JP2006011324A - カメラ用把手付三脚 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型軽量で安定性がよく、持ち運び用把手としても用いうる小型のカメラ用把手付三脚であって、特に多様な撮影姿勢を持たせることができるカメラ用把手付三脚を提供する。
【解決手段】 天板1にT字孔2が穿鑿されており、天板1の先端に孔7を持つ前脚5が、天板1の後方に把手11が掛け渡された後脚8が、それぞれ天板に対して回動可能に設けられていて、三脚ネジをT字孔2もしくは孔7を通してカメラ本体の三脚ネジ穴にネジ締めしてカメラ下面に装着し、把手7を握って持ち運びを行うとともに、前脚5と後脚8、もしくは後脚部でカメラを支持し三脚撮影を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カメラ用三脚、特に常時装着可能で持ち運び用把手としても用いうるカメラ用把手付三脚に関する。
写真用カメラでの撮影に際し、セルフタイマーによる撮影、リモコン撮影や長時間露出撮影の際は三脚を用いるのが一般的である。
通常、カメラと三脚は取り外した状態で持ち運び、撮影時に三脚をカメラに装着して撮影を行っていた。しかし、通常の三脚は大きくて重いため携帯に不便である。また、撮影の度に取り付け、取り外ししなければならず、脱着作業が煩雑である。
そこで、本願出願人は既に特許文献1において常時取り付け可能な小型の三脚を開示している。
図6に示したように、T字板30の両端に固定脚31が、先端に調節脚32が備わっており、調節脚32はロック33を備えて高さ調整ができるようになっており、T字孔34の任意位置に三脚ネジを通してカメラ本体の三脚ネジ穴に取り付けるものである。開示発明のカメラ用三脚は小型で軽量なため常にカメラに取り付けておくことができ、三脚利用時は適当な台に載置するだけで三脚撮影が可能になるため、非常に便利に用いられている。
一方、カメラには通常持ち手が付いておらず、持ち運びに適さない形体であるものが多い。そこで、一般にはカメラ本体にストラップや肩紐を取り付けて持ち運びに用いている。しかし、ストラップや肩紐では、カメラを体からぶら下げるだけなのでカメラの位置が定まらず、カメラが人や物に接触しないよう常に相応の注意を払わなければならない。
そのため、カメラに硬質の把手を取り付けたいという要求がある。カメラ本体に外部部品を取り付けられる部位は限られており、把手を取り付けても撮影時に邪魔にならない取り付け部位としては第一に三脚ネジ穴が考えられる。しかし、把手を取り付けると当然三脚は取り付けられないこととなる。そこで、小型三脚と把手が一体となったものが望まれる。
この問題を解決するべく、本願出願人は小型の把手付三脚を出願した。この把手付三脚は、孔が設けられた天板の下面の3端にそれぞれ脚を備え、脚のうち2本に把手が掛け渡されていて、三脚ネジを天板の下方から孔に通してカメラ本体の三脚ネジ穴にネジ締めしてカメラ下面に装着するものである。
この把手付三脚をカメラ下面に装着すると、三脚に備わる把手を持ち手としてカメラを気軽に持ち運べ、そのまま地面や台面に載置して三脚撮影を行うことができる。この把手付三脚は、軽量、安価に作製することができ、使い勝手が非常に良いため重宝されている。
しかし、この把手付三脚はカメラを横にして撮影するヨコ位置撮影が前提とされており、カメラを縦にして垂直方向を広く撮るタテ位置撮影に利用することは想定されていなかった。また、3本の脚のうち1本を調整脚として高さ調整をできるようにし、台面に対して仰角、俯角を持たせることができる態様の三脚も開示されているが、脚が短いため仰角、俯角の設定範囲に限度があった。
特開2002−139790号公報
そこで本発明が解決しようとする課題は、小型軽量で安定性がよく、持ち運び用把手としても用いうる小型のカメラ用把手付三脚であって、特に多様な撮影姿勢を持たせることができるカメラ用把手付三脚を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明のカメラ用把手付三脚は、
