JP2005535172A - 容量が時間変化するチャネル用の自動再送要求プロトコル - Google Patents

容量が時間変化するチャネル用の自動再送要求プロトコル Download PDF

Info

Publication number
JP2005535172A
JP2005535172A JP2004523693A JP2004523693A JP2005535172A JP 2005535172 A JP2005535172 A JP 2005535172A JP 2004523693 A JP2004523693 A JP 2004523693A JP 2004523693 A JP2004523693 A JP 2004523693A JP 2005535172 A JP2005535172 A JP 2005535172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
data
frame
sequence number
protocol unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004523693A
Other languages
English (en)
Inventor
ガーキス、アンソニー、エヌ.
Original Assignee
ソマ ネットワークス インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソマ ネットワークス インコーポレイテッド filed Critical ソマ ネットワークス インコーポレイテッド
Publication of JP2005535172A publication Critical patent/JP2005535172A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1867Arrangements specially adapted for the transmitter end
    • H04L1/1887Scheduling and prioritising arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
    • H04L1/0006Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff by adapting the transmission format
    • H04L1/0007Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff by adapting the transmission format by modifying the frame length
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
    • H04L1/0023Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff characterised by the signalling
    • H04L1/0025Transmission of mode-switching indication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/08Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by repeating transmission, e.g. Verdan system
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1809Selective-repeat protocols
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L2001/0092Error control systems characterised by the topology of the transmission link
    • H04L2001/0093Point-to-multipoint
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W80/00Wireless network protocols or protocol adaptations to wireless operation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Abstract

データを、フレーム毎にデータ伝送容量が異なり得るフレーム内で、データリンクを介して受信器に送信するための方法及びシステムである。フレーム内のデータ伝送容量が使用可能になると、1つ以上のプロトコルユニット内のデータが送信される。個々のプロトコルユニットは、シーケンス番号が付されたブロックとして暗黙的に分割されたデータペイロード部を有する。各ブロックは固定長を有するが、但し、ペイロード部に保持されるバイト数が固定長の整数倍ではない場合には最後のブロックが、又はペイロード部のバイト数が固定長より小さい場合には唯一のブロックが、固定長より短い。個々のプロトコルユニットは、データペイロード部の最初のブロックのシーケンス番号を含むヘッダー部も有する。受信器が前に送信されたプロトコルユニットの破損していないコピーを受信しなかったことが判定された場合に、次に使用可能なフレームのデータ伝送容量が不十分である場合には、前に送信されたプロトコルユニットは、前に送信されたプロトコルユニットのブロックから構成された2つ以上の新たなプロトコルユニット内で再送信される。

