状態に切換え可能なストッパーを有しており、
    前記ストッパーを有するキャスターは、前記掲示装置の運搬・移動時を除く使用状態もしくは設置状態において、回転止め状態とされることを特徴とする掲示装置。
  2. 前記フレーム部は、前記支持体と前記支持基体とが一体構造であることを特徴とする請求項1に記載の掲示装置。
  3. 前記フレーム部は、一本の管材で構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の掲示装置。
  4. 前記フレーム部は、左右一対の前記支持基体のそれぞれにおいて、前記パネル部のパネル面に対して突出する形状の突出部を形成することにより、前記支持体の立ち上がり部分を前記支持基体の中央寄りになるよう設定してなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の掲示装置。
  5. 左右一対の前記突出部は、前記支持体に関して、それぞれ左右方向に張り出すよう構成されることを特徴とする請求項4に記載の掲示装置。
  6. 前記支持基体は、凸部等の屈曲部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の掲示装置。
  7. 前記パネル部は、マグネットが吸着可能になるよう構成すると共に、少なくとも一部に、貫通孔を多数穿設した孔開け部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の掲示装置。
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