JP2006007524A - 印刷装置、プログラム、印刷システムおよび印刷制御方法 - Google Patents

印刷装置、プログラム、印刷システムおよび印刷制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 レシート毎にウォーターマークの印刷開始位置を統一可能な印刷装置、プログラム、印刷システムおよび印刷制御方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 ホスト装置から受信した印刷データに、ウォーターマークWMを重ねてレシートR上に印刷可能な印刷装置であって、レシートRの先端から最初のウォーターマークWMの印刷位置までの印刷間隔である前スペースN1と、隣接するウォーターマークWM間の印刷間隔であるマーク間ピッチN2と、に基づいて、レシートR上に印刷するものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ホスト装置から送信される印刷データに、ウォーターマークを重ねてレシート上に印刷可能な印刷装置、プログラム、印刷システムおよび印刷制御方法に関するものである。
従来、ウォーターマークと呼ばれる透かし画像を印刷する技術が知られている。
特開2003−220748号公報
このウォーターマークの印刷は、例えば社外秘の文書にその旨を示すマークとして印刷する場合や、特定の画像(マーク)を所定間隔で繰り返し印刷することで背景画像として用いる場合があるが、後者の利用方法を用いた例として、商品購入時に発行されるレシート上に、店舗のロゴなどを等間隔で印刷したものが知られている(図11(a),ウォーターマークWM参照)。
この種のレシートには、同図(b)に示すように、予め背景画像として絵柄やマークが印刷されており、その上に商品購入時の決済情報を印刷する形態のもの(プリプリントタイプのレシート)も多く利用されているが、そもそもこれに代用可能な手段としてウォーターマークWMが印刷されることが多い(すなわち、プリプリントタイプのレシートを用いて決済情報を印刷する場合と同様な印刷物の発行を目的として利用されることが一般的である)ため、通常、隣接するウォーターマークWM間の印刷間隔は一定に設定されている。もちろん、予め背景画像が印刷されたレシートの代用としてウォーターマークWMを印刷するのであれば、このように印刷間隔を一定とした制御でも問題はないが、レシートによってはとなるなど(同図(b),R30参照)、見栄えが悪いといった問題があった。そこで、店舗側からは、ウォーターマークWMの印字開始位置を統一し、見栄えを良くしたいといった要望があった。
また、近年では、レシートの先頭に、店名や住所等を示すトップロゴTLを印刷したものも多く出回っているが(同図(c)参照)、このトップロゴTLは、いわゆる店舗のイメージを象徴するものであるから、できればウォーターマークWMを重ねたくないといった要望がある。しかしながら、従来のウォーターマークWMの印刷制御方法では、こういった要望にも応えることができなかった。
また、各レシートの先端を基準として、所定の印刷間隔でウォーターマークWMを印刷し、当該印刷間隔をトップロゴTLのレシート搬送方向長さ以上に設定すれば、上記のウォーターマークWMが半分欠けた状態で印刷開始となるといった問題や、トップロゴTLとウォーターマークWMとが重複して印刷されるといった問題はいずれも回避できるが、特に後者の問題解決のためには印刷間隔を広く設定する必要がある(少なくとも、印刷間隔をトップロゴTLのレシート搬送方向長さ以上に設定する必要がある)。しかしながら、このようにトップロゴTLの視認性を優先したいがために、ウォーターマークWMの印刷間隔を広く設定すると、レシート上に印刷可能なウォーターマークWMの印刷個数が減ってしまい、全体としての見栄えを損ねると共にウォーターマークWMを印刷する意味が薄れてしまうといった問題があった。さらに、ウォーターマークWMの配置の基準(印刷タイミングの基準)をレシート先頭とする場合は、レシート毎にウォーターマークWMの印刷開始位置を統一して、見栄えを良くしたいという要望も多かった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、レシート毎にウォーターマークの印刷開始位置を統一し、見栄え良くウォーターマークを配置し得る印刷装置、プログラム、印刷システムおよび印刷制御方法を提供することを目的とする。
本発明の印刷装置は、ホスト装置から送信される印刷データに、ウォーターマークを重ねてレシート上に印刷可能な印刷装置において、ウォーターマークを印刷するためのデータと、レシートの先端から最初のウォーターマークの印刷位置までの印刷間隔である第1設定値と、隣接するウォーターマーク間の印刷間隔である第2設定値と、を記憶する記憶手段と、第1設定値および第2設定値に基づいて、ウォーターマークを印刷する印刷手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の印刷制御方法は、ホスト装置から送信される印刷データに、ウォーターマークを重ねてレシート上に印刷可能な印刷装置の印刷制御方法において、レシートの先端から最初のウォーターマークの印刷位置までの印刷間隔である第1設定値、並びに隣接するウォーターマーク間の印刷間隔である第2設定値に基づいて、ウォーターマークの印刷制御を行うことを特徴とする。
これらの構成によれば、レシートの先端から最初のウォーターマークの印刷位置までの印刷間隔である第1設定値に基づいてウォーターマークを印刷するため、レシート毎にウォーターマークの印刷開始位置がばらつくことがない。したがって、レシートの印刷開始位置を統一することができ、ひいては見栄えを良くすることができる。また、隣接するウォーターマーク間の印刷間隔である第2設定値に基づいてウォーターマークを印刷するため、ウォーターマークを等間隔に配置することができ、さらに見栄えを良くすることができる。さらに、2つの設定値に基づいてウォーターマークを配置できるため、配置を設定する際の使い勝手を向上させることができる。また、ホスト装置側ではなく、印刷装置側においてウォーターマークを付加するため、ホスト装置に組み込まれたアプリケーションの変更を必要とすることなく、最小限の設備投資でウォーターマークの付加機能を追加することができる。なお、「ウォーターマークを印刷するためのデータ」には、ウォーターマークの印刷サイズやレシート幅方向における印刷位置に関するデータが含まれている。但し、レシートの印刷幅を検出可能な場合は、その検出結果に基づいて印刷サイズや印刷位置を変更し得るように構成しても良い。また、ホスト装置からウォーターマークの印刷サイズや印刷位置(印刷領域)を左右するようなデータ(印刷コマンド)が送信された場合は、そのデータに基づいて印刷サイズや印刷位置を変更するように構成しても良い。
