JP2006015647A - 印刷販売装置、画像印刷販売制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】専用記録媒体を用いることで取り扱いを容易にして装置構成を簡単化すると共に、専用記録媒体に記録されたデータの識別を容易にする。
【解決手段】画像印刷販売装置1は、外部メディア部18にセットされたユーザ持参のメディアに記録された画像データを、専用メディア部19にセットされる専用メディア、例えばクレジットカード型のICカードに記録(コピー)することができる。CPU10は、画像データを記録するための容量が専用メディアにあるかを判別し、容量が足りないと判別された場合にメディア装着機構193により専用メディア195を交換させて画像データの記録を継続する。CPU10は、専用メディア195が交換される場合、専用メディア195に記録されている固有の識別番号を読み出し、専用メディアに記録された画像データと対応付けて記録しておき、識別番号と専用メディアに記録された画像データとをもとに、印刷装置16によりインデックスを印刷させる。
【選択図】 図2
【解決手段】画像印刷販売装置1は、外部メディア部18にセットされたユーザ持参のメディアに記録された画像データを、専用メディア部19にセットされる専用メディア、例えばクレジットカード型のICカードに記録(コピー)することができる。CPU10は、画像データを記録するための容量が専用メディアにあるかを判別し、容量が足りないと判別された場合にメディア装着機構193により専用メディア195を交換させて画像データの記録を継続する。CPU10は、専用メディア195が交換される場合、専用メディア195に記録されている固有の識別番号を読み出し、専用メディアに記録された画像データと対応付けて記録しておき、識別番号と専用メディアに記録された画像データとをもとに、印刷装置16によりインデックスを印刷させる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、画像データを印刷して販売する印刷販売装置、及び同装置で実行される画像印刷販売制御プログラムに関する。
従来、顧客から外部供給された画像データを高品位印刷して販売する画像印刷販売機が知られている。この種の画像印刷販売機は、例えば、デジタルスチルカメラによって撮影された電子写真画像が可搬型記録媒体(メモリカード)を介して外部供給された場合に、このメモリカードから読み出した写真画像を高品位なカラー画像として印刷販売するもので、銀塩フイルムを現像して印画紙に焼き付けたような高品位な画像印刷が可能な構成となっている。
印刷販売機の利用者(顧客)は、デジタルスチルカメラ等から抜き取ったメモリカードを販売機本体に装着した後、このメモリカード内に記録保存されている多数の撮影画像を表示画面上で1つずつ確認しながら、その中から所望する画像を選択すると、選択画像の印刷が行われると共に、その印刷枚数や印刷サイズに応じた料金表示が行われるので、それを確認して料金投入口から印刷料金を支払うようにしている。
ところで従来では、デジタルカメラで撮影記録した画像を印刷するだけでなく他の記録媒体、例えばCD−Rに書き込むことができる装置も考えられている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載された装置では、デジタルカメラのデータカードからCD−Rへ撮影した画像の書き込みと同時に、CD−Rのケースにインデックスをプリントしたものがケースの印刷機によって出力される。
また、従来では複数の画像情報をまとめて印刷する印刷機能を備えた撮像装置が考えられている(例えば、特許文献2)。この装置では、ユーザが任意に選択した複数の画像を1枚の印刷物として出力する。撮影画像又は再生画像を識別するための識別情報を当該画像の画像情報に予め付与しておき、印刷時には選択した識別情報に対応する画像情報を抽出することで複数の画像情報を1枚の印画紙に印刷することができる。
特開2000−195226号公報
特開2001−346083号公報
引用文献1に記載された機器では、CD−Rにデータを書き込まれたデータの一覧をインデックスとしてCD−Rケースに印刷されるので、CD−Rに入れられたCD−Rにどのようなデータが記録されているかを容易に把握することができる。しかしながら、データが書き込まれた同じようなCD−Rが複数ある場合、それらをCD−Rケースから出して混在させてしまうと、CD−RとCD−Rケースとの対応が不明となり、それぞれのCD−Rにどのようなデータが記録されているか容易に確認できなくなってしまう。また、CD−Rを取り扱うためには、光学系の回転駆動型の機械装置を必要とするため比較的複雑な機構が必要となる。また、CD−Rは一方の面全体が記録面となっているため取り扱いには注意が必要であり、CD−Rを自動で交換するためには精度良く動作する高価な装置が必要となってしまう。
また、特許文献2の装置では、識別情報を画像の画像情報に付与しているが、複数の画像を1つの画像として印刷するもので、記録メディアにどような画像が記録されているかを識別することができなかった。
本発明の課題は、専用記録媒体を用いることで取り扱いを容易にして装置構成を簡単化すると共に、専用記録媒体に記録されたデータの識別を容易にすることが可能な印刷販売装置、画像印刷販売制御プログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、記録媒体に記録された印刷データを個々に予め識別データが記録されている専用記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体に記録された印刷データを記録するための容量が前記専用記録媒体にあるかを判別する判別手段と、前記判別手段によって容量が足りないと判別されて、前記専用記録媒体が交換された場合に、前記専用記録媒体に記録された識別データを読み出し、前記専用記録媒体に記録された印刷データと対応付けて記録する識別データ記録手段と、前記識別データ記録手段に記録された識別データと前記専用記録媒体に記録された印刷データとをもとにインデックス印刷するインデックス印刷手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記判別手段によって容量が足りないと判別された場合に、前記専用記録媒体を交換する記録媒体交換手段を具備することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記専用記録媒体を複数収納する記録媒体収納手段を具備し、前記記録媒体交換手段は、前記記録媒体収納手段に収納された前記専用記録媒体を取り出して交換することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記インデックス印刷手段は、前記記録媒体交換手段によって前記専用