JP2006001479A - 容器ホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】飲料容器の出し入れを容易に行ない得るようにすると共に該飲料容器の変形や破損を防止する。
【解決手段】容器収容部材10は、第1の飲料容器を当て受けする第1当受面30と、この第1の飲料容器より小さい寸法の第2の飲料容器を当て受けする第2当受面32とを有する。また、容器収容部材10には容器保持部材40が揺動可能に装着され、容器当接部42を第2当受面32から突出させると共に容器保持部44を容器収容部12の側壁面14から後退させた第1姿勢と、該容器当接部42を第2当受面32から没入させると共に該容器保持部44を側壁面14から前進させた第2姿勢とに変位する。第1の飲料容器を容器収容部12へ受容させた場合には容器保持部材40は第1姿勢に保持され、第2の飲料容器を容器収容部へ受容させた場合には容器保持部材40は第2姿勢へ揺動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、容器ホルダに関し、更に詳細には、上方へ開口した容器収容部を画成した有底筒体状の容器収容部材からなり、第1の飲料容器またはこれより寸法の小さい第2の飲料容器を該容器収容部へ受容して保持する容器ホルダに関するものである。
近年生産される殆どの自動車では、乗員室内の快適性向上に寄与する室内装備品の一つとして、コーヒーやジュース等の飲料水を収容したカン、ビン、ペットボトルまたは紙コップ等の種々飲料容器を受容保持可能な容器ホルダが、乗員室内に配設されたインストルメントパネル、フロアコンソール、アームレスト、ドアパネル等の車両内装部材の所要位置(少なくとも乗員の手が届く範囲)に配設されている。この容器ホルダは、例えば前述した車両内装部材に凹設されて上方に開口した有底筒体状の固定タイプ、該車両内装部材に格納されて使用時に引出して使用する可動タイプ等、飲料容器を受容保持し得る容器収容部を画成した様々な形態のものが実用化されている。
また前述した種々飲料容器は、形状、サイズ、材質等が多種に亘っている。このため容器ホルダは、どのような飲料容器にも対応してこれを安定的に受容保持し得る汎用性が要求されるため、例えば特許文献1または特許文献2等に開示された構成のものが実用化されている。図8は、特許文献1に開示された容器ホルダと類似構成のものを概略的に例示した説明断面図であって、この容器ホルダCH1は、上方へ開口した容器収容部12を画成した有底筒体状の容器収容部材10からなり、容器収容部材10の外側壁面には、容器収容部12に対して出没可能に配設されて常には板バネ22で突出した状態に付勢保持される容器保持体20を装備している。従って、容器収容部12へ受容される飲料容器Bに押圧されて容器保持体20が容器収容部12から適宜に後退変位することで、外径サイズの異なる種々の飲料容器Bの受容を許容し得ると共に、板バネ22の弾力付勢により飲料容器Bを安定的に保持するようになっている。
一方、図9は、特許文献2に開示された容器ホルダを概略的に例示した説明断面図であって、この容器ホルダCH2は、上方へ開口した容器収容部12を画成した有底筒体状の容器収容部材10からなり、容器収容部材10の上部開口部の周囲には、ゴムまたはウレタン等を材質として柔軟性を有する容器保持片24を装備している。従って、受容される飲料容器Bに押圧されて容器保持片24が下方へ撓曲的に変形することで、寸法の異なる種々の飲料容器Bの受容を許容し得ると共に、容器保持片24の復帰弾力により飲料容器Bを安定的に保持するようになっている。
実開平6−050969号公報 特開平8−295169号公報
ところで、図8に例示した形態の容器ホルダCH1では、常に容器保持体20が容器収容部12へ突出した状態に付勢保持されるため、サイズの大きな飲料容器Bであるほど容器保持体20に対する接触度合が強まって付勢力が増大し、円滑な受容および取り出しを行ない難い問題を内在していた。殊に、紙製や発泡スチロール製のコップ形態を呈する大型の飲料容器Bの場合には、それ自体の剛性が高くないために容器保持体20を適切に後退変位させ得ないこと等に起因して、変形または破損を招来する虞もあった。