この場合、記憶手段に記憶させるための第1設定値および/または第2設定値を設定する設定手段をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、第1設定値および/または第2設定値を、ユーザの好みに応じて設定することができる。また、この場合第1設定値を、レシートの先頭に印刷されるトップロゴの長さを考慮した値とすることで(少なくとも、トップロゴのレシート搬送方向長さ以上の値とすることが好ましい)、トップロゴとウォーターマークとが重複して印刷され、見栄えを損ねるといった問題を回避することができる。
この場合、設定手段は、第1設定値および/または第2設定値の印刷間隔をドット単位で設定することが好ましい。
この構成によれば、第1設定値および/または第2設定値をドット単位で設定することで、これらの印刷間隔の値を、機種によらずユニークな値(長さ)に設定することができる。すなわち、例えば第1設定値および/または第2設定値を行単位で設定すると、機種によって行の定義や1行の幅が異なるため、ユーザが所望する長さと異なる長さの印刷間隔でウォーターマークが印刷されてしまう場合があるが、ドット単位とすることでそのような不具合を無くすことができる。なお、ドット単位ではなく、cm(センチメートル)単位や、inch(インチ)単位で設定可能に構成しても良い。
これらの場合、印刷手段は、第1設定値および第2設定値、並びにウォーターマークのレシート搬送方向長さに基づき、最後のウォーターマークがレシートの後端において途中で途切れるように配置される場合は、当該最後のウォーターマークの印刷を行わないことが好ましい。
この構成によれば、最後のウォーターマークが途中で途切れることがないように印刷制御されるため(レシート上に印刷される全て(1つの場合も含む)のウォーターマークが、完全な状態で(その一部が欠けることなく)印刷されるため)、レシートの見栄えをさらに良くすることができる。
本発明のプログラムは、上記のいずれか1項に記載の印刷装置の各手段として、コンピュータを機能させるためのものであることを特徴とする。
この構成によれば、レシート毎にウォーターマークの印刷開始位置を統一し、見栄え良くウォーターマークを配置し得る印刷装置を実現するためのプログラムを提供することができる。
本発明の印刷システムは、上記のいずれか1項に記載の印刷装置と、ホスト装置と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、ウォーターマークの印刷開始位置が統一され、且つ見栄えの良いレシートを発行可能な印刷システムを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る印刷装置、プログラム、印刷システムおよび印刷制御方法について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、レシートの先端から最初のウォーターマークの印刷位置までの印刷間隔である第1設定値に基づいてウォーターマークを印刷することにより、レシート毎にウォーターマークの印刷開始位置がばらつくことがなく、ひいては見栄えの良いレシートを発行し得る印刷装置、プログラム、印刷システムおよび印刷制御方法に関するものである。そこで、以下、スーパーやコンビニエンス・ストア等の店舗にて利用されるPOS端末(POSシステム)に、本発明の印刷システムを適用した場合を例に挙げて説明する。
図1に示すように、本発明のPOSシステム10は、ホスト装置40(POS端末コンピュータ)と印刷装置(レシートプリンタ)50とから成るPOS端末20と、ネットワークを介して当該POS端末20と相互に接続され、POS端末20の統括管理を行うPOSサーバ30と、によって構成されている。
POSサーバ30は、CPU(制御装置)31の他、ROM32やRAM33等のメモリを有し、ROM32内に記憶された制御プログラムにしたがって、RAM33内のバッファ39等に記憶された情報の処理を行う。特にRAM33内には、商品コードブロック35、商品名ブロック36、金額ブロック37、在庫ブロック38を有しており、CPU31は、POS端末20より送信された入力情報に基づいて、これらから商品コード、商品名、金額に関する情報を抽出し、レシートRへの決済情報の印刷およびPOS端末20のディスプレイ42の表示に用いる商品データを生成する。なお、「商品データ」とは、レシートR上に決済処理の内容を印刷するための決済情報印刷データ(図3参照)の元となるデータを指すものである。また、商品コードブロック35、商品名ブロック36および金額ブロック37は、一般に商品マスタ34と呼ばれるルックアップテーブル34により構成されるものである。
一方、POS端末20は、POSサーバ30内の商品マスタ34を参照して商品データを取得し、決済情報印刷データを生成するホスト装置40と、当該決済情報印刷データに基づいてレシートR上に印刷を行う印刷装置50とを備え、ホスト装置40と印刷装置50とは、互いにコネクタ46,53を介して接続されている。
ホスト装置40は、オペレータによるキーボード43入力またはバーコードリーダ44を用いた商品バーコードの読み取りによって、商品に関する情報(商品情報)を取得する。また、カードリーダ45によって顧客60のクレジットカードや会員カードを読み取り、クレジット清算に関する情報や顧客60に関する情報を取得する。さらに、POSサーバ30から送信された商品データを元に生成した商品情報を表示するディスプレイ42を有し、オペレータおよび顧客60が購入商品の金額等を確認できるように、これらを表示する。
また、ホスト装置40の制御は、ウィンドウズ(登録商標)等のOS41d上で稼働するプリンタドライバOLE for Retail POS(以下、OPOSという)により行われる。OPOSとは、OS41d上で稼働するPOSアプリケーション41aに対して、印刷装置50やバーコードリーダ44等の周辺デバイスとの機種依存性のないインターフェースを提供するものであり、デバイスのカテゴリ毎に対応したコントロールオブジェクト(CO)41bと、デバイスの機種毎に対応したサービスオブジェクト(SO)41cとによって構成されている。