記録媒体が交換されることで、前記印刷データが複数の専用記録媒体に記録された場合に、この複数の専用記録媒体に対応するインデックスを複数印刷することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記インデックス印刷手段は、前記記録媒体交換手段によって前記専用記録媒体が交換されることで、前記印刷データが複数の専用記録媒体に記録された場合に、この複数の専用記録媒体に対応するインデックスをまとめて印刷することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、コンピュータを、記録媒体に記録された印刷データを個々に予め識別データが記録されている専用記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体に記録された印刷データを記録するための容量が前記専用記録媒体にあるかを判別する判別手段と、前記判別手段によって容量が足りないと判別されて前記専用記録媒体が交換された場合に、前記専用記録媒体に記録された識別データを読み出し、前記専用記録媒体に記録された印刷データと対応付けて記録する識別データ記録手段と、前記識別データ記録手段に記録された識別データと前記専用記録媒体に記録された印刷データとをもとにインデックス印刷するインデックス印刷手段として機能させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、記録媒体に記録された印刷データを専用記録媒体に記録する際に、専用記録媒体の容量が足りるかを判別し、容量が足りず専用記録媒体が交換される場合には、専用記録媒体に記録された識別データを読み出し、印刷データと対応付けて記録しておくので、この識別データと専用記録媒体に記録された印刷データとをもとにインデックス印刷することができる。印刷データを専用記録媒体に特化して記録することで、専用記録媒体を取り扱いが容易な構成、例えばクレジットカード型のICカードとすることで、専用記録媒体を取り扱うための装置構成を簡単化することができる。また、専用記録媒体の取り扱いが容易となることで、容量が不足の場合には自動で交換する機構を安価に設けて、印刷データの専用記録媒体に対する記録を継続的に実行することができるようになる。そして、複数の専用記録媒体に印刷データが記録される場合であっても、各専用記録媒体に記録されている固有の識別データをインデックス印刷するので、インデックスを参照することで、何れの専用記録媒体にどの印刷データが記録されているかを容易に判別することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、専用記録媒体に容量が足りないと判別された場合に交換することで、専用記録媒体への印刷データの記録を継続的に行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、専用記録媒体を複数収納しておき、この収納された専用記録媒体を取り出して交換することにより、例えばユーザが専用記録媒体を用意しておく必要がなく、また連続的に記録媒体の画像データを専用記録媒体に記録することができる。また、専用記録媒体とすることで、専用記録媒体を交換するための機構を簡単化することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項の発明の効果に加えて、専用記録媒体が交換されることで、印刷データが複数の専用記録媒体に記録された場合に、この複数の専用記録媒体に対応するインデックスを複数印刷することで、例えば専用記録媒体の枚数が多くなったとしても、インデックスを参照することで、何れの専用記録媒体にどの印刷データが記録されているかを容易に判別することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項の発明の効果に加えて、専用記録媒体が交換されることで、印刷データが複数の専用記録媒体に記録された場合に、この複数の専用記録媒体に対応するインデックスをまとめて印刷することで、例えば専用記録媒体の枚数が多くなったとしても、インデックスを参照することで、何れの専用記録媒体にどの印刷データが記録されているかを容易に判別することができる。
請求項6記載の発明によれば、記録媒体に記録された印刷データを専用記録媒体に記録する際に、専用記録媒体の容量が足りるかを判別し、容量が足りず専用記録媒体が交換される場合には、専用記録媒体に記録された識別データを読み出し、印刷データと対応付けて記録しておくので、この識別データと専用記録媒体に記録された印刷データとをもとにインデックス印刷することができる。印刷データを専用記録媒体に特化して記録することで、専用記録媒体を取り扱いが容易な構成、例えばクレジットカード型のICカードとすることで、専用記録媒体を取り扱うための装置構成を簡単化することができる。また、専用記録媒体の取り扱いが容易となることで、容量が不足の場合には自動で交換する機構を安価に設けて、印刷データの専用記録媒体に対する記録を継続的に実行することができるようになる。そして、複数の専用記録媒体に印刷データが記録される場合であっても、各専用記録媒体に記録されている固有の識別データをインデックス印刷するので、インデックスを参照することで、何れの専用記録媒体にどの印刷データが記録されているかを容易に判別することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態における画像印刷販売装置1の外観構成を示す図、図2は同装置の機能構成を示すブロック図である。
図1は、本実施形態における画像印刷販売装置1の外観構成を示す図、図2は同装置の機能構成を示すブロック図である。
図1に示すように、画像印刷販売装置1の筐体前面上部には、ユーザに対して操作ガイドなどの各種情報を表示により提供するための表示装置12と、ユーザからの操作指示等を受け付けるための入力装置11が設けられている。入力装置11は、例えばタッチパネルであり、表示装置12の表示面と一体に構成されている。従って、表示装置12において表示されたボタン等に対して、そのボタンに対する選択指示をタッチパネルから直接的に入力することができる。
また、筐体前面上部には、後述する外部メディア部18及び専用メディア部19に対して、印刷対象となるデータ、例えば画像データ、テキストデータ、表データ、グラフデータ等が記録される記録メディアを脱着するためのメディアスロット(挿入口)182,192が設けられている。外部メディア部18においては複数のメディアを利用することができるものとし、各メディアに対応するメディアドライブにメディアを脱着させるための複数の挿入口が配置されている。専用メディア部19では例えば特定の形状で構成された専用メディアのみを利用することができるものとし、この専用メディアをメディアドライブに脱着させるための挿入口が配置されている。
