JP2005525732A - 分散配置されたメモリとマッチメーキングするための携帯通信装置および方法 - Google Patents
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Abstract
複数のリモート通信装置とマッチメーキングするための携帯通信装置は、携帯通信装置に対応するローカルマッチングデータを含むマッチメーキングデータを記憶するように構成されたメモリ手段を有している。トランシーバは、第1の携帯通信装置と無線通信するように構成され、それによりローカルマッチングデータを第1のリモート通信装置に送るとともに、第1のリモート通信装置に対応する第1のリモートマッチングデータを受信する。処理装置は、ローカルマッチメーキングデータと第1のリモートマッチメーキングデータとの間の相関分析を実行し、この相関分析の結果が、携帯通信装置と第1のリモート通信装置とが適合することを指示する場合、携帯通信装置のユーザに通報を提供するように構成される。メモリ手段は、第1のリモートマッチメーキングデータを記憶するように構成され、トランシーバは、ローカルマッチメーキングデータに加えて、第1のリモートマッチメーキングデータを第2のリモート通信装置へ送信するように構成されている。
Description
一般的には、本発明は、電子的なマッチメーキングに関し、より詳細には、本発明は、複数のリモート通信装置とマッチメーキングするための携帯通信装置および方法に関する。
一般的に、マッチメーキングとは、2つのオブジェクトの属性が、2つのオブジェクト同士が適合するとみなすことのできる程度の一致性を有するかどうかを決定する手順を意味する。マッチメーキングを適用することのできる1つの領域は、デート、すなわち、交友関係、パートナーシップ、取引関係、などを双方が探し求めている二人の人間をお互いにペアにするプロセスである。このために、マッチメーキング情報が、二人の人間の間で交換され、彼らは、二人とも、彼ら自身の情報と受け取った情報との相関分析を実施し、そして、通常、彼らは、彼ら同士が適合するかどうかを感じ取る。デートの状況に応じて、情報の交換は、様々な形で実施される。例えば、伝統的なアプローチは、一方の人間が新聞またはインターネットに個人広告を掲載し、他方の人間がそれに応答することである。そして、通常、手紙または電子メールを書くことによって、情報の交換がなされる。別の例は、二人の人間が喫茶店またはナイトクラブで会うような状況である。そして、ただ単に会話することによって、情報の交換がなされる。
上述したデートの方法および一般的なデートに関する問題は、ある程度無作為に選択された二人の人間は適合しない可能性がかなり高いということである。往々にして、二人の人間が彼らが適合しないことを悟るまでにはかなりの時間がかかる。デートが取り調べのようなものであってはならない場合、二人の人間が、適合するかしないかがわかるほどに十分にお互いについて知るには時間がかかる。このように、人は、理想のパートナーを探し出すまで、恐らく、多くの異なる人間とデートしなければならないので、適切なパートナーを探し出すことは、きわめて難しいことであり、また、きわめて時間のかかることである。
Whiteに与えられた米国特許第4,348,740号および米国特許第4,348,744号から、いくつかの組の個人データを比較する方法および装置を知ることができる。ユーザは、そのユーザ自身に関するデータをこれらの携帯装置に入力することができ、そして、電気的なコネクタによって装置を物理的にお互いに接続することによって、ユーザのデータを比較することができる。ユーザ間の相性を表現する得点が、装置上に表示される。
ドイツ特許出願第197−35−045号から、性格プロファイルを比較するための情報ハンドリングユニットを知ることができる。上述したWhiteの発明と同様に、ユーザは、記憶されたデータを比較するために、ユーザの装置を物理的にお互いに接続する。2つのお互いに接続されたユニットは、それらのユーザ間に適合性が存在するかどうかを通知する。
これらの公知の装置は、大きな欠点を有し、その1つは、ユーザが、お互いに探し出すことができるように誰にでも見える状態でユーザの装置を携帯しなければならないことであり、これは、他の人が、皆、誰がそのような装置を携帯しているかを知ることができることを意味する。もう1つの欠点は、物理的な相互接続技術による制限された有効動作範囲のために、ユーザは、きわめて積極的でなければならず、かつ、その他のユーザを探し出さなければならないことである。さらに、二人のユーザが、お互いに面識がある場合、その二人が、お互いに興味があることがわかれば、彼らは、彼らの情報を比較することができるように、目と目を合わせなければならず、いろんな意味できわめて不愉快であるかもしれない密着した状況である。
Rackmanに与えられた米国特許第6,150,937号から、改善された装置を知ることができ、これは、無線周波数(RF)通信によって動作する無線を用いた個人的交際「Ice Breaker」バッジを開示している。一方の種類の交際バッジが、グループ内の若い男性に配布され、他方の種類の交際バッジが、グループ内の若い女性に配布される。すべてのバッジは、点滅することのできる光源を備え、お互いに近接する向かい合ったバッジが、RF交際信号を送受信する。2つのバッジの光源が、同時に点滅すれば、それらのバッジの所有者は、お互いに話すことを始めなければならない。このことが発生するかどうかは、少なくとも部分的に確率に基づき、したがって、点滅は、所有者間の適合性を正確に指示するものではない。
Har−Evenに与えられた米国特許第6,020,810号から、デート/相手を探し出すためのいくぶん類似した装置および方法を知ることができる。ユーザは、個人データを彼/彼女の装置へ入力する。RF通信によって、データは、他方の装置へ送信され、他方の装置のデータが、他方の装置から受信される。受信データおよび送信データが、比較され、パーセンテージによる彼らの適合性が、決定される。パーセンテージによる適合性が予め定められた値よりも大きければ、アラームが、発せられる。
ドイツ特許第44−18−234号から、Har−Evenの装置に類似したユニットを知ることができる。RF通信を介して、ユーザによって入力されたデータは、他方のユニットへ送信され、他方のユニットのデータが、他方のユニットから受信される。2つのユニット間にお互いの適合性があれば、それらのユーザに通報される。
本発明は、簡単に上述した従来技術による装置に関連する、残された以下の問題に注目したものである。
第1の問題は、マッチメーキング装置のユーザは、一般的には、相関を実行すればするほど、益々、彼または彼女が良好に適合する可能性が増大するという考えを有することである。従来技術から知ることのできる携帯マッチメーキング装置においては、マッチメーキングデータを送信するのに無線信号を使用できることが示唆されている。無線信号の使用は、残念ながら、壊れやすい組み込み型無線送信機の出力電力がマッチメーキングを装置の近傍だけに制限するという大きな欠点につながる。この問題の明白な解決策は、無線送信機の出力電力を増加させることであるが、これは、より強力な電池を必要とし、マッチメーキング装置の重量を増大させるだけでなく、そのような装置のコストをも増大させる最も大きな原因となり、そのために、装置を高価でかさばるものにする。
従来技術において知られるマッチメーキング装置に関連する第2の大きな欠点は、マッチメーキングがマッチメーキング装置の搬送波が到達する場所に地理的に制限されることである。何らかの理由から、マッチメーキング装置のユーザの数が少なくかつ新しいユーザがほとんど現れることのないいくつかの領域(オフィス、自動車、および、アパート)にしか行かない静的行動の人には、マッチメーキング装置が役に立つことがわからない。その人は、短時間内に、その人の装置の有効範囲内に存在するすべての人との相関を実現してしまうであろう。従来技術による装置は、そのような習慣を変更しかつ新しい領域に頻繁に出入りすることを始めるようにこの人に要求し、これを行うことは、何らかの理由から、その人には、あまり気が進まないことかもしれない。
さらに、従来技術に関連する第3の問題は、マッチメーキング装置のユーザである第1の人が、彼または彼女がたとえどこへ行こうともその第2の人(郵便配達人、友人、ビジネスパートナー、または、何らかのその他の知人)のあとについて行くことなく、マッチメーキング装置を同様に携帯するその第2の人が、第1の人が適合性を探し出す良い機会を有する領域に頻繁に出入りするかどうかを知る方法がないことである。これは、当然ながら、第2の人がそのような尾行を許可することを必要とするだけでなく、第1の人がアクセス制限された領域に入るのを許可されることも必要とする。軍事施設、研究施設、会議、職場、ナイトクラブ、レストラン、ジム、飛行機、および、様々な種類の身体障害者を収容するようには構成されていない場所は、すべて、そのようなアクセス制限を適用されるかもしれない領域の例である。この問題の解決策は、第2の人に第1の人のマッチメーキング装置を与えることである。この解決策は、2つの欠点を有する。第1に、第1の人は、ある期間、マッチメーキング装置のない状態にあり、その期間、もし彼/彼女が装置を携帯していれば、彼/彼女は、さもなければ、適合をうまく実現するかもしれない。第2に、このアプローチは、いくつかのマッチメーキング装置を購入する必要があり、それらのいくつかは、その他の人が携帯することを意図したものである。これは、コストがかかるだけでなく、第1の人が装置を携帯するようにその他の人に要求することをも必要とし、これは、そのような装置の使用について他人に知られるのを望まない者には厄介なことかもしれない。さらに、そのような使用方法は、他人の善意に頼るものであり、ユーザ情報の完全性を損なうものである。
上述したことに鑑み、本発明は、上述した問題の解決策を提供し、または、上述した問題を少なくとも改善することを目的とする。
一般的には、上述した目的は、添付した特許請求の範囲の独立クレームに記載された装置および方法によって、達成される。
本発明の1つの側面は、複数のリモート通信装置とマッチメーキングするための携帯通信装置であり、前記携帯通信装置は、
メモリ手段であって、前記携帯通信装置に対応するローカルマッチメーキングデータも含むマッチメーキングデータを記憶するように構成された前記メモリ手段と、
トランシーバであって、第1のリモート通信装置と無線通信するように構成され、それによって、前記ローカルマッチメーキングデータを前記第1のリモート通信装置へ送信すると共に、前記第1のリモート通信装置に対応する第1のリモートマッチメーキングデータを受信する前記トランシーバと、
処理装置であって、前記ローカルマッチメーキングデータと前記第1のリモートマッチメーキングデータとの間の相関分析を実行し、前記相関分析の結果が、前記携帯通信装置と前記第1のリモート通信装置とが適合することを指示する場合、前記携帯通信装置のユーザに通報を提供するように構成された前記処理装置とを備え、
前記メモリ手段は、前記第1のリモートマッチメーキングデータを記憶するように構成され、
前記トランシーバは、前記ローカルマッチメーキングデータに加えて、前記第1のリモートマッチメーキングデータを第2のリモート通信装置へ送信するように構成される。
メモリ手段であって、前記携帯通信装置に対応するローカルマッチメーキングデータも含むマッチメーキングデータを記憶するように構成された前記メモリ手段と、
トランシーバであって、第1のリモート通信装置と無線通信するように構成され、それによって、前記ローカルマッチメーキングデータを前記第1のリモート通信装置へ送信すると共に、前記第1のリモート通信装置に対応する第1のリモートマッチメーキングデータを受信する前記トランシーバと、
処理装置であって、前記ローカルマッチメーキングデータと前記第1のリモートマッチメーキングデータとの間の相関分析を実行し、前記相関分析の結果が、前記携帯通信装置と前記第1のリモート通信装置とが適合することを指示する場合、前記携帯通信装置のユーザに通報を提供するように構成された前記処理装置とを備え、
前記メモリ手段は、前記第1のリモートマッチメーキングデータを記憶するように構成され、
前記トランシーバは、前記ローカルマッチメーキングデータに加えて、前記第1のリモートマッチメーキングデータを第2のリモート通信装置へ送信するように構成される。
ローカルマッチメーキングデータだけでなく、受信された第1のリモートマッチメーキングデータも記憶することによって、後に、第1のリモート通信装置と第2のリモート通信装置との間の直接の通信を何ら必要とせずに、ローカルマッチメーキングデータとともに第1のリモートマッチメーキングデータを別の装置、すなわち、第2のリモート通信装置へ送信することができる。したがって、たとえこれらのリモート装置がお互いの直接動作有効範囲内に存在しなくても、それらのマッチメーキングデータは、それにもかかわらず、中間携帯通信装置によって実行される中継機能のおかげで、相互に配信される。これは、複数の通信装置の仮想的な有効動作範囲を、トランシーバの維持された出力電力によって、劇的に増大させる。それは、また、うまく適合する機会を増やす。なぜなら、より多くの装置が、マッチメーキングデータを交換し、それに対して、相関分析を実行することができるからである。
