JP2006015912A - トレーラの電力供給装置および電力供給方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トレーラの汎用性を低下させることなく、トレーラ側のバッテリーの充電を行い、トレーラの単体時において所定の搭載機器の作動を可能とする。
【解決手段】 トラクタから受けた電力をバッテリー12へと供給する電気配線として、トレーラとトラクタとの連結時に通電されるサイドマーカランプ16に係る、トレーラ側電力供給回路18から分岐し、バッテリー12へと接続される電気配線20を有する。トレーラ側およびトラクタ側の双方の電線カップリング自体に、トレーラ側のバッテリーを充電するためのソケットおよび専用配線を設ける必要はなく、トラクタから受けた電力をバッテリー12へと供給するための構成の付加を、トレーラ側のみに施す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トレーラの単体時においても、トレーラの車載機器に対して電力供給を行うことを可能とするための電力供給技術に関するものである。
近年、トレーラにバッテリーを搭載し、トレーラとトラクタとの非連結時、すなわちトレーラの単体時において、トレーラの車載機器に対してそのバッテリーから電力供給を行うことを可能とした電力供給装置を備えるトレーラが開発されている。かかる電力供給装置により作動するトレーラの車載機器の一例として、トレーラ追跡システム用車載端末が挙げられる。トレーラ追跡システムは、例えば、トレーラが盗難の被害に遭った場合において、トレーラに搭載されたシステム用端末のGPS衛星受信機によって、トレーラの位置を正確に割り出すと共に、当該端末に設けられたパケット通信用送受信機によって、トレーラの現在位置を遠隔のトレーラ位置監視システムへと随時送信することで、トレーラの位置をリアルタイムに把握し、トレーラの盗難による被害の拡大を最小限に抑えるものである(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−197595号公報(〔請求項1〕、〔図4〕)
さて、上記システムが正常に作動するためには、トレーラとトラクタとの連結時にトラクタから電力供給を受け、トレーラ側のバッテリーを充電しておくことが必要不可欠である。そこで、トレーラ側のバッテリーにトラクタ側の電力を供給するために、従来はトレーラとトラクタとを電気的に接続するための、既存の電線カップリングを用いる手法が採られていた。すなわち、電線カップリングは、複数のジャンパーケーブルを接続するための複数のソケットを備えていることから、この複数のソケットのうち、空きソケットまたは不使用のソケットの1つをトレーラ側のバッテリー充電用回路に割当てることで、トレーラとトラクタとの連結時にトラクタから電力供給を受け、トレーラ側のバッテリーを充電することを可能としたものである。
しかしながら、上記手法では、トレーラ側およびトラクタ側の双方の電線カップリングに対して、トレーラ側のバッテリーを充電するためのソケットおよび専用配線を設けるように改造する必要があることから、かかる改造を施していないトラクタによってトレーラの運行を行った場合には、トレーラ側のバッテリーへの充電が不可能となるといった欠点が生じることとなった。トレーラはトラクタに対する汎用性を持つことを基本的特徴とすることから、トレーラ側のバッテリーの充電が不可能となることにより、トレーラの搭載機器の使用ができず、その結果として、当該トレーラの汎用性が低下してしまうような事態は回避する必要がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、トレーラの汎用性を低下させることなく、トレーラ側のバッテリーの充電を行い、トレーラの単体時において所定の搭載機器の作動を可能とすることにある。
上記課題を解決するための、本発明に係るトレーラの電力供給装置は、トレーラとトラクタとの連結時に当該トラクタから電力供給を受けるバッテリーを備えた電気回路と、トレーラとトラクタとの非連結時に前記バッテリーから所定のトレーラ搭載機器へと電力供給を行う電気回路とを備え、トラクタから受けた電力を前記バッテリーへと供給する電気配線として、トレーラとトラクタとの連結時に通電されるトレーラ搭載機器に係る、トレーラ側電力供給回路から分岐し、前記バッテリーへと接続される電気配線を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、トラクタから受けた電力をバッテリーへと供給する電気配線として、トレーラとトラクタとの連結時に通電されるトレーラ搭載機器に係る、トレーラ側電力供給回路から分岐し、バッテリーへと接続される電気配線を有することで、トレーラ側およびトラクタ側の双方の電線カップリング自体に、トレーラ側のバッテリーを充電するためのソケットおよび専用配線を設ける必要をなくすことができる。すなわち、トラクタから受けた電力をバッテリーへと供給するための構成の付加を、トレーラ側のみに施すこととすれば良いこととなる。また、既存のトレーラに対し所定のトレーラ搭載機器を付加する場合であっても、トレーラの汎用性を維持することが可能となる。
