JP2005534254A - ブロードキャストｓｍｓメッセージのフィルタリング - Google Patents

Abstract

【解決手段】ネットワーク構成、ユーザー構成、および／またはユーザーの好みに基づいて移動局においてブロードキャストＳＭＳメッセージをフィルタリングするための技術。 １つの方法において、ブロードキャストメッセージが最初に受信され、１つ以上のフィルタリング基準が受信されたブロードキャストメッセージに適用される。
フィルタリング基準は受話器に接続された脱着可能なモジュール（例えば、Ｒ−ＵＩＭ）に記憶された設定により定義される。次に、受信したブロードキャストメッセージが１つ以上のフィルタリング基準によりフィルターされていないなら、受信したブロードキャストメッセージが処理される。 １つ以上のフィルタリング基準は、（１）サービスプロバイダーにより課せられ、ネットワーク構成設定において定義されるフィルタリング基準、（２）モバイルユーザーにより決定され、ユーザー構成設定において定義されるフィルタリング基準、（３）ユーザーの好みに基づいてモバイルユーザーにより選択されるフィルタリング基準であって、サービスカテゴリー、言語、および優先度に基づいてフィルタリングまたはブロードキャストメッセージを考慮するフィルタリングメッセージ、または（４）上述のいずれかの組み合わせを含んでいてもよい。

Description

この発明は一般に無線メッセージング通信に関し、特に、移動局においてＳＭＳブロードキャストメッセージをフィルタリングするための技術に関する。

ショートメッセージサービス（SMS）は SMS の交換または、移動局と無線通信システムとの間のショートメッセージをサポートするサービスである。これらのショートメッセージは、特定の受信者移動局を対象にしたユーザー固有のメッセージであってもよいし、または複数の移動局を対象にしたブロードキャストメッセージであってもよい。

ブロードキャスト SMS メッセージは、種々のサービスカテゴリー（例えば、ニュース、スポーツ等）のために、異なった言語で、そして異なった優先度で無線通信ネットワークによって送信されてもよい。 ネットワーク内の各移動局は、そのサービスプロバイダによってすべてのブロードキャストメッセージを受信可能にしてもよいし、ブロードキャストメッセージの小集団のみを受信可能にしてもよいし、ブロードキャストメッセージを受信不可能にしてもよい。 所定の移動局に対して、受信可能であるブロードキャストメッセージは種々の因子により決定してもよい。これらの因子はネットワーク配備、サービスプロビジョニング、予約申し込み状況等により決定してもよい。例えば、高級なモバイル加入者は、すべてのブロードキャストメッセージを受信可能にしてもよいのに対して通常のモバイル加入者は、ある束ねられたサービスカテゴリーのためのブロードキャストメッセージのみを受信可能にするようにしてもよい。

モバイルユーザーは、移動局により受信可能なブロードキャストＳＭＳメッセージのいくつかのみを受信することに関心があるかもしれない。 例えば、モバイルユーザーはあるサービスカテゴリー（例えば、スポーツ）および／またはある優先度レベルまたはそれ以上のレベルを有したブロードキャストメッセージのみを受信することに関心があるかもしれない。 移動局により受信可能なブロードキャストメッセージはまた移動局における利用可能性（例えばメモリ容量）によって制限されるかもしれない。

それゆえ、サービスプロバイダーおよび／またはモバイルユーザーにより決定される１つ以上の基準に基づいて移動局により受信されるＳＭＳブロードキャストメッセージを「フィルター」するための技術の必要性がある。

発明の概要

ネットワーク構成、ユーザー構成、ユーザーの好み等に基づいて移動局において、ブロードキャストＳＭＳメッセージをフィルターするための技術がここに提供される。 これらの技術は、サービスプロバイダーが移動局のブロードキャストＳＭＳ能力を構成可能にし、さらに、モバイルユーザーがユーザーの好みに応じてブロードキャストＳＭＳ能力を構成し変更可能にする。 ネットワーク構成、ユーザー構成、およびユーザーの好みのための設定は、移動局内にある不揮発性メモリ、または移動局にアクセス可能な不揮発性メモリ（例えば、脱着可能なユーザーアイデンティティモジュール（Ｒ−ＵＩＭ））に記憶される。
一実施形態において、無線通信ネットワーク（例えば、ANSI - ４１を実行するCDMAがネットワーク）内の受信器（例えば、移動局）でブロードキャストメッセージをフィルタリングするための方法が提供される。 この方法に従って、ブロードキャストメッセージが最初に受信され、１つ以上のフィルタリング基準が受信されたブロードキャストメッセージに適用される。 フィルタリング基準は受信器に接続された脱着可能なモジュール（例えば、Ｒ−ＵＩＭ）に記憶された設定により定義される。 次に、受信されたブロードキャストメッセージが１つ以上のフィルタリング基準によりフィルターされていないなら、受信されたブロードキャストメッセージが処理される。
１つ以上のフィルタリング基準は、（１）サービスプロバイダによって課せられ、ネットワーク構成設定により定義されたフィルタリング基準、（２）モバイルユーザーにより決定され、ユーザー構成設定により定義されるフィルタリング基準、（３）ユーザーの好みに基づいてモバイルユーザーにより選択されたフィルタリング基準、または（４）それらの任意の組み合わせを含んでいてもよい。 ネットワーク構成設定は、すべてのブロードキャストメッセージが受信可能である（「すべて許可」）、ブロードキャストメッセージが受信不可能（「不許可」）、またはサービステーブルにおいて、プログラムされたエントリーに対するブロードキャストメッセージのみが受信可能（「テーブルのみ許可」）を示してもよい。 ユーザー構成設定は、すべての許可されたブロードキャストメッセージが受信される（「すべてを活性化」）、ブロードキャストメッセージが活性化されない（「非活性化」）、またはサービステーブルでプログラムされたエントリーに対するブロードキャストメッセージのみが受信される（「テーブルのみ活性化」）を示してもよい。
ユーザー選択されたフィルタリング基準は、サービスカテゴリー、言語、優先度、またはそれらのいずれかの組み合わせに基づいてブロードキャストメッセージのフィルタリングを可能にする。これらの基準は、サービステーブルにおいてプログラムされたエントリーに適用する。各エントリーは、サービスカテゴリーと言語の固有の組み合わせに対応する。 各プログラムされたエントリー選択されるかもしれないし、選択されないかもしれない。そして、サービステーブルが使用のためにイネーブルになるなら、（他の基準が満足されていると仮定して）選択されたエントリーに対するブロードキャストメッセージのみを処理してもよい。ネットワーク構成設定およびとユーザー構成設定およびサービステーブルは、脱着モジュール内の１つ以上の基本ファイルに記憶してもよい。
プログラミングメッセージを介して移動局のためのネットワーク構成設定およびサービステーブルの無線プログラミングのための技術がここに提供される。
この発明の種々の観点と実施形態がさらに以下に詳細に記載される。 この発明はさらに、以下にさらに詳細に記載するように、この発明の種々の観点、実施形態、および特徴を実現する方法、プログラマブルコード、デジタルシグナルプロセッサー、移動局、基地局、システム、および他の装置およびエレメントを提供する。