天板と前脚部と後脚部からなり、前脚部は前脚と前脚ロック機構で形成され後脚部は後脚と後脚ロック機構と把手で形成されており、孔が設けられた天板の一側面に1本の前脚と2本の後脚がそれぞれ回動可能に天板に軸支されて備わっており、後脚の回転軸が同一直線上に位置し後脚に棒体が掛け渡されて把手となっており、後脚に後脚の開度を固定する後脚ロック機構が備えられており、前脚に脚の開度を固定する前脚ロック機構が備えられており、前脚に孔が設けられていて、三脚ネジを天板もしくは前脚に設けられた孔に通してカメラ本体の三脚ネジ穴にネジ締めしてカメラ下面に装着し、天板にカメラを装着した場合は前脚および後脚が接地し、前脚にカメラを装着した場合は後脚部もしくは後脚部と天板の端部が接地してカメラを固定することを特徴とする。
天板は三角形やT字型などに形成され、三頂点にそれぞれ前脚と2本の後脚が配されている。前脚及び後脚は上端が回転軸を介してそれぞれ回動可能に天板に軸支されている。回転軸付近にそれぞれの脚の回動を規制するロック機構が備わっている。ロック機構の操作部は締め込みネジや締め込みレバー等、片手で容易に操作できる形態のものとし、操作部を操作することで回転軸を締め込んで脚を固定する物であればよい。2本の後脚には把手が掛け渡されており、カメラを装着した際にカメラを持ち運ぶ持ち手となっている。
天板と前脚にはそれぞれ孔が穿たれており、天板と前脚のどちらにもカメラを装着することができるようになっている。
本発明のカメラ用把手付三脚は、通常は三脚ネジを天板の孔に通してカメラの底面に装着し、カメラと一体として携帯する。本発明の三脚は構造が非常に簡素であるので、小型軽量に形成できる。したがってカメラと共に持ち運ぶことがほとんど苦にならない。
カメラをカメラバッグ等に収納して携行する場合は、前脚と後脚を天板の下面に沿わせるように収納すると、把手付三脚を非常に薄くすることができ、スペースを取らないため、既製カメラバッグにも不都合なく収納できる。
裸体のカメラを持ち運ぶ際は、後脚に掛け渡された把手を握ってカメラを簡単に持ち運ぶことができる。この場合は、前脚を天板下面に折りたたみ、後脚は天板にほぼ垂直としてロックで固定し、後脚だけを立てた状態で使用する。
カメラ本体は通常、箱体で取っ掛かりがなく、持ち運びに適さない形体だが、本発明のカメラ用把手付三脚をカメラ本体に装着すると、カメラ用把手付三脚がカメラの持ち手として機能し、非常に持ち運びがしやすくなる。また、把手によって持ち運びを行うと、カメラ本体が常に手先に位置するため、カメラを人や物に接触させる危険が低減される。
手持ちでカメラ撮影を行う場合は、本発明のカメラ用把手付三脚を装着したままカメラを手に持って撮影する。この際は、脚を天板の下面に沿わせるように畳んで使用する。本発明の把手付三脚は小型軽量であるため、撮影時も殆ど邪魔にならない。
三脚撮影を行う際は、本発明の三脚を天板の孔を通してカメラに装着したまま、三脚の脚を立ててカメラを地面や適当な高さの台に載置し、3本の脚でカメラを支持固定して撮影を行う。本発明の三脚は3本の脚でカメラを支持するため、台面が平らでない場合も安定に固定することができる。
また、前脚と後脚は天板に回動自在に接続されているため、それぞれの脚の開度で脚の高さを調整することができる。脚が天板に対して直角の状態が最も脚の高さが高く、脚を回動して傾けるに従って脚の高さが低くなる。任意の角度でロック機構を締め込んで固定すると、任意の高さの脚とすることができる。したがって、前脚と後脚の高さを違えることで、傾斜のある台面上に載置して光学軸を平行にして撮影を行ったり、水平な台面に載置してローアングル、ハイアングルで撮影することができる。
本発明の把手付三脚は小型で目立たないため、ショーケースにカメラをディスプレイする際にも便利に利用することができる。
なお、天板に設けられる孔を長孔とすると、カメラ本体の形状や三脚ネジ穴の位置に合わせて三脚ネジを通す位置を選択できるようになり、非常に都合がよい。
例えばコンパクトカメラの場合、三脚ネジ穴がカメラの端についていることが多く、三脚の中央の孔に三脚ネジを通してカメラに取り付けると、カメラの重心バランスが悪くなることがある。また、カメラに大型のレンズを取り付けた場合、カメラの重心が三脚ネジ穴より前方に遷移して、中央の孔にカメラを取り付けると三脚の安定が悪くなることがある。
しかし、本態様のカメラ用把手付三脚では、カメラに取り付ける部位を適宜選択できるため、常に三脚の安定性を高くすることができる。コンパクトカメラに使用する場合はカメラに対して横方向に長い孔を設け、大型カメラに使用する際は縦方向に長い孔を設けると良い。さらに、長孔を枝孔を持つT字孔にすると、コンパクトカメラにも大型カメラにも使用できるようになり、適用の幅が広がる。T字の天板にT字の孔を設けたものは、使用上、デザイン上共に優れており重宝である。
