JP2005520078A - ディスペンサー方法及びディスペンサーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 対象として、人間や動物等がディスペンサー物質を浴びないことを保証するディスペンサー方法やディスペンサーシステム(ディスペンサー装置を含む。)を提供する。【解決手段】 本発明は、所望の適用場所において、ディスペンサー物質を適用処理する前に、一つ以上の対象、例えば、人間がいるか否かを調べて、そこに存在しないことを検査した上で、逆に、人間がそこに存在し、少なくとも一つの対象に対する基準を満足しないと判断した場合には、少なくとも一つの対象に対する基準を満足するまでその検査を繰り返し、ディスペンサー物質を適用処理しないように構成したディスペンサー方法やディスペンサーシステムである。

Description

本発明は、ディスペンサー方法及びディスペンサーシステム(ディスペンサー装置を含む。以下、同様である。)に関する。特に、ディスペンサー物質を適用処理する前に、所望箇所において一つ以上の対象、例えば、人間がいるか否かを調べて危険が無いことを検査した上で、逆に、人間がそこに存在し、少なくとも一つの対象としての人間に対する基準を満たしていないと判断した場合には、ディスペンサー物質を適用処理しないように構成したディスペンサー方法及びディスペンサーシステムに関する。
ディスペンサー物質として、衛生保護剤を適用処理することは良く知られている。例えば、ディスペンサーシステムを設けて、例えば、トイレ等の所望箇所において、フレッシュな気分にしたり、消臭したり、衛生処理したり、あるいは空気を殺菌するために、ディスペンサー物質を適用処理し、外気及び/または部屋の周囲も含めて、いやな臭いを消臭したり、不純物、例えば、バクテリアを除去したりすることは良く知られている。同様に、所望箇所やその近傍に、殺虫剤を適用処理するディスペンサーシステム(ディスペンサー装置)もまた良く知られている。
一般的に言えば、これらのディスペンサーシステムは、孤立型の装置であって、「時間駆動方式」や「内容駆動方式」が採用されていた。前者の「時間駆動方式」は、大気に対するディスペンサーシステムであって、所定時間ごとに、嗅覚刺激物質を大気中に放出するための制御タイマーを含むディスペンサーシステムである。より具体的には、連続的又は定められた所定時間ごと、例えば、15分ごとに、制御タイマーがトリガーとなって、嗅覚刺激物質等を大気中に放出するディスペンサーシステムである。なお、この「時間駆動方式」における「時間駆動制御」用コントローラーを含むディスペンサーシステムの詳細については、米国特許5772074号公報、米国特許6267297号公報、及び米国特許6039212号公報に記載されており、かかる記載を本発明の明細書中に含め、適宜引用するとともに、参考にするものとする。
また、後者の「内容駆動方式」に関する詳細については、米国特許6347414号公報に記載されているが、その内容もまたこの明細書中に記載した本発明に含めるものとし、さらにそれを適宜引用するとともに、参考にするものとする。一つの例としては、かかる米国特許6347414号公報には、所望箇所に出入りする人数を検知できるシステムとともに、その人数に応じて、衛生保護剤を、媒質(例えば、水や空気)を介して適用処理するディスペンサー装置が開示されているが、これらのディスペンサー装置についても本発明に含めることができるものとする。
また、上述した特許公報のいずれかよりも明らかなように、従来技術は、ディスペンサー装置における基準やパラメータを少なくとも入力/設定したりするのとは異なる一方、人間への影響が少ないディスペンサー物質を適用処理するディスペンサー装置を所望していたことは確かである。すなわち、言うまでも無く、人間/操作者が、必要なディスペンサー物質が必要な時に、あるいは必要なディスペンサー物質を所望する時期に、その都度ディスペンサー装置を動作させることは大変やっかいなことであって、非効率であった。
すなわち、このような状況を鑑み、ある特許公報においては、好ましくない大気状態の場合には、効率的というかわりに、ディスペンサー装置の動作を少なくするという記載がなされている。例えば、米国特許6039212号公報には、大気の状態が、好ましくない風や温度状態である場合には、それらの好ましくない風や温度状態を考慮して、ディスペンサー物質を適用処理することを禁止している。
そこで、本発明の発明者らは、従来技術の問題を考慮して、それをさらに技術的に進歩させたものである。例えば、従来技術において問題となっているのは、ある対象、例えば、人間が所望箇所に存在している場合に、それをモニターして、人間に対して不適当なディスペンサー物質の適用処理をしないという動作ができないということである。ここに、象徴する問題点を簡単に例示すると、ディスペンサー装置が、ディスペンサー物質を適用処理すべくセットされているとともに、人間がディスペンサーユニットの近くにうっかりして立っていた場合において、ディスペンサー装置が、ディスペンサー物質を適用処理したとすると、人間はディスペンサー物質を浴びたり、スプレーされたりすることになる。したがって、このような場合、人間は、その場所からむしろ逃げなければならなくなる。すなわち、従来技術では、このような状況下においては、ディスペンサー物質の適用処理をしないという動作が全くできなかったのである。さらに別な問題点の例示としては、トイレ等の所望箇所に、香水のディスペンサー装置が備えてある場合に、所望しない種類の香水や、あるいは予定しない量の香水を、トイレに入ってきた人間に対して、無意識のうちに適用処理することになるのである。
同様に、殺虫剤を適用処理するにあたっては、人間や動物がディスペンサー装置の近くにいると想定した場合には、大変危険である。さらに、上述したように、「時間駆動方式」における「内容駆動方式」のディスペンサー装置を考慮して、殺虫剤を適用処理すると想定した場合であっても、大変危険なことである。そして、本発明の発明者らは、先行する従来技術に対して、人間や動物が殺虫剤を浴びないことを保証できるのは、好ましいことであると考えたのである。
すなわち、本発明の発明者らは、従来の状況を考慮して、このようにディスペンサー方法やディスペンサーシステムを改良したものであって、本発明によれば、従来技術の問題を解決して、ディスペンサー技術が向上しているばかりか、さらには、従来技術に対して、有利な目的や利点を提供できるものである。
したがって、本発明の目的及び利点は、所望箇所に、主成分として、殺虫剤及び衛生保護剤等のディスペンサー物質を適用処理するためのディスペンサー方法を提供することである。
また、本発明のさらに目的及び利点は、殺虫剤や衛生保護剤等のディスペンサー物質を適用処理する前に、所望箇所にディスペンサー物質を適用処理するか否かの検査工程を含むディスペンサー方法を提供することである。
また、本発明のさらに目的及び利点は、所望箇所の少なくとも一部において、少なくとも一つの対象がそれに対する基準を満足するか否かの検査をし、かかる基準を満足しないと判断した場合には、ディスペンサー物質を適用処理しない、すなわち、その適用処理を禁止するための検査工程を含むディスペンサー方法を提供することである。
また、本発明のさらに目的及び利点は、所望箇所の少なくとも一部において、少なくとも一つの対象が、それに対する基準を満足するか否かの検査をし、かかる基準を満足しないと判断した場合には、少なくとも一つの対象が、その基準を満足するまでその検査を繰り返す再検査工程を含むディスペンサー方法を提供することである。
さらに、本発明の別の目的及び利点は、ディスペンサー装置に連結されたり、ディスペンサーの一部を構成したり、さらには、物理的に離間した検査装置を利用して、ディスペンサーシステムを提供することである。