図１はショートメッセージサービス（ＳＭＳ）をサポートする無線通信ネットワーク１００の図である。 ネットワーク１００は、多数のメッセージセンター（ＭＣｓ）１１２、モバイルスイッチングセンター（MSCs）１１４、および基地局１１を含む。 メッセージセンターはネットワーク内の移動局１４０にショートメッセージを記憶し、中継し、送信することに関与する。 MSCs は受信地域内の移動局に対してスイッチング機能（すなわち、メッセージとデータのルーティング(routing)）を実行する。 メッセージセンターは MSCsと別個にまたは一体化して実現してもよい。 各移動局は、いつなんどきでも１つのＭＳＣによりサービスされ、ＭＳＣ移動局のサービングＭＳＣと呼ばれる。 基地局は移動局と通信するために使用される固定の局である。 移動局はまた、遠隔局、端末ユーザー機器（ＵＥ）、またはその他の用語で呼ばれる。
図１に示された実施形態において、各メッセージセンターは対応するＭＳＣと通信し、ＳＭＳをサポートする。 各MSC はさらに多数の基地局と接続し、これらの基地局の受信地域下で移動局との通信を制御する。 各基地局はその受信地域内で移動局と通信し、ＳＭＳおよび他のサービス（例えば、音声、パケットデータ、等）をサポートする。各異動局は、移動局がアクティブであるかどうか、およびソフトハンドオフがサポートされているかどうかに応じて、いつなんどきでも、１つ以上の基地局と通信してもよい。

ネットワーク１００は符号分割多元接続（CDMA）ネットワーク、時分割多元接続ネットワーク（ＴＤＭＡ）、またはその他のタイプのネットワークであってよい。 CDMA ネットワークは、cdma2000 、Ｗ - CDMA 、 IS - ９５等のような１つ以上の基準を実現するように設計してもよい。 TDMA ネットワークもまた、モバイル通信のためのグローバルシステム（ＧＳＭ）のような１つ以上の基準を実現するように設計してもよい。
ネットワークは、典型的にさらに、 ローミングおよび進歩したサービスを可能にする特定のモバイルネットワーキングプロトコルを実現する。ANSI - ４１は、（W - CDMAを除いて）一般に CDMA ネットワークのために使用され、GSM モバイルアプリケーションパート(Mobile Application Part)（GSM - MAP）は、GSM ネットワークのために使用される。 ネットワークは、また、異なる技術の組み合わせを採用してもよい。 例えば、 GSMlx ネットワークは CDMA 無線インタフェースを利用する GSM -ＭＡＰネットワークである。
SMS は、ネットワーク技術に依存する（ANSI - ４１またはＭＡＰ）ので、異なるネットワーク技術を実現するＣＤＭＡネットワークおよびＧＳＭネットワークは、ＳＭＳの異なる実現をサポートする。 各ＳＭＳの実現は異なる能力を有し、ショートメッセージを送信するための異なるメッセージタイプとフォーマットを利用する。 GSM１x ネットワークの場合、GSM SMS メッセージは、ＣＤＭＡ ＳＭＳメッセージの形態でCDMA 無線インタフェースを介して送信される。
ブロードキャストＳＭＳメッセージをフィルタリングするためにここに記載される技術は、種々のネットワークに使用してもよい。 簡単のために、種々の観点と実施形態は、ＡＮSI - ４１に基づくネットワークのために特に記載される。 ANSI - ４１に基づくネットワークのためのＳＭＳ実現は、公的に入手可能であり、参照することによりここに組み込まれる「広帯域スペクトル拡散システムのためのショートメッセージサービス」（Short Message Service for Wideband Spread Spectrum Systems)というタイトルのＴＩＡ／ＥＩＡ−６３７−Ｂに詳細に記載される。
図２はメッセージセンター 112x と移動局140x の実施形態のブロック図である。 メッセージセンター 112x 内では、移動局に送信されるＳＭＳメッセージのためのデータは最初にメッセージバッファ２１２に記憶される。 その後、データは、必要に応じてバッファから検索されショートメッセージプロセッサー２１４に供給される。ショートメッセージプロセッサーは、適切なフォーマットで適切なタイプのＳＭＳメッセージを形成する。 SMS メッセージは次に、関連するＭＳＣ １１４ｘに供給される。ＭＳＣ１１４ｘは、さらにこれらのメッセージをその制御内の適切な基地局１１６に送る。 各基地局はその受信地域内の移動局に送信されるＳＭＳメッセージを処理し、移動局に送られる変調された信号にその処理したメッセージを含める。
メッセージセンター 112x 内では、コントローラー２２０は、メッセージセンターを介してデータの流れを指示し、さらに、処理を制御してショートメッセージを発生する。 メモリユニット２２２は、コントローラー２２０により使用されるプログラムコードおよびデータのための記憶装置を提供する。
図２は、移動局１４０ｘの一実施形態も示す。 受信パス上において、移動局のサービング基地局殻送信された変調された信号は、アンテナ２５２により受信され受信装置（ＲＣＶＲ）２５４に供給される。 受信器装置２５４は、受信した信号を条件づけし（例えば、フィルターし、増幅し、およびダウンコンバートする）、さらに、条件づけされた信号をデジタル化してサンプルを供給する。次に、復調器（Ｄｅｍｏｄ） / デコーダー２５６は、（例えば、ｃｄｍａ２０００物理層処理に基づいて）サンプルを復調し、さらに復調されたデータを復号して復号されたデータを供給する。復号されたデータは、変調された信号で送信されたＳＭＳメッセージを含む。 この移動局のためのユーザー固有のメッセージおよびブロードキャストＳＭＳメッセージのためのデータは、出力データとして供給され、さらに、メモリ２６２に記憶してもよい。
送信パス上で、移動局により送信されるデータおよびメッセージは、エンコーダー／変調器（Ｍｏｄ）２７２に供給される。エンコーダー／変調器２７２は、データ / メッセージをコード化して、そして変調する。 次に、変調されたデータは送信器装置（ＴＭＴＲ）により条件付けされ基地局に返送するのに適した変調された信号を供給する。
移動局は、脱着可能なユーザーアイデンティティーモジュール（Ｒ - UIM）２７０を用いて設計してもよい。 このＲ - UIM は不揮発性のメモリを有し、加入者のアイデンティティーを記憶することができる。加入者のアイデンティティーは、ネットワーク設定、特権、好み、電話帳等のような個人情報を含んでいてもよい。 例えば、Ｒ - UIM は、以下に記述されるように、ブロードキャスト SMS メッセージをフィルターするために使われる情報を記憶するために使用してもよい。 Ｒ−ＵＩＭは、異なる周波数を使用する国々にローミングすることまたは、ＣＤＭＡネットワークまたはＧＳＭネットワークにアクセスするのを容易にさせる。これは、加入者が各自のパーソナル情報を維持しながら同じ脱着可能なモジュールを用いながら、送受話器を交換することを可能にすることにより行われる。