また、本発明においては、前記所定のトレーラ搭載機器は、トレーラ追跡システム用車載端末であることが望ましい。
本発明によれば、トレーラの単体時においても、トレーラ追跡システム用車載端末を作動させて、トレーラの位置を随時遠隔のトレーラ位置監視システムに通報することが可能となる。
また、前記トレーラとトラクタとの連結時に通電されるトレーラ搭載機器は、常時点灯ランプであることとすれば、前記トレーラとトラクタとの連結時において、常時点灯ランプに供給される電力をもらい受けて、トレーラ側のバッテリーに常時電力を供給することが可能となる。
なお、常時点灯ランプの一例としては、サイドマーカランプが挙げられる。
また、本発明においては、前記トレーラとトラクタとの連結時に、前記トラクタから受けた電力を前記所定のトレーラ搭載機器へと供給する電気回路を備えることとしても良い。
かかる構成によれば、前記所定のトレーラ搭載機器を、トレーラとトラクタとの連結時においても、トラクタから直接的に電力供給を受けて、作動させることが可能となる。また、かかる連結時における所定のトレーラ搭載機器の作動時に、トレーラ側のバッテリーが消耗することを防ぐことができる。
また、前記所定のトレーラ搭載機器が、前記バッテリーと前記トラクタとのいずれから電力供給を受けているのかを検知する電気回路を備えることとすれば、当該電気回路を利用して前記所定のトレーラ搭載機器への電力供給源を随時特定することで、トレーラが連結状態にあるか非連結状態にあるかを把握することができる。
また、本発明において、前記バッテリーおよび前記所定のトレーラ搭載機器の少なくとも一方には、トレーラに対する汎用取付手段が設けられていることとすれば、既存のトレーラに対する所定のトレーラ搭載機器の付加が容易となる。
また、前記バッテリーおよび前記所定のトレーラ搭載端末の少なくとも一方は、トレーラのキングピン近傍のフレーム部に搭載されることとすれば、当該キングピン近傍のフレーム部がトレーラにおいて最も振動が少ない部位であることから、トレーラから前記所定のトレーラ搭載端末に伝達される振動を低減することが可能となる。
また、上記課題を解決するための、本発明に係るトレーラの電力供給方法は、トレーラとトラクタとの連結時に当該トラクタから電力供給を受けてトレーラのバッテリーに充電を行い、トレーラとトラクタとの非連結時に前記バッテリーから所定のトレーラ搭載機器へと電力供給を行う、トレーラの電力供給方法であって、トレーラとトラクタとの連結時に通電されるトレーラ搭載機器に係る、トレーラ側電力供給回路から、前記バッテリーへと電力を分配して、トレーラとトラクタとの連結時に前記バッテリーの充電を行い、トラクタからトレーラを分離した状態では、前記バッテリーから前記所定のトレーラ搭載機器へと電力供給を行うことを特徴とするものである。
本発明では、トレーラとトラクタとの連結時に通電されるトレーラ搭載機器への、トレーラ側電力供給回路から、前記バッテリーへと電力を分配して、トレーラとトラクタとの連結時に前記バッテリーの充電を行うことで、トレーラ側およびトラクタ側の双方の電線カップリング自体に、トレーラ側のバッテリーを充電するためのソケットおよび専用配線を設ける必要をなくすことができる。すなわち、トラクタから受けた電力をバッテリーへと供給するための構成の付加を、トレーラ側のみに施すこととすれば良いこととなる。また、既存のトレーラに対し所定のトレーラ搭載機器を付加する場合であっても、トレーラの汎用性を維持することが可能となる。
また、本発明において、前記トレーラとトラクタとの連結時に、前記トラクタから受けた電力を前記所定のトレーラ搭載機器へと供給することも可能である。
本発明によれば、前記所定のトレーラ搭載機器を、トレーラとトラクタとの連結時においても、トラクタから直接的に電力供給を行うことで作動させることが可能となる。また、かかる連結時における所定のトレーラ搭載機器の作動によって、トレーラ側のバッテリーが消耗することを防ぐことができる。