有利には、前記トランシーバは、また、第3のリモート通信装置に対応する第3のリモートマッチメーキングデータを前記第1のリモート通信装置から受信するように構成され、前記処理装置は、前記ローカルマッチメーキングデータと前記第3のリモートマッチメーキングデータとの間の相関分析を実行し、前記相関分析の結果が、前記ローカルマッチメーキングデータと前記第3のリモート通信装置とが適合することを指示すれば、前記携帯通信装置の前記ユーザに通報を提供するように構成される。
前記処理装置は、まず最初に、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータのそれぞれに対して、相関分析がすでに実行されているかどうかを検査し、すでに実行されていれば、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータのそれぞれに対して、相関分析を実行するのをやめるように構成されてもよい。
前記メモリ手段は、揮発性メモリおよび不揮発性メモリを含んでもよく、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータが、前記第1のリモート通信装置から受信されたときに、前記揮発性メモリに記憶され、そして、少なくとも定期的に、または前記携帯通信装置の電源が切られたときに、前記不揮発性メモリに記憶される。
また、前記メモリ手段は、さらに、前記処理装置がマッチングを指示したら、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータを捨てるように構成されてもよい。
また、前記メモリ手段は、予め定められた最大量のリモートマッチメーキングデータを先入れ先出し方式で記憶するように構成されてもよい。
前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータは、それぞれ、発信元のリモート通信装置から前記第1および第3のリモート通信装置までの前記複数のリモート通信装置の個々のリモート通信装置同士の送信ステップ数に関する移動情報を含んでもよく、前記メモリ手段は、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータの移動情報がそれぞれ予め定められた限界値以下である場合にのみ、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータをそれぞれ記憶するように構成される。
あるいは、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータは、それぞれ、共通時間に基づいて表現されかつ発生の時刻を指示するタイムスタンプを含んでもよく、前記メモリ手段は、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータのタイムスタンプが予め定められた限界値よりも小さい年齢を指示する場合にのみ、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータをそれぞれ記憶するように構成される。
前記第1または前記第3のリモートマッチメーキングデータは、前記携帯通信装置の前記ユーザが前記第1または前記第3のリモート通信装置のユーザに前記携帯通信装置以外の通信手段によって連絡するのを可能にする連絡先情報を含んでもよい。前記連絡先情報は、電子メールアドレスまたは電話番号、あるいは、接触を実現することのできる方法、場所、または、機器を指示するその他の何らかの種類の情報を含んでもよい。
前記マッチメーキングデータのそれぞれは、それぞれの装置固有IDに対応づけられてもよく、前記装置固有IDは、前記携帯通信装置およびそれぞれの前記複数のリモート通信装置間で唯一である。
本発明による装置は、有利には、通信ネットワークの携帯端末内において実施され、あるいは、前記携帯端末として実施されてもよく、あるいは、携帯情報端末またはパームトップコンピュータ内において実施され、あるいは、前記携帯情報端末または前記パームトップコンピュータとして実施されてもよい。有利には、そのような携帯端末は、シンビアン(Symbian)オペレーティングシステムのようなオペレーティングシステムおよびアプリケーションソフトウェアを備え、前記アプリケーションソフトウェアは、前記処理装置によって実行され、前記処理装置に前記相関分析を実行させるように構成される。
前記トランシーバは、ブルートゥース規格に基づいて通信するように構成されてもよい。
一実施形態においては、前記メモリ手段は、リモート通信装置の限られた数のユーザの優先順位を付けられたマッチメーキングデータを不揮発性メモリに記憶するように構成され、前記トランシーバは、リモート通信装置と通信するときに、この優先順位を付けられたマッチメーキングデータのすべてを送信するように構成される。
一実施形態においては、前記メモリ手段は、予め定められた数のメモリブロックを備え、それぞれのメモリブロックは、発信元のリモート通信装置から前記携帯通信装置までの前記複数のリモート通信装置の個々のリモート通信装置同士の送信ステップ数を移動したリモートマッチメーキングデータを記憶するように構成される。メモリブロックの数は、有利には、7個であってもよい。
一方のこれらの前記メモリブロックは、他方の前記メモリブロックよりも多い数のリモートマッチメーキングデータを記憶するように構成されてもよく、前記他方の前記メモリブロックは、前記一方の前記メモリブロックが記憶するようになされたリモートマッチメーキングデータよりも多い送信ステップ数を移動したリモートマッチメーキングデータを記憶するように構成される。
本発明のもう1つの側面は、携帯通信装置と複数のリモート通信装置とをマッチメーキングするための方法であり、前記方法は、
前記携帯通信装置に対応するローカルマッチメーキングデータを前記携帯通信装置のローカルメモリに記憶するステップと、
第1のリモート通信装置と第1の無線リンクを確立するステップと、
前記ローカルマッチメーキングデータを前記第1のリモート通信装置へ送信するステップと、
前記第1のリモート通信装置から前記第1のリモート通信装置に対応する第1のリモートマッチメーキングデータを受信するステップと、
前記ローカルマッチメーキングデータと前記第1のリモートマッチメーキングデータとの間の相関分析を実行するステップと、
前記相関分析の結果が前記携帯通信装置と前記第1のリモート通信装置とが適合することを指示しているかどうかを判定するステップと、
適合していれば、通報を前記携帯通信装置のユーザに提供するステップと、
前記第1のリモートマッチメーキングデータを前記携帯通信装置のローカルメモリに記憶するステップと、
第2のリモート通信装置と第2の無線リンクを確立するステップと、
前記ローカルマッチメーキングデータに加えて、前記第1のリモートマッチメーキングデータを前記第2のリモート通信装置へ送信するステップと、
を備える。
前記携帯通信装置に対応するローカルマッチメーキングデータを前記携帯通信装置のローカルメモリに記憶するステップと、
第1のリモート通信装置と第1の無線リンクを確立するステップと、
前記ローカルマッチメーキングデータを前記第1のリモート通信装置へ送信するステップと、
前記第1のリモート通信装置から前記第1のリモート通信装置に対応する第1のリモートマッチメーキングデータを受信するステップと、
前記ローカルマッチメーキングデータと前記第1のリモートマッチメーキングデータとの間の相関分析を実行するステップと、
前記相関分析の結果が前記携帯通信装置と前記第1のリモート通信装置とが適合することを指示しているかどうかを判定するステップと、
適合していれば、通報を前記携帯通信装置のユーザに提供するステップと、
前記第1のリモートマッチメーキングデータを前記携帯通信装置のローカルメモリに記憶するステップと、
第2のリモート通信装置と第2の無線リンクを確立するステップと、
前記ローカルマッチメーキングデータに加えて、前記第1のリモートマッチメーキングデータを前記第2のリモート通信装置へ送信するステップと、
を備える。
この第2の側面は、本質的に、第1の側面と同じ変形、特徴、および、利点を有する。
本発明のさらにもう1つの側面は、無線リンクを介して携帯通信装置とリモート通信装置との間でマッチメーキングデータを交換する方法である。前記方法は、前記携帯通信装置において実行される、
複数のリモートマッチメーキングデータセットを前記リモート通信装置から受信するステップと、
前記複数のリモートマッチメーキングデータセットの中の1つを記憶することを、
I)前記1つのデータセットの年齢または発生時刻、
II)発信元のリモート通信装置から前記リモート通信装置までの前記1つのデータセットの送信ステップ数に関する移動情報、
III)前記1つのデータセットの前にすでに記憶されているリモートマッチメーキングデータセットの割合または量、
IV)無作為の値、
からなる基準の中の少なくとも1つに基づいて決定するステップと、
を備える。
複数のリモートマッチメーキングデータセットを前記リモート通信装置から受信するステップと、
前記複数のリモートマッチメーキングデータセットの中の1つを記憶することを、
I)前記1つのデータセットの年齢または発生時刻、
II)発信元のリモート通信装置から前記リモート通信装置までの前記1つのデータセットの送信ステップ数に関する移動情報、
III)前記1つのデータセットの前にすでに記憶されているリモートマッチメーキングデータセットの割合または量、
IV)無作為の値、
からなる基準の中の少なくとも1つに基づいて決定するステップと、
を備える。
リモートマッチメーキングデータセットは、前記携帯通信装置において、予め定められた数のメモリブロックを有するローカルメモリに記憶されてもよく、それぞれのメモリブロックは、発信元のリモート通信装置から前記携帯通信装置までのデータセットの送信ステップ数を表現し、前記複数のリモートマッチメーキングデータセットの中の前記1つを記憶する決定は、前記移動情報に基づいて、前記1つのデータセットとの予め定められた関係を有する前記メモリブロックの1つに限定されてもよい。
基準IIIの割合または量は、前記携帯通信装置とその他のリモート通信装置との間における以前のデータ交換の強度または頻度の関数であってもよい。
本発明のその他の目的、特徴、および、利点が、以下の詳細な説明、添付の従属クレーム、および、図面から明らかとなる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態をより詳細に説明する。
まず最初に、図1a〜図1cおよび図2a〜図2fを参照して、本発明の一実施形態による携帯通信装置の機能的特徴の概要を説明する。その後に、残りの図面を参照して、構造的特徴を詳細に説明する。
図1a〜図1cは、一実施形態による携帯通信装置101を示す。携帯通信装置101は、無線マッチメーキング装置であり、携帯通信装置のユーザがその他の人と巡り会うのを助け、それぞれの人は、装置101と同じかまたは装置101に類似する種類のそれぞれの携帯通信装置を携える。
典型的な使用シナリオが、図2aに示される。複数のユーザ202、204、206、208が、携帯通信装置201、203、205、207を携え、それらの携帯通信装置のそれぞれは、図1a〜図1cに示される装置101と本質的に同一のものである。しかしながら、以下の説明においては、わかりやすいように、装置101は、図2a〜図2fに示される第1の装置201によって表現される。
後により詳細に説明するように、これらの複数の装置201、203、205、207は、お互いの間で近距離無線リンク209、210、211、212を確立し、マッチメーキングデータを交換し、相関分析を実行し、そして、適合した場合にユーザに通報し、それらのすべては、ユーザの対話、積極的な関与、または、関知を伴うことなく、その場限りでなされる。図2aに示される典型的な使用シナリオからわかるように、ほとんどの装置は、お互いの直接有効動作範囲内に存在する。
それぞれのユーザ202、204、等は、まず最初に、彼自身/彼女自身に関するマッチメーキングデータ201′、203′、等を入力する。したがって、マッチメーキングデータ201′は、装置201のユーザ202に対応し、この装置201内にローカルに記憶され、それに対して、マッチメーキングデータ203′は、ユーザ204に対応し、装置203内にローカルに記憶され、以下同様である。
