JP2006002696A - 蒸気タービン設備およびその改造方法 - Google Patents

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【課題】 既設の蒸気タービン設備の改造範囲を最小限に抑えつつ性能および出力を向上させた信頼性の高い新しい蒸気タービン設備およびその改造方法を提供する。
【解決手段】 既設の蒸気タービン設備が備えている2つのタービンのうちの一方を最新技術に基づいて設計した新型タービンに交換して2つのタービンを1つに統合する際に、2つのタービンを支持していた基礎や、交換しない他方のタービン、復水器、それらの付帯設備等を撤去することなくそのまま流用する。また、交換しない他方のタービンのロータを残存させて発電機等に回転力を伝達するために用いる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発電プラント等に用いる蒸気タービン設備およびその改造方法に関する。
近年、地球温暖化防止等の観点から、老朽化した既設の蒸気タービン設備を撤去することなく改造することにより性能向上や出力向上を図る事例が増加している。
ところで、老朽化した蒸気タービン設備を改造する時点においては、この蒸気タービン設備を設置したときには実現していなかった長い最終段翼も開発されているため、多数の低圧タービンを一軸に連ねることなく、少ない車室で従来以上の性能や出力を実現できるようになっている。
また、耐高温性能や振動安定技術も進歩しているため、従来は高圧タービンと中圧タービンとに分けて設置していた部分も、高中圧一体としながら従来以上の性能や出力を実現できるようになっている。
これに伴い、老朽化した既設の蒸気タービン設備を改造する際には、この蒸気タービン設備を構成していた部分の一部がなくなって全体的にコンパクトな構造を取ることになる。
このとき、プラント全体を基礎から作り直すことにすれば、既設の蒸気タービン設備を改造する工事を簡単に実施することができるが、基礎工事や各種付帯設備の改造に費やす金額が莫大なものになってしまう。
また、近年、環境保護に対する意識も高まっており、基礎を作り直す際に発生する建築廃材を可能な限り減らす必要もある。
さらに、既設の蒸気タービン設備における基礎の劣化はほとんどないため、可能な限り基礎を流用しつつ最新型のタービンに改造することが求められている。
次に図15を参照して既設の蒸気タービン設備の構造について説明すると、この一軸型蒸気タービン設備1は高圧タービン、中圧タービン、低圧Aタービン、低圧Bタービンおよび発電機を一列に連ねたものであり、高圧ロータ2を収納した高圧タービン3、中圧ロータ4を収納した中圧タービン5、低圧Aロータ6を収納した低圧Aタービン7、低圧Bロータ8を収納した低圧Bタービン9を備えるとともに、低圧Bロータ8には発電機10の発電機ロータ11が連結されている。
中圧タービン5から排気された蒸気は、蒸気を導く管12を通って低圧Aタービン7および低圧Bタービン9に流れ込む。
また、低圧Aタービン7および低圧Bタービン9から排気された蒸気は、復水器13にて凝縮される。
さらに高圧ロータ2、中圧ロータ4、低圧Aロータ6、低圧Bロータ8、発電機ロータ11は、基礎14A〜14Eにそれぞれ設けられている軸受15によって回転自在に支持されている。
このとき、従来の低圧タービンの最終段における翼長さは20年前においては500mm程度が設計的な限界であったため、図15に示したように2つの複流型(排気が2個ある)低圧タービン7,9を設けて4流排気とする等、最適な排気性能を実現するため多数の低圧タービンを必要としていた。
ところが、近年では1000mmを超える高性能の翼が実現しているため、従来の倍以上の排気流を受け持つことができる。
これにより、このような構造を有している既設のタービンを改造する際には、従来技術で低圧A,Bの2つの車室が必要であったものが、改造後は1つの車室で済むことになる。
ところで、図15に示した既設の蒸気タービン設備1を従来の方法によって改造すると、図16に示した蒸気タービン設備20となる。
この改造済みの蒸気タービン設備20においては、既設の低圧Aタービン7および低圧Bタービン9が一つの新しい低圧タービン21に置き換えられ、その新しい低圧ロータ22が発電機10の発電機ロータ11に連結されている。
また、中圧タービン5から排気された蒸気は、蒸気を導く配管23を通って新しい低圧タービン21に流れ込むようになっている。
このような改造に伴い、既設の低圧Bタービン9および発電機ロータ11を支持していた既設の基礎14D,14Eを除去し、新しい基礎25A,25Bに置き換える必要がある。
