JP2005521212A - 電界放射の電流制御を伴なうx線装置および方法 - Google Patents

電界放射の電流制御を伴なうx線装置および方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、出力を安定化するために、作動電流を監視すると共に陽極と陰極との間の空隙を調節することによって、電界放射X線装置からの安定したX線出力を提供する装置と方法とを提供する。

Description

本出願は、2002年3月20日に「放射線治療のためのX線装置」という名称で出願された米国仮出願番号60/365,712号に基づいて優先権を主張している。本発明は、概してX線照射治療を施すための装置及び方法に係り、特に、リアルタイムで作動電流を安定化して安定化した放射線量でX線照射治療を施す装置及び方法に関するものである。
医療或いは医療以外の用途にX線照射の使用が広く知られている。医療の領域においては、X線照射治療は一般的に用いられており、病気の治療に実際的に受け入れられている。具体的には、以下に限定されるものではないが、例えば腫瘍、特定の皮膚病及び/又は両性の病気などである。歴史的に、外部X線源を適用した最初の治療では、目的部位にX線照射を施した。腫瘍のように目的部位が内部に存在する場合、照射されたX線は目的部位までの途中の皮膚やその他の柔らかい組織、或いは骨などを通過しなければならず、結果としてこれらに損傷を与え、それらの組織を燃やしてしまう。その他の理由もあるが、外部X線源を用いるX線治療の当該問題から、開発者達は内部でX線を生成する装置及び方法を模索している。
一般的に言って、今日用いられているX線装置には基本的に2つの形式がある。1つめの形式では、熱電子の電子ビームを生成するために電子源を加熱するものであり、その電子ビームは真空空隙を通過して金やタングステンあるいはその他の原子番号の大きな材料からなるターゲット材料に向けられる。X線は、電子ビームがターゲットに衝突したときに生成される。2つめの形式として、電界放射器として知られ、電界が電子を陰極から真空空隙を渡って陽極へ引き付けてターゲット材料へ衝突させ、X線を生成する。両方の形式において、生成された電子ビームは、空隙内の原子による絶縁破壊及び電子ビームの散逸(結果としてビーム強度の低下をもたらす)を避けるために、高真空域を通過するように向けられる。
医療又は被医療用途のX線放射器は、様々な形態を取る。例えば、知られたある形式の放射器は、内部空洞放射のためのX線源を用いる。そのX線源は、ハウジングと、細長い管状のプローブと、ターゲット組立体と、膨張可能な風船状体を備えている。ハウジングは熱電子銃を収容し、ハウジング内で生成された電子ビームを管状のプローブに向ける要素を備えている。管状のプローブは、ハウジングからビームの経路の中心軸に沿って延びている。ターゲット組立体は、その中心軸に沿って延び、ハウジングから見てプローブの遠位端に結合される。ターゲット組立体は、ビーム径路に位置決めされ、電子ビームの衝突に応じてX線を放射するようにされたターゲット要素を備えている。風船状体はプローブの遠位端に固定されており、プローブの端部が身体の空洞内に挿入されたときに、風船状体が空洞を知られた形状に伸長させるために膨らまされるように膨張する。
既述した装置は、様々な問題点を有する。先ず最初に、X線システムは磁界の存在によって、その電子ビームに本質的な不安定性が生じる。なぜなら、熱電子で生成された電子ビームは、電子銃とターゲット組立体との間のプローブの長さを横切らなければならず、定まっていない外部磁界は電子ビームをターゲットから逸らしてしまう原因となり、生成されたX線束は変化し、実際に患者に照射される放射線量の計算を複雑なものにする。この問題を解決するために、システムは電子ビームの方向を制御するための追加のシステムを必要とする。その他の問題としては、装置は電子銃を備えているが、これは装置の複雑性及びコストを共に著しく増大させる。このシステムにおける更に他の欠点としては、膨張した風船状体はX線源を患者の身体に対して固定できないことであり、従って、X線放射器を照射されるべき組織に対して正しい位置にすることを補償するための追加のシステムを必要とする。
他のX線装置は、侵入型放射線治療(interstitial radiation treatment)のためのX線針を使用する。この装置は、一端に電子銃が結合された細長いX線管と、他端に電子のエネルギをX線エネルギに変換する変換手段を備えている。X線源は、放出された電子を狭いビームに制限するための磁界を生じさせるために、管の周りに巻きつけられたソレノイドコイルを備えている。細長い外側ケーシングは管及びコイルを収容している。X線源はまた、変換器及び磁気コイルによって発生する熱を除去するための冷却システムを備えている。既に開示されているX線源の問題点は、その相対的複雑性、大きな寸法及び目的組織の所定の体積に渡る放射線量の最適な分配を提供するための適当な手段が無いことである。
他の知られたX線装置は、直流電源及び電界放射陰極を用いた小型X線管を利用するものである。管は、軸線に沿った針状陰極と、陰極の後方における管の端部の出口窓とを備えている。管は、装置の軸線に沿ってX線放射を生成する。それは、体内の腫瘍の治療には適しておらず、使用することができない。X線管の他の問題点は、作動電流と電圧とを独立に制御する性能の欠如である。この特別な問題点は、製造上の再現性を妨げる。
医療的治療のためにX線を使用する場合、適切な放射線量が与えられることが重要である。放射線量は、X線のエネルギ及びX線ビームの強度に依存する。電界放射装置において、電界の電圧が上昇するとX線のエネルギが増大し、電流が増大するとビーム強度が増大する。高いエネルギのX線は身体の組織に大変深く入り込むので、X線の好ましくない深い侵入による健康な組織の不必要な損傷を避けるために、電圧制御はエネルギを制御する上で重要である。ビーム束はまた、陽極と陰極との間の空隙に依存している。空隙が増大すると、ビーム束が減少し、或いはその逆となる。
