JP2006011265A - 画像形成方法および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】中間転写体を用いた画像形成装置において、良好な転写性を常に得ることができまた中間転写体に異常が存在する時には適切な対処ができるようにする。
【解決手段】中間転写体ベルト136上の画像形成範囲と対応した所定範囲に亘って、中間転写体ベルト136上に形成された像を印刷用紙に転写する第2転写部210における転写バイアス状態を出力電流検出部234で検知する。判断部236と転写出力電圧決定部238とは、この検知結果に基づいて転写高電圧電源222を制御することで、画像形成条件としての転写バイアスを調整する。また、検知結果が異常であると判断部236が判断すると、異常対応処理部260は、異常履歴を記憶部262に記憶する、異常情報を報知部264でユーザに報知する、あるいは停止制御部266を介して画像形成処理を停止させるなど、中間転写体ベルト136に特性異常が発生していることに応じた処理を行なう。
【選択図】図2
【解決手段】中間転写体ベルト136上の画像形成範囲と対応した所定範囲に亘って、中間転写体ベルト136上に形成された像を印刷用紙に転写する第2転写部210における転写バイアス状態を出力電流検出部234で検知する。判断部236と転写出力電圧決定部238とは、この検知結果に基づいて転写高電圧電源222を制御することで、画像形成条件としての転写バイアスを調整する。また、検知結果が異常であると判断部236が判断すると、異常対応処理部260は、異常履歴を記憶部262に記憶する、異常情報を報知部264でユーザに報知する、あるいは停止制御部266を介して画像形成処理を停止させるなど、中間転写体ベルト136に特性異常が発生していることに応じた処理を行なう。
【選択図】図2
Description
本発明は、たとえばプリンタ装置、複写装置、ファクシミリ装置、あるいはそれらの機能を有する複合機など、所定の出力媒体に画像を形成する画像形成方法および画像形成装置に関する。より詳細には、電子写真方式あるいは静電記録方式などにより像担持体上に潜像を形成した後現像して得た像(通常トナー像と言われる)を中間転写体(1次転写材)に転写電界を付与して転写し、中間転写体上の可視像(転写像)を2次転写材である出力媒体に転写電界を付与して転写することにより画像を形成する技術に関する。
たとえばプリンタ装置、複写装置、ファクシミリ装置、複写装置、あるいはそれらの機能を複数有する複合機など、入力された画像に対して所望の画像処理を施した後にこの画像に対応する出力画像を所定の出力媒体上に形成する画像形成装置がある。
たとえば、カラー出力対応の画像形成装置の場合、原稿を読み取ることで得たRGB(もしくはLab(正しくはL*a*b*))画像データを、出力側に応じた減法混色用に適した色信号に変換する。たとえば、Lab信号で表されるLab表色系から、最低3つ(好ましくは4つ)、たとえばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、およびシアン(C)の各色信号で表されるYMC表色系あるいはこれにブラック(K)を加えたCMYK表色系へのマッピング処理をし、プリント出力用に色分解されたラスタデータを生成する。このラスタデータは、読み取った原稿画像に対応する画像を印刷用紙上に形成するプリントエンジンに送られる。プリントエンジンは、受け取ったラスタデータに基づいて、所定サイズの印刷用紙上に画像を形成する。
画像形成装置の画像形成に関わる主要部であるエンジン部の構成としては、たとえば、K,Y,M,Cの出力色ごとに同様の画像形成プロセスを繰り返してカラー画像を形成するもの、たとえば単一のエンジン(感光体ユニット)で各色の画像を順に感光体ドラムなどの像担持体上に形成しつつ、これを1色ずつ中間転写体(1次転写材)に重ね転写して、中間転写体(ここでは像担持体として機能する)上のトナー像を出力媒体(2次転写材)である印刷用紙に転写した後に定着装置を通過させる過程でトナー像を印刷用紙上に永久固着像として定着させることでカラー画像を形成するマルチパス型(サイクル型)のカラー画像形成装置がある。
このマルチパス型のカラー画像形成装置は、カラー画像を出力する場合1色ずつ中間転写体に重ね転写する必要があり、モノクロ画像を出力する場合に対して出力色数倍(前例では4倍)の時間が掛かり、出力指令を発してから出力物が排出されるまでの出力処理時間FCOT(First Copy Out Time )が長くなり生産性が劣る。
マルチパス型におけるカラー画像出力時における出力処理時間FCOTをより短縮化するものとして、各出力色に対応する複数のエンジンを、たとえばK→Y→M→Cの順にインライン状に配列し、K,Y,M,Cの画像を4つのエンジンで並列的(同時進行的)に処理する、すなわち配置位置に応じた時間を隔てて、1色ずつ中間転写体に画像を形成するように構成したタンデム型のカラー画像形成装置がある(特許文献1,2を参照)。
上記の何れの方式も、中間転写機構を備えた中間転写(IBT;Intermediate Belt Transfer)方式のものである点では共通している。
ここで、転写装置は、転写部位で転写材(中間転写体や出力媒体)と像担持体(感光ドラムや中間転写体)との間に強電界を形成し感光ドラムや中間転写体上のトナー像を電気的に転写材に転移させる転移作用と、転写材が感光体から分離されて定着装置において永久固着像として定着されるまでの間トナーを転写材上に保持するためのトナー保持電荷を転写材に供給する電荷供給作用を持つ。
一方、近年、カラープリンタやカラー複写機などのカラー画像形成装置においては、出力画像の高画質化が求められている。特に、濃度の階調とその安定性は、人間が下す画像の良し悪しの判断に大きな影響を与える。
ここで、転写部位に転写材を通過させ、これとともに転写手段に転写バイアスを印加し、これによって形成される電界の作用で像担持体側のトナー像を転写材に転移させるように構成するに際しては、高画質化を図るため、良好な転写性を常に得るべく、常時安定した転写バイアスを印加することが求められる。
このための一手法としては、転写材の裏面に与える電荷量を制御するべく、転写ローラの出力電流値を検出し、検出した出力電流が所望の値に達しているか否かに応じてフィードバック制御を掛ける電流制御の仕組みが考えられている。
この電流制御の一例としては、中間転写体と転写ローラ(RTR;Belt Transfer Roller)の定電圧制御のための電流モニタ機能を有する仕組みがある。たとえば転写動作以前に通紙時に流す電流を推定した転写ローラが一定電流を転写ローラに流し必要する電圧(発生電圧)を保持し、転写時に印加するというバイアス制御方式(ATCV制御方式:Active Transfer Voltage Control )がある。
