JP2005516355A - ケーブル・クランプを含む３軸コネクタ - Google Patents

Abstract

本発明は、コネクタ内の中心導体ピンの案内ならびに中心決めを提供する、同軸ケーブル伝送線路コネクタとともに使用するためのテーパ付きの入口を伴う中心導体絶縁体に関係する。また本発明は、コネクタ内の中心導体ピンの案内ならびに中心決めを行うテーパ付きの入口を伴う中心導体絶縁体を組み込んだ、同軸ケーブル伝送線路コネクタとともに使用するためのフロント・スリーブ・アッセンブリに関係する。さらに本発明は、ケーブルへコネクタをマウントするための圧縮リング・アッセンブリに関係し、当該アッセンブリは、テーパ付きリア・シールと係合するコレットを有し、当該リア・シールは、ケーブル周囲にコレットを圧縮する。さらにまた本発明は、コレットおよびテーパ付きリア・シールを組み込んだ圧縮リング・アッセンブリを用いて、ケーブルへコネクタをマウントする方法に関連する。さらにまた本発明は、同軸ケーブル伝送線路コネクタ用のフロント・スリーブ・アッセンブリおよび外側本体を含み、コネクタを、第１のスタイルまたはオス／メスのコネクタから、第２のスタイルまたはオス／メスのコネクタへ変換することを可能にする変換キットに関連する。さらに本発明は、様々なスタイルまたはオス／メスの通信コネクタをパネルへマウントすることを可能にするマウンティング・キットに関連する。

Description

本発明は伝送線路コネクタに関し、より詳細に述べれば、１ないしは複数の長さ方向に延びる同軸導体からシールドされた中心導体を含むケーブルに対する接続のための伝送線路コネクタに関する。

導電性伝送ケーブルとともに使用するコネクタは、ケーブルの中心導体をはじめ、当該ケーブルと同軸配置されたほかの導体への電気的連結性を提供する。これらのケーブルの中には、中心導体および１つの追加の同軸導体（同軸ケーブル）を含むもの、および２つの追加の同軸導体（３軸ケーブル）を含むものがある。いずれのタイプのケーブルの中心導体も、物理的かつ電気的にコネクタの中心導体とリンクされ、その後、嵌合するコネクタとともにそのコネクタを使用することができる。ＡＤＣ Ｔｅｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ， Ｉｎｃ．（ＡＤＣテレコミュニケーションズ・インク）に対する米国特許第５，９６７，８５２号および第６，１０９，９６３号は、このタイプのコネクタに関する。また米国特許第６，１４６，１９２号および第６，２３１，３８０号に見られるように、このタイプのコネクタのためのマウンティング・パネルについても周知である。この分野の継続的な開発が望まれている。

本発明は、同軸ケーブル伝送線路コネクタにおける使用のための中心導体絶縁体に関係する。当該絶縁体は、ケーブルの中心導体に接続されるピンのためのテーパ付き入口を含んでいる。コネクタとともに使用するためのフロント・シェル・アッセンブリは、テーパ付き入口を伴う中心導体絶縁体を含んでいる。

また本発明は、伝送線路ケーブルに対して伝送線路コネクタを保持するための圧縮リング・アッセンブリに関係する。このアッセンブリは、リア・シールの傾斜付き内壁によって内向きの作用が与えられる圧縮可能なコレットを含んでいる。コレットは、コレットの両端から延びるスロットを含んでいる。

さらに本発明は、同軸導体ケーブルとの使用のための伝送線路コネクタを、オス／メスまたはスタイルの一方からオス／メスまたはスタイルの他方へ変換するための変換キットに関連する。

さらにまた本出願は、様々なスタイルまたはオス／メスの伝送線路コネクタをパネルへマウントするためのヨークならびにアダプタを含むマウンティング・キットに関連する。

現存する、中心導体および１ないしは複数の同軸配置された導体を伴うケーブルへ接続するための伝送線路コネクタはよく知られている。これらのコネクタは、一般に、単一同軸導体を伴うケーブルの接続用（同軸コネクタ）または２つの同軸導体を伴うケーブルの接続用（３軸コネクタ）のいずれかとなるが、両方のタイプのコネクタ、および本質的に同軸でない別のコネクタ・タイプへの適用が可能な類似した改良を行うことができる。

