JP2005520159A - 雑音抑制システムおよび段階的アレイに基づくシステムのための方法 - Google Patents

雑音抑制システムおよび段階的アレイに基づくシステムのための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は主センサアレイから複数のセンサにより供給されるレーダデータにおける外部干渉を抑制するためのシステムおよび方法に関し、データは前処理されている。雑音抑制システムは第1の処理モジュールおよび第2の処理モジュールを含む。第1の処理モジュールはレーダデータを受信し、整合レーダデータを生成する一方、第2の処理モジュールはレーダデータを受信し、非整合レーダデータを生成する。システムは第1の処理モジュールと連絡するビーム形成器、および、第2の処理モジュールおよびビーム形成器と連絡する適合的ビーム形成器をさらに含む。ビーム形成器は整合レーダデータを受信し、ビーム形成された整合レーダデータを生成する。

Description

本発明は段階的アレイシステムの雑音低減に関し、より詳細には適合アレイ処理を使用する段階的アレイシステムにおける雑音低減のためのシステムおよび方法に関する。
高周波数地上波レーダ(HFSWR)は、沿岸を基本とする場所から船舶、航空機、氷山、および、他の地表の目標を継続的に検出および追跡するために効果的である。そのため、HFSWRは捜索および救助活動を強化するため、ならびに、海の状況、違法な移民、麻薬の取引、違法な漁業、密輸、および、海賊行為を監視するために使用されている。
HFSWRシステムは海岸線に沿って設置され、ともに海洋に向けられた指向性送信アンテナおよび全方向性受信アンテナアレイ、ならびに、システムの稼動に必要なハードウェアおよびソフトウェアを含む。送信アンテナは所望の監視地域を照射する電磁(EM)パルス列を発生する。受信アンテナアレイは、好ましくは、監視地域全体にわたって大きく、かつ、等しい利得を有すべきである。また、監視地域における物体はレーダのデータを回収する受信アンテナアレイに向けてEMパルスを反射する。物体のいくつかは検出されなければならない要素(これらの要素からのレーダ上での像は「目標」と呼ぶ)であることがある一方、残りの物体は検出される必要のない要素である(これらの要素からのレーダ上での像は、レーダシステムにおける1つのタイプの雑音である「不要反射像」と呼ぶ)。より複雑化したパルス符号化または周波数符号化されたEMパルスは、後続のEMパルスが送信された後に(直前に送信されたEMパルスに応じた)反射EMパルスが受信アンテナアレイにより受信される時に発生するレンジラップに対処するために使用することができる。
従来、受信アンテナアレイの各アンテナエレメントまたはセンサからの回収レーダデータは、次に、レーダデータ中の無関係な不要の信号を濾過するためにデータに帯域通過型フィルタを通過させ、次に、レーダデータをRF帯からアナログ/デジタル変換が生じるIF帯に復調するヘテロダイン受信機を通過させる工程により前処理される。次に、レーダデータは低域通過型濾過および下方サンプリングが生じるベースバンドに復調される。受信アンテナアレイにより回収されるレーダデータは複素数である(すなわち、実数成分および虚数成分を有する)。したがって、下方サンプリングされたレーダデータも複素数であり、上述の動作を行うために必要な信号処理構成部分の各々は複素データを扱うために実施される。
次に、下方サンプリングされたレーダデータは送信されたEMパルスに関連する搬送関数または衝撃応答を有する整合フィルタにより処理される。次に、整合濾過されたレーダデータは解析のためにセグメントに分離される。各セグメントはコヒーレントな積分時間(CIT)または滞留として当技術分野では知られている。各CITにおける整合濾過されたレーダデータは、先行するEMパルスが送信された時刻を基準として、各データ点がサンプリングされた時刻に注目することによりレンジ整列される。次に、レンジ整列されたデータは、より効率的な信号処理のために、雑音低減および下方サンプリングのための低域通過型濾過の組み合わせを受ける。この処理の出力は、各時系列が特定のレンジ値に対して回収されるレンジデータの複数の時系列である。複数の時系列が回収される最大レンジ値は、EMパルスの送信において使用されるパルス反復間隔(すなわち、EMパルスが送信される周波数)に依存する。
目標は、前処理され、記録されたレーダデータから生成されるレンジ、ドプラ、および、アジマスの情報から検出される。レンジ情報は受信アンテナアレイからの目標のレンジの見積りを提供するために使用される。アジマス情報は受信アンテナアレイの中心に関した目標の位置の角度の見積りを提供するために使用され、ドプラ情報は、目標のドプラ偏移を測定する工程により目標の視線速度の見積りを提供するために使用される。目標のドプラ偏移は、目標により反射されるEMパルスの周波数内容のそのEMパルスの本来の周波数内容に関した変化に関連する。
既に述べたように、レンジデータは、先行EMパルスが送信される時刻を基準として、データがサンプリングされる時刻に注目することにより生成される。ドプラ処理は、パルス反復期間(すなわち、コヒーレントなパルス列における連続する送信パルス間の時間)における周波数Δfの正弦信号の検出に相当する。したがって、ドプラ情報は、特定のレンジ値に対して、そのレンジ値に対して得られる時系列にフィルタバンク処理またはFFT処理を受けさせる工程により生成される。アジマスデータは、従来、デジタルビーム形成により得られる。より詳細には、特定のレンジセルおよび特定のドプラセルにおけるレーダデータは、受信アンテナアレイの各アンテナエレメントについて複素指数関数により重み付けされ、次に、全アンテナエレメントにわたって合計される。当業者にはよく知られているように、複素指数関数の位相はアジマス角、アンテナエレメントの間隔、および、送信されるEMパルスの波長に関連する。ビーム形成は、アンテナアレイが複素指数関数の重みの付いたアジマス値により規定される監視地域の特定の領域に同調される外観を与える。このようにして、監視地域全体を同時に網羅するために、多くのビームを形成することができる。
目標のレンジ、アジマス、および、速度を決定するために、検出器は、特定のCITに対して、生成されたレンジ、アジマス、および、ドプラの情報を処理する。一般に、検出器は、レンジ−ドプラのプロットとして知られる二次元のプロットにおける特定のセル(すなわち、データ値または画素)におけるピークを探す。目標の検出は、特定のセルにおける振幅を近隣のセルにおける平均振幅と比較する工程を通常含む。次に、検出された目標は、真の目標に対して予想されるレンジ、ドプラ、および、アジマスの特性に適合しない全ての検出を拒絶するために検出目標を濾過するプロット抽出器に転送される。次に、これらの濾過された目標は、目標に対して軌跡を形成するための特定の目標の連続した検出に関連する追跡器に転送される。このようにして、検出された目標の動きは監視地域全体を通じて追跡することができる。
検出処理は、既に述べた不要反射像を含む雑音の追加により妨害され、各セルにおいて、不要反射物は目標の不成功検出または目標としての雑音の偽検出をもたらすことがある。雑音は、異なるセルおける、ならびに、異なるCITにおいて、海の異なる状態において、1日および季節の異なる時の間に、および、異なる場所において回収されるレーダデータに対して、変動する雑音レベルがあるため、問題である。レーダ雑音の主要な発生源は、海洋の不要反射像、電離層不要反射像、および、流星体不要反射像などの自己干渉、および、共チャンネル干渉、大気干渉、および、衝撃雑音などの外部干渉を含む。自己干渉はレーダの稼動からもたらされる一方、外部干渉はレーダの稼動とは独立している。
電離層不要反射像は干渉の最も重要な原因の1つであり、これの持つ目標状の性質および大きな信号振幅のために、抑制することが困難である。電離層不要反射像は、地球の電離層で反射し、レーダに直接戻るEMパルス(すなわち、近垂直入射不要反射像)、および、電離層で弾み、海洋から反射し、逆経路に沿ってレーダに戻るEMパルス(すなわち、レンジラップ不要反射像)を含む。一般に、電離層不要反射像はいくつかのレンジセル、全てのアジマスセル、および、船舶ドプラ帯のほとんどにまたがる環状帯に蓄積する。これらのレンジセルは、HFSWRの据付サイトを基準とした電離層の高さまたは複数の高さに対応する。近垂直入射電離層不要反射像は、多くのミリヘルツにわたって非常に強い、レンジにおいて隔離された、かつ、ドプラ次元において不鮮明な像という特徴もある。夜間に、電離層不要反射像は、電離D層の消滅および電離F1およびF2層の融合により、最高レベルとなる。
レンジラップ不要反射像に対処するために、当業者に知られているようにFrank補償符号を使用することができる。他の知られている解決策は、上空波の伝播に対応しないより高い周波数においてレーダシステムを稼動することである。送信EMパルスの搬送周波数を層臨界周波数の上方に上昇させることにより、送信EMパルスは電離層を貫通する。しかし、この手法は、より高い送信周波数において生じるより大きな伝播損失により、長レンジにある船舶の検出におけるレーダシステムの性能を低下させることがある。
海洋不要反射像は、レーダ波長の高調波となる海洋の波により反射されたEMパルスからもたらされる。海洋不要反射像を支配する2つの大きなピークは、レーダ動作周波数により決定されるドプラ周波数において全てのレンジのセルに沿ったレンジ−ドプラのプロットにおけるピークの2つの縦線として現れるBragg線と呼ばれる。Bragg線はその対応するドプラ周波数におけるレーダの検出性能を劣化させ得る。しかし、Bragg線間の追加のピークおよび海洋不要反射像の連続体をもたらす、海の状況に関連する高次の散乱もある。海洋不要反射像のこの連続体は、船舶などの小さく、低速の目標の検出をしばしば制限する海の状況(すなわち、海上の風速および持続時間)に関連するエネルギを含む。
流星体不要反射像は、地球の大気を貫通し、レーダへの一時的な戻り波を作り出す電離飛跡を発生する小さな流星粒子である流星体からもたらされる。流星体によるレーダへの一時的な戻り波は、通常、特定のレンジにおける大きなピークとして現れる。流星体不要反射像はレンジ−ドプラのプロットにおける背景雑音の増加をもたらす。
共チャンネル干渉は、テレビ放送などのHFSWR周波数帯の現地および遠くのユーザの双方からもたらされる。この干渉は高度な指向性を持つ。なぜなら、この干渉は空間的に相関する点発生源から生じるからである。しかし、不均一な電離層における複数の反射により、共チャンネル干渉の到着の方向は図1に示す実際のレーダデータのサンプルから分かるように、幅広い。共チャンネル干渉もレンジ依存性を持ち、図11aに示す実際のレーダデータの他のサンプルから分かるように、特定のドプラ周波数において発生する。共チャンネル干渉は、EMパルスを送信するための代替搬送周波数を選択することにより排除できる。しかし、遠くの発生源からの共チャンネル干渉は、この干渉が、時間および周波数において、よりランダムであるためにより深刻な問題を提示する。さらに、典型的に、夜間のD層吸収の欠如により日中より夜間により大きな共チャンネル干渉がある。
大気干渉は空間的に白く、周波数、1日の時刻、季節、および、地理的位置に応じて変化するレベルを持つ。例えば、HF帯の低端における大気干渉による雑音レベルは日中のレベルに比較して夜間で約20dB上昇する。