あるいは特許文献3には、像担持体上を均一に帯電する手段と、像担持体面上に形成されたトナー像を転写材に接触転写する転写手段を含む作像プロセスを適用する画像形成装置において、接触転写手段に印加される転写出力を制御する転写出力制御手段が電圧制御手段であって、転写出力制御手段による定電圧制御時の出力電流値を検出する出力電流検出手段と、出力電流が所望の値に達しているか否かを判断する判断手段と判断手段に基づく定電圧出力値と出力電流検知手段からの入力演算結果より、接触転写手段への転写出力電圧を決定する手段を有し、プリント動作前に少なくとも1回、転写出力制御動作を実施し、プリント動作中の出力電流を監視して補正する仕組みのものが提案されている。
この特許文献3に記載の仕組みによれば、常に転写材に適当な電流を流すことが可能になり、また従来ハードウエアで構成されていた転写高圧制御をソフトウエアを介して行なうことになるので回路構成が単純化し、コストダウンが可能となり、さらに自在なシーケンスが実現できるので、安定な転写高圧制御を実現することができる。
たとえば、定電圧の転写を実現するために特定のタイミングで行なわれるセットアップ(Setup )と呼ばれるサイクルが存在する。このセットアップ時に決められた転写出力に対する電流監視(モニタ)を実施し、そのときの抵抗値を算出することによって任意の一定電圧を出力できるように出力値を決めることができる。
しかしながら、特許文献3に記載の仕組みでは、1次帯電が施された部分にバイアス転写ローラが接した時点から電流モニタを始めるようになっており、セットアップサイクルをベルト状の中間転写体とは非同期に抵抗値を算出できる最短のタイミング(バイアス転写ロール1周分の電流モニタ)のみ実施している。
このため、中間転写体を用いた転写装置において特許文献3に記載の仕組みを利用した場合は、中間転写体の周回方向の所用部分を電流モニタすることができず、中間転写体自体の経時的あるいは部分疲労などの特定の要因による転写特性の部分変化や部分ムラの検出には役に立たないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、中間転写体を用いた画像形成装置においても、良好な転写性を常に得ることのできる、あるいは中間転写体に異常が存在する時には適切な対処ができる仕組みを提案することを目的とする。
本発明に係る第1の画像形成方法は、第1の画像担持体上に潜像を形成し、この潜像を現像して得られた像を、第1の転写材上に転写し、この第1の転写材を第2の画像担持体として、この第2の画像担持体上に転写された像を第2の転写材に転写することで、第2の転写材である出力媒体上に画像を形成する画像形成方法であって、第2の画像担持体上に形成された像を転写部にて第2の転写材に接触転写するに際して、第2の画像担持体上の画像形成範囲と対応した所定範囲に亘って、転写部における転写バイアス状態を検知し、この検知結果に基づいて画像形成条件を制御することとした。
また本発明に係る第2の画像形成方法は、第1の画像担持体上に潜像を形成し、この潜像を現像して得られた像を、第1の転写材上に転写し、この第1の転写材を第2の画像担持体として、この第2の画像担持体上に転写された像を第2の転写材に転写することで、第2の転写材である出力媒体上に画像を形成する画像形成方法であって、第2の画像担持体上に形成された像を転写部にて第2の転写材に接触転写するに際して、第2の画像担持体の所定範囲に亘って、転写部における転写バイアス状態を検知し、この検知結果が所定の正常範囲を超えるか否かを判断し、所定の正常範囲を超える場合には、第1の転写材に特性異常が発生していることに応じた異常対応処理を行なうこととした。
本発明に係る第1の画像形成装置は、上記本発明に係る第1の画像形成方法を実施するのに好適な装置であって、第2の画像担持体(つまり第1の転写材)上に形成された像を第2の転写材に接触転写する転写部と、第2の画像担持体(つまり第1の転写材)上の画像形成範囲と対応した所定範囲に亘って、転写部における転写バイアス状態を検知し、この検知結果に基づいて画像形成条件を制御する制御部とを備えるものとした。
また、本発明に係る第2の画像形成装置は、上記本発明に係る第2の画像形成方法を実施するのに好適な装置であって、第1の画像担持体上に潜像を形成し、この潜像を現像して得られた像を、第1の転写材上に転写し、この第1の転写材を第2の画像担持体として、この第2の画像担持体上に転写された像を第2の転写材に転写することで、第2の転写材である出力媒体上に画像を形成する画像形成装置であって、第2の画像担持体上に形成された像を第2の転写材に接触転写する転写部と、第2の画像担持体の所定範囲に亘って転写部における転写バイアス状態を検知し、この検知結果が所定の正常範囲を超えるか否かを判断する判断部と、判断部が所定の正常範囲を超えると判断したことを条件として、第1の転写材に特性異常が発生していることに応じた処理を行なう異常対応処理部とを備えるものとした。
この第2の画像形成装置は、上記本発明に係る第1の画像形成装置と組み合わせるとさらに好ましい。
また従属項に記載された発明は、本発明に係る画像形成装置のさらなる有利な具体例を規定する。
たとえば、制御部としては、転写部における転写バイアスを制御する転写バイアス制御部を有するものとすることが望ましい。
また、第1の転写材は無端ベルトで構成されたものとするのがよく、この場合、転写バイアス制御部は、第1の転写材(つまり第2の画像担持体)のベルト周回方向の所定範囲に亘って転写バイアスを制御するようにするのがよい。好ましくは、出力電流検部は、第1の転写材のベルト周回方向の1周期分(全周分)における複数の位置にて出力電流値を検出するのがよい。
また、転写バイアス制御部の構成としては、転写部に印加される転写出力を制御する電圧制御部と、電圧制御部による定電圧制御時の出力電流値を検出する出力電流検部と、出力電流検部が検出した出力電流値に基づいて電圧制御部が制御する転写部への転写出力電圧を決定する転写出力電圧決定部とを有するものとするのがよい。
転写出力電圧決定部は、出力電流検部が検知した電流値が所望の値に達しているか否かに基づく定電圧出力値と出力電流検部からの入力演算結果より、転写部への転写出力電圧を決定するのがよい。
また、異常対応処理部は、第1の転写材に特性異常が発生していることの履歴を記憶する記憶部、第1の転写材に特性異常が発生していることの情報を報知する報知部、あるいは画像形成処理を停止させる停止制御部を有するものとするのがよい。
本発明に係る第1の画像形成方法および画像形成装置によれば、第2の画像担持体(つまり第1の転写材)の所定範囲に亘って検知した転写部における転写バイアス状態に基づいて画像形成条件を制御するようにしたので、中間転写体自体の経時的あるいは部分疲労などの特定の要因による転写特性の部分変化や部分ムラを検出しつつ、適切な画像形成条件を設定することができるようになる。
また、本発明に係る第2の画像形成方法および画像形成装置によれば、第2の画像担持体(つまり第1の転写材)の所定範囲に亘って検知した転写部における転写バイアス状態が正常範囲を超えるか否かを判断し、正常範囲を超える場合には第1の転写材に特性異常が発生していることに応じた処理を行なうようにしたので、中間転写体自体の経時的あるいは部分疲労などの特定の要因による転写特性の部分変化や部分ムラが検出された際に、適切な異常対応処理を実行することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置をプリンタに適用した場合における構成例を示す図である。図示するように、プリンタ1の標準構成(以下プリンタ本体100という)は、メインユニット102と、第1の転写材として機能する無端ベルトである中間転写体ベルト136と、標準排出トレイ(CenterTray)154と、手差しトレイ(SMH)180と、メインユニット102の下部側に設置された第1の給紙トレイ(TRAY1 )190とからなる。