Description

本発明は、一般的に、無線送信器から受信器にデータを送信する方法及びシステムに関する。本発明は、具体的には、無線ローカルループシステム等における無線基地局及び加入者局等といった、複数の局間での信頼性の高いデータ送信を行うための方法及びシステムであって、データ送信が、それぞれデータ伝送容量が異なるペイロード部を含むプロトコルユニットとしてパッケージ化される、方法及びシステムに関する。
2001年4月30日に出願され、本願譲受人に譲渡されるカナダ国特許出願第2,345,507号(その全体を参照として本明細書に組み込む)は、無線ローカルループシステム等における無線基地局及び加入者局等といった、複数の局間でデータを送信するための、方法及びシステムを開示しており、この方法及びシステムでは、データ送信は、持続時間が固定されたフレーム内で送られる。各加入者局は基地局に対して、基地局によって送信された信号の受信品質を断続的に報告する。各搬送ブロックは、所定の同一数のトラフィックシンボルを含むと共に、ヘッダー部及びペイロード部を含む。各ブロックのヘッダー部は、送信用にロバストな方法でパッケージ化され、各加入者局がそれをリカバリできる確率を高めており、ヘッダー部は、ペイロード部のリカバリに必要な情報を含む。意図された受信加入者局がペイロードをリカバリできる妥当な確率を確保しつつ、送信リソースを効率的に使用するために、ペイロード部は、意図された受信加入者局によって報告される受信品質に応じてパッケージ化される。ヘッダー部は、ペイロードのパッケージ化に用いられた変調、FEC(Forward Error Correction)及び反復の標示を含むことができると共に、ペイロードの長さを示すことができる。その結果、加入者局における受信品質のばらつきにより、加入者局へのデータの送信に使用可能なデータ伝送容量は、フレーム毎に変動し得る。
無線データ送信システムにおいては、データ送信エラーは不可避的に生じるものである。エラーを訂正する1つの方法は、一般的に「自動再送要求」又は「ARQ」と称されるものである。この方法では、データがプロトコルユニット内で送信される際、受信器が、受信したプロトコルユニットの信頼性が低いと判断した場合には、そのプロトコルユニットは受信器に許容されない。受信器は、明示的に又は暗黙的に、その疑わしいプロトコルユニットの再送信を要求する。プロトコルユニットが失われたように見える場合にも、再送信が要求され得る。
カナダ国特許出願第2,345,507号に開示されているようなシステムにおけるARQの実装は、プロトコルユニットのデータ伝送容量が固定されているシステムにおけるものほど簡単ではない。再送信は、送信器が再送要求を受信すると直ちに行われるのが好ましいが、フレームのデータ伝送容量が変動する場合には、プロトコルユニットが大きすぎて次のフレーム内又は複数の連続するフレーム内にさえもフィットしないようなことがあると、失われた又は破損したプロトコルユニットの再送信が不可能な場合もある。低いレイテンシーが要求される状況では、これは許容できない場合もある。これに対処する1つの方法は、使用可能なデータ伝送容量が減少した場合でもプロトコルユニットを再送信し得るように、プロトコルユニットのペイロード部のサイズを制限することである。しかし、このようにすると、同じ量のデータを送るのにより多くのプロトコルユニットが必要になり、それにつれてより多くのヘッダーが必要になり、オーバーヘッドが増加し、データのスループットが減少する。
オーバーヘッドを低く保ち且つスループットを高く保ちつつ、フレームのデータ伝送容量が変動するシステムにおけるARQを提供する、方法及びシステムが必要である。
本発明の一つの態様によれば、順序付けされたデータを、フレーム毎にデータ伝送容量が変動し得るフレーム内で、データリンクを介して受信器に送信するためのシステム及び方法が提供される。データは、各シリーズが少なくとも1つのブロックを有する少なくとも1シリーズのブロックとして送信される、暗黙的にシーケンス番号が付されたブロック内で送信される。ブロックの長さは、受信器が、各シリーズのブロックの最初のブロックのシーケンス番号を用いて、ブロックをシーケンス番号によって識別し、失われた又は破損したブロックの再送信を個々に要求できるように決められている。1シリーズのシーケンス番号が付された各ブロックは固定長を有するのが好ましいが、但し、シリーズの最後のブロック、又は、ブロックを1つだけ有するシリーズの唯一のブロックは、固定長より短い場合がある。ブロックの番号付けに使用可能なシーケンス番号の総数は、理想的な条件下のデータリンクの帯域幅遅延積をブロックの番号付けに使用可能なシーケンス番号の総数で割った値が、データリンクの通常動作時にデータリンクを介して1シリーズのブロックを送信するために1フレーム内で妥当な使用可能性を有する最も低いデータ伝送容量より大きくならないように、予め選択されてもよい。固定長は、データリンクの通常動作時のデータリンクの帯域幅遅延積をブロックの番号付けに使用可能なシーケンス番号の総数で割った値より大きくなり、且つ、データリンクの通常動作時にデータリンクを介して1シリーズのブロックを送信するために1フレーム内で妥当な使用可能性を有する最大データ伝送容量より小さくなるように、最初に設定されてもよい。データリンクの帯域幅遅延積が変動する場合には、固定長は、データリンクの帯域幅遅延積をブロックの番号付けに使用可能なシーケンス番号の総数で割った値の所定の許容誤差内、又はデータリンクを介して1シリーズのブロックを送信するために1フレーム内で使用可能な最大データ伝送容量の所定の許容誤差内となるよう再設定されてもよい。各シリーズのブロックは、そのシリーズのブロックの最初のブロックのシーケンス番号を含むヘッダーと共に、プロトコルユニット内にカプセル化されるのが好ましい。
本発明の別の態様によれば、フレーム内のデータ伝送容量が使用可能になると、1つ以上のプロトコルユニット内のデータが送信される。個々のプロトコルユニットは、シーケンス番号が付されたブロックとして暗黙的に分割されたデータペイロード部を有する。各ブロックは同一の固定長を有するが、但し、データペイロード部の長さが固定長の整数倍ではない場合には、最後のブロック又はブロックを1つだけ有するプロトコルユニットの唯一のブロックは固定長より短い。各プロトコルユニットは、それぞれのデータペイロード部の最初のブロックのシーケンス番号を含むヘッダー部も含む。シーケンス番号は、データリンクを介して送信される全てのブロックを受信器がシーケンス番号によって識別できるよう選択される。受信器が、前に送信されたプロトコルユニットの破損していないコピーを受信しなかったと判定した場合に、次に使用可能なフレーム内に十分なデータ伝送容量がある場合には、送信器は、前に送信されたプロトコルユニットを次に使用可能なこれから送信されるフレーム内で送信する。次に使用可能なフレーム内に十分なデータ伝送容量がない場合には、送信器は、前に送信されたプロトコルユニットのブロックから新たなプロトコルユニットを構成し、前に送信されたプロトコルユニットの最初のブロックで開始して前に送信されたプロトコルユニットを順次通って進みながら、次に使用可能なフレームのデータ伝送容量が用いられるまで、又は、固定長ではない若しくは使用可能な残りのデータ伝送容量より大きいブロックに遭遇するまで、新たに構成されたプロトコルユニットにブロックを加える。(1)使用可能なデータ伝送容量が残っており、(2)前に送信されたプロトコルユニットの最後のブロックが固定長であり、(3)これから再送信される、前に送信された次のプロトコルユニットが、その前に送信されたプロトコルユニットの続きである場合には、(1)加えられる最後のブロックが固定長ではない、(2)加えられる次のブロックが使用可能な残りのデータ伝送容量より大きい、又は(3)前に送信された次のプロトコルユニットの全てのブロックの追加が完了した状態になるまで、前に送信された次のプロトコルユニットから続きのブロックが加えられる。使用可能なデータ伝送容量がまだ残っている場合には、この処理が繰り返される。次に、新たに構成されたプロトコルユニットが、次に使用可能なフレーム内でデータリンクを介して送信される。再送信を要する前に送信された全てのプロトコルユニットの全てのブロックが良好に再送信されるまで、フレーム内のデータ伝送容量が使用可能である場合には常に、更に新たなプロトコルユニットが同様に構成されて送信される。新たに構成された各プロトコルユニットは、それぞれのデータペイロード部の最初のブロックのシーケンス番号を含むヘッダーを有する。いずれかのフレームのデータ伝送容量が前に送信されたブロックの再送信に完全に利用されていない場合には、残っているデータ伝送容量は、前に送信されなかったデータから構成された新たなプロトコルユニットで埋められる。
本発明の別の態様によれば、データリンクを介してデータを送信するための、受信器及び送信器を含むシステムが提供される。受信器は、マイクロプロセッサ、モデム、無線器及びアンテナを有し、データリンクを介して送信されたフレームを受信可能である。フレームのデータ伝送容量は折々変動し得る。送信器は、マイクロプロセッサ、モデム、無線器及びアンテナを有し、データリンクを介して受信器にフレームを送信するよう動作可能である。フレームは、1つ以上のプロトコルユニットを含む。個々のプロトコルユニットは、シーケンス番号が付されたブロックとして暗黙的に分割されたデータペイロード部を有し、各ブロックは固定長を有するが、但し、ペイロード部に保持されるバイト数が固定長の整数倍ではない場合には、最後のブロック(又はペイロード部のバイト数が固定長より小さい場合には唯一のブロック)は固定長より短い。プロトコルユニットは、データペイロード部の最初のブロックのシーケンス番号を含むヘッダー部も有する。シーケンス番号は、データリンクを介して送信される全てのブロックをシーケンス番号によって識別できるように選択される。受信器が前に送信されたプロトコルユニットの破損していないコピーを受信しなかったことが判定された場合に、次に使用可能なフレームに十分なデータ伝送容量がある場合には、送信器は、前に送信されたプロトコルユニットを次に使用可能なこれから送信されるフレーム内で再送信する。しかし、次に使用可能なフレームに十分なデータ伝送容量がない場合には、送信器は、前に送信されたプロトコルユニットのブロックから新たなプロトコルユニットを構成し、前に送信されたプロトコルユニットの最初のブロックで開始して前に送信されたプロトコルユニットを順次通って進みながら、次に使用可能なフレームのデータ伝送容量が用いられるまで、新たに構成されたプロトコルユニットにブロックを追加する。次に、新たに構成されたプロトコルユニットがデータリンクを介して送信される。新たなプロトコルユニット内での、前に送信されたプロトコルユニットの全てのブロックの送信が完了していない場合には、前に送信されたプロトコルユニットの全てのブロックが良好に再送信されるまで、フレーム内のデータ伝送容量が使用可能な場合には常に、更に新たなプロトコルユニットが構成されて送信される。新たに構成された各プロトコルユニットは、それぞれのデータペイロード部の最初のブロックのシーケンス番号を含むヘッダーを有する。
