JP2005537787A - 新鮮な生産物の電子レンジ調理可能な包装 - Google Patents

新鮮な生産物の電子レンジ調理可能な包装 Download PDF

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Abstract

本発明は、例えばアスパラガスのような新鮮な農産物の包装方法に関し、包装体内でその新鮮な農産物の品質保持期間を6週間以上にまで延ばす方法に関する。新鮮な農産物は、包装体内に包装される前に処理される。包装体は電子レンジ調理可能であり、それによって新鮮な農産物は包装体内で調理可能となる。本発明の方法及び包装体の利点は、新鮮な農産物が農場から皿まで包装体内に入れられていることであり、それによって包装体は農産物を調理することに加えて、輸送及び貯蔵するために使用可能になる。

Description

本発明は、概して生産物の包装に関し、特に農産物のような自然に生育する生産物の包装に関する。より詳細には、本発明は、新鮮な農産物の品質保持期間を延ばすように、新鮮な果物及び野菜を包装することに関する。更に詳細には、本発明は、新鮮な果物及び野菜を包装する方法と、新鮮な果物及び野菜を入れる包装体とに関し、該包装体は貯蔵中の新鮮な果物及び野菜の品質保持期間を延ばすとともに、農産物を包装体に入れたまま調理又は加熱可能とする。本発明は、特に電子レンジ調理可能な包装体に新鮮な生産物を包装する方法に関し、該包装体によれば従来の果物又は野菜の貯蔵方法よりも農産物を長期間貯蔵することができるとともに、農産物を包装体に入れたまま電子レンジにより調理又は加熱することができる。その結果、新鮮な農産物は、包装体から消費者へ直接的に配膳される。即ち、1個の包装体を農場から食卓まで使用することができるのである。本発明は、新鮮なアスパラガスの包装方法、貯蔵方法、及び、調理又は加熱方法としての特定用途、特にアスパラガスを貯蔵及び加熱するための包装体と同じ包装体を使用して新鮮なアスパラガスを電子レンジ調理する方法としての特定用途を見出した。本包装体は、改質相互作用型包装体であって、未包装のアスパラガスやアスパラガス束が通常新鮮である期間よりも長期に亘って、アスパラガスを新鮮な状態に維持する。
本発明は、アスパラガスを入れる包装体の一形態について特定して言及しつつ記載されており、本包装体は電子レンジ調理可能であって、アスパラガスを包装体に入れたまま加熱及び/又は調理することができ、また包装体から皿又は消費者へ直接的に配膳することができるものである。しかしながら、本発明の範囲は、記載する実施形態に制限されるのではなく、むしろ本発明の範囲はより広範囲であって、特定して記載する以外の用途におけるその他の生産物のためのその他の包装体の使用も含まれる。
人々は、概して、健康的な生活スタイルによって受ける恩恵について、より一層認識している。健康的な生活スタイルを維持することの一部には、正しい食生活がある。それ故、今では健康的な食習慣や生活スタイルを維持するだけでなく、好ましくない健康状態や病気に抵抗する効果が得られるように、新鮮な果物や野菜を食べることが大きく強調されている。特定の新鮮な果物及び野菜をより多く消費することにより、身体が好ましくない健康状態及び/又は病気の悪影響と戦うようになると考えられている。従って、新鮮な果物及び野菜をより大量に供給するとともに、新鮮な果物及び野菜を腐敗又は劣化させる前に、より長期間に亘って貯蔵することが求められる。
より多くの新鮮な果物及び野菜が増加して消費されており、その中にはアスパラガスも含まれている。しかしながら、既存の方法を使用した新鮮なアスパラガスの提供方法には多くの欠点がある。これまでのところ、新鮮なアスパラガスは、未包装のアスパラガスとして、又は新鮮なアスパラガス束として入手可能とされているのみであり、具体的には輪ゴム等の紐や帯又は同等物によってまとめられている。その他のアスパラガスの形態、例えば缶詰めのアスパラガス、ピクルスにしたアスパラガス、冷凍アスパラガス又は同種のものも入手可能であるが、これらの形態ではアスパラガスは保存されていることから新鮮ではなく、それ故、新鮮なアスパラガスによってもたらされる健康上の効用の全てを保存されたアスパラガスから得ることはできない。従って、新鮮なアスパラガス以外のアスパラガスの形態はあまり人気がない。
新鮮なアスパラガスにおける問題としては、新鮮なアスパラガスの束又は未包装のアスパラガスが短い品質保持期間を有することである。具体的には2週間程度であり、新鮮なアスパラガスを腐敗させるリスクを負うスーパーマーケット等の小売業者にとっては大きな関心事である。これまでのところ、スーパーマーケットの棚で商われており、また間もなく賞味期限が切れる新鮮なアスパラガスの一定量の廃物量があり、これらは結果的に廃棄される生産物の一部となる。スーパーマーケット等は、品質保持期限の短いアスパラガスに対して高い費用を支払いたくないので、このようなことはスーパーマーケット及び生産者にとって手痛いことである。