プリンタ本体100は、図示しない接続ケーブルやネットワークを介して外部機器に接続可能になっている。たとえば、接続ケーブルは、CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)型LAN(Local Area Network;たとえばIEEE802.3)やギガビット(Giga Bit)ベースのLAN(以下纏めて有線LANという)により図示しないパーソナルコンピュータ(パソコン)などの画像入力端末に接続される。
なお、プリンタ本体100は、ページプリンタ機能を持つプリンタ1を構成する本体部分として利用されるだけでなく、複写機能を持つ複写装置、あるいはファクシミリ送受信機能を持つFAX装置、あるいはページプリンタ機能、複写機能、およびファクシミリ送受信機能などの複数の機能を備えたいわゆる複合機(マルチファンクション機)としての本体部分としても利用することができる。
たとえば、図示を割愛するが、原稿を読み取る画像読取部(スキャナ部)を設けることで、複写機能を持つ複写装置を構成することもできる。あるいは一般加入電話網(PSTN:Public Switched Telephone Network )やISDN(Integrated Switched Digital Network )、またはインターネットを含む他の通信媒体を介して、FAX装置やパソコンなどの画像入力端末と接続するようにすることで、通信インタフェースを介して取得したFAXデータに基づいて印刷出力するFAX装置を構成することもできる。
<基本構成>
プリンタ本体100は、画像入力端末から入力される画像形成データ(たとえばスキャナで読み取られた画像データやパソコンから入力された印刷データなど)により表される画像を、電子写真式の画像形成処理を利用して、普通紙や感熱紙などの記録媒体上に可視画像を形成する(印刷する)すなわち複写する。このため、プリンタ本体100のメインユニット102は、プリンタ1をデジタル印刷システムとして稼働させるためのラスタ出力スキャン(ROS;Raster Output Scan)ベースのプリントエンジンを備える。
プリンタ本体100は、画像入力端末から入力される画像形成データ(たとえばスキャナで読み取られた画像データやパソコンから入力された印刷データなど)により表される画像を、電子写真式の画像形成処理を利用して、普通紙や感熱紙などの記録媒体上に可視画像を形成する(印刷する)すなわち複写する。このため、プリンタ本体100のメインユニット102は、プリンタ1をデジタル印刷システムとして稼働させるためのラスタ出力スキャン(ROS;Raster Output Scan)ベースのプリントエンジンを備える。
メインユニット102の内部には、記録用紙をROSベースの走査出力系103側に搬入したり、あるいは走査出力系103、Y,M,C,Kの各色用のトナーカートリッジ(Toner Cartridge)が配されたカートリッジ部105、およびROSベースの走査出力系103にて印刷された記録紙を標準排出トレイ154や手差しトレイ180に排紙させるための、各種のロール部材(回転体)108などからなる標準搬送系107が収容されている。
手差しトレイ180には、各種のロールや各種の用紙センサ(手差しトレイ用紙残量レベルセンサ182aと手差しトレイ用紙有無検知センサ182bおよび手差しトレイレベルセンサ182c)が設けられている。
ロール部材108としては、たとえば、手差しトレイ1次フィードロール108a、手差しフィードロール対108b、手差しテイクアップロール対108c、レジストロール対(Regi Roll )108d、用紙取出ロール対108eなどが設けられている。
なお、図示を割愛するが、標準排出トレイ154の下部には、プリンタ本体100と組み合わされてオプション的に使用される周辺機器の一例であるトレイキャビネットを設けることが可能になっている。
メインユニット102の下部に配設された第1の給紙トレイ190は、各種のロール192(ピックアップロール192aとフィードロール対192b)や各種の用紙センサ194(用紙残量レベルセンサ194aと用紙有無検知センサ194b)からなるフィーダ部(Feeder)196と、トレイテーブル199を有し、所定サイズ(ストッパの位置切替えにより複数サイズに対応することも可能)の記録用紙を収容するための用紙カセット198とから構成されている。
フィーダ部196は、用紙カセット198から記録用紙を1枚ずつ捲りだしてメインユニット102内の標準搬送系107に送り出す。
ROSベースの走査出力系103は、第1の画像担持体の一例であって感光性部材であるドラムと1次バイアス転写ロールとで第1の転写材の一例である中間転写体ベルトに画像を転写し、この中間転写体ベルトを第2の画像担持体として用いて中間転写体ベルトの転写画像部分と第2の転写材である出力媒体の一例としての記録用紙とを2次バイアス転写ロール対で挟み付けることにより画像を記録用紙に転写することで記録媒体上に画像を印刷(形成)する構成である。
すなわち走査出力系103は先ず、一方向に順次一定間隔をおいて並置されたY,M,C,Kの各色の印刷実行部130(それぞれにY,M,C,Kを付す;その他の部材についても同様;纏めていうときには色を省略して示す)を有する。
中間転写体ベルト136は、図中Xで示すベルト搬送方向に回転するようになっており、その全長(周長)は949.4mmであり、各印刷実行部130の間隔は、90.48mmに設定されている。
印刷実行部130は、第1の画像担持体である感光体ドラム131上に形成されたトナー像を第1の転写材でありかつ第2の画像担持体である中間転写体ベルト136に接触転写する第1転写部として機能するようになっている。
この印刷実行部130の中央部には、感光体ドラム131が配され、この感光体ドラム131の周囲には、感光体ドラム131上に転写されずに残ったトナーを回収するクリーナ132と、感光体ドラム131の表面をトナーと同極性電位に均一に帯電する1次帯電器133と、感光体ドラム131上に形成された潜像をトナー像として顕像化させる現像器134と、トナー出力信号に基づいて潜像を感光体ドラム131に記録するための図示しないレーザ光源、ポリゴンミラー176やその他のミラー177a,177b,177cなどからなる書込走査光学系(ROS Unit)179とが配されている。
また各色用の印刷実行部130の図中上部には、中間転写体ベルト136を挟持するように感光体ドラム131に対向して1次バイアス転写ロール(BTR;Bias Transfer Roll)135が配設されている。