ところが、既設の基礎14A〜14Eは鉄筋コンクリートからできているため、改造を行う場合には低圧部分の基礎14D,14Eにのみ改造範囲を限定することが困難であり、改造する必要のない高圧タービン3、中圧タービン5側の基礎14A〜14Cも撤去する必要となる場合がある。
また、新しい低圧タービンおよび新しい基礎に合わせた新しい復水器24も必要となる。
さらには、蒸気タービン設備の高圧部分および中圧部分には蒸気を導入するための配管や弁が付設されており、また発電機には発電機用の補機などの付帯設備があるため、それらを移動させるための大ががりな改造工事が必要となる。
そこで本発明の目的は、上述した従来技術が有する問題点を解消し、既設の蒸気タービン設備の改造範囲を最小限に抑えつつ性能および出力を向上させた信頼性の高い新しい蒸気タービン設備およびその改造方法を提供することにある。
上記の課題を解決するための請求項1に記載した蒸気タービン設備は、互いに連結された複数台のタービンのうち一部のタービンを改造した蒸気タービン設備であって、既設の基礎上に既設タービンと交換して設置され、蒸気が供給される第1のタービンと、既設の基礎上に支持され、蒸気が供給されない第2のタービンと、前記第2のタービンへの蒸気供給路を閉鎖し、前記第1のタービンに蒸気を供給するように構成された蒸気配管と、を備えることを特徴としている。
すなわち、請求項1に記載した蒸気タービン設備は、既設の蒸気タービン設備が備えている複数台のタービンのうちの一部を最新技術に基づいて設計した新型タービンに交換する際に、交換するタービンを支持していた基礎や、交換しないタービン、復水器、それらの付帯設備等を撤去することなくそのまま流用するものである。
また、交換しないタービンのロータを残存させて発電機等に回転力を伝達するために用いるから、発電機側の設備を変更する必要もない。
これにより、既設の蒸気タービン設備の改造範囲を最小限に抑えつつ、性能および出力を向上させた信頼性の高い新しい蒸気タービン設備を効率良く得ることができる。
また、上記の課題を解決するための請求項2に記載した蒸気タービン設備は、互いに連結された複数台のタービンのうち一部のタービンを改造した蒸気タービン設備であって、既設の基礎上に設置され、蒸気が供給される第1のタービンと、既設の基礎上に支持され、蒸気が供給されない第2のタービンと、前記第1のタービンからの排出される蒸気を前記第2タービンへ供給する蒸気供給路を閉鎖し、他の設備に供給するように構成された蒸気配管とを備えたことを特徴としている。
すなわち、請求項2に記載した蒸気タービン設備は、既設の復水蒸気タービン設備を背圧タービンに改造して蒸気を他の設備に供給できるようにする際に、復水器に接続されていた既設のタービン、復水器、それらの付帯設備等を撤去することなくそのまま流用するものである。
また、復水器に接続されていた既設のタービンのロータを残存させて発電機等に回転力を伝達するために用いるから、発電機側の設備を変更する必要もない。
これにより、既設の蒸気タービン設備の改造範囲を最小限に抑えつつ、蒸気を他の設備に供給する新型の蒸気タービン設備を効率良く得ることができる。
なお、残存させた第2のタービン内においてそのロータが空転すると、第2のタービン内における空気とロータとの間の摩擦抵抗により、ロータの温度が上昇するとともに回転動力の損失が生じる。
そこで、第2のタービンを高真空に密封して空気との摩擦そのものをなくす。
また、ロータから羽根そのものを取り外し、羽根の翼部分を除去し、あるいはロータの羽根取付部分を機械加工してその外周面を平滑に形成し、空気との摩擦を減少させる。
さらに、第2のタービンのロータにフィンを設けることにより、ロータの回転に伴うフィンの作用により第2のタービンの内部の空気が移動して外気が出入りするようにする。
また、第2のタービンのケーシングあるいは復水器に換気装置を設けることにより、第2のタービンの内部に強制的に外気を導入してロータを冷却することもできる。
このとき、第2のタービン内における外気の流れを妨げないように、第2のタービンのステータ等を取り除くこともできる。
加えて、第2のタービンに冷却用流体供給装置を設けることにより、第2のタービンのロータに対し、蒸気タービン設備を構成している他のタービン等から抽気した蒸気、軸受潤滑用の潤滑油、冷却水等の冷却用の流体等を供給しその温度上昇を抑制することができる。
さらに、上記の課題を解決するための請求項11に記載した蒸気タービン設備の造方法は、一体に回転する第1および第2のタービンを備えた既設の蒸気タービンを改造し、前記第1のタービンを新しいタービンに交換する蒸気タービン設備の改造方法であって、
前記第1のタービンを支持していた基礎を用いて支持できるように構成された前記新しいタービンを用意し、
前記第1のタービンを撤去して前記新しいタービンに交換し、
前記第2のタービンを残存させて前記新しいタービンと一体に回転するようにし、
