JP2005534642A - (複数の)シクロオキシゲナーゼ−2(cox2)阻害剤および第2薬物による筋萎縮性側索硬化症(als)の治療のための併用療法 - Google Patents

(複数の)シクロオキシゲナーゼ−2(cox2)阻害剤および第2薬物による筋萎縮性側索硬化症(als)の治療のための併用療法 Download PDF

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Abstract

そのような治療、阻害または予防を必要とする対象において、ALSを治療、予防、または阻害する方法。該方法は、1またはそれ以上の第2薬物と組み合わせた(複数の)シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤またはその(複数の)異性体あるいは(複数の)医薬上許容される塩、(複数の)エステル、または(複数の)プロドラッグを対象に投与することを特徴とし、ここに(複数の)第2薬物の量と組み合わせた(複数の)シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤またはその(複数の)異性体あるいは(複数の)医薬上許容される塩、(複数の)エステル、または(複数の)プロドラッグの量は、ALS治療、阻害または予防有効量を構成する。

Description

発明の詳細な説明
発明の背景
(1)発明の分野:
本発明は、筋萎縮性側索硬化症の治療方法に関する。より詳細には、本発明は、(複数の)シクロオキシゲナーゼ−2(COX2)阻害剤およびそれと併用する(複数の)第2薬物による筋萎縮性側索硬化症の治療方法に向けられている。
(2)関連分野の記載:
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、いくつかの臨床的に定義された運動ニューロン病(MNDs)のうちの1つである。ALSは、女性より1.5倍多くの男性を苦しませる。約2/3のケースにおいて、病気の発病は、年齢50および70の間で起こる。James T. Caroscio,ら,"Amyotrophic Lateral Sclerosis: Its Natural History,"Neurologic Clinics, Vol. 5, No.1, February 1987, pp. 1-8.全体的に、ALSは、各100,000人のうち5ないし10人を苦しめる。病気の進行は早い。殆どの患者は、発病から5年以内に死亡する。家族性ALS(FALS)として知られるALSケースの約5ないし10%は遺伝性である。FALSは、ALSの「孤発性」型から臨床的に識別可能であるが、男性において孤発性ALSのような優性はFALSにはない。しかしながら、ALS発病の平均年齢は、比較的早い。J. de Belleroche,ら,"Amyotrophic Lateral Sclerosis: Recent Advances in Understanding Disease Mechanisms, "J. Neuropathol. and Exp. Neurol., Vol. 55, No. 7, July 1996, pp. 747-757.単一のテストでALSを診断することはできない。病気はゆっくりと発症するため、ALSの診断は、通常、その早い段階では困難である。陽性診断の時期には、病気は、一般的に、1ないし2年間、進行している。
ALS患者は、体の随意筋を完全に管理している運動ニューロン、および/または脊髄の神経細胞、脳ステム、および運動皮質の喪失と関連した症状を見せる。ALSにおいて、運動ニューロンの死と共に、筋肉は弱り、縮小し、体はALSの初期症状を見せる。そのような症状は、例えば、異常な疲労、ぎこちなさ、筋肉虚弱、不明瞭な発言、筋肉萎縮、痙攣、脊髄機能障害、およびひきつけを含む。ALSが進行するにつれ、患者は、徐々に、手、腕、脚、および首の筋肉の使用を失い、最終的には麻痺する。話をする能力および飲み込む能力は、非常に弱くなる。また、精神医学的徴候(例えば、鬱病)が生じることもある。
しかしながら、認知障害は、一般には、ALSとは観察されないが、いくつかのデータは、全ALS患者の15%ほどは、何らかの記憶喪失、行動の変化、および判断ならびに複数の仕事を同時に行うこと双方に関する問題を経験することを示唆する。12th International Symposium on ALS/MND, Oakland, California, November 18-20,2001, Highlights and Summary of Clinical Sessions, (www. alsa.org/news/newsl20301a.cfm).ALSからの死亡の通常の原因は、呼吸を管理する横隔膜の筋肉の不全である。ALS患者は、特に膀胱および腸機能、性機能、および全五感は影響されないため、人工呼吸器の使用によって延命することができる。しかし、人工呼吸器での生活は、望ましいものではなく、また、(分泌液または吸気を貯蔵することが原因である)肺炎のような合併症がないわけでもない。
ALSの可能性のある原因への初期のリサーチからの証拠は、ウィルス性または環境性毒素理論のいずれも支持しない。また、いくつかの自己免疫性理論が、過去十年間で進歩してきたが、薬物(例えば、アザチオプリン)治療を含めた免疫抑制療法、血漿分離交換法、または静脈免疫グロブリン注射は、ALSと戦うのに効果がなかった。全リンパ節照射の非常に強力な免疫抑制法でさえ成功しないことが判明した。Annals of Neurology, Editorial, "Amyotrophic Lateral Sclerosis: Theories and Therapies, "Vol. 35,1994, pp. 129-130。現在、進行中の研究の1つの領域は、動物モデルおよび細胞培養系における運動ニューロンの保護を示しているインスリン様成長因子1(IGF−1またはMyotrophin(登録商標))、繊毛様神経栄養因子(CNTF)、ならびに、最近では、血管上皮成長因子(VEGF)といった成長因子の使用である。ALS協会は、2002年冬後期からのIGF−1の臨床リサーチ治験への参加を表明した。12th International Symposium on ALS/MND, Oakland, California, November 18- 20,2001, Highlights and Summary of Clinical Sessions, (www.alsa.org/news/ews120301a.cfm).しかしながら、成長因子療法の有効性は、それが血液脳関門(BBB)を通過する前に、肝臓内での蛋白質の分解によって制限される。
何人かのALS患者の脳脊髄液で見受けられる異常に高いグルタミン酸濃度に基づき、療法のもう1つの方法は、脳グルタミン酸レベルの制御にある。過剰なグルタミン酸の除去に関与するEAAT2として知られる星状膠細胞(ニューロンを取り囲んでいる細胞)内のグルタミン酸輸送体の存在量は、ALS患者の皮質および脊髄ならびにマウスモデルにおいて減少する。高いグルタミン酸レベルは、(グルタミン酸受容体の活性化である)「興奮毒性」を招き、カルシウムでニューロンを充満させ、宿主の下流事象の損傷を招く。他の研究は、運動ニューロン死滅の原因として、興奮毒性を高亜鉛レベルに関連付けている。前掲。これらの発見から、研究の有望な領域は、脳内のグルタミン酸の放出を阻害するグルタミン酸拮抗剤の使用にある。FDAに認可された薬物リルゾール(riluzole)(Rilutek(登録商標))による予備結果は、ALS患者の寿命を増加させる可能性を示す。しかしながら、二重盲検かつ制御された試験が、これらの情報を確証するのに必要である。前掲。リルゾール療法の1つの欠点は、高レベルになり得る肝臓酵素を定期的にモニタリングする必要があり、リルゾール薬物療法を中止する必要が出てくるかもしれないことである。他の関心のあるグルタミン酸拮抗剤は、デキストロメトルファンおよびラモトリジン(lamotrigine)を含む。全てのそのようなALS薬物でそうであるように、それらがBBB通過前に分解する可能性が、有意な関心事である。
最後に、FALSにおいて酵素スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)をコードする遺伝子の突然変異の同定が、ALSリサーチにおいて画期的な出来事となった。SOD突然変異は、FALSケースの15ないし20%に存在する。SODは、スーパーオキシドフリーラジカルアニオン(O2−)を、過酸化水素(H)に変換し、これはさらにカタラーゼのような酵素によって解毒される。酸化的ストレスの間にフリーラジカルを扱う際のSODの重要性は、長い間認識されてきており、突然変異SODが、フリーラジカルの過剰量の作用を介して、運動ニューロン破壊を招くかもしれないと、何人かの科学者が考えるに至っている。孤発性および家族性ALSの治療のためのSOD治療単独またはリルゾールのような他の薬物との併用治療の研究は、進行中である。
慢性的神経変性の特定の状況下で、神経炎症が観察されることがある。しかしながら、脳における慢性炎症プロセスの機能的結果は、あまりよく理解されていない。
最近、シクロオキシゲナーゼ−2を選択的に阻害する化合物が発見された。これらのCOX 2阻害化合物は、シクロオキシゲナーゼ−1(COX 1)の活性より大きい範囲まで、COX 2の活性を選択的に阻害する。COX 1は、プロスタグランジンと関与する非炎症性調節機能の多くに関与している構成的に生成された酵素であることが示されている。他方で、COX 2は、炎症プロセスに有意な関与を有する誘導性酵素である。Needleman, P.ら, J. Rheumatol., 24, Suppl. 49 : 6-8 (1997)参照. Fu, J. Y.,ら,J. Biol. Chem., 265 (28) : 16737-40 (1990)参照。新たなCOX 2−選択的阻害剤は、COX 1の阻害と関連する有害な副作用を避けることを含む利点を提供すると考えられる。
シクロオキシゲナーゼ−2−選択的阻害剤の同定および/または使用に関する情報は、(1)Buttgereit, F.ら, Am. J.Med., 110 (3 Suppl. 1) : 13-9 (2001); (2)Osiri, M. ら, Arthritis CareRes., 12(5) : 351-62 (1999); (3) Buttar, N. S. ら, Mayo Clin.Proc., 75(10) : 1027-38 (2000); (4) Wollheim, F. A., Current Opin. Rheumatol., 13 : 193-201 (2001); (5)米国特許第5,434,178号(1,3,5−三置換ピラゾール化合物);(6)同第5,476,944号(環状フェノールチオエステルの誘導体);(7)同第5,643,933号(置換されたスルホニルフェニル複素環);同第5,859,257号(イソオキサゾール化合物);(8)同第5,932,598号(ベンゼンスルホンアミド−含有COX 2阻害剤のプロドラッグ);(9)同第6,156,781号(置換されたピラゾリルベンゼンスルホンアミド);(10)同第6,110,960号(ジヒドロベンゾピランおよび関連化合物について),(11)同第6,180,651号(BMS−347070の開示を含む),(12) Hillson, J. L.ら,Expert Opin. Pharmacother., 1 (5) : 1053-66 (2000), (ロフェコキシブについて,Vioxx6D, Merck & Co. , Inc. ); (13)Everts, B.ら, Clin. Rheumatol., 19 (5) : 331-43 (2000), (セレコキシブについて, Celebrex@, Pharmacia Corporation, ロフェコキシブ); (14)Jamali, F., J. Pharm. Pharm. Sci., 4 (1) : 1-6 (2001), (セレコキシブについて);(15)米国特許第5,521,207号および同第5,760,068号(置換されたピラゾリルベンゼンスルホンアミドについて);(16) Davies, N. M.ら, Clinical Genetics, Abstr. at http://www.mmhc.com/cg/articles/CG0006/davies.html (フォルメロキシカム、セレコキシブ、バルデコキシブ、パレコキシブ、デラコキシブ、およびロフェコキシブ); (17)http://www.celebrex.com (セレコキシブについて); (18) http://www.docguide. com/dg.nsf/PrintPrint/FlF8DDD2D8B009408525698F00742187, 5/9/2001 (エトリコキシブについて, MK-663, Merck & Co., Inc.);(19)Saag, K.ら, Arch. Fam. Med., 9(10): 1124-34 (2000),(ロフェコキシブについて);および(20)国際特許公開公報第WO−0024719号(ABT 963について, Abbott Laboratories)といった文献で見つけることができる。
様々な米国特許および特許出願は、多くの神経変性病ならびに他の病気の治療を論議する。例えば、(21)米国特許第6,306,842号B1は、構造X−L−Y[式中、Xは非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)であり、Lは所望のリンカー/スペーサーであり、Yは選択的COX 2阻害剤である]の化合物の使用を教示する;(22)米国特許第6,303,613号B1は、式:
Figure 2005534642
[式中、Aは、同一または異なり、O、N、およびSから選択される1ないし3つのヘテロ原子を含有する5員複素環芳香環を表し、;あるいは1ないし3つの窒素原子を含有する6員複素環芳香環を表し;Rは、水素、アルキルCないしC、アルコキシCないしC、ハロゲンまたはトリフルオロメチルを表し;
は、水素またはアルキルCないしCを表し;RおよびRは、本明細書定義通りである]
の化合物単独あるいはCOX 2阻害剤(例えば、セレコキシブまたはMK−966)と併用した使用を教示し;(23)米国特許第6,294,170号は、様々な状態を媒介すると考えられるIL−1阻害剤蛋白質と組み合わせたCOX 2阻害剤(セレコキシブ)の使用を教示し;(24)米国特許第6,265,436B1、同第6,262,073B1、6,136,832、および6,005,00は、一般式
Figure 2005534642
[式中、Rは水素、フェニル、または低級アルキルであり;Lは酸素、硫黄、窒素、アセチレン、シスまたはトランス炭素−炭素二重結合、エステル、炭酸塩、尿素、アミド、およびカルバミン酸塩よりなる群から選択されるリンカー部位であり;mは0または1であり;nは0ないし4であり;アリールは、置換または非置換アリール基であり;但し、Rが水素であるならば、mまたはnのいずれかは、0ではない]
を有する特定の非置換−3,4−ジヒドロキシ−2(5H)−フラノンおよび特定の置換5−ビフェニル−3,4−ジヒドロキシ−2(5H)−フラノン化合物およびその医薬上許容される塩;ならびに
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[式中、Rは水素、所望により1またはそれ以上のハロ基、シクロアルキル基、または所望により1またはそれ以上のハロ、1ないし8つの炭素原子のアルキル、1ないし8つの炭素原子のアルコキシ、シクロアルキル、ニトロまたはトリフルオロメチル基によって置換されていてもよいアリール基によって置換されていてもよい低級アルキル基であり;Xは、所望により、1またはそれ以上のハロ、1ないし8つの炭素原子のアルキル、1ないし8つの炭素原子のアルコキシ、シクロアルキル、ニトロまたはトリフルオロメチル基であってもよく;ならびにArは、X、1またはそれ以上のハロであるX、1ないし8つの炭素原子のアルキル、1ないし8つの炭素原子のアルコキシ、シクロアルキル、ニトロまたはトリフルオロメチル基によって置換された芳香環またはヘテロ芳香環である]
またはその医薬上許容される塩の使用を教示し;(27)米国特許第6,063,807号は、Aがシクロオキシゲナーゼ阻害剤であり、Bが式
Figure 2005534642
[式中、Rは、水素、ニトロまたはフェニル基、ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、低級アルキルまたは低級アルコキシ基の間から選択される1またはそれ以上の置換基によって置換され得るフェニル基を表し;Rは、低級アルキル基;低級アルキルチオ、アルキルチオアルキル;ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、低級アルキルまたは低級アルコキシ基の間から選択される1またはそれ以上の置換基によって置換され得るアリール;あるいは、それ自体がニトロ、アミノ、低級アルキルまたはフェニル基、ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、低級アルキルまたは低級アルコキシ基の間から選択される1またはそれ以上の置換基によって置換され得るフェニル基を表し;Aがアセチルサリチル酸を表し、Rが水素原子を表すならば、Rは、アリール基もフェニルアミノ基も表さず、フェニル基は置換され得る]
の化合物である塩ABの使用を教示し;ならびに、(28)米国特許出願公報第2001/0011143A1は、COX 2阻害剤と組み合わせた、式
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[式中、Rは、水素、Li、Na、K、Mg、またはNHである]
および
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[式中、mは1ないし3の整数であり;Rは、フルオロ、クロロ、ブロモ、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシまたはペルフルオロ(C−C)アルキルである]
のマトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)の阻害剤の使用を教示する。
要約すると、ALSに対する有効な治療剤の捜索は、現在、病気の原因に関して上記したものを含む広範囲の理論に基づいている。しかしながら、様々なアプローチにも拘わらず、領域は、多くの決定的でない結果または期待に反する結果によって特色づけられている。Harriet M. Bryson,ら, "Riluzole: A Review of its Pharmacodynamic and Pharmokinetic Properties and Therapeutic Potential in Amyotrophic LateralSclerosis,"Drugs, October 1996 (52 (4): 549-563.決定的な利益なしで試された方法は、抗酸化剤(例えばアセチルシステイン)、免疫療法技術(例えば、リンパ系照射法)、成長因子(例えば、繊毛様神経栄養因子)、およびグルタミン酸伝達を修飾する剤(例えば、ラモトリジン(lamotrigine))または代謝を修飾する剤(例えば、分枝鎖アミノ酸)の使用を含む。この背景に対して、ALSを治療する他の剤および方法を見つける必要がある。
発明の概要
1つの具体例によると、本発明は、それを必要とする対象に、第1量でシクロオキシゲナーゼ−2(COX 2)阻害剤および第2量で第2薬物を投与することを特徴とするALS(および/またはその症状)を阻害および/または治療するための新規方法に指向され、ここに、該第1量は該第2量と一緒になって、該COX 2阻害剤および該第2薬物の治療上有効な量であり、ここに該COX 2阻害剤は、置換ベンゾピランであるクロメンまたはクロマンを含む。
もう1つの具体例によると、本発明は、それを必要とする対象に、治療上有効量のI、II、III、IV、V、B−1、B−2...B−232、またはB−233であるシクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤またはその(複数の)組合せ(あるいはそれぞれ、その異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグ)、およびC−1、C−2、C−3、C−4...C−180またはC−181である第2薬物(または、それぞれその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグ)あるいはその(複数の)組合せを投与することを特徴とするALSの治療、阻害および/または予防の新規方法に指向される。下記の表1、1A、2、2Aおよび2Bを参照されたし。本発明の方法で使用するのに適したCOX 2阻害剤は、下記の表1および1A開示のCOX 2阻害剤を含むが、これらに限定されるものではない。本発明の方法記載のCOX 2阻害剤と併用するのに適した第2薬物は、下記の表2開示のものを含むが、これらに限定されるものではない。本発明記載の使用のためのCOX 2阻害剤および第2薬物の組合せは、下記の表2Aおよび2B記載の組合せを含むが、これらに限定されるものではない。
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本発明の具体例によると、第2薬物(表2参照)は、表1および1AのCOX 2阻害剤と併用して投与される。また、下記の表2A−2Bを参照されたし。本明細書中記載のカテゴリー内の第2薬物の例は、下記の表2で与えられるものを含むが、これらに限定されるものではない:
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もう1つの具体例によると、ALSの治療のために、本発明の方法に従い、投与することができる(複数の)COX 2阻害剤および第2薬物の組合せは、下記の表2Aおよび2Bで表される:
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もう1つの具体例によると、本発明は、それを必要とする対象に、第1量でシクロオキシゲナーゼ−2(COX 2)阻害剤および第2量で第2薬物を投与することを特徴とするALSの新規治療方法に指向され、ここに、該第1量は該第2量と一緒になって、該COX 2阻害剤および該第2薬物の治療上有効な量であり、ここに該COX 2阻害剤は、置換ベンゾピランまたはクロマンであるクロメンを含む。
さらにもう1つの具体例によると、本発明は、それを必要とする対象に、第1量でシクロオキシゲナーゼ−2(COX 2)阻害剤および第2量で第2薬物を投与することを特徴とするALSの新規治療方法に指向され、ここに、該第1量は該第2量と一緒になって、該COX 2阻害剤および該第2薬物の治療上有効な量であり、ここに該COX 2阻害剤は、置換ベンゾチオピラン、ジヒドロキノリン、または式(I):
Figure 2005534642
[式中、nは、0、1、2、3または4である整数であり;
Gは、O、SまたはNRであり;
はアルキルであり;
は、水素およびアリールよりなる群から選択され;
はカルボキシル、アミノカルボニル、アルキルスルホニルアミノカルボニルおよびアルコキシカルボニルよりなる群から選択され;
は、ハロアルキル、アルキル、アラルキル、シクロアルキルおよび所望により、アルキルチオ、ニトロおよびアルキルスルホニルから選択される1またはそれ以上の基で置換されていてもよいアリールよりなる群から選択され;ならびに
各Rは、独立して、水素、ハロ、アルキル、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アラルキルオキシ、ヘテロアラルキルオキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアリールアルキルアミノ、ニトロ、アミノ、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、ヘテロアリールアミノスルホニル、アラルキルアミノスルホニル、ヘテロアラルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、アルキルスルホニル、ヒドロキシアリールカルボニル、ニトロアリール、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、アラルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アリールカルボニル、アミノカルボニル、およびアルキルカルボニルから選択される1またはそれ以上の基よりなる群から選択され;
あるいはRは、それが結合している炭素原子および環Eの残部と一緒になって、ナフチル基を形成する]
を有するジヒドロナフタレン、またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグよりなる群から選択される。
もう1つの具体例によると、本発明は、それを必要とする対象に、第1量でシクロオキシゲナーゼ−2(COX 2)阻害剤および第2量で第2薬物を投与することを特徴とするALSの新規治療方法に指向され、ここに、該第1量は該第2量と一緒になって、該COX 2阻害剤および該第2薬物の治療上有効な量であり、ここに該COX 2阻害剤は、一般式(II):
Figure 2005534642
[式中:
Dは、部分的に不飽和または飽和ヘテロシクリルおよび部分的に不飽和または飽和環状炭素よりなる群から選択され;
13は、ヘテロシクリル、シクロアルキル、シクロアルケニルおよびアリールよりなる群から選択され、ここにR13は、所望により、置換可能な位置にて、アルキル、ハロアルキル、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ニトロ、アルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、ハロ、アルコキシおよびアルキルチオから選択される1またはそれ以上の基で置換されていてもよく;
14は、メチルまたはアミノであり;ならびに
15は、水素、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、オキソ、シアノ、カルボキシル、シアノアルキル、ヘテロシクリルオキシ、アルキルオキシ、アルキルチオ、アルキルカルボニル、シクロアルキル、アリール、ハロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルケニル、アラルキル、ヘテロシクロリルアルキル、アシル、アルキルチオアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシカルボニル、アリールカルボニル、アラルキルカルボニル、アラルケニル、アルコキシアルキル、アリールチオアルキル、アリールオキシアルキル、アラルキルチオアルキル、アラルコキシアルキル、アルコキシアラルコキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アミノカルボニル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニル、N−アリールアミノカルボニル、N−アルキル−N−アリールアミノカルボニル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキル、アルキルアミノ、N−アリールアミノ、N−アラルキルアミノ、N−アルキル−N−アラルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、N−アリールアミノアルキル、N−アラルキルアミノアルキル、N−アルキル−N−アラルキルアミノアルキル、N−アルキル−N−アリールアミノアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アリールチオ、アラルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル、アリールスルホニル、またはN−アルキル−N−アリールアミノスルホニルである]
またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグを有し、但し、式(II)は、上記表1Aに記載の通り、セレコキシブ(B−18)またはロフェコキシブ(B−21)ではない。
もう1つの具体例によると、本発明は、それを必要とする対象に、第1量でシクロオキシゲナーゼ−2(COX 2)阻害剤および第2量で第2薬物を投与することを特徴とするALSの新規治療方法にも指向され、ここに、該第1量は該第2量と一緒になって、該COX 2阻害剤および該第2薬物の治療上有効な量であり、ここに、該COX 2阻害剤は、一般式(II):
Figure 2005534642
[式中:
Dは、部分的に不飽和または飽和ヘテロシクリルおよび部分的に不飽和または飽和環状炭素よりなる群から選択され;
13は、ヘテロシクリル、シクロアルキル、シクロアルケニルおよびアリールよりなる群から選択され、ここにR13は、所望により、置換可能な位置にて、アルキル、ハロアルキル、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ニトロ、アルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、ハロ、アルコキシおよびアルキルチオから選択される1またはそれ以上の基で置換されていてもよく;
14は、メチルまたはアミノであり;ならびに
