JP2005537876A - 座台型骨盤矯正装置およびその制御方法 - Google Patents

Abstract

本発明は、出産等で広がった骨盤を元に矯正するために作られた骨盤矯正装置およびその制御方法に関する。
本発明は、ユーザが敷いて座る座板（１１）と、前記座板（１１）の両側端部から上方に立設される左右支持台（１２ａ、１２ｂ）とを有する座台（１０）と、前記左右支持台（１２ａ、１２ｂ）の内側面に装着され、その内部への出入り空気によって収縮・膨脹する左右１対のエアバッグ（２０ａ、２０ｂ）と、前記１対のエアバッグに空気圧を提供する空気注入手段と、から構成され、エアバッグの内部に注入される空気圧によりユーザの骨盤部位を圧迫することを特徴とする座台型骨盤矯正装置を提供する。
本発明によれば、座ったり横になった楽な姿勢で空気圧を用いて人体に無理をさせないながらも、様々なモードで骨盤矯正機能を行い、骨盤矯正効果を迅速に実現することができる。

Description

本発明は、出産等で広がった骨盤を元に矯正するために作られた骨盤矯正装置に係り、特に、座ったり横になった楽な姿勢で、空気圧を用いて人体に無理をさせないながらも女性の骨盤部位を人為的に圧迫することで、短期間で骨盤を正しい位置に矯正する座台型骨盤矯正装置およびその制御方法に関する。

女性は年齢を重ねるにつれて、性生活と出産等の要因で骨盤の筋肉が弱くなる。特に産婦の場合は、下腹部および膀胱・膣・肛門を支えている骨盤筋肉が著しく弱くなる。

その結果、身体変化が起こり、そのうち骨盤の広がりは代表的な例である。骨盤が広がると、女性の身体はバランスを崩し、見た目のスタイルも変わってしまう。

また、骨盤筋肉の弱化は、膀胱を制御する機能を低下させ、尿を無意識に漏らしてしまう尿失禁を引き起こす。

さらに、女性の骨盤基底筋肉の弱化は、膣と肛門を収縮させたり弛緩させたりする括約筋の制御力を格段に低下させ、性生活に少なからず障害をもたらす。

従来、弱化された骨盤筋肉を強化する目的で腰または骨盤部位に着用するバンド形の保護ベルトが多数開示されている。これらのうち代表的な先行技術としては、大韓民国実用新案第２０−０１６６３２９号公報が挙げられる。

該先行技術による保護ベルトは、多量の鉄球を入れた内側バンドと、内側バンドの外部を囲繞する外側バンドとから構成され、これら鉄球の圧迫により腰椎部分の関節靱帯を支える作用効果を期待している。

しかし、このような先行技術を含む従来の保護ベルトは、バンドの端部に貼り付けられたベルクロ（Velcro、ボタン代用の接着テープ；商標名）ファスナーを用いて着用するようになっているため、着用時に人体に局所的な圧迫を加えて痛症を誘発し、さらに身体の活動に差し支えをもたらすという不具合があった。

また、着用者が活動するにつれてバンドが徐々に緩くなるので、随時にバンドを補正しなければならない面倒さがあり、着用中には楽な姿勢で座ったり横になったりすることができないという不便さがある。

特に、従来のバンド形の保護ベルトは、圧迫力が弱くて骨盤矯正には大した効果を発揮することができず、骨盤が歪んでいる場合、適切な矯正ができないという短所がある。

したがって、本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するためのもので、その目的は、座ったり横になった楽な状態で、エアバッグに供給される空気圧を利用して女性の骨盤部位を柔らかく圧迫することにより、使用性に優れ、人体に無理をさせず、出産等で広がった女性の骨盤を短期間で元に戻して正しい位置に直すことができ、骨盤の広がりによる女性機能低下及び疾病を治療し易くするための座台型骨盤矯正装置及びその制御方法を提供することにある。

本発明の他の目的は、エアバッグに供給される空気圧をユーザの体型に応じて調節することで、体型に関係なく既設定のレベルで骨盤を圧迫し得る座台型骨盤矯正装置及びその制御方法を提供することにある。

本発明のまた他の目的は、左右側の前後方エアバッグを交互に膨脹または収縮させることで骨盤に対して対角線方向の圧迫を加えて、歪んだ骨盤を矯正することができる座台型骨盤矯正装置及びその制御方法を提供することにある。

本発明のまた他の目的は、空気圧を多様に縮小・拡大させながら圧迫を加えることができ、按摩やもみ及びたたき機能を与え、様々なモードで骨盤矯正機能を行うことができる座台型骨盤矯正装置及びその制御方法を提供することにある。

上記目的を達成するために、本発明の座台型骨盤矯正装置は、ユーザが敷いて座る座板と、座板の両側端部から上方に立設される左右支持台とを有する座台と；前記左右支持台の内側面に装着され、その内部への出入り空気によって収縮・膨脹する左右１対のエアバッグと；前記１対のエアバッグに空気圧を提供する空気注入手段と；から構成され、エアバッグの内部に注入される空気圧によりユーザの骨盤部位を圧迫することを特徴とする技術構成を提供する。

そして、前記１対のエアバッグは、独立的な空間に区画される前後方セルで形成され；前記空気注入手段は、前記左右側エアバッグにそれぞれ連結され、前後方セルに空気を注入する左右側エアポンプと、前記左右側エアバッグのいずれか一つ又は両方に空気を供給する左右方向制御弁と、前記左右側エアバッグと左右方向制御弁との間で空気圧を感知する左右側空気圧センサーと、前記左右側エアバッグの前後方セルの空気をそれぞれ排出する左右側前後方排気弁と、前記左右側エアポンプ・左右方向制御弁・左右側前後方排気弁を制御する制御装置と、前記制御装置から表示信号を受けて表示する表示部と、複数のスイッチを有し、ユーザの選択するスイッチによる該当信号を前記制御装置に入力するキー入力部と、から構成されることを特徴とする。

また、本発明は、ユーザの非着座時に外部からの光を感知して本矯正装置の動作を停止させることで不要な動作を抑える光感知センサーをさらに備える。

また、本発明は、ユーザの尻部位に遠赤外線を加える遠赤外線発生部や、ユーザの尻を刺激する振動発生モータ及び低周波発振器をさらに備える。

本発明に係る骨盤矯正装置の制御方法は、
（Ａ）ユーザからキー入力部を介して圧迫レベルを入力される段階と；
（Ｂ）左右側エアポンプを動作させて左右エアバッグに空気を注入する段階と；
（Ｃ）左右方向制御弁を制御して左側前後方セル及び右側前後方セルに空気を注入する段階と；
（Ｄ）左右側空気圧センサーで左右エアバッグの空気圧を感知し、その空気圧が前記ユーザの選択した設定値以下であるかどうかを判断し、設定値以下の場合、段階（Ｂ）に戻り、設定値以上の場合、左右側エアポンプを一定時間停止させる段階と；
（Ｅ）左右側前後方排気弁を開放し、左右エアバッグの空気圧が排出圧以下になるまでに空気を排出する段階と；
（Ｆ）左右エアバッグの空気圧が排出圧以下になると、一定時間左右エアポンプを停止させて、前記段階（Ａ）から現在まで一定時間が経過したかどうかを判断し、一定時間が経過していない場合、段階（Ｂ）に戻り、一定時間が経過した場合、終了する段階と、から構成されたことを特徴とする。