また、画像印刷販売装置1には、例えばユーザが持参したメディアに記録されている印刷データ(以下、画像データが記録されている物として説明する)の印刷出力や、別の記録メディア(例えば、画像印刷販売装置1で予め用意されている専用メディアなど)へのコピーなどのサービス提供に対する料金を徴収するための金銭授受装置15が設けられており、金銭授受装置15にユーザが1000円札を投入するための1000札投入口15a、硬貨を投入するための硬貨投入口15b、及び投入した1000円札や硬貨、おりつなどの返却をさせるための返却レバー15cが設けられている。
画像印刷販売装置1の筐体前面下部には、画像データを印刷した紙媒体、すなわち写真が排出される写真受け取り口23、釣銭が返却されるお釣り返却口21、レシートが排出されるレシート受け取り口22などが設けられている。
図2に示すように、画像印刷販売装置1には、CPU(Central Processing Unit)10、入力装置(タッチパネル)11、RAM(Random Access Memory)13、伝送制御部14、金銭授受装置15、印刷装置16、記録装置17、外部メディア部18、及び専用メディア部19が設けられている。
CPU10は、記録装置17内のオペレーティングシステムや各種アプリケーションソフトにしたがって、画像印刷販売装置1の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記録装置17は、オペレーティングシステムや各種アプリケーションソフト、あるいは操作ガイドを表示装置12において表示させるための表示用データ等が格納され、磁気的、光学的、半導体メモリ等によって構成されている記録媒体やその駆動系を有している。この記録媒体はハードディスク等の固定的な媒体若しくは着脱自在に装着可能なCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フロッピィデスク、RAMカード、磁気カード等の可搬型の媒体である。また、この記録媒体内のプログラムやデータは、必要に応じてCPU10の制御によりRAM13(例えば、スタティクRAM)にロードされたり、RAM13内のデータが記録媒体にセーブされる。さらに、画像印刷販売装置1に設けられているものであってもよく、CPU10は伝送媒体を介してこの記録媒体内のプログラム/データを直接アクセスして使用することもできる。また、CPU10は記録媒体内に格納されるその一部あるいは全部を他の機器側から伝送媒体を介して取り込み、記録媒体に新規登録あるいは追加登録することもできる。すなわち、コンピュータ通信システムを構成する他の機器から通信回線やケーブル等の有線伝送路あるいは電波、マイクロウエーブ、赤外線等の無線伝送路を介して送信されてきたプログラム/データを伝送制御部14によって受信して記録媒体内にインストールすることができる。さらに、プログラム/データはサーバ等の外部機器側で記憶管理されているものであってもよく、CPU10は伝送媒体を介して外部機器側のプログラム/データを直接アクセスして使用することもできる。
一方、CPU10にはその入出力周辺デバイスである入力装置11、表示装置12、伝送制御部14、印刷装置16がバスライン20を介して接続されており、入出力プログラムにしたがってCPU10はそれらの動作を制御する。
表示装置12は、フルカラー表示を行う液晶やCRTあるいはプラズマ表示装置等である。
入力装置11は、例えばタッチパネルであり、表示装置12の表示画面と積層一体化されており、表示装置12によって表示されたボタンや画像を指先で押すことで選択操作をすることができる。
印刷装置16は、レーザプリンタやインクジェット等を有し、顧客から外部供給された画像データや予め内蔵されている画像データを高品位なフルカラー画像として印刷するもので、上述したように銀塩フイルムを現像して印画紙に焼き付けたような高品位な画像印刷が可能な構成となっている。また、印刷装置16では、ユーザが持参したメディアあるいは専用メディアにどのような画像データが記録されているかを容易に判別できるようにしたインデックス印刷をすることができる。インデックス印刷では、画像を所定サイズに縮小したサムネイル画像をまとめて印刷したり、画像データが記録されたメディアを識別する識別データを印刷する。
金銭授受装置15は、1000札投入口15aや硬貨投入口15bから投入された印刷料金額や返却される釣銭等の返金額を計数したり、偽造判定等を行う通常の構成となっている。
外部メディア部18には、複数種類のメディアのそれぞれに対して、データの書き込みあるいは読み出しをする複数のメディアドライブ181が設けられている。複数のメディアドライブ181のそれぞれに対応した挿入口182が、図1に示すメディアスロットとして筐体外部に露出されている。外部メディア部18によって扱われるメディアには、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)カード、SD(Secure digital)カード(登録商標)、マルチメディアカード(登録商標)、メモリスティック(登録商標)などの半導体メモリの他、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical Disk)などの光ディスクや光磁気ディスクなど、各種のメディアを対象とすることができる。また、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリなど、メディアドライブが不要な記録媒体を対象とすることもできる。この場合、メディアの挿入口182に代えてメディア接続用のコネクタなどが設けられるものとする。
専用メディア部19は、予め決められた特定の形状で構成された専用メディアに対して、データの書き込みあるいは読み出しをするメディアドライブ191が設けられている。メディアドライブ191に対応した挿入口192が、図1に示すメディアスロットとして筐体外部に露出されている。専用メディア部19には、メディア装着機構193が設けられている。メディア装着機構193は、CPU10の制御のもとで、専用メディア収納部194に予め収納されている複数の専用メディア195から1枚を取り出し、メディアドライブ191に装着することができる。すなわち、専用メディア部19は、例えばユーザが持参した専用メディアが挿入口192から挿入された場合には、この専用メディアをメディアドライブ191にセットしてデータの読み書きを行ない、挿入口192からの挿入が無い場合には、専用メディア収納部194に収納された専用メディア195をメディアドライブ191にセットしてデータの読み書きを行う。
なお、図2中には、図示していないが、レシートを印刷して発行するレシート印刷装置が設けられているものとする。
図3には、本実施形態における画像印刷販売装置1で使用される専用メディア195の一例を示している。