従来では、新鮮なアスパラガスは、アスパラガス束として、或いは未包装のアスパラガスとして輸送されていた。しかしながら、アスパラガスをより長い期間新鮮な状態に保つことが可能なアスパラガスの包装方法を提供することが求められている。それ故、新鮮なアスパラガスの品質保持期間又は保存期間を延ばす必要がある。
新鮮なアスパラガスに存在する別の問題は、入手して調理されるアスパラガスの長さ寸法に関する。アスパラガス全体を調理する際には、先端は根元よりも早く火が通ることから、相当な配慮がなされなければ、アスパラガス全体を均一に調理することは不可能なので、アスパラガスに均一に火が通るように気を配らなければならない。従って、事実上均一に調理することが可能な改善された又はより簡易なアスパラガスの調理方法が求められる。
現在の新鮮なアスパラガスの製造、流通、出荷及び供給方法に関する別の問題は、新鮮なアスパラガスの流通方法にある。輸出用のアスパラガスは、輸出市場に受け入れられる種類、型、色、寸法及び品質を備えていなければならない。現在生産されている一定量のアスパラガスは、これらの厳密な輸出要件を満たしていない。
輸出用の品質を満たしていないアスパラガスは、現在のところ利用されておらず、廃棄されるアスパラガスの量を増大させている。従って、短すぎたり、曲がっていたり、変形していたり、寸法や形状がよくないアスパラガスは、現在のところ完全には利用されておらず、廃棄されている。目下、農場におけるアスパラガスの廃棄量は約10%である。以前から、寸法、形状、色等が悪いということ以外の理由がなく、完全に受け入れが可能なアスパラガスの廃物があることに関心が持たれていた。従って、輸出用の品質を備えていないアスパラガスを使用するための更なる方法を提供し、且つ廃棄されるアスパラガスを最小限にして、より多くのアスパラガスを供給する効果、アスパラガスのコストを低減させる効果、又はその両方の効果を得ることが求められている。
アスパラガス束又は未包装のアスパラガスに関する別の問題として、アスパラガス全長、所謂アスパラガスは、以前に利用してきた包装体に入れられると、又は適切なコンテナに入れられると、アスパラガスの先端は根元よりも早く火が通ることから、均一に調理又は加熱されないという問題に直面することがある。また、アスパラガス全体を供給するための費用は極めて高価であり、更に全体を使用する際には包装体の最終的な重量を制御することが難しい。切断加工されたアスパラガス片はより簡易である。なぜならば、このようなアスパラガス片は処理がより容易であり、また寸法がより小さいことから、アスパラガス片を使用するとより容易に包装体の重量を制御することができるからである。
本発明の目的は、品質保持期間を延ばすとともに、より容易に調理することができるようにアスパラガスを包装するアスパラガスの包装方法又は収穫方法を提供することにある。本発明の別の目的は、アスパラガスを輸送、貯蔵、調理し、また消費者へ直接的に提供することが可能な包装体を提供することにある。
本発明の別の目的は、アスパラガスを収穫時に包装体に入れて、且つアスパラガスを最終消費者へ直接的に提供するまで、調理中であっても包装体に入れたままにするようにアスパラガスを入れる電子レンジ調理可能な包装体を提供することにある。
本発明の一態様によれば、生産物の包装方法が提供される。該包装方法は、生産物を採取又は収穫する工程と、採取又は収穫から実質的に新鮮なまま生産物の貯蔵特性を高めるために前記生産物を処理する工程と、前記生産物を包装体へ包装する工程とを含む。該包装体は生産物の品質保持期間を延ばすものである。該包装体は、電子レンジ調理可能であって、生産物が包装体に入れられたまま電子レンジで調理されることによって、消費者へ直接的に配膳するために準備が整えられる。
具体的には、前記処理には、新鮮なアスパラガス、又は最近採取若しくは収穫されたアスパラガスを洗浄用製剤で処理する工程が含まれる。より具体的には、前記洗浄用製剤は、石鹸、ニーム油又は同種のものを含む。その他の洗浄方法には、オゾン、超音波技術、塩素等の消毒剤又は同種のものの使用が含まれる。より具体的には、前記処理には、アザミウマ(アスパラガスの包葉に隠れている無害な小昆虫)の除去又は排除が含まれる。
本発明の別の態様によれば、本発明の工程によって製造される生産物を含む包装体が提供される。
具体的には、前記生産物は農産物である。より好ましくは、前記農産物は新鮮な果物又は野菜である。更に具体的には、新鮮な果物又は野菜にはアスパラガスが含まれる。更に具体的には、前記アスパラガスは、例えば添加保存料、コンディショナー又は同種のもののような添加剤や人工物を有さない新鮮なアスパラガスである。
