JP2006005627A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿載置板に載置された原稿の画像データを読取るフラット・ベッド・スキャナを備えた画像読取装置において、原稿領域と原稿領域外の画素データを判別して定形サイズ以外の原稿であってもその正確な原稿サイズを検出することができる画像読取装置を提供すること。
【解決手段】画像読取装置1は、原稿載置板16に載置された原稿が白基準板24よりも拡散反射率が高いプレスシート22により載置板16へ押圧された状態で原稿を含むプレスシート22の輝度データを読取るフラットベッド読取部15と、白基準板24の輝度データを白側に所定量オフセットしたデータを基準にして原稿を含むプレスシート22の輝度データをシェーディング補正する第2シェーディング補正回路29と、該補正後のデータを2値化する2値化回路30と、2値化後のデータに基づいて原稿の縁を検出する判別回路31と、を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、原稿載置板に載置された原稿の輝度データを読取るフラット・ベッド・スキャナ(FBS:Flat Bed Scanner)を備えた画像読取装置に関し、詳しくは原稿載置板に載置された原稿がプレスシートにより原稿載置板へ押圧された状態で原稿を含むプレスシートの輝度データを読取って原稿サイズを検出する画像読取装置に関するものである。
透明な原稿載置板に載置された原稿の輝度データを読取る、いわゆるフラット・ベッド・スキャナを備えた画像読取装置では、例えば、原稿の本読取り開始前の予備走査(プレスキャン)において原稿の画像を主走査ライン毎に数ライン程度走査して原稿幅を検出するとともに、所定位置に配設された原稿検出センサにより原稿の縦方向の長さを検出することにより、原稿の読取り開始前に原稿サイズを検出している。
しかし、上記のような方法で原稿サイズを検出する画像読取装置の多くは、A4やB4等の定形サイズの原稿が載置されることを前提としているため、定形サイズ以外の原稿が載置された場合に正しい原稿サイズを検出することができないことがあり、場合によってはユーザが原稿サイズを入力しなければならなかった。また、原稿が斜めに載置された場合にも、正しい原稿サイズを検出することができないことがあった。
かかる事情を考慮して原稿サイズを検出する装置として、特許文献1に開示されている画像読取装置がある。この画像読取装置50は、図11に示すように、透明な原稿載置板51、該載置板51に載置された原稿52を上方から押圧して原稿載置板51に密着させる原稿カバー53、原稿52に光を照射する光源54、原稿52からの反射光を所定の方向へ導く反射ミラー55、反射光を収束する収束レンズ56、収束光の可視光成分のみを透過するフィルタ57、透過した収束光を電気信号に変換して出力するCCD(Charge Coupled Device)58等を備えている。
そして、前記原稿カバー53の下面には、光線を吸収する板状の吸光部材59が貼付けられるとともに、更にその吸光部材59の下面に光線の透過する板状の透明部材60が貼付けられており、原稿の読取り開始命令があると、原稿52を含む原稿カバー53表面の輝度データがCCD58によって主走査ライン毎に読取られ、読取られた輝度データに対してA/D変換、シェーディング補正が行われる。図12は、輝度データのうちのシェーディング補正後の1ライン(主走査ライン)分の輝度データの濃度(以下、「輝度値」ともいう。)を示した図であり、光源54から原稿カバー53に入射された光が吸光部材59により減衰されており、原稿52内の黒レベルに対して原稿カバー53の黒レベルが若干低く(黒く)なっている。このようにして得られた輝度データから原稿サイズを検出するために、画像読取装置50には比較処理部(不図示)が設けられており、該比較処理部において、原稿カバー53の黒レベルと原稿52の黒レベルの中間の値を基準値Thとし、輝度値が基準信号Th以下の画素データを全て原稿領域外であると判断して、原稿の画素データと原稿領域外の画素データとを判別する処理を主走査ライン毎に行って正確な原稿サイズを検出している。
特開平6−113104号公報
しかしながら、特許文献1の画像読取装置50では、縁が黒い原稿52を含む吸光部材59の画像を読取った際に原稿の縁の輝度値と吸光部材59の輝度値とが近い値をとる場合には、原稿領域と原稿以外の領域とを判別できないおそれがある。
また、吸光部材59が黒色に形成されているため、定形サイズよりも小さい原稿を定形サイズを指定して読取ると、定形サイズと原稿サイズが異なるために、原稿の画像データの画像が記録された記録紙において、縁が黒色に記録されてしまい、トナーが無駄に使用されてしまうという問題がある。そして、これを防止するために、黒色で記録されてしまう部分の画素データを白色の画素データに変換するという通常の画像処理では必要のない処理を行わなければならない。
また、原稿カバー53の吸光部材59を原稿52内の黒を読んだ場合よりも反射光量が少なくなるような材料で形成することは困難であり、可能であるとしても原稿カバー53の構造が複雑になることから、装置コストが増大する等の問題が生じることが当然考えられる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、透明な原稿載置板に載置された原稿の輝度データを読取るフラット・ベッド・スキャナを備えた画像読取装置において、原稿領域の画素データと原稿領域外の画素データを判別して定形サイズ以外の原稿であってもその正確な原稿サイズを検出することができる画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像読取装置は、白基準板の輝度データを基準にして、読取った原稿の輝度データをシェーディング補正する画像読取装置において、原稿載置板に載置された原稿が前記白基準板よりも拡散反射率が高いプレスシートにより前記原稿載置板へ押圧された状態で前記原稿を含む前記プレスシートの輝度データを読取る読取手段と、前記白基準板の輝度データを白側に所定量オフセットしたデータを基準にして前記原稿を含むプレスシートの輝度データをシェーディング補正するシェーディング補正手段と、該手段によるシェーディング補正後のデータを2値化する2値化手段と、2値化後のデータに基づいて前記原稿の縁を検出する検出手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2記載の画像読取装置は、白基準板の輝度データを基準にして、読取った原稿の輝度データをシェーディング補正する画像読取装置において、原稿載置板に載置された原稿が前記白基準板よりも拡散反射率が高いプレスシートにより前記原稿載置板へ押圧された状態で前記原稿を含む前記プレスシートの輝度データを読取る読取手段と、プレスシートの輝度データを基準にして前記原稿を含むプレスシートの輝度データをシェーディング補正するシェーディング補正手段と、該手段によるシェーディング補正後のデータを2値化する2値化手段と、2値化後のデータに基づいて前記原稿の縁を検出する検出手段と、を備えることを特徴としている。
