JP2006004344A - 情報処理プログラム及び情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 携帯端末装置の限りがある表示領域を有効に用いて、複数種類の情報をユーザが把握し易いように一元的に表示する。
【解決手段】 モバイルサーバ装置は、ユーザからアップロードされたスケジュール帳、及びインターネット上のWebサーバ装置から収集した天気情報や宣伝・広告情報等をデータベースに記憶している。ユーザから携帯電話機を介してスケジュール帳の閲覧要求及び上記天気情報等の他の情報のダウンロード要求がなされると、これらをデータベース5から読み出し、ユーザの携帯電話機に送信する。携帯電話機の制御部は、表示部の表示領域を縦方向に3つに分割し、真ん中の表示領域に日付を表示すると共に、この日付の表示領域を挟んで右側の表示領域にスケジュールを、また、左側の表示領域の各日の天気予報の情報を並列的に表示する。これにより、日付に沿って、スケジュール及び各日の天気を一目で認識し易く表示することができる。
【選択図】 図6
【解決手段】 モバイルサーバ装置は、ユーザからアップロードされたスケジュール帳、及びインターネット上のWebサーバ装置から収集した天気情報や宣伝・広告情報等をデータベースに記憶している。ユーザから携帯電話機を介してスケジュール帳の閲覧要求及び上記天気情報等の他の情報のダウンロード要求がなされると、これらをデータベース5から読み出し、ユーザの携帯電話機に送信する。携帯電話機の制御部は、表示部の表示領域を縦方向に3つに分割し、真ん中の表示領域に日付を表示すると共に、この日付の表示領域を挟んで右側の表示領域にスケジュールを、また、左側の表示領域の各日の天気予報の情報を並列的に表示する。これにより、日付に沿って、スケジュール及び各日の天気を一目で認識し易く表示することができる。
【選択図】 図6
Description
本発明は、例えば携帯電話機,PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System),PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)、ノート型のパーソナルコンピュータ装置等の携帯端末装置に適用して好適な情報処理プログラム及び情報処理装置に関する。
今日において、携帯電話機が広く普及している。この携帯電話機は、携帯性を良くするために筐体が小型化されているのであるが、この筐体の小型化により、設けられる表示部も、その大きさが限りあるものとなっている。
このように限りある表示部の表示領域を有効に使用するために、特開2003−60767号公報(特許文献1)に、表示領域の1行に表示可能な文字数に対して、入力された文字の文字数が多い場合は、その入力された文字の文字サイズを小さな文字サイズに変更調整し、表示領域の1行に表示可能な文字数に対して、入力された文字の文字数が少ない場合は、その入力された文字の文字サイズを大きな文字サイズに変更調整して表示する携帯電話装置が開示されている。
ここで、今日においては、スケジュール帳、アドレス帳、電話帳等の個人情報をネットワーク上で管理する情報管理サービス、友人や知り合い等の仲間内で情報等の共有を図りコミュニケーションを可能とするコミュニケーションサービス、映画や音楽、ニュース、天気予報等の情報の配信を行う情報配信サービス、家庭内の機器の遠隔操作を可能とする遠隔操作サービス等、ネットワークを介して様々なサービスが提供されている。これら各サービスは、基本的に、それぞれ別個独立したサービスとして提供されるのであるが、いくつかのサービスは複合して提供されることもある。
携帯電話機には、各サービス専用のアプリケーションプログラムが設けられており、ユーザは、これら各アプリケーションプログラムの中から所望のサービスに対応するアプリケーションプログラムを起動し、サービスの提供されているウェブサイトにアクセスする。また、いくつかのサービスが複合されて提供されている場合、携帯電話機側では、例えば情報管理サービスの情報の表示形態と、情報配信サービスの情報の表示形態とを変えて表示したり、情報管理サービスの情報の表示色と、情報配信サービスの情報の表示色とを変えて表示する等のように、各サービスに対応して情報の表示形態や表示色等を変えることで、表示するサービスの情報を、ユーザが識別し易くしている。
しかし、異なるサービスで提供されている各種の情報を、前述のように限りある大きさの表示部に一元的に表示する場合、表示形態や表示色を変えただけでは、各情報を一元的に表示することで、ユーザが得られる利益が乏しいものとなる。
すなわち、各情報を一元的に表示するからには、その一元化する目的や、一元化して表示することでユーザが得られる利益も大きいことが望ましいのである。そして、表示された情報がユーザにとって有益となるか否かは、各種の情報の表示の仕方に大きく依存するのである。
本発明は、ユーザにとって、分かり易く、かつ、有益に情報の利用が可能となるように、複数種類の情報を一元的に表示部に表示する情報処理プログラム及び情報処理装置の提供を目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、1種類の情報に対して一つの表示領域を形成するように、表示手段の全体の表示領域を、表示する情報の種類数に応じて複数の分割表示領域に分割する。
そして、表示手段上に形成した分割表示領域のうち、少なくとも一つの分割表示領域に、この分割表示領域の形成方向に沿って時間の流れを示すように日付,時間或いは時刻を順に並べて表示すると共に、この分割表示領域に表示した日付,時間或いは時刻に対応させて、該日付,時間或いは時刻を表示した分割表示領域以外の分割表示領域に他の種類の情報を表示する。
本発明は、時間軸と共に複数種類の情報を一元的に表示手段に表示しているため、複数種類の情報が一度に表示されている場合でも、各種類の情報の関連性等を分かり易くすることができ、ユーザが複数種類の情報を一度に直感的に把握することを可能とすることができる。
本発明は、携帯電話機に適用することができる。
[概要]
この本発明の実施の形態となる携帯電話機は、例えば
1.ユーザのスケジュールと他のユーザのスケジュール
2.ユーザのスケジュールと天気予報
3.ユーザのスケジュールと宣伝・広告情報
4.ユーザのスケジュールと移動カメラで撮像された画像(静止画像或いは動画像)や撮像日時等の撮像情報
等の、複数種類の情報を時間軸に沿って並べて表示することで、情報の一元管理及び直感的な情報の把握を可能としている。
この本発明の実施の形態となる携帯電話機は、例えば
1.ユーザのスケジュールと他のユーザのスケジュール
2.ユーザのスケジュールと天気予報
3.ユーザのスケジュールと宣伝・広告情報
4.ユーザのスケジュールと移動カメラで撮像された画像(静止画像或いは動画像)や撮像日時等の撮像情報
等の、複数種類の情報を時間軸に沿って並べて表示することで、情報の一元管理及び直感的な情報の把握を可能としている。
[情報処理システムの構成]