そして、動作中、装置201、203、205、207のいずれかが、例えば、装置201が、送信者および受信者に知られることなく、その他の装置203、205、207が同じ近距離領域内に存在することを検出し、それがわかると同時に、無線リンク209、210、211、212を介して、ありとあらゆるそれらのその他の装置とマッチメーキングデータを交換する。図2aからわかるように、ユーザ201のマッチメーキングデータ201′は、第1のプロファイル213および第2のプロファイル214を備えてもよく、その第1のプロファイル213は、ユーザ(彼/彼女)自身に関係のあるものであり、「Who I am(WIA)」プロファイルまたは「Me」プロファイルと呼ばれ、また、第2のプロファイル214は、ユーザが探し出したい人に関係するものであり、「Who I would like to meet(WIWLTM)」プロファイルまたは「You」プロファイルと呼ばれる。また、マッチメーキングデータ201′は、付加的個人情報215および唯一の装置固有ユーザID216を備えてもよい。図6により詳細に示されるように、付加的個人情報215は、電子メールアドレスの形態を有する連絡先情報602、携帯電話番号、大学構内のアドレス、学校のロッカー番号、ホテル名および部屋番号、衣類の説明など、ユーザについての個人的事項に関するものである。また、付加的個人情報215は、ユーザ愛称604、テキストメッセージ606、および/または、個人的な呼び出し信号、写真、などのバイナリーデータ608を含んでもよい。
その他の携帯通信装置203、205、207のユーザ204、206、208のマッチメーキングデータ203′、205′、207′は、類似する形式を有する。
受信側において、それぞれの装置は、入力マッチメーキングデータと受信者自身のマッチメーキングデータとの間の相関分析を実行する。送信者のマッチメーキングデータは、リモートマッチメーキングデータとして、受信装置のローカルメモリに記憶され、以下でより詳細に説明するように、その後に、そのリモートマッチメーキングデータは、受信装置によって、それ自身のマッチメーキングデータとともに別の装置へ再送されてもよい。上述したローカルマッチメーキングデータのためのフィールドに加えて、そのようなリモートマッチメーキングデータは、データが発生した日時に関する情報610、チェックサム612、および、マッチメーキングデータの発信元装置からそれが移動した「ホップ」数または回数の形で移動情報を表現するカウンター614を含む。
相関分析が、ユーザが予め設定した適合通報レベルを超えて、ローカルマッチメーキングデータと受信したいずれかのマッチメーキングデータとの適合性を指示すれば、受信装置は、また、それのユーザにこの刺激的な新しい適合を視覚的、聴覚的、または、触覚的な手段によって通報する。
上述したマッチメーキングに加えて、携帯通信装置101のある実施形態は、オプションとして、いくつかのその他のサービスを提供してもよく、それらのサービスは、すべて、それぞれの装置201、203、205、207の唯一の装置固有ユーザID216、220に基づくものである。まず第1に、商業移動通信網、公衆電話通信網(PSTN)、または、インターネットのような広域通信網を経由することなく、ユーザ202、204、206、208は、それらのユーザの装置201、203、205、207間でテキストメッセージを無料で送受信することができる。それぞれの装置固有ユーザIDが、わかりさえすれば、かつ、いずれか2つの装置が、お互いの有効範囲内に存在しさえすれば、これらの装置のユーザは、商業SMS、電子メール、および、チャットサービスに類似する程度に、暗号化されたインスタントテキスト通信をお互いの間で実行することができる。
この特徴は、ブロードキャストの形で、質問しかつ質問に返答するのに使用することもできる。繰り返すと、既存の商業ネットワークを経由することなくかつ無料で、ユーザは、現在有効範囲内に存在するかまたは有効範囲に入ってくるすべての装置へどのようなテキスト型質問でも送信することができる。そして、これらのテキスト型質問を受信する装置は、送信者の付加的個人情報215、219に含まれる連絡先情報602によって、あるいは、依然として有効範囲内に存在すれば、付加的個人情報215、219に含まれかつ送信者の装置固有ユーザIDに宛てられたテキスト型メッセージ返答606によって直接に、送信者に応答してもよい。
例えば、友人の固有ユーザIDまたは家族の固有ユーザIDを予めプログラムしていれば、その友人または家族が、有効範囲に存在しさえすれば、(ユーザの判断によって)、携帯通信装置101は、自動的に、ありとあらゆるその他の携帯通信装置を積極的に探し出し、そのユーザに通報することができる。この特徴は、友人または大切な人を視覚的に識別できない大変混雑した場所においてとりわけ有益である。当然ながら、1つよりも多い装置固有ユーザIDが、そのような「仲間通報リスト」に追加されてもよい。一実施形態においては、限られた数のユーザからの優先順位を有するマッチメーキングデータが、有利には、仲間通報リストに存在するものが、不揮発性メモリに記憶され、いかなる場合にも、自分自身の(ローカル)マッチメーキングデータとともに交換されてもよい。
類似するオプションとしての特徴は、「阻止リスト」と呼ばれ、これによって、ユーザは、いくつかの装置固有ユーザIDを予めプログラムすることができ、それらの装置固有ユーザIDに対しては、それらが携帯通信装置101の有効範囲内に存在する場合、通信が禁止される。したがって、この阻止リストによって、態度の悪い人または犯罪者が、マッチメーキングおよびテキストメッセージまたは質問の送信のような関連サービスに関して、携帯通信装置101のユーザに嫌がらせをするのを防止することができる。
本発明の実際の使用シナリオにおける一連の動作を示す図2b〜図2fの助けによって、本発明の特徴および利点をよりはっきりと理解することができる。図2aに示される典型的な使用シナリオとは対照的に、図2b〜図2fに示される実際の、恐らくは、より現実的な使用シナリオにおいては、任意の時点において、お互いの直接有効動作範囲には、いくつかの携帯通信装置しか存在しない。それにもかかわらず、本発明のおかげで、以下の説明から明らかとなるように、分散配置されたメモリによって、仮想的な有効動作範囲を拡張することができる。さらにまた、より短い有効通信範囲およびより少量のデータ転送のおかげで、本発明は、電池電力を節約するのを助ける。
典型的には、装置201、203、205、207の無線有効動作範囲は、ほんの10〜100mであり、また、装置は、移動する、典型的には、歩くユーザによって携帯されるので、特定の装置201の有効範囲に存在するその他の装置203、205、207の数は、時々刻々と変化する。したがって、図2b〜図2fに示される状況は、ただ単に、例としての瞬間的な状態を表現するものである。
図2bは、シナリオの開始時点における状況を示す。4人のユーザ202、204、206、208は、すべて、彼ら自身の個人的マッチメーキング装置201、203、205、207をそれぞれ入手しており、また、彼らの装置に個人的マッチメーキングデータ201′、203′、205′、207′を備えており、それらの個人的マッチメーキングデータは、それぞれの装置のローカルメモリに記憶されている。より詳細には、図2bに示されるように、第1の携帯通信装置201の第1のユーザ202に対応するマッチメーキングデータ201′は、この装置内にローカルに記憶され、それに対して、第2のユーザ204に対応するマッチメーキングデータ203′は、第2の携帯通信装置203内にローカルに記憶され、第3のユーザ206に対応するマッチメーキングデータ205′は、第3の携帯通信装置205内にローカルに記憶され、そして、第4のユーザ208に対応するマッチメーキングデータ207′は、第4の携帯通信装置207内にローカルに記憶される。
ここで説明される実施形態においては、それぞれのユーザのマッチメーキングデータは、図2aにおける装置201および203について説明したように、唯一のユーザID、「Who I am(WIA)」プロファイル、「Who I would like to meet(WIWLTM)」プロファイル、および、付加的個人情報を備える。
ここで、図2cからわかるように、ユーザ202および204が、彼らの装置201および203をお互いの有効動作範囲に持ち込めば、無線リンク209が、装置間で確立され、それに続いて、マッチメーキングデータが、交換され、受信されたマッチメーキングデータが、それぞれの装置によって、ユーザに知られることなく、その場限りで、相関分析される。これらのステップは、後に、残りの図面を参照して、より詳細に説明される。
彼らのWIAプロファイルおよびWIWLTMプロファイルが、あまりにも違いすぎれば、双方の装置201、203において実行された相関分析は、ユーザ202とユーザ204との適合をもたらさない。受信されたマッチメーキングデータがここで捨てられていた従来技術による装置とは対照的に、受信されたマッチメーキングデータは、そうではなく、それぞれの装置201、203のローカルメモリに記憶され、それによって、その後、その他の装置に配信することができる。より詳細には、図2cに示されるように、第1の装置201は、もはや、第1のユーザ202に対応するマッチメーキングデータ201′だけでなく、第2の装置203の第2のユーザ204に対応するマッチメーキングデータ203′も記憶している。同様に、第2の装置203は、もはや、第2のユーザ204に対応するマッチメーキングデータ203′だけでなく、第1の装置201の第1のユーザ202に対応するマッチメーキングデータ201′も記憶している。
装置201と装置203との間の無線リンク209は、一時的なものであり、典型的には、データ交換の期間だけ維持される。いずれにしても、例えば、一方のユーザ202が、他方のユーザ204から遠ざかったために、装置201および203が、もはや、お互いの直接有効動作範囲内に存在しなくなりさえすれば、リンク209は、存在しなくなる。
このように、図2dにおいて、ユーザ202は、彼の第1の装置201を第2の装置203の有効範囲から外へ移動させ、しかも、その代わりに、ユーザ206が所有する第3のマッチメーキング装置205の有効動作範囲内に移動させている。無線リンク210が、第1の装置201と第3の装置205との間で確立され、それに続いて、マッチメーキングデータが、交換され、受信されたマッチメーキングデータが、それぞれの装置によって、相関分析される。しかしながら、今度は、第1の装置201のユーザ202に関するマッチメーキングデータ201′だけを受信するのではなく、第3の装置は、第2のユーザ204に関連しかつ図2cに示される第1の装置201と第2の装置203との間の以前の通信中に入手したマッチメーキングデータ203′も受信する。したがって、相関分析は、装置205によって、マッチメーキングデータ201′だけでなくマッチメーキングデータ203′に対しても実行され、両方の組のデータが、第3の装置205のローカルメモリに記憶される。
同様に、第1の装置201は、第3の装置205のユーザ206に関するマッチメーキングデータ205′を受信し、相関分析を実行し、マッチメーキングデータ205′をローカルメモリに記憶する。
説明される例においては、残念ながら、装置201および装置205によって実行される相関分析のいずれもが、第1、第2、第3のユーザ202、204、206の中の任意の2者間における適合通報をもたらさない。
上述したことに続いて、図2eに示されるように、第3の装置205の第3のユーザ206は、第1の装置201の有効範囲の外へ移動するが、その代わりに、装置207の第4のユーザ208が、装置201の有効動作範囲内に移動する。無線リンク211を確立した後、第1の装置201は、ユーザ208のマッチメーキングデータ207′を受信し、それに続いて、そのマッチメーキングデータ207′に対して、相関分析が、実行され、一方、第4の装置207は、ユーザ202、204、および、206に対応する3つの組ものマッチメーキングデータ201′、203′、205′を入手するという利点がある。
例を続けると、第4の装置207によって第2のユーザ204のマッチメーキングデータ203′に対して実行された相関分析が、ユーザ208とユーザ204との適合をもたらしたと仮定する。このようにして、本発明のおかげで、装置207と装置203との間でマッチメーキングデータを直接に通信および交換することなく、ユーザ208は、ユーザ204と適合することを知ることができる。有利には、第4のユーザ208は、電子メールアドレス、電話番号、予め定められた待ち合わせ場所、などによって第2のユーザ204と接触するために、第2の装置203のマッチメーキングデータ203′に含まれる付加的個人情報219を利用する。