本発明の更に別の態様によれば、データを、フレーム毎にデータ伝送容量が異なり得るフレーム内で、データリンクを介して受信器に送信するためのプロトコルユニットが提供される。プロトコルユニットは、シーケンス番号が付されたブロックとして暗黙的に分割されたデータペイロード部を有し、各ブロックは固定長を有するが、但し、ペイロード部に保持されるバイト数が固定長の整数倍ではない場合には最後のブロック(又はペイロード部のバイト数が固定長より小さい場合には唯一のブロック)は固定長より短い。プロトコルユニットは、データペイロード部の最初のブロックのシーケンス番号を含むヘッダー部も有する。シーケンス番号は、受信器が、データリンクを介して送信される全てのブロックをシーケンス番号によって識別できるように選択される。
次に、添付の図面を参照し、本発明の好ましい実施形態を例示目的で説明する。
図1を参照すると、データ送信のための例示的な無線ネットワークシステムが、全体を参照番号20で示されている。これから説明する本発明の実施形態の内容を読者が理解できるように、以下、システム20について詳細に説明する。しかし、以下のシステム20の説明は、本発明の範囲を限定するものとして理解されるべきではなく、データを、データ伝送容量が折々変動し得るプロトコルユニット内で送信することが望まれ得る、広範囲の通信ネットワークで有用であり得る。
システム20は、無線基地局24と、複数の加入者局28a、28b…28nとを含む。無線基地局24は、適切なゲートウェイと、T1、T3、E1、E3、OC3又は他の適切な地上回線リンクや、衛星、他の無線又はマイクロ波チャネルリンクや、バックホールとして動作するのに適した他の任意のリンクであり得る、当業者に自明の1つ以上のバックホール(図示せず)とによって、地上回線ベースの交換データネットワーク、パケットネットワーク等の少なくとも1つのデータ通信ネットワーク(図示せず)に接続されている。
無線ローカルループシステムにおいて一般的なように、基地局24は、加入者の家屋に設置された加入者局28と通信する。1つの基地局24によってサービスが提供される加入者局の数nは、使用可能な無線帯域幅の量及び/又は加入者局28の構成及び要件に応じて様々であり得る。
基地局24と各加入者局28との間には、無線を介してデータチャネル32が確立される。データチャネル32は、必要に応じて基地局24から個々の加入者局28a、28b…28nに送信される情報を伝送する。データチャネル32は、TDMA、FDMA、CDMAや、GSM等のハイブリッドシステムを含む様々な多重アクセス技術を用いるネットワークで実装可能である。例示的なシステム20では、データチャネル32を介して送信されるデータは、フレーム内にカプセル化されたパケットとして送信される(その詳細については後述する)
加入者局28に対して送信された信号を加入者局28が適切に受信する能力(以後、信号の「受信品質」と呼ぶ)は、様々なファクターに依存し得る。受信品質の尺度は、信号の送信に用いられる多重アクセス技術に従って、様々な方法で判定できる。例えば、TDMAシステムやFDMAシステムでは、最もよく用いられる判定手段は受信信号強度である。CDMAシステムでは、該当する判定手段は受信ビット出力と受信干渉出力との比(しばしばES/NOとして表される。式中、ESはシンボル毎のエネルギー、NOは受信干渉エネルギー)である。当業者はよく理解しているように、いずれにしても、各加入者局28におけるチャネル32の受信品質は、マルチパス干渉(近隣の建物の存在等による)、無線ノイズ源(他のユーザによる送信や無線ノイズ源を含む)、地理的特徴、基地局24から加入者局28までの距離、加入者局28の受信器の品質等を含む様々なファクターによって変動し得る。信号は一般的に、距離と共に1/rNのように減衰する(式中、rは加入者局28と基地局24との間の距離、N>1)。IS−95CDMAシステムでは、例えば、Nは一般的に3<N<5の範囲内である。
図1に示されるように、基地局24に対する加入者局28の地理的な分布は対称である必要はなく、また、地理的な環境(信号を反射又はマスクし得る建物の有無)、無線環境(無線ノイズ源の有無)等を含む様々なファクターにより、互いに物理的に近くに位置する加入者局が、必ずしも同じ又は似たような受信品質であるわけではない。従って、ほとんどの状況では、或る基地局24がサービスを提供する複数の加入者局28の受信品質が大きく異なることがあると共に、これらの受信品質は時間と共に変化し得る。
図1において、或る時には、加入者局28a及び28fの受信品質が非常に良好であり、加入者局28b及び28gの受信品質が中程度であり、加入者局28c、28d及び28eの受信品質が低い場合がある。次の時には、加入者局28a、28d及び28gの受信品質が非常に良好であり、加入者局28c、28e及び28fの受信品質が中程度であり、加入者局28bの受信品質が低い等といったことが生じ得る。
各加入者局28は、適切なインターバル又は所定のイベントにおいて、現在の受信品質を基地局24に報告する。基地局24は、報告された最新の受信品質のデータベースを維持し、データチャネル32を介して各加入者局28に送信されるデータを適切にパッケージ化するよう動作する。
本明細書で用いる「パッケージ」、「パッケージ化される」及び「パッケージ化する」という用語は、意図された宛先の受信器で受信されるようパッケージ化されたデータの送信の全体構成を指す。データのパッケージ化には、異なるレベルのFEC(forward error correcting)符号(符号化無し〜高レベルの符号化、及び/又は異なる符号化方法)の適用、様々なレベルのシンボル反復の使用、異なる変調方法(4−QAM、16−QAM、64−QAM、等)の使用、並びに、必要な無線(又は他の物理レイヤ)リソースの量が選択されたデータ送信を構成するための他の任意の技術又は方法、送信に適したデータ転送速度及び送信エラー確率の使用が含まれ得るが、これらに限定されない。例えば、意図される第1の受信器への送信用には、データを符号化率1/4のFEC符号化(各1データビットが4ビットの情報ビットで送信される)及び16−QAM変調でパッケージ化し、意図される第2の受信器(第1の受信器よりも受信品質が良好)への送信用には、符号化率1/2のFEC符号化及び64−QAM変調でパッケージ化することができる。
図2は、基地局24の一例を詳細に示している。基地局24は、通信チャネル32を介した無線通信の送受信用の1つ又は複数のアンテナ40を含む。アンテナ40は、無線器44及びモデム48に接続されている。モデム48は、サン・マイクロシステムズ(SUN Micro Systems)社製のSPARCプロセッサシステム等といったマイクロプロセッサ−ルータアセンブリ52に接続されている。所望により、アセンブリ52は複数のマイクロプロセッサを含むことが可能であり、それと共に/或いは、所望により、ルータを別個のユニットとして配設可能であることが理解されよう。マイクロプロセッサ−ルータアセンブリ52内のルータは、任意の適切な方法でバックホール56に接続されており、バックホール56は、基地局24をデータネットワーク(図示せず)に接続している。
次に図3を参照すると、加入者局28の一例が詳細に示されている。加入者局28は、通信チャネル32を介した無線通信の送受信用の1つ又は複数のアンテナ60を含む。アンテナ60は、無線器64及びモデム68に接続されており、モデム68はマイクロプロセッサ−アセンブリ72に接続されている。
マイクロプロセッサ−アセンブリ72は、例えば、A/D−D/A変換、フィルタ、符号器、復号器、データ圧縮器、解凍器及び/又はパケット分解の実装を含む様々な機能を実行する、インテル(Intel)社製のストロングアーム(StrongARM)プロセッサを含むことが可能である。図3に示されるように、マイクロプロセッサ−アセンブリ72は、加入者局28を、パーソナルコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント等といった、通信チャネル32を介して受信されたデータを使用するよう動作可能なデータクライアント装置に接続するために、モデム68及びデータポート76と相互接続している。従って、マイクロプロセッサ−アセンブリ72は、データポート76とモデム68との間でデータを処理するよう動作可能である。
次に、図4a〜図4cを参照すると、チャネル32を介した送信用のフレームが、全体を100で示されている。データは、10ミリ秒の送信時間を要するフレーム100内で、チャネル32を介して送信されるが、所望により、フレーム100に対してこれより長い又は短い送信時間を選択可能である。
当業者は理解するように、フレーム100を持続時間に関して測定できる。その持続時間は、送信用の所与の数のシンボルを伝送できる。それらのシンボルはデータを表すことができ、或るシンボルによって表されるデータの実際の量は、データがシンボルとしてパッケージ化された方法によって異なる。CDMAの実施形態では、CDMA拡散率、変調、反復、及び符号化の組合せを用いて、シンボルをパッケージ化できる。従って、フレーム100の持続時間が一定である場合には、1フレーム内で送信されるデータの実効量は、データのパッケージ化に依存することが認識されよう。例示的なシステムに対するこれらの概念の適用について、以下に詳細に述べる。
例示的なシステムでは、フレーム100は、複数のデータブロックB1〜Biを送信するよう構成される。各ブロックBiは固定数のトラフィックシンボルを伝送し、従って、フレーム100内のブロック数は、CDMA拡散率、チップレート及びそのフレームの送信持続時間、並びに、FEC符号化量及び変調タイプに依存する。例示的なシステムでは、3,840,000チップ/秒(3.84Mcps)のチップレートを有するCDMAシステムが用いられると共に、1,200個のトラフィックシンボルを有するブロックBiが用いられている。
図4aは、4のCDMA拡散率と共に用いられるフレーム100を示しているので、フレーム100には8個のブロック(B1〜B8)が含まれ、従って、フレーム100は9,600個のトラフィックシンボルを含む。図4bでは、8のCDMA拡散率が用いられているので、フレーム100は4個のブロック(B1〜B4)と4,800個のトラフィックシンボルとを含む。図4cでは、16のCDMA拡散率が用いられているので、フレーム100は2400個のトラフィックシンボルに対する2個のブロック(B1及びB2)を含む。ブロックB内のトラフィックシンボルの数及びフレームの持続時間を一定に保つことにより、モデム68における望ましくない複雑さを回避できるが、所望により、トラフィックシンボル数がそれぞれ異なる複数のフレーム構造を用いることも可能であると考えられる。