このような当該実施の形態の携帯電話機が適用される情報処理システムは、スケジュール帳、アドレス帳、電話帳等の個人情報をネットワーク上で管理する情報管理サービス、友人や知り合い等の仲間内で情報等の共有を図りコミュニケーションを可能とするコミュニケーションサービス、映画や音楽、ニュース、天気予報、宣伝・広告等の情報の配信を行う情報配信サービス、家庭内の機器の遠隔操作を可能とする遠隔操作サービス等が複合化されたシステムとなっている。
このような当該実施の形態の携帯電話機が適用される情報処理システムは、スケジュール帳、アドレス帳、電話帳等の個人情報をネットワーク上で管理する情報管理サービス、友人や知り合い等の仲間内で情報等の共有を図りコミュニケーションを可能とするコミュニケーションサービス、映画や音楽、ニュース、天気予報、宣伝・広告等の情報の配信を行う情報配信サービス、家庭内の機器の遠隔操作を可能とする遠隔操作サービス等が複合化されたシステムとなっている。
具体的には、図1に示すように、この情報提供システムは、当該システムを管理する携帯電話会社のコミュニケーション網1に接続されたモバイルサーバ装置2が中心となって当該システムを運営している。
携帯電話機3は、このコミュニケーション網1に接続された基地局4を介してモバイルサーバ装置2と通信を行うことで、該モバイルサーバ装置2のデータベース5に、スケジュール帳、アドレス帳、電話帳等の個人情報をアップロードするようになっている。
また、モバイルサーバ装置2は、インターネット等のパブリック網6に接続されており、このパブリック網6に接続された各Webサーバ装置7から、映画や音楽、ニュース、天気予報、宣伝・広告等の各種の情報を収集してデータベース5に記憶し、ユーザの携帯電話機3に配信するようになっている。
また、モバイルサーバ装置2は、上記パブリック網6を介して、ユーザの自宅のプライベート網8が接続されている。このプライベート網8には、ユーザの自宅を移動してユーザが指示したタイミングで、或いは所定時間毎にユーザの自宅の様子等を撮像する移動カメラ装置10や、録画予約や起動予約等の遠隔操作可能なビデオ録画装置,パーソナルコンピュータ装置等の端末装置が接続されている。
また、このプライベート網8には、いわゆるファイアウォールとして機能すると共に、当該プライベート網8に接続された各装置の制御や、ユーザの携帯電話機3との間の通信制御等を行うプライベートサーバ装置9が接続されている。
[グループ登録]
ここで、前述のように各ユーザがモバイルサーバ装置2のデータベース5にアップロードしたアドレス帳や電話帳等の情報は、該各情報毎に設定した「公開レベル」、及びグループ内の各ユーザ毎に設定した「ユーザレベル」に応じて公開可能となっている。
ここで、前述のように各ユーザがモバイルサーバ装置2のデータベース5にアップロードしたアドレス帳や電話帳等の情報は、該各情報毎に設定した「公開レベル」、及びグループ内の各ユーザ毎に設定した「ユーザレベル」に応じて公開可能となっている。
具体的には、例えばユーザレベルがレベル1(最低レベル)〜レベル10(最大レベル)の10段階、公開レベルがレベル1(最低レベル)〜レベル10(最大レベル)の10段階で設定可能とし、ユーザAが、各ユーザB〜ユーザDのユーザレベルを、それぞれ「ユーザB:レベル5」、「ユーザC:レベル3」、「ユーザD:レベル10」に設定し、自分の情報の公開レベルを「電話帳:レベル10」、「スケジュール帳:レベル5」に設定した場合、モバイルサーバ装置2は、ユーザレベルがレベル5のユーザBに対しては、公開レベルがレベル10に設定されているユーザAの電話帳は公開せず(=配信せず)、公開レベルがレベル5に設定されているユーザAのスケジュール帳のみ公開する(=配信する。)。
同様に、モバイルサーバ装置2は、ユーザレベルがレベル3のユーザCに対しては、公開レベルがレベル10に設定されているユーザAの電話帳、及び公開レベルがレベル5に設定されているユーザAのスケジュール帳、いずれの情報も公開しない。
同様に、モバイルサーバ装置2は、ユーザレベルがレベル10のユーザDに対しては、公開レベルがレベル10に設定されているユーザAの電話帳、及び公開レベルがレベル5に設定されているユーザAのスケジュール帳、いずれの情報も公開する。
なお、この例では、理解を容易とするために、電話帳やスケジュール帳の情報全体に対して公開レベルを設定することとしたが、例えばユーザFの電話番号、或いはユーザF〜ユーザKの電話番号等のように、電話帳を形成する情報の一部に対して公開レベルを設定することも可能となっている。
[携帯電話機の外観構成]
次に、当該携帯電話機は、いわゆる回転開閉型の携帯電話機となっており、表示部13の他、回転操作部14や右キー15、左キー16、及びオンフックキー18、オフフックキー19等の上操作部5が設けられた第1の筐体11と、数字キー、#キー、*キーの操作キー等の下操作部17が設けられた第2の筐体12とを有している。
次に、当該携帯電話機は、いわゆる回転開閉型の携帯電話機となっており、表示部13の他、回転操作部14や右キー15、左キー16、及びオンフックキー18、オフフックキー19等の上操作部5が設けられた第1の筐体11と、数字キー、#キー、*キーの操作キー等の下操作部17が設けられた第2の筐体12とを有している。
各筐体11,12は、中心軸が上記表示部13の表示面に対して略々垂直方向となるように設けられた回転軸部により一端部同士が接続されており、互いの平行関係を略々維持した状態で時計回り方向及び反時計回り方向に回転操作可能となっている。
[携帯電話機の回路構成]
図2は、当該携帯電話機の回路構成を示す概略的なブロック図である。この図2からわかるように、当該携帯電話機は、図1に示す基地局との間でデータの送受信を行うアンテナ21及び通信回路22と、受話音声,動画ファイルの音声,音楽データの音声等の音声出力を得るためのスピーカ部23と、送話音声等を集音するマイクロホン部24と、待ち受け画像や携帯メールの文章の他、後述する各種の情報を時間軸に沿って並列的に表示する表示部13と、入力操作を行うための複数のキーが設けられた操作部26(14〜17)とを有している。
図2は、当該携帯電話機の回路構成を示す概略的なブロック図である。この図2からわかるように、当該携帯電話機は、図1に示す基地局との間でデータの送受信を行うアンテナ21及び通信回路22と、受話音声,動画ファイルの音声,音楽データの音声等の音声出力を得るためのスピーカ部23と、送話音声等を集音するマイクロホン部24と、待ち受け画像や携帯メールの文章の他、後述する各種の情報を時間軸に沿って並列的に表示する表示部13と、入力操作を行うための複数のキーが設けられた操作部26(14〜17)とを有している。
また、この携帯電話機は、所望の被写体を撮像するカメラ部27と、通信処理プログラム(コミュニケーションプログラム)や、後述する各種の情報を時間軸に沿って並列的に表示する情報処理プログラム等の各アプリケーションプログラムの他、待ち受け画像や音楽データ等が記憶されたメモリ28と、当該携帯電話機全体の動作制御を行う制御部29とを有している。
[情報の表示動作]
この携帯電話機は、ユーザのスケジュール等の各種の情報を時間軸に沿って並列的に表示するようになっている。図3に示すフローチャートは、各種の情報を時間軸に沿って並列的に表示する動作の流れを示しているのであるが、携帯電話機3の制御部29は、メモリ8に記憶されている情報処理プログラムに基づいて動作することで、この図3のフローチャートに示すルーチンを実行するようになっている。
