JP2005519042A - 異脂肪血症状態を治療するための治療用化合物 - Google Patents
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Abstract
本発明は、異脂肪血症状態、詳しくは、低下したHDLコレステロールレベルの治療に有用である、式(I)の新規LXRリガンドおよびその製薬上許容される塩およびエステルに関する。
【化1】
【化1】
Description
Nature Genetics、1999年8月中の最近の発表(Youngら、316頁;Bodziochら、347頁;Brooks−Wilsonら、335頁およびRustら、352頁)は、遺伝子ABCA1(これまでは当技術分野ではABC1としても知られている)に突然変異を有するヒトは高密度リポタンパク質(HDL)が低レベルであるということを示した。低いHDLレベルは、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞および虚血性脳卒中などの関連症状の危険性因子である。したがって、ABCA1遺伝子発現を増加させることによってHDLレベルが高まり、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞および虚血性脳卒中などの関連症状の発生が減少すると予想される。ABCA1遺伝子発現は、細胞がコレステロールを含有することによって増加することが報告されている(Langmannら、Biochem.Biophys.Res.Comm.、257、29〜33頁(1999))LXRαは、コレステロール摂食後のマウス肝臓におけるコレステロール7αヒドロキシラーゼの誘導に必要な核受容体である(Peetら、Cell、93、693〜704頁(1998))。LXRαおよびLXRβは、22−(R)−ヒドロキシコレステロールおよび他のオキシステロールによって活性化される(Janowskiら、Proc.Natl.Acad.Sci USA、96、266〜271頁(1999)、Thomas A.Spencerら J.Med.Chem.、44、886〜897頁、(2001))。LXRαおよびLXRβのいくつかの非ステロイド性小分子アゴニストが、in vivoで循環HDLレベル、コレステロール吸収、コレステロールの逆輸送およびABCA1発現に影響を及ぼすと報告されている(J.R.Schultzら Genes&Devel.14、2831〜2838頁、(2000)、J.J.Repaら、Science、289、1524〜1529頁、(2000))。LXRαおよび/またはLXRβは、ABCA1発現の誘導または調節をもたらすこと、およびLXRの小分子リガンドが、ABCA1発現を増加させ、HDLレベルを高め、それによってアテローム性動脈硬化症、心筋梗塞および末梢血管疾患および虚血性脳卒中などの関連症状の危険性を減少させる薬剤として有用であることがわかっている。
アテローム性動脈硬化症の危険性因子である、種々の異脂肪血症状態は、現在、数種の異なるクラスの薬剤、例えば、HMG−CoA還元酵素阻害剤であるスタチン、胆汁酸イオン封鎖剤(例えば、コレスチラミンおよびコレスチポール)、ニコチン酸(ナイアシン)およびフィブラートで治療されている。しかし、ナイアシンを除いて、これらの治療のほとんどは、その一次作用としてはHDLを上昇させない。スタチンクラスの薬剤は、多数のヒト研究において都合のよい結果があるので、LDLを、およびより少ない程度ではあるが、HDLおよびトリグリセリドを調節するために用いられる。主に血漿トリグリセリドの上昇および低HDLを特徴とする症状は、フィブラートクラスに属する薬剤で治療されることが多い。フィブラートは、多数の事例でトリグリセリドを低下させ、かつ、HDLを上昇させるPPARαアゴニストである。一次作用がLXRによって媒介される薬剤は現在市販されていない。
本発明者らは、今、LXRリガンド、すなわち、LXRαおよび/またはLXRβリガンドであり、したがって、HDLレベル、ABCA1遺伝子発現およびコレステロールの逆輸送の調節に有用であると予想される新規クラスの小分子を発見した。本化合物は、動物モデルにおいてHDLの血漿レベルを上昇させること、およびin vitroで細胞からのコレステロール流出を増加させることがわかった。これらの生物活性は、コレステロールの逆輸送にとって重要なものである。
本発明の新規化合物は、異脂肪血症、特に、低血漿HDLコレステロールレベルの処置、ならびに、アテローム性動脈硬化症の根本的な原因またはいっそう悪化させる因子である、アテローム性プラークにおける脂質蓄積の治療および/または予防のための処置として意図される。
次式Iの化合物は新規LXRリガンドであり、望ましいレベルよりも低いHDLコレステロールを含めて異脂肪血症状態の処置に有用である。
本発明の一目的は、治療上有効量の式Iの化合物を、かかる治療を必要とする患者に投与することを含む、低下した血漿HDLコレステロールレベルを治療する方法を提供することである。
もう1つの目的は、必要に応じて、予防上または治療上有効量の式Iの化合物を、かかる治療を必要とする患者に投与することを含む、異脂肪血症状態を予防する方法または治療する方法を提供することである。
さらなる目的として、必要に応じて、予防上または治療上有効量の式Iの化合物を、アテローム性動脈硬化症が発症する危険性のある、またはすでにアテローム硬化性疾患にかかっている患者に投与することを含む、アテローム性動脈硬化症を発症する危険性を防ぐ方法または減少させる方法、ならびに、ひと度臨床上明らかとなれば、アテローム硬化性疾患の進行を停止させる方法または遅らせる方法を提供する。本発明の方法はまた、黄色腫およびアテローム硬化性病変などの組織沈着物から、それらの病変の細胞からのコレステロールの流出を促進することによって、コレステロールを除去するよう働く。さらなる目的は以下の詳細な記載から明らかとなろう。
本発明のその他の目的は、式Iの化合物の製造方法を提供すること、およびこれらの化合物を含む新規薬剤組成物を提供することである。さらなる目的は以下の詳細な説明から明らかとなろう。
本発明の新規LXRリガンドは次式Iの化合物
[式中、
R1は
(a)−CF3、
(b)−CH2C(CH)3、
(c)フェニル、
(d)−C1〜6アルキル、および
(e)−C1〜2アルキル−フェニル
からなる群から選択され、
R2は
(a)−C1〜6アルキル、
(b)−COOR3、
(c)−CR3R4−O−R5、
(d)−CR3R4−S−R5、および
(e)−COR3
からなる群から選択され、
R3、R4およびR5は、独立に、出現するごとに、−H、フェニルおよびC1〜6アルキルからなる群から選択され、
nは2、3、4、5および6から選択される整数であり、
Zは
から選択され、
Xは
(a)−H、
(b)−C(O)CH3、
(c)−C1〜6アルキル、および
(d)−CH2CF3
からなる群から選択され、
Yは
(a)非置換であるか、出現するごとに、以下からなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C1〜8直鎖アルキル:
(i)−COOR3、
(ii)−CONH2、
(iii)−CN、
(iv)ハロ、
(v)チエニル、
(vi)−S−フェニル、
(vii)テトラゾリル、
(viii)NR6R7、
(ix)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよびC1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたフェニル、
(x)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜3アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C1〜3アルキル、
(b)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたフェニル、
(c)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたフラニル、
(d)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたピリジル、
(e)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたチエニル、
(f)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C3〜6シクロアルキル、および
(g)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3および−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された、炭素の総数が3〜5である、−C1〜4アルキル−O−C1〜4アルキル
からなる群から選択され、
R6は−Hおよび−C1〜6アルキルからなる群から選択され、
R7は
(a)−COC1〜3アルキル、
(b)−COCF3、および
(c)−COOR3、
からなる群から選択され、
R8およびR9は、独立に、出現するごとに、−H、C1〜4アルキル、−C1〜4アルケニル、−O−C1〜4アルキルおよび−O−C1〜4アルケニルからなる群から選択され、
ただし、Zが−S(O)m−である場合には、Yは−C1〜8直鎖アルキルであり、また
Zが−C(O)−であり、XがHであり、Yが−C1〜2アルキルで置換されたフェニルである場合には、C1〜2アルキルは、その末端の炭素が−COOR3で置換されていない]。
本発明の一実施形態は、Zが−C(O)−である式Iの化合物である。
第1の実施形態の一クラスは、R1が−CF3および−CH2C(CH)3から選択され、R2がn−プロピルである式Iの化合物である。
第1の実施形態の第2のクラスは、Xが−Hおよび−C1〜6アルキルから選択され、nが3、4および5から選択される式Iの化合物である。第2のクラスの一サブクラスは、R1が−CF3および−CH2C(CH)3から選択され、R2がn−プロピルである化合物である。
第1の実施形態の第3のクラスは、Yが
(a)非置換であるか、出現するごとに、以下からなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C1〜8直鎖アルキル:
(i)−COOR3、
(ii)−CONH2、
(iii)−CN、
(iv)ハロ、
(v)−S−フェニル、
(vi)テトラゾリル、および
(vii)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよびC1〜3アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C1〜3アルキル
(b)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたフェニル、
(c)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたフラニル、
(d)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたピリジル、
(e)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたチエニル、
(f)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C3〜6シクロアルキル
から選択される式Iの化合物である。
(a)非置換であるか、出現するごとに、以下からなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C1〜8直鎖アルキル:
(i)−COOR3、
(ii)−CONH2、
(iii)−CN、
(iv)ハロ、
(v)−S−フェニル、
(vi)テトラゾリル、および
(vii)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよびC1〜3アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C1〜3アルキル
(b)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたフェニル、
(c)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたフラニル、
(d)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたピリジル、
(e)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたチエニル、
(f)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C3〜6シクロアルキル
から選択される式Iの化合物である。
第3のクラスのサブクラス(i)は、R1が−CF3および−CH2C(CH)3から選択され、R2がn−プロピルである化合物である。