また、本発明に係る骨盤矯正装置の制御方法は、
（Ａ）ユーザからキー入力部を介して圧迫レベルと歪み矯正タイプ（左側歪み強制か右側歪み矯正か）を入力される段階と；
（Ｂ）左右側エアポンプを動作させて左右エアバッグに空気を注入する段階と；
（Ｃ）左右方向制御弁を制御して左側前後方セル及び右側前後方セルに空気を注入する段階と；
（Ｄ）左右側空気圧センサーで左右エアバッグの空気圧を感知し、その空気圧が前記ユーザの選択した設定値以下であるかどうかを判断し、設定値以下の場合、段階（Ｂ）に戻り、設定値以上の場合、右側歪み矯正であるかそれとも左側歪み矯正であるかを判断する段階と；
（Ｅ）左側歪み矯正の場合、左側後方排気弁と右側前方排気弁を動作させて左側後方セルと右側前方セルの空気を、ユーザの骨盤を支える排出圧で排出する段階と；
（Ｆ）左側後方セルと右側前方セルの空気圧が排出圧以下であるかどうかを判断し、以下でない場合、段階（Ｅ）に戻り、以下の場合、左右側エアポンプを一定時間停止させる段階と；
（Ｇ）前記段階（Ａ）から現在まで一定時間が経過したかどうかを判断し、一定時間が経過していない場合、段階（Ｂ）に戻り、一定時間が経過した場合、終了する段階と；
（Ｈ）前記段階（Ｄ）における右側歪み矯正の場合、左側前方排気弁と右側後方排気弁を動作させて左側前方セルと右側後方セルの空気を、ユーザの骨盤を支える排出圧で排出する段階と；
（Ｉ）左側前方セルと右側後方セルの空気圧が排出圧以下であるかどうかを判断し、以下の場合、段階（Ｈ）に戻り、以下でない場合、左右側エアポンプを一定時間停止させ、前記段階（Ａ）から現在まで一定時間が経過したかどうか判断し、一定時間が経過していない場合、段階（Ｂ）に戻り、一定時間が経過した場合、終了する段階と、から構成されることを特徴とする。

以下、本発明の実施例に係る添付図を参照して本発明の技術構成を具体的に説明する。
本発明に係る座台型骨盤矯正装置は、図１ａ及び図１ｂに示すように、ユーザの尻を収容する座台１０と、前記座台の内側面に設けられる左右１対のエアバッグ２０ａ、２０ｂと、前記左右１対のエアバッグ２０ａ、２０ｂに空気圧を提供する空気注入手段と、を基本的に構成する。

前記座台１０は、ユーザが敷いて座る座板１１と、座板１１の両側端部から上方に立設する左右支持台１２ａ、１２ｂと、を備える。左右支持台１２ａ、１２ｂは、１対のエアバッグ２０ａ、２０ｂが膨脹しながらユーザの骨盤部位を押すとき、エアバッグ２０ａ、２０ｂの膨脹圧力を支える。

前記座板１１と左右支持台１２ａ、１２ｂは、図２及び図３に示すように、外側板１３が所定の間隔で前後側に立設される複数の隔板１４によって一体に連結される中空となっており、着脱可能に螺合する底板１５によって座板１１の下面が塞がっている。

このような座台１０の内部空間には、後述する空気注入手段を構成する部品と、光感知センサー３９・遠赤外線発生部Ｉ・振動発生モータＭ及び低周波発振器Ｆが収納される。

前記光感知センサー３９は、図４に示すように、座板１１の上面に露出しており、ユーザの非着座時に外部からの光を感知し、後述する制御装置３５の制御下で本矯正装置の動作を自動的に停止させることにより、不要な動作を抑える役目を果す。

そして、遠赤外線発生部Ｉは、図４に示すように、前記座板１１の内部の、ユーザ尻の触れる部位に設置し、ユーザの骨盤に遠赤外線を加えて骨盤に温罨法を行うような効果を得ることができ、その結果、骨盤の冷えによる各種疾病が予防する。

前記振動モータＭ及び低周波発振器Ｆは、図１ｂに示すように、ユーザの尻を刺激するべく座板１１に設置される。この振動モータＭ及び低周波発振器Ｆは、ユーザの尻を刺激して骨盤筋肉を弛緩することにより、本発明に係る骨盤収縮効果を極大化する。

すなわち、振動モータＭと低周波発振器Ｆは、微細かつ精錬された電子リズムを用いて人体の神経系運動と血液の流れを円滑にして新陳代謝を促進し、さらに人体の機能的調節と生体組織間のバランスを維持させる物理的刺激を提供する。

図１ｂにおいて、右側支持台１２ａの前方面下端には電源の供給を受けるためのコンセント部が設置され、右側支持台１２ａの前方側上面には表示部３６とキー入力部３７が設置される。

もちろん前記コンセント部の設置位置変更は可能であり、前記表示部３６とキー入力部３７は、図１ａのように有線リモコン４２または無線リモコン（図示せず）に設けても良い。

すなわち、図１ａに示すように、右側支持台に有線リモコン４２を取り付けると、ユーザがキー入力部のスイッチを操作し易くすることができ、リモコン入力窓４３を右側支持台１２ａに設置すると、有線リモコン４２の代わりに無線リモコンで操作することができる。

前記左右支持台１２ａ、１２ｂの後部には、背中支え１７が着脱可能に設けられる。座って使用する場合にはこの背中支え１７を本体に取り付けて使用し、横になって使用する場合にはこの背中支え１７を本体から分離させることができる。

このような背中支え１７は、図１ａのように左右支持台１２ａ、１２ｂに装着しても良いし、図１ｂのように前記座板１１の後側辺部に下方に彫られる背中支え装着溝１６を形成し、その背中支え装着溝１６に背中支え１７をぴったりとフィットする形で設置しても良い。

前記座板１１は、ユーザ尻の触れる中央部が下方に凹んでいる。座板１１の中央部を凹ませる理由は、エアバッグ２０ａ、２０ｂがユーザの骨盤を加圧する時、ユーザ尻が奥の方に押し込まれるようにし、骨盤収縮効果を極大化するためである。