POSアプリケーション41aは、POSサーバ30から送信される商品データや入力情報に基づいてレシートR上に印刷するための決済情報印刷データを生成するが、この決済情報印刷データは、OS41dを介して印刷装置用のCO41bに引き渡され、さらにCO41bから印刷装置50の機種に対応したSO41cに引き渡される。SO41cは、この決済情報印刷データを加工して、印刷装置50のコマンド仕様に応じた印刷コマンドを生成し、印刷装置50へ送信する。なお、上記したOPOSは、CO41bとSO41cとをコンバインした形態で、プリンタドライバ49としてユーザに提供される。
また、POSアプリケーション41aは、決済処理の内容に応じて、レシートR上に印刷するためのバーコードS1(図6等参照)や2次元コードS2(図7(a)等参照)のシンボルデータを生成したり、予め記憶しているトップロゴTLやボトムロゴBL(いずれも図3等参照)などのグラフィックスデータを読み出し、決済情報印刷データに付加する。以下、決済情報印刷データに、これらシンボルデータやグラフィックスデータを付加したものを併せて「印刷データ」と称する。なお、シンボルデータやグラフィックスデータをPOSサーバ30内で生成し(または、POSサーバ30内に記憶しておき)、これをホスト端末40が取得して決済情報印刷データに付加するようにしても良い。また、グラフィックスデータをプリンタドライバ49内に格納しておき、プリンタドライバ49がこれを決済情報印刷データに付加するようにしても良い。
印刷装置50は、サーマルヘッド方式のレシートプリンタであり、ホスト装置40から各種制御コマンドや印刷データを受信するデータ受信部100、搬送部110、印刷部120、切断部130、駆動部140、並びに印刷装置50全体を制御する制御部200等を備えている。制御部200は、ウォーターマークWMを印刷するためのデータや、ユーザによって設定された各種設定値(図4参照)を記憶するメモリ(RAM230,図2参照)を備えており、当該各種設定値に従って、ウォーターマークWMの印刷制御(配置設定)を行う。また、制御部200は、ホスト端末40から、特定の印刷データ(シンボルデータやグラフィックスデータなど)を受信した場合、当該特定の印刷データへのウォーターマークWMの重複印刷を回避する制御も行う(重複印刷回避機能)。
ここで、図2を参照し、印刷装置50の制御構成について詳細に説明する。同図に示すように、印刷装置50は、インターフェース51を有し、ホスト装置40とのデータの送受信を行うデータ受信部100と、レシート送りモータ111を有し、紙送りスイッチ(図示省略)の押下または印刷に伴ってレシートRの搬送を行う搬送部110と、印刷ヘッド(サーマルヘッド)55を有し、レシートRの搬送に同期してレシートR上に印刷を行う印刷部120と、レシートカッタ131およびこれを駆動するカッタモータ132を有し、印刷済みレシートRの後端を切断する切断部130と、送りモータドライバ141、ヘッドドライバ142およびカッタモータドライバ143を有し、各部を駆動する駆動部140と、各部と接続され、印刷装置50全体を制御する制御部200と、によって構成されている。
制御部200は、CPU210、ROM220、RAM230および入出力制御装置(以下、「IOC:Input Output Controller」と称する)240を備え、互いに内部バス250により接続されている。ROM220は、CPU210が各種制御を行うための制御プログラムを記憶する制御プログラムブロック221と、ホスト装置40から受信した印刷データがウォーターマークWMの重複印刷を避けるべき特定の印刷データであるか否かを識別するための識別データやテキスト文字印刷のための文字フォントデータなど各種制御データ等を記憶する制御データブロック222と、を有している。なお、文字フォントデータは、ROM220内に記憶するのではなく、CG−ROMを別個に備えても良い。
RAM230は、フラグ等として使用される各種ワークエリアブロック231の他、ウォーターマークWMを印刷するためのデータ(以下、「ウォーターマークデータ」と称する)を記憶するウォーターマークデータブロック232と、データ受信部100により受信した印刷データを一時的に記憶する受信バッファ233と、ウォーターマークWMの配置を決定するための印刷間隔に関する設定値(図4(a)参照)を記憶する印刷間隔設定値ブロック234と、受信した印刷データにウォーターマークWMを重ねて印刷する重複印刷に関する設定値(図4(b)参照)を記憶する重複印刷設定値ブロック235と、印刷部120により印刷可能な状態に展開したデータを記憶するプリントバッファ236と、を有し、制御処理のための作業領域として使用される。また、RAM230は電源が切断されても記憶したデータを保持しておくように常にバックアップされている。なお、RAM230に代えて不揮発性メモリ(フラッシュROM,EEPROM等)内に、これらのデータを記憶しておくようにしても良い。
ウォーターマークデータブロック232は、ウォーターマークデータとして、ウォーターマークWMの画像データ(グラフィックスデータ)はもちろん、ウォーターマークWMの印刷サイズやレシート幅方向における印刷位置に関するデータを記憶している。また、受信バッファ233は、行単位で受信した印刷データを、その受信順序に従って行データ毎に記憶しており、複数分の行データを保存し得る容量を有している。また、印刷間隔設定値ブロック234および重複印刷設定値ブロック235は、各種設定値を設定するための外部装置(図示省略)が印刷装置50に接続され、ユーザ(オペレータ)の、当該外部装置に対する情報入力により設定された各種設定値を記憶しているが、詳細については図4にて後述する。なお、各種設定値を設定するための当該外部装置により、上記のウォーターマークデータの設定も可能となっている。また、プリントバッファ236は、受信バッファ233およびウォーターマークデータブロック232に記憶している印刷データとウォーターマークデータとに基づいて、印刷イメージに展開したデータを記憶している。
IOC240は、CPU210の機能を補うと共に各種周辺回路とのインターフェース信号を取り扱うための論理回路が、ゲートアレイやカスタムLSI等により構成されて組み込まれている。これにより、IOC240は、ホスト装置40から受信した印刷データをそのまま或いは加工して内部バス250に取り込むと共に、CPU210と連動して、CPU210から内部バス250に出力されたデータや制御信号を、そのまま或いは加工して駆動部140に出力する。