コントローラー２６０は、移動局１４０ｘ内の装置の動作を指示する。 例えば、コントローラー２６０は、入力されるブロードキャストＳＭＳメッセージのフィルタリングと処理、およびアクノレジメント、データ、等の送信を指示してもよい。 メモリユニット２６２はコントローラー２６０により使用されたプログラムコードおよびデータ（例えば、ＳＭＳメッセージのためのデータ）のための記憶装置を提供する。
図２は、メッセージセンター 112x および移動局140x の特定の実施形態を示す。 他の実施形態を意図してもよく、この発明の範囲内である。
図３はブロードキャストＳＭＳメッセージをフィルタリングするための移動局により維持されてもよい、サービステーブル３００の一実施形態の図である。 この特定の実施形態において、サービステーブルはブロードキャストメッセージフィルタリングのために使用される４つの列を含む：サービスカテゴリー、言語、優先度、および選択である。 サービスカテゴリー列は、サービステーブルにプログラムされた種々のサービスカテゴリーのアイデンティティーを含む。 言語列は、各々がプログラムされたサービスカテゴリーに関連する言語を含む。一実施形態において、サービステーブルはサービスカテゴリーと言語のそれぞれの固有な組み合わせに対して１つのエントリー（または行）を含む。 現在 TIA / EIA - ６３７Ｂによって定義されたすべてのサービスカテゴリーと言語のリストは、公的に入手可能であり、参照することによりここに組み込まれる、「ｃｄｍａ２０００スペクトル拡散基準のためのパラメーター値割り当てのためのアドミニストレーション(administration)]（Ａｄｍｉｎｉｓｔｒａｔｉｏｎ ｏｆ Ｐａｒａｍｅｔｅｒ Ｖａｌｕｅ Ａｓｓｉｇｎｍｅｎｔｓ ｆｒｏ ｃｄｍａ2000 Spread Spectrum Standards)というタイトルの、ＴＳＢ−５８−Ｅに与えられる。代わりの実施形態で、サービステーブルは、その他のセットの指定された列内の値の各固有の組み合わせに対して１つのエントリーを含むように定義してもよい。（例えば、サービスカテゴリー／優先度、またはサービスカテゴリー／言語／優先度、またはその他のセットの列に対して１つのエントリーを含む）
優先度列は、サービステーブル内の各サービスカテゴリー／言語の組み合わせ（すなわち、各プログラムされたエントリー）に対して、モバイルユーザーにより選択された優先度を含む。 選択された列は、モバイルユーザーによる受信のために、サービステーブル内の各サービスカテゴリー／言語の組み合わせが選択されたか否かの表示を含む。 選択されたプログラムされたエントリーのためのブロードキャストメッセージのみが、（他の基準が、もしあるとしたら、同じく満足させられると仮定して）移動局により処理される。
サービステーブルはブロードキャストメッセージに有用な他の情報のための他の列を含むように定義してもよい。 図３に示された実施形態において、サービステーブルは、（１）各プログラムされたエントリーのためにブロードキャストメッセージのために使用する特定の警告オプションを表示するための警告オプション列、および（２）各プログラムされたエントリーに対して記憶してもよいブロードキャストメッセージの最大数を示すための最大メッセージ列をさらに含む。 すべての現在定義された警告オプションのリストは TIA / EIA - ６３７Ｂ基準書類で与えられる。
サービステーブルはブロードキャストメッセージの処理のために関係があるかもしれない他の情報のために他の列を含むように定義してもよい。
移動局におけるブロードキャストSMS メッセージのフィルタリングは、種々の基準に基づいて実行してもよい。 一実施形態において、ブロードキャストメッセージフィルタリング基準は３つのカテゴリーに分類される：ネットワーク構成、ユーザー構成、およびユーザーの好み。
ネットワーク構成は、サービスプロバイダーによって課せられたフィルタリング基準を含む。 特定の実施形態において、多数の可能な設定がネットワーク構成に対して定義され、表１に示される。入力されるブロードキャストメッセージは、次に、プログラムされたネットワーク構成設定に基づいて移動局においてフィルターされるであろう。

ユーザー構成は、モバイルユーザーによって決定されたフィルタリング基準を含む。 特定の実施形態において、多数の可能な設定がユーザー構成に対して定義され、表２に示される。 入力されるブロードキャストメッセージはさらに選択されたユーザー構成設定に基づいて移動局においてフィルターされるであろう。