衝撃雑音は雷によるもので、時間において無作為に分布し、大きなダイナミックレンジの振幅を持つ早いパルスの連続として現れる。これは、特定のレンジ値に対する送信EMパルス数(または、パルス指数)に対してプロットされたレーダEMパルスの戻り波の連続を示す図2に見られる。衝撃雑音は空間的に白くなく、現地および遠くの嵐の双方からもたらされる。衝撃雑音は、通常、HFSWRシステムの日常稼動全体を通じて発生する。衝撃雑音は持続時間において比較的短いドプラ広がりを有し、動く目標に似ていることがある。衝撃雑音は背景雑音レベルの上昇をもたらす。衝撃雑音の周波数特性は現地の嵐の活動の強さに応じて変化する。
自己発生不要反射像は本発明の発明者により開発され、本発明と同時に出願され、第____号の出願番号を持ち、「System and Method For Spectral Generation in Radar」と題された同時係属特許出願に記載される複雑な信号処理方法を使用することにより問題なく低減することができる。しかし、これらの信号処理方法の出願の後でも、レンジ−ドプラ−アジマスのデータは、共チャンネル干渉および衝撃干渉を主に含む外部干渉をそれでも含む。
従来技術の外部干渉除去技術は外部干渉信号の指向特性を利用した。これらの技術は、可能な目標ならびに外部干渉を含むレーダデータを得るための主アンテナまたは主アンテナアレイ、および、外部干渉のみを見積るための予備アンテナまたは予備アンテナアレイを採用する。しかし、これらの方法は予備アンテナまたは予備アンテナアレイという追加のハードウェアを必要とする。この問題に対する従来技術の1つの解決策は、アレイエレメントのいくつかが主アンテナアレイとして使用され、アレイエレメントのいくつかが予備アレイとして使用される受信アンテナアレイの使用を含む。しかし、これはアジマス分解能を劣化させるより小さな開口(すなわち、より少ない数のアンテナエレメント)を有する主アンテナアレイをもたらす。したがって、予備アンテナアレイという追加のハードウェアを必要とせず、主アンテナアレイのアジマス分解能を劣化させない雑音低減システムに対する必要性がある。
本発明の発明者は適合アレイ処理と整合/不整合濾過の組み合わせを使用する雑音抑制システムを開発した。本雑音抑制システムにおいて、主センサアレイからの前処理されたデータは整合および不整合フィルタモジュールに通信される。整合フィルタモジュールは、可能な目標、自己干渉、および、外部干渉からのレーダ戻り波を含む整合レーダデータを供給する一方、不整合フィルタモジュールは外部干渉のみを含む不整合レーダデータを供給する。したがって、不整合レーダデータは整合レーダデータにおける外部干渉の見積りを提供するために使用される。
整合レーダデータは、所望のアジマスに沿って差し向けられる主ビームを事実上作成する当技術分野で一般に知られているビーム形成を使用することにより所望のアジマスに同調される。不整合レーダデータは、予備ビームを適合的に形成するために主センサアレイから選択されたセンサを使用する仮想の予備センサアレイの構築を考慮する。予備ビームは、予備ビームにおける外部干渉が主ビームにおける外部干渉の見積りを提供するように同調される。適合的ビーム形成は、予備ビームを同調するために、好ましくはWiener理論に従う適合的重みベクトルを生成する工程を含む。適合的重みベクトルは、予備ビームにより提供される外部干渉の見積り間の誤差、および、主ビームにおける外部干渉が平均自乗誤差の意味において最小に抑えられるように選択される。
仮想予備センサアレイは主センサアレイの全てのセンサまたは主センサアレイからのセンサの部分集合のいずれかを含むことができる。双方の場合で、主センサアレイからのいずれのセンサも外部干渉の見積りを生成するのみのために犠牲とはならず、したがって、アジマスの劣化は回避される。さらに、物理的に分離された予備アレイの余分のハードウェアも回避される。
したがって、1つの態様において、本発明は、主センサアレイから複数のセンサにより供給される前処理されているレーダデータにおける外部干渉を抑制するための雑音抑制システムである。雑音抑制システムは第1の処理モジュールおよび第2の処理モジュールを有する。第1の処理モジュールはレーダデータを受信し、整合レーダデータを生成する一方、第2の処理モジュールはレーダデータを受信し、不整合レーダデータを生成する。システムは、第1の処理モジュールと連絡するビーム形成器、および、第2の処理モジュールおよびビーム形成器と連絡する適合的ビーム形成器をさらに有する。ビーム形成器は整合レーダデータを受信し、ビーム形成された整合レーダデータを生成する。適合的ビーム形成器はビーム形成された整合レーダデータの一部および不整合レーダデータの一部を受信し、ビーム形成された整合レーダデータの一部における外部干渉の外部干渉見積りを生成する。システムは、ビーム形成器および適合的ビーム形成器と連絡する抑制器をさらに有する。抑制器はビーム形成された整合レーダデータの一部および外部干渉の見積りに基づき、雑音抑制され、ビーム形成された整合レーダデータの一部を生成する。
第2の態様において、本発明は、主センサアレイから複数のセンサにより供給される前処理されているレーダデータにおける外部干渉を抑制するための雑音抑制方法を提供する。方法は、
整合レーダデータを生成するためにレーダデータを処理する工程と、
不整合レーダデータを生成するためにレーダデータを処理する工程と、
ビーム形成された整合レーダデータを生成するために整合レーダデータをビーム形成する工程と、
ビーム形成された整合レーダデータにおける外部干渉の外部干渉見積りを生成するために、ビーム形成された整合レーダデータの一部および不整合レーダデータの一部を選択し、適合的ビーム形成を実行する工程と、
ビーム形成された整合レーダデータの一部からの外部干渉見積りを抑制する工程により雑音抑制され、ビーム形成された整合レーダデータの一部を生成する工程とを含む。
他の態様において、本発明は、主センサアレイから複数のセンサにより供給され、前処理されているレーダデータにおける外部干渉を抑制するための雑音抑制システムを提供する。雑音抑制システムは第1の処理モジュールおよび第2の処理モジュールを有する。第1の処理モジュールはレーダデータを受信し、整合レーダデータを生成する一方、第2の処理モジュールはレーダデータを受信し、不整合レーダデータを生成する。システムは、第1の処理モジュールと連絡するビーム形成器、および、ビーム形成器と連絡する順序統計フィルタモジュールをさらに有する。ビーム形成器は整合レーダデータを受信し、ビーム形成された整合レーダデータを生成する。順序統計フィルタモジュールはビーム形成された整合レーダデータを受信し、順序統計濾過され、ビーム形成された整合レーダデータを生成する。システムは、第2の処理モジュールおよび順序統計フィルタモジュールと連絡する適合的ビーム形成器も含む。適合的ビーム形成器は順序統計濾過され、ビーム形成された整合レーダデータの一部および不整合レーダデータの一部を受信し、ビーム形成された整合レーダデータの一部における外部干渉の外部干渉見積りを生成する。システムはビーム形成器および適合的ビーム形成器と連絡する抑制器も有する。抑制器は、ビーム形成された整合レーダデータの一部および外部干渉見積りに基づき、雑音抑制され、ビーム形成された整合レーダデータの一部を生成する。
さらなる態様において、本発明は、主センサアレイから複数のセンサにより供給され、前処理されているレーダデータにおける外部干渉を抑制するための雑音抑制方法を提供する。方法は、
整合レーダデータを生成するためにレーダデータを処理する工程と、
不整合レーダデータを生成するためにレーダデータを処理する工程と、
ビーム形成された整合レーダデータを生成するために整合レーダデータをビーム形成する工程と、
順序統計濾過され、ビーム形成された整合レーダデータを生成するためにビーム形成された整合レーダデータに順序統計濾過を実行する工程と、
ビーム形成された整合レーダデータにおける外部干渉の外部干渉見積りを提供するために、順序統計濾過され、ビーム形成された整合レーダデータの一部および不整合レーダデータの一部を選択し、適合的ビーム形成を実行する工程と、
ビーム形成された整合レーダデータの一部から外部干渉見積りを抑制する工程により、雑音抑制され、ビーム形成された整合レーダデータの一部を生成する工程を含む。
本発明のより良好な理解のため、および、本発明がどのようにして実際に実行できるかをよりはっきりと示すために、本発明の好ましい実施形態を示す添付の図面が、例の方法によってのみ参照される。
本明細書に示す実験データの全てはカナダ国ニューファンドランドのCape Raceに位置するSWR−503(商標)HFSWRシステムから採られた。SWR−503(商標)HFSWRシステムはRaytheon Canada Limitedにより開発された。SWR−503 HFSWRシステムは16個のアンテナエレメントを有する受信アンテナアレイ(すなわち、16のセンサを有する主センサアレイ)を含む。
本明細書で使用されるように、用語、「レンジデータ」、「ドプラデータ」、「アジマスデータ」、「センサデータ」、または、「パルスデータ」の各々は特定の領域におけるデータ点の一次元の系列を示す。さらに、用語、「レンジ−ドプラのデータ」は特定のアジマスまたは特定のセンサに対する二次元のデータを示し、用語、「レンジ−センサのデータ」は特定のドプラ値または特定のパルス指数に対する二次元データを示す。加えて、用語、「レンジ−パルス−センサ」、「レンジ−ドプラ−センサ」、および、「レンジ−ドプラ−アジマスのデータ」は三次元のデータを示す。さらに、用語、データの「一部」は、データの一部が、これが得られたデータより低い次元を有することを意味する。したがって、データの一部は、データの一部が三次元のデータ集合から採られた時に一次元または二次元となることがある。
既に述べたように、自己発生した干渉は送信EMパルスに応じて生じる。したがって、受信アンテナアレイにより記録されるレーダデータが送信EMパルスに整合された整合フィルタを通過する時、自己発生した干渉ならびに可能な目標からのレーダ戻り波は整合フィルタの出力に現れる。もし受信アンテナアレイにより記録されるデータが、送信EMパルスに直交する衝撃応答を有する第2のフィルタを通過したなら、自己発生した干渉および可能な目標からのレーダ戻り波は第2のフィルタの出力中には現れない。しかし、外部干渉はレーダの稼動とは独立しており、整合フィルタおよび第2のフィルタの双方の出力に存在する。
第2のフィルタは不整合フィルタである。整合フィルタは、整合フィルタが整合する信号と同じ周波数成分を含む搬送関数を有する。代わりに、不整合フィルタは整合フィルタの搬送関数の逆である搬送関数を有する。したがって、不整合フィルタの搬送関数は前述の信号のいずれの周波数成分も含まない。整合および不整合フィルタは、ゼロの相互相関を有するとして定義される。これは、不整合フィルタの出力が、送信EMパルスに整合する整合フィルタの出力とは非相関であることを意味する。したがって、不整合フィルタは、整合フィルタの出力に存在する外部干渉の観測値として使用できる出力を提供する。したがって、可能な目標からのレーダ戻り波を検出するためのレーダデータ、ならびに、従来技術の雑音低減方式の短所(すなわち、追加の受信アンテナエレメントを必要とすること、または、外部干渉の見積りのみのために受信アンテナアレイのいくつかのエレメントを使用すること、これにより、アジマスの分解能を犠牲にすること)に遭遇せずに外部干渉を見積るためのレーダデータを提供するために単一の受信アンテナアレイを使用することが可能である。