図3は、例えばクレジットカード型に構成された専用メディアカード3の例を示している。専用メディアカード3は、プラスチックにより形成されたICカードであり、画像データ等の記録が可能なICチップが埋め込まれている。例えばICチップにデータの書き込みが1度のみ可能なROM(Read Only Memory)(ワンタイムROM)を設けることで、専用メディアカード3を安価に構成することができる。
図3は、例えばクレジットカード型に構成された専用メディアカード3の例を示している。専用メディアカード3は、プラスチックにより形成されたICカードであり、画像データ等の記録が可能なICチップが埋め込まれている。例えばICチップにデータの書き込みが1度のみ可能なROM(Read Only Memory)(ワンタイムROM)を設けることで、専用メディアカード3を安価に構成することができる。
専用メディアカード3の一方の面には、専用メディアカード3に実装されたICチップと電気的に接続することができるデジタル信号端子3aが設けられている。また、同一面にカード名称3b及び識別番号3dが予め印刷されている。識別番号3dは、後述する(図5)メモリに記録されたカードに固有のもので、複数の文字、例えばアルファベットと数字の組み合わせによる文字列によって表現されている。また、筆記用スペース3cが確保されており、ユーザが鉛筆やペンなどで任意の文字などを筆記することができる。
専用メディア195をクレジットカード型とすることで、他で流通している一般的なクレジットカード型のカードと同様にして扱うことが可能となり、ユーザにとって取り扱いが容易となる。すなわち、保存する場合には他のカード類と同様にして管理できるのでスペースをとらず、また専用メディア195の形状が小さすぎないため紛失しにくく、また複数枚の中から特定のカードを探し出す場合でも検索が容易である。
図4は、デジタル信号端子3aの詳細を示している。図4に示すように、デジタル信号端子3aには、電源(VCC)、グランド(GND)、同期クロック(CLOCK)、パラレルデータ(4ビット)(TRX0〜3)、チップセレクト(CS)、リード/ライト(COM)のそれぞれのラインと接続される端子が設けられている。メディアドライブ191は、専用メディアカード3のデジタル信号端子3aと接触することで電気的に接続される。従って、データの読み書きをするために、例えばCDやMOなどのように光学系の回転駆動型の機械装置を必要としないため、そうした機械装置より構造が簡単化された安価な装置により専用メディアカード3に対するデータの読み書きが可能となる。また、メディア装着機構193にとっても専用メディアカード3の取り扱うために高い精度が要求されないので構成を簡単化することができる。
図5(a)は、専用メディアカード3に設けられるメモリのメモリマップを示す図である。図5に示すように、専用メディアカード3のメモリには、例えば先頭アドレスから128バイト分の容量が識別データを記録するために確保されている。識別データは、専用メディアカード3に固有のもので、例えば製造時に記録されるものとする。
図5(b)には、0〜127バイトまでの容量に記録されるデータの一例を示している。例えば0〜7バイトには、カード容量(バイト数)を示すデータが記録される。8〜39バイトには、識別番号を示すデータが記録される。本実施形態における識別番号は、例えばアルファベットと数字の組み合わせによる文字列により表現されるもので、2バイト1文字の文字コードが16文字分記録することができる。図3に示す識別番号3dの例では、「S/N ABC−0123−456」の各文字(スペースも含む)を全て文字コードで表している。なお、識別番号は、一例であって、その他の識別可能な情報、例えば記号や図形などを識別データに用いることもできる。
次に、本実施形態における画像印刷販売装置1の動作について、フローチャートを参照しながら説明する。図6は、画像印刷販売装置1の画像印刷販売制御処理を説明するためのフローチャート、図7は、画像印刷販売制御処理中の画像データ記録処理、図8は、同じくインデックス印刷処理をそれぞれ説明するためのフローチャートである。
画像印刷販売装置1は、ユーザが持参したメディアに記録された画像データを紙媒体に印刷(写真印刷)するサービスを提供する他、ユーザが有しているメディアから専用メディア195(専用メディアカード3)に画像データをコピーするサービスを提供する。図6のフローチャートに示す画像印刷販売制御処理では、写真印刷についての説明を省略し、専用メディア195へのコピーするサービスについて主に説明する。画像印刷販売装置1は、専用メディア195に画像データをコピーする場合に、何れの専用メディア195にどのような画像データが記録されているかを容易に判別することができるように、専用メディア195に記録された識別データを利用したインデックス印刷をすることができる。
まず、CPU10は、表示装置12において、操作ガイドなどを含むメニュー画面を表示させておく(ステップA1)。メニュー画面では、ユーザに対して、記録メディアをメディアスロット182への挿入を促している。
ここで、ユーザにより何れかのメディアスロット182にメディアが挿入された場合、CPU10は、メディアドライブ181を通じてデータを読み出し、メディアに対して内部のファイル構造を確認した後に、画像データと判別できるデータのみを抽出する。
ここで処理対象となる画像データが記録されていた場合、CPU10は、このメディアに記録された画像データを専用メディア195へコピーする際のモードを選択させるためのメニュー画面、例えば「全て記録」ボタンと「選んで記録」ボタンが設けられたメニュー画面を表示させる(ステップA1)。
ユーザは、「全て記録」ボタンを選択することで、持参したメディアに記録された全ての画像データを専用メディアにコピーし、「選んで記録」ボタンを選択することで、メディアに記録された画像データのうち任意に選択したものだけをコピーすることができる。
ここで、「選んで記録」ボタンが選択された場合(ステップA2、選んで記録)、CPU10は、メディアに記録された全ての画像データを読み出して、それぞれのサムネイル画像を生成し、表示装置12に画像選択画面として一覧表示させる(ステップA3)。
また、CPU10は、画像データのコピー先とする専用メディアを、挿入口192から挿入してメディアドライブ191にセットするように促すメッセージを表示装置12において表示させる。すなわち、ユーザが専用メディアを用意している場合には、その専用メディアに対して画像データをコピーさせることができる。専用メディアは、実装されたICチップの違いに記憶容量が異なる。従って、画像印刷販売装置1に予め用意されている専用メディア195と異なる容量の専用メディアを利用したい場合には、ユーザが任意の容量の専用メディアを用意すればよい。
ここで、専用メディアの挿入があった場合(ステップA4、Yes)、CPU10は、挿入された専用メディアの記憶容量を判別し、そのデータをRAM13に一時記録しておく(ステップA5)。
