JP2005519662A - 加熱された流体を熱源にするヘアアイロン - Google Patents

Abstract

【課題】 温度を均一に維持することにより、効果的な美容を行うことがができる、温度の過上昇を防止して毛髪の損傷を防止することのできる、ヘアアイロンを提供すること。
【解決手段】 熱伝逹用流体と、流体を加熱する流体加熱部材と、加熱された流体を移送させて熱を放出する放熱部材と、放熱部材を毛髪に接触させ得るように固定するはさみ部材とを含むことにより、加熱された流体を熱源とするヘアアイロンを構成する。

Description

本発明は加熱された流体を熱源とするヘアアイロンに係り、特に毛髪を加熱する熱源として、加熱された流体を用いることにより、均一な温度を維持して美容を効果的に行うことができるようにし、温度の過上昇を防止して毛髪の損傷を予防するための技術に関する。

通常、毛髪加熱用として用いられているヘアアイロンは、電源の供給によって熱を発生させる熱線コイルヒータを熱源としている。したがって、ヒータから発生された熱が直接的に毛髪に伝達されて毛髪を加熱している。

ところで、このように熱線コイルヒータを熱源として用いる通常のヘアアイロンは、使用途中のオン／オフの過程において温度が均一にならない。この場合、美容效率が低下するという問題点がある。また、使用の途中にヒータが加熱し過ぎて、毛髪が高温によって損傷してしまうという問題点がある。

本発明は、上記のような問題点を解決するために案出されたものであって、本発明の目的は、毛髪を加熱する熱源として加熱された流体を用いることにより、均一な温度を維持して美容を效率的に行うことができるようにし、温度の過上昇を防止して毛髪の損傷を予防することにある。

上記目的を達成するために本発明は、熱伝逹用流体と、前記流体を加熱する流体加熱部材と、加熱された前記流体を移送させて熱を放出する放熱部材と、前記放熱部材を毛髪に接触させ得るように固定するはさみ部材と、を含む、加熱された流体を熱源とするヘアアイロンを提供する。

以上で説明したように本発明は、熱伝逹用流体と、流体を加熱する流体加熱部材と、加熱された前記流体を移送させて熱を放出する放熱部材と、放熱部材を毛髪に接触させ得るように固定するはさみ部材と、を含む、加熱された流体を熱源とするヘアアイロンであって、毛髪を加熱する熱源として加熱された流体を用いることにより、均一な温度を維持して美容を効果的に行うことができ、温度の過上昇を防止して毛髪の損傷を防止し得るという效果を奏する。

以下では、本発明による加熱された流体を熱源にするヘアアイロンを添付の図面を参照して詳しく説明する。

図１は、本発明の一実施例によるヘアアイロンの斜視図であり、図２は図１に示したヘアアイロンの断面図である。

本実施例において流体は、スチーム１００とする。スチーム１００は、その温度が１００〜１５０℃まで上昇するため、毛髪を充分に加熱することができ、このような温度では毛髪が損傷しない。

そして、流体加熱部材は電源の供給によってスチーム１００を発生させるものであって、多数のスチーム供給口２１０およびスチーム供給スイッチ２１２を有しており、多数の凝結水吸い込み口２２０および逆流防止バルブを有するスチーム発生器２００とする。逆流防止バルブは、凝結水吸い込み口２２０からスチーム１００が放出されることを防止するためのものである。

かかるスチーム発生器２００は、電源を連結するための電源コード２３０と、電源を開閉するための電源スイッチ２３２とで構成される。

そして、放熱部材は、スチーム供給口２１０に連結されてスチーム１００が移送されるスチーム供給管３００と、スチーム供給管３００から供給されるスチーム１００を貯蔵して外部に熱を放出するスチーム貯蔵発熱管３１０と、スチーム貯蔵発熱管３１０内に設けられてスチーム１００が凝結することで発生する凝結水のみを排出する凝結水排出器３１２と、凝結水排出器３１２に連結されて凝結水を凝結水吸い込み口２２０に移送する凝結水排出管３２０と、でなる。

かかるスチーム供給管３００は、スチーム１００が供給されれば熱くなって人体に接触する場合、火傷するおそれがあるため、その表面に断熱処理を施して火傷の被害を予防する。