請求項3記載の画像読取装置は、白基準板の輝度データを基準にして、読取った原稿の輝度データをシェーディング補正する画像読取装置において、原稿載置板に載置された原稿が前記白基準板よりも拡散反射率が高いプレスシートにより前記原稿載置板へ押圧された状態で前記原稿を含む前記プレスシートの輝度データを読取る読取手段と、前記白基準板の輝度データを白側にオフセットした閾値データにより前記原稿を含むプレスシートの輝度データを2値化する2値化手段と、2値化後のデータに基づいて前記原稿の縁を検出する検出手段と、を備えることを特徴としている。
請求項4記載の画像読取装置は、白基準板の輝度データを基準にして、読取った原稿の輝度データをシェーディング補正する画像読取装置において、原稿載置板に載置された原稿が前記白基準板よりも拡散反射率が高いプレスシートにより前記原稿載置板へ押圧された状態で前記原稿を含む前記プレスシートの輝度データを読取る読取手段と、プレスシートの輝度データを黒側にオフセットした閾値データにより前記原稿を含むプレスシートの輝度データを2値化する2値化手段と、2値化後のデータに基づいて前記原稿の縁を検出する検出手段と、を備えることを特徴としている。
請求項5記載の画像読取装置は、請求項1又は2に記載の画像読取装置において、前記シェーディング補正手段による処理と並行して、前記白基準板の輝度データを基準にして前記原稿を含むプレスシートの輝度データをシェーディング補正する手段を備えることを特徴としている。
請求項6記載の画像読取装置は、請求項3又は4記載の画像読取装置において、前記2値化手段による処理と並行して、前記白基準板の輝度データを基準にして前記原稿を含むプレスシートの輝度データをシェーディング補正する手段を備えることを特徴としている。
請求項7記載の画像読取装置は、請求項5に記載の画像読取装置において、前記シェーディング補正手段は、前記原稿を含むプレスシートの輝度データに間引き処理を施したデータをシェーディング補正することを特徴としている。
請求項8記載の画像読取装置は、請求項6に記載の画像読取装置において、前記2値化手段は、前記原稿を含むプレスシートの輝度データに間引き処理を施したデータを2値化することを特徴としている。
請求項9記載の画像読取装置は、請求項1乃至8のいずれか1に記載の画像読取装置において、前記原稿を含むプレスシートの輝度データのうち、前記検出手段が検出した前記原稿の縁によって囲まれた画素データからなる輝度データに対して画像処理を行う手段を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の画像読取装置によれば、定形サイズ以外の原稿が原稿載置板に載置された場合や、原稿が斜めに載置された場合であっても、原稿の縁を検出して原稿載置板に載置された原稿の正確な原稿サイズを判定することができる。また、原稿の縁を検出するためにシェーディング補正後のデータを2値化するため、2値化に使用する閾値データに一定値を用いることができ、2値化処理を容易に行うことができる。
請求項2に記載の画像読取装置によれば、定形サイズ以外の原稿が原稿載置板に載置された場合や、原稿が斜めに載置された場合であっても、原稿の縁を検出して原稿載置板に載置された原稿の正確な原稿サイズを判定することができる。また、原稿の縁を検出するためにシェーディング補正後のデータを2値化するため、2値化に使用する閾値データに一定値を用いることができ、2値化処理を容易に行うことができる。
請求項3に記載の画像読取装置によれば、定形サイズ以外の原稿が原稿載置板に載置された場合や、原稿が斜めに載置された場合であっても、原稿の縁を検出して原稿載置板に載置された原稿の正確な原稿サイズを判定することができる。
請求項4に記載の画像読取装置によれば、定形サイズ以外の原稿が原稿載置板に載置された場合や、原稿が斜めに載置された場合であっても、原稿の縁を検出して原稿載置板に載置された原稿の正確な原稿サイズを判定することができる。
請求項5に記載の画像読取装置によれば、シェーディング補正手段による処理と並行して、白基準板の輝度データを基準にして原稿を含むプレスシートの輝度データをシェーディング補正する手段を備えているので、原稿の縁を検出するためのシェーディング補正手段による処理と、いわゆるシェーディング補正とを同時に行うことができる。したがって、原稿の縁を検出するための予備走査(プレスキャン)を行う必要がないという利点がある。
請求項6に記載の画像読取装置によれば、2値化手段による処理と並行して、白基準板の輝度データを基準にして原稿を含むプレスシートの輝度データをシェーディング補正する手段を備えているので、原稿の縁を検出するための2値化手段による処理と、いわゆるシェーディング補正とを同時に行うことができる。したがって、原稿の縁を検出するための予備走査を行う必要がないという利点がある。
請求項7に記載の画像読取装置によれば、原稿を含むプレスシートの輝度データの全てを用いて原稿の縁を検出する場合に比べて、原稿の縁を検出する処理を高速化することができる。また、原稿の縁を検出する処理にかかる消費電力を削減することができる。
請求項8に記載の画像読取装置によれば、原稿を含むプレスシートの輝度データの全てを用いて原稿の縁を検出する場合に比べて、原稿の縁を検出する処理を高速化することができる。また、原稿の縁を検出する処理にかかる消費電力を削減することができる。
請求項9に記載の画像読取装置によれば、原稿サイズを判定するために読取られた原稿を含むプレスシートの輝度データのうち、不要なプレスシートの輝度データに対して画像処理が行われることはなく、必要な原稿領域の画素データからなる原稿の輝度データに対してのみ画像処理を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態に係る画像読取装置について、図面に基づき説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置1の構成例を示したブロック図である。画像読取装置1は、図示するように制御部(MPU:Microprocessing Unit)2、原稿読取部3、画像処理回路4、ページメモリ5、コーデック(CODEC:Coder and Decoder)6、画像メモリ7、記録部8、操作部9、表示部10、ROM(Read Only Memory)11、及びRAM(Random Access Memory)12を備えたものであって、各部2乃至12は、バス13によって通信可能に接続されている。
制御部2は、画像読取装置1の各部の動作を制御する。原稿読取部3は、原稿の輝度データを読取るものであり、図2に示すように、フラットベッド読取部(FBS:Flat Bed Scanner)15を備えている。このフラットベッド読取部15は、図示するように、読取るべき原稿を載置するための透明な原稿載置板16と、載置された原稿に光を照射する光源(不図示)及び原稿からの反射光を所定の方向へ導くための反射ミラー(不図示)を備え且つ原稿載置板16に対して水平方向(副走査方向)に往復移動する走査キャリッジ17と、反射光を収束する集光レンズ18と、収束光を電気信号に変換して出力するラインセンサ(CCD:Charge Coupled Device)19、とを備えてなる縮小光学系の画像読取ユニットである。