さらに、本発明の別の目的及び利点は、好適なディスペンサー物質を決定することができるとともに、当該ディスペンサー物質に対応した一つまたは二つ以上の基準(条件)を調整することができるディスペンサーシステムを提供することである。
さらにまた、本発明の別の目的及び利点は、本発明に基づいて構成されるディスペンサーシステムを用いたディスペンサー装置やそれを用いたディスペンサー方法を提供することである。
なお、本発明のさらなる目的及び利点は、当業者であれば、添付する図面や記載内容から容易に理解できることであろう。したがって、本発明は、ディスペンサーシステムの構造、構成品の組み合わせ、構成部品の配置およびそれらに関するディスペンサー方法等を含むものであって、以下に示すように、事例を示しながら具体的に説明するとともに、発明の要旨としては、特許請求の範囲等に記載した内容である。
すなわち、従来技術における上述した問題点を解決し、上述したあるいはさらに後述する本発明の目的及び利点を得るために、本発明は、一般的に言えば、制限的でないいずれの所望箇所、例えば、トイレ、レストラン、食事場所、食料保存場所、および生鮮物保存場所等において、ディスペンサー物質を適用処理するためのディスペンサー方法やディスペンサーシステムを提供することである。
よって、本発明の好適な態様によれば、ディスペンサー装置のハウジング内に所定配置された供給源に収容されたディスペンサー物質を適用処理するためのディスペンサー方法であって、
供給源から適用処理するためのディスペンサー物質の種類を決定する工程と、
ディスペンサー物質を適用処理する前に、所望箇所の少なくとも一部において、一つ以上の対象が存在しているか否かとなる基準を少なくとも一つの対象が満足するか否かを検査し、少なくとも一つの対象がその基準を満足しないと判断した場合には、ディスペンサー物質を適用処理しないこととする検査工程と、
所望箇所の少なくとも一部において、少なくとも一つの対象が、それに対する基準を満足するか否かの検査をし、少なくとも一つの対象がその基準を満足するまでその検査を繰り返す再検査工程と、
少なくとも一つの対象がその基準を満足すると判断した場合に、ディスペンサー物質を適用処理する適用処理工程と、
を含むディスペンサー方法である。
特に、本発明のディスペンサー方法における特徴は、適用処理するディスペンサー物質の種類が、主成分として、殺虫剤や衛生保護剤等を含む物質であることを決定した後に、殺虫剤及び衛生保護剤等が適用処理される少なくとも一つの対象に対応させて、その基準を設定することができることである。
さらに好適な態様によれば、対象を検査するための検査装置を物理的にディスペンサー装置に取り付ける構成内容である。しかしながら、ここに開示する本発明の好適な態様において、検査装置を、ディスペンサー装置から物理的に離間させることも可能である。このような好適な態様において、少なくとも一つの対象に対する基準を満足するという情報を、通信手段として、例えば、無線(無線周波数装置)によって伝達することは、より好ましい態様である。
また、他の好適な態様において、本発明のディスペンサー方法は、ディスペンサー物質を所望箇所に適用処理するためのインターバル時間を設定する工程と、インターバルの終了時間の後に、ディスペンサー物質を適用処理するための所望箇所において、一つ以上の対象が存在しているか否かとなる基準を少なくとも一つの対象が満足するか否かを検査する検査工程を設けることである。そして、さらに他のディスペンサー方法としては、インターバルの終了時間の後であって、ディスペンサー物質を適用処理する前に、検査工程を設けることである。
また、本発明は、前述したディスペンサー方法を実施するための供給源に収容されたディスペンサー物質を所望箇所に対して適用処理するためのディスペンサーシステム(ディスペンサー装置を含む。)であって、供給源を、内部に所定配置するためのハウジングと、供給源からディスペンサー物質を適用処理するためのアクチュエータ構造と、アクチュエータ構造に取り付けられ、当該アクチュエータ構造を制御しながら動作させるためのコントローラーと、コントローラーに取り付けられ、ディスペンサー物質を適用処理する前に、ディスペンサー物質を適用処理するための所望箇所の少なくとも一部を検査するディスペンサーシステムである。そして、コントローラーに対して一つ以上の対象が存在しているか否かとなる情報を提供するための検査装置と、を含むとともに、コントローラーが、所望箇所における少なくとも一つの対象が、それに対する基準を満足しないと判断した場合には、ディスペンサー物質を適用処理しないディスペンサーシステムである。
そして、本発明の好適なディスペンサーシステムの態様によれば、検査装置が、上述したコントローラーに対して提供した情報が、所望箇所の少なくとも一部において、少なくとも一つの対象が、それに対する基準を満足するか否かの決定を行なうための情報であることを特徴としたディスペンサーシステムである。また、本発明の好適なディスペンサーシステムの態様によれば、コントローラーが、検査装置から提供された情報をもとに、所望箇所の少なくとも一部において、少なくとも一つの対象が、それに対する基準を満足するか否かの決定を行なうディスペンサーシステムである。また、本発明の好適なディスペンサーシステムの態様によれば、検査装置が、上述したハウジングから物理的に隔離されており、無線(無線周波数装置)を利用して、コントローラーに対して情報交換するディスペンサーシステムである。さらに、本発明の好適なディスペンサーシステムの態様によれば、ディスペンサー物質が、主成分として、殺虫剤及び衛生保護剤からなる群から選択される物質であって、かかるディスペンサー物質が、主成分として、それらの殺虫剤及び衛生保護剤を含む物質であることを決定する装置を含むディスペンサーシステムである。
以下、図1を参照して、本発明のディスペンサー方法を適用する所望箇所(所望場所あるいは所定箇所)として、例えば、トイレ12を例にとって具体的に説明する。
ここで、本発明に基づくディスペンサーシステムは、一般的な構成として、番号10で示される。そして、上述したように、他の予想される所望箇所についても、当然ながら本発明の対象領域として含まれるものである。環境的な場合を例示すると、ディスペンサーシステム10は、所望箇所12内における空気の状態を衛生化するものである。したがって、「衛生保護剤(あるいは衛生保存フォーム)」と言った場合には、ディスペンサーシステムやディスペンサー装置に適用される広い意味として、フレッシュ化剤、デオドラント剤、衛生環境向上剤、抗菌剤、あるいは他の空気の状態等を調整する薬剤を含むものである。その他、ディスペンサーシステム10は、所望箇所、例えば、殺虫剤を適用したい場所や、殺虫剤を適用すべき場所に配置することができ、ここで、「殺虫剤」と言った場合には、除草剤、殺菌剤、行動誘発物質等を含む広い意味であることも容易に理解されるところである。また、これらのディスペンサーシステムの操作や構造についても、本発明と同一視することができる内容である。
また、ディスペンサーシステム10は、例えば、壁14の上に配置してあり、米国特許6347414号公報に開示されているように、システムのリマインダー、一般的には符号11で表される部材と一緒に使用される。また、参考文献としての米国特許6347414号公報に記載されているディスペンサーシステムと同様に、ここに開示されたディスペンサーシステム10の一般的組み合わせや構成を採用することができる。