また、前記所定のトレーラ搭載機器は、前記トレーラとトラクタとの非連結時に、消費電力が抑えられるように制御されることとすれば、前記バッテリーから電力供給を受けて前記所定のトレーラ搭載機器を作動させる時間を、より長くすることが可能となる。
さらに、本発明において、前記所定のトレーラ搭載機器は、トレーラ追跡システム用車載端末であり、当該端末からの送信情報量が制限されることにより、消費電力が抑えられることとすれば、前記バッテリーから電力供給を受けて前記所定のトレーラ搭載機器を作動させる際には、重要度の高い情報に限って、トレーラ追跡システム用端末から情報を送信しつつ、トレーラとトラクタとの非連結時における情報送信時間を延長させることが可能となる。
本発明はこのように構成したので、トレーラの汎用性を低下させることなく、トレーラ側のバッテリーの充電を行い、トレーラの単体時において所定の搭載機器を作動させることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の実施の形態に係る、トレーラ追跡システム用車載端末へと電力供給を行うための、トレーラの電力供給装置10の電気回路を示している。
本発明の実施の形態に係るトレーラの電力供給装置10は、トレーラとトラクタとの連結時に、トラクタから電力供給を受けるバッテリー12を備えた電気回路と、トレーラとトラクタとの非連結時にバッテリー12からトレーラ追跡システム用車載端末14へと電力供給を行う電気回路とを備えている。そして、トラクタから受けた電力をバッテリー12へと供給する電気配線として、トレーラとトラクタとの連結時に、常時点灯されるサイドマーカランプ16に係るトレーラ側電力供給回路18から分岐し、バッテリー12へと接続される電気配線20を有している。
まず、トレーラ側のバッテリー12は電圧が12Vのものを用いている。一方、トラクタから供給される電力は24V電圧が一般的であることから、トレーラの電力供給装置10は、DC−DCコンバータ22によって24Vから12Vへの電圧変換を行った後に、バッテリー12へと充電を行うものである。
また、トレーラのサイドマーカランプ16は、トラクタの前照燈に連動して点灯するものであるが、近年、対向車等からの視認性を向上させる目的で、日中でも前照燈を常時点灯させて運転する(その結果、サイドマーカランプ16も常時点灯させる)機会が多くなっていることを考慮し、サイドマーカランプ16を常時点灯ランプと位置付けて用いるものである。なお、サイドマーカランプ16に係るトレーラ側電力供給回路18は、従来のトレーラと同様に、トレーラとトラクタとを電気的に接続するための電線カップリングと電気的につながっており、トラクタから24V電圧の電力供給を受けている。
さらに、トレーラの電力供給装置10は、リレー40を備えている。そして、トレーラとトラクタとが電線カップリングによって接続され、トラクタから24V電圧の電力供給を受けているときには、リレー40は、供給された24V電圧の電力をトレーラ追跡システム用車載端末14に対して、直接的に供給する状態に切り換わる。一方、トレーラとトラクタとをつなぐ電線カップリングが切り離され、トラクタからの電力供給が絶たれた場合には、リレー40は、バッテリー12の12V電圧の電力をトレーラ追跡システム用車載端末14に供給する状態へと切り換わる。
また、トレーラの電力供給装置10は、トレーラとトラクタとの連結状態や、貨物の積載の有無等の管理情報を、トレーラ追跡システム用車載端末14から送信するための、スイッチ回路42、44を備えている。このうち、スイッチ回路42はトレーラとトラクタとの連結状態を検出する電気回路であり、常閉回路を構成している。そして、スイッチ回路42を流れる電流の有無をフォトカプラ43によって把握し、トレーラ追跡システム用端末14への電力供給が、トラクタ側の電源からなされているのか、または、トレーラ側バッテリー12からなされているのかの別を把握するものである。具体的には、トレーラとトラクタとが連結状態であるとき、トレーラ追跡システム用車載端末14はトラクタ側電源から電力供給を受け、この際スイッチ回路42を流れる電流によってフォトカプラ43はONとなる。そして、トレーラ追跡システム用端末14から、連結状態である旨を遠隔のトレーラ位置監視システムへと送信する。
