JP2006015924A - カヤック用シュノーケル、およびそれを装着したスプレーカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】 カヤックが沈してパドラーの頭部を含む上半身が、水中に没してしまったときにも、迅速に呼吸を確保可能として冷静にリカバリーできる条件を整え、生命の危機を安全に回避できるようにする技術手段を提供する。
【解決手段】 コーミング62に装着するスプレーカバー5の適所に、カヤック6ボディ空洞内と艇外部とを貫通するよう固着可能な貫通型接続部2を設け、これにマウスピース33および排水弁34を設けたシュノーケルパイプ3の基端31を連結可能としたカヤック用シュノーケル1である。
【選択図】 図1

Description

この発明は、カヤッキングに関連するあらゆる分野をその技術分野とするものであって、カヤックを製造する分野は勿論のこと、その製造に必要とする設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野、その他現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
(着眼点)
日常の視界を離れて川面に浮かぶ低い視点から両岸に広がる雄大な自然を仰ぎ見て楽しむことができるリバーカヤッキングは、静寂な河の流れの中をゆっくりと下り、長距離を移動するツーリングや、一定の範囲で楽しむスポットプレイ、あるいは山岳地帯の深い渓谷に挟まれ、白波を立てる激流を、高いスキルを駆使して克服するダウンリバー、またはタイムとボート・コントロールの正確さを競うコンペティション等、様々なかたちでの挑戦が可能であり、また、シーカヤッキングでも、大海原を眼前にしつつ湾内や断崖絶壁沿いにツーリングする醍醐味はリバーカヤッキングとは違った興味をそそわれることになるなど非常に変化に富んだ内容を体感することができる上、しかもビギナーからベテランまで老若男女を問わず、それほどの制約を受けることなく参加できることもあって、都市部を流れる川を含む大自然の中の新鮮で刺激的な世界を味わうことができる巾広いレジャーあるいはスポーツとして広く親しまれている。
このようにして様々な人々が、各自の責任の上で種々のカヤッキングを楽しむことができるものの、自然を相手にするスポーツには常に命に関わる危険が付き物であり、ビギナーにとっては水上に浮かぶカヤックに乗り込み、正しい乗艇姿勢をとるようにすることすら困難な上、パドルの基本的なストロークや、リーニングを伴ったターン・スキルを習得する必要がある等、様々な基本動作を身に付けるまでに幾度となくバランスを失い艇を沈させ、頭部を含む上半身を水面下に没することとなるため、このような場合に脱艇せずに素早くリカバリーするためのロールも早い段階で身に着ける必要があり、艇が完全に上下反転して水中に上半身を没してしまった状態では、全く呼吸が確保されないことになって多くの初心者がパニックに陥り、有効なモーションを起こす間もなくスプレーカバーを外して沈脱することとなってしまい、さらに、このように沈脱する際には、上下反転して水中に没した姿勢のまま、コーミングに強固に嵌着されたスプレーカバーを外すために、的確にグラブループを捜し当てて引き外す必要があり、こうした冷静な判断と行動が素早くできないと命に関わる事態となってしまう虞れも出てくる。
また、豊富な経験を有するベテランのパドラーにあっても、予期せぬアクシデントが襲うことがあり、例えばカヤックが岩、橋脚、消波ブロック等の障害物に接触し、そのまま水圧で張り付き、脱出できなくなってしまったり、岩や岸の水面下がオーバーハングするように深くえぐれて水流が流れ込んでいるような場合には、カヤックごと吸い込まれ、その水圧によって水中の壁に張り着いたまま出てこれなくなってしまう虞れもあり、さらにまた、万が一のプレ・プランニングのミスにより、河幅に広がる堰堤の発見が遅れ、ポーテージできずに堰堤直後の下流に発生するリサーキュレーションに捕捉されてしまったような場合には、自力での脱出が困難になってしまうなど、非常に危険な場面に遭遇することも想定しておかなければならない。
(従来の技術)
このように大自然の真只中でその自然を相手とする代表的なレジャー、スポーツのカヤックには、スケールの大きな楽しみと背中合わせに上述のような危険を伴うことも覚悟しなければならず、したがってこのような危機を回避するために、保温性や防水性に秀れたウエアやヘルメット、P.F.D(Personal Floatation Device)、スプレーカバー等を確りと装備し、没した時のリカバリー・スキルを高め、プレ・プランニングやスカウティングに基づくシミュレーション等を確実に行うことが重要になるとされるものの、そのための具体策や有効な装備、備品となると、これまでのところ、これといった有効な手立てが無かったというのが実情である。
