JP2006009871A - 遊星ローラねじ装置およびその製造方法 - Google Patents

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H25/22Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members
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Abstract

【課題】遊星ローラねじ装置への潤滑剤の充填や補充を容易に行う手段を提供する。
【解決手段】外周面に軸ねじ溝を形成したねじ軸と、内周面にナットねじ溝を形成した円筒状のナットと、軸ねじ溝とナットねじ溝とに噛合うローラねじ溝を外周面に有し、ねじ軸とナットとの間を自転しながら公転する遊星ローラとを備えた遊星ローラねじ装置において、ナットねじ溝のローラねじ溝との噛合面に開口する給油孔を複数設け、この給油孔の噛合面側の角部にR面取を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、射出成形機やプレス成形機等の機械装置の送り機構等に用いられる遊星ローラねじ装置およびその製造方法に関する。
従来の遊星ローラねじ装置は、外周面に軸ねじ溝を形成したねじ軸と内周面にナットねじ溝を形成したナットとの間にこれらのねじ溝と噛合うローラねじ溝を有する複数の遊星ローラをローラケージに保持させて配置し、遊星ローラとローラケージの隙間に潤滑剤を塗布して遊星ローラのねじ軸周りの自転や公転を円滑にしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−159593号公報(第3頁段落0017−第4頁段落0026、第2図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、潤滑剤の塗布により遊星ローラねじ装置を潤滑しているため、潤滑剤を補充する場合に側方から補充すると潤滑剤を遊星ローラねじ装置の内部に均等に塗布することができず、均等に塗布するためには遊星ローラねじ装置を分解して各部品に潤滑剤を塗布しなければならないという問題がある。
このことは、特に重荷重の機械装置に用いられる遊星ローラねじ装置において重要である。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、遊星ローラねじ装置への潤滑剤の充填や補充を容易に行う手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、外周面に軸ねじ溝を形成したねじ軸と、内周面にナットねじ溝を形成した円筒状のナットと、前記軸ねじ溝と前記ナットねじ溝とに噛合うローラねじ溝を外周面に有し、前記ねじ軸とナットとの間を自転しながら公転する遊星ローラとを備えた遊星ローラねじ装置において、前記ナットねじ溝の前記ローラねじ溝との噛合面に開口する給油孔を複数設け、該給油孔の噛合面側の角部にR面取を設けたことを特徴とする。
これにより、本発明は、遊星ローラねじ装置の内部へ潤滑剤を均等に充填および補充することができると共に、ローラねじ溝のねじ面の損傷を防止することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による遊星ローラねじ装置の実施例について説明する。
図1は実施例の遊星ローラねじ装置を示す側方断面図、図2は実施例の給油孔近傍を示す部分断面図である。
図1において、1は遊星ローラねじ装置である。
2は遊星ローラねじ装置1のねじ軸であり、合金鋼等の鋼材で製作された棒状部材であって、その外周面には1条の軸ねじ溝3が螺旋状に形成されている。
4は遊星ローラねじ装置1のナットであり、合金鋼の鋼材で製作された円筒状部材であって、その内周面には多条のナットねじ溝5が螺旋状に形成されている。
6は遊星ローラであり、合金鋼等の鋼材で製作された棒状部材であって、両端部に円柱状の軸部7が形成されており、両方の軸部7の間の外周面に軸ねじ溝3とナットねじ溝5の両方に噛合うローラねじ溝8が螺旋状に形成されている。
9は保持器であり、樹脂材料や鋼板等で製作された円環状部材であって、遊星ローラ6の軸部7が嵌合する嵌合孔10が所定のピッチで複数設けられており、遊星ローラ6の軸部7を嵌合孔10で保持して軸ねじ溝3とナットねじ溝5の間に複数の遊星ローラ6を所定のピッチで配置する。
上記のねじ軸2の軸ねじ溝3とナット4のナットねじ溝5とに保持器9に保持された複数の遊星ローラ6のローラねじ溝8を噛合わせ、ねじ軸2を回転させることによって遊星ローラ6がねじ軸2の周りを自転しながら公転してナット4を軸方向に移動させる。これにより回転運動が直線運動に変換される。
図2において、11は給油孔であり、ナット4の外周面4aとナットねじ溝5のねじ面のローラねじ溝8のねじ面との噛合面12との間を貫通して噛合面12に開口する孔であって、その外周面4a側にはグリースニップル13をねじ止めするねじ穴14が設けられている。
また、給油孔11は複数設けられ、多条ねじであるナットねじ溝5の各条に少なくとも1つ(本実施例では2つ)設けることが望ましい。