各ブロックBiは、図5に示されている、ヘッダー104及びペイロード108を含む構造を有する。ヘッダー104は、システム20内の、少なくとも所定の最低受信品質を有する全ての加入者局28によって受信可能であることが意図されている。従って、ヘッダー104は、加入者局28がヘッダー104を受信できる確率を高める(即ち、加入者局によるヘッダー104の受信及び理解に対するフレーム誤り率(又はFER)を、システム20のオペレータによって選択されたレベルより低くする)ために、ロバストな方法でパッケージ化される。例示的なシステム20では、ヘッダー104は10ビットのヘッダー情報ビットを含み、この10ビットのヘッダー情報ビットは、情報ビットをFEC符号化して30個の符号化ビット(符号化率1/3のFEC符号)を生じることと、得られたビットを8の反復因数を用いて8回反復して240個のビットを得ることと、QPSK変調を用いてこれらのビットを変調して、ヘッダー104の120個のトラフィックシンボルを生じることとにより、最終的に120個のトラフィックシンボルとしてパッケージ化される。現在のところ、ヘッダー104にはこのパッケージ化が好ましいが、当業者には自明のように、ヘッダー104に対しては、他の広範囲のパッケージ化も使用可能であると考えられる。
ヘッダー104の10ビットのヘッダー情報ビットのうち、5ビットは現在のところ長さの値を表すために用いられ、残りの5ビットはブロックフォーマットを表すために用いられる。
例示的なシステム20では、ヘッダー104は全ての加入者局28によって受信可能なようにパッケージ化されるが、ペイロード108は、意図された受信者の加入者局28に情報を送信する際に無線チャネル32を効率的に使用するようパッケージ化される。従って、ペイロード108の変調、FEC符号化、シンボル反復等は、意図された受信加入者局28及びその受信品質に応じて、ブロックB毎に異なる。
例示的なシステム20では、4、3、2又は1のシンボル反復因数を用いることができ、64−QAM、16−QAM、4−QAMの変調方法を用いることができ、(1/3〜4/5の符号化率を得るための)8つの異なるFECパンクチャーマスクを用いることができる。更に、受信器がペイロード108の内容を正しく解釈できるように、受信器が長さ乗数を使用可能であることが必要であり、例示的なシステム20では、8、16、32、64及び128の乗数値を使用可能である。従って、特定の変調方法は(4つの可能な変調から選択するために)2ビットの情報で表すことができ、シンボル反復因数は(4つの可能な反復率から選択するために)2ビットで表すことができ、FECパンクチャーマスクは(8つの可能なパンクチャーマスクから選択するために)3ビットで表すことができ、長さ乗数は(5つの可能な乗数値から選択するために)3ビットで表すことができる。しかし、当業者には自明のように、これらのパラメータの組合せの多くは冗長であり、システム20においては矛盾する、又は有用である可能性は低い。例えば、64−QAM変調で、シンボル反復が無く、低レベルのFEC符号化が行われる送信は、システム20では必要とされそうにない。
従って、ペイロード108の送信に要するオーバーヘッド(ヘッダー104)を低減するために、変調、FECパンクチャーマスク、長さ乗数及びシンボル反復因数の、最も有用であると見なされた32通りの組合せが選択され、これらの組合せを、基地局24及び加入者局24にとって既知であり、ブロックフォーマットを含む5ビットの情報ビットによってアクセス可能な、ルックアップテーブルのエントリとして定義する。ルックアップテーブルに含むために選択されるファクターの実際の組合せは特に限定されず、基地局24及び加入者局28の製造者により、システム20に期待される動作条件の範囲を考慮して選択されることが考えられる。
ヘッダー104の残りの5ビットの情報ビットは長さパラメータを表し、長さパラメータは、ペイロード108内の情報ビット数を判定するために、ブロックフォーマットから長さ乗数によって乗算される値を表す。受信器は、ペイロード108の解釈を試みる前に、この値を知る必要がある。ペイロード108の有効ビットがその全ビットではない場合(送信に用いられるFEC符号化、変調及び反復レベル並びに送信されるデータ量に依存して生じ得る)を判定するには、長さパラメータ及び長さ乗数パラメータの使用が必須である。ブロックBは常に同数のトラフィックシンボルを有するので、計算の複雑さを省くため、必要に応じてペイロード108を埋めるために、ペイロード108にパッドシンボルが加えられ、これらのパッドビットは、ペイロードシンボルに対するFEC符号化、反復及びインターリービングの実行後に加えられる(後述する)。従って、受信器は、ペイロード108に対するデインターリービング、FEC復号化等を正しく実行できるように、ペイロード108の実際の長さに関する情報を要する。
図6は、送信用のブロックBを構成する処理のフローチャートを示している。図示されるように、ヘッダー情報の10個の情報ビットは、まず200でFEC符号化され、符号化率1/3のFEC符号の30個の符号化ビットを生じる。当業者には他の適切な符号器も自明であるが、例示的なシステム20では2次リード・マラー符号器を用い、8次のシンボル反復を実行して240個の符号化ビットを得る。次に204で、これらの符号化ビットが送信用の適切なシンボルにマッピングされるが、この際、QPSK変調を用いて、240個の符号化ビットが120個の送信用トラフィックシンボルにマッピングされる。
ヘッダービットの処理の完了後にペイロードビットの処理を行うこともできるが、処理のレイテンシーを低減するために、ペイロードビットの処理をヘッダービットの処理と並行して行う。
図示されるように、208で、まずペイロード情報ビットに対する巡回冗長検査(CRC)値が計算され、この値が、ペイロード情報ビットと共に、送信されるビットの一部として含まれる。例示的なシステム20では、このCRC値は、16ビットCRC符号を生成するgCRC16(D)関数によって生成されるシステマティックコードから決定されるが、当業者には他の適切なCRC関数も自明である。
次に212で、情報ビット及びCRCビットがFEC符号化され、例示的なシステム20では、これはターボ符号器及びそれに続くパンクチャード符号化を用いて行われる。上述したように、得られる符号のパンクチャード符号化の程度は、構成中のブロックBの意図される受信者の受信品質に従って選択される。216では、例示的なシステム20ではレラティブプライムインターリーバ(Relative Prime Interleaver)を用いて、得られたビットがインターリーブされる。
この符号化及びインターリービングの後、224で、これらのビットは、選択されたM−ary変調方法に従って、複数のシンボルにマッピングされる。ここで、Mは4、16又は64であり得る(即ち、4−QAM、16−QAM又は64−QAM)。ここでも、用いられる変調方法は、構成中のブロックBの意図される受信者の受信品質に従って選択される。マッピングされるビットの数がlog2(M)で割り切れない場合には、224におけるシンボルマッピングの前に、使用可能なビットスペースを埋めるために、220で、シンボルレート・パッドビット(symbol rate pad bits)が加えられる。
次に228で、所望の反復率(あれば)でシンボル反復が実行される。例示的なシステム20では、シンボル毎に反復が実行され、例えば、s1,s2,s3,s4のビットシーケンスで、反復率が2であるとすると、得られるシーケンスはs1,s1,s2,s2,s3,s3,s44となる。
この時点で、送信されるシンボルの数が、ペイロード108に使用可能なトラフィックシンボルの数(例示的なシステム20では1080個のトラフィックシンボル)よりも少ない場合には、232で、チャネルシンボルにDTxパッドシンボルが追加される。最後に、236で、チャネルシンボル及び追加されたDTxパッドシンボル(あれば)がレラティブプライムインターリーバを用いてインターリーブされ、240で、得られたトラフィックシンボルがブロックB内のヘッダービットの後に配置される(ヘッダービットはインターリーブされない。即ち、ヘッダービットは常にブロックBの冒頭に現れる)。次に、得られたブロックBを、送信用の物理的チャネル処理によって処理できる。
動作としては、各加入者局28は、その受信品質を基地局24に報告する。例示的なシステム20では、加入者局24は、チャネル32のフレーム100を受信した際のSN比及び/又はフレーム誤り率を基地局40に報告する。この報告は、システム20のオペレータによって、報告頻度、最後に報告された情報の信頼性/精度、及びこの情報を報告するための加入者局28と基地局24との間の送信リソースの使用の間に存在するトレードオフとして選択される、適切なインターバルで実行できる。
当業者には自明のように、加入者局によるブロックBの受信は、上述の操作のセットを逆にしたものである。なお、受信器における全体的なレイテンシーを低減するために、トラフィックシンボルのデインターリービングは、ヘッダービットの復号化と並行して行うことができる。
上述したように、フレーム100がチャネル32を介して送信される際に、ヘッダー104は、全ての加入者局28a、28b…28nによるリカバリの比較的高レベルの信頼性を提供するために、常にロバストな方法でブロックBにパッケージ化される。このようなロバストなパッケージ化は、基地局24がサービスを提供する全ての加入者局28によるヘッダー104のリカバリを可能にすることを意図したものである。たとえペイロード108は通常は受信加入者局28によるリカバリが不可能なようにパッケージ化され得るとしても、全ての加入者局28が、受信した全てのブロックBの復号を試みる。このような場合には、208でペイロード108に含まれたCRC符号は不正確であり、加入者局28はブロックBを捨てる。そのブロックBが、その加入者局に宛てられたものである場合には、システム20で用いられているより高レベルのプロトコルスタックが、詳細を後述するように、そのペイロード108のデータを後続のブロックBで加入者局28に再送信する責任を負う。
ブロックBのペイロード108は、基地局24で受信される任意のタイプのデータであってよい。例えば、加入者局28へのIPパケットの送信が望まれる場合には、ペイロード108は、1つ以上の送信制御プロトコル/インターネットプロトコル(「TCP/IP」)パケット(以下「IPパケット」と称する)又はセグメント化されたパケットの一部であり得る。ペイロード108は、各々が独自の固有アドレスを有する特定の加入者局28a、28b…又は28nを指定してアドレス可能である。これに加えて/或いは、類似の受信品質を有する複数の加入者局に対して1つ以上の同報アドレスを定めることもできる。或いは、意図された全ての受信器に対して、同報パケットを予期される最悪の受信品質に備えてパッケージ化できる。ペイロード108内のデータは、ブロックB内のペイロードに対するサイズ制限に合わせて、必要に応じて結合又はセグメント化できる。