このフラットベッド読取部15の上方には、フラットベッド読取部15本体の上面奥に設けられた支持部20を軸として原稿載置板16に対して開閉可能な原稿押圧部材21が設けられている。この原稿押圧部材21の原稿載置板16と接する側の表面には、原稿載置板16に載置された原稿を上方から押圧して原稿載置板16に密着させるとともに、原稿の背景として原稿の周辺部に影が生じるのを防ぐためにプレスシート22が貼設されている。
原稿載置板16に原稿が載置されて原稿押圧部材21が閉じられた後、操作部9の所定操作により原稿の読取り開始命令があると、走査キャリッジ17が原稿載置板16に対して図中の矢印で示すように水平に移動しながら原稿載置板16上の原稿を走査し、原稿からの反射光をラインセンサ19へ導いて結像することによって原稿載置板16に載置された原稿の輝度データが主走査ライン毎に読取られるようになっている。なお、後述するが、原稿の読取りを行う際に原稿載置板16に載置された原稿の正確な原稿サイズを判定(検出)するために、原稿を含むプレスシート22の輝度データがラインセンサ19により読取られて所定の出力先に出力されるようになっている。なお、輝度データを構成する各画素データは、その明暗情報が数値(以下、「輝度値」という。)によって表されており、輝度値が低いほどその画素データが暗く(黒く)、逆に輝度値が高いほどその画素データが明るい(白い)ことを示している。また、輝度データを構成する各画素データには、それぞれ位置情報が付加されており、各画素データが原稿載置板16上のどの画素を読取ったものであるか容易に判断できるようになっている。
また、原稿押圧部材21の上部には、図示していないが自動原稿搬送部(ADF:Automatic Document Feeder)が設けられている。ラインセンサ19は、走査キャリッジ17が透光板23の下方に固定された状態で前記自動原稿搬送部によって搬送される原稿を前記透光板23の上方の所定の読取位置にて走査することにより、自動原稿搬送部によって搬送される原稿の輝度データを読取ることも可能である。なお、前記所定の読取位置を通過する原稿を透光板23に近接させるガイドとして、透光板23と対向する位置に白色テープを貼り付けられたり、白色に塗装されることにより白色に形成された白基準板(シェーディングプレート)24が設けられている。
なお、上記のプレスシート22は、原稿の背景として原稿の周辺部に影が生じるのを防ぐことができ、且つプレスシート22の下面(原稿又は原稿載置板16と接する面)が無地で且つその拡散反射率がこの白基準板24よりも高い材料で形成されている。したがって、フラットベッド読取部15は、原稿載置板16に載置された原稿が白基準板24よりも拡散反射率が高いプレスシート22により原稿載置板16へ押圧された状態で原稿を含むプレスシート22の輝度データを読取る読取手段として機能する。
図3は、本発明の第1の実施形態にかかる画像読取装置1における原稿読取部3の構成を示したブロック図である。原稿読取部3は、図示するように、上記のラインセンサ19(不図示)等を具備するフラットベッド読取部15の他に、AFE(Analog Front End)回路26、A/D変換回路27、第1シェーディング補正回路28、第2シェーディング補正回路29、2値化回路30、及び判別回路31を具備している。
AFE回路26は、フラットベッド読取部15のラインセンサ19が読取った原稿を含むプレスシート22のアナログ輝度データに対して、予め設定されたゲイン設定値に基づいて前記アナログ輝度データを構成する各画素データの輝度値を増幅するゲイン調整を行う。A/D変換回路27は、AFE回路26においてゲイン調整されたアナログ輝度データをデジタル輝度データにA/D変換(Analog to Digital Conversion)する。
第1シェーディング補正回路28は、A/D変換回路27から出力された原稿を含むプレスシート22の輝度データに対して通常シェーディング補正を行う。ここで、通常シェーディング補正は、光量ムラや光学部品の影響、及びラインセンサ19の画素感度のバラツキを補正するために行われる、所謂シェーディング補正である。この第1シェーディング補正回路28は、シェーディングRAM32を具備しており、該シェーディングRAM32には、フラットベッド読取部15のラインセンサ19が白基準板24の画像を読取って取得した白基準板24の輝度データ(以下、「シェーディングデータ」ともいう。)が格納されている。この白基準板24の輝度データは、具体的には、主走査方向に1ラインのデータである。第1シェーディング補正回路28は、A/D変換回路27から出力された原稿を含むプレスシート22の輝度データに対してこのシェーディングRAM32に格納されているシェーディングデータを基準にしてシェーディング補正(通常シェーディング補正)を行う。このように、画像読取装置1は、白基準板24の輝度データを基準にして、読取った原稿の輝度データをシェーディング補正する機能を備えている。
なお、白基準板24の輝度データをシェーディングRAM32に格納するタイミングは、原稿を含むプレスシート22の輝度データの読取り開始前であれば特に限定されるものではなく、例えば画像読取装置1の電源がONされる度に読取ってシェーディングRAM32に格納したり、原稿を含むプレスシート22の輝度データの読取り開始命令がある度に当該輝度データの読取り開始前に読取って格納してもよい。また、原稿読取り時に限らず、ユーザによる取込み指示操作が操作部9において行われた場合に、白基準板24の輝度データを取得してシェーディングRAM32に格納するようにしてもよい。
第2シェーディング補正回路29は、A/D変換回路27から出力された原稿を含むプレスシート22の輝度データに対して原稿サイズ判定用シェーディング補正を行う。原稿サイズ判定用シェーディング補正は、ラインセンサ19が読取った原稿載置板16に載置された原稿を含むプレスシート22の輝度データに対して、載置された原稿の正確な原稿サイズを判定するために行われるシェーディング補正である。
第2シェーディング補正回路29は、後に詳述するが、第1シェーディング補正回路28が具備するシェーディングRAM32の白基準板24の輝度データを白側に所定量オフセットしたデータ(基準データ)を基準にしてA/D変換回路27から出力された原稿を含むプレスシート22の輝度データをシェーディング補正するシェーディング補正手段として機能し、この第2シェーディング補正回路29によって処理されたシェーディング補正後のデータは、2値化回路30へと出力される。