また、トレーラとトラクタとが非連結状態であるときには、トレーラ追跡システム用車載端末14はトレーラ側バッテリー12から電力供給を受け、この際スイッチ回路42には電流が流れないことから、フォトカプラ43はOFFとなる。よって、トレーラ追跡システム用端末14から、非連結状態である旨を遠隔のトレーラ位置監視システムへと送信する。このように、常時、自動的にトレーラとトラクタとの連結・解除情報を発信することが可能となるので、トラクタのドライバー等が個別に連結・解除情報を発信する操作等が不用となり、確実にトレーラとトラクタとの連結・解除を判断することができる。また、トレーラ位置監視システムによって連結状態情報を受信することで、トレーラの工程管理に活用することが可能となる。
さらに、図示の例では、寒冷地での使用を考慮して、バッテリー12、トレーラ追跡システム用車載端末14等のトレーラ搭載機器を保温するための、温度調整用制御回路46、サーミスタ48、ヒータ50を備えている。
そして、トレーラの電力供給装置10による電力供給方法は、トレーラとトラクタとの連結時にトラクタから電力供給を受けてトラクタのバッテリー12に充電し、トレーラとトラクタとの非連結時にバッテリー12からトレーラ追跡システム用車載端末14へと電力供給を行う際に、トレーラとトラクタとの連結時に通電されるサイドマーカランプ16への、トレーラ側電力供給回路18から、バッテリー12へと電力を分配して、トレーラとトラクタとの連結時にバッテリー12の充電を行い、トラクタからトレーラを分離した状態では、バッテリー12からトレーラ追跡システム用車載端末14へと電力供給を行うものである。
また、トレーラとトラクタとの連結時に、トラクタから受けた電力をトレーラ追跡システム用車載端末14へと供給することも可能となっている。
さらに、トレーラとトラクタとの非連結時には、トレーラ追跡システム用車載端末14の消費電力が抑えられるように制御されることで、バッテリー12から電力供給を受けてトレーラ追跡システム用車載端末14を作動させる時間を、より長くすることが可能となる。なお、トレーラ追跡システム用車載端末14の消費電力を抑える手法として、当該端末からの送信情報量を制限し、重要度の高い情報に限ってトレーラ追跡システム用端末14から情報を送信しつつ、トレーラとトラクタとの非連結時における情報送信時間を延長させることとする。一方、トレーラとトラクタとの連結時には、かかる電力消費の制限を設けることなく、より多くの情報をトレーラ追跡システム用車載端末14から、遠隔のトレーラ位置監視システムへと連結状態情報を送信することで、トレーラの多様な管理情報を得ることが可能となる。
さて、トレーラ追跡システム用車載端末14は、図2〜図4に示すように、キャビネット24の内部に、GPS衛星受信機、パケット通信用送受信機等を密閉したものである。キャビネット24の内部には、GPSアンテナ26、パケット通信アンテナ28が配置され、こららはキャビネット24の内壁に直接的に固定されている。また、基板30、DCアダプタ32、パケット通信用送受信機34、リレー36等が、緩衝材38を介してキャビネット24の内壁に固定されることで、トレーラの振動によるこれらの機器の不具合の発生を防止している。なお、基板30には、DC−DCコンバータ等を備えていることから、トレーラ追跡システム用車載端末14は、供給される電力が12Vであると24Vであるとを問わず、作動することが可能である。
そして、トレーラ追跡システム用車載端末14のキャビネット24は、図5に示すように、トレーラ52のキングピン近傍のフレーム部54、例えばグースネック部に搭載される。キングピン近傍のフレーム部54はトレーラ52において最も振動が少ない部位であることから、トレーラ52からトレーラ追跡システム用車載端末14に伝達される振動を低減することが可能となる。なお、同様の理由から、バッテリー12についてもキングピン近傍のフレーム部54に搭載されることが望ましい。
さらに、トレーラ追跡システム用車載端末14およびバッテリー12をトレーラ52に対し取り付けるための取り付け手段として、図6〜図8に示す取付ブラケット56を用いる。この取付ブラケットは、キャビネット24を固定するための取付座58と、グースネック部等を構成するトレーラの、フレーム60を挟持するためのクランプ62とを一体に構成した一対の取付部材と、当該取付部材の一方に固定されるフック64と、当該取付部材の他方に固定されるアジャストファスナー66とで構成されている。アジャストファスナー66は、クランプ62に固定されるベース68に、ピボット軸70によってその基端部を軸着された略U字状の操作アーム70と、操作アームの中間部に軸着される、アジャストナット72と、アジャストナット72に対しねじ係合されるアジャストボルト74と、アジャストボルト74の先端部にピボット軸76を介して軸着されるリング78とで構成されるものである。