具体的には、前記アスパラガスは、切断形状又は縮小寸法形状で提供される。より具体的には、縮小寸法形状には、小片、厚切り片、塊、薄切り片又はその他の形状が含まれる。更に具体的には、前記アスパラガスは、包装体に合うとともに、加熱や調理等に適するように所定の寸法に切断される。更に具体的には、アスパラガス全長の寸法は、アスパラガスの直径により決定され、電子レンジによって均一に調理されるように、アスパラガスの先端がそれよりも硬い軸片よりも大きくなるようにコントロールされる。
具体的には、ソース、サラダドレッシング又は同種のものの小袋が、包装体内に入れられ、又は例えば小袋を調理前に取り除くことができるように包装体の外側に取り付けられる等、包装体に備えられる。より具体的には、前記ソースは、オランデーズソース、レモンペッパー、マイルドマスタード、レモンバター、バルサミコ、ガーリックバター又は同種のものである。
具体的には、包装可能なその他の生産物には、木の実と、ブロッコリー、にんじん、カリフラワー、マッシュルーム、豆又は同種のもののようなその他の野菜と、ぶどう、オレンジ、柑橘系果物、タンジェロ又は同種のもののような果物とが含まれる。
新鮮なアスパラガスの変形例には、天ぷらにされたアスパラガス、衣をつけて油で揚げたアスパラガス又は同種のものが含まれる。
具体的には、前記包装体はかごである。より具体的には、前記かごはポリプロピレン(PP)から形成されたベースを有する。ポリプロピレンは、電子レンジで使用でき、且つ環境を損なうことがない。更に具体的には、前記ポリプロピレンは、新鮮な果物及び野菜、特にアスパラガスに対する特定の使用に適するように適合又は変更されている。
更に具体的には、前記かごは、オーストラリア国ビクトリア州にあるバンテック インターナショナル プロプライエタリー リミテッド(Bantec International Pty Ltd)により供給される包装体である。より具体的には、前記かごは、改質雰囲気かご、具体的には微気圧剛性包装体である。具体的には、前記かごは、生産物及び/又はかごの雰囲気に関連するガスの流通を許容する改質相互作用かご(MIP)である。より具体的には、前記かごは蓋を有する。更に具体的には、前記蓋は、PP、PVC、PET又は同様の材料により形成される。これらの材料は所望する特性を備えている。特に好ましいかごの形状は、ポリプロピレンにより形成されるベース及び蓋の両方を有する。更に具体的には、前記かごは、生鮮食品での使用に適するようにFDA及びNASSAから認証されている。
具体的には、前記包装体は、異物混入防止装置、不正開封防止装置、ラベル又は同種のものを備えており、包装体の内容物が汚染又は干渉されないことを確実にし、及び/又は干渉されていれば視覚的に表示される。例えば、包装体全体を被覆した状態で、該包装体を通って空気の流通を可能にする電子レンジ調理可能なフィルム包装紙若しくは包装材料、又は熱収縮性包装材料若しくは同種のものが含まれる。
具体的には、本発明において使用可能な包装体は、かごの壁及びベースを横切って流通するガスの自由な移動を作り出す。これにより、農産物と、酸素、二酸化炭素及び水蒸気気体材料のようなガスとの間で相互作用を引き起こし、基質を自然に発生させることにより、機械的又は化学的な干渉に対する必要性を排除する。その他の包装体形態とは対照的に、この新しい技術によれば、包装された品目自体のガス交換速度及び分子移動速度が決定されて、生産物に最適な環境が創り出される。正しい温度選択及び制御を行うことにより、内容物は、従来のかご又はその他の包装体に共通して問題とされている腐敗を伴うことなく、何日間も何週間も新鮮なままである。具体的には、本発明に従って包装されたアスパラガスは、約6週間以上まで、好適には約20日以上まで、更に好適には約14日以上まで新鮮なままである。
具体的には、本発明のかごは、長期間に亘り栄養分を多く保持し、輸送、貯蔵又は流通等の間における生産物の重量損失を軽減し、且つ生産物の完全性を向上させる。かごに包装された新鮮な生産物は、長期間に亘って保存されるので、必要な処理が少なくなり、費用が高い再包装の必要がなくなる。また、腐敗及び/又は廃棄が少なくなる。
具体的には、本発明に係る包装体及び包装方法は、包装済みであり、すぐに食べることができ、加熱及び配膳に便利な食品を提供するものであり、包装体内の生産物に悪影響を及ぼすことなく、同じ包装体に入れられたまま貯蔵、流通、輸送、調理又は加熱等が可能である。
具体的には、アスパラガスが包装されて輸送される包装体は、アスパラガスを調理するのに適しており、好適にはアスパラガスを電子レンジ調理するのに適している。
具体的には、本発明に係る包装体は、業務用の販売若しくは使用、家庭用の販売若しくは使用、又は小売販売等のために提供される。