前記左右支持台１２ａ、１２ｂの中央部には、図１ｂ〜図３に示すように、後述する左右側エアポンプ３１ａ、３１ｂと連結されるエアバッグ２０ａ、２０ｂの空気注入用ノズル２１を、左右支持台１２ａ、１２ｂの内部から外部へと貫通させる穴が形成される。前記穴の周辺には４角溝が形成されていて、ここに空気注入用ノズル２１の端部が収容される。

前記左右支持台１２ａ、１２ｂの内側面には、伸縮性布１０が周縁（edge）に沿って設けられる。この伸縮性布１８は、エアバッグ２０ａ、２０ｂを安定的に位置固定するためのもので、前記左右支持台１２ａ、１２ｂの内側面との間にエアバッグ２０ａ、２０ｂを収納した状態で、エアバッグ２０ａ、２０ｂと共に収縮・膨脹する。

前記左右支持台１２ａ、１２ｂの外側には、伸縮性布１８の周縁部（fringe）を保護すると共に、前記左右支持台１２ａ、１２ｂを取り囲む縁カバー１９が取り付けられる。

本発明は、前記エアバッグ２０ａ、２０ｂの外側につける複数のゴム調節板４０をさらに備える。このゴム調節板４０は、大腿部に加えられる圧力をユーザの身体サイズに合わせて適切に調節するためのものである。例えば、骨盤サイズが平均サイズよりも小さければ、複数のゴム調節板４０を用いて大腿部に加えられる圧力を増大させることができる。

また、本発明は、その上に座台１０を載せて通常の椅子のように座って使用できる椅子５０を提供する。この椅子５０は、図５に示すように、前記座板１の縁部がぴったりフィットする載置板５１と、前記載置板５１の後部で上方に立設される背中支え５２と、載置板５１の下部に設置される脚５３と、から構成される。

また、本発明は、図６に示すように、一般椅子のように座った姿勢で使用できるとともに、前記左右支持台１２ａ、１２ｂ間の間隔をユーザの身体サイズに合わせて適当に調整することができる。

この実施例では、前記座台１０の座板１１と左右支持台１２ａ、１２ｂが分離され、座板１１の下部中央にはレール６１が横方向に設置され、前記レール６１の左右側には前記左右支持台１２ａ、１２ｂを固定する１対のアングル型連結台６２がそれぞれ横方向に移動可能に結合され、前記レール６１の中央下部には椅子脚６６が設置されている。そして、アングル型連結台６２の下部には、複数の係止爪６３が一定間隔で形成され、前記レール６１にはスプリング６４によって上下動可能なストッパ６５が設置されている。

これにより、前記左右支持台１２ａ、１２ｂ間の間隔をユーザの身体サイズに合わせて調節した後、ストッパ６５で前記係止爪６３を拘束させることで左右支持台１２ａ、１２ｂを動かないように固定する。

左右支持台１２ａ、１２ｂの内側面に沿ってそれぞれ装着される左右１対のエアバッグ２０ａ、２０ｂは、空気注入手段から空気を受けて膨脹し、排気によって収縮しながらユーザの骨盤に圧迫を加える。このようなエアバッグ２０ａ、２０ｂとしては高強度ビニールパックを用い、前記エアバッグ２０ａ、２０ｂは、ユーザ骨盤の左右に対応する部分で独立的な空間に区画される前後方セル２２ａ、２２ｂ、２３ａ、２３ｂからなる。

図７は、本発明に係る空気注入手段及びその付帯装置の構成を示すブロック図である。
空気注入手段は、前記左右側エアバッグ２０ａ、２０ｂに空気を注入する１対の左右エアポンプ３１ａ、３１ｂと；前記左右エアポンプ３１ａ、３１ｂから前記左右側エアバッグ２０ａ、２０ｂへそれぞれ供給される空気圧を感知する左右側空気圧力センサー３８ａ、３８ｂと；前記左側エアバッグ２０ｂの前後方セル２２ｂ、２３ｂのいずれか一つ又は両方に空気を供給する左方向制御弁３２ｂと；前記右側エアバッグ２０ａの前後方セル２２ａ、２３ａのいずれか一つ又は両方に空気を供給する右方向制御弁３２ａと；前記左側エアバッグ２０ｂの前後方セル２２ｂ、２３ｂの空気をそれぞれ排出する１対の前後方排気弁３３ｂ、３４ｂと；前記右側エアバッグ２０ａの前後方セル２２ａ、２３ａの空気をそれぞれ排出する１対の前後方排気弁３３ａ、３４ａと；前記左右側空気圧力センサー３８ａ、３８ｂからのそれぞれの空気圧の入力を受け、左右側エアポンプ３１ａ、３１ｂをそれぞれの設定圧力になるように制御し、左右側エアポンプ３１ａ、３１ｂ・左右方向制御弁３２ａ、３２ｂ・左右前後方排気弁３３ａ、３３ｂ、３４ａ、３４ｂ・光感知センサー３９・遠赤外線発生部I・振動発生モータＭ及び低周波発振器Ｆを制御する制御装置３５と；前記制御装置３５からの表示信号を受けて表示する表示部３６と；複数のスイッチを備え、ユーザがスイッチを選択すると、それによる該当信号を前記制御装置３５に入力するキー入力部３７と；から構成される。

前記左右側エアポンプ３１ａ、３１ｂから供給される空気は、左右方向制御弁３２ａ、３２ｂに注入される。前記左右側エアポンプ３１ａ、３１ｂと左右方向制御弁３２ａ、３２ｂとのそれぞれの間には、左右側空気圧センサー３８ａ、３８ｂがそれぞれ設置される。前記左右側空気圧センサー３８ａ、３８ｂは、前記左側エアポンプ３１ｂから左方向制御弁３２ｂへ注入される空気圧を感知して制御装置３５に出力し、これと同様に前記右側エアポンプ３１ａから右方向制御弁３２ａへ注入される空気圧を感知して制御装置３５に出力する。

制御装置３５は、左右側空気圧センサー３８ａ、３８ｂで感知された空気圧の入力を受け、それをユーザがキー入力部３７で設定した圧力レベルと比較する。その結果、感知空気圧が設定空気圧よりも大きければ、左右側エアポンプ３１ａ、３１ｂを停止させて左右側エアバッグ２０ａ、２０ｂへの空気注入を防止する。

左右方向制御弁３２ａ、３２ｂは、制御装置３５の制御により、左側エアバッグ２０ｂの前後方セル２２ｂ、２３ｂ及び右側エアバッグ２０ａの前後方セル２２ａ、２３ａそれぞれに空気を供給または遮断する。

左方向制御弁３２ｂが左側エアバッグ２０ｂの前方セル２２ｂに空気を供給すると、左側エアバッグ２０ｂの前方セル２２ｂは膨脹してユーザ骨盤の左側前方を圧迫するようになる。