知られたX線電界放射装置の好ましくない特徴は、放射線量を綿密に制御する能力が無いことである。この制御能力の欠如の1つの理由は、陰極からの電子ビームの生成が散発的に起こることである。即ち、陰極の電子放出面の状態の制御不可能な変化により、電界照射器はその2つの要因によって変化する電流の不安定性のために知られている。電流の不安定性、及びこれによるX線ビーム束の不安定性により、特定の治療期間の間に照射される放射線量が不明となり、このことは不合理な治療及びその結果を生むこととなる。特定の医学的問題が適切に解決するということ知るための唯一の確かな方法は、健康な組織の損傷の見込みを増大させると考えられる放射線を照射することである。
装置及び方法には、電圧及び作動電流をそれぞれ個別に制御することにより、X線装置のオペレータが放射されたX線ビームのエネルギ及び強度を制御できるようにする必要がある。一般的な手術室での使用のためにそのような装置及び方法を備えることが望ましいが、そのようなX線源によって生成される高貫通性放射線に対する防護手段の欠如により、広く使用されているイリジウム192のような自然に生じる放射性同位元素によって放射線が提供されるような装置は現在は使用されていない。また、電子銃を用いるX線源の振る舞いにおいて、外部磁界に対して敏感でないX線装置を有することが望ましい。加えて、そのような装置及び方法にとって、脳、胸部、前立腺及びその他の腫瘍の短期放射線治療、或いは眼の黄斑変性症のような医学的問題に関する腫瘍以外の短期放射線治療のための、電離放射線用の低コストな放射線源を提供することが望ましい。
本発明は、オペレータが電圧及び作動電流の独立制御を行うことを可能にする放射線治療のための装置及び方法を提供し、これにより、目的部位へ供給される印加放射線量を安定化させる能力をオペレータに提供する。本発明に係る装置は、付与された作動電流に応じて電子ビームを生成する電荷放射陰極と、電子ビームが衝突した場合にX線を生成するターゲット材料を有する陽極とを備えている。陰極と陽極とは、放射線量を所望の水準に維持するように、装置のX線出力に応じて寸法が可変の空隙によって離間している。
本発明に係る方法は、放射線治療の目的部位を特定し、空隙によって離間している陽極と陰極とを備える電界放射X線装置を目的部位の近傍に配置し、X線装置の作動電流を監視し、所望の作動電流を維持するために空隙を調節する、工程を含んでいる。空隙を調節することによって、オペレータは作動電流を制御でき、これにより、電子の電界放射における起こり得る不安定を補償することができるが、これに限定されるものではなく、陰極放射面の状態及び時間及び温度に関する作動パラメータの変化に起因する不安定も含む。
本発明の一実施形態において、X線装置は、真空ハウジング及びこれに取り付けられるプローブとを備えている。プローブは細長い管状若しくは針状の構造を有している。プローブの遠位端には真空空隙で離間された重金属陽極及び電界放射陰極が設けられ、これら陽極及び陰極は、作動電圧が電極の間に印加された場合にX線を生成する。空隙寸法を調節するための調節機構を備えることによって、オペレータに作動電流の独立制御の手段を付与する。本発明の一実施形態において、調節機構はリニア移動手段の形態を採る。
所定の放射線量の提供のために、プローブの遠位端は、予め特定された目的部位又は処置部位の近傍の体内に導入され、所定の時間の間作動電圧が印加される。処置領域に沿って放射線を最適に分配するために、放射線治療手順の間に、オペレータにプローブの段階的位置決め及び必要な場合はプローブを回転させることを可能にしてもよい。
陰極は、作動電圧が電極間に印加された場合に電子を放出するようになっている。陰極から放出された電子が陽極に衝突したときに、X線が所定の空間パターンで放出される。放射線パターンは、装置の異なる部品に起因して変化する。組織へのX線の侵入深さは、作動電圧によって画定され、処置手順によって予め定められる。
本発明は、様々な特徴及び利点も、添付された図面及び添付請求項と共に以下の説明を読めば、当業者であれば明らかになるであろう。
空隙寸法制御器を備えたX線装置100の一実施形態は、図1に示されている。装置100は、真空チャンバ104を画成するハウジング102を備えている。ハウジング102は、所望のどんな形態をとることも実質的に可能であり、図示のものは実質的に筒状の構造を有している。ハウジング102は、必要であればカラー106を備えることができ、図示のものはハウジング102と一体的に構成されている。カラー106は、ハウジング102に向かって開口108を形成しており、この開口108はそれぞれ近位端112と遠位端114とを有するプローブ110を受け入れるように構成されている。カラー106は、ハウジング102を真空に保つために、密封係合状態で近位端112を受け入れている。図では、突出したカラー106が図示されているが、真空が保たれる限りにおいて、その他の知られた形態の密封係合や構造を、本発明の同様の設備で用いることができる。
プローブ110は、図に示すように、細長く管状又は針のような構造を有している。ここで示したような本発明に関連して使用されるプローブの実施形態は管状又は針のように記載されているが、そのような記載は一例であって、もし特定の手法にとって使いやすいものであればその他の形状のものも本発明において使用することができることは理解されるであろう。従って、プローブ110は、外壁構造部116を備えており、ここではそれぞれ内面118及び外面120とを有する筒状壁116であり、これは真空を保った状態であるが、その開放近位端を介して真空チャンバ104と連通する中空内部122を画成する。他方の開放された遠位端114は、プローブ110に対して端部蓋を構成する陽極電極124によって密封状態で封止されている。陽極124は、プローブ110内に受け入れられる内側方向に突出する結合部126と、プローブ110の端部に係合する肩部128とを備えている。陽極124は、蝋付けなどの種々の知られた態様でプローブ110に密封状態で取り付けることができる。本発明の一実施形態において、陽極124はアルミニウムで作ることができ、その陽極の表面に堆積させる、金、タングステン或いはその他の知られた重金属の薄層(0.25〜0.5μm)を設けるようにしてもよい。
