JP2005520762A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2005520762A5
JP2005520762A5 JP2003576327A JP2003576327A JP2005520762A5 JP 2005520762 A5 JP2005520762 A5 JP 2005520762A5 JP 2003576327 A JP2003576327 A JP 2003576327A JP 2003576327 A JP2003576327 A JP 2003576327A JP 2005520762 A5 JP2005520762 A5 JP 2005520762A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crystalline solid
elements
solid according
sources
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003576327A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4565377B2 (ja
JP2005520762A (ja
Filing date
Publication date
Priority claimed from FR0203438A external-priority patent/FR2837489B1/fr
Application filed filed Critical
Publication of JP2005520762A publication Critical patent/JP2005520762A/ja
Publication of JP2005520762A5 publication Critical patent/JP2005520762A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4565377B2 publication Critical patent/JP4565377B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

本発明の好ましい実施態様において、メタロホスフェート型IM−6固体の結晶骨格の構成金属は、異なった性質の1種または複数の化学元素によって部分的に置換されている。その合成したままの形態では、前記の置換メタロホスフェートは、無水物ベースで表して、次の一般式で定義される化学組成を有している:R(G)O(I)、ここでGは、1種または複数の3価の元素を表し、Rは、1種または複数の有機成分を表し、Xは、1種または複数の2価の元素を表し、そして、Yは、1種または複数の4価の元素を表している。式(I)において、g、s、p、xおよびyはそれぞれ、2モルの酸素原子に対する、G、R、P、XおよびYの元素のモル数を表していて、それらの値は、sは0.2以下、gは0.5以下、pは0.5以下、xは0.4以下、yは0.3以下であって、g+p+x+y=1である。好ましくは、sは0.06〜0.17の範囲、gは0.2〜0.4の範囲、pは0.4〜0.5の範囲、xは0.1〜0.3の範囲、そしてyは0〜0.1の範囲であるが;yが0.01〜0.1の範囲であればより好ましい。
IM−6結晶質固体が部分的に置換されたメタロホスフェートである本発明のこの実施態様においては、Gは、好ましくは周期律表の第IIIA族の元素から選択され、ホウ素、アルミニウム、ガリウムおよび少なくとも2種の前記元素の混合物から選択されるのが好ましい。Gがアルミニウムおよび/またはガリウムであるのが好ましい。Gがガリウムであれば、より好ましい。元素GがIM−6結晶質固体の中で四面体配位をとっているのが有利である。元素Xは、コバルト、亜鉛、マンガン、銅、ニッケル、マグネシウムおよび少なくとも2種の前記金属の混合物からなる群から選択するのが好ましい。元素Xがコバルトであれば、より好ましい。元素XがIM−6結晶質固体の中で四面体配位をとっているのが有利である。元素Yは、ケイ素、ゲルマニウム、チタンおよび少なくとも2種の前記元素の混合物から選択するのが好ましい。元素Yがケイ素であれば、より好ましい。本発明のIM−6結晶質固体のより好ましい組成は、コバルト、リンおよびガリウムを含むようなものである。成分Rは1種または複数の有機成分を表していて、以下の記述において説明するが、IM−6結晶質固体を調製する際に使用される有機構造化剤(鋳型剤テンプレート)とすることができる。一般的には、成分Rはアミンである。より詳しくは、それは環状アミン、好ましくはアルキルピペラジンである。Rは、1,4−ジメチルピペラジン、1−エチルピペラジンもしくは1−メチルピペラジン、またはその前駆体、またはその分解生成物であるのが好ましい。
本発明はさらに、IM−6結晶質固体を合成するための方法にも関する。本発明のメタロホスフェート型IM−6結晶質固体は、反応混合物を水熱(または有機熱)結晶化させることによって得られるが、その反応混合物に含まれるのは、ホスフェートアニオンの供給源、通常はオルトリン酸、必要とされる金属の供給源、好ましくはガリウムの供給源で、通常は前記金属の酸化物、炭酸塩、エステルまたはエーテルの形態のもの、構造化剤、特にアミン、アンモニウムカチオンまたは第IA族および第IIA族からのカチオン、任意成分の可動化剤たとえばフッ化物またはヒドロキシルアニオン、それに溶媒(水または有機溶媒)である。より詳しくは、本発明の方法は、ゲルと呼ばれる反応混合物を調製することからなり、それに含まれるのは、1種または複数の水酸基含有有機溶媒たとえばエチレングリコールまたはグリセロール、リンの1種または複数の供給源、元素Gの1種または複数の供給源、元素Xの1種または複数の供給源、場合によっては元素Yの1種または複数の供給源、および有機構造化剤、好ましくは窒素含有有機成分、その前駆体およびその分解生成物から選択される成分Rの1種または複数の供給源である。前記ゲルには場合によっては水を含む。前記の反応剤の量を調節して、結晶化することによって式R(G)Oを有するIM−6結晶質固体が得られるような組成のゲルとするが、ここで、R、G、XおよびY、ならびにs、g、p、xおよびyは、先に述べた基準を満たすものである。次いでそのゲルを水熱処理して、IM−6結晶質固体を形成させる。そのゲルを、温度が200℃未満、好ましくは100℃〜200℃の範囲、より好ましくは150℃〜200℃の範囲、圧力が前記ゲルによって構成される混合物の自己発生(autogenous)圧力に少なくとも等しい圧力である水熱条件下で、そのチャンネル中に有機構造化剤を取り込んだIM−6結晶質固体が形成されるのに充分な時間をかけるのが、有利である。このゲルは、オートクレーブ中で加熱するのが好ましく、結晶化させる際には、撹拌をしてもしなくてもよい。結晶が得られるまでの時間は、ゲルの組成、特に結晶種の添加、撹拌、温度などによって決まってくる。この時間は一般に、1〜20日の間、好ましくは2〜17日の間である。結晶化が完了したら、その固体を遠心分離またはろ過によって母液から分離し、脱イオン水で洗浄し、乾燥し、加熱処理および/または化学処理によって変性して有機構造化剤を除去し、そして当業者に公知の方法を用いて成形する。前記有機構造化剤は、先に述べたように当業者公知の従来からの方法を用いて除去することができる。