同じく、左方向制御弁３２ｂが左側エアバッグ２０ｂの後方セル２３ｂに空気を供給すると、左側エアバッグ２０ｂの後方セル２３ｂは膨脹してユーザの骨盤の左側後方を圧迫するようになる。

前記左方向制御弁３２ｂと左側エアバッグ２０ｂの動作は、右方向制御弁３２ａと右側エアバッグ２０ａの動作に対しても同一に適用することができる。

したがって、左方向制御弁３２ｂを制御して左側エアバッグ２０ｂの前方セル２２ｂまたは後方セル２３ｂに選択的に空気を注入することができ、これと同様に右方向制御弁３２ａを制御して右側エアバッグ２０ａの前方セル２２ａまたは後方セル２３ａに選択的に空気を注入することができる。

本発明の骨盤矯正装置に按摩機能を持たせるために、図８ａまたは図８ｂに示すように、左右側エアバッグ２０ａ、２０ｂの前方セル２２ａ、２２ｂや後方セル２３ａ、２３ｂに空気を同時に注入または遮断することができる。

図８ａに示すように、左右側エアバッグ２０ａ、２０ｂの前方セル２２ａ、２２ｂに空気を同時に注入すると、ユーザの骨盤の前側に圧迫が加えられ、図８ｂに示すように、左右側エアバッグ２０ａ、２０ｂの後方セル２３ａ、２３ｂに空気を同時に注入すると、ユーザの骨盤の後側に圧迫が加えられる。

この如く、前後方セル２２ａ、２２ｂ、２３ａ、２３ｂに一定の時間間隔で交互に空気を注入または排気して、一定の時間にわたって一定の時間間隔で骨盤への圧迫と弛緩を繰り返すことにより、骨盤を按摩する機能と矯正する効果を得ることができる。

左右側エアバッグ２０ａ、２０ｂに注入される空気圧は、キー入力部３７のレベル選択スイッチによって強・中・弱の３種レベルで設定することができる。例えば、“強”レベルは２９０±１０ｍｍＨｇ、“中”レベルは２３０±１０ｍｍＨｇ、“弱”レベルは１４０±１０ｍｍＨｇとそれぞれ設定できる。

また、左右側エアバッグ２０ａ、２０ｂから空気圧を排出する場合にも、空気圧を“０”とせず、例えば“強い”レベルの排出圧は１８０±１０ｍｍＨｇ、“中”レベルの排出圧は１５０±１０ｍｍＨｇ、“弱”レベルの排出圧は９０±１０ｍｍＨｇとそれぞれ設定できる。したがって、左右側エアバッグ２０ａ、２０ｂから空気圧を排出する場合にも、ユーザの骨盤を支える圧力を維持することができる。

本発明の空気注入手段は、前記左右方向制御弁３２ａ、３２ｂと前後方排気弁３３ａ、３４ａの動作を組み合わせにより制御することにより、前方圧迫・後方圧迫・前後方同時圧迫・前後方交互圧迫・収縮膨脹繰り返し圧迫などの多様なモードの圧力が可能となる。

また、前述したように、ユーザが敷いて座る座板１１の底には、遠赤外線発生部I・低周波発振器Ｆ及び振動モータＭが設置されるが、これらの動作とエアバッグ２０ａ、２０ｂの動作との組み合わせにより多様なモードの骨盤矯正効果を奏することができる。例えば、底部の低周波発振器Ｆは、もみモードの動作によりもみ効果を発揮し、エアバッグ２０ａ、２０ｂの前後方セル２２ａ、２２ｂ、２３ａ、２３ｂは、圧迫と弛緩を繰り返すことで骨盤のすべての部分をマッサージする効果を発揮することができる。

図９は、本発明に係る骨盤矯正装置の表示部３６とキー入力部３７の一実施例を示す図である。
表示部３６は、制御装置３５からの信号を受けて表示する機能を行い、キー入力部３７は、複数のスイッチを備え、ユーザの選択するスイッチによる該当信号を前記制御装置３５に入力する機能を行う。

前記表示部３６は、時間を表示するタイマー部３６ａと、選択された機能のレベルを表示するレベル表示部３６ｂと、ユーザの選択した機能を表示する機能表示部３６ｃと、から構成される。

前記キー入力部３７は、按摩、たたき及びもみ機能を選択する機能選択スイッチ３７ａと、選択された機能のレベルを選択するレベル選択スイッチ３７ｂと、様々なモードを選択するモード選択スイッチ３７ｃと、選択された機能やモードの持続時間を設定する時間設定スイッチ３７ｄと、電源を印加する電源スイッチ３７ｅと、から構成される。

ユーザが電源スイッチ３７ｅを押して本装置に電源を入れると、表示部３６のタイマー部に標準設定時間が表示され、表示部３６のレベル表示部３６ｂに以前に選択されたレベルが表示される。ユーザが機能選択スイッチ３７ａのうち“按摩キー”を押せば、キー入力部３７からの按摩機能信号が制御装置３５に入力される。

すると、制御装置３５の制御により、表示部３６の機能表示部３６ｃに“按摩”が表示され、タイマー３６ａに標準設定時間とその残時間が表示され、レベル表示部３６ｂに前記選択された機能のレベルが表示される。

また、制御装置３５の制御により、左右エアポンプ３１ａ、３１ｂが左右側エアバッグ２０ａ、２０ｂの前後方セル２２ａ、２２ｂ、２３ａ、２３ｂに空気を供給する。エアバッグ２０ａ、２０ｂの各セルに供給される空気圧は、レベル選択スイッチ３７ｂによって調節できる。

エアバッグ２０ａ、２０ｂの前後方セル２２ａ、２２ｂ、２３ａ、２３ｂに供給される空気圧は、５０〜５００ｍｍＨｇの範囲で１０段階で設定され、例えば、各段階ごとに５０ｍｍＨｇの差がある。すなわち、１段階の空気圧は５０ｍｍＨｇで、２段階の空気圧は１００ｍｍＨｇで、３段階の空気圧は１５０ｍｍＨｇ、・・・、１０段階の空気圧は５００ｍｍＨｇである。

ユーザは、機能選択スイッチ３７ａのうち“按摩（＝たたき＋もみ：massage）”、“たたき（beat）”または“もみ（fumble with pressing）”スイッチを押して機能を選択し、その後、該当空気圧が弱いと感じる場合、レベル選択スイッチ３７ｂのうち上昇スイッチ“↑”を押せば、空気圧が１段階高くなり、この１段階高いレベルの空気がエアバッグ（２０ａ、２０ｂ）のセルに供給される。“↑”をずっと押していれば、例えば空気圧は５秒ごとに１段階ずつ高くなり、１０段階になるとそれ以上上昇しなくなる。