1次バイアス転写ロール135は、たとえばアルミ芯金に所定の樹脂からなる誘電体表面層を設けたもので、感光体ドラム131に対し加圧されている。誘電体層としては、PVDF,PTFE、PFA、FEP、ETFE、PCTFE、PVFなど弗素樹脂の他、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチルテレフタレート)、SI(シリコーン樹脂)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、POM(ポリアセタール)、PC(ポリカーボネート)、PPE(ポリフェニルエーテル)、PAR(ポリアリレート)、PAR(ポリアリレート)、PES(ポリエーテルスルホン)、PSU(ポリスルホン)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PA(ポリアミド)、PI(ポリイミド)、PAI(ポリアミドイミド)、PEI(ポリエーテルイミド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などの樹脂を採用することもできる。特に、PVDFを採用すると、絶縁耐圧、誘電率、表面性などが優れている。
1次バイアス転写ロール135には、図示しない電荷供給源から電荷が供給されることで、1次バイアス転写ロール135の表面電位は所定のバイアス電位(たとえば+1kV程度)に帯電されるようになっている。
この帯電部の構成としては、たとえば外部電源によって交番電圧が重畳された電圧が印加される芯金の外周に、たとえばカーボン分散EPDMなどの低抵抗ゴム層を設け、その表面に抵抗制御層としてカーボン分散を施したウレタン層やエピクロルヒドリンゴム層を設けた帯電ローラを用いることができる。あるいは、コロナチャージャ、ブレード、ブラシなどの帯電部材を利用することもできる。オゾンの発生を抑えかつ高耐久性を実現するには、本実施形態のようにローラ帯電方式を採用するのが好ましい。
中間転写体ベルト136は、複数のベルト搬送ロール137に架けられている。たとえば、図ではアイドルロール(Idle Roll )137a、ドライブ・ステアリングロール(Drive & Steering Roll)137b、バックアップロール(Back Up Roll)137c、プリロール(Pre Roll)137d、およびテンションロール(Tension Roll)137eの5つが設けられている。
複数のベルト搬送ロール137のうちのバックアップロール137cと対向する位置には、2次バイアス転写ロール(2nd BTR )138が配設されている。図中右側に配されたベルト搬送ロール137b近傍には、中間転写体ベルト136上に転写されずに残ったトナーを回収するベルトクリーニングユニット(Belt Cleaning Unit)140が配されている。
2次バイアス転写ロール138は、1次バイアス転写ロール135と同様に、たとえばアルミ芯金に所定の樹脂からなる誘電体表面層を設けたもので、感光体ドラム131に対し加圧されている。誘電体層としては、1次バイアス転写ロール135と同様のものを使用することができる。
バックアップロール137cと2次バイアス転写ロール138とが圧接して、第1の転写材でありかつ第2の画像担持体である中間転写体ベルト136上に形成されたトナー像を第2の転写材でありかつ出力媒体である印刷用紙に接触転写する第2転写部が構成される。中間転写体ベルト136の回転につれてトナー像が第2転写部位に到来すると、これにタイミングを合わせて標準搬送系107から第2の転写材である印刷用紙が第2転写部に供給され、同時に図示しない電荷供給源(たとえば転写高圧用電源)によって2次バイアス転写ロール138に転写バイアスが印加されて、中間転写体ベルト136側のトナー像は第2の転写材(出力媒体/印刷用紙)に転写される。
このため、たとえば2次バイアス転写ロール138には、1次バイアス転写ロール135と同様に、図示しない電荷供給源から電荷が供給されることで、2次バイアス転写ロール138の表面電位は所定のバイアス電位(たとえば+1kV程度)に帯電されるようになっている。
なお、詳細は後述するが、本実施形態の特徴部分として、第2転写部に印加される転写出力を制御する電圧制御部を設け、無端ベルトで構成された中間転写体ベルト136のベルト周回方向の所定範囲に亘って、電圧制御部による定電圧制御時の出力電流値を検出し、検出した出力電流値に基づいて電圧制御部が制御する第2転写部への転写出力電圧を決定することで、第2転写部における転写バイアスを制御するようになっている。帯電部の構成としては、1次バイアス転写ロール135と同様のものを使用することができる。
また、2次バイアス転写ロール138は、たとえば芯金に導電化EPDM発泡層を設け、その表面にPVDF樹脂の誘電体層を設けた構造を採ることもできる。これにより、転写部位において広い転写ニップを確保することで、搬送力を持たせることができ、次の定着プロセスで発生する熱の影響からバックアップロール137cや2次バイアス転写ロール138などの耐熱性が低いものを逃すことができ得る。
また、2次バイアス転写ロール138は、芯金の表面にシリコーンゴムの誘電体層を設けたものを採用することができる。シリコーンゴム層は弾性に富んでおり、適当な加圧力でバックアップロール137cに加圧すれば弾性変形してニップを形成し得る。2次バイアス転写ロール138がニップを形成する際に誘電体層であるシリコーンゴム層(誘電体層)の厚みが変化することで、2次バイアス転写ロール138の電気容量が変化し、ニップ部で2次バイアス転写ロール138の表面電位が振動するため、効率よくトナー像を印刷用紙に転移させることができる。
また、2次バイアス転写ロール138は、芯金に外部から電圧を印加する構成を採用することもできる。一例としては、+1kV程度の直流電圧を印加する。この場合、図示しない帯電ローラ芯金には外部電源によって直流電圧(たとえば+2kV程度)にVpp(たとえば2kV程度)の交番電圧を重畳させた電圧を印加する。これにより、2次バイアス転写ロール138の誘電体層の絶縁破壊を防ぎかつ転写電界を強くすることができ、第2の転写材としての印刷用紙(出力媒体)として、広い種類に対して、良好な転写性能を実現できる。
また、他の一例としては、2次バイアス転写ロール138の芯金に外部から交流電圧(たとえばVpp2kV程度)を印加してもよい。この場合、図示しない帯電ローラ芯金には直流電圧(たとえば+1kV程度)を印加する。これにより、転写ローラ芯金に印加した交流電圧は、転写ローラ誘電体層の帯電均一性を実現できることに加えて、転写部位における振動転写電界を形成することで、トナー像を効率的に第2の転写材である印刷用紙に転移させることができるし、広い種類の第2の転写材(出力媒体、印刷用紙)に対して良好な転写性能を実現することができる。
またメインユニット102内の図中左側には、2次バイアス転写ロール138から送り出された印刷済みの記録用紙を機外に排出するために、2次バイアス転写ロール138の記録用紙の搬送方向下流側に、たとえば定着ロール(フュザーロール;Fuser Roll)139a、定着排出ロール(フュザー排出ロール;Fuser Exit Roll )139bなどの種々の搬送ロールが設けられている。定着ロール139aと定着排出ロール139bとで定着部139が構成されている。
また、標準排出トレイ154の定着部139の後流側には、メインユニット102から送られた記録用紙を機外に排出するための排出ロール(Exit Roll )152が設けられている。