基地局24が、1つ以上の加入者局28に送信されるデータを受信する際には、フレーム100を埋めるのに十分な量のデータが受信されるまで、又は所定の最大待機時間を超えるまで、データはバッファに格納される。当業者には自明のように、1つのフレーム100を埋めるのに十分なデータ量は、フレーム100内の各ブロックBiを構成するために選択されたブロックフォーマットに依存する。1つのフレーム100内の複数の異なるブロックBiは、それぞれ異なる受信器に送られることが意図されている場合には、しばしば異なるブロックフォーマットを有することが考えられる。従って、十分な量のデータの受信に関する判定は、最良の(即ち、データ転送速度に関して最も効率的な)符号化及び変調操作を前提として行われるか、又は、最初のデータの受信から所定の最大待機時間が経過した時に行われ、この後者のパラメータは、予め選択された最大レイテンシーを超える前にフレーム100がアセンブルされて送信されることを確実にするために用いられる。そのブロックフォーマットのデータ転送速度効率が低いことに起因して、アセンブルされたフレーム100内に配置できない任意の受信データは、バッファに格納され、適当な時期に、これらからアセンブルされる次のフレーム100内にアセンブルされる。
フレーム100を埋めるのに十分な量のデータ(前のフレーム100からバッファに格納された任意のデータを含む)が受信されたら、意図される各受信器によって報告された最新の受信品質を用いて、各ブロックBに対する適切なブロックフォーマットを選択し、次に各ブロックBをアセンブルして、フレーム100にインサートする。
アセンブルされたフレーム100は、チャネル32を介して加入者局28a、28b…28nに送信される。送信は、公知の技術を用いて通常の方法で行うことができる。
システム20は、所望により1つを超えるチャネル32を含み得ることが考えられる。このような場合には、各チャネル32は同一の拡散率を有してもよく、又は、異なるチャネル32毎に異なる拡散率を用いてもよい。例えば、所与の送信出力レベルに対して、受信品質が悪い加入者局における受信の可能性を高めるために、1つのチャネル32が4の拡散率を有し、一方、より良好な受信品質を有する加入者局には効率的なデータ送信を提供するために、他のチャネル32が8、16、等の拡散率を有することも可能である。
上述した例示的なシステム20の説明では、ダウンリンクチャネルの場合に、量が変動するデータをフレーム内でデータリンクを介して送り得る理由を説明した。以下の説明で明らかなように、本発明は、サイズ変更されやすいアップリンクチャネルにも等しく適用可能である。本発明を実施するネットワークでは、加入者局28のアップリンクチャネルは、加入者局28によるアップリンクデータ要求及び輻輳管理アルゴリズムに従ってサイズ変更される。
システム20は、プロトコルスタックのリンクレイヤの最も低いレベルで記述されている。ARQは、リンクレイヤのより高いレベルに設けられる。先に参照したフレーム100内のブロックBiは、送信のためにプロトコルスタックの物理レイヤに渡される搬送ブロックである。本発明の現在のところ好ましい実施形態では、各ブロックBiは、上述のようにヘッダーを有すると共に、ペイロードとして1つ以上の媒体アクセス制御(「MAC」)プロトコルデータユニット(「PDU」)を有する。各MAC・PDUは、MACヘッダー(この説明は本願の範囲を超えるものである)を有すると共に、ペイロードとして、無線リンク制御(「RLC」)PDU又はMACサービスデータユニット(「SDU」)を有する。各RLC・PDUは、RLCヘッダー及びペイロード(以下RLC・SDUと称する)を有する。各RLC・SDUは、送信のためにネットワークレイヤによってリンクレイヤに供給されるインターネットプロトコル(「IP」)パケットの(圧縮される場合もある)セグメントである。
概要を説明すると、本発明の現在のところ好ましい実施形態では、ARQは、各RLC・SDU内のデータを、暗黙的に複数のシーケンス番号ブロックに分割し、これらのブロックを暗黙的に番号付けすることによって提供される。失われた又は破損したものとして報告されたRLC・SDUのシーケンス番号ブロックの再送信が提供される。或るシーケンス番号ブロックが失われた又は破損したことを判定するために、受信加入者局(以下の説明及び特許請求の範囲においては「受信器」と称する)は、受信した破損していないシーケンス番号ブロックのシーケンス番号の欠落を探し、欠落しているシーケンス番号を基地局(以下の説明及び特許請求の範囲においては「送信器」と称する)に知らせる。送信器は、再送信を要するシーケンス番号ブロックを、概念的な再送信キューとして追跡記録する。再送信されるデータの取り扱いの詳細は当業者に自明であり、様々な方法で実施可能である。必要なのは、或るシーケンス番号ブロック内で送信されたデータを、送信器が追跡記録できることである。送信器のデータ用フレームに余裕がある場合には常に、再送信されるシーケンス番号ブロックのキューから待機解除されたデータから、及び前に送られていないデータのキューから、RLC・PDUが構成される。
図7は、本発明の現在のところ好ましい実施形態において、ARQを提供する方法を詳細に示している。図7や以下の説明及び特許請求の範囲においては、RLC・PDUを単に「プロトコルユニット」と称し、RLCヘッダーを「ヘッダー部」と称し、RLC・SDUを「ペイロード部」と称する。更に、MAC・PDU内へのRLC・PDUのカプセル化及びフレームのブロック内への得られたMAC・PDUのカプセル化の詳細は、本発明の範囲外であるため省略する。フレームが構成されると、フレームはプロトコルスタックの低いレベル(これは本発明の範囲外である)に渡され、受信器上で実行されるプロトコルスタックの低いレベルに送信されるものと仮定する。次に、そのプロトコルユニットが再送信されるべきであるか否かが判定され、肯定された場合には、そのプロトコルユニットを再送信するためのコマンドが送信器に送り返される。
初回送信されるデータから構成された又は再送信されるデータから構成された個々のプロトコルユニットは、データペイロード部を有し、データペイロード部は、シーケンス番号が付された1つ以上のブロック(「シーケンス番号ブロック」)に暗黙的に分割され、各ブロックは同一の固定長を有する(但し、各プロトコルユニットの最初又は最後のシーケンス番号ブロックは、固定長より短い場合もある)。最初のシーケンス番号ブロックが唯一のシーケンス番号ブロックである場合(事実上、最後のシーケンス番号ブロックでもある)には、固定長より短いことがある。これから送信されるフレーム内のプロトコルユニット又はこれから送信される残りのデータに対して使用可能なデータ伝送容量が、固定長の整数倍ではない場合には、初回送信されるプロトコルユニットの最後のシーケンス番号ブロックは、固定長より短い。短いシーケンス番号ブロックで終わるプロトコルユニットが、1つ以上の新たなプロトコルブロック内で再送信される場合(詳細は後述する)には、新たなプロトコルブロックの最後のブロック(唯一のブロックである場合には最初のブロック)は、短いシーケンス番号ブロックになる。実際上、シーケンス番号ブロックは再送信用の「原子」単位、即ち、個別に再送信可能な最小量のデータであり、そのサイズは1バイトから最大シーケンス番号ブロックサイズまで様々であり得る。一旦、データがシーケンス番号ブロックに割当てられたら、そのデータは、再送信に際しても、そのシーケンス番号ブロックに割当てられたままである。その結果、後で確認するように、フレーム内に、再送信されるデータのキューの次のシーケンス番号ブロックに対する十分なスペースが残っていない場合には、その使用可能なスペースを用いて、前に送信されていないデータを送信し、(再送信キューの)次のシーケンス番号ブロックは、十分なスペースを有するフレームを待たなければならない。
個々のプロトコルユニットはヘッダー部も有し、ヘッダー部は、そのプロトコルユニットのデータペイロード部の最初のブロックのシーケンス番号を含む。ヘッダーは固定長を有する。シーケンス番号は、任意の時にデータリンクを介して送信される全てのシーケンス番号ブロックを、受信器が受信時に効果的に識別して順序付けできるように選択される。本発明のこの実施形態では、シーケンス番号ブロックには、0から2M−1(Mは11である)までを含む範囲の整数のシーケンス番号が割当てられる。シーケンス番号は(再設定手順を用いてシステムが起動された際に)0から開始して昇順で割当てられ、シーケンス番号が2M−1に達すると0に戻って循環する。各プロトコルユニットは、そのプロトコルユニットのペイロード部の最初のシーケンス番号ブロックのシーケンス番号を含むヘッダー部を含み、ペイロード部は、既知の長さを有するシーケンス番号ブロックで構成されているので、受信器は、失われた又は破損した1つ以上の連続したプロトコルユニットの各ストリングの開始シーケンス番号及び終了シーケンス番号を判定できる。次に、これらの開始シーケンス番号を送信器に報告し、後述の方法で再送信することができる。
図7のブロック400において、1フレーム内のLバイトのデータ伝送容量(本明細書では「バイト」は全て8ビットバイトを意味する)が使用可能になる。(例えば、LはIPパケットの伝送に使用可能なデータ伝送容量であり得る。)次にブロック402で、再送信キューに何らかのシーケンス番号ブロックがあるか否かが判定される。シーケンス番号ブロックが無い場合には、ブロック404で、前に送られていないデータのキュー(以下「新たなデータキュー」と称する)にデータがあるか否かが判定される。データがある場合には、図7のブロック406において、Lバイト又は現在送信中のIPパケットの残りのバイト数のうち少ない方が待機解除され、待機解除されたバイト数がLから引かれる。場合によっては、現在送信中のIPパケットの境界は無視可能であるが、そのIPパケットが完全に送信され、プロトコルスタックのより高いレイヤに供給可能であることを受信器が判断できるよう、拡張されたヘッダーを用いなければならない。次にブロック408において、そのフレームに加えられるプロトコルユニットのシーケンス番号が計算される。これが、リンクを介して送信される、起動時から数えて最初のプロトコルユニットである場合には、0が選択される。最初のプロトコルユニットではない場合には、フレームに加えられるプロトコルユニットのシーケンス番号は、構成された最後のプロトコルユニットのシーケンス番号に、構成された最後のプロトコルユニットのバイト数を固定シーケンスブロック長で割った天井関数を加えた番号である。次にブロック410において、フレームに加えられるべき、ここで決定されたシーケンス番号をヘッダー部に含むと共に待機解除されたデータをペイロード部に含むプロトコルユニットが構成され、フレームに加えられる。次にブロック412において、Lがテストされ、Lが0より大きい場合には、ブロック402で、再送信キューが再びチェックされ、まだ空であるか否かが確認される。空である場合には、ブロック404で、新たなデータキューが再びチェックされる。(IPパケット境界Lにぶつかったために、又は、ここまでの間に新たなデータがキューに加えられたために)新たなデータキューが空ではない場合には、制御は前と同様にブロック406に進み、ブロック410において、新たなデータキューから、さらなるバイトで別のプロトコルユニットが構成される。前と同様に、ブロック412でLがテストされ、Lが0より大きい場合には、ブロック402で、再送信キューが再びチェックされる。この処理は、Lが0になるまで繰り返され、フレーム内のスペースが再び使用可能になるまで、処理が停止する。なお、新たなデータキューがIPパケット境界に達した際にプロトコルユニットを終了させるのは任意であり、本発明はこれに限定されない。こうすることの唯一の理由は、プロトコルユニットがIPパケット境界を横断した場合には、IPパケットが適切に構成されるよう、ヘッダーがこのことを受信器に伝えなければならないので、必要なヘッダーの長さを低減するためである。