また、図9に例示した形態の容器ホルダCH2では、経時的な劣化により容器保持片24の柔軟性が低くなるため、容器保持片24自体に割れや破れ等が発生したり、撓曲的に変形した状態のままで硬化してしまい、飲料容器Bに対する保持力が低下する問題を内在していた。また、容器保持片24が前述したゴムやウレタンから形成されているため、外面にカラー印刷等が施されている飲料容器Bの場合には、受容および取り出しに際して容器保持片24が摺擦することに起因して該容器保持片24へ塗料が付着し易くなり、美観を損ねる等の不都合も発生していた。
従って本発明では、保持を必要とする飲料容器を受容させた際にだけ容器保持体が容器収容部へ延出する構成とすることで、該容器収容部に対する飲料容器の出し入れを容易に行ない得るようにすると共に、該飲料容器の変形や破損を防止し得るようにした容器ホルダを提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため本発明は、
上方へ開口した容器収容部を画成した有底筒体状の容器収容部材からなり、第1の飲料容器またはこれより寸法の小さい第2の飲料容器を該容器収容部へ受容して保持する容器ホルダであって、
前記容器収容部材の底部をなし、前記容器収容部へ受容した第1の飲料容器を当て受けする第1当受面と、
同じく前記容器収容部材の底部をなし、前記第1の飲料容器より小さい寸法で前記第1当受面より低くなるよう形成され、前記容器収容部へ受容した前記第2の飲料容器を当て受けする第2当受面と、
前記容器収容部材に揺動可能に装着され、一端部をなす容器当接部を第2当受面から突出させると共に他端部をなす容器保持部を容器収容部の内壁面から後退させた第1姿勢、および該容器当接部を第2当受面から没入させると共に該容器保持部を内壁面から前進させた第2姿勢の間で変位可能な容器保持部材とからなり、
前記第1の飲料容器を前記容器収容部へ受容させた場合には、前記容器保持部材が前記第1姿勢に保持される一方、
前記第2の飲料容器を前記容器収容部へ受容させた場合には、該第2の飲料容器が前記容器当接部を押し下げて前記容器保持部材が第2姿勢へ揺動し、これにより前記内壁面から前進した前記容器保持部が当該の第2の飲料容器の外面を当接支持するよう構成したことを特徴とする。
本発明に係る容器ホルダによれば、保持を必要とする第2の飲料容器を受容させた際にだけ容器保持部が容器収容部へ前進する構成としたことで、保持の必要がない第1の飲料容器の容器収容部に対する出し入れを容易に行ない得る利点がある。従って、第1の飲料容器が剛性が低いものであっても、該第1の飲料容器の変形や破損を好適に防止し得る有益な効果を奏する。また容器保持体の容器保持部は、第1の飲料容器には全く接触せず、また第2の飲料容器に対しても摺擦するように接触することがないため、これら飲料容器の外面に印刷された塗料が該容器保持部の先端に付着する不都合が発生しない等の利点もある。
次に、本発明に係る容器ホルダにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、図8および図9に既出の部材・部位と同一の部材・部位については、同一の符号を付して説明する。
図1は、本発明の好適実施例に係る容器ホルダを、容器保持体が第1姿勢に保持されている状態で一部破断して例示した概略斜視図であり、図2は、図1のII−II線断面図である。本実施例の容器ホルダCHは、上方へ開口した容器収容部12を画成した有底筒体状の容器収容部材10からなり、第1の飲料容器B1(図6)またはこれより寸法の小さい第2の飲料容器B2(図7)を、該容器収容部12へ受容して安定的に保持し得るようになっている。ここで、本願で定義する第1の飲料容器B1とは、例えば500ml以上の飲料水を収容可能な紙製または発泡スチロール製の大型のコップ状またはパック状容器であり、また第2の飲料容器B2は、250ml〜350mlのアルミ缶やスチール缶、500ml以下のペットボトルやアルミボトル、更にはこれらよりも小型サイズのものが全て含まれる。