そして、CPU210は、上記の構成により、ROM220内の制御プログラムやRAM230内の設定値に従って、IOC240を介して印刷装置50内の各部から各種信号・データを入出力する。すなわち、入力した各種信号・データに基づいてRAM230内の各種データを処理し、IOC240を介して印刷装置50内の各部に各種信号・データを出力することにより、ホスト装置40から受信した印刷データ、並びにウォーターマークWMの印刷制御を行う。
例えば、図3に示すようなレシートRを印刷する場合は、ホスト装置40からインターフェース51を介して印刷データ(トップロゴデータ(TL)、決済情報印刷データ、ボトムロゴデータ(BL))を受信し、受信バッファ233に格納すると、これらをプリントバッファ236内にデータ展開し、印刷ヘッド55により印刷を実行する。また、印刷間隔設定値ブロック234に設定された設定値(前スペースN1,マーク間ピッチN2)に従って(図4(a)設定事項:A―1,A−2参照)、ウォーターマークWMの印刷位置(印刷行)を決定し、当該ウォーターマークWMの印刷行に対しては、印刷データ(行データ)と共にウォーターマークWMを重複してデータ展開および印刷を行う。但し、重複印刷設定値ブロック235に設定された設定値(重複印刷回避機能,重複印刷回避機能の対象)に応じて(図4(b)設定事項:B―1,B−2参照)、特定の印刷データ(例えば、トップロゴTLやボトムロゴBLなどのグラフィックスデータ)が印刷される特定印刷領域とウォーターマークWMとが重複するような場合、ウォーターマークWMの重複印刷を回避する。またこの場合、同じく重複印刷設定値ブロック235に設定された設定値(上下空白マージンSM,図9(a)参照)に応じて(図4(b)設定事項:B―3参照)、ウォーターマークWMの重複印刷を回避する領域を変更するなどの制御を行う。
ここで、図4を参照し、印刷装置50に設定する各種設定値について説明する。上記の通り、外部装置により設定可能な設定値は、印刷間隔に関するものと重複印刷に関するものとの2種類があり、所定の設定コマンドに従って設定される。まず、同図(a)を参照し、印刷間隔に関する設定値について説明する。
ここに示すように、印刷間隔に関しては、前スペースN1(設定値1:A−1)およびマーク間ピッチN2(設定値2:A−2)が設定される。これらは、いずれもユーザによる数値入力により、dot(ドット)を単位として設定されるものであり、入力された数値に応じてウォーターマークWMの配置が決定する。図3に示すように、前者の前スペースN1は、レシートRの先端(印刷ヘッド位置)から最初のウォーターマークWMの印刷位置(前端位置)までの印刷間隔を設定するための値であり、実質的なレシート先端からの印刷間隔(N0+N1,N0は印刷ヘッド位置とレシートカッタ位置との間の距離(以下、「ヘッドカッタ間距離」と称する)を示す)を指すものではない。すなわち、実質的なレシート先端(図示、実線部)がレシートカッタ位置にある状態から、前スペースN1分の紙送り実行後、最初のウォーターマークWMが印刷開始されることとなる。なお、設計変更により、前スペースN1を、実質的なレシート先端からの印刷間隔(N0+N1)として設定可能としても良い。
一方、後者のマーク間ピッチN2は、隣接するウォーターマークWM間の印刷間隔を設定するための値である。ここで、「隣接するウォーターマークWM間の印刷間隔」とは、レシート搬送方向における任意のウォーターマークWMの後端位置からこれに続くウォーターマークWMの前端位置までの長さを指すものである。なお、設計変更により、ウォーターマークWMに基準位置を設け、その基準位置間の長さをマーク間ピッチN2として設定可能としても良い。
なお、「レシートの先端」は、(1)電源投入直後の印刷ヘッドの位置、(2)レシートカット処理直後の印刷ヘッドの位置、(3)エラー発生時等におけるプリントバッファ236を一括消去するためのバッファクリアコマンド発行直後の印刷ヘッドの位置、のいずれかによって判定されるものである。また、「レシートの後端」は、レシートカット処理直前のレシートカッタ131の位置によって判定され、ウォーターマークWMは、レシート先端からレシート後端までの領域を印刷対象領域として配置(印刷)されることとなる。また、ウォーターマークWMの配置を決定する前スペースN1およびマーク間ピッチN2は、ウォーターマークWMの印刷対象領域内における値を設定するものである。したがって、上記のヘッドカッタ間距離N0に相当する領域は、ウォーターマークWMの印刷対象外領域として取り扱われる。なお、これ以外にも、レシートカット位置までの紙送りで発生した領域、頭出し位置までの紙送りで発生した領域、並びに紙送りスイッチ押下による紙送りで発生した領域は、印刷対象外領域として取り扱われる。
続いて、同図(b)を参照し、重複印刷に関する設定値について説明する。ここに示すように、重複印刷に関しては、重複印刷回避機能(B−1)、重複印刷回避機能の対象(特定の印刷データの設定,B−2)、重複印刷を回避する場合の領域を特定する上下空白マージンSM(B−3)、の3つの設定事項が設定される。これらの設定事項は、複数の選択肢の中から選択的に設定されるものであり、その設定内容は重複印刷設定値ブロック235内にフラグを用いて記憶される。
重複印刷回避機能(B−1)は、重複印刷回避機能を利用するか否か、すなわち特定の印刷データに対してはウォーターマークWMの重複印刷を避けるような制御を実行するか否かを設定するものであり、特に設定がない場合(デフォルト値)は「利用する」に設定されている(図6(a)参照)。なお、「ウォーターマークWMの重複印刷を避ける」とは、ウォーターマークWMを次行にずらして印刷を行うのではなく、スペースに置き換えることを意味するものである。
また、重複印刷回避機能の回避対象(B−2)は、「特定の印刷データ」を設定するものであり、「バーコードのみ」、「2次元コードのみ」、「グラフィックスのみ」、「シンボル(バーコードおよび2次元コード)のみ」、「全て」の中から1の選択肢が選択される。この設定事項は、特に設定がない場合、「全て」に設定されている。なお、「グラフィックス」には、トップロゴやボトムロゴの他、全ての画像データ(イメージデータ)を含むものである。また、「特定の印刷データ」の判別(識別)は、制御データブロック222(図2参照)内に記憶されている識別データに基づき、ホスト装置40から送信される印刷コマンドを判別することにより行う。例えば、ESC/POS(登録商標)コマンド体系の場合、コマンド「GS k」によりバーコードS1と判別し、コマンド「GS (k」により2次元コードS2と判別する。また、コマンド「GS (L」等によりビットイメージ(グラフィックスG)と判別する。
