JP2006011580A - 撮影情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
従来からの撮影した写真に日付を印字するカメラでは、撮影された場所や、被写体画像と撮影位置を表示する地図との連携を図ることは予定されていないため、利便性が低いといえる。
【解決手段】
本発明は、撮影をすることで取得した一次画像情報と、撮影の行われた地理情報を含む撮影環境情報と、に基づいて二次画像情報を生成する撮影情報処理装置を提案する。地理情報は、別の端末から送信される地理情報を受信する場合や、GPS衛星や、携帯電話の基地局などから発せられる信号をもとに、撮影情報処理装置自身が現在地の情報を生成する。加えて、撮影環境情報に基づいて、地図情報にマーク情報を配置することで、視認性を高める。他方、地図情報を有する撮影情報サーバ装置をも提案する。
【選択図】 図2
従来からの撮影した写真に日付を印字するカメラでは、撮影された場所や、被写体画像と撮影位置を表示する地図との連携を図ることは予定されていないため、利便性が低いといえる。
【解決手段】
本発明は、撮影をすることで取得した一次画像情報と、撮影の行われた地理情報を含む撮影環境情報と、に基づいて二次画像情報を生成する撮影情報処理装置を提案する。地理情報は、別の端末から送信される地理情報を受信する場合や、GPS衛星や、携帯電話の基地局などから発せられる信号をもとに、撮影情報処理装置自身が現在地の情報を生成する。加えて、撮影環境情報に基づいて、地図情報にマーク情報を配置することで、視認性を高める。他方、地図情報を有する撮影情報サーバ装置をも提案する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、撮影情報処理装置に関するものである。
従来から、カメラで撮影した写真に日付を印字する機能は周知である。加えて、カメラにGPS(Global Positioning System: GPS)機能を搭載し、撮影した地名を印字することができるカメラも既に提案されている(特許文献1参照。)。当該カメラは、GPS衛星からの測位用電波を受信し、それに基づいた位置情報をカメラの表示部に表示することや、記録媒体に写し込むことが可能である。
特開平8−313988号公報
しかしながら、上記カメラによれば、所定の地域毎に地名が記憶された外部記憶媒体を複数備えておき、その外部記憶媒体から撮影場所に対応する外部記憶媒体を選択して、この外部記憶媒体をカメラの装着部に装着することが必要であり、利用者にとって煩雑である。また、位置情報を示すのみで、被写体画像と、撮影位置を表示する地図との連携を図ることは予定されていないため、利便性が低いといえる。
本発明は、かかる実情に鑑み、撮影をすることで取得した一次画像情報と、撮影の行われた地理情報を含む撮影環境情報と、に基づいて二次画像情報を生成する撮影情報処理装置を提案する。地理情報は、別の端末から送信される地理情報を受信する場合や、GPS衛星や、携帯電話の基地局などから発せられる信号をもとに、撮影情報処理装置自身が現在地の情報を生成する場合などが想定される。従来技術のように、利用者が外部記憶媒体を選択して、カメラに装着する煩雑さが解消できる。
また、撮影環境情報は、画像イメージ化して、あるいは、バーコード化して、一次画像情報に埋め込み二次画像情報を生成することができる。さらに、生成された二次画像情報や、解読した撮影環境情報は、他の撮影情報処理装置などに対して送信することができる。加えて、一次地図情報に、取得した二次画像情報を解読して得られた撮影環境情報に基づいて、マーク情報を配置して二次地図情報を表示することもできる。このマーク情報は、撮影環境情報の全部又は一部を、文字、アイコン、リンク、画像イメージ、のいずれか一又は二以上の組み合わせであり、利用者が情報を収集する際の利便性を高める。
他方、撮影情報処理装置から送信された撮影環境情報に含まれている地理情報に基づいて、蓄積されているサーバ一次地図情報にマーク情報を配置してサーバ二次地図情報を生成する撮影情報サーバ装置をも提案する。また撮影情報サーバ装置は、撮影情報処理装置から送信された二次画像情報に含まれる画像イメージ化撮影環境情報を解読し、その解読された前記撮影環境情報に含まれている地理情報に基づいて、蓄積されているサーバ一次地図情報にマーク情報を配置してサーバ二次地図情報を生成する場合もある。
以上、説明したように本件発明のいずれか一又は二以上の発明に係る撮影情報処理装置は、生成された二次画像情報から、撮影した画像と共に撮影の行われた場所などの撮影環境に関する情報が得られることで、商品や店舗の紹介の画像を配信する際に配信元が特段の作業を強いられることなく、その店舗の位置などを顧客に伝達することができ、利便性が高い。また、撮影環境情報は、画像イメージ化して、あるいは、バーコード化して、一次画像情報に埋め込み二次画像情報を生成する場合には、視認する画像自体にはほとんど影響を及ぼすことなく、撮影環境情報を伝達することができる。一方、撮影環境情報には、経度緯度情報、撮影方向情報、高度情報などの地理情報や、時刻情報、天候情報、撮影者を特定するための撮影者特定情報、前記撮影部における撮影パラメータ情報を含むことによって、詳細な位置や、撮影時の状況がよりきめ細かに認識できるため、有効である。
さらに、生成された二次画像情報を、他の撮影情報処理装置などに対して送信できる場合には、画像のやり取りをしながら、それに付随する情報をも取得することができるため、利用者にとって便利である。一方、解読した撮影環境情報を、他の撮影情報処理装置などに対して送信できる場合には、容量の大きい画像のやり取りをしなくても、それに付随する情報のみを取得することができるため、通信時の負荷を減らすことができる。また、地図上にマーク情報が配置される場合には、視覚的に地理を捉えることができ、分かりやすい表示が可能となる。
撮影情報サーバ装置で生成したサーバ二次地図情報を撮影情報処理装置に送信する場合には、撮影情報処理装置自身は地図情報を蓄積しておくことが不要となるため、負荷が減ることが期待できる。同様に、撮影情報サーバ装置で生成したサーバ二次地図情報を撮影情報処理装置に送信することで、撮影情報処理装置自身は画像イメージ化された撮影環境情報を解読する機能を有しておくことが不要となる。また、撮影情報サーバ装置でサーバ二次地図情報を生成するため、地図により詳細な情報を付加することも可能となり、宣伝・広告機能を高められる。