Claims (13)

  1. その合成したままの形態で、下記の表に与えられた線を少なくとも含むX線回折パターンを有する、メタロホスフェート型IM−6結晶質固体。
    Figure 2005520762
  2. 前記メタロホスフェートがガロホスフェートである、請求項1に記載のIM−6結晶質固体。
  3. その合成したままの形態で、無水物の形で表して一般式R(G)Oで定義される化学式を有する(ここでGは1種または複数の3価の元素を表し、Rは1種または複数の有機成分を表し、Xは1種または複数の2価の元素を表し、Yは1種または複数の4価の元素を表し、そしてここで、s≦0.2、g≦0.5、p≦0.5、x≦0.4、y≦0.3、そしてg+p+x+y=1である)、請求項1または請求項2に記載のIM−6結晶質固体。
  4. 元素Gがガリウムである、請求項3に記載のIM−6結晶質固体。
  5. 前記元素Xが、コバルト、亜鉛、マンガン、銅、ニッケル、マグネシウムおよび少なくとも2種の前記金属の混合物からなる群から選択される、請求項3または請求項4に記載のIM−6結晶質固体。
  6. 前記元素Yが、ケイ素、ゲルマニウム、チタンおよび少なくとも2種の前記元素の混合物から選択される、請求項3〜5のいずれか1項に記載のIM−6結晶質固体。
  7. 成分Rがアミンである、請求項3〜6のいずれか1項に記載のIM−6結晶質固体。
  8. 成分Rがアルキルピペラジンである、請求項3〜7のいずれか1項に記載のIM−6結晶質固体。
  9. 成分Rがアルキルピペラジンである、請求項8に記載のIM−6結晶質固体。
  10. コバルト、ガリウムおよびリンを含む、請求項3〜9のいずれか1項に記載のIM−6結晶質固体。
  11. 請求項3〜10のいずれか1項に記載のIM−6結晶質固体を調製するための方法であって、リンの1種または複数の供給源、元素Gの1種または複数の供給源、元素Xの1種または複数の供給源、場合によっては元素Yの1種または複数の供給源、および、有機構造化剤、その前駆体およびその分解生成物から選択される成分Rの1種または複数の供給源、1種または複数のヒドロキシル化有機溶媒を混合する工程、
    次いで前記混合物を水熱処理して、前記IM−6結晶質固体を形成させる工程、
    からなる方法。
  12. 前記反応混合物の前記モル組成が、
    0.25〜4
    0.05〜4
    XO 0.5〜8
    YO 0〜4
    R 0.5〜8
    O <50
    溶媒(エチレングリコールなど) 10〜1000、
    である、請求項11に記載の調製方法。
  13. 結晶質シードを前記反応混合物に添加する、請求項11または請求項12に記載の方法。
JP2003576327A 2002-03-20 2003-03-11 メタロホスフェート型im−6結晶質固体およびそれを調製するための方法 Expired - Lifetime JP4565377B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0203438A FR2837489B1 (fr) 2002-03-20 2002-03-20 Solide cristallise im-6 de type metallophosphate et son procede de preparation
PCT/FR2003/000775 WO2003078307A2 (fr) 2002-03-20 2003-03-11 Solide cristallise im-6 de type metallophosphate et son procédé de préparation