図2fは、予想される最終的なシナリオを示し、この状態においては、一方における無線リンク209を介しての装置201と装置203とのデータ交換、また、他方における無線リンク212を介しての装置205と装置207とのデータ交換は、すべての装置201、203、205、207が、それら自身のマッチメーキングデータに加えて、その他の装置のマッチメーキングを入手し、かつ、これらの組のマッチメーキングデータを図2fに示されないその他のリモート装置へさらに配信する準備ができている状況をもたらす。
本発明のある実施形態においては、受信されるあらゆる組のマッチメーキングデータがさらに記憶されかつ配信される方法に制限を加えてもよい。1つのオプションは、上述した「阻止リスト」であり、この阻止リストについては、以下でより詳細に説明されるが、これによって、個々のユーザがある特定の好ましくないユーザとデータ交換するのを防止することができる。もう1つのオプションは、受信されたマッチメーキングデータを、友人または親戚、例えば、上述した「仲間通報リスト」の中に存在するユーザのような所定のグループに属するユーザに配信するのを制限することである。
ここで、図1a〜図1cおよび図3を参照して、携帯通信装置101の特徴を説明する。図1a〜図1cは、外側から見ることのできる構成要素を示し、図3は、携帯通信装置101のハードウェア構成要素を概略的に示しかつそれの内部構造を説明するブロック構成図である。
携帯通信装置101は、ケーシング102を備え、このケーシング102は、携帯通信装置を片手で保持できるほど、あるいは、例えば、ポケットまたはハンドバッグに入れることができるほど十分に小さいものである。ケーシングは、形状、色、などに関しては、多くの異なる設計構造を有してもよく、また、好ましくは、着脱可能なものであり、それによって、ユーザは、ケーシングを別のものに交換することによって、彼/彼女の携帯通信装置の外観を変更することができる。有利には、ケーシングは、今日の小型化された携帯電話、PDA(ポータブル/ポケットディジタルアシスタント)、ビデオゲームコントローラ、などに似た設計構造を有する。4つの電池、好ましくは、充電可能な電池を収容する電源装置303が、ケーシング102の内部に配置される。
さらに、装置101は、携帯通信装置のユーザと対話するためのディスプレイ104、304を備える。待機モードにおいて、ディスプレイは、例えば、電源装置303の残りの電力レベル、日時、および、アプリケーションソフトウェアによって生成されるアイコン、ボタン、および、ダイアログボックスのような様々なグラフィカル要素を表示してもよい。
また、携帯通信装置は、キーボード105、305を有し、それによって、ユーザは、いくつかのキー106およびジョイスティック106′を介して、携帯通信装置101を操作することができる。好適な実施形態によれば、キーボード105、305は、今日の携帯電話に類似する設計構造を有する。すなわち、キー106は、数字および/または文字のようないくつかのシンボルを表現する。キーボード105、305に加えて、携帯通信装置101は、携帯通信装置を外部コンピュータ308に接続するためのコネクタ107、307を有する。
いずれかの通信可能な携帯通信装置と無線データ交換するために、携帯通信装置101は、無線モジュール309を備える。好適な実施形態においては、無線モジュール309は、2.4GHz ISMバンド(「産業、科学、および、医療」)でブルートゥース(Bluetooth(商標))規格に基づいて近距離無線通信するように構成されたトランシーバである。ブルートゥース規格に関する詳細については、Bluetooth Core Specification(Bluetooth Specification Volume Iとしても知られている)およびBluetooth Profiles Definition(Bluetooth Specification Volume IIとしても知られている)を参照されたい。これらの両方は、http://www.bluetooth.org/から入手することができる。また、携帯通信装置101は、アンテナ310を有し、そのアンテナ310を介して、その他の携帯通信装置とのブルートゥース無線通信が、実行される。好適な実施形態においては、トランシーバ309およびアンテナ310は、約10〜100mの有効動作範囲を有するが、有効動作範囲は、環境条件によって変化するかもしれず、正確な値は、本発明にとって重要なことではない。
好適な実施形態においては、携帯通信装置101/201の上述した唯一の装置固有ユーザID216は、48ビットのブルートゥースアドレス(ブルートゥース規格においてはBDアドレスとして知られている)によって構成され、このアドレスは、個々のブルートゥーストランシーバ309に対応づけられる。
別の実施形態においては、そうではなく、トランシーバは、別の種類の無線インタフェース、または、赤外線通信(IrDA−「Infrared Data Association」のような)、または、ハンドヘルド装置と外部装置との間の近距離通信に本質的に使用することのできるその他の何らかの規格に適合するように構成されてもよい。
携帯通信装置101は、さらに、携帯通信装置101における様々な情報を記憶するためのメモリ手段311を備え、それらの情報には、例えば、携帯通信装置の機能に必要とされる情報(例えば、プログラムコードおよび静的データ)、携帯通信装置のユーザが入力する情報(例えば、ローカルマッチメーキングデータ)、および、リモート携帯通信装置から受信される情報(例えば、リモートマッチメーキングデータ)などがある。
さらに、ユーザとのさらなる対話のために、携帯通信装置101は、呼出音を発するブザー312a、より個別的に通報するためのバイブレータ312b、および、光を発するLED312cのような通報手段を有する。ディスプレイ304およびキーボード305が、これらの通報手段とともに、共同して、ユーザインタフェース314を構成する。
最後に、携帯通信装置101のCPU313は、携帯通信装置の動作を制御する。
ユーザの安全性およびプライバシーを増強するために、情報が、他の携帯通信装置と交換される前に、情報は、必ずしもそうでなければならないわけではないが、有利には、暗号化される。したがって、携帯通信装置101は、送信する前に情報を暗号化するための暗号化手段および受信した後に情報を解読するための解読手段を備えてもよい。暗号化手段は、有利には、RSAのような非対称アルゴリズムまたはDESのような対称アルゴリズムなどのそれ自体がよく知られている何らかのデータ暗号化アルゴリズムに基づいて動作する。解読手段は、対応するデータ解読アルゴリズムに基づいて動作する。有利には、暗号化手段および解読手段は、メモリ手段311に記憶されたソフトウェアモジュールとして実施され、CPU313によって実行され、あるいは、その代わりに、ハードウェアとして実施される。
ここで、図3に示される実施形態に関して、構成要素の選択をより詳細に説明する。しかしながら、この選択は決して本発明を限定するものではないことに注意されたい。この分野に精通する者にはよくわかるように、様々なその他の市販されている構成要素が、説明されるものの代わりに選択されてもよい。さらに、本発明による携帯通信装置を実施することのできるハードウェアおよびソフトウェアの詳細な説明が、本出願人の米国特許出願第10/125,461号およびそれの優先権を主張する本出願人の同時係属PCT出願に記載されており、それらの内容は、ここに、援用される。
トランシーバ309は、BiCMOSクラス1ブルートゥース無線モジュールであり、そのブルートゥース無線モジュールは、タイプが、PBA31302/1であり、Ericsson Microelectronics AB,Isafjordgatan 16,SE−164 81 Kista,Swedenから市販されているものである。これは、2.402GHzと2.480GHzとの間にある79チャンネルを用いて、1,600チャンネルホップ/秒で、高速周波数ホッピングを提供し、最大ビットレート1Mbit/sを可能にする。無線モジュールは、13MHzの基準周波数水晶振動子を有し、これは、Taitien Electronics Co.,Ltd,5 F1.76,Po Ai Road,Taipei,taiwan 100から市販されている。
アンテナ310の選択は、ケーシング102の設計構造、および、ケーシング102の好ましい寸法、形状、および、柔軟性によって決定される。好適な実施形態においては、ケーシングの内部にぴったりと嵌り込むICMアンテナが、選択される。ICMアンテナは、gigaAnt,Ideon Science & Technology Park, Ole Romers vag 16,SE−223 70 Lund,Swedenから市販されている。
CPU313は、タイプがPBM99090/1であるブルートゥースベースバンドプロセッサであり、これは、Ericsson Microelectronics ABから市販されている。これは、無線クロック信号から取り出されたクロック周波数を使用し、ARM7 RISC(12〜40MHz)を含み、このARM7 RISCは、装置101の機能に必要な十分な能力を提供する。ベースバンドプロセッサは、64KBの内部RAMメモリを有し、この明細書を通して説明されるように、通信プロトコル(ブルートゥース組み込みスタックバージョン1.00)およびよりレベルの高い装置101の機能を処理する。
CPU313に接続されたメモリ手段311は、1MBのフラッシュメモリ311a、512KBの外部スタティックRAM(SRAM)メモリ311b、および、32KBのシリアルEEPROMメモリ311cからなり、このシリアルEEPROMメモリ311cは、装置101によって提供される機能のためのスクラッチパッドメモリとして動作する。フラッシュメモリ311aは、タイプがBGA48であり、これは、Silicon Storage Technology,Inc.,1171 Sonora Court,Sunnyvale,CA 94086,USAからSST39VF800A−70−4C−B3Kという品番で市販されている。SRAMメモリ311bは、タイプがBA48Bであり、Cypress Semiconductor Corporation,3901 North First Street,San Jose,CA 95134,USAからCY62147CV25LL−70BAIという品番で市販されている。EEPROMメモリ311cは、タイプがSOIC−8であり、Atmel Corporation,2325 Orchard Parkway,San Jose,CA 95131,USAからAT24C256N−10SC−2.7という品番で市販されている。
コネクタ307は、外部コンピュータ308とのシリアルインタフェースを提供し、好適な実施形態においては、RS232インタフェースおよびUSBインタフェースを備え、それらのいずれもが、ベースバンドプロセッサによってサポートされる。USBは、もっともユーザフレンドリーなインタフェースを提供し、より高速であり、もっとも安いハードウェアを有する。また、USBは、それの通信ケーブルを介して、電力を供給するので、接続されているときに装置101を充電することができる。
他方において、RS232は、電力を供給しない。したがって、RS232の場合には、充電は、電源装置303を介してなされなければならない。電源装置303は、お互いに直列に接続された4つの単四電池およびステップダウンコンバータを備え、そのステップダウンコンバータは、タイプがMAX1724EZK27−Tであり、Maxim Integrated Products,Inc.,120 San Gabriel Drive,Sunnyvale,CA 94086,USAから市販されている。電池は、充電可能なものであってもよく、内部かまたは外部のAC/DCコンバータから充電電力を受け取ってもよい。本発明のいくつかの実施形態は、Liイオン電池、Liポリマー電池、NiMH電池 または、NiCd電池のような、携帯電話の分野から知ることのできる電池技術を使用してもよい。
別の実施形態においては、外部コンピュータ308と携帯通信装置101との間の通信は、無線によって実施されてもよい。すなわち、コネクタ307は、IrDA、または、実際には、ブルートゥースのような無線インタフェースに置き換えられる。
ディスプレイ304は、タイプがWD−G1206Y−1WNNaである64×128LCDであり、これは、Wintek Corporation,427 North Sixth Street,Lafayette,IN 47901−1126,USAから市販されている。
ブザー312aは、〒422−8654、日本国静岡市中吉田20−10のスター精密株式会社から市販されているMQT−03EXブザーである。
バイブレータ312bおよびLEDインジケータ312cは、適切な様々なコンポーネント製造業者から市販されているものの中から選択されてもよい。