以下に、各発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
実施形態1は、主に請求項1、12などについて説明する。 実施形態2は、主に請求項2などについて説明する。 実施形態3は、主に請求項3などについて説明する。 実施形態4は、主に請求項4などについて説明する。 実施形態5は、主に請求項5などについて説明する。 実施形態6は、主に請求項6などについて説明する。 実施形態7は、主に請求項7、13などについて説明する。 実施形態8は、主に請求項8などについて説明する。 実施形態9は、主に請求項9などについて説明する。 実施形態10は、主に請求項10、14などについて説明する。 実施形態11は、主に請求項11、15などについて説明する。
<<実施形態1>>
<実施形態1:概要> 実施形態1について説明する。本実施形態は、撮影をすることで取得した一次画像情報と、撮影の行われた地理情報を含む撮影環境情報と、に基づいて二次画像情報を生成する撮影情報処理装置である。
図1は、本実施形態の概念の一例を示すものである。本実施形態の撮影情報処理装置は、被写体を撮影することができるカメラや携帯電話などを想定したものである。まず、撮影情報処理装置は、撮影を行い、一次画像情報を取得する(1)。図では、遊園地での風景を撮影する場面を示した。次に、一次画像情報と関連付けてその撮影の行われた地理情報を含む撮影環境情報を取得する(2)。撮影環境情報は、地理情報の他、日時、天候、気温などが含まれる場合がある。地理情報は、撮影の行われた場所を特定することができる情報であり、緯度・経度、方位、住所などが該当する。ここでは、遊園地の位置を緯度・経度で示した。地理情報は、別の端末から送信される地理情報を受信することで取得する場合の他、GPS衛星や、携帯電話の基地局などから発せられる信号をもとに、撮影情報処理装置自身が現在地の情報を生成することで取得する場合などが想定される。最後に、一次画像情報と、その一次画像情報に関連付けられた撮影環境情報と、に基づいて二次画像情報を生成する(3)。二次画像情報は、文字列、バーコード(一次元、二次元)などに変換された撮影環境情報が、撮影した画像に付加されることで生成される画像を構成する情報である。図では遊園地の画像の右下隅に二次元バーコードを付加したイメージを表した。二次元バーコードを読み取ることで、画像の遊園地の地理情報である遊園地の緯度・経度を認識することができる。
<実施形態1:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図2に示した。 図2に示す本実施形態の「撮影情報処理装置」(0200)は、「撮影部」(0201)と、「撮影環境情報取得部」(0202)と、「二次画像情報生成部」(0203)とからなる。
本件発明の構成要素である各部は、ハードウエア、ソフトウエア、ハードウエアとソフトウエアの両者、のいずれかによって構成される。たとえば、これらを実現する一例として、コンピュータを利用する場合には、CPU、メモリ、バス、インターフェイス、周辺装置などから構成されるハードウエアと、これらのハードウエア上にて実行可能なソフトウエアを挙げることができる。 具体的には、メモリ上に展開されたプログラムを順次実行することで、メモリ上のデータや、インターフェイスを介して入力されるデータの加工、蓄積、出力などにより各部の機能が実現される。(本明細書の全体を通じて同様である。)
「撮影情報処理装置」(0200)は、被写体を撮影することができるカメラや、携帯電話などを想定したものである。
「撮影部」(0201)は、撮影をすることで一次画像情報を取得する。「一次画像情報」は、撮影して得られた画像を構成する情報のことであり、遊園地での風景を撮影した場合には、その画像が一次画像情報となる。一時画像情報は、JPG、GIFなどの形式のファイルにて表されることもある。
「撮影環境情報取得部」(0202)は、前記一次画像情報と関連付けてその撮影の行われた地理情報を含む撮影環境情報を取得する。「地理情報」は、撮影の行われた場所を特定することができる情報であり、緯度・経度、方位、高度、住所などが該当する。例えば、撮影された遊園地の位置を緯度・経度で示す場合などが該当する(詳細は実施形態4にて説明する)。地理情報は、別の端末から送信される地理情報を受信することで取得する場合の他、GPS衛星や、携帯電話の基地局などから発せられる信号をもとに、撮影情報処理装置自身が現在地の情報を生成することで取得する場合などが想定される。後者の場合のGPS信号を用いた測位方法としては、すべての測位計算を撮影情報処理装置自身が行うAutonomous方法、測位計算はインターネットに接続しているロケーションサーバーにて行うMobile Station Assisted方法、最終計算のみを撮影情報処理装置にて行うMobile Station Based方法などがあるが、本発明は位置情報の処理に着目しているため、位置情報の測定方法についての詳細な説明は省略する。また「撮影環境情報」には、地理情報の他、日時、天候、気温、撮影者に関する情報、撮影パラメータ情報などが含まれる場合がある(詳細は実施形態5にて説明する)。撮影環境情報の取得は、撮影時のシャッターの押下や、特定のボタン操作などにより行われることが想定される。
「二次画像情報生成部」(0203)は、前記一次画像情報と、その一次画像情報に関連付けられた撮影環境情報と、に基づいて二次画像情報を生成する。「二次画像情報」は、文字列、バーコード(一次元、二次元)などに変換された撮影環境情報が、撮影した画像に付加されることで生成される画像を構成する情報である。図1では遊園地の画像の右下隅に二次元バーコードを付加したイメージを表した。この二次元バーコードを読み取ることで、画像の遊園地の地理情報である遊園地の緯度・経度を認識することができる。二次画像情報の生成についての詳細は、実施形態2、3にて説明する。
<実施形態1:処理の流れ> 図3は、実施形態1における撮影情報処理の流れの一例を示したものである。まず、撮影をすることで一次画像情報を取得する(撮影ステップ S0301)。次に、前記一次画像情報と関連付けてその撮影の行われた地理情報を含む撮影環境情報を取得する(撮影環境情報取得ステップ S0302)。最後に、前記一次画像情報と、その一次画像情報に関連付けられた撮影環境情報と、に基づいて二次画像情報を生成する(二次画像情報生成ステップ S0303)。 以上の処理は、計算機に実行させるためのプログラムで実行することができ、また、このプログラムを計算機によって読み取り可能な記録媒体に記録することができる。(本明細書の全体を通して同様である。)