この携帯電話機は、ユーザのスケジュール等の各種の情報を時間軸に沿って並列的に表示するようになっている。図3に示すフローチャートは、各種の情報を時間軸に沿って並列的に表示する動作の流れを示しているのであるが、携帯電話機3の制御部29は、メモリ8に記憶されている情報処理プログラムに基づいて動作することで、この図3のフローチャートに示すルーチンを実行するようになっている。
具体的には、スケジュール帳の閲覧や編集を行う場合、ユーザは、携帯電話機3の操作部26を介して、スケジュール帳のダウンロードを指定操作を行う。図3のフローチャートは、制御部29が、このスケジュール帳のダウンロードの指定操作を検出することでスタートとなる。
このフローチャートがスタートとなると、制御部29は、ステップS1において、通信回路22を通信制御することで、モバイルサーバ装置2に対して通信回線の確立要求を行う。そして、モバイルサーバ装置2と当該携帯電話機3との間に通信回線が確立されると、ステップS2においてスケジュール帳のダウンロード要求を行う。
モバイルサーバ装置2は、スケジュール帳のダウンロード要求がなされると、ユーザの携帯電話機3の端末番号や暗証番号等に基づいてユーザ認証を行い、ユーザを認証できた場合に、データベース5に記憶されているそのユーザのスケジュール帳を検索して送信する。なお、ユーザを認証できなかった場合は、エラーメッセージを送信する。
図3のフローチャートのステップS3では、制御部29が、スケジュール帳のデータを受信できたか否かを判別しており、スケジュール帳のデータが受信できなかった場合は、ステップS7において、エラーメッセージの受信の有無を判別する。そして、エラーメッセージが受信されない場合は、通信不良が考えられるため、図2のステップS2に処理を戻し、再度、スケジュール帳のダウンロード要求を行う。これに対して、エラーメッセージが受信された場合、制御部29は、第三者による不正アクセスのおそれがあるため、制御部29は、そのまま、この図3のフローチャートに示す情報の表示処理を終了する。
一方、上記ステップS3においてスケジュール帳のデータを受信したものと判別すると、制御部29は、ステップS4において、表示部13の表示領域を「日付の表示領域」と「スケジュールの表示領域」とに分割し、日付に沿って各スケジュールを並列的に表示部13に表示制御する。
図4に、このスケジュールの表示例を示す。この図4からわかるように、制御部29は、例えば表示部13の表示領域の左側部分を「日付の表示領域」とし、この日付の表示領域に、本日の日付から順に、日付を縦方向に並べて表示制御する。すなわち、例えば本日の日付が「2月29日(日)」であった場合、制御部29は、この「2月29日(日)」の日付を上記日付の表示領域の最上段部分に表示制御し、以下、「3月1日(月)」、「3月2日(火)」、「3月3日(水)」、「3月4日(木)」・・・等のように日付を順に縦方向に並べて表示制御する。
また、制御部29は、この場合、上記日付の表示領域以外の余領域を「スケジュールの表示領域」とし、このスケジュールの表示領域に、各日付に対応するスケジュールを表示制御する。この例の場合、2月29日(日)のスケジュールは「Aさんと外苑前で待ち合わせ」、3月1日(月)のスケジュールは未定、3月2日(火)のスケジュールは「パーティーに参加」・・・となっている。
携帯電話機3の表示部13は、当該携帯電話機の携帯性を保持するために、それ程大きくすることはできないのであるが、このように、日付を縦方向に順に表示し、各日付の横にスケジュールを表示することで、表示部13の表示画面が小さいなものであっても、スケジュールを認識し易くすることができ、ユーザに対して直感的にスケジュールを把握させることができる。
次に制御部29は、このようにスケジュールを表示制御した際に、一つのスケジュールの表示領域を囲むかたちでカーソルCRを表示制御する。スケジュールの入力や編集等を行う場合、ユーザは、このカーソルCRを、所望の日付のスケジュール表示領域に移動操作し、文字やアイコン等の入力を行う。そして、図1に示す右キー15を押圧操作する。
この場合、図4に示す表示領域の左下に「戻る」の文字が表示され、表示領域の右下に「更新」の文字が表示されるのであるが、これは、図1に示す右キー15を押圧操作すると、入力したスケジュールが更新されることを意味し、左キー16を押圧操作するとスケジュールの表示を終了することを意味している。
このため、制御部29は、右キー15の押圧操作を検出すると、更新されてスケジュールのデータを、通信回路22及びアンテナ21を介してモバイルサーバ装置2に送信する。モバイルサーバ装置2は、この更新されてスケジュールのデータを、データベース5に記憶されている、そのユーザのスケジュールとして書き込み制御する。これにより、更新されたスケジュールが、モバイルサーバ装置2のデータベース5にアップロードされることとなる。
なお、この図4に示す例は、1週間単位でスケジュールを表示した例であるが、これは、1日単位で各時間毎にスケジュールを表示することも可能である。この場合、制御部29は、表示部13の表示領域の左側部分を「時間の表示領域」とし、この時間の表示領域に、例えば「12時00分」、「13時00分」、「14時00分」・・・等のように時刻を順に縦方向に並べて表示制御する。そして、この時刻の横に、対応するスケジュールを表示する。これにより、ユーザに対して1日のスケジュールを認識させ易くすることができる。
[複数種類の情報の表示動作]
次に、この携帯電話機は、複数種類の情報を日付と共に並列的に表示可能となっている。
次に、この携帯電話機は、複数種類の情報を日付と共に並列的に表示可能となっている。
(天気情報の表示)
例えば、スケジュールを表示した際に、当日の天気を知りたい場合がある。この場合、ユーザは、操作部26を操作して天気情報の表示を指定する。
例えば、スケジュールを表示した際に、当日の天気を知りたい場合がある。この場合、ユーザは、操作部26を操作して天気情報の表示を指定する。
制御部29は、図3のフローチャートのステップS5において、スケジュールを表示したうえで、他の情報の表示が指定されたか否かを判別している。この場合、天気情報の表示が指定されたため、制御部29は、図5のステップS11に処理を進める。
なお、ステップS5において、他の情報の表示の指定を検出しない場合、制御部29は、ステップS6に処理を進め、このステップS6において、ユーザによりスケジュールの表示を終了させる操作がなされたか否かを判別する。そして、スケジュールの表示を終了させる操作がなされた場合は、該スケジュールの表示を終了させるように表示部13を表示制御して当該図3のフローチャートに示す処理を終了する。また、スケジュールの表示を終了させる操作を検出しない場合は、処理をステップS5に戻し、スケジュールを表示部13に表示した状態で、他の情報の表示の指定の有無(ステップS5)、及び表示終了操作の有無(ステップS6)を監視する。
次に、上記他の情報の表示が指定されることで処理をステップS11に進めた場合、制御部29は、再度、モバイルサーバ装置2との間の通信回線を確立制御し、ユーザにより指定された他の情報(この場合は天気情報)のダウンロード要求を行う。