実施形態において、そして表２で示されるように、ユーザー構成はネットワーク構成によって制限（または制約）されている。従って、ユーザーはネットワーク構成設定より広いユーザー構成設定を有効に得ることができない。例えば、もしネットワーク構成設定が「テーブルのみ許可」であるなら、ユーザー構成設定は「テーブルのみを活性化する」または「非活性化する」に制限される。
ユーザーの好みは、モバイルユーザーによって選択されたフィルタリング基準を含み、サービステーブル内のプログラムされたエントリーに適用される。 モバイルユーザーはサービステーブル内の各プログラムされたエントリーをイネーブル／ディスエーブル（または選択／非選択）可能にしてもよい。 モバイルユーザーは、また、各プログラムされたエントリーに対して優先度レベルを指定してもよい。この場合、特定の選択された（イネーブルされた）プログラムされたエントリーに対するすべての入力されたブロードキャストメッセージの中で、サービステーブルにおいて指定された優先度レベル以上の優先度を有するブロードキャストメッセージのみが処理される。 一実施形態において、サービステーブル内のユーザーの好みは、サービステーブルが使用のためにイネーブルになる場合にのみ影響を与える。 これがあてはまるのは、ネットワーク構成設定が「すべて許可」あるいは「テーブルのみ許可であり、そしてユーザー構成設定が「テーブルのみ活性化」である場合である。
従って、ネットワーク構成設定はサービスプロバイダによって課せられたフィルタリング基準を定義し、ユーザー構成設定はモバイルユーザーによって決定されたフィルタリング基準を定義し、そしてサービステーブルはユーザーによって選択されたフィルタリング基準を含む。 より少数の、異なるおよび／またはさらなるフィルタリング基準およびカテゴリーを使用してもよく、これは、この発明の範囲内である。 さらに、上述した設定と異なる設定を定義してもよく、これも、この発明の範囲内である。
一般に、ネットワーク構成、ユーザー構成およびユーザーの好みに対する設定（およびブロードキャスト SMS メッセージをフィルタリングするのに役立つかもしれない他のいかなる情報）は移動局内のまたは移動局にアクセス可能な不揮発性メモリに記憶してもよい。 不揮発性メモリはフラッシュ、電気的消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ（EEPROM）、マルチメディアカード（MMC）、あるいはその他の不揮発性メモリタイプであってよい。
図２を参照して、これらの設定はメモリ２６２および／またはＲ - UIM ２７０に記憶してもよい。 もし設定がＲ - UIM に記憶されるなら、モバイルユーザーはモジュールを１つの移動局から取り外して、そしてそれをもう１つの移動局に挿入することが可能であるであろう、そして新しい移動局は同じブロードキャスト SMS構成および好みを維持するであろう。
Ｒ - UIM はＳＭＳに関連する種々のタイプの情報を記憶するために使用される多数の基本ファイル（ＥＦｓ）を含む。 例えば、 ＥＦ_ＳＭＳＳ （SMSステータス） SMS のためのステータス情報を記憶する。Ｒ - UIM と SMS のための基本ファイルは、共に公的に入手可能であり、参照することによりここに組み込まれる、「ＴＩＡ／ＥＩＡスペクトル拡散基準のための脱着可能なユーザーアイデンティティーモジュール（Ｒ−ＵＩＭ）」(Removable Uder Identity Module (R-UIM) for TIA/EIA Spread Spectrum Standards)というタイトルのＴＩＡ／ＥＩＡ／ＩＳ−８２０−１に詳細に記載されるとともに、および「ｃｄｍａ２０００スペクトル拡散システムのための脱着可能なユーザーアイデンティティーモジュール（Ｒ−ＵＩＭ）」(Removable User Identity Module (R-UIM) for cdma 2000 Spread Spectrum Systems)というタイトルの３ＧＰＰ２ Ｃ． Ｓ００２３−０に詳細に記載されている。

一実施形態において、ネットワーク構成、ユーザー構成、およびユーザーの好みのためのービステーブルおよび設定は、Ｒ−ＩＪＩＭ内の基本ファイルに記憶される。
図 ４Ａ は、ネットワーク構成設定を記憶するために使用してもよい基礎のファイル ＥＦ_{ＢＣＳＭＳｃｆｇ} ４１０を示す。 基本ファイル４１０は、TIA / EIA / IS - ８２０-１および３ＧＰＰ２ Ｃ．Ｓ００２３−０により定義される多数のフィールドを含む。 表３は、基本ファイルのヘッダー部分とその短い記述のためのフィールドをリストアップする。

図 ４Ａ に示されるように、基本ファイルＥＦ_{ＢＣＳＭＳｃｆｇ} はネットワーク構成設定のために１バイトを含む。この１バイトには、「ネットワークブロードキャスト構成」のラベルが付けられる。 このバイトは、表１で上述した３つの可能なネットワーク構成設定（「不許可」、「表のみ許可」、および「すべて許可」に対して図４Ａに示すように設定してもよい。

図４Ｂは、ユーザー構成設定を記憶するために使用してもよい基本ファイルＥＦ_{ＢＣＳＭＳｐｒｅｆ} ４２０を示す。 この基本ファイルはユーザー構成設定のために１バイトを含む。この１バイトには、「ユーザーブロードキャスト構成」のラベルが付けられる。 このバイトは、表２で上述した３つの可能なユーザー構成設定（「非活性化」、「テーブルのみを活性化」、および「すべてを活性化」）のために図 4B に示すように、設定してもよい。
図 ４Ｃは、サービステーブルのための情報、およびユーザーの好みに関するフィルタイリング基準を記憶するために使用してもよい基本ファイルＥＦ_{ＢＣＳＭＳｔａｂｌｅ} ４３０を示す。
この基本ファイルは、リニア固定構成を有し、これはテーブルである。 このテーブルは、多数の列を有する。各列は、基本ファイルにおいて指定される特定の長さ（バイト長）を有する。
図 ４Ｃ に示す特定の実施形態において、基本ファイルＥＦ_{ＢＣＳＭＳｔａｂｌｅ} はサービステーブル内の各エントリーに対して８つの列、すなわち８つのフィールドを有する。 基本ファイルは、サービステーブルにプログラムされた各サービスカテゴリー / 言語の組み合わせのためのこれらの８つのフィールドの１つのインスタンスを含む。 表４は、各プログラムされたエントリーに対する８つのフィールドをリストアップする。