また、スチーム貯蔵発熱管３１０は、優れた熱伝逹機能を有する金属材質で製作し、毛髪に接触し易い形状を有するようにする。

そして、はさみ部材は、スチーム供給管３００が通る取っ手４００と、取っ手４００に連結設置されてスチーム貯蔵発熱管３１０が固定される主支持台４１０と、主支持台４１０にヒンジ回動されるように設けられてスチーム貯蔵発熱管３１０に接触および離脱される補助支持台４２０と、補助支持台４２０に固定されて補助支持台４２０の回動作用を生じさせるレバー４３０と、でなる。

スチーム発生器２００に多数のスチーム供給口２１０および凝結水吸い込み口を設けることにより、多数のスチーム供給管３００および多数の凝結水排出管３２０を連結することができるようになり、多数の人がはさみ部材を同時に利用することが可能となる。したがって、このようなヘアアイロンは営業場所または公衆場所で使用するのに好適なものである。

以下では、上記のような構成でなるヘアアイロンの作用を説明する。

まず、スチーム発生器２００の電源スイッチ２３２をオン（ON）にし、内部からスチーム１００が発生されるようにする。そしてスチーム供給管３００をスチーム供給口２１０に結合させ、凝結水排出管３２０を凝結水吸い込み口２２０に結合させる。

そして、該当のスチーム供給スイッチ２１２をオンにすれば、スチーム発生器２００からスチーム１００が該当のスチーム供給口２１０を介してスチーム供給管３００に移動される。

スチーム１００はスチーム供給管３００を経て主支持台４１０に固定されたスチーム貯蔵発熱管３１０に移動し、スチーム貯蔵発熱管３１０を加熱させるようになり、スチーム貯蔵発熱管３１０から熱が放出される。

したがって、ユーザは取っ手４００を持って主支持台４１０および補助支持台４２０を用いて毛髪がスチーム貯蔵発熱管３１０に接触して加熱されるようにすることで、毛髪の美容作業を行うようになる。

一方、スチーム貯蔵発熱管３１０に注入されたスチーム１００は冷却されながら水に凝結されるが、このような凝結水は凝結水排出器３１２によって凝結水排出管３２０を通ってから凝結水吸い込み口２２０を経てスチーム発生器２００に入って行く。凝結水排出器３１２は、スチーム貯蔵発熱管３１０内のスチーム１００が排出されることを防止し、凝結水のみを排出させる。

以上では、本発明を一実施例を用いて説明したが、本発明は上記した実施例に限定されず、特許請求の範囲で請求する本発明の要旨を逸脱しない限り、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、誰であっても様々な変形をして実施することが可能であろう。

本発明の一実施例によるヘアアイロンの斜視図である。 図１に示したヘアアイロンの断面図である。

符号の説明

１００ スチーム
２００ スチーム発生器
２１０ スチーム供給口
２１２ スチーム供給スイッチ
２２０ 凝結水吸い込み口
３００ スチーム供給管
３１０ スチーム貯蔵発熱管
３１２ 凝結水排出器
３２０ 排出管
４００ 取っ手
４１０ 主支持台
４２０ 補助支持台
４３０ レバー

Claims (1)

1. 熱伝逹用スチーム（１００）と、
   電源の供給によって前記スチーム（１００）を発生させ、多数のスチーム供給口（２１０）およびスチーム供給スイッチ（２１２）を有し、多数の凝結水吸い込み口（２２０）および逆流防止バルブを有するスチーム発生器（２００）と、
   前記スチーム供給口（２１０）に連結されてスチーム（１００）が移送されるスチーム供給管（３００）と、前記スチーム供給管（３００）から供給されるスチーム（１００）を貯蔵して外部に熱を放出するスチーム貯蔵発熱管（３１０）と、前記スチーム貯蔵発熱管（３１０）内に設けられてスチーム（１００）が凝結することで発生する凝結水のみが排出されるようにする凝結水排出器（３１２）と、前記凝結水排出器（３１２）に連結されて凝結水を前記凝結水吸い込み口（２２０）に移送する凝結水排出管（３２０）とを含んでなる放熱部材と、
   前記スチーム供給管（３００）が通る取っ手（４００）と、前記取っ手（４００）に連結設置されて前記スチーム貯蔵発熱管（３１０）が固定される主支持台（４１０）と、前記主支持台（４１０）にヒンジ回動されるように設けられて前記スチーム貯蔵発熱管（３１０）に接触および離脱される補助支持台（４２０）と、前記補助支持台（４２０）に固定されて前記補助支持台（４２０）の回動作用を生じさせるレバー（４３０）とを含んでなるはさみ部材と、
   を含むことを特徴とする加熱された流体を熱源とするヘアアイロン。
   

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