15は、水素、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、オキソ、シアノ、カルボキシル、シアノアルキル、ヘテロシクリルオキシ、アルキルオキシ、アルキルチオ、アルキルカルボニル、シクロアルキル、アリール、ハロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルケニル、アラルキル、ヘテロシクロリルアルキル、アシル、アルキルチオアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシカルボニル、アリールカルボニル、アラルキルカルボニル、アラルケニル、アルコキシアルキル、アリールチオアルキル、アリールオキシアルキル、アラルキルチオアルキル、アラルコキシアルキル、アルコキシアラルコキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アミノカルボニル,アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニル、N−アリールアミノカルボニル、N−アルキル−N−アリールアミノカルボニル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキル、アルキルアミノ、N−アリールアミノ、N−アラルキルアミノ、N−アルキル−N−アラルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、N−アリールアミノアルキル、N−アラルキルアミノアルキル、N−アルキル−N−アラルキルアミノアルキル、N−アルキル−N−アリールアミノアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アリールチオ、アラルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル、アリールスルホニル、またはN−アルキル−N−アリールアミノスルホニルである]またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグを有し;ならびに
ここに、該第2薬物は、C−1、C−2、C−3、C−4、C−5、C−6、C−7、C−8、C−9、C−10、C−11、C−12、C−13、C−14、C−15、C−16、C−17、C−18、C−19、C−20、C−21、C−22、C−23、C−24、C−25、C−26、C−27、C−28、C−29、C−30、C−31、C−32、C−33、C−34、C−35、C−36、C−37、C−38、C−39、C−40、C−41、C−42、C−43、C−44、C−45、C−46、C−47、C−48、C−49、C−50、C−51、C−52、C−53、C−54、C−55、C−56、C−57、C−58、C−59、C−60、C−61、C−62、C−63、C−64、C−65、C−66、C−67、C−68、C−69、C−70、C−71、C−72、C−73、C−74、C−75、C−76、C−77、C−78、C−79、C−80、C−81、C−82、C−83、C−84、C−85、C−86、C−87、C−88、C−89、C−90、C−91、C−92、C−93、C−94、C−95,C−96、C−97、C−98、C−99、C−C−101、C−102、C−103、C−104、C−105、C−106、C−107、C−108、C−109、C−110、C−111、C−112、C−113、C−114、C−115、C−116、C−117、C−118、C−119、C−120、C−121、C−122、C−123、C−124、C−125、C−126、C−127、C−128、C−129、C−130、C−131、C−132、C−133、C−134、C−135、C−136、C−137、C−138、C−139、C−140、C−141、C−142、C−143、C−144、C−145、C−146、C−147、C−148、C−149、C−150、C−151、C−152、C−153、C−154、C−155、C−156、C−157、C−158、C−159、C−160、C−161、C−162、C−163、C−164、C−165、C−166、C−167、C−168、C−169、C−170、C−171、C−172、C−173、C−174、C−175、C−176、C−177、C−178、C−179、C−180、C−181を含む。
もう1つの具体例によると、本発明は、それを必要とする対象に、第1量でシクロオキシゲナーゼ−2(COX 2)阻害剤および第2量で第2薬物を投与することを特徴とするALSの新規治療方法にも指向され、ここに、該第1量は該第2量と一緒になって、該COX 2阻害剤および該第2薬物の治療上有効な量であり、ここに該COX 2阻害剤は、一般式(II):
Figure 2005534642
[式中:
Dは、部分的に不飽和または飽和ヘテロシクリルおよび部分的に不飽和または飽和環状炭素よりなる群から選択され;
13は、ヘテロシクリル、シクロアルキル、シクロアルケニルおよびアリールよりなる群から選択され、ここにR13は、所望により、置換可能な位置にて、アルキル、ハロアルキル、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ニトロ、アルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、ハロ、アルコキシおよびアルキルチオから選択される1またはそれ以上の基で置換されていてもよく;
14は、メチルまたはアミノであり;ならびに
15は、水素、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、オキソ、シアノ、カルボキシル、シアノアルキル、ヘテロシクリルオキシ、アルキルオキシ、アルキルチオ、アルキルカルボニル、シクロアルキル、アリール、ハロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルケニル、アラルキル、ヘテロシクロリルアルキル、アシル、アルキルチオアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシカルボニル、アリールカルボニル、アラルキルカルボニル、アラルケニル、アルコキシアルキル、アリールチオアルキル、アリールオキシアルキル、アラルキルチオアルキル、アラルコキシアルキル、アルコキシアラルコキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アミノカルボニル,アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニル、N−アリールアミノカルボニル、N−アルキル−N−アリールアミノカルボニル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキル、アルキルアミノ、N−アリールアミノ、N−アラルキルアミノ、N−アルキル−N−アラルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、N−アリールアミノアルキル、N−アラルキルアミノアルキル、N−アルキル−N−アラルキルアミノアルキル、N−アルキル−N−アリールアミノアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アリールチオ、アラルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル、アリールスルホニル、またはN−アルキル−N−アリールアミノスルホニルである]
またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグを有し;ならびに
ここに該第2薬物は、グルタミン酸拮抗剤、神経栄養成長因子、抗酸化剤、免疫抑制薬、細胞骨格蛋白質、副腎皮質ステロイド、または鎮痙剤である。
もう1つの具体例によると、本発明は、また、それを必要とする対象に、第1量でシクロオキシゲナーゼ−2(COX 2)阻害剤および第2量で第2薬物を投与することを特徴とするALSの新規治療方法にも指向され、ここに、該第1量は該第2量と一緒になって、該COX 2阻害剤および該第2薬物の治療上有効な量であり、ここに該COX 2阻害剤は、一般式(III):
Figure 2005534642
[式中:
16は、メチルまたはエチルであり;
17は、クロロまたはフルオロであり;
18は、水素またはフルオロであり;
19は、水素、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシまたはヒドロキシであり;
20は、水素またはフルオロであり;ならびに
21は、クロロ、フルオロ、トリフルオロメチルまたはメチルであり、
但し、R16がエチルでR19が水素である時、R17、R18、R19およびR20は、全てがフルオロというのではない]
によって表されるフェニル酢酸誘導体またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグを含む。
もう1つの具体例によると、本発明は、また、それを必要とする対象に、第1量でシクロオキシゲナーゼ−2(COX 2)阻害剤および第2量で第2薬物を投与することを特徴とする筋萎縮性側索硬化症の新規治療方法にも向けられており、ここに、該第1量は該第2量と一緒になって、該COX 2阻害剤および該第2薬物の治療上有効な量であり、ここに該COX 2阻害剤は、式(IV):
Figure 2005534642
[式中:
Xは、OまたはSであり;
Jは、炭素環または複素環であり;
22は、NHSOCHまたはFであり;
23は、水素、NO、またはFであり;ならびに
24は、水素、NHSOCH、または(SOCH)Cである]
によって表されるか、あるいはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグである。
もう1つの具体例によると、本発明は、また、それを必要とする対象に、第1量でシクロオキシゲナーゼ−2(COX 2)阻害剤および第2量で第2薬物を投与することを特徴とする筋萎縮性側索硬化症の新規治療方法にも向けられており、ここに、該第1量は該第2量と一緒になって、該COX 2阻害剤および該第2薬物の治療上有効な量であり、ここに該COX 2阻害剤は、構造式(V):
Figure 2005534642
[式中:
TおよびMは、独立して、フェニル、ナフチル、5ないし6員を含み、1ないし4つのヘテロ原子を有する複素環から由来する基、または3ないし7つの炭素原子を有する飽和炭化水素環から由来する基であり;
、Q、LまたはLは、独立して、水素、ハロゲン、1ないし6つの炭素原子を有する低級アルキル、トリフルオロメチル、または1ないし6つの炭素原子を有する低級メトキシであり;
、Q、LまたはLの少なくとも1つは、パラ位置にあり、−S(O)−Rであり、ここに、nは0、1、または2であり、Rは1ないし6つの炭素原子を有する低級アルキル基または1ないし6つの炭素原子を有する低級ハロアルキル基、あるいはSONHであり;あるいは
およびQは、メチレンジオキシであり;あるいは
およびLは、メチレンジオキシであり;次いで
25、R26、R27、およびR28は、独立して、水素、ハロゲン、1ないし6つの炭素原子を有する低級アルキル基、1ないし6つの炭素原子を有する低級ハロアルキル基、または、フェニル、ナフチル、チエニル、フリルおよびピリジルよりなる群から選択される芳香環であり;あるいは
25およびR26は、Oであり;あるいは、
27およびR28は、Oであり;あるいは、
25、R26は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、3ないし7つの炭素原子を有する飽和炭化水素環を形成し;あるいは
27、R28は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、3ないし7つの炭素原子を有する飽和炭化水素環を形成する]
を有するか、あるいはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグである。
また、本発明は、対象のシクロオキシゲナーゼ−2媒介障害を治療、改善または予防する新規な方法にも向けられており、該方法は、治療上有効な量の上記したシクロオキシゲナーゼ−2−選択的阻害剤のいずれか1つおよび上記した第2薬物または第2薬物のカテゴリーのいずれか1つを含む医薬組成物で、該障害を有するまたは有すると疑われる対象を処置することを特徴とする。
好ましい具体例の詳細な記載
本発明によって、そのような治療を必要とする(複数の)対象に、上記表1および1A開示の1またはそれ以上の(複数の)シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤を、表2開示または表2開示の薬物の一般的カテゴリー内の1またはそれ以上の(複数の)第2薬物と組み合わせて投与することによって、ALSを治療することが可能であることが発見された。ALSの治療に使用される(複数の)シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤および(複数の)第2薬物の量は、組合せた量が、好ましくは最小限の副作用で、ALSの治療、阻害および/または予防に対して治療上有効量であるように選択される。
次の定義は、読者が、本発明の詳細な記載を理解するのを助けるために提供される。
本明細書中で使用されるように、用語「精製された」は、部分的に精製および/または完全に精製されていることを意味する。すなわち「精製された組成物」は、部分的に精製されているか、あるいは完全に精製されているかのいずれかである。ALSの治療のための本発明の方法に有用な(複数の)COX 2阻害剤、ならびに(複数の)第2薬物は、(複数の)COX 2阻害剤および(複数の)第2薬物の組合せが、医薬上許容されるような、いずれの純度および質であってもよい。
本明細書中で使用されるように、用語「シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤」は、シクロオキシゲナーゼ−1を超えて、シクロオキシゲナーゼ−2を選択的に阻害する化合物を含み、また、それらの化合物の医薬上許容される塩も含む。
実際には、COX 2阻害剤の選択性は、テストが実施される条件およびテストされる阻害剤によって変動する。しかしながら、本明細書の目的のために、COX 2阻害剤の選択性は、COX 1の阻害に対するインビトロまたはインビボIC50値を、COX 2の阻害に対するIC50値で割った割合(COX 1 IC50/COX 2 IC50)として測定することができる。COX 2選択的阻害剤は、COX 2 IC50に対するCOX 1 IC50の割合が、1を超える、好ましくは1.5を超える、より好ましくは2を超える、さらにより好ましくは5を超える、さらにより好ましくは10を超える、さらにより好ましくは50を超える、さらにより好ましくは100を超えるいずれかの阻害剤である。
本明細書中で使用されるように、用語「IC50」は、シクロオキシゲナーゼ活性の50%阻害を生じさせるのに必要な化合物の濃度を指す。
本発明の好ましいシクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤は、約5μM未満、より好ましくは約1μM未満のシクロオキシゲナーゼ−2 IC50を有する。
好ましいシクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤は、約1μMを超える、より好ましくは20μMを超えるシクロオキシゲナーゼ−1 IC50を有する。そのような好ましい選択性は、通常のNSAID−誘発性副作用の発生率を減少させる能力を示す。
また、シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤のプロドラッグとして作用する化合物、ならびに第2薬物に対してプロドラッグとして作用する化合物も、本発明の範囲内に含まれる。本明細書中で、COX 2選択的阻害剤および第2薬物に言及する際に使用するように、用語「プロドラッグ」は、体内の代謝プロセスによって、活性なCOX 2選択的阻害剤に変換される化学化合物を指す。COX 2選択的阻害剤に対するプロドラッグの1例は、パレコキシブであり、これは、三環系シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤バルデコキシブの治療上有効なプロドラッグである。好ましいCOX 2選択的阻害剤プロドラッグの例は、パレコキシブナトリウムである。
本明細書中で使用されるように、「有効量」または「治療上有効量」は、既知の技術の使用によって、および類似した状況下で得られた結果を観察することによって、当業者の1人によって直ちに決定されるごとく、治療効果を得るのに十分な対象に投与される用量または有効量および対象への投与の頻度を指す。患者に投与される用量または有効量および対象への投与の頻度は、既知の技術の使用によって、および類似した状況下で得られた結果を観察することによって、当業者の1人によって直ちに決定され得る。有効量または用量を決定する際に、主治医によって考慮される多くの要因は、使用される化合物の作用の効力および持続時間;治療される病気の性質および重症度ならびに治療を受ける患者の性別、年齢、体重、一般的健康および個々の応答性、および他の関連した状況を含むがこれらに限定されるものではない。
用語「治療上有効」は、典型的に代替療法と関連した有害な副作用を避けつつ、障害の重症度またはその望ましくない症状を予防、あるいは減少させる剤の組合せの能力を示す。当業者は、Goodman & Goldman's The Pharmacological Basis of Therapeutics, 第9版(1996), Appendix II, pp. 1707-1711およびGoodman & Goldman's The Pharmacological Basis of Therapeutics, 第10版(2001), AppendixII, pp. 475-493からのガイダンスで、用量を決定することができることも理解するだろう。
主題の方法で使用される(複数の)COX 2選択的阻害剤および(複数の)第2薬物の量は、一緒になって、ALS治療または予防に対して有効量を構成するのに十分な量である。本発明の方法において、治療の新規な方法において使用されるCOX 2選択的阻害剤の量は、対象の体重の1キログラム当たり約0.001ないし約100ミリグラム/日(mg/日・kg)、より好ましくは約0.05ないし約50mg/日・kg、さらにより好ましくは約1ないし約20mg/日・kgの範囲である。COX 2選択的阻害剤と併用する第2薬物の量は、好ましくは、対象の体重の1キログラム当たり約0.001ないし約100ミリグラム/日(mg/日・kg)であり、より好ましくは、約0.1ないし約10mg/日・kgであり、さらにより好ましくは、0.5ないし2mg/日・kgの範囲である。好ましくは、投与される(複数の)第2薬物の(複数の)量に対する投与される(複数の)COX 2阻害剤の(複数の)量の重量割合は、約0.002ないし約10であり、より好ましくは、約0.1ないし約5である。
COX 2選択的阻害剤がロフェコキシブを含む時、使用される量は、約0.15ないし約1.0mg/日・kgの範囲内であるのが好ましく、さらにより好ましくは約0.18ないし約0.4mg/日・kgである。COX 2選択的阻害剤がエトリコキシブを含む時、使用される量は、約0.5ないし約5mg/日・kgの範囲内であるのが好ましく、さらにより好ましくは、約0.8ないし約4mg/日・kgである。COX 2選択的阻害剤がセレコキシブを含む時、使用される量は、約1ないし約20mg/日・kgであるのが好ましく、さらにより好ましくは約1.4ないし約8.6mg/日・kgであり、さらにより好ましくは約2ないし約3mg/日・kgである。COX 2選択的阻害剤がバルデコキシブを含む時、使用される量は、約0.1ないし約5mg/日・kgの範囲内であるのが好ましく、さらにより好ましくは、約0.8ないし約4mg/日・kgである。COX 2選択的阻害剤がパレコキシブを含む時、使用される量は、約0.1ないし約5mg/日・kgの範囲内であるのが好ましく、さらにより好ましくは、約1ないし約3mg/日・kgである。
絶対一日用量に関して、COX 2選択的阻害剤がロフェコキシブを含む時、使用される量は約10ないし約75mg/日であるのが好ましく、より好ましくは、約12.5ないし約50mg/日である。COX 2選択的阻害剤がエトリコキシブを含む時、使用される量は、約50ないし約100mg/日であるのが好ましく、より好ましくは、約60ないし約90mg/日である。COX 2選択的阻害剤が、セレコキシブを含む時、使用される量は、約100ないし約1000mg/日であるのが好ましく、より好ましくは、約200ないし約800mg/日である。COX 2選択的阻害剤がバルデコキシブを含む時、使用される量は約5mgないし約100mg/日であるのが好ましく、さらに好ましくは、約10ないし約60mg/日である。COX 2選択的阻害剤がパレコキシブを含む時、使用される量は約10ないし約100mg/日の範囲内であるのが好ましく、より好ましくは約20ないし約80mg/日である。
上記の(複数の)COX 2選択的阻害剤および第2薬物は、その好ましい用量が、例えば、単一用量、単一カプセル剤、あるいは、4までの、またはそれ以上の単一用量形態によって、提供されるような治療組成物で提供される。
本発明の1つの具体例において、(複数の)COX 2阻害剤および(複数の)第2薬物は、実質的に同時に投与され得、つまり、両方の剤は、例えば剤を混合し、混合物を単一カプセル剤に組み込むことによって、単一用量で提供され得る。そうでなければ、(複数の)COX 2阻害剤および(複数の)第2薬物は、短い時間間隔、例えば、5分またはそれ未満の時間間隔で、別々の用量での投与によって実質的に同時に投与され得る。別法として、(複数の)COX 2選択的阻害剤および(複数の)第2薬物は、順次に投与され得、つまり別々の用量、恐らくは、(複数の)COX 2選択的阻害剤および(複数の)第2薬物の別々の用量形態を、別々に、例えば、ずらしたスケジュールで、(複数の)COX 2選択的阻害剤および(複数の)第2薬物の同じ投与頻度で投与することができる。もちろん、(複数の)COX 2選択的阻害剤は、(複数の)第2薬物より多いまたは少ない頻度のいずれかで投与することも可能である。いずれのケースにおいても、十分な長さの連続した時間間隔、例えば1日の間で、投与される(複数の)第2薬物の重量割合に対する投与される(複数の)COX 2選択的阻害剤の重量割合は、一定のままであることが好ましい。
いくつかのケースにおいて、表2にリストされたおよび/または本明細書中に記載された第2薬物の組合せ、あるいは表2にリストされておらずおよび/または本明細書中に記載されていない1またはそれ以上の薬物と組合せた表2にリストされたおよび/または本明細書中に記載された第2薬物を投与することが望ましい。例えば、有利に組み合わせることができる第2薬物は、リルゾールおよびアルファトコフェロールを含み、これは、リルゾール単独の投与と比較して、ALS進行を遅らせることができる。また、AVP−923として知られる薬物は、そのような酵素が共投与されるものとデキストロメトルファンを阻害する酵素と組み合わせることができる第2薬物(つまり、NMDA受容体デキストロメトルファン)の例を提供する。有益であり得る第2薬物組合せのさらなる例は、例えばWO−00211712記載のごとき、ヒューペルジンおよびニコチン化合物の投与である。
用語「薬理学的に有効な量」は、研究者または臨床医によって求められている組織、システム、動物またはヒトの生物学的または医学的応答を引き出す薬物または医薬剤の量を意味する。この量は、治療上有効な量であってもよい。
用語「医薬上許容される」は、本明細書中では、修飾される名詞が、医薬製品で使用するのに適していることを意味するように使用される。医薬上許容される陽イオンは、金属イオンおよび有機イオンを含む。より好ましい金属イオンは、適当なアルカリ金属塩、アルカリ土類金属および他の生理学上許容される金属イオンを含むが、これらに限定されるものではない。例示的イオンは、それらの通常の原子価のアルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムおよび亜鉛を含む。好ましい有機イオンは、部分的には、トリメチルアミン、ジエチルアミン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、コリン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、メグルミン(N−メチルグルカミン)およびプロカインを含むプロトン化第三級アミンおよび第四級アンモニウム陽イオンを含む。例示的な医薬上許容される酸は、塩酸、ヨウ化水素酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸、メタンスルホン酸、酢酸、ギ酸、酒石酸、マレイン酸、リンゴ酸、クエン酸、イソクエン酸、コハク酸、乳酸、グルコン酸、グルクロン酸、ピルビン酸、オキサロ酢酸、フマル酸、プロピオン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、安息香酸等を、限定なしに含む。
また、シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤および第2薬物の異性体の形態および互変異性体および医薬上許容される塩が、本発明の(複数の)方法の使用に関連して含まれる。COX 2阻害剤および第2薬物の異性体は、それらのジアステレオマー、鏡像異性体、およびラセミ体ならびにそれらの構造的異性体を含む。説明的な医薬上許容される塩は、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、グルコン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、グルクロン酸、マレイン酸、フマル酸、ピルビン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、安息香酸、アントラニル酸、メシル酸、ステアリン酸、サリチル酸、p−ヒドロキシ安息香酸、フェニル酢酸、マンデル酸、エンボン酸(embonic)(パモ酸)、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、パントテン酸、トルエンスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、スルファニル酸、シクロヘキシルアミノスルホン酸、アルギン酸、β−ヒドロキシ酪酸、ガラクタル酸、およびガラクツロン酸から調製される。
本発明の(複数の)方法と関連して使用される化合物の適した医薬上許容される塩基付加塩は、金属イオン塩および有機イオン塩を含む。より好ましい金属イオン塩は、適したアルカリ金属(群Ia)塩、アルカリ土類金属(群IIa)塩および他の生理学上許容される金属イオンを含むが、これらに限定されるものではない。そのような塩は、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムおよび亜鉛のイオンから作られる。好ましい有機塩は、部分的に、トリメチルアミン、ジエチルアミン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、コリン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、メグルミン(N−メチルグルカミン)およびプロカインを含む第三級アミンおよび第四級アンモニウム塩から作ることができる。全ての上記の塩は、当業者によって、本発明の対応する化合物から、従来の手段によって、調製することができる。医薬上許容されるエステルは、COX 2阻害剤および第2薬物両方のアルキルエステルを含むが、これらに限定されるものではない。例えば、第2薬物レボドパは、そのメチルエステルまたはそのエチルエステルとして投与されてもよい。
本発明の方法は、ALSの予防、阻害、および/または治療に有用であるが、これらに限定されるものではない。
本明細書中に記載するように、用語「ALS」および「シクロオキシゲナーゼ−2媒介障害」は、限定することなしに、本出願で言及される筋萎縮性側索硬化症と関連する症状の各々を含むように意図されている。
本発明の方法は、対象のシクロオキシゲナーゼ−2媒介障害の治療、阻害および/または予防を含み、該方法は、障害を有するまたは有すると疑われる対象を、本明細書に記載される(複数の)シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤および(複数の)第2薬物の組合せた治療上有効量で処置することを特徴とする。この方法は、シクロオキシゲナーゼ−2媒介障害がALSである場合に有用である。
用語「治療する」または「治療すること」は、一時的または永久的のいずれかで、症状を緩和する、原因を排除する、あるいは症状の出現を予防または遅らせることを意味する。用語「治療」は、ALSと関連する望ましくない症状の緩和、その原因の排除またはその予防を含む。ヒト治療に有用である以外に、これらの組合せは、ウマ、イヌ、ネコ、ラット、マウス、ヒツジ、ブタ等を含む哺乳類の治療にも有用である。
治療の目的のための用語「対象」は、疼痛、炎症および/または既知の炎症関連障害のいずれか1つの予防の必要がある、あるいはそれを患っているヒトまたは動物対象のいずれかを含む。対象は、典型的には、ヒト対象である。
予防の方法につき、対象が、ヒトまたは動物対象のいずれかであり、好ましくは、ALSの予防および/または治療の必要のある対象である。対象は、ALSのリスクにあるヒト対象であってもよい。対象は、遺伝的素因、ライフスタイル、食餌、障害を引き起こす剤への暴露、病原性の剤等への暴露のために、ALSのリスクにあることもある。
発明の方法と関連して、(複数の)COX 2医薬組成物および(複数の)第2薬物は、経腸的におよび非経口的に投与することができる。経口投与は、皮下、筋肉内、皮内、乳腺内、静脈内、および当該分野で知られる他の投与方法を含む。経腸内投与は、溶液、錠剤、徐放性カプセル剤、およびシロップを含む。投与される時、医薬組成物は、体温またはそれに近い温度であってもよい。
シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤および第2薬物の両方の使用を定義する際の用語「投与」は、薬物併用療法の有益な効果を提供するような方法および投与計画での各剤の投与を含むように意図され、同様に、固定比率の活性剤を有する単一のカプセル剤または投与デバイス中、または各剤についての複数の別々のカプセル剤または投与デバイス中におけるごとく(ここに、該別々のカプセル剤または投与デバイスは同時に一緒に摂取することができるか、あるいは構成COX 2剤および組合わせて用いる第2薬物からの有益な効果を受けるのに十分な時間内に摂取することができ)、実質的に同時の2以上のCOX 2剤および/または実質的に同時の2以上の第2薬物の共投与を含めるように意図される。
用語「治療上有効」および「治療、予防、または阻害に有効」は、代替療法と典型的に関連する有害な副作用を避けつつ、ALS関連の症状の重症度および/またはその発生の頻度を減少させる目的を達成するCOX 2療法で使用する各COX 2剤および各第2薬物の量を認定するように意図されている。
用語「ヒドリド」および「H」は、単一の水素原子を指す。このヒドリド基は、例えば、酸素原子に結合して、ヒドロキシル基を形成していてもよく、あるいは2つのヒドリド基は、炭素原子に結合して、メチレン(−CH−)基を形成してもよい。単独で、あるいは「ハロアルキル」、「アルキルスルホニル」、「アルコキシアルキル」および「ヒドロキシアルキル」のような他の用語内で使用される場合、用語「アルキル」は、1ないし約20の炭素原子または、好ましくは、1ないし約12の炭素原子を有する直鎖基または分枝鎖基を含む。より好ましいアルキル基は、1ないし約10の炭素原子を有する「低級アルキル」基である。最も好ましいのは、1ないし約6の炭素原子を有する低級アルキル基である。
そのような基の例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソ−アミル、ヘキシル等を含む。
用語「アルケニル」は、2ないし約20の炭素原子、好ましくは、2ないし約12の炭素原子の少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有する直鎖または分枝鎖基を含む。より好ましいアルケニル基は、2ないし約6の炭素原子を有する「低級アルケニル」基である。アルケニル基の例は、エテニル、プロペニル、アリル、プロペニル、ブテニルおよび4−メチルブテニルを含む。
用語「アルキニル」は、2ないし約20の炭素原子、好ましくは、2ないし約12の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖基を指す。より好ましいアルキニル基は、2ないし約10の炭素原子を有する「低級アルキニル」基である。最も好ましいのは、2ないし約6の炭素原子を有する低級アルキニル基である。そのような基の例は、プロパルギル、ブチニル等を含む。
用語「アルケニル」、「低級アルケニル」は、「シス」および「トランス」配向、または代わりに、「E」および「Z」配向を有する基を含む。
用語「シクロアルキル」は、3ないし12の炭素原子を有する飽和炭素環式基を含む。より好ましいシクロアルキル基は、2ないし約8の炭素原子を有する「低級シクロアルキル」基である。そのような基の例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルを含む。用語「シクロアルケニル」は、3ないし12の炭素原子を有する部分的に不飽和の炭素環式基を含む。より好ましいシクロアルケニル基は、4ないし約8の炭素原子を有する「低級シクロアルケニル」基である。そのような基の例は、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロペンタジエニルおよびシクロヘキセニルである。
用語「ハロ」は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素のようなハロゲンを意味する。用語「ハロアルキル」は、いずれか1またはそれ以上のアルキル炭素原子が、上記定義通りのハロで置換される基を含む。特に、モノハロアルキル、ジハロアルキルおよびポリハロアルキル基を含む。一例として、モノハロアルキル基は、基内に、ヨウ素原子、臭素原子、塩素原子またはフッ素原子のいずれかを有する。ジハロおよびポリハロアルキル基は、2またはそれ以上の同一のハロ原子または異なるハロ基の組合せを有していてもよい。「低級ハロアルキル」は、1ないし6の炭素原子を有する基を含む。ハロアルキル基の例は、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル、ジフルオロクロロメチル、ジクロロフルオロメチル、ジフルオロエチル、ジフルオロプロピル、ジクロロエチルおよびジクロロプロピルを含む。
用語「ヒドロキシアルキル」は、1ないし約10の炭素原子を有し、そのうちのいずれか1が、1またはそれ以上のヒドロキシル基で置換されていてもよい直鎖または分枝鎖アルキル基を含む。より好ましいヒドロキシアルキル基は、1ないし6の炭素原子および1またはそれ以上のヒドロキシル基を有する「低級ヒドロキシアルキル」である。そのような基の例は、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチルおよびヒドロキシヘキシルを含む。
用語「アルコキシ」および「アルキルオキシ」は、各々が1ないし約10個の炭素原子のアルキル部分を有する直鎖または分枝鎖オキシ含有基を含む。より好ましいアルコキシ基は、1ないし6個の炭素原子を有する「低級アルコキシ」基である。そのような基の例は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシおよびtert−ブトキシを含む。用語「アルコキシアルキル」は、アルキル基に結合している1個またはそれ以上のアルコキシ基を有するアルキル基、つまりモノアルコキシアルキルおよびジアルコキシアルキル基を形成するアルキル基を含む。「アルコキシ」基は、さらに、フルオロ、クロロまたはブロモのような1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されて、ハロアルコキシ基を提供する。より好ましいハロアルコキシ基は、1ないし6個の炭素原子および1個またはそれ以上のハロ基を有する「低級ハロアルコキシ」基である。そのような基の例は、フルオロメトキシ、クロロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ、フルオロエトキシおよびフルオロプロポキシを含む。
用語「アリール」は、単独あるいは組合せで、1、2または3個の環を含有する炭素環式芳香系を意味し、ここに、そのような環は、ペンダント様式で一緒に結合しているか、あるいは縮合されている。用語「アリール」は、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダンおよびビフェニルのような芳香族基を含む。また、アリール部位は、アルキル、アルコキシアルキル、アルキルアミノアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アミノカルボニルアルキル、アルコキシ、アラルコキシ、ヒドロキシル、アミノ、ハロ、ニトロ、アルキルアミノ、アシル、シアノ、カルボキシ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニルおよびアラルコキシカルボニルから独立して選択される1個またはそれ以上の置換基で、置換可能な位置にて置換されていてもよい。
用語「ヘテロシクロ」、「ヘテロシクリル」、および「複素環」は、飽和、部分的に不飽和および不飽和ヘテロ原子含有環形状基を含み、ここに、ヘテロ原子は、窒素、硫黄および酸素から選択される。飽和ヘテロシクロ基の例は、1ないし2個の酸素原子および1ないし3個の窒素原子を含有する飽和3ないし6員ヘテロ単環式基(例えば、モルホリニル等);1ないし2個の硫黄原子および1ないし3の窒素原子を含有する飽和3ないし6員ヘテロ単環式基(例えば、チアゾリジニル等)を含む。部分的に不飽和のヘテロシクロ基は、ジヒドロチオフェン、ジヒドロピラン、ジヒドロフランおよびジヒドロチアゾールを含む。
用語「ヘテロアリール」は、不飽和ヘテロシクロ基を含む。「ヘテロアリール」基とも呼ばれる不飽和ヘテロシクロ基の例は、例えば、ピロリル、ピロリニル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアゾリル(例えば、4H−1,2,4−トリアゾリル、1H−1,2,3−トリアゾリル、2H−1,2,3−トリアゾリル等)、テトラゾリル(例えば、1H−テトラゾリル、2H−テトラゾリル等)等といった1ないし4個の窒素原子を含有する不飽和3ないし6員ヘテロ単環式基;例えば、インドリル、イソインドリル、インドリジニル、ベンズイミダゾリル、キノリル、イソキノリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、テトラゾロピリダジニル(例えば、テトラゾロ[1,5−b]ピリダジニル等)等といった1ないし5個の窒素原子を含有する不飽和濃縮ヘテロシクロ基;例えば、ピラニル、フリル等といった酸素原子を含有する不飽和3ないし6員ヘテロ単環式基;例えば、チエニル等といった硫黄原子を含有する不飽和3ないし6員ヘテロ単環式基;例えば、オキサゾリル、イソキサゾリル、オキサジアゾリル(例えば、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル等)等といった1ないし2個の酸素原子および1ないし3個の窒素原子を含有する不飽和3ないし6員ヘテロ単環式基;1ないし2個の酸素原子および1ないし3個の窒素原子(例えば、ベンゾキサゾリル、ベンゾキサジアゾリル等)を含有する不飽和縮合ヘテロシクロ基;例えば、チアゾリル、チアジアゾリル(例えば、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル等)等といった1ないし2個の硫黄原子および1ないし3個の窒素原子を含有する不飽和3ないし6員ヘテロ単環式基;1ないし2個の硫黄原子および1ないし3個の窒素原子(例えば、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル等)を含有する不飽和縮合ヘテロシクロ基等を含む。また、該用語は、ヘテロシクロ基がアリール基と融合される基も含む。そのような縮合二環式基の例は、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンゾピラン等を含む。該「ヘテロシクロ基」は、アルキル、ヒドロキシル、ハロ、アルコキシ、オキソ、アミノおよびアルキルアミノのような1ないし3個の置換基を有していてもよい。
用語「アルキルチオ」は、二価硫黄原子に結合している1ないし約10個の炭素原子の直線状または分岐のアルキル基を含有する基を含む。より好ましいアルキルチオ基は、1ないし6個の炭素原子のアルキル基を有する「低級アルキルチオ」基である。そのような低級アルキルチオ基の例は、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオおよびヘキシルチオである。用語「アルキルチオアルキル」は、二価硫黄原子を介して、1ないし約10個の炭素原子のアルキル基に結合しているアルキルチオ基を含有する基を含む。より好ましいアルキルチオアルキル基は、1ないし6個の炭素原子のアルキル基を有する「低級アルキルチオアルキル」基である。そのような低級アルキルチオアルキル基の例は、メチルチオメチルを含む。
用語「アルキルスルフィニル」は、二価−S(=O)−基に結合している1ないし10個の炭素原子の直線状または分岐のアルキル基を含有する基を含む。より好ましいアルキルスルフィニル基は、1ないし6個の炭素原子のアルキル基を有する「低級アルキルスルフィニル」基である。そのような低級アルキルスルフィニル基の例は、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、ブチルスルフィニルおよびヘキシルスルフィニルを含む。
用語「スルホニル」は、単独で使用されるか、あるいはアルキルスルホニルのように他の用語に連結して使用されるかに拘わらず、それぞれ、二価基−SO−を指す。「アルキルスルホニル」は、アルキルが上記定義通りであるスルホニル基に結合しているアルキル基を含む。より好ましいアルキルスルホニル基は、1ないし6個の炭素原子を有する「低級アルキルスルホニル」基である。そのようなアルキルスルホニル基の例は、メチルスルホニル、エチルスルホニルおよびプロピルスルホニルを含む。「アルキルスルホニル」基は、さらに、1個またはそれ以上のフルオロ、クロロまたはブロモのようなハロゲン原子で置換されて、ハロアルキルアミジル基を提供する。
用語「スルファミル」、「アミノスルホニル」および「スルホンアミジル」は、NHS−を指す。
用語「アシル」は、有機酸からヒドロキシルを除去した後の残基によって提供される基を指す。そのようなアシル基の例は、アルカノイルおよびアロイル基を含む。そのような低級アルカノイル基の例は、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイルおよびトリフルオロアセチルを含む。
用語「カルバノイル」は、単独で使用されるか、「アルコキシカルボニル」のように他の用語と使用されるかに拘わらず、−(C=O)−を指す。用語「アロイル」は、上記定義通りのカルボニル基を有するアリール基を含む。アロイルの例は、ベンゾイル、ナフトイル等を含み、該アロイル中のアリールは、さらに置換されていてもよい。
用語「カルボキシ」または「カルボキシル」は、単独で使用されるか、「カルボキシアルキル」のように他の用語と使用されるかに拘わらず、−COHを指す。用語「カルボキシアルキル」は、カルボキシ基で置換されるアルキル基を指す。上記定義通りの低級アルキル基を含み、さらにアルキル基上で、ハロゲンで置換されていてもよい「低級カルボキシアルキル」がより好ましい。そのような低級カルボキシアルキル基の例は、カルボキシメチル、カルボキシエチルおよびカルボキシプロピルを含む。用語「アルコキシカルボニル」は、酸素原子を介して、カルボニル基に結合する上記定義通りのアルコキシ基を含有する基を意味する。1ないし6個の炭素を有するアルキル部分を持つ「低級アルコキシカルボニル」がより好ましい。そのような低級アルコキシカルボニル(エステル)の例は、置換または非置換メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニルおよびヘキシルオキシカルボニルを含む。
用語「アルキルカルボニル」、「アリールカルボニル」および「アラルキルカルボニル」は、カルボニル基に結合している上記定義通りのアルキル、アリールおよびアラルキル基を有する基を含む。そのような基の例は、置換または非置換メチルカルボニル、エチルカルボニル、フェニルカルボニルおよびベンジルカルボニルを含む。
用語「アラルキル」は、ベンジル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、フェニルエチル、およびジフェニルエチルのようなアリール−置換アルキル基を含む。該アラルキル中のアリールは、さらに、ハロ、アルキル、アルコキシ、ハロアルキルおよびハロアルコキシで置換されていてもよい。用語ベンジルおよびフェニルメチルは互いに交換可能である。
用語「ヘテロシクロアルキル」は、ピロリジニルメチルのような飽和および部分的に不飽和のヘテロシクロ−置換アルキル基、およびピリジルメチル、キノリルメチル、チエニルメチル、フリルエチル、およびキノリルエチルのようなヘテロアリール置換アルキル基を含む。該ヘテロアラルキル中のヘテロアリールは、さらに、ハロ、アルキル、アルコキシ、ハロアルキルおよびハロアルコキシで置換されていてもよい。
用語「アラルコキシ」は、酸素原子を介して他の基に結合しているアラルキル基を含む。用語「アラルコキシアルキル」は、酸素原子を介してアルキル基に結合しているアラルコキシ基を含む。用語「アラルキルチオアルキル」は、硫黄原子を介してアルキル基に結合しているアルキルチオ基を含む。
用語「アミノアルキル」は、1個またはそれ以上のアミノ基で置換されるアルキル基を含む。「低級アミノアルキル」基がより好ましい。そのような基の例は、アミノメチル、アミノエチル等を含む。用語「アルキルアミノ」は、1または2個のアルキル基で置換されているアミノ基を示す。1ないし6個の炭素原子を有するアルキル部分を有する「低級N−アルキルアミノ」基が好ましい。適当な低級アルキルアミノは、N−メチルアミノ、N−エチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ等のようなモノまたはジアルキルアミノである。用語「アリールアミノ」は、N−フェニルアミノのような1または2個のアリール基で置換されているアミノ基を示す。さらに、「アリールアミノ」は、基のアリール環部分で置換されていてもよい。用語「アラルキルアミノ」は、アミノ窒素原子を介して、他の基に結合しているアラルキル基を含む。用語「N−アリールアミノアルキル」および「N−アリール−N−アルキルアミノアルキル」は、1個のアリール基で置換されているか、あるいは1個のアリールおよび1個のアルキル基で置換されているアルキル基に結合しているアミノ基を有するアミノ基を指す。そのような基の例は、N−フェニルアミノメチルおよびN−フェニル−N−メチルアミノメチルを含む。
用語「アミノカルボニル」は、式−C(=O)NHのアミノ基を指す。用語「アルキルアミノカルボニル」は、アミノ窒素原子上で1または2個のアルキル基で置換されているアミノカルボニル基を指す。好ましいのは、「N−アルキルアミノカルボニル」および「N,N−ジアルキルアミノカルボニル」基である。上記定義通り、低級アルキル部分を持つ「低級N−アルキルアミノカルボニル」および「低級N,N−ジアルキルアミノカルボニル」基がより好ましい。用語「アミノカルボニルアルキル」は、カルボニル炭素原子上で、アミノ基で置換されているカルボニルアルキル基を指す。
用語「アルキルアミノアルキル」は、アミノアルキル基に結合している1個またはそれ以上のアルキル基を有する基を含む。用語「アリールオキシアルキル」は、二価の酸素原子を介してアルキル基に結合しているアリール基を有する基を含む。用語「アルキルチオアルキル」は、二価の硫黄原子を介して、アルキル基に結合しているアリール基を有する基を含む。
本明細書中で使用するように、用語「炭素環」は、炭化水素環基を意味する。炭化水素環は、単環式または縮合、架橋、あるいはスピロ多環式環である。特記しない限り、単環式環は、3ないし約9個の原子、好ましくは約4ないし約7個の原子、最も好ましくは5ないし6個の原子を含有する。多環式環は、約7ないし約17個の原子、好ましくは約7ないし約14個の原子、最も好ましくは9または10個の原子を含有する。炭素環式環(炭素環)は、置換されていてもよく、あるいは置換されていなくてもよい。
本発明のシクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤は、例えば、式B−1、またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグを有するCOX 2選択的阻害剤[2−(2,4−ジクロロ−6−エチル−3,5−ジメチル−フェニルアミノ)−5−プロピル−フェニル]酢酸であり得る。
Figure 2005534642
本発明のもう1つの具体例において、シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤は、式B−2(CAS登録番号179382−91−3)、またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグを有するCOX 2選択的阻害剤RS 57067または6−[[5−(4−クロロベンゾイル)−1,4−ジメチル−1H−ピロル−2−イル]メチル]−3(2H)−ピリダジノンであり得る。
Figure 2005534642
本発明の好ましい具体例において、シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤は、置換されたベンゾピランまたは置換されたベンゾピランアナログであるクロメン構造クラスのものであり、さらにより好ましくは、そのジアステレオマー、鏡像異性体、ラセミ体、互変異性体、塩、エステル、アミドおよびプロドラッグを含む、下記の一般式(I)−(V)によって示される構造を有し、例としてであって限定するものではないが、表1に開示される構造を持つ、置換されたベンゾチオピラン、ジヒドロキノリン、またはジヒドロナフタレンよりなる群から選択されるクロメン構造クラスのものである。
さらに、本発明の実施において有用なベンゾピランCOX 2選択的阻害剤は、米国特許第6,034,256号および同第6,077,850号に記載されている。
式(I)は:
Figure 2005534642
[式中、nは0、1、2、3または4である整数であり;
Gは、O、SまたはNRであり;
はアルキルであり;
は、水素およびアリールよりなる群から選択され:
は、カルボキシル、アミノカルボニル、アルキルスルホニルアミノカルボニルおよびアルコキシカルボニルよりなる群から選択され;
は、ハロアルキル、アルキル、アラルキル、シクロアルキルならびに、所望によりアルキルチオ、ニトロおよびアルキルスルホニルから選択される1個またはそれ以上の基で置換されていてもよいアリールよりなる群から選択され;次いで
各Rは、独立して、水素、ハロ、アルキル、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アラルキルオキシ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアリールアルキルアミノ、ニトロ、アミノ、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、ヘテロアリールアミノスルホニル、アラルキルアミノスルホニル、ヒドロキシアリールカルボニル、ニトロアリール、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、アラルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アリールカルボニル、アミノカルボニル、およびアルキルカルボニルよりなる群から選択され;
あるいは、Rは、それが結合している炭素原子および環Eの残部と一緒になって、ナフチル基を形成する]
である。
また、シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤は、式(I)
[式中:
nは0、1、2、3または4である整数であり;
Gは、O、SまたはNRであり;
は水素であり;
はアルキルであり;
は、カルボキシル、アミノカルボニル、アルキルスルホニルアミノカルボニルおよびアルコキシカルボニルよりなる群から選択され;
は、ハロアルキル、アルキル、アラルキル、シクロアルキルおよびアリールよりなる群から選択され、ここに、ハロアルキル、アルキル、アラルキル、シクロアルキル、およびアリールは、各々、独立して、所望により、アルキルチオ、ニトロおよびアルキルスルホニルよりなる群から選択される1個またはそれ以上の基で置換されていてもよく;次いで
各Rは、独立して、ヒドリド、ハロ、アルキル、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アラルキルオキシ、ヘテロアラルキルオキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアリールアルキルアミノ、ニトロ、アミノ、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、ヘテロアリールアミノスルホニル、アラルキルアミノスルホニル、ヘテロアラルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、アルキルスルホニル、所望により置換されたアリール、所望により置換されたヘテロアリール、アラルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アリールカルボニル、アミノカルボニル、およびアルキルカルボニルよりなる群から選択され;あるいはRは、環Eと一緒になって、ナフチル基を形成する]
の化合物またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグであってもよい。
また、シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤は、式(I)
[式中:
nは0、1、2、3または4である整数であり;
Gは、酸素または硫黄である;
は水素であり;
は、カルボキシル、低級アルキル、低級アラルキルまたは低級アルコキシカルボニルであり;
は、低級ハロアルキル、低級シクロアルキルまたはフェニルであり;および
各Rは、水素、ハロ、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル,低級ハロアルコキシ、低級アルキルアミノ、ニトロ、アミノ、アミノスルホニル、低級アルキルアミノスルホニル、5−員ヘテロアリールアルキルアミノスルホニル、6−員ヘテロアリールアルキルアミノスルホニル、低級アラルキルアミノスルホニル、5−員窒素含有ヘテロシクロスルホニル、6−員窒素含有ヘテロシクロスルホニル、低級アルキルスルホニル、所望により置換されたフェニル、低級アラルキルカルボニル、または低級アルキルカルボニル;あるいは
は、結合している窒素および環Eの残部と一緒になって、ナフチル基を形成する]
の化合物またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグであってもよい。
また、シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤は、式(I)
[式中:
は、カルボキシルであり;
は、低級ハロアルキルであり;および
各Rは、水素、ハロ、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級ハロアルコキシ、低級アルキルアミノ、アミノ、アミノスルホニル、低級アラルキルアミノスルホニル、低級アルキルスルホニル、6−員窒素含有ヘテロシクロスルホニル、所望により置換されたフェニル、低級アラルキルカルボニル、または低級アルキルカルボニルであり;あるいはR4は、環Eと一緒になって、ナフチル基を形成する]
の化合物またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグであってもよい。
また、シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤は、式(I)
[式中:
nは0、1、2、3または4である整数であり;
は、フルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル、ジフルオロエチル、ジフルオロプロピル、ジクロロエチル、ジクロロプロピル、ジフルオロメチル、またはトリフルオロメチルであり;および
各Rは、水素、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、メトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ、tertブチルオキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ、N−フェニルメチルアミノスルホニル、N−フェニルエチルアミノスルホニル、N−(2−フリルメチル)アミノスルホニル、ニトロ、N,N−ジメチルアミノスルホニル、アミノスルホニル、N−メチルアミノスルホニル、N−エチルスルホニル、2,2−ジメチルエチルアミノスルホニル、N,N−ジメチルアミノスルホニル、N−(2−メチルプロピル)アミノスルホニル、N−モルホリノスルホニル、メチルスルホニル、ベンジルカルボニル、2,2−ジメチルプロピルカルボニル、フェニルアセチルまたはフェニルであり;あるいはRは、結合している炭素原子および環Eの残部と一緒になって、ナフチル基を形成する]
の化合物またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグであってもよい。
また、シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤は、式(I)
[式中:
nは0、1、2、3または4である整数であり;
は、トリフルオロメチルまたはペンタフルオロエチルであり;および
各Rは、独立して、水素、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、N−フェニルメチルアミノスルホニル、N−フェニルエチルアミノスルホニル、N−(2−フリルメチル)アミノスルホニル、N,N−ジメチルアミノスルホニル、N−メチルアミノスルホニル、N−(2,2−ジメチルエチル)アミノスルホニル、ジメチルアミノスルホニル、2−メチルプロピルアミノスルホニル、N−モルホリノスルホニル、メチルスルホニル、ベンジルカルボニル、またはフェニルであり;あるいは、Rは、結合している炭素原子および環Eの残部と一緒になって、ナフチル基を形成する]
の化合物またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグであってもよい。
また、本発明の(複数の)方法と関連して使用されるシクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤は、式(I)
[式中:
n=4であり;
Gは、OまたはSであり;
は水素であり;
は、COHであり;
は、低級ハロアルキルであり;
に対応する最初のRは、ヒドリドまたはハロであり;
10に対応する第2のRは、水素、ハロ、低級アルキル、低級ハロアルコキシ、低級アルコキシ、低級アラルキルカルボニル、低級ジアルキルアミノスルホニル、低級アルキルアミノスルホニル、低級アラルキルアミノスルホニル、低級ヘテロアラルキルアミノスルホニル、5−員窒素含有ヘテロシクロスルホニル、または6−員窒素含有ヘテロシクロスルホニルであり;
11に対応する第3のRは、水素、低級アルキル、ハロ、低級アルコキシ、またはアリールであり;および
12に対応する第4のRは、水素、ハロ、低級アルキル、低級アルコキシ、およびアリールであり;