コネクタのサイズおよび構造については、いくつかのスタイルが存在する。スタイルは、中心導体のオス／メス種別とコネクタのスリーブの間において異なることがある。また、コネクタを互いに保持するためのロック機構に関してもスタイルが異なることがある。図１ならびに２および図３８に、２つのコネクタのスタイルを例示する。これらのスタイルは、コネクタ・エレメントのオス／メス種別およびロック機構に関して異なっている。

通常、２つのコネクタのスタイルをともに使用することはできない。本発明の１つの側面は、１つのコネクタのスタイルから別のコネクタのスタイルへ変換することに関係する。このほかの本発明の各種側面は、ケーブル・クランプを伴うケーブルへのコネクタのマウントに関係する。本発明の別の側面は、中心導体絶縁体を含むコネクタ・エレメントに関係する。本発明のさらに別の要素は、マウンティング・パネルを伴うコネクタの使用に関係する。

ここで図１および３を参照すると、フロント外側本体１０２、エンドキャップ１０４、嵌合する開口１０６、およびケーブル１０８を含む第１の３軸コネクタ１００が示されている。ケーブル１０８は、中心導体ピン１１０によってジャック中心導体１１２へ電気的にリンクされる中心導体１０９を含む。中心導体１１２は、フロント・シェル１１６内の中心導体絶縁体１１４内に保持されている。フロント・シェル１１６は、ケーブル１０８内の第１同軸導体１１８へ電気的にリンクされる。外側絶縁体１２０は、ケーブル１０８内の第２同軸導体１２２へ電気的にリンクされるフロント外側本体１０２からフロント・シェル１１６を絶縁する。フロント外側本体１０２は、嵌合する開口１０６への入口を形成するフロント・リング１２４を含む。エンドキャップ１０４は、ねじ付きインサート１２８へねじマウントされる。エンドキャップ１０４とねじ付きインサート１２６の間には、リア・シール１２８およびコレット１３０が介挿されており、それらが協働してケーブル１０８に対してコネクタ１００を保持する。エンドキャップ１０４上には２ペアの相対するレンチ・フラット１３４が備わり、フロント外側本体１０２上には２ペアの相対するマウンティング・フラット１３６が備わる。ケーブル１０８とエンドキャップ１０４の間にはｏリング１４１等の第１の防水シールが配置されており、ねじ付きインサート１２６とエンドキャップ１０４の間にはｏリング１４１等の第２の防水シールが配置されている。また、ねじ付きインサート１２６とフロント外側本体１０２の間にはｏリング１４１等の第３の防水シールが配置されている。

次に図２および４を参照すると、フロント外側本体２０２、エンドキャップ１０４、嵌合するエンド２０６、およびケーブル１０８を含む第２の３軸コネクタ２００が示されている。フロント外側本体２０２上には、ロック・スリーブ２０３が備わっている。ロック・スリーブ２０３は、参照により開示を援用している米国特許第３，１６０，４５７号にあるものに類似の、ロック・リング１０３と係合する解放可能なロック機構２０５を含んでいる。コネクタが引き離されるとき、フィンガ２０７がロック・リング１０３から外れる。ケーブル１０８に張力が印加されると、傾斜２０９によってフィンガ２０７がロック・リング１０３を解放することを妨げる傾向がもたらされる。

ケーブル１０８は、中心導体ピン１１０へ電気的にリンクされる中心導体１０９を含んでいる。中心導体ピン１１０は、フロント・シェル２１６内の中心導体絶縁体１１４内に保持されている中心導体２１２へ電気的にリンクされる。フロント・シェル２１６は、ケーブル１０８内の第１同軸導体１１８へ電気的にリンクされる。外側絶縁体１２０は、ケーブル１０８内の第２同軸導体１２２へ電気的にリンクされるフロント外側本体２０２からフロント・シェル２１６を絶縁する。フロント外側本体２０２は、嵌合する開口２０６への入口を形成するフロント・リング２２４を含む。エンドキャップ１０４は、ねじ付きインサート１２６へねじマウントされる。エンドキャップ１０４とねじ付きインサート１２６の間には、リア・シール１２８およびコレット１３０が介挿されており、それらが協働してケーブル１０８に対してコネクタ２００を保持する。ケーブル１０８とエンドキャップ１０４の間にはｏリング１４１等の第１の防水シールが配置されており、ねじ付きインサート１２６とエンドキャップ１０４の間にはｏリング１４１等の第２の防水シールが配置されている。また、ねじ付きインサート１２６とフロント外側本体２０２の間にはｏリング１４１等の第３の防水シールが配置されている。