このような空気圧の状態はレベル表示部３６ｂに表示される。例えば、前記実施例で最初の機能選択時に該当空気圧が１５０ｍｍＨｇであれば、レベル表示部３６ｂにその空気圧にあたる３個の棒が表示され、上昇スイッチ“↑”を押して現在の空気圧から１段階上げると、レベル表示部３６ｂに４個の棒が表示される。

同じく、下降スイッチ“↓”を一回押せば、空気圧が１段階低くなり、ずっと押していれば、例えば棒は５秒ごとに一つずつ減ってしまい、１段階になるそれ以下には下がらない。

ユーザは、機能選択スイッチ３７ａの按摩、たたきまたはもみのスイッチを押して機能を選択した後、時間設定スイッチ３７ｄを押して動作時間を選択する。例えば、最初の機能選択時には表示部３６のタイマー部３６ａに“０”が表示され、時間設定スイッチ３７ｄを一回押せば１分の時間が表示され、押すごとに１分ずつ増えていく。

また、ずっと押していれば、表示時間は一定した速度（例えば、１秒当たり１分増加）で進み続ける。

また、モード選択スイッチ３７Ｃにより、一定のパターンで按摩、たたき及びもみ機能を行う４つのモードから選択することができる。例えば、按摩−たたき−もみの動作を繰り返すモードを“Ｍ１”モードと設定した場合、ユーザがモード選択スイッチ３７ｃのうち“Ｍ１”モードを選択すると、前後方セル２２ａ、２２ｂ、２３ａ、２３ｂが一定のパターンで膨脹と収縮を繰り返して按摩−たたき−もみの動作を繰り返す。

図１０は、本発明に係る骨盤矯正装置が、エアバックの収縮と膨脹のために、左右方向制御弁及び前後方排気弁の動作を制御するタイミングを示す図である。

時間ｔ_０において、左右側エアポンプ３１ａ、３１ｂのモータに電源が入ると、空気がエアポンプ３１ａ、３１ｂから左右側前後方セル２２ａ、２２ｂ、２３ａ、２３ｂに供給される。この時、左右方向制御弁３２ａ、３２ｂが前方通路を開放することにより、空気は左右前方セル２２ａ、２２ｂに供給される。この際、左右側前方排気弁３３ａ、３３ｂは閉鎖されており、左右側後方排気弁３４ａ、３４ｂは開放されているため、前方セル２２ａ、２２ｂが膨脹して骨盤の前方部位を圧迫する。

時間ｔ_１において、制御装置３５の制御下で、左右方向制御弁３２ａ、３２ｂが後方通路を開放し、前方通路を閉鎖することにより、空気が左右側後方セル２３ａ、２３ｂに供給される。この際、左右側前方排気弁３３ａ、３３ｂは閉鎖状態を維持し、左右側後方排気弁３４ａ、３４ｂは閉鎖されてしまうため、前後方セル２２ａ、２２ｂ、２３ａ、２３ｂが膨脹して骨盤の前後方部位を圧迫する。

時間ｔ_２において、左右方向制御弁３２ａ、３２ｂが後方通路の開放状態を維持し、前方通路の閉鎖状態を維持することにより、空気が後方セル２３ａ、２３ｂに供給され続ける。この際、前方排気弁３３ａ、３３ｂが開放されることにより、前方セル２２ａから空気が排出され、骨盤の前方部位への圧迫が解除される。この状態で、後方排気弁３４ａ、３４ｂが閉鎖状態を維持しているため、後方セル２３ａ、２３ｂが膨脹状態を維持して骨盤の後方部位を圧迫する。

時間ｔ_３において、左右方向制御弁３２ａ、３２ｂにより、後方セル２３ａ、２３ｂに空気が供給され続けている状態で、前方排気弁３３ａ、３３ｂは開放されるが、前方通路が閉鎖されているため、前方セル２２ａ、２２ｂに空気が供給されない。それゆえ、骨盤の前方部位に対しての圧迫が行われない。一方、後方排気弁３４ａ、３４ｂは閉鎖され続けているため、後方セル２３ａ、２３ｂが膨脹状態を維持して骨盤の後方部位を圧迫し続ける。

時間ｔ_４において、制御装置３５の制御下で、左右方向制御弁３２ａ、３２ｂが前方通路を開放することにより、前方セル２２ａ、２２ｂに空気が供給され、一方、後方通路を閉鎖することにより、後方セル２３ａ、２３ｂには空気が供給されない。この時、前方排気弁３３ａ、３３ｂと後方排気弁３４ａ、３４ｂが閉鎖状態を維持することにより、前方セル２２ａ、２２ｂには空気が供給され、後方セル２３ａ、２３ｂは膨脹していて、骨盤の前後方部位を圧迫するようになる。

時間ｔ_５において、制御装置３５の制御下で、左右方向制御弁３２ａ、３２ｂが前方通路の開放状態を維持しているものの、エアポンプ３１ａ、３１ｂに電源が供給されていないため、前方セル２２ａ、２２ｂには空気が供給されない。また、後方通路が閉鎖されているため、後方セル２３ａ、２３ｂにも空気が供給されない。この時、前後方排気弁３３ａ、３３ｂ、３４ａ、３４ｂが閉鎖され続けているため、前方セル２２ａ、２２ｂ及び後方セル２３ａ、２３ｂが膨脹状態を維持して骨盤の前後方部位を圧迫し続ける。

時間ｔ_６において、エアポンプ３１ａ、３１ｂと左右方向制御弁３２ａ、３２ｂは以前の状態を維持するものの、前後方排気弁３３ａ、３３ｂ、３４ａ、３４ｂは開放される。これにより前後方セル２２ａ、２２ｂ、２３ａ、２３ｂから空気が排出され、その結果、骨盤への圧迫が解除される。

図１１は、本発明に係る骨盤矯正装置に按摩機能を持たせる方法を示すフローチャートである。
電源印加後、ユーザからキー入力部を介して圧迫レベルを入力され（段階Ｓ４１）、左右側エアポンプ３１ａ、３１ｂを動作させて左右側エアバッグ２０ａ、２０ｂに空気を注入し（段階Ｓ４２）、左右方向制御弁３２ａ、３２ｂを制御して左側前後方セル２２ｂ、２３ｂ及び右側前後方セル２２ａ、２３ａに空気を注入する（段階Ｓ４３）。

左右側空気圧センサー３８ａ、３８ｂで左右側エアバッグ２０ａ、２０ｂの空気圧を感知し、その空気圧が前記ユーザの選択した設定値以下であるかどうかを判断し（段階４４）、設定値以下の場合、段階Ｓ４２に戻り、設定値以上の場合、一定時間（例えば１０秒間）左右側エアポンプ３１ａ、３１ｂを停止させて左右側エアバッグ２０ａ、２０ｂの空気圧を前記設定値で維持し（段階Ｓ４５）、左右側前後方排気弁３３ａ、３３ｂ、３４ａ、３４ｂを開放して、左右側エアバッグ２０ａ、２０ｂの空気圧が排出圧以下になるまで空気を排出する（段階Ｓ４６）。