前記第1および第2のタービンに蒸気を供給していた管路を、前記新しいタービンにのみ蒸気を供給するように構成し、
前記第2のタービンのロータが前記第2のタービン内にて空転するようにすることを特徴としている。
すなわち、請求項11に記載した蒸気タービン設備の改造方法は、既設の蒸気タービン設備が備えている2つのタービンのうちの一方を最新技術に基づいて設計した新型タービンに交換して2つのタービンを1つに統合する際に、2つのタービンを支持していた基礎や、交換しない他方のタービン、復水器、それらの付帯設備等を撤去することなくそのまま流用するものである。
また、交換しない他方のタービンのロータを残存させて発電機等に回転力を伝達するために用いるから、発電機側の設備を変更する必要もない。
これにより、既設の蒸気タービンの改造範囲を最小限に抑えつつ、性能および出力を向上させた信頼性の高い新しい蒸気タービンを効率良く得ることができる。
加えて、上記の課題を解決するための請求項12に記載した蒸気タービン設備の改造方法は、一体に回転する第1および第2のタービンを備えるとともに前記第2のタービンが前記第1のタービンから独立した復水器に接続されている蒸気タービン設備を改造し、前記第1のタービンから排出される蒸気を他の設備に供給できるようにした蒸気タービン設備の改造方法であって、
前記第1のタービンから排出される蒸気を前記第2のタービンに供給する代わりに前記他の設備に供給するように構成し、
前記第2のタービンおよび前記復水器を残存させ、
前記第2のタービンのロータが前記第2のタービン内にて空転するようにすることを特徴としている。
すなわち、請求項12に記載した蒸気タービン設備の改造方法は、既設の復水蒸気タービンを背圧タービンに改造して蒸気を他のプラントに供給できるようにする際に、復水器に接続されていた既設のタービン、復水器、それらの付帯設備等を撤去することなくそのまま流用するものである。
また、復水器に接続されていた既設のタービンのロータを残存させて発電機等に回転力を伝達するために用いるから、発電機側の設備を変更する必要もない。
これにより、既設の蒸気タービンの改造範囲を最小限に抑えつつ、蒸気を他のプラントに供給する新型の蒸気タービンを効率良く得ることができる。
本発明によれば、老朽化した既設の蒸気タービン設備の改造範囲を最小限に抑えつつ、性能および出力を向上させた信頼性の高い新しい蒸気タービン設備を効率良く得ることができる。
以下、図1乃至図14を参照し、本発明に係る蒸気タービン設備およびその改造方法の各実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明においては、図15に示した既設の蒸気タービン設備を含め、同一若しくは対応する部分には同一の符号を用いて重複した説明を省略する。
第1実施形態
まず最初に図1を参照し、第1実施形態の蒸気タービン設備について詳細に説明する。
図1に示した一軸型の蒸気タービン設備100は、図15に示した既設の蒸気タービン設備1における低圧Aロータ6および低圧Aタービン7(第1のタービン)を、最新技術で新設計した低圧Aロータ31および低圧Aタービン32(第2のタービン)に置き換える改造を施したものであり、高圧ロータ2を収納した高圧タービン3、中圧ロータ4を収納した中圧タービン5、新設計の低圧Aロータ31を収納した新設計の低圧Aタービン32、低圧Bロータ8を収納した低圧Bタービン9を備え、低圧Bロータ8には発電機10の発電機ロータ11が連結されている。
高圧ロータ2、中圧ロータ4、低圧Aロータ31、低圧Bロータ8、発電機ロータ11は、いずれも既設の基礎14A〜14Fに設けた軸受15によって回転自在に支持されている。
中圧タービン5から排気される蒸気は、新設計の蒸気配管33を通ってその全てが新設計の低圧Aタービン32に流れ込む。
低圧Bタービン9は閉止部材34によって閉止されており、その低圧Bロータ8は高真空中において空転するようになっている。
低圧Aタービン32から排気された蒸気は、既設の復水器13にて凝縮される。
既設の低圧Bロータ8は、新設計の低圧Aロータ31と発電機ロータ11とを連結するために流用されているが、閉止部材34によって高真空に保たれた従来の低圧Bタービン9の中で空転して仕事をせず、その回転に伴うロスは極めて小さく抑えられている。
なお、低圧Bロータ8が劣化等により連結用として流用できない場合は、新しい連結用ロータを組み込んだり回転軸に交換したりすることができる。
既設の蒸気タービン設備1を本第1実施形態の蒸気タービン設備100に改造する際には、まず最初に、最新技術を用いて新設計した低圧Aロータ31および低圧Aタービン32を準備する。
このとき、低圧Aロータ31および低圧Aタービン32は、既設の低圧Aロータ6を支持していた既設の基礎14Cおよび14Dをそのまま流用し、あるいは最小限の改修によって使用できるように設計する。