カヤック以外の水相手のレジャー、スポーツである小型ボート等にあっては、それがレジャー用あるいは救命用のものとしては、例えば、特開平9−58570号公報に開示されている「インフレータブルボート」発明のように、船底面に底布を有し、該底布上に本体と分離可能なエアーマットが保持されてなり、該エアーマットは、ボートの長さ方向に延びる複数の縦気室と、幅方向に延びる横気室とを有するものとし、乗員の腰が船底に沈み込むのを防止可能とするようにした薄井・小堀発明や、特開平8−253192号公報に見られるような、船体の側壁に設けたガンネルに取付け可能なアームと浮力体とからなり、転覆時に浮力体を軸にして船体を傾けてデッキ空間から排水可能とし、転覆した船体を一人で復帰可能とした「復帰補助具及び復帰補助具付きオープンデッキカヌー」発明等が知られているに過ぎない。
(1)特開平9−58570号公報 (2)特開平8−253192号公報
(問題意識)
したがって、カヤックが沈してパドラーが水中に没する事態に陥ったときには、如何なる場合であってもパドラー自身の呼吸が途絶えて窒息状態に至る前に、パドルや腕、腰等の体全体を使ってロールし、水面上に上体を復帰させるか、もしくは水流の条件が悪く素早くロールできなかったり、パドラー自身にスキルが不足している場合等には、水中でスプレーカバーを外し、できるだけ速やかにコックピットから脱出するしか手段が残されておらず、僅かな判断ミスや数秒の判断の遅れによって命に係わる大事故に発展してしまう虞れがあり、特にこうした事態に不慣れなビギナーにとっては、常に不安に付きまとわれていることから、運悪く沈したときにはパニックに陥り易く、特にこのような場面における危険性を確実に回避でき、カヤッキングをより安全に楽しむことができるようにする具体策が求められている。
(発明の目的)
そこで、この発明は、カヤックが沈してパドラーの頭部を含む上半身が水中に没してしまったときにも、迅速に呼吸を確保可能として冷静にリカバリーできる条件を整え、生命の危機を安全に回避できる技術を提供することはできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造のカヤック用シュノーケル、およびそれを装着した新規な構造のスプレーカバーを実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明に包含されるカヤック用シュノーケルは、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、カヤックのコーミングに装着するスプレーカバーの適所に、カヤックボディ空洞内と艇外部とを貫通して固着可能な貫通型接続部を設け、、該貫通型接続部の艇外開口に対し、マウスピースおよび排水弁を備えたシュノーケルパイプの基端を連結可能にしてなる構成を要旨とするカヤック用シュノーケルである。
この基本的な構成によるものをより具体的なものとして示せば、カヤックのコーミングに密閉状に装着され、コックピット開口とパドラー胴部との隙間を水密状に閉塞可能とするスプレーカバーの中央寄りとなる適所に、そのシート状肉厚部分を、カヤックボディ空洞内と艇外部とを貫通するよう固着可能な貫通型接続部を設け、該貫通型接続部艇外開口に対して、乗艇した際のパドラーの口元付近に到達する長さ寸法に設定し、先端にマウスピースおよび排水弁を設けたシュノーケルパイプの基端を、牽引離脱不能とするよう連結可能とした構成のカヤック用シュノーケルとなる。
表現を変えれば、カヤックのコーミングに密閉状に装着され、コックピット開口とパドラー胴部との隙間を水密状に閉塞可能とするスプレーカバーの中央寄りとなる適所に、そのシート状肉厚部分を、カヤックボディ空洞内と艇外部とを貫通するよう固着可能な貫通型接続部を設け、該貫通型接続部艇外開口に対して、乗艇した際のパドラーの口元付近に到達する長さ寸法に設定し、先端にマウスピースおよび排水弁を設けたシュノーケルパイプの基端を、牽引離脱不能とするよう連結可能としたものとすることにより、カヤックが上下反転してパドラー上半身が水没した際に、マウスピースおよびシュノーケルパイプを通じてカヤックボディ空洞内の空気を吸引可能とし、リカバリーするまでの呼吸を確保可能とするカヤック用シュノーケルということができる。
そして、さらに具体的には、カヤックのコーミングに密閉状に装着され、コックピット開口とパドラー胴部との隙間を水密状に閉塞可能とするスプレーカバーの中央寄りとなる適所に、そのシート状肉厚部分を、カヤックボディ空洞内と艇外部とを貫通するよう固着可能な貫通型接続部を設け、該貫通型接続部艇外開口に対して、乗艇した際のパドラーの口元付近に到達する長さ寸法に設定し、先端にマウスピースおよび排水弁を設けたシュノーケルパイプの基端を、牽引離脱不能とするよう連結可能であって、該シュノーケルパイプ基端側を離脱、切断、短縮して再装着することにより、長さ調節可能とする脱着機構を設けてなるものとしたカヤック用シュノーケルといえる。