式(I)は、式(Ia):
Figure 2005534642
によって表される]
の化合物またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグであってもよい。
また、本発明の(複数の)方法と関連して使用されるシクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤は、式(Ia)
[式中:
は、トリフルオロメチルまたはペンタフルオロエチルであり;
は、水素、クロロ、またはフルオロであり;
10は、水素、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、メチル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、メトキシ、ベンジルカルボニル、ジメチルアミノスルホニル、イソプロピルアミノスルホニル、メチルアミノスルホニル、ベンジルアミノスルホニル、フェニルエチルアミノスルホニル、メチルプロピルアミノスルホニル、メチルスルホニル、またはモルホリノスルホニルであり;
11は、水素、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、クロロ、メトキシ、ジエチルアミノ、またはフェニルであり;および
12は、水素、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、エチル、tert−ブチル、メトキシ、またはフェニルである]
の化合物またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグであってもよい。
また、本発明は、それを必要とする対象に、BMS−347070(B−74)、ABT963(B−25)、NS−398(B−26)、L−745337(B−214)、RWJ−63556(B−215)、またはL−784512(B−216)を含む治療上有効量のシクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤を投与することを特徴とするALSの治療のための新規方法にも指向される。
表1AにリストされるCOX 2阻害剤のうち、表3にリストされるものは、下記に示すように、クロメンCOX 2阻害剤である:
Figure 2005534642
Figure 2005534642
Figure 2005534642
Figure 2005534642
本発明のさらに好ましい具体例において、第2薬物C−1ないしC−181または表2にリストされた第2薬物(例えば、グルタミン酸拮抗剤)のカテゴリーのいずれかと併用する際、シクロオキシゲナーゼ阻害剤は、式(II):
Figure 2005534642
[式中:
Dは、部分的に不飽和または不飽和のヘテロシクリルおよび部分的に不飽和または不飽和の炭素環式環よりなる群から選択され;
13は、ヘテロシクリル、シクロアルキル、シクロアルケニルおよびアリールよりなる群から選択され、ここにR13は、所望により、アルキル、ハロアルキル、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ニトロ、アルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、ハロ、アルコキシおよびアルキルチオから選択される1またはそれ以上の基で、置換可能な位置にて置換されていてもよく;
14は、メチルまたはアミノよりなる群から選択され;および
15は、水素、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、オキソ、シアノ、カルボキシル、シアノアルキル、ヘテロシクリルオキシ、アルキルオキシ、アルキルチオ、アルキルカルボニル、シクロアルキル、アリール、ハロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルケニル、アラルキル、ヘテロシクリルアルキル、アシル、アルキルチオアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシカルボニル、アリールカルボニル、アラルキルカルボニル、アラルケニル、アルコキシアルキル、アリールチオアルキル、アリールオキシアルキル、アラルキルチオアルキル、アラルコキシアルキル、アルコキシアラルコキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アミノカルボニル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニル、N−アリールアミノカルボニル、N−アルキル−N−アリールアミノカルボニル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキル、アルキルアミノ、N−アリールアミノ、N−アラルキルアミノ、N−アルキル−N−アラルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、N−アリールアミノアルキル、N−アラルキルアミノアルキル、N−アルキル−N−アラルキルアミノアルキル、N−アルキル−N−アリールアミノアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アリールチオ、アラルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル、アリールスルホニル、N−アルキル−N−アリールアミノスルホニルから選択される基よりなる群から選択される]
の一般構造によって表される三環系シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤のクラスまたはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグから選択できる。
本発明のさらにより好ましい具体例において、本発明の(複数の)方法と関連して使用し、第2薬物C−1ないしC−181または表2にリストされた第2薬物(例えば、グルタミン酸拮抗剤)のカテゴリーのいずれかと併用する(複数の)三環系シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤は、上記式(II)によって表され、セレコキシブ(B−18)、バルデコキシブ(B−19)、デラコキシブ(B−20)、ロフェコキシブ(B−21)、エトリコキシブ(MK−663;B−22)、JTE−522(B−23)、またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグよりなる化合物の群から選択される。三環系COX 2選択的阻害剤の例は、下記表4で提供される。
Figure 2005534642
Figure 2005534642
本発明のさらにより好ましい具体例において、第2薬物C−1ないしC−181または表2にリストされた第2薬物(例えば、グルタミン酸拮抗剤)のカテゴリーのいずれかと併用する際、COX 2選択的阻害剤は、セレコキシブ、ロフェコキシブおよびエトリコキシブよりなる群から選択される。
本発明のもう1つの好ましい具体例において、三環系シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤バルデコキシブ、(B−19)の治療上有効なプロドラッグであるパレコキシブ(B−24)は、本発明の(複数の)方法と関連して、シクロオキシゲナーゼ阻害剤の源として、有利に使用してもよい(例えば、米国5,932,598参照)。
Figure 2005534642
パレコキシブの好ましい形態は、パレコキシブナトリウムである。
本発明のもう1つの好ましい具体例において、国際公開番号WO−0024719に先に記載されている式(B−25)を有する化合物ABT−963は、本発明の(複数の)方法と関連して、有利に使用することができるもう1つの三環系シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤である。
Figure 2005534642
本発明の(複数の)方法と関連して有用であるもう1つの好ましいシクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤は、B−26として下記に示す構造を有するN−(2−シクロヘキシルオキシニトロフェニル)−メタンスルホンアミド(NS−398)である。この化合物の適用は、例えば、Yoshimi, N. ら, in JapaneseJ. CancerRes., 90 (4) : 406-412 (1999); Falgueyret, J.-P. ら, in Science Spectra,: http://www. gbhap.com/Science~Spectra/20-1-article. htm (06/06/2001)にて入手可能;およびIwata, K.ら, inApn. J. Pharmacol., 75 (2) : 191-194 (1997)によって、記載されている。
Figure 2005534642
本発明の(複数の)方法と関連するシクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤に有用な他の化合物は、次のものを含むが、これらに限定されるものではない:
6−クロロ−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−27);
6−クロロ−7−メチル−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−28);
8−(1−メチルエチル)−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−29);
6−クロロ−8−(1−メチルエチル)−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−30);
2−トリフルオロメチル−3H−ナフト[2,1−b]ピラン−3−カルボン酸(B−31);
7−(1,1−ジメチルエチル)−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−32);
6−ブロモ−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−33);
8−クロロ−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−34);
6−トリフルオロメトキシ−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−35);
5,7−ジクロロ−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−36);
8−フェニル−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−37);
7,8−ジメチル−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−38);
6,8−ビス(ジメチルエチル)−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−39);
7−(1−メチルエチル)−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−40);
7−フェニル−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−41);
6−クロロ−7−エチル−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−42);
6−クロロ−8−エチル−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−43);
6−クロロ−7−フェニル−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−44);
6,7−ジクロロ−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−45);
6,8−ジクロロ−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−46);
6−クロロ−8−メチル−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−47);
8−クロロ−6−メチル−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−48)
8−クロロ−6−メトキシ2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−49);
6−ブロモ−8−クロロ−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−50);
8−ブロモ−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−51);
8−ブロモ−6−メチル−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−52);
I8−ブロモ−5−フルオロ−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−53);
6−クロロ−8−フルオロ−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−54);
6−ブロモ−8−メトキシ−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−55);
6−[[(フェニルメチル)アミノ]スルホニル]−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−56);
6−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−57);
6−[(メチルアミノ)スルホニル]−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−58);
6−[(4−モルホリノ)スルホニル]−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−59);
6−[(1,1−ジメチルエチル)アミノスルホニル]−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−60);
6−[(2−メチルプロピル)アミノスルホニル]−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−61);
6−メチルスルホニル−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−62);
8−クロロ−6−[[(フェニルメチル)アミノ]スルホニル]−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−63);
6−フェニルアセチル−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−64);
6,8−ジブロモ−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−65);
8−クロロ−5,6−ジメチル−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−66);
6,8−ジクロロ(S)−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−67);
6−ベンジルスルホニル−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−68);
6−[[N−(2−フリルメチル)アミノ]スルホニル]−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−69);
6−[[N−(2−フェニルエチル)アミノ]スルホニル]−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−70);
6−ヨード−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−71);
7−(1,1−ジメチルエチル)−2−ペンタフルオロエチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−72);
6−クロロ−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾチオピラン−3−カルボン酸(B−73);
3−[(3−クロロ−フェニル)−(4−メタンスルホニルフェニル)−メチレン]−ジヒドロ−フラン−2−オンまたはBMS−347070(B−74);
8−アセチル−3−(4−フルオロフェニル)−2−(4−メチルスルホニル)フェニル−イミダゾ(1,−2−a)ピリジン(B−75);
5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニル)フェニル−3−フェニル−2−(5H)−フラノン(B−76);
5−(4−フルオロフェニル)−1−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール(B−77);
4−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−1−フェニル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール(B−78);
4−(5−(4−クロロフェニル)−3−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド(B−79);
4−(3,5−ビス(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド(B−80);
4−(5−(4−クロロフェニル)−3−フェニル−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド(B−81);
4−(3,5−ビス(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド(B−82);
4−(5−(4−クロロフェニル)−3−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド(B−83);
4−(5−(4−クロロフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド(B−84);
4−(5−(4−クロロフェニル)−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド(B−85);
4−(4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾール−l−イル)ベンゼンスルホンアミド(B−86);
4−[5−(4−クロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−87);
4−[5−フェニル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−88);
4−[5−(4−フルオロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−89);
4−[5−(4−メトキシフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−90);
4−[5−(4−クロロフェニル)−3−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−91);
4−[5−(4−メチルフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−92);
4−[4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−93);
4−[3−(ジフルオロメチル)−5−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−94);
4−[3−(ジフルオロメチル)−5−フェニル−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−95);
4−[3−(ジフルオロメチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−96);
4−[3−シアノ−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−97);
4−[3−(ジフルオロメチル)−5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−98);
4−[5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−99);
4−[4−クロロ−5−フェニル−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−100);
4−[5−(4−クロロフェニル)−3−(ヒドロキシメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−101);
4−[5−(4−(N,N−ジメチルアミノ)フェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−102);
5−(4−フルオロフェニル)−6−[4−(メチルスルホニル)フェニル]スピロ[2.4]ヘプト−5−エン(B−103);
4−[6−(4−フルオロフェニル)スピロ[2.4]ヘプト−5−エン−5−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−104);
6−(4−フルオロフェニル)−7−[4−(メチルスルホニル)フェニル]スピロ[3.4]オクト−6−エン(B−105);
5−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)−6−[4−(メチルスルホニル)フェニル]スピロ[2.4]ヘプト−5−エン(B−106);
4−[6−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)スピロ[2.4]ヘプト−5−エン−5−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−107);
5−(3,5−ジクロロ4−メトキシフェニル)−6−[4−(メチルスルホニル)フェニル]スピロ[2.4]ヘプト−5−エン(B−108);
5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−[4−(メチルスルホニル)フェニル]スピロ[2.4]ヘプト−5−エン(B−109);
4−[6−(3,4−ジクロロフェニル)スピロ[2.4]ヘプト−5−エン−5−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−110)
2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−メチルスルホニルフェニル)チアゾール(B−111);
2−(2−クロロフェニル)−4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−メチルスルホニルフェニル)チアゾール(B−112);
5−(4−フルオロフェニル)−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−2−メチルチアゾール(B−113);
4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−メチルスルホニルフェニル)−2−トリフルオロメチルチアゾール(B−114);
4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−メチルスルホニルフェニル)−2−(2−チエニル)チアゾール(B−115);
4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−メチルスルホニルフェニル)−2−ベンジルアミノチアゾール(B−116);
4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−メチルスルホニルフェニル)−2−(1−プロピルアミノ)チアゾール(B−117);
2−[(3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−4−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(メチルスルホニル)フェニル]チアゾール(B−118);
5−(4−フルオロフェニル)−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−2−トリフルオロメチルチアゾール(B−119);
1−メチルスルホニル−4−[1,1−ジメチル−4−(4−フルオロフェニル)シクロペンタ−2,4−ジエン−3−イル]ベンゼン(B−120);
4−[4−(4−フルオロフェニル)−1,1−ジメチルシクロペンタ−2,4−ジエン−3−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−121);
5−(4−フルオロフェニル)−6−[4−(メチルスルホニル)フェニル]スピロ[2.4]へプタ−4,6−ジエン(B−122);
4−[6−(4−フルオロフェニル)スピロ[2.4]へプタ−4,6−ジエン−5−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−123);
6−(4−フルオロフェニル)−2−メトキシ−5−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−ピリジン−3−カルボニトリル(B−124)
2−ブロモ−6−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−ピリジン−3−カルボニトリル(B−125);
6−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−2−フェニル−ピリジン−3−カルボニトリル(B−126);
4−[2−(4−メチルピリジン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−127);
4−[2−(5−メチルピリジン−3−イル)−4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−128);
4−[2−(2−メチルピリジン−3−イル)−4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−129);
3−[1−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−2−イル]ピリジン(B−130);
2−[1−[4−(メチルスルホニル)フェニル−4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−2−イル]ピリジン(B−131);
2−メチル−4−[1−[4−(メチルスルホニル)フェニル−4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−2−イル]ピリジン(B−132);
2−メチル−6−[1−[4−(メチルスルホニル)フェニル−4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−2−イル]ピリジン(B−133);
4−[2−(6−メチルピリジン−3−イル)−4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−134);
2−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール(B−135);
4−[2−(4−メチルフェニル)−4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−136)
2−(4−クロロフェニル)−1−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−4−メチル−1H−イミダゾール(B−137);
2−(4−クロロフェニル)−1−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−4−フェニル−1H−イミダゾール(B−138);
2−(4−クロロフェニル)−4−(4−フルオロフェニル)−1−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−1H−イミダゾール(B−139);
2−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−1−[4−(メチルスルホニル)フェニル−4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール(B−140);
1−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−2−フェニル−4−トリフルオロメチル−1H−イミダゾール(B−141)