図５を参照すると、ケーブル１０８へコネクタ１００および２００をマウントするための、エンドキャップ１０４、ねじ付きインサート１２６、リア・シール１２８、およびコレット１３０の協働作用がさらに詳細に示されている。ねじ付きインサート１２６の、エンドキャップ１０４から離れる側の一端にケーブル１０８の中心導体１０９が示されている。コネクタ１００または２００の中心導体１１０は、中心導体１０９の周囲に嵌り、中間誘電体１１１によって第１同軸導体１１８から電気的に絶縁される。一方、第１同軸導体１１８は、内被１２１によって第２同軸導体１２２から電気的に絶縁される。ケーブル１０８を終端するプロセスの一部としてケーブル１０８へコネクタ１００または２００をマウントするためには、まずケーブル１０８の周囲にエンドキャップ１０４を配置し、続いてリア・シール１２８、コレット１３０、およびねじ付きインサート１２６を配置する。エンドキャップ１０４とねじ付きインサート１２６が螺合するとき、エンドキャップ１０４の内側面１３８がリア・シール１２８に係合してコレット１３０の上にリア・シール１２８を作用させる。リア・シール１２８の内壁１４０は、図中に示されているように（またさらに詳細を以下に述べるように）傾斜が付けられており、コレット１３０の外側面１４２も同様に、図中に示されているように（またさらに詳細を以下に述べるように）傾斜が付けられている。内壁１４０および外側面１４２は、エンドキャップ１０４がねじ付きインサート１２６へ向かって引かれたときに、協働してケーブル１０８の周囲にコレット１３０を圧縮する。

第２同軸導体１２２は、第２同軸導体１２２をねじ付きインサート１２６にかぶせるように折り返し、導体１２２の折り返し部分の周囲にグラウンド・ワッシャ１３２を配置することによってねじ付きインサートと電気的に接続される。コネクタ１００または２００に対してケーブル１０８を終端する一般的なプロセスに関する追加の詳細は、米国特許第５，９６７，８５２号および第６，１０９，９６３号に記述されており、これらの特許の開示は、参照によりこれに援用されている。

同軸伝送ケーブルへコネクタを取り付けるプロセスの間に、ケーブル外被の周囲にコネクタ構造の一部が締め込まれる。この部分の構造が、コネクタとケーブルの物理的な接続の強度ならびに完全性を増すことになる。ケーブル外被に対してこの構造を閉め込むプロセスは、ケーブルならびにケーブル内の導体にダメージを生じさせることなくケーブルを固定するように行われる必要がある。

ここで図６〜１０を参照すると、コレット１３０が示されている。コレット１３０は、ケーブル１０８に対してコネクタ１００または２００を固定するためにコレット１３０が使用されるときにねじ付きスリーブ１２６の方向に向けられるエンド１４４、およびエンドキャップ１０４の方向に向けられるエンド１４８を含む。エンド１４４からエンド１４８へ向かって延びている第１スロット１４６は、エンド１４４とエンド１４８の間の距離の途中まで横行し、かつ内壁１５４から外側面１４２まで達している。エンド１４８からエンド１４４へ向かって延びている第２スロット１５０は、エンド１４８とエンド１４４の間の距離の途中まで横行し、かつ内壁１５４から外側面１４２まで達している。例示の実施態様においては、スロット１４６および１５０が数において等しく、コレット１３０の周囲に等間隔に離隔されている。それぞれ４つのスロット１４６および１５０が示されているが、より多い、あるいはより少ない数のスロット１４６および１５０を本発明に従って使用できることは予測される。

内壁１５４は、一連のリッジ１５６を含んでおり、コレット１３０によるケーブル１０８のグリップを向上する。外側面１４２は、中心軸１５１と平行であり、かつ中心軸１５１からエンド１４４の最大直径分のオフセットが与えられた直線１５３に関して角度１５２を形成する。図示されているように角度１５２は約５度であるが、ほかの角度も使用できることは予測される。