第3のクラスのサブクラス(ii)は、R1が−CF3および−CH2C(CH)3から選択され、R2がn−プロピルであり、Xが−H、−C(O)CH3および−C1〜3アルキルから選択され、R8およびR9が独立にHおよび−O−C1〜4アルケニルから選択され、nが3、4および5から選択される化合物である。第3のクラスのサブクラス(ii)内の特定の例を、表1に式Iについて定義する。
第3のクラスのサブクラス(iii)は、R1が−CF3であり、R2がn−プロピルであり、Xが−Hおよび−C1〜2アルキルから選択され、nが3および4から選択され、R8およびR9がHであり、Yが
(a)非置換であるか、出現するごとに、−COOH、−CN、テトラゾリルおよび−C1〜3アルキルから独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C1〜8直鎖アルキル、
(b)非置換であるか、−COOHで一置換または多置換されたフェニル、
(c)非置換であるか、−COOHで一置換または多置換されたピリジル、
(d)非置換であるか、−COOHで一置換または多置換されたチエニル、および
(e)非置換であるか、出現するごとに、−COOHおよびハロゲンから独立に選択される置換基で一置換または多置換された−C3〜6シクロアルキル
から選択される式Iの化合物である。
(a)非置換であるか、出現するごとに、−COOH、−CN、テトラゾリルおよび−C1〜3アルキルから独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C1〜8直鎖アルキル、
(b)非置換であるか、−COOHで一置換または多置換されたフェニル、
(c)非置換であるか、−COOHで一置換または多置換されたピリジル、
(d)非置換であるか、−COOHで一置換または多置換されたチエニル、および
(e)非置換であるか、出現するごとに、−COOHおよびハロゲンから独立に選択される置換基で一置換または多置換された−C3〜6シクロアルキル
から選択される式Iの化合物である。
第3のクラスのサブクラス(iii)内の特定の例を、表2に式Iについて定義する。
第3のクラスのサブクラス(iv)は、R1が−CF3であり、R2がn−プロピルであり、nが3であり、Xがメチルであり、R8およびR9がHであり、Yが
(a)非置換であるか、出現するごとに、−COOHおよび−C1〜3アルキルから独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C1〜8直鎖アルキル、
(d)非置換であるか、−COOHで一置換または多置換されたフェニル、および
(e)非置換であるか、出現するごとに、−COOHおよびハロゲンから独立に選択される置換基で一置換または多置換された−C3〜6シクロアルキル
から選択される式Iの化合物である。
(a)非置換であるか、出現するごとに、−COOHおよび−C1〜3アルキルから独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C1〜8直鎖アルキル、
(d)非置換であるか、−COOHで一置換または多置換されたフェニル、および
(e)非置換であるか、出現するごとに、−COOHおよびハロゲンから独立に選択される置換基で一置換または多置換された−C3〜6シクロアルキル
から選択される式Iの化合物である。
第3のクラスのサブクラス(iv)内の特定の例を、表3に式Iについて定義する。
本発明の第2の実施形態は、Zが−S(O)m−である式Iの化合物である。この実施形態の一クラスは、mが2である式Iの化合物である。本発明の第2の実施形態の特定の例を、表4に式Iについて定義する。
本明細書において「アルキル」は、特に断りのない限り、特定数の炭素原子を含む、分枝および直鎖双方の飽和脂肪族炭化水素群、例えば、メチル、(Me)、エチル(Et)、n−プロピル(Pr)、n−ブチル(Bu)、n−ペンチル、n−ヘキシルおよびイソプロピル(i−Pr)、イソブチル(i−Bu)、s−ブチル(s−Bu)、t−ブチル(t−Bu)イソペンチル、イソヘキシルなどといったその異性体を含むものとする。アルキル基は非置換であるか、本明細書に記載されたところで場合によって置換されていてもよい。
本明細書において用語「C1〜4アルケニル」は、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を含む、直鎖または分枝1〜4炭素鎖を指す。二重結合は、アルケニル基炭素とアルケニル基が結合している炭素の間に形成され得る。例えば、二重結合は、アルケニル基が結合している、C1〜8直鎖アルキル基の炭素とアルケニル基の隣接する炭素の間に形成され得る。アルケニル置換基の適した例としては、それだけには限らないが、以下のものが挙げられる:=CH2、=CH−CH3、=CH−CH2−CH3、−CH=CH2、−CH=CH−CH3、−CH2−CH=CH2、−CH=CH−CH2−CH3、−CH2−CH=CH−CH3、−CH2−CH2−CH=CH2、=CH2および=CH−CH3。
用語ハロまたはハロゲンは、特に断りのない限り、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを含むよう意図される。フルオロが好ましい。
本明細書において用語「チエニル」は、以下の群を指す:
本明細書において用語「製薬上許容される塩」は、一般に、遊離酸を適した有機または無機塩基と反応させることによって調製される、本発明に用いた化合物の非毒性塩、特に、ナトリウム、カリウム、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、亜鉛およびテトラメチルアンモニウムなどのカチオンから形成されるもの、ならびにアンモニア、エチレンジアミン、N−メチルグルカミン、リジン、アルギニン、オルニチン、クロリン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、ジエタノールアミン、プロカイン、N−ベンジルフェネチルアミン、1−p−クロロベンジル−2−ピロリジン−1’−イル−メチルベンズイミダゾール、ジエチルアミン、ピペラジン、モルホリン、2,4,4−トリメチル−2−ペンタミンおよびトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンなどのアミンから形成される塩を意味するものとする。製薬上許容されるカルボン酸基のエステルは、ジヒドロキシ開環酸スタチンをアルコールで処理することによって作製できる。ジヒドロキシ開環酸スタチンの製薬上許容されるエステルの例としては、それだけには限らないが、−C1〜4アルキルならびにフェニル−、ジメチルアミノ−およびアセチルアミノで置換された−C1〜4アルキルが挙げられる。本明細書において「C1〜4アルキル」としては、1〜4個の炭素原子を含む直鎖または分枝脂肪族鎖、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、イソプロピル、s−ブチルおよびt−ブチルが挙げられる。
本明細書において、場合によって置換されていてもよい骨格、例えば、アルキル基、シクロプロピル基、フェニル基、複素環基などを指す場合に、本明細書で用いる語句「独立に、非置換であるか、出現するごとに、独立に選択される置換基で一置換または多置換されている」は、骨格全体の置換の全数が0、1または2以上であり得ること、および所与の骨格中の置換に利用可能な各炭素原子が、独立に、非置換であるか、出現するごとに同一であるかまたは異なる、1個または複数の置換基で一置換または多置換されている場合があり、その結果、安定構造が生じることを意味するものとする。用語「多置換」は、2個または複数の置換、例えば、必要に応じて、二置換、三置換、四置換、五置換およびより高次のものを意味するものとする。
本発明の化合物の選択では、当業者ならば、種々の置換基、すなわち、R1、R2、R3などが、十分に公知の化学構造結合性の原則と一致して選択されるべきであるということを認識されよう。いずれかの可変物(例えば、R3、R4など)が、いずれかの構成要素中に、または式I中に2回以上出現する場合には、各出現に関するその定義は、他のどの出現でのその定義とも独立している。また、置換基および/または可変物の組合せは、かかる組合せが安定な化合物をもたらす場合にのみ許容される。
本発明の化合物はキラルである場合があり、本化合物はジアステリオマー(diasteriomeric)混合物、ラセミ化合物(ラセミ混合物)として、および個々のジアステリオマー(diasteriomers)または鏡像異性体として生じる場合があり、特定のキラル中心の立体配置が定義されているか、あるいは示されている場合を除き、すべてのかかる異性体型が本発明の範囲内に含まれる。本明細書に記載した化合物には、オレフィン二重結合を含むものもあり、特に断りのない限り、これらは、EおよびZ双方の幾何異性体を含むものとする。さらに、本発明の化合物の結晶型には、多型として存在し得るものもあり、これも本発明に含まれるものとする。さらに、本発明の化合物には、水または一般的な有機溶媒と溶媒和物を形成し得るものもある。かかる溶媒和物および水和物も本発明の範囲内に包含される。
本明細書に用いた、いくつかの略語は以下の通りである:Acはアセチル[CH3C(O)−]であり、PGは保護基であり、Phはフェニルであり、PhMeはトルエンであり、Bnはベンジルであり、DMFはN,N−ジメチルホルムアミドであり、DMSOはジメチルスルホキシドであり、THFはテトラヒドロフランであり、TMSはトリメチルシリルであり、HOBtは1−ヒドロキシベンゾトリアゾールであり、EDAC(またはEDC)は1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]カルボジイミドHClであり、HClは塩酸であり、NaHMDSはヘキサメチルジシリアジドナトリウムであり、DIBALは水素化ジイソブチルアルミニウムであり、TPAPは過ルテニウム酸テトラプロピルアンモニウムであり、NMOはN−メチルモルホリンNオキシドであり、HPLCは高速液体クロマトグラフィーであり、TLCは薄層クロマトグラフィーであり、RTは周囲温度であり、Nは正常であり、mmolはミリモルであり、Mはモル濃度であり、TFAはトリフルオロ酢酸である。
本発明の化合物は、以下の一般手順を用いて調製できる。ベンズイソキサゾール中間体は、スキームIまたは文献で報告された代替合成経路に示されるように、市販の、または容易に入手可能なレゾルシノールから調製できる。例えば、Shutske,G.M.ら J.Med.Chem.、25(1)、36頁、(1982);Poissonnet,G.Synth.Commun.、27(22)、3839〜3846頁、(1997)、Crabbe,P.Villarino,A.Muchowski,J.M.J.Chem.Soc.、Perkin Trans l、1973、2220参照。
以下のスキーム2に示されるように、これらのフェノール系ベンズイソキサゾールは、汎用性を最大にするために、種々のアミン基質との縮合に向けて中間体アルキル化剤に変換することができる。より複雑なアルキル化剤を用いるアルキル化によって、所望の化合物を直接導くことができる。
中間体1の、所望のアミドおよびイミド生成物への変換は、いくつかの経路で達成することができる。1のブロミドをアミンで置換し、次いで、無水物、環状無水物または酸塩化物によって生成した第一アミンまたは第二アミン2をアシル化して一般構造3a、3bおよび3cの化合物を得ることについての例を、以下のスキーム3〜6に示す。スキーム4〜6に示されるアリール、アルキル、XおよびY基は、式Iの化合物について先に定義したアリール、アルキル、XおよびY基に相当する。その後の加水分解または脱保護によって所望の最終例が生じる場合もある。
本発明は、治療上有効量の式Iの化合物を、かかる治療を必要とする患者に投与することを含む、脂質疾患を治療する方法、詳しくは、所望よりも低い血漿HDLコレステロールレベルを治療する方法、ならびに、LXR活性によって影響を受ける疾病および状態を治療する方法および/またはその危険性を減少させる方法を提供する。血漿HDLコレステロールレベルが低下しているか、HDLコレステロールレベルが上昇することが望まれる患者であればいずれも、本治療を用いることができる。かかる治療を必要とする特に適した患者は、血漿HDLコレステロールレベルが低下している、すなわち、臨床上望ましいレベルよりも低いものである。現在、臨床上望ましいHDLコレステロールレベルは、男性では約40mg/dl以上、女性では約50mg/dl以上であると考えられている。
本発明の方法はまた、アンギナ、跛行、雑音などの臨床的徴候によってアテローム硬化性疾患の徴候のある患者、心筋梗塞または一過性脳虚血発作を起こしたことのあるもの、または血管造影法、断層撮影またはMRIで診断されたものにおいて、アテローム硬化性プラークまたは黄色腫など組織沈着物への脂質蓄積を防ぐよう、またはそこから脂質を除去するよう働く。
必要に応じて、予防上または治療上有効量の式Iの化合物を、アテローム性動脈硬化症を発症する危険性にあるか、すでにアテローム硬化性疾患にかかっている、ヒトをはじめとする哺乳類に投与することを含む、アテローム性動脈硬化症を予防する方法または発症する危険性を減少させる方法、ならびに、臨床上明らかとなったアテローム硬化性疾患の進行を停止させる方法または遅らせる方法をさらに提供する。