モバイルサーバ装置2は、定期的或いは不定期にパブリック網上の各サイトのWebサーブ装置7にアクセスし、天気情報の他、映画情報、音楽情報、ニュース、宣伝・広告等の様々な情報を取り込み、これらをデータベース5に記憶制御している。このため、携帯電話機3側からダウンロード要求がなされた場合、この要求された情報をデータベース5から読み出し、これを携帯電話機3に送信する。
携帯電話機の制御部29は、図5のフローチャートのステップS12において、モバイルサーバ装置2から送信された他の情報(天気情報)を受信したか否かを判別する。そして、上記他の情報を受信したものと判別した際に、ステップS13において、表示部13の表示領域を「日付の表示領域」、「スケジュールの表示領域」、及び「他の情報(この場合、天気情報)の表示領域」とに分割し、日付に沿って各スケジュール及び他の情報を並列的に表示部13に表示制御する。
図6に、日付と共に表示されたスケジュール及び天気情報の表示例を示す。この図6に示す例の場合、制御部29は、表示部13の略中央部分に縦の帯状に「日付の表示領域」を形成し、この日付の表示領域に、例えば「2月29日(日)」、「3月1日(月)」、「3月2日(火)」、「3月3日(水)」、「3月4日(木)」・・・等のように日付を順に縦方向に並べて表示制御する。
また、制御部29は、上記日付の表示領域の右側の表示領域を「スケジュールの表示領域」とし、このスケジュールの表示領域に、各日付に対応するスケジュールを表示制御する。
さらに、制御部29は、上記日付の表示領域の左側の表示領域を「天気情報の表示領域」とし、この天気情報の表示領域に、各日付で予想される天気に対応するアイコンを表示制御する(天気はアイコンでなくとも、くもり、晴れ等の文字で表示してもよい)。
これにより、日付を挟んで右側にスケジュールが、また、左側に天気予報が表示されることとなるため、一つの表示画面で、スケジュール、及びスケジュール当日の天気を認識することができる。このため、天気に応じてスケジュールを変更すること等が可能となり、当該携帯電話機の利便性の向上を図ることができる。
(他のユーザのスケジュールの表示)
次に、当該携帯電話機の場合、自分のスケジュールと共に、他のユーザのスケジュールを併せて表示することができる。この場合、ユーザは、自分のスケジュールを表示した際に、操作部26を操作して、他のユーザを指定し、この他のユーザのスケジュールのダウンロードを指定する。
次に、当該携帯電話機の場合、自分のスケジュールと共に、他のユーザのスケジュールを併せて表示することができる。この場合、ユーザは、自分のスケジュールを表示した際に、操作部26を操作して、他のユーザを指定し、この他のユーザのスケジュールのダウンロードを指定する。
制御部29は、上記ステップS5において、この他のユーザのスケジュールのダウンロードの指定の有無を判別し、図5のフローチャートのステップS11において、再度、モバイルサーバ装置2との間の通信回線を確立制御し、ユーザにより指定された他のユーザのスケジュールのダウンロード要求を行う。
(ユーザレベル及び公開レベルによるダウンロードの制限)
ここで、前述のように、モバイルサーバ装置2のデータベース5には、グループを形成するユーザ同士が、他のユーザに対して所望のユーザレベルをそれぞれ設定すると共に、自分の電話帳やスケジュール帳等の情報に対しても公開レベルを設定している。
ここで、前述のように、モバイルサーバ装置2のデータベース5には、グループを形成するユーザ同士が、他のユーザに対して所望のユーザレベルをそれぞれ設定すると共に、自分の電話帳やスケジュール帳等の情報に対しても公開レベルを設定している。
このためモバイルサーバ装置2は、上記他のユーザのスケジュールのダウンロード要求がなされると、この他のユーザが、ダウンロード要求を行ったユーザに対して設定しているユーザレベルをデータベース5から検出すると共に、この他のユーザが、自分のスケジュール帳に設定している公開レベルをデータベース5から検出する。
すなわち、同じグループを形成するユーザAからユーザBのスケジュール帳のダウンロード要求があり、このユーザBはユーザAのユーザレベルを「レベル5」に設定しており、また、ユーザBのスケジュール帳の公開レベルを「レベル8」に設定していた場合、「レベル5」に設定されているユーザAのユーザレベルは、「レベル8」に設定されているユーザBのスケジュール帳の公開レベルよりも低い(ユーザレベル5<公開レベル8)。この場合、ユーザBのスケジュール帳をユーザAに公開することは制限されているため、モバイルサーバ装置2は、エラーメッセージをユーザAに送信し、ユーザBのスケジュール帳のダウンロードを拒否する。
これに対して、ユーザBはユーザAのユーザレベルを「レベル8」に設定しており、また、ユーザBのスケジュール帳の公開レベルを「レベル5」に設定していた場合、「レベル8」に設定されているユーザAのユーザレベルは、「レベル5」に設定されているユーザBのスケジュール帳の公開レベルよりも高い(ユーザレベル8>公開レベル5)。この場合、ユーザBのスケジュール帳をユーザAに公開可能であるため、モバイルサーバ装置2は、ユーザBのスケジュール帳のデータをユーザAの携帯電話機3に送信する。ユーザAの携帯電話機3の制御部29は、このユーザBのスケジュール帳のデータを受信すると、現在表示しているユーザAのスケジュール帳のデータと並べて表示するように、表示部13を表示制御する。
図7に、ユーザA及びユーザBのスケジュールが並列的に表示部13に表示された例を示す。一例ではあるが、制御部29は、複数のユーザのスケジュールを並べて表示する場合、表示部13の略中央部分に縦の帯状に「日付の表示領域」を形成し、この日付の表示領域に、例えば「2月29日(日)」、「3月1日(月)」、「3月2日(火)」、「3月3日(水)」、「3月4日(木)」・・・等のように日付を順に縦方向に並べて表示制御する。
また、制御部29は、上記日付の表示領域の左側の表示領域を「ユーザAのスケジュールの表示領域」とし、このスケジュールの表示領域に、各日付に対応するユーザAのスケジュールを表示制御する。さらに、制御部29は、上記日付の表示領域の右側の表示領域を「ユーザBのスケジュールの表示領域」とし、このスケジュールの表示領域に、各日付に対応するユーザBのスケジュールを表示制御する。
なお、この例では、ユーザA及びユーザBの2人分のスケジュールを表示することとしたが、これは、図8に示すようにユーザA〜ユーザCの3人分以上のユーザのスケジュールを並べて表示するようにしてもよい。また、複数のユーザのスケジュールを一覧的に表示する場合、前述と同様に日付の表示領域を挟むかたちで各ユーザのスケジュールを表示してもよいが、図8に示すように日付の表示領域を表示部13の表示画面の左端に縦の帯状に形成し、この日付の表示領域の余領域に各ユーザのスケジュールを並列的に表示するようにしてもよい。
このように、日付に沿って複数のユーザのスケジュールを並べて表示することにより、各ユーザのスケジュールを一括して認識することができる。このため、お互いのスケジュールを見比べて、各ユーザがお互いの予定を調整することが可能となり、当該携帯電話機3の利便性の向上を図ることができる。