<実施形態1:効果> 本実施形態は、撮影をすることで取得した一次画像情報と、撮影の行われた地理情報を含む撮影環境情報と、に基づいて二次画像情報を生成する撮影情報処理装置である。生成された二次画像情報から、撮影した画像と共に撮影の行われた場所などの撮影環境に関する情報が得られることで、商品や店舗の紹介の画像を配信する際に配信元が特段の作業を強いられることなく、その店舗の位置などを顧客に伝達することができ、利便性が高い。
<<実施形態2>>
<実施形態2:概要> 実施形態2について説明する。本実施形態は、撮影環境情報を画像イメージ化した情報である画像イメージ化撮影環境情報を生成して、前記一次画像情報に埋め込み、前記二次画像情報を生成することに特徴を有する撮影情報処理装置である。
<実施形態2:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図4に示した。 図4に示す本実施形態の「撮影情報処理装置」(0400)は、「撮影部」(0401)と、「撮影環境情報取得部」(0402)と、「二次画像情報生成部」(0403)とからなり、さらに、二次画像情報生成部(0403)は「画像イメージ化手段」(0404)を有する。
「画像イメージ化手段」(0404)は、画像イメージ化撮影環境情報を生成して、前記一次画像情報に埋め込み、前記二次画像情報を生成する。「画像イメージ化撮影環境情報」は、前記撮影環境情報を画像イメージ化した情報である。画像イメージ化の手段としては、電子透かしなどが該当するが、必ずしも画像を劣化させないで画像イメージ化撮影環境情報を埋め込む場合に限られるものではない。また、電子透かしなどの前段階として行われる、エンコード化や、バイナリー化が含まれる場合もある。生成された二次画像情報は、解読器等を用いて解読することで、埋め込まれた撮影環境情報を取得し利用することが可能となる。 その他各部の処理は、実施形態1と同様である。
<実施形態2:効果> 本実施形態は、撮影環境情報を画像イメージ化した情報である画像イメージ化撮影環境情報を生成して、前記一次画像情報に埋め込み、前記二次画像情報を生成することに特徴を有する撮影情報処理装置である。撮影環境情報を画像イメージ化し、電子透かしとして埋め込む場合には、視認する画像自体にはほとんど影響を及ぼすことなく、撮影環境情報を伝達することができる。
<<実施形態3>>
<実施形態3:概要> 実施形態3について説明する。本実施形態は、画像イメージ化撮影環境情報をバーコード化して一次画像情報に配置し、前記二次画像情報を生成することに特徴を有する撮影情報処理装置である。
<実施形態3:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図5に示した。 図5に示す本実施形態の「撮影情報処理装置」(0500)は、「撮影部」(0501)と、「撮影環境情報取得部」(0502)と、「二次画像情報生成部」(0503)とからなり、二次画像情報生成部(0503)は「画像イメージ化手段」(0504)を有し、さらに、画像イメージ化手段(0504)は「バーコード化器」(0505)を有する。
「バーコード化器」(0505)は、前記画像イメージ化撮影環境情報をバーコード化し、バーコード化された前記画像イメージ化撮影環境情報を前記一次画像情報に配置し、前記二次画像情報を生成する。バーコード化には、一次元バーコード化する場合の他、二次元バーコード(QRコード:Quick Responseコード)化する場合も含まれうる。バーコード化された前記画像イメージ化撮影環境情報は、一次画像情報に重畳的に配置、あるいは、埋め込んで配置することができる。生成された二次画像情報は、読取り器等を用いて読み取ることで、埋め込まれた撮影環境情報を取得し利用することが可能となる。 その他各部の処理は、実施形態2と同様である。
<実施形態3:効果> 本実施形態は、画像イメージ化撮影環境情報をバーコード化して一次画像情報に配置し、前記二次画像情報を生成することに特徴を有する撮影情報処理装置である。撮影環境情報をバーコード化する場合には、比較的汎用的な装置で読取り、解読が可能となるため、撮影環境情報を容易に伝達することができる。
<<実施形態4>>
<実施形態4:概要> 実施形態4について説明する。本実施形態は、地理情報は、経度緯度情報、撮影方向情報、高度情報、のいずれか一又は二以上を含むことに特徴を有する撮影情報処理装置である。
<実施形態4:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例はすでに図2に示したものと同様である。 図2に示す「撮影情報処理装置」(0200)は、「撮影部」(0201)と、「撮影環境情報取得部」(0202)と、「二次画像情報生成部」(0203)とからなる。
「撮影環境情報取得部」(0202)は、一次画像情報と関連付けてその撮影の行われた地理情報を含む撮影環境情報を取得する。このとき、前記地理情報には、経度緯度情報、撮影方向情報、高度情報、のいずれか一又は二以上を含む。「経度緯度情報」は、地球上の位置を示す情報であり、東経、西経、北緯、南緯の度数で示される。撮影情報処理装置は、GPS衛星などから発せられる信号に基づいて現在地の情報を取得することができる。また、「撮影方向情報」は、撮影時にカメラのファインダーが向けられた方向を示す情報であり、東西南北の別により示される。撮影情報処理装置内に内蔵された方位磁石や磁気センサなどから取得することが想定される。「高度情報」は、地面からの高さを示す情報である。GPS信号から高度情報が得られる場合や、撮影情報処理装置に高度計が内蔵されている場合などが想定される。 その他各部の処理については、実施形態1から3と同様である。
<実施形態4:効果> 本実施形態は、地理情報には、経度緯度情報、撮影方向情報、高度情報、のいずれか一又は二以上を含むことに特徴を有する撮影情報処理装置である。地理情報として、上記情報を含むことでよりきめ細かな位置が認識できるため、便利である。
<<実施形態5>>
<実施形態5:概要> 実施形態5について説明する。本実施形態は、撮影環境情報に、時刻情報、天候情報、撮影者を特定するための撮影者特定情報、前記撮影部における撮影パラメータ情報、のいずれか一又は二以上を含むことに特徴を有する撮影情報処理装置である。