電界放射陰極電極132は、概ねプローブ内部122に配置されている。陰極132は近位端134及び遠位端136とを有している。陰極132はプローブ内のほぼ中心でその長手方向軸に沿って配置されており、従ってプローブ壁116との接触が避けられる。陰極132は、陰極126と装置100の作動中に陽極124と接続されたプローブ110との間の高電圧絶縁破壊を避けるために、絶縁層138で覆われた被覆構造であることが望ましい。絶縁層132は、高絶縁耐力材料で作ることが望ましい。
陰極132は、空隙140によって陽極124から離間している。作動電圧が陰極132と陽極124との間の空隙140の間に印加された場合、陰極132の先端142は電子144(図示の目的だけのために寸法を大きく誇張している)を放出し、この電子は矢印146で示されるように空隙140を通って陽極124まで進む。鋭利な先端142の曲率半径は、数十μmの範囲である。陰極132から放出された電子144が陽極124に衝突した場合に、X線が空間パターン148で陽極から放射される。
陽極124から組織に放出されるX線照射の侵入深度は、印加される作動電圧によって画定される。放射線治療処置の間、選択された作動電圧が既述したように印加され、電界放射陰極132が電子144を放出し始め、これにより真空空隙を通して作動電流を生成する。この電流の大きさは、部分的に真空空隙の寸法に依存する。既に述べたように、知られたX線放出器は固定された真空空隙寸法を有しているので、患者が受ける放射線量を制御するためのオペレータの能力を制限する。本発明は、更に以下で説明するように、空隙寸法を調節するための装置及び方法を提供することによって、放射線量をオペレータが自由に制御できるようにするものである。
従って、図1に示すように、陰極132の近位端134は絶縁層148に取り付けられ、続いて可動シャフト150にその遠位端152で固定されている。可動シャフト150の近位端154は、細いネジ山を有しており、可撓性蛇腹156を介して移動ステージ158に係合される。移動ステージ158は、真空ハウジング102の基板162に溶接された剛体管160と共に真空ハウジング102に固定されている。
移動ステージ158は、ネジ山が形成されたシャフト150の近位端154をねじ込み式に受け入れるネジ山が形成されたナット164を備えている。ナット166の外周166は、管160の内面170に適切に形成された凹部によって回転自在に受け入れられる。ナット164は、ステップモータ174の回転子172に取り付けられる。モータ174による回転子の回転によりナット164が回転し、ロータの回転方向に依存してシャフト150の近位端154がナット164に対してねじ込まれ又は排出される。シャフト150がナット164に対してねじ込まれるか又は排出されるときに、陰極132の先端142は陽極124から離れるか或いは陽極124に向かい、空隙140の寸法が変化し、これにより空隙を横切る作動電流が調整できる。空隙の寸法が増大すれば作動電流は減少し、空隙の寸法が減少すれば作動電流は増大する。
装置100の作動電圧は、高圧直流電源176によって供給され、これは適切な絶縁コネクタ178によって陰極132に接続される。コネクタ178は、高電圧フィードスルー(feed-through)180を介して基板162まで延びる。もし必要であるならば、フィードスルー180から延びる電子コネクタは、絶縁されていない導線182とすることができる。直流電源176は、真空空隙140に渡っておよそ10〜50kVの範囲の作動電圧を提供できるように構成されるべきである。
X線照射治療処置の間、放射線が照射されている間の線量割合と時間周期の関数である所望の照射放射線量は決定され、所望の線量割合と照射時間を提供するために、制御器184を使って適切な電圧及び電流が選択される。尚、作動電流は陰極面の状態の変化に応じて変動できるため、本発明はオペレータに空隙寸法140を調節することによって作動電流を安定化させる機会を提供する。このため、高電圧電源176は、制御器184にフィードバックループ186を介して電流値を送信する適切な電流センサ(図示略)を備えても良い。この電流信号に応じて、制御器184はモータ174に適切なコネクタ188を介して適切な信号を送信する。この信号は、空隙寸法を調節して、これにより作動電流を調節するために、モータが適切な方向にナット164を回転させるようにする。この態様において、処置のためにオペレータによって選択された電流は、フィードバックループによって、予め選択された動作電流値に高い精度で安定する。即ち、空隙寸法を調節することによって、所望の放射線量割合が所定の照射時間周期の間に渡って所定の値で安定するように動作電流が安定化され(そうするための周知のタイマー電子機器を用いた制御器184によっても監視される)、これにより、特定の放射線治療のための所望の全照射線量を提供する。
装置100内の真空を保つことは、適切な機能を保つために重要である。このため、プローブ110は、アルミニウムから作られ、プローブと陽極との密封接続のためにプローブを陽極124に対して肩部128で溶接することは、比較的容易にできる。加えて、基板162は真空ハウジング102に接合され、管160は真空密溶接部により基板162に接合される。電界放射装置の作動のために一般的に要求される超高真空(約1.3×10−5〜1.3×10−7 Pa(10−7〜10−9 Torr))は、管190を介して真空ハウジング102を真空にする図示しない真空ポンプによって達成される。真空チャンバ102の排気及び吐き出しが完了した場合、管190は密封され締め付けられる。ゲッター(getter)192は、装置100が真空ポンプから切り離された後、真空ハウジング102内を高真空状態に保つ。ゲッター192は、基板162のフィードスルー196を通してコネクタ194によって供給される低電圧電流によって再起動できる。ゲッター192は、回路を完成させるために適切なコネクタ198によってハウジング102に接続される。従来技術からも分かるように、ゲッター192は真空を所望の水準に保つために、真空汚染物質を吸収するために設けられる。
本発明は、先行技術において開示されていない放射線量制御を提供することに加え、異なる治療状況に対して様々なX線分布パターンを提供することもできる。そのような代替実施形態の例及びプローブの遠位端のより詳細な図は、図2a〜図2dに示されている。各図に示されているそれぞれのプローブは、図1に示されている本発明の実施形態に有用である。