2値化回路30は、シェーディング補正後のデータを2値化する2値化手段として機能し、第2シェーディング補正回路29が原稿サイズ判定用シェーディング補正したデータを所定の閾値に基づいて2値化(階調減少処理)する。判別回路31は、2値化後のデータに基づいて原稿の縁を検出する検出手段として機能し、2値化回路30によって2値化されたデータに基づいて、ラインセンサ19が原稿を含むプレスシート22表面の画像を読取って取得した原稿を含むプレスシート22の輝度データを原稿領域の画素データと原稿領域外の画素データとに判別する処理を行う。この判別回路31の判別結果は、画像処理部4へと出力される。
なお、第1シェーディング補正回路28による通常シェーディング補正の処理と第2シェーディング補正回路29による原稿サイズ判定用のシェーディング補正の処理とは並行して行われるようになっており、第1シェーディング補正回路28は、シェーディング補正手段(第2シェーディング補正回路29)による処理と並行して、白基準板24の輝度データを基準にして原稿を含むプレスシート22の輝度データをシェーディング補正する手段として機能する。
画像処理回路4は、原稿を含むプレスシート22の輝度データのうち、判別回路(検出手段)31が検出した原稿の縁によって囲まれた画素データからなる輝度データに対して画像処理を行う手段として機能する。具体的には、判別回路31から出力された判別結果に基づいて、第1シェーディング補正回路28において通常シェーディング補正が施された原稿を含むプレスシート22の輝度データ(以下、通常シェーディング補正が施された後の輝度データを「画像データ」という。)のうち、原稿領域の画素データからなる原稿の画像データに対してのみ画像処理を行う。ここで、画像処理回路4が行う画像処理は、原稿の画像データの画像を記録部8において用紙に記録するための画像処理であり、具体的には、γ補正、拡大/縮小の変倍処理、2値化処理等の画像処理である。このようにして画像処理回路4において必要な画像処理が施された原稿の画像データは、ページメモリ5へと出力される。なお、この画像処理回路4において行われる2値化処理は、2値化回路30において行われる原稿サイズを判定するための2値化ではなく、原稿の画像データの画像を用紙に記録するための2値化処理である。また、本実施の形態においては、2値化回路30において原稿サイズを判定するための2値化を行う場合について説明するが、2値化回路30を設けず、この画像処理回路4において原稿サイズを判定するための2値化も併せて行うようにしてもよい。
ページメモリ5は、画像処理回路4において画像処理が施された原稿の画像データを蓄積するメモリである。コーデック6は、画像データを符号化(エンコード)・復号(デコード)するものである。ここでは、画像処理回路4で必要な画像処理が行われたページメモリ5の原稿の画像データをMH(Modified Huffman)、MR(Modified Read)、MMR(Modified Modified Read)、JBIG(Joint Bi-level Image Group)方式等により符号化し、符号化されている画像データを復号する。
画像メモリ7は、コーデック6において符号化された画像データ、画像処理回路4から直接出力された画像データ等を格納する。記録部8は、画像メモリ7から読み出された画像データの画像を用紙に記録するものである。この記録部8における記録方式としては、例えば、電子写真方式やインクジェット記録方式等の各種の記録方式を用いることができる。
操作部9は、図2に例示するように、原稿読取部3(不図示)に原稿の読取り開始を指示するためのスタートキー33、コピー部数等を入力するためのテンキー34、原稿の読取倍率を設定するための倍率設定キー35、原稿の読取濃度を設定するための濃度設定キー36など、表示部10と連動した各種操作キーを備えている。表示部10は、各種の設定画面や画像読取装置1の動作状態などを文字や図形などで表示する液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)37や、点灯又は消灯で表示するLEDランプ38などを備えている。
ROM11は、制御部2によりこの画像読取装置1の各部の動作が制御されるための各種プログラムを格納している。画像読取装置1の各部の処理動作は、このROM11に格納されている各種プログラムに基づいて制御部2が発行する命令に従って行われる。RAM12は、画像読取装置1の処理動作に用いる設定情報や動作情報等の各種データを読み出し及び書込み可能な状態で格納している。
以下、フラットベッド読取部15で原稿を含むプレスシート22の輝度データが読取られてからページメモリ5に格納されるまでに、上記のように構成された画像読取装置1において行われる処理について、図2乃至図4に基づいて説明する。まず、ユーザによってフラットベッド読取部15の原稿載置板16に原稿が載置され、原稿押圧部材21が閉じられた後、操作部9のスタートキー33が押下されると、フラットベッド読取部15の走査キャリッジ17が原稿載置板16に沿って水平方向(副走査方向)に原稿を含むプレスシート22を走査することにより、ラインセンサ19は、原稿を含むプレスシート22の輝度データを主走査ライン毎に読取る。
このようにして、フラットベッド読取部15のラインセンサ19によって読取られた原稿を含むプレスシート22の輝度データは、図3に示すように、AFE回路26へと順次出力され、該AFE回路26において予め設定されたゲイン設定値に基づいてゲイン調整される。続いて、AFE回路26においてゲイン調整された原稿を含むプレスシート22の輝度データは、A/D変換回路27へと出力され、該A/D変換回路27においてアナログ輝度データからデジタル輝度データへとA/D変換される。
次に、A/D変換回路27においてA/D変換された原稿を含むプレスシート22の輝度データは、第1シェーディング補正回路28と第2シェーディング補正回路29へ同時に出力される。第1シェーディング補正回路28は、シェーディングRAM32に予め格納されている白基準板24の輝度データを基準にして、A/D変換回路27から出力された原稿を含むプレスシート22の輝度データを通常シェーディング補正する。このようにして、第1シェーディング補正回路28において通常シェーディング補正が施された原稿を含むプレスシート22の画像データは、画像処理回路4へと出力される。
一方、第2シェーディング補正回路29に対してもA/D変換回路27から原稿を含むプレスシート22の輝度データが出力されるが、原稿を含むプレスシート22の輝度データの全てが出力されるわけではなく、第2シェーディング補正回路29へは、間引き処理が施された原稿を含むプレスシート22の輝度データが出力されるようになっている。例えば、原稿の主走査方向に600dpiの解像度で読取った原稿を含むプレスシート22の輝度データがA/D変換回路27から第1シェーディング補正回路28へ出力されるような場合には、これに間引き処理が施された125dpi程度の原稿を含むプレスシート22の輝度データがA/D変換回路27から第2シェーディング補正回路29へと出力される。これは、原稿サイズを判定するためには、600dpiもの高精細なデータは必要なく、125dpi程度のデータがあれば十分だからである。ただし、高精細のデータを用いた場合、低精細のデータを用いた場合よりもより正確な原稿サイズを判定することが可能であるが、逆に処理に時間がかかるという問題が生じるので、これらのことを考慮して、原稿を含むプレスシート22の輝度データに対して間引く画素データの割合を決定するようにすればよい。したがって、シェーディング補正手段として機能する第2シェーディング補正回路29は、原稿を含むプレスシート22の輝度データに間引き処理を施したデータをシェーディング補正する。