2−(4−メチルフェニル)−1−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−4−トリフルオロメチル−1H−イミダゾール(B−142);
4−[2−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−143);
2−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−1−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール(B−144);
4−[2−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−145);
2−(3−メチルフェニル)−1−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−4−トリフルオロメチル−1H−イミダゾール(B−146);
4−[2−(3−メチルフェニル)−4−トリフルオロメチル−1H−イミダゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−147);
1−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−2−(3−クロロフェニル)−4−トリフルオロメチル−1H−イミダゾール(B−148);
4−[2−(3−クロロフェニル)−4−トリフルオロメチル−1H−イミダゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−149);
4−[2−フェニル−4−トリフルオロメチル−1H−イミダゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−150);
4−[2−(4−メトキシ3−クロロフェニル)−4−トリフルオロメチル−1H−イミダゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−151);
1−アリル−4−(4−フルオロフェニル)−3−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(B−152);
4−[1−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−153);
N−フェニル−[4−(4−フルオロフェニル)−3−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトアミド(B−154);
[4−(4−フルオロフェニル)−3−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸エチル(B−155);
4−(4−フルオロフェニル)−3−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−1−(2−フェニルエチル)−1H−ピラゾール(B−156);
4−(4−フルオロフェニル)−3−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−1−(2−フェニルエチル)−5−(トリフルオロメチル)ピラゾール(B−157);
1−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−3−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(B−158);
5−(4−フルオロフェニル)−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−2−トリフルオロメチル−1H−イミダゾール(B−159);
4−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−5−(2−チオフェニル)−2−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール(B−160);
5−(4−フルオロフェニル)−2−メトキシ4−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−6−(トリフルオロメチル)ピリジン(B−161);
2−エトキシ−5−(4−フルオロフェニル)−4−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−6−(トリフルオロメチル)ピリジン(B−162);
5−(4−フルオロフェニル)−4−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−2−(2−プロピニルオキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン(B−163);
2−ブロモ−5−(4−フルオロフェニル)−4−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−6−(トリフルオロメチル)ピリジン(B−164);
4−[2−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)−4,5−ジフルオロフェニル]ベンゼンスルホンアミド(B−165);
1−(4−フルオロフェニル)−2−[4−(メチルスルホニル)フェニル]ベンゼン(B−166);
5−ジフルオロメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−3−フェニルイソキサゾール(B−167);
4−[3−エチル−5−フェニルイソキサゾール−4−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−168);
4−[5−ジフルオロメチル−3−フェニルイソキサゾール−4−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−169);
4−[5−ヒドロキシメチル−3−フェニルイソキサゾール−4−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−170);
4−[5−メチル−3−フェニル−イソキサゾール−4−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−171);
1−[2−(4−フルオロフェニル)シクロペンテン−1−イル]−4−(メチルスルホニル)ベンゼン(B−172);
1−[2−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)シクロペンテン−1−イル]−4−(メチルスルホニル)ベンゼン(B−173);
1−[2−(4−クロロフェニル)シクロペンテン−1−イル]−4−(メチルスルホニル)ベンゼン(B−174);
1−[2−(2,4−ジクロロフェニル)シクロペンテン−1−イル]−4−(メチルスルホニル)ベンゼン(B−175);
1−[2−(4−トリフルオロメチルフェニル)シクロペンテン−1−イル]−4−(メチルスルホニル)ベンゼン(B−176);
1−[2−(4−メチルチオフェニル)シクロペンテン−1−イル]−4−(メチルスルホニル)ベンゼン(B−177);
1−[2−(4−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルシクロペンテン−1−イル]−4−(メチルスルホニル)ベンゼン(B−178);
4−[2−(4−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルシクロペンテン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−179);
1−[2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロペンテン−1−イル]−4−(メチルスルホニル)ベンゼン(B−180);
4−[2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロペンテン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−181);
4−[2−(4−フルオロフェニル)シクロペンテン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−182);
4−[2−(4−クロロフェニル)シクロペンテン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−183);
1−[2−(4−メトキシフェニル)シクロペンテン−1−イル]−4−(メチルスルホニル)ベンゼン(B−184);
1−[2−(2,3−ジフルオロフェニル)シクロペンテン−1−イル]−4−(メチルスルホニル)ベンゼン(B−185);
4−[2−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)シクロペンテン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−186);
1−[2−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)シクロペンテン−1−イル]−4−(メチルスルホニル)ベンゼン(B−187);
4−[2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)シクロペンテン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−188);
4−[2−(2−メチルピリジン−5−イル)シクロペンテン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−189);
2−[4−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(メチルスルホニル)フェニル]オキサゾール−2−イル]−2−ベンジル−酢酸エチル(B−190);
2−[4−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(メチルスルホニル)フェニル]オキサゾール−2−イル]酢酸(B−191);
2−(tert−ブチル)−4−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(メチルスルホニル)フェニル]オキサゾール(B−192);
4−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−2−フェニルオキサゾール(B−193);
4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−5−[4−(メチルスルホニル)フェニル]オキサゾール(B−194);
4−[5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−トリフルオロメチル−4−オキサゾリル]ベンゼンスルホンアミド(B−195);
6−クロロ−7−(1,1−ジメチルエチル)−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−196);
6−クロロ−8−メチル−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(B−197);
5,5−ジメチル−3−(3−フルオロフェニル)−4−メチルスルホニル−2(5H)−フラノン(B−198);
6−クロロ−2−トリフルオロメチル−2H−1−ベンゾチオピラン−3−カルボン酸(B−199);
4−[5−(4−クロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−200);
4−[5−(4−メチルフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−201);
4−[5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−3−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−202);
3−[1−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−4−トリフルオロメチル−1H−イミダゾール−2−イル]ピリジン(B−203);
−2−メチル−5−[1−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−4−トリフルオロメチル−1H−イミダゾール−2−イル]ピリジン(B−204);
4−[2−(5−メチルピリジン−3−イル)−4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−205);
4−[5−メチル−3−フェニルイソキサゾール−4−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−206);
4−[5−ヒドロキシメチル−3−フェニルイソキサゾール−4−イル]ベンゼンスルホンアミド(B−207);
[2−トリフルオロメチル−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−オキサゾリル]ベンゼンスルホンアミド(B−208);
4−[2−メチル−4−フェニル−5−オキサゾリル]ベンゼンスルホンアミド(B−209);
4−[5−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−トリフルオロメチル−4−オキサゾリル]ベンゼンスルホンアミド(B−210);
[2−(2,4−ジクロロ6−メチル−フェニルアミノ)−5−エチル−フェニル]−酢酸またはCOX189(B−211);
N−(4−ニトロ−2−フェノキシ−フェニル)−メタンスルホンアミドまたはニメスリド(nimesulide)(B−212);
N−[6−(2,4−ジフルオロ−フェノキシ)−1−オキソ−インダン−5−イル]−メタンスルホンアミドまたはフロスリド(flosulide)(B−213);
N−[6−(2,4−ジフルオロ−フェニルスルファニル)−1−オキソ−1H−インデン−5−イル]−メタンスルホンアミド,ナトリウム塩またはL−745337(B−214);
N−[5−(4−フルオロ−フェニルスルファニル)−チオフェン−2−イル]−メタンスルホンアミドまたはRWJ−63556(B−215);
3−(3,4−ジフルオロ−フェノキシ)−4−(4−メタンスルホニルフェニル)−5−メチル−5−(2,2−2−トリフルオロ−エチル)−5H−フラン−2−オンまたはL−784512またはL−784512(B−216);
(5Z)−2−アミノ−5−[[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]メチレン]−4(5H)−チアゾロンまたはダルブフェロン(darbufelone)(B−217);
CS−502(B−218);
LAS−34475(B−219);
LAS−34555(B−220);
S−33516(B−221);
SD−8381(B−222);
L−783003(B−223);
N−[3−(ホルミルアミノ)−4−オキソ−6−フェノキシ−4H−1−ベンゾピラン−7−イル]−メタンスルホンアミドまたはT−614(B−224);
D−1367(B−225);
L−748731(B−226);
(6aR,10aR)−3−(1,1−ジメチルヘプチル)−6a,7,10,1Oa−テトラヒドロ−1−ヒドロキシ−6,6−ジメチル−6H−ジベンゾ[b,d]ピラン−9−カルボン酸またはCT3(B−227);
CGP−28238(B−228);
4−[[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]メチレン]ジヒドロ−2−メチル−2H−1,2−オキサジン−3(4H)−オンまたはBF−389(B−229);
GR−253035(B−230)−2−(6−ジオキソ−9H−プリン−8−イル)桂皮酸(B−231);
S−2474(B−232);
またはメロキシカム(B−233)あるいは、それぞれ、その異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグ。
上記のCOX 2阻害剤の特定のサブ群は、ALSの治療に好ましいことがあり、これは、B−1ないしB−5、B−6ないしB−10、B−11ないしB−15、B−16ないしB−20、B−21ないしB−25、B−26ないしB−30、B−31ないしB−35、B−36−B−40、B−41ないしB−45、B−46ないしB−50、B−51ないしB−55、B−56ないしB−60、B−61ないしB−65、B−66ないしB−70、B−71ないしB−75、B−76ないしB−80、B−81ないしB−85、B−B−86ないしB−90、B−91ないしB−95、B−96ないしB−100、B−101ないしB−105、B−106ないしB−110、B−111ないしB−115、B−116ないしB−120、B−121ないしB−125、B−126ないしB−130、B−131ないしB−135、B−136ないしB−140、B−141ないしB−145、B−146ないしB−150、B−151ないしB−155、B−156ないしB−160、B−161ないしB−165、B−166ないしB−170、B−171ないしB−175、B−176ないしB−180、B−181ないしB−185、B−186ないしB−190、B−191ないしB−195、B−196ないしB−200、B−201ないしB−205、B−206ないしB−210、B−211ないしB−215、B−216ないしB−220、B−221ないしB−225、B−226ないしB−230、B−231ないしB−233またはその組合せを含むが、これらに限定されるものではない。
本発明のさらに好ましい具体例において、本発明の(複数の)方法と関連して使用されるシクロオキシゲナーゼ阻害剤は、式(III):
Figure 2005534642
[式中
16は、メチルまたはエチルであり;
17は、クロロまたはフルオロであり;
18は、水素またはフルオロであり;
19は、水素、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシまたはヒドロキシであり;
20は、水素またはフルオロであり;および
21は、クロロ、フルオロ、トリフルオロメチルまたはメチルであり、
但し、R16がエチルで、R19が水素である時、R17、R18、R19およびR20は、全てフルオロというわけではない]
の一般構造によって表されるフェニル酢酸誘導体シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグのクラスから選択することができる。
本発明の(複数の)方法と関連して使用される特に好ましいフェニル酢酸誘導体シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤は、COX 189(B−211)の命名を持ち、式(III)
[式中:
16は、エチルであり;
17およびR19は、クロロであり;
18およびR20は、水素であり;および
21は、メチルである]
で示される構造またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグを有する化合物である。
本発明と関連して、COX 2阻害剤と組み合わせる第2薬物として使用するのに適した薬物は、様々なカテゴリーのグルタミン酸拮抗剤、γ−アミノ酪酸(GABA)受容体モジュレーター、n−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)受容体拮抗剤および減感剤、α−アミノ−3−ヒドロキシ−5−メチル−4−イソキサゾールプロピオン酸(AMPA)受容体拮抗剤および減感剤、向代謝性受容体拮抗剤および減感剤、グリシンモジュレーター、分枝鎖アミノ酸、神経伝達物質モジュレーター、神経保護剤、神経栄養性成長因子、チオトロフィン徐放ホルモン(TRH)モジュレーター、アポトーシスモジュレーター、N−アセチル化、アルファ−結合酸性ジペプチダーゼ(NAALASアーゼ)阻害剤、カスパーゼ阻害剤、コラーゲン合成モジュレーター、酸化酵素阻害剤、一酸化窒素合成酵素阻害剤、蛋白質キナーゼ阻害剤、肥満細胞活性化阻害剤、グルタチオン合成酵素刺激薬、VEGF拮抗剤、抗酸化剤、免疫抑制剤、細胞骨格蛋白質、副腎皮質性ステロイド、ALSの様々な症状に取り組む薬物またはALS医薬および治療措置の副作用を停止する薬物、およびさもなければALSを治療する薬物を含むが、これらに限定されるものではない。
グルタミン酸拮抗剤の例は、リルゾール(Rilutek(登録商標))、ラモトリジン(lamotrigine)、デキストロメトルファン、EAAT2、タモキシフェン(tamoxifen)およびトピラメート(topiramate)(Topamax(登録商標))を含むが、これらに限定されるものではない。
γ−アミノ酪酸(GABA)受容体モジュレーターの例は、ガバペンチン(gabapentin)(Neurontin(登録商標))を含むが、これらに限定されるものではない。
N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)受容体拮抗剤および減感剤の例は、2−アミノ−5−ホスファノバレレート(AP5)、エリプロディル(Eliprodil)、3−((+)−2−カルボキシピペラジン−4−イル)プロピル−1−ホスホン酸(CPP)、1−(シス−2−カルボキシピペラジン−4−イル)プロピル−1−ホスホン酸(セルフォトール(selfotel)またはCGS 19755)、D−(E)−4−(3−ホスホノプロ−2−2ニル)ピペラジン−2−カルボン酸(CGP 37849)、DL−(E)−2−アミノ−4−メチル−5−ホスホノ−3−ペンタン酸エチルエステル(CGP 39551)、D−(E)−2−アミノ−4−メチル−5−ホスホノ−3−ペンタン酸(CGP 40116)、2R,4R,5S−(2−アミノ−4,5−(1,2−シクロヘキシル)−7−ホスホノペンタン酸)(NPC 17742)、N−(1−ナフチル)−N−(3−エチルフェニル)−N−メチルグアニジン塩酸(アプチガネル(aptiganel)/CNS 1102)、(+)−3−メトキシ−17−メチルモルフィナン(デキストロメトルファン)、AVP−923(デキストロメトルファンおよび酵素阻害剤)、(−)−1−メチル−1−フェニル−1−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸(FR 115427)、(−)−2−(2−クロロフェニル)−2−(メチル−アミノ)シクロヘキサノン(ケタミン)、1−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−1−メチル−4−ピペリジル]−1−プロパノン(ケトベミドン)、3,5−ジメチルアダマンタン−1−アミン(メマンチン)、6−ジメチルアミノ−4,4−ジフェニル−3−へプタノン(メタドン)、3−(2−カルボキシピペラジン−4−イル)プロペニル−1−ホスホン酸(ジゾシルピン(dizocilpine)またはMK 801)、1−(1−フェネシクロヘキシル)ピペリジン(PCP)および1−メチル−4−フェニル−4−ピペリジンカルボン酸エチルエステル(ペチジンまたはメペリジンを含むが、これらに限定されるものではない。
プロピオン酸α−アミノ−3−ヒドロキシ−5−メチル−4−イソキサゾール(AMPA)受容体拮抗剤および減感剤は、RPR−119990、LY−300164またはタランパネル(talampanel)、6−シアノ−7−ニトロキノキサリン−2,3−ジオン(CNQX)、6,7−ジニトルキノキサリン−2,3−ジオン(DNQX)、1,2,3,4,4a,5,6,7,8a−デカヒドロイソキノリン−3−カルボン酸(3SR,4aRS,6RS,8aRS)−6−[2−(1H−テトラゾール−5−イル)−エチル](LY 215490)、6−ニトロ−7−スルファモイルベンゾ(f)−キノキサリン−2,3−ジオン(NNC 079202またはNBQX)、1,2,3,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−(ヒドロキシイミノ)−N,N−ジメチル−7−メチル−2−オキソベンゾ[2,1−b:3,4−C’]ジピロール−5−スルホンアミンド(NS 257)、1−(4−アミノフェニル)−4メチル−7,8−メチレンジオキシ−5H−2,3−ベンゾジアゼピン(GYKI 52466)、1,1−二酸化6−クロロ−3,4−ジヒドロ−3−(2−ノルボルネン−5−イル)−7−スルファノール−1,2,4−ベンゾチアゼピン(シクロチアジド)およびs,s−二酸化7−クロロ−3−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−1,2,4−ベンゾチアジアジン(IDRA 21)を含むが、これらに限定されるものではない。
向代謝性受容体アゴニストおよび拮抗剤は、(1S,1’R,2’R,3’R)−2−(2,3−ジカルボキシシクロスプロピル)グリシン(DCG−IV)、(2S,1’S,2’S)−2−(2−カルボキシシクロスプロピル)グリシン、2−アミノ−4−ホスホノブチレート(AP4)、トランス−1−アミノ−シクロペンチル−1,3−ジカルボキシレート(t−ACPD)、セリン−O−リン酸(L−SOP)、L−(+)−2−アミノ−3−ホスホノプロピオン酸(L−AP3)、(S)−4−カルボキシ−3−ヒドロキシ−フェニルグリシン(S−4C3HPG)、(S)−4−カルボキシフェニルグリシン(S−4CPG)、(S)−2−アミノ−2−メチル−4−ホスホノブタン酸(MAP−4)および(R,S)−α−メチル−4−カルボキシ−フェニルグリシン(RS−M4CPG)を含むが、これらに限定されるものではない。
グリシンモジュレーターの例は、N−(3−[5−クロロ−1−(4−クロロフェニル)インダン−1−イル]プロピル)−N−メチルアラニンを含むが、これらに限定されるものではない。
分枝鎖アミノ酸の例は、バリン、ロイシンおよびイソロイシンを含むが、これらに限定されるものではない。
神経伝達物質モジュレーターの例は、キサリプロデン(xaliproden)またはその塩酸塩(SR−57746A)、T−588、3,4ジアミノピリジン、CPC−304、CPC−317、PD−176078およびセファロスポリンセフトリアキソンを含むが、これらに限定されるものではない。
神経保護剤の例は、酢酸グラチラマー(コパキソン(登録商標))、ヒューペルジンA、10−メチル−ヒューペルジンA、10,10ジメチルヒューペルジンA、ヒューペルジンB、ニコチン、エピバチクライン(epibaticline)、シトシン、ロベリン、アナバシン、7−クロロ−5−メチル−1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダゾ[4,5−b]インドールおよび4−メチル−1−[7−クロロ−3−(3−クロロフェニル)−5−メチル−4−オキソ−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−イルカルボニル]ピペラジンを含むが、これらに限定されるものではない。
神経栄養性成長因子の例は、繊毛様神経栄養因子(CNTF)、脳由来神経栄養因子(BNDF)、組換えインスリン様成長因子(rhIGF−1、ミオトロフィン(myotrophin)(登録商標)メカセルミン、またはソマトメジンC)、血管上皮増殖因子(VEGF)、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)、またはリアテルミン(liatermin)、ニュールツリン(neurturin)、色素上皮由来因子(PEDF)、FKBO−ニューロイムノフィリンリガンド、AIT−082、レテプリニム(leteprinim)カリウムまたはニュートロフィンT)、ブスピロン、テトラサイクリン、ミノサイクリン、ドキシサイクリン、エムフィレルミン(emfilermin)、カルジオトロピン−1(CT−1)、NGF、ニュートロフィン−3(NT−3)、ニュートロフィン−4/5(NT−4/5)、EHT 201、EHT 202およびゲニステインを含むが、これらに限定されるものではない。
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)モジュレーターの例は、RX−77638、MK−771およびJTP−2942を含むが、これらに限定されるものではない。
アポトーシスモジュレーターの例は、TCH−346およびWHI−P131を含むが、これらに限定されるものではない。
N−アセチル化、アルファ−連結酸性ジペプチダーゼ阻害剤(NAALADase阻害剤)の例は、GPI−5693およびGPI−5000を含むが、これらに限定されるものではない。
カスパーゼ阻害剤の例は、ZVADfmkを含むが、これらに限定されるものではない。
コラーゲン合成モジュレーターの例は、3−(2−フェニル−2−オキソエチル)−4,5−ジメチルチアゾリウム塩を含むが、これらに限定されるものではない。
酸化酵素阻害剤の例は、ノルジヒドログアイアレチン酸、パラREV−5901(L−655238)、ベイ−X−1005、ML−3000およびジリュートンを含むが、これらに限定されるものではない。
グルタチオン合成酵素刺激薬の例は、カルボン酸オキサチアゾリジン(プロシステイン(登録商標))を含むが、これらに限定されるものではない。
血管上皮増殖因子(VEGF)拮抗剤の例は、ARR 17477を含むが、これらに限定されるものではない。
抗酸化剤の例は、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、組換えヒトCuZn−SOD、グルタチオン、グルタチオン過酸化酵素、カタラーゼ、一酸化窒素合成酵素、トコフェロール(ビタミンE)、アスコルビン酸(ビタミンC)、セレニウム、アセチルシステイン、セレギニン(デプレニル(登録商標))、ピクノジェノール(Pycnogenol)、コエンザイムQ10、ベータカロチン、PC 01,SC−55858、エダラボン、鉄(III)ポルフィリン、ミトラマイシン、クロモマイシン、ダウノマイシン、オリボマイシンおよびWP−631を含むが、これらに限定されるものではない。