15はR面取であり、給油孔11の噛合面12側の開口の角部に形成されている。
上記の構成の作用について説明する。
給油孔11の噛合面12側の角部にR面取15を形成する場合は、ナット4の内周面にナットねじ溝5を形成した後に、ナット4の外周面4aとナットねじ溝5の噛合面12との間を外周面4a側から穿孔する。
そして、粘弾性流動研磨により給油孔11の噛合面12側の角部にR面取15を形成する。
すなわち、円筒状部材であるナット4の開口の一方を治具等で塞ぎ、他方から高分子材料等の粘弾性流体に砥粒を混合したメディアをピストン等により高圧(例えば8Mpa)で押込んで注入し、穿孔した複数の給油孔11から流出させる。
このメディアに混合されている砥粒は、給油孔11の噛合面12側の角部を曲がって通過する時に増速し、その角部に形成されたバリやまくれ等を除去すると共に、角部を研磨して滑らかなR面取15を形成する。なおナットねじ溝5等をメディアが流れる際にはその流速が緩やかであるのでナットねじ溝5等が研磨されることはない。
これにより、手作業によってもR面取15の形成が困難なナットねじ溝5の噛合面12に穿孔された複数の給油孔11の角部に滑らかなR面取を一度に、かつ容易に形成することができ、ナット4の生産効率を高めることができる。
このようにして、給油孔11の噛合面12側の角部にR面取15を形成したナット4とねじ軸2との間に保持器9により保持された遊星ローラ6を組付け、複数の給油孔11のナット4の外周面4a側に設けられたねじ穴14にグリースニップル13を装着してグリース等の潤滑剤を遊星ローラねじ装置1の内部へ注入する。
これにより、軸ねじ溝3とナットねじ溝5に噛合っているローラねじ溝8のねじ面に潤滑剤が供給され、遊星ローラねじ装置1の運転に伴ってその内部へ潤滑剤が均等に充填される。潤滑剤を補充する場合も同様である。
また、給油孔11の噛合面12側の角部に設けたR面取15が、鋭い角部であればその角部が押圧されるローラねじ溝8のねじ面に生ずるエッジロードを緩和してローラねじ溝8のねじ面の損傷を防止し、その損傷に起因する遊星ローラねじ装置1の軸ねじ溝3やナットねじ溝5の摩耗を防止する。
これらのことは、特に重荷重で用いられる機械装置の送り機構に適用する遊星ローラねじ装置において有用である。
上記のR面取15は、その円弧の半径を0.3mm以上、3mm以下とするとよい。0.3mm未満ではエッジロードの緩和効果が発揮されず、3mmを超える加工は粘弾性流動研磨による加工に時間を要し、生産効率が低下するからである。
以上説明したように、本実施例では、ナットねじ溝のローラねじ溝との噛合面に給油孔を設け、この給油孔の噛合面側の角部にR面取を設けたことによって、遊星ローラねじ装置の内部へ潤滑剤を均等に充填および補充することができると共に、ローラねじ溝のねじ面の損傷を防止することができる。
また、ナットの開口の一方を塞ぎ、他方からメディアを圧力をかけて押込む粘弾性流動研磨によりR面取を形成するようにしたことによって、複数の給油孔の噛合面側の角部に滑らかなR面取を一度に、かつ容易に形成することができ、ナットの生産効率を高めることができる。
なお、本実施例においては、遊星ローラねじ装置のねじ軸を回転させてナットを軸方向に移動させるとして説明したが、ナットを回転させてねじ軸を移動させる形式の遊星ローラねじに本発明を適用しても同様の効果を奏することができる。
また、潤滑剤としてグリースを用いるとして説明したが、潤滑剤はグリースに限らず、液体の潤滑油等であってもよい。本発明の給油孔はナットねじ溝の噛合面に開口しているので液体の潤滑油であっても上記の効果を損なうことなく遊星ローラねじ装置の内部に均等に潤滑油を供給することができる。
更に、給油孔はナットの内周面にナットねじ溝を形成した後に穿孔するとして説明したが、給油孔を穿孔した後にナットねじ溝を形成するようにしてもよい。
実施例の遊星ローラねじ装置を示す側方断面図 実施例の給油孔近傍を示す部分断面図
符号の説明
1 遊星ローラねじ装置
2 ねじ軸
3 軸ねじ溝
4 ナット
4a 外周面
5 ナットねじ溝
6 遊星ローラ
7 軸部
8 ローラねじ溝
9 保持器
10 嵌合穴
11 給油孔
12 噛合面
13 グリースニップル
14 ねじ穴
15 R面取

Claims (2)

  1. 外周面に軸ねじ溝を形成したねじ軸と、内周面にナットねじ溝を形成した円筒状のナットと、前記軸ねじ溝と前記ナットねじ溝とに噛合うローラねじ溝を外周面に有し、前記ねじ軸とナットとの間を自転しながら公転する遊星ローラとを備えた遊星ローラねじ装置において、
    前記ナットねじ溝の前記ローラねじ溝との噛合面に開口する給油孔を複数設け、該給油孔の噛合面側の角部にR面取を設けたことを特徴とする遊星ローラねじ装置。
  2. 請求項1に記載の給油孔の噛合面側の角部に設けるR面取を、前記円筒状のナットの開口の一方を塞ぎ、他方からメディアを圧力をかけて押込む粘弾性流動研磨により形成することを特徴とする遊星ローラねじ装置の製造方法。
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