JP2005538689A - ワクシニアまたは天然痘に対する治療のためのヒト抗体 - Google Patents

ワクシニアまたは天然痘に対する治療のためのヒト抗体 Download PDF

Info

Publication number
JP2005538689A
JP2005538689A JP2003567336A JP2003567336A JP2005538689A JP 2005538689 A JP2005538689 A JP 2005538689A JP 2003567336 A JP2003567336 A JP 2003567336A JP 2003567336 A JP2003567336 A JP 2003567336A JP 2005538689 A JP2005538689 A JP 2005538689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antibody
vaccinia
fully human
group
antibody fragment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003567336A
Other languages
English (en)
Inventor
キャサリン エス. ボウディッシュ,
マーサ エー. ワイルド,
Original Assignee
アレクシオン ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アレクシオン ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド filed Critical アレクシオン ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド
Publication of JP2005538689A publication Critical patent/JP2005538689A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/08Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from viruses
    • C07K16/081Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from viruses from DNA viruses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K2039/505Medicinal preparations containing antigens or antibodies comprising antibodies
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K2317/00Immunoglobulins specific features
    • C07K2317/20Immunoglobulins specific features characterized by taxonomic origin
    • C07K2317/21Immunoglobulins specific features characterized by taxonomic origin from primates, e.g. man

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

天然もしくは組換えワクシニアまたは痘瘡抗原(例えば、B5R、A33R、痘瘡B7R、キメラB5R/B7R遺伝子産物または任意の変異体アイソフォーム)に対する完全ヒト抗体を記載する。このヒト抗体は、抗体ライブラリーから選択される。このライブラリーは、好ましくは、免疫されたヒト源から生成される。特に有用な実施形態において、このヒト抗体は、完全ヒト抗体または抗体フラグメントであり、1つ以上のワクシニア抗原または痘瘡抗原に対して少なくとも1×10−8Mの結合親和性を有し、ウイルスを中和する能力を有する。