次いで、既設の低圧Aロータ6と既設の中圧ロータ4および既設の低圧Bロータ8との間の連結をそれぞれ解除し、既設の低圧Aロータ6を収納している低圧Aタービン7を既設の基礎14Cおよび14Dから除去する。
その後、既設の基礎14Cおよび14Dを用いて新設計した低圧Aロータ31および低圧Aタービン32を設置し、低圧Aロータ31を既設の中圧ロータ4および既設の低圧Bロータ8に連結する。
次いで、新設計した蒸気配管33を中圧タービン5および低圧Aタービン32にそれぞれ接続し、中圧タービン5から排気される蒸気の全てが低圧Aタービン32に流れ込むようにする。
同時に、閉止部材34を用いて既設の低圧Bタービン9を閉止し、その低圧Bロータ8が高真空中において空転するようにする。
すなわち、本第1実施形態の蒸気タービン設備100は、既設の高圧タービン3,中圧タービン5、低圧Bタービン9、発電機10、復水器13、基礎14A〜14Eをそのまま流用しつつ、既設の低圧Aロータ6および低圧Aタービン7を新設計の低圧Aロータ31および低圧Aタービン32に置き換えたものである。
これにより、流用する部分に付帯している機器の改造も不要であるから、既設の蒸気タービン設備1を改造する範囲を最小限に抑えつつ、低圧Aロータ31および低圧Aタービン32に最新技術を適用し、性能および出力を向上させた信頼性の高い新しい蒸気タービン設備100に改造することができる。
第2実施形態
次に図2を参照し、第2実施形態の蒸気タービン設備について説明する。
上述した第1実施形態の蒸気タービン設備100は、図15に示した既設の蒸気タービン設備1の低圧Aタービン7を新設計の低圧Aタービン32に交換したものであった。
これに対して、本第2実施形態の蒸気タービン設備110は、図15に示した既設の蒸気タービン設備1における低圧Bロータ8および低圧Bタービン9を、最新技術で新設計した低圧Bロータ31および低圧Bタービン32に置き換えたものである。
具体的に説明すると、本第2実施形態の蒸気タービン設備110は、高圧ロータ2を収納した高圧タービン3、中圧ロータ4を収納した中圧タービン5、低圧Aロータ6を収納した低圧Aタービン7、新設計の低圧Bロータ31を収納した新設計の低圧Bタービン32を備え、新設計の低圧Bロータ31に発電機10の発電機ロータ11が連結されている。
そして、高圧ロータ2、中圧ロータ4、低圧Aロータ6、低圧Bロータ31、発電機ロータ11は、いずれも既設の基礎14A〜14Fに設けた軸受15によって回転自在に支持されている。
これに伴い、蒸気配管35が新しく設計されて、中圧タービン5から排気される蒸気の全てを新設計の低圧Aタービン32に供給するようになっている。
また、低圧Aタービン7は閉止部材34によって閉止され、その低圧Aロータ6は高真空中において空転するようになっている。
また、低圧Bタービン32から排気された蒸気は、既設の復水器13にて凝縮される。 なお、既設の蒸気タービン設備1を本第2実施形態の蒸気タービン設備110に改造する手順は、第1実施形態の蒸気タービン設備100におけるそれと同様である。
すなわち、本第2実施形態の蒸気タービン設備110は、既設の高圧タービン3,中圧タービン5、低圧Aタービン7、発電機10、復水器13、基礎14A〜14Eをそのまま流用しつつ、既設の蒸気タービン設備1における低圧Bロータ8および低圧Bタービン9を、新設計の低圧Bロータ31および低BAタービン32に置き換えたものである。
これにより、流用する部分に付帯している機器の改造も不要であるから、既設の蒸気タービン設備1を改造する範囲を最小限に抑えつつ、低圧Bロータ31および低圧Bタービン32に最新技術を適用し、性能および出力を向上させた信頼性の高い新しい蒸気タービン設備110に改造することができる。
第3実施形態
次に図3を参照し、第3実施形態の蒸気タービン設備について説明する。
図3に示した第3実施形態の蒸気タービン設備120は、3つの低圧タービンが連結されている既設の蒸気タービン設備を改造する際に、上流側の2つの低圧タービンを新設計の低圧タービンに置き換えたものである。
具体的に説明すると、本第3実施形態の蒸気タービン設備120は、高圧ロータ2を収納した高圧タービン3(図示せず)、中圧ロータ4を収納した中圧タービン5、新設計の低圧Aロータ41を収納した新設計の低圧Aタービン42、新設計の低圧Bロータ43を収納した新設計の低圧Bタービン44、低圧Cロータ16を収納した低圧Cタービン17を備え、新設計の低圧Bロータ43が既設の低圧Cロータ16を介して発電機10の発電機ロータ11に連結されている。
そして、高圧ロータ2、中圧ロータ4、低圧Aロータ41、低圧Bロータ43、低圧Cロータ16、発電機ロータ11は、いずれも既設の基礎14A〜14Gに設けた軸受15によって回転自在に支持されている。