また、図2及び図3をそれぞれ参照しながら、ディスペンサーシステム10の構成についてさらに焦点をあてて説明するが、本発明の材料内容の詳細について、その説明に制限されないことは容易に理解できるものである。また、本発明のディスペンサー物質に該当しない詳細内容を理解する上でも、ここで参照すべき特許内容に含めて開示すべきである。しかしながら、完全にかつ容易に理解するためには、従来技術にとっては当然であることであっても、ディスペンサーシステム10に対して、どのように作用し、また、どのように含まれるかについても、本発明の内容として含められるべきである。
例えば、ディスペンサーシステム10は、一般的には、記号5で表されるディスペンサー装置と、そのディスペンサー装置5を収容するためのハウジング20と、を備えており、かかるハウジング20には、ベント(放出口)14を備えており、衛生保護剤または殺虫剤を、ディスペンサー装置5の周囲の所望箇所に対して、適用処理、すなわち放出することができる。かかるハウジング20は、各種材料から構成することができ、例えば、アクリロニトリルーブタジエン−スチレン共重合樹脂(ABS)、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、あるいは高衝撃性スチレンが挙げられる。また、かかるハウジング20は、各種製造方法で作成することができ、例えば、好適例として、射出成形方法が挙げられる。さらに、ハウジング20のサイズや形についても、本発明に使用されるディスペンサー物質の種類等にかかわらず、当業者であれば予想できる態様であって、後述するのと同様の機能を発揮できる限り制限されるものではない。
また、ハウジング20は、一般的に番号30で表される衛生保護剤や殺虫剤の供給源を収容するための内部空孔(キャビティ)16を備えており、それにより、衛生保護剤や殺虫剤の供給源30を位置決めすることができる。そして、ハウジング20の内部空孔16は、適当な衛生保護剤や殺虫剤の供給源30を収容できる大きさとなっている。また、衛生保護剤や殺虫剤の供給源30は、スプレーヘッド32と、リザーバー34とを備えており、衛生保護剤や殺虫剤等のディスペンサー物質を保持することができるように構成してある。
また、ディスペンサーシステム10は、一般的に番号40で表されるアクチュエーション機構を備えており、適当な衛生保護剤や殺虫剤を処理適用することができるように構成してある。一般的に言って、アクチュエーション機構40は、スプレーヘッド32の加圧によって、ディスペンサー物質を、外部に処理適用するものである。なお、かかるアクチュエーション機構40の構造や動作については、当業者であれば既に一般的に公知であるものの、特に、参考とすべき内容や従来特許を読んだ後に、理解される内容であっても良い。
例えば、本発明に好適なアクチュエータ構造は、米国特許3589563号公報に開示されている。したがって、ここで十分に開示されている内容についても、本発明に関して十分に記載されているように参照して、含めることができる。また、本発明に好適な他のアクチュエータ構造は、米国特許4063664号公報や5249718号公報に開示されており、ここで十分に開示されている内容についても、本発明に十分に記載されているように参照して、含めることができる。
これらの従来技術に開示された内容を参照しながら説明すると、アクチュエータアーム構造やカム構造(米国特許6039212号公報参照、ソレノイド方式のアクチュエータ構造に関する技術)について理解され、スプレーヘッド32の接触方法や加圧方法に関する技術として全てを、本発明に含めることができる。同様に理解されるように、このような構造は、電源として、例えば、バッテリー36やA/C交流電源(図示せず)から供給される電力による適当なギアシステムやモーター配置(図示せず)によって駆動することができる。言うまでもなく、これらのアーム構造/カム構造、ソレノイド方式のアクチュエータ構造等についても、本発明に含めて、本発明の範囲内の内容とすることができる。
また、加圧式のスプレーヘッド32によれば、かかるスプレーヘッド32のスプレーヘッドオリフィスおよびハウジング20に設けてあるベント14を介して、衛生保護剤や殺虫剤等を機械的に放出したり、加圧したりすることができる。また、容易に理解できるように、加圧下、衛生保護剤や殺虫剤等を高圧ガス容器に収容して、加圧スプレーヘッド32により、スプレーヘッドオリフィスを介して、衛生保護剤や殺虫剤を、高圧ガス容器から噴出させることもできる。このような加圧放出容器は、一般的にエアロゾルタイプ容器と呼ばれており、その構成は、従来技術として公知である内容とすることができる。また、所定量の衛生保護剤や殺虫剤等を、ポンプと同様に所定量放出することもまた、本発明の範囲内である。したがって、本発明において、いずれのタイプの供給源も使用可能なものとして例示できるし、その態様は、特に制限されるものではない。
また、本発明によれば、コントローラー50は、アクチュエータ構造40に対して、操作可能に取り付けられており、当該コントローラー50が、アクチュエータ構造40を制御して動作させ、供給源30から、衛生保護剤や殺虫剤を適用処理することができる。また、コントローラー50は、アクチュエータ構造40に対して、操作可能に取り付けられているとともに、適当な回路機構(図示せず)を有しており、当該コントローラー50が、アクチュエータ構造40を多方面から制御して動作させ、例えば、操作日、操作時間、およびアクチュエータ構造の周波数等を制御し、衛生保護剤や殺虫剤を適用処理することができる。また、アクチュエータ構造40を制御する他のパラメータや設定項目については、コントローラー50にプログラムして入力することができ、米国特許6039212号公報に記載されている。このようにして、アクチュエータ構造40によって、衛生保護剤や殺虫剤を所定のインターバルにおいて適用処理することができる。適当なデザインや内蔵する装置は、上述したように、アクチュエータ構造40を制御するために使用され、当業者であれば、容易に理解できる範囲である。
再び、ディスペンサーシステム10の特徴に言及すると、本発明の特徴は材料ではなく、例えば、補助的およびプロミングされたコントローラー50や、キーパッドの動作、適用処理するディスペンサー物質の量を決定する手段(あるいは、代わりに別なシグナルを表示することが必要であったり、近づいていたりすることを表示する手段)等については、本発明の目的の範囲内において省略することもできる。逆に、米国特許6039212号公報や6267297号公報に記載されているようなリモートコントローラを使用することを本発明に含めることができる。
また、ここで、本発明の構成上の新規特徴や利点の説明に戻って言及すると、ディスペンサーシステム10は、番号60で示される検査装置を含んでいる。図3は、本発明の一態様を示すが、検査装置60が物理的にディスペンサー装置5に接続されており、検査装置60と、コントローラー50との間で、少なくとも一部においては、電線等を介して、データ通信することができるように構成してある。一方、図2は、検査装置60が、物理的にハウジング20から離れたところに配置されており、下記に示すように近接して配置した例を示している。
そして、後者の配置構成によれば、検査装置60は、コントローラー50との間で、無線すなわち、無線周波数装置(RF)により、データ通信することができる。ただし、当然のことではあるが、他の適当な通信手段、例えば、赤外線装置(IR)やソナー(超音波装置)等を利用することもできる。また、このような後者の配置構成において、使用可能な検査装置について、適当な赤外線装置(IR)または高周波装置、あるいはその他手段等の伝達装置62を備えるとともに、これらに対応した受信装置51を備え、コントローラー50内や操作可能な範囲で取り付けられていることが好ましい。また、さらに後述するものの、いつ検査が行なわれるか知るために、検査装置60には、ディスペンサー装置5に対応した伝達装置62として、受信装置51を備えていることが好ましい。したがって、好ましい伝達装置62および受信装置51として、それぞれトランシーバ等が挙げられる。