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005520762A JP2005520762A (ja) 2005-07-14
JP2005520762A5 true JP2005520762A5 (ja) 2006-04-27
JP4565377B2 JP4565377B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=27799099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003576327A Expired - Lifetime JP4565377B2 (ja) 2002-03-20 2003-03-11 メタロホスフェート型im−6結晶質固体およびそれを調製するための方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US7033559B2 (ja)
JP (1) JP4565377B2 (ja)
CN (1) CN1642856B (ja)
DE (1) DE10392294B4 (ja)
FR (1) FR2837489B1 (ja)
NL (1) NL1022962C2 (ja)
WO (1) WO2003078307A2 (ja)
ZA (1) ZA200406149B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2627947T3 (es) * 2012-06-29 2017-08-01 Uop Llc Tamices moleculares de metalofosfato, método de preparación y uso
EP2867166B1 (en) * 2012-06-29 2017-05-03 Uop Llc Metallophosphate molecular sieves, method of preparation and use

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4310440A (en) * 1980-07-07 1982-01-12 Union Carbide Corporation Crystalline metallophosphate compositions
US4440871A (en) * 1982-07-26 1984-04-03 Union Carbide Corporation Crystalline silicoaluminophosphates
US4554143A (en) * 1983-07-15 1985-11-19 Union Carbide Corporation Crystalline ferroaluminophosphates
US4567029A (en) * 1983-07-15 1986-01-28 Union Carbide Corporation Crystalline metal aluminophosphates
US4793984A (en) * 1984-04-13 1988-12-27 Union Carbide Corporation Molecular sieve compositions
CN1011221B (zh) * 1984-04-13 1991-01-16 联合碳化公司 五元和六元分子筛的制备方法
CN1011960B (zh) * 1984-04-13 1991-03-13 联合碳化公司 分子筛组合物的制备方法
CN1066431A (zh) * 1989-04-20 1992-11-25 美国环球油品公司 稳定的磷酸铝基分子筛组合物
GB9013859D0 (en) * 1990-06-21 1990-08-15 Ici Plc Zeolites
FR2674858B3 (fr) * 1991-04-04 1993-07-16 Institut Francais Petrole Nouveau phosphate de gallium microporeux cristallise et ses derives substitues, et leur procede de preparation.
FR2754809B1 (fr) * 1996-10-21 2003-04-04 Inst Francais Du Petrole Zeolithe im-5, son procede de preparation et ses applications catalytiques
FR2769919B1 (fr) * 1997-10-16 1999-12-24 Inst Francais Du Petrole Procede pour l'amelioration du point d'ecoulement de charges paraffiniques avec un catalyseur a base de zeolithe im-5
FR2794116B1 (fr) * 1999-05-11 2001-07-20 Inst Francais Du Petrole Zeolithe im-5 au phosphore, composition catalytique, sa preparation et son utilisation en craquage catalytique

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1928786B1 (en) Processes for preparing mtt zeolites using nitrogen-containing organic compounds
KR20120013967A (ko) 신규 구조 유도물질을 사용하여 cha형 분자체를 제조하는 방법
US20070253895A1 (en) As-synthesized all-silica zeolite with ifr structure
EP3055251B1 (en) Synthesis of borosilicate ton-framework type molecular sieves
JP4623762B2 (ja) 中性アミンを使用する中気孔寸法ゼオライトの製造法及び中気孔寸法ゼオライト組成物
KR102297100B1 (ko) Cha 프레임워크 형을 갖는 알루미노실리케이트 분자체의 제조 방법
JP7023871B2 (ja) ゼオライト転換を介するアルミノケイ酸塩ゼオライトssz-26の合成
JP7073411B2 (ja) Sfeフレームワーク型モレキュラーシーブの合成
JP2005520762A5 (ja)
JP2014530164A (ja) 新規な構造指向剤を用いるlta型ゼオライトを調製するための方法
US7014836B2 (en) Synthesis of ITQ-17 in the absence of fluoride ions
US20090060834A1 (en) Method for preparing nes-type zeolites using novel structure directing agents
JP4565377B2 (ja) メタロホスフェート型im−6結晶質固体およびそれを調製するための方法
JP2004323524A (ja) 金属燐酸塩タイプの結晶化固体im−8およびそれの調製方法
JP2005247688A5 (ja)
Lee et al. Synthesis of aluminophosphate-based layered compounds using Al (OH) 3