一方、例えば台上に置かれた小型の被写体を斜め上から撮影する場合や、地面にカメラを設置して人物のポートレートを撮る場合など、台面の傾斜と希望するカメラの光学軸が大きく異なる場合は、本発明の三脚の前脚に備わった孔にカメラを装着して撮影を行う。カメラを前脚に備わった孔に装着した場合は、後脚の先端部と、天板の端部もしくは後脚の側面が接地して三脚とカメラを固定する。この場合、後脚部で三脚とカメラを支え、天板がほぼ直立して天板の上端に前脚部とカメラが位置するようになる。
通常、前脚とカメラの光学軸が平行になるようにカメラを装着する。接地している後脚に対して天板が回動自在になっており、前脚は天板に対して回動自在になっている。したがって、台面に対して前脚の角度が自由に設定できるため、前脚を回動させて前脚に装着されたカメラの光学軸角度を変え、ローアングルからハイアングルまで自在な三脚撮影を行うことができる。
例えば、後脚が台面に平行になっている場合、天板を後脚に対して垂直に固定し、前脚を天板に対して垂直に固定すると、後脚と前脚が平行になり、台面とカメラの光学軸を平行にして撮影を行うことができる。この状態から、前脚の開度を大きくしていくと、前脚の先端が上を向き、カメラも共に上を向くため、カメラの光学軸に仰角を持たせてローアングルでの撮影を行うことができる。逆に前脚の開度を小さくしていくと、前脚と共にカメラの光学軸が下向きになり、被写体を斜め上方から撮影できるようになる。
大型のカメラを使用する場合や、カメラに大型のレンズが装着されている場合は、カメラの姿勢を変えると重心位置が大きく変わり三脚が不安定になることがあるが、本発明の把手付三脚では、天板が後脚に対して自由に回動するようになっているため、カメラの重心位置に応じて天板の回動角を調整し、常に後脚の上方に重心を位置させることができる。したがって、常に安定した三脚撮影を行うことができる。
このように本発明のカメラ用把手付三脚では、天板と前脚の角度を調整することで、非常に自由にカメラの姿勢を変更することができ、極端なローアングルからハイアングルまで、安定して撮影できる角度の範囲が非常に大きい。
さらに、カメラを前脚に装着する際に、カメラを装着する向きを変えることでより自由な撮影をすることができる。例えば、前脚が地面に対して垂直になっている状態で、カメラを縦にしカメラの底面を鉛直にして前脚に装着すると、タテ位置での撮影を行うことができる。この状態から、三脚ネジを中心としてカメラの装着角度を360°変更できるので、タテ位置でのアオリ撮影なども可能である。
なお、天板の先端に突起を設け、突起を介して前脚を接続すると、前脚の回動可能な範囲が広がると同時に、カメラを装着した際にカメラと天板の間に距離を作ることができ、カメラと天板が干渉しにくくなるため、より多様な撮影姿勢をとることができ便利である。
また、本発明のカメラ用把手付三脚は前脚にカメラを装着して三脚撮影を行う際に接地する部位に石突きを備えると、より確実に台面に固定することができるので便利である。後脚のロック機構を締め込みネジとし、締め込みネジのネジ頭が接地して石突きの役割を果たすようにすると構造が簡素になり具合がよい。
以上のように本発明のカメラ用把手付三脚によれば、小型軽量でカメラと一体として携帯しても邪魔にならず、任意の台に設置した際に台の高さや台面の形状に合わせてカメラを非常に自由な撮影姿勢で安定に固定することができ、把手としても利用できるカメラ用把手付三脚を提供することができる。
以下、本発明について実施例に基づき図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の1実施例におけるカメラ用把手付三脚の斜視図である。T字型に形成された天板1にT字型のT字孔2が穿設されており、天板1の前端に突起3が設けられている。突起3にはボルト4が貫通しており、U字型の棒体がボルト4に軸支されて前脚5を形成している。ボルト4の先端にネジが切られておりネジ部に蝶ネジ6が螺合している。前脚5とボルト4により孔7が形成されている。天板1の後部は両翼の端部が直角に折り曲げられており、それぞれに直棒体の後脚8が締め込みネジ9に軸支されて備わっている。締め込みネジ9は一端がネジ頭10になっており、他端の先端にネジが切られていてナットが配されている。後脚8には天板1に平行に把手11が掛け渡されている。