また、上述したように、従来技術に記載されたディスペンサー装置(ディスペンサーユニット)においては、所望箇所にディスペンサー物質を適用処理する前に、当該所望箇所に対象の一つ以上が存在しているか否かを確認して、それを保証するための検査をすることができないという問題点があるが、本発明ではその保証するための検査が可能である。そして、本発明としてのディスペンサー装置の使用を想定した場合、対象の典型としては、人間であるが、他の動物等も対象となる。特に、背景技術の説明で示したように、従来技術の問題点として、ディスペンサー装置が好ましくない時であっても、スプレーしてディスペンサー物質を適用処理したり、放出したりするのであるが、すなわち、部屋の中に人間がいるときであっても、ディスペンサー物質を一連の流れの中で適用処理してしまうのであるが、本発明においては、それを防止することができる。さらに、本発明においては、適用処理する時間において、ディスペンサー装置(ディスペンサーユニット)を大変近くに設けることも可能である。
ここで、検査装置60は、コントローラー50に対して、一つ以上の対象が存在しているか否かの情報を提供することができる装置である。そして、対象が「存在している」ということは、実際に対象が存在していることと、対象が存在していないことの両方を意味している。すなわち、検査装置によって、対象が「存在している」ことを検知する能力を有するためには、定義によるが、対象が「0」であることを決定し、言い換えれば、対象が「存在しない」ことを検知する能力である。
添付されたクレーム(特許請求の範囲)において、対象が「存在している」ということは、このような意味で解釈されるということを留意していただきたいということである。また、検査装置60からコントローラー50に対して伝達される情報によるが、コントローラー50は、対象の存在に対する適当な基準を満足するまで、アクチュエーション構造40の動作、すなわちディスペンサー物質の適用処理を禁止するものである。
また、検査装置60の基本機能は、当業者により十分理解することができると思われるが、周囲の環境状態について検査することである。すなわち、所望箇所における人間の存在や動作を検知する能力は、IR(赤外線検査装置)やPIR検査装置、あるいはこれらの組み合わせの動作センサによって示されるように、良く知られている。
例えば、動作センサは一般に保証場所に存在しており、部屋に人間がいるか否かを検知したり、光(ライト)を点灯したり、車がコーナーを曲がるときに警告音を発生したりすることが可能である。このような場合、対象が存在しているか否かを検知する能力は、ここで記載しているように容易に理解されるであろう。事実、検査装置には、フォトセンサを含んで、明るさ/暗さや検知したり、圧力センサを含んで、部屋の一部に接触することで、そこに人間がいるか否かを検知したりすることができる。さらには、ここに示すように、検査装置にはプログラミングが施されていることも、当業者であれば容易に理解されるところである。
すなわち、一つ以上の対象が、所望箇所に存在しているか否かの基準を、例えば、キーパッドを介してコントローラー50(それに付随するメモリー(図示せず))に入力することも本発明に含めることができる。また、製造時間に対応して、このような基準を、コントローラー50に入力することもできる。
また、このような基準の例としては、好ましい検査期間や検査面積(検査半径)等が挙げられる。例えば、いくつかの複数の数値から選択することが好ましく、より具体的には、15秒、30秒、45秒等のように検査期間を変えて基準を選択することが好ましい。同様に、好ましい検査面積を選択し、それをプログラミングに使用したりすることが好ましい。例えば、検査装置の周囲における面積等を検知し基準を定めることが好ましい。より具体的には、5フィート、10フィート、20フィート等に対応した検査装置の周囲における検査面積(検査半径)である。
また、本発明の目的の一つであって、注目すべき点としては、対象として、例えば人間が接触しないことを保証することであって、言い換えれば、ディスペンサー物質を適用処理する際に、人間に対してディスペンサー物質をスプレーする際には、検査装置60が、コントローラー50に対して、所望箇所における所定範囲内に、対象が存在しているか否かの情報を提供するということである。すなわち、この情報には、独立した情報を含むこともでき、検査装置60が、コントローラー50に対して、対象の存在に関する判断基準を満足するか否かを決定するための情報を提供することができるともに、単に何を検知したかの情報を提供することができる。
その他、一つ以上の基準をコントローラー50から、検査装置60に対して伝達され、その検査装置60が一つ以上の基準を満足するか否かを決定することもできる(例えば、図2に示す)。後者の構成においては、検査装置60は、一つ以上の基準を満足する場合には、単に「適用処理」を実施すべきというシグナルをコントローラー50に対して伝達するだけで十分である。
例えば、コントローラー50の一つの設定は、かかるコントローラー50がアクチュエーション構造40の動作を許容して、ディスペンサー物質を供給源30から、適用処理することができるか否かであって、より具体的には、対象が検査装置60から2フィート以内に存在しているか否かの判断であり、ディスペンサー装置5からディスペンサー物質を適用処理する前の「検査時間」を15秒間と設定することができる。したがって、検査装置60が対象の存在に関する基準としての圧力を、検査範囲であって、「検査時間」内に検知しない場合には、ディスペンサー装置5からディスペンサー物質を適用処理することになる。
別のコントローラーの設定例は、コントローラー50がアクチュエーション構造40の動作を許容して、ディスペンサー物質を供給源30から、適用処理しないように設定することであって、例えば、対象としての人間が検査装置60やディスペンサー装置5の周囲である10フィート以内にいなくて、ディスペンサー装置5からディスペンサー物質を適用処理する前の「検査時間」を30秒間と設定することができる。
そして、容易に理解できるように、本発明において、いくつかの基準を組み合わせて使用することもできる。また、本発明において、別の基準を採用することも可能である。
また、本発明の安全面での特徴の一つは、一つ以上の基準に対して、プログラミングしてあるか否か、あるいは最小限のものを選択しているか否かである。例えば、最小限の「検査半径」を2フィートとし、最小限の「検査時間」を5秒間とし、それらを自動的にコントローラー50に対して、プログラミングしてあるか、あるいは検査装置60のそれに対して、プログラミングしてあるかである。このことは、ディスペンサー物質と、保護する対象との間の、最小限の好ましくない接触が生じる場合があることを意味している。
仮に、一つ以上の基準が満足されない場合、例えば、検査装置60が、対象の存在を所定時間内に、所定半径内で検知して、ディスペンサー物質を適用処理する前に、所定の基準を満足しない場合には、ディスペンサーシステム10は、検査装置60によって、所望箇所を再検査することになる。すなわち、上述した所定半径(所定検査箇所)において、一つ以上の基準を満足するまで、所望箇所の再検査を繰り返すことになる。同様に、この再検査の間、あるいは再検査の終了期間の最後において、コントローラー50は、検査装置の情報を、検査装置60が読んだ情報の「適用処理/適用処理禁止」する信号として、受信しつづけたり、あるいはその後に受信したりする。