なお、専用メディア部19の挿入口192に対して専用メディアの挿入がなかった場合には(ステップA4、No)、専用メディア部19の専用メディア収納部194に収容されている専用メディア195が使用されることになる。
また、CPU10は、画像データのコピーに使用する専用メディアの枚数の上限、すなわちユーザが購入可能な専用メディアの枚数の上限値を指定するように促すメッセージを表示装置12において表示させる。専用メディアの枚数の指定は、画像データの記録が可能な全容量の指定に相当する。
ここで、専用メディアの枚数の上限値が指定された場合(ステップA6、Yes)、CPU10は、この上限値を示すデータをRAM13に一時記録しておく(ステップA7)。ユーザは、専用メディアの枚数の上限値を予め設定しておくことで、専用メディアに要する料金を制限することができる。
なお、ユーザが専用メディアを用意している場合にも、その専用メディアの容量が不足した場合には、専用メディア部19に用意されている専用メディア195を使用することができ、ここで設定される上限値が適用されるものとする。
ここで、上限値が設定されなかった場合には(ステップA6、No)、ユーザから指定されたコピー対象とする全ての画像データを記録するために必要な専用メディアが使用されることになる。
次に、画像選択画面に一覧表示された画像中からコピー対象とする画像をユーザによって選択させる。サムネイル画像の何れかを選択する操作が入力装置11(タッチパネル)に対してされると、CPU10は、その画像選択の指示を入力し、該当する画像データ(画像ファイル)を判別する(ステップA8)。
そして、CPU10は、選択された画像のデータ量が専用メディアの容量を超えているかを判別する。ここでの専用メディアの容量は、専用メディアの上限値が設定されている場合には、その上限値を超えない枚数分の容量となる。
例えば、ユーザが専用メディアを持参し、専用メディア部19に用意された専用メディア195の使用上限値が0枚である場合には、ユーザ持参の専用メディアの容量が全容量となる。また、上限値が複数枚に設定されている場合には、その枚数分の容量が全容量となる。
なお、専用メディアの上限値が設定されていない場合には、この判別処理は省略することができる。
ここで、専用メディアに空き容量が十分にある場合には、CPU10は、選択された画像をコピー対象として、例えば画像データのファイル名(あるいは画像データを識別するデータ)をRAM13に一時記録しておく(ステップA10)。
以下、同様にして、画像選択画面に一覧表示されたサムネイル画像中からコピー対象とする画像を任意に選択させる(ステップA8〜A11)。なお、ここでは、一度、コピー対象として選択された画像について、選択を取り消す操作も可能とする。従って、画像を選択した結果、この画像データを専用メディアに記録した場合に、専用メディアの容量を超えてしまうと判別された場合に(ステップA9、Yes)、先に選択した画像を取り消すことで空き容量を確保して、別の画像をコピー対象とすることができる。
また、専用メディアの上限値を予め設定しておくことで、専用メディアの容量を超える場合には、画像を選択することができないようになるので、不用意な画像選択の操作によって、画像データを記録するために必要となる専用メディアの枚数が予定より越えないようにすることができる。すなわち、専用メディアの枚数に応じて加算される料金が予定内に納まるように調整することができる。
なお、画像が選択される毎に専用メディアの残り容量を表示して、ユーザに対して、あと何枚の画像を選択可能であるかの目安とすることができる。この時、例えば、メディアに記録された画像のサイズ(1枚当たりの画像データ量)が全て同じであれば、その画像サイズの画像データをもとに、あと何枚画像を選択可能であるかを表示するようにしても良い。また、メディアに記録された画像の画像サイズが複数ある場合には、それまでに選択された画像の平均を算出し、平均の画像サイズをもとに選択可能枚数を表示するようにしても良い。
ここで、画像選択画面に設けられた「終了」ボタンが操作された場合(ステップA11、Yes)、CPU10は、画像選択の処理を終了して、インデックス印刷のための処理に移行する。
一方、メニュー画面において、「全て記録」ボタンが選択された場合(ステップA2、全て選択)、CPU10は、前述した「選んで記録」する場合と同様にして、画像データのコピー先とする専用メディアを、挿入口192から挿入してメディアドライブ191にセットするように促すメッセージを表示装置12において表示させる。
ここで、専用メディアの挿入があった場合(ステップA12、Yes)、CPU10は、挿入された専用メディアの記憶容量を判別し、そのデータをRAM13に一時記録しておく(ステップA13)。
CPU10は、外部メディア部18にセットされたメディアに記録された全ての画像データ(画像ファイル)のデータ量を判別し、そのデータ量をもとに画像データを全てコピーするために必要な専用メディアの必要枚数を算出して表示する(ステップA14)。
なお、ユーザが専用メディアを持参している場合(専用メディア部19にセットされている場合)には、ユーザ持参の専用メディアを除いた、専用メディア部19に収容された専用メディア195の必要枚数を算出して表示するものとする。以下、インデックス印刷のための処理に移行する。
まず、CPU10は、インデックス印刷をするか否かを選択させるための選択ボタンを表示装置12において表示させる。
ここで、インデックス印刷する指示が入力された場合(ステップA15、Yes)、CPU10は、1枚のインデックス印刷に対する画像の合成枚数、すなわち何枚分のサムネイル画像を印刷するかをユーザによって指定させる。ここでは、例えば1枚、2枚、4枚(2×2)、6枚(2×3)、12枚(3×4)など、複数パターンの合成枚数から選択可能であるものとする。
画像の合成枚数がユーザによって選択されると(ステップA16)、CPU10は、専用メディアに対するコピー対象として選択された画像の枚数と、インデックス印刷される画像の合成枚数とから、インデックス印刷に要する紙媒体(プリント)の枚数を算出し(ステップA17)、その枚数を表示装置12において表示させる(ステップA18)。また、CPU10は、画像データのコピーに要する専用メディアの枚数も併せて表示させる(ステップA19)。
CPU10は、専用メディア部19に収容された専用メディア収納部194から提供される専用メディア195の枚数とインデックス印刷のプリント枚数をもとに料金(合計)を算出して表示させると共に、料金の投入を促すメッセージを表示装置12において表示させる(ステップA20)。
なお、インデックス印刷をしない指示が入力された場合には(ステップA15、No)、CPU10は、画像データのコピーに要する専用メディアの枚数とその料金を算出して表示させると共に、料金の投入を促すメッセージを表示装置12において表示させる(ステップA19,A20)。