また、上下空白マージンSM(B−3)は、特定の印刷データに対するウォーターマークWMの重複印刷を回避する場合、その特定の印刷データが印刷される特定印刷領域の上下に所定幅の空白マージンSM(図9(a)参照)を付加するか否か設定するものであり、特に設定がない場合は「設定しない」に設定されている(図6(a)参照)。なお、上下空白マージンSM(B−3)を「設定する」に設定した場合は、その空白マージンSMの幅をユーザが設定可能にしても良い。
次に、図5のフローチャートを参照し、重複印刷の制御について説明する。ホスト装置40から行データ(印刷データ)を受信すると(S10)、ウォーターマークデータブロック232に記憶されているウォーターマークデータ、並びに印刷間隔設定値ブロック234に記憶されている前スペースN1およびマーク間ピッチN2に基づいて、ウォーターマークWMの印刷行に相当する行データであるか(すなわち、図3の例におけるLine4〜7等に相当する行データを受信したか)否かを判別し(S11)、ウォーターマークWMの印刷行に相当する行データを受信したと判別すると(S11:Yes)、重複印刷回避機能を利用するか否かを確認する(S12)。当該確認は、重複印刷設定値ブロック235に記憶されている設定事項:B−1を参照することにより行い、重複印刷回避機能を利用しない場合は(S12:No)、行データおよび当該行に相当するウォーターマークデータの印刷を行う(S13)。また、受信した行データが、ウォーターマークWMの印刷行に相当しない場合は(S11:No)、行データを印刷し(S14)、続く行データの受信を待機する。
一方、重複印刷回避機能を利用する場合は(S12:Yes)、その行データが特定の印刷データに該当するか否かを確認する(S15)。当該確認は、まず重複印刷設定値ブロック235に記憶されている設定事項:B−2を参照することにより「特定の印刷データ」のデータ種類を確認し、さらに受信した行データがそのデータ種類に相当するデータであるか否かを判断することにより行う。ここで、特定の印刷データに該当しない場合は(S15:No)、上記と同様に、行データとウォーターマークデータとの重複印刷を行う(S13)。また、特定の印刷データに該当する場合は(S15:Yes)、ウォーターマークデータの重複印刷を避けて、行データのみを印刷する(S16)。
このように、本発明では行データの受信毎に、その行データが、特定の印刷データに該当し且つウォーターマークWMの一部または全体と重複するといった重複印刷回避条件を満たすか否かを判別し、当該重複印刷回避条件を満たすと判別された行に対して、ウォーターマークWMの印刷を避けるため、行単位でウォーターマークWMの印刷の要否を決定することができる。すなわち、ホスト装置40から受信した複数行分(ウォーターマークWMの印刷行数分)の印刷データを受信バッファ233に保存して特定印刷領域を求めるためにプリントバッファ236にデータを展開し、ウォーターマークWMを印刷するためのデータと比較して両者が重複するか否かといった判別を必要としないため、メモリ容量の小さな受信バッファ233で対応できると共に、スループットの低下を避けることができる。
なお、重複印刷回避条件を満たすか否か(ウォーターマークWMの印刷行に相当する行データを受信したか否か)の判別は、その該当行を構成する複数のドット群に、ウォーターマークデータの一部のドットが含まれるか否かにより行われるものである(したがって、図3の例におけるLine4も、重複印刷回避条件を満たすと判別される)。すなわち、図3を参照して上述したとおり、ウォーターマークWMは、ドット単位で設定可能となっているため、必ずしも行単位でその配置が決定されるものではない。したがって、「重複印刷回避条件を満たす」とは、行データを構成する複数のドット群に、ウォーターマークデータの一部のドットが含まれることを意味するものである。
次に、図6ないし図9を参照し、ユーザによって設定された設定値に基づく、重複印刷の印刷形態の一例について説明する。図6(a)は、重複印刷回避機能を利用する場合であって、重複印刷回避機能の対象に(特定の印刷データとして)バーコードS1およびグラフィックスGが含まれている場合の印刷例を示したものである。また、同図(b)は、重複印刷回避機能を利用しない場合、若しくは重複印刷回避機能を利用するが、重複印刷回避機能の対象にバーコードS1およびグラフィックスGを含まない場合の印刷例を示したものである。同図(a)に示すように、バーコードS1が印刷される印刷領域(特定印刷領域)には、HRI文字の印刷領域も含まれる。すなわち、特定印刷領域は、バーコードS1の上端をレシート幅方向に伸ばした線と、HRI文字の下端をレシート幅方向に伸ばした線と、レシートRの両側端とによって包囲される領域を指すものである。なお、図示の例では、HRI文字がバーコードS1の下に配置された場合を示しているが、バーコードS1の上に配置された場合やバーコードS1の上下に配置された場合も、HRI文字の印刷領域を含む領域が特定印刷領域となる。
また、上記(図5参照)では、行単位で重複印刷を実行するか否かを判別するものとしたが、バーコードS1を印刷する場合は、HRI文字も含めて1行として取り扱う。したがって、同図の場合、バーコードS1の前行(Line4:defgh)や後行(Line5:efghi)は、重複印刷回避条件を満たさない行(特定印刷領域に含まれない)と判別されて重複印刷が実行され、バーコードS1が印刷される行については、特定印刷領域に含まれると判別されて重複印刷が実行されない。また、バーコードS1以外にも、後述する2次元コードS2やグラフィックスGも1行として取り扱う。したがって、同図の場合、グラフィックスデータであるボトムロゴBLが印刷される行が、特定印刷領域に含まれると判別され、ウォーターマークWMの重複印刷が実行されない。
このように、ウォーターマークWMの重複印刷を避けることで、視認性を向上させることができ、特定の印刷データがシンボルデータ(バーコード,2次元コード)の場合は、スキャナ等による読み取り障害も無くすことができる。