アテローム性動脈硬化症は、医学の関連分野で実務にあたっている医師に認められ、理解されている、血管の疾患および症状を包含する。血管再生処置後の再狭窄、冠動脈心疾患(冠動脈疾患または虚血性心疾患としても知られる)をはじめとするアテローム硬化性心血管疾患、脳血管性痴呆をはじめとする脳血管疾患、および勃起障害をはじめとする末梢血管疾患はすべて、アテローム性動脈硬化症の臨床症状であり、したがって、用語「アテローム性動脈硬化症」および「アテローム硬化性疾患」に包含される。
式Iの化合物は、冠動脈心疾患事象、脳血管事象、および/または間欠性跛行の可能性が存在する場合に、発生または再発の危険性を防ぐか、または減少させるために投与することができる。冠動脈心疾患事象は、CHDによる死亡、心筋梗塞(すなわち、心発作)および冠動脈血管再生処置を含むものとする。脳血管事象は、虚血性または出血性脳卒中(脳血管障害としても知られる)および一過性虚血発作を含むものとする。間欠性跛行は、末梢血管疾患の臨床症状である。本明細書において用語「アテローム硬化性疾患事象」とは、冠動脈心疾患事象、脳血管事象および間欠性跛行を包含するものとする。過去に1種または複数の非致死性のアテローム硬化性疾患事象を経験したことがある人は、かかる事象の再発の可能性がある人である。
したがって、本発明はまた、予防上有効量の式Iの化合物を、かかる事象の危険性にある患者に投与することを含む、アテローム硬化性疾患事象が最初にまたは引き続いて発症する危険性を防ぐか、または減少させる方法を提供する。投与の時点では、患者はアテローム硬化性疾患にかかっている場合も、かかっていない場合も、あるいはそれを発症する危険性にある場合もある。
本治療法で処置される人としては、低下した、または望ましい血漿レベルより低いHDLコレステロールをはじめとする異脂肪血症状態の人、ならびにアテローム硬化性疾患を発症する危険性にあるか、アテローム硬化性疾患事象のある人が挙げられる。標準的なアテローム硬化性疾患の危険性因子は、医学の関連分野で実務にあたっている普通の医師には知られている。かかる既知の危険性因子としては、それだけには限らないが、高血圧、喫煙、糖尿病、低レベルの高密度リポタンパク質コレステロール、およびアテローム硬化性心血管疾患の家族歴が挙げられる。アテローム硬化性疾患を発症する危険性にある人を決定するための公開ガイドラインは、Executive Summary of the Third Report of the National Cholesterol Education Program (NCEP) Expert Panel on Detection,Evaluation,and Treatment of High Blood Cholestelol in Adults (Adult Treatment Panel III),JAMA,2001;285 2486〜2497頁に見ることができる。1種または複数の前記危険性因子があると同定された人は、アテローム硬化性疾患を発症する危険性にあると考えられる人の群に含まれるものとする。1種または複数の前記危険性因子があると同定された人、ならびに、すでにアテローム性動脈硬化症にかかっている人は、アテローム硬化性疾患事象にかかる危険性にあると考えられる人の群内に含まれるものとする。
用語「患者」は、本活性薬剤を病状の予防または治療に用いる、哺乳類、特に、ヒトを含む。患者への薬物の投与は、自己投与と他者による患者への投与の双方を含む。患者は、既存の疾病または病状を治療する必要がある場合があり、またはコレステロールの逆輸送によって影響を受ける疾病および病状の危険性を防ぐか、または減少させる予防的処置を望む場合もある。
用語「治療上有効量」は、研究者、獣医、医師またはその他の臨床家によって追及されている、組織、システム、動物またはヒトの生物学的または医学的応答を誘発する薬物または医薬の量を意味するものとする。用語「予防上有効量」は、研究者、獣医、医師またはその他の臨床家によって、組織、システム、動物またはヒトにおいて防がれることが追及される、生物学的または医学的事象が発症する危険性を防ぐか、または減少させる医薬の量を意味するものとする。詳しくは、患者が受ける、式Iの化合物の投与量は、所望の脂質レベル改変量を達成するよう、詳しくは、所望のレベルのHDLコレステロールを達成するよう選択することができる。標的脂質プロフィールに達するために、患者が受ける投与量を長期にわたって滴定してもよい。式Iの化合物を利用する投与計画は、患者の種類、種、年齢、体重、性別および病状、治療される症状の重篤度、投与するよう選択された化合物の効力、薬物組合せ、投与経路、患者の腎臓および肝臓機能をはじめとする種々の因子にしたがって選択する。症状の進行を防ぐ、対応するまたは停止させるために必要とされる、治療上有効なまたは予防上有効な投与量を決定するためにこれらの因子を考慮することは、十分に、普通の技術のある臨床家の範囲内である。
本発明の方法に用いる化合物の有効量は、1日当たり約0.01mg/体重1kg〜約30mg/体重1kg、または1日あたり単回または分割用量で患者当たり約0.7mg〜約2100mgである。より詳しくは、1日当たり単回または分割用量で患者当たり約7mg〜約1050mgの量を投与することができる。しかし、投与量は、前記のように特定の化合物の効力をはじめとする因子に応じて変わる。本発明の活性な薬物は分割用量で、例えば、1日1回〜4回で投与することができるが、単回日用量の活性な薬物が好ましい。
本治療に用いる活性な薬物は、錠剤、カプセル剤、丸剤、散剤、顆粒剤、エリキシル、チンキ、懸濁液、シロップおよびエマルションなどの経口形で投与することができる。経口製剤が好ましい。
活性な薬物の投与は、いずれの医薬上許容される経路を介してもよく、また、いずれの製薬上許容される剤形であってもよい。これには経口の通常の即放性、徐放性および遅延放出型(例えば、腸溶コーティングされたもの)製薬剤形の使用が含まれる。本発明とともに使用するためのさらなる適した薬剤組成物は、製薬の技術分野の当業者には知られている;例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,Mack Publishing Co.,Easton,PA参照。
本発明の方法では、活性な薬物を、通常、意図される剤形、すなわち、経口錠剤、カプセル剤、エリキシル、シロップなどに対して適するよう選択され、従来の薬務と一致する、適した薬剤用希釈剤、賦形剤または担体(本明細書では総じて「担体」物質と呼ばれる)との混合物で投与する
例えば、錠剤またはカプセル剤の形の経口投与には、活性な薬物成分を、ラクトース、デンプン、スクロース、グルコース、加工糖、加工デンプン、メチルセルロースおよびその誘導体、リン酸ジカルシウム、硫酸カルシウム、マンニトール、ソルビトールならびに他の還元および非還元糖、ステアリン酸マグネシウム、ステリック酸(steric acid)、フマル酸ステアリルナトリウム、ベヘン酸グリセリル、ステアリン酸カルシウムなどといった非毒性の製薬上許容される不活性担体と組合せることができる。液体系での経口投与には、薬物成分を、エタノール、グリセロール、水などといった非毒性の、製薬上許容される不活性担体と組合せることができる。さらに、所望のまたは必要な、適した結合剤、滑沢剤、崩壊剤および着色剤および矯味剤も混合物に組み込むことができる。抗酸化剤、例えば、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)、没食子酸プロピル、アスコルビン酸ナトリウム、クエン酸、二亜硫酸カルシウム、ヒドロキノンおよび7−ヒドロキシクマリンなどの安定化剤も、剤形を安定化させるために加えることができる。他の適した成分としては、ゼラチン、甘味料、アカシア、トラガカントなどの天然および合成ゴムまたはアルギン酸塩、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ワックスなどが挙げられる。
例えば、錠剤またはカプセル剤の形の経口投与には、活性な薬物成分を、ラクトース、デンプン、スクロース、グルコース、加工糖、加工デンプン、メチルセルロースおよびその誘導体、リン酸ジカルシウム、硫酸カルシウム、マンニトール、ソルビトールならびに他の還元および非還元糖、ステアリン酸マグネシウム、ステリック酸(steric acid)、フマル酸ステアリルナトリウム、ベヘン酸グリセリル、ステアリン酸カルシウムなどといった非毒性の製薬上許容される不活性担体と組合せることができる。液体系での経口投与には、薬物成分を、エタノール、グリセロール、水などといった非毒性の、製薬上許容される不活性担体と組合せることができる。さらに、所望のまたは必要な、適した結合剤、滑沢剤、崩壊剤および着色剤および矯味剤も混合物に組み込むことができる。抗酸化剤、例えば、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)、没食子酸プロピル、アスコルビン酸ナトリウム、クエン酸、二亜硫酸カルシウム、ヒドロキノンおよび7−ヒドロキシクマリンなどの安定化剤も、剤形を安定化させるために加えることができる。他の適した成分としては、ゼラチン、甘味料、アカシア、トラガカントなどの天然および合成ゴムまたはアルギン酸塩、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ワックスなどが挙げられる。
活性な薬物はまた、リポソーム送達系の形、例えば、小さな単層小胞、大きな単層小胞および多層小胞で投与することができる。リポソームは、コレステロール、ステアリルアミンまたはホスファチジルコリンなどの種々のリン脂質から形成することができる。
活性な薬物はまた、化合物分子が結合しているモノクローナル抗体を、個々の担体として用いることによって送達することもできる。活性な薬物はまた、ターゲッティングできる薬物担体として可溶性ポリマーと結合させてもよい。かかるポリマーとしては、ポリビニル−ピロリドン、ピランコポリマー、ポリヒドロキシ−プロピル−メタクリルアミド−フェノール、ポリヒドロキシ−エチル−アスパルトアミド−フェノールまたはパルミトイル残基で置換されたポリエチレンオキシド−ポリリジンが挙げられる。さらに、活性な薬物は、薬物の徐放を達成するのに有用な、ある種の生分解性ポリマー、例えば、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリ乳酸とポリグリコール酸の共重合体、ポリイプシロンカプロラクトン、ポリヒドロキシ酪酸、ポリオルトエステル、ポリアセタール、ポリジヒドロピラン、ポリシアノアクリレートおよびヒドロゲルの架橋または両親媒性ブロック共重合体と結合させてもよい。
本発明はまた、式Iの化合物を製薬上許容される担体と組合せることを含む、製剤組成物の調製方法を包含する。式Iの化合物を製薬上許容される担体と組合せることによって製造される薬剤組成物も包含される。
広い実施形態では、いずれかの適したさらなる活性な薬剤または薬剤類を、単回投与製剤の、式Iの化合物との組合せに用いることができ、または分割投与製剤で患者に投与することができ、これにより活性な薬剤の同時または逐次投与が可能となる。1種または複数のさらなる活性な薬剤を、式Iの化合物とともに投与することができる。さらなる活性な薬剤または薬剤類は、脂質改変化合物または他の薬剤活性を有する薬剤、または脂質改変作用と他の薬剤活性の双方を有する薬剤であってもよい。使用することができるさらなる活性な薬剤の例としては、それだけには限らないが、HMG−CoA還元酵素阻害剤(これには、それだけには限らないが、ロバスタチン(米国特許第4,342,767号参照)、シンバスタチン(米国特許第4,444,784号参照)、ジヒドロキシ開環酸シンバスタチン、特に、そのアンモニウム塩またはカルシウム塩、プラバスタチン、特に、そのナトリウム塩(米国特許第4,346,227号参照)、フルバスタチン、特に、そのナトリウム塩(米国特許第5,354,772号参照)、アトルバスタチン、特に、そのカルシウム塩(米国特許第5,273,995号参照)、セリバスタチン、特に、そのナトリウム塩(米国特許第5,177,080号参照)、NK−104とも呼ばれるピタバスタチン(PCT国際公開WO97/23200参照)およびZD−4522(CRESTOR(登録商標);米国特許第5,260,440号およびDrugs of the Future、1999、24(5)、511〜513頁参照)としても知られるロスバスタチンをはじめとする、ラクトン化またはジヒドロキシ開環酸型のスタチンおよびその製薬上許容される塩およびエステルが含まれる);HMG−CoA合成阻害剤;スクアレンエポキシダーゼ阻害剤;スクアレン合成酵素阻害剤(スクアレンシンターゼ阻害剤としても知られる);ACAT−1またはACAT−2の選択的阻害剤ならびにACAT−1および−2の二重阻害剤をはじめとするアシル−コエンザイムA:コレステロールアシルトランスフェラーゼ(ACAT)阻害剤;ミクロソームのトリグリセリド輸送タンパク質(MTP)阻害剤;プロブコール;ナイアシン;胆汁酸イオン封鎖剤;LDL(低密度リポタンパク質)受容体インデューサー;血小板凝集阻害剤、例えば、糖タンパク質IIb/IIIaフィブリノーゲン受容体アンタゴニストおよびアスピリン;一般にグリタゾンと呼ばれる化合物、例えば、トログリタゾン、ピオグリタゾンおよびロシグリタゾンを含み、またチアゾリジンジオンとして知られる構造的クラス内に含まれる化合物ならびにチアゾリジンジオン構造的クラス外のPPARγアゴニストを含む、ヒトペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ(PPARγ)アゴニスト;クロフィブラート、微粉末化フェノフィブラート(fenofibrate)をはじめとするフェノフィブラートおよびゲムフィブロジルなどのPPARαアゴニスト;PPAR二重α/γアゴニスト;ビタミンB6(ピリドキシンとしても知られる)およびそのHCl塩などの製薬上許容される塩;ビタミンB12(シアノコバラミンとしても知られる);葉酸またはそのナトリウム塩およびメチルグルカミン塩などの製薬上許容される塩もしくはエステル;ビタミンCおよびEおよびβカロテンなどの抗酸化ビタミン;β−遮断薬;ロサルタンなどのアンギオテンシンIIアンタゴニスト;エナラプリルおよびカプトプリルなどのアンギオテンシン変換酵素阻害剤;ニフェジピンおよびジルチアザム(diltiazam)などのカルシウムチャンネル遮断薬;エンドセリアン(endothelian)アンタゴニスト;ABC1遺伝子発現を増強する薬剤;阻害剤とアゴニストの双方を含むFXRリガンド;アレンドロン酸ナトリウムなどのビスホスホネート化合物およびロフェコキシブおよびセレコキシブなどのシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤が挙げられる。さらに、本発明の式Iの化合物は、AIDSに感染した患者において、抗レトロウイルス療法と組合せて、かかる治療に伴う脂質異常を治療するために使用できる。例えば、それだけには限らないが、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビルおよびサキナビルなどのHIVプロテアーゼ阻害剤と組合せた使用。