免疫抑制剤の例は、アザチオプリン、シクロホスファミド、シクロスポリン、静注用免疫グロブリン(IVIG)およびサイトキサンを含むが、これらに限定されるものではない。
ALSにおける異常を示す細胞骨格蛋白質の例は、メタロチオニンおよびアポリポ蛋白質Eを含むが、これらに限定されるものではない。
副腎皮質性ステロイドの例は、オキサンドロロン、クレアチン、エリスロペオチン(erythropeotin)およびデヒドロエピアンドロステロン(DHEA)を含むが、これらに限定されるものではない。
鎮痙剤の例は、バクロフェン(リオレサール(登録商標))、チザニジン(ザナフレックス(zanaflex(登録商標))、クロナゼパム(クロノピン(登録商標))を含むベンゾジアゼピン、ダントロレン(ダントリウム(登録商標))、ドロナビノール(マリノール(登録商標))およびジアゼパム(diastat(登録商標))を含むが、これらに限定されるものではない。
情緒不安定(偽性球(延髄)麻痺効果)を治療する薬物の例は、AVP−923(デキストロメトルファン臭化水素酸および硫酸キニジン)を含むが、これらに限定されるものではない。
呼吸困難を治療する薬物の例は、モルヒネおよびロラゼパムを含むが、これらに限定されるものではない。
一般的疼痛を治療する薬物の例は、アスピリン、アセトアミノフェン(タイレノール(登録商標))、イブプロフェン、オキシコドン(パーコセット(登録商標))、またはアスピリン(パーコダン(登録商標))およびトラマドール(ウルトラム(登録商標))を含むが、これらに限定されるものではない。
鬱病を治療する薬物は、アミトリプチリン、フルボキサミン(ルボックス(登録商標))、セルトラリン(ゾロフト(登録商標))およびフルオキセチン(プロザック(登録商標))を含むが、これらに限定されるものではない。
胃逆流を治療する薬物の例は、ファモチジン(ペプシド(登録商標))およびランチジン(ザンタック(登録商標))を含むが、これらに限定されるものではない。
過剰な唾液分泌を治療する薬物の例は、グリコピロレート(ロビヌール(登録商標))、塩酸ジフェンヒドラミン(ベナドリル(登録商標))、コポルアミン、トリヘキシフェニジル、クロニジン、プロパンテリンまたはその臭化物塩、トロピンおよびボツリヌストキシン型Aを含むが、これらに限定されるものではない。
他の徴候を治療する薬物の例は、ロビッシン、ドクセートナトリウム(コレース(登録商標))、トルテロジン(デトロール(登録商標))、TA−0910、ユビキノン、ミノサイクリン、インジナビル、アルファリポ酸、n−アセチル−システイン(NAC)、ポリフェノール、プレグネノロン、トレオニンおよびメチルコバラミンを含むが、これらに限定されるものではない。
理論に制限されることなしに言えば、上記に開示した第2薬物の様々なカテゴリーは、現在それらが機能すると考えられているメカニズムに従い、一般的に記載することができる。しかしながら、表2にリストした第2薬物は、さらなる手段、手段の組合せ、あるいはそれらが分類される範囲内のより広いカテゴリーに対する記載と関連するものから異なる様式で、機能することもあることは理解されている。また、第2薬物は、未だ未知のメカニズムに従い機能することもある。
表2で説明した様々なカテゴリーを記述する際、グルタミン酸拮抗剤は、一般に、直接的にあるいはグルタミン酸放出または代謝に関与する様々な酵素または受容体の調節を介して、その放出を阻害するか、あるいは、そのブレークダウンの率を増加させることによって、脳内のグルタミン酸の量を減少させる。グルタミン酸拮抗剤リルゾール(リルテック(登録商標))は、現在、ALS患者を延命させると確証された唯一のFDAに認可された医薬である。また、グルタミン酸拮抗剤は、少なくともいくつかのアルファアドレナリン受容体アゴニストを含む。表2にリストしたグルタミン酸拮抗剤に加えて、例えば、EP 826663に記載されたアルキルニルアミノ酸誘導体も、このカテゴリーに含まれる。アンチセンスRNA、リボザイム、または触媒作用DNAといった脳グルタミン酸輸送体のモジュレーターも、また、このカテゴリーに含まれる。
GABA受容体モジュレーターは、GABA受容体のガバペンチン結合部位に対して親和性を有する分子であり、すなわち、GABA受容体アゴニストおよび拮抗剤を含む。表2にリストしたGABA受容体モジュレーターに加えて、例えば、WO 00222568に記載されるベータ−チオ−アルファ−アミノ酸もまた、このカテゴリーに含まれる。
NMDAおよびAMPA受容体拮抗剤および減感剤は、グルタミン酸神経毒性からニューロンを保護するのに重要であると考えられている。表2にリストしたNMDA受容体拮抗剤に加えて、例えば、EP 824098に記載された4−ヒドロキシ−ピペリジン、および例えばWO 00216321に記載されたアリールスルホン誘導体もまた、このカテゴリーに含まれる。表2にリストしたAMPA受容体拮抗剤および減感剤に加えて、例えば、WO 9612724およびWO 9612725に記載されたキノキサリンジオン化合物、および、例えば、WO 00216314に記載されたN−アシルアミノアシルポリアミンフィラントトキシンアナログ。
理論によって制限されることなしに言えば、向代謝性受容体アゴニストおよび拮抗剤は、向代謝性受容体および他のグルタミン酸受容体の間の複雑な相互作用を調節すると考えられる。表2にリストした向代謝性受容体アゴニストおよび拮抗剤に加えて、例えば、EP 891978に記載された5H−チアゾロ[3,2−a]ピリミジン誘導体もまた、このカテゴリーに含まれる。加えて、二環式[3.1.0]ヘキサンを含む向代謝性グルタミン酸受容体リガンドおよび関連する化合物もまたこのカテゴリーに含まれる。
理論によって制限されることなしに言えば、グリシンモジュレーターは、細胞中のグリシンの輸送または取り込みを減少または促進させると考えられる。他の化合物の間で、グリシンモジュレーターは、WO 00208216に記載されるものを含む。
理論によって制限されることなしに言えば、分枝鎖アミノ酸(BCAAs)は、グルタミン酸の代謝において役割を演じる。
理論によって制限されることなしに言えば、神経伝達物質モジュレーターは、神経筋の接合部にて神経化学伝達を変質させることによって機能すると考えられる。このカテゴリーの薬物は、神経伝達アゴニストおよび拮抗剤の療法、ならびにアセチルコリンステラーゼ受容体モジュレーターおよびリガンド、ならびにカリウム、ナトリウム、およびカルシウムチャネル阻害薬を含む。表2にリストされた神経伝達モジュレーターに加えて、例えば、WO 0144243に記載されたヘテロアリールジアザビシクロアルカン;例えば、米国特許第6,353,015号に記載された5−HT受容体を変調するN−アセチルセロトニン誘導体;例えば、WO−00216356に記載されたアルファ7ニコチン性アセチルコリン受容体リガンドとして作用するキヌクリジン−置換アリール化合物;例えば、WO−00216308に記載されたナトリウムチャネル阻害薬として作用するフェニルおよびフェニル−置換エタノールアミンおよびエチレンジアミン化合物:ならびに、例えば、WO−00207755に記載された蛋白質−脂質複合体、プロテアーゼ、プロテアーゼ阻害剤、細胞内蛋白質、受容体関連蛋白質、RAPミメティクス、およびLRP−特異的抗体もまた、このカテゴリーに含まれる。
理論によって制限されることなしに言えば、神経保護剤は、損傷するあるいはニューロンに対して毒性を誘発する生理学的事象の原因または影響を減弱するまたは排除すると考えられる。表2にリストした神経保護剤に加えて、フェニルオキサゾール、チアゾール、オキサゾリン、オキサジアゾール、およびベンゾキサゾールもまた、このカテゴリーに含まれ、これらはホルモン依存性またはホルモン非依存性であってもよい。また、例えばWO−00207727に記載されたピリダジン[4,5−b]インドール−1−アセトアミド誘導体ならびに、例えば、WO−00208229に記載された1−(4−オキソ−3,5−ジヒドリド−4H−ピリジノ[4,5−b]インドール−1−イルカルボニル)ピペラジン誘導体を含むベンゾジアゼピン受容体モジュレーターも、このカテゴリーの神経保護剤に含まれる。例えば、WO−00211712に記載されたヒューペルジン単独またはニコチン性化合物と組合せたヒューペルジンもまた、このカテゴリーに含まれる。
理論によって制限されることなしに言えば、神経栄養性成長因子は、神経細胞発生を刺激するか、あるいは細胞死滅を遅延させるか、さもなければ、生物学的神経栄養性成長因子を刺激するかまたは模倣することによって、機能すると考えられる。神経栄養性成長因子は、様々な神経栄養性成長因子を模倣すると考えられるいわゆる「小分子神経栄養性剤」を含む。神経栄養性成長因子は、神経成長因子アゴニスト、神経ステム細胞、インスリン様成長因子−1アゴニストを含む。表2にリストした神経栄養性成長因子に加えて、例えば、WO−9612717に記載された神経成長促進剤もまた、このカテゴリーに含まれる。
理論によって制限されることなしに言えば、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)モジュレーターは、一般に、甲状腺刺激ホルモンおよびプロラクチンの放出を刺激する下垂体の前葉で、TRH、トリペプチドの影響を強化あるいは減少させるように作用すると考えられる。
理論によって制限されることなしに言えば、アポトーシスモジュレーターは、一般に、細胞内信号を制御し、および/またはいわゆる「死滅活性化剤」の結合によって、細胞生命を増加させると考えられる。表2にリストしたアポトーシスモジュレーターに加えて、例えば、WO 00207776に記載されるICP10PKをコードするポリヌクレオチドもまたこのカテゴリーに含まれる。
理論によって制限されることなしに言えば、NAALADase阻害剤は、グルタミン酸の過剰な有害なレベルを制御し、および/または末端神経を取り囲む保護外筒であるミエリンの生成を促進させることによって、細胞損傷に対して保護を提供すると考えられる。表2にリストしたNAALADase阻害剤に加えて、例えば、WO 9847906に記載したホスホン酸誘導体もまたこのカテゴリーに含まれる。
理論によって制限されることなしに言えば、カスパーゼ阻害剤は、急性および慢性神経疾患におけるアポトーシスの現象に不可欠であると見受けられるシステイン、アスパルチル−特異的プロテアーゼのファミリーの阻害剤を指すと考えられる。
理論によって制限されることなしに言えば、コラーゲン合成モジュレーターは、蛋白質間の最終糖化反応物架橋結合の形成を阻害し、および/または成長因子および炎症媒介物のような生理活性剤の形成によって、機能すると考えられる。コラーゲン合成モジュレーターは、例えば、WO 00207725に記載されるように、置換チアゾリウム、イミダゾリウム、またはオキサゾリウム化合物またはその塩を含む。
理論によって制限されることなしに言えば、酸化酵素阻害剤は、ミクログリアの活性を阻害することによって機能すると考えられる。表2にリストした酸化酵素阻害剤に加えて、例えば、WO 00205825に記載されるようなフラップ阻害剤もまたこのカテゴリーに含まれる。
理論によって制限されることなしに言えば、グルタチオン合成酵素刺激剤は、γ−グルタミルシステインおよびグリシンからの様々な細胞機能に必要なグルタチオンの生合成を促進すると考えられる。
理論によって制限されることなしに言えば、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)拮抗剤は、VEGFのその受容体との相互作用を阻止し、これは、多くの障害の治療に有益であり得る。VEGF拮抗剤は、例えば、WO−00217914に記載されるような縮合ピロロカルバゾールを含む。
理論によって制限されることなしに言えば、一酸化窒素(NO)合成酵素阻害剤は、中枢生理メカニズムにおける細胞内メッセンジャーであると考えられるNOの形成を調節するのに役立つ。NOは、興奮性アミノ酸によるN−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)受容体の活性に対する応答として、一酸化窒素合成酵素(NOS)によって、L−アルギニンから合成される。
理論によって制限されることなしに言えば、蛋白質キナーゼ阻害剤は、信号伝達経路の主な構成要素として役立つ蛋白質キナーゼの活性を調節すると考えられる。本発明の方法において有用な蛋白質キナーゼは、ヤヌスキナーゼ3阻害剤およびチロシンキナーゼ阻害剤を含む。蛋白質キナーゼ阻害剤として使用することができる化合物は、例えば、WO 9613506に記載されるように、スタウロスポリンのビス−N−置換誘導体を含む。
理論によって制限されることなしに言えば、肥満細胞活性阻害剤は、抗体IgEと結合後の肥満細胞の脱顆粒およびヒスタミンおよび他の化学的媒介物の対応する放出を調節すると考えられる。
理論によって制限されることなしに言えば、インターロイキン−1変換酵素(ICE)阻害剤は、サイトカイン成熟および信号経路において決定的な工程を調節し、多くの慢性疾患の管理に治療的利益を提供すると考えられる。
理論によって制限されることなしに言えば、抗酸化剤は、一般に、もしかすると細胞を損傷するかもしれない酸化反応の発生に対して、生理学的傾向を減少させると考えられる。抗酸化剤は、酸素基(例えば、O2−)の代謝に関与する酵素または、そのような基の生成を導く酵素の阻害剤を含む。また、抗酸化剤は、酸素基と直接的に反応する遊離基捕捉剤を含む。また、触媒するか、さもなければ酸化反応を促進することができる特にZn、Cu、Mn、Mg、Cr、Seといった微量金属および金属イオンを結合する能力を有するキレート剤およびキレート化合物もまた、遊離基捕捉剤および抗酸化剤の範囲内である。そのようなキレーターは、例えば、WO−00203972に記載されるような、フェノチアジン、リボフラビン、ユビキノン、4,7−フェナントロリン−5,6−ヒドロキノン、またはダプソンの還元された形態を含む。本発明において関心のあるより具体的な型の抗酸化剤は、例えば、WO−00215912に記載されるようなスーパーオキシドジスムターゼ刺激剤、酸化ストレス除去剤または還元剤、および他の還元剤を含む。
理論によって制限されることなしに言えば、免疫抑制剤は、一般に、通常感染に対して保護する抗体の発生を含む、体の免疫応答の勢いを弱めることができると考えられる。
理論によって制限されることなしに言えば、細胞骨格蛋白質は、様々な神経フィラメント蛋白質、銅を扱う蛋白質、興奮性アミノ酸受容体蛋白質および輸送体を含むALS患者の異常なレベルまたは形態で存在することが発見されたものを含むと考えられる。
理論によって制限されることなしに言えば、副腎皮質性ステロイドは、一般に、特定の受容体蛋白質と相互作用して、副腎皮質ステロイド−応答性遺伝子の発現を制御し、それにより、合成された蛋白質のレベルおよび配列を変化させると考えられる。ALSの様々な症状に取り組む薬物またはALS医薬および治療療法の副作用を停止する薬物は、鎮痙剤、情緒不安定、呼吸困難、一般的疼痛、鬱病、胃逆流、過剰な唾液分泌、厚い痰、便秘、尿意促迫、脊髄機能障害、痙攣、様々な心理社会的問題、筋萎縮、運動麻痺、移動困難、構語障害(話すことが難しい)および嚥下障害(飲み込むことが困難)の治療用の薬物を含む。ALSおよび/またはその症状の治療用の他の薬物は、未だ未知のメカニズムまたは定義されていないメカニズムによって機能する。
酵素、抗体、ベクター、クローニングビヒクル、遺伝子送達剤または遺伝子療法剤を含むポリペプチドまたはポリヌクレオチドが、本明細書中で記載するように、第2薬物として使用される場合(例えば、スーパーオキシドジスムターゼ)、そのようなポリペプチドまたはポリヌクレオチドの変異体もまた、本発明の範囲内であることを意味する。また、未変性のあるいは天然に生じるポリペプチドまたはポリヌクレオチドの適した変異体は、その断片、類似体、および誘導体であってもよい。用語「断片」は、無傷の成熟した、ヒト配列および構造の一部分のみよりなるポリペプチドまたはポリヌクレオチドを含むことを意図しており、ポリペプチドの場合は、未変性のポリペプチドのC−末端欠失またはN−末端欠失であってもよい。類似体が未変性のポリペプチドまたはポリヌクレオチド配列よりなり、構造が1またはそれ以上の置換、挿入、または欠失を有する場合、用語「類似体」は、成熟したヒトポリペプチドまたはポリヌクレオチドあるいはその断片のいずれかの類似体を含むように意図されている。ポリペプチドに言及する時、「ムテイン」および1またはそれ以上のペプトイド(peptoid)(ペプチド擬態)を有するポリペプチドもまた、用語類似体によって網羅される(国際公報第WO 91/04282号参照)。用語「誘導体」は、ポリペプチドの場合、グリコシル化、リン酸化、または外来部分の他の添加による修飾といったように、未変性のポリペプチドまたはポリヌクレオチドの所望の生物学的活性が保持される範囲内での、未変性のポリペプチドまたはポリヌクレオチドのいずれかの適した修飾、あるいは未変性のポリペプチドまたはポリヌクレオチドの断片のいずれかの適した修飾、あるいはそれらのそれぞれの類似体のいずれかの適した修飾を含むように意図される。
表2にリストした上記第2薬物の特定のサブ群は、表1のCox−2阻害剤のいずれかの1またはそれ以上と組み合わせて、ALSの治療に好まれるかもしれない。これらのサブ群は、C−1ないしC−5、C−6ないしC−10、C−11ないしC−15、C−16ないしC−20、C−21ないしC−25、C−26ないしC−30、C−31ないしC−35、C−36-C−40、C−41ないしC−45、C−46ないしC−50、C−51ないしC−55、C−56ないしC−60、C−61ないしC−65、C−66ないしC−70、C−71ないしC−75、C−76ないしC−80、C−81ないしC−85、C−C−86ないしC−90、C−91ないしC−95、C−96ないしC−100、C−101ないしC−105、C−106ないしC−110、C−111ないしC−115、C−116ないしC−120、C−121ないしC−125、C−126ないしC−130、C−131ないしC−135、C−136ないしC−140、C−141ないしC−145、C−146ないしC−150、C−151ないしC−155、C−156ないしC−160、C−161ないしC−165、C−166ないしC−170、C−171ないしC−175、C−176ないしC−181またはその組合せを含むが、これらに限定されるものではない。
先に記載したシクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤は、本明細書中で、集団的に、COX 2選択的阻害剤、あるいはシクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤として言及される。
本発明において有用なシクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤ならびに第2薬物は、薬物の組合せが医薬上許容される限り、いずれの源によって供給されてもよい。シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤および第2薬物は、単離されても、天然源から精製されても、あるいは合成されてもよい。(複数の)シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤および(複数の)第2薬物の組合せは、医薬製品で使用される取引上慣習的である質および純度のものであるべきである。
本発明の具体例に従い、ALSの治療を必要とする対象は、少なくとも1つのCOX 2選択的阻害剤の量および少なくとも1つの第2薬物の量を投与され、ここに(複数の)第2薬物の量と一緒になったCOX 2選択的阻害剤の量は、ALS治療有効量を構成するのに十分な治療上有効量である。
本発明の(複数の)方法と関連する1またはそれ以上のCOX 2阻害剤および1またはそれ以上の第2薬物の医薬組成物は、例えば、錠剤、被覆錠剤、糖衣錠、トローチ、菓子錠剤、ガム、水性または油性懸濁液、分散可能な散剤または顆粒剤、乳剤、ハードまたはソフトカプセル剤、またはシロップあるいはエリキシル剤として、経口投与することができる。経口使用のために意図された組成物は、医薬組成物の製造用の当該分野で知られるいずれかの方法に従い調製することができ、そのような組成物は、医薬上洗練されかつ口に合う調製物を提供するために、甘味剤、フレーバー剤、着色剤および保存剤を含有してもよい。錠剤は、錠剤に製造に適している非毒性の医薬上許容される賦形剤との混合物中に、活性成分を含有する。これらの賦形剤は、例えば、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、ラクトース、リン酸カルシウムまたはリン酸ナトリウムのような不活性な希釈剤;例えば、トウモロコシスターチ、またはアルギン酸といった顆粒化剤および崩壊剤;例えば、スターチ、ゼラチンまたはアカシアといった結合剤、ならびに例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸またはタルクといった滑沢剤であってもよい。錠剤は、被覆されていなくてもよく、あるいは既知の技術によって被覆されて、胃腸管において分解および吸収を遅らせ、それにより、長期間にわたり持続性作用を提供することができる。例えば、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルのような時間遅延物質を使用することもできる。
経口使用のための処方は、また、活性成分が、例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムまたはカオリンといった不活性な固体希釈剤と混合されるハードゼラチンカプセル剤、あるいは、活性成分がそのように提示されるまたは水または例えば落花生油、流動パラフィン、またはオリーブ油といった油媒体と混合されるソフトゼラチンカプセル剤として提示することも可能である。
水性懸濁液は、水性懸濁液の製造に適した賦形剤との混合物中に活性物質を含有するように生成することができる。そのような賦形剤は、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチル−セルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドントラガカントガムおよびアカシアガムといった懸濁剤であり;分散剤または湿潤剤は、例えば、レシチンといった天然に生じるリン脂質、あるいは例えばステアリン酸ポリオキシエチレンといった脂肪酸と酸化アルキレンの縮合生成物、または例えば、ヘプタデカエチレンオキシセタノールといった長鎖脂肪性アルコールと酸化エチレンとの縮合生成物、またはモノオレイン酸ポリオキシエチエンソルビトールのような脂肪酸およびヘキシトールから由来する部分的エステルとの酸化エチレンの縮合生成物、または例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンといった脂肪酸および無水ヘキシトールから由来する部分的エステルとの酸化エチレンの縮合生成物であってもよい。
また、水性懸濁液は、例えば、p−ヒドロキシ安息香酸エチルまたはn−プロピルといった1またはそれ以上の保存料、1またはそれ以上の着色剤、1またはそれ以上のフレーバー剤、またはスクロースまたはサッカリンのような1またはそれ以上の甘味剤を含有してもよい。
油性懸濁液は、オメガ−3脂肪酸、例えば落花生油、オリーブ油、ゴマ油またはヤシ油といった植物油、または流動パラフィンのような鉱油中に活性成分を懸濁することによって処方することができる。油性懸濁液は、例えば、蜜蝋、硬パラフィンまたはセチルアルコールといった増粘剤を含有してもよい。
上記したような甘味剤、およびフレーバー剤を添加して、口に合う経口製剤を提供することができる。これらの組成物は、アスコルビン酸のような抗酸化剤の添加によって保存することができる。
水の添加によって水性懸濁液の調製に適した分散可能な散剤および顆粒剤は、分散剤または湿潤剤、懸濁化剤および1またはそれ以上の保存料との混合物中に活性成分を提供する。適した分散剤または湿潤剤および懸濁剤は、既に上記で言及したものによって実証される。また、例えば、甘味剤、フレーバー剤および着色剤といったさらなる賦形剤が存在していてもよい。
新規組合せを含有するシロップおよびエリキシル剤は、例えば、グリセロール、ソルビトールまたはスクロースといった甘味剤と処方されてもよい。また、そのような処方は、粘滑薬、保存料およびフレーバー剤および着色剤を含有していてもよい。
また、本発明の方法と関連する主題の(複数の)COX 2阻害剤の医薬組成物および(複数の)第2薬物は、非経口的に、あるいは静脈内、あるいは筋肉内、または胸骨内、あるいは注入技術によって、無菌注射可能な水性または油性の懸濁液の形態で、投与することができる。そのような懸濁液は、上記言及した湿潤剤および懸濁剤、または他の許容される剤の適した分散を用いて、既知の分野に従い、処方できる。また、無菌の注射可能な製剤は、例えば、1,3−ブタンジオール中の溶液として、非毒性の非経口的に許容可能な希釈剤または溶媒中の無菌の注射可能な溶液または懸濁液であってもよい。使用可能な許容可能なビヒクルおよび溶媒の中には、水、リンゲル液および等張性塩化ナトリウム溶液がある。加えて、無菌の、不揮発性油は、慣習的に、溶媒または懸濁媒体として使用される。この目的のため、合成モノ−またはジグリセリドを含むいずれかのブランドの不揮発性油を使用できる。加えて、n−3ポリ不飽和脂肪酸は、注射剤の調製において用途を見つけることができる。
また、本発明の方法と関連する主題の(複数の)COX 2阻害剤および(複数の)第2薬物の医薬組成物は、吸引によって、エアゾールまたは噴霧器用の溶液の形態で、あるいは直腸的に、通常の温度では固体で、直腸温度では液体であり、従って、直腸で溶解して薬物を放出する適当な非−刺激性賦形剤と薬物を混合することによって調製された坐剤の形態で、投与することができる。そのような物質は、ココアバターおよびポリエチレングリコールである。
また、本発明の方法と関連する(複数の)COX 2阻害剤および(複数の)第2薬物の医薬組成物は、局所的に、パッチ、クリーム、軟膏、ゼリー、点眼剤、液体または懸濁液の形態で、投与することができる。勿論、本発明の組成物は、局所投与以外の投与経路によって投与することができる。また、上記言及したように、(複数の)COX 2阻害剤および(複数の)第2薬物は、上記言及した投与経路のいずれかによって投与される各剤と、別々に投与してもよい。例えば、(複数の)COX 2阻害剤は、上記言及した形態のいずれか(例えば、カプセル形態で)経口投与することができるが、(複数の)第2薬物は局所的に(例えば、クリームとして)投与される。
一日用量は、広い制限内を変動し、各々の特定のケースにおいて、個々の必要に応じて調整されるだろう。一般に、大人への投与につき、適当な一日用量は、上記記載しているが、もしそれが好都合であるならば、好ましいと同定された制限を超えてもよい。一日用量は、単一用量または分割された用量として投与することが可能である。
様々な送達システムは、例えば、カプセル剤、錠剤、およびゼラチンカプセル剤を含む。
以下の実施例は、本発明の具体例を記載する。本明細書中の具体例の範囲内の他の具体例は、本明細書の考察から、あるいは本明細書中に開示される本発明の実施から、当業者には明らかであろう。本明細書は、実施例と共に、具体例および実施例によって示される本発明の範囲および精神と共に、単に例示的なものであるように意図されている。実施例において、全てのパーセンテージは、特記されない限り、重量基準で与えられる。
制限なしに、全ての論文、出版物、特許、特許出願、発表、テキスト、報告、原稿、パンフレット、本、インターネット掲示、ジャーナル記事、雑誌等を含む本明細書中で引用された引用文献は、ここに、その全文において、引用によって、本明細書中に組み込まれる。本明細書中の引用文献の論議は、単に、それらの筆者による主張を要約するためのものであり、いずれかの引用文献が先行技術を構成するとは認めていない。出願人らは、引用された引用文献の正確さおよび適切さを問う権利を保持する。
上記を鑑みて、本発明のいくつかの利点が達成され、他の有益な結果が得られることが分かるだろう。
本発明の範囲から逸脱することなしに、様々な変更を上記方法および組成物に行うことができるように、本出願に含まれた全内容は、説明的なものであって、制限する意味で解釈されるべきではない。本発明の例示的で非制限的な具体例は、下記に提供される。
上記表2の組成物と組み合わせた上記表1ないし1Aの組成物で治療可能な例示的なALS症状を、下記表5に示す:
Figure 2005534642
次の表6および7は、本発明の方法と関連して使用するための医薬組成物の様々な用量形態をリストする。表7の用量形態は、経皮投与可能な全ての投与形態を除くことを留意されたし。対照的に、表6はそのような経皮投与される投与形態を含む。
Figure 2005534642
Figure 2005534642
Figure 2005534642
表4および5で供されるものに加えて、投与形態のさらに完全なリストは、Remington's Pharmaceutical Sciences, Mack Publishing Co. , Easton, PA, Arthur Osol (editor),第16版(1980)を参照されたし。また、それの各より最新版(つまり、Remington's Pharmaceutical Sciencesの現在の各より最新版)を参照されたし。また、米国薬局方(The United States Pharmacopeia), 第21版, United StatesPharmacopeial Convention, Washington, D. C. (1985)を参照されたし。それの各より最新版(つまり、米国薬局方(The United States Pharmacopeia)の現在の各より最新版)も参照されたし。

Claims (119)