Description

(背景)
(技術分野)
本開示は、一般にワクシニアウイルスまたは痘瘡ウイルス(天然痘)の影響に対して有用なヒト抗体に関し、さらにより具体的には、ウイルスに結合するかまたはウイルスを立体的に妨害して細胞の感染を防ぐ、ヒト抗体の同定に関する。
(関連分野の背景)
何世紀もの間、ワクシニアウイルスは、天然痘から人類を保護するために使用され、そしてなお、利用可能な最良の予防処置である。しかし、一般公衆におけるこのワクチンの使用は、小さいが実際の有害反応(死を含む)の危険性に起因して中止された。さらに、AIDS流行は、免疫−易感染性の患者がワクシニアへの曝露によって重大な影響を受け得るので、天然痘ワクチン接種の再導入の困難を増大した。さらに弱毒化したワクシニア株(例えば、短潜伏期性によって設計されたNYVAC株)が、他の疾病に対する組換えワクチンを設計する過程で、長年にわたって開発された。Virology、第188巻、217〜232頁(1992)を参照のこと。新しいワクチンキャンペーンが着手された場合、これらの株は有用であり得る。
ワクシニアウイルスの低分子インヒビターの優れた総説は、Clin.Microbiol.Rev.(2001年4月)382〜397頁に見出され得る。多くの薬剤がこの総説中に示され、これらの薬剤が、動物モデルにおけるインビトロまたはインビボの、ワクシニアに対するある程度の効果を有することが示された。残念ながら、これらの化合物の多くは、ワクシニアへの曝露前または曝露の直後に与えられた場合、予防に対してのみ有用である。シドフォビア(cidofovir)のみが、ヒトにおける限定された使用が実際に見られ、これは他のポックスウイルス疾患を有するAIDS患者において試みられ、且つ効果的であった。いくつかの動物モデルにおいて、シドフォビアは、1回の用量しか必要とせず、そして感染の数日後(疾病期間中)に与えられた場合でさえ保護し得た。現在、シドフォビアは、天然痘感染が万一突発した場合に利用可能な唯一の治療法である。
ポリクローナル抗体を用いて、インビトロおよびインビボにおける関連ワクシニアウイルスの中和が起こることが示された。Virology,第254巻,71〜80頁(1999);Virology,第280巻,132〜142頁(2001)を参照のこと。ヒトFabライブラリーがワクシニアウイルスに対して免疫したドナーから生成され、そしてインビトロでワクシニアウイルスを中和し得る多くのFabが同定され、これらは、ELISAにおいてサルポックスウイルスと交差反応した。Virology,第258巻,189〜200頁(1999)を参照のこと。残念ながら、これらの抗体は、任意の特定のワクシニア抗原に特異的であるようには設計されず、むしろ多種多様な分子を含む溶解物に対してパニングされた。
細胞外被ウイルス(EEV)は、感染周期の間、ウイルスの小さな部分を構成するが、これらのウイルスは、明らかに、インビボにおけるウイルスの広い伝播性を担い、そして保護は、EEVタンパク質に対する免疫応答と関連する。多くの異なるEEVタンパク質(特に、A33R遺伝子産物、B5R遺伝子産物およびL1R遺伝子産物)が、動物モデルに基づく、感染の阻害のための標的として示唆された。米国公開出願20020009447A1(この開示は、本明細書中に参考として援用される)を参照のこと。A33Rは、タンパク質産物として最良の保護を与えるように見えるが、保護が抗体力価と相関しないので、A33Rは明らかに非中和化メカニズムを介して保護を達成する。L1R遺伝子産物(ミリスチル化タンパク質)は、細胞内成熟ウイルス(IMV)中に位置している。L1R単独の使用またはワクチンとしてのA33Rと組み合わせた使用は、マウスにおいて部分的保護を生じ得る。中和の一次病巣は、B5R遺伝子産物(gp42、補体活性化調節因子スーパーファミリー)であるように見える。このB5R遺伝子産物は、IMVとは対照的に、ワクシニアウイルスの細胞外被上にのみ見出される。しかし、B5R単独に対する抗体を中和することが、天然痘感染に対して保護するか否かは公知ではない。
ワクチン接種の非存在下では、天然痘感染を処置する能力は制限され、そしてワクシニアおよび/または天然痘ウイルスに対するいくつかの治療の形態を提供することが所望される。
(要旨)
天然もしくは組換えワクシニアまたは痘瘡抗原(例えば、B5R、A33R、痘瘡B7R、キメラB5R/B7R遺伝子産物または任意の変異体アイソフォーム)に対する完全ヒト抗体を記載する。このヒト抗体は、抗体ライブラリーから選択される。このライブラリーは、好ましくは、免疫されたヒト源から生成される。特に有用な実施形態において、このヒト抗体は、ワクシニアまたは痘瘡EEVタンパク質に対して少なくとも1×10−8Mの親和性を有し、ウイルスを中和する。
(好ましい実施形態の詳細な説明)
本開示に従うヒト抗体は、完全な抗体または抗体フラグメントであり得る。抗体は、ヘテロニ量体または単鎖抗体であり得る。「ヘテロニ量体」との用語は、抗体または抗体フラグメントの軽鎖および重鎖が、天然に存在する抗体において見られるように、ジスルフィド結合を介して互いに結合されることを意味する。単鎖抗体は、リンカー配列を介して連結される抗体の軽鎖および重鎖可変領域を有する。
本発明のヒト抗体を、抗体ライブラリーをスクリーニングすることによって同定する。抗体ライブラリーを作製およびスクリーニングするための技術は、当業者の範囲内である。RaderおよびBarbas,Phage Display,A Laboratory Manual,Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,N.Y.(2000)、Lernerらの米国特許第6,291,161号ならびに同時係属の米国仮出願番号60/323,455および米国仮出願番号60/323,400(これらの開示は、その全体が参考として本明細書中に援用される)を参照のこと。