これを前提とした本実施例の容器ホルダCHは、前述した第1の飲料容器B1または第2の飲料容器B2の何れをも安定的に受容保持し得るようにするため、容器収容部材10の底部をなし、容器収容部12へ受容した第1の飲料容器B1を当て受けする第1当受面30と、同じく容器収容部材10の底部をなし、第1の飲料容器B1より小さい寸法(第1の飲料容器B1の外径より一回り小さい寸法)で第1当受面30から陥凹的に形成されることで該第1当受面30より低くなるよう形成され、容器収容部12へ受容した第2の飲料容器B2を当て受けする第2当受面32と、容器収容部材10に揺動可能に装着され、第2当受面32へ没入可能に突出する容器当接部42および該容器収容部材10の側壁面(内壁面)14から前進可能に後退する容器保持部44を有する容器保持部材40とを有している。そして容器保持部材40は、前述した第2の飲料容器B2を容器収容部12へ受容させた場合にだけ揺動して、容器保持部44により該第2の飲料容器B2を安定的に支持するようになっている。
容器収容部12を画成する容器収容部材10は、例えばPPやABS等の合成樹脂材料からインジェクション成形技術に基づき、その底部をなす前述の第1当受面30および第2当受面32を段差状に形成した有底円筒状に一体成形されたもので、前述した種々車両内装部材(インストルメントパネル、フロアコンソール、アームレスト、ドアパネル)の所要位置に取付固定されるようになっている。そして第2当受面32は、第1当受面30に対して一方向(図2では左側)へ偏心させた位置に形成されており、第1当受面30は部位毎に幅が異なっている。また、容器収容部材10の円筒状の側壁面14は、第1当受面30より上側部分が、前述した第1の飲料容器B1の外形形状に基づいて適宜角度をつけた上方拡開形状を呈しており、この第1当受面30より下側部分は、前述した第2の飲料容器B2の形状に基づいて略垂直を呈している。
そして、第1当受面30が最大幅となっている部位に対応した外側裏面には、図2および図3に例示するように、所要間隔をおいて立設された一対の支持片52,52からなる保持体支持部50が設けられており、前述した容器保持部材40を揺動可能に支持するための支持軸58を架設するための軸支孔54が、両支持片52,52に穿設されている。また、保持体支持部50に対応する第2当受面32には、前述した容器保持部材40の一端部をなす容器当接部42の挿通を許容する底面開口部34が形成されていると共に、この保持体支持部50に対応する側壁面14の部分には、容器保持部材40の他端部をなす容器保持部44の挿通を許容する矩形状の側面開口部36が形成されている。更に、前述した各支持片52,52の間には、後述する付勢部材60を取付固定するための取付部56が形成されている。
容器保持部材40は、図2および図3に例示するように、適宜の合成樹脂(PPやABS等)を材質としたインジェクション成形部材であって、略L字形を呈する本体杆部46の下側先端に前述した容器当接部42が略直線状に延設される一方、該本体杆部46の上側先端に前述した容器保持部44が略直角に折曲した形状に延設されている。そして、本体杆部46の側壁部分における所要位置に、前述した支持軸58の遊嵌的な挿通を許容する挿通孔48,48が穿設されており、これら挿通孔48,48に挿通させた支持軸58を前述した支持片52,52の軸支孔54,54へ架設することで、容器収容部材10の保持体支持部50に対して容器保持部材40が揺動可能に取り付けられるようになっている。このような容器保持部材40は、一端部をなす容器当接部42を底面開口部34を介して第2当受面32から突出させると共に他端部をなす容器保持部44を側壁面14から後退させた第1姿勢(図1、図2)と、該容器当接部42を第2当受面32へ没入させると共に該容器保持部44を側面開口部36を介して側壁面14から前進させた第2姿勢(図4、図5)との間で姿勢変位可能となっている。
なお容器当接部42は、容器保持部材40が第1姿勢に保持された状態において、底面開口部34を介して最大に突出するようになっているが、図2に例示したように、この最大突出状態であっても第1当受面30より上方へ突出しないように設定されている。これにより、容器収容部12へ前述した第1の飲料容器B1を受容させた際には、この第1の飲料容器B1が第1当受面30に当て受けられて容器当接部42を押し下げないようになるため、容器保持部材40は第1姿勢に保持されたままとなる。一方、容器保持部44へ前述した第2の飲料容器B2を受容させた際には、この第2の飲料容器B2が第2当受面32へ当て受けられる過程で容器当接部42を押し下げるようになり、容器保持部材40は第2姿勢へ揺動変位するようになっている。