具体的には、本発明の包装体は、電子レンジに入れるためにソースの小袋が添付され、又はサラダソースが添付されてサラダとともに、容易に配膳される生産物となり得る。他には機内食として利用される。また、包装体は、新鮮な果物に使用することができ、包装体内にはソース又はカスタードが入れられてもよい。主な効果としては、農産物が外からの汚染から保護されることである。生産物の処理が少なくなることから、汚染の拡大、押し傷、生産物の破損等の機会が少なくなる。また、実質的に虫又はその他の害虫汚染、主にアザミウマのいない衛生的な環境で生産物が包装されることから、生産物から昆虫が取り除かれる。本発明に係る包装体によれば、交差汚染の発生が減少するとともに、ビタミンの保有率が改善される。また、重量損失が低減するとともに、色の保有率が増加する。ベリー類やぶどうに使用されるような吸い取りパッドが必要なくなるとともに、食卓で生食するぶどうに対して6週間SO2パッドを使用しなくてもよいことが判った。包装体は、自立型のかご又は吊り下げ型の小コンテナとして製造されてもよく、或いは2個以上の異なる形状の組合せを含むいかなる適切な包装体形態に製造されてもよい。
本発明を、添付の図面及び下記実施例を参照しながら、一例としてここに記載する。
図1は、本発明の製造方法の一実施形態を示すフローチャートである。該フローチャートは、輸出用、国内市場用又は整形用のような市場取引されるアスパラガスの多様な代替例を示すとともに、本発明に係る電子レンジ調理可能な包装体に入れられた整形されたアスパラガスを包装する方法を示している。
アスパラガスは、要求される成長度を獲得した後に収穫される。アスパラガスは畑から収集される。アスパラガスは、畑で成長してアスパラガスの若枝となる。アスパラガスは、次に、その寸法、形状、色に応じて、或いは輸出用の品質を備えるような、又は国内市場での流通に適するような性質や特性に応じて、分類分けされる。いずれの場合においても、結果的に、アスパラガスは包装されて流通する。
アスパラガスが輸出用又は国内市場用のいずれにも適しておらず、それにもかかわらず高い品質を備えている場合、そのアスパラガスの若枝又はアスパラガスの他の部分は、アスパラガス全長又はアスパラガス片がおおよそ均一な寸法を有し、包装がより簡易となるような寸法に切断される。具体的には、前記全長は、刃、ナイフ、又はその他の適切な切断具等を使用して切断される。切断作業は、手動又は自動で行われる。具体的には、切片は、おおよそ同様の寸法、特に同様の長さを備える。
アスパラガスの切片の寸法は、軸の直径を含む多くの要因に応じて変化する。一例として、中程度の寸法を備えたアスパラガスは、先端の長さが約65mm、若枝の部分の長さが50mmとなるように、おおよその長さに切断される。元々のアスパラガスの長さが輸出用の品質に適していなくても、適切な寸法を備えた又はさいの目に切られたアスパラガス片を使用することが可能である。
切断後、アスパラガス全長は洗浄され、土、砂、泥、虫又はその他の不要な材料のようなあらゆる汚染物が除去される。具体的には、アスパラガスは、例えば水桶又は同種のものに入れる等して水の中で洗浄される。
洗浄後、アスパラガス全長は更に、冷却洗浄等によって、貯蔵特性、外観又はその他の性質を強化するために処理される。
具体的には、その他の処理には、所定寸法への分類分け又はロットへの重量測定等が含まれる。
処理済みのアスパラガス全長又はアスパラガス片は、次に、空気流等を使用して水分除去される。具体的には、水分除去は、空気流の使用、回転乾燥(spin−drying)、又はそれらの組合せによって行われる。必要ならば、ある環境において、空気は暖められてもよい。あらゆる適切な装置又は方法を使用して、アスパラガスの水分は除去可能であり、且つ水分除去は、雰囲気状態と同様に、先端密度、若枝寸法、軸部直径、接触持続時間等の要因による影響を受けることも注意すべきである。
次に、乾燥したアスパラガス全長又はアスパラガス片は、MIP包装体のような適切なコンテナ内に包装される。具体的には、包装体の一形態は、18cm×8cm×4cmの寸法を備えた改質相互作用包装体である。
具体的には、アスパラガス片の過度の水分は、例えばその切片を回転乾燥させること等により、取り除かれる。前記切片は、先端と、若枝の根元部分を含む軸部との混合物であり、所定の重量又は重量範囲を有するように、制御された方法によって無作為に包装体内に包装される。
本発明は、以下に記載するアスパラガスの包装体について実施された試験結果を参照して更に例証される。
試験は、上記の記載に従って処理及び包装されたアスパラガスの試料に関して実施された。本試験の詳細は以下のとおりである。
<試験条件>:
農産物の試料は、同じアスパラガス群から選択された。前記アスパラガス群は、収穫、処理、分類分け及び整理された後に、包装されて商用冷却室へ貯蔵された。冷却室は、3℃から5℃の貯蔵温度に設定されている。このようにして、本試験を実施するための試料は形成された。農産物は、一日の作業にかかる通常の妨害にさらされた。ボール箱に入れられた新鮮な農産物には、試験中に、試験期間を通じて様々な間隔で温度変動が作り出された。
本試験に使用されたアスパラガスの品種:UC157FI
サイズ:M
包装体種類:
MIP包装体I:深さ20mmの細型かご。(試料1)
MIP包装体II:深さ40mmの深型かご。(試料2)
標準的なアスパラガス束は、整形された端部において輪ゴムでまとめられ、頭部の下側にラベルを巻き付けた。(試料3)