一方、同図(b)は、重複印刷回避機能が利用されないため、バーコードS1およびボトムロゴBLが印刷されるいずれの領域にもウォーターマークWMの重複印刷が為されている。このように、重複印刷を実行すると、見栄えが損なわれるといった問題があるが、印刷部120(図2参照)がインクジェット方式により構成されている場合や、ウォーターマークWMの印刷パターンによっては、重複印刷を行っても読み取り障害とはならない場合もあるため、そのような場合に有効である。また、図6(a)に示すように、ウォーターマークWMが途切れることがないため、ウォーターマークWMそのものの見栄えが良いといった利点もある。
なお、バーコードS1以外の印刷データ(2次元コードS2,グラフィックスG)に対する重複印刷を回避した場合を、図7に示した。同図(a)は、2次元コードS2が、ウォーターマークWMのほぼ中央部に重なるような場合を示したものである。ここに示すように、特定の印刷データとして2次元コードS2が設定されている場合は、2次元コードS2で規定されている所定の空白領域(クワイエットゾーン)SM2を上下に付加した領域を、特定印刷領域と見なし、当該クワイエットゾーンSM2を含む特定印刷領域を避けてウォーターマークWMが印刷される。すなわち、2次元コードの場合は、このクワイエットゾーンSM2も含めて1行として取り扱われる。また、クワイエットゾーンSM2は、上下空白マージンSMを設定するか否か(設定事項:B−3,図4参照)に関わらず、印刷コマンドにより、受信した印刷データが2次元コードS2であることが判別された場合に必ず付加される。これにより、2次元コードS2の読み取り障害を確実に回避することができる。
なお、上下空白マージンSMを設定する場合は、このクワイエットゾーンSM2に加えて空白マージンSM(図9(a)参照)をさらに付加しても良いし、2次元コードS2については上下空白マージンSMの設定値を無視する(設定する/しないにかかわらず、クワイエットゾーンSM2だけを付加する(空白マージンSMは付加しない))ようにしても良い。なお、2次元コードS2としては、QRコード以外にも、PDF417、マキシコード、ベリコードなども印刷可能となっており、これらについても所定のクワイエットゾーンSM2が付加されることとなる。
また、同図(b)は、グラフィックスGがウォーターマークWMのほぼ中央部に重なるような場合を示したものである。ここに示すように、グラフィックスGの場合は、バーコードS1の場合と同様に、グラフィックスGの前端から後端までが1行(特定印刷領域)として取り扱われ、行単位で重複印刷を実行するか否かが判別される。また、2次元コードS2のような規定の空白領域(クワイエットゾーンSM2)は存在しない。
なお、上記の例では、行単位でウォーターマークWMを重複印刷するか否かが判別されるものとしたが(図6および図7参照)、領域(ドット単位)でウォーターマークWMを重複印刷するか否かを判別するようにしても良い。図8(a)、(b)および(c)は、それぞれバーコードS1、2次元コードS2およびグラフィックスGが印刷される特定印刷領域に対するウォーターマークWMの重複印刷を、領域で回避した場合を示したものである。すなわちこの場合、特定印刷領域は、特定の印刷データのレシート搬送方向における前端および後端の延長線と、特定の印刷データのレシート幅方向における左端および右端の延長線とによって包囲される領域を指すものである。
また、この場合、ウォーターマークWMの横方向(レシート幅方向)については、ドット単位で印刷/非印刷が判別される。さらに、2次元コードS2の場合は(同図(b)参照)、上下だけでなく左右にもクワイエットゾーンSM2が付加されたマージン付き特定印刷領域に対して、重複印刷を回避することとなる。なお、縦方向(レシート搬送方向)におけるドット単位の印刷/非印刷の制御については、上記の例の場合と同様に行われる。
このように、行単位ではなく領域でウォーターマークWMの重複印刷を回避することで、できる限りウォーターマークWMを残した印刷を行うことができ、ウォーターマークWMの視認性や見栄えを良くすることができる。なお、ウォーターマークWMの重複印刷の回避を、行単位で行うか領域で行うかを、ユーザが選択できるように構成しても良い。
一方、図9(a)は、上下空白マージンSM(設定事項:B−3,図4(b)参照)を設定した場合の印刷例を示したものである。この場合、ウォーターマークWMは、特定印刷領域に上下空白マージンSMを付加した領域(マージン付き特定印刷領域)を避けて印刷される。このように、特定印刷領域の上下または周囲に所定の空白領域を存した状態でウォーターマークWMを印刷することにより、空白領域を設定しない場合(図6(a)参照)と比較して、特定の印刷データの視認性を向上させることができる。
なお、空白マージンSMの幅は、所定の長さではなく、特定の印刷データの大きさに応じて見栄え良く変更可能としても良い。また、図8に示すように、領域でウォーターマークWMの重複印刷を回避する場合は、上下だけでなく左右にも同じ幅の空白マージンSMが設定されることが好ましい。
また、上記の例では、特定の印刷データが印刷される特定印刷領域、または空白マージンSMを付加したマージン付き特定印刷領域を避けて、ウォーターマークWMの重複印刷を実行するものとしたが、図9(b)に示すように、特定印刷領域に重複すると判別されたウォーターマークWM(同図、一点鎖線部参照)については、重複部分のみならず、その全体の印刷を避けるようにしても良い。
この構成によれば、ウォーターマークWMの個々について、その一部または全体が特定印刷領域に重複するか否かを判別する必要があるため、複数行分(ウォーターマークWMの印刷行数分)の印刷データを保存可能な受信バッファ233が必要であると共に、データを保存している間は印刷実行できないため、その分スループットが低下するといった問題があるが、ウォーターマークWMが途切れたり欠けたりすることがないため、レシートRの見栄えをよくすることができる。なお、ウォーターマークWMの重複印刷の回避を、重複部分のみとするか全体とするかを、ユーザが選択できるように構成しても良い。