図2aを参照すると、プローブの遠位端200には、ベリリウム製で端部を真空密封する陽極202が備えられている。陽極202は、蒸着法のような知られた手段によって、付着した重金属薄層204を備えている。電界放射陰極206、絶縁層208の被覆は、作動電流が真空空隙間に印加された場合に、陰極先端212から陽極202に向かって電子を放出する(著しく誇張された詳細を示している)。この場合、ベリリウム陽極202はX線窓として働き、これにより、X線は概ね円錐状の空間パターン216で前方に放出される。
図2bはプローブ遠位端220を示しており、プローブ222にはその内部に、アルミニウム陽極226による閉鎖端224を備えている。陽極226には、その上に堆積する薄く重い金属層204が形成されている。この実施形態において、プローブはプローブ222の筒状壁230にX線窓228を備えている。この実施形態において、X線は空間X線パターン232によって概略的に図示するように、プローブの長手方向軸に対して横方向に放射される。X線窓228は、プローブから組織へのX線の伝達を促進するために、所望の領域におけるプローブ壁230の厚さを低減することによって形成される。
図2cは、一般的に陰極206が沿って配置されるプローブの軸に対して、遠位端242が傾斜しているプローブ240を示している。プローブ240の遠位端242は閉鎖端244を備えている。ベリリウム陽極は、プローブの遠位端内に配置される。図2bに示される実施形態のように、X線窓248はアルミで作られた薄い壁250によって折れ曲がった遠位端242に形成されており、そこを通って身体の組織へX線が伝達するのを促進する。図2cに示すプローブのように、X線はプローブの軸に対して概ね所定の角度で放射される。
図2dは更に他の実施形態に係るプローブ260を示している。この実施形態において、プローブ260は折れ曲がった遠位端262を備えている。ベリリウム陽極264は折れ曲がった遠位端部262の開放端266に密封状態で受け入れられている。ベリリウム陽極264は、典型的には表面に堆積した重金属の薄層を備えている。この実施形態において、ベリリウム陽極264は、プローブから組織へX線を伝達させるX線窓として働く。
図3は、本発明に係る電界放射X線装置プローブのプローブ遠位端302の他の実施形態を示している。このように図示するように、プローブ300の代替実施形態は、電界放射陰極を形成する端部蓋308によって密封状態で封止される開放端306を有する管304を備えているプローブ遠位端302を備えている。陰極308には、その上に堆積して電子放出体として働くダイアモンド膜層310(若しくは電子を放出する同様の材料の層)を備えている。陽極312は管304内の中央に配置されており、作動中は端部蓋陰極306に対しておよそ10〜50kVの正電圧に維持されている。既に説明した図1〜図2dの陰極と同様に、陽極312は管304との間の高電圧放電を避けるために絶縁層314で被覆されている。この実施形態において、電子は層310によって放射され、真空空隙316を横断して、陽極の短く太い端部318に衝突し、これが符号320で示すように端部318からX線を放射する原因となる。このような陽極と陰極との逆の相対位置関係は、同じ直径のプローブに対して先に説明した実施形態よりも高いホールドオフ電圧(hold-off voltage)を提供する。加えて、図1〜図2dの実施形態で生じるように、陽極で発生した熱は、プローブ管304の外側表面によって患者の組織内へ分散されるよりもむしろ、陽極によってハウジングの背面プレート(図1に示される背面プレート162のような)に向かって後方に運ばれることによって分散される。既述とは別に、この実施形態は製造者にとって、およそ1mmの直径を有するより小さい針型プローブを作ることを可能にし、これはプローブを加熱せず、患者の身体に直接接触させることができる。この形式の放射器は、他の病気のうち前立腺癌の処置に有用である。
図4は、脳又は胸部の腫瘍の除去後に周辺組織に照射する用途を提供する短時間放射線治療のためのX線システム400の概略を示している。主要摘出に続く主要部位への放射線照射は、癌細胞が摘出されるか又は放射線照射によって殺されるかのどちらかを確実にするために役立つために求められ、これにより、希望をもって患者を治療できる。システム400は、X線放射装置402と、風船状組立体404と、引き戻しシステム406とを備えている。装置404は、既に説明したX線放射器に適合しているハウジング408と取り付けられたプローブとを備えている。プローブ410はその遠位端412に、X線を全ての方向に放射する陽極/陰極X線放射組立体を備えている。風船状組立体404は、プローブ410を滑らせながら受け入れるように構成された中空シャフト414を備えている。膨張可能な風船状体416は、シャフト414の外面に取り付けられる。風船状態416は、中空チューブ422を介して注射器420と流体連通する内部容積部418を備えている。放射状態の間、風船状組立体404は、腫瘍の摘出により組織内に形成される空洞のような、患者の所望の治療部位内に配置される。膨張する風船状組立体は摘出された腫瘍の周りの組織を伸ばし、放射線治療のためにより均一な表面を提供する。プローブ410は、風船状組立体404の中空シャフト404内に配置され、風船状体416は注射器420によって押し出されて管422を通って風船状体の内部容積部418に運ばれ、管開口424を通して注入される食塩水などの流体を充填することによって膨張する。代替案としては、プローブは風船状体の膨張の後にシャフト内に配置され、そのシャフトに沿って移動し、膨張した風船状体416を囲む周囲組織(marginal tissue)に放射線を照射する。図には、風船状体に隣接する空洞の組織表面が符号426で示されており、空洞組織表面の外側の基準面(通常空洞表面から1cmの部分)が符号428で示されており、空洞組織表面426と基準面428との間に広がる周囲組織として知られるものであって、放射線が照射されるべき組織が符号430で示されている。
組織への過剰な放射線照射及び風船状体416を囲む他の組織への不適切な放射線照射を避けるために、シャフト414内でのプローブ410の動きを精密に制御するように、引き戻しシステムが設けられている。引き戻しシステムは、当該技術分野において知られており、概略的に以下に述べる。システム406は、制御器432と引き戻し機構434とを備えている。機構434は、適切に構成された接続アーム438と係合されるクランプ436を備えている。