選択フィールドを除く、サービステーブルの上で定義したすべてのフィールドは、TIA / EIA - ６３７Ｂ基準書類で詳細に記述されている。
図４Ａ乃至４Ｃは、ネットワーク構成、ユーザー構成、およびユーザーの好みのための設定を記憶するために使用される基本ファイルの特定の実施形態を示す。 より少い、異なった、および／またはさらなる基本ファイルを使用してもよい。さらに、より少い、異なった、および／またはさらなるフィールドも、上述した基本ファイルの各々に対して定義してもよい。 これらの種々の変形はこの発明の範囲内である。
サービステーブルと、ネットワーク構成、ユーザー構成、およびユーザーの好みのための設定は、種々の手段により移動局内か、あるいは、移動局にアクセス可能な不揮発性メモリにプログラムしてもよい。 一実施形態において、ネットワーク構成設定および／またはサービステーブルはサービスプロバイダー顧客センターにおけるアドミニストレーターによってのような、制御された環境でプログラムされる。 もう１つの実施形態において、下に記述されるように、ネットワーク構成設定および／またはサービステーブルはＳＭＳメッセージを用いて、無線でプログラムされる。 ユーザー構成設定およびユーザーの好みは、例えば移動局上のキーパッドを使って例えば、モバイルユーザーによってプログラムしてもよい。
図５は、移動局のサービステーブルにブロードキャストサービスカテゴリーを追加または除去するために、サービスカテゴリープログラミング テレサービス（SCPT）によって使用してもよいSMS 配信メッセージを示す。 SMS Deliver メッセージは、 ＳＭＳ テレサービス層に対して定義されたメッセージの１つである。ＳＭＳテレサービス層は、ＳＭＳプロトコルスタックのための層の１つである。 SCPT の場合、このメッセージはメッセージを識別するために使われるメッセージ識別子サブパラメーター、プログラミング情報を運ぶために使用されるサービスカテゴリープログラムデータサブパラメーター、およびおそらく他のサブパラメーターを含む。
サービスカテゴリープログラムデータサブパラメーターはさらに多数のフィールドを含む。 カテゴリ固有フィールドの１つのセットは、ＳＭＳ配信メッセージによりプログラムされる各サービスカテゴリーに対してこのサブパラメーターに含まれる。 カテゴリー 固有フィールドはサービスカテゴリー、言語、最大メッセージ、警告オプション、およびCHARi フィールドを含む。 これらのフィールドはサービスカテゴリーを追加するか、あるいはサービステーブルから削除するための情報を運ぶために使用される。 CHARi フィールドはサービスカテゴリーラベルを運ぶために使用してもよい。これらのフィールドからの情報は、図３および表４において上で定義した情報のように、移動局のサービステーブルに直接マッピングしてもよい。 Ｍｓｇ＿Ｅｎｃｏｄｉｎｇ サブパラメータはサービステーブル内のラベル符号化列にマッピングしてもよい。
図 6A は、ネットワーク構成設定を送信するために、ブロードキャスト能力プログラミング テレサービス（BCPT）によって使用してもよいＳＭＳ 配信メッセージを示す。 BCPT はＴＩＡ／ＥＩＡ−６３７−Ｂにおいて定義されていない新しい テレサービスである。 SMS 配信メッセージは、メッセージを識別するために使用されるメッセージ識別子サブパラメーター、およびネットワーク構成設定を運ぶために使用されるブロードキャスト能力プログラムデータサブパラメータを含む。
TIA / EIA - ６３７Ｂは SMS テレサービス層メッセージに含めてもよい２１のパラメータを定義し、これらのサブパラメーターには、「００００００００」乃至「０００１０１００」のサブパラメーターＩＤ値が割り当てられる。 新しい サブパラメーターをブロードキャスト能力プログラムデータサブパラメーターに対して定義してもよく、表５に示すように、予約されたサブパラメーターＩＤ値の１つ（例えば、「０００１０１０１」）を割り当ててもよい。

ブロードキャスト能力プログラムデータサブパラメータは、多数のフィールドを含み、その１つはネットワークブロードキャスト構成フィールドである。 このフィールドはネットワーク構成設定を運ぶために使用してもよく、図４Ａに示す３つの値の１つに設定してもよい。
図 6Bは、BCPT SMS配信メッセージに応答して移動局により送信してもよいＳMS 提出メッセージを示す。 このメッセージはメッセージ識別子サブパラメーターとブロードキャスト能力プログラム結果サブパラメーターを含み、これらのパラメーターを用いて、ネットワーク構成設定のプログラミングの結果を送信する。 ブロードキャスト能力プログラム結果サブパラメータに対して新しいサブパラメーターを定義してもよく、表５に示すように、予約されたサブパラメーターＩＤ値の１つ（例えば「０００１０１１０」）を割り当ててもよい。

ブロードキャスト能力プログラム結果サブパラメーターは、多数のフィールドを含み、その１つは、ネットワークブロードキャスト構成結果フィールドである。 このフィールドは、（１）ネットワーク構成設定が、移動局において、成功裏にプログラムされたか否かの表示、（２）プログラミングが成功しなかったなら、エラーコード、および（３）おそらく他の適切な情報を運ぶために使用してもよい。
図７は、ページングまたはブロードキャストチャネルで送信された各ブロードキャストＳＭＳメッセージを備えたブロードキャストアドレスを示す。 ブロードキャストアドレスフィールドは集合的に BC＿ADDR フィールドと呼ばれ、５つのフィールドを含む：優先度、メッセージＩＤ、ゾーンＩＤ、サービス、および言語。 もし存在するなら、テレサービス層ＳＭＳ配信メッセージ内のサービスカテゴリー、言語、および優先度パラメーター／サブパラメーターは、ＢＣ＿ＡＤＤＲフィールドのそれらと同じ値を持たなければならない。