次に、図10を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、下記の点で上記の実施形態と異なる。すなわち、上記の実施形態では、ユーザにより設定された前スペースN1およびマーク間ピッチN2に基づいて、ウォーターマークWMの配置を決定するため、ホスト装置40から受信する印刷データの量(印刷データに基づいて算出される印刷長)によっては、レシート後端において、最後のウォーターマークWMが、途中で途切れてしまう場合があった(同図、一点鎖線部参照)。これに対し、本実施形態では、このようにウォーターマークWMの全体を印刷できない場合、そのウォーターマークWM全体の印刷を禁止するものである。そこで、以下第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態では、印刷装置50が、ホスト装置40から印刷データを行データ毎に受信してそれを受信バッファ233内に保存しておき、ウォーターマークWM全体の印刷を実行可能な行データの受信を終えた時点で、行データとウォーターマークデータとを重ね合わせてデータ展開し、プリントバッファ236に格納する。そして、当該プリントバッファ236に格納されたデータに基づいて印刷を行う。したがって、図示の例の場合、設定された前スペースN1の長さに印刷可能なLine3までは行データ受信毎にデータ展開を行い、前スペースN1を超えた行データ(Line4以降の行データ)については、ウォーターマークWMのレシート搬送方向長さを印刷可能なLine4〜Line7までの受信を終えた時点でデータ展開を行う。また、マーク間ピッチN2の長さに印刷可能なLine8〜Line10は行データ受信毎にデータ展開を行い、これ以降はLine11〜Line14の受信を終えた時点でデータ展開を行う。そして、図示の例の場合、レシート後端を意味する印刷コマンド(例えば、レシートカットコマンド)を受信した時点で、ウォーターマークWM全体の印刷が実行できないことが判断できるため、その時点でボトムロゴBL以降のデータ展開を行って(ウォーターマークWMの重複印刷は行わない)、印刷を完了する。
このように、本実施形態によれば、ウォーターマークWMのレシート搬送方向長さ分の行データの受信を待って、印刷を実行することとなるため、その分のスループットの低下は避けられないが、最後のウォーターマークWMが途中で途切れることがないように印刷制御されるため(レシートR上に印刷される全て(1つの場合も含む)のウォーターマークWMが、完全な状態で(その一部が欠けることなく)印刷されるため)、レシートRの見栄えを良くすることができる。
なお、レシートR全体の印刷データの受信を待って印刷長(レシートRの長さ)を算出した上で、ウォーターマークWMの配置個数を求め、最後のウォーターマークWMが途中で途切れるような場合は、そのウォーターマークWM全体の印刷を禁止するようにしても良い。この構成によれば、全体のスループットはさらに低下するが、印刷制御を容易に行うことができる。
以上、説明したとおり、本発明によれば、レシートRの先端から最初のウォーターマークWMの印刷位置までの印刷間隔である前スペースN1に基づいてウォーターマークWMを印刷するため、ウォーターマークWMの印刷開始位置を統一でき、見栄えの良いレシートRを発行することができる。
また、前スペースN1や、隣接するウォーターマークWM間の印刷間隔であるマーク間ピッチN2をユーザが設定可能できるため、ユーザの好みに応じて、ウォーターマークWMを配置することができると共に、前スペースN1を、トップロゴTLのレシート搬送方向長さ以上の値とすることで、トップロゴTLとウォーターマークWMとが重複して印刷され、見栄えを損ねるといった問題を回避することができる。さらに、2つの設定値(前スペースN1およびマーク間ピッチN2)に基づいてウォーターマークWMを配置できるため、ウォーターマークWMの配置を設定する際の使い勝手を向上させることができる。
また、前スペースN1やマーク間ピッチN2は、ドット単位で設定できるため、機種によらずユニークな値(長さ)に設定することができる。したがって、ユーザの所望どおりにこれらの印刷間隔を設定することができる。
また、ホスト装置40から受信した印刷データに特定の印刷データが含まれる場合、当該特定の印刷データの印刷領域である特定印刷領域を避けて、ウォーターマークWMを印刷するため、ウォーターマークWMと特定の印刷データとが重複印刷されることがない。したがって、特定の印刷データの読み取り障害並びに視認性の損失を回避することができる。
また、特定の印刷データに対してウォーターマークWMの重複印刷を避ける重複印刷回避機能を利用するか否かを、ウォーターマークWMのパターン形状や濃度等によって選択することができる。また、この場合、特定の印刷データの種類毎に、重複印刷回避機能を利用するか否かを選択できるため、ユーザの好みにより適したレシートRを発行することができる。
また、行データの受信毎に、ウォーターマークWMの印刷の要否を決定することができる(複数行分の印刷データを受信バッファ233に保存して特定印刷領域を求めるためにデータを展開し、ウォーターマークWMを印刷するための印刷データと比較して両者が重複するか否かといった判別を必要としない)ため、メモリ容量の小さな受信バッファ233で対応できると共に、スループットの低下を避けることができる。
また、空白マージンSMを設定することで(図9(a)参照)、特定印刷領域の上下または周囲に所定の空白領域を存した状態でウォーターマークWMを印刷できるため、特定の印刷データの縁部がウォーターマークWMと重ねって見づらくなることがない。
また、第2実施形態によれば、レシート後端において、最後のウォーターマークWMが途中で途切れることがないように印刷制御されるため、レシートRの見栄えをさらに良くすることができる。
なお、上記の例では、ウォーターマークデータブロック232には、ウォーターマークWMの画像データの他、ウォーターマークWMの印刷サイズやレシート幅方向における印刷位置に関するデータが記憶されており、これらのデータに基づいてウォーターマークWMを印刷するものとしたが、レシートRの印刷幅を検出するための検出手段を設け、その検出結果に基づいて印刷サイズや印刷位置を変更するように構成しても良い。また、ホスト装置40からウォーターマークWMの印刷サイズや印刷位置を左右するようなデータ(印刷コマンド)が送信された場合は、そのデータに基づいて印刷サイズや印刷位置を変更するように構成しても良い。これらの構成によれば、レシート幅に応じて印刷サイズや印刷位置が異なる複数のウォーターマークWMのデータを記憶する必要が無く、レシート幅や印刷データの印刷領域に応じてウォーターマークWMの印刷サイズや印刷位置を適宜変更することができる。
また、ウォーターマークデータブロック232には、1種類のみならず、複数種類のウォーターマークデータを記憶しておき、印刷対象となるウォーターマークデータを、ユーザによる設定に応じて変更可能に構成しても良い。また、ユーザによる設定ではなく、複数種類のウォーターマークデータの中から、印刷装置50(制御部200)が曜日、日付、印刷データの内容に応じて(若しくはランダムに)選択した1のウォーターマークデータを印刷対象としても良い。さらに、1種類のウォーターマークデータを繰り返し印刷するのではなく、ウォーターマークデータブロック232に記憶された複数種類のウォーターマークデータを順次印刷するようにしても良い。