ここで図3を参照すると、本発明による雑音抑制システム10のブロック図が示される。雑音抑制システム10の構成部分の機能を検討する。実施の特定の問題を以下にさらに検討する。雑音抑制システム10は、以下にさらなる詳細を説明するレンジ−パルス−センサのデータを提供するための複数のセンサS、S、...、S、を有する主センサアレイ12と連絡する。各センサはレーダ信号を受信するために適する当業者には知られているいずれの受信アンテナエレメントでもよい。さらに、主センサアレイ12により回収されるレーダデータは、レーダデータを前処理するための従来の信号処理操作を受けることを当業者は理解されたい。従来の信号処理操作は帯域通過型濾過、ヘテロダイン化、A/D変換、復調、および、下方サンプリングを含む。これらの信号処理操作を達成するための構成部分は当技術分野ではよく知られており、本明細書に含まれる図のいずれにも示さない。さらに、本発明の要素の全ては複素数である(すなわち、実数部分および虚数部分を有する)データの処理を考慮していることを理解されたい。雑音抑制システム10の残りの部分は前処理されたレーダデータに対して動作する。
雑音抑制システム10は、整合フィルタモジュール16を有し、主センサアレイ12と連絡する第1の処理モジュール、および、整合フィルタモジュール16と連絡する第1のドプラ処理モジュール18を含む。整合フィルタモジュール16は、整合レーダデータを生成するために、主センサアレイ12により記録されるレーダデータから導出される前処理されたレーダデータを受信し、データに整合濾過を実行する。次に、第1のドプラ処理モジュール18は、整合レンジ−ドプラのデータを生成するために、整合レーダデータを受信し、データにドプラ処理を実行する。
雑音抑制システム10は整合レンジ−ドプラのデータを受信するための第1の処理モジュール14と連絡するビーム形成器20を含む。ビーム形成器20は所望の数のアジマス値に対するレンジ−ドプラ−アジマスの整合データを生成する。したがって、特定のアジマスθに対して、ビーム形成器20はレンジ−ドプラの整合データが同調される主ビームMBを生成する(図4aを参照)。アジマス値の数は雑音抑制システム10のユーザにより事前選択することができる。次に、レンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データBの一部は、以下にさらに説明するように、雑音抑制システム10により、さらなる処理のために選択される。
雑音抑制システム10は不整合フィルタモジュール24を有し、主センサアレイ12と連絡する第2の処理モジュール22、不整合フィルタモジュール24と連絡する第2のドプラ処理モジュール26、および、第2のドプラ処理モジュール26と連絡する予備アレイ選択器28も含む。不整合フィルタモジュール24は、不整合レーダデータを生成するために、主センサアレイ12により記録されるレーダデータから導出される前処理されたレーダデータを受信し、不整合濾過を実行する。次に、第2のドプラ処理モジュール26は、レンジ−ドプラの不整合データを生成するために、不整合レーダデータを受信し、ドプラ処理を実行する。次に、予備アレイ選択器28はレンジ−ドプラの不整合データを受信し、以下にさらに説明する干渉見積りを生成するために、レンジ−ドプラ−センサの不整合データYの一部が使用される主センサアレイ12から選択される(図示しない)センサA、A、...、A、を有する仮想の予備センサアレイを構築する。
仮想の予備センサアレイは、主ビームMBを発生するために寄与した主センサアレイ12からのセンサS、S、...、S、の全てまたは部分集合のいずれかを含むことができる。したがって、主センサアレイ12からのいくつかのセンサは、主ビームMBおよび以下にさらに説明する仮想の予備センサアレイにより生成される予備ビームABを発生するために使用される。したがって、雑音抑制システム10により生成されるレンジ−ドプラ−アジマスのデータに対するアジマス分解能の損失はない。したがって、雑音抑制システム10により生成されるレーダデータに対する検出性能は、大気の干渉および他の空間的白色雑音を有するレーダデータに対して維持されるべきである。さらに、雑音抑制システム10に対して、物理的に分離された予備センサアレイに対する必要性はない。なぜなら、整合および不整合フィルタは相関のないレーダデータを供給するからである。仮想の予備センサアレイの構築は以下にさらに説明する。
雑音抑制システム10はビーム形成器20および第2の処理モジュール22と連絡する適合的ビーム形成器30をさらに含む。適合的ビーム形成器30はレンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データBの一部、ならびに、レンジ−ドプラ−センサの不整合データYの一部を受信する。これらの入力から、適合的ビーム形成器30は、レンジ−ドプラ−アジマスの整合データBの一部の見積りIを発生するために、レンジ−ドプラ−センサの不整合データYの一部に適用される適合的重みベクトルW=[W、W、...、W、]を生成する。見積りIは、レンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データBの一部が取られた同じレンジ、ドプラ、および、アジマスのセルに対して計算される。したがって、適合的ビーム形成器30は、レンジ−ドプラ−センサの不整合データが同調される予備ビームABを生成する(3個のセンサを有する仮想の予備センサアレイの例を示す図4bを参照)。
適合的重みベクトルWは、レンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データBの一部と見積りIの間の差が最小に抑えられるように発生される。レンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データBの一部が自己発生干渉および外部干渉とともに可能なレーダ目標の戻り波を含む一方、見積りIは外部干渉のみを含むので、レーダデータBの一部と見積りIの間の差は、見積りIにおける外部干渉がレーダデータBの一部における外部干渉を近似するように適合的重みベクトルWが選択される時に、最小に抑えられる。したがって、見積りIはレンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データBの一部における外部干渉の見積りであると考えられる。したがって、特定のアジマスθに対して、適合的ビーム形成器30は、予備ビームABにおける外部干渉が主ビームMBにおける外部干渉を近似するように、予備ビームABを同調する(図4cを参照)。もし予備ビームABが目標に向けて差し向けられ、目標のエネルギを含めば、目標自体が抑制される。しかし、この状況は、既に説明したように、予備センサデータを不整合濾過することにより回避される。
雑音抑制システム10は、レーダデータBの一部および外部干渉見積りIを受信するためにビーム形成器20および適合的ビーム形成器30と連絡する抑制器32をさらに含む。抑制器32は雑音が抑制されたレンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データBの一部を生成するために、レンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データBの一部から外部干渉見積りIを除去する。レーダデータBの雑音抑制された一部は、検出モジュールおよび追跡器などの従来のレーダシステムの進行中の構成部分により処理することができる雑音抑制されたレーダデータを構築するために使用される。
雑音抑制システム10は抑制器32と連絡する保存手段33をさらに含むことができる。保存手段33は、レーダデータBの雑音抑制された一部を受信し、特定のアジマスに対してレンジ−ドプラの雑音低減されたプロットを作成するために、雑音抑制されたレーダデータが検索できるように、適切な方法でこのデータを保存する。保存手段33はデータベース、ハードドライブ、CD−Romなどのいずれかの適する保存デバイスであってよい。
Wiener理論に基づく技術は、好ましくは、外部干渉見積りIがレンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データBの一部における外部干渉を近似するように適合的重みベクトルWを選択するために採用される。したがって、予備ビームABは、外部干渉見積りIとレーダデータBの間の差が平均自乗誤差(MSE)の意味において最小に抑えられるように、仮想予備センサアレイに対して計算される。
Wiener理論に基づく適合的重みベクトルWの数式は以下の通りである。スナップショットn(すなわち、時間における観測)におけるレンジ−ドプラ−センサの不整合データの一部はY(n)により表され、スナップショットnにおけるレンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データの一部はB(n)により表される。スナップショットnにおける適合的ビーム形成器30の出力は式1により与えられる。
Figure 2005520159
ここで、
Figure 2005520159
は、レーダデータY(n)のスナップショットだとした時の外部干渉見積りI(n)を示し、Hは行列の複素共役移項であるHermitian演算子を示す。既に述べたように、干渉見積り
Figure 2005520159
にB(n)を近似させることが所望される。したがって、
Figure 2005520159
を見積る際の誤差は式2により与えられる。
e(n)=B(n)−WY(n) (2)
したがって、平均自乗誤差J(W)は式3により与えられる。
(W)=E[e(n)e(n)]=E[B(n)B(n)]−WE[Y(n)B(n)]−E[B(n)Y(n)]W+WE[Y(n)Y(n)]W (3)
特定のスナップショットnに対するレンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データB(n)の一部およびレンジ−ドプラ−センサの不整合データY(n)の一部が共働的に静止していると仮定すると、式3は式4に簡略化することができる。
Figure 2005520159
ここで、δ (n)は、B(n)がゼロ平均を有すると仮定したB(n)の分散であり、p(n)はレンジ−ドプラ−センサの不整合データY(n)の一部とレンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データB(n)の一部の相互相関からもたらされるベクトルである期待値E[Y(n)・B(n)]である。記号R(n)はレンジ−ドプラ−センサの不整合データY(n)の一部の自己相関行列である期待値E[Y(n)・Y(n)]を示す。相互相関p(n)は、レンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データB(n)の一部とレンジ−ドプラ−センサの不整合データY(n)の一部の間の類似性の程度を示す一方、自己相関R(n)は仮想予備センサアレイのデータ間の類似性の程度を示す。
平均自乗誤差関数J(W)は、レンジ−ドプラ−センサの不整合データY(n)の一部およびレンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データB(n)の一部が共働的に静止していると仮定した適合的重みベクトルWの第2次関数である。目的は、最適な適合的重みベクトルWを選択することにより平均自乗誤差関数J(W)を最小に抑えることである。したがって、当業者にはよく知られているように、平均自乗誤差J(W)は適合的重みベクトルWに関して微分され、導関数は式5に示すようにゼロに等しく設定される。