一般に、本開示に従う抗体ライブラリーの作製の第一工程は、1つ以上のワクシニアまたは痘瘡抗原(例えば、ウイルスEEVタンパク質)に対する抗体を産生する個体由来の細胞を収集する工程を包含する。代表的に、このような個体をウイルスに曝露する。抗体を産生するかまたは含む、組織由来の細胞を、感染または免疫化の約7日後に個体から収集する。適切な組織としては、血液および骨髄が挙げられる。
一旦細胞が収集されると、当業者に公知の技術を用いてこれらの細胞からRNAを抽出し、コンビナトリアル抗体ライブラリーを作製する。通常、コンビナトリアル抗体ライブラリーを作製する技術は、抗体またはそのタンパク質(例えば、抗体の単離されたRNAを用いた軽鎖および/または重鎖)をコードする標的配列を増幅する工程を包含する。従って、例えば、天然に多様な抗体mRNAのサンプルを初めとして、第一鎖cDNAが、テンプレートを提供するために生成され得る。次いで、ライブラリーを作製するために、従来のPCR技術または他の増幅技術が使用され得る。
抗体ライブラリーのスクリーニングは、任意の公知の技術を用いて(例えば、所望のウイルス抗原に対するパニングによって)達成され得る。このように、B5R、B7R、A33RまたはB5R/B7Rキメラに結合する抗体が、同定され得る。RaderおよびBarbas,Phage Display,A Laboratory Manual,Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,N.Y.(2000)を参照のこと。あるワクシニア抗原がクローン化され、そして免疫原として用いるために組換え的に作製され得る。ワクシニア(いくつかの株)および痘瘡ウイルスの両方が、配列決定される。従って、組換えEEVタンパク質の発現が、容易に達成され得る。例えば、ワクシニア由来のB5R遺伝子がクローン化され、バキュロウイルス系においてC末端膜ドメインを差し引いて発現される。B7Rは、ワクシニアB5Rの痘瘡オルソログであり、ワクシニアB5Rと92.7%の相同性を共有する。クローン化B5R遺伝子は、B7Rとより密接に類似するように、重要なエピトープ領域において容易に改変され得る。B5RおよびB7Rに加えて、キメラB5R/B7Rタンパク質は、容易に調製され得る。少なくとも1×10−8Mの結合親和性を有する抗体を単離し、そして中和能を試験する。中和能は、細胞レセプターとのウイルスの結合をブロックする抗体の能力を決定する、細胞アッセイで評価され得る。例えば、143Btk細胞を用いた中和アッセイまたはコメット(comet)形成の阻害を用いて、Virology、第254巻、71〜80頁(1999)に記載されるように、ウイルス阻害を評価し得る。一旦、1×10−8Mより大きい結合親和性およびインビトロ中和能を有する抗体が同定されると、動物モデルにおいてインビボで試験され得る(例えば、Virology、第254巻、71〜80頁(1999)に記載される致死負荷試験(lethal challenge))。
この様式で同定された抗体は、ワクシニアまたは痘瘡感染に対して有効な処置を有利に提供する。本抗体は完全ヒト抗体であるので、安全であり且つ容易に許容的である。さらに、抗イディオタイプ応答を急速に高めることなく、複数回用量を与え得る。全長抗体を使用する場合、(単鎖抗体と比較して)より高い親和性およびより大きいサイズであることが好ましくあり得る。なぜなら、全長抗体は、患者系(patient’s system)内においてより長い居留時間を提供するためである。
抗体投与の経路は、公知の方法(例えば、静脈内経路、腹腔内経路、大脳内経路、筋内経路、皮下経路、眼内経路、動脈内経路、鞘内経路、吸入経路または病変内経路による注射または注入、あるいは持続的放出系による注射または注入)に従う。抗体を、好ましくは、注入またはボーラス注射によって連続的に投与する。抗体を、局所的様式または全身的様式で投与し得る。
本抗体を、薬学的に受容可能なキャリアと混合して調製し得る。即時適用の化合物の処方および投与のための技術が、「Remington’s Pharmaceutical Sciences」,Mack Publishing Co.,Easton,PA、最新版において見出され得る。この治療組成物は、好ましくは液体または(凍結乾燥された)粉末エアロゾルとして、静脈内に投与され得るかあるいは鼻または肺を通って投与され得る。この組成物はまた、所望の場合、非経口的にまたは皮下に投与され得る。系統的に投与される場合、この治療組成物は、無菌であり、発熱物質を含まず、そして然るべきpH、等張性、および安定性を有する非経口的に受容可能な溶液中に存在すべきである。これらの条件は、当業者に公知である。
使用に適切な薬学的組成物は、本抗体の1つ以上が、意図される目的を達成するのに有効な量で含まれる組成物を含む。より具体的には、治療的有効量とは、疾患の症状を予防、軽減または改善し、あるいは処置された被験体の生存を延長するのに有効な抗体の量を意味する。治療的有効量の決定は、特に本明細書中に提供される詳細な開示を考慮して、当業者の能力の十分な範囲内である。治療的に有効な投薬量を、インビトロおよびインビボの方法で使用することによって決定し得る。
前述の記載は、本開示に従う方法の多くの特定の詳細を含むが、これらの特定の詳細は、本発明の範囲における制限と解釈されるべきではなく、好ましい実施形態の例示としてのみ解釈されるべきである。当業者は、多くの他の可能な変異(これらの全ては、添付の請求項によって定義されるように、本発明の範囲内および精神内である)を構想する。従って、前述の記載は、例示であって、制限するものではないと見られるべきである。