前脚5はボルト4に軸支されて回動自在になっており、蝶ネジ6を締め込むと開度が固定される。後脚8も同様に締め込みネジ9に軸支されていて、ネジ頭10を操作して開度を固定、解放することができる。把手11と天板1の間には指を入れられる間隙があり、把手11を手で握ることができるようになっている。
本実施例のカメラ用把手付三脚は、天板1に設けられたT字孔2もしくは前脚5の孔6にカメラの三脚ネジを通してカメラの底面に装着する。
図2は本実施例のカメラ用三脚の天板にカメラを装着した状態を示す斜視図である。
T字孔2の中央部に天板1の下方から三脚ネジ20が通されており、天板1のの上面にパッキン21を介してカメラ22が装着されている。図中では前脚5は天板1に垂直な状態で蝶ネジ6に固定されており、後脚8は天板1に対して約120°開いた状態で締め込みネジ9に固定されていて、前脚5と後脚8の高さが等しくなっている。この状態で本実施例のカメラ用把手付三脚とカメラ22を水平な台面に載置すると、カメラの光学軸を水平にしてカメラを固定し、三脚撮影を行うことができる。
この状態から前脚5の開度を大きくしていくと、前脚5の高さが小さくなる。適当な角度で蝶ネジ6を締め、台面に載置すると、後脚8より前脚5の方が高さが小さくなり、天板1およびカメラ22の光学軸に俯角が付く。反対に、後脚8の開度を大きくしていくと、後脚8の高さが小さくなり、カメラ22の光学軸に仰角を与えて三脚撮影を行うことができる。
手持ちでカメラ撮影を行う際は、前脚5および後脚8を天板1に添わせるように天板1下面に収納し、本発明のカメラ用把手付三脚をカメラ22に装着したままカメラ本体を手に持って撮影を行う。前脚5と後脚8を天板1下面に収納すると、カメラ用把手付三脚がコンパクトになり撮影の邪魔にならない。
また、カメラ本体をカメラバッグやカメラケースに格納して保管、携帯する際も本実施例の三脚を取り付けたままバッグに入れることができる。本実施例の三脚は小型で簡素な構造であり、安価に製造できるため、カメラ1体に三脚1個を常時装着して、カメラと一体として格納、携帯、撮影に用いると良い。例えば大型のレンズを装備したカメラ等をショーケースやコレクションケースにディスプレイする際にカメラを水平に保つ架台として利用しても便利である。
カメラを携行するときは、前脚5を収納し、後脚8を天板1にほぼ垂直に立てて締め込みネジ9により固く固定し、後脚8に備わった把手11を手に握って持ち運ぶ。本実施例の三脚は、箱体で取っ手がないカメラの把手として機能し、カメラ22の把持が簡単になる。把手を持ってカメラを携帯するとカメラが常に手先に位置するため、人や物にカメラを接触させる危険が減り、他人とのトラブルやカメラの損傷を回避することができる。
さらに、本実施例のカメラ用把手付三脚は、カメラを前脚に備わった孔に装着すると、より多様な撮影姿勢で三脚撮影を行うことができる。
図3、図4、図5は本実施例のカメラ用把手付三脚の前脚にカメラを装着した状態を表す側方斜視図である。
図3に示したように、通常は前脚5とカメラの光学軸が平行になるように前脚5に備わった孔7の内側から三脚ネジ20を通してカメラ22を装着する。孔7にカメラ22を装着して三脚撮影する際は、脚8の先端部とネジ頭10が接地して三脚とカメラを支持する。
図3では、天板1が後脚部の接地面に対して約120°になっており、前脚5が天板1に対して約30°になっている。その結果、カメラ22の光学軸は俯角約30°になっており、被写体を斜め上方から撮影する姿勢になっている。この状態から、前脚5の開度を変えて、カメラ22の仰角俯角を自由に設定することができる。本実施例のカメラ用把手付三脚では、前脚5が接地している後脚部の角度姿勢に影響されず、前脚5を自由に回動させることができるため、カメラの光学軸を自由に設定することができる。
大型のレンズを装着しているときなどで、カメラ22の姿勢を変えると重心位置が変化して三脚が不安定になる場合は、天板1の開度を調整して重心が後脚部の接地点の中央に位置するようにすればよい。