本発明の化合物と組合せて使用できるさらに別の種類の薬剤には、コレステロール吸収阻害剤がある。コレステロール吸収阻害剤は、コレステロールの腸内管から小腸壁の腸細胞への移動を遮断する。この遮断が血清コレステロールレベルを低下させる作用の主な様式である。これらの化合物は、主に、アシルコエンザイムA−コレステロールアシルトランスフェラーゼ(ACAT)阻害、トリグリセリド合成の阻害、MTP阻害、胆汁酸イオン封鎖、および核ホルモンのアゴニストまたはアンタゴニストなどの転写調節などの作用機序によって血清コレステロールレベルを低下させる化合物とは、異なっている。コレステロール吸収阻害剤は、米国特許第5,846,966号、同5,631,365号、同5,767,115号、同6,133,001号、同5,886,171号、同5,856、473号、同5,756,470号、同5,739,321号、同5,919,672号、WO00/63703、WO/0060107、WO00/38725、WO00/34240、WO00/20623、WO97/45406、WO97/16424、WO97/16455およびWO95/08532に記載されており、その全体を参照により本明細書に組み込む。
例示的コレステロール吸収阻害剤としては、SCH−58235としても知られるエゼチミベがあり、これは、1−(4−フルオロフェニル)−3(R)−[3(S)−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)]−4(S)−(4−ヒドロキシフェニル)−2−アゼチジノンであり、米国特許第5,767,115号および同5,846,966号に記載されており、以下に示す通りである。
さらなる例示的ヒドロキシ置換されたアゼチジノンコレステロール吸収阻害剤は、米国特許第5,767,115号、39段、54〜61行および40段
、1〜51行(参照により本明細書に組み込む)に詳しく記載されており、2段、20〜63行で定義された(参照により本明細書に組み込む)次式で表される。
、1〜51行(参照により本明細書に組み込む)に詳しく記載されており、2段、20〜63行で定義された(参照により本明細書に組み込む)次式で表される。
これらおよび他のコレステロール吸収阻害剤は、米国特許第5,767,115号、19段、47〜65行(参照により本明細書に組み込む)に記載された、高脂血症ハムスターを用いる抗高脂血症化合物のアッセイによって同定することができている。これでは、ハムスターにコレステロール制限食を与え、試験化合物を7日間投与している。血漿脂質解析を実施し、データを対照に対する脂質の低下率として報告している。
治療上有効量のコレステロール吸収阻害剤は、1日当たり約0.01mg/体重1kg〜約30mg/体重1kg、好ましくは約0.1mg/kg〜約15mg/kgの投与量を含む。したがって、70kgの平均体重には、投与レベルは1日当たり約0.7mg〜2100mgの薬物、例えば、1日当たり10、20、40、100または200mgであり、単回日用量として、または1日2〜6回の分割用量で、または徐放形で与えられることが好ましい。コレステロール吸収阻害剤を本発明の化合物と併用する場合には、この投与計画は、最適な治療応答を提供するよう調整することができる。
必要に応じて、治療上または予防上有効量の式Iの化合物を、脂質疾患を治療して、詳しくは、低下したHDLコレステロールレベルを治療して、ならびに、LXRのアゴニズムによって影響を受ける疾病および状態の危険性を治療および/または減少させて、アテローム性硬化型の疾病が発症する危険性を防ぐか減少させ、ひと度臨床上明らかとなればアテローム性硬化型の疾病の進行を停止または遅延させ、およびアテローム硬化性疾患事象が最初またはその後に発症する危険性を防ぐまたは減少させるのに、有用な薬物の調製に使用することができる。例えば、この薬物は、約0.7mg〜約2100mgの式Iの化合物、より詳しくは、約7mg〜約1050mgからなるものであり得る。式Iの化合物からなる薬物はまた、1種または複数のさらなる活性物質、例えば、前記のものとともに調製することができる。
本明細書において用語LXRは、この受容体のすべてのサブタイプを含む。式Iの化合物はLXRリガンドであり、個々には、LXRαおよびLXRβのどちらか一方に対する選択性が異なる可能性があり、またはLXRαとLXRβ双方に対して混合した結合親和性を有することもある。より詳しくは、実施例の節で以下に記載したLXR放射性リガンド競合シンチレーション近接アッセイを用いて、本発明の範囲内に含められる試験化合物のIC50は、LXRαまたはLXRβ受容体の少なくとも一方に対して2μM以下である。ヒトLXRα受容体と結合する式Iの試験化合物のIC50は、LXRα受容体に対して300nM以下であることが好ましい。
以下のアッセイには化合物Aを用い、これは以下の構造式を有する:
化合物Aおよび関連化合物はその製造方法とともに、その全体が参照により本明細書に組み込まれるWO97/28137(1997年1月31日に出願された、米国特許出願第08/791211号)に開示されている。
以下の実施例の化合物は、400または500MHz磁場強度の1H NMRを用いて、および/またはESI質量分析法(MS)によって特性決定した。
放射性リガンド競合結合シンチレーション近接アッセイ:
組換えヒトLXRαおよびLXRβの調製:
ヒトLXRαおよびLXRβを、大腸菌(E.coli.)でGST融合タンパク質として発現させた。ヒトLXRα(アミノ酸 164−447)およびヒトLXRβ(アミノ酸 149−455)のリガンド結合ドメインcDNAをpGEX−KT発現ベクター(Pharmacia)にサブクローニングした。それぞれのプラスミドを含む大腸菌を増殖させ、誘導し、遠心分離により回収した。再懸濁したペレットをフレンチプレスで破壊し、残屑を遠心分離により除去した。組換えヒトLXR受容体をグルタチオンセファロースでのアフィニティークロマトグラフィーにより精製し、受容体をグルタチオンで溶出した。グリセロールを最終濃度50%まで添加して受容体を安定化させ、アリコートを−80℃で保存した。
組換えヒトLXRαおよびLXRβの調製:
ヒトLXRαおよびLXRβを、大腸菌(E.coli.)でGST融合タンパク質として発現させた。ヒトLXRα(アミノ酸 164−447)およびヒトLXRβ(アミノ酸 149−455)のリガンド結合ドメインcDNAをpGEX−KT発現ベクター(Pharmacia)にサブクローニングした。それぞれのプラスミドを含む大腸菌を増殖させ、誘導し、遠心分離により回収した。再懸濁したペレットをフレンチプレスで破壊し、残屑を遠心分離により除去した。組換えヒトLXR受容体をグルタチオンセファロースでのアフィニティークロマトグラフィーにより精製し、受容体をグルタチオンで溶出した。グリセロールを最終濃度50%まで添加して受容体を安定化させ、アリコートを−80℃で保存した。
LXRαとの結合:
各アッセイでは、ヒトGST−LXRα受容体のアリコートを、1.25mg/mlケイ酸イットリウムプロテインAコーティングSPAビーズ(Amersham Pharmacia Biotech,Inc.)、8.3μg/ml抗GST抗体(Amersham Pharmacia Biotech,Inc.)、0.1%脱脂粉乳および25nM[3H2]化合物A(13.4Ci/mmole)±試験化合物を含む、最終容量100μlのSPAバッファー(10mM Tris、pH7.2、1mM EDTA、10%グリセロール、10mMモリブデン酸ナトリウム、1mMジチオスレイトールおよび2μg/mlベンズアミジン)中でインキュベートした。15℃で約16時間、振盪しながらインキュベーションした後、アッセイプレートをPackard Topcountで計数した。本アッセイでは、LXRαの化合物Aに対するKdは、約15nMである。
各アッセイでは、ヒトGST−LXRα受容体のアリコートを、1.25mg/mlケイ酸イットリウムプロテインAコーティングSPAビーズ(Amersham Pharmacia Biotech,Inc.)、8.3μg/ml抗GST抗体(Amersham Pharmacia Biotech,Inc.)、0.1%脱脂粉乳および25nM[3H2]化合物A(13.4Ci/mmole)±試験化合物を含む、最終容量100μlのSPAバッファー(10mM Tris、pH7.2、1mM EDTA、10%グリセロール、10mMモリブデン酸ナトリウム、1mMジチオスレイトールおよび2μg/mlベンズアミジン)中でインキュベートした。15℃で約16時間、振盪しながらインキュベーションした後、アッセイプレートをPackard Topcountで計数した。本アッセイでは、LXRαの化合物Aに対するKdは、約15nMである。
LXRβとの結合:
各アッセイでは、ヒトGST−LXRβリガンド結合ドメイン受容体のアリコートを、1.25mg/mlケイ酸イットリウムプロテインAコーティングSPAビーズ(Amersham Pharmacia Biotech,Inc.)、8.3μg/ml抗GST抗体(Amersham Pharmacia Biotech,Inc.)、0.1%脱脂粉乳および25nM[3H2]化合物A(13.4Ci/mmole)±試験化合物を含む、最終容量100μlのSPAバッファー(10mM Tris、pH7.2、1mM EDTA、10%グリセロール、10mMモリブデン酸ナトリウム、1mMジチオスレイトールおよび2μg/mlベンズアミジン)中でインキュベートした。15℃で約16時間、振盪しながらインキュベーションした後、アッセイプレートをPackard Topcountで計数した。本アッセイでは、LXRβの化合物Aに対するKdは、10nMである。
各アッセイでは、ヒトGST−LXRβリガンド結合ドメイン受容体のアリコートを、1.25mg/mlケイ酸イットリウムプロテインAコーティングSPAビーズ(Amersham Pharmacia Biotech,Inc.)、8.3μg/ml抗GST抗体(Amersham Pharmacia Biotech,Inc.)、0.1%脱脂粉乳および25nM[3H2]化合物A(13.4Ci/mmole)±試験化合物を含む、最終容量100μlのSPAバッファー(10mM Tris、pH7.2、1mM EDTA、10%グリセロール、10mMモリブデン酸ナトリウム、1mMジチオスレイトールおよび2μg/mlベンズアミジン)中でインキュベートした。15℃で約16時間、振盪しながらインキュベーションした後、アッセイプレートをPackard Topcountで計数した。本アッセイでは、LXRβの化合物Aに対するKdは、10nMである。
結果:
式Iの代表的な試験化合物は、ヒトLXRαおよび/またはヒトLXRβのリガンドであり、それぞれ、LXRα受容体に対して2,000nM以下のIC50値、LXRβ受容体に対して20nM〜>50,000nMの範囲のIC50値を有している。
式Iの代表的な試験化合物は、ヒトLXRαおよび/またはヒトLXRβのリガンドであり、それぞれ、LXRα受容体に対して2,000nM以下のIC50値、LXRβ受容体に対して20nM〜>50,000nMの範囲のIC50値を有している。
転写促進アッセイ
プラスミド