また、この発明には、カヤックのコーミングに密閉状に装着され、コックピット開口とパドラー胴部との隙間を水密状に閉塞可能とするスプレーカバーの中央寄りとなる適所に、そのシート状肉厚部分を、カヤックボディ空洞内と艇外部とを貫通するよう固着可能な貫通型接続部を設け、該貫通型接続部艇外開口に対して、乗艇した際のパドラーの口元付近に到達する長さ寸法に設定し、先端にマウスピースおよび排水弁を設けたシュノーケルパイプの基端を、牽引離脱不能とするよう連結可能とする一方、該貫通型接続部カヤックボディ空洞内開口に対し、カヤックボディ空洞内に延伸される先端と、その先端近傍周壁面との夫々に、吸引孔が開口された艇内パイプの基端を、通気可能に接続してなるカヤック用シュノーケルが含まれる。
同様に、カヤックのコーミングに密閉状に装着され、コックピット開口とパドラー胴部との隙間を水密状に閉塞可能とするスプレーカバーの中央寄りとなる適所に、そのシート状肉厚部分を、カヤックボディ空洞内と艇外部とを貫通するよう固着可能な貫通型接続部を設け、該貫通型接続部艇外開口に対して、乗艇した際のパドラーの口元付近に到達する長さ寸法に設定し、先端にマウスピースおよび排水弁を設けたシュノーケルパイプの基端を、牽引離脱不能とするよう連結可能とする一方、該貫通型接続部カヤックボディ空洞内開口に対し、カヤックボディ空洞内に延伸される先端と、その先端近傍周壁面との夫々に、吸引孔が開口された艇内パイプの基端を、通気可能に接続し、その先端を、カヤックコックピット内側の、乗艇に障害とならない適所に、仮固定可能とする艇内パイプ用仮固定部を設けたカヤック用シュノーケルも包含される。
(関連する発明)
上記したこの発明の基本をなすカヤック用シュノーケルに関連し、この発明には、それを装着したスプレーカバーも包含しており、その基本的構成は次のとおりである。
即ち、カヤックのコーミングに密閉状に装着され、コックピット開口とパドラー胴部との隙間を水密状に閉塞可能とするスプレーカバーであって、当該スプレーカバーの中央寄りとなる適所に、そのシート状肉厚部分を、カヤックボディ空洞内と艇外部とを貫通するよう固着可能な貫通型接続部を設け、該貫通型接続部艇外開口に対して、乗艇した際のパドラーの口元付近に到達する長さ寸法に設定し、先端にマウスピースおよび排水弁を設けたシュノーケルパイプの基端を、牽引離脱不能とするよう連結可能としたカヤック用シュノーケルを設けてなるものとした、この発明のカヤック用シュノーケルを装着したスプレーカバーである。
以上のとおり、この発明のカヤック用シュノーケルによれば、カヤックのコーミングに必ず装着されるスプレーカバーの適所に、当該カヤック用シュノーケルを貫通状に接続し、先端のマウスピースがP.F.Dの内外側適所を通じ、乗艇したパドラーの口元まで到達するように装備可能となることから、カヤックが沈してパドラーの上半身が水没してしまい、しかも水流の悪条件やリカバリー・スキルの不足等により、咄嗟のロールによる上半身の浮上が不可能なときでも、胸元に露出状に備えられたマウスピースをくわえ、シュノーケルパイプを通じてカヤックボディ空洞内の空気を吸引して確実な呼吸の確保を実現可能にするものであり、ビギナーのロール失敗によるパニックを確実に防止できると共に、ベテランのパドラーで、急流や障害物に捉えられて自力で脱出するのが難しい場面などにも、仲間によって救助されるまでの間の呼吸を確保することができるものとなり、これによって冷静且つ適切な判断が可能となり、アクシデントが発生したときの救命率を格段に向上させることができるという秀れた特徴が得られるものである。
また、この発明のカヤック用シュノーケルを装着したスプレーカバーによれば、カヤックのコーミングに装着し、従前までのスプレーカバーと同様に、カヤック内部への水の浸入を確実に防止できるものとなる上、前述のようにカヤックが沈したときなどに、呼吸を確保して水没したパドラーが窒息状態に陥るのを防止することができ、しかも急流中で沈した際など、慌ててスプレーカバーを外すと、カヤック内に大量の水を浸入させてしまい、下半身をコックピットから抜き出すことができない中に流されてしまったり、あるいは大きな水圧が作用して下半身を抜き出す前にカヤック自体が大きく圧縮、変形し、パドラーが離脱不可能な状態に陥ってしまう虞れ等があるところ、スプレーカバーを外して脱出する前に、一旦マウスピースをくわえ、呼吸を確保して冷静に状況を把握できるようにし、コックピットから脱出するときには、足をコックピット内でしゃがんだ状態に折り畳み、準備を整えた後にスプレーカバーを外して速やかに脱出するという手順を落ち着いて踏むことができるようにするため、ビギナーは勿論のことベテランのパドラーにも非常に有効なものになるという極めて大きな効果を発揮する。