図4はカメラ22の光学軸に極端な仰角を与えた状態を示している。この姿勢では、カメラ22の重心が天板1の上面側に位置していて、後脚8が天板1の下面側に位置する通常の姿勢では三脚が天板1の上面側に転倒してしまう。そこで、天板1を後脚部の接地面に対して約270°の開度とし、天板1の上面側に後脚8が位置するように姿勢を変更し、安定を保持している。本実施例のカメラ用把手付三脚は後脚8が天板1に対してほぼ360°自由に回動するため、多様な姿勢で安定してカメラ22を固定することができる。
また、本実施例のカメラ用把手付三脚では、タテ位置撮影も行うことができる。図5はタテ位置撮影を行うためにカメラを装着した状態を示している。後脚部の接地面に対して天板1が約120°になっており、前脚5は天板1に対して約30°、接地面に対して鉛直になっている。この状態で、カメラ22をタテにし、カメラ22の底面を鉛直にして前脚5の上方から三脚ネジ20を孔7に通してカメラ22を装着する。この姿勢では、カメラ22をタテ位置で固定し、タテ位置による三脚撮影を行うことができる。カメラ用把手付三脚をこの状態に固定し、三脚ネジ20を中心としてカメラ22を上下に回動すると、カメラ22の光学軸に仰角俯角をつけ、タテ位置によるローアングル、ハイアングル撮影を行うこともできる。
その他、要求に応じて非常に様々な姿勢で三脚撮影を行うことができる。
以上説明した通り本発明のカメラ用把手付三脚は、非常に多様な姿勢でカメラを安定に固定して三脚撮影を行うことができるうえ、小型軽量でカメラと一体として携帯しても邪魔にならず、カメラの持ち手としても利用することができる。
本発明の1実施例におけるカメラ用把手付三脚の斜視図である。 本実施例のカメラ用三脚の天板にカメラを装着した状態を示す斜視図である。 本実施例のカメラ用把手付三脚の前脚にカメラを装着した状態を表す第一の側方斜視図である。 本実施例のカメラ用把手付三脚の前脚にカメラを装着した状態を表す第二の側方斜視図である。 本実施例のカメラ用把手付三脚の前脚にカメラを装着した状態を表す第三の側方斜視図である。 従来のカメラ用三脚を表す斜視図である。
符号の説明
1 天板 2 T字孔 3 突起 4 ボルト 5 前脚 6 蝶ネジ 7 孔 8 孔脚 9 締め込みネジ 10 ネジ頭 11 把手 20 三脚ネジ 21 パッキン 22 カメラ 30 T字板 31 固定脚 32 調節脚 33 ロック 34 T字孔

Claims (5)

  1. 天板と前脚部と後脚部からなる把手付三脚であって該前脚部は前脚と前脚ロック機構で形成され、該後脚部は後脚と後脚ロック機構と把手で形成されており、孔が設けられた該天板の一側面に1本の前記前脚と2本の前記後脚がそれぞれ回動可能に該天板に軸支されて備わっており、該後脚の回転軸が同一直線上に位置し該後脚に棒体が掛け渡されて前記把手となっており、該後脚に該後脚の開度を固定する前記後脚ロック機構が備えられており、該前脚に該前脚の開度を固定する前記前脚ロック機構が備えられており、前記前脚に孔が設けられていて、三脚ネジを前記天板もしくは前記前脚に設けられた前記孔に通してカメラ本体の三脚ネジ穴にネジ締めしてカメラ下面に装着し、前記天板にカメラを装着した場合は前記前脚および前記後脚が接地し、前記前脚にカメラを装着した場合は前記後脚部もしくは前記後脚部と前記天板の端部が接地してカメラを固定することを特徴とするカメラ用把手付三脚。
  2. 前記後脚部もしくは前記天板のカメラを前記前脚に装着した場合に接地する部位に石突きが備わっていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ用把手付三脚。
  3. 前記後脚ロック機構が2本の前記後脚にそれぞれ1個ずつ備えられた締め込みネジであり、前記前脚にカメラを装着した際に前記後脚と該締め込みネジのネジ頭が接地してカメラを固定することを特徴とする請求項1に記載のカメラ用把手付三脚。
  4. 前記天板に棒状の突起が固設されており、該突起の先端部に前記前脚が軸支されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のカメラ用把手付三脚。
  5. 前記天板がT字板であり前記孔が該T字板の形状に沿って設けられたT字孔であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のカメラ用把手付三脚。
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