<試験期間>:
期間:23日
<評価基準>:
0点から10点までの採点システムを使用して結果を判定した。5点は再販が許容される最低レベルである。10点のスコアは最良と見なされる。以下の範囲は、全体評価、貯蔵温度、重量損失、視覚的評価、色、根元の乾燥度、液化、軸の酸化、柔軟性、臭気、味、調理テストの一部を形成する。
<結果>:
貯蔵温度:3.2℃から開始し、試験期間を通じて3℃から5℃の間で変動しており、決定された平均温度は3.5℃である。
<試験データ>
試験したアスパラガスの試料:未包装の試料、紐で束ねた試料、及びかごに包装された試料。
Figure 2005537787
<虐待試験>:
20mmのかご1個を試験の16日目に試験から外し、そのかごを18℃〜22℃の範囲の環境虐待温度に6時間さらした。農産物は、次に、別の場所にある2.2℃の冷却貯蔵庫内で2日間冷却され、その後、16℃の環境温度に1時間さらされ、更に3.0℃の試験冷却室へ戻された。
このかごの試験を続けたが、農産物が5点までしか評価されないようであったため、21日目に中止した。5点というのは、本試験においてアスパラガスの試料が容認される最低評価である。先端には劣化の兆候が見られた。若枝には細胞破壊が視認され、軸部の一部は完全に崩壊していた。僅かな臭気が存在したが、嫌気性ではなかった。
<O、CO試験>:
(カデール(Kader)及びモーリス(Morris)153)により実施された科学的テストにおいて、5%の最小Oレベルがアスパラガスにとって許容可能であることが確認されている。10%の最大COレベルも許容可能である。カデール及びモーリスはまた、その他の要因によって品質の劣化を引き起こし得ることと、許容水準が貯蔵温度、品種、農産物の熟成度、齢、及び収穫後の品質に応じて変化することとを指摘している。
しかしながら、(ライオール(Ryall)及びリプトン(Lipton)1960)並びに(ワイヒマン(Weichmann)1968)は、以下のように最小及び最大安全許容限度を推奨することにより、更に展開可能にしている。
COに対する安全限界は5%から9%であり、Oに対する安全限界は5%から20%である。これらの最小及び最大水準は、栽培者及び包装業者にとって、農産物を定期的に試験し、且つこれらの安全要件から外れたアスパラガスが再販業者へ流通することがないようにするための基準になる。
<実施試験>:
装置:ノヴェテック コントロールズ プロプライエタリー リミテッド(Novetech Controls Pty Ltd)1637型
<結果>:
試験に使用した試料は、上記に言及した温度虐待試験のかご番号3であった。かかるかご番号は最悪のケースモデルであった。
読み取り: 9.8%
CO読み取り: 8.5%
試験用の農産物に実施した試験の結果によれば、MIPかごはアスパラガスを好ましい許容限度内において安全に保存することを可能にし、それ故本発明の方法及び包装体を使用することの利点を明らかにした。明らかに、本発明の方法に従ってアスパラガスを処理する工程、及びアスパラガス片をMIP包装体のような適切な電子レンジ調理可能な包装体に包装する工程を行うことにより、アスパラガスの鮮度を従来の未包装アスパラガスの賞味期間以上に保持し、且つアスパラガスを特に電子レンジによって加熱し、包装体から皿へ直接的に配膳することを可能にする。
<結論>
実施した試験は、本発明に係るかごの使用を明らかに支持するとともに、アスパラガスを国内及び輸出市場に提供し得るように実質的に改善する。重量損失が18%も割引かれたことは顕著である。本かごによれば、農産物の産出額が明らかに改善されるとともに、蓋の上で液化することなく湿度を保持する効果的な方法が提供される。本かごは、農産物を外部汚染から保護するとともに、不正開封防止用包装ラベルによって密封可能である。栽培者の観点からすると、今では「付加価値のある包装体」を顧客/取引先/消費者へ提供する機会が得られる。本包装体は、農産物の廃棄量を減少させるために、必要であれば長くすることも可能である。
MIP包装体に入れられると、アスパラガスは、新鮮なまま風味や栄養分を維持しつつ、必要に応じて輸送、貯蔵、流通等が可能になる。更に、アスパラガスの包装体は、スーパーマーケット等において、販売のための陳列を可能にする。包装体の品質保持期間が延びていることから、アスパラガスは、数週間後、また通常入手可能なアスパラガスにおける14日を確実に経過した後でも未だに新鮮であり、且つ包装体内で視覚的に魅力を有している。研究によれば、アスパラガスは、約6週間又はそれ以上に亘って鮮度を維持し得ることが判明している。この期間は通常の14日を大きく超えている。購入後、包装体を電子レンジに入れて加熱することにより、包装体内のアスパラガスは、ソース等を加えて又は加えることなく、調理及び/又は加熱することが可能である。加熱したアスパラガスは、その後、包装体から皿等へ直接的に配膳することが可能であり、それにより一個の包装体を使用して、アスパラガスの貯蔵及び調理の両方に便利な方法が提供される。この包装体は、農場から皿まで使用することができるので、顕著な効果を奏する。