上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
シュノーケルパイプは、スプレーカバーの適所に設けられた貫通型接続部と、乗艇した際のパドラーの口元付近に配置されたマウスピースおよび排水弁の夫々を通気可能に連結する機能を果たすものであり、パドラーの上半身の動きを妨げない程度に柔軟に変形可能であり、常時通気を確保できるよう管路形状を維持可能な程度の強度を有するものとしなければならず、比較的軟質な合成樹脂製のパイプであってその肉厚中に、同心螺旋状の補強用線材をインサート成型して、圧縮に抗して通気管路を確保できるものとするのが望ましく、貫通型接続部に接続される基端か、またはマウスピースや排水弁が接続される先端かの少なくとも何れか一方を、脱着機構を介して接続したものとし、離脱させて切断、短縮して再度、接続することによって長さ調節可能としたものとすることができ、中途適所に、パドラーが上半身に着用するライフジャケットの腹部から胸元に至る内外側何れかに添って、仮固定可能とする、複数の挿通し用ループ、トンネル、あるいはベロクロファスナーを用いたバンド等からなる添着機構によって仮固定可能としてなるものとするのがよい。
マウスピースは、パドラーが緊急時に不用意に脱落しないよう口に銜えてシュノーケルパイプを通じて吸引、呼吸できるようにするという機能を果たし、一般的なスクューバダイビングに使用されるシュノーケルのマウスピースと略同様の形状に形成されたものとするのが望ましく、シリコン樹脂のように比較的軟質な素材製で排水弁と一体的に成型されたものとすることができる。
排水弁は、シュノーケルパイプおよびマウスピース中に水が浸入してしまった際に、自動的に排水してシュノーケルパイプを通じた呼吸を可能とする機能を果たすものであり、一般的なスクューバダイビングに使用されるシュノーケルの排水弁と略同様のものであって、シュノーケルパイプ内に大量の水が浸入してしまった際にも、自動的に排水できるものとするか、あるいは、マウスピースを通じて強く息を吹き込むことにより、排水できるものとするのが望ましいが、手指で塞ぎ、マウスピースを通じて息を強く吹き込むことによって、シュノーケルクリアできるものとすることも可能である。
貫通型接続部は、シュノーケルパイプの基端を、スプレーカバーの適所に貫通状に接続、可能とし、シュノーケルパイプに牽引方向の外力が働いた場合にも、強固にその連結状態を維持可能とする機能を果たすものであり、スプレーカバーの中央適所のシート状肉厚部分に貫通して、スプレーカバーが装着された際のカヤックボディ空洞内に連通状とするものとしなければならず、シュノーケルパイプの基端を脱着可能であって、例えばシュノーケルパイプを切り詰めて寸法調節した基端を、再接続できるものとした脱着機構を設けたものとするのが望ましいが、スプレーカバーを貫通、接着して完全に一体化したものや、あるいはスプレーカバーを製造する際に一体成型したものとすることが可能である。
艇内パイプは、スプレーカバーのカヤックコーミングに装着された際に艇内側となる貫通型接続部の艇内側開口に、所定長の吸気管路を形成し、スプレーカバーやその周辺を通じてコックピット内に水が浸入してきた際にも、シューケルパイプへの水の浸入をある程度阻止して呼吸の安定確保を可能とする機能を果たすものであり、コックピット内のパドラー下半身の艇内へのフィッティングやカヤック操作、およびスムーズな脱出に支障を来さない形状、寸法および比較的軟質素材から形成されたものとすべきであり、先端とその周壁面との夫々に、呼吸を確保する吸引孔を穿孔したものとするのが望ましく、先端を、カヤックのコックピット内側の、乗艇に障害とならない適所に、仮固定可能とする艇内パイプ用仮固定部を設けたものとすることができる。
艇内パイプ用仮固定部は、カヤック艇内に延伸された艇内パイプの先端側、および必要があれば艇内パイプの中途箇所を、カヤック艇内の適所に仮固定可能とする機能を果たすものであり、パドラーの乗艇姿勢に支障を来さないコックピット、またはコックピット前方のバウか、あるいは後方のスターンかの何れかの底面を含む内側壁の何れか適所に設けられたものとしなければならず、艇内パイプを圧潰せず、脱着自在に装着可能なクリップや環状金具等とするのが望ましく、また、艇内パイプの先端付近に脱着用の連結部品を設け、この連結部品を介して脱着自在に連結するものとすることが可能である。
スプレーカバーは、カヤックのコーミングに水密性を確保するよう比較的確りと装着されることによってコックピット中に水が浸入してしまうのを防止するという基本的な機能を備えると共に、中央寄りとなる適所にシュノーケルパイプ用の貫通型接続部を形成するという機能を果たし、十分な防水性を確保するためには、一般的なスプレーカバーと同様のナイロン(商品名)あるいはネオプレン(商品名)等の素材からなるものとすべきであり、貫通型接続部の周辺には、シュノーケルパイプに働く引き抜き力に抗することができる補強構造を付加したものとするのが望ましい。