そして、上述したように、ディスペンサーシステム10の新規特徴及び利点は、コントローラー50においてプログラムして、異なるディスペンサー物質の供給源を選択して、それぞれ適用処理することを設定することができるか否かという点である。このようにして、異なるディスペンサー物質の供給源30に対応して、検知基準を調整したり、カスタマイズしたりすることができる。したがって、本発明のディスペンサーシステム10における利点は、ディスペンサー装置5による検査や適用処理前において、異なるディスペンサー物質の種類やタイプの供給源を選択して、決定することである。
すなわち、ディスペンサー物質が、衛生保護剤、殺虫剤、農薬、行動誘発物質等である場合、ディスペンサー装置5は、供給源30におけるディスペンサー物質の種類を定める供給源決定装置を含むことができる。
このような場合、ディスペンサーシステム10は、供給源30におけるディスペンサー物質の種類によって、一つ以上の基準を調整することができる。すなわち、上述したように、一つ以上の基準を、使用者の事情や環境状況に応じて調整することができる。例えば、基準値をメニュー(例えば、プルダウンメニュー)から選択し、あるいはマニュアル的に選択して、適当なメモリー装置であるRAMに入力することができる。加えて、これから説明する有利な特徴とともに、ディスペンサーシステム10が、ディスペンサー物質の種類がいかなるものかを検知すると、好ましいパラメータに応じて、自動的に基準の値を調整することができる。
この理由のため、好適な態様において、供給源決定装置には、番号80で一般的に示されるハーフイフェクトセンサを含むことが好ましい。この点に関して、例示されるハーフイフェクトセンサとして、テキサスインスツルメント社製のTL173LやTL173Cが挙げられるが、その他、従来使用されてきたハーフイフェクトセンサが挙げられる。これらのハーフイフェクトセンサは、電磁界効果型センサであって、検知される電磁界の強度に比例して出力するように構成されたセンサであることが好ましい。
このように、本発明は、金属磁界ボール82のような構成部材を含んで、供給源30を製造する際に、供給源30のタンク34の内部に収容することができる。したがって、このように構成すると、供給源30が所定箇所のキャビティ16に入れられ、発する電磁界の強度に対応して供給源30の種類の区別ができ、結果として、供給源30の内部に収容されたディスペンサー物質の種類についても区別することができる。
すなわち、供給源30のそれぞれは、大きさや数が異なる金属磁界ボール82を含んでおり、センサ80によって検知される電磁界の強度が変化することにより区別することができる。その他、複数のセンサ80を設けたり、金属磁界ボール82からの距離を除々に離したりして、電磁界の強度変化を検知することも可能である。このようにすると、コントローラー50が、金属磁界ボール82の大きさや数によってそれぞれ形成される電磁界の所定強度を検知し、供給源決定装置により供給源30を決定することができる。なお、かかる内容は、当業者であれば容易に理解できる内容である。類似方法ではあるが、より高度な供給源決定装置に関する技術として、金属磁界ボール82の替わりに、バーコードを備え、かつ、センサ80の替わりに、バーコードリーダーを備えることができる(備える場所としては、貯蔵タンク34の底部や、反対側や、その中が挙げられる。)また、かかる機能を達成するための他の態様としては、ディスペンサー自身5が、供給源30を決定するように構成し、それを含めることである。このように構成すると、少なくとも二つの異なるタイプの供給源30を識別することができ、その結果、上述したように、複数の基準を有することができる。
また、今まで開示されたディスペンサーシステム10において、ディスペンサー物質をディスペンサー装置5から適用処理する操作方法や好ましい構成をより理解しやすいように、図4を参照しながら説明する。ここで、ディスペンサー物質は、ディスペンサー物質の供給源30に収容されており、ディスペンサー装置5のハウジング20の内部に配置可能に構成してある。また、ディスペンサー方法は、クレームに記載された工程を必ずしも全部含む必要はないことは理解されるべきであるが、最も広い意味において記載されている。
例えば、開示されたディスペンサー方法において最初の工程は、適用処理するパラメータや、および/または一つ以上の基準をディスペンサーシステムに入力したり、設定したりする工程である(工程20)。好ましい態様としては、これらのパラメータ(スプレー頻度、待ち時間、開始時期/終了時期等)および一つ以上の基準(検査時間、検査半径)をコントローラー50のメモリーにプログラムして、保存するとともに、遠隔操作素子(図示せず)を介して、直接的にキーボード(図示せず)から入力できるように構成した工程である。あるいは、コントローラー50の製造時に、同時に組み込むことである。これらのことは、前述した3つの特許に詳細かつ明瞭に記載してあるものである。また、検査装置60を、ディスペンサー装置5から物理的に離間することができる場合には、検査装置60にまた、キーパッド、コントローラー、および/または内部メモリーを備え、入力するパラメータや基準を、検査装置60の内部に保存することも可能である。同様に、ディスペンサーシステム10の態様によるが、パラメータや基準を、コントローラー50を介して検査装置60に伝達したり、そこに保存したりすることも可能である。
また、好適なディスペンサー方法によれば、ディスペンサーシステム10が、ディスペンサー物質として、供給源30に何が収容されているか決定する工程を含むことである。かかる決定工程において、それから得られるパラメータは本発明の価値を向上させるものの、操作上、必ずしも必要でないことから、他の工程と比較すれば、任意工程である。かかる特徴に関して、パラメータおよび/または一つ以上の基準は、したがって、調整することが可能である(工程30)。例えば、ディスペンサー物質として、主成分として、衛生保護剤や殺虫剤を含むことを決定する工程である。かかる例においては、ディスペンサー方法が、ディスペンサー物質として、何を適用処理するか、および/または供給源の種類、例えば、内容物等を特定し、さらには、衛生保護剤や殺虫剤、あるいは他の内容物をディスペンサー物質として使用することに対応させて、一つ以上の基準を設定する工程(工程30)を含むことである。このように構成することにより、供給源30の種類が、検査装置および/またはコントローラーに設定された基準をもとに認識されることになる。
また、ディスペンサー方法によれば、所望箇所において、供給源30から適用処理されるディスペンサー物質を決定する工程(工程40)を含むことが好ましい。
ここで、本発明は、少なくとも二つの異なるシナリオ(詳細構成)があって、必ずしも互いに必要的に排除することがないシナリオ(詳細構成)を含むことが考えられる。まず、第1のシナリオは、仮に、ディスペンサーシステム10が、米国特許6347414号に記載されているように、「内容駆動」のシステムである場合、本発明は、ある時間の点において、ディスペンサー装置5が供給源30から適用処理されるディスペンサー物質を決定する工程を含むことが考えられる(工程46)。そして、匂いや足音が近づいてくるしきい値を決定することに基づくものである。一方、ディスペンサーシステム10が、伝統的な「時間駆動」のシステムである場合、ディスペンサー装置5が供給源30から適用処理されるディスペンサー物質を決定する工程を、例えば、インターバルを15分として、定期的に含むことが考えられる。このような態様の場合、「タイムカウンター」により、15分のインターバルのトラックを保持することができる(工程42)。