図4からわかるように、携帯通信装置101の一実施形態のソフトウェアは、3つの主要なサブシステム、すなわち、アプリケーションソフトウェア部分402、基本ソフトウェア部分404、および、リアルタイムオペレーティングシステム400に分割される。オペレーティングシステム400は、OSEであり、これは、マルチタスクをサポートし、高性能なリアルタイム機能を提供する。予め定義されたアプリケーションプログラミングインタフェース(API)406が、アプリケーションソフトウェア402と基本ソフトウェア404との間に提供される。アプリケーションソフトウェアは、プログラムコードの様々なセグメントを含み、これらのセグメントは、CPU313によって実行されると、携帯通信装置101の必要なすべての機能を実行する。基本ソフトウェアは、装置101のハードウェア408と対話するための支援基本機能およびハードウェア依存機能を提供する。
アプリケーションソフトウェア402は、一般的には、基本ソフトウェア404によって生成された、例えば、キーボードイベントのようなユーザイベント、他の携帯通信装置からのアクションを指示するブルートゥースイベント、外部コンピュータ308に関連するシリアル通信イベント、および、電源装置303の電池状態を指示する電源監視イベントのようなシステムイベントが発生したときに、イベント駆動型で動作してもよい。
基本ソフトウェア404は、ブルートゥース機能、キーボードインタフェース、ディスプレイインタフェース、不揮発性メモリインタフェース、および、シリアル通信インタフェースのような様々なサービスをアプリケーションソフトウェアに提供する。
アプリケーションソフトウェア402は、マッチメーキングデータの管理(例えば、ローカルマッチメーキングデータ201′の編集、ソート、および、ロード)、ブルートゥース機能(通信可能なリモート装置203、205、207の探索、個々のリモート装置との接続、および、この装置とのマッチメーキングデータの交換)、および、マッチメーキング手順(ユーザ202といずれかのリモート装置210/203/205のユーザ204/206/208とが適合する可能性を吟味するために、受信されたマッチメーキングデータ203′/205′/207′と装置201に記憶された対応するローカルマッチメーキングデータ201′との間の相関を分析する)のような、様々なタスクを実行する。また、アプリケーションソフトウェア402は、チャット機能および質問機能のような付加的通信機能を提供する。
ここで、一実施形態によるマッチメーキング手順をより詳細に説明する。上述したように、それぞれの装置202、204、206、208のユーザ201、203、205、207ごとのマッチメーキングデータ201′、203′、205′、207′は、ユーザ自身を表現するWIA(「Who I am」)プロファイル、および、ユーザが探し出したい人に関するWIWLTM(「Who I would like to meet」)プロファイルを含む。
以下の説明は、例として示される実施形態にのみ関係するものである。本発明に基づいて使用されてもよいマッチメーキングの詳細な説明が、マッチメーキング(プロファイル)データのいくつかの変形およびそれに対してなされる相関分析も含めて、本出願人の米国特許出願第10/125,404号およびそれの優先権を主張する本出願人の同時係属PCT出願に記載されており、それらの内容は、ここに、援用される。
それぞれのプロファイルは、様々なカテゴリーに分類された多くの数のパラメータから構成されてもよい。パラメータの配置(順序)が、定められ、配置定義(分類、属性テキスト、など)が、フラッシュメモリ311aに保存される。それぞれのプロファイルの編集可能な部分(それぞれのユーザによって設定された実際のパラメータ値)は、EEPROMメモリ311cに永久的に保存され、アプリケーションが初期化されるときに、SRAMメモリ311bにコピーされる。
それぞれのプロファイルは、2つのカテゴリーのマッチメーキングパラメータ、すなわち、Must−MatchパラメータおよびQueryパラメータを含んでもよい。名前が示すように、Must−Matchパラメータは、重大な性質を有し、この例として示される実施形態においては、少しでも二人の間で適合する機会があるためには、二人によって完全に満たされなければならない。Queryパラメータは、「それほど重要なものではなく」、二人によって完全には満たされなくてもよいが、適合するためには、ある程度まで満たされる。例として、異性愛の男性が、パートナーと巡り会いたければ、そのパートナーは、異性愛かまたは両性愛の女性でなければならず、さもなければ、適合することはない。したがって、「性別」および「性的指向」は、Must−Matchパラメータのグループに属する。しかしながら、この男性が、音楽を好み、かつ、同様に音楽を好むパートナーに巡り会いたければ、音楽を好まないパートナーとさえも適合する可能性がある。したがって、「音楽を聴くこと」は、Queryパラメータのグループに属する。
Must−Matchパラメータは、4ビットの形式で記憶されてもよく、したがって、0から15までの値を保持する。この値は、Must−Matchパラメータごとに固有な特性を表現する。質問は、ほんの少数の特性(性別のような)しか有さないものもあり、また、多くの特性を有するものもある。上述した例として示され限定するものではない実施形態においては、Must−Matchパラメータは、性別、性的指向、年齢、結婚歴、学歴、および、体格である。
Queryパラメータは、Must−Matchパラメータよりもきわめて多くてもよい。それぞれのQueryパラメータは、それぞれのQueryパラメータに対応する質問に対して予想される答えである「一致(「はい」)」、「不一致(「いいえ」)」、および、「気にしない」を表現する0から2(十進形式)までの値を有してもよい。より詳細には、予想される答えは、性質または行動が誰かの個人的興味にどのくらい一致するかを示す表現である。例として、質問が「ショッピング」に関係するものであり、かつ、ユーザがショッピングが大好きであれば、そのユーザのWIAプロファイルにおけるその質問に対する答えは、当然ながら、「一致」であるはずである。さらに、ユーザが同様にショッピングが好きなパートナーを望むならば、そのユーザのWIWLTMプロファイルにおけるその質問に対する答えもまた「一致」であるはずである。他方において、ユーザが潜在的なパートナーのショッピングに対する興味についてあまり気にしないのであれば、そのユーザのWIWLTMプロファイルにおけるその質問に対する答えは、その代わりに、「気にしない」であるかもしれない。
Queryパラメータのその他の限定するものではない例は、読書、絵画、テレビ観賞、熱帯魚、インターネット閲覧、スポーツ観戦、著述、および、ガーデニングがある。しかしながら、さらに多くのパラメータを考えることができる。
本発明による携帯通信装置201、203、205、207のそれぞれのユーザ202、204、206、208は、上述した情報を入力することによって、それらのユーザのWIAプロファイル213/217およびWIWLTMプロファイル214/218を個人化する。一実施形態においては、これは、上述した質問を一つずつディスプレイ104/304上に表示し、キーボード105/305上のキー106およびジョイスティック106′を操作して質問に答えるようにユーザを促すことによってなされる。付加的個人情報215/219は、類似する方法で完成させられる。そうではなく、別の実施形態においては、ユーザは、外部コンピュータ308のCRT画面またはLCD画面上の質問を見てもよく、そして、コンピュータキーボードによって、プロファイル213/217、214/218および付加的個人情報215/219を完成させてもよい。完成させた後、情報は、コネクタ107/307によって、携帯通信装置にダウンロードされる。
上述した実施形態においては、WIWLTMプロファイル218の全部およびWIAプロファイル217のMust−Match部分だけが、携帯通信装置201、203、205、207間で実際に交換されるマッチメーキングデータに含められる。図6は、図2a〜図2fに示される第1の装置201からその他の装置203、205、207へ送信されるマッチメーキングデータ201′を示す。この配置は、個人的完全性という点から、利点を有する。すなわち、多くのQueryパラメータの値は、それぞれの装置内において秘密を守られる。しかしながら、マッチメーキングプロファイルの形式、配置、または、内容に関する詳細が、本発明の主要なまたは重要な側面ではないことに注意されたい。
装置201に記憶されたローカルマッチメーキングデータ201′とその他の装置203、205、207から受信されたそれぞれの組のリモートマッチメーキングデータ203′、205′、207′との間の相関の分析は、以下のように実行されてもよい。一実施形態においては、分析は、2つのステップに分割され、第1のステップは、Must−Matchパラメータに関するものであり、そして、第2のステップは、Queryパラメータに関するものであるが、Must−Match分析の結果が正の場合にのみ実行される。より詳細には、第1のステップにおいて、第1の(ローカル)装置201のユーザ202に対応するマッチメーキングデータ201′内に含まれるWIAプロファイル213のMust−Matchパラメータが、第2の(リモート)装置203のユーザ204に対応するマッチメーキングデータ203′内に含まれるWIWLTMプロファイル218のMust−Matchパラメータと比較され、比較結果が、第1の相関値となる。0と1との間の数であるかもしれない第1の相関値は、ユーザ202がユーザ204の願望にどのくらい良好に適合するかを表現する尺度であり、値1は、完全に適合することを示し、値0は、まったく適合しないことを示す。そして、同じようにして、ユーザ202に対応するWIWLTMプロファイル214のMust−Matchパラメータが、リモート装置203のユーザ204に対応するWIAプロファイル217のMust−Matchパラメータと比較され、この比較の結果が、第2の相関値となる。
そして、第1の相関値および第2の相関値は、それぞれ、第1のしきい値および第2のしきい値と比較される。第1の相関値および第2の相関値が、それぞれ、第1のしきい値および第2のしきい値に等しいかまたはそれよりも大きければ、ユーザ202およびユーザ204は、Must−Matchパラメータに関して、かなり良好にお互いに適合し、そして、相関分析は、第2のステップに進む。他方において、第1の相関値または第2の相関値のいずれかが、それぞれ、第1のしきい値または第2のしきい値に等しくないかまたはそれよりも大きくなければ、ユーザ202とユーザ204とは適合しないとみなされ、そして、相関分析は、第2のステップを実行せずに終了する。上述した実施形態においては、第1のしきい値および第2のしきい値は、いずれも1に等しい。したがって、相関分析の第2のステップ、すなわち、Queryパラメータに関するステップを続行する条件は、ユーザ202およびユーザ204が、Must−Matchパラメータに関して、お互いに完全に適合することである。相関分析の第1のステップおよび第2のステップは、リモート装置203においても、同じように実行される。
第2の分析ステップにおいては、第1のユーザ202に対応するWIAプロファイル213のQueryパラメータが、第2のユーザ204に対応するWIWLTMプロファイル218のQueryパラメータと比較される。比較の結果は、0と1との間にある第3の相関値となる。Queryパラメータに関する第3の相関値は、Must−Matchパラメータに関する第1の相関値に対応する。したがって、第3の相関値は、ユーザ202がユーザ204の願望にどのくらい良好に適合するかを表現する最終的な尺度である(対応する第4の相関値が、リモート装置203において計算され、第2のユーザ204が第1のユーザ202の願望にどのくらい良好に適合するかを指示する)。上述したように、第3の相関値は、装置201において、第3のしきい値と比較される(そして、第4の相関値は、装置203において、第4のしきい値と比較される)。第3の相関値が、第3のしきい値に等しいかまたはそれよりも大きければ、装置201において、ユーザ202とユーザ204との間に適合性があることが最終的に決定される。これは、お互いにうまく適合したこと、すなわち、両方のユーザが通報されることを必ずしも意味するわけではない。なぜなら、第3のしきい値および第4のしきい値は、ユーザ202およびユーザ204によって、個々に選択することができるからである。うまく適合したことは、ユーザインタフェース314を介して、視覚的、聴覚的、または、触覚的な指示によってユーザに通報されてもよい。
上述した相関分析は、リモート装置から受信されたすべての組のリモートマッチメーキングデータに対して反復される。例えば、図2eに示される状況においては、第4の装置207は、第1の装置201に対応するマッチメーキングデータ201′だけでなく、第1の装置201によってそれ自身のマッチメーキングデータ201とともに提供されたマッチメーキングデータ203′および205′に対しても相関分析を実行する。しかしながら、一実施形態によるマッチメーキング手順は、図5のステップ520を参照して以下でより詳細に説明するように、以前にすでに受信されかつ分析されたリモートマッチメーキングデータに対して相関分析を反復するのを回避するように構成されてもよい。