カヤックは、水上に艇を浮かべ、パドラーが乗艇し、そのパドラー胴部とコックピット開口のコーミングとの隙間に、スプレーカバーを装着し、パドルを操作しながら水上を移動することを可能とする機能を果たすものであり、例えば、既存のフォールディングカヤック、ダウンリバーボート、クリークボート、ロデオ艇、スクォート艇、スラローム艇、ワイルドウォーター艇およびその外の略同様のコックピット構造を有するボート類とすることができる。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図1のカヤックに装着されたカヤック用シュノーケルの側面図、図2のカヤック用シュノーケルを装着したスプレーカバーの斜視図、図3の分解された貫通型接続部の斜視図、図4の一部断面化された貫通型接続部の正面図、図5のマウスピース付近の斜視図、図6の断面化されたマウスピースとシュノーケルパイプとの接続部分の正面図、および図7のシュノーケルパイプを内側に仮固定したP.F.D(ハイフロート)の斜視図に示される事例は、カヤック6のコーミング62に密閉状に装着され、コックピット開口61とパドラー7胴部との隙間を水密状に閉塞可能とするスプレーカバー5の中央寄りとなる適所に、そのシート状肉厚部分を、カヤック6ボディ空洞内と艇外部とを貫通するよう固着可能な貫通型接続部2を設け、これに対して所定長さ寸法に設定可能であり、先端にマウスピース33および排水弁34を設けたシュノーケルパイプ3の基端31を、連結可能としたものとしてなるこの発明に包含されるカヤック用シュノーケルにおける代表的な実施例を示すものである。
当該カヤック用シュノーケル1は、スプレーカバー5のパドラー7胴部装着用のウエスト装着孔51の近傍適所である、例えばウエスト装着孔51の直前となる中央付近に、そのシート状肉厚部分を貫通するよう装着された貫通型接続部2を介して一体的に添設されたものとなっており、該貫通型接続部2は、図3および図4中に示すように、スプレーカバー5の適所シート状肉厚部分に穿孔された貫通孔52に、図1および図2中に示すカヤック6のコーミング62に装着したときのコックピットに面する面側から艇外側に突出状となり、艇外開口を露出状とする艇外接続管21と、艇内開口を艇内側に露出状とする艇内接続管22とを同心パイプ状に形成し、艇外接続管21と艇内接続管22との接合部外周面には、円板フランジ状の補強鍔23が一体に形成され、スプレーカバー5の艇内側壁面に接合状となるよう装着する。
そして、この艇外接続管21の基端付近からは、艇外接続管21に外嵌状に接続された、後述するシュノーケルパイプ3基端の外側周囲を包囲するように配置、形成してある雄ネジ管24が延伸され、該補強鍔23との間に、略同形の円板フランジ状に形成されてスプレーカバー5のシート状肉厚部分を挟み込むよう、艇外接続管21および雄ネジ管24の周囲に装着される別体型の環状鍔25を有し、該雄ネジ管24には、シュノーケルパイプ3を貫通可能な接続孔27を穿孔したネジ込みキャップ型の接続栓26を螺着可能とし、該接続栓26の接続孔27内周縁付近と、これに対面する艇外接続管21先端の外径を拡大肉厚化した開口縁との間に、シュノーケルパイプ3基端側の肉厚部分を挟み込むものとし、脱抜不要に接続可能なものとしてあり、艇内接続管22の中途外周面には、環状の肉厚部分が形成され、またその先端外周面には環状凹欠部分が形成され、環状のゴム製パッキン28が嵌合状に装着される。
シュノーケルパイプ3は、比較的軟質な合成ゴム製であって、その肉厚中に図示しない螺旋状の補強用線材を一体成型し、所望の柔軟性と耐圧性を確保したものとしてなり、その基端31を、貫通型接続部2の艇外接続管21に接続したときに、スプレーカバー5を胴部に装着した際のパドラー7の口元付近に到達する長さに略一致する寸法に設定されるか、あるいはそれよりもやや余裕をもった長さに設定され、先端32には、図5および図6中に示すように、その周面外壁に環状溝が形成され、シリコン樹脂製であって排水弁34を一体に形成したマウスピース33を、その基端管路周面内側に形成した環状凸条を嵌合し、外嵌状に接続したものとなっており、前記マウスピース33および排水弁34は、ともに一般的スキューバダイビング用のシュノーケルに付属するものと略同様の機能を果たし得るものとなる。
さらに、図7中に示すように、パドラー7が着用するP.F.D71の腹部から胸元に掛けての内側に、ベロクロファスナによって開閉可能とした複数の仮止め用帯体72,72,……が設けられており、パドラー7がスプレーカバー5を胴部に装着し、P.F.D71を着用した際に、シュノーケルパイプ3を、P.F.D71の内側を通じてマウスピース33を口元まで導き、シュノーケルパイプ3の中途複数箇所の夫々を、対応する各仮止め用帯体72,72,……で仮固定することを可能としてある。