一旦、ディスペンサー物質を適用処理するとした場合、そうする前に、本発明の特徴によれば、ディスペンサーシステム10が、ディスペンサー物質を適用処理する前に検査を行い、所望箇所(あるいは、少なくとも一部であっても良い)において、一つ以上の対象(例えば、人間が典型であるが、人間が介しているような場合も含む)が存在しているか否かとなる一つ以上の基準を満足することを検査するものである。そして、ディスペンサーシステム10による決定にあたり、一つ以上の基準を満足することができなかった場合、すなわち、検査を失敗した場合、ディスペンサーシステム10は、ディスペンサー物質を適用処理することを禁止するものである。さもなければ、ディスペンサー物質を適用処理することが行なわれるのであるが、禁止される場合もあるということである。この広く開示された特徴はいくつかの特徴的な工程を含んでおり、各工程内容を以下に開示するものである。
例えば、開示されたディスペンサーシステム10がディスペンサー物質を、所定時間において適用処理する場合において(工程40におけるパスAを意味する。)、ディスペンサーシステム10は、適用処理時間の前に、「検査時間」のための開始時間を定めることになる。この場合、コントローラー50(あるいは、ディスペンサー装置5や検査装置60における他のコントローラー手段)は、いつ検査工程が開始されるか知ることになる(工程44)。例えば、仮に、「スプレー頻度」が15分おきであって、「検査時間」を30秒とすると、タイムカウンターが0から14.5分(15分−30秒)になるまでカウントすることになる。そして、この時間に、「検査時間」が開始されることになる(工程50)。
同様に、「検査時間」の全体が最初に15分と定められ、「検査時間」を30秒とすると、同様にクレームによってカバーされることになる。また別に、図4に示すように、それらの機能の理解において制限されものではないが、便宜上、大きなブロックの中にサブ工程を設けることも理解されるであろう。
一方、仮に、ディスペンサーシステム10がより、「内容駆動」である場合、すなわち、パスBの場合には、ディスペンサー物質を適用処理することが好ましい場合や必要とされる場合(工程46)、同様の検査プロセス(工程50)が実施されることになる。いかなるプログラムからも明らかなように、「検査時間」は、例えば、カウンターによって保持されることになる。また、カウントは、所望により、カウンターユニットによって数を増加させても、減少させても、あるいは両方とも良いことである。
また、ディスペンサーシステム10による決定の場合、一つ以上の対象において、それが存在しているか否かとなる基準を少なくとも一つの対象が満足するか否かを検査し、少なくとも一つの対象がその基準を満足しないと判断した場合には(工程60)、いくつかのサブ工程を含むことができる。例えば、図4に示すように、決定工程は、「検査期間」に、「検査半径」において動作や人間を検知する工程である(工程62)。このように単純化されたフローチャートにおいて、タイマーを、一つのユニットの態様に応じて、追加/削除することもできる(工程64)。この「検査期間」が終了したか否かのチェックについては、すなわち、検査タイマーが、実施することになる(工程66)。もちろん、この工程の流れは、例示にすぎないが、当業者であれば、上述した同様の機能を有する他の同等のソフトウエアの構成を考え付くことができるであろう。
また、決定するための工程60の結果、および決定するためのサブ工程62、66の結果が、それぞれフローチャートに示すように設定されている。ただし、記載された決定するためのサブ工程62、64、66については、完全を期すために、この場合、「検査期間」内に、「検査半径」内での動作の有無をチェックする。そして、仮に、動作の有無がチェックされない場合、ディスペンサー装置5が、決定工程40に従って、ディスペンサー物質を、「検査期間」の終了後に適用処理することになる(工程70)。
しかしながら、仮に検査動作あるいは人間の数が多い場合、一つ以上の基準を満足することが少なくなるが、好適には、工程40または50の一つに戻ることになる。
すなわち、一旦、一つ以上の対象において、それが存在しているか否かとなる基準を少なくとも一つの対象が満足するか否かを検査し、少なくとも一つの対象がその基準を満足しないと判断した場合には(工程60)、開示された方法によると、所望箇所の再検査を行ない、一つ以上の基準を満足するか否かを再び判断することになる。この再検査工程は、好適には、一つ以上の基準を満足するまで繰返し実施されることになる。工程60から、この工程に達するまで、フローチャートによれば、工程40または工程50にいずれかに戻ることになる。後者の場合には、「検査タイマー」をリセットし、所望箇所を、工程60にしたがって、再検査することになる。このように実施すると、ディスペンサーシステム10は、工程40にしたがって、適用処理するためのディスペンサー物質を必要とされるとともに、再検査が一つ以上の基準を満足するまで繰返し実施されることになる。
さらに、別な場合の方法として、工程60から、一つ以上の中間工程を繰り返すことができるが、連続的に工程40に戻ることになる。この場合、本発明によれば、工程40の必要時間や所望時間において、ディスペンサー物質の適用処理が「スキップ」されることになる。このようにすると、「時間基準」システムにおいて、例えば、最初の15分間のインターバルの後、一つ以上の基準が満足するまで、ディスペンサー物質の適用処理が30分間実施されなくなる。もちろん、これら二つの方法は、本発明のクレームの範囲内であるが、例えば、工程50に戻るように、一つ以上の基準が満足するまで、所望箇所を再検査することが好ましい態様である。手動スイッチやプログラムモードを設けることにより、このオプション的な動作を選択することが可能である。すなわち、ディスペンサー物質の適用処理をスキップするか否か、あるいは一つ以上の基準が満足するまで、単にその行為を遅延させるか否かである。
ある別な場合の方法に関して、一つ以上の対象において、それが存在しているか否かとなる基準を少なくとも一つの対象が満足するか否かを検査し、少なくとも一つの対象がその基準を満足したと判断した場合には、ディスペンサー物質が適用処理されることになる(工程70)。
また、前述した開示内容から理解されるように、検査工程(工程60)は、ディスペンサー物質を決定した後に、開始することが好適であるが、決定方法が「内容駆動」であるか「時間駆動」であるか否か、「検査時間」の基準、あるいは、工程20として定めることができる「検査タイマー」の値によって定まる検査工程が、所定期間内のどの程度の時間行なわれるか否か(工程64)を定めることになる。
また、「検査時間」については、所望により変更することが可能である。同様に、再検査を実施することができるための時間に関して、「検査時間」の初期時間を同時間として、例えば、15秒や30秒等とすることができる。しかしながら、例示的であって、制限的であるが、仮に好適であれば、再検査時間を、初期時間と変えることが好ましい場合もある。このことは、単に、検査タイマーを付加的(または、調整的)に設けることを意味するばかりか、当業者が理解できる範囲で修正できることを意味している。
また、仮に、検査装置60において、少なくとも一つの対象が条件を満足することが決定された場合(あるいは満足しないとされた場合)、次いで、ディスペンサー装置5(あるいは、好ましくはコントローラー50等)に対して、伝達工程を含んで、少なくとも一つの基準を満足するという指示を伝達することが好ましい。このことは、ディスペンサー物質を単に、「適用処理」するシグナルを伝達することも意味している。このようなシグナルの伝達は、好ましくは、検査装置60からディスペンサー装置5に対して、例えば、ラジオ周波数以上の無線周波数を利用して伝達することである。