ＢＣ＿ＡＤＤＲフィールドは、ブロードキャストチャネルおよびページングチャネル上で送信されたブロードキャストメッセージにのみ含まれ、トラヒックチャネル上で送信されたメッセージには含まれない。 ＢＣ＿ＡＤＤＲフィールドはブロードキャストＳＭＳ メッセージフィルタリングのために使用してもよい属性を含み、ＴＩＡ／ＥＩＡ−６３７−Ｂのセクション３．３．１に詳細に記載されている。
図８は、移動局において、入力されるブロードキャストメッセージをフィルタリングするためのプロセス８００の一実施形態のフロー図である。 初めに、新しい放送メッセージが受信される（ステップ８１２）。 次に、フィルタリングのために使用してもよいこのブロードキャストメッセージの種々の属性（例えば、サービスカテゴリー、言語、優先度等）が、ブロードキャストメッセージのＢＣ＿ＡＤＤＲフィールドから決定される（ステップ８１４）。
次に、受信したブロードキャストメッセージがネットワーク構成設定によりフィルタリングされるか否かの判断が行われる（ステップ８１６）。 もし（１）ネットワーク構成設定が「不許可であるか、または（２）ネットワーク構成設定が「テーブルのみ許可」であり、そして受信されたブロードキャストメッセージのサービスカテゴリー / 言語がサービステーブル内のプログラムされたエントリーのいずれとも一致しないなら、この判断が必要である。 （サービステーブルが参照されるとき、パート（２）はプロセスの後段まで延期してもよい）。 ステップ８１６に対する回答がイエスであるなら、プロセスは、ステップ８３２に進み、受信したブロードキャストメッセージが破棄される。
さもなければ、ステップ８１６に対する回答がノーであるなら、受信したブロードキャストメッセージがユーザー構成設定によりフィルタリングされるか否かが判断される（ステップ８１８）。この判断が必要とされるのは以下の場合である。（１）ユーザーコンフィギュレーション設定が「非活性化」であるか、または（２）ユーザー構成設定が「テーブルのみ活性化であり、そして受信したブロードキャストメッセージのサービスカテゴリー / 言語がサービステーブル内のプログラムされたエントリーのいずれとも一致しない場合。 （この場合も先と同様に、サービステーブルが参照されるとき、パート（２）はプロセスの後段まで延期してもよい）。 ステップ８１８に対する回答がイエスであるなら、受信されたブロードキャストメッセージは、ステップ８３２で破棄される。
さもなければ、ステップ８１８に対する回答がノーであるなら、ブロードキャストメッセージがユーザーの好みによってフィルタリングされるか否かの判断が行われる。 この判断は以下の場合に必要になるであろう。サービステーブルが使われる予定であり、そして（１）ブロードキャストメッセージのサービスカテゴリー / 言語に対するプログラムされたエントリーが選択されない場合、（２）ブロードキャストメッセージの優先度が、サービスカテゴリー / 言語のためにサービステーブルで指定した優先度レベルより低い場合、または（３）ブロードキャストメッセージの最大数が、サービスカテゴリー / 言語に対してすでに記憶されており、メモリは、上書きすることを許されていない場合である。 ユーザー構成設定が「テーブルのみ活性化」であるなら、サービステーブルは使用のためにイネーブルになる。 ステップ８２０に対する回答がイエスであるなら、受信したブロードキャストメッセージは、ステップ８３２において破棄される。
同じブロードキャストメッセージ（すなわち同じ内容を有するメッセージ）が複数の基地局によって送信されたかもしれず、そして、移動局は、すでにこのブロードキャストメッセージを受信し、記憶したかもしれない。 第１のレベルの重複検出は、TIA / EIA - ６３７Ｂ基準によって指定された期間内に同じメッセージが複数回同じ基地局から受信されたかどうかを検出するように実施してもよい。 これは（例えば、ＢＣ＿ＡＤＤＲフィールド全体についてビットごとの比較を行うことにより）受信したブロードキャストメッセージに含まれるＢＣ＿ＡＤＤＲフィールドに基づいて達成することができる。 第２レベルの重複検出は、アプリケーションレベルにおいて実施してもよい。この場合、異なる基地局から受信された同じメッセージは、破棄される。
従って、ステップ８２０に対する回答がノーであるなら、メモリにすでに記憶されていたかもしれない受信したブロードキャストメッセージの重複を検出するためのチェックが行われる（ステップ８２６）。 重複のための検出は受信したブロードキャストメッセージ内のＢＣ＿ＡＤＤＲフィールドに基づいて行ってもよい。 ステップ８２８において判断したように、受信されたブロードキャストメッセージの重複がすでにメモリに記憶されていたなら、受信したブロードキャストメッセージはステップ８３２で破棄される。 さもなければ、受信したブロードキャストメッセージが処理されメッセージ内のデータが上位層に供給される（ステップ８３０）。次に、プロセスはステップ８３０および８３２の後に終了する。
図９は、移動局において、入力されるブロードキャストＳＭＳメッセージをフィルタリングするためのもうひとつのプロセスの一実施形態のフロー図である。 初めに、新しいブロードキャストメッセージが受信され、このブロードキャストメッセージの種々の属性が決定される（ステップ９１２）。 ネットワーク構成設定が、「不許可」、またはユーザー構成設定が「非活性化」なら（ステップ９１４）、受信したブロードキャストメッセージはステップ９３２において破棄される。
さもなければ、ステップ９１４に対する回答がノーであるなら、ネットワーク構成設定が「すべて許可」であり、ユーザー構成設定が「すべてを活性化」であるなら、プロセスはステップ９２６に進む（ステップ９１６）。 さもなければ、ステップ９１６に対する回答がノーであるなら、以下の３つの基準が満足されるなら、プロセスはステップ９２６に進むであろう：（１）受信したブロードキャストメッセージのサービスカテゴリーと言語がサービステーブル内のプログラムされたエントリーと一致する（ステップ９２０）、（２）サービスカテゴリ/ 言語がサービステーブルにおいて選択される（ステップ９２２）、および（３）受信されたブロードキャストメッセージの優先度は、サービスカテゴリー / 言語のためのサービステーブルにおいて指定された優先度レベルよりも低くない（ステップ９２４）。 これらの３つの基準のいずれかが満足されなければ、受信したブロードキャストメッセージは、ステップ９３２において破棄される。 さらなる基準を、それを処理することができる前に、受信したブロードキャストメッセージに適用してもよい。 例えば、もしこのサービスカテゴリーのためのブロードキャストメッセージの最大数がすでに記憶されているなら、または、メモリがいっぱいであるなら、メッセージを破棄してもよい。
ステップ９２６において、上述したように受信したブロードキャストメッセージの重複が検出される。 従って、（１）重複が検出されるなら、受信したブロードキャストメッセージは破棄されるであろう、または（２）重複が検出されないなら、ステップ９３０で処理されるであろう。 どちらの場合も、プロセスはステップ９３０および９３２の後に終了する。
また、図８と図９に示す処理を用いてブロードキャストページを処理する。 その場合、ステップ８３０および９３０の処理の一部として、移動局は、ブロードキャストページのためにブロードキャストメッセージを受け取る準備をする。
ここに記述された技術はブロードキャスト SMS メッセージがネットワーク構成、ユーザー構成、およびとユーザーの好みに基づいて移動局でフィルタリングさることを可能にする。 ブロードキャストメッセージフィルタリングは有利に次の例のシナリオのために使用してもよい。
どのブロードキャストメッセージが各移動局によって受け取られることを可能にされるかをコントロールするサービスプロバイダの能力は種々の状況に対して有用である。 その要件に応じて、サービスプロバイダはさもなければブロードキャストＳＭＳメッセージを受け取ることができる所定の移動局のブロードキャストＳＭＳ機能を不許可にする必要があるかもしれない。 これらの要件はネットワーク配備、サービスプロビジョニング(provisioning)、移動局の申し込み状況に関連していてもよい。 サービスプロビジョニングおよび申込み管理のために、ブロードキャストＳＭＳを受信可能な移動局に対して、サービスプロバイダはサービステーブルを移動局内にプログラムしてもよく、移動局によって受信されることを可能にするブロードキャストメッセージを制限してもよい。 例えば、サービスプロバイダは移動局に任意の新しいサービスカテゴリーのためにブロードキャストメッセージを受信するための認可を得るように要求してもよい。 保険料加入者のために、移動局がすべてのブロードキャストサービスを受信可能であるように移動局をプログラムしてもよい。
移動局によって、どのブロードキャストメッセージを受信して処理するかを制御するモバイルユーザーの能力も種々の状況に対して有用である。 電力消費とメモリの使用を低減するために、モバイルユーザーは、（１）ブロードキャストＳＭＳ機能を一時的にディスエーブルにし、（２）サービステーブル内の任意のプログラムされたエントリーを選択的にイネーブルまたはディスエーブルし、（３）受信したサービスの優先度を制限する、等々である。 例えば、モバイルユーザーは、（例えば、非勤務時間中に）天気予報に興味を持っているが、株価に興味を持っていないかもしれない。 その後、この同じユーザーは（例えば、勤務時間中に）サービス選択を変更して株価をイネーブルにして、天気予報をディスエーブルするかもしれない。 もう１つの例として、モバイルユーザーは、ある瞬間に緊急事態、または緊急の天気予報に興味を持っているかもしれず、そして別の瞬間にあらゆるタイプの天気予報に興味を持っているかもしれない。
また、ネットワークおよびユーザー構成のための設定を用いて、移動局におけるブロードキャスト SMS メッセージの受信を制御してもよい。 例えば、移動局がブロードキャストＳＭＳを受信不可能であるなら（すなわち、ネットワーク構成が「不可」に設定されているなら）またはモバイルユーザーが一時的にブロードキャストSMS をディスエーブルにするなら（すなわち、ユーザー構成が「非活性化」に設定されている）、移動局をブロードキャストページまたはブロードキャストメッセージを受信するためのブロードキャストスロットにおいてウエイクアップしないように制御してもよく、通常のページングスロットにおいて送信されるブロードキャストメッセージを見なくてもよい。 移動局は依然としてその通常のページングスロットにおいて、ブロードキャストページとメッセージを受け取ることができるが、これらのページおよびメッセージもまた必要なら無視または破棄してもよいことに留意する必要がある。さもなければ、ブロードキャストＳＭＳをオン状態にして動作することは、電力消費を低減し、スタンバイ時間を増大させることができ、その両方とも非常に望ましい。
上述したフィルタリング技術は、ページングチャネルおよびブロードキャストチャネル上で受信したブロードキャストメッセージに対して使用してもよい。 また、これらの技術を用いて、フォワードトラヒックチャネル上で受信したブロードキャストメッセージをフィルタリングしてもよい。 TIA / EIA - 637-B の場合、ブロードキャストメッセージがトラフィックチャネル上で受信されるなら、メッセージ内にＢＣ＿ＡＤＤＲフィールドはない。 この場合、第１レベルの重複検出は適用されず、フィルタリングは、メッセージパラメータおよび／またはサブパラメーターに基づいて実行してもよい。
移動局においてブロードキャストメッセージをフィルタリングするためにここに記載した技術は種々の手段により実施してもよい。 例えば、これらの技術はハードウェア、ソフトウェア、あるいはその組み合わせで実行してもよい。 ハードウェア実施の場合、ここに記載した技術の（例えば、図８および図９に示されるプロセス）の任意の１つまたはその組み合わせを実施するために使用されるエレメントは、１つ以上の特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣｓ）、デジタルシグナルプロセッサー（ＤＳＰｓ）、デジタル信号処理装置（ＤＳＰＤｓ）、プログラマブル論理装置（ＰＬＤｓ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡｓ）、プロセッサー、コントローラー、マイクロコントローラー、マイクロプロセッサー、ここに記載した機能を実行するために設計された他の電子装置、またはそれらの組み合わせ内に実現してもよい。