前の段落で説明した処理中の或る時点において、ブロック402で、再送信キューが空ではないことがわかった場合には、ブロック414で、再送信キュー内の最初のシーケンス番号ブロックのバイト数が判定され、ブロック416で、Lに対してテストされる。再送信キュー内の最初のシーケンス番号ブロックのバイト数がLより大きい場合には、前の段落で説明した処理はブロック404に進み、そこで新たなデータキューがチェックされ、新たなデータキューに何らかのデータがあるか否かが判定される。前と同様に、Lが0に達しているか又は新たなデータキューにデータが残っておらず、再送信されるデータが無いか又は次のシーケンス番号ブロックがLより大きい場合には、別のフレーム内のスペースが再び使用可能になるまで、処理が停止する。
上述の処理の或る時点において、ブロック402で、再送信キューが空ではないことがわかり、且つ、ブロック416で、再送信キュー内の最初のシーケンス番号ブロックの長さがL以下である場合には、図7のブロック418において、プロトコルユニットが部分的に構成されるか否かが判定される。否定された場合には、ブロック420において、送信キュー内の最初のシーケンス番号ブロックが待機解除され、待機解除されたバイト数だけLが減少され、待機解除されたシーケンス番号ブロックのシーケンス番号をヘッダー部に有すると共に待機解除されたデータをペイロード部に有する新たなプロトコルユニットが部分的に構成される。次に、ブロック422で再送信キューがチェックされ、再送信キューが空であるか否かが判定される。再送信キューが空である場合には、ブロック424で、新たなプロトコルユニットが完成されてフレームに加えられ、制御はブロック402における処理の開始点に戻る。再送信キューが空ではない場合には、制御はブロック414に戻り、そこで、再送信キュー内のこの時点で最初のシーケンス番号ブロックの長さが判定され、次にブロック416でLと比較される。そのシーケンス番号ブロックの長さがLより大きくない場合には、制御はブロック418に進み、そこで前と同様に、プロトコルユニットが部分的に構成されるか否かが判定される。プロトコルユニットが部分的に構成されない場合に行われる処理は、上述の通りである。プロトコルユニットが部分的に構成される場合には、ブロック426で、再送信キューの最初のシーケンス番号ブロックのシーケンス番号が、部分的に構成されるプロトコルユニットに加えられる最後のブロックと連続しているか否かと、部分的に構成されるプロトコルユニットに加えられる最後のブロックが固定シーケンスブロック長であるか否かとが判定される。これらの条件が真である場合には、ブロック428において、再送信キューの最初のシーケンス番号ブロックが待機解除されて、部分的に構成されるプロトコルユニットの最後に追加され、待機解除されたバイト数だけLが減少される。これらの条件が真ではない場合には、ブロック424において、部分的に構成されるプロトコルユニットが完成されてフレームに加えられ、制御はブロック402における処理の開始点に戻る。
或る受信器の受信品質の変化又は他の原因により、その受信器に対するチャネル容量が変化すると、その受信器に送られるデータの固定シーケンスブロック長の最も望ましい値は変わり得る。しかし、同一システム内で、受信器から送られるデータに対しては、全ての状況下で一定の固定シーケンスブロック長を用いることが好ましい場合もある。以下の説明は、その場合の、受信器に送られるデータのみに適用され得る。
受信器へのデータ送信用のチャネル容量が変化する場合には、(1)リンク内に未配信フレームがなくなるまでデータ送信が中断され、(2)受信器は固定シーケンスブロック長の新たな値を通知され、(3)受信器が固定シーケンスブロック長の新たな値の受信を知らせた場合には、送信が再開される。本願発明者は、現在のところ、搬送ブロック容量(1フレーム内で受信器に送信可能なデータの最大量)が、固定シーケンスブロック長に「十分に近く」なるよう決定された閾値より低くなった場合、又は、新たな固定シーケンスブロック長を用いてよいほど搬送ブロック容量が増加した場合には、固定シーケンスブロック長に対して新たな値を選択することが好ましいと考えている。例えば、搬送ブロック容量が、
(1)現在の固定シーケンスブロック長を計算した時の搬送ブロック容量より大きい場合、又は、
(2)現在の固定シーケンスブロック長を計算した時の搬送ブロック容量と現在の固定シーケンスブロック長との重み付き平均(現在の固定シーケンスブロック長には、現在の固定シーケンスブロック長を計算した時の搬送ブロック容量の2倍の重みを与える)より小さい場合
には、新たな固定シーケンスブロック長を計算してもよい。
或いは、搬送ブロック容量が、現在の固定シーケンスブロック長の(1+β)倍より大きい場合、又は、現在の固定シーケンスブロック長の[1/(1−α)]倍より小さい場合には、新たな固定シーケンスブロック長を計算してもよい(αは0.33に設定され、0.1〜0.5の範囲内であってもよく、βは1.0に設定され、1.0〜2.0の範囲内であってもよい)。
新たな固定シーケンスブロック長は、以下の方法で決定してよい。固定シーケンスブロック長は、搬送ブロック容量より大きくなり得ないことは明らかである。その上、シーケンス番号ブロックに割当て可能な(所与のシーケンス番号スペースに対する)シーケンス番号の数には限りがあるという制約がある。シーケンス番号が足りなくなった場合には、シーケンス番号が再使用可能になるまで、更なる送信を待たなければならない。当業者はこれを「ackクロック制御(ack-clocked)」と称し、受信器からの確認応答(ack)が受信される速度によって送信速度が制限されることを意味する。所与のシーケンス番号スペースに対して、送信器がackクロック制御されるか否かは、送信器と受信器との間で送信されるデータの合計量である帯域幅遅延積に依存する。帯域幅遅延積がXバイトであり、Y個の可能なシーケンス番号が存在する場合には、シーケンス番号ブロックはX/Yより小さくならないべきであり、さもなくば、ackクロッキングを回避するのに十分なシーケンス番号がなくなる。よって、X/Yは、所与のシーケンス番号スペースに対する最小固定シーケンスブロック長である。
シーケンス番号スペースが大きくなると、プロトコルユニットのヘッダー内に、最初のシーケンス番号ブロックのシーケンス番号のための、より大きなスペースが必要になるので、シーケンス番号スペースを可能な限り小さく保ち、固定シーケンスブロック長が搬送ブロック容量より大きくならないことを条件として、固定シーケンスブロック長を増加させることにより、プロトコルユニットのペイロード部に含まれるデータを送信可能なピーク速度(以下、データ送信速度と呼ぶ)を増加させることができる。しかし、動作中に帯域幅遅延積が変化する可能性を考慮しなければならない。
まず、データ送信速度が最大化される場合の、固定シーケンスブロック長の絶対的な最適選択を考える。これは、帯域幅遅延積が一定であると仮定し得る場合に達成され得る。この場合、固定シーケンスブロック長は、搬送ブロック容量と等しく設定でき、帯域幅遅延積を固定シーケンスブロック長で割った値に基づいてシーケンス番号スペースを設定できる。固定シーケンスブロック長及びシーケンス番号スペースをこのように選択すると、帯域幅遅延積が低下した場合に、シーケンス番号ブロックが部分的に送信され、必要なシーケンス番号スペースが増加し、ackクロッキングを生じるので、この選択は勧められない。更に悪いことに、帯域幅遅延積が低下した際に、再送信キューに固定シーケンスブロック長のシーケンス番号ブロックがある場合には、固定シーケンスブロック長が再設定されるまで、再送信キューがブロックされ、実際上、チャネルを介した全ての送信がブロックされる。これらは全て、データ送信速度に悪影響を与える。一方、固定シーケンスブロック長を最小に設定した場合にも、シーケンス番号スペース及びそれに従ってヘッダーを必要以上に大きくしなければならないので、データ送信速度が低下する。最小より大きく且つ搬送ブロック容量より小さい何らかの固定シーケンスブロック長が望ましいと思われる。
上記のジレンマに対する1つの解決法は、通常条件下で帯域幅遅延積にどの程度の変動が生じそうであるかを考慮することである。通常条件下で予測され得る最も低い帯域幅遅延積で、固定シーケンスブロック長が搬送ブロック容量に設定されると仮定すると、シーケンス番号スペースは、その固定シーケンスブロック長を仮定して、通常条件下で予測され得る最良の状態の帯域幅遅延積に基づいて計算される。その結果、固定シーケンスブロック長は、最良の状態で必要な最小値より大きくなるが、シーケンス番号スペースは、生じ得る最も高い帯域幅遅延積を扱うのに十分に大きくなる。
本発明のこの実施形態では、ヘッダーをオクテットの境界で終わらせることや、生じ得る様々な状況におけるアップリンク送信及びダウンリンク送信のための十分に大きいシーケンス番号スペース等といった、上述の問題点及び他のファクターを考慮して、シーケンス番号スペースを最初に固定する。シーケンス番号スペースを固定したら、通常条件下で予測され得る最も低い帯域幅遅延積に基づいて固定シーケンスブロック長を設定し、シーケンス番号スペースをチェックして通常条件下で予測され得る最も高い帯域幅遅延積においてackクロッキングが生じないことを確認する。シーケンス番号スペースは必要に応じて再調整される。一旦シーケンス番号スペースが選択されたら、シーケンス番号スペースは固定されたままになり、搬送ブロック容量が変化した場合には、固定シーケンスブロック長のみが調節される。上述のように、本発明の現在の実施形態におけるシーケンス番号スペースは、0から2M−1までを含む(Mは11である)。
上述の本発明の実施形態は、本発明の一例であることが意図される。添付の特許請求の範囲のみによって定義される本発明の範囲を逸脱することなく、当業者による変更及び修正が行われ得る。
本発明の実施形態によるARQを提供するシステム及び方法が提供され得る例示的なネットワークの模式図である。 図1に示されている基地局の模式図である。 図1に示されている加入者局の模式図である。 図4a、図4b及び図4cは、3通りの異なる拡散率における、図1に示されているネットワークを介して送信されるデータブロックのフレームの模式図である。 図4aのフレーム内のブロックの模式図である。 図5のブロックを構成する方法のフローチャートである。 送信されるフレームのデータ伝送容量が変動し得る場合に、図1に示されているネットワークにおいてARQが提供され得る方法を示すフローチャートである。