ここで、CPU10は、金銭授受装置15の1000札投入口15aまたは硬貨投入口15bからの料金投入待ち状態となる。ここで、所定時間が経過しても料金が投入されない場合、あるいはユーザからの指示により取り消しが指示された場合には(ステップA21、キャンセル)、処理を終了する。
一方、ステップA20において算出した料金となるまで料金が投入されると(ステップA21、OK)、CPU10は、その時点で画像データ記録処理を開始する(ステップA22)。
次に、画像データ記録処理の詳細について、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、専用メディアがユーザによって専用メディア部19にセットされている場合(ステップB1、Yes)、CPU10は、ユーザが持参したメディアから読み出した画像データを、メディアドライブ191を通じて専用メディアに対して書き込む(ステップB2)。専用メディアに空き容量がある場合には(ステップB3、No)、CPU10は、コピー対象とする画像データを順次記録していく(ステップB2,B3)。なお、ステップB10で記録対象とする全ての画像データの書き込みが完了したと判別されると画像データ記録処理を終了するが、画像データの書き込みが完了していなければステップB2に戻る。
まず、専用メディアがユーザによって専用メディア部19にセットされている場合(ステップB1、Yes)、CPU10は、ユーザが持参したメディアから読み出した画像データを、メディアドライブ191を通じて専用メディアに対して書き込む(ステップB2)。専用メディアに空き容量がある場合には(ステップB3、No)、CPU10は、コピー対象とする画像データを順次記録していく(ステップB2,B3)。なお、ステップB10で記録対象とする全ての画像データの書き込みが完了したと判別されると画像データ記録処理を終了するが、画像データの書き込みが完了していなければステップB2に戻る。
ここで、専用メディアに空き容量が不足した状況となった場合(ステップB3、Yes)、CPU10は、専用メディアから識別データ(識別番号)を読み出し(ステップB4)、この識別番号を専用メディアに記録した画像データと対応付けてRAM13に一時記録しておく(ステップB5)。すなわち、後述するインデックス印刷をする場合に、画像と共に識別番号を印刷できるようにしておく。
そして、CPU10は、残りの画像データの記録先として、専用メディア部19に対して、専用メディア195をメディアドライブ191にセットさせる(ステップB6)。専用メディア部19は、CPU10からの指示に応じて、メディア装着機構193により、専用メディア収納部194に収納された専用メディア195から専用メディアを1枚取り出して、メディアドライブ191にセット(挿入)する。
なお、ユーザ持参の専用メディアが専用メディア部19にセットされていない場合には(ステップB1、No)、画像データの記録を開始する前に、専用メディア部19は、メディア装着機構193により、専用メディア収納部194に収納された専用メディア195から専用メディアを1枚取り出して、メディアドライブ191にセット(挿入)してから、画像データの記録を開始する。
CPU10は、ユーザが持参したメディアに記録されていた画像データを、専用メディア部19において専用メディアに書き込んでいく(ステップB7)。CPU10は、記録対象とする全ての画像データの書き込みが完了するか、現在記録対象としている専用メディア195の空き容量が不足となるまで、画像データを順次書き込んでいく(ステップB7〜B9)。
専用メディア195の空き容量が不足となった場合には(ステップB9、Yes)、CPU10は、前述と同様にして、専用メディアから識別番号を読み出し(ステップB4)、この識別番号を専用メディアに記録した画像データと対応付けてRAM13に一時記録しておき、そして次の専用メディア195に交換して画像データの記録を継続する。
なお、専用メディアの交換は、メディア装着機構193により自動で行うだけでなく、ユーザが手動によって専用メディア部19の挿入口192に挿入することによって行うこともできる。専用メディアを自動で交換するか、あるいは手動で交換するかは、ユーザによって処理前に設定できるようにしても良いし、交換が必要になった時点で問い合わせのメッセージや注意を促すランプ等を表示し、ユーザに選択させるようにしても良い。
また、記録対象とする全ての画像データの書き込みが完了すると(ステップB8、Yes)、画像データ記録処理を終了する。
こうして、専用メディアへの記録対象とする画像データについて、専用メディアに対して記録することができる。画像データ記録処理では、1枚の専用メディアに全ての画像データを記録できない場合には、順次、専用メディア部19に予め用意されている専用メディア195をメディアドライブ191にセットして、画像データの記録を継続することができる。
次に、ステップA15において、インデックス印刷の実行が指示されている場合にインデックス印刷処理を実行する(ステップA23)。図8には、インデックス印刷処理のフローチャートを示している。なお、インデックス印刷の実行が指示されていない場合には、ステップA23の処理を実行しないものとする。
まず、CPU10は、1枚の専用メディア毎に、専用メディアに書き込んだ(コピーした)画像データをもとに、ステップA16において選択された画像の合成枚数に応じたサイズのインデックス用の画像を生成する(ステップC1)。すなわち、1枚のインデックス印刷に対する画像の合成枚数に応じて1つの画像のサイズが決まるため、インデックス印刷の対象とする画像データのそれぞれについて、所定の画像サイズとなるように縮小処理を施す(元の画像のサイズの方が小さい場合には拡大処理)。
また、CPU10は、画像データ記録処理のステップB5において、RAM13に一時記録させた、専用メディアに対して書き込んだ画像(インデックス用の画像)と対応付けられた識別番号を読み出し、この識別番号の印刷用データを生成する(ステップC2)。
CPU10は、印刷装置16に対して、インデックス印刷用の紙媒体に、合成枚数分の画像と識別番号とを印刷させる(ステップC3)。これにより、専用メディアに記録した画像についてのサムネイル画像と専用メディアの識別番号とを印刷するインデックス印刷が実現される。
ここで、さらに他の専用メディアに対して画像データを書き込んでいる場合には(ステップC4、Yes)、CPU10は、前述と同様にして、次の専用メディアに対して書き込んだ画像についてのサムネイル画像を生成し、専用メディアに対応する識別情報と共にインデックス印刷する(ステップC2,C3)。
こうして、全ての専用メディアについてのインデックス印刷が完了するとインデックス印刷処理を終了する(ステップC4、No)。