そして、一対の取付部材のクランプ62を対向させるようにしてフレーム60を挟み込み、一方の取付部材のフック64に、他方の取付部材のアジャストファスナー66のリング64を引掛け、操作アーム70をフック64に対し離間する方向へと倒すことで、一対のクランプ62がフレーム60に押し付けられ、取付ブラケット56がフレーム60に固定される。また、フレーム60の幅に合わせて、アジャストナット72に対しアジャストボルト74を回転させ、リング78の位置を調整することで、取り付けブラケット56を確実にフレーム60に固定することができる。取付ブラケット56をフレーム60に固定した後、キャビネット24を取付ブラケット56の取付座58にネジ止めすることで、キャビネット24はトレーラのフレーム60に確実に固定されることとなる。なお、取付ブラケット56は、バッテリー12の固定にも用いることができる。したがって、取付ブラケット56は、トレーラに対するバッテリー12およびトレーラ追跡システム用車載端末14の汎用取付手段となる。
上記構成をなす本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。
まず、トラクタから受けた電力をバッテリー12へと供給する電気配線として、トレーラとトラクタとの連結時に通電されるサイドマーカランプ16に係る、トレーラ側電力供給回路18から分岐し、バッテリー12へと接続される電気配線20を有することで、トレーラ側およびトラクタ側の双方の電線カップリング自体に、トレーラ側のバッテリーを充電するためのソケットおよび専用配線を設ける必要をなくすことができる。すなわち、トラクタから受けた電力をバッテリー12へと供給するための構成の付加を、トレーラ側のみに施すこととすれば良いこととなる。また、既存のトレーラに対しトレーラ追跡システム用車載端末14を付加する場合であっても、トレーラの汎用性を維持することが可能となる。
したがって、トレーラの汎用性を低下させることなく、トレーラ側のバッテリー12の充電を行い、トレーラの単体時においてトレーラ追跡システム用車載端末14を作動させることが可能となる。
なお、トレーラとトラクタとの連結時には、リレー40がサイドマーカランプ16に係るトレーラ側電力供給回路18の電圧を拾って、供給された24V電圧の電力をトレーラ追跡システム用車載端末14に対して、24V電圧のまま直接的に供給する状態にリレー40が切り換わることから、トレーラの盗難時等の非常事態発生時のみならず、通常の運行時においいても、トレーラに積み込まれた荷物の種類、位置等の管理情報を、トレーラ追跡システム用車載端末14を用いて、随時遠隔のトレーラ位置監視システムに通報することも可能となる。また、かかる連結時におけるトレーラ追跡システム用車載端末14の作動によって、バッテリー12が消耗することを防ぐことができる。そして、この間、トラクタから供給される24V電圧の電力が、DC−DCコンバータ22によって24Vから12Vへと電圧変換され、バッテリー12へと充電されることとなる。
一方、トレーラとトラクタとをつなぐ電線カップリングが切り離され、トラクタからの電力供給が絶たれた場合には、リレー40は、バッテリー12の12V電圧の電力をトレーラ追跡システム用車載端末14に対して供給する状態へと切り換わり、トレーラの単体時に、トレーラ追跡システム用車載端末14に対して12V電圧の電力供給が行われることは、前述の通りである。
なお、本発明の実施の形態によれば、トレーラ追跡システム用車載端末14以外のトレーラの車載機器に対しても、トレーラの単体時に電力供給を行うことが可能である。また、本発明の実施の形態では、サイドマーカランプに係るトレーラ側電力供給回路18から、電気配線20を分岐させて、トレーラの電力供給装置10への電力供給を行っているが、サイドマーカランプに係るトレーラ側電力供給回路18は、トレーラに既存の電気回路であることから、トレーラの電力供給装置10の後付けが容易となると共に、取付対象となるトレーラを選ばないといった利点がある。また、当然に、他の常時点灯ランプ、例えばライセンスランプに係るトレーラ側電力供給回路から、電力供給を受けることとしても良く、また、トレーラとトラクタとの連結時に通電されるその他のトレーラ搭載機器に係るトレーラ側電力供給回路から、電力供給を受けることとしても良い。
さらに、トレーラに対するトレーラ追跡システム用車載端末14の汎用取付手段として、取付ブラケット56を備えることにより、既存のトレーラに対する所定のトレーラ搭載機器の付加が容易となる。