また、プリンタ本体100の中間転写体ベルト136の周回に沿って、パッチ(MOB;Mark On Belt)・自動濃度制御(Auto Density Control)センサ182(以下MOB&ADCセンサ182という)がテンションロール137eと印刷実行部130Kとの間に、またホームポジション(Home Position)センサ184が印刷実行部130Y,130Mの間に、またエッジ(Edge)センサ186が印刷実行部130M,130Cの間に、それぞれ設けられている。
MOB&ADCセンサ182は、安定した画像を得るべく、中間転写体ベルト136上に形成された任意の濃度の参照画像(トナーパッチ/Mark On Belt)である未定着トナー像を検知し、その検知結果に基づいて、露光量や現像バイアスなどのプロセス条件にフィードバックをかけて濃度制御を行なうことで、装置各部の変動が起こっても一定の階調−濃度特性が得られるように制御するために設けられている。
ホームポジションセンサ184は、中間転写体ベルト136における周回の基準位置(ホームポジション)を検出し、その検出結果に基づいて、中間転写体ベルト136の回転速度や位相を所定値に維持するために設けられている。
またエッジセンサ186は、中間転写体ベルト136における側縁(エッジ)を検出し、その検出結果に基づいて、中間転写体ベルト136の横方向移動(ステアリング)を制御するために設けられている。
<基本構成の動作>
このような構成の走査出力系103においては先ず、感光体ドラム131はその表面を1次帯電器133によってトナーと同極性の負に帯電され、VD電位となる。その後、露光光源としてのイエロー(Y)用のレーザ光源(図示せず)は、イエローのトナー出力信号(たとえばオンオフ2値化信号)によって駆動されることで、イエローのトナー出力信号を光信号に変換し、この変換されたレーザ光で感光体ドラム131Yに向けて照射する。これによりレーザ光は、クリーナ132Yによってクリーニングされた後に1次帯電器133Yによって帯電された感光体ドラム131Y上を走査することで、感光体ドラム131Y上に静電潜像を形成する。すなわち、像露光され感光体ドラム131上の露光された部分は電位の絶対値が小さくなり、VL電位となり静電潜像を形成する。
このような構成の走査出力系103においては先ず、感光体ドラム131はその表面を1次帯電器133によってトナーと同極性の負に帯電され、VD電位となる。その後、露光光源としてのイエロー(Y)用のレーザ光源(図示せず)は、イエローのトナー出力信号(たとえばオンオフ2値化信号)によって駆動されることで、イエローのトナー出力信号を光信号に変換し、この変換されたレーザ光で感光体ドラム131Yに向けて照射する。これによりレーザ光は、クリーナ132Yによってクリーニングされた後に1次帯電器133Yによって帯電された感光体ドラム131Y上を走査することで、感光体ドラム131Y上に静電潜像を形成する。すなわち、像露光され感光体ドラム131上の露光された部分は電位の絶対値が小さくなり、VL電位となり静電潜像を形成する。
この静電潜像は、イエローのトナーが供給される現像器134Yによってトナー像として顕像化される。すなわち、現像器134に回転自在に取り付けられた図示しないスリーブ上にトナーが薄層コートされており、このトナーは負に帯電している。スリーブには感光体ドラム131の暗電位VDと明電位VLの間の電位が外部電源によって与えられているので、スリーブ上のトナーは感光体ドラム131の明電位VLの部分のみ転移して静電潜像が顕像化される。
この後、感光体ドラム131Yと1次バイアス転写ロール(BTR;Bias Transfer Roll)135Yとが対をなし中間転写体ベルト136を狭持搬送することで、トナー像は中間転写体ベルト136に転写される。すなわち、中間転写体ベルト136を狭持搬送する過程で、中間転写体ベルト136には1次バイアス転写ロール135から感光体ドラム131の帯電電荷(本例では負電荷)と逆極性の電荷(本例では正電荷)が与えられ、感光体ドラム131上のトナー像は電気的引力によって第1の転写材である中間転写体ベルト136に転移し転写されることで、中間転写体ベルト136が第2の画像担持体として機能するようになる。そして転写後は、クリーナ132によって感光体ドラム131Y上から余分なトナーが除去(クリーニング)される。
同様に、イエローのトナー出力信号に対して順次一定間隔をおいて得られる対応するM,C、Kの各色のトナー出力信号に基づいて1次帯電器133M,133C,133Kによって帯電された感光体ドラム131M,131C,131K上を走査することで、感光体ドラム131M,131C,131K上に静電潜像を順次形成する。
各静電潜像は、各色のトナーが供給される現像器134M,134C,134Kによって順次トナー像とされ、各トナー像は、1次バイアス転写ロール135M,135C,135Kによって中間転写体ベルト136上に順次転写される。そして転写後は、クリーナ132によって感光体ドラム131M,131C,131K上から余分なトナーが除去される。
この転写後は、中間転写体ベルト136の画像が転写された部位(転写画像部分)が、2次バイアス転写ロール138の方向に搬送される。一方、標準搬送系107はレジストロール対108dなどにより、ベルト搬送ロール137cと2次バイアス転写ロール138との当接部に向けて、記録用紙を搬送する。そして、中間転写体ベルト136上の転写画像部分と記録用紙とを2次バイアス転写ロール138で挟み付けながら下流側に搬送することにより、画像を記録用紙に印刷する。
そして、このようにY,M,C,Kの各色のトナー像が順次多重転写された記録用紙は、中間転写体ベルト136から剥離され、定着ロール139aを有する定着部139まで搬送され、定着ロール139aによってトナー像が熱定着されることでトナー像が記録用紙上に固着され、その後、標準排出トレイ154などの機外に排出される。
<画像形成処理に着目した構成例>
図2は、図1に示したプリンタ1(プリンタ本体100)の第2転写部における画像形成処理に着目した構成例の機能ブロック図である。
図2は、図1に示したプリンタ1(プリンタ本体100)の第2転写部における画像形成処理に着目した構成例の機能ブロック図である。
プリンタ本体100は、バックアップロール137cと2次バイアス転写ロール138とで構成され、中間転写体ベルト136上に形成されたトナー像を第2の転写材である印刷用紙に接触転写する第2転写部210と、無端ベルトとして構成された中間転写体ベルト136におけるベルト周回方向の所定範囲に亘って第2転写部210における転写バイアス状態を検知して画像形成条件を制御する印刷制御部220とを備えている。
印刷動作機構部340は、手差しトレイ180や用紙カセット198などを有してなる給紙部342と、印刷処理を実行する印刷部350と、処理済みの用紙に対して排紙処理やパンチング穴形成処理やステープラ処理などの終末処理をする排出処理部360とを備えている。印刷制御部220の制御出力信号CN0は、印刷動作機構部340の給紙部342、印刷部350、および排出処理部360に接続されている。