左右側エアバッグ２０ａ、２０ｂの空気圧が排出圧以下になったかどうかを判断し（段階４７）、排出圧以下でない場合、段階Ｓ４６に戻り、排出圧以下の場合、一定時間（例えば１０秒間）左右エアポンプ３１ａ、３１ｂを停止させ（段階Ｓ４８）、段階Ｓ４１から現在まで一定時間（例えば１５分）が経過したかどうかを判断する（段階４９）。一定時間が経過していない場合、段階Ｓ４２に戻り、一定時間が経過した場合、本プログラムを終了する。

このように左右側エアバッグ２０ａ、２０ｂの左右側前方セル２２ａ、２２ｂ及び左右側後方セル２３ａ、２３ｂに空気を注入および排出する動作を繰り返すことにより、骨盤を按摩するような効果を得ることができる。

骨盤が歪んでいる場合、その歪みを矯正するために骨盤の左側前方と右側後方を圧迫するか、それと反対に右側前方と左側後方を圧迫するなど、骨盤の歪み方向と反対の方向を圧迫する必要がある。

骨盤の右側が後方に歪み、左側が前方に歪んだ場合、この歪みを矯正するために、図１２ａに示すように、左側エアバッグ２０ｂの前方セル２２ｂと右側エアバッグ２０ａの後方セル２３ａに空気を注入し、左側エアバッグ２０ｂの後方セル２３ｂと右側エアバッグ２０ａの前方セル２２ａからは空気を一定圧力で排出する。

骨盤の左側が後方に歪み、右側が前方に歪んだ場合、この歪みを矯正するために、図１２ｂに示すように、左側エアバッグ２０ｂの前方セル２２ｂと右側エアバッグ２０ａの後方セル２３ａから空気を一定圧力で排出し、左側エアバッグ２０ｂの後方セル２３ｂと右側エアバッグ２０ａの前方セル２２ａには空気を一定圧力で注入する。

図１３は、本発明に係る、骨盤の歪みを矯正するための骨盤矯正装置を制御する方法を示すフローチャートである。
電源印加後、ユーザからキー入力部を介して圧迫レベルと歪み矯正のタイプ（左側歪み矯正であるか右側歪み矯正であるか）を入力され（段階Ｓ６１）、左右側エアポンプ３１ａ、３１ｂを動作させて左右側エアバッグ２０ａ、２０ｂに空気を注入する（段階Ｓ６２）。左右方向制御弁３２ａ、３２ｂを制御して左側前後方セル２２ａ、２３ｂ及び右側前後方セル２２ａ、２３ａに空気を注入する（段階Ｓ６３）。

左右側空気圧センサー３８ａ、３８ｂで左右側エアバッグ２０ａ、２０ｂの空気圧を感知し、その空気圧が前記ユーザの選択した設定値以下であるかどうかを判断し、設定値以下の場合、段階Ｓ６２に戻る。

設定値以上の場合、歪み矯正タイプが右側歪み矯正かそれとも左側歪み矯正かを判断し（段階Ｓ６５）、左側歪み矯正の場合、左側後方排気弁３４ｂと右側前方排気弁３３ａを動作させ、左側後方セル２３ｂおよび右側前方セル２２ａの空気を、ユーザの骨盤を支える排出圧で排出する（段階Ｓ６６）。

左側後方セル２３ｂおよび右側前方セル２２ａの空気圧が排出圧以下であるかどうかを判断し（段階Ｓ６７）、以下でない場合、段階Ｓ６６に戻り、以下の場合、一定時間（例えば１０秒間）左右側エアポンプ３１ａ、３１ｂを停止させ（段階Ｓ６８）、段階Ｓ６１から現在まで一定時間（例えば１５分）が経過したかどうかを判断する（段階Ｓ６９）。一定時間が経過していない場合、段階Ｓ６２に戻り、一定時間が経過した場合、本プログラムを終了する。

一方、歪み矯正タイプが右側歪み矯正かそれとも左側歪み矯正かを判断し（段階Ｓ６５）、右側歪み矯正の場合、左側前方排気弁３３ｂと右側後方排気弁３４ａを動作させ、左側前方セル２２ｂおよび右側後方セル２３ａの空気を排出する（段階Ｓ７０）。左側前方セル２２ｂおよび右側後方セル２３ａの空気圧が排出圧以下であるかどうかを判断し（段階Ｓ７１）、以下でない場合、段階Ｓ７０戻り、以下の場合、段階Ｓ６８以下の過程を繰り返す。

かくして、左側エアバッグ２０ｂの前方セル２２ｂ及び右側エアバッグ２０ａの後方セル２３ａに空気を注入して選択レベルの空気圧で圧迫し、また、左側エアバッグ２０ｂの後方セル２３ｂ及び右側エアバッグ２０ａの前方セル２２ａから空気を排出して、左側骨盤を後方に圧迫し右側骨盤を前方に圧迫することにより、左側前方に曲がった骨盤を右側前方に曲げて、骨盤の歪みを正しい位置に補正矯正することができる。

同様に、左側エアバッグ２０ｂの後方セル２３ｂ及び右側エアバッグ２０ａの前方セル２２ａに空気を注入し、左側エアバッグ２０ｂの前方セル２２ｂ及び右側エアバッグ２０ａの後方セル２３ａから空気を排出して、右側骨盤を後方に圧迫し左側骨盤を前方に圧迫することにより、右側前方に曲がった骨盤を左側前方に曲げて、骨盤の歪みを正しい位置に矯正することができる。

本発明は、以上の構成から明らかなように、特に女性の骨盤を圧迫して広がった骨盤を締めたり、歪んだ骨盤を矯正するのに役にたち、性生活と出産等で広がった女性骨盤を、２０代女性の骨盤のように元に矯正することができる。

本発明の座台型骨盤矯正装置及びその制御方法によれば、座ったり横になった楽な姿勢で空気圧を自在に調節して女性の骨盤部位を長続き繰り返し的に柔らかく圧迫することにより、使用性に優れかつ人体に無理をさせないとともに、出産等で広がった女性の骨盤を引き締めて、早いうちに元に戻すことができる。

また、本発明は、エアバックを膨脹・収縮させながら骨盤に圧迫を加え、按摩、もみおよびたたき機能を選択して様々なモードで骨盤矯正を行うことにより、骨盤矯正効果を迅速に実現することができる。