発現構築物は、ヒトLXRαおよびLXRβ cDNAのリガンド結合ドメイン(LBD)を、哺乳類発現ベクターpcDNA3の酵母GAL4転写因子DNA結合ドメイン(DBD)に隣接して挿入することによって調製し、それぞれ、pcDNA3−LXRα/GAL4およびpcDNA3−LXRβ/GAL4を作製した。GAL4応答性リポーター構築物、pUAS(5X)−tk−lucには、チミジンキナーゼ最小プロモーターに隣接して位置する5コピーのGAL4応答エレメントとルシフェラーゼリポーター遺伝子を含めた。トランスフェクション対照ベクター、pEGFP−N1には、サイトメガロウイルスプロモーターの制御下に緑色蛍光タンパク質(GFP)遺伝子を含めた。
プラスミド
発現構築物は、ヒトLXRαおよびLXRβ cDNAのリガンド結合ドメイン(LBD)を、哺乳類発現ベクターpcDNA3の酵母GAL4転写因子DNA結合ドメイン(DBD)に隣接して挿入することによって調製し、それぞれ、pcDNA3−LXRα/GAL4およびpcDNA3−LXRβ/GAL4を作製した。GAL4応答性リポーター構築物、pUAS(5X)−tk−lucには、チミジンキナーゼ最小プロモーターに隣接して位置する5コピーのGAL4応答エレメントとルシフェラーゼリポーター遺伝子を含めた。トランスフェクション対照ベクター、pEGFP−N1には、サイトメガロウイルスプロモーターの制御下に緑色蛍光タンパク質(GFP)遺伝子を含めた。
アッセイ
HEK−293細胞を、5%C02の湿潤雰囲気下、37℃で、10%チャコール処理ウシ胎児血清、100単位/mlペニシリンGおよび100μg/ml硫酸ストレプトマイシンを含有するダルベッコの改変イーグル培地(高グルコース)を入れた、96ウェルプレートに40,000細胞/ウェルで播種した。24時間後、リポフェクタミン(Gibco−BRL,Gaithersburg,MD)を用い、製造業者の使用説明書に従って、トランスフェクションを実施した。一般に、トランスフェクション混合物には、0.002μgのLXRα/GAL4またはLXRβ/GAL4キメラ発現ベクター、0.02μgのリポーターベクター pUAS(5X)−tk−lucおよびトランスフェクション効率の内部対照として0.034μgのpEGFP−N1ベクターを含めた。化合物を、ある濃度範囲にわたって、トランスフェクトした細胞とともに48時間インキュベーションすることによって、特性決定した。細胞溶解物を、細胞溶解バッファー(Promega)を用い、製造業者の指示に従って、洗浄した細胞から調製した。細胞抽出物のルシフェラーゼ活性は、ルシフェラーゼアッセイバッファー(Promega)を用いてML3000照度計(Dynatech Laboratories)で測定した。GFP発現は、Tecan Spectrofluor Plusを用いて、励起波長485nmおよび発光波長535nmで測定した。ルシフェラーゼ活性をGFP発現に対して標準化して、トランスフェクション効率の変化を明らかにした。
HEK−293細胞を、5%C02の湿潤雰囲気下、37℃で、10%チャコール処理ウシ胎児血清、100単位/mlペニシリンGおよび100μg/ml硫酸ストレプトマイシンを含有するダルベッコの改変イーグル培地(高グルコース)を入れた、96ウェルプレートに40,000細胞/ウェルで播種した。24時間後、リポフェクタミン(Gibco−BRL,Gaithersburg,MD)を用い、製造業者の使用説明書に従って、トランスフェクションを実施した。一般に、トランスフェクション混合物には、0.002μgのLXRα/GAL4またはLXRβ/GAL4キメラ発現ベクター、0.02μgのリポーターベクター pUAS(5X)−tk−lucおよびトランスフェクション効率の内部対照として0.034μgのpEGFP−N1ベクターを含めた。化合物を、ある濃度範囲にわたって、トランスフェクトした細胞とともに48時間インキュベーションすることによって、特性決定した。細胞溶解物を、細胞溶解バッファー(Promega)を用い、製造業者の指示に従って、洗浄した細胞から調製した。細胞抽出物のルシフェラーゼ活性は、ルシフェラーゼアッセイバッファー(Promega)を用いてML3000照度計(Dynatech Laboratories)で測定した。GFP発現は、Tecan Spectrofluor Plusを用いて、励起波長485nmおよび発光波長535nmで測定した。ルシフェラーゼ活性をGFP発現に対して標準化して、トランスフェクション効率の変化を明らかにした。
式Iの代表的な試験化合物のLXRα転写促進に関する結果では、EC50は3〜3,000nMであり、LXRβ転写促進に関する結果では、EC50は3〜>10,000nMである。
ABCA1 mRNAレベルの誘導
ヒト一次マクロファージを用いてABCA1 mRNAの発現を誘導するLXRリガンドの能力を調べた。WrightおよびSilverstein J.Exp.Med.V156、1982年10月、1149〜1164頁にしたがって、単球の収集および精製、ならびにテフロンジャーでの7〜9日間の培養によるそれらのその後のマクロファージへの分化を実施した。細胞をテフロンジャーより回収し、12%ヒト血清および抗生物質を添加したRPMI1640を入れた適当な容器に播種した。処置前に、細胞を一晩回復させた。処置は記載の化合物で18時間とし、次いで、新鮮な化合物を、フェノールレッドを除き10%チャコール処理FCSを添加したDMEMでさらに6時間再び適用した。細胞を回収し、全RNAをMolecular Research Center,Inc.(TRI REAGENT(登録商標)カタログ番号 TR 118)によって提供、記載されるフェノール/グアニジンイソチオシアネート法を用いて調製した。全RNAのABCA1 mRNAレベルをTaqMan(登録商標)mRNA定量系を用い、製造業者発行のプロトコール(Perkin−Elmer)にしたがって、測定した。ABCA1の検出に使用したオリゴヌクレオチドPCRプライマーは:
GAGGCTCCCGGAGTTGTTGおよびGTATAAAAGAAGCCTCCGAGCATC
とした。使用したオリゴヌクレオチドプローブは:
6FAM−AAACTTTAACAAATCCATTGTGGCTCGCCTGT−TAMRA
とした。各サンプルのABCA1 mRNAレベルを23kDa高塩基性タンパク質のmRNAレベルに対して標準化した。23kDa高塩基性タンパク質の検出に使用したオリゴヌクレオチドPCRプライマーは:
GCTGGAAGTACCAGGCAGTGAおよびACCGGTAGTGGATCTTGGCTTT
とした。使用したオリゴヌクレオチドプローブは:
VIC−TCTTTCCTCTTCTCCTCCAGGGTGGCT−TAMRA
とした。
ヒト一次マクロファージを用いてABCA1 mRNAの発現を誘導するLXRリガンドの能力を調べた。WrightおよびSilverstein J.Exp.Med.V156、1982年10月、1149〜1164頁にしたがって、単球の収集および精製、ならびにテフロンジャーでの7〜9日間の培養によるそれらのその後のマクロファージへの分化を実施した。細胞をテフロンジャーより回収し、12%ヒト血清および抗生物質を添加したRPMI1640を入れた適当な容器に播種した。処置前に、細胞を一晩回復させた。処置は記載の化合物で18時間とし、次いで、新鮮な化合物を、フェノールレッドを除き10%チャコール処理FCSを添加したDMEMでさらに6時間再び適用した。細胞を回収し、全RNAをMolecular Research Center,Inc.(TRI REAGENT(登録商標)カタログ番号 TR 118)によって提供、記載されるフェノール/グアニジンイソチオシアネート法を用いて調製した。全RNAのABCA1 mRNAレベルをTaqMan(登録商標)mRNA定量系を用い、製造業者発行のプロトコール(Perkin−Elmer)にしたがって、測定した。ABCA1の検出に使用したオリゴヌクレオチドPCRプライマーは:
GAGGCTCCCGGAGTTGTTGおよびGTATAAAAGAAGCCTCCGAGCATC
とした。使用したオリゴヌクレオチドプローブは:
6FAM−AAACTTTAACAAATCCATTGTGGCTCGCCTGT−TAMRA
とした。各サンプルのABCA1 mRNAレベルを23kDa高塩基性タンパク質のmRNAレベルに対して標準化した。23kDa高塩基性タンパク質の検出に使用したオリゴヌクレオチドPCRプライマーは:
GCTGGAAGTACCAGGCAGTGAおよびACCGGTAGTGGATCTTGGCTTT
とした。使用したオリゴヌクレオチドプローブは:
VIC−TCTTTCCTCTTCTCCTCCAGGGTGGCT−TAMRA
とした。
ステップ1 2,4−ジヒドロキシ−3−プロピル−1’,1’,1’−トリフルオロアセトフェノンの調製
2−プロピルレゾルシノール(5.0グラム)および無水トリフルオロ酢酸(9.6mL)の1,2−ジクロロエタン(30.0mL)溶液を、塩化アルミニウム(4.38グラム)で処理した。この混合物を一晩攪拌した。反応混合物を塩化メチレンと水との間に分配させた。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を蒸発させ、得られた固体を塩化メチレンおよびシクロヘキサン(1:1)から再結晶化させると、標題化合物が得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3)δ7.59(d,1H)、6.24(d,1H)、5.92(s,1H)、2.63(t,2H)、1.74(s,1H)、1.58(m,2H)、0.98(t,3H)。
ステップ2 3−トリフルオロメチル−7−プロピル−6−ヒドロキシベンズイソキサゾールの調製
2,4−ジヒドロキシ−3−プロピル−1’,1’,1’−トリフルオロアセトフェノン(2.5グラム)、酢酸ナトリウム(4.18グラム)、塩酸ヒドロキシルアミン(3.59グラム)およびメタノール(80mL)の混合物を、一晩還流下で加熱した。次いで、溶媒を蒸発させ、得られた固体を酢酸エチルとpH7バッファーとの間に分配させた。有機相を分離し、ブラインで洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を蒸発させると、オイルが得られた。次いで、このオイルを無水酢酸に溶解した。この溶液を2時間攪拌した後、無水酢酸を真空蒸発させた。残渣を酢酸エチルとpH7バッファーの間に分配させ、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機相を蒸発させると、オイルが得られた。このオイルをピリジンに溶解し、一晩還流した。溶媒を真空蒸発させると、オイルが得られた。これを酢酸エチルおよびヘキサン(1:4)を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーに付すと、標題化合物が得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3)δ7.46(d,1H)、6.92(d,1H)、5.42(bs,1H)、2.89(t,2H)、1.74(m,2H)、0.98(t,3H)。
6−ヒドロキシ−3−ネオペンチル−7−プロピル−1,2−ベンズイソキサゾールの調製
実施例4ステップ1と同様に調製した1−(2,4−ジヒドロキシ−3−プロピルフェニル)−3,3−ジメチルブタン−1−オン(200グラム、0.8モル)を、実施例4ステップ2に記載したように、塩酸ヒドロキシルアミン(278グラム、4モル)および酢酸ナトリウム(320グラム)を用い、メタノール(2.5L)中で還流させながら、6−ヒドロキシ−3−ネオペンチル−7−プロピル−1,2−ベンズイソキサゾールに変換させた。塩酸ヒドロキシルアミン(106グラム、1.5モル)および酢酸ナトリウム(250グラム)の2回目の添加を18時間後に還流させながら行い、続いて合計36時間還流下でさらに加熱した。実施例4ステップ2に記載したようにオキシムを単離した後、粗物質をヘキサンから結晶化することにより精製した。酢酸オキシムへの変換は、実施例4ステップ2に記載したように、無水酢酸に溶解することによってなし遂げた。この場合の完全変換には18時間を要した。実施例4ステップ2と同様に、ピリジンの閉環によって、黒ずんだオイルが得られた。塩化メチレンでシリカゲルから粗生成物を溶出した。得られたオイルをヘキサン:エーテルから結晶化すると、標題化合物が得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3)δ7.33(d,1H,J=8.5Hz)、6.81(d,1H,J=8.5Hz)、5.07(brd,1H)、2.89(つぶれたdd,2H)、1.77(sect,2H,J=7.5Hz)、1.08(s,9H)、1.04(t,3H,J=7.3Hz)。
ステップ1 2,4−ジヒドロキシ−3−アリルベンゾフェノンの調製.
市販の4−アリルオキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン(15グラム)を、オルト−ジクロロベンゼン(60mL)中で26時間、還流下で加熱することによって転位させた。反応混合物を5容量のヘキサンで希釈することによって生成物を単離すると、標題化合物が得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3);δ7.62〜7.59(m,2H)、7.56〜7.52(m,2H)、7.49〜7.44(m,2H)、7.40(d,1H,J=8.9Hz)、6.34(d,1H,J=8.8Hz)、6.02(ddt,1H,J=17.21,10.1,6.2Hz)、5.72(s,1H,フェノールOH)、5.14〜5.24(m,2H)、3.53(きれいに分裂したd,2H,J=6.2Hz)。