なお、図8のフローチャートに示すインデックス印刷処理は、説明を簡単にするために、専用メディアとインデックス印刷とが1対1に対応している場合を例にしているが、専用メディアに記録した画像枚数とインデックス印刷の合成枚数によっては、専用メディアとインデックス印刷の対応関係が、1対多、多対1、多対多となる場合がある。そうした場合の具体例については、図11を参照して説明する。
インデックス印刷処理が終了すると、CPU10は、印刷装置16により印刷されたインデックス印刷(プリント)と、画像データが記録された専用メディアとを排出すると共に(ステップA24)、お釣りとレシートを排出する(ステップA25)。
次に、インデックス印刷処理によって得られるインデックス印刷の例について説明する。
図9には、インデックス印刷の一例を示している。
図9に示すインデックス印刷は、画像の合成枚数が12枚であり、3×4の配列でサムネイル画像が印刷された例を示している。インデックス印刷では、この12枚の画像の画像データが記録されている専用メディアの識別番号「S/N ABC−0123−456」が画像と共に印刷されている。
図9には、インデックス印刷の一例を示している。
図9に示すインデックス印刷は、画像の合成枚数が12枚であり、3×4の配列でサムネイル画像が印刷された例を示している。インデックス印刷では、この12枚の画像の画像データが記録されている専用メディアの識別番号「S/N ABC−0123−456」が画像と共に印刷されている。
従って、専用メディアに記録されている特定の画像データが必要な場合、インデックス印刷を参照して必要とする画像を探し出し、その画像が印刷されたインデックス印刷中の識別番号をもとに専用メディアを簡単に探し出すことができる。専用メディアには、図3に示すように識別番号が印刷されているために、この識別番号をもとに探せば良い。このため、専用メディアを読み取り装置などにセットし、記録されている画像を逐一確認するといった作業をする必要がない。
図10(a)(b)には、通常サイズの画像を表面に印刷し、裏面に識別番号を印刷した例を示している。図10(a)に示すように、サムネイル画像だけでなく、通常サイズ(1枚の紙媒体に1画像)の画像を印刷する場合においても、裏面に識別番号を印刷するようにしても良い。また、裏面に印刷する識別番号と共に、同画像が記録されている専用メディア中の画像データを識別するためのデータ、例えば「No.001」が印刷されている。このデータは、例えば専用メディアに画像データを記録する際に付加されたシリアル番号の例を表している。これ以外の各画像を識別可能なデータを使用することも勿論可能である。
次に、専用メディアとインデックス印刷との対応について、図11(a)〜(d)を参照しながら説明する。
図11(a)は、1枚の専用メディアに対応して、インデックス印刷が1枚となる例を示している。ユーザが持参したメディアに記録されていた画像データを、1枚の専用メディアに全て記録(コピー)でき、ユーザに指定された画像の合成枚数で全ての画像を1枚にインデックス印刷された場合に該当する。この場合、専用メディアとインデックス印刷は、1対1に対応するため、専用メディアに記録されている識別番号(例えば「456」)のみがインデックス印刷される。
図11(a)は、1枚の専用メディアに対応して、インデックス印刷が1枚となる例を示している。ユーザが持参したメディアに記録されていた画像データを、1枚の専用メディアに全て記録(コピー)でき、ユーザに指定された画像の合成枚数で全ての画像を1枚にインデックス印刷された場合に該当する。この場合、専用メディアとインデックス印刷は、1対1に対応するため、専用メディアに記録されている識別番号(例えば「456」)のみがインデックス印刷される。
図11(b)は、1枚の専用メディアに対応して、インデックス印刷が複数枚となる例を示している。ユーザが持参したメディアに記録されていた画像データを、1枚の専用メディアに記録(コピー)したが、ユーザに指定された画像の合成枚数で全ての画像を1枚にインデックス印刷できず、例えば2枚となった場合に該当する。この場合、専用メディアの識別番号「456」が2枚のそれぞれに印刷される。なお、1枚の専用メディアに対してインデックス印刷が複数枚になる場合には、インデックス印刷において複数枚のうちの何枚目のインデックス印刷であるかを明示する識別データ、例えば「1/2」「2/2」などをさらに付加して印刷するようにしても良い。
図11(c)は、複数枚の専用メディアに対応して、インデックス印刷が1枚となる例を示している。ユーザが持参したメディアに記録されていた画像データを複数枚の専用メディアに記録(コピー)したが、ユーザに指定された画像の合成枚数で全ての画像を1枚にインデックス印刷できた場合に該当する。この場合、複数枚の専用メディアのそれぞれの識別番号「456」「789」「012」が1枚にインデックス印刷される。
図11(d)は、複数枚の専用メディアに対応して、インデックス印刷が複数枚となる例を示している。ここでは、専用メディアとインデックス印刷の枚数が異なっている。ユーザが持参したメディアに記録されていた画像データを複数枚の専用メディアに記録(コピー)し、ユーザに指定された画像の合成枚数でインデックス印刷した場合に、各インデックス印刷に対応する専用メディアの枚数が異なる場合に該当する。図11(d)では、1枚目のインデックス印刷は3枚の専用メディアに対応し、2枚目のインデックス印刷は2枚の専用メディアに対応している。
こうして、ユーザが持参したメディアに記録された画像データを専用メディアに記録(コピー)する際に、1枚の専用メディアに記録できない場合には、専用メディアが順次交換されて画像データの記録が継続される。そして、専用メディアが複数枚になった場合でも、ユーザ指定の合成枚数に応じたサムネイル画像と専用メディアの識別番号とをインデックス印刷するので、それぞれの専用メディアに記録された画像データが何れに記録されているかをインデックス印刷を参照することで容易に判別することができる。
なお、前述した説明におけるインデックス印刷は、通常の画像印刷に使用する紙媒体を対象としているが、その他の印刷可能な材質により形成された物を対象とすることができる。例えば、図12には、専用メディアを収納できるようにつくられた袋状の媒体、すなわち専用メディア収納袋の例を示している。専用メディア収納袋は、画像印刷販売装置1に収納されている状態では平面状に折り畳まれており、紙媒体と同様にして取り扱い、画像及び識別番号の印刷が可能であるものとする。図12に示すように、画像と識別番号が印刷された専用メディア収納袋には、開放部分から専用メディアを入れて収納しておくことができる。なお、開放部分は、専用メディアを収納したのちに封止できるようになっているものとする。こうして、専用メディア収納袋にインデックス印刷することで、この収納袋に専用メディアを収納しておけば、インデックス印刷と専用メディアと一体にして管理することができる。