また、本発明は、感知されたエアバッグの空気圧のレベルがユーザの選択した設定レベルであれば、空気注入を停止することになっているので、ユーザの体型に関係なく設定圧力レベルで加圧することができる。

また、左右側エアバッグの前後方セルを対角線方向に膨脹・収縮させて、骨盤が歪んでいる場合、その歪んでいる方向とは反対の方向に圧迫を加えることにより、歪んでいる骨盤を矯正することができる。

加えて、本発明は、ユーザの膝部位を座板上に乗せて圧迫を加えることで、“Ｏ”字型に広がった脚を矯正することができるなど、人体の矯正に多角的に活用できる。

以上のように、本発明は、骨盤の広がりが原因とされる女性機能低下及び疾病を効果的に治療できるようにした有用な発明である。

図１ａは、本発明の一実施例に係る骨盤矯正装置の斜視図である。 図１ｂは、本発明の他の実施例に係る骨盤矯正装置の斜視図である。 図２は、本発明の他の実施例に係る座台の内部構造を示す側断面図である。 図３は、本発明の他の実施例に係るエアバックの設置構造を示す正面状態の断面図である。 図４は、本発明に係る骨盤矯正装置の座板に光感知センサーおよび遠赤外線発生部が設置されている状態を示す平面図である。 図５は、本発明に係る座台を一般の椅子と同様に座った状態で使用できる実施例を示す図である。 図６は、本発明に係る座台を一般椅子と同様に座った状態で使用できるとともに、支持台間の間隔をユーザの身体サイズに応じて適宜に調整できる実施例を示す図である。 図７は、本発明に係る空気注入手段および付帯装置の構成を示すブロック図である。 図８ａは、左右側エアバックの前方セルに空気を同時に注入した状態を示す平面例示図である。 図８ｂは、左右側エアバックの後方セルに空気を同時に注入した状態を示す平面例示図である。 図９は、本発明に係る空気注入手段の表示部とキー入力部の一実施例を示す図である。 図１０は、本発明に係る骨盤矯正装置が、エアバックの収縮と膨張のために、左右方向制御および前後方排気弁の動作を制御するタイミングを示す図である。 図１１は、本発明に係る骨盤矯正装置に按摩機能を持たせる方法を示すフローチャートである。 図１２ａは、本発明に係る左右側エアバックの前後方セルを対角線方向に注入または排出した状態を示す平面例示図である。 図１２ｂは、本発明に係る左右側エアバックの前後方セルを対角線方向に注入または排出した状態を示す平面例示図である。 図１３は、本発明に係る、骨盤の歪みを矯正するための骨盤矯正装置を制御する方法を示すフローチャートである。

Claims (18)