<実施形態5:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例はすでに図2に示したものと同様である。 図2に示す「撮影情報処理装置」(0200)は、「撮影部」(0201)と、「撮影環境情報取得部」(0202)と、「二次画像情報生成部」(0203)とからなる。
「撮影環境情報取得部」(0202)は、一次画像情報と関連付けてその撮影の行われた地理情報を含む撮影環境情報を取得する。このとき、前記撮影環境情報には、時刻情報、天候情報、撮影者を特定するための撮影者特定情報、前記撮影部における撮影パラメータ情報、のいずれか一又は二以上を含む。「時刻情報」には、撮影年月日、時刻などが該当する。また、「天候情報」には、撮影時の天気、気候に関する情報であり、具体的には、天気の別(晴れ、曇り、雨など)気温、気圧、湿度、などが該当する。これらの情報は、通信にてセンタなどから取得することが可能である。また、「撮影者特定情報」は、撮影者を特定するための情報であり、撮影者の名前や識別情報などが該当する。撮影情報処理装置を利用する際に予め、撮影者特定情報を入力、選択等することができる。その他、撮影者がシャッターを押す際や、ファインダーを覗き込んだ際に取得できる指紋や、虹彩から撮影者特定情報を取得するとしてもよい。さらに、「撮影パラメータ情報」は、撮影部(0201)における各種の変数を示す情報であり、具体的には、シャッター速度、絞り、レンズ焦点距離、露出補正値などが該当する。 その他各部の処理については、実施形態1から4と同様である。
<実施形態5:効果> 本実施形態は、撮影環境情報に、時刻情報、天候情報、撮影者を特定するための撮影者特定情報、前記撮影部における撮影パラメータ情報、のいずれか一又は二以上を含むことに特徴を有する撮影情報処理装置である。撮影環境情報として、上記情報を含むことで撮影時の状況がよりきめ細かに認識できるため、有効である。
<<実施形態6>>
<実施形態6:概要> 実施形態6について説明する。本実施形態は、生成された二次画像情報を送信することに特徴を有する撮影情報処理装置である。
図6は、本実施形態の概念の一例を示すものである。本実施形態の撮影情報処理装置は、生成された二次画像情報を外部に送信する(1)ことができ、一方で送信された二次画像情報を受信し、蓄積することができる(2)。図では、撮影情報処理装置(a)から、二次画像情報を撮影情報処理装置(b)へ送信する場面を示した。受信側である撮影情報処理装置(b)では、受信した二次画像情報から、撮影環境情報を取得し、撮影時の地理情報などを認識することができる。
<実施形態6:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図7に示す。 図7に示す本実施形態の「撮影情報処理装置」(0700)は、「撮影部」(0701)と、「撮影環境情報取得部」(0702)と、「二次画像情報生成部」(0703)と、さらに、「二次画像情報送信部」(0704)と、「二次画像情報受信部」(0705)と、「二次画像情報蓄積部」(0706)からなる。
「二次画像情報送信部」(0704)は、二次画像情報生成部(0703)で生成された二次画像情報を送信する。送信先は、他の撮影情報処理装置でもよいし、実施形態11で説明する撮影情報サーバ装置でもよい。
「二次画像情報受信部」(0705)は、二次画像情報を受信する。主として二次画像情報送信部を有する撮影情報処理装置から送信された二次画像情報を受信する。利用者は、受信した二次画像情報から撮影環境情報を取得し、撮影時の地理情報などを認識することができる。
「二次画像情報蓄積部」(0706)は、二次画像情報を蓄積する。二次画像情報生成部(0703)で生成され、これから送信される二次画像情報や、二次画像情報受信部(0705)で受信された二次画像情報を蓄積する。 その他各部の処理は、実施形態1から5と同様である。
<実施形態6:効果> 本実施形態は、生成された二次画像情報を送信することに特徴を有する撮影情報処理装置である。撮影情報処理装置間で二次画像情報の送受信ができる場合には、写真の画像を送るだけで、それに付随する情報をも送信することができるため、利用者にとって便利である。また、写真を受け取った側も、煩雑な処理を行わなくても、他者に画像を転送する際には、それに付随する情報をも送信することができる。
<<実施形態7>>
<実施形態7:概要> 実施形態7について説明する。本実施形態は、一次地図情報に、取得した二次画像情報を解読して得られた撮影環境情報に基づいて、マーク情報を配置して二次地図情報を表示することに特徴を有する撮影情報処理装置である。
図8は、本実施形態の概念の一例を示すものである。まず撮影情報処理装置は、取得した二次画像情報に含まれる画像イメージ化撮影環境情報に基づく撮影環境情報を解読する(1)。図では、画像イメージ化撮影環境情報であるQRコードから、撮影環境情報として、緯度経度が示された場面を示した。解読された撮影環境情報に含まれている地理情報に基づいて、蓄積されている一次地図情報を取得する(2)。緯度経度で示された地理情報に基づいて、当該地点の周辺地図が取得される。取得した前記一次地図情報に、解読した撮影環境情報に基づいてマーク情報を配置して生成した情報である二次地図情報を表示する(3)。撮影環境情報に含まれる地理情報をマーク情報で表示する場合には、撮影された地点を特定するための目印となるべき、印、文字、アイコン、リンク、画像イメージなどが該当する。これについての詳細は、実施形態8にて説明する。
<実施形態7:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図9に示す。 図9に示す本実施形態の「撮影情報処理装置」(0900)は、「撮影部」(0901)と、「撮影環境情報取得部」(0902)と、「二次画像情報生成部」(0903)と、「二次画像情報送信部」(0904)と、「二次画像情報受信部」(0905)と、「二次画像情報蓄積部」(0906)と、さらに、「撮影環境情報解読部」(0907)と、「一次地図情報蓄積部」(0908)と、「一次地図情報取得部」(0909)と、「二次地図情報表示部」(0910)とからなる。
「撮影環境情報解読部」(0907)は、前記二次画像情報受信部(0905)、又は、前記二次画像情報蓄積部(0906)から二次画像情報を取得し、その二次画像情報に含まれる画像イメージ化撮影環境情報に基づく撮影環境情報を解読する。画像イメージ化されていた撮影環境情報を解読することで、撮影環境情報に含まれる地理情報、時刻情報、撮影パラメータ情報などが認識できるようになる。