X線システム400は、X線放射高電圧源442から本発明の前記実施形態で既に述べたハウジングまでの延びる高電圧コネクタ440を更に備えており、これにより、ハウジング408に高電圧電源を提供する。
コンピュータ若しくはその他のマイクロプロセッサに基づく装置444は、シャフト414内での雄プローブ410の動きを及びシャフトに沿った各場所での停止時間を制御して、これにより、基準表面428及び周辺組織430に対して特定の患者及び特定の治療に対して上記したように正確に放射線を提供するために使用される。コンピュータ444は、適当なコネクタ446によって引き戻し制御器432に接続され、適当なコネクタ448によって高電圧電源442に接続される。この態様において、単独のコンピュータが容易に全体の手順を制御でき、上記したように作動電流を制御でき、そして矢印450で示すようにシャフト414内でプローブを前後させることができる。仮に必要であれば、そのようなシステム406によって、回転矢印452で示すような回転運動も付与することができ、或いはそれの代わりに知られた手段によって他の動きを付与することもできる。引き戻しシステム406の詳細は周知であるので、図を分かり易くするために省略している。引き戻しシステム市販のものを購入することができ、装置の最終的な構成に基づいて本発明に係るX線装置と係合するための改良が必要になるが、そのような改良は当該技術に精通する者の知識の範囲である。
図5は、本発明の他の実施形態を示しており、他の用途の中から、腫瘍の摘出をせず、摘出後の残された空洞を伸ばすための風船状体を使用しない用途にも使用される。このような治療状況において、放射線照射は患者の身体の腫瘍の本来の位置に対して行われ、例えば、前立腺癌の治療のために用いられる。このように、図5はX線装置502及び引き戻し機構504とを備えるX線放射システム500を示している。装置502は、既述したX線装置と実質的に同様であり、引き戻しシステム504も図4に示したシステム406と実質的に同様であり、以下に相違点を説明する。
このように、X線装置502はハウジング506と遠位端510を有するプローブ508とを備えている。X線装置502は、適当なコネクタ514によって接続される高電圧電源512から電力が供給される。高電圧電源512の制御は、コンピュータ516やその他の適当なマイクロプロセッサ装置によって、適当なコネクタ518を介して成し遂げられる。引き戻し機構504は、クランプ520や当該技術分野で知られた他の取り付け装置によって、ハウジング506に取り付けられている接続部材522に取り付けられている。引き戻しシステム504は、制御器524及び引き戻し機構526を備えており、これらは適当なコネクタ528によって相互に動作可能に接続されている。引き戻し機構の動作は、引き戻し制御器524への適当なコネクタ528を介してコンピュータ516によって制御される。
X線システム500を用いた治療処理において、腫瘍の近傍若しくは腫瘍自体を通過する套管針(trocar)又は同様の手術器具によって、患者の身体組織に細長い空洞が形成される。続いて、プローブ508が空洞540内に導入される。本発明の当該実施形態において、図2b及び図2cに示すのと同様に、一方側放射パターンのX線装置が適用される。所望の予め選択された放射線治療を施すためのプローブの動きは、引き戻しシステム504によって成し遂げられる。システム504は、プローブ508に対して矢印546で示す移動と共に矢印544で示す回転運動を付与する形式のものである。このように、引き戻しシステム504はプローブ508を配置するためにコンピュータ516によって制御され、特に、腫瘍及び周辺組織に対して所望の放射線露光パターンを提供するためにプローブ508を回転させながら、X線窓550を有するプローブの遠位端510を腫瘍の内部又は周辺における所定の停止位置に所定時間の配置するように制御される。従ってプローブの引き戻し及び回転システム504は、非対称の照射パターンを提供することができ、これにより、前立腺腫瘍の治療の場合に、極めて重要な機能を有する患者の尿道や直腸のような周辺組織への過剰放射線照射を避けることができる。そのような組織への過剰放射線照射を防ぐことは、そのような放射線治療の長い期間にわたる成功にとって重要であり、例えば、前立腺癌のための効果的な他の放射線治療の後において、尿道及び直腸への過剰な放射線照射は長い期間にわたる罹患の主要な原因として知られている。
図6は、陰極と陽極との間の真空空隙が調節可能なX線装置の他の実施形態を示している。装置600は、図1に示す実施形態の装置100と実質的に同様である。従って、X線装置600は、ハウジング602及びプローブ604とを備えている。絶縁層608で被覆された陰極606は、ハウジング602及びプローブ604内に配置されている。陰極604は近位端610及ぶ遠位端612とを有する。近位端610は絶縁体614に連結され、次に移動ステージ616に連結され、真空空隙の調節を可能とする。移動ステージ616は、一方端即ち遠位端620で絶縁体614に取り付けられ、他方端即ち近位端622でインチウォームリニアモータ(inchworm linear motor)624に取り付けられる。そのインチウォームリニアモータ624は、その大変微小で精密な動きを作り出す性能に起因して一般的に微細位置決め用途に用いられる圧電素子である。そのようなモータ624の一つの販売元としては、テキサス州リチャードソンにあるEXFO社が挙げられる。インチウォームリニアモータ624はハウジング602内に形成される真空チャンバ626内に配置され、3本に配線からなる真空フィードスルー628を介して外部の制御器(図示略)によって制御される。インチウォームリニアモータ624の使用により、真空ハウジング602の全体寸法を、長さにおいて6〜10cmに短縮でき、直径のおいて2〜3cmに低減することができる。