コレット１３０は、好ましくは真鍮等の材料もしくはそのほか類似の、以下に述べるリア・シール１２８による圧縮に対して同じように応答する材料から作られる。

次に図１１〜１４を参照すると、リア・シール１２８が示されている。リア・シール１２８は、外壁１６２、リア・シール１２８を使用してコレット１３０を圧縮し、コネクタ１００または２００をケーブル１０８へ固定するときにエンドキャップ１０４の内側面１３８に係合するエンド１６０、およびねじ付きインサート１２６の方向へ向けられるエンド１５８を含む。内壁１４０は、中心軸１６３と平行であり、かつ中心軸１６３から内側ストップ１６４の最大直径分のオフセットが与えられた直線１６５に関して角度１６６を形成する。内側ストップ１６４は、内壁１４０のエンドを形成する縁であり、コレット１３０のためのストップを提供する。

角度１６６は、概略で角度１５２に等しい。コレット１３０の狭径エンド１６８は、リア・シール１２８の内壁１４０の広径エンド１７２より小さいが、狭径エンド１７４より大きい。コレット１３０の広径エンド１７０は、広径エンド１７２より小さい。エンドキャップ１０４がねじ付きインサート１２６に向かってリア・シールのエンド１６０を押すとき、内壁１４０が外側面１４２に係合し、角度１５２ならびに１６６およびスロット１４６ならびに１５０の協働によって、リア・シール１２８内のコレット１３０をより小さい直径に圧縮することが可能になる。コレット１３０がより小さい直径に圧縮されると、内壁１５４ならびにリッジ１５６も同様により小さい直径に圧縮され、図３および４に示されているように、内壁１５４ならびにリッジ１５６がケーブル１０８と係合する。

リア・シール１２８がコレット１３０の周囲に配置されるとき、コレット１３０が内側に押され、コレット１３０内の材料を変形させてスロット１４６ならびに１５０を狭める。スロット１４６および１５０の配置は、コレット１３０が圧縮されてスロット１４６および１５０が狭まるとき、内壁１５４がエンド１４４からエンド１４８まで一様な直径を維持することを可能にする。リア・シール１２８およびコレット１３０は、コレット１３０が圧縮されるとき、協働して一様な圧力をケーブル１０８へ印加する。内壁１５４の最小直径は、リア・シール１２８がコレット１３０へ印加する圧縮の量を制限することによって限定することができる。コレット１３０の圧縮は、スロット１４６および１５０の幅をコントロールすることによって、内側ストップ１６４がコレット１３０の狭径エンド１６８と係合することによって、あるいはコレット１３０の周囲でリア・シールを押すエンドキャップ１０４へ印加することのできる力の量に対してトルク限界を設定することによって制限することができる。

同軸ケーブル内の中心導体およびそのほかの導体への接続に使用されるコネクタには、いくつかの異なるスタイルが知られている。１つのタイプのコネクタは、別のタイプのコネクタと物理的な互換性を有していないことがある。これは、たとえば、第１のスタイルのコネクタを伴うケーブルを第２のスタイルのコネクタを有するケーブルとともに使用すること、およびその逆の使用ができない可能性があるということを意味する。たとえば、コネクタ１００と２００は互いに嵌り合う。しかしながら、コネクタ１００および２００は、前述の米国特許第５，９６７，８５２号および第６，１０９，９６３号のコネクタと嵌り合わない。これらの嵌合エンドは、物理的に適合していない。

ここで図１５〜２６を参照すると、変換キット３００および４００が示されている。変換キット３００によって第２のコネクタ２００を第１コネクタ１００へ変換することが可能になり、変換キット４００によって第１コネクタ１００を第２のコネクタ２００へ変換することが可能になる。変換キット３００および４００が、以下に述べる方法と同様にして、ほかのスタイルまたはオス／メスの同軸もしくは３軸コネクタとともに機能するべく適合可能なことも予測される。キット３００および４００は、ケーブルの切断および再終端を伴うことなく、米国特許第５，９６７，８５２号および第６，１０９，９６３号のコネクタを、コネクタ１００および２００等のような異なるスタイルのコネクタへ変換するために使用することもできる。