一実施形態においては、アプリケーションソフトウェア402は、図7に示されるいくつかのリスト、すなわち、トップリスト702、仲間通報リスト704、阻止リスト706、デバイスリスト708、および、質問リスト712を支援する。リスト702〜706は、不揮発性メモリ(EEPROMメモリ311c)に記憶されるが、アプリケーションが初期化されるとき、それらの内容は、デバイスリスト708にマージされる。デバイスリスト708は、最適な性能を得るために、揮発性作業メモリ(SRAMメモリ311b)に一時的に記憶され、それらの内容は、装置201の電源が切られたときに消失する。したがって、動作中、デバイスリスト708のレコードになされた何らかの変更は、アプリケーションソフトウェア402によって、適切な永久的リスト702、704、または、706に自動的に再び書き込まれる。したがって、ある意味では、デバイスリスト708は、キャッシュメモリに似ている。
トップリスト702は、装置201におけるX個の最良適合履歴を記憶する高得点リストであり、したがって、ユーザ202は、それらにいつでもアクセスすることができる。Xは、例えば、10、50、または、100であってもよく、実際の値は、実際のアプリケーションを考慮して選択され、そして、これは、本発明にとって重要なことではない。
仲間通報リスト704によって、ユーザ202は、友人、家族、などが所有するその他の装置203、205、207へのリンクを装置固有ユーザIDの形で記憶することができる。リモート装置IDが、それのレコードをトップリスト702またはデバイスリスト708からコピーすることによってかまたはGUIを介して人手でレコードを生成することによって、仲間通報リスト704に追加されてもよい。
仲間通報リスト704内に記載された装置が、有効範囲内に入り、かつ、探索マネージメントによって検出されると、その装置の存在が、GUIを介して、ユーザ202に通報される。さらに、一実施形態においては、ユーザ202は、GUIのディスプレイ304を介して、仲間通報リスト704を閲覧してもよく、また、仲間通報リストのそれぞれのレコードは、装置が有効範囲内に存在するかどうかを、また、それどころか、それがどれくらい近いかを示すグラフィカル表示を有してもよい。
阻止リスト706によって、ユーザ202は、その他の装置203、205、または、207からのさらなる通信を回避することができる。これは、故意でない嫌がらせ、質問機能を介してのスパムメッセージ、などを阻止するのに有益であるかもしれない。したがって、この装置201は、阻止リスト1406内に記載された装置からのどのようなブルートゥース通信にも返答しない。リモート装置は、トップリスト702からそのレコードをコピーすることによってかまたはGUIを介して人手でレコードを生成することによって、阻止リスト706に追加されてもよい。
デバイスリスト708は、通信可能なブルートゥース装置を把握するための汎用リストであり、その他の携帯通信装置203、205、207を含む。このリストは、基本ソフトウェア404およびアプリケーションソフトウェア402内のいくつかのプロセスおよびタスクによって使用される。リモート装置が、仲間通報リスト内に存在するかどうか、トップリスト内に存在するかどうか、阻止リスト内に存在するかどうか、質問に応答したかどうか、それのマッチメーキングデータに関して分析されたかどうか(もしそうであれば、相関の計算値を含む)、などを指示するために、デバイスリスト708内に存在するリモート装置ごとに、ステータスデータが、維持される。
上述したリストに加えて、以前に受信されたリモートマッチメーキングデータの組710が、SRAM311bに記憶され、それによって、その後に、上述したような方法で、その他の装置へ配信することができる。また、一実施形態においては、電源障害、アプリケーションソフトウェア不具合、などに対する安全策として、少なくとも装置の電源が切られたときに、有利には、また、動作中に定期的な間隔で、組710は、不揮発性EEPROMメモリ311c(図7においては符号710′)に鏡映され、あるいは、再び保存される。
別の実施形態においては、メモリ311bおよび311cが、リモートマッチメーキングデータ710によって一杯になるのを防止するために、SRAM311b内のリモートマッチメーキングデータ710が、EEPROMメモリ311cに再び保存されることはなく、したがって、リモートマッチメーキングデータ710は、ローカル装置201の電源が切られるたびに、SRAM311bから捨てられる。
さらに別の実施形態においては、リモート装置のリモートマッチメーキングデータ710は、いずれかのリモート装置とうまく適合することがローカル装置201によって決定されるまで、メモリだけに保存および蓄積される。そして、リモートマッチメーキングデータ710は、SRAM311bおよびEEPROMメモリ311cから捨てられる。
あるいは、SRAM311bおよびEEPROMメモリ311cは、限られた数のリモートマッチメーキングデータセット710を先入れ先出し方式で保存するように構成されてもよい。
さらにまた別の実施形態においては、仲間通報リスト704に記載されたリモート装置のマッチメーキングデータだけが、リモートマッチメーキングデータ710として、SRAM311bおよびEEPROMメモリ311cに記憶および蓄積される。
別の実施形態においては、交換されるすべてのマッチメーキングデータ201′、203′、205′、207′は、リモートマッチメーキングデータが発信元の装置から現在の受取人まで行く途中で試みた中間装置間の「ホップ」の数を表現するカウンターまたはその他の情報を含む。この実施形態においては、ローカル装置201は、予め定められた最大「ホップ」数を移動したリモートマッチメーキングデータだけを保存および蓄積するように構成されてもよい。
さらに別の実施形態においては、交換されるすべてのマッチメーキングデータ201′、203′、205′、207′は、すべての装置に共通の時間基準によって表現される発生時刻を指示する汎用タイムスタンプを含む。例えば、それぞれの装置は、リアルタイムクロックを備えてもよく、あるいは、インターネットタイムのためのクロックを備えてもよい。この実施形態においては、ローカル装置201は、予め定められた年齢よりも若いリモートマッチメーキングデータだけを保存および蓄積するように構成されてもよい。
さらに別の実施形態においては、図9からわかるように、リモートマッチメーキングデータを記憶するためのメモリは、異なるメモリブロック900、例えば、7個のブロックに分割され、それぞれのブロックは、それぞれの最大数のリモートマッチメーキングデータセットを記憶するように構成される。それぞれのブロックは、発信元の装置から現在の装置までの対応する「ホップ」数を移動したリモートメーキングデータセットからなる。より詳細には、メモリブロック#1は、1「ホップ」を移動した、すなわち、発信元の装置から直接に受信されたリモートマッチメーキングデータセットを含む。図2cに示される例を使用すれば、マッチメーキングデータセット203′が、装置203と交換したとき、装置201のメモリブロック#1に記憶される。メモリブロック#2は、2「ホップ」を移動した、すなわち、1つの中間装置から現在の装置によって受信されたリモートマッチメーキングデータセットを含み、その中間装置は、そのデータセットをそれらの発信元の装置から受信している。一般的には、メモリブロック#nは、データセットの発信元の装置から現在の装置まで(n−1)個の中間装置(または、複数の装置)を通過したデータセットを含む。
とりわけ、より多くの「ホップ」数を有するマッチメーキングデータセットの中からよりも、より少ない「ホップ」数を有するマッチメーキングデータセットの中から、より多くのマッチメーキングデータセットを記憶するのを可能にするために、メモリブロックは、異なるサイズを有してもよい。この設計は、いくつかの履歴的な(古い)リモートマッチメーキングデータを維持し、それによって、そのようなリモートマッチメーキングデータをできるだけ広く拡散させたいか、または、マッチメーキングデータのハンドリングおよび配信を活発なものにし、そして、より多くの最近の(新しい)マッチメーキングデータを受け入れるものにしたいかのトレードオフ(相反する事項の兼ね合い)を提供する。
したがって、それぞれの装置が、それが現在記憶しているリモートマッチメーキングデータのかなり大きな部分を維持し、それのほんのわずかな部分をその他の装置からのリモートマッチメーキングデータに入れ替えることは好ましいことである。さもなければ、リモートマッチメーキングデータの収集は、装置のローカル環境またはグループ内において急速に同じようなものとなる危険性がある。例えば、最大5〜20%のリモートマッチメーキングデータセットが、メモリ内において入れ替えられる(図9に示される例においては、20%が使用される)。メモリ制限によってメモリが維持できないマッチメーキングデータの削除は、先入れ先出し、発信元の送信のタイムスタンプに依存する方法(年齢による方法)、あるいは、それどころか、無作為な方法(無作為抽出法)のような様々な方法で、ハンドリングされてもよい。交換時に他の装置に入れ替えられるリモートマッチメーキングデータの部分が占める割合は、交換頻度または交換強度の関数であってさえもよい。より詳細には、マッチメーキングデータの交換がより頻繁に発生すればするほど、益々、入れ替えられる部分の割合は小さくなる。これについての理由は、多くの携帯通信装置が存在する環境においては、マッチメーキングデータがいずれにしても頻繁に交換され、それに対して、装置があまり存在しない環境においては、リモートマッチメーキングデータをより活発に収集するために、より高い割合が必要とされるからである。
図9は、上述したことの例を示す。符号900からわかるように、リモートマッチメーキングデータのためのメモリブロック#1〜#7は、図3に示されるSRAM311bのような揮発性メモリに記憶されてもよい。ローカル(自分自身の)マッチメーキングデータは、仲間通報リストとともに、図3に示されるEEPROM311cのような不揮発性メモリに記憶されてもよい。図9は、リモートマッチメーキングデータが、交換時に、ユーザAとユーザBとの間で、すなわち、彼らのそれぞれの装置間で入れ替えられるかもしれない1つの例としての方法を示す。データ交換に先立って、図9において、両方の装置のメモリは満杯であると仮定する。したがって、符号902からわかるように、ユーザAは、メモリブロック#1に記憶された25個のリモートマッチメーキングデータセット、ブロック#2に記憶された50個、等、を有し、合計で180個のデータセットをメモリブロックに有する。これに加えて、1個のローカルマッチメーキングデータセットが、仲間通報リストの25個のマッチメーキングデータセットとともに、ユーザAの装置に記憶される。符号904からわかるように、ユーザBの装置は、同じ数の記憶されたデータセットを有する。
データ交換時、ユーザBの装置は、それのほとんどのブロックに記憶された80%のリモートマッチメーキングデータセットを維持するが(符号906によって示される)、符号908からわかるように、20%のリモートマッチメーキングデータセットは、ユーザAからのリモートマッチメーキングデータセットに入れ替えられる。例えば、ユーザBのブロック#2に記憶された50個のデータセットのうち、40個が、維持され、10個が、矢印924によって示されるように、ユーザAのブロック#1からのデータセット、および、矢印922によって示されるように、ユーザAの仲間通報リストからのデータセットに入れ替えられる。これらの10個のデータセットのうち、5個は、上述した「年齢による方法」によって選択されたものであり(符号910を参照)、5個は、「無作為抽出法」によって選択されたものである(符号912を参照)。
矢印920によって示されるように、ユーザAのローカルマッチメーキングデータは、ユーザBのブロック#1内の25個のセットの中の1つと入れ替えられる。
図10は、上述した実施形態によるリモートマッチメーキングデータの交換を説明するフローチャートを示す。この図面の大部分は、説明を要しないと思われるが、以下にほんの簡単に説明する。符号1000および1002からわかるように、それぞれのメモリブロックは、2つの装置の間で別々に交換される。メモリブロックが受信されると、それの内容、すなわち、個々のマッチメーキングデータセットは、いくつかのステップ1004〜1022によって処理される。そして、処理の結果、すなわち、ブロックごとの既存のマッチメーキングデータに含められるべきものとして選択されたデータセットが、ステップ1024において、既存のマッチメーキングデータに挿入される。