また、貫通型接続部2艇内接続管22には、前記シュノーケルパイプ3と同一素材からなり、コックピット内に延伸するのに好適な所定長さ寸法に設定され、先端42の端面と、その近傍周壁面との夫々に吸気孔43,43を穿孔した艇内パイプ4の基端41が、図1ないし図4中に示すように、ゴム製パッキン28を介し機密状態を確保するよう接続している。
このように形成したカヤック用シュノーケル1を、その貫通型接続部2を介して、図1ないし図4中に示すようにスプレーカバー5の適所に対して一体的に装着したものとすることにより、当該発明に包含されるカヤック用シュノーケル1を装着したスプレーカバー5とすることが可能である。
(実施例の作用)
以上のとおりの構成からなるこの発明のカヤック用シュノーケル1は、シュノーケルパイプ3の先端32に、図5および図6中に示したように、排水弁34を有するマウスピース33を接続し、適宜切断することによって所望する長さに設定された基端31を、接続栓26の接続孔27に装着し、図2ないし図4中に示すように、スプレーカバー5の中央付近に穿孔された貫通孔52に、艇内側となる側面から貫通され、補強鍔23をスプレーカバー5のシート状肉厚部分の艇内側面に接合状とし、艇外側に突出状とした艇外接続管21に外嵌状に接続し、雄ネジ管24の内側基部にまで達するものとしてから、接続栓26を雄ネジ管24に螺着、締め付けして図2および図4中に示すように、スプレーカバー5に対し、貫通状に接続したことにより、シュノーケルパイプ3の基端31側を切断、短縮した後に再度、接続可能とする脱着機構を形成したものとなる。
また、図2および図4中に示すように、スプレーカバー5の艇内側に突出状となった貫通型接続部2艇内接続管22には、艇内パイプ4の基端41を接続したものとすることにより、該スプレーカバー5を、図1中に示すように、カヤック6のコーミング62に装着し、艇内パイプ4を、乗艇したパドラー7の下半身に支障を来さない配置となるようにコックピット内に収容、配置させたものとする一方、シュノーケルパイプ3を、図7中に示すように、P.F.D71の内側に通して、各仮止め用帯体72,72,……で仮固定し、マウスピース33を、図1中に示すように、パドラー7の口元付近に達したものとすることにより、同図1中のパドラー7が、マウスピース33を銜えるだけで、カヤック6ボディ空洞内の艇内パイプ4先端42の吸引孔43,43を通じて呼吸することが可能となる。
図3中に示すように、脱着機構の一部を形成する接続栓26を螺解させて雄ネジ管24から取り外し、離脱されたシュノーケルパイプ3の基端31を切断することにより、所望する長さ寸法に調節することが可能であり、再度図4中に示されるようにシュノーケルパイプ3基端31を貫通型接続部2に接続することにより、パドラー7各自の体型にあった寸法に自在に設定することが可能となる。
マウスピース33に併設された排水弁34は、シュノーケルパイプ3中やマウスピース33中に浸入してしまった水を、自動的に排水して常時呼吸を確保可能とするものとなり、また、艇内パイプ4の艇内に延伸された先端42に、図2および図4中に示すように、2個の吸引孔43,43を穿孔、形成したことによって何れか一方の吸引孔43が、不用意に塞がれてしまった状態に陥った場合であっても、他方の吸引孔43を通じて呼吸を確保可能とし、呼吸不能となってしまうリスクを軽減するものとなる。
また、図7中に示すように、シュノーケルパイプ3を、P.F.D71の内側を通し、さらに仮止め用帯体72,72,……で仮止めするものとしたことによって混乱した緊急時にもマウスピース33を素早く発見、把持して銜えることが可能となる。
(実施例の効果)
以上のような構成からなる実施例のカヤック用シュノーケル1、およびそれを装着したスプレーカバー5は、前記この発明の効果の項で記載の特徴に加え、スプレーカバー5の中央寄り適所に配設された貫通型接続部2に、その艇外接続管21の外周を包囲した雄ネジ管24およびこれに螺着する接続栓26からなる脱着機構を形成したことにより、シュノーケルパイプ3基端31を、外力による牽引力を受けた場合にも不用意に離脱しない程度に十分な強度をもって連結することができるので、ビギナーのパドラーが、沈して水中でパニックに陥ってしまい、シュノーケルパイプ3を強く引いた場合にも、スプレーカバー5から抜け落ちてしまうことを確実に防止できるものとなり、しかも接続栓26を外して艇外接続管21から離脱させたシュノーケルパイプ3基端31を、パドラーの体型、寸法に合せて切断、短縮して再度、艇外接続管21に嵌合、装着し、接続栓26を雄ネジ管24に螺着することにより、体の大きな男性から比較的小柄な女性まで各パドラーの体型に合せて、簡便に寸法調節することができ、長すぎてP.F.D71内で絡まったり、折れ曲がったりして閉塞し、通気不能となってしまうという事態を阻止することができる