まず図１５〜２０を参照するが、変換キット３００内には、フロント外側本体１０２、グラウンド・スプリング１７６、外側絶縁体１２０、およびフロント・シェル・アッセンブリ１７８が含まれている。フロント・シェル・アッセンブリ１７８は、中心導体１１２、中心導体絶縁体１１４、およびフロント・シェル１１６を含む。フロント・シェル１１６は、長さ方向に延びるいくつかのフィンガ１８０を含み、それらが協働して、嵌合するフロント・シェル２１６を受けるための開口１８２を形成している。これらの図に示されているように、６個のフィンガ１８０がある。ここで予測されるが、これらより多くの、あるいは少ない数のフィンガ１８０が使用されることもある。中心導体１１２は、嵌合する中心導体２１２を受けるための開口１８４、および中心導体ピン１１０を受けるための開口３０２を形成する。フロント・シェル・アッセンブリ１７８は、選択的に、取り外し可能にリア・シェル３０４へマウントされる。リア・シェル３０４は、第１同軸導体１１８と電気的に接続され、内被１２１の周りにクリンプされるクリンプ・スリーブ３０６によってケーブル１０８へ確保される。中間絶縁体３０８が、グラウンド・ワッシャ１３２とリア・シェル３０４の間のクリンプ・スリーブ３０８の周囲に嵌め込まれ、それらの部品を互いに絶縁し、第１同軸導体１１８と第２同軸導体１２２がコネクタ１００を介して電気的に接続されることを防止する。

フロント・シェル１１６は、絶縁体１１４を受けるための領域１８７を形成する内壁１８６を含む。領域１８７は、適切な深さにおいて絶縁体１１４の挿入を止める内側ショルダ１８８を有する。また領域１８７は、リア・シェル３０４に対する選択的な取り外しの可能なマウントをもたらすねじ部３１０を含む。バヨネット・マウント等といった、このほかのタイプの選択的な取り外し可能なマウント・アプローチも本発明とともに使用することができる。

次に図２１〜２６を参照すると、変換キット４００内には、フロント外側本体２０２、外側絶縁体１２０、およびフロント・シェル・アッセンブリ４０２が含まれている。フロント・シェル・アッセンブリ４０２は、中心導体２１２、絶縁体１１４、およびフロント・シェル２１６を含む。フロント・シェル２１６は、嵌合するフロント・シェル１１６内への挿入のための開口４０４を形成する管状部４０８を含む。中心導体２１２は、嵌合する中心導体１１２内への挿入のためのフロント・エンド４０６、および中心導体ピン１１０を受けるための開口３０２を含む。フロント・シェル・アッセンブリ４０２は、フロント・シェル・アッセンブリ１７８と類似の方法でリア・シェル３０４へマウントされ、図２３に示されているコネクタ１００または２００の残りの部分は、図１７に示されているものと同一である。

フロント・シェル２１６は、絶縁体１１４を受けるための領域４１４を形成する内壁４１２を含む。領域４１４は、適切な深さにおいて絶縁体１１４の挿入を止める内側ショルダ４１０を有する。また領域４１４は、リア・シェル３０４に対する選択的な取り外しの可能なマウントをもたらすねじ部４１６を含む。バヨネット・マウント等といった、このほかのタイプの選択的な取り外し可能なマウント・アプローチも本発明とともに使用することができる。

ここで図２７を参照すると、絶縁体１１４の追加の詳細が示されている。絶縁体１１４は、中心導体１１２または中心導体２１２を受けるための中心チャンネル１９０を含む。チャンネル１９０内のショルダ１９２は、チャンネル１９０内へ挿入される中心導体のための積極的なストップを提供し、適切な深さにおいてその挿入を止める。外壁１８８は、フロント・シェル２１６の内壁４１２もしくはフロント・シェル１１６の内壁１８６によって形成される内径よりわずかに大きい直径を形成し、絶縁体１１４が、領域４１４または１８７内にそれぞれ確実に保持されることを可能にしている。ここで予測されるが、フロント・シェル２１６または１１６内への絶縁体１１４のプレス嵌めは、それぞれ領域４１４または１８７内において、内側ショルダ４１０または１８８に対して絶縁体１１４を確実にマウントすることになる。絶縁体１１４は、テフロン（登録商標）または類似の材料などの電気的絶縁材料から作られるワン‐ピースの絶縁体である。ここで予測されるが、機械加工を含む各種の方法によって絶縁体１１４を作ることができる。