また、上記の例では、トップロゴTLやボトムロゴBLを印刷するためのグラフィックスデータは、ホスト装置40から取得するものとしたが、印刷装置50内にこれらのデータを記憶しておき、レシート先端またはレシート後端の検出をトリガとして、レシートR上に付加(印刷)するようにしても良い。この構成によれば、ホスト装置40(POSアプリケーション41a)が、トップロゴTLやボトムロゴBLを印刷する機能を有していない場合、POSアプリケーション41aを変更することなく容易にこれらのグラフィックスデータの付加機能を追加することができる。なお、このようにトップロゴTLやボトムロゴBLを印刷するためのグラフィックスデータを印刷装置50において付加する構成においても、ウォーターマークWMとの重複印刷を避けるように構成されることが好ましい。
また、上記の例では、図示しない外部装置により、各種設定値(図4参照)やウォーターマークデータが設定されるものとしたが、ホスト装置40により設定可能としても良い。この構成によれば、設定値の設定のためにわざわざ外部装置を用意したり、インターフェースの繋ぎ換えなどを行わなくとも、各種設定値やウォーターマークデータの設定を行うことができる。
また、上記の例では、前スペースN1やマーク間ピッチN2を、ドット単位で設定するものとしたが、cm(センチメートル)単位や、inch(インチ)単位で設定できるように構成しても良い。
また、印刷装置50の制御部20における機能を、コンピュータ読み取り可能なプログラムとして提供しても良い。さらに、このプログラムを記録媒体に格納して提供し、他のコンピュータで利用できるようにしても良い。記憶媒体としては、ハードディスク、フラッシュROM、メモリカード(コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、メモリースティック等)、コンパクトディスク、光磁気ディスク、デジタルバーサタイルディスクおよびフレキシブルディスク等を利用することができる。
また、上記では、本発明をPOSシステム10に適用した例を示したが、印刷データを送信するホスト装置と、これにウォーターマークWMを付加して印刷を行う印刷装置と、から成る印刷システムであれば、端末の種類を問わず、本発明を適用可能である。
本発明の一実施形態に係るPOSシステムのシステム構成図である。 印刷装置の制御ブロック図である。 レシートの印刷例を示す図である。 印刷装置に設定される各種設定値を説明する図である。 重複印刷回避機能の制御を説明するフローチャートである。 重複印刷回避機能を利用する場合および利用しない場合の印刷結果の一例を示す図である。 重複印刷回避機能を利用する場合の印刷結果の一例を示す図である。 重複印刷回避機能を利用する場合の印刷結果の一例を示す図である。 重複印刷回避機能を利用する場合の印刷結果の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るレシートの印刷結果の一例を示す図である。 本発明の従来技術を説明するための図である。
符号の説明
10 POSシステム 20 POS端末
30 POSサーバ 40 ホスト装置
41a POSアプリケーション 41d OS
49 プリンタドライバ 50 印刷装置
100 データ受信部 110 搬送部
120 印刷部 130 切断部
140 駆動部 200 制御部
232 ウォーターマークデータブロック 233 受信バッファ
234 印刷間隔設定値ブロック 235 重複印刷設定値ブロック
BL ボトムロゴ G グラフィックス
N0 ヘッドカッタ間距離 N1 前スペース
N2 マーク間ピッチ R レシート
S1 バーコード S2 2次元コード
SM 空白マージン SM2 クワイエットゾーン
TL トップロゴ WM ウォーターマーク

Claims (7)

  1. ホスト装置から送信される印刷データに、ウォーターマークを重ねてレシート上に印刷可能な印刷装置において、
    前記ウォーターマークを印刷するためのデータと、前記レシートの先端から最初の前記ウォーターマークの印刷位置までの印刷間隔である第1設定値と、隣接する前記ウォーターマーク間の印刷間隔である第2設定値と、を記憶する記憶手段と、
    前記第1設定値および前記第2設定値に基づいて、前記ウォーターマークを印刷する印刷手段と、を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記記憶手段に記憶させるための前記第1設定値および/または前記第2設定値を設定する設定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記設定手段は、前記第1設定値および/または前記第2設定値の印刷間隔をドット単位で設定することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記印刷手段は、前記第1設定値および前記第2設定値、並びに前記ウォーターマークのレシート搬送方向長さに基づき、最後の前記ウォーターマークが前記レシートの後端において途中で途切れるように配置される場合は、当該最後のウォーターマークの印刷を行わないことを特徴とする請求項1、2または3に記載の印刷装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の印刷装置の各手段として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の印刷装置と、前記ホスト装置と、を有することを特徴とする印刷システム。
  7. ホスト装置から送信される印刷データに、ウォーターマークを重ねてレシート上に印刷可能な印刷装置の印刷制御方法において、
    前記レシートの先端から最初の前記ウォーターマークの印刷位置までの印刷間隔である第1設定値、並びに隣接する前記ウォーターマーク間の印刷間隔である第2設定値に基づいて、前記ウォーターマークの印刷制御を行うことを特徴とする印刷制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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