Claims (13)

  1. ワクシニア細胞外被ウイルスタンパク質、痘瘡細胞外被ウイルスタンパク質およびB5R/B7Rキメラタンパク質からなる群から選択される1つ以上の抗原に対して少なくとも1×10−8Mの結合親和性を有し、且つワクシニアウイルスを中和する能力を有する、完全ヒト抗体または抗体フラグメント。
  2. B5R、A33Rおよび痘瘡B7Rからなる群から選択される抗原に結合する、請求項1に記載の完全ヒト抗体または抗体フラグメント。
  3. 単鎖抗体である、請求項1に記載の完全ヒト抗体または抗体フラグメント。
  4. ヘテロ二量体抗体である、請求項1に記載の完全ヒト抗体または抗体フラグメント。
  5. 抗体フラグメントである、請求項1に記載の完全ヒト抗体または抗体フラグメント。
  6. 抗体を同定するための方法であって、以下:
    ワクシニア細胞外被ウイルスタンパク質、痘瘡細胞外被ウイルスタンパク質およびB5R/B7Rキメラタンパク質からなる群から選択される1つ以上の抗原に対する抗体を産生するヒト被験体から得られる細胞から単離されるRNAを用いてコンビナトリアルライブラリーを調製する工程;
    ワクシニア細胞外被ウイルスタンパク質、痘瘡細胞外被ウイルスタンパク質およびB5R/B7Rキメラタンパク質からなる群から選択される1つ以上の抗原に対して少なくとも1×10−8Mの結合親和性を有し、且つワクシニアウイルスを中和する能力を有する抗体についてのコンビナトリアルライブラリーをスクリーニングする工程;
    を包含する、方法。
  7. 請求項6に記載の方法であって、抗体についてのコンビナトリアルライブラリーをスクリーニングする前記工程が、B5R、A33Rおよび痘瘡B7Rからなる群から選択される抗原に結合する抗体を同定する、方法。
  8. コンビナトリアルライブラリーを調製するための方法であって、以下:
    ワクシニア細胞外被ウイルスタンパク質からなる群から選択される1つ以上の抗原に対する抗体を産生するヒト被験体から細胞を得る工程;
    該細胞からRNAを単離する工程;および
    ワクシニア細胞外被ウイルスタンパク質からなる群から選択される1つ以上の抗原に対する抗体の少なくとも一部をコードする該RNAの配列を増幅する工程
    を包含する、方法。
  9. 薬学的組成物であって、以下:
    ワクシニア細胞外被ウイルスタンパク質、痘瘡細胞外被ウイルスタンパク質およびB5R/B7Rキメラタンパク質からなる群から選択される1つ以上の抗原に対して少なくとも1×10−8Mの結合親和性を有し、且つワクシニアウイルスを中和する能力を有する、完全ヒト抗体または抗体フラグメント;ならびに
    薬学的に受容可能なビヒクル
    を含む、薬学的組成物。
  10. 前記完全ヒト抗体または抗体フラグメントが、B5R、A33Rおよび痘瘡B7Rからなる群から選択される抗原に結合する、請求項9に記載の薬学的組成物。
  11. 前記完全ヒト抗体または抗体フラグメントが単鎖抗体である、請求項9に記載の薬学的組成物。
  12. 前記完全ヒト抗体または抗体フラグメントがヘテロ二量体抗体である、請求項9に記載の薬学的組成物。
  13. 前記完全ヒト抗体または抗体フラグメントが抗体フラグメントである、請求項9に記載の薬学的組成物。
JP2003567336A 2002-02-11 2003-02-10 ワクシニアまたは天然痘に対する治療のためのヒト抗体 Withdrawn JP2005538689A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US35608702P 2002-02-11 2002-02-11
PCT/US2003/003880 WO2003068151A2 (en) 2002-02-11 2003-02-10 Human antibodies for therapy against vaccinia or smallpox

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005538689A true JP2005538689A (ja) 2005-12-22

Family

ID=27734604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003567336A Withdrawn JP2005538689A (ja) 2002-02-11 2003-02-10 ワクシニアまたは天然痘に対する治療のためのヒト抗体

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20050208479A1 (ja)
EP (1) EP1474449A4 (ja)
JP (1) JP2005538689A (ja)
AU (1) AU2003215116A1 (ja)
CA (1) CA2482333A1 (ja)
WO (1) WO2003068151A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230071288A (ko) * 2021-11-16 2023-05-23 대한민국(질병관리청장) 백시니아 바이러스의 표면 항원 단백질 b5r에 대한 단일클론항체 및 이의 용도