ステップ2 2,4−ジヒドロキシ−3−プロピルベンゾフェノンの調製
2,4−ジヒドロキシ−3−(2−プロペニル)ベンゾフェノン(3グラム)の溶液を、酢酸エチル(100mL)中、H2約1気圧下、10%Pd/C触媒(0.3グラム)により3時間還元した。生成物をメタノール/水から結晶化させることにより精製すると、標題化合物が得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3);δ7.61〜7.59(m,2H)、7.55〜7.51(m,1H)、7.48〜7.44(m,2H)、7.33(d,1H,J=8.8Hz)、6.29(d,1H,J=8.8Hz)、5.51(s,1H,フェノールOH)、2.66(dd,2H,J=7.6,9.3Hz)、1.61(sext,2H,J=7.7Hz)、0.99(t,3H,J=7.3Hz)。
ステップ3 6−ヒドロキシ−7−プロピル−3−フェニルベンズイソキサゾールの調製
2,4−ジヒドロキシ−3−プロピルベンゾフェノン(2.5グラム、9.8mmol)を、実施例4ステップ2に記載したように、塩酸ヒドロキシルアミン(2.7グラム、39mmol)および酢酸ナトリウム(3.21グラム、39mmol)を用いてオキシムに変換させた。オキシムを、97:3 トルエン:酢酸エチルを用いてシリカゲルカラムから溶出することにより精製した。生成物オキシム(1.82グラム)を、実施例4ステップ2と同様に、無水酢酸(15mL)でさらに処理し、続いて、ピリジン(15mL)中、還流下で加熱した。冷却した反応混合物を2N塩酸および酢酸エチルに注いだ。水相を酢酸エチルで抽出し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液、次に、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。酢酸エチル抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空還元した。残渣を還流トルエン(50mL)に溶解し、RTに冷却すると、標題化合物が得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3);δ7.92〜7.89(m,2H)、7.57(d,1H,J=8.5Hz)、7.55〜7.49(m,3H)、6.86(d,1H,J=8.6Hz)、5.14(s,1H,フェノールOH)、2.90(dd,2H,J=8.9,7.6Hz)、1.76(sext,2H,J=7.5Hz)、1.01(t,3H,J=7.3Hz)。
MS CI NH3 M+1 254.1。
MS CI NH3 M+1 254.1。
7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−6−(3−ブロモプロピルオキシ)−1,2−ベンズイソキサゾールの調製
実施例4ステップ2で調製した6−ヒドロキシ−7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール(5グラム、20.4mmol)のDMF溶液(50mL)に、1,3−ジブロモプロパン(10mL、98.5mmol)、次に、炭酸セシウム(10グラム、30.7mmol)を添加した。この混合物を室温で一晩攪拌した。エーテル水溶液での後処理およびシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:2.5%酢酸エチル)により、標題化合物が得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3);δ7.59(d,2H,J=8.8Hz)、7.10(d,2H,J=8.8Hz)、4.27(t,2H,J=5.8Hz)、3.66(t,2H,J=6.4Hz)、2.93(t,2H,J=7.5Hz)、2.41(pent,2H,J=6.0Hz)、1.72(sext,2H,J=7.5Hz)、0.99(t,3H,J=7.5Hz)。
[N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)]イソフタル酸モノアミドの調製
ステップ1. 次式の調製:
ステップ1. 次式の調製:
実施例7で調製した3−トリフルオロメチル−7−プロピル−6−(3−ブロモプロピルオキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール1グラムに、MeNH2(THF中2M溶液14mL、14mmol)を添加した。この反応物を室温で一晩攪拌した。真空濃縮後、アミンが得られ、次のステップにそのまま使用した。
ステップ2. 次式の調製:
30mLのCH2Cl2および10mLのDMFに溶かした、ステップ1のアミンの溶液に、イソフタル酸モノメチル(740mg、4.1mmol)、HOBt(550mg、4.1mmol)、塩酸1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミド(790mg、4.1mmol)およびi−Pr2NEt(0.72mL、4.1mmol)を添加した。この混合物を室温で一晩攪拌した。エーテル水溶液での後処理およびクロマトグラフィーにより、メチルエステルが得られた。
ステップ3. [N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)]イソフタル酸モノアミドの調製
MeOH(10mL)、H2O(10mL)およびTHF(5mL)に溶かした、ステップ2のメチルエステル(1.1グラム、2.3mmol)の溶液に、NaOH(11.5mLの1N溶液)を添加した。この混合物を室温で一晩攪拌し、酸性化し、HPLCにより精製すると、標題化合物が得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3):δ0.8〜1.0ppm(3H,br)、1.5〜1.8(2H,br)、2〜2.4(2H,br)、2.6〜3.0(2H,br)、3.1〜3.2(3H,br)、3.6〜3.8(2H,br)、4.0〜4.3(2H,br)、6.9〜8.2(6H,m)。
MS:m/z=465(M+H)。
MS:m/z=465(M+H)。
N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)コハク酸モノアミドの調製
THF(2mL)およびDMF(2mL)に溶かした、実施例8、ステップ1のアミン(20mg)の溶液に、NEt3(18μL、0.13mmol)および無水コハク酸(9.5mg、0.095mmol)を添加した。この反応混合物を45℃で一晩攪拌した。50μLのTFAで酸性化し、HPLC精製すると、標題化合物が得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3):δ1.00ppm(3H,t,J=7.5Hz)、1.75(2H,m)、2.18(2H,m)、2.72(4H,m)、2.94(2H,m)、3.02〜3.12(3H,2s)、3.62(2H,m)、4.15(2H,m)、7.05(1H,d,J=8.8)、7.58(1H,d,J=8.8)。
MS:m/z=417(M+H)。
MS:m/z=417(M+H)。
4−カルボキシ−4,4−ジメチル−[N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)]ブチルアミドの調製
THF(2mL)およびDMF(2mL)に溶かした、実施例8、ステップ1のアミン(20mg)の溶液に、NEt3(18μL、0.13mmol)および無水グルタル酸2,2−ジメチル(13.5mg、0.095mmol)を添加した。この反応混合物を45℃で一晩攪拌した。50μLのTFAで酸性化し、HPLC精製すると、標題化合物が得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3):δ0.99ppm(3H,t,J=7.5Hz)、1.20〜1.26(6H,2s)、1.70(2H,m)、1.92(2H,m)、2.14(2H,m)、2.38(2H,m)、2.94(2H,m)、2.98〜3.06(3H,2s)、3.60(2H,m)、4.15(2H,m)、7.05(1H,d,J=8.8)、7.58(1H,d,J=8.8)。
MS:m/z=459(M+H)。
MS:m/z=459(M+H)。
4−カルボキシ−3,3−ジメチル−[N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)]ブチルアミドの調製
THF(20mL)およびDMF(10mL)に溶かした、実施例8、ステップ1のアミン(1グラム)の溶液に、NEt3(0.88mL、6.3mmol)および無水グルタル酸3,3−ジメチル(675mg、4.8mmol)を添加した。この反応混合物を45℃で一晩攪拌した。1mLのTFAで酸性化し、HPLC精製すると、標題化合物が得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3):δ1.00ppm(3H,t,J=7.5Hz)、1.14〜1.18(6H,2s)、1.73(2H,m)、2.20(2H,m)、2.42〜2.46(2H,2s)、2.32〜2.37(2H,2s)、2.95(2H,m)、3.10〜3.21(3H,2s)、3.72(2H,m)、4.18(2H,m)、7.05(1H,d,J=8.8)、7.60(1H,d,J=8.8)。
MS:m/z=459(M+H)。
MS:m/z=459(M+H)。
ステップ1 7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−6−(3−アジドプロピルオキシ)−1,2−ベンズイソキサゾールの調製
DMF(100mL)中、実施例7で調製した7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−6−(3−ブロモプロピルオキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール(8.15グラム、22.3mmol)およびアジ化ナトリウム(7.24グラム、111.3mol)の混合物を、50℃で3時間攪拌した。この反応混合物をエーテルと水との間に分配させた。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を真空蒸発させると、オイルが得られた。これを酢酸エチルおよびヘキサン(1:19)を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製すると、標題化合物が得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3)δ7.37(d,1H)、6.92(d,1H)、4.09(t,2H)、3.41(t,2H)、2.86(t,2H)、1.93(m,2H)、1.67(m,2H)、0.98(t,3H)。
MS:m/z=329(M+H)。
MS:m/z=329(M+H)。
ステップ2 7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−6−(3−アミノプロピルオキシ)−1,2−ベンズイソキサゾールの調製
THF(15mL)中、ステップ1の7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−6−(3−アジドプロピルオキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール(1.80グラム、5.26mmol)、トリフェニルホスフィン(2.07グラム、7.9mol)および水(0.95mL、52.6mol)の混合物を、室温で3時間攪拌した。この反応混合物を酢酸エチルと水との間に分配させた。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を蒸発させ、得られた固体をメタノールおよびジクロロメタン(1:9)を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーに付すと、標題化合物が得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3)δ7.55(d,1H,J=9.0Hz)、7.07(d,1H,J=9.0)、4.19(t,2H,J=6.0)、2.96(t,2H,J=6.5)、2.90(t,2H,J=7.5)、2.00(m,2H)、1.70(m,2H)、1.42(br,2H)、0.96(t,3H,J=5.5)。
MS:m/z=303(M+H)。
MS:m/z=303(M+H)。
N−(3−{7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル}オキシ)プロピル)アセトアミドの調製