実際にアスパラガスを包装する前の工程を含む包装工程によれば、アスパラガスを新鮮な状態で包装することを可能にし、且つ結果的に包装体内に生じる改質された又は相互作用的な雰囲気によって、新鮮なアスパラガス束の鮮度が維持される通常の2週間に比べて、アスパラガスの鮮度を約6週間までの長期間に亘って補償する。
MIP包装体の性質によって、アスパラガスが入れられている包装体は、電子レンジで加熱/調理可能になる。即ち、アスパラガスを包装体から取り出すことなく、アスパラガスは約2分で調理済みの料理となり得る。本発明の方法を使用することにより、アスパラガスの貯蔵及び加熱が簡易になることから、アスパラガスはより多くの消費者に受け入れられることとなり、それによって既存の市場規模が拡大するとともに、電子レンジ調理可能な新鮮なアスパラガスにおいて完全に新しい市場が創造される。
本発明の効果に貢献する要素の1つは、貯蔵時のアスパラガスの重量損失が新鮮なアスパラガスの束と比較して約18%も軽減されたことである。本明細書の実施例1の試験において先に言及した表1に提示されている数値を考慮すると、未包装のアスパラガスの重量損失は23日後には約18%であるのに対して、本発明に従って包装されたアスパラガスの重量損失は23日後に約0.8%又は0.9%である。従って、本発明を使用することによって、重量損失がかなり低減されるのである。
改質相互作用包装体を使用することによって、新鮮なアスパラガスの品質保持期間は約6週間まで延びている。本発明に従って包装されたアスパラガスの品質保持期間は大きく延びており、また従来からある未包装のアスパラガス束における品質保持期間よりも改善されている。
本発明を使用することにより、新鮮な果物及び野菜、特にアスパラガスを一年中供給することが可能となる。
その他の効果としては、別のより安価な手段、例えば高価な航空貨物輸送ではなく海上貨物輸送によってアスパラガスを流通させることが可能となり、それによって既存の市場における販売を増加させるとともに、より高い利益を得られる新たな市場を開くことが可能になる。品質保持期間の長期化によって、賞味期限までに売れ残るリスクの小さい農産物をより長い期間に亘って販売することができることから、更なる小売業者がアスパラガスを仕入れるようになる。
本発明の効果は以下のとおりである。本発明の方法及び包装体によれば、非輸出用の品質のアスパラガスを、以前は不可能であった様式で使用することを可能にするとともに、その様式においては、たとえ輸出用の品質を備えていなくても、そのアスパラガスを価値の高い生産物として販売することを可能にする。更には、新鮮な生産物、特にアスパラガスを包装体内で調理することができる。
上述した処理は、説明によって発展し、また本発明の精神及び範囲から逸脱することなく多くの変更が可能である。本発明の精神及び範囲には、ここに開示する新規の構成、及び構成の新規な組合せ全てが含まれる。
当業者であれば、ここに開示する発明には、特定して記載したもの以外の変形物及び改良物が許容されていることを認識するであろう。本発明には、その精神及び範囲内にあるこれらの変形物及び改良物の全てが含まれている。
本発明の製造方法の一実施形態を示すフローチャートである。

Claims (41)

  1. 生産物の包装方法において、該方法は、
    前記生産物を収穫する工程と、
    前記生産物の貯蔵性質を高めるために、収穫から実質的に新鮮なまま前記生産物を処理する工程と、
    前記生産物を包装体に包装する工程であって、該包装体は前記生産物の品質保持期間を延ばすことと
    を備え、
    前記包装体は電子レンジ調理可能であり、それによって前記生産物が前記包装工程において電子レンジで加熱され、消費者へ直接的に配膳するために準備が整えられることを特徴とする方法。
  2. 前記生産物を収穫する工程は、育成された農場から届いたばかりの前記生産物を採取する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記生産物を加熱する工程は、電子レンジ調理可能な包装体に入れられた前記生産物を電子レンジによって蒸すとともに、食するためにその包装体を食卓へ配膳する工程を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記方法はさらに、新鮮な生産物、最近採取された生産物又は最近収穫された生産物に1つ以上の洗浄工程を施すことにより、前記生産物の感覚的性質及び/又は貯蔵性質を向上させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記洗浄工程は、前記生産物を石鹸、ニーム油又は同種のものを含む洗浄用製剤と接触させる工程を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記洗浄工程は、オゾン、超音波技術、消毒剤、塩素又は同種のものを、単独で又は組み合わせて使用することを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記洗浄処理は、アザミウマ及び/若しくはその他の好ましくない昆虫、病気状態又は同種のものの除去又は排除を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の工程に従って生産された生産物を含む包装体。