また、貫通型接続部2の艇内側に、艇内接続管22を形成し、これに艇内パイプ4を接続したことにより、沈脱しようとスプレーカバー5をカヤック6コーミング62から外した直後に、コックピット開口61内に水が浸入してきたときにも、艇内パイプ4が、シュノーケルパイプ3中に水が浸入するのを阻止するので、僅かな時間ではあるが、パドラー7がコックピット開口61から完全に脱出するまでの間の呼吸を確保することができるものとなり、該艇内パイプ4の先端とその周壁面とに夫々吸引孔43,43を形成したことにより、何れか一方に枯葉等の漂流物が付着してしまった場合にも、呼吸を確保することができ、艇内パイプ4を比較的長尺なものとして、その先端42を、カヤック6内側の乗艇に支障とならない適所に、仮固定可能とする艇内パイプ用仮固定部(図示せず)を設けたものとすると、パドラー7が沈脱し、スプレーカバー5諸共カヤック6から脱出してしまった後にも、艇内パイプ4の先端42が艇内に仮固定状のまま留まり、カヤック6内に浸水するまでの間、パドラー7の呼吸を確保できるものとすることができる。
シュノーケルパイプ3の肉厚中に、同心螺旋状の補強用線材を、一体成型したものとすることにより、外力による圧縮や呼吸の際の吸引力によって通気管路が閉塞してしまうことを防止できるものとなり、さらにシュノーケルパイプ3の中途適所を、パドラーが上半身に着用するP.F.D71等のライフジャケットの内側に、複数のベロクロファスナーによって仮固定可能としたことにより、シュノーケルパイプ3の絡まりや折れ曲がりを防止すると共に、マウスピース33をパドラーの口元に確実に保持することができるものとなって、激流中に巻き込まれて視界が確保できない場合であっても、沈した後の初期段階で、手探りで容易にマウスピース33を探り当てることができ、確実に呼吸を確保することが可能となるので、カヤッキングの安全性を格段に向上することができるという利点を得られることになる。
(結 び)
叙述の如く、この発明のカヤック用シュノーケル、およびそれを装着したスプレーカバーは、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、比較的軽量且つ柔軟性に秀れており、水上に浮かぶカヤックに好適に採用することができ、従前までは、カヤックが沈してしまった際に呼吸を確保することが全くできず、危険を回避するには、如何に素早くリカバリーするかというスキルのみに頼らざるを得ないものであったが、水中に没した状態のままで速やかにカヤック内の空気を吸い込むことを可能としたので、ロールによるリカバリー・スキルが未熟なビギナーや、ベテランのパドラーであっても、予期せぬ生命の危険に曝された場合に、これを装備していることにより、高い安全性を獲得することができるものとなる上、経済的な負担も少なく、比較的低廉にて市場に提供することができるので、カヤッキングを楽しむ人々ならびにカヤックおよびその付属品を製造、販売する各業界ににおいても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
図面は、この発明のカヤック用シュノーケル、およびそれを装着したスプレーカバーの技術的思想を具現化した代表的な実施例を示すものである。
カヤック用シュノーケルの装着状態を示す側面図である。 カヤック用シュノーケルを装着したスプレーカバーを示す斜視図である。 貫通型接続部の分解状態を示す斜視図である。 貫通型接続部を一部断面化して示す正面図である。 マウスピースの接続部を示す斜視図である。 図5中の二点鎖線円部分を断面化して示す正面図である。 シュノーケルパイプを仮固定したP.F.Dを示す斜視図である。
符号の説明
1 カヤック用シュノーケル
2 貫通型接続部
21 同 艇外接続管
22 同 艇内接続管
23 同 補強鍔
24 同 雄ネジ管
25 同 環状鍔
26 同 接続栓
27 同 接続孔
28 同 ゴム製パッキン
3 シュノーケルパイプ
31 同 基端
32 同 先端
33 同 マウスピース
34 同 排水弁
4 艇内パイプ
41 同 基端
42 同 先端
43 同 吸引孔
5 スプレーカバー
51 同 ウエスト装着孔
52 同 貫通孔
6 カヤック
61 同 コックピット開口
62 同 コーミング
7 パドラー
71 同 P.F.D
72 同 仮止め用帯体

Claims (9)

  1. カヤックのコーミングに装着するスプレーカバーの適所に、カヤックボディ空洞内と艇外部とを貫通して固着可能な貫通型接続部を設け、、該貫通型接続部の艇外開口に対し、マウスピースおよび排水弁を備えたシュノーケルパイプの基端を連結可能にしてなるものとしたことを特徴とするカヤック用シュノーケル。