(宣伝・広告の表示)
次に、当該携帯電話機の場合、映画や音楽、或いは企業の新商品等の宣伝・広告の情報を、自分のスケジュールと併せて表示可能となっている。この宣伝・広告の情報は、モバイルサーバ装置2が各企業等のWebサーバ装置7にアクセスすることで該宣伝・広告の情報を収集してデータベース5に保存し、或いは各企業等のWebサーバ装置7からモバイルサーバ装置2にアクセスして宣伝・広告の情報をデータベース5にアップロードするようになっている。
次に、当該携帯電話機の場合、映画や音楽、或いは企業の新商品等の宣伝・広告の情報を、自分のスケジュールと併せて表示可能となっている。この宣伝・広告の情報は、モバイルサーバ装置2が各企業等のWebサーバ装置7にアクセスすることで該宣伝・広告の情報を収集してデータベース5に保存し、或いは各企業等のWebサーバ装置7からモバイルサーバ装置2にアクセスして宣伝・広告の情報をデータベース5にアップロードするようになっている。
また、この宣伝・広告の情報は、ユーザから要求がなされた際、或いはユーザが宣伝・広告の送信の要否を予め登録しておき、モバイルサーバ装置2が、宣伝・広告の送信が「要」と設定されているユーザに対してのみ送信される。
モバイルサーバ装置2は、ユーザから要求がなされた際に宣伝・広告の情報を送信することとなっている場合は、ユーザから宣伝・広告の情報のダウンロード要求がなされた際に各日付に対応する宣伝・広告の情報をデータベース5から検索し、これをユーザの携帯電話機3に送信する。
また、宣伝・広告の送信の要否が予め登録されている場合、モバイルサーバ装置2は、ユーザのスケジュール帳のデータを配信する際に、データベース5に登録されているそのユーザの宣伝・広告の送信の要否を検出し、該送信が「要」と登録されているユーザに対してのみ、上記スケジュール帳のデータと共にこのスケジュールの日付に対応する宣伝・広告の情報を送信する。
モバイルサーバ装置2は、このような宣伝・広告の情報の送信を行うと、「どのユーザに対してどの広告を送信したか」ということを示す「通信ログ」をデータベース5に記憶制御する。
携帯電話機3の制御部29は、この送信された宣伝・広告の情報を、そのユーザのスケジュールの日付に対応させて該スケジュールと共に並べて表示するように表示部13を表示制御する。
図9に、スケジュール及び宣伝・広告の情報の表示例を示す。一例ではあるが、制御部29は、スケジュールと宣伝・広告とを並べて表示する場合、表示部13の略中央部分に縦の帯状に「日付の表示領域」を形成し、この日付の表示領域に、例えば「2月29日(日)」、「3月1日(月)」、「3月2日(火)」、「3月3日(水)」、「3月4日(木)」・・・等のように日付を順に縦方向に並べて表示制御する。
また、制御部29は、上記日付の表示領域の右側の表示領域を「スケジュールの表示領域」とし、このスケジュールの表示領域に、各日付に対応するスケジュールを表示制御する。さらに、制御部29は、上記日付の表示領域の左側の表示領域を「宣伝・広告の表示領域」とし、この表示領域に、各日付に対応する宣伝・広告を表示制御する。
これにより、スケジュールの日付に沿って、各日付に対応する宣伝・広告を表示することにより、自分のスケジュールと併せて、各日に発売される新商品や公開される映画等を知ることができ、スケジュールの調整等に役立てることができる。
(宣伝・広告の詳細表示)
ここで、このように宣伝・広告を表示した場合、制御部29は、図9に示すように宣伝・広告の表示領域にカーソルCRを表示制御すると共に、上記右キー15を押圧操作することで、選択した宣伝・広告の詳細が閲覧可能であることを意味する「詳細」の文字を表示制御する。
ここで、このように宣伝・広告を表示した場合、制御部29は、図9に示すように宣伝・広告の表示領域にカーソルCRを表示制御すると共に、上記右キー15を押圧操作することで、選択した宣伝・広告の詳細が閲覧可能であることを意味する「詳細」の文字を表示制御する。
ユーザは、このスケジュールと共に表示される宣伝・広告を見て、気になる宣伝・広告の表示部分にカーソルCRが移動するように操作部26を操作する。例えば、図9の例では、2月29日に映画DEFのロードショーが開始され、3月3日にS社からデジタルカメラが新発売され、3月5日に新清涼飲料水ABCが発表されるとの宣伝・広告が表示されているのであるが、このうち、S社から新発売されるデジタルカメラの詳細を知りたい場合、ユーザは、カーソルCRを「S社からデジタルカメラ新発売」と表示されている部分に移動操作し、右キー15を押圧操作する。
制御部29は、右キー15が押圧操作されると、モバイルサーバ装置2に対して、カーソルCRが現在位置している宣伝・広告の詳細のダウンロードを要求を行う。この場合、制御部29は、モバイルサーバ装置2に対して、S社から新発売されたデジタルカメラの詳細の情報のダウンロード要求を行うこととなる。
モバイルサーバ装置2は、この要求がなされると、データベース5に記憶されているS社から新発売されたデジタルカメラの詳細の情報を携帯電話機3に送信する。また、これと共に、モバイルサーバ装置2は、「どのユーザに対して、どの商品やサービス等に関する詳細情報を送信したか」を示す「通信ログ」をデータベース5に記憶制御する。
携帯電話機3の制御部29は、このダウンロードされたデジタルカメラの詳細の情報を表示部13に表示制御する。図10に、このデジタルカメラの詳細の表示例を示す。
この図10は一例であるが、この詳細表示の指定により、デジタルカメラの発売日や新らしく設けられた機能及び値段等と共に、外観や細部の画像が表示部13表示される。これにより、ユーザは、宣伝・広告されている新商品等の詳細を知ることができ、発売日当日に新商品を購入することも可能となる。
(リコメンド機能)
次に、ユーザが新商品等の詳細を閲覧した結果、友人や知り合い等に新商品発売等を知らせたい場合がある。このため、当該携帯電話機3の制御部29は、ユーザにより指定された商品等の詳細を表示した際に、図10に示すように右キー15を押圧操作することで、この情報を友人や知り合い等にも知らせることができることを示す「リコメンド」の文字を表示部13に表示制御する。
次に、ユーザが新商品等の詳細を閲覧した結果、友人や知り合い等に新商品発売等を知らせたい場合がある。このため、当該携帯電話機3の制御部29は、ユーザにより指定された商品等の詳細を表示した際に、図10に示すように右キー15を押圧操作することで、この情報を友人や知り合い等にも知らせることができることを示す「リコメンド」の文字を表示部13に表示制御する。
制御部29は、右キー15の押圧操作を検出すると、現在表示している宣伝・広告の情報の転送先となるグループ名、グループID、及びユーザ名(ニックネーム等)等を入力するための転送先入力画面を表示部13に表示制御する。制御部29は、この転送先入力画面に対してユーザから各情報が入力され転送が指定されると、これら転送先の各情報と共に、現在、閲覧している商品等を示す情報をモバイルサーバ装置2に送信制御する。