Claims (13)

  1. データを、フレーム毎にデータ伝送容量が異なり得るフレーム内で、データリンクを介して受信器に送信する方法であって、各シリーズが少なくとも1つのブロックを有する少なくとも1シリーズのブロックとして送信される、暗黙的にシーケンス番号が付された複数のブロック内で前記データを送信することを含み、前記ブロックが、前記受信器が各シリーズのブロックの最初のブロックのシーケンス番号を用いて前記ブロックをシーケンス番号によって識別して失われた又は破損したブロックの再送信を個々に要求できるように決定された長さを有する、データ送信方法。
  2. 前記シーケンス番号が付された1シリーズのブロックの各々が固定長を有するが、但し、シリーズの最後のブロック又はブロックを1つだけ有するシリーズの唯一のブロックは固定長より短い場合がある、請求項1記載の方法。
  3. 理想的な条件下の前記データリンクの帯域幅遅延積を前記ブロックの番号付けに使用可能な前記シーケンス番号の総数で割った値が、前記データリンクの通常動作時に該データリンクを介して1シリーズのブロックを送信するために1フレーム内で妥当な使用可能性を有する最も低いデータ伝送容量より大きくならないように、前記ブロックの番号付けに使用可能な前記シーケンス番号の総数が予め選択される、請求項2記載の方法。
  4. 前記固定長が最初に、前記データリンクの通常動作時の前記データリンクの帯域幅遅延積を前記ブロックの番号付けに使用可能な前記シーケンス番号の総数で割った値より大きくなり、且つ、前記データリンクの通常動作時に該データリンクを介して1シリーズのブロックを送信するために1フレーム内で妥当な使用可能性を有する最大データ伝送容量より小さくなるよう設定されると共に、前記データリンクの帯域幅遅延積が変動する場合には、前記固定長が、前記データリンクの帯域幅遅延積を前記ブロックの番号付けに使用可能な前記シーケンス番号の総数で割った値又は前記データリンクを介して1シリーズのブロックを送信するために1フレーム内で使用可能な最大データ伝送容量の、所定の許容誤差内となるよう再設定される、請求項3記載の方法。
  5. 1シリーズのブロックが、該1シリーズのブロックの最初のブロックのシーケンス番号を含むヘッダーと共に、プロトコルユニット内にカプセル化される、請求項2〜4のいずれか記載の方法。
  6. データを、フレーム毎にデータ伝送容量が変動し得るフレーム内で、データリンクを介して受信器に送信する方法であって、
    フレーム内のデータ伝送容量が使用可能になると、1つ以上のプロトコルユニット内のデータを送信することを含み、
    個々のプロトコルユニットは、シーケンス番号が付されたブロックとして暗黙的に分割されたデータペイロード部を有し、各前記ブロックは固定長を有し、但し、前記データペイロード部の長さが前記固定長の整数倍ではない場合には、最後のブロック又はブロックを1つだけ有するプロトコルユニットの唯一のブロックは前記固定長より短く、
    前記個々のプロトコルユニットは、前記データペイロード部の最初のブロックのシーケンス番号を含むヘッダー部を含み、前記シーケンス番号は、前記データリンクを介して送信される全てのブロックを前記受信器がシーケンス番号によって識別できるよう選択される、
    データ送信方法。
  7. 理想的な条件下の前記データリンクの帯域幅遅延積を前記ブロックの番号付けに使用可能な前記シーケンス番号の総数で割った値が、前記データリンクの通常動作時に該データリンクを介してブロックを1つだけ有するプロトコルユニットを送信するために1フレーム内で妥当な使用可能性を有する最も低いデータ伝送容量より大きくならないように、前記ブロックの番号付けに使用可能な前記シーケンス番号の総数が予め選択される、請求項6記載の方法。
  8. 前記固定長が最初に、前記データリンクの通常動作時の前記データリンクの帯域幅遅延積を前記ブロックの番号付けに使用可能な前記シーケンス番号の総数で割った値より大きくなり、且つ、前記データリンクの通常動作時に該データリンクを介してブロックを1つだけ有するプロトコルユニットを送信するために1フレーム内で妥当な使用可能性を有する最大データ伝送容量より小さくなるよう設定されると共に、前記データリンクの帯域幅遅延積が変動する場合には、前記固定長が、前記データリンクの帯域幅遅延積を前記ブロックの番号付けに使用可能な前記シーケンス番号の総数で割った値又は前記データリンクを介してブロックを1つだけ有するプロトコルユニットを送信するために1フレーム内で使用可能な最大データ伝送容量の、所定の許容誤差内となるよう再設定される、請求項7記載の方法。
  9. 前記受信器が前に送信されたプロトコルユニットの破損していないコピーを受信しなかったことが判定され、且つ、次に使用可能なこれから送信されるフレーム内に十分なデータ伝送容量があることが判定された場合には、前に送信されていないデータを送信する前に、前記前に送信されたプロトコルユニットを前記次に使用可能なフレーム内で再送信する、請求項6〜8のいずれか記載の方法。
  10. 前記受信器が前に送信されたプロトコルユニットの破損していないコピーを受信しなかったことが判定され、且つ、次に使用可能なこれから送信されるフレーム内に十分なデータ伝送容量があることが判定された場合には、
    前に送信されたプロトコルユニットの連続するブロック及びこれから再送信される前に送信された全ての連続するプロトコルユニットから新たなプロトコルユニットを構成し、前に送信されたプロトコルユニットの最初のブロックで開始して前に送信された1つ又は複数のプロトコルユニット順次通って進みながら、前記次に使用可能なフレームのデータ伝送容量が用いられるまで、又は固定長ではない若しくは使用可能な残りのデータ伝送容量より大きいブロックに遭遇するまで、前記新たに構成されたプロトコルユニットにブロックを追加し、
    前記新たに構成されたプロトコルユニットを前記次に使用可能なフレーム内で前記データリンクを介して送信し、
    前に送信された1つ又は複数のプロトコルユニットの全てのブロックが良好に再送信されるまで、フレーム内のデータ伝送容量が使用可能な場合には常に、更に新たなプロトコルユニットを同様に構成して送信し、新たに構成される各プロトコルユニットはそのデータペイロード部の最初のブロックのシーケンス番号を含むヘッダーを有する、
    請求項6〜8のいずれか記載の方法。
  11. 複数のプロトコルユニットとしてセグメント化されたIPパケットを、フレーム毎にデータ伝送容量が変動し得るフレーム内で、データリンクを介して受信器に送信する方法であって、
    フレーム内のLバイトのデータ伝送容量が使用可能になり、これから送信されるIPパケットが送信キューにあり、且つ、これから再送信される任意のプロトコルユニットが再送信キューにある場合に、前記Lが0になるまで、
    (P)前記再送信キューが空であるか否かを判定し(ブロック402)、
    前記再送信キューが空である場合には、
    (Q)前記送信キューが空であるか否かを判定し(ブロック404)、
    前記送信キューが空ではない場合には、
    前記Lバイト又は前記IPパケットの残りのバイトの少ない方を前記送信キューから待機解除し、
    前記待機解除されたバイト数だけ前記Lを減分し(ブロック406)、
    次のシーケンス番号を計算し(ブロック408)、
    前記次のシーケンス番号をヘッダーに有し且つ前記待機解除されたデータをペイロードに有するプロトコルユニットを構成し、前記待機解除されたデータは現在のシーケンス番号から開始する連続番号を有する複数のシーケンス番号ブロックに暗黙的に分割され、前記プロトコルユニットをこれから送信されるフレームに加え、各シーケンス番号ブロックは固定長を有し、但し、前記待機解除されたバイト数が前記固定長の整数倍ではない場合には最後のブロックが、又は前記待機解除されたバイト数が前記固定長より少ない場合には唯一のブロックが、前記固定長より短く(ブロック410)、
    一方、前記再送信キュー空ではない場合には、
    (R)前記再送信キューの最初にあるシーケンス番号ブロックの長さが前記Lより大きいか否かを判定し(ブロック414、416)、
    前記再送信キューの最初にあるシーケンス番号ブロックの長さが前記Lより大きい場合には、前記ステップQに進み、
    前記再送信キューの最初にあるシーケンス番号ブロックの長さが前記Lより大きくない場合には、新たなプロトコルユニットを部分的に構成するか否かを判定し(ブロック418)、
    前記新たなプロトコルユニットを部分的に構成しない場合には、
    前記再送信キューの最初にあるシーケンス番号ブロックを待機解除し、前記待機解除されたバイト数だけ前記Lを減分し、前記現在のシーケンス番号をヘッダーに有し且つ前記待機解除されたシーケンス番号ブロックをペイロードとして有する新たなプロトコルユニットの構成を開始し(420)、
    (S)前記再送信キューが空であるか否かを判定し(ブロック422)、
    前記再送信キューが空である場合には、
    (T)前記新たなプロトコルユニットを完成し、前記これから送信されるフレームに加え(ブロック424)、
    前記ステップPに進み、
    前記再送信キューが空ではない場合には、
    前記ステップRに進み、
    一方、前記新たなプロトコルユニットを部分的に構成する場合には、
    (i)前記再送信キューの最初にあるシーケンス番号ブロックが、前記部分的に構成されるプロトコルユニットの最後にあるシーケンス番号ブロックと連続するシーケンス番号を有し、且つ(ii)前記部分的に構成されるプロトコルユニットの最後のブロックのシーケンス番号ブロックが固定長である場合には(ブロック426)、
    前記再送信キューの最初にあるシーケンス番号ブロックを待機解除し、該待機解除されたシーケンス番号ブロックを前記部分的に構成される新たなプロトコルユニットの最後に加え、前記待機解除されたバイト数だけ前記Lを減分し(ブロック428)、
    前記ステップSに進み、
    一方、前記(i)及び(ii)が別様である場合には、前記ステップTに進む、
    手順を繰り返す、データ送信方法。
  12. データリンクを介してデータを送信するシステムであって、
    (a)マイクロプロセッサ、モデム、無線器及びアンテナを含む受信器であって、前記データリンクを介して送信された、データ伝送容量が折々変動するフレームを受信可能な受信器と、
    (b)マイクロプロセッサ、モデム、無線器及びアンテナを含む送信器であって、前記データリンクを介して前記受信器に、1つ以上のプロトコルユニットを含むフレームを送信するよう動作可能な送信器と、
    を有し、
    個々のプロトコルユニットは、シーケンス番号が付されたブロックとして暗黙的に分割されたデータペイロード部を有し、各前記ブロックは固定長を有し、但し、前記ペイロード部に保持されるバイト数が前記固定長の整数倍ではない場合には最後のブロックが、又は前記ペイロード部のバイト数が前記固定長より小さい場合には唯一のブロックが、前記固定長より短く、
    前記個々のプロトコルユニットは、前記データペイロード部の最初のブロックのシーケンス番号を含むヘッダー部を有し、前記シーケンス番号は、前記データリンクを介して送信される全てのブロックをシーケンス番号によって識別できるように選択され、
    前記受信器が前に送信されたプロトコルユニットの破損していないコピーを受信しなかったことが判定された場合に、次に使用可能なフレームに十分なデータ伝送容量がある場合には、前記送信器が、前記前に送信されたプロトコルユニットを前記次に使用可能なこれから送信されるフレーム内で再送信し、前記次に使用可能なフレームに十分なデータ伝送容量がない場合には、前記送信器が、
    前記前に送信されたプロトコルユニットのブロックから新たなプロトコルユニットを構成し、前記前に送信されたプロトコルユニットの最初のブロックで開始して前記前に送信されたプロトコルユニットを順次通って進みながら、前記次に使用可能なフレームのデータ伝送容量が用いられるまで、前記新たに構成されたプロトコルユニットにブロックを追加し、
    前記新たに構成されたプロトコルユニットを前記データリンクを介して送信し、
    前記前に送信されたプロトコルユニットの全てのブロックが良好に再送信されるまで、フレーム内のデータ伝送容量が使用可能な場合には常に、更に新たなプロトコルユニットを構成して送信し、前記新たに構成された各プロトコルユニットはそれぞれのデータペイロード部の最初のブロックのシーケンス番号を含むヘッダーを有する、
    データ送信システム。
  13. データを、フレーム毎にデータ伝送容量が異なり得るフレーム内で、データリンクを介して受信器に送信するためのプロトコルユニットであって、
    該プロトコルユニットは、シーケンス番号が付されたブロックとして暗黙的に分割されたデータペイロード部を有し、各前記ブロックは固定長を有し、但し、前記ペイロード部に保持されるバイト数が前記固定長の整数倍ではない場合には最後のブロックが、又は前記ペイロード部のバイト数が前記固定長より小さい場合には唯一のブロックが、前記固定長より短く、
    前記プロトコルユニットは、前記データペイロード部の最初のブロックのシーケンス番号を含むヘッダー部を有し、前記シーケンス番号は、前記データリンクを介して送信される全てのブロックをシーケンス番号によって識別できるように選択される、
    データ送信用プロトコルユニット。
JP2004523693A 2002-07-31 2003-07-31 容量が時間変化するチャネル用の自動再送要求プロトコル Pending JP2005535172A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CA002396213A CA2396213A1 (en) 2002-07-31 2002-07-31 Automatic retransmit request protocol for channels with time-varying capacity
PCT/CA2003/001131 WO2004012381A1 (en) 2002-07-31 2003-07-31 Automatic retransmit request protocol for channels with time-varying capacity