一方、少なくとも一つの対象が条件を満足することが、ディスペンサー装置5、すなわち、コントローラー50の内部にて決定される場合(あるいは満足しない場合)がある。このような場合、かかる方法は、好適には、伝達工程を含んで、コントローラー50に対して検知された情報の値を伝達し、その結果、コントローラー50が情報をしたがって、処理できるように構成してあることが好ましい。しかしながら、広く言えば、両方の方法において、本発明の方法は同様の内容となる。
また、注意すべきは、実際の「スプレー頻度」は、「時間駆動」システムにおいて、変更することが可能である。なぜならば、適用処理の遅延は、再検査のために決定されるのであるが、プログラムされたもの、例えば、15分よりも、おおかれ/少なかれ「スプレー頻度」が影響するためである。好ましい構成によるが、本発明は、調整等まで含んでいる。例えば、フローチャートは、「スプレー頻度」が15分であるとすると、次の適用処理は、最後適用処理から、早くとも15分間は実施されないことになる。他の方法は、ここに含められるものの、それを実施するために、時間的にはあまりに近くて好ましくないものの、連続的な適用処理として実施することも可能である。すなわち、検査プロセスを数回繰り返すことが可能であって、「時間カウンター」を同時に備えることが可能である。したがって、ディスペンサー物質の適用処理から、適用処理が禁止されるまでの時間は、次の適用処理前の時間を決定するのに考慮されることになる。
しかしながら、既に注意を喚起したように、本発明は、コントローラー50に存在する単一のソフトウエアコードを使用することによって、動作させることが可能である。また、検査装置60におけるコントローラー(図示しない)は、別々に離間されていても、電気的、機械的、あるいは、それぞれの個別的機能を有する離間したプロセッサーとして、効果を発揮することができるけれども、当業者であれば、明細書を読んだ際に容易に理解できることである。加えて、パラメータや基準を定めたり、変更したり、さらには上述した場合に制限されるものではないが、精度に優れたロジック回路を使用することができる。
前述した態様において説明されているように、数々の変更を施すことが可能であることは理解される。ここに開示した内容は、当業者であれば理解可能な範囲で変更することが可能である。また、かかる構成によって、衛生保護材料や殺虫剤を適用処理するために記載されているが、これらはあくまで例示にすぎないものである。したがって、本発明によれば、各種ディスペンサー物質を適用処理したり、含んだりすることができるが、それらに制限されるものではなく、帯電防止剤、殺菌剤、農薬、バクテリア殺虫剤および嗅覚刺激物等を含ませることができ(すなわち、部屋や所定空間の環境に対応させることができる。)、フラグランス、香水、消臭剤等を含めることもできる。また、対象としての動作や対象が、検査装置60により検査される所望箇所は、同一場所であっても異なる場所であっても良い。
例えば、明らかに、ディスペンサー装置が、ディスペンサー物質を部屋の中で適用処理される場合には、検査半径としては、2フィートで十分であるが、明らかに所望箇所の大きさを変えたり、変えなかったり、さらには、異ならせることも可能である。
また、実際の所望箇所は、検査装置60が取り付けられているか否か、あるいは、ディスペンサー装置5から離間して備えられているか否かによっているのである(図2対図3の対比参照)。
さて、本発明の特徴点を、好適な態様に関して説明してきたが、かかる技術分野の当事者であれば、発明の範囲や発明の精神を変えることなく、適宜変更できることは容易に理解できることである。例えば、少なくとも一つの検査装置やディスペンサー装置があれば、本発明のクレーム範囲を満足することができるものの、多数の検査装置やディスペンサー装置をディスペンサーシステムの中に備えることも可能である。
また、例えば、図1には、複数のディスペンサー装置5、6が示されているものの、一つの検査装置60を図示することも可能である。すなわち、少なくとも一つ以上のディスペンサー装置を、一つの検査装置に対して使用することも考えられることである。また、本発明によれば、殺虫剤製品および衛生保護剤の両方を収容するための空間を有するディスペンサー装置を備えることも考えられることである。さらに、所望により、ディスペンサー物質の適用処理を刺激的に実施することもできるし、ディスペンサー物質を交互に適用処理することも可能である。すなわち、ここに示される発明にしたがって、それぞれ各種実施することが可能である。最後に、この発明において、「インターバル」と言った場合には、時間的な間隔ということであって、最も一般的な意味である。すなわち、時間パルスや秒単位等によって、「インターバル」を測定することもできるし、カウントすることも可能である。すなわち、理論的であろうがなかろうが、言葉として「インターバル」を使用した場合には、ディスペンサー物質を適用処理する時間と、時間との間隔を制限的に意味する場合もあるものの、特許請求の範囲等に記載された発明の要旨において、各種場合を包含するものである。
本発明のディスペンサー方法を構成し、所望箇所に取り付けた状態を説明するために供する概略図である。 本発明のディスペンサーユニット及び検査装置を含むディスペンサーシステムを構成した状態を説明するために供する斜視図である。 本発明のディスペンサー方法の前面から見た概略図である。 本発明のディスペンサー方法の操作方法を示すフロー図である。
符号の説明
5,6 ディスペンサー装置
10 ディスペンサーシステム
11 リマインダー
12 トイレ
14 ベント
16 キャビティ
20 ハウジング
30 供給源
32 スプレーヘッド
34 リザーバー
36 バッテリー
40 アクチュエーション機構
50 コントローラー
51 受信装置
60 検査装置
62 伝達装置
80 ハーフイフェクトセンサ
82 金属磁界ボール

Claims (23)

  1. ディスペンサーのハウジングに所定配置された供給源に収容されたディスペンサー物質を適用処理するためのディスペンサー方法であって、
    前記供給源から適用処理するためのディスペンサー物質の種類を決定する工程と、
    ディスペンサー物質を適用処理する前に、所望箇所において、一つ以上の対象が存在しているか否かとなる基準を少なくとも一つの対象が満足するか否かを検査し、少なくとも一つの対象がその基準を満足しないと判断した場合には、ディスペンサー物質を適用処理しないこととする検査工程と、
    少なくとも一つの所望箇所において、少なくとも一つの対象がその基準を満足するか否かの検査をし、少なくとも一つの対象がその基準を満足するまでその検査を繰り返す再検査工程と、
    少なくとも一つの対象がその基準を満足すると判断した場合に、ディスペンサー物質を適用処理する適用処理工程と、
    を含むことを特徴とするディスペンサー方法。
  2. 前記ディスペンサー物質を適用処理することを決定し、所定期間の経過後に、前記検査工程を行なうことを特徴とする請求項1に記載のディスペンサー方法。
  3. 前記所定期間を少なくとも15秒とすることを特徴とする請求項2に記載のディスペンサー方法。
  4. 前記再検査工程を、前記検査工程を実施した所定期間後である第2の所定期間の経過後に行なうことを特徴とする請求項1に記載のディスペンサー方法。
  5. 前記第2の所定期間を少なくとも15秒とすることを特徴とする請求項4に記載のディスペンサー方法。
  6. 前記ディスペンサー装置に対して、物理的に離間した検査装置から、少なくとも一つの対象がその基準を満足するという情報を伝達することを特徴とする請求項1に記載のディスペンサー方法。
  7. 前記ディスペンサー装置に対して、物理的に離間した検査装置から、少なくとも一つの対象がその基準を満足するという情報を無線により伝達することを特徴とする請求項6に記載のディスペンサー方法。