モバイルサーバ装置2は、ユーザの携帯電話機3から送信された転送先を示す各情報に基づいて、転送先となるグループ名、転送先のユーザの携帯アドレス情報等をデータベース5から検索し、この転送先となるユーザに対して、上記転送が指定された商品等の詳細情報を電子メール等で送信する。
また、モバイルサーバ装置2は、「どのユーザからどのユーザに対して、どの商品やサービス等に関する詳細情報が転送指定されたか」を示す「通信ログ」としてデータベース5に記憶制御する。
なお、この例では、ユーザから転送が指定された新商品情報等を、転送先となるユーザに対して直接的に送信することとしたが、これは、ユーザから転送が指定された宣伝・広告の情報と、転送先となるユーザを、モバイルサーバ装置2がデータベース5に記憶しておき、転送先となるユーザからスケジュールのダウンロード要求がなされた際に、該転送先のユーザのスケジュールと共に、転送が指定されている宣伝・広告の情報を、該転送先となるユーザに対して送信するようにしてもよい。
この場合、上記ユーザから転送が指定された宣伝・広告の情報は、図9に示した表示例と同様に、転送先となるユーザのスケジュールと共に表示部13に表示されることとなる。そして、転送先のユーザは、自分が気になった場合に、上記「詳細」に対応する右キー15を押圧操作して、その宣伝・広告の詳細情報をモバイルサーバ装置2からダウンロードして閲覧することとなる。
ここで、今日において、ユーザ同士が口頭や電子メール或いはインターネットの掲示板への書き込み等を行うことで他のユーザに対して情報を伝達する、いわゆる「口コミ」と呼ばれる情報の流通形態が知られている。この「口コミ」の情報の流通形態は、流通範囲も広く、また、流通速度を速いことから、情報の流通を図ろうとする企業等にとっては、無視することができないものとなっている。
しかし、企業から宣伝・広告等の情報を配信する場合、一般的に、予めユーザ登録された特定のユーザに対してしか、該情報の配信を行うことができなかった(=ビジネス・カスタム型(B2C型))。
当該情報処理システムの場合、ユーザが気になる情報や新商品等を、他のユーザに転送或いは推薦(リコメンド)することで、いわゆる口コミのかたちで宣伝・広告等の情報を流通させることができる。
また、ユーザにとっては、ユーザが気になる情報や新商品等を、他のユーザに転送或いは推薦(リコメンド)することで、同じ情報を複数のユーザ間で簡単に共有可能とすることができる。
また、前述のようにモバイルサーバ装置2は、送信した宣伝・広告を示す情報と、送信先となるユーザの情報と、転送(推薦)を指定したユーザの情報を上記「通信ログ」としてデータベース5に記憶するようになっている。このため、企業側では、この通信ログを参照することで、自分の企業の宣伝・広告の情報がどのような経路で、またどの程度の数が配信されたかを認識することができる他、発信力のあるユーザ(=数多くリコメンドを行ったユーザ)を認識することができ、次回からの宣伝・広告や新商品の開発等に活用することができる。
(移動カメラ画像の表示)
次に、当該携帯電話機3では、ユーザの自宅のプライベート網8に接続された移動カメラ10を遠隔操作して撮像した画像(静止画像或いは動画像)を、当日のログとしてモバイルサーバ装置2のデータベース5に保存可能となっている。
次に、当該携帯電話機3では、ユーザの自宅のプライベート網8に接続された移動カメラ10を遠隔操作して撮像した画像(静止画像或いは動画像)を、当日のログとしてモバイルサーバ装置2のデータベース5に保存可能となっている。
この場合、ユーザは、前述のようにスケジュールの表示を指定した際に、操作部26を介して移動カメラ装置10で撮像した画像に関する情報の表示を指定する。この指定がなされると、携帯電話機3の制御部29は、モバイルサーバ装置2に対して、スケジュールのダウンロード要求を行うと共に、移動カメラ装置10で撮像した画像に関する情報のダウンロード要求を行う。
モバイルサーバ装置2は、この要求がなされると、データベース5から、そのユーザのスケジュール帳を検索すると共に、過去或いは当日に上記移動カメラ装置10で撮像された画像が存在する場合、この画像に関する情報を検索し、これらをそのユーザの携帯電話機3に送信する。携帯電話機3の制御部29は、このスケジュール及び画像に関する情報を、日付に沿って並列的に表示するように表示部13を表示制御する。
図11に、このスケジュール及び画像に関する情報の表示例を示す。この図11からわかるように、この場合、制御部29は、表示部13の略々中央の表示領域に帯状に日付を表示し、この日付の表示領域の右側の表示領域に、そのユーザのスケジュールを表示制御する。また、日付の表示領域の左側の表示領域に、存在する場合は、画像に関する情報を表示制御する。
このうち、画像に関する情報は、その日に撮像された画像が存在することを示すアイコンICと、撮像時刻TMとが表示される。この図11に示す例の場合、2月29日の14時10分に撮像された画像がデータベース5に保存されており、また、3月3日の12時40分に撮像された画像がデータベース5に保存されていることを示している。
ここで、制御部29は、スケジュール及び画像に関する情報と共に、当日の画像に関する情報の表示領域にカーソルCRを表示部13に表示制御する。すなわち、例えば、この図11に示す日付のうち、3月4日(木)が当日であったとすると、制御部29は、この3月4日(木)に対応する画像に関する情報の表示領域にカーソルCRを表示制御する。また、制御部29は、このカーソルCRと共に、右キー15を押圧操作することで、移動カメラ装置10を遠隔操作して所望の画像を撮像する「撮像モード」に移行することを示す「撮像」の文字を表示部13に表示制御する。
ユーザにより上記右キー15が押圧操作されると、制御部29は「撮像モード」に移行し、モバイルサーバ装置2に対して、ユーザにより撮像が指定された旨の通知を行う。モバイルサーバ装置2は、この通知がなされると、コミュニケーション網1及びパブリック網6を介して、ユーザの自宅のプライベート網8に接続されているプライベートサーバ装置9にアクセスし、移動カメラ装置10の撮像画像の送信要求を行う。
プライベートサーバ装置9は、この送信要求がなされると、移動カメラ装置10を撮像モードに制御し、この移動カメラ装置10でリアルタイム(或いは所定時間毎)に撮像される画像をプライベートサーバ装置9に転送する。プライベートサーバ装置9は、この転送された画像をユーザの携帯電話機3に転送する。携帯電話機3の制御部29は、上記プライベートサーバ装置9及びモバイルサーバ装置2を介して移動カメラ装置10から送信される画像を表示部13に表示制御する。
図12に、この表示部13に表示される、移動カメラ装置10で撮像された画像の一例を示す。この図12からわかるように、制御部29は、移動カメラ装置10で撮像された画像を表示部13に表示制御すると共に、現在の日付及び時刻(この例の場合、3月4日(木)12時40分07秒)を表示部13に表示制御する。これにより、ユーザの携帯電話機3の表示部13には、現在、ユーザの自宅で移動カメラ装置10で撮像されている画像(=ユーザの自宅の様子)がリアルタイムで表示されることとなる。