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005535172A true JP2005535172A (ja) 2005-11-17

Family

ID=30774589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004523693A Pending JP2005535172A (ja) 2002-07-31 2003-07-31 容量が時間変化するチャネル用の自動再送要求プロトコル

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20060077919A1 (ja)
EP (1) EP1566006A1 (ja)
JP (1) JP2005535172A (ja)
CN (1) CN1685652A (ja)
AU (1) AU2003254659A1 (ja)
CA (1) CA2396213A1 (ja)
MX (1) MXPA05001248A (ja)
WO (1) WO2004012381A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010518780A (ja) 2007-02-12 2010-05-27 アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド アドホック無線ネットワークにおけるip移動性及びipルーティングを改善する方法及び装置
JP2018085740A (ja) * 2013-01-11 2018-05-31 サン パテント トラスト データ処理方法、プリコーディング方法、通信装置
JP2018157333A (ja) * 2017-03-16 2018-10-04 日本電気株式会社 情報処理装置、通信システム、通信方法及びプログラム

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7590094B2 (en) * 2003-09-25 2009-09-15 Via Telecom Co., Ltd. Tristate requests for flexible packet retransmission
US7489629B2 (en) * 2004-12-07 2009-02-10 Intel Corporation Methods and media access controller for broadband wireless communications with variable data unit size and delayed data unit construction
FR2880483A1 (fr) * 2004-12-31 2006-07-07 France Telecom Procede et dispositif d'entrelacement
JP2006191509A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 N-Crypt Inc 通信システム、通信方法
KR100918435B1 (ko) * 2005-01-31 2009-09-24 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 데이터 트래픽 제어 시스템 및 방법
US20080008278A1 (en) * 2006-07-05 2008-01-10 Nokia Corporation Frequency generation and adjustment
US9722763B2 (en) * 2007-02-07 2017-08-01 Valens Semiconductor Ltd. Highly utilized communication channel with order and retransmissions
US10749642B2 (en) * 2007-02-07 2020-08-18 Valens Semiconductor Ltd. Dynamic retransmissions with fixed and minimum delays
US10284483B2 (en) 2007-02-07 2019-05-07 Valens Semiconductor Ltd. Indicating delays added to packets due to retransmission
ITTO20120242A1 (it) * 2012-03-19 2013-09-20 Rai Radiotelevisione Italiana Metodo per generare un segnale di tipo vcm o acm a trama perfezionata
TWI461013B (zh) * 2012-10-30 2014-11-11 Inst Information Industry 用於電力線通訊的資料處理裝置及其資料處理方法
CN106067847B (zh) * 2016-05-25 2019-10-22 腾讯科技(深圳)有限公司 一种语音数据传输方法及装置
CN113596629B (zh) * 2020-04-30 2023-03-31 中国移动通信有限公司研究院 信息传输方法、装置、通信设备及可读存储介质

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3525462A (en) * 1967-05-10 1970-08-25 Hyman Freedman Dental floss holder and dispenser
US3480190A (en) * 1967-07-07 1969-11-25 Hyman Freedman Dental floss container and dispenser
US4084692A (en) * 1974-09-03 1978-04-18 Ethicon, Inc. Dispenser for surgical threads
US4327755A (en) * 1980-10-31 1982-05-04 Endelson Robert A Dental floss dispenser in credit card format
US4881560A (en) * 1988-06-09 1989-11-21 Eric Blank Dispenser for dental floss
US4925073A (en) * 1989-04-20 1990-05-15 John O. Butler Company Dental floss holder
US5076423A (en) * 1990-11-13 1991-12-31 Anthony Russack Dental floss dispenser
US5164938A (en) * 1991-03-28 1992-11-17 Sprint International Communications Corp. Bandwidth seizing in integrated services networks
US5649659A (en) * 1991-09-02 1997-07-22 Esfloss (H.K.) Ltd. Dispensing means
US5156311A (en) * 1992-02-21 1992-10-20 W. L. Gore & Associates, Inc. Dental floss dispenser
US5678580A (en) * 1995-09-06 1997-10-21 Sherman; Thomas Mitchell Dental floss dispenser
US5722439A (en) * 1996-02-26 1998-03-03 Endelson; Robert A. Dental floss dispenser on card format
US5806666A (en) * 1997-06-18 1998-09-15 Gillette Canada Inc. Dental floss container
US6236647B1 (en) * 1998-02-24 2001-05-22 Tantivy Communications, Inc. Dynamic frame size adjustment and selective reject on a multi-link channel to improve effective throughput and bit error rate
US6317430B1 (en) * 1998-02-19 2001-11-13 Lucent Technologies Inc. ARQ protocol support for variable size transmission data unit sizes using a hierarchically structured sequence number approach
US6302121B1 (en) * 1999-08-31 2001-10-16 Gillette Canada Company Dental floss dispenser
US6662330B1 (en) * 2000-04-07 2003-12-09 Motorola, Inc. Joint range reject automatic repeat request protocol
AU5999301A (en) * 2000-05-25 2001-12-03 Soma Networks Inc Quality dependent data communication channel
US6295996B1 (en) * 2000-07-25 2001-10-02 Spark Innovations Inc. Dental floss dispenser
US6295997B1 (en) * 2000-07-25 2001-10-02 Spark Innovations Inc. Dispenser for dental floss

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010518780A (ja) 2007-02-12 2010-05-27 アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド アドホック無線ネットワークにおけるip移動性及びipルーティングを改善する方法及び装置
JP2018085740A (ja) * 2013-01-11 2018-05-31 サン パテント トラスト データ処理方法、プリコーディング方法、通信装置
JP2018157333A (ja) * 2017-03-16 2018-10-04 日本電気株式会社 情報処理装置、通信システム、通信方法及びプログラム
JP7027690B2 (ja) 2017-03-16 2022-03-02 日本電気株式会社 情報処理装置、通信システム、通信方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP1566006A1 (en) 2005-08-24
WO2004012381A1 (en) 2004-02-05
MXPA05001248A (es) 2005-06-08
AU2003254659A1 (en) 2004-02-16
US20060077919A1 (en) 2006-04-13
CN1685652A (zh) 2005-10-19
CA2396213A1 (en) 2004-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2001259993B2 (en) Quality dependent data communication channel
EP1679817B1 (en) Hybrid ARQ system with data and control channel for packet data transmission
JP5805700B2 (ja) ハイブリッド自動反復要求を用いたトランスポートブロックセット送信
KR101023330B1 (ko) 무선 통신 시스템에서 서비스 품질을 보장하기 위한 복합자동 재전송 요구 방법
US6975650B2 (en) Transport block set segmentation
US7813379B2 (en) Apparatus and method for transmitting and receiving wireless packet data
EP2760245A2 (en) Method and apparatus for transmitting voice over IP
US20030174662A1 (en) Control information signaling method and network element
EP2218204B1 (en) Method and system for data transmission in a data network
AU2001259993A1 (en) Quality dependent data communication channel
JP2005535172A (ja) 容量が時間変化するチャネル用の自動再送要求プロトコル
US20050047346A1 (en) Transport block set segmentation
CA2345507A1 (en) Data communication channel

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081216

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090316

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090324

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090415

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090422

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090901