チャンネル１９０内のショルダ１９２は、中心導体ピン１１０が開口３０２内へ侵入し、中心導体１１２または２１２のいずれかと電気的に接触することを可能にする開口１９８を形成する。中心決め領域１９６は、中心導体ピンを開口３０２内へ案内する開口１９８への入口を提供する。中心決め領域１９６は、径の広い外側エッジ１９５および、開口１９８と同一サイズの径の狭い内側エッジ１９３を形成する傾斜壁１９４を含む。中心導体ピン１１０は、中心を外れて配置されること、あるいは中心から逸れることがあるが、中心決め領域１９６によって形成される漏斗形状は、中心導体ピンを開口３０２と整列させることによってその挿入を補助する。絶縁体１１４のシャフト部１９７は、開口３０２内の中心から逸れた中心導体ピン１１０が、中心導体１１２または２１２のいずれの部分にも、それぞれフロント・シェル１１６または２１６との接触を強制しないことを保証する補助となる。シャフト部１９７は、リア部１９９ならびにフロント部１８９よりも細く、絶縁体１１４が通信コネクタ内に組み込まれたときのインピーダンス特性の改善を提供する。

ここで図２８〜３２を参照すると、コネクタ１００からコネクタ２００への変換に関する一連のステップが示されている。図２８から見ていくが、まず、フロント外側本体１０２を方向４２０へ回転し、それを方向４２２へ移動させることによってコネクタ１００からフロント外側本体１０２を取り外す。フロント外側本体１０２内に含まれているものは、外側絶縁体１２０およびグラウンド・スプリング１７６である。図２９はフロント外側本体１０２が取り外された状態であり、その状態において、フロント・シェル・アッセンブリ１７８を方向４２４へ回転し、それを方向４２６移動させることによってリア・シェル３０４からフロント・シェル・アッセンブリ１７８を取り外す。続いて、図３０に示されているように方向４２８へ向けてフロント・シェル・アッセンブリ４０２を挿入し、図３１に示されているように方向４３０へ回転することによってそれをリア・シェル３０４へマウントする。その後、外側絶縁体１２０およびフロント外側本体２０２を図３１に示されている方向４３２へ移動させてフロント・シェル・アッセンブリ４０２の周囲に装着し、図３２に示されている方向４３４へ回転することによってそれらを固定する。以上により、図２８のコネクタ１００が図３２のコネクタ２００へ変換された。このシーケンスにおいて、ねじ付きスリーブ１２６が外側本体１０２および外側本体２０２内のねじと領域１３７において係合するねじを含む。本発明の中では、選択的な取り外しを可能にする別の取り付け方法についても企図されている。

図３０に示されるステップ以降に、希望に応じて別のコネクタ・エンド、たとえば米国特許第５，９６７，８５２号および第６，１０９，９６３号にあるようなコネクタ・エンドを使用してもよい。さらに、変換キット４００を、米国特許第５，９６７，８５２号および第６，１０９，９６３号のコネクタからコネクタ１００と嵌合するコネクタへの変換に使用してもよい。

次に図３３〜３７を参照すると、コネクタ２００からコネクタ１００への変換に関する一連のステップが示されている。図３３から見ていくが、まず、フロント外側本体２０２を方向４２０へ回転し、それを方向４２２へ移動させることによってコネクタ２００からフロント外側本体２０２を取り外す。フロント外側本体２０２内に含まれているものは、外側絶縁体１２０である。図３４はフロント外側本体２０２が取り外された状態であり、その状態において、フロント・シェル・アッセンブリ４０２を方向４２４へ回転し、それを方向４２６移動させることによってリア・シェル３０４からフロント・シェル・アッセンブリ４０２を取り外す。続いて、図３５に示されているように方向４２８へ向けてフロント・シェル・アッセンブリ１７８を挿入し、図３６に示されているように方向４３０へ回転することによってそれをリア・シェル３０４へマウントする。その後、外側絶縁体１２０、グラウンド・スプリング１７８、および外側本体１０２を方向４３２へ移動させてフロント・シェル・アッセンブリ４０２の周囲に装着し、方向４３４へ回転することによってそれらを固定する。以上により、図３３のコネクタ２００が図３７のコネクタ１００へ変換された。

図３５に示されるステップ以降に、希望に応じて別のコネクタ・エンド、たとえば米国特許第５，９６７，８５