Figure 2005520159
式5を解くと、式6により与えられる適合的重みW0、nの最適値の集合をもたらす。
R(n)W0,n=p(n) ⇒ W0,n=R(n)−1p(n) (6)
雑音抑制システム10を実施するために、自己相関行列R(n)および相互相関ベクトルp(n)の見積りが必要となる。R(n)およびp(n)の計算に使用される期待値演算子E[]は、当業者には一般に知られているように、平均化演算子と置き換えることができる。しかし、平均化は外部干渉の最大値が存在するデータの一部にわたり実行されるべきである。さらに、R(n)およびp(n)は、レーダデータにおける可能な目標のエネルギが重要な役割を演じるような方法で見積られなければならない。これは、主センサアレイ12および仮想の予備センサアレイの双方が同じセンサを共有することにより必要である。
図11aを参照すると、共チャンネル干渉は、−2と−4Hzの間のドプラ周波数において発生するリッジにより分かるように特定のドプラ周波数に対するレンジ空間全体を通じて存在する。逆に、図12aを参照すると、衝撃雑音は、レンジ−ドプラ空間全体を通じて広がっている。共チャンネル干渉および衝撃雑音の双方を含む外部干渉の良好な見積りは、共チャンネル干渉および衝撃雑音の双方との重大な重なりを有する領域にわたりレンジ−ドプラのデータを平均化することにより得ることができる。言い換えれば、平均化が実行される領域の形状は、好ましくは、これが干渉のほとんどを含むように選択される。これは、図5に示す縞34により表される与えられたドプラ周波数に対するレンジ−次元に沿ってレンジ−ドプラのデータを平均化することに相当する。代わりに、この縞34は他の形状であってもよい(これは干渉の形状により支配される)。したがって、スナップショットnにおける相互相関ベクトルp(n)は式7による与えられたドプラ周波数Dに対してレンジ次元に沿って見積ることができる。
Figure 2005520159
ここで、rはレンジ指数を表し、Nは平均化処理におけるレンジセルの数である。同様に、スナップショットnにおける自己相関行列R(n)は式8に従った与えられたドプラ周波数Dに対してレンジ次元に沿って見積ることができる。
Figure 2005520159
残りの説明を簡略化するために、スナップショット指数(n)は無視する。
図6を参照すると、本発明の雑音抑制システム10のより詳細な実施が示される。本発明によるシステム10の動作の説明を促進するために、雑音抑制システム10における様々なノードにおけるレーダデータを示す図7も参照する。主センサアレイ12は、(図6の太線により表される)レンジ−パルス−センサのデータの三次元行列として考えることができるレーダデータを提供する。主センサアレイ12により記録されるレーダデータは、好ましくは、各センサにおいて知られている位相および振幅の誤差について補正するために較正されている。較正は、好ましくは、送信機を監視地域内の知られている様々な場所に移動させ、主センサアレイ12により記録されるEMパルスを送信させることにより行われる。続いて、主センサアレイにより記録されるデータを較正するために使用される重みベクトルを提供するために、記録されるレーダデータから送信機の位置が導出され、送信機の知られている位置と比較される。重みベクトルは様々な送信周波数に対して発生させることができる。これらの重みベクトルは適合的重みベクトルWと混同すべきでない。
レンジ−パルス−センサのデータの構成は、図7aに示すx−y−x座標系に従ってz軸に沿って延長するレンジ次元、y軸に沿って延長するパルス次元、および、x軸に沿って延長するセンサ次元を持つ三次元データ立方体40として図7aに示す。好ましくは、レーダデータはCITにより時間セグメントにセグメント化される。船舶目標が監視される船舶モードまたは航空機が監視される航空モードなどの異なるレーダモードの動作を仮定すれば、CITは異なる。既に述べたように、レーダデータ40は、当業者に一般に知られているように、前処理のために使用される信号処理操作を受けている。したがって、これらの信号処理操作を実行するモジュールは図6のブロック図に示さない。
レンジベクトル42を参照すると、パルス指数Pにより表される第1の送信EMパルスに応じてセンサSにより記録されるEM値を含むレンジ指数値R、R、...、Rを有する一連のレンジセルがある。与えられたレンジセルにより表されるレンジは、対応するEMパルスが送信された時刻に関して、レンジセルに対するEM値がサンプリングされた時間を記録する工程、この時間を光速により乗じる工程、および、2で除する工程により計算される。パルスベクトル44を参照すると、CITにおいて送信された各パルスに対してレンジ指数値Rのレンジ値におけるセンサSにより記録されたEM値を含むパルス指数値P、P、...、Pを有する一連のパルスセルがある。したがって、パルス指数Pは送信された第1のパルスを表し、パルス指数Pは送信された第2のパルスを表し、以下同様。パルスベクトル44内のサンプリングされたEM値は各EMパルスが送信された後で同時に全てサンプリングされた(そのため、EM値はレンジ指数Rにより表されるレンジ値に全て対応する)。センサベクトル46を参照すると、パルス指数Pにより表されるEMパルスの送信の後にレンジ指数Rのレンジ値において各センサS、S、...、Sにより測定される一連のEM値がある。したがって、センサベクトル46内に含まれるEM値の各々は、同じパルス(したがって、同じパルス指数P)の後で同時に(したがって、同じレンジ指数R)サンプリングされている。図7aも、レーダデータ40がどのように構成されているかを示すために、与えられたセンサに対するレンジパルス二次元データの各部分を示す。図7aから明らかなように、レンジ−パルス−センサのレーダデータ40を作り上げる複数のレンジベクトル42、パルスベクトル44、および、センサベクトル46がある。
レンジ−パルス−センサのデータ40は、レンジ−パルス−センサの整合データ48を供給するためにデータ40を整合濾過する整合フィルタモジュール16に供給される。整合フィルタモジュール16は、好ましくは、送信EMパルスに整合する伝達関数を持つデジタルフィルタである。整合フィルタモジュール16は、与えられたパルス指数Pおよび与えられたセンサSに対してレンジ次元に沿って動作する単一のデジタルフィルタを含むことが出来る(すなわち、整合フィルタはレンジ−パルス−センサのデータ40からのレンジベクトル42に対して動作する)。この整合濾過操作は各パルス指数Pおよび各センサSに対して実行される。整合濾過は、整合フィルタの伝達関数が処理されているパルス戻り波に依存して変化するように、連続的な方法で行うことができる(すなわち、現在のパルス戻り波を呼び出したEMパルスに整合する)。代わりに、整合フィルタモジュール16は、送信されるEMパルスの1つに対して整合する各々が伝達関数を有するデジタルフィルタの群列を含むことができる。次に、システムは進入パルス戻り波を対応する整合フィルタに経路切り換えする。
送信されるEMパルスは、好ましくは、レンジラップに対処するためにFrank符号を利用して設計される(Frank R.L、 IEEE Trans.On IT、第9巻43〜45頁、1963年)。したがって、Frank符号は、整合フィルタモジュール16に対するフィルタ係数を発生するためにも使用される。Frank符号は当業者によく知られている。Frank符号は発生される各EMパルスを位相変調するために使用される。したがって、与えられたEMパルスは、各々がFrank符号による位相を有するサブパルスに分割される。発生されるEMパルスは全て互いに直交している。なぜなら、Frank符号の行列は直交しているからである。Frank符号はFrank符号行列から発生される。P4Frank行列の例はP4=[1 1 1 1;1 j −1 j;1 −1 1 −1;1 −j −1 j]であり、ここで、行列の行はセミコロンで分離される。したがって、FrankP4行列の第4行に基づくEMパルスは、例えばそれぞれ0°、270°、180°、および、90°の位相を有する4つの正弦サブパルスを有する。さらに、このEMパルスに整合する整合フィルタの係数は、共役にされ、順序が反転された発生EMパルスと同じサンプルを有する。これは、FrankP4行列の各行について反復することができ、そうすれば、4つの別個のEMパルスおよび4つの別個の整合フィルタがある。したがって、これらの4つの別個のEMパルスの送信は、EM1、EM2、EM3、および、EM4などの連続した方法で繰り返し送信される(ここで、数字はP4行列の行である)。したがって、レーダ戻り波は対応する整合フィルタにより処理される。
P8、P16、または、P32の行列に基づく他のFrank符号も使用できる。しかし、P32行列の場合、位相変調に必要な位相は精密に発生される必要がある。なぜなら、位相が互いに近く、このことがより高価なハードウェアを必要とするからである。Barker符号などの他の符号は、発生EMパルスの帯域幅に対する異なる要件を与えられた場合、使用することができる。
次に、レンジ−パルス−センサの整合データ48は、レンジ−ドプラ−センサの整合データ50を供給するためにデータを処理する第1のドプラ処理モジュール18に供給される。第1のドプラ処理モジュール18は、レンジ−ドプラ−センサの整合データ50を供給するためにレンジ−パルス−センサの整合データのパルス次元(または、パルス領域)に沿ってドプラ処理を実行する。ドプラ処理は、好ましくは、各レンジ指数値Rに対する時系列データを周波数系列に変換するために各パルスベクトル44上の適切なウインドウ関数を使用してFFTを行う工程を含む。図7bはレンジ−ドプラ−センサの整合データ50へのレンジ−パルス−センサの整合データ40の変換を示す。代案として、ドプラ処理を実行するためにFFTを使用する代わりに、当業者に一般に知られているようにクシ型フィルタの群列が使用できる。
次に、レンジ−ドプラ−センサの整合データ50は、レンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データ52を発生するビーム形成器20に供給される。図7cを参照すると、ビーム形成器20は、センサデータを空間領域から角度またはアジマス領域に変換するためにセンサ次元に沿って一連のFFT操作を実行する。したがって、FFTはレンジ−ドプラ−アジマスの整合データ52を生成するために各センサベクトル46に対して実行される。ビーム形成器20は、以下にさらに説明するさらなる処理のためにレンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データ52の一部Bも供給する。
レンジ−パルス−センサのデータ40は、レンジ−パルス−センサの不整合データ54を供給するためにレーダデータ40を「不整合」濾過する不整合フィルタモジュール24にも供給される。不整合フィルタモジュール24は、好ましくは、送信されたEMパルスに不整合する伝達関数を持つデジタルフィルタである。不整合フィルタモジュール24は、レンジ−パルス−センサの不整合データ54を生成するために整合フィルタモジュール16と同じ方法でレンジ−パルス−センサのデータ40に対して実行し、操作することができる。しかし、この場合、不整合フィルタは送信されたEMパルスを拒否する伝達関数を使用する。したがって、整合フィルタモジュール16のための上記に与えた例を使用すると、もし送信されたEMパルスがFrankP4行列の第4番目の行に基づき発生されたなら、正弦サブパルスの位相は第4行目以外のFrankP4行列の行のいずれかから得られ、不整合フィルタモジュール24の係数を得るために反転される。したがって、P4行列の行が、一連のEMパルスを繰り返し供給するために連続して使用されるので、不整合フィルタの出力が整合フィルタモジュール16により生成された整合フィルタ出力に相互相関のないように、これらのEMパルスの各々の戻り波を処理するために、一連の不整合フィルタが不整合フィルタモジュール24において必要となる。