中圧タービン5から排気される蒸気は、新設計の蒸気配管45を通ってその全てが低圧Aタービン42および低圧Bタービン44に流れ込む。
低圧Cタービン17は閉止部材34によって閉止されており、その低圧Cロータ16は高真空中において空転するようになっている。
低圧Aタービン42および低圧Bタービン44から排気された蒸気は、既設の復水器18にて凝縮される。
なお、既設の蒸気タービン設備を本第3実施形態の蒸気タービン設備120に改造する手順は、第1実施形態の蒸気タービン設備100におけるそれと同様である。
すなわち、本第3実施形態の蒸気タービン設備120は、既設の高圧タービン3(図示せず),中圧タービン5、低圧Cタービン17、発電機10、復水器18、基礎14A〜14GEをそのまま流用しつつ、既設の蒸気タービン設備における低圧Aロータおよび低圧Aタービンと低圧Bロータおよび低圧Bタービンを、新設計の低圧Aロータ41および低圧Aタービン42と新設計の低圧Bロータ43および低圧Bタービン44に置き換えたものである。
これにより、流用する部分に付帯している機器の改造も不要であるから、既設の蒸気タービン設備を改造する範囲を最小限に抑えつつ、新設計の低圧Aロータ41および低圧Aタービン42と新設計の低圧Bロータ43および低圧Bタービン44とに最新技術を適用し、性能および出力を向上させた信頼性の高い新しい蒸気タービン設備120に改造することができる。
なお、本第3実施形態においては、3つの低圧タービンが連結されている既設の蒸気タービン設備を新設計の2つの低圧タービンを連結した蒸気タービン設備に改造する際に、上流側の2つの低圧タービンを新設計の2つの低圧タービンに交換しているが、下流側の2つの低圧タービンを新設計の2つの低圧タービンに交換することもできる。
第4実施形態
次に図4を参照し、第4実施形態の蒸気タービン設備について説明する。
復水型蒸気タービン設備は廃熱を復水器に捨てるサイクルであるが、中圧タービンから排気される蒸気を近接した地域や工場への熱併給に使うことにより熱効率を飛躍的に高めることができる。
そこで、高圧、中圧、低圧タービンを備えた既設の蒸気タービン設備を改造し、中圧タービンから排気される蒸気を熱併給に使うようにすると、中圧タービンと発電機との間に設置されている低圧タービンが不要となる。
このとき、図4に示した本第4実施形態の蒸気タービン設備200においては、中圧タービンロータ4と発電機ロータ11とを連結するために、不要となった低圧Aタービン7の低圧Aロータ6を残存させてそのまま使用している。
また、中圧タービンから排気される蒸気は低圧Aタービン7へは供給されず、その全てが熱併給のためのプロセス蒸気として利用される。これに伴い、低圧Aタービン7のための復水器19は不要となが、撤去することなく残存させればよい。
同時に、閉止部材34を用いて既設の低圧Aタービン7を閉止し、その低圧Aロータ6が高真空中において空転するようにする。
なお、低圧Aロータ6が劣化等により連結用として流用できない場合は、新しい連結用ロータを組み込んだり回転軸に交換したりする。
すなわち、本第4実施形態の蒸気タービン設備200は、既設の高圧タービン3,中圧タービン5、発電機10、基礎14A〜14Fをそのまま流用するとともに、低圧Aタービン7および復水器19を残しつつ、既設の復水タービンを改造したものである。
これにより、流用する部分に付帯している機器の改造も不要であるから、既設の復水タービンの改造範囲を最小限に抑えつつ、熱効率の高い熱併給用の背圧タービンに改造することができる。
第5実施形態
次に図5を参照し、第5実施形態の蒸気タービン設備について説明する。
図5に示した第5実施形態の蒸気タービン設備130は、第1実施形態の蒸気タービン設備100における低圧Bタービン9の低圧Bロータ8から羽根を取り除くことにより、低圧Bタービン9の回転摩擦損失を極力低減できるように改良したものである。
具体的に説明すると、本第5実施形態の蒸気タービン設備130においては、新設計した低圧Aロータ31を発電機ロータ11に連結する低圧Bタービン9のロータが、羽根を持たない連結専用ロータ35となっている。
この連結専用ロータ35は、新しく製造することも可能であるが、既設のロータを流用することによって改造費用を抑えることができる。
そのため、この連結専用ロータ35は、図6(b)に示したように既設の低圧Bロータ8(図6(a))のホイール8aから羽根8bを取り除いたものとなっている。
また、低圧Bタービン9の回転摩擦損失を低減するためには、図7(b)に示したように低圧Bロータ8(図7(a))の羽根8bからその有効部分8cを機械加工により除去したり、あるいは図8(b)に示したようにホイール8aの植込み部8d(図8(a))を機械加工によって除去してその外周面8eを平滑にしたりすることも効果的である。