図4の(a)は、フラットベッド読取部15のラインセンサ19が読取った原稿を含むプレスシート22の輝度データ(Image)とシェーディングRAM32から読み出した白基準板24の輝度データ(P)を1ライン(主走査ライン)について例示した図である。第2シェーディング補正回路29には、同図(a)の状態から同図(b)の状態となるように、シェーディングRAM32から読み出された白基準板24の輝度データを白側に所定量オフセットした基準データ(W)が入力される。そして、第2シェーディング補正回路29は、入力された基準データを基準にして原稿を含むプレスシート22の輝度データをシェーディング補正する。なお、第2シェーディング補正回路29は、原稿を含むプレスシート22の輝度データに対して1画素ずつ原稿サイズ判定用シェーディング補正を行うので、基準データは、1画素ずつ第2シェーディング補正回路29へ入力される。
なお、図示しないが、原稿読取部3は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の専用回路によって構成されており、該ASICが備える演算処理回路によってA/D変換回路27から出力された原稿を含むプレスシート22の輝度データに対して間引き処理が施されたデータを第2シェーディング補正回路29へと出力したり、シェーディングRAM32に格納されている白基準板24の輝度データを白側に所定量オフセットしたデータを第2シェーディング補正回路29へと出力することが可能である。また、第2シェーディング補正回路29は、間引き処理が施された原稿を含むプレスシート22の輝度データを原稿サイズ判定用シェーディング補正するため、白側に所定量オフセットした白基準板24の輝度データの全てを第2シェーディング補正回路29へ入力する必要はない。したがって、第2シェーディング補正回路29へは、白側に所定量オフセットされた白基準板24の輝度データに対して、原稿を含むプレスシート22の輝度データと同じように間引き処理が施されたデータが入力されるようになっている。
図4の(c)は、第2シェーディング補正回路29によりシェーディング補正された後のデータを示した図である。2値化回路30は、このシェーディング補正後のデータを所定の閾値(Threshold)に基づいて2値化する処理を行う。図4の(d)は、2値化回路30が2値化したデータを示した図である。ここで、「1」の値を示すデータは、原稿サイズを判定するための処理が行われる前の輝度値を持つ元々の画素データが、プレスシート22の画像を読取って取得した画素データ(プレスシート領域の画素データ)であることを示しており、「1」の値を示すデータ群によって挟み込まれた「0」の値を示すデータは、原稿サイズを判定するための処理が行われる前の輝度値を持つ元々の画素データが、原稿の画像を読取って取得した画素データ(原稿領域の画素データ)であることを示している。判別回路31は、この2値化後のデータに基づいて原稿の縁を検出する。具体的には、2値化後のデータに基づいて、原稿を含むプレスシート22の輝度データを原稿領域の画素データと原稿領域外(プレスシート22)の画素データに判別する処理を行う。このようにして、判別回路31によって原稿を含むプレスシート22の輝度データを原稿領域の画素データとプレスシート領域の画素データとに判別する処理が行われると、その判別結果は、画像処理回路4へと出力される。
画像処理回路4は、第1シェーディング補正回路28において通常シェーディング補正された原稿を含むプレスシート22の画像データと、判別回路31からの判別結果とが入力されると、入力された判別結果に基づいて、入力された原稿を含むプレスシート22の画像データのうち、必要なデータに対してのみ画像処理を行う。すなわち、原稿を含むプレスシート22の画像データのうちの原稿領域の画素データについてのみ拡大/縮小の変倍処理等の画像処理を行う。このようにして画像処理回路4において必要な画像処理が施された画素データからなる原稿の画像データは、ページメモリ5に格納される。そして、ページメモリ5に格納された原稿の画像データは、図示していないが、コーデック6において所定の符号化方式で符号化された後に画像メモリ7に一旦格納され、記録部8の処理動作に合わせて順次読み出されるとともにコーデック6において復号され、記録部8においてその画像が用紙に記録される。
以上説明したように、画像読取装置1によれば、第2シェーディング補正回路29、2値化回路30、及び判別回路31の処理により、原稿を含むプレスシート22の輝度データを構成する画素データを、原稿領域の画素データと原稿領域外の画素データとに判別することができ、これにより正確な原稿サイズを検出することが可能である。また、これらの各部29乃至31において行われる処理は、原稿を含むプレスシート22の輝度データ全てに対して行われるわけではなく、間引き処理が施されたデータに対して行われるので、全てのデータを用いて原稿の縁を検出する処理を行う場合に比べて、その処理を高速で行うことができ、また、原稿の縁を検出するための上記の各部29乃至31等が処理を実行するために必要な電力(消費電力)を削減することができるという利点がある。また、第1シェーディング補正回路28による通常シェーディング補正と、第2シェーディング補正回路29による原稿サイズ判定用シェーディング補正と、が並行して行われるので、原稿サイズを判定するために原稿の本読取り前に予備走査(プレスキャン)を行う必要がないという利点がある。
次に、本発明の第2の実施形態に係る画像読取装置1Aについて説明する。この第2の実施形態においては、プレスシート22の輝度データを基準にして原稿を含むプレスシートの輝度データをシェーディング補正(原稿サイズ判定用シェーディング補正)する場合について説明する。なお、この画像読取装置1Aの全体の構成及び原稿読取部3Aの一部の構成は、図1及び図3に示した第1の実施形態に係る画像読取装置1と同一であるため、同一の構成のものには同一番号を付けてその説明を省略し、主に異なる点(原稿読取部の構成)について以下で説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る画像読取装置1Aにおける原稿読取部3Aの構成を示すブロック図である。図示するように、原稿読取部3Aは、図3に示す画像読取装置1の原稿読取部3に対して、第2シェーディング補正回路29にシェーディングRAM40が設けられている点で異なっている。このシェーディングRAM40には、第2シェーディング補正回路29が原稿サイズ判定用シェーディング補正を行う際に基準として用いるプレスシート22の輝度データが格納されている。このプレスシート22の輝度データは、フラットベッド読取部15のラインセンサ19が、原稿載置板16に原稿が載置されていない状態、又は原稿が載置されていない領域において、プレスシート22の画像を読取って取得した主走査方向に1ラインのデータである。すなわち、原稿を含まないプレスシート22の輝度データである。