1. ユーザが敷いて座る座板（１１）と、前記座板（１１）の両側端部から上方に立設される左右支持台（１２ａ、１２ｂ）とを有する座台（１０）と；
   前記左右支持台（１２ａ、１２ｂ）の内側面に装着され、その内部への出入り空気によって収縮・膨脹する左右１対のエアバッグ（２０ａ、２０ｂ）と；
   前記１対のエアバッグに空気圧を提供する空気注入手段と；から構成され、エアバッグの内部に注入される空気圧によりユーザの骨盤部位を圧迫することを特徴とする座台型骨盤矯正装置。
2. 前記座台（１０）は、前記左右支持台（１２ａ、１２ｂ）の後部に着脱可能に装着される背中支え（１７）をさらに備えることを特徴とする請求項１記載の座台型骨盤矯正装置。
3. 前記座板（１１）は、ユーザ尻の触れる中央部が下方に凹んでいることを特徴とする請求項１記載の座台型骨盤矯正装置。
4. 前記左右支持台（１２ａ、１２ｂ）の内側面には、伸縮性布（１０）が周縁（edge）に沿って設けられ、この伸縮性布（１８）と前記左右支持台（１２ａ、１２ｂ）の内側面との間には、エアバッグ（２０ａ、２０ｂ）がそれぞれ収納されることを特徴とする請求項１記載の座台型骨盤矯正装置。
5. 前記左右１対のエアバッグ（２０ａ、２０ｂ）の外側につけ、大腿部に加えられる圧力をユーザの身体サイズに合わせて適切に調節するための複数のゴム調節板（４０）をさらに備えることを特徴とする請求項１記載の座台型骨盤矯正装置。
6. 前記座台（１０）をその上に載せて使用できる椅子（５０）をさらに備え、前記椅子（５０）は、前記座板（１）の縁部がぴったりフィットする載置板（５１）と、前記載置板（５１）の後部で上方に立設される背中支え（５２）と、載置板（５１）の下部に設置される脚（５３）と、から構成されることを特徴とする請求項１記載の座台型骨盤矯正装置。
7. 前記座板（１１）と左右支持台（１２ａ、１２ｂ）が分離されており、前記座板（１１）の下部中央にはレール（６１）が横方向に設置され、前記左右支持台（１２ａ、１２ｂ）が前記レール（６１）に沿ってそれぞれ横方向に移動可能になっていて、前記左右支持台（１２ａ、１２ｂ）の間隔をユーザの身体サイズに合わせて調節することを特徴とする請求項１記載の座台型骨盤矯正装置。
8. 前記レール（６１）の中央下部には椅子脚（６６）が設置されることを特徴とする請求項７記載の座台型骨盤矯正装置。
9. 前記１対のエアバッグ（２０ａ、２０ｂ）は、独立的な空間に区画される前後方セル（２２ａ、２２ｂ、２３ａ、２３ｂ）で形成され；
   前記空気注入手段は、前記左右側エアバッグ（２０ａ、２０ｂ）にそれぞれ連結され、前後方セル（２２ａ、２２ｂ、２３ａ、２３ｂ）に空気を注入する左右側エアポンプ（３１ａ、３１ｂ）と、前記左右側エアバッグ（２０ａ、２０ｂ）のいずれか一つ又は両方に空気を供給する左右方向制御弁（３２ａ、３２ｂ）と、前記左右側エアバッグ（２０ａ、２０ｂ）と左右方向制御弁（３２ａ、３２ｂ）との間で空気圧を感知する左右側空気圧センサー（３８ａ、３８ｂ）と、前記左右側エアバッグ（２０ａ、２０ｂ）の前後方セル（２２ａ、２２ｂ、２３ａ、２３ｂ）の空気をそれぞれ排出する左右側前後方排気弁（３３ａ、３３ｂ、３４ａ、３４ｂ）と、前記左右側エアポンプ（３１ａ、３１ｂ）・左右方向制御弁（３２ａ、３２ｂ）・左右側前後方排気弁（３３ａ、３３ｂ、３４ａ、３４ｂ）を制御する制御装置（３５）と、前記制御装置（３５）からの表示信号を受けて表示する表示部（３６）と、複数のスイッチを有し、ユーザの選択するスイッチによる該当信号を前記制御装置に入力するキー入力部（３７）と、から構成されることを特徴とする請求項１記載の座台型骨盤矯正装置。
10. 前記座板（１１）に、ユーザの非着座時に外部からの光を感知して、前記制御装置（３５）の制御下で本矯正装置の動作を自動的に停止させる光感知センサー（３９）をさらに設置することを特徴とする請求項９記載の座台型骨盤矯正装置。
11. 前記座板（１１）内部のユーザ尻の触れる部位に、前記制御装置（３５）の制御下でユーザの骨盤筋肉に遠赤外線を加える遠赤外線発生部（Ｉ）をさらに設置することを特徴とする請求項９記載の座台型骨盤矯正装置。
12. 前記座板（１１）に、前記制御装置（３５）の制御下でユーザの尻を刺激することを特徴とする振動モータ（Ｍ）及び低周波発振器（Ｆ）をさらに設置することを特徴とする請求項９記載の座台型骨盤矯正装置。
13. 前記座台（１０）は、外側板（１３）が複数の隔板（１４）によって一体に連結される中空となっており、その内部空間に、前記空気注入手段および光感知センサー（３９）・遠赤外線発生部（Ｉ）・振動モータ（Ｍ）及び低周波発振器（Ｆ）が設置されることを特徴とする請求項９〜１２のいずれかに記載の座台型骨盤矯正装置。
14. 前記表示部（３６）は、時間を表示するタイマー部（３６ａ）と、選択された機能のレベルを表示するレベル表示部（３６ｂ）と、ユーザの選択した機能を表示する機能表示部（３６ｃ）と、から構成されることを特徴とする請求項９記載の座台型骨盤矯正装置。
15. 前記キー入力部（３７）は、按摩、たたき及びもみ機能を選択する機能選択スイッチ（３７ａ）と、選択された機能のレベルを選択するレベル選択スイッチ（３７ｂ）と、様々なモードを選択するモード選択スイッチ（３７ｃ）と、選択された機能やモードの持続時間を設定する時間設定スイッチ（３７ｄ）と、電源をＯＮ／ＯＦＦする電源スイッチ（３７ｅ）と、から構成されることを特徴とする請求項９記載の座台型骨盤矯正装置。
16. （Ａ）ユーザからキー入力部（３７）を介して圧迫レベルを入力される段階と；
    （Ｂ）左右側エアポンプ（３１ａ、３１ｂ）を動作させて左右エアバッグ（２０ａ、２０ｂ）に空気を注入する段階と；
    （Ｃ）左右方向制御弁（３２ａ、３２ｂ）を制御して左側前後方セル（２２ａ、２２ｂ）及び右側前後方セル（２３ａ、２３ｂ）に空気を注入する段階と；
    （Ｄ）左右側空気圧センサー（３８ａ、３８ｂ）で左右エアバッグ（２０ａ、２０ｂ）の空気圧を感知し、その空気圧が前記ユーザの選択した設定値以下であるかどうかを判断し、設定値以下の場合、段階（Ｂ）に戻り、設定値以上の場合、左右側エアポンプ（３１ａ、３１ｂ）を一定時間停止させる段階と；
    （Ｅ）左右側前後方排気弁（３３ａ、３３ｂ、３４ａ、３４ｂ）を開放し、左右エアバッグ（２０ａ、２０ｂ）の空気圧が排出圧以下になるまでに空気を排出する段階と；
    （Ｆ）左右エアバッグ（２０ａ、２０ｂ）の空気圧が排出圧以下になると、一定時間左右エアポンプ（３１ａ、３１ｂ）を停止させて、前記段階（Ａ）から現在まで一定時間が経過したかどうか判断し、一定時間が経過していない場合、段階（Ｂ）に戻り、一定時間が経過した場合、終了する段階と；から構成されることを特徴とする座台型骨盤矯正装置の制御方法。
17. 前記左右側エアバック（２０ａ、２０ｂ）の空気圧を感知し、その空気圧が前記ユーザの選択した設定値以上の場合、約１０秒間左右側エアポンプ（３１ａ、３１ｂ）を停止させることを特徴とする請求項１６記載の座台型骨盤矯正装置の制御方法。
18. （Ａ）ユーザからキー入力部を介して圧迫レベルと歪み矯正タイプ（左側歪み矯正か右側歪み矯正か）を入力される段階と；
    （Ｂ）左右側エアポンプ（３１ａ、３１ｂ）を動作させて左右エアバッグ（２０ａ、２０ｂ）に空気を注入する段階と；
    （Ｃ）左右方向制御弁（３１ａ、３１ｂ）を制御して左側前後方セル（２２ａ、２２ｂ）及び右側前後方セル（２３ａ、２３ｂ）に空気を注入する段階と；
    （Ｄ）左右側空気圧センサー（３８ａ、３８ｂ）で左右エアバッグ（２０ａ、２０ｂ）の空気圧を感知し、その空気圧が前記ユーザの選択した設定値以下であるかどうかを判断し、設定値以下の場合、段階（Ｂ）に戻り、設定値以上の場合、右側歪み矯正かそれとも左側歪み矯正かを判断する段階と；
    （Ｅ）左側歪み矯正の場合、左側後方排気弁（３４ａ）と右側前方排気弁（３３ｂ）を動作させて左側後方セル（２３ａ）と右側前方セル（２２ｂ）の空気を、ユーザの骨盤を支える排出圧で排出する段階と；
    （Ｆ）左側後方セル（２３ａ）と右側前方セル（２２ｂ）の空気圧が排出圧以下であるかどうかを判断し、以下でない場合、段階（Ｅ）に戻り、以下の場合、左右側エアポンプ（３１ａ、３１ｂ）を一定時間停止させる段階と；
    （Ｇ）前記段階（Ａ）から現在まで一定時間が経過したかどうかを判断し、一定時間が経過していない場合、段階（Ｂ）に戻り、一定時間が経過した場合、終了する段階と；
    （Ｈ）前記段階（Ｄ）における右側歪み矯正の場合、左側前方排気弁（３３ａ）と右側後方排気弁（３４ｂ）を動作させて左側前方セル（２２ａ）と右側後方セル（２３ｂ）の空気を、ユーザの骨盤を支える排出圧で排出する段階と；
    （Ｉ）左側前方セル（２２ａ）と右側後方セル（２３ｂ）の空気圧が排出圧以下であるかどうかを判断し、以下の場合、段階（Ｈ）に戻り、以下でない場合、左右側エアポンプを一定時間停止させ、前記段階（Ａ）から現在まで一定時間が経過したかどうか判断し、一定時間が経過していない場合、段階（Ｂ）に戻り、一定時間が経過した場合、終了する段階と、から構成されることを特徴とする座台型骨盤矯正装置の制御方法。
    

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