なお、図6、図7、図8はいずれもアウトサイド型の植込み形状を有したロータを示しているが、フォーク型等、他の植え込み形状のロータにおいても同様である。
さらに、ホイールが焼きばめ等により固定されている場合は、これを取り外すことによって簡単に回転摩擦損失を減らすことができる。
また、上述した第4実施形態の背圧蒸気タービン設備200(図4参照)のように、低圧タービン7に蒸気を流さない場合には、復水器19やその付帯機器を使用しないために低圧ロータ6は大気圧下で回転することになる。
このとき、低圧ロータ6の羽根あるいはホイールをなくした形状に変更することは、回転摩擦損失の低減を図る上で極めて効果的である。
第6実施形態
次に図9を参照し、第6実施形態の蒸気タービン設備について説明する。
一般にタービンは3000回転/分あるいは3600回転/分以上の高速で回転するため、上述した第4実施形態の背圧蒸気タービン設備200(図4参照)のように低圧ロータ6が大気圧下で回転すると、空気との摩擦によりその温度が上昇する。
また、ロータを露出させた状態で回転させることは安全性および騒音の観点から好ましくないためカバーを設置するが、カバーにより密閉された空間内においてロータが高速回転すると、第5実施形態の連結専用ロータ35のように羽根やホイールを無くしてもその温度は次第に上昇する。
そして、発電機ロータ11との連結に用いているロータの温度が上がると、その軸線方向の伸びによって発電機10側のシャフト位置が過大に変化し、磁力中心の変化によって発電効率が低下したり機械的な接触損傷が発生したりするおそれがある。
そこで、本第6実施形態の蒸気タービン設備300においては、改造に伴って使用しなくなった既設のタービン50のロータを連結用ロータ51として最小限に改造し、そのホイール52の外周面にフィン53を取り付けている。
また、既設のタービンケーシング54を最小限に改造してその内部に通風路55を構成するとともに、この通風路55の出入り口にサイレンサ56を設置している。
これにより、連結用ロータ51が回転するとフィン53の作用によって通風路55内の空気が移動するとともに通風路55に外気が導入されて排出されるから、連結用ロータ51の温度上昇を効果的に抑制することができる。
また、通風路55の出入り口にサイレンサ56を設けたから、フィン53の回転および通風路55内の外気の通過に伴って発生する騒音を効果的に抑制することができる。
第7実施形態
次に図10を参照し、第7実施形態の蒸気タービン設備について説明する。
本第7実施形態の蒸気タービン設備310は、連結用ロータ51を蒸気により冷却する構造としたものである。
そのため、この蒸気タービン設備310は、冷却用流体供給装置を構成する、図10に示したように連結用ロータ51の周囲を覆うカバー57と、このカバー57の内部空間に冷却用の蒸気を給排気するための配管58,59とを備えている。
冷却に用いる蒸気はボイラやタービンの途中から抽気した温度の低い蒸気を用いる。
例えばタービンの高圧排気蒸気は350℃以下なので、これを用いることができる。
蒸気は熱伝達率が高いため、連結用ロータ51の温度上昇をより効果的に抑制することができる。
連結用ロータ51の冷却に使用した蒸気は、その状態によって再利用することもできるし、グランド蒸気系統あるいは復水器に送ることもできる。
第8実施形態
次に図11を参照し、第8実施形態の蒸気タービン設備について説明する。
本第8実施形態の蒸気タービン設備320は、連結用ロータ51を潤滑油により冷却する構造としたものである。
そのため、図11に示したように連結用ロータ51に向かって冷却用の潤滑油を滴下するための供給配管61と、冷却に使用した潤滑油を受けるための潤滑油受け62と、この潤滑油受け62で受けた潤滑油を潤滑油タンクに戻すためのドレン管63とが設けられている。
なお、連結用ロータ51の冷却に用いる潤滑油は、軸受15を潤滑するために設けられている潤滑油冷却系統から得ることができる。
第9実施形態
次に図12を参照し、第9実施形態の蒸気タービン設備について説明する。
本第9実施形態の蒸気タービン設備330は、連結用ロータ51を冷却水の噴霧により冷却する構造としたものである。
そのため、図12に示したように連結用ロータ51に向かって噴霧する冷却水を供給するための供給配管64と、冷却に使用した冷却水を受ける冷却水受け65と、この冷却水受け65で受けた冷却水を潤滑油タンクに戻すドレン管66とが設けられている。
冷却水は、その蒸発によって連結用ロータ51から多大な熱を奪うため、連結用ロータ51の温度上昇を効果的に抑制することができるばかりでなく、各種の処理もまた容易に行うことができる。
第10実施形態