第2シェーディング補正回路29は、ここでは、シェーディングRAM32に格納されている白基準板24の輝度データではなく、このシェーディングRAM40に格納されているプレスシート22の輝度データを基準にして、入力される原稿を含むプレスシート22の輝度データをシェーディング補正するシェーディング補正手段として機能する。なお、上記の通り、第2シェーディング補正回路29には、原稿を含むプレスシート22の輝度データが全て入力されるわけではなく、一部の画素データが間引かれた原稿を含むプレスシート22の輝度データが入力されるので、シェーディングRAM40には、原稿を含むプレスシート22の輝度データに対して行われる間引き処理と同じ間引き処理が施されたプレスシート22の輝度データが格納されるようになっている。
図6の(a)は、フラットベッド読取部15のラインセンサ19が読取った原稿を含むプレスシート22の輝度データ(Image)とシェーディングRAM40から読み出したプレスシート22の輝度データ(S)を1ライン(主走査ライン)について例示した図である。上記の第1の実施形態に係る画像読取装置1の第2シェーディング補正回路29と同様に、間引き処理が施された原稿を含むプレスシート22の輝度データが入力されると、第2シェーディング補正回路29は、図示するプレスシート22の輝度データをシェーディングRAM40から読み出し、読み出したプレスシート22の輝度データを基準にして原稿を含むプレスシート22の輝度データを(原稿サイズ判定用)シェーディング補正する。同図(b)は、シェーディング補正後のデータを示した図である。2値化回路30は、このシェーディング補正後のデータを所定の閾値(Threshold)に基づいて2値化する。同図(c)は、2値化回路30が2値化したデータを示した図である。ここで、「1」の値を示すデータは、図4の(d)と同様に、プレスシート領域の画素データであることを示しており、「1」の値を示すデータ群によって挟み込まれた「0」の値を示すデータは、原稿領域の画素データであることを示している。判別回路31は、この2値化後のデータに基づいて原稿の縁を検出する。具体的には、原稿を含むプレスシート22の輝度データを、原稿領域の画素データと原稿領域外の画素データとに判別する処理を行う。
以上説明したように、第2の実施形態に係る画像読取装置1Bによれば、白基準板24の輝度データではなく、プレスシート22の輝度データを用いて原稿サイズ判定用シェーディング補正を行うことができる。なお、ここで、第2シェーディング補正回路29が原稿サイズ判定用のシェーディング補正を行ったシェーディング補正後のデータを2値化回路30が2値化し、2値化後のデータに基づいて判別回路31が原稿の縁を検出する場合について説明したが、原稿サイズ判定用のシェーディング補正を行うことなく原稿の縁を検出することも可能である。
以下、読取った原稿を含むプレスシート22の輝度データに対して、原稿サイズ判定用のシェーディング補正を行うことなく原稿の縁を検出する本発明の第3の実施形態に係る画像読取装置1Bについて説明する。なお、この画像読取装置1Bの全体の構成及び原稿読取部3Bの一部の構成は、図1に示した第1の実施形態に係る画像読取装置1と同一であるため、同一の構成のものには同一番号を付けてその説明を省略し、主に異なる点(原稿読取部の構成)について以下で説明する。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る画像読取装置1Bにおける原稿読取部3Bの構成を示すブロック図である。図示するように、原稿読取部3Bは、図3に示す画像読取装置1の原稿読取部3に対して、シェーディング補正を行うための回路として、第2シェーディング補正回路29が設けられておらず、シェーディング補正回路41(第1シェーディング補正回路28)のみが設けられている点で異なっている。シェーディング補正回路41は、第1シェーディング補正回路28と同様に、シェーディングRAM42(シェーディングRAM32)を具備しており、白基準板24の輝度データが格納されている。
また、2値化回路30は、ここでは、白基準板24の輝度データを白側にオフセットした閾値データにより原稿を含むプレスシート22の輝度データを2値化する2値化手段として機能し、判別回路31は、2値化回路30が2値化した2値化処理後のデータに基づいて原稿の縁を検出する検出手段として機能する。
なお、シェーディング補正回路41と2値化回路30へは、A/D変換回路27から出力された原稿を含むプレスシート22の輝度データが同時に出力されるようになっており、シェーディング補正回路41は、2値化手段(2値化回路30)による処理と並行して、白基準板24の輝度データを基準にして原稿を含むプレスシート22の輝度データをシェーディング補正する手段として機能する。また、2値化回路30には、第1の実施形態における第2シェーディング補正回路29と同様に、間引き処理が施された原稿を含むプレスシート22の輝度データが入力されるようになっている。したがって、2値化回路30は、原稿を含むプレスシート22の輝度データに間引き処理を施したデータを2値化する。
原稿読取部3Bにおいても、A/D変換回路27においてA/D変換された原稿を含むプレスシート22の輝度データは、シェーディング補正回路41と2値化回路30へ同時に出力される。シェーディング補正回路41は、前記第1シェーディング補正回路28と同様に、入力された原稿を含むプレスシート22の輝度データに対して、通常シェーディング補正を行ってシェーディング補正後の画像データを画像処理回路4へと出力する。
図8の(a)は、フラットベッド読取部15のラインセンサ19が読取った原稿を含むプレスシート22の輝度データ(Image)とシェーディングRAM42から読み出した白基準板24の輝度データ(P)を1ライン(主走査ライン)について例示した図である。原稿読取部3Bは、同図(a)の状態から同図(b)の状態となるように、白基準板24の輝度データを白側にオフセットして2値化処理を行うための閾値データ(T)を生成し、間引き処理を行い、2値化回路30へと入力する。そして、2値化回路30は、入力された閾値データにより原稿を含むプレスシート22の輝度データを2値化する。図8の(c)は、2値化回路30が2値化したデータを示した図である。ここで、「1」の値を示すデータは、図4の(d)と同様に、プレスシート領域の画素データであることを示しており、「1」の値を示すデータ群によって挟み込まれた「0」の値を示すデータは、原稿領域の画素データであることを示している。判別回路31は、この2値化後のデータに基づいて原稿の縁を検出する。具体的には、原稿を含むプレスシート22の輝度データを、原稿領域の画素データと原稿領域外の画素データとに判別する処理を行う。