前述した容器保持部材40は、容器収容部材10に形成された前述の取付部56に取付固定される付勢部材60により、図1および図2に例示した前述の第1姿勢に付勢保持されている。この付勢部材60は、例えば帯状バネ部材を所要形状に屈曲成形した板バネであって、前述した取付部56に係合する取付片部62と、容器保持部材40の本体杆部46に係合する支持片部64とから構成されている。従って、取付部56に対する取付片部62の係合下に容器収容部材10へ取付けられた付勢部材60は、常には支持片部64が本体杆部46へ弾力的に係合していることで、容器保持部材40を第1姿勢に付勢保持するようになる。また、前述した容器当接部42を上方から押圧した際には、支持片部64が容器収容部材10へ近接するように弾性変形することで、容器保持部材40が第2姿勢へ揺動変位するのを許容するようになっている。なお、容器当接部42の先端側には、第2当受面32の裏側へ当接する揺動規制片49が突設されており、付勢部材60の付勢力を受けている容器保持部材40が第1姿勢から反対方向(図2の時計方向)へ揺動するのを規制するようになっている。
次に、前述のように構成された本実施例の容器ホルダCHの作用につき、図6および図7を引用して説明する。本実施例の容器ホルダCHは、インストルメントパネル、フロアコンソール、アームレスト、ドアパネル等の車両内装部材70の所要位置に、図示しないビス等を利用して取付固定されて実施に供される。
そして、前述した第1の飲料容器B1を上方から容器収容部12へ受容させる場合には、図6(a)および図6(b)に例示するように、この第1の飲料容器B1は第1当受面30に当て受けられて容器当接部42を押し下げないため、容器保持部材40は第1姿勢に保持されたままとなる。そして第1の飲料容器B1は、図6(b)に例示したように、容器保持部材40が第1姿勢に保持されたままであっても、容器収容部材10の側壁面14により安定的な受容保持が図られる。しかも、第1の飲料容器B1を容器収容部12へ受容させるに際しては、図6(a)に例示したように、容器保持部材40が第1姿勢に保持されて容器当接部42が側壁面14から後退(退避)しているため、第1の飲料容器B1の円滑な受容が図られる。同様に、第1の飲料容器B1を容器収容部12から取り出すに際しても、図6(a)に例示したように、容器保持部材40が第1姿勢に保持されて容器当接部42が側壁面14から退避しているため、第1の飲料容器B1の円滑な取り出しが図られる。
一方、前述した第2の飲料容器B2を上方から容器収容部12へ受容させる場合には、図7(a)および図7(b)に例示するように、この第2の飲料容器B2が第2当受面32へ当て受けられる過程で容器当接部42を押し下げるようになり、容器保持部材40は第1姿勢から第2姿勢へ揺動変位し、容器保持部44が側面開口部36を介して側壁面14から前進して延出するようになる。これにより第2の飲料容器B2は、図7(b)に例示したように、容器収容部材10の側壁面14および該側壁面14から延出した容器保持部44により挟持されて安定的な受容保持が図られる。しかも、第2の飲料容器B2を容器収容部12へ受容させるに際しては、図7(a)に例示したように、その受容途中においては容器保持部材40が第1姿勢に保持されて容器当接部42が側壁面14から退避しており、この第2の飲料容器B2が容器当接部42に接触してから容器保持部44が延出するようになるから、該容器保持部44が全く邪魔にならず第2の飲料容器B2の円滑な受容が図られる。同様に、第1の飲料容器B1を容器収容部12から取り出すに際しても、図7(a)に例示したように、この第2の飲料容器B2を把持しながら引き上げると同時に付勢部材60の付勢力により容器保持部材40が揺動を開始し、容器保持部44が後退して第2の飲料容器B2から離間するようになるため、容器保持部44が第2の飲料容器B2の外面に摺擦することがなく、該第2の飲料容器B2の取り出しに支障を来たすことがない。