  8. 前記ディスペンサー物質が、主成分として、殺虫剤及び衛生保護剤からなる群から選択される物質であって、
    前記ディスペンサー物質が、主成分として、殺虫剤及び衛生保護剤を含む物質であることを決定する工程と、
    当該殺虫剤及び衛生保護剤が適用される少なくとも一つの対象に対応させて、その基準を設定することを特徴とする請求項1に記載のディスペンサーシステム。
  9. ディスペンサーのハウジングに所定配置された供給源に収容されたディスペンサー物質を適用処理するためのディスペンサー方法であって、
    ディスペンサー物質を所望箇所に適用処理するためのインターバル時間を設定する工程と、
    インターバルの終了時間の前に、ディスペンサー物質を適用処理するための所望箇所において、一つ以上の対象が存在しているか否かとなる基準を少なくとも一つの対象が満足するか否かを検査し、少なくとも一つの対象がその基準を満足しないと判断した場合には、インターバルの終了時間に、ディスペンサー物質を適用処理しないこととする検査工程と、
    少なくとも一つの所望箇所において、少なくとも一つの対象がその基準を満足するか否かの検査をし、少なくとも一つの対象がその基準を満足するまでその検査を繰り返す再検査工程と、
    少なくとも一つの対象がその基準を満足すると判断した場合に、ディスペンサー物質を適用処理する適用処理工程と、
    を含むことを特徴とするディスペンサー方法。
  10. ディスペンサー物質を適用処理しないとした時間を考慮して、前記インターバル時間を再調整する工程をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載のディスペンサー方法。
  11. ディスペンサーのハウジングに所定配置された供給源に収容されたディスペンサー物質を適用処理するためのディスペンサー方法であって、
    ディスペンサー物質を所望箇所に適用処理するためのインターバル時間を設定する工程と、
    インターバルの終了時間の後であって、かつディスペンサー物質を適用処理する前に、ディスペンサー物質を適用処理するための所望箇所において、一つ以上の対象が存在しているか否かとなる基準を少なくとも一つの対象が満足するか否かを検査し、少なくとも一つの対象がその基準を満足しないと判断した場合には、インターバルの終了時間に、ディスペンサー物質を適用処理しないこととする検査工程と、
    少なくとも一つの所望箇所において、少なくとも一つの対象がその基準を満足するか否かの検査をし、少なくとも一つの対象がその基準を満足するまでその検査を繰り返す再検査工程と、
    少なくとも一つの対象がその基準を満足すると判断した場合に、ディスペンサー物質を適用処理する適用処理工程と、
    を含むことを特徴とするディスペンサー方法。
  12. 供給源に収容されたディスペンサー物質を所望箇所に対して適用処理するためのディスペンサーシステムであって、
    前記供給源を、内部に所定配置するためのハウジングと、
    前記供給源からディスペンサー物質を適用処理するためのアクチュエータ構造と、
    前記アクチュエータ構造に取り付けられ、当該アクチュエータ構造を制御しながら動作させるためのコントローラーと、
    前記コントローラーに取り付けられ、ディスペンサー物質を適用処理する前に、ディスペンサー物質を適用処理するための所望箇所の少なくとも一つを検査し、前記コントローラーに対して、一つ以上の対象が存在しているか否かとなる情報を提供するための検査装置と、を含むとともに、
    前記コントローラーが、所望箇所における少なくとも一つの対象がその基準を満足しないと判断した場合には、ディスペンサー物質を適用処理しないこととすることを特徴とするディスペンサーシステム。
  13. 前記コントローラーが、前記所望箇所に対して、前記供給源からディスペンサー物質の適用処理を行なうべきとの決定をして、前記ディスペンサー物質を適用処理する前に、前記検査装置が動作することを特徴とする請求項12に記載のディスペンサーシステム。
  14. 前記コントローラーが、前記所望箇所に対して、前記供給源からディスペンサー物質の適用処理を行なうべきインターバルを維持して、前記ディスペンサー物質を適用処理する前に、前記検査装置による初期検査を行うことを特徴とする請求項12に記載のディスペンサーシステム。
  15. 前記コントローラーが、前記所望箇所に対して、前記供給源からディスペンサー物質の適用処理を行なわないとした期間を考慮して、ディスペンサー物質の適用処理を行なわないことを特徴とする請求項12に記載のディスペンサーシステム。
  16. 前記所望箇所に対して、前記供給源からディスペンサー物質の適用処理を行なうべきインターバルを維持して、前記インターバル時間の終了後であって、かつ、ディスペンサー物質を適用処理する前に、前記検査装置による初期検査を行なうことを特徴とする請求項12に記載のディスペンサーシステム。
  17. 前記検査装置が、少なくとも一つの所望箇所において、少なくとも一つの対象がその基準を満足するか否かの検査をし、少なくとも一つの対象がその基準を満足するまでその検査を繰り返す再検査を行なうことを特徴とする請求項12に記載のディスペンサーシステム。
  18. 前記検査装置が、前記コントローラーに対して提供した情報が、少なくとも一つの所望箇所において、少なくとも一つの対象がその基準を満足するか否かの決定を行なう情報であることを特徴とする請求項12に記載のディスペンサーシステム。
  19. 前記コントローラーが、前記検査装置から提供された情報をもとに、少なくとも一つの所望箇所において、少なくとも一つの対象がその基準を満足するか否かの決定を行なうことを特徴とする請求項12に記載のディスペンサーシステム。
  20. 前記検査装置が、前記ハウジングから物理的に隔離されており、無線を利用してコントローラーに対して情報交換することを特徴とする請求項12に記載のディスペンサーシステム。
  21. 前記ディスペンサー物質が、主成分として、殺虫剤及び衛生保護剤からなる群から選択される物質であって、前記ディスペンサー物質が、主成分として、殺虫剤及び衛生保護剤を含む物質であることを決定するための手段と、当該殺虫剤及び衛生保護剤が適用される少なくとも一つの対象に対応させて、その基準を調整することを特徴とする請求項12に記載のディスペンサーシステム。
  22. 前記ディスペンサー物質の種類を決定するための手段を含むことを特徴とする請求項12に記載のディスペンサーシステム。
  23. 供給源に収容されたディスペンサー物質を所望箇所に対して適用処理するためのディスペンサーであって、ディスペンサー物質を適用処理する前に、ディスペンサー物質を適用処理するための所望箇所の少なくとも一つを検査し、前記コントローラーに対して、一つ以上の対象が存在しているか否かとなる情報を提供するための検査装置を含むディスペンサーシステムに使用されるディスペンサー装置であり、かつ、
    前記供給源を、内部に所定配置するためのハウジングと、
    前記供給源からディスペンサー物質を適用処理するためのアクチュエータ構造と、
    前記アクチュエータ構造に取り付けられ、当該アクチュエータ構造を制御しながら動作させるためのコントローラーと、
    を含み、さらには、前記コントローラーが、所望箇所における少なくとも一つの対象がその基準を満足しないと判断した場合には、ディスペンサー物質を適用処理しないこととすることを特徴とするディスペンサー装置。
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