また、トレーラ追跡システム用車載端末14は、トレーラ52のキングピン近傍のフレーム部54に搭載されることにより、トレーラから前記所定のトレーラ搭載端末に伝達される振動を低減することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る、トレーラ追跡システム用車載端末へと電力供給を行うための、トレーラの電力供給装置の電気回路図である。 図1に示すトレーラ追跡システム用車載端末を格納するキャビネットの内部構造を示す水平断面図である。 図2のA―A線における縦断面図である。 図2のB―B線における縦断面図である。 本発明の実施の形態に係るトレーラの電力供給装置を搭載したトレーラの概略的斜視図である。 図2〜図4に示すトレーラ追跡システム用車載端末を格納するキャビネットの、トレーラに対する汎用取付手段を示す平面図である。 図6のC−C線における縦断面図である。 図6の矢視D図である。
符号の説明
10:トレーラの電力供給装置、12:バッテリー、14:トレーラ追跡システム用車載端末、16:サイドマーカランプ、18:トレーラ側電力供給回路、20:電気配線、22:DC−DCコンバータ、40:リレー

Claims (12)

  1. トレーラとトラクタとの連結時に当該トラクタから電力供給を受けるバッテリーを備えた電気回路と、トレーラとトラクタとの非連結時に前記バッテリーから所定のトレーラ搭載機器へと電力供給を行う電気回路とを備え、
    トラクタから受けた電力を前記バッテリーへと供給する電気配線として、トレーラとトラクタとの連結時に通電されるトレーラ搭載機器に係る、トレーラ側電力供給回路から分岐し、前記バッテリーへと接続される電気配線を有することを特徴とするトレーラの電力供給装置。
  2. 前記所定のトレーラ搭載機器は、トレーラ追跡システム用車載端末であることを特徴とする請求項1記載のトレーラの電力供給装置。
  3. 前記トレーラとトラクタとの連結時に通電されるトレーラ搭載機器は、常時点灯ランプであることを特徴とする請求項1または2記載のトレーラの電力供給装置。
  4. 前記常時点灯ランプはサイドマーカランプであることを特徴とする請求項3記載のトレーラの電力供給装置。
  5. 前記トレーラとトラクタとの連結時に、前記トラクタから受けた電力を前記所定のトレーラ搭載機器へと供給する電気回路を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のトレーラの電力供給装置。
  6. 前記所定のトレーラ搭載機器が、前記バッテリーと前記トラクタとのいずれから電力供給を受けているのかを検知する電気回路を備えることを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載のトレーラの電力供給装置。
  7. 前記バッテリーおよび前記所定のトレーラ搭載機器の少なくとも一方には、トレーラに対する汎用取付手段が設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載のトレーラの電力供給装置。
  8. 前記バッテリーおよび前記所定のトレーラ搭載端末の少なくとも一方は、トレーラのキングピン近傍のフレーム部に搭載されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載のトレーラの電力供給装置。
  9. トレーラとトラクタとの連結時に当該トラクタから電力供給を受けてトレーラのバッテリーに充電を行い、トレーラとトラクタとの非連結時に前記バッテリーから所定のトレーラ搭載機器へと電力供給を行う、トレーラの電力供給方法であって、
    トレーラとトラクタとの連結時に通電されるトレーラ搭載機器に係る、トレーラ側電力供給回路から、前記バッテリーへと電力を分配して、トレーラとトラクタとの連結時に前記バッテリーの充電を行い、トラクタからトレーラを分離した状態では、前記バッテリーから前記所定のトレーラ搭載機器へと電力供給を行うことを特徴とするトレーラの電力供給方法。
  10. 前記トレーラとトラクタとの連結時に、前記トラクタから受けた電力を前記所定のトレーラ搭載機器へと供給することを特徴とする請求項9記載のトレーラの電力供給方法。
  11. 前記所定のトレーラ搭載機器は、前記トレーラとトラクタとの非連結時に、消費電力が抑えられるように制御されることを特徴とする請求項9記載のトレーラの電力供給方法。
  12. 前記所定のトレーラ搭載機器は、トレーラ追跡システム用車載端末であり、当該端末からの送信情報量が制限されることにより、消費電力が抑えられることを特徴とする請求項11記載のトレーラの電力供給装置。
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