ステップ1004〜1022における処理を参照すると、まず最初に、ステップ1006において、ある特定のマッチメーキングデータセットのより新しいインスタンスが受信した装置にすでに存在するかどうかが検査される。存在しなければ、ステップ1008において、相関分析が、実行される。それに続いて、ステップ1010において、データセットが受信した装置の先行するブロックにすでに存在するかどうかが検査され、ステップ1012において、データセットが受信した装置のある特定のブロック内に存在するすべてのデータセットよりも古いかどうかが検査され、そして、ステップ1014において、マッチメーキングデータの予め定められた部分がすでに入れ替えられたかどうかが検査される。ステップ1010〜1014のいずれかにおいて、答えが、「はい」であれば、その特定のデータセットは、受信した装置の既存のマッチメーキングデータに含められない。他方において、すべての答えが、「いいえ」であれば、ステップ1016において、その特定のデータセットは、テンポラリーデータアレイに入れられ、後に、既存のマッチメーキングデータに挿入するために、ステップ1024において、それの内容が、取り出される。ステップ1018において、ある特定のデータセットがそれに続くいずれかのブロックに存在するかどうかが検査され、存在すれば、その特定のデータセットは、そのような後続のブロックから削除される。すなわち、その特定のデータセットを1つよりも多いメモリブロックに存在させておく必要はない。
図10に例として示されたフローチャートにおいては、上述した「年齢による方法」が適用され、「無作為抽出法」は適用されないことに注意されたい。
トップリスト702、仲間通報リスト704、および、阻止リスト706の内容には、いつでも、ユーザは、装置のGUIを介して、アクセスすることができる。例えば、ユーザは、トップリスト702かまたは仲間通報リスト704における所定のユーザ愛称を選択し、そのユーザ愛称に対応する装置固有ユーザIDをアドレス指定することによって、チャットセッションを開始することを試みてもよい。
一実施形態においてアプリケーションソフトウェア402および基本ソフトウェア404によって実行される探索マネージメントが、図5により詳細に示される。本発明の場合、探索とは、この装置201の有効範囲内に存在するその他の装置203、205、207を繰り返し探し出すことを意味する。一般的には、探索処理は、2つのモード、すなわち、装置201がその他の装置からの質問には応答するがそれ自身は何も質問しないスキャンモードと、その装置201が質問メッセージを無線信号の形でそれのブルートゥースインタフェースを介して送信する質問モードとを含む。質問モードに比較してのスキャンモードの頻度および持続期間は、ユーザ202によって設定されてもよく、あるいは、装置201によって適応性のある形で自動的に操作されてもよい。
質問モードは、例えば、30秒ごとに最大5秒間だけ持続してもよいが、これらの値は、本発明にとって重要なことではない。
図5からわかるように、初期化ステップ500の後、上述したように、所定の時間間隔で質問モード502にエントリーする。ステップ530〜536において、質問イベントが、基本ソフトウェア404によって、生成および中断され、そして、基本ソフトウェア404は、実際の質問メッセージを生成し、無線モジュール309およびアンテナ310を介して、送信する。質問の生成は、符号504において予め定められた数の応答が受信されるか、または、符号506からわかるように、タイムアウトが発生する(例えば、5秒後)まで、続けられる。
そして、ステップ508において、応答するリモート装置203、等ごとに、装置固有ユーザID220またそれのデバイスクラス(装置タイプ)が、決定される。ステップ510およびステップ512において、応答した装置がデバイスリスト708にすでに記載されているかどうかを確認するために、デバイスリスト708が、検査される。記載されていれば、応答した装置は、デバイスリスト708に存在するものとして、マークを付され、そして、デバイスリスト708が、マッチメーキングデータがこの応答した装置とすでに交換されていることを指示していれば、ユーザ202は、応答した装置201のユーザIDがデバイスリスト708内に仲間として指示されている場合に、通報される。さらに、応答した装置203がさらなる通信が妨げられる阻止されたものとして指示されているかどうかを確認するために、検査がなされる。そして、処理は、符号528に進み、終了する。
そうでなければ、ステップ514において、この装置201は、マッチメーキングデータを応答したリモート装置と交換することを試みる。何らかの理由のために、これがうまく行かなければ(恐らく、応答した装置がローカル装置201から遠ざかり、ローカル装置201の有効範囲外へ移動したために)、処理は、異常終了される。
ローカル装置201によって、マッチメーキングデータが、応答した装置からうまく受信されたならば、受信されたデータ(応答した装置のWIAプロファイル(Must−Matchパラメータのみ)およびWIWLTMプロファイル、および、付加されたその装置の付加的個人情報、さらに、応答した装置が以前にマッチメーキングデータを交換したかもしれないその他のリモート装置の装置固有ユーザID、WIAプロファイルおよびWIWLTMプロファイル、および、付加的個人情報を含む)は、ステップ516〜526によって形成されるループによって以下のように処理される。
まず最初に、ステップ518において、相関分析が、過去のある時点において、特定のリモートマッチメーキングデータセットに対してすでに実行されているかどうかが検査される。もし実行されていれば、符号526によって示されるように、次の受信されたマッチメーキングデータセットをもしあれば検査するために、ループは、次の反復に進む。もし実行されていなければ、上述したように、ステップ520において、特定のリモートマッチメーキングデータセットは、ローカルメモリに記憶される。そして、ステップ522において、相関分析が、特定のリモートマッチメーキングデータセットに対して、上述したように実行される。分析されたマッチメーキングデータセットに対応するリモート装置が適合するとみなすことができるかどうかを確認するために、計算された第3の相関値は、再度、上述したしきい値と比較される。もし適合すれば、ステップ524において、ローカル装置のユーザは、通報する何らかの標準的な方法を用いて、あるいは、受信された特定のマッチメーキングデータセットにおいて利用できるのであれば、個人呼び出し信号608を発することによって、しかるべく通報される。計算された第3の相関値が、トップリスト702にエントリーされる資格があれば、デバイスリスト708内のレコードは、しかるべくマークを付される。質問が、受信されたプロファイルデータのテキストフィールド内に付加されていれば、この質問は、ディスプレイ304上に表示される。そして、必要であれば、ステップ526において、ループは、次の反復に戻る。
一実施形態においては、装置は、ユーザの選択に基づいて、異なる種類の通報を発してもよい。例えば、通報は、ユーザのお気に入りのラブソング、または、適合することによって、二人のユーザが、ただ単に音を追跡することによって、お互いを直接に探し出すことのできるその他の何らかの聴覚的信号であってもよい。より個別的な種類の通報は、ディスプレイへの表示または装置上の点滅灯のような視覚的な通報である。さらに個別的な通報は、ユーザだけによって感知することのできるバイブレーションのような知覚的な通報である。
本発明による装置は、例えば、分離したスタンドアロン型ユニットとして実現されてもよく、あるいは、GSM、UMTS、GPRS、または、D−AMPSのような通信ネットワークの携帯端末またはPDAまたはパームトップコンピュータのような既存のタイプのその他の携帯装置に含まれてもよく、あるいは、その携帯端末と組み合わせられてもよい。一実施形態においては、本発明は、携帯電話内のアプリケーションソフトウェアとして実施される。携帯電話は、Symbian Ltd(www.symbian.com)によって開発された32ビットマルチタスクオペレーティングシステム(OS)を有してもよい。この実施形態においては、携帯電話のソフトウェア構造は、サブレイヤ、すなわち、コアアプリケーションソフトウェア、ユーザインタフェース、アプリケーションエンジン、システムレイヤ、および、コアオペレーティングシステムに分割される。予め定められたアプリケーションプログラミングインタフェース(API)が、アプリケーションソフトウェアとアプリケーションエンジンとの間に提供される。アプリケーションソフトウェアは、プログラムコードの様々なセグメントを含み、これらのセグメントは、CPUによって実行されると、本発明のすべての必要な機能を実行する。Symbian OSコンポーネントは、データマネージメント、通信、グラフィックス、マルチメディア、セキュリティ、アプリケーションエンジン、メッセージングエンジン、ブルートゥース機能、ブラウザエンジンを提供し、そして、デバイスドライバおよびメモリハンドリングのようなハードウェア依存機能とともに、データ同期および国際化をサポートする。携帯電話は、例えば、Nokiaから市販されているモデル9200、7650、または、3650、または、Sony Ericssonから市販されているP800のいずれかであってよい。
上述したように、主として、好適な実施形態を参照して、本発明を説明したが、それら以外の実施形態が、添付の特許請求の範囲に定義される本発明の範囲内において、同様に可能である。
当然ながら、一方の実施形態による一方の装置(例えば、図1a〜図1cに示されるようなスタンドアロン型装置)は、他方の実施形態による他方の装置(例えば、本発明を実行するアプリケーションソフトウェアを有する携帯電話)とマッチメーキングデータを交換してもよいという意味において、ここで説明された様々な実施形態は、組み合わせられてもよい。
特許請求の範囲において使用されるすべての用語は、ここで明確に定義されない限り、この技術分野におけるそれらの通常の意味に基づいて解釈されるべきである。「a/an/the(構成要素またはステップ)」へのすべての言及は、前記構成要素またはステップの少なくとも1つの例に率直に言及しているものと解釈されるべきである。
Claims (32)
- 複数のリモート通信装置とマッチメーキングするための携帯通信装置であって、前記携帯通信装置が、
メモリ手段であって、前記携帯通信装置に対応するローカルマッチメーキングデータも含むマッチメーキングデータを記憶するように構成された前記メモリ手段と、
トランシーバであって、第1のリモート通信装置と無線通信するように構成され、それによって、前記ローカルマッチメーキングデータを前記第1のリモート通信装置へ送信すると共に、前記第1のリモート通信装置に対応する第1のリモートマッチメーキングデータを受信する前記トランシーバと、
処理装置であって、前記ローカルマッチメーキングデータと前記第1のリモートマッチメーキングデータとの間の相関分析を実行し、前記相関分析の結果が、前記携帯通信装置と前記第1のリモート通信装置とが適合することを指示する場合、前記携帯通信装置のユーザに通報を提供するように構成された前記処理装置と、を備え、
前記メモリ手段が、前記第1のリモートマッチメーキングデータを記憶するように構成され、
前記トランシーバが、前記ローカルマッチメーキングデータに加えて、前記第1のリモートマッチメーキングデータを第2のリモート通信装置へ送信するように構成された携帯通信装置。 - 前記トランシーバが、また、第3のリモート通信装置に対応する第3のリモートマッチメーキングデータを前記第1のリモート通信装置から受信するように構成され、
前記処理装置が、前記ローカルマッチメーキングデータと前記第3のリモートマッチメーキングデータとの間の相関分析を実行し、前記相関分析の結果が、前記携帯通信装置と前記第3のリモート通信装置とが適合することを指示する場合、前記携帯通信装置の前記ユーザに通報を提供するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の携帯通信装置。 - 前記処理装置が、まず最初に、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータのそれぞれに対して、相関分析がすでに実行されているかどうかを検査し、すでに実行されていれば、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータのそれぞれに対して、相関分析を実行するのをやめるように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の携帯通信装置。
- 前記メモリ手段が、揮発性メモリおよび不揮発性メモリを含み、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータが、前記第1のリモート通信装置から受信されたときに、前記揮発性メモリに記憶され、そして、少なくとも定期的に、または前記携帯通信装置の電源が切られたときに、前記不揮発性メモリに記憶されることを特徴とする請求項2に記載の携帯通信装置。