次に、レンジ−パルス−センサの不整合データ54は、レンジ−ドプラ−センサの不整合データ56を生成するためにデータを処理する第2のドプラ処理モジュール26に供給される。第2のドプラ処理モジュール26は第1のドプラ処理モジュール18と同じ方法で実施され、さらには検討しない。
第2の処理モジュール22は、仮想予備センサアレイに対するレンジ−ドプラの不整合データを供給する予備アレイ選択器28をさらに含む。図7dを参照すると、同図はレンジ−ドプラ−センサの不整合データ56を取る工程、データ56を二次元断面58、60、...、62に分割し、各断面は主センサアレイ12のセンサS、S、...、Sに対するレンジ−ドプラのデータに対応する工程、および、レンジ−ドプラ−センサの不整合データ64を形成するために連結されるこれらの断面の部分集合を選択する工程に相当する。データ64に寄与するセンサのアレイは、(図示しない)センサA、A、...、Aを有する仮想予備センサアレイと呼ぶ。予備アレイ選択器28は、以下にさらに説明するさらなる処理に対するレンジ−ドプラの不整合センサデータ64の一部Yをさらに供給する。
既に述べたように、仮想予備センサアレイは主ビームMBを構築するために使用されるレーダデータを供給するために使用される主センサアレイ12からのセンサの部分集合を含むことができ、または、主ビームMBを構築するために使用されるレーダデータを供給するために使用される主センサアレイ12からの各センサを含むことができる(レーダデータは前処理され、較正されている)。もし仮想予備センサアレイが主センサアレイ12の部分集合を含むなら、2つの条件が好ましく満足される。第1の条件は、仮想予備センサアレイの開口サイズが主センサアレイ12の開口サイズと同じであることである。これは、主ビームMBに対してレーダデータを供給する主センサアレイ12における最も左および最も右に空間的に向けられたセンサが仮想予備センサアレイにおける最も左および最も右に空間的に向けられたセンサでもあることを意味する。第2の条件は、仮想予備センサアレイのゼロ位相中心が、好ましくは、主センサアレイ12のゼロ位相中心から遠くに取り除かれていることである。これは、予備ビームABが目標の到着の方向に向けて差し向けられた場合に、目標を見失う確率を低減するために主ビームMBおよび予備ビームABの重なりを最小に抑えるための試みである。センサアレイのゼロ位相中心はセンサアレイのセンサの空間的分布が与えられれば、センサアレイの重心に対応する。
全てのセンサが動作中であれば線形アレイである主センサアレイ12に対するゼロ位相中心は、主センサアレイ12の中央で生じる(すなわち、(1+2+3+4+5+6+7+8)/8=4.5、ここで、各センサは主センサアレイ12におけるそのセンサの順序により表される)。しかし、仮想予備センサアレイのセンサが均一に空間的に分布できないため、仮想予備センサアレイのゼロ位相中心は、より大きなセンサ密度を有する仮想予備センサアレイの端部に向けて移される。第2の基準を満足するために、予備アレイ選択器28は、(上に示した例に従って)事前に指定された数のセンサを有する全ての仮想予備アレイの重心を計算することができる。次に、第1および第2の基準の双方を満足する仮想予備アレイのセンサは予備アレイ選択器28により選択される。固定された主センサアレイ12が与えられれば、直前に述べた動作は仮想予備センサアレイに対する変化する数のセンサを使用して行うことができ、そうすれば、仮想予備センサアレイは雑音抑制システム10の動作の前に予め決定できる。したがって、雑音抑制システム10の動作中、仮想予備センサアレイのセンサは、仮想予備センサアレイのセンサの所望の数が与えられれば、ルックアップテーブルにより供給できる。ルックアップテーブルは主センサアレイ12における各予備アレイセンサAの位置を示す。
図6のブロック図は、予備アレイ選択器28が第2のドプラ処理モジュール26と適合的ビーム形成器30の間に接続されることを示すが、予備アレイ選択器28の位置はより効率的な信号処理に対して変更できる。例えば、予備アレイ選択器28は不整合フィルタモジュール24と第2のドプラ処理モジュール26の間に設置してもよい。代わりに、予備アレイ選択器28は不整合フィルタモジュール24の前に位置してもよい。
雑音抑制システム10は、第2の処理モジュール22およびビーム形成器20と連絡する適合的ビーム形成器30をさらに含む。適合的ビーム形成器30は、図6に示すように接続される自己相関行列計算器66、行列反転器68、相互相関器70、重み計算器72、および、予備ビーム発生器74を含む。
自己相関行列計算器66は仮想予備センサアレイからレンジ−ドプラ−センサの不整合データYの一部を受信し、式8(すなわち、R=Y・Y)に従って自己相関行列Rを生成する。図7eを参照すると、レーダデータYの一部は与えられたドプラ指数Dに対するレンジ−センサのデータの二次元断面に相当する。したがって、レーダデータYの一部はN×L(すなわち、N個のレンジセルおよびL個のセンサ)の次元を有する行列である。したがって、自己相関行列計算器66は、行列Yと行列Yの間で行列の乗算を行うことにより自己相関行列Rを生成する。自己相関行列Rの次元はL×Lである(すなわち、L行およびL列)。
行列反転器68は自己相関行列Rを受信し、当業者に一般に知られているいずれかの反転手段を使用して、反転自己相関行列P=R −1を得るために行列反転を実行する。もしレーダデータYの一部が多量の雑音を含んでいなければ、自己相関行列Rは階数不足である。これは、自己相関行列Rの条件数を条件数を計算することにより決定することができる。この状況では、反転自己相関行列Pを得るために、擬似反転演算子が採用される。反転自己相関行列Pの次元はL×Lである。条件数およびRの擬似反転を得るために必要な式は当業者にはよく知られている。
相互相関器70は、仮想予備センサアレイからレンジ−ドプラ−センサの不整合データYの一部を、ならびに、主センサアレイ12からレンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データBの一部を受信し、式7(すなわち、P=Y・B)により与えられる相互相関ベクトルQを計算する。図7eを再び参照すると、レーダデータBの一部はデータYの一部に対応する与えられたアジマス指数Aおよび同じドプラ指数Dに対するレンジベクトルである。データBの一部はN×1の次元を有する。相互相関器70は、L×1(すなわち、L×NN×1=L×1)の次元を有する相互相関ベクトルQを生成するために行列の乗算を実行する。
重み計算器72は相互相関ベクトルQおよび反転自己相関行列Pを受信し、式6に従って行列の乗算を実行することにより適合的重みベクトルWを生成する。したがって、適合的重みベクトルWはL×1の次元を有する行ベクトルである。予備ビーム発生器74は、式9に従ってレーダデータBの一部における干渉Iの見積りを発生するために適合的重みベクトルWおよびレーダデータYの一部を受信する。
I=W・Y (9)
したがって、干渉見積りIはN×1の次元を有するベクトルである。
雑音抑制システム10は、除算器76および除算器76と連絡する最小化器78を含む抑制器32をさらに含む。除算器76はレーダデータBの一部および外部干渉見積りIを受信し、式10に(すなわち、ベクトルBおよびIにおける部分ずつの除算)従ってベクトルまたは除算信号Tを供給する。
T=B−I (10)
最小化器78はベクトルTおよびレーダデータBの一部を受信し、式11に従ってレンジ−ドプラ−アジマスの雑音抑制され、ビーム形成された整合データBの一部を発生する。
=min(B,T) (11)
ここで、演算子min()は、図7fに示すように、2つのベクトルBおよびTを整列させ、ベクトルBにおけるセルから値を取り、ベクトルTにおける同じセルから値を取り、これらの2つの値の最低値をベクトルBにおける同じセルに置く処理により定義される。この演算はベクトルBおよびTにおける全てのセルに対して繰り返される。
図7gを参照すると、抑制器32の機能の説明に役立つ(データシリーズまたは信号とも呼ぶことができる)一連のベクトルが示される。レーダデータBの与えられた部分および外部干渉見積りIに対して、ベクトルTは要素ごとのベクトル除算により発生される。しかし、外部干渉見積りIにおいて発生する不要雑音80の可能性がある。不整合フィルタモジュール24の動作の結果の不要雑音80は、ベクトルT内にも含まれる。したがって、ベクトルTはレンジ−ドプラ−アジマスの雑音抑制され、ビーム形成された整合データBの一部として直接には使用できない。むしろ、ベクトルTおよびレーダデータBの一部は、既に検討したように、ベクトルBを構築する時、2つのベクトルBおよびTを整列させ、これら2つのベクトルの最低値を選択する最小化器78により処理される。その結果、もし外部干渉見積りI内に何らかの不要雑音80があれば、最小化器78はそれを除去する。
図7hを参照すると、ベクトルBはレンジ−ドプラ−アジマスの雑音抑制され、ビーム形成された整合データ82を構築するために使用される。雑音抑制されたレーダデータ82内のベクトルBの位置は、図7eに示すレーダデータ52内のベクトルBの位置と同じである。したがって、雑音抑制されたレーダデータ82は一時に1つのレンジベクトルが構築され、それに従って、保存手段33に保存される。このようにして、与えられたドプラ指数に対して、データBの一部は、上記に検討したように、雑音抑制されたデータBの一部を供給するために、その同じアジマス指数およびドプラ指数に対して計算された外部干渉見積りIおよび与えられたアジマス指数について得ることができる。次に、この操作は、アジマス指数の全てが処理されるまで、選択されたドプラ指数に対してアジマス次元に沿って(すなわち、各アジマス指数に対して)繰り返される。続いて、ドプラ指数は1つの位置だけ移り、この操作がアジマス次元に沿って再び繰り返される。次に、この操作は、雑音抑制されたレーダデータ82が構築されるまでドプラ次元に沿って繰り返される。代わりに、雑音抑制されたレーダデータ82は、アジマス指数を選択する工程および、次に、ドプラ次元に沿って移動する工程により構築することができる。ドプラ指数の全てに対して一旦操作が実行されれば、アジマス指数は1つの位置だけ移り、操作は、ドプラ次元に沿って再び実行される。次に、これは、雑音抑制されたレーダデータ82が構築されるまで、アジマス次元に沿って繰り返される。
図6に示す雑音抑制システム10の要素は、デジタル信号プロセッサなどの専用ハードウェアの使用が好ましいことがあるが、当技術分野で知られているいずれの手段により実施することができる。代わりに、フィルタ、比較器、乗算器、シフトレジスタ、メモリなどの独立構成部分も使用できる。さらに、雑音抑制システム10の特定の構成部分は同じ構造により実施できる。例えば、第1のドプラ処理モジュール18および第2のドプラ処理モジュール26は同じハードウェア構造により実施できる。