  9. 前記生産物は、農産物、好ましくは新鮮な農産物、更に好ましくは新鮮な果物又は野菜であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  10. 前記新鮮な果物又は野菜は、アスパラガスであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  11. 前記アスパラガスは、添加剤や人工物を実質的に有していない新鮮なアスパラガスであり、例えば、処理前、処理中又は処理後等のいずれにおいても、添加保存料、コンディショナー又は同種のものが添加されていないことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  12. 前記包装体は、かご、コンテナ、トレイ又は同種のものであることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  13. 前記かごは、プラスチック若しくは合成材料から形成され、又はプラスチック若しくは合成材料の組み合わせであることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  14. 前記かごは、ベース及び蓋を含み、
    前記ベースは、電子レンジで使用でき、且つ環境を損なうことがないポリプロピレン材料から形成されていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  15. 前記ポリプロピレンのベースは、アスパラガスに対する特定の使用に適するように適合又は変更されていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  16. 前記かごは、改質相互作用かご(MIP)又は同種のものであることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  17. 前記かごは、前記生産物及び/又は前記かごの雰囲気に関連するガスの流通を許容するタイプの改質相互作用かご(MIP)であり、それによって前記生産物の貯蔵及び/又は感覚的性質を高めることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  18. 前記蓋は、ポリプロピレン材料、ポリ塩化ビニル材料、ポリエチレンテレフタレート材料、又は所望する性質を有する同様の材料から形成されることを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  19. 前記包装体の前記蓋及び前記ベースは、ポリプロピレンから形成されることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  20. 前記包装体は、前記かごの壁及びベースを横切って流通するガスの自由な移動を作り出し、それによって前記包装体内の前記生産物と前記雰囲気中のガスとの間で相互作用を引き起こし、前記生産物の機械的又は化学的な干渉に対する必要性を排除することを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  21. 前記雰囲気中のガスは、酸素、二酸化炭素、水蒸気又は同種のものを含むことを特徴とする請求項1乃至20のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  22. 本発明の包装体を使用して本発明に従い包装された前記アスパラガスは、約6週間以上まで、好適には約20日以上まで、更に好適には約14日以上まで新鮮なままであることを特徴とする請求項1乃至21のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  23. 前記包装体は、長期間に亘り栄養分を多く保持し、輸送、貯蔵及び流通中における前記生産物の重量損失を軽減し、且つ前記生産物の完全性を向上させることを特徴とする請求項1乃至22のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  24. 前記方法及び包装体は、包装済みであり、すぐに食べることができ、摂食及び配膳に便利な食品を提供し、