印刷部350は、印刷用紙を搬送する標準搬送系107を有する搬送部352と、感光体ドラム131上に潜像として形成された文字や画像を現像する現像器134を有する現像部354と、現像部354によって顕在化された文字や画像を中間転写体ベルト136や印刷用紙に対して転写する1次バイアス転写ロール135や2次転写ロール138などを有する印刷実行部としての転写部356と、転写部356によって印刷用紙上に転写された文字や画像を定着させる定着ロール139aなどを有する定着部358(図1の定着部139に相当)とを有している。
なお図では、転写部356のうち、特に、バックアップロール137cと2次バイアス転写ロール138とで構成される第2転写部210を抜き出して示している。
印刷制御部220は、2次バイアス転写ロール138に高電圧を印加する転写高電圧電源222と、第2転写部210における転写バイアスを制御する転写バイアス制御部230とを有している。
転写バイアス制御部230は、基本的には、転写電圧制御手法として、転写ニップ部内に転写材がない状態で一定電流値を2次バイアス転写ロール138に流し、その時の発生電圧から転写時に印加する転写電圧を決定する手法を採る。このように非通紙時に転写の系全体のインピーダンス(抵抗値)を検知することで転写ローラの抵抗値が変化してもそれに応じた適正転写バイアスを印加できるようにする。
このため転写バイアス制御部230は、第2転写部210の転写高電圧電源222に印加される転写出力を制御する電圧制御部232と、電圧制御部232による定電圧制御時の転写高電圧電源222の出力電流値を検出する出力電流検出部234とを有している。
また転写バイアス制御部230は、出力電流検出部234で検知された出力電流が所望の値に達しているか否かを判断する判断部236と、出力電流検出部234が検出した出力電流値に基づき、電圧制御部232が制御する第2転写部210(詳しくは転写高電圧電源222)への転写出力電圧を決定する転写出力電圧決定部238とを有している。
電圧制御部232は、転写高電圧電源222を制御することで、2次バイアス転写ロール138に印加する電圧をデジタル的に増減させる機能を持つ。
出力電流検出部234は、2次バイアス転写ロール138からバックアップロール137cに流入する電流を検出する機能を持つ。電流を検出するタイミングは、ATCV方式同様に非通紙時とし、中間転写体ベルト136の周方向ムラを補正するために、中間転写体ベルト136の1周分発生電圧(その結果としての電流モニタ値)を電流モニタの範囲としてサンプリングして平均化する。
なお、電流モニタを要する範囲は、1周分に限らず、画像形成範囲(周回方向の出力サイズに相当)と対応した範囲でよく、たとえば位相同期を取ることで、出力サイズごとに中間転写体ベルト136における一定範囲を転写範囲とする場合には、その転写範囲(周回方向の出力サイズに相当)のみを電流モニタの範囲にしてもよい。
この非通紙時としては、たとえば、電源投入直後の前多回転と呼ばれる、レーザプリンタ立上げ時に実施される感光体ドラム131や中間転写体ベルト136表面の洗浄化、表面電位の均一化、および定着部139の加熱などを目的とした一連の装置駆動時や、プリント動作直前に行なわれるセットアップタイムを利用するのがよい。こうすることで、電流モニタ用に専用の処理サイクルを設ける必要がなく、出力指令を発してから出力物が排出されるまでの出力処理時間FCOT(First Copy Out Time )に影響を与えない。
転写出力電圧決定部238は、流入する電流が所望の値に達しているか否かを判断する判断部236の判断結果を用いて、2次バイアス転写ロール138からバックアップロール137cに流入する電流を一定値に収束させ、ATCV方式の定電流回路と同等の制御を可能としている。
すなわち転写出力電圧決定部238は、判断部236の判断結果CN3に基づく定電圧出力値と中間転写体ベルト136の周回方向の所定範囲に亘って検知される出力電流検出部234からの入力演算結果に基づいて、第2転写部210への転写出力電圧を決定するように構成されている。電流と電圧との関係から、結果的には、印字動作前の第2転写部210の抵抗値を検知することと等価となる。
たとえば、転写出力電圧決定部238は、判断部236の判断結果を参照して、デジタル的に電圧を変化させる制御情報CN1を電圧制御部232に供給する。このようにして電圧制御部232に転写出力電圧決定部238からの制御情報CN1が入力されると、電圧制御部232は転写高電圧電源222に対してデジタル的に電圧を変化させる動作を始める。一例として、電圧制御部232では0〜5Vのアナログ電圧に変換され、さらに転写高電圧電源222の出力電圧が0〜5kVの範囲で制御されるようになる。
つまり、転写バイアス制御部230は、中間転写体ベルト136の周回方向の所定範囲に亘って出力電流をモニタすることで、2次バイアス転写ロール138からバックアップロール137cに流入する電流を一定値に収束させ、第2転写部210の転写バイアスを制御するPTVC(Programmable Transfer Voltage Control )方式を採用している。
なお、第2の画像担持体である印刷用紙がバックアップロール137cと2次バイアス転写ロール138とで構成される第2転写部210を通紙中に、転写材を介して流れる電流を検出し、転写出力電圧に補正をかけることで、さらに高精度な制御を行なうこともできる。この際には、転写電流の値を一定値に絞るのではなく、ある範囲を持たせることによって転写性のラチチュードを広く取るようにする。一定値に絞ることは定電流制御を実施することと同様の作用となり、その結果、小サイズ紙転写時に、転写電流が2次バイアス転写ロール138とバックアップロール137cが接触した部分で多く流れ、転写不良となってしまう問題を回避するためである。
転写電流は環境変動の影響を受け、第1の転写材(かつ第2の画像担持体)である2次バイアス転写ロール138の抵抗や第2の転写材である印刷用紙の抵抗によって変化してしまうが、通紙中にも電流モニタを行なって転写電圧にフィードバック制御を掛けることで、転写バイアスの制御精度が向上し、安定した状態でプリントを行なうことができる。これにより、転写不良、プラスメモリの発生、小サイズ紙の転写抜け、高湿環境下での転写電流過多などによる画像不良が防止できるようになり、良好な転写性能を実現できるようになる。
転写材の抵抗値が高い場合、または低い場合など予め想定している転写材抵抗値から大幅に抵抗値がずれた転写材を使用した場合、印字中に流したい転写電流が適正転写電流値の範囲からずれることがある。転写材のインピーダンスが大きく変化する場合、転写電流に過不足が生じ、画像不良が発生してしまう。特に、印字に使用される第2の転写材の種類が増加するのに伴って、第2の転写材の抵抗も多種多様化し、環境・転写材種類を問わず良好な画像を得るのが難しくなる。
これに対し、第2の転写材が第2転写部210の2次バイアス転写ロール138とバックアップロール137cとの間の圧接ニップ部を通過する際に、第2の転写材が挿入されてから一定時間後の出力電流検出部234の電流検知結果に応じて転写高電圧電源222の出力電圧を補正するようにすれば、電圧補正値を印字動作前の第2転写部210の抵抗値検知結果と電流検知結果に応じて変化させることで、何れの抵抗値の第2の転写材でも、つまり第2の転写材の抵抗値によらず良好な画像を得ることができるようになる。