次に図13を参照し、第10実施形態の蒸気タービン設備について説明する。
本第10実施形態の蒸気タービン設備340は、連結用ロータ51を空気によって冷却する構造としたものである。
そのため、図13に示したように、改造に伴って使用しなくなった既設のタービンケーシング54には、その内部を強制的に換気するための換気ファン71が設けられている。
なお、低圧タービンのケーシングには、通常、大気放出板が設けられているため、その取付孔を利用することによって換気ファン71を容易に取りつけることができる。
あるいは、低圧タービンに並設されている復水器72の内部構造物を除去した後に、この復水器72の外壁に換気ファン71を設けることもできる。
第11実施形態
次に図14を参照し、第11実施形態の蒸気タービン設備について説明する。
本第11実施形態の蒸気タービン設備400は、図9〜図13に示したように連結用ロータ51の回転軸51aを直接支持している軸受15を撤去したものである。
連結用ロータ51の羽根およびホイールを外して運用するとその重量が改造前とは異なるため、軸受15にかかる荷重が変化してオイルホイップや振動などの問題が発生する可能性がある。
この場合、軸受15を改造しあるいは交換することも考えられるが、改造後の連結用ロータ51の重量が十分に軽くなる場合には軸受15を撤去し、回転軸51aに連結された他のロータの回転軸81,82を支持している軸受83,84により連結用ロータ51の重量を支持するとができる。
なお、他のロータの回転軸81,82を支持している軸受83,84は、連結用ロータ51の重量を支持することになるため、必要に応じて改造あるいは交換を実施することもできる。
すなわち、本第11実施形態の蒸気タービン設備400は、連結用ロータ51を支持していた軸受15を撤去するものであるから、オイルホイップや振動等の問題が発生することを回避できるばかりでなく、軸受15を潤滑するための潤滑油量や補修部品の点数を減少させることによりその運用コストを下げることが可能となる。
以上、本発明に係る蒸気タービン設備の各実施形態ついて詳しく説明したが、本発明は上述した実施形態によって限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態においては、既設の低圧Aタービンおよび低圧Bタービンを新設計の1つの低圧タービンに交換する場合を例にとって説明したが、既設の高圧タービンおよび中圧タービンを新設計の高中圧タービンに統合する場合にも本発明を適用することができる。
第1実施形態の蒸気タービン設備の構造を模式的に示す図。 第2実施形態の蒸気タービン設備の構造を模式的に示す図。 第3実施形態の蒸気タービン設備の構造を模式的に示す図。 第4実施形態の蒸気タービン設備の構造を模式的に示す図。 第5実施形態の蒸気タービン設備の構造を模式的に示す図。 連結用ロータの要部を拡大して示す斜視図。 連結用ロータの要部を拡大して示す斜視図。 連結用ロータの要部を拡大して示す斜視図。 第6実施形態の蒸気タービン設備の要部を模式的に示す図。 第7実施形態の蒸気タービン設備の要部を模式的に示す図。 第8実施形態の蒸気タービン設備の要部を模式的に示す図。 第9実施形態の蒸気タービン設備の要部を模式的に示す図。 第10実施形態の蒸気タービン設備の要部を模式的に示す図。 第11実施形態の蒸気タービン設備の要部を模式的に示す図。 一軸型蒸気タービン設備の構造を模式的に示す図。 図15に示した蒸気タービン設備を従来の改造方法によって改造した後の構造を模式的に示す図。
符号の説明
1 既設の蒸気タービン設備
2 高圧ロータ
3 高圧タービン
4 中圧ロータ
5 中圧タービン
6 低圧Aロータ
7 低圧Aタービン
8 低圧Bロータ
9 低圧Bタービン
10 発電機
11 発電機ロータ
13 復水器
14A〜14G 基礎
15 軸受
16 低圧Cロータ
17 低圧Cタービン
18,19 復水器
20 従来の方法で改造した蒸気タービン設備
21 低圧タービン
22 低圧ロータ
23 蒸気配管
24 復水器
25A,25B 基礎
31 低圧ロータ
32 低圧タービン
33 蒸気配管
34 閉止部材
35 連結専用ロータ
41 低圧Aロータ
42 低圧Aタービン
43 低圧Bロータ
44 低圧Bタービン
45 蒸気配管
51 連結用ロータ
52 ホイール
53 フィン
54 タービンケーシング
55 通風路
56 サイレンサ
57 カバー
58,59 配管
61 潤滑油供給配管
62 潤滑油受け
63 ドレン管
64 冷却水供給配管
65 冷却水受け
66 ドレン管
71 換気ファン
72 復水器
81,83 回転軸
83 軸受
100 第1実施形態の蒸気タービン設備
110 第2実施形態の蒸気タービン設備
120 第3実施形態の蒸気タービン設備