移動カメラ装置10は、携帯電話機3の操作部26に設けられている十字キーを操作することで、前後左右及び斜め方向等に遠隔移動操作可能となっており、ユーザは、この表示部13に表示される、移動カメラ装置10で撮像された画像を見ながら十字キーを操作することで、移動カメラ装置10を所望の場所まで移動させる。そして、表示部13に表示される画像で所望の被写体を確認した際に、右キー15を押圧操作する。
この場合、右キー15を押圧操作は、移動カメラ装置10で撮像された画像の保存を意味している。このため、制御部29は、右キー15を押圧操作を検出すると、この右キー15を押圧操作されたタイミングで表示部13に表示していた画像及び時刻情報を取り込みメモリ28に一旦記憶制御する。そして、上記表示部13の当日に対応する画像に関する情報の表示領域に、撮像された画像が存在することを示すアイコンICと撮像時刻TMを表示制御する(この例の場合、図11に示す当日の3月4日の表示領域にアイコンICと撮像時刻TMが表示されることとなる。)。
また、制御部29は、メモリ28に記憶制御した上記取り込まれた画像情報及び撮像時刻を示す情報をモバイルサーバ装置2に送信する。モバイルサーバ装置2は、この画像情報を上記撮像時刻を示す情報と共に、そのユーザの当日の撮像画像としてデータベース5に保存する。このデータベース5に保存された撮像画像は、ユーザの要求に応じてモバイルサーバ装置2からダウンロードされ、適時閲覧されることとなる。
なお、この例では、右キー15が押圧操作されると、移動カメラ装置10で撮像が行われることとしたが、これは、右キー15が押圧操作された際に、当該携帯電話機3に設けられているカメラ部27で撮像が行われるようにしてもよい。
[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、この実施の形態の携帯電話機は、ユーザのスケジュールと天気情報、ユーザのスケジュールと他のユーザのスケジュール、ユーザのスケジュールと宣伝・広告情報、及びユーザのスケジュールと移動カメラ装置10を遠隔操作することで当日及び過去に撮像された画像等の複数種類の情報を、日付や時間帯等の時間軸に沿って並列的に表示することにより、表示部13の表示画面が小さいなものであっても、ユーザに対して各種情報を一括して、かつ、直感的に認識させ易くすることができる。
以上の説明から明らかなように、この実施の形態の携帯電話機は、ユーザのスケジュールと天気情報、ユーザのスケジュールと他のユーザのスケジュール、ユーザのスケジュールと宣伝・広告情報、及びユーザのスケジュールと移動カメラ装置10を遠隔操作することで当日及び過去に撮像された画像等の複数種類の情報を、日付や時間帯等の時間軸に沿って並列的に表示することにより、表示部13の表示画面が小さいなものであっても、ユーザに対して各種情報を一括して、かつ、直感的に認識させ易くすることができる。
また、このようにユーザに対して各種情報を一括して、かつ、直感的に認識させ易くすることができるため、ユーザが各種の情報を有益に利用可能とすることができる。
また、リコメンド機能により、ユーザが気になる情報や新商品等を、他のユーザに転送して推薦することができる。これにより、各種の情報を、いわゆる口コミのかたちで流通させることができ、同じ情報を複数のユーザ間で簡単に共有可能とすることができる。
また、モバイルサーバ装置2において、送信した宣伝・広告等の情報と、送信先となるユーザの情報と、転送(推薦)を指定したユーザの情報を「通信ログ」としてデータベース5に記憶するようになっている。
このため、情報の発信源となる企業側等では、この通信ログを参照することで、自分が発信している情報がどのような経路で、またどの程度の数が配信されたかを認識することができる他、発信力のあるユーザ(=数多くリコメンドを行ったユーザ)を認識することができ、次回からの宣伝・広告や新商品の開発等に活用することができる。
なお、上述の実施の形態の説明では、本発明を携帯電話機に適用することとしたが、本発明は、この他、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System),PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)、ノート型のパーソナルコンピュータ装置等の携帯端末装置に適用してもよい。
最後に、上述の実施の形態は、あくまでも本発明の一例として開示したに過ぎない。このため、本発明は、上述の実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。
1 コミュニケーション網、2 モバイルサーバ装置、3 携帯電話機、4 基地局、5 データベース、6 パブリック網、7 Webサーバ装置、8 プライベート網、9 プライベートサーバ装置、10 移動カメラ装置、13 携帯電話機の表示部、15 携帯電話機の右キー、28 情報処理プログラム等が記憶された携帯電話機のメモリ
Claims (8)
- 1種類の情報に対して一つの表示領域を形成するように、表示手段の全体の表示領域を、表示する情報の種類数に応じて複数の分割表示領域に分割する表示領域分割手段と、
上記表示領域分割手段として機能することで上記表示手段上に形成した分割表示領域のうち、少なくとも一つの分割表示領域に、この分割表示領域の形成方向に沿って時間の流れを示すように日付,時間或いは時刻を順に並べて表示すると共に、この分割表示領域に表示した日付,時間或いは時刻に対応させて、該日付,時間或いは時刻を表示した分割表示領域以外の分割表示領域に他の種類の情報を表示する表示制御手段
としてコンピュータを機能させる情報処理プログラム。 - 請求項1に記載の情報処理プログラムであって、
他の種類の情報が簡易的に表示されている間、操作手段が操作されることで指定される、現在、簡易的に表示している情報の詳細情報の表示の指定の有無を検出する詳細表示指定検出手段としてコンピュータを機能させ、
上記表示制御手段としてコンピュータを機能させる際に、上記他の種類の情報を簡易的に表示するようにコンピュータを機能させ、上記詳細表示指定検出手段としてコンピュータを機能させることで、上記簡易的に表示している情報の詳細情報の表示の指定が検出された際に、記憶手段に記憶されている上記他の種類の情報の詳細情報を読み出して上記表示手段に表示する上記表示制御手段としてコンピュータを機能させること
を特徴とする情報処理プログラム。 - 請求項2に記載の情報処理プログラムであって、
少なくとも、上記他の種類の情報の詳細情報が表示手段に表示されている間、操作手段が操作されることで指定される、現在、表示している情報を他のユーザへ転送する指示の有無を検出する転送指示検出手段と、
上記転送指示検出手段としてコンピュータを機能させることで、現在、表示している詳細情報の他のユーザへの転送指示が検出された際に、少なくとも転送先となるユーザを特定するための転送先ユーザ情報、及び転送する詳細情報を示す詳細特定情報を、該詳細情報の転送を行うサーバ装置に送信する転送制御手段としてコンピュータを機能させること
を特徴とする情報処理プログラム。 - 請求項1に記載の情報処理プログラムであって、
上記表示制御手段としてコンピュータを機能させる際に、上記他の種類の情報の一つとして、過去に撮像された画像に関する情報を、上記日付,時間或いは時刻に対応させて簡易的に表示するようにコンピュータを機能させ、