また、転写バイアス制御部230が備える判断部236は、出力電流検出部234が検出した中間転写体ベルト136における複数位置での各出力電流値の差が所定の正常範囲を超えるか否かを判断する。
また、印刷制御部220は、判断部236が所定の正常範囲を超えると判断したことを条件として、第1の転写材である中間転写体ベルト136に特性異常が発生していることに応じた処理を行なう異常対応処理部260を備えている。
本実施形態の異常対応処理部260は、第1の転写材である中間転写体ベルト136に特性異常が発生していることの履歴を記憶する記憶部262と、中間転写体ベルト136に特性異常が発生していることの情報をユーザや管理センタなどに報知する報知部264と、画像形成処理を停止させる停止制御部266とを有する。
出力電流検出部234で検知された電流値を常に記憶部262に保存することも可能であるが、この場合には情報量が膨大になる。記憶部262の記憶容量低減のためには、必要最低限の情報だけを残すのがよい。ここで、実用上は、電流履歴として残す必要があるのは、異常発生時で十分と考えてよい。
このため、異常対応処理部260は、判断部236が所定の正常範囲(閾値Th1)を超えると判断したことを条件として、2次バイアス転写ロール138に特性異常が発生していることに応じて出力電流検出部234が検知した電流値を記憶部262に残す処理を行なう。
図3は、出力電流検出部234により検知される電流モニタ値の一例を示す図である。電流モニタ値は、中間転写体ベルト136のムラなどによって、脈動するようになっている。
出力電流検出部234は、バックアップロール137cと2次バイアス転写ロール138間の電流値を測定できるように構成されている。具体的には、転写高電圧電源222および電圧制御部232により2次バイアス転写ロール138に所定の電圧(転写用の高電圧)を出力した状態で、中間転写体ベルト136のベルト周回方向の1周期分における複数の位置にて出力電流値を所定のサンプリング周期で検出・演算し、このベルト1周分の検出・演算結果である図3に示すような電流モニタ値を図示しない記憶部に記憶し、所定のタイミングで転写出力電圧決定部238に通知するように構成されている。
判断部236は、出力電流検出部234にてサンプリングした各サンプル点での電流モニタ値が予め定められている正常範囲から外れたときには、2次バイアス転写ロール138に特性異常が発生していると判断する。
ここで、図3に示すように、電流モニタ値は脈動し、その平均値は転写出力電圧決定部238による設定の影響を受けるので、各サンプル点での電流モニタ値の大きさそのものに基づいて判断するよりは、変化の程度を判断基準とするのがよい。
たとえば、判断部236は、出力電流検出部234にてサンプリングした各サンプル点での電流モニタ値の差Δ1が予め設定された閾値Th1を超えた場合には、2次バイアス転写ロール138に特性異常が発生していると判断する。
つまり、判断部236における異常判定ロジックとしては、図3に示すように、サンプリング点をnとしたとき、
電流モニタ値(n)と電流モニタ値(n+1)の差分>閾値Th1:異常
電流モニタ値(n)と電流モニタ値(n+1)の差分≦閾値Th1:正常
のようにする。
電流モニタ値(n)と電流モニタ値(n+1)の差分>閾値Th1:異常
電流モニタ値(n)と電流モニタ値(n+1)の差分≦閾値Th1:正常
のようにする。
なお、判断部236は、出力電流検出部234にてサンプリングした各サンプル点での電流モニタ値の最大値MAXと最小値MINとの差Δ2が、予め設定された閾値Th2を超えた場合に、2次バイアス転写ロール138に特性異常が発生していると判断するようにしてもよい。
異常対応処理部260は、判断部236が2次バイアス転写ロール138の特性異常を検知した場合には、異常検知時の設定に従った制御を行なう。どのような制御を行なうかは、ユーザが選択決定可能に構成しておくのがよい。また、複数の制御を任意に組み合わせて選択決定可能に構成しておくとさらに好ましい。
たとえば、異常対応処理部260は、設定例1として、2次バイアス転写ロール138の特性異常を検知していることを履歴として、ジョブ実行の日時、ジョブの種類(プリント、複写など)、ジョブファイル名(プリントファイル)などのジョブ情報を特定可能な情報と対応付けて記憶部262に保存する。
記憶部262に記憶する中間転写体ベルト136に特性異常が発生していることの履歴としては、中間転写体ベルト136に異常があったことだけでなく、その証拠を残す意味で、出力電流検出部234が検出した中間転写体ベルト136周回方向における複数位置での各出力電流値の情報を記憶することが好ましい。
こうすることで、複数のポイントで測定された測定値の差が任意に設定された閾値Th1を超えた場合に中間転写体ベルト136の一部に特性異常が発生していることを認識し、機械内部の記憶部262にその履歴を的確に保存することができる。
たとえば、不具合原因がユーザの操作ミスなどによるものか機械(本例では特に中間転写体ベルト136)の不具合によるものかを後で判別できるようになる。中間転写体ベルト136の特性異常を検出して履歴を機械内部に残しておくと、何月何日に処理したジョブであったのかを特定し、画像不良プリント発生時に中間転写体ベルト136の特性異常を検出していたかを確認した上で、中間転写体ベルト136に起因する不具合原因をユーザに説明することができる。
また異常対応処理部260は、設定例2として、2次バイアス転写ロール138の特性異常を検知すると、報知部264を介して、中間転写体ベルト136の異常情報を、表示デバイスや音声デバイスなどのマルチメディアデバイスを利用したユーザインターフェースにてユーザに通知し、処理の指示を待つ。ユーザは、報知部264を介した通知により、必要に応じて、動作条件を変えて再出力を指示する。
中間転写体ベルト136の特性異常を検出して、その特性異常が発生していることをユーザに通知すると、そのまま実行するか否かをユーザに問い合わせることができる。動作条件を変えての再出力や故障修理後の再出力を実行できるので、画質不具合を回避できるようになる。
また異常対応処理部260の停止制御部266は、設定例3として、2次バイアス転写ロール138の特性異常を検知すると、故障状態(Fail)であるとして、画像形成処理(プリント処理)を停止させるように、印刷動作機構部340に対して制御信号CN4を送り制御する。このように、2次バイアス転写ロール138の特性異常を検知したときプリントを停止させることで、不良プリントを防止することができる。
なお、この設定例3は、前述の設定例2と組み合わせて、2次バイアス転写ロール138の特性異常を検知したとき、報知部264を介してユーザに通知するとともに、停止制御部266を介してプリントを停止させるようにすると効果的である。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記の実施形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組合せにより種々の発明を抽出できる。実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