以上説明したように、第3の実施形態に係る画像読取装置1Bによれば、原稿サイズ判定用シェーディング補正を行うことなく原稿サイズを判定することができる。なお、ここでは2値化回路30がシェーディングRAM42に格納されている白基準板24の輝度データを白側にオフセットした閾値データにより原稿を含むプレスシート22の輝度データを2値化し、2値化後のデータに基づいて判別回路31が原稿の縁を検出する場合について説明したが、プレスシート22の輝度データを黒側にオフセットした閾値データにより原稿を含むプレスシート22の輝度データを2値化するようにしてもよい。
以下、プレスシート22の輝度データを黒側にオフセットした閾値データにより原稿を含むプレスシート22の輝度データを2値化し、2値化後のデータに基づいて原稿の縁を検出する本発明の第4の実施形態に係る画像読取装置1Cについて説明する。なお、この画像読取装置1Cの全体の構成及び原稿読取部3Cの一部の構成は、図1及び図3に示した第1の実施形態に係る画像読取装置1と同一であるため、同一の構成のものには同一番号を付けてその説明を省略し、主に異なる点(原稿読取部の構成)について以下で説明する。
図9は、本発明の第4の実施形態に係る画像読取装置1Cにおける原稿読取部3Cの構成を示すブロック図である。図示するように、原稿読取部3Cは、図3に示す画像読取装置1の原稿読取部3に対して、シェーディング補正を行うための回路として、第2シェーディング補正回路29が設けられておらず、シェーディング補正回路41(第1シェーディング補正回路28)のみが設けられている点で異なっている。シェーディング補正回路41は、第1シェーディング補正回路28と同様に、シェーディングRAM42(シェーディングRAM32)を具備している。
また、2値化回路30は、ここでは、プレスシート22の輝度データを黒側にオフセットした閾値データにより原稿を含むプレスシート22の輝度データを2値化する2値化手段として機能し、判別回路31は、2値化回路30が2値化処理した2値化処理後のデータに基づいて原稿の縁を検出する検出手段として機能する。なお、2値化回路30は、ここではレジスタ43を具備しており、該レジスタ43には、プレスシート22の輝度データに基づいて生成された閾値データが格納されている。ここで、閾値データは、具体的にはフラットベッド読取部15が原稿載置板16に原稿が載置されていない状態で、又は原稿を除く領域において、プレスシート22の画像を読取って得た主走査方向に1ラインのデータを黒側にオフセットしたものである。なお、2値化回路30には、本発明の第3の実施形態において説明した2値化回路30と同様に、間引き処理が施された原稿を含むプレスシート22の輝度データが入力されるため、上記のオフセット後に、これと同じように間引き処理が施されたデータが閾値データとしてレジスタ43に格納される。
原稿読取部3Cにおいても、A/D変換回路27においてA/D変換された原稿を含むプレスシート22の輝度データは、シェーディング補正回路41と2値化回路30へ同時に出力される。シェーディング補正回路41は、前記第1シェーディング補正回路28と同様に、入力された原稿を含むプレスシート22の輝度データに対して、通常シェーディング補正を行ってシェーディング補正後の画像データを画像処理回路4へと出力する。
図10の(a)は、フラットベッド読取部15のラインセンサ19が読取った原稿を含むプレスシート22の輝度データ(Image)と黒側にオフセットする前のプレスシート22の輝度データ(S)を1ラインについて例示した図である。原稿読取部3Cは、同図(a)から同図(b)の状態となるようにプレスシート22の輝度データを黒側にオフセットして2値化処理を行うための閾値データを生成し、間引き処理を行ってこれをレジスタ43に予め格納している。2値化回路30は、レジスタ43に格納されている閾値データに基づいて原稿を含むプレスシート22の輝度データを2値化する。同図(c)は、2値化回路30が2値化したデータを示した図である。ここで、「1」の値を示すデータは、図4の(d)と同様に、プレスシート領域の画素データであることを示しており、「1」の値を示すデータ群によって挟み込まれた「0」の値を示すデータは、原稿領域の画素データであることを示している。判別回路31は、この2値化後のデータに基づいて原稿の縁を検出する。具体的には、原稿を含むプレスシート22の輝度データを原稿領域の画素データと原稿領域外の画素データとに判別する処理を行う。
以上説明した画像読取装置1乃至1Cによれば、原稿領域の画素データと原稿領域外の画素データとを判別して原稿サイズを判定する処理を行うので、原稿載置板16に原稿が斜めに載置されていたり、また載置された原稿が定形サイズの原稿でなかったとしても、その正確な原稿サイズを判定することができる。また、原稿を押圧するプレスシート22の表面が白基準板24よりも拡散反射率が高い材料で構成されているため、従来の画像読取装置のように、縁が黒ベタとなっている原稿を読取った場合に、原稿の画素データとプレスシート22の画素データを区別できないおそれがあるといった問題が生じることはない。また、上記の通り、原稿を含むプレスシート22の輝度データをシェーディング補正した後に2値化処理して原稿サイズを判定すること、及びシェーディング補正を行うことなく2値化処理して原稿サイズを判定することのいずれの方法でも正確な原稿サイズを判定することができるが、前者の場合、2値化処理で使用する閾値に一定(所定)の値を用いることができるので、2値化処理が簡単に行えるという利点がある。
なお、フラットベッド読取部15のラインセンサ19が読取った白基準板24の輝度データやプレスシート22の輝度データにはノイズが含まれており、このノイズが含まれた状態の輝度データを使用して閾値データを生成した場合、原稿領域の画素データと原稿領域外の画素データとを正確に判別することができないおそれがある。そのため、本実施形態に係る画像読取装置1乃至1Cでは、複数回の読取りによる平均値や、周辺の画素データとの平均をとること等により補正された輝度データがシェーディングRAM32(42)に格納され使用されるようになっている。したがって、2値化回路30は、原稿領域の画素データと原稿領域外の画素データとを正確に判別するための2値化処理を行うことが可能である。
また、本実施形態では、読取った原稿を含むプレスシート22の輝度データに対して通常シェーディング補正を行う処理と、原稿の縁を検出するための処理を並行して行う場合について説明したが、原稿の縁を検出して原稿サイズを判定する処理を予備走査(プレスキャン)において行い、予備走査での判別結果に基づいて原稿の本読取りを行うようにしてもよい。具体的には、原稿の予備走査を行って得た原稿を含むプレスシート22の輝度データを原稿の画素データとプレスシート22の画素データを判別する処理を行い、原稿の画素データであると判別した画素データによって構成される領域を原稿領域と判断して該原稿領域のみに対して本読取りを行う。