130 第5実施形態の蒸気タービン設備
200 第4実施形態の蒸気タービン設備
300 第6実施形態の蒸気タービン設備
310 第7実施形態の蒸気タービン設備
320 第8実施形態の蒸気タービン設備
330 第9実施形態の蒸気タービン設備
340 第10実施形態の蒸気タービン設備
400 第11実施形態の蒸気タービン設備

Claims (12)

  1. 互いに連結された複数台のタービンのうち一部のタービンを改造した蒸気タービン設備であって、
    既設の基礎上に既設タービンと交換して設置され、蒸気が供給される第1のタービンと、
    既設の基礎上に支持され、蒸気が供給されない第2のタービンと、
    前記第2のタービンへの蒸気供給路を閉鎖し、前記第1のタービンに蒸気を供給するように構成された蒸気配管と、
    を備えることを特徴とする蒸気タービン設備。
  2. 互いに連結された複数台のタービンのうち一部のタービンを改造した蒸気タービン設備であって、
    既設の基礎上に設置され、蒸気が供給される第1のタービンと、
    既設の基礎上に支持され、蒸気が供給されない第2のタービンと、
    前記第1のタービンから排出される蒸気を前記第2タービンへ供給する蒸気供給路を閉鎖し、他の設備に供給するように構成された蒸気配管と、
    を備えることを特徴とする蒸気タービン設備。
  3. 前記第2のタービンのロータを、前記第1のタービンのロータと一体に回転する回転軸に交換することを特徴とする請求項1または2に記載した蒸気タービン設備。
  4. 前記第2のタービンのロータの空転に伴って生じる回転摩擦損失を減少させるために、前記ロータに配設されている羽根を除去したことを特徴とする請求項1または2に記載の蒸気タービン設備。
  5. 前記第2のタービンのロータの空転に伴って生じる回転摩擦損失を減少させるために、前記ロータに配設されている羽根から翼部分を除去したことを特徴とする請求項1または2に記載の蒸気タービン設備。
  6. 前記第2のタービンのロータの空転に伴って生じる回転摩擦損失を減少させるために、前記ロータに配設されている羽根取付部分を除去してその外周面を平滑に形成したことを特徴とする請求項4に記載の蒸気タービン設備。
  7. 前記第2のタービンのロータを回転自在に支持している軸受を撤去したことを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載した蒸気タービン設備。
  8. 前記第2のタービンのロータは、前記第2のタービンの内部の空気を移動させるためのフィンを有していることを特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記載した蒸気タービン設備。
  9. 前記第2のタービン内の空気を換気するための換気装置をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の蒸気タービン設備。
  10. 前記第2のタービンのロータに冷却用の流体を供給してその温度上昇を抑制するための冷却用流体供給装置をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載した蒸気タービン設備。
  11. 一体に回転する第1および第2のタービンを備えた既設の蒸気タービン設備を改造し、前記第1のタービンを新しいタービンに交換する蒸気タービン設備の改造方法であって、 前記第1のタービンを支持していた基礎を用いて支持できるように構成された前記新しいタービンを用意し、
    前記第1のタービンを撤去して前記新しいタービンに交換し、
    前記第2のタービンを残存させて前記新しいタービンと一体に回転するようにし、
    前記第1および第2のタービンに蒸気を供給していた管路を、前記新しいタービンにのみ蒸気を供給するように構成し、
    前記第2のタービンのロータが前記第2のタービン内にて空転するようにすることを特徴とする蒸気タービン設備の改造方法。
  12. 一体に回転する第1および第2のタービンを備えるとともに前記第2のタービンが前記第1のタービンから独立した復水器に接続されている蒸気タービン設備を改造し、前記第1のタービンから排出される蒸気を他の設備に供給できるようにした蒸気タービン設備の改造方法であって、
    前記第1のタービンから排出される蒸気を前記第2のタービンに供給する代わりに前記他の設備に供給するように構成し、
    前記第2のタービンおよび前記復水器を残存させ、
    前記第2のタービンのロータが前記第2のタービン内にて空転するようにすることを特徴とする蒸気タービン設備の改造方法。
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