「一次地図情報蓄積部」(0908)は、一次地図情報を蓄積する。「一次地図情報」は、加工が施されていない地図情報のことであり、一次地図情報にマークを配置することで二次地図情報となる。また、地域の別、縮尺比率の別などに応じて複数の一次地図情報が蓄積されていることが想定される。
「一次地図情報取得部」(0909)は、前記撮影環境情報解読部(0907)で解読された撮影環境情報に含まれている地理情報に基づいて、前記一次地図情報蓄積部(0908)から一次地図情報を取得する。前述した複数の一次地図情報の中から、得られた地理情報に適した一次地図が選択され、取得される。
「二次地図情報表示部」(0910)は、前記一次地図情報取得部(0909)で取得した前記一次地図情報に、前記撮影環境情報解読部(0907)で解読した撮影環境情報に基づいてマーク情報を配置して生成した情報である二次地図情報を表示する。「マーク情報」は、特定箇所を目立たせるために一次地図情報に付す印のことで、文字、アイコン、リンク、画像イメージなどが該当する。これについての詳細は、実施形態8にて説明する。図では、円のマークで囲むことで、位置を示す様子を示した。これにより、視覚的に地理情報などを把握することができる。 その他各部の処理は、実施形態1から6と同様である。
<実施形態7:処理の流れ> 図10は、実施形態7における撮影情報処理装置による処理の流れの一例を示したものである。二次画像情報を生成する一連の流れについては、すでに実施形態1で説明した通りである。まず、二次画像情報を受信する(二次画像情報受信ステップ S1001)。次に、二次画像情報受信ステップ(S1001)にて受信した二次画像情報、又は、蓄積された二次画像情報を取得し、その二次画像情報に含まれる画像イメージ化撮影環境情報に基づく撮影環境情報を解読する(撮影環境情報解読ステップ S1002)。さらに、撮影環境情報解読ステップ(S1002)にて解読された撮影環境情報に含まれている地理情報に基づいて、蓄積されている一次地図情報を取得する(一次地図情報取得ステップ S1003)。最後に、一次地図情報取得ステップ(S1003)にて取得した前記一次地図情報に、前記撮影環境情報解読ステップ(S1002)にて解読した撮影環境情報に基づいてマーク情報を配置して生成した情報である二次地図情報を表示する(二次地図情報表示ステップ S1004)。
<実施形態7:効果> 本実施形態は、一次地図情報に、取得した二次画像情報を解読して得られた撮影環境情報に基づいて、マーク情報を配置して二次地図情報を表示することに特徴を有する撮影情報処理装置である。地図上にマーク情報が配置されることで、視覚的に地理を捉えることができ、分かりやすい表示が可能となる。また、商品や店舗の画像と共に地図を表示して位置を特定することで、利用者に対する宣伝・広告機能が高まることが期待できる。
<<実施形態8>>
<実施形態8:概要> 実施形態8について説明する。本実施形態は、マーク情報は、撮影環境情報の全部又は一部を、文字、アイコン、リンク、画像イメージ、のいずれか一又は二以上の組み合わせであることに特徴を有する撮影情報処理装置である。
<実施形態8:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例はすでに図9に示したものと同様である。 図9に示す「撮影情報処理装置」(0900)は、「撮影部」(0901)と、「撮影環境情報取得部」(0902)と、「二次画像情報生成部」(0903)と、「二次画像情報送信部」(0904)と、「二次画像情報受信部」(0905)と、「二次画像情報蓄積部」(0906)と、「撮影環境情報解読部」(0907)と、「一次地図情報蓄積部」(0908)と、「一次地図情報取得部」(0909)と、「二次地図情報表示部」(0910)とからなる。
「二次地図情報表示部」(0910)は、前記一次地図情報取得部(0909)で取得した前記一次地図情報に、前記撮影環境情報解読部(0907)で解読した撮影環境情報に基づいてマーク情報を配置して生成した情報である二次地図情報を表示する。マーク情報は、撮影環境情報の全部又は一部を、文字、アイコン、リンク、画像イメージ、のいずれか一又は二以上の組み合わせである。図11は、これらマーク情報の一例を示したものである。図11(a)は、撮影環境情報を文字で表示したものである。文字の表示は、静的、動的いずれの場合もありうる。図では、遊園地の名称のみを示したが、地図と共に住所、最寄り駅などの地理情報が表示されれば便利である。図11(b)は、撮影環境情報をアイコンで表示したものである。アイコンは、当該場所の地理記号などが該当し、商業施設である場合には商標等であってもよい。図11(c)は、撮影環境情報をリンクで表示したものである。リンクは、当該場所のホームページなどに接続できるように指定される表示のことであり、図で示したようにアドレスの他、文字や、アイコン、次に示す画像イメージで表示される場合もありうる。また、図11(d)は、撮影環境情報を画像イメージで表示したものである。模式的な地図上に、画像イメージが表示される場合には、その場所を認識しやすくなり便利である。 その他各部の処理については、実施形態7と同様である。
<実施形態8:効果> 本実施形態は、マーク情報には,撮影環境情報の全部又は一部を、文字、アイコン、リンク、画像イメージ、のいずれか一又は二以上を含むことに特徴を有する撮影情報処理装置である。地図上に、住所、最寄り駅などの撮影環境情報を文字で示すことや、当該場所のホームページなどに接続できるようにリンクで表示することは、利用者が情報を収集する際に便利であり、利用が促進されることが期待できる。また、模式的な地図上に、アイコンや、画像イメージが表示されることで、その場所を認識しやすくなり便利である。
<<実施形態9>>
<実施形態9:概要> 実施形態9について説明する。本実施形態は、解読した撮影環境情報の全部又は一部を送信することに特徴を有する撮影情報処理装置である。