ソフトウェア実施の場合、移動局においてブロードキャストメッセージをフィルタリングするための技術は、ここに記載した機能を実行するモジュール（例えば、手続き、機能等）を用いて実現してもよい。 ソフトウェアコードはメモリ装置（例えば、図２のメモリ装置２６２）に記憶し、プロセッサー（例えば、コントローラー２６０）によって実行してもよい。 メモリ装置は、プロセッサー内部に実現してもよいし、プロセッサー外部に実現してもよい。その場合、メモリ装置は、技術的に知られた種々の手段を介して、通信可能にプロセッサーに接続することができる。
開示された実施形態の上述の記載は、当業者が本発明を製造するまたは使用することができるようにするために提供される。 これらの実施形態に対する多様な修正は、当業者に容易に明らかになり、ここに定義される一般的な原則は、本発明の精神または範囲から逸脱することなく他の実施形態に適用されてよい。したがって、本発明はここに示されている実施形態に制限されるのではなく、ここに説明される原則及び新規な特徴と一貫する最も幅広い範囲が許容されるべきである。

図１は、SMS をサポートする無線通信ネットワークの図である。 図２は、メッセージセンターと移動局の簡単なブロック図である。 図３は、サービステーブルの図である。 図４Ａは、ネットワーク構成、ユーザー構成設定およびサービステーブルを記憶するために使用してもよい基本ファイル（ＥＦ）を示す。 図４Ｂは、ネットワーク構成、ユーザー構成設定およびサービステーブルを記憶するために使用してもよい基本ファイル（ＥＦ）を示す。 図４Ｃは、ネットワーク構成、ユーザー構成設定およびサービステーブルを記憶するために使用してもよい基本ファイル（ＥＦ）を示す。 図５は、サービステーブルをプログラムするために使用されるSMS 配信メッセージを示す。 図６Ａは、ネットワーク構成設定をプログラムするために使用してもよいＳＭＳ配信メッセージを示す。 図６Ｂは、ネットワーク構成設定をプログラムするために使用してもよいＳＭＳ提出メッセージを示す。 図７は、ブロードキャストＳＭＳメッセージのためのブロードキャストアドレスフィールド（ＢＣ＿ＡＤＤＲ）を示す。 図８は移動局において入力されるブロードキャストメッセージをフィルタリングするための２つのプロセスのフロー図である。 図９は移動局において入力されるブロードキャストメッセージをフィルタリングするための２つのプロセスのフロー図である。

Claims (26)