上記過去に撮像された画像に関する情報が簡易的に表示されている間、操作手段が操作されることで指定される、遠隔操作可能な撮像手段を用いた撮像の指示の有無を検出する撮像指示検出手段としてコンピュータを機能させ、
上記撮像指示検出手段としてコンピュータを機能させることで、上記遠隔操作可能な撮像手段を用いた撮像の指示が検出された際に、上記撮像手段の遠隔操作を行うサーバ装置に対して、該撮像指示がなされたことを示す情報を送信するように送信手段を制御する送信制御手段としてコンピュータを機能させ、
上記サーバ装置が上記撮像手段を遠隔操作することで、該サーバ装置から送信される上記撮像手段で撮像された画像を上記表示手段に表示制御する撮像画像表示制御手段としてコンピュータを機能させ、
上記撮像手段で撮像された画像が上記表示手段に表示されている間、操作手段が操作されることで指定される、現在、撮像されている画像の取り込み指示の有無を検出する取り込み指示検出手段としてコンピュータを機能させ、
上記取り込み指示検出手段としてコンピュータを機能させることで、上記画像の取り込み指示が検出された際に、上記表示手段に表示されている画像を、所定の画像に関する情報と共に記憶手段に記憶制御する記憶制御手段としてコンピュータを機能させること
を特徴とする情報処理プログラム。 - 1種類の情報に対して一つの表示領域を形成するように、表示手段の全体の表示領域を、表示する情報の種類数に応じて複数の分割表示領域に分割する表示領域分割手段と、
上記表示領域分割手段により上記表示手段上に形成された分割表示領域のうち、少なくとも一つの分割表示領域に、この分割表示領域の形成方向に沿って時間の流れを示すように日付,時間或いは時刻を順に並べて表示すると共に、この分割表示領域に表示した日付,時間或いは時刻に対応させて、該日付,時間或いは時刻を表示した分割表示領域以外の分割表示領域に他の種類の情報を表示する表示制御手段と
を有する情報処理装置。 - 請求項5に記載の情報処理装置であって、
他の種類の情報が簡易的に表示されている間、操作手段が操作されることで指定される、現在、簡易的に表示している情報の詳細情報の表示の指定の有無を検出する詳細表示指定検出手段を有し、
上記表示制御手段は、上記他の種類の情報を簡易的に表示し、上記詳細表示指定検出手段により、上記簡易的に表示している情報の詳細情報の表示の指定が検出された際に、記憶手段に記憶されている上記他の種類の情報の詳細情報を読み出して上記表示手段に表示すること
を特徴とする情報処理装置。 - 請求項6に記載の情報処理装置であって、
少なくとも、上記他の種類の情報の詳細情報が表示手段に表示されている間、操作手段が操作されることで指定される、現在、表示している情報を他のユーザへ転送する指示の有無を検出する転送指示検出手段と、
上記転送指示検出手段により、現在、表示している詳細情報の他のユーザへの転送指示が検出された際に、少なくとも転送先となるユーザを特定するための転送先ユーザ情報、及び転送する詳細情報を示す詳細特定情報を、該詳細情報の転送を行うサーバ装置に送信する転送制御手段と
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項5に記載の情報処理装置であって、
上記表示制御手段は、上記他の種類の情報の一つとして、過去に撮像された画像に関する情報を、上記日付,時間或いは時刻に対応させて簡易的に表示し、
上記過去に撮像された画像に関する情報が簡易的に表示されている間、操作手段が操作されることで指定される、遠隔操作可能な撮像手段を用いた撮像の指示の有無を検出する撮像指示検出手段と、
上記撮像指示検出手段により、上記遠隔操作可能な撮像手段を用いた撮像の指示が検出された際に、上記撮像手段の遠隔操作を行うサーバ装置に対して、該撮像指示がなされたことを示す情報を送信する送信手段と、
上記サーバ装置が上記撮像指示がなされたことを示す情報に対応して上記撮像手段を遠隔操作することで、該サーバ装置から送信される上記撮像手段で撮像された画像を上記表示手段に表示制御する撮像画像表示制御手段と、
上記撮像手段で撮像された画像が上記表示手段に表示されている間、操作手段が操作されることで指定される、現在、撮像されている画像の取り込み指示の有無を検出する取り込み指示検出手段と、
上記取り込み指示検出手段により、上記画像の取り込み指示が検出された際に、上記表示手段に表示されている画像を、所定の画像に関する情報と共に記憶手段に記憶制御する記憶制御手段と
を有することを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004182506A JP2006004344A (ja) | 2004-06-21 | 2004-06-21 | 情報処理プログラム及び情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004182506A JP2006004344A (ja) | 2004-06-21 | 2004-06-21 | 情報処理プログラム及び情報処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006004344A true JP2006004344A (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=35772672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004182506A Withdrawn JP2006004344A (ja) | 2004-06-21 | 2004-06-21 | 情報処理プログラム及び情報処理装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006004344A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008210118A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-11 | Kyocera Corp | 通信機器および通信機器における制御方法 |
JP2009542130A (ja) * | 2006-06-23 | 2009-11-26 | シエラ・ワイアレス・インコーポレーテッド | パーソナルエリアネットワークを用いるイベント確認のための方法および装置 |
WO2014147813A1 (ja) * | 2013-03-22 | 2014-09-25 | 株式会社洛洛.Com | 情報処理システム、情報処理方法、及び、プログラム |
CN114168027A (zh) * | 2021-11-08 | 2022-03-11 | 阿里巴巴(中国)有限公司 | 信息显示方法、装置及设备 |
-
2004
- 2004-06-21 JP JP2004182506A patent/JP2006004344A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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