<実施形態9:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図12に示す。 図12に示す本実施形態の「撮影情報処理装置」(1200)は、「撮影部」(1201)と、「撮影環境情報取得部」(1202)と、「二次画像情報生成部」(1203)と、「二次画像情報送信部」(1204)と、「二次画像情報受信部」(1205)と、「二次画像情報蓄積部」(1206)と、「撮影環境情報解読部」(1207)と、「一次地図情報蓄積部」(1208)と、「一次地図情報取得部」(1209)と、「二次地図情報表示部」(1210)と、さらに、「撮影環境情報送信部」(1211)とからなる。
「撮影環境情報送信部」(1211)は、撮影環境情報解読部(1207)で解読した撮影環境情報の全部又は一部を送信する。送信先は、他の撮影情報処理装置でもよいし、実施形態10で説明する撮影情報サーバ装置でもよい。また、撮影環境情報の一部のみを送信する場合には、送信先に合わせてどの部分を送信するか選定できるとしてもよい。 その他各部の処理については、実施形態1から8と同様である。
<実施形態9:効果> 本実施形態は、解読した撮影環境情報の全部又は一部を送信することに特徴を有する撮影情報処理装置である。撮影情報処理装置間で撮影環境情報の送受信ができる場合には、容量の大きい画像のやり取りをしなくても、それに付随する情報のみを取得することができるため、通信時の負荷を減らすことができる。
<<実施形態10>>
<実施形態10:概要> 実施形態10について説明する。本実施形態は、撮影情報処理装置から送信された撮影環境情報に含まれている地理情報に基づいて、蓄積されているサーバ一次地図情報にマーク情報を配置してサーバ二次地図情報を生成する撮影情報サーバ装置である。
図13は、本実施形態の概念の一例を示すものである。本実施形態の撮影情報サーバ装置は、主に実施形態9で説明した撮影情報処理装置との間で情報の送受信を行うためのサーバ装置を想定したものである。まず、撮影情報サーバ装置は、撮影情報処理装置から送信された全部又は一部の撮影環境情報を受信する(1)。次に、受信した前記撮影環境情報に含まれている地理情報に基づいて、蓄積されているサーバ一次地図情報を取得する(2)。その次に、取得した前記サーバ一次地図情報に、受信した撮影環境情報に基づいてマーク情報を配置して生成した情報であるサーバ二次地図情報を送信する(3)。送信先は、撮影情報処理装置などが該当する。サーバ二次地図情報を受信した撮影情報処理装置では、二次地図情報を表示し、利用することができる。
<実施形態10:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図14に示す。 図14に示す本実施形態の「撮影情報サーバ装置」(1400)は、「サーバ撮影環境情報受信部」(1401)と、「サーバ一次地図情報蓄積部」(1402)と、「サーバ一次地図情報取得部」(1403)と、「サーバ二次地図情報送信部」(1404)とからなる。
「撮影情報サーバ装置」(1400)は、主に実施形態9で説明した撮影情報処理装置との間で情報の送受信を行うためのサーバ装置を想定したものである。
「サーバ撮影環境情報受信部」(1401)は、撮影情報処理装置の撮影環境情報送信部から送信された全部又は一部の撮影環境情報を受信する。実施形態9で説明した撮影情報処理装置の撮影環境情報送信部は、撮影環境情報解読部で解読した撮影環境情報の全部又は一部を送信するが、撮影情報サーバ装置においてはこの解読された状態の撮影環境情報を受信する。
「サーバ一次地図情報蓄積部」(1402)は、サーバ一次地図情報を蓄積する。「サーバ一次地図情報」は、撮影情報サーバ装置内に蓄積された、加工が施されていない地図情報のことであり、サーバ一次地図情報にマークを配置することでサーバ二次地図情報となる。また、地域の別、縮尺比率の別などに応じて複数のサーバ一次地図情報が蓄積されていることが想定される。
「サーバ一次地図情報取得部」(1403)は、サーバ撮影環境情報受信部(1401)で受信した前記撮影環境情報に含まれている地理情報に基づいて、前記サーバ一次地図情報蓄積部(1402)からサーバ一次地図情報を取得する。前述した複数のサーバ一次地図情報の中から、得られた地理情報に適したサーバ一次地図が選択され、取得される。
「サーバ二次地図情報送信部」(1404)は、前記サーバ一次地図情報取得部(1403)で取得した前記サーバ一次地図情報に、前記サーバ撮影環境情報受信部(1401)で受信した撮影環境情報に基づいてマーク情報を配置して生成した情報であるサーバ二次地図情報を送信する。「マーク情報」は、特定箇所を目立たせるためにサーバ一次地図情報に付す印のことで、実施形態8にて説明した文字、アイコン、リンク、画像イメージなどが該当する。図では、円のマークで囲むことで、位置を示す様子を示した。これにより、視覚的に地理情報などを把握することができる。送信先は、撮影情報処理装置などが該当する。サーバ二次地図情報を受信した撮影情報処理装置では、二次地図情報を表示し、利用することができる。
<実施形態10:処理の流れ> 図15は、実施形態10における撮影情報サーバ装置による処理の流れの一例を示したものである。撮影情報処理装置から撮影環境情報が送信される一連の流れについては、すでに実施形態9で説明した通りである。まず、撮影情報処理装置から送信された全部又は一部の撮影環境情報を受信する(サーバ撮影環境情報受信ステップ S1501)。次に、サーバ撮影環境情報受信ステップ(S1501)にて受信した撮影環境情報に含まれる地理情報に基づいて、蓄積されているサーバ一次地図情報を取得する(サーバ一次地図情報取得ステップ S1502)。最後に、サーバ一次地図情報取得ステップ(S1502)にて取得した前記サーバ一次地図情報に、前記サーバ撮影環境情報受信ステップ(S1501)にて受信した撮影環境情報に基づいてマーク情報を配置して生成した情報であるサーバ二次地図情報を送信する(サーバ二次地図情報送信ステップ S1503)。
<実施形態10:効果> 本実施形態は、撮影情報処理装置から送信された撮影環境情報に含まれている地理情報に基づいて、蓄積されているサーバ一次地図情報にマーク情報を配置してサーバ二次地図情報を生成する撮影情報サーバ装置である。撮影情報サーバ装置で生成したサーバ二次地図情報を撮影情報処理装置に送信することで、撮影情報処理装置自身は地図情報を蓄積しておくことが不要となるため、負荷が減ることが期待できる。また、撮影情報サーバ装置でサーバ二次地図情報を生成するため、地図により詳細な情報を付加することも可能となり、宣伝・広告機能を高められる。
<<実施形態11>>