    該食品は、前記包装体内の前記生産物に悪影響を及ぼすことなく、同じ包装体に入れられた状態で、貯蔵、流通、輸送、調理又は加熱等が可能であることを特徴とする請求項1乃至23のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  25. 前記包装体は、すぐに配膳することができる生産物を、ソースの子袋又は同種のものと合わせて備えていることを特徴とする請求項1乃至24のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  26. 前記かごは、自立型かご、又は吊り下げ型若しくはその他の包装体形状であることを特徴とする請求項1乃至25のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  27. 包装工程に使用可能な前記アスパラガスは、輸出に適さない品質又は国内市場に適さない品質のアスパラガスであるが、高品質なものであることを特徴とする請求項1乃至26のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  28. アスパラガスの全長又はアスパラガスの若枝は、適切な手段を使用して、予め定められた長さ又は予め選択された長さに切断されることを特徴とする請求項1乃至27のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  29. 切断後に、前記アスパラガスの全長は、洗浄されて汚染物質が取り除かれることを特徴とする請求項1乃至28のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  30. 洗浄後に、前記アスパラガスの全長は更に、冷却洗浄又は同種のものによって処理が施され、貯蔵性質、外観、又はその他の性質が高められることを特徴とする請求項1乃至29のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  31. 前記処理されたアスパラガスの全長又はアスパラガス片は、空気流又は同種のものを使用して水分除去されることを特徴とする請求項1乃至30のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  32. 前記アスパラガスは、小片、厚切り片、塊、薄切り片、全長、若枝又は同種のものを含む1個以上の切断形状又は縮小寸法形状で供給されることを特徴とする請求項1乃至31のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  33. 前記アスパラガスは、前記包装体に合うとともに、加熱や調理等に適するように、所定の寸法に切断されることを特徴とする請求項1乃至32のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  34. 前記アスパラガスの全長の寸法は、前記若枝の直径により決定され、電子レンジにおいて均一に調理されるように、前記アスパラガスの先端がそれよりも硬い軸片よりも大きくなるようにコントロールされることを特徴とする請求項1乃至33のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  35. 前記農産物は、木の実、野菜、ブロッコリー、にんじん、カリフラワー、マッシュルーム、豆又は同種のものと、ぶどう、オレンジ、柑橘系果物、タンジェロ又は同種のもののような果物とを含むことを特徴とする請求項1乃至34のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  36. 前記包装体は、異物混入防止装置、不正開封防止装置、ラベル又は同種のものを備え、干渉を視覚的に表示するようにして、前記包装体の内容物が汚染又は干渉されることがないようにすることを特徴とする請求項1乃至35のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  37. 前記農産物には、水分除去工程が実施されることを特徴とする請求項1乃至36のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  38. 前記水分除去工程は、空気流、回転乾燥のような機械的手段、又はそれらの組合せを使用することにより実施されることを特徴とする請求項1乃至37のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  39. 前記水分除去工程によって前記農産物から過度の水分が除去されることを特徴とする請求項1乃至38のいずれか1項に記載の方法又は包装体。
  40. 前述の例証を参照しつつ実質的にここに記載した方法又は包装体。
  41. 添付の図面を参照しつつ実質的にここに記載した方法又は包装体。
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