また、前述した説明では、専用メディアに予め製造時に記録されている識別データを用いて、インデックス印刷と専用メディアとを対応付けているが、ユーザからの識別データの入力を受け付け、この入力された識別データを用いてインデックス印刷と専用メディアとを対応付けるようにしても良い。
例えば、ユーザから識別データとして任意の文字列(数字、英字、漢字、かな)を入力させ、この文字列をインデックス印刷に印刷すると共に、専用メディアに画像データと共に記録しておく。この場合、専用メディアやインデックス印刷が複数枚になる場合には、例えばユーザから入力された文字列に対して、自動的に文字(例えばシリアル番号1,2,3…など)を順次付加していくことで、それぞれを識別可能としておく。
また、識別データとして文字列を専用メディアに印刷しているが、人間には直接読めないが機械では読み取れるデータ、例えばバーコードや2次元QRバーコードなどを文字列に代えて印刷する、あるいは文字列として並記して印刷するようにしても良い。
また、専用メディアには、予め識別データを表す文字列が印刷されているものとして説明しているが、専用メディアに対して画像データを記録した場合に、専用メディアに記録されている識別データを読み出して、この識別データを表す文字列をインデックス印刷同様にして印刷するようにしても良い。
また、文字列を識別データとし、専用メディアを識別しているが、専用メディアの色や形状によって識別できるようにしても良い。
また、前述した説明では、ユーザが持ち込む画像データが記録されたメディアは、1枚であるものとして説明しているが、複数枚のメディアに記録された画像データを専用メディア195に記録すると共に、インデックス印刷するようにしても良い。この場合、複数枚のメディアに記録された全ての画像データを、それぞれのメディアから読み出して、例えば大容量の記憶装置に一度記録しておき、専用メディアに順次書き込むようにすることができる。また、画像データが記録されたメディアは複数種類あっても良く、外部メディア部18の異なるメディアドライブに装着されたそれぞれのメディアから、順次、画像データを読み出して記録しておくこともできる。
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
また、画像印刷販売装置1を実現するコンピュータに実行させることのできる印刷販売制御プログラムを、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで、あるいは通信媒体を通じて提供することができる。印刷販売制御プログラムによりコンピュータの動作を制御することで、前述した実施形態における機能を実現することができる。
1…画像印刷販売装置、3…専用メディアカード、10…CPU、11…入力装置、12…表示装置、13…RAM、14…伝送制御部、15…金銭授受装置、15a…1000札投入口、15b…硬貨投入口、15c…返却レバー、16…印刷装置、17…記録装置、18…外部メディア部、181…メディアドライブ、182…メディアスロット、19…専用メディア部、191…メディアドライブ、192…挿入口、193…メディア装着機構、194…専用メディア収納部、195…専用メディア、20…バスライン、21…お釣り返却口、22…レシート受け取り口、23…写真受け取り口。
Claims (6)
- 記録媒体に記録された印刷データを個々に予め識別データが記録されている専用記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体に記録された印刷データを記録するための容量が前記専用記録媒体にあるかを判別する判別手段と、
前記判別手段によって容量が足りないと判別されて、前記専用記録媒体が交換される場合に、前記専用記録媒体に記録された識別データを読み出し、前記専用記録媒体に記録された印刷データと対応付けて記録する識別データ記録手段と、
前記識別データ記録手段に記録された識別データと前記専用記録媒体に記録された印刷データとをもとにインデックス印刷するインデックス印刷手段とを具備したことを特徴とする印刷販売装置。 - 前記判別手段によって容量が足りないと判別された場合に、前記専用記録媒体を交換する記録媒体交換手段を具備することを特徴とする請求項1記載の印刷販売装置。
- 前記専用記録媒体を複数収納する記録媒体収納手段を具備し、
前記記録媒体交換手段は、前記記録媒体収納手段に収納された前記専用記録媒体を取り出して交換することを特徴とする請求項2記載の印刷販売装置。 - 前記インデックス印刷手段は、
前記記録媒体交換手段によって前記専用記録媒体が交換されることで、前記印刷データが複数の専用記録媒体に記録された場合に、この複数の専用記録媒体に対応するインデックスを複数印刷することを特徴とする請求項1記載の印刷販売装置。 - 前記インデックス印刷手段は、
前記記録媒体交換手段によって前記専用記録媒体が交換されることで、前記印刷データが複数の専用記録媒体に記録された場合に、この複数の専用記録媒体に対応するインデックスをまとめて印刷することを特徴とする請求項1記載の印刷販売装置。 - コンピュータを、
記録媒体に記録された印刷データを個々に予め識別データが記録されている専用記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体に記録された印刷データを記録するための容量が前記専用記録媒体にあるかを判別する判別手段と、
前記判別手段によって容量が足りないと判別されて前記専用記録媒体が交換される場合に、前記専用記録媒体に記録された識別データを読み出し、前記専用記録媒体に記録された印刷データと対応付けて記録する識別データ記録手段と、
前記識別データ記録手段に記録された識別データと前記専用記録媒体に記録された印刷データとをもとにインデックス印刷するインデックス印刷手段として機能させるための印刷販売制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004196806A JP2006015647A (ja) | 2004-07-02 | 2004-07-02 | 印刷販売装置、画像印刷販売制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004196806A JP2006015647A (ja) | 2004-07-02 | 2004-07-02 | 印刷販売装置、画像印刷販売制御プログラム |
Publications (1)
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2004
- 2004-07-02 JP JP2004196806A patent/JP2006015647A/ja active Pending
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