<実施形態11:概要> 実施形態11について説明する。本実施形態は、撮影情報処理装置から送信された二次画像情報に含まれる画像イメージ化撮影環境情報を解読し、その解読された前記撮影環境情報に含まれている地理情報に基づいて、蓄積されているサーバ一次地図情報にマーク情報を配置してサーバ二次地図情報を生成する撮影情報サーバ装置である。
図16は、本実施形態の概念の一例を示すものである。本実施形態の撮影情報サーバ装置は、主に実施形態6で説明した撮影情報処理装置との間で情報の送受信を行うためのサーバ装置を想定したものである。まず、撮影情報サーバ装置は、撮影情報処理装置から送信された二次画像情報を受信する(1)。次に、受信した二次画像情報に含まれる前記画像イメージ化撮影環境情報に基づく前記撮影環境情報を解読する(2)。さらに、解読された前記撮影環境情報に含まれている前記地理情報に基づいて、蓄積されているサーバ一次地図情報を取得する(3)。その次に、取得した前記サーバ一次地図情報に、受信した撮影環境情報に基づいてマーク情報を配置して生成した情報であるサーバ二次地図情報を送信する(4)。送信先は、撮影情報処理装置などが該当する。サーバ二次地図情報を受信した撮影情報処理装置では、二次地図情報を表示し、利用することができる。
<実施形態11:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図17に示す。 図17に示す本実施形態の「撮影情報サーバ装置」(1700)は、「サーバ二次画像情報受信部」(1701)と、「サーバ一次地図情報蓄積部」(1702)と、「サーバ撮影環境情報解読部」(1703)と、「サーバ一次地図情報取得部」(1704)と、「サーバ二次地図情報送信部」(1705)とからなる。
「撮影情報サーバ装置」(1700)は、主に実施形態6で説明した撮影情報処理装置との間で情報の送受信を行うためのサーバ装置を想定したものである。
「サーバ二次画像情報受信部」(1701)は、撮影情報処理装置の二次画像情報送信部から送信された二次画像情報を受信する。実施形態6で説明した撮影情報処理装置の二次画像情報送信部は、二次画像情報生成部で生成された二次画像情報を送信するが、撮影情報サーバ装置においてはこの生成された二次画像情報を受信する。
「サーバ一次地図情報蓄積部」(1702)は、サーバ一次地図情報を蓄積する。「サーバ一次地図情報」は、撮影情報サーバ装置内に蓄積された、加工が施されていない地図情報のことであり、サーバ一次地図情報にマークを配置することでサーバ二次地図情報となる。また、地域の別、縮尺比率の別などに応じて複数のサーバ一次地図情報が蓄積されていることが想定される。
「サーバ撮影環境情報解読部」(1703)は、サーバ二次画像情報受信部(1701)で受信した二次画像情報に含まれる前記画像イメージ化撮影環境情報に基づく前記撮影環境情報を解読する。二次画像情報に含まれる前記画像イメージ化撮影環境情報を解読することで、撮影環境情報を得ることができる。
「サーバ一次地図情報取得部」(1704)は、サーバ撮影環境情報解読部(1703)で解読された前記撮影環境情報に含まれている前記地理情報に基づいて、前記サーバ一次地図情報蓄積部からサーバ一次地図情報を取得する。前述した複数のサーバ一次地図情報の中から、得られた地理情報に適したサーバ一次地図が選択され、取得される。
「サーバ二次地図情報送信部」(1705)は、サーバ一次地図情報取得部(1704)で取得した前記サーバ一次地図情報に、前記サーバ撮影環境情報解読部(1703)で解読した撮影環境情報に基づいてマーク情報を配置して生成した情報であるサーバ二次地図情報を送信する。「マーク情報」は、特定箇所を目立たせるためにサーバ一次地図情報に付す印のことで、実施形態8にて説明した文字、アイコン、リンク、画像イメージなどが該当する。送信先は、撮影情報処理装置などが該当する。サーバ二次地図情報を受信した撮影情報処理装置では、二次地図情報を表示し、利用することができる。
<実施形態11:処理の流れ> 図18は、実施形態11における撮影情報サーバ装置による処理の流れの一例を示したものである。撮影情報処理装置から二次画像情報が送信される一連の流れについては、すでに実施形態6で説明した通りである。まず、撮影情報処理装置から送信された二次画像情報を受信する(サーバ二次画像情報受信ステップ S1801)。次に、サーバ二次画像情報受信ステップ(S1801)にて受信した二次画像情報に含まれる前記画像イメージ化撮影環境情報に基づく前記撮影環境情報を解読する(サーバ撮影環境情報解読ステップ S1802)。さらに、サーバ撮影環境情報解読ステップ(S1802)にて解読された前記撮影環境情報に含まれている前記地理情報に基づいて、蓄積されているサーバ一次地図情報を取得する(サーバ一次地図情報取得ステップ S1803)。最後に、サーバ一次地図情報取得ステップ(S1803)にて取得した前記サーバ一次地図情報に、サーバ撮影環境情報解読ステップ(S1802)にて解読した撮影環境情報に基づいてマーク情報を配置して生成した情報であるサーバ二次地図情報を送信する(サーバ二次地図情報送信ステップ S1804)。
<実施形態11:効果> 本実施形態は、撮影情報処理装置から送信された二次画像情報に含まれる画像イメージ化撮影環境情報を解読し、その解読された前記撮影環境情報に含まれている地理情報に基づいて、蓄積されているサーバ一次地図情報にマーク情報を配置してサーバ二次地図情報を生成する撮影情報サーバ装置である。撮影情報サーバ装置で生成したサーバ二次地図情報を撮影情報処理装置に送信することで、撮影情報処理装置自身は画像イメージ化された撮影環境情報を解読する機能を有しておくことが不要となるため、負荷が減ることが期待できる。また、撮影情報サーバ装置でサーバ二次地図情報を生成するため、地図により詳細な情報を付加することも可能となり、宣伝・広告機能を高められる。
0200 撮影情報処理装置
0201 撮影部
0202 撮影環境情報取得部
0203 二次画像情報生成部
0201 撮影部
0202 撮影環境情報取得部
0203 二次画像情報生成部
Claims (15)
- 撮影をすることで一次画像情報を取得するための撮影部と、
前記一次画像情報と関連付けてその撮影の行われた地理情報を含む撮影環境情報を取得する撮影環境情報取得部と、
前記一次画像情報と、その一次画像情報に関連付けられた撮影環境情報と、に基づいて二次画像情報を生成する二次画像情報生成部と、