- 前記メモリ手段が、さらに、前記処理装置がマッチングを指示したら、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータを捨てるように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の携帯通信装置。
- 前記メモリ手段が、予め定められた最大量のリモートマッチメーキングデータを先入れ先出し方式で記憶するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の携帯通信装置。
- 前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータが、それぞれ、発信元のリモート通信装置から前記第1および第3のリモート通信装置までの前記複数のリモート通信装置の個々のリモート通信装置同士の送信ステップ数に関する移動情報を含み、前記メモリ手段が、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータの移動情報がそれぞれ予め定められた限界値以下である場合にのみ、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータをそれぞれ記憶するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の携帯通信装置。
- 前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータが、それぞれ、共通時間に基づいて表現されかつ発生の時刻を指示するタイムスタンプを含み、前記メモリ手段が、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータのタイムスタンプが予め定められた限界値よりも小さい年齢を指示する場合にのみ、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータをそれぞれ記憶するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の携帯通信装置。
- 前記第1または前記第3のリモートマッチメーキングデータが、前記携帯通信装置の前記ユーザが前記第1または前記第3のリモート通信装置のユーザに前記携帯通信装置以外の通信手段によって連絡するのを可能にする連絡先情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の携帯通信装置。
- 前記連絡先情報が、少なくとも電子メールアドレスかまたは電話番号を含むことを特徴とする請求項9に記載の携帯通信装置。
- 前記マッチメーキングデータのそれぞれが、それぞれの装置固有IDに対応づけられ、前記装置固有IDは、前記携帯通信装置およびそれぞれの前記複数のリモート通信装置間で唯一であることを特徴とする請求項1から10までのいずれか一項に記載の携帯通信装置。
- 通信ネットワークの携帯端末内において実施され、あるいは、前記携帯端末として実施されたことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の携帯通信装置。
- 前記携帯端末が、オペレーティングシステムおよびアプリケーションソフトウェアを備え、前記アプリケーションソフトウェアが、前記処理装置によって実行され、前記処理装置に前記相関分析を実行させるように構成されたことを特徴とする請求項12に記載の携帯通信装置。
- 前記オペレーティングシステムが、シンビアンオペレーティングシステムであることを特徴とする請求項13に記載の携帯通信装置。
- 携帯情報端末またはパームトップコンピュータ内において実施され、あるいは、前記携帯情報端末または前記パームトップコンピュータとして実施されたことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の携帯通信装置。
- 前記トランシーバが、ブルートゥース規格に基づいて通信するように構成されたことを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の携帯通信装置。
- 前記メモリ手段が、リモート通信装置の限られた数のユーザの優先順位を付けられたマッチメーキングデータを不揮発性メモリに記憶するように構成され、前記トランシーバが、リモート通信装置と通信するときに、この優先順位を付けられたマッチメーキングデータのすべてを送信するように構成されたことを特徴とする請求項1から16のいずれか一項に記載の携帯通信装置。
- 前記メモリ手段が、予め定められた数のメモリブロックを備え、それぞれのメモリブロックが、発信元のリモート通信装置から前記携帯通信装置までの前記複数のリモート通信装置の個々のリモート通信装置同士の送信ステップ数を移動したリモートマッチメーキングデータを記憶するように構成されたことを特徴とする請求項1から17のいずれか一に記載の携帯通信装置。
- 前記メモリ手段が、7個のメモリブロックを備えたことを特徴とする請求項18に記載の携帯通信装置。
- 一方の前記メモリブロックが、他方の前記メモリブロックよりも多い数のリモートマッチメーキングデータを記憶するように構成され、前記他方の前記メモリブロックが、前記一方の前記メモリブロックが記憶するようになされたリモートマッチメーキングデータよりも多い送信ステップ数を移動したリモートマッチメーキングデータを記憶するように構成されたことを特徴とする請求項18または19のいずれか一項に記載の携帯通信装置。
- 携帯通信装置と複数のリモート通信装置とをマッチメーキングするための方法であって、
前記携帯通信装置に対応するローカルマッチメーキングデータを前記携帯通信装置のローカルメモリに記憶するステップと、
第1のリモート通信装置と第1の無線リンクを確立するステップと、
前記ローカルマッチメーキングデータを前記第1のリモート通信装置へ送信するステップと、
前記第1のリモート通信装置から前記第1のリモート通信装置に対応する第1のリモートマッチメーキングデータを受信するステップと、
前記ローカルマッチメーキングデータと前記第1のリモートマッチメーキングデータとの間の相関分析を実行するステップと、
前記相関分析の結果が前記携帯通信装置と前記第1のリモート通信装置とが適合することを指示しているかどうかを判定するステップと、
適合していれば、通報を前記携帯通信装置のユーザに提供するステップと、
前記第1のリモートマッチメーキングデータを前記携帯通信装置のローカルメモリに記憶するステップと、
第2のリモート通信装置と第2の無線リンクを確立するステップと、
前記ローカルマッチメーキングデータに加えて、前記第1のリモートマッチメーキングデータを前記第2のリモート通信装置へ送信するステップとを備えた方法。 - 前記第1のリモート通信装置から受信する前記ステップが、また、第3のリモート通信装置に対応する第3のリモートマッチメーキングデータを前記第1のリモート通信装置から受信することを含み、
相関分析を実行する前記ステップが、前記ローカルマッチメーキングデータと前記第3のリモートマッチメーキングデータとの間の相関分析を実行することを含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。 - 前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータのそれぞれに対して相関分析がすでに実行されているかどうかを検査するステップをさらに備え、実行されていれば、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータのそれぞれに対して相関分析を実行するのをやめることを特徴とする請求項22に記載の方法。
- 前記第1のリモート通信装置から受信したときに、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータを揮発性メモリに記憶するステップと、
少なくとも定期的にかまたは前記携帯通信装置の電源が切られたときに、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータを前記不揮発性メモリに記憶するステップと、
をさらに備えたことを特徴とする請求項22に記載の方法。 - 前記ローカルマッチメーキングデータといずれかのリモートマッチメーキングデータとが適合すると判定されたら、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータを捨てるステップをさらに備えたことを特徴とする請求項22に記載の方法。
- 予め定められた最大量のリモートマッチメーキングデータを先入れ先出し方式で前記ローカルメモリに記憶するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項22に記載の方法。
- 前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータが、それぞれ、発信元のリモート通信装置から前記第1および第3のリモート通信装置までの前記複数のリモート通信装置の個々のリモート通信装置同士の送信ステップ数に関する移動情報を含み、
前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータの移動情報がそれぞれ予め定められた限界値以下である場合にのみ、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータをそれぞれ記憶するステップを備えたことを特徴とする請求項22に記載の方法。 - 前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータが、それぞれ、共通時間に基づいて表現されかつ発生の時刻を指示するタイムスタンプを含み、
前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータのタイムスタンプが予め定められた限界値よりも小さい年齢を指示する場合にのみ、前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータをそれぞれ記憶するステップを備えたことを特徴とする、請求項22に記載の方法。 - 前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータが、それぞれ、発信元のリモート通信装置から前記第1および第3のリモート通信装置までの前記複数のリモート通信装置の個々のリモート通信装置同士の送信ステップ数に関する移動情報を含み、
前記ローカルメモリが、予め定められた数のメモリブロックを備え、
前記第1および前記第3のリモートマッチメーキングデータを、それぞれ、前記移動情報によって指示されるように、前記送信ステップ数との予め定められた関係を有するメモリブロックに記憶するステップを備えたことを特徴とする請求項22から28のいずれか一項に記載の方法。 - 無線リンクを介して携帯通信装置とリモート通信装置との間でマッチメーキングデータを交換する方法であって、前記方法が、前記携帯通信装置において実行される、
複数のリモートマッチメーキングデータセットを前記リモート通信装置から受信するステップと、
前記複数のリモートマッチメーキングデータセットの中の1つを記憶することを、
V)前記1つのデータセットの年齢または発生時刻、
VI)発信元のリモート通信装置から前記リモート通信装置までの前記1つのデータセットの送信ステップ数に関する移動情報、
VII)前記1つのデータセットの前にすでに記憶されているリモートマッチメーキングデータセットの割合または量、
VIII)無作為の値、
からなる基準の中の少なくとも1つに基づいて決定するステップとを備えた方法。 - リモートマッチメーキングデータセットが、前記携帯通信装置において、予め定められた数のメモリブロックを有するローカルメモリに記憶され、それぞれのメモリブロックは、発信元のリモート通信装置から前記携帯通信装置までのデータセットの送信ステップ数を表現し、
前記複数のリモートマッチメーキングデータセットの中の前記1つを記憶する決定が、前記移動情報に基づいて、前記1つのデータセットとの予め定められた関係を有する前記メモリブロックの1つに限定されることを特徴とする請求項30に記載の方法。 - 基準IIIの割合または量が、前記携帯通信装置とその他のリモート通信装置との間における以前のデータ交換の強度または頻度の関数であることを特徴とする請求項30または31のいずれかに記載の方法。
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