代わりに、本発明の要素は、雑音抑制システム10を実施するために必要であるオペレーティングシステムおよび関連するハードウェアおよびソフトウェアを有するコンピュータ処理用プラットフォーム上のコンピュータ読み出し可能な媒体内に具現されるMatlab、C、C++、Labview(登録商標)、または、他のいずれかの適するプログラミング言語で書くことができるコンピュータプログラムを介して好ましく実施できる。コンピュータプログラムは、雑音抑制システム10に従う(以下にさらに説明する)雑音抑制方法の各工程を実行するように構成されるコンピュータへの指示を含むことができる。コンピュータプログラムは、雑音抑制システム10の構造に従って実施され、構築される、オブジェクト志向プログラミングにおいて知られている如くのモジュールまたはクラスを含むことができる。したがって、雑音抑制システム10の各構成部分のために、独立したソフトウェアモジュールを設計することができる。代わりに、これらの構成部分の機能は、適切であれば、より少ない数のソフトウェアモジュール内に組み合わせることができる。
図8を参照すると、本発明によるレーダデータの雑音を抑制するための雑音抑制方法100が示される。好ましくは、レーダデータがCITに従った時間の長さにわたって主センサアレイ12によりサンプリングされ、既に述べたように前処理され、較正されている。雑音抑制方法100は工程102で開始し、工程102で、主センサアレイ12からのレンジ−パルス−センサの前処理されたレーダデータは上記に説明したように整合濾過される。次の工程104は、レンジ−ドプラ−センサの整合データを供給するためにレンジ−パルス−センサの整合濾過されたデータに対してドプラ処理を実行するための工程である。既に述べたように、ドプラ処理は、適切なウインドウ関数でFFTを実行する工程、または、当業者に一般に知られているようなフィルタ群列処理を利用する工程を含むことができる。次の工程106は、レンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データを供給するためにレンジ−ドプラ−センサの整合データをビーム形成する工程からなる。
工程108において、主センサアレイ12からのレンジ−パルス−センサのデータに不整合濾過が実行される。次の工程110はレンジ−ドプラ−センサの不整合データを供給するためにレンジ−パルス−センサの不整合濾過されたデータにドプラ処理を実行するための工程である。次の工程112は、主ビームMBを作成するために使用される主センサアレイ12からのセンサを仮定する仮想予備センサアレイを選択するための工程である。したがって、工程108から112は、主センサアレイから得られるレンジ−パルス−センサのデータを仮定する仮想予備センサアレイに対するレンジ−ドプラ−センサの不整合データを供給する工程として要約することができる。既に述べたように、仮想予備アレイの選択は、より効率的な信号処理のためにドプラ処理工程110または不整合濾過工程108の前にあってもよい。
工程114において、レーダデータBおよびYの一部が選択される。レーダデータBはレンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データから選択され、与えられたドプラ指数および与えられたアジマス指数に対するレンジベクトルである。レーダデータYは仮想予備センサアレイのレンジ−ドプラ−センサの不整合データから選択され、レーダデータBの同じドプラ指数に対するレンジ−センサのデータの二次元断面である。
雑音抑制方法100の次の一連の工程116から124は、レンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データBの一部における外部干渉の見積りIを供給するために、レンジ−ドプラ−センサの不整合データYの一部に対して適合的ビーム形成を実行する。適合ビーム形成は工程116において開始し、工程116では、レーダデータYの自己相関行列R(R=Y・Y)が計算される。工程118において、反転自己相関行列P(P=R −1)が計算される。次に、雑音抑制方法100は工程120に進み、工程120において、相互相関ベクトルQ(Q=Y・B)が計算される。次に、工程122において、反転自己相関行列Pおよび相互相関ベクトルQ(W=P・Q)に基づき適合的重みベクトルWが計算される。次に、工程124において、レンジ−ドプラのビーム形成された整合データBの一部内の外部干渉I(I=W・Y)の見積りが計算される。
次に、雑音抑制方法100は工程126および128に進み、工程126および128において、外部干渉見積りIおよびレンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データBは、レンジ−ドプラ−アジマスの雑音抑制され、ビーム形成された整合データBの一部を得るために使用される。工程126において、外部干渉見積りIは、ベクトルまたは除算信号Tを形成するために、レンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データBの一部から除される。次に、工程128において、レンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データBの一部における与えられた要素はベクトルTの同じ位置にある要素と比較され、これら2つの要素の最低値がレンジ−ドプラ−アジマスの雑音抑制され、ビーム形成された整合データBの一部における同じ位置に保存される。これはレーダデータBにおける各要素に対して繰り返される。次に、レンジ−ドプラ−アジマスの雑音抑制され、ビーム形成された整合データBが工程129において保存される。
雑音抑制方法100の次の工程130は、より多くの処理するレーダデータがあるかどうかを決定するための工程である。もし処理するレーダデータが最早なければ、雑音抑制方法100は終了する。そうでなければ、次の工程132は、予備センサアレイからのレンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データBの一部およびレンジ−ドプラ−センサの不整合データYの一部を更新するための工程である。更新は既に説明したように実行される。したがって、工程116から130が繰り返される。
特定の条件下では、与えられたアジマス値に対して生成されるレンジ−ドプラのデータにおいて水平なストリップの形態で、強い電離雑音が現れることがある。これは、与えられたレンジ指数でのレンジ−ドプラのセルの数の干渉として現れる。この状況では、自己相関行列Rおよび相互相関行列Qの計算において、これらのレンジ−ドプラのセルからレーダデータを回避することが好ましい。なぜなら、これらの汚染されたレンジ−ドプラのセルが適合的ビーム形成器30の性能を阻害する可能性があるからである。計算から汚染されたデータを除去するための1つの方法は、レンジベクトルB’に対する中央値(M)を計算する中央値フィルタを利用し、式12に従って閾値(λ)を発生させることである。
λ=ν・M (12)
ここで、νは定数値を表す。次に、レンジベクトルB’におけるデータは式13に従って中央値濾過することができる。
Figure 2005520159
したがって、閾値λを超えるB’における全ての値はデータ部OBにおいてゼロに設定される。
図9を参照すると、ビーム形成器20および適合的ビーム形成器30に結合される中央値フィルタモジュール142を組み込む雑音抑制システム140が示される。雑音抑制システム140の残り部分は雑音抑制システム10と同様であり、検討しない。中央値フィルタモジュール142は、直前に説明したように、レンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データ58に対して中央値濾過を実行する。中央値フィルタモジュール142は、好ましくは、定数νに1.75の値を使用する。この値は経験的に決定されたものであり、結果が不満足なものであれば、変更することができる。例えば、電離不要反射像が極度に深刻となる状況があることがあり、この場合、定数νの値はより多くの電離不要反射像を除去するために小さくしなければならない。中央値フィルタモジュール142は、ビーム形成器20により生成されるレンジ−ドプラ−アジマスのビーム形成された整合データ58を作成するための各レンジベクトルに対して列ごとに操作を行うことができる。レンジ−ドプラ−アジマスの中央値濾過され、ビーム形成された整合データの一部であるベクトルOBは、適合的ビーム形成器30に供給され、それにより、外部干渉見積りが発生され、既に検討したように整合レーダデータの一部から除される。
代わりに、他の順序統計濾過方法も中央値濾過の代わりに使用することができる。1つのそのような例は、定整数g(すなわち、15など)を選択する工程、ベクトルB’における値を整順する工程、gの最大値およびgの最小値を除去する工程、平均値を得るために数値の残りを平均化する工程、および、平均値を定数により乗ずることにより閾値を生成する工程からなる。一般に、フィルタは、干渉統計、帯域幅、および、他の特徴を調べることにより不要な信号を防止するように設計することができる。したがって、中央値フィルタモジュール142は順序統計フィルタモジュールと一般に表すことができる。
図10を参照すると、上記に説明したように、レンジ−ドプラ−アジマスの整合データに中央値濾過を実行するために、中央値濾過工程146を組み込む代案雑音抑制方法144が示される。雑音抑制方法144の残り部分は雑音抑制方法100と同一であり、説明しない。上記に説明したように、他の順序統計濾過方法も中央値濾過の代わりに使用することができる。
図11aを参照すると、2つのシミュレートされた目標を有する実際のレーダデータのレンジ−ドプラのプロットの例が示される。レンジ−ドプラのプロットは与えられたアジマス値に対してビーム形成器20から得られる。各目標は245kmのレンジにあり、1つの目標は2Hzのドプラ周波数を有し、他の目標は−2Hzのドプラ周波数を有する。双方の目標ともに、主センサアレイの中心を基準として60度のアジマスまたは方向を有する。外部干渉は約−2から−4Hzのドプラ周波数範囲にあるレンジ次元にわたり現れる。外部干渉は−2Hzのドプラ周波数を有する目標と重なり、これを隠す。したがって、外部干渉のために、この目標の検出は非常に困難となる。
図11bを参照すると、雑音抑制方法100を適用した後に、図11aに示すレーダデータのレンジ−ドプラのプロットが示される。分かるように、外部干渉が抑制され、既に外部干渉に隠された−2Hzのドプラ周波数を有する目標は、今や、振幅における明らかな損失がなく見ることができる。
図11cおよび11dを参照すると、図11aおよび11bからのレンジ−ドプラのプロットのドプラ次元に沿った断面が245kmのレンジに対して示される。図11cのレーダデータは雑音抑制方法100を施されていない一方、図11dのレーダデータは雑音抑制方法100を施されている。結果は、雑音抑制方法100が目標の振幅を劣化させずに30dBの係数で外部干渉を抑制したことを示す。
雑音抑制方法100の実行は、衝撃雑音および共チャンネル干渉の双方の抑制の場合に対しても評価された。図12aを参照すると、衝撃雑音および外部干渉の双方により悪化されたレーダデータに対するビーム形成器20により生成されるレンジ−ドプラのプロットが示される。図11aから11dのレーダデータからシミュレートされる目標がこのレーダデータに追加されている。雑音抑制方法100を適用した後の結果は図12bに示す。この結果は、衝撃雑音および外部干渉の双方が抑制された一方、約245kmのレンジおよび2Hzおよび−2Hzのドプラ周波数にある目標が外部干渉から問題なく抽出されたことを示唆する。