X線装置600のプローブの遠位端630は、図2dに示す実施形態のそれと同様に形成されているが、その遠位端はプローブ及び陰極606の長手軸に対して折れ曲がっている。この実施形態において、放射されたX線ビームは、プローブ604の軸に対して30〜60°の角度を持っている。遠位端630は陰極632を載置しており、それはプローブ本体の残りの部分に対して折れ曲がっている位置である。陰極632はベリリウムで作られており、他の実施形態に関して前述したように、その表面にX線放射手段として機能するために堆積した重金属を備えている。
装置600は、フィードスルー636を通して延びる適当な電子コネクタ634によって、高電圧電源(図示略)に電気的に接続されている。加えて、図1に示した実施形態のようにゲッター638が設けられ、そのゲッター638は再起動のために電子コネクタ640,642によって、適当な電源に電気的に接続されている。
図7は、失明の主要な原因である加齢性黄斑変性症(age-related macular degeneration)の処置のための放射線治療を施すための、本発明に係るX線装置700の適用例を示している。
人間の眼702が図示されており、それぞれ参照符号704,706,708,710,712が、水晶体,鞏膜,網膜,視神経,硝子液腔(vitreous cavity)に付されている。加齢性黄斑変性症の主な好ましくない徴候としては、網膜708の後方の脈絡膜血管新生(choroidal neovascularization(CNV)と呼ばれる血液毛細管714の増殖であり、即ちより詳しくは、図で示すには薄過ぎる細胞の薄層であるが、網膜708と網膜色素内膚(retina pigment endothelium)716との間の空間内に形成され、その位置が参照符号716で全体として示されている。この新しい血液毛細管の増殖は、網膜剥離及び黄斑内の感光細胞(中央視界を担う網膜の部分)の死滅をもたらす。
加齢性黄斑変性症を治療するために、患者の治療の目的部位に放射線治療が施され、これは新増殖毛細管を示すさせるために十分な放射線量(15〜20グレイ(Gray))を照射することであり、その後で死滅した毛細管細胞は身体によって代謝される。そのような治療を施すために、知られた眼科学的手術手法(ophthalmological surgical techniques)を用いて網膜下腔(subretinal space)に接近できる。詳しく説明すると、接近手順は、最初に硝子液腔に到達するために鞏膜706に貫通穴720を形成することである。次に網膜708が部位722で貫通され、続いて、網膜を鞏膜706から持ち上げると共にX線装置のプローブ728の遠位端726を受け入れるのに十分大きな膨張した網膜下腔を作り出するために、網膜の下に食塩水がゆっくり注入される。増殖する毛細管の放射線治療のために、遠位端726は黄斑730の近傍に配置され、既述した装置700を用いて放射線が照射される。X線プローブ726の位置決めを容易にするために、位置決めシステム740が用いられる。通常の手順において、位置決めシステム740ははフレーム又は支持部材に固定されているが、これらフレーム又は支持部材は図面の明確性のために省略している。システムは、放射線によって治療されるべき脈絡膜血管新生部714に対してプローブの遠位端726を精密に位置決めするために、移動及び回転の自由度を有している。図に示したように、X線742は、CNV714に放射線を照射するために、プローブの遠位端によって放射される。所望の放射線量の照射に続いて、プローブ728は引き戻され、鞏膜の切り口は縫合される。
多数の具体的で様々な実施形態及び使用手順に関連して本発明を説明した。当該技術分野の当業者であれば、ここに記載された特定の特徴点が他の知られた手段に置換可能であることを認識するであろう。例えば、それを限定する意味ではないが、真空空隙の調節は針状陰極(例えば、図1参照)や針状陽極(例えば、図3参照)の移動は、ステップモータやインチウォームリニアモータの使用によって成し遂げられる。しかし、必須の精度及び寸法で所望の移動を提供できるものであれば、どんな手段であっても同様の設備で使用される。
本発明は、図に示される装置及び方法の特徴について多かれ少なかれ言葉で詳しく説明されている。しかし、ここに開示されている装置及び方法は本発明を有効なものとするための例示的形態を採るものであるため、本発明は記載されている具体的な特徴点に限定されるものではないことは理解されるべきである。例えば、本発明は医学的治療分野における使用に関連して記載されているが、他の目的であっても電界放射X線装置が使用される分野ではいつでも有用であることが分かるであろう。従って、本発明は、添付された特許請求の範囲の妥当な範囲内で、均等論やその他の適用できる裁判理論に従ってその態様及び変形も適切に解釈されるべきである。
図1は、本発明の一実施形態の部分断面図及び部分概略平面図を示す。 図2a〜図2dは、本発明に係るX線装置のプローブの遠位端の異なる代替的実施形態を示す。 図3は、本発明に係るX線装置のプローブの遠位端の他の異なる代替的実施形態を示す。 図4は、風船状体及び引き戻し機構を備えた本発明に係るX線装置を概略的に示す図である。 図5は、本発明に係るX線装置の他の実施形態を概略的に示す図である。 図6は、本発明に係るX線装置の他の実施形態を概略的に示す図であり、空隙寸法を調節するためにインチウォームリニアモータが使用されている場合を示す。 図7は、本発明を黄斑変性症の治療に応用した場合を示す図である。

Claims (37)

  1. 動作電流制御を伴なってX線を生成する装置であって、
    ハウジングと、
    遠位端及び前記ハウジングに取り付けられる近位端と、中空内部を画定する外壁構造とを有するプローブと、
    前記プローブの遠位端でプローブに取り付けられる陽極と、
    近位端と遠位端を有する陰極であって、この陰極の遠位端が前記プローブの遠位端に配置されると共に前記陽極から離れてその間に空隙を形成する陰極とを備え、この陰極の近位端は前記ハウジング内に配置され、
    更に、前記陰極の近位端に取り付けられて、前記空隙を調節して作動電流を変化させるために、前記陰極を前記陽極に対して前進又は後退移動させるリニア移動手段とを備えていることを特徴とする装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、