塩化メチレン(2mL)中、実施例12、ステップ2で調製した7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−6−(3−アミノプロピルオキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール(134mg、0.44mmol)、トリエチルアミン(90mg、0.89mmol)および塩化アセチル(35mg、0.44mmol)の混合物を、3時間攪拌した。この反応混合物をエーテルと水との間に分配させた。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を真空蒸発させると、オイルが得られた。これをメタノールおよびジクロロメタン(1:9)を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製すると、標題化合物が得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3)δ7.56(d,1H,J=9.0Hz)、7.06(d,1H,J=9.0)、5.68(bs,1H)、4.16(t,2H,J=6.0)、3.50(q,2H,J=7.0および13.0)、2.92(t,2H,J=7.0)、2.10(m,2H)、2.00(s,3H)、1.72(m,2H)、0.98(t,3H,J=5.5)。
MS:m/z=345(M+H)。
MS:m/z=345(M+H)。
N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)アセトアミドの調製
THF(2mL)中、実施例13で調製したN−(3−{7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)アセトアミド(57.3mg、0.17mmol)、水素化ナトリウム(20mg、0.50mmol)およびヨウ化メチル(142mg、1.0mmol)の混合物を、3時間還流した。この反応混合物をエーテルと水との間に分配させた。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を真空蒸発させ、メタノールおよびジクロロメタン(1:16)を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製すると、標題化合物が得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3)δ7.56(m,1H)、7.06(m,1H)、4.13(m,2H)、3.57(m,2H)、3.04&2.97(s,3H)、2.92(t,2H,J=7.5Hz)、2.10(m,2H)、2.09(s,3H)、1.72(m,2H)、0.98(m,3H)。
MS:m/z=359(M+H)。
MS:m/z=359(M+H)。
N−(3−{7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)プロピオンアミドの調製
塩化メチレン(2mL)中、実施例12、ステップ2で調製した7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−6−(3−アミノプロピルオキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール(124mg、0.41mmol)、トリエチルアミン(83mg、0.82mmol)および塩化プロピオニル(38mg、0.41mmol)の混合物を、3時間攪拌した。この反応混合物をエーテルと水との間に分配させた。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を真空蒸発させると、オイルが得られた。これをメタノールおよびジクロロメタン(1:9)を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製すると、標題化合物が得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3)δ7.56(d,1H,J=9.0Hz)、7.06(d,1H,J=9.0)、5.63(bs,1H)、4.16(t,2H,J=6.0)、3.49(q,2H,J=6.5および13.0)、2.92(t,2H,J=7.5)、2.22(q,2H,J=7.5および15.0)、2.10(m,2H)、1.73(m,2H)、1.17(t,3H,J=7.5)、0.97(t,3H,J=8.0)。
MS:m/z=359(M+H)。
MS:m/z=359(M+H)。
N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)プロピオンアミド
THF(2mL)中、実施例15で調製したN−(3−{7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)プロピオンアミド(26.7mg、0.07mmol)、水素化ナトリウム(8.9mg、0.22mmol)およびヨウ化メチル(28.0mg、0.45mmol)の混合物を、3時間還流した。この反応混合物をエーテルと水との間に分配させた。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を真空蒸発させ、メタノールおよびジクロロメタン(1:16)を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製すると、標題化合物が得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3)δ7.50(m,1H)、7.03(m,1H)、4.12(m,2H)、3.57(m,2H)、3.02&2.96(s,3H)、2.90(m,2H)、2.36(m,2H)、2.10(m,2H)、1.71(m,2H)、1.13(t,3H)、0.96(m,3H)。
MS:m/z=373(M+H)。
MS:m/z=373(M+H)。
[N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)]チオフェン−1,5−ジカルボン酸モノアミドの調製
CH2Cl2に溶かした、実施例8、ステップ1のN−メチルアミン(0.05mmol)の0.1M溶液5mLに、2,5−チオフェンジカルボン酸(26.9mg)、HOBT(9.1mg)、EDC HCl(11.9mg)、2mL CH2Cl2、次いでジイソプロピルエチルアミン(26.5μL)を添加した。この反応混合物を室温で一晩攪拌した。溶媒を真空蒸発させ、得られた固体を3mLのメタノールに溶かし、HPLCにより分離すると、標題化合物が白色の固体として得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3);δ7.77(b,1H)、7.58(d,1H,J=8.5Hz)、7.36(b,1H)、7.07(b,1H)、6.82(b,2H)、4.18(b,2H)、3.82(t,2H,J=7.2Hz)、3.27(b,3H)、2.91(b,2H)、2.26(b,2H)、1.70(b,2H)、0.96(b,3H)。
MS:m/z=471(M+H)。
MS:m/z=471(M+H)。
[N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)]ピリジン3,5−ジカルボン酸モノアミドの調製
CH2Cl2に溶かした、実施例8、ステップ1のN−メチルアミン(0.05mmol)の0.1M溶液5mLに、3,5−ピリジンジカルボン酸(28.4mg)、HOBT(14.6mg)、EDC HCl(20.2mg)、2mL CH2Cl2、次いでジイソプロピルエチルアミン(26μL)を添加した。この反応混合物を室温で一晩攪拌した。溶媒を真空蒸発させ、得られた固体を3mLのメタノールに溶かし、HPLCにより分離すると、標題化合物が白色の固体として得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3);δ10.50(b,交換可能なH)、9.35(主回転異性体,s,1H) 9.26(副回転異性体,s,1H)、9.01(主回転異性体,s,1H)、8.94(副回転異性体,s,1H)、8.62(主回転異性体,s,1H)、8.45(副回転異性体,s,1H)、7.60(主回転異性体,d,1H,J=9.0Hz) 7.56(副回転異性体,d,1H,J=8.5Hz)、7.12(主回転異性体,d,1H,J=9.0Hz)、6.98(副回転異性体,d,1H,J=8.5Hz)、4.28(主回転異性体,t,2H,J=5.5Hz)、4.05(副回転異性体,b,2H)、3.88(主回転異性体,t,2H,J=6.8Hz)、3.68(副回転異性体,b,2H)、3.26(副回転異性体,s,3H)、3.15(主回転異性体,s,3H)、2.96(主回転異性体,t,2H,J=7.2Hz)、2.54(副回転異性体,t,2H,J=7.0Hz)、2.32(主回転異性体,b,2H)、2.18(副回転異性体,b,2H)、1.75(主回転異性体,sextet,2H,J=7.3Hz)、1.51(副回転異性体)、sextet,2H,J=7.3Hz)、1.00(主回転異性体,t,3H,J=7.3Hz)、0.82(副回転異性体,t,3H,J=7.3Hz)。
MS:m/z=466(M+H)。
MS:m/z=466(M+H)。
[N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)]2,2−ジクロロシクロプロパン−1,3−ジカルボン酸モノアミドの調製
CH2Cl2に溶かした、実施例8、ステップ1のN−メチルアミン(0.05mmol)の0.1M溶液5mLに、3,3−ジクロロ−1,2−シクロプロパンジカルボン酸(37.3mg、シスおよびトランス異性体混合物)、HOBT(11.9mg)、EDC HCl(17.2mg)、2mL CH2Cl2、次いで、ジイソプロピルエチルアミン(26μL)を添加した。この反応混合物を室温で一晩攪拌した。溶媒を真空蒸発させ、得られた固体を2mLのメタノールに溶かし、HPLCにより分離すると、標題化合物が白色の固体として得られた。
選択されたシグナル:1H NMR(CDCl3);δ8.20(b)、7.58(副異性体,d,1H,J=10.5Hz)、7.57(主異性体,d,1H,J=9.0Hz)、7.10(副異性体,d,1H,J=9.0Hz)、7.04(主異性体,d,1H,J=8.5Hz)、4.23(副異性体,t,2H,J=5.5Hz)、4.15(主異性体,t,2H,J=6.0Hz)、3.96(副異性体,m,1H,J=6.2Hz)、3.85(主異性体,m,1H,J=7.0Hz)、3.77(副異性体,m,1H)、3.59(主異性体,m,1H,J=7.0Hz)、3.30(主異性体,s,3H)、3.18(副異性体,s,3H)、3.12(d,2H,J=4.0Hz)、2.94(t,2H,J=7.5Hz)、2.31(副異性体,m,2H)、2.17(主異性体,pentet,2H,J=6.5Hz)、1.74(sextet,2H,J=7.5Hz)、0.99(t,3H,J=7.0Hz)。
MS:m/z=497(M+H)。
MS:m/z=497(M+H)。
本発明をある特定の実施形態に関して記載および説明したが、当業者ならば、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、種々の変法、改変および置換を行うことができることは理解されよう。例えば、前記の本明細書に示した特定の投与量ではない有効な投与量を、前記で示したように本発明に用いた活性物質に対して、何らかの徴候に関する、治療されている哺乳類の反応性の変化の結果として適用することができる。同様に、観察される特定の薬理学的応答も、選択された特定の活性化合物または本製薬上の担体があるかどうか、ならびに用いた製剤の種類によって、およびそれに応じて変わることがあり、結果の、このような予想される変化または相違は、本発明の目的および実施にしたがって考慮される。したがって、本発明は以下の特許請求の範囲によって定義され、かかる特許請求の範囲は妥当な限りより広く解釈されるものとする。
Claims (28)
- 次式Iの化合物
[式中、
R1は
(a)−CF3、
(b)−CH2C(CH)3、
(c)フェニル、
(d)−C1〜6アルキル、および
(e)−C1〜2アルキル−フェニル
からなる群から選択され、
R2は
(a)−C1〜6アルキル、
(b)−COOR3、
(c)−CR3R4−O−R5、
(d)−CR3R4−S−R5、および
(e)−COR3
からなる群から選択され、
R3、R4およびR5は、独立に、出現するごとに、−H、フェニルおよびC1〜6アルキルからなる群から選択され、
nは2、3、4、5および6から選択される整数であり、
Zは
から選択され、
Xは
(a)−H、
(b)−C(O)CH3、
(c)−C1〜6アルキル、および
(d)−CH2CF3
からなる群から選択され、
Yは
(a)非置換であるか、出現するごとに、以下からなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C1〜8直鎖アルキル:
(i)−COOR3、
(ii)−CONH2、
(iii)−CN、
(iv)ハロ、
(v)チエニル、
(vi)−S−フェニル、
(vii)テトラゾリル、