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006503547A (ja) * 2002-02-11 2006-02-02 アレクシオン ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド 生物兵器防衛のための免疫療法
GB0212666D0 (en) 2002-05-31 2002-07-10 Secr Defence Immunogenic sequences
US7393533B1 (en) 2004-11-08 2008-07-01 La Jolla Institute For Allergy And Immunology H3L envelope protein immunization methods and H3L envelope passive protection methods
US7850965B2 (en) 2005-12-05 2010-12-14 Symphogen A/S Anti-orthopoxvirus recombinant polyclonal antibody
WO2007075915A2 (en) 2005-12-22 2007-07-05 The Government Of The United States Of America, As Represented By The Secretary, Department Of Health And Human Services Monoclonal antibodies against orthopoxviruses
GB2453475B (en) 2006-07-25 2011-01-19 Secr Defence Live vaccine strain
CA2661659C (en) * 2006-08-23 2015-10-13 Quercegen Pharma Llc Smallpox monoclonal antibody
WO2009048769A2 (en) 2007-10-10 2009-04-16 Kirin Pharma Kabushiki Kaisha Vaccinia virus h3l and b5r specific monoclonal antibodies and methods of making and using same

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5811524A (en) * 1995-06-07 1998-09-22 Idec Pharmaceuticals Corporation Neutralizing high affinity human monoclonal antibodies specific to RSV F-protein and methods for their manufacture and therapeutic use thereof
US5958756A (en) * 1996-01-26 1999-09-28 Reynell; Christopher Paul Method and apparatus for treating waste
ATE419872T1 (de) * 2000-02-11 2009-01-15 U S Army Medical Res Inst Of I Vorbeugende und therapeutsche monoklonale antikörper gegen vacciniavirusantigene

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230071288A (ko) * 2021-11-16 2023-05-23 대한민국(질병관리청장) 백시니아 바이러스의 표면 항원 단백질 b5r에 대한 단일클론항체 및 이의 용도
KR102674810B1 (ko) 2021-11-16 2024-06-18 대한민국 백시니아 바이러스의 표면 항원 단백질 b5r에 대한 단일클론항체 및 이의 용도

Also Published As

Publication number Publication date
US20050208479A1 (en) 2005-09-22
WO2003068151A2 (en) 2003-08-21
WO2003068151A3 (en) 2004-04-15
AU2003215116A1 (en) 2003-09-04
EP1474449A4 (en) 2005-10-12
CA2482333A1 (en) 2003-08-21
EP1474449A2 (en) 2004-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7536737B2 (ja) Hpv及びhpv関連疾患に対する新規のワクチン
US20180071389A1 (en) Monoclonal Antibodies for Ebola and Marburg Viruses
CN111440229B (zh) 新型冠状病毒t细胞表位及其应用
JP6440259B2 (ja) Hbv感染及び関連疾患を処置するためのポリペプチド及び抗体
TWI296930B (en) Recombinant enterovirus 71 neutralizing antibodies and use thereof
WO2022022666A1 (zh) 一种抗新型冠状病毒的双特异性抗体及其应用
WO2018075621A1 (en) Human orthopoxvirus antibodies and methods of use therefor
JP2004534513A5 (ja)
CA3181026A1 (en) Methods for treating or preventing sars-cov-2 infections and covid-19 with anti-sars-cov-2 spike glycoprotein antibodies
JP2013538195A (ja) Hiv汚染の予防、aidsを含むhivによって引き起こされる疾患及びhivに関連する疾患の予防及び治療のための医薬及び方法
AU2017218957A1 (en) Methods of improving vaccine immunogenicity
Lamarre et al. Protection from lethal coronavirus infection by immunoglobulin fragments.
TWI454279B (zh) 抗單純皰疹病毒抗體及其使用方法
CN109232734A (zh) 特异性结合犬腺病毒的单克隆抗体、药物组合物、试剂盒及其应用
JP2005538689A (ja) ワクシニアまたは天然痘に対する治療のためのヒト抗体
BRPI0719443A2 (pt) Imunógeno neutralizador (nimiv) de rinovírus eseu uso para aplicações de vacina
CN117603358A (zh) 一种广谱新型冠状病毒的双特异性抗体
CN110343174B (zh) 一种高亲和力的黄热病毒人源单克隆抗体及其应用
CN114716541B (zh) 抗冠状病毒的全人广谱中和抗体76e1及其应用
CN116406274A (zh) 用于治疗冠状病毒的cd3抗体
JP2004533991A5 (ja)
CN113372441B (zh) 一种高灵敏度的黄热病毒人源单克隆抗体及其应用
KR20220014548A (ko) 코로나바이러스 감염증 COVID-19를 일으키는 SARS-CoV2의 신규 에피토프 및 이의 용도
WO2023131262A1 (zh) 特异性结合SARS-CoV-2的抗原结合蛋白
US20240358817A1 (en) Structures of langya virus fusion protein ectodomain and immunogenic compositions derived therefrom

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509