図12cおよび12dを参照すると、図12aおよび12bからのレンジ−ドプラのプロットのドプラ次元に沿った断面が目標のレンジにおいて示される。図12cのデータが雑音抑制方法100を受けていない一方、図12dのデータは雑音抑制方法100を受けている。結果は、雑音抑制方法100が目標の振幅を劣化させずに20から30dBの係数で外部干渉を抑制したことを示唆する。同じく、レーダデータから同様に明らかなことは、衝撃雑音が雑音床の増大をもたらす(すなわち、図12cの雑音床が約10dBである一方、図12dの雑音床は約−15dBである)という事実である。
本発明の雑音抑制方法100は弱い外部干渉の存在下で目標の到着の方向(DOA)(すなわち、アジマスまたは方向)を維持しなければならない。図13aを参照すると、実際の目標150を有する実際のレーダデータの例に対するレンジ−ドプラのプロットが示される。このデータは本発明の雑音抑制方法100を受けていない。目標150は約167のレンジ指数および約80のドプラ指数に位置する。図13bを参照すると、レンジ−ドプラのデータに雑音抑制方法100を受けさせた後の図13aの実際のレーダデータのレンジ−ドプラのプロットが示される。図13aおよび13bのレンジ−ドプラのプロットは外見が非常に類似している。
図13cを参照すると、目標のレンジにおける図10aおよび10bのレンジ−ドプラのプロットのドプラ次元に沿った断面が示される。結果は、雑音抑制方法100が弱い外部干渉の存在下でもドプラ次元における目標の振幅を保持することを示す。
図13dを参照すると、目標のレンジ指数およびドプラ指数に対する図13aおよび13bのレーダデータのアジマスのプロットが示される。結果は雑音抑制方法100が弱い外部干渉の存在下でも目標のDOAを保持することを示す。
図14aを参照すると、実際の目標152を有する実際のレーダデータの他の例に対するレンジ−ドプラのプロットが示される。このレーダデータは雑音抑制方法100を受けていない。目標152は約36のレンジ指数および約52のドプラ指数に位置する。外部干渉は非常に強く、目標152を見ることができない。図14bを参照すると、レーダデータに雑音抑制方法100を受けさせた後の図14aの実際のレーダデータのレンジ−ドプラのプロットが示される。外部干渉による雑音レベルは20dBの係数で低減され、今では目標152は見える。
図14cおよび14dを参照すると、図14cは目標のレンジにおける図14aおよび14bのレンジ−ドプラのプロットのドプラ次元に沿った断面を示し、図14dは目標152のレンジおよびドプラ周波数におけるアジマスのプロットを示す。図14cおよび14dの双方とも、雑音抑制方法100の適用の前後のレーダデータを示す。双方の場合とも、目標152の周囲の雑音が抑制されていること、および、目標の振幅およびDOAが雑音抑制方法100により維持されていることが明らかである。
範囲が添付の特許請求の範囲において定義される本発明から逸脱せずに、本明細書に説明し、示す好ましい実施形態に、様々な改変を施すことができることが理解されよう。例えば、レンジ−ドプラ−センサのデータをレンジ−ドプラ−アジマスのデータに変換する際にFFT演算子を使用する代わりに、MUSICスペクトル推定子などの高分解能スペクトル推定子を使用できる。さらに、本発明の方法は、主ビームにおける干渉の見積りを提供するために、独立した物理的予備アンテナアレイが使用される既に検討した従来技術の場合にも適用できる。この場合、予備アンテナの出力は不整合濾過により処理され、主アンテナアレイの出力は整合濾過により処理される。本方法は、主センサアレイからのセンサのいくつかが干渉見積りのみのために使用される状況にも拡大できる。この場合、これらのセンサからのデータは不整合濾過により処理される一方、主ビームを構築するために使用されるセンサからのデータは整合濾過により処理される。加えて、本発明は超音波画像形成システム、速度検出レーダ、側方監視用ソナー、活性ソナー、水中魚群探知機、および、地震関連の応用例などの発生源識別のためにパルスまたは波形を送り出すいずれの位相アレイに基づく応用例に対しても適用可能とすることができる。
外部干渉の存在下におけるレーダ受信アレイのビームパターンについての振幅対アジマスのプロット図である。 特定のレンジにおけるレーダデータに対する衝撃雑音の効果を示す振幅対パルス指数のプロット図である。 本発明による雑音抑制システムのブロック図である。 図4aは、主センサアレイにより生成される主ビームの概略図である。図4bは、仮想予備センサアレイにより生成される予備ビームの概略図である。図4cは、図4aの主ビームに重ねられた図4bの予備ビームの概略図である。 相関に基づく計算が好ましくは外部干渉見積りに対して行われる領域の形状を示すレンジ−ドプラのプロット図である。 本発明による雑音抑制システムのより詳細な実施形態を示す図である。 図6の雑音抑制システムの様々なノードにおけるレーダデータを示す図である。 図6の雑音抑制システムの様々なノードにおけるレーダデータを示す図である。 図6の雑音抑制システムの様々なノードにおけるレーダデータを示す図である。 図6の雑音抑制システムの様々なノードにおけるレーダデータを示す図である。 図6の雑音抑制システムの様々なノードにおけるレーダデータを示す図である。 図6の雑音抑制システムの様々なノードにおけるレーダデータを示す図である。 図6の雑音抑制システムの様々なノードにおけるレーダデータを示す図である。 図6の雑音抑制システムの様々なノードにおけるレーダデータを示す図である。 図6の雑音抑制システムによる雑音抑制方法のフローチャートである。 本発明による雑音抑制システムの代案実施形態を示す図である。 図9の雑音抑制システムによる代案雑音抑制方法のフローチャートである。 共チャンネル干渉およびシミュレートされた目標を含むレーダデータの本発明の雑音抑制方法が使用されていない例のレンジ−ドプラのプロット図である。 本発明の雑音抑制方法が使用される図11aのレーダデータのレンジ−ドプラのプロットである。 242kmのレンジにおける図11aのレンジ−ドプラのプロット図のドプラ次元に沿った断面を示すプロット図である。 242kmのレンジにおける図11bのレンジードプラのプロット図のドプラ次元に沿った断面を示すプロット図である。 衝撃雑音およびシミュレートされた目標を含むレーダデータの本発明の雑音抑制方法が使用されない他の例のレンジ−ドプラのプロット図である。 本発明の雑音抑制方法が使用される図12aのレーダデータのレンジ−ドプラのプロット図である。 242kmのレンジにおける図12aのレンジードプラのプロット図のドプラ次元に沿った断面を示すプロット図である。 242kmのレンジにおける図12bのレンジードプラのプロット図のドプラ次元に沿った断面を示すプロット図である。 弱い外部干渉および実際の目標を含むレーダデータの本発明の雑音抑制方法が使用されない他の例のレンジ−ドプラのプロット図である。 本発明の雑音抑制方法が使用される図13aのレーダデータのレンジ−ドプラのプロット図である。 目標のレンジにおけるドプラ次元に沿った図13aおよび13bのデータの2つのプロットの図である。 目標のドプラおよびレンジ指数における図13aおよび13bのデータのアジマスの2つのプロットの図である。 強い外部干渉および実際の目標を含むレーダデータの本発明の雑音抑制方法が使用されない他の例のレンジ−ドプラのプロット図である。 本発明の雑音抑制方法が使用される図14aのレーダデータのレンジ−ドプラのプロット図である。 目標のレンジにおけるドプラ次元に沿った図14aおよび14bのデータの2つのプロットの図である。 目標のドプラおよびレンジ指数における図14aおよび14bのデータのアジマスの2つのプロットの図である。

Claims (30)

  1. 主センサアレイから複数のセンサにより供給されるレーダデータにおける外部干渉を抑制するための雑音抑制システムであって、前記レーダデータは前処理されており、
    a)前記レーダデータを受信し、整合レーダデータを生成するための第1の処理モジュールと、
    b)前記レーダデータを受信し、不整合レーダデータを生成するための第2の処理モジュールと、
    c)前記第1の処理モジュールと連絡し、前記整合レーダデータを受信し、ビーム形成された整合レーダデータを生成するためのビーム形成器と、
    d)前記第2の処理モジュールおよび前記ビーム形成器と連絡し、前記ビーム形成された整合レーダデータの一部および前記不整合レーダデータの一部を受信し、前記ビーム形成された整合レーダデータの一部における前記外部干渉の外部干渉見積りを生成するための適合的ビーム形成器と、
    e)前記ビーム形成器および前記適合的ビーム形成器と連絡し、前記ビーム形成された整合レーダデータおよび前記外部干渉見積りに基づき、雑音抑制されてビーム形成された整合レーダデータの一部を生成するための抑制器とを含むシステム。
  2. 前記第1の処理モジュールは、
    a)前記レーダデータを受信し、レンジ−パルス−センサの整合データを生成するための整合フィルタモジュールと、
    b)前記整合フィルタモジュールと連絡し、前記レンジ−パルス−センサの整合データを受信し、レンジ−ドプラ−アジマスの整合データを生成するための第1のドプラ処理モジュールとを含む請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第2の処理モジュールは、
    a)前記レーダデータを受信し、レンジ−パルス−センサの不整合データを生成するための不整合フィルタモジュールと、
    b)前記不整合フィルタモジュールと連絡し、前記レンジ−パルス−センサの不整合データを受信し、レンジ−ドプラ−センサの不整合データを生成するための第2のドプラ処理モジュールと、
    c)前記第2のドプラ処理モジュールと連絡し、仮想予備センサアレイを構築するために前記複数のセンサの少なくとも一部を選択し、前記仮想予備センサアレイに対するレンジ−ドプラ−センサの不整合データを供給するための予備アレイ選択器とを含む請求項1に記載のシステム。
  4. 前記第2の処理モジュールは、
    a)前記レーダデータを受信し、レンジ−パルス−センサの不整合データを生成するための不整合フィルタモジュールと、
    b)前記不整合フィルタモジュールと連絡し、仮想予備センサアレイを構築するために前記複数のセンサの少なくとも一部を選択し、前記仮想予備センサアレイに対するレンジ−パルス−センサの不整合データを供給するための予備アレイ選択器と、
    c)前記予備アレイ選択器と連絡し、前記レンジ−パルス−センサの不整合データを前記仮想予備センサアレイから受信し、前記仮想予備センサアレイに対するレンジ−ドプラ−センサの不整合データを生成するための第2のドプラ処理モジュールとを含む請求項1に記載のシステム。
  5. 前記第2の処理モジュールは、
    a)仮想予備センサアレイを構築するために前記複数のセンサの少なくとも一部を選択し、前記仮想予備センサアレイからのレーダデータを供給するための予備アレイ選択器と、
    b)前記予備アレイ選択器と連絡し、前記仮想予備センサアレイから前記レーダデータを受信し、前記予備センサアレイに対するレンジ−パルス−センサの不整合データを生成するための不整合フィルタモジュールと、
    c)前記不整合フィルタモジュールと連絡し、前記レンジ−パルス−センサの不整合データを受信し、前記予備センサアレイに対するレンジ−ドプラ−センサの不整合データを生成するための第2のドプラ処理モジュールとを含む請求項1に記載のシステム。
  6. 前記第2の処理モジュールは前記複数のセンサの各々から仮想予備センサアレイを構築するための予備アレイ選択器を含む請求項1に記載のシステム。