(viii)NR6R7、
(ix)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよびC1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたフェニル、
(x)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜3アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C1〜3アルキル、
(b)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたフェニル、
(c)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたフラニル、
(d)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたピリジル、
(e)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたチエニル、
(f)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C3〜6シクロアルキル、および
(g)非置換であるか、非置換であるか、出現するごとに、−COOR3および−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された、炭素の総数が3〜5である、−C1〜4アルキル−O−C1〜4アルキル
からなる群から選択され、
R6は−HおよびC1〜6アルキルからなる群から選択され、
R7は
(a)−COC1〜3アルキル、
(b)−COCF3、および
(c)−COOR3
からなる群から選択され、
R8およびR9は、独立に、出現するごとに、−H、C1〜4アルキル、−C1〜4アルケニル、−O−C1〜4アルキルおよび−O−C1〜4アルケニルからなる群から選択され、
ただし、Zが−S(O)m−である場合には、Yは−C1〜8直鎖アルキルである]。 - 次式Iの化合物
[式中、
R1は
(a)−CF3、
(b)−CH2C(CH)3、
(c)フェニル、
(d)−C1〜6アルキル、および
(e)−C1〜2アルキル−フェニル
からなる群から選択され、
R2は
(a)−C1〜6アルキル、
(b)−COOR3、
(c)−CR3R4−O−R5、
(d)−CR3R4−S−R5、および
(e)−COR3
からなる群から選択され、
R3、R4およびR5は、独立に、出現するごとに、−H、フェニルおよびC1〜6アルキルからなる群から選択され、
nは2、3、4、5および6から選択される整数であり、
Zは
から選択され、
Xは
(a)−H、
(b)−C(O)CH3、
(c)−C1〜6アルキル、および
(d)−CH2CF3
からなる群から選択され、
Yは
(a)非置換であるか、出現するごとに、以下からなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C1〜8直鎖アルキル:
(i)−COOR3、
(ii)−CONH2、
(iii)−CN、
(iv)ハロ、
(v)チエニル、
(vi)−S−フェニル、
(vii)テトラゾリル、
(viii)NR6R7、
(ix)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよびC1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたフェニル、
(x)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜3アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C1〜3アルキル、
(b)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたフェニル、
(c)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたフラニル、
(d)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたピリジル、
(e)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたチエニル、
(f)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C3〜6シクロアルキル、および
(g)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3および−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された、炭素の総数が3〜5である、−C1〜4アルキル−O−C1〜4アルキル
からなる群から選択され、
R6は−HおよびC1〜6アルキルからなる群から選択され、
R7は
(a)−COC1〜3アルキル、
(b)−COCF3、および
(c)−COOR3
からなる群から選択され、
R8およびR9は、独立に、出現するごとに、−H、C1〜4アルキル、−C1〜4アルケニル、−O−C1〜4アルキルおよび−O−C1〜4アルケニルからなる群から選択され、
ただし、Zが−S(O)m−である場合には、Yは−C1〜8直鎖アルキルであり、また、
Zが−C(O)−であり、XがHであり、Yが−C1〜2アルキルで置換されたフェニルである場合には、C1〜2アルキルは、その末端の炭素がCOOR3で置換されていない]。 - Zが−C(O)−である請求項1に記載の化合物。
- R1が−CF3および−CH2C(CH)3から選択され、R2がn−プロピルである請求項3に記載の化合物。
- Xが−HおよびC1〜6アルキルから選択され、nが3、4および5から選択される請求項3に記載の化合物。
- R1が−CF3および−CH2C(CH)3から選択され、R2がn−プロピルである請求項5に記載の化合物。
- Yが
(a)非置換であるか、出現するごとに、以下からなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C1〜8直鎖アルキル:
(i)−COOR3、
(vii)−CONH2、
(viii)−CN、
(ix)−ハロ、
(x)−S−フェニル、
(xi)テトラゾリル、および
(vii)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜3アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C1〜3アルキル、
(b)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたフェニル、
(c)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたフラニル、
(d)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたピリジル、
(e)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換されたチエニル、
(f)非置換であるか、出現するごとに、−COOR3、ハロゲンおよび−C1〜6アルキルからなる群から独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C3〜6シクロアルキル
から選択される請求項3に記載の化合物。 - R1が−CF3および−CH2C(CH)3から選択され、R2がn−プロピルである請求項7に記載の化合物。
- R1が−CF3および−CH2C(CH)3から選択され、R2がn−プロピルであり、Xが−H、−C(O)CH3および−C1〜3アルキルから選択され、R8およびR9が独立に、Hおよび−O−C1〜4アルケニルから選択され、nが3、4および5から選択される請求項7に記載の化合物。
- R1が−CF3であり、R2がn−プロピルであり、Xが−Hおよび−C1〜2アルキルから選択され、nが3および4から選択され、R8およびR9がHであり、Yが
(a)非置換であるか、出現するごとに、−COOH、−CN、テトラゾリルおよび−C1〜3アルキルから独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C1〜8直鎖アルキル、
(b)非置換であるか、−COOHで一置換または多置換されたフェニル、
(c)非置換であるか、−COOHで一置換または多置換されたピリジル、
(d)非置換であるか、−COOHで一置換または多置換されたチエニル、および
(e)非置換であるか、出現するごとに、−COOHおよびハロゲンから独立に選択される置換基で一置換または多置換された−C3〜6シクロアルキル
から選択される請求項7に記載の化合物。 - R1が−CF3であり、R2がn−プロピルであり、nが3であり、Xがメチルであり、R8およびR9がHであり、Yが
(a)非置換であるか、出現するごとに、−COOHおよび−C1〜3アルキルから独立に選択される置換基で、一置換または多置換された−C1〜8直鎖アルキル、
(d)非置換であるか、−COOHで一置換または多置換されたフェニル、および
(e)非置換であるか、出現するごとに、−COOHおよびハロゲンから独立に選択される置換基で一置換または多置換された−C3〜6シクロアルキル
から選択される請求項7に記載の化合物。 - [N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)]イソフタル酸モノアミド、
N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)コハク酸モノアミド、
4−カルボキシ−3,3−ジメチル−[N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)]ブチルアミド、
N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)アセトアミド、
[N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)]チオフェン−1,5−ジカルボン酸モノアミド、
[N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)]ピリジン3,5−ジカルボン酸モノアミド、
[N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)]2,2−ジクロロシクロプロパン−1,3−ジカルボン酸モノアミド
およびその製薬上許容される塩およびエステル
からなる群から選択される請求項7に記載の化合物。 - [N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)]イソフタル酸モノアミドおよびその製薬上許容される塩およびエステルである請求項12に記載の化合物。
- N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)コハク酸モノアミドおよびその製薬上許容される塩およびエステルである請求項12に記載の化合物。
- 4−カルボキシ−3,3−ジメチル−[N−メチル−N−(3−{[7−プロピル−3−(トリフルオロメチル)−1,2−ベンズイソキサゾール−6−イル]オキシ}プロピル)]ブチルアミドおよびその製薬上許容される塩およびエステルである請求項12に記載の化合物。
- Zが−S(O)m−である請求項1に記載の化合物。
- mが2である請求項16に記載の化合物。
- 治療上有効量の請求項1に記載の化合物を、それを必要とする患者に投与することを含む異脂肪血症を治療する方法。
- 異脂肪血症が血漿HDLコレステロールレベルの低下を含む請求項18に記載の方法。
- 治療上有効量の請求項1に記載の化合物を、それを必要とする患者に投与することを含むアテローム性動脈硬化症を治療する方法。
- 予防上有効量の請求項1に記載の化合物を、アテローム性動脈硬化症を発症する危険性のある患者に投与することを含む、アテローム性動脈硬化症を発症する危険性を減少させる方法。
- 予防上有効量の請求項1に記載の化合物を、アテローム硬化性疾患事象にかかる危険性のある患者に投与することを含む、アテローム硬化性疾患事象が発症する危険性を減少させる方法。
- 治療上有効量の式Iの化合物を、アテローム硬化性疾患を患っている患者に投与することを含む、アテローム硬化性疾患の進行を遅らせる方法。
- 治療上有効量の請求項1に記載の化合物を、それを必要とする患者に投与することを含む、組織沈着物からコレステロールを除去する方法。
- 予防上有効量の請求項1に記載の化合物を、それを必要とする患者に投与することを含む、組織沈着物における脂質蓄積を防ぐ方法。
- 請求項1に記載の化合物と製薬上許容される担体とからなる薬剤組成物。
- 請求項1に記載の化合物を製薬上許容される担体と組合せることによって製造された薬剤組成物。
- 式Iの化合物を製薬上許容される担体と組合せることを含む薬剤組成物の調製方法。
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