このように本実施例の容器ホルダCHでは、第2の飲料容器B2を保持するために配設された容器保持部材40の容器保持部44が、常には容器収容部12から後退するように位置していて、第1の飲料容器B1を容器収容部12へ受容させる際には退避状態に保持される一方、第2の飲料容器B2を容器収容部12へ受容させる際にだけ容器収容部12へ前進して該第2の飲料容器B2を当接保持するようになる。すなわち、保持が必要とされる第2の飲料容器B2を受容させた際にだけ容器保持部44が容器収容部12へ前進して延出する構成としたことで、保持の必要がない第1の飲料容器B1の容器収容部12に対する出し入れを容易に行ない得る。従って、第1の飲料容器B1が紙製または発泡スチロール製等の剛性が低いものであっても、該第1の飲料容器B1の変形や破損を好適に防止し得る。一方、第2の飲料容器B2を受容させる場合であっても、容器収容部12へ受容が略完了する直前に容器保持部44が延出するようになると共に、また容器収容部12から取り出し始めた直後に容器保持部44が後退するようになるため、容器収容部12に対する該第2の飲料容器B2の出し入れも容易に行ない得る。
また容器保持部材40は、合成樹脂製のインジェクション成形部材であるから、容器ホルダCHの使用期間中に劣化等による機能低下は殆どない。そして容器保持部材40の容器保持部44は、第1の飲料容器B1には全く接触せず、また第2の飲料容器B2に対しても摺擦するように接触することがないため、これら飲料容器B1,B2の外面に印刷された塗料が該容器保持部44の先端に付着することがない。
なお容器保持部材40の形状や容器収容部材10に対する取付態様は、前述した実施例のものに限定されるものではなく、第2の飲料容器B2を容器収容部12へ受容させるに際し、容器保持部44が該第2の飲料容器B2を適切に当接保持し得るようになれば、これ以外の形状や取付態様としてもよい。
また前述した実施例では、第1の飲料容器B1とこれより寸法の小さい第2の飲料容器B2との2種類に分類して、容器収容部材10の底部を第1当受面30と第2当受面32とを段差状に形成した場合を例示した。しかしながら、第2の飲料容器B2に分類される容器の寸法(外径サイズ)が複数種類ある場合は、第2当受面32に対して更に第3当受面を陥凹的に形成して低くすると共に、これに応じて容器保持部材40の揺動変位量を大きく設定して第3姿勢へ変位し得るように構成すれば、外径・サイズが異なる種々の第2の飲料容器B2に対する受容保持機能の向上が期待できる。
また、容器保持部材40を第1姿勢へ付勢保持させる付勢部材60は、前述した板バネ形態のものに限定されるものではなく、例えば前述した支持軸58に外装される捻りバネ形態のもの、容器保持部材40の外面と本体杆部46との間に架設される圧縮バネ形態のもの、第1当受面30の外部底面と本体杆部46との間に架設される引張りバネ形態のもの等であってもよい。
更に、前述した容器保持部材40を第1姿勢に保持させる形態は、前述した付勢部材60によるものに限定されるものではない。例えば、容器保持部材40の本体杆部46における略垂直部位等(支持軸58よりも容器保持部44の側)に、(a)別部材のバランスウエイトを装着する、(b)本体杆部46の成形時に膨出部を一体成形する、等の方法により、支持軸58を中心として容器保持部44側が容器当接部42側よりも重くなるようバランス設定すれば、前述した付勢部材60による付勢力によらずとも容器保持部材40を第1姿勢へ保持させることが可能である。
本発明に係る容器ホルダは、上方へ開口した容器収容部を画成した有底筒体状の容器収容部材からなり、第1の飲料容器またはこれより寸法の小さい第2の飲料容器を該容器収容部へ受容して保持する容器ホルダである。このような容器ホルダは、例えばインストルメントパネル、フロアコンソール、アームレスト、ドアパネル等の車両内装部材に設置して実施に供されるから、このような車両内装部材を配設した車両等に好適に実施可能である。