1. 下記を具備する、無線通信ネットワーク内の受信器においてブロードキャストメッセージをフィルタリングする方法：
   ブロードキャストメッセージを受信する；
   １つ以上のフィルタリング基準を前記受信したブロードキャストメッセージに適用する、前記フィルタリング基準は、前記受信器に接続された脱着可能なモジュールに記憶された設定により定義される；および
   前記１つ以上のフィルタリング基準により、フィルタリングされていないなら、前記受信したブロードキャストメッセージを処理する。
2. 前記１つ以上のフィルタリング基準は、サービスプロバイダーにより課せられたフィルタリング基準を含む、請求項１の方法。
3. 前記サービスプロバイダーにより課せられたフィルタリング不可能である、またはサービステーブル内にプログラムされたエントリーに対するブロードキャストメッセージのみが受信可能であることを示すネットワーク構成設定により定義される、請求項２の方法。
4. 前記ネットワーク構成設定は、前記脱着可能なモジュール内の第１基本ファイルに記憶される、請求項３の方法。
5. 前記１つ以上のフィルタリング基準は、ユーザーが決定したフィルタリング基準を含む、請求項１の方法。
6. 前記ユーザーが決定したフィルタリング基準は、すべてのブロードキャストメッセージが受信される、ブロードキャストメッセージが受信されない、または、サービステーブル内にプログラムされたブロードキャストメッセージのみが受信されることを示すユーザー構成設定によって定義される、請求項５の方法。
7. 前記ユーザー構成設定は、前記脱着モジュール内の第２基本ファイルに記憶される、請求項６の方法。
8. 前記１つ以上のフィルタリング基準は、ユーザーの好みに対してユーザーが選択した基準を含む、請求項１の方法。
9. 前記ユーザーが選択したフィルタリング基準は、サービスカテゴリー、言語、優先度、またはそれらのいずれかの組み合わせに基づいてブロードキャストメッセージのフィルタリングを可能にする、請求項８の方法。
10. 前記ユーザーが選択したフィルタリング基準は、サービステーブルにプログラムされたエントリーに適用する、請求項８の方法。
11. 前記サービステーブル内の各エントリーは、サービスカテゴリーと言語の固有の組み合わせに相当する、請求項１０の方法。
12. 前記サービステーブル内使用のためにイネーブルになるなら、選択されたエントリーに対するブロードキャストメッセージのみを処理してもよい。
13. 前記サービスおよびユーザーが選択したフィルタリング基準は、前記脱着可能なモジュールの第３基本ファイルに記憶される、請求項１０の方法。
14. 受信したブロードキャストメッセージの重複を検出することをさらに具備し、前記受信したブロードキャストメッセージは、重複が検出されない場合にのみ処理される、請求項１の方法。
15. 前記無線通信ネットワークはANSI - ４１を実現するcdma2000 ネットワークである、請求項１の方法。
16. 下記を具備する、CDMA 通信ネットワーク内の移動局においてブロードキャストメッセージをフィルタリングする方法：
    ブロードキャストメッセージを受信する；
    サービスプロバイダーにより課せられたフィルタリング基準を前記受信したブロードキャストメッセージに適用する；
    ユーザーが決定したフィルタリング基準を前記受信したブロードキャストメッセージに適用する；
    ユーザーが選択したフィルタリング基準を前記受信したブロードキャストメッセージに適用する、前記フィルタリング基準は、前記移動局に接続された脱着可能なモジュールに記憶される；および
    前記受信したブロードキャストメッセージが前記フィルタリング基準によりフィルタリングされていないなら、前記受信したブロードキャストメッセージを処理する。
17. 前記サービスプロバイダーが課したフィルタリング基準は、ネットワーク構成設定により定義され、前記ユーザーが決定したフィルタリング基準は、ユーザー構成設定により定義され、および前記ユーザーが選択したフィルタリング基準は、サービステーブルにプログラムされたエントリーに対して定義される、請求項１６の方法。
18. 前記ネットワーク構成設定、ユーザー構成設定、およびサービステーブルは、脱着可能なモジュール内の１つ以上の基本ファイルに記憶される、請求項１７の方法。
19. 下記を具備する、無線通信ネットワーク内の受信器においてブロードキャストメッセージをフィルタリングするために使用されるネットワーク構成設定をプログラムする方法：
    前記受信器にプログラムされる前記ネットワーク構成設定を運ぶメッセージを無線で交換する、前記ネットワーク構成設定は、ブロードキャストメッセージを受信するために前記移動局の能力を決定する。
20. 前記移動局のための前記ネットワーク構成設定は、すべてのブロードキャストメッセージが受信可能である、ブロードキャストメッセージが受信可能でない、または、サービステーブルにおいてプログラムされたエントリーに対するブロードキャストメッセージのみが受信可能であることぉ示す、クレーム１９の方法。
21. ブロードキャストメッセージを受信し；
    １つ以上のフィルタリング基準を前記受信したブロードキャストメッセージに適用し、前記フィルタリング基準は、前記受信器に接続された脱着可能モジュールに記憶された設定により定義され；および
    前記受信したブロードキャストメッセージが前記１つ以上のフィルタリング基準によりフィルタリングされていないなら、前記受信したブロードキャストメッセージを処理する；
    ためにデジタル情報を解釈することのできるデジタル信号処理装置（ＤＳＰＤ）に通信可能に接続されたメモリ。
22. 下記を具備する、入力されるブロードキャストメッセージをフィルタリングするように動作可能な、無線通信ネットワーク内の装置：
    ブロードキャストメッセージを受信する手段；
    １つ以上のフィルタリング基準を前記受信したブロードキャストメッセージに適用する手段；
    前記フィルタリング基準を示す設定を記憶する脱着可能なモジュール；および
    前記受信したブロードキャストメッセージが、前記１つ以上のフィルタリング基準によりフィルタリングされていないなら、前記受信したブロードキャストメッセージを処理する手段。
23. 前記１つ以上のフィルタリング基準は、前記サービスプロバイダーにより課せられたフィルタリング基準を含み、ネットワーク構成設定により定義される、請求項２２の装置。
24. 前記１つ以上のフィルタリング基準は、ユーザー構成設定により定義された、ユーザーが決定したフィルタリング基準を含む、請求項２２の装置。
25. 前記１つ以上のフィルタリング基準は、サービスカテゴリー、言語、優先度、またはそれらのいずれかの組み合わせに基づいてブロードキャストメッセージのフィルタリングを可能にするユーザーが選択したフィルタリング基準を含む、請求項２２の装置。
26. 前記脱着可能なモジュールは、１つ以上の基本ファイルに前記設定を記憶する、請求項２２の装置。

Images