たとえば、上記実施形態では、各出力色に対応する複数のエンジンを、インライン状に配列し、各出力色の画像を各エンジンで並列的(同時進行的)に処理することでカラー画像を形成するように構成したタンデム型のカラー画像形成装置に適用した事例を説明したが、中間転写ベルトを備えた中間転写方式のものである限り、上記実施形態で説明した印刷制御部220における作用・効果の適用範囲は、上記実施形態の構成に限定されない。
たとえば、単一のエンジン(感光体ユニット)で各色の画像を順に感光体ドラムなどの像担持体上に形成しつつ、これを1色ずつ中間転写体(1次転写材)に重ね転写することでカラー画像を形成するマルチパス型(サイクル型)のカラー画像形成装置にも、適用できる。
1…プリンタ、100…プリンタ本体、102…メインユニット、103…走査出力系、105…カートリッジ部、107…標準搬送系、108…ロール部材、130…印刷実行部、131…感光体ドラム、132…クリーナ、133…1次帯電器、134…現像器、135…1次バイアス転写ロール、136…中間転写体ベルト、137c…バックアップロール、138…2次バイアス転写ロール、139…定着部、139a…定着ロール、139b…定着排出ロール、140…ベルトクリーニングユニット、179…書込走査光学系、180…手差しトレイ、182…MOB&ADCセンサ、184…ホームポジションセンサ、186…エッジセンサ、190…給紙トレイ、210…第2転写部、220…印刷制御部、222…転写高電圧電源、230…転写バイアス制御部、232…電圧制御部、234…出力電流検出部、236…判断部、238…転写出力電圧決定部、260…異常対応処理部、262…記憶部、264…報知部、266…停止制御部、340…印刷動作機構部
Claims (11)
- 第1の画像担持体上に潜像を形成し、この潜像を現像して得られた像を、第1の転写材上に転写し、この第1の転写材を第2の画像担持体として、この第2の画像担持体上に転写された像を第2の転写材に転写することで、前記第2の転写材である出力媒体上に画像を形成する画像形成装置であって、
前記第2の画像担持体上に形成された像を前記第2の転写材に接触転写する転写部と、
前記第2の画像担持体上の画像形成範囲と対応した所定範囲に亘って、前記転写部における転写バイアス状態を検知し、この検知結果に基づいて画像形成条件を制御する制御部と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、前記転写部における転写バイアスを制御する転写バイアス制御部
を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第1の転写材は無端ベルトで構成されており、
前記転写バイアス制御部は、前記第1の転写材のベルト周回方向の所定範囲に亘って前記転写バイアスを制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記転写バイアス制御部は、
前記転写部に印加される転写出力を制御する電圧制御部と、
前記電圧制御部による定電圧制御時の出力電流値を検出する出力電流検部と、
前記出力電流検部が検出した出力電流値に基づいて、前記電圧制御部が制御する前記転写部への転写出力電圧を決定する転写出力電圧決定部と
を有することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。 - 前記出力電流検部は、前記第1の転写材のベルト周回方向の1周期分における複数の位置にて前記出力電流値を検出する
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 第1の画像担持体上に潜像を形成し、この潜像を現像して得られた像を、第1の転写材上に転写し、この第1の転写材を第2の画像担持体として、この第2の画像担持体上に転写された像を第2の転写材に転写することで、前記第2の転写材である出力媒体上に画像を形成する画像形成装置であって、
前記第2の画像担持体上に形成された像を前記第2の転写材に接触転写する転写部と、
前記第2の画像担持体の所定範囲に亘って、前記転写部における転写バイアス状態を検知し、この検知結果が所定の正常範囲を超えるか否かを判断する判断部と、
前記判断部が所定の正常範囲を超えると判断したことを条件として、前記第1の転写材に特性異常が発生していることに応じた処理を行なう異常対応処理部と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記異常対応処理部は、前記第1の転写材に特性異常が発生していることの履歴を記憶する記憶部を有する
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記異常対応処理部は、前記第1の転写材に特性異常が発生していることの情報を報知する報知部を有する
ことを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成装置。 - 前記異常対応処理部は、画像形成処理を停止させる停止制御部を有する
ことを特徴とする請求項6から8のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。 - 第1の画像担持体上に潜像を形成し、この潜像を現像して得られた像を、第1の転写材上に転写し、この第1の転写材を第2の画像担持体として、この第2の画像担持体上に転写された像を第2の転写材に転写することで、前記第2の転写材である出力媒体上に画像を形成する画像形成方法であって、
前記第2の画像担持体上に形成された像を転写部にて前記第2の転写材に接触転写するに際して、前記第2の画像担持体上の画像形成範囲と対応した所定範囲に亘って、前記転写部における転写バイアス状態を検知し、この検知結果に基づいて画像形成条件を制御する
ことを特徴とする画像形成方法。 - 第1の画像担持体上に潜像を形成し、この潜像を現像して得られた像を、第1の転写材上に転写し、この第1の転写材を第2の画像担持体として、この第2の画像担持体上に転写された像を第2の転写材に転写することで、前記第2の転写材である出力媒体上に画像を形成する画像形成方法であって、
前記第2の画像担持体上に形成された像を転写部にて前記第2の転写材に接触転写するに際して、前記第2の画像担持体の所定範囲に亘って、前記転写部における転写バイアス状態を検知し、この検知結果が所定の正常範囲を超えるか否かを判断し、所定の正常範囲を超える場合には、前記第1の転写材に特性異常が発生していることに応じた異常対応処理を行なう
ことを特徴とする画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004191545A JP2006011265A (ja) | 2004-06-29 | 2004-06-29 | 画像形成方法および画像形成装置 |
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