  1. それを必要とする対象に、第1量でシクロオキシゲナーゼ−2(COX 2)阻害剤および第2量で第2薬物を投与することを特徴とする筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療方法であって、ここに、該第1量は該第2量と一緒になって、該COX 2阻害剤および該第2薬物の治療上有効な量であり、ここに該COX 2阻害剤は、式(I):
    Figure 2005534642
    [式中:
    Gは、O、SまたはNRであり;
    は、アルキルであり;
    は、水素またはアリールであり;
    は、カルボキシル、アミノカルボニル、アルキルスルホニルアミノカルボニルまたはアルコキシカルボニルであり;
    は、ハロアルキル、アルキル、アラルキル、シクロアルキルまたはアリールであり、これは所望によりかつ独立して、アルキルチオ、ニトロおよびアルキルスルホニルから選択される1またはそれ以上の基で置換されていてもよく;
    nは、1、2、3、または4である整数であり;ならびに
    各Rは、独立して、水素、ハロ、アルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アラルキルオキシ、ヘテロアラルキルオキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアリールアルキルアミノ、ニトロ、アミノ、アミノスルホニル、モノ−またはジアルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、ヘテロアリールアミノスルホニル、アラルキルアミノスルホニル、ヘテロアラルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、アルキルスルホニル、ヒドロキシアリールカルボニル、ニトロアリール、アラルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アリールカルボニル、アミノカルボニル、アルキルカルボニル、アリール、またはヘテロアリールであり;
    ここに、該アリールおよびヘテロアリール基は、所望によりかつ独立して、アルキル、ハロアルキル、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ニトロ、アルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、ハロ、アルコキシまたはアルキルチオで置換されていてもよく;
    あるいは、ここに、Rは、Rが結合している原子および環Eの残部と一緒になって、ナフチル基を形成する]
    によって表されるか、またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグである該治療方法。
  2. 該第2薬物が、C−1、C−2、C−3、C−4、C−5、C−6、C−7、C−8、C−9、C−10、C−11、C−12、C−13、C−14、C−15、C−16、C−17、C−18、C−19、C−20、C−21、C−22、C−23、C−24、C−25、C−26、C−27、C−28、C−29、C−30、C−31、C−32、C−33、C−34、C−35、C−36、C−37、C−38、C−39、C−40、C−41、C−42、C−43、C−44、C−45、C−46、C−47、C−48、C−49、C−50、C−51、C−52、C−53、C−54、C−55、C−56、C−57、C−58、C−59、C−60、C−61、C−62、C−63、C−64、C−65、C−66、C−67、C−68、C−69、C−70、C−71、C−72、C−73、C−74、C−75、C−76、C−77、C−78、C−79、C−80、C−81、C−82、C−83、C−84、C−85、C−86、C−87、C−88、C−89、C−90、C−91、C−92、C−93、C−94、C−95,C−96、C−97、C−98、C−99、C−C−101、C−102、C−103、C−104、C−105、C−106、C−107、C−108、C−109、C−110、C−111、C−112、C−113、C−114、C−115、C−116、C−117、C−118、C−119、C−120、C−121、C−122、C−123、C−124、C−125、C−126、C−127、C−128、C−129、C−130、C−131、C−132、C−133、C−134、C−135、C−136、C−137、C−138、C−139、C−140、C−141、C−142、C−143、C−144、C−145、C−146、C−147、C−148、C−149、C−150、C−151、C−152、C−153、C−154、C−155、C−156、C−157、C−158、C−159、C−160、C−161、C−162、C−163、C−164、C−165、C−166、C−167、C−168、C−169、C−170、C−171、C−172、C−173、C−174、C−175、C−176、C−177、C−178、C−179、C−180、またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグを含む請求項1記載の方法。
  3. 該第2薬物が、グルタミン酸拮抗剤、神経栄養成長因子、抗酸化剤、免疫抑制薬、細胞骨格蛋白質、副腎皮質ステロイド、または鎮痙剤である請求項1記載の方法。
  4. Gが、OまたはSであり;
    が、カルボキシル、低級アルキル、低級アラルキルおよび低級アルコキシカルボニルであり;
    が、低級ハロアルキル、低級シクロアルキルおよびフェニルであり;ならびに
    1またはそれ以上のRの各々が、独立して、水素、ハロ、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルコキシ、低級アルキルアミノ、ニトロ、アミノ、アミノスルホニル、低級アルキルアミノスルホニル、5−員ヘテロアリールアルキルアミノスルホニル、6−員ヘテロアリールアルキルアミノスルホニル、低級アラルキルアミノスルホニル、5−員窒素−含有ヘテロシクロスルホニル、6−員−窒素含有ヘテロシクロスルホニル、低級アルキルスルホニル、低級アラルキルカルボニル、低級アルキルカルボニル、およびフェニルであり、これらは所望によりかつ独立して、アルキル、ハロアルキル、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ニトロ、アルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、ハロ、アルコキシまたはアルキルチオよりなる群から選択れる1またはそれ以上の基で置換されていてもよく;
    あるいは、ここに、Rは、Rが結合している原子および環Eの残部と一緒になって、ナフチル基を形成する請求項1記載の方法。
  5. が、カルボキシルであり;
    が、低級ハロアルキルであり;ならびに
    1またはそれ以上のRの各々が、独立して、水素、ハロ、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級ハロアルコキシ、低級アルキルアミノ、アミノ、アミノスルホニル、低級アルキルアミノスルホニル、5−員ヘテロアリールアルキルアミノスルホニル、6−員ヘテロアリールアルキルアミノスルホニル、低級アラルキルアミノスルホニル、低級アルキルスルホニル、6−員−窒素含有ヘテロシクロスルホニル、所望により置換されていてもよいフェニル、低級アラルキルカルボニル、または低級アルキルカルボニルであり;
    あるいは、ここに、Rが、Rが結合している原子および環Eの残部と一緒になって、ナフチル基を形成する請求項4記載の方法。
  6. 該低級ハロアルキルRが、フルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、へプタフルオロプロピル、ジフルオロエチル、ジフルオロプロピル、ジクロロエチル、ジクロロプロピル、ジフルオロメチル、またはトリフルオロメチルであり;および
    1またはそれ以上のRの各々が、独立して、水素、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、メトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ、tertブチルオキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ、N−フェニルメチルアミノスルホニル、N−フェニルエチルアミノスルホニル、N−(2−フリルメチル)アミノスルホニル、ニトロ、N,N−ジメチルアミノスルホニル、アミノスルホニル、N−メチルアミノスルホニル、ベンジルアミノスルホニル、N−エチルスルホニル、2,2−ジメチルエチルアミノスルホニル、N,N−ジメチルアミノスルホニル、イソプロピルアミノスルホニル、N−(2−メチルプロピル)アミノスルホニル、N−モルホリノスルホニル、メチルスルホニル、ベンジルカルボニル、2,2−ジメチルプロピルカルボニル、フェニルアセチル、またはフェニルであり;
    あるいは、ここに、Rが、Rが結合している原子および環Eの残部と一緒になって、ナフチル基を形成する請求項5記載の方法。
  7. が、トリフルオロメチルまたはペンタフルオロエチルであり;および
    1またはそれ以上のRの各々が、独立して、水素、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、N,N−ジエチルアミノ、N−フェニルメチルアミノスルホニル、N−フェニルエチルアミノスルホニル、N−(2−フリルメチル)アミノスルホニル、N,N−ジメチルアミノスルホニル、N−メチルアミノスルホニル、ベンジルアミノスルホニル、N−(2,2−ジメチルエチル)アミノスルホニル、イソプロピルアミノスルホニル、ジメチルアミノスルホニル、2−メチルプロピルアミノスルホニル、N−モルホリノスルホニル、メチルスルホニル、ベンジルカルボニル、またはフェニルであり;
    あるいは、ここに、Rが、Rが結合している原子および環Eの残部と一緒になって、ナフチル基を形成する請求項6記載の方法。
  8. が、トリフルオロメチルまたはペンタフルオロエチルであり;
    1またはそれ以上のRの各々が、独立して、水素、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、メチル、tert−ブチル、トリフルオロメトキシ、メトキシ、ベンジルカルボニル、ジメチルアミノスルホニル、イソプロピルアミノスルホニル、N−メチルアミノスルホニル、ベンジルアミノスルホニル、フェニルエチルアミノスルホニル、メチルプロピルアミノスルホニル、メチルスルホニル、モルホリノスルホニル、N,N−ジエチルアミノ、またはフェニルである請求項7記載の方法。
  9. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、約5μmol/L未満のCOX 2 IC50を有する請求項1記載の方法。
  10. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、少なくとも約10のCOX 2 IC50に対するCOX 1 IC50の選択性比を有する請求項1記載の方法。
  11. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、約1μmol/L未満のCOX 2 IC50を有し、少なくとも約100のCOX 2 IC50に対するCOX 1 IC50の選択性比を有する請求項10記載の方法。
  12. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、少なくとも約1μmol/LのCOX 1 IC50を有する請求項1記載の方法。
  13. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、少なくとも約20μmol/LのCOX 1 IC50を有する請求項12記載の方法。
  14. 該第1量が約0.001ないし約100mg/日/kg対象体重であり、該第2量が約0.001ないし約100mg/日/kg対象体重である請求項1記載の方法。
  15. 該第1量が約0.05ないし約50mg/日/kg対象体重であり、該第2量が約0.1ないし約10mg/日/kg対象体重である請求項14記載の方法。
  16. 該第1量が約1ないし約20mg/日/kg対象体重であり、該第2量が約0.5ないし約2mg/日/kg対象体重である請求項15記載の方法。
  17. 該第2量に対する該第1量の重量比が、約0.002対約10である請求項1記載の方法。
  18. 該第2量に対する該第1量の重量比が、約0.1対約5である請求項17記載の方法。
  19. 該対象が動物である請求項1記載の方法。
  20. 該対象がヒトである請求項19記載の方法。
  21. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグおよび該第2薬物が、1またはそれ以上の用量/日で、経腸投与または非経口投与される請求項1記載の方法。
  22. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグおよび該第2薬物が、実質的に同時に投与される請求項1記載の方法。
  23. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグおよび該第2薬物が、順次に投与される請求項1記載の方法。
  24. それを必要とする対象に、第1量のシクロオキシゲナーゼ−2(COX 2)阻害剤および第2量の第2薬物を投与することを特徴とする筋萎縮性側索硬化症(ALS)を治療する方法であって、ここに該第1量は該第2量と一緒になって、該COX 2阻害剤および該第2薬物の治療上有効な量であり、ここに該COX 2阻害剤は、式(II):
    Figure 2005534642
    [式中:
    Dは部分的に不飽和または飽和ヘテロシクリル環または部分的に不飽和または飽和環状炭素であり;
    13は、ヘテロシクリル、シクロアルキル、シクロアルケニルおよびアリールであり、ここにR13は、所望により、アルキル、ハロアルキル、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ニトロ、アルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、ハロ、アルコキシまたはアルキルチオである1またはそれ以上の基で置換可能な位置にて置換されていてもよく;
    14は、メチルまたはアミノであり;
    15は、水素、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、オキソ、シアノ、カルボキシル、シアノアルキル、ヘテロシクリルオキシ、アルキルオキシ、アルキルチオ、アルキルカルボニル、シクロアルキル、アリール、ハロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルケニル、アラルキル、ヘテロシクリルアルキル、アシル、アルキルチオアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシカルボニル、アリールカルボニル、アラルキルカルボニル、アラルケニル、アルコキシアルキル、アリールチオアルキル、アリールオキシアルキル、アラルキルチオアルキル、アラルコキシアルキル、アルコキシアラルコキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アミノカルボニル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニル、N−アリールアミノカルボニル、N−アルキル−N−アリールアミノカルボニル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキル、アルキルアミノ、N−アリールアミノ、N−アラルキルアミノ、N−アルキル−N−アラルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、N−アリールアミノアルキル、N−アラルキルアミノアルキル、N−アルキル−N−アラルキルアミノアルキル、N−アルキル−N−アリールアミノアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アリールチオ、アラルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル、アリールスルホニル、またはN−アルキル−N−アリールアミノスルホニルである]
    によって表されるか、あるいはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグであり、但し、式(II)がセレコキシブ(B−18)またはロフェコキシブ(B−21)ではない該方法。
  25. それを必要とする対象に、第1量のシクロオキシゲナーゼ−2(COX2)阻害剤および第2量の第2薬物を投与することを特徴とする筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療方法であって、ここに、該第1量は該第2量と一緒になって、該COX 2阻害剤および該第2薬物の治療上有効な量であり、ここに該COX 2阻害剤は、式(II):
    Figure 2005534642
    [式中:
    Dは部分的に不飽和または飽和ヘテロシクリル環または部分的に不飽和または飽和環状炭素であり;
    13は、ヘテロシクリル、シクロアルキル、シクロアルケニルおよびアリールであり、ここにR13は、所望により、アルキル、ハロアルキル、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ニトロ、アルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、ハロ、アルコキシまたはアルキルチオである1またはそれ以上の基で置換可能な位置にて置換されていてもよく;
    14は、メチルまたはアミノであり;ならびに
    15は、水素、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、オキソ、シアノ、カルボキシル、シアノアルキル、ヘテロシクリルオキシ、アルキルオキシ、アルキルチオ、アルキルカルボニル、シクロアルキル、アリール、ハロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルケニル、アラルキル、ヘテロシクリルアルキル、アシル、アルキルチオアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシカルボニル、アリールカルボニル、アラルキルカルボニル、アラルケニル、アルコキシアルキル、アリールチオアルキル、アリールオキシアルキル、アラルキルチオアルキル、アラルコキシアルキル、アルコキシアラルコキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アミノカルボニル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニル、N−アリールアミノカルボニル、N−アルキル−N−アリールアミノカルボニル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキル、アルキルアミノ、N−アリールアミノ、N−アラルキルアミノ、N−アルキル−N−アラルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、N−アリールアミノアルキル、N−アラルキルアミノアルキル、N−アルキル−N−アラルキルアミノアルキル、N−アルキル−N−アリールアミノアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アリールチオ、アラルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル、アリールスルホニル、またはN−アルキル−N−アリールアミノスルホニルである]
    によって表されるか、あるいはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグであり、ここに、該第2薬物は、C−1、C−2、C−3、C−4、C−5、C−6、C−7、C−8、C−9、C−10、C−11、C−12、C−13、C−14、C−15、C−16、C−17、C−18、C−19、C−20、C−21、C−22、C−23、C−24、C−25、C−26、C−27、C−28、C−29、C−30、C−31、C−32、C−33、C−34、C−35、C−36、C−37、C−38、C−39、C−40、C−41、C−42、C−43、C−44、C−45、C−46、C−47、C−48、C−49、C−50、C−51、C−52、C−53、C−54、C−55、C−56、C−57、C−58、C−59、C−60、C−61、C−62、C−63、C−64、C−65、C−66、C−67、C−68、C−69、C−70、C−71、C−72、C−73、C−74、C−75、C−76、C−77、C−78、C−79、C−80、C−81、C−82、C−83、C−84、C−85、C−86、C−87、C−88、C−89、C−90、C−91、C−92、C−93、C−94、C−95、C−96、C−97、C−98、C−99、C−C−101、C−102、C−103、C−104、C−105、C−106、C−107、C−108、C−109、C−110、C−111、C−112、C−113、C−114、C−115、C−116、C−117、C−118、C−119、C−120、C−121、C−122、C−123、C−124、C−125、C−126、C−127、C−128、C−129、C−130、C−131、C−132、C−133、C−134、C−135、C−136、C−137、C−138、C−139、C−140、C−141、C−142、C−143、C−144、C−145、C−146、C−147、C−148、C−149、C−150、C−151、C−152、C−153、C−154、C−155、C−156、C−157、C−158、C−159、C−160、C−161、C−162、C−163、C−164、C−165、C−166、C− 167、C−168、C−169、C−170、C−171、C−172、C−173、C−174、C−175、C−176、C−177、C−178、C−179、C−180あるいはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグを含む該方法。
  26. それを必要とする対象に、第1量のシクロオキシゲナーゼ−2(COX2)阻害剤および第2量の第2薬物を投与することを特徴とする筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療方法であって、ここに、該第1量は該第2量と一緒になって、該COX 2阻害剤および該第2薬物の治療上有効な量であり、ここに該COX 2阻害剤は、式(II):
    Figure 2005534642
    [式中:
    Dは部分的に不飽和または飽和ヘテロシクリル環または部分的に不飽和または飽和環状炭素であり;
    13は、ヘテロシクリル、シクロアルキル、シクロアルケニルおよびアリールであり、ここにR13は、所望により、アルキル、ハロアルキル、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ニトロ、アルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、ハロ、アルコキシまたはアルキルチオである1またはそれ以上の基で置換可能な位置にて置換されていてもよく;
    14は、メチルまたはアミノであり;ならびに
    15は、水素、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、オキソ、シアノ、カルボキシル、シアノアルキル、ヘテロシクリルオキシ、アルキルオキシ、アルキルチオ、アルキルカルボニル、シクロアルキル、アリール、ハロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルケニル、アラルキル、ヘテロシクリルアルキル、アシル、アルキルチオアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシカルボニル、アリールカルボニル、アラルキルカルボニル、アラルケニル、アルコキシアルキル、アリールチオアルキル、アリールオキシアルキル、アラルキルチオアルキル、アラルコキシアルキル、アルコキシアラルコキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アミノカルボニル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニル、N−アリールアミノカルボニル、N−アルキル−N−アリールアミノカルボニル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキル、アルキルアミノ、N−アリールアミノ、N−アラルキルアミノ、N−アルキル−N−アラルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、N−アリールアミノアルキル、N−アラルキルアミノアルキル、N−アルキル−N−アラルキルアミノアルキル、N−アルキル−N−アリールアミノアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アリールチオ、アラルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル、アリールスルホニル、またはN−アルキル−N−アリールアミノスルホニルである]
    によって表されるか、あるいはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグであり、ここに、該第2薬物は、グルタミン酸拮抗剤、神経栄養成長因子、抗酸化剤、免疫抑制薬、細胞骨格蛋白質、副腎皮質ステロイド、または鎮痙剤である該方法。
  27. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、約5μmol/L未満のCOX 2 IC50を有する請求項24記載の方法。
  28. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、少なくとも約10のCOX 2 IC50に対するCOX 1 IC50選択性比を有する請求項24記載の方法。
  29. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、約1μmol/L未満のCOX 2 IC50および少なくとも約100のCOX 2 IC50に対するCOX 1 IC50の選択性比を有する請求項28記載の方法。
  30. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、少なくとも約1μmol/LのCOX 1 IC50を有する請求項24記載の方法。
  31. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、少なくとも約20μmol/LのCOX 1 IC50を有する請求項30記載の方法。
  32. 該第1量が、約0.001ないし約100mg/日/kg対象体重であり、該第2量が、約0.001ないし約100mg/日/kg対象体重である請求項24記載の方法。
  33. 該第1量が、約0.05ないし約50mg/日/kg対象体重であり、該第2量が、約0.1ないし約10mg/日/kg対象体重である請求項32記載の方法。
  34. 該第1量が、約1ないし約20mg/日/kg対象体重であり、該第2量が、約0.5ないし約2mg/日/kg対象体重である請求項33記載の方法。
  35. 該第2量に対する該第1量の重量比が、約0.002ないし約10である請求項24記載の方法。
  36. 該第2量に対する該第1量の重量比が、約0.1ないし約5である請求項24記載の方法。
  37. 該対象が動物である請求項24記載の方法。
  38. 該対象がヒトである請求項37記載の方法。
  39. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグおよび該第2薬物が、1またはそれ以上の用量/日で、経腸投与または非経口投与される請求項24記載の方法。
  40. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグおよび該第2薬物が、実質的に同時に投与される請求項24記載の方法。
  41. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグおよび該第2薬物が、順次に投与される請求項24記載の方法。
  42. それを必要とする対象に、第1量のシクロオキシゲナーゼ−2(COX2)阻害剤および第2量の第2薬物を投与することを特徴とする筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療方法であって、ここに、該第1量は該第2量と一緒になって、該COX 2阻害剤および該第2薬物の治療上有効な量であり、ここに該COX 2阻害剤は、式(III):
    Figure 2005534642
    [式中:
    16は、メチルまたはエチルであり;
    17は、クロロまたはフルオロであり;
    18は、水素またはフルオロであり;
    19は、水素、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシまたはヒドロキシであり;
    20は、水素またはフルオロであり;ならびに
    21は、クロロ、フルオロ、トリフルオロメチルまたはメチルであり、
    但し、R16がエチルであり、R19が水素である時、R17、R18、R19およびR20は、全てがフルオロというのではない]