を有する撮影情報処理装置。 - 前記二次画像情報生成部は、前記撮影環境情報を画像イメージ化した情報である画像イメージ化撮影環境情報を生成して、前記一次画像情報に埋め込み、前記二次画像情報を生成するための画像イメージ化手段を有する請求項1に記載の撮影情報処理装置。
- 前記二次画像情報生成部の前記画像イメージ化手段は,前記画像イメージ化撮影環境情報をバーコード化するバーコード化器を有し、バーコード化された前記画像イメージ化撮影環境情報を前記一次画像情報に配置し、前記二次画像情報を生成する請求項2に記載の撮影情報処理装置。
- 前記地理情報には、経度緯度情報、撮影方向情報、高度情報、のいずれか一又は二以上を含む請求項1から3のいずれか一に記載の撮影情報処理装置。
- 前記撮影環境情報には、時刻情報、天候情報、撮影者を特定するための撮影者特定情報、前記撮影部における撮影パラメータ情報、のいずれか一又は二以上を含む請求項1から4のいずれか一に記載の撮影情報処理装置。
- 前記二次画像情報生成部で生成された二次画像情報を送信する二次画像情報送信部と、
二次画像情報を受信する二次画像情報受信部と、
二次画像情報を蓄積する二次画像情報蓄積部と、
を有する請求項1から5のいずれか一に記載の撮影情報処理装置。 - 前記二次画像情報受信部、又は、前記二次画像情報蓄積部から二次画像情報を取得し、その二次画像情報に含まれる画像イメージ化撮影環境情報に基づく撮影環境情報を解読する撮影環境情報解読部と、
一次地図情報を蓄積する一次地図情報蓄積部と、
前記撮影環境情報解読部で解読された撮影環境情報に含まれている地理情報に基づいて、前記一次地図情報蓄積部から一次地図情報を取得する一次地図情報取得部と、
前記一次地図情報取得部で取得した前記一次地図情報に、前記撮影環境情報解読部で解読した撮影環境情報に基づいてマーク情報を配置して生成した情報である二次地図情報を表示する二次地図情報表示部と、
を有する請求項1から6のいずれか一つに記載の撮影情報処理装置。 - 前記マーク情報は、撮影環境情報の全部又は一部を、文字、アイコン、リンク、画像イメージ、のいずれか一又は二以上の組み合わせである請求項7に記載の撮影情報処理装置。
- 前記撮影環境情報解読部で解読した撮影環境情報の全部又は一部を送信する撮影環境情報送信部を有する請求項1から8のいずれか一つに記載の撮影情報処理装置。
- 請求項9における撮影情報処理装置の撮影環境情報送信部から送信された全部又は一部の撮影環境情報を受信するサーバ撮影環境情報受信部と、
サーバ一次地図情報を蓄積するサーバ一次地図情報蓄積部と、
前記サーバ撮影環境情報受信部で受信した前記撮影環境情報に含まれている地理情報に基づいて、前記サーバ地図情報蓄積部からサーバ一次地図情報を取得するサーバ一次地図情報取得部と、
前記サーバ一次地図情報取得部で取得した前記サーバ一次地図情報に、前記サーバ撮影環境情報受信部で受信した撮影環境情報に基づいてマーク情報を配置して生成した情報であるサーバ二次地図情報を送信するサーバ二次地図情報送信部と、
を有する撮影情報サーバ装置。 - 請求項6における撮影情報処理装置の二次画像情報送信部から送信された二次画像情報を受信するサーバ二次画像情報受信部と、
サーバ一次地図情報を蓄積するサーバ一次地図情報蓄積部と、
前記サーバ二次画像情報受信部で受信した二次画像情報に含まれる前記画像イメージ化撮影環境情報に基づく前記撮影環境情報を解読するサーバ撮影環境情報解読部と、
前記サーバ撮影環境情報解読部で解読された前記撮影環境情報に含まれている前記地理情報に基づいて、前記サーバ一次地図情報蓄積部からサーバ一次地図情報を取得するサーバ一次地図情報取得部と、
前記サーバ一次地図情報取得部で取得した前記サーバ一次地図情報に、前記サーバ撮影環境情報解読部で解読した撮影環境情報に基づいてマーク情報を配置して生成した情報であるサーバ二次地図情報を送信するサーバ二次地図情報送信部と、
を有する撮影情報サーバ装置。 - 撮影により一次画像情報を取得する撮影ステップと、
前記撮影ステップにて取得した一次画像情報と関連付けて撮影環境情報を取得する撮影環境情報取得ステップと、
前記一次画像情報と、前記撮影環境情報とに基づいて二次画像情報を生成する二次画像情報生成ステップと、
を有する撮影情報処理方法。 - 二次画像情報を受信する二次画像情報受信ステップと、
前記二次画像情報受信ステップにて受信した二次画像情報、又は、蓄積された二次画像情報を取得し、その二次画像情報に含まれる画像イメージ化撮影環境情報に基づく撮影環境情報を解読する撮影環境情報解読ステップと、
前記撮影環境情報解読ステップにて解読された撮影環境情報に含まれている地理情報に基づいて、蓄積されている一次地図情報を取得する一次地図情報取得ステップと、
一次地図情報取得ステップにて取得した前記一次地図情報に、前記撮影環境情報解読ステップにて解読した撮影環境情報に基づいてマーク情報を配置して生成した情報である二次地図情報を表示する二次地図情報表示ステップと、
を有する撮影情報処理方法。 - 撮影情報処理装置から送信された全部又は一部の撮影環境情報を受信するサーバ撮影環境情報受信ステップと、
前記サーバ撮影環境情報受信ステップにて受信した撮影環境情報に含まれる地理情報に基づいて、蓄積されているサーバ一次地図情報を取得するサーバ一次地図情報取得ステップと、
前記サーバ一次地図情報取得ステップにて取得した前記サーバ一次地図情報に、前記サーバ撮影環境情報受信ステップにて受信した撮影環境情報に基づいてマーク情報を配置して生成した情報であるサーバ二次地図情報を送信するサーバ二次地図情報送信ステップ と、
を有する撮影情報処理方法。 - 撮影情報処理装置から送信された二次画像情報を受信するサーバ二次画像情報受信ステップと、
前記サーバ二次画像情報受信ステップにて受信した二次画像情報に含まれる前記画像イメージ化撮影環境情報に基づく前記撮影環境情報を解読するサーバ撮影環境情報解読ステップと、
前記サーバ撮影環境情報解読ステップにて解読された前記撮影環境情報に含まれている前記地理情報に基づいて、蓄積されているサーバ一次地図情報を取得するサーバ一次地図情報取得ステップと、
前記サーバ一次地図情報取得ステップにて取得した前記サーバ一次地図情報に、サーバ撮影環境情報解読ステップにて解読した撮影環境情報に基づいてマーク情報を配置して生成した情報であるサーバ二次地図情報を送信するサーバ二次地図情報送信ステップ と、
を有する撮影情報処理方法。
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