  7. 前記第2の処理モジュールは前記複数のセンサの一部を選択するための予備アレイ選択器を含み、前記複数のセンサの前記部分は前記主センサアレイのゼロ位相中心から遠く移動されるゼロ位相中心を有する請求項1に記載のシステム。
  8. 前記第2の処理モジュールは前記複数のセンサの一部を選択するための予備アレイ選択器を含み、前記複数のセンサの前記部分は前記主センサアレイの開口に等しい開口を有する請求項1に記載のシステム。
  9. 前記適合的ビーム形成器は、
    a)前記第2の処理モジュールと連絡し、前記不整合レーダデータの部分の自己相関行列を計算するための自己相関行列計算器と、
    b)前記自己相関行列計算器と連絡し、反転自己相関行列を供給するための行列反転器と、
    c)前記ビーム形成器および第2の処理モジュールと連絡し、前記不整合レーダデータの部分と前記ビーム形成された整合レーダデータの部分の相互相関を供給するための相互相関器と、
    d)前記行列反転器および前記相互相関器と連絡し、前記反転自己相関行列および前記相互相関に基づき適合的重みベクトルを算出するための重み計算器と、
    e)前記第2の処理モジュールおよび前記重み計算器と連絡し、前記適合的重みベクトルおよび前記不整合レーダデータの部分に基づき前記外部干渉見積りを供給するための予備ビーム発生器とを含む請求項1に記載のシステム。
  10. 前記抑制器は、
    a)前記ビーム形成器および前記適合的ビーム形成器と連絡し、除算信号を供給するために前記ビーム形成された整合レーダデータの一部から前記外部干渉見積りを除するための除算器と、
    b)前記抑制器および前記ビーム形成器と連絡し、前記除算信号および前記ビーム形成された整合レーダデータの一部に基づき、前記雑音抑制されてビーム形成された整合レーダデータの一部を生成するための最小化器とを含む請求項1に記載のシステム。
  11. 前記ビーム形成器および前記適合的ビーム形成器と連絡し、前記適合的ビーム形成器に順序統計濾過されてビーム形成された整合レーダデータを供給するための順序統計フィルタモジュールをさらに含む請求項1に記載のシステム。
  12. 前記順序統計フィルタモジュールは中央値フィルタモジュールである請求項11に記載のシステム。
  13. 前記適合的ビーム形成器は、
    a)前記第2の処理モジュールと連絡し、前記不整合レーダデータの一部の自己相関行列を計算するための自己相関行列計算器と、
    b)前記自己相関行列計算器と連絡し、反転自己相関行列を生成するための行列反転器と、
    c)前記順序統計フィルタモジュールおよび前記第2の処理モジュールと連絡し、前記不整合レーダデータの一部と前記順序統計濾過されてビーム形成された整合レーダデータの一部の相互相関を生成するための相互相関器と、
    d)前記行列反転器および前記相互相関器と連絡し、前記反転自己相関行列および前記相互相関に基づき適合的重みベクトルを算出するための重み計算器と、
    e)前記第2の処理モジュールおよび前記重み計算器と連絡し、前記適合的重みベクトルおよび前記不整合レーダデータの一部に基づき前記外部干渉見積りを供給するための予備ビーム発生器を含む請求項11に記載のシステム。
  14. 前記雑音抑制されてビーム形成された整合レーダデータの部分を保存するための保存手段をさらに含む請求項1に記載のシステム。
  15. 主センサアレイから複数のセンサにより供給されるレーダデータにおける外部干渉を抑制するための雑音抑制方法であって、前記レーダデータは前処理されており、
    a)整合レーダデータを生成するために前記レーダデータを処理する工程と、
    b)不整合レーダデータを生成するために前記レーダデータを処理する工程と、
    c)ビーム形成された整合レーダデータを生成するために前記整合レーダデータをビーム形成する工程と
    d)前記ビーム形成された整合レーダデータの一部および前記不整合レーダデータの一部を選択し、前記ビーム形成された整合レーダデータにおける前記外部干渉の外部干渉見積りを生成するために適合的ビーム形成を実行する工程と、
    e)前記ビーム形成された整合レーダデータの一部から前記外部干渉見積りを抑制することにより、雑音抑制されてビーム形成された整合レーダデータの一部を生成する工程とを含む方法。
  16. 工程(a)は、
    i)レンジ−パルス−センサの整合データを生成するために前記レーダデータを整合濾過する工程と、
    ii)レンジ−ドプラ−アジマスの整合データを生成するために前記レンジ−パルス−センサの整合データをドプラ処理する工程とを含む請求項15に記載の方法。
  17. 工程(b)は、
    i)レンジ−パルス−センサの不整合データを生成するために前記レーダデータを不整合濾過する工程と、
    ii)レンジ−パルス−ドプラの不整合データを生成するために前記レンジ−パルス−センサの不整合濾過データをドプラ処理する工程と、
    iii)前記仮想予備センサアレイに対するレンジ−ドプラ−センサの不整合データを供給するために、前記複数のセンサの少なくとも一部から仮想予備アレイを構築する工程を含む請求項15に記載の方法。
  18. 工程(b)は、
    i)レンジ−パルス−センサの不整合データを生成するために前記レーダデータを不整合濾過する工程と、
    ii)前記仮想予備センサアレイに対するレンジ−パルス−センサの不整合データを供給するために前記複数のセンサの少なくとも一部から仮想予備アレイを構築する工程と、
    iii)前記仮想予備センサアレイに対するレンジ−パルス−ドプラの不整合データを生成するために前記仮想予備センサアレイからの前記レンジ−パルス−センサの不整合データをドプラ処理する工程とを含む請求項15に記載の方法。
  19. 工程(b)は、
    i)前記仮想予備センサアレイに対するレーダデータを供給するために前記複数のセンサの少なくとも一部から仮想予備アレイを構築する工程と、
    ii)前記仮想予備センサアレイに対するレンジ−パルス−センサの不整合データを生成するために前記仮想予備センサアレイからの前記レーダデータを不整合濾過する工程と、
    iii)前記仮想予備センサアレイに対するレンジ−パルス−ドプラの不整合データを生成するために前記レンジ−パルス−センサの不整合データをドプラ処理する工程を含む請求項15に記載の方法。
  20. 工程(b)は、前記複数のセンサから各センサを選択することにより仮想予備センサアレイを構築する工程を含む請求項15に記載の方法。
  21. 工程(b)は、前記主センサアレイのゼロ位相中心から遠く移動されたゼロ位相中心を有する前記複数のセンサの一部から仮想予備センサアレイを構築する工程を含む請求項15に記載の方法。
  22. 工程(b)は前記主センサアレイの開口に等しい開口を有する前記複数のセンサの部分を含む請求項15に記載の方法。
  23. 工程(d)は、
    i)自己相関行列を生成するために前記不整合レーダデータの一部を自己相関させる工程と、
    ii)反転自己相関行列を生成するために前記自己相関行列を反転する工程と、
    iii)相互相関ベクトルを生成するために前記不整合レーダデータの一部と前記ビーム形成された整合レーダデータの一部を相互相関させる工程と、
    iv)適合的重みベクトルを算出する工程と、
    v)外部干渉見積りを生成するために干渉ビームを発生する工程とを含む請求項15に記載の方法。
  24. 工程(e)は、
    i)除算信号を生成するために前記ビーム形成された整合レーダデータの一部から前記外部干渉見積りを除する工程と、
    ii)前記除算信号および前記ビーム形成された整合レーダデータの一部に基づき、前記雑音抑制されてビーム形成された整合レーダデータの一部を生成する工程とを含む請求項15に記載の方法。
  25. 順序統計濾過されてビーム形成された整合レーダデータを生成するために前記ビーム形成された整合レーダデータに順序統計濾過を実行する工程をさらに含む請求項15に記載の方法。
  26. 前記順序統計濾過は中央値濾過を含む請求項25に記載の方法。
  27. 工程(c)は、
    i)自己相関行列を生成するために前記不整合レーダデータの一部を自己相関させる工程と、
    ii)反転自己相関行列を生成するために前記自己相関行列を反転する工程と、
    iii)相互相関ベクトルを生成するために前記不整合レーダデータの一部と前記順序統計濾過されてビーム形成された整合レーダデータの一部を相互相関させる工程と、
    iv)適合的重みベクトルを算出する工程と、
    v)外部干渉見積りを生成するために干渉ビームを発生する工程とを含む請求項25に記載の方法。
  28. f)前記雑音抑制されてビーム形成された整合レーダデータの一部を保存する工程をさらに含む請求項15に記載の方法。
  29. 主センサアレイから複数のセンサにより供給されるレーダデータにおける外部干渉を抑制するための雑音抑制システムであって、前記レーダデータは前処理されており、
    a)前記レーダデータを受信し、整合レーダデータを生成するための第1の処理モジュールと、
    b)前記レーダデータを受信し、不整合レーダデータを生成するための第2の処理モジュールと、
    c)前記第1の処理モジュールと連絡し、前記整合レーダデータを受信し、ビーム形成された整合レーダデータを生成するためのビーム形成器と、
    d)前記ビーム形成器と連絡し、前記ビーム形成器から前記ビーム形成された整合レーダデータを受信し、順序統計濾過されてビーム形成された整合レーダデータを生成するための順序統計フィルタモジュールと、
    e)前記第2の処理モジュールおよび前記順序統計フィルタモジュールと連絡し、前記順序統計濾過されてビーム形成された整合レーダデータの一部および前記不整合レーダデータの一部を受信し、前記ビーム形成された整合レーダデータの一部における外部干渉の外部干渉見積りを生成するための適合的ビーム形成器と、
    f)前記ビーム形成器および前記適合的ビーム形成器と連絡し、前記ビーム形成された整合レーダデータの一部および前記外部干渉見積りに基づき、雑音抑制されてビーム形成された整合レーダデータを生成するための抑制器とを含むシステム。
  30. 主センサアレイから複数のセンサにより供給されるレーダデータにおける外部干渉を抑制するための雑音抑制方法であって、前記レーダデータは前処理されており、
    a)整合レーダデータを生成するために前記レーダデータを処理する工程と、
    b)不整合レーダデータを生成するために前記レーダデータを処理する工程と、
    c)ビーム形成された整合レーダデータを生成するために前記整合レーダデータをビーム形成する工程と
    d)順序統計濾過されてビーム形成された整合レーダデータを生成するために前記ビーム形成された整合レーダデータに順序統計濾過を実行する工程と、
    e)前記ビーム形成された整合レーダデータの一部における外部干渉の外部干渉見積りを供給するために前記順序統計濾過されてビーム形成された整合レーダデータの一部および前記不整合レーダデータの一部を選択し、適合的ビーム形成を実行する工程と、
    f)前記ビーム形成された整合レーダデータの一部から前記外部干渉見積りを抑制することにより雑音抑制されてビーム形成された整合レーダデータの一部を生成する工程とを含む方法。
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