    によって表されるか、あるいはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグである該方法。
  43. 該第2薬物が、C−1、C−2、C−3、C−4、C−5、C−6、C−7、C−8、C−9、C−10、C−11、C−12、C−13、C−14、C−15、C−16、C−17、C−18、C−19、C−20、C−21、C−22、C−23、C−24、C−25、C−26、C−27、C−28、C−29、C−30、C−31、C−32、C−33、C−34、C−35、C−36、C−37、C−38、C−39、C−40、C−41、C−42、C−43、C−44、C−45、C−46、C−47、C−48、C−49、C−50、C−51、C−52、C−53、C−54、C−55、C−56、C−57、C−58、C−59、C−60、C−61、C−62、C−63、C−64、C−65、C−66、C−67、C−68、C−69、C−70、C−71、C−72、C−73、C−74、C−75、C−76、C−77、C−78、C−79、C−80、C−81、C−82、C−83、C−84、C−85、C−86、C−87、C−88、C−89、C−90、C−91、C−92、C−93、C−94、C−95、C−96、C−97、C−98、C−99、C−C−101、C−102、C−103、C−104、C−105、C−106、C−107、C−108、C−109、C−110、C−111、C−112、C−113、C−114、C−115、C−116、C−117、C−118、C−119、C−120、C−121、C−122、C−123、C−124、C−125、C−126、C−127、C−128、C−129、C−130、C−131、C−132、C−133、C−134、C−135、C−136、C−137、C−138、C−139、C−140、C−141、C−142、C−143、C−144、C−145、C−146、C−147、C−148、C−149、C−150、C−151、C−152、C−153、C−154、C−155、C−156、C−157、C−158、C−159、C−160、C−161、C−162、C−163、C−164、C−165、C−166、C−167、C−168、C−169、C−170、C−171、C−172、C−173、C−174、C−175、C−176、C−177、C−178、C−179、C−180、またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグを含む請求項42記載の方法。
  44. 該第2薬物が、グルタミン酸拮抗剤、神経栄養成長因子、抗酸化剤、免疫抑制薬、細胞骨格蛋白質、副腎皮質ステロイド、または鎮痙剤である請求項42記載の方法。
  45. 16がエチルであり;R17およびR19がクロロであり;R18およびR20が水素であり;ならびにR21がメチルである請求項42記載の方法。
  46. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、約5μmol/L未満のCOX 2 IC50を有する請求項42記載の方法。
  47. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、少なくとも約10のCOX 2 IC50に対するCOX 1 IC50の選択性比を有する請求項42記載の方法。
  48. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、約1μmol/L未満のCOX 2 IC50を有し、少なくとも約100のCOX 2 IC50に対するCOX 1 IC50の選択性比を有する請求項47記載の方法。
  49. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、少なくとも約1μmol/L未満のCOX 1 IC50を有する請求項42記載の方法。
  50. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、少なくとも約20μmol/LのCOX 1 IC50を有する請求項49記載の方法。
  51. 該第1量が約0.001ないし約100mg/日/kg対象体重であり、該第2量が約0.001ないし約100mg/日/kg対象体重である請求項42記載の方法。
  52. 該第1量が約0.05ないし約50mg/日/kg対象体重であり、該第2量が約0.1ないし約10mg/日/kg対象体重である請求項51記載の方法。
  53. 該第1量が約1ないし約20mg/日/kg対象体重であり、該第2量が約0.5ないし約2mg/日/kg対象体重である請求項52記載の方法。
  54. 該第2量に対する該第1量の重量比が、約0.002対約10である請求項42記載の方法。
  55. 該第2量に対する該第1量の重量比が、約0.1対約5である請求項54記載の方法。
  56. 該対象が動物である請求項42記載の方法。
  57. 該対象がヒトである請求項56記載の方法。
  58. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグおよび該第2薬物が、1またはそれ以上の用量/日で、経腸投与または非経口投与される請求項42記載の方法。
  59. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグおよび該第2薬物が、実質的に同時に投与される請求項42記載の方法。
  60. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、順次に投与される請求項42記載の方法。
  61. それを必要とする対象に、第1量でシクロオキシゲナーゼ−2(COX 2)阻害剤および第2量で第2薬物を投与することを特徴とする筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療方法であって、ここに、該第1量は該第2量と一緒になって、該COX 2阻害剤および該第2薬物の治療上有効な量であり、ここに該COX 2阻害剤は、式(IV):
    Figure 2005534642
    [式中:
    Xは、OまたはSであり;
    Jは、炭素環または複素環であり;
    22は、NHSOCHまたはFであり;
    23は、水素、NO、またはFであり;ならびに
    24は、水素、NHSOCH、または(SOCH)Cである]
    によって表されるか、またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグである該治療方法。
  62. 該第2薬物が、C−1、C−2、C−3、C−4、C−5、C−6、C−7、C−8、C−9、C−10、C−11、C−12、C−13、C−14、C−15、C−16、C−17、C−18、C−19、C−20、C−21、C−22、C−23、C−24、C−25、C−26、C−27、C−28、C−29、C−30、C−31、C−32、C−33、C−34、C−35、C−36、C−37、C−38、C−39、C−40、C−41、C−42、C−43、C−44、C−45、C−46、C−47、C−48、C−49、C−50、C−51、C−52、C−53、C−54、C−55、C−56、C−57、C−58、C−59、C−60、C−61、C−62、C−63、C−64、C−65、C−66、C−67、C−68、C−69、C−70、C−71、C−72、C−73、C−74、C−75、C−76、C−77、C−78、C−79、C−80、C−81、C−82、C−83、C−84、C−85、C−86、C−87、C−88、C−89、C−90、C−91、C−92、C−93、C−94、C−95、C−96、C−97、C−98、C−99、C−C−101、C−102、C−103、C−104、C−105、C−106、C−107、C−108、C−109、C−110、C−111、C−112、C−113、C−114、C−115、C−116、C−117、C−118、C−119、C−120、C−121、C−122、C−123、C−124、C−125、C−126、C−127、C−128、C−129、C−130、C−131、C−132、C−133、C−134、C−135、C−136、C−137、C−138、C−139、C−140、C−141、C−142、C−143、C−144、C−145、C−146、C−147、C−148、C−149、C−150、C−151、C−152、C−153、C−154、C−155、C−156、C−157、C−158、C−159、C−160、C−161、C−162、C−163、C−164、C−165、C−166、C−167、C−168、C−169、C−170、C−171、C−172、C−173、C−174、C−175、C−176、C−177、C−178、C−179、C−180、またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグを含む請求項61記載の方法。
  63. 該第2薬物が、グルタミン酸拮抗剤、神経栄養成長因子、抗酸化剤、免疫抑制薬、細胞骨格蛋白質、副腎皮質ステロイド、または鎮痙剤である請求項62記載の方法。
  64. 該COX 2阻害剤が、ニメスリド(nimesulide)(B−212)、フロスリド(flosulide)(B−213)、NS−398(B−26)、L−745337(B−214)、RWJ−63556(B−215)、またはL−784512(B−216)である請求項61記載の方法。
  65. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、約5μmol/L未満のCOX 2 IC50を有する請求項61記載の方法。
  66. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、少なくとも約10のCOX 2 IC50に対するCOX 1 IC50の選択性比を有する請求項61記載の方法。
  67. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、約1μmol/L未満のCOX 2 IC50を有し、少なくとも約100のCOX 2 IC50に対するCOX 1 IC50の選択性比を有する請求項66記載の方法。
  68. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、少なくとも約1μmol/LのCOX 1 IC50を有する請求項61記載の方法。
  69. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、少なくとも約20μmol/LのCOX 1 IC50を有する請求項68記載の方法。
  70. 該第1量が約0.001ないし約100mg/日/kg対象体重であり、該第2量が約0.001ないし約100mg/日/kg対象体重である請求項61記載の方法。
  71. 該第1量が約0.05ないし約50mg/日/kg対象体重であり、該第2量が約0.1ないし約10mg/日/kg対象体重である請求項70記載の方法。
  72. 該第1量が約1ないし約20mg/日/kg対象体重であり、該第2量が約0.5ないし約2mg/日/kg対象体重である請求項71記載の方法。
  73. 該第2量に対する該第1量の重量比が、約0.002対約10である請求項61記載の方法。
  74. 該第2量に対する該第1量の重量比が、約0.1対約5である請求項73記載の方法。
  75. 該対象が動物である請求項61記載の方法。
  76. 該対象がヒトである請求項75記載の方法。
  77. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグおよび該第2薬物が、1またはそれ以上の用量/日で、経腸投与または非経口投与される請求項61記載の方法。
  78. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグおよび該第2薬物が、実質的に同時に投与される請求項61記載の方法。
  79. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグおよび該第2薬物が、順次に投与される請求項61記載の方法。
  80. それを必要とする対象に、第1量でシクロオキシゲナーゼ−2(COX 2)阻害剤および第2量で第2薬物を投与することを特徴とする筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療方法であって、ここに、該第1量は該第2量と一緒になって、該COX 2阻害剤および該第2薬物の治療上有効な量であり、ここに該COX 2阻害剤は、式(V):
    Figure 2005534642
    [式中:
    TおよびMは、独立して、フェニル、ナフチル、5ないし6員を含み、1ないし4つのヘテロ原子を有する複素環から由来する基、または3ないし7つの炭素原子を有する飽和炭化水素環から由来する基であり;
    、Q、LまたはLは、独立して、水素、ハロゲン、1ないし6つの炭素原子を有する低級アルキル、トリフルオロメチル、または1ないし6つの炭素原子を有する低級メトキシであり;ならびに
    、Q、LまたはLの少なくとも1つは、パラ位にあり、−S(O)−Rであり、ここに、nは、0、1、または2であり、Rは、1ないし6つの炭素原子を有する低級アルキル基、1ないし6つの炭素原子を有する低級ハロアルキル基、または−SONHであり;あるいは
    およびQは、メチレンジオキシであり、あるいは
    およびLは、メチレンジオキシであり;ならびに
    25、R26、R27、およびR28は、独立して、水素、ハロゲン、1ないし6つの炭素原子を有する低級アルキル基、1ないし6つの炭素原子を有する低級ハロアルキル基、またはフェニル、ナフチル、チエニル、フリルおよびピリジルよりなる群から選択される芳香環であり;あるいは、
    25およびR26は、Oであり;あるいは、
    27およびR28は、Oであり;あるいは、
    25、R26は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、3ないし7つの炭素原子を有する飽和炭化水素環を形成し;あるいは、
    27、R28は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、3ないし7つの炭素原子を有する飽和炭化水素環を形成する]
    によって表されるか、またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグである該治療方法。
  81. 該第2薬物が、C−1、C−2、C−3、C−4、C−5、C−6、C−7、C−8、C−9、C−10、C−11、C−12、C−13、C−14、C−15、C−16、C−17、C−18、C−19、C−20、C−21、C−22、C−23、C−24、C−25、C−26、C−27、C−28、C−29、C−30、C−31、C−32、C−33、C−34、C−35、C−36、C−37、C−38、C−39、C−40、C−41、C−42、C−43、C−44、C−45、C−46、C−47、C−48、C−49、C−50、C−51、C−52、C−53、C−54、C−55、C−56、C−57、C−58、C−59、C−60、C−61、C−62、C−63、C−64、C−65、C−66、C−67、C−68、C−69、C−70、C−71、C−72、C−73、C−74、C−75、C−76、C−77、C−78、C−79、C−80、C−81、C−82、C−83、C−84、C−85、C−86、C−87、C−88、C−89、C−90、C−91、C−92、C−93、C−94、C−95、C−96、C−97、C−98、C−99、C−C−101、C−102、C−103、C−104、C−105、C−106、C−107、C−108、C−109、C−110、C−111、C−112、C−113、C−114、C−115、C−116、C−117、C−118、C−119、C−120、C−121、C−122、C−123、C−124、C−125、C−126、C−127、C−128、C−129、C−130、C−131、C−132、C−133、C−134、C−135、C−136、C−137、C−138、C−139、C−140、C−141、C−142、C−143、C−144、C−145、C−146、C−147、C−148、C−149、C−150、C−151、C−152、C−153、C−154、C−155、C−156、C−157、C−158、C−159、C−160、C−161、C−162、C−163、C−164、C−165、C−166、C−167、C−168、C−169、C−170、C−171、C−172、C−173、C−174、C−175、C−176、C−177、C−178、C−179、C−180、またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグを含む請求項80記載の方法。
  82. 該第2薬物が、グルタミン酸拮抗剤、神経栄養成長因子、抗酸化剤、免疫抑制薬、細胞骨格蛋白質、副腎皮質ステロイド、または鎮痙剤である請求項80記載の方法。
  83. 該COX 2阻害剤が、N−(2−シクロヘキシルオキシニトロフェニル)メタンスルホンアミド、または(E)−4−[(4−メチルフェニル)(テトラヒドロ−2−オキソ−3−フラニリデン)メチル]ベンゼンスルホンアミドである請求項80記載の方法。
  84. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、約5μmol/L未満のCOX 2 IC50を有する請求項80記載の方法。
  85. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、少なくとも約10のCOX 2 IC50に対するCOX 1 IC50の選択性比を有する請求項80記載の方法。
  86. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、約1μmol/L未満のCOX 2 IC50を有し、少なくとも約100のCOX 2 IC50に対するCOX 1 IC50の選択性比を有する請求項85記載の方法。
  87. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、少なくとも約1μmol/LのCOX 1 IC50を有する請求項80記載の方法。
  88. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、少なくとも約20μmol/LのCOX 1 IC50を有する請求項87記載の方法。
  89. 該第1量が約0.001ないし約100mg/日/kg対象体重であり、該第2量が約0.001ないし約100mg/日/kg対象体重である請求項80記載の方法。
  90. 該第1量が約0.05ないし約50mg/日/kg対象体重であり、該第2量が約0.1ないし約10mg/日/kg対象体重である請求項89記載の方法。
  91. 該第1量が約1ないし約20mg/日/kg対象体重であり、該第2量が約0.5ないし約2mg/日/kg対象体重である請求項90記載の方法。
  92. 該第2量に対する該第1量の重量比が、約0.002対約10である請求項80記載の方法。
  93. 該第2量に対する該第1量の重量比が、約0.1対約5である請求項92記載の方法。
  94. 該対象が動物である請求項80記載の方法。
  95. 該対象がヒトである請求項94記載の方法。
  96. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグおよび該第2薬物が、1またはそれ以上の用量/日で、経腸投与または非経口投与される請求項80記載の方法。
  97. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグおよび該第2薬物が、実質的に同時に投与される請求項80記載の方法。
  98. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグおよび該第2薬物が、順次に投与される請求項80記載の方法。
  99. それを必要とする対象に、第1量でシクロオキシゲナーゼ−2(COX 2)阻害剤および第2量で第2薬物を投与することを特徴とする筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療方法であって、ここに、該第1量は該第2量と一緒になって、該COX 2阻害剤および該第2薬物の治療上有効な量であり、ここに該COX 2阻害剤は、B−1、B−2、B−3、B−4、B−5、B−6、B−7、B−8、B−9、B−10、B−11、B−12、B−13、B−14、B−15、B−16、B−17、B−19、B−20、B−22、B−23、B−24、B−25、B−26、B−27、B−28、B−29、B−30、B−31、B−32、B−33、B−34、B−35、B−36、B−37、B−38、B−39、B−40、B−41、B−42、B−43、B−44、B−45、B−46、B−47、B−48、B−49、B−50、B−51、B−52、B−53、B−54、B−55、B−56、B−57、B−58、B−59、B−60、B−61、B−62、B−63、B−64、B−65、B−66、B−67、B−68、B−69、B−70、B−71、B−72、B−73、B−74、B−75、B−76、B−77、B−78、B−79、B−80、B−81、B−82、B−83、B−84、B−85、B−86、B−87、B−88、B−89、B−90、B−91、B−92、B−93、B−94、B−95、B−96、B−97、B−98、B−99、B−100、B−101、B−102、B−103、B−104、B−105、B−106、B−107、B−108、B−109、B−110、B−111、B−112、B−113、B−114、B−115、B−116、B−117、B−118、B−119、B−120、B−121、B−122、B−123、B−124、B−125、B−126、B−127、B−128、B−129、B−130、B−131、B−132、B−133、B−134、B−135、B−136、B−137、B−138、B−139、B−140、B−141、B−142、B−143、B−144、B−145、B−146、B−147、B−148、B−149、B−150、B−151、B−152、B−153、B−154、B−155、B−156、B−157、B−158、B−159、B−160、B−161、B−162、B−163、B−164、B−165、B−166、B−167、B−168、B−169、B−170、B−171、B−172、B−173、B−174、B−175、B−176、B−177、B−178、B−179、B−180、B−181、B−182、B−183、B−184、B−185、B−186、B−187、B−188、B−189、B−190、B−191、B−192、B−193、B−194、B−195、B−196、B−197、B−198、B−199、B−200、B−201、B−202、B−203、B−204、B−205、B−206、B−207、B−208、B−209、B−210、B−211、B−212、B−213、B−214、B−215、B−216、B−217、B−218、B−219、B−220、B−221、B−222、B−223、B−224、B−225、B−226、B−227、B−228、B−229、B−230、B−231、B−232、B−233またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグを含む該方法。
  100. 該第2薬物が、C−1、C−2、C−3、C−4、C−5、C−6、C−7、C−8、C−9、C−10、C−11、C−12、C−13、C−14、C−15、C−16、C−17、C−18、C−19、C−20、C−21、C−22、C−23、C−24、C−25、C−26、C−27、C−28、C−29、C−30、C−31、C−32、C−33、C−34、C−35、C−36、C−37、C−38、C−39、C−40、C−41、C−42、C−43、C−44、C−45、C−46、C−47、C−48、C−49、C−50、C−51、C−52、C−53、C−54、C−55、C−56、C−57、C−58、C−59、C−60、C−61、C−62、C−63、C−64、C−65、C−66、C−67、C−68、C−69、C−70、C−71、C−72、C−73、C−74、C−75、C−76、C−77、C−78、C−79、C−80、C−81、C−82、C−83、C−84、C−85、C−86、C−87、C−88、C−89、C−90、C−91、C−92、C−93、C−94、C−95、C−96、C−97、C−98、C−99、C−C−101、C−102、C−103、C−104、C−105、C−106、C−107、C−108、C−109、C−110、C−111、C−112、C−113、C−114、C−115、C−116、C−117、C−118、C−119、C−120、C−121、C−122、C−123、C−124、C−125、C−126、C−127、C−128、C−129、C−130、C−131、C−132、C−133、C−134、C−135、C−136、C−i137、C−138、C−139、C−140、C−141、C−142、C−143、C−144、C−145、C−146、C−147、C−148、C−149、C−150、C−151、C−152、C−153、C−154、C−155、C−156、C−157、C−158、C−159、C−160、C−161、C−162、C−163、C−164、C−165、C−166、C−167、C−168、C−169、C−170、C−171、C−172、C−173、C−174、C−175、C−176、C−177、C−178、C−179、C−180、またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグを含む請求項99記載の方法。
  101. 該第2薬物が、グルタミン酸拮抗剤、神経栄養成長因子、抗酸化剤、免疫抑制薬、細胞骨格蛋白質、副腎皮質ステロイド、または鎮痙剤である請求項99記載の方法。
  102. 該COX 2阻害剤が、バルデコキシブ(valdecoxib)(B−19)、デラコキシブ(deracoxib)(B−25)、エトリコキシブ(etoricoxib)(B−22)、JTE−522(B−23)、パレコキシブ(parecoxib)(B−24)、ABT−963(B−25)、またはBMS−347070(B−24)、およびその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグである請求項99記載の方法。
  103. 該COX 2阻害剤が、エトリコキシブ(etoricoxib)(B−22)、JTE−522(B−23)、パレコキシブ(parecoxib)(B−24)、ABT−963(B−25)、またはBMS−347070(B−74)である請求項102記載の方法。
  104. 該COX 2阻害剤が、パレコキシブ(parecoxib)ナトリウムである請求項103記載の方法。
  105. 該COX 2阻害剤、その異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、約5μmol/L未満のCOX 2 IC50を有する請求項99記載の方法。
  106. 該COX 2阻害剤、その異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、少なくとも約10のCOX 2 IC50に対するCOX 1 IC50の選択性比を有する請求項99記載の方法。
  107. 該COX 2阻害剤、その異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、約1μmol/L未満のCOX 2 IC50を有し、少なくとも約100のCOX 2 IC50に対するCOX 1 IC50の選択性比を有する請求項106記載の方法。
  108. 該COX 2阻害剤、その異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、少なくとも約1μmol/L未満のCOX 1 IC50を有する請求項99記載の方法。
  109. 該COX 2阻害剤、その異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグが、少なくとも約20μmol/LのCOX 1 IC50を有する請求項108記載の方法。
  110. 該第1量が約0.001ないし約100mg/日/kg対象体重であり、該第2量が約0.001ないし約100mg/日/kg対象体重である請求項99記載の方法。
  111. 該第1量が約0.05ないし約50mg/日/kg対象体重であり、該第2量が約0.1ないし約10mg/日/kg対象体重である請求項110記載の方法。
  112. 該第1量が約1ないし約20mg/日/kg対象体重であり、該第2量が約0.5ないし約2mg/日/kg対象体重である請求項111記載の方法。
  113. 該第2量に対する該第1量の重量比が、約0.002対約10である請求項99記載の方法。
  114. 該第2量に対する該第1量の重量比が、約0.1対約5である請求項113記載の方法。
  115. 該対象が動物である請求項99記載の方法。
  116. 該対象がヒトである請求項115記載の方法。
  117. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグおよび該第2薬物が、1またはそれ以上の用量/日で、経腸投与または非経口投与される請求項99記載の方法。
  118. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグおよび該第2薬物が、実質的に同時に投与される請求項99記載の方法。
  119. 該COX 2阻害剤またはその異性体、医薬上許容される塩、エステル、またはプロドラッグおよび該第2薬物が、順次に投与される請求項99記載の方法。
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