  2. カヤックのコーミングに密閉状に装着され、コックピット開口とパドラー胴部との隙間を水密状に閉塞可能とするスプレーカバーの中央寄りとなる適所に、そのシート状肉厚部分を、カヤックボディ空洞内と艇外部とを貫通するよう固着可能な貫通型接続部を設け、該貫通型接続部艇外開口に対し、乗艇した際のパドラーの口元付近に到達する長さ寸法に設定し、先端にマウスピースおよび排水弁を設けたシュノーケルパイプの基端を牽引離脱不能とするよう連結可能にしてなるものとしたことを特徴とするカヤック用シュノーケル。
  3. カヤックのコーミングに密閉状に装着され、コックピット開口とパドラー胴部との隙間を水密状に閉塞可能とするスプレーカバーの中央寄りとなる適所に、そのシート状肉厚部分を、カヤックボディ空洞内と艇外部とを貫通するよう固着可能な貫通型接続部を設け、該貫通型接続部艇外開口に対し、乗艇した際のパドラーの口元付近に到達する長さ寸法に設定し、先端にマウスピースおよび排水弁を設けたシュノーケルパイプの基端を、牽引離脱不能とするよう連結可能としたものとすることにより、カヤックが上下反転してパドラー上半身が水没した際に、マウスピースおよびシュノーケルパイプを通じてカヤックボディ空洞内の空気を吸引可能とし、リカバリーするまでの呼吸を確保可能にしてなるものとしたことを特徴とするカヤック用シュノーケル。
  4. カヤックのコーミングに密閉状に装着され、コックピット開口とパドラー胴部との隙間を水密状に閉塞可能とするスプレーカバーの中央寄りとなる適所に、そのシート状肉厚部分を、カヤックボディ空洞内と艇外部とを貫通するよう固着可能な貫通型接続部を設け、該貫通型接続部艇外開口に対し、乗艇した際のパドラーの口元付近に到達する長さ寸法に設定し、先端にマウスピースおよび排水弁を設けたシュノーケルパイプの基端を、牽引離脱不能とするよう連結可能であって、該シュノーケルパイプ基端側を離脱、切断、短縮して再装着することにより、長さ調節可能とする脱着機構を設けてなるものとしたことを特徴とするカヤック用シュノーケル。
  5. カヤックのコーミングに密閉状に装着され、コックピット開口とパドラー胴部との隙間を水密状に閉塞可能とするスプレーカバーの中央寄りとなる適所に、そのシート状肉厚部分を、カヤックボディ空洞内と艇外部とを貫通するよう固着可能な貫通型接続部を設け、該貫通型接続部艇外開口に対し、乗艇した際のパドラーの口元付近に到達する長さ寸法に設定し、先端にマウスピースおよび排水弁を設けたシュノーケルパイプの基端を、牽引離脱不能とするよう連結可能とする一方、該貫通型接続部カヤックボディ空洞内開口に対し、カヤックボディ空洞内に延伸される先端と、その先端近傍周壁面との夫々に、吸引孔が開口された艇内パイプの基端を、通気可能に接続してなるものとしたことを特徴とするカヤック用シュノーケル。
  6. カヤックのコーミングに密閉状に装着され、コックピット開口とパドラー胴部との隙間を水密状に閉塞可能とするスプレーカバーの中央寄りとなる適所に、そのシート状肉厚部分を、カヤックボディ空洞内と艇外部とを貫通するよう固着可能な貫通型接続部を設け、該貫通型接続部艇外開口に対し、乗艇した際のパドラーの口元付近に到達する長さ寸法に設定し、先端にマウスピースおよび排水弁を設けたシュノーケルパイプの基端を、牽引離脱不能とするよう連結可能とする一方、該貫通型接続部カヤックボディ空洞内開口に対し、カヤックボディ空洞内に延伸される先端と、その先端近傍周壁面との夫々に、吸引孔が開口された艇内パイプの基端を、通気可能に接続し、その先端を、カヤックコックピット内側の、乗艇に障害とならない適所に、仮固定可能とする艇内パイプ用仮固定部を設けてなるものとしたことを特徴とするカヤック用シュノーケル。
  7. シュノーケルパイプは、その中途適所に、パドラーが上半身に着用するライフジャケットの腹部から胸元に至る内外側何れかに添って、仮固定可能とする、複数の挿通し用ループ、トンネル、あるいはベロクロファスナーを用いたバンド等からなる添着機構によって仮固定可能としてなるものとした、請求項1ないし5何れか一項記載のカヤック用シュノーケル。
  8. シュノーケルパイプは、その肉厚中に同心螺旋状の補強用線材を、一体成型したものとしてなる比較的軟質な合成樹脂成型品からなるものとした、請求項1ないし6何れか一項記載のカヤック用シュノーケル。
  9. カヤックのコーミングに密閉状に装着され、コックピット開口とパドラー胴部との隙間を水密状に閉塞可能とするスプレーカバーであって、当該スプレーカバーの中央寄りとなる適所に、そのシート状肉厚部分を、カヤックボディ空洞内と艇外部とを貫通するよう固着可能な貫通型接続部を設け、該貫通型接続部艇外開口に対して、乗艇した際のパドラーの口元付近に到達する長さ寸法に設定し、先端にマウスピースおよび排水弁を設けたシュノーケルパイプの基端を、牽引離脱不能とするよう連結可能としたカヤック用シュノーケルを設けてなるものとした、請求項1ないし7何れか一項記載のカヤック用シュノーケルを装着したスプレーカバー。
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