また、本実施の形態で示した画像読取装置1乃至1Cの構成は、本発明に係る画像読取装置の一態様にすぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で適宜設計変更できることは勿論であり、例えば、コピー装置、ファクシミリ装置、スキャナ装置、及びこれらの複合機としても実現可能である。
本発明は、例えば、原稿載置板に載置された原稿の輝度データを読取るフラットベッドスキャナを備えた各種装置に適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置の構成例を示したブロック図である。 フラットベッド読取部及び該読取部が備える原稿載置板に対して開閉可能に設けられた原稿押圧部材に貼設されているプレスシートについて説明するための概略斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置における原稿読取部の構成を示したブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置において行われる原稿サイズを判定するための原稿サイズ判定用シェーディング補正、2値化処理等について説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像読取装置における原稿読取部の構成を示したブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像読取装置において行われる原稿サイズを判定するための原稿サイズ判定用シェーディング補正、2値化処理等について説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像読取装置における原稿読取部の構成を示したブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像読取装置において行われる原稿サイズを判定するための2値化処理等について説明するための図である。 本発明の第4の実施形態に係る画像読取装置における原稿読取部の構成を示したブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る画像読取装置において行われる原稿サイズを判定するための2値化処理等について説明するための図である。 従来の画像読取装置の原稿読取部の構成を示した概略断面図である。 従来の画像読取装置において行われる原稿サイズの判定処理について説明するための図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C 画像読取装置
2 制御部(MPU)
3、3A、3B、3C 原稿読取部
4 画像処理回路
15 フラットベッド読取部
16 原稿載置板
19 ラインセンサ
22 プレスシート
24 白基準板
28 第1シェーディング補正回路
29 第2シェーディング補正回路
30 2値化回路
31 判別回路
32、40、42 シェーディングRAM
41 シェーディング補正回路
43 レジスタ

Claims (9)

  1. 白基準板の輝度データを基準にして、読取った原稿の輝度データをシェーディング補正する画像読取装置において、
    原稿載置板に載置された原稿が前記白基準板よりも拡散反射率が高いプレスシートにより前記原稿載置板へ押圧された状態で前記原稿を含む前記プレスシートの輝度データを読取る読取手段と、前記白基準板の輝度データを白側に所定量オフセットしたデータを基準にして前記原稿を含むプレスシートの輝度データをシェーディング補正するシェーディング補正手段と、該手段によるシェーディング補正後のデータを2値化する2値化手段と、2値化後のデータに基づいて前記原稿の縁を検出する検出手段と、を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 白基準板の輝度データを基準にして、読取った原稿の輝度データをシェーディング補正する画像読取装置において、
    原稿載置板に載置された原稿が前記白基準板よりも拡散反射率が高いプレスシートにより前記原稿載置板へ押圧された状態で前記原稿を含む前記プレスシートの輝度データを読取る読取手段と、プレスシートの輝度データを基準にして前記原稿を含むプレスシートの輝度データをシェーディング補正するシェーディング補正手段と、該手段によるシェーディング補正後のデータを2値化する2値化手段と、2値化後のデータに基づいて前記原稿の縁を検出する検出手段と、を備えることを特徴とする画像読取装置。
  3. 白基準板の輝度データを基準にして、読取った原稿の輝度データをシェーディング補正する画像読取装置において、
    原稿載置板に載置された原稿が前記白基準板よりも拡散反射率が高いプレスシートにより前記原稿載置板へ押圧された状態で前記原稿を含む前記プレスシートの輝度データを読取る読取手段と、前記白基準板の輝度データを白側にオフセットした閾値データにより前記原稿を含むプレスシートの輝度データを2値化する2値化手段と、2値化後のデータに基づいて前記原稿の縁を検出する検出手段と、を備えることを特徴とする画像読取装置。
  4. 白基準板の輝度データを基準にして、読取った原稿の輝度データをシェーディング補正する画像読取装置において、
    原稿載置板に載置された原稿が前記白基準板よりも拡散反射率が高いプレスシートにより前記原稿載置板へ押圧された状態で前記原稿を含む前記プレスシートの輝度データを読取る読取手段と、プレスシートの輝度データを黒側にオフセットした閾値データにより前記原稿を含むプレスシートの輝度データを2値化する2値化手段と、2値化後のデータに基づいて前記原稿の縁を検出する検出手段と、を備えることを特徴とする画像読取装置。
  5. 前記シェーディング補正手段による処理と並行して、前記白基準板の輝度データを基準にして前記原稿を含むプレスシートの輝度データをシェーディング補正する手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
  6. 前記2値化手段による処理と並行して、前記白基準板の輝度データを基準にして前記原稿を含むプレスシートの輝度データをシェーディング補正する手段を備えることを特徴とする請求項3又は4記載の画像読取装置。
  7. 前記シェーディング補正手段は、前記原稿を含むプレスシートの輝度データに間引き処理を施したデータをシェーディング補正することを特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
  8. 前記2値化手段は、前記原稿を含むプレスシートの輝度データに間引き処理を施したデータを2値化することを特徴とする請求項6記載の画像読取装置。
  9. 前記原稿を含むプレスシートの輝度データのうち、前記検出手段が検出した前記原稿の縁によって囲まれた画素データからなる輝度データに対して画像処理を行う手段を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1に記載の画像読取装置。
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