本発明の好適実施例に係る容器ホルダを、容器保持体が第1姿勢に保持されている状態で一部破断して例示した概略斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 容器ホルダの分解斜視図である。 図1に例示した容器ホルダを、容器保持体が第2姿勢に変位した状態で一部破断して例示した概略斜視図である。 図4のV−V線断面図である。 (a)は、容器収容部へ第1の飲料容器を受容させる状態(または取り出す状態)を示した説明断面図であり、(b)は、容器収容部へ第1の飲料容器を受容保持させた状態を示した説明断面図であって、容器保持体が常に第1姿勢に保持されていることを示している。 (a)は、容器収容部へ第2の飲料容器を受容させる状態(または取り出す状態)を示した説明断面図であり、(b)は、容器収容部へ第2の飲料容器を受容保持させた状態を示した説明断面図であって、容器保持体が第2姿勢に揺動変位して容器保持部が第2の飲料容器を当接保持することを示している。 従来実施に係る容器ホルダを例示した説明断面図である。 従来実施に係る別形態の容器ホルダを例示した説明断面図である。
符号の説明
10 容器収容部材
12 容器収容部
14 側壁面(内壁面)
30 第1当受面
32 第2当受面
40 容器保持部材
42 容器当接部
44 容器保持部
60 付勢部材
B1 第1の飲料容器
B2 第2の飲料容器

Claims (3)

  1. 上方へ開口した容器収容部(12)を画成した有底筒体状の容器収容部材(10)からなり、第1の飲料容器(B1)またはこれより寸法の小さい第2の飲料容器(B2)を該容器収容部(12)へ受容して保持する容器ホルダであって、
    前記容器収容部材(10)の底部をなし、前記容器収容部(12)へ受容した第1の飲料容器(B1)を当て受けする第1当受面(30)と、
    同じく前記容器収容部材(10)の底部をなし、前記第1の飲料容器(B1)より小さい寸法で前記第1当受面(30)より低くなるよう形成され、前記容器収容部(12)へ受容した前記第2の飲料容器(B2)を当て受けする第2当受面(32)と、
    前記容器収容部材(10)に揺動可能に装着され、一端部をなす容器当接部(42)を第2当受面(32)から突出させると共に他端部をなす容器保持部(44)を容器収容部(12)の内壁面(14)から後退させた第1姿勢、および該容器当接部(42)を第2当受面(32)から没入させると共に該容器保持部(44)を内壁面(14)から前進させた第2姿勢の間で変位可能な容器保持部材(40)とからなり、
    前記第1の飲料容器(B1)を前記容器収容部(12)へ受容させた場合には、前記容器保持部材(40)が前記第1姿勢に保持される一方、
    前記第2の飲料容器(B2)を前記容器収容部(12)へ受容させた場合には、該第2の飲料容器(B2)が前記容器当接部(42)を押し下げて前記容器保持部材(40)が第2姿勢へ揺動し、これにより前記内壁面(14)から前進した前記容器保持部(44)が当該の第2の飲料容器(B2)の外面を当接支持するよう構成した
    ことを特徴とする容器ホルダ。
  2. 前記容器当接部(42)は、前記第1当受面(30)より上方へ突出しないように設定され、前記容器収容部(12)へ前記第1の飲料容器(B1)を受容させた場合に該第1の飲料容器(B1)が容器当接部(42)を押し下げないようにすることで、前記容器保持部材(40)が前記第1姿勢に保持される請求項1記載の容器ホルダ。
  3. 前記容器保持部材(40)は、容器収容部材(10)の所要位置に配設された付勢部材(60)により、前記第1姿勢に付勢保持されている請求項1または2に記載の容器ホルダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9561745B2 (en) 2014-03-04 2017-02-07 Toyoda Gosei Co., Ltd. Cup holder
JP2019073260A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 森六テクノロジー株式会社 飲料容器保持装置

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