    更に、動作電流を検出するセンサを有し、前記陰極に電気的に接続される高電圧電源を備えていることを特徴とする装置。
  3. 前記リニア移動手段は、
    近位端と遠位端とを有するシャフトであって、前記遠位端は前記陰極に取り付けられると共に陰極からは電気的に絶縁され、近位端はネジが形成されているシャフトと、
    前記ネジが形成されたシャフトの近位端を受け入れるネジつきナットと、
    前記ネジつきナットを回転駆動するモータとを備えていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 前記リニア移動手段は、
    近位端と遠位端とを有するシャフトであって、前記遠位端は前記陰極に取り付けられると共に陰極からは電気的に絶縁されているシャフトと、
    前記シャフトに係合されているインチウォームリニアモータとを備えていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 前記プローブが長手方向軸を有し、このプローブの前記遠位端は前記長手方向軸に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 前記陰極は、前記プローブから電気的に絶縁させるための絶縁層で被覆されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  7. 装置は、更に、
    作動電流を検出して所定の作動電流値からのずれを検出するセンサを備えた高電圧源電源を備え、
    前記リニア移動手段は、
    近位端と遠位端とを有するシャフトであって、前記遠位端は前記陰極に取り付けられると共に陰極から電気的に絶縁され、前記近位端にはネジが形成されるシャフトと、
    前記シャフトのネジが形成された近位端を受け入れるネジ付きのナットと、
    前記ネジ付きナットを回転駆動するモータとを備え、
    前記モータは、X線装置からのX線出力を所定の放射線量に安定させるために、検出された所定の作動電流からのずれに応じて、前記陰極を前進及び後退させて空隙の寸法を調節するためのネジ付きナットを駆動することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  8. 装置は、更に、
    作動電流を検出して所定の作動電流値からのずれを検出するセンサを備えた高電圧源電源を備え、
    前記リニア移動手段は、
    近位端と遠位端とを有するシャフトであって、前記遠位端は前記陰極に取り付けられると共に陰極から電気的に絶縁されシャフトと、
    前記シャフトに係合されたインチウォームリニアモータとを備え、
    前記インチウォームリニアモータは、X線装置からのX線出力を所定の放射線量に安定させるために、検出された所定の作動電流からのずれに応じて、前記陰極を前進及び後退させて空隙の寸法を調節することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  9. 装置は、更に、
    前記プローブを所定の治療方針(therapy regimen)に従って、目的部位に対して前進及び後退させる引き戻し機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 前記引き戻し機構は、所定の治療方針(therapy regimen)に従って、前記プローブを回転させることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 装置は、更に、所定の治療方針(therapy regimen)に従って、前記プローブを回転させる機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  12. 動作電流を制御することによってX線照射治療を施すための装置であって、
    ハウジングと、
    遠位端と、前記ハウジングに取り付けられた近位端と、内部空間を画成する外壁構造とを備えたプローブと、
    前記プローブの遠位端で前記プローブの取り付けられた陰極と、
    近位端と遠位端とを有する陽極であって、陽極の遠位端はプローブの遠位端に配置されると共に前記陰極から離間して陰極との間に空隙を形成する陽極と、
    前記陽極の近位端に取り付けられ、前記空隙を調節して作動電流を変化させるために、前記陽極が前記陰極に対して近接離間するように移動させるリニア移動手段とを備えていることを特徴とする装置。
  13. 請求項12の装置は更に、
    作動電流を検出するセンサを備えると共に、前記陽極に電気的に接続された高電圧源電源を備えていることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 前記リニア移動手段は、
    近位端と遠位端とを有するシャフトであって、前記遠位端は前記陽極の近位端に取り付けられると共に陽極から電気的に絶縁され、前記近位端にはネジが形成されるシャフトと、
    前記シャフトのネジが形成された近位端を受け入れるネジ付きのナットと、
    前記ネジ付きナットを回転駆動するモータとを備えていることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  15. 前記リニア移動手段は、
    近位端と遠位端とを有するシャフトであって、前記遠位端は前記陽極の近位端に取り付けられると共に陽極から電気的に絶縁されるシャフトと、
    前記シャフトに係合されるインチウォームリニアモータを備えていることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  16. 前記陽極は、前記プローブから電気的に絶縁するために絶縁層で被覆されていることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  17. 請求項12の装置は、更に、
    作動電流を検出するセンサを備えた高電圧源電源を備え、
    前記リニア移動手段は、
    近位端と遠位端とを有するシャフトであって、前記遠位端は前記陽極に取り付けられると共に陽極から電気的に絶縁され、前記近位端にはネジが形成されるシャフトと、
    前記シャフトのネジが形成された近位端を受け入れるネジ付きのナットと、
    前記ネジ付きナットを回転駆動するモータとを備え、
    前記モータは、X線装置からのX線出力を所定の放射線量に安定させるために、検出された作動電流に応じて、前記陰極を前進及び後退させて空隙の寸法を調節するためにネジ付きナットを駆動することを特徴とする装置。
  18. 請求項12の装置は、更に、
    装置は、更に、
    作動電流を検出して所定の作動電流値からのずれを検出するセンサを備えた高電圧源電源を備え、
    前記リニア移動手段は、
    近位端と遠位端とを有するシャフトであって、前記遠位端は前記陽極に取り付けられると共に陽極から電気的に絶縁されるシャフトと、
    前記シャフトの近位端に係合されるインチウォームリニアモータとを備え、
    前記インチウォームリニアモータは、X線装置からのX線出力を所定の放射線量に安定させるために、検出された所定の作動電流からのずれに応じて、前記陰極を前進及び後退させて空隙の寸法を調節することを特徴とする装置。
  19. 装置は、更に、
    前記プローブを所定の治療方針(therapy regimen)に従って、目的部位に対して前進及び後退させる引き戻し機構を備えることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  20. 請求項19の装置において、前記引き戻し機構は、所定の治療方針(therapy regimen)に従って前記プローブを回転させることを特徴とする装置。
  21. 装置は、更に、所定の治療方針(therapy regimen)に従って、前記プローブを回転させる機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  22. 患者に放射線治療を施すための方法であって、
    放射線治療の目的部位を特定し、
    X線放射生成のために空隙によって離間している陽極と陰極とを備えるX線装置を用意し、
    前記X線装置を前記目的部位の近傍に配置し、
    前記X線装置によって生成されたX線を目的部位に照射し、
    所定の作動電流値からのずれを検出するためにX線装置の作動電流を監視し、
    前記陽極と陰極との間の空隙を、治療のための照射放射線量を提供するためのX線放射を安定させるために、作動電流の所定値からのずれに応じて調節することを特徴とする方法。
  23. 黄斑変性症を治療するための方法であって、
    X線治療を受ける患者の眼の脈絡膜血管新生部位を特定し、
    患者の眼における網膜下腔へ到達させ、
    空隙によって離間している陽極と陰極とを遠位端に有する細長いプローブを備える、X線治療のためのX線を放射するX線装置を用意し、
    前記X線装置によって生成されたX線を目的部位に照射し、
    X線装置の作動電流を監視し、
    前記陽極と陰極との間の空隙を、治療のための所望の照射放射線量を提供するためのX線放射を安定させるために、作動電流の所定値からのずれに応じて調節することを特徴とする方法。
  24. 腫瘍に放射線治療を施す方法であって、
    X線治療を受ける患者の身体の目的部位を特定し、
    前記目的部位に到達させ、
    空隙によって離間している陽極と陰極とを遠位端に有する細長いプローブを備える、X線治療のためのX線を放射するX線装置を用意し、
    前記X線装置によって生成されたX線を目的部位に照射し、
    X線装置の作動電流を監視し、
    前記陽極と陰極との間の空隙を、治療のための所望の照射放射線量を提供するためのX線放射を安定させるために、作動電流の所定値からのずれに応じて調節することを特徴とする方法。
  25. 請求項24の方法において、
    更に前記X線装置に取り付けられる引き戻し機構を用意し、この引き戻し機構は所定の治療方針に従って、目的部位に対してプローブを前進及び後退させることを特徴とする方法。
  26. 請求項24の方法において、
    更に前記X線装置に取り付けられる引き戻し機構を用意し、この引き戻し機構は所定の治療方針に従って、目的部位に対してプローブを回転させることを特徴とする方法。
  27. 請求項26の方法において、前記腫瘍は前立腺腫瘍であることを特徴とする方法。
  28. 請求項24の方法において、前記腫瘍に対して前記プローブを前進及び後退させることを特徴とする方法。
  29. 請求項28の方法において、
    前記前記腫瘍は前立腺腫瘍であることを特徴とする方法。
  30. 請求項29の方法において、前記腫瘍に対して前記プローブを回転させることを特徴とする方法。
  31. 請求項30の方法において、
    前記前記腫瘍は前立腺腫瘍であることを特徴とする方法。
  32. 請求項24の方法において、前記腫瘍に対して前記プローブを回転させることを特徴とする方法。
  33. 請求項32の方法において、
    前記前記腫瘍は前立腺腫瘍であることを特徴とする方法。
  34. 請求項24の方法において、
    腫瘍を摘出して、前記プローブの遠位端を腫瘍の摘出によって生じた空洞に配置することを特徴とする方法。
  35. 請求項34の方法において、
    中空シャフトと、前記腫瘍の摘出によって生じた空洞内で膨張可能な風船状体と、を有する風船状組立体を配置し、
    前記摘出された腫瘍を取り囲んでいた組織を伸長させるために前記風船状体を膨張させ、放射線治療のために前記中空シャフト内へ前記プローブを挿入することを特徴とする方法。
  36. 請求項35の方法において、
    前記腫瘍は、胸部腫瘍若しくは脳腫瘍であることを特徴とする方法。
  37. 作動電流制御を伴なってX線を生成する方法であって、
    陽極と電界放射陰極とを空隙によって離間して用意し、
    前記陽極と陰極との間に電子線を生成するために、それらの間に電界を印加し、
    予め選択された値からのずれを検出するために作動電流を監視し、
    ずれが生じた場合に、予め選択された値に作動電流を戻すために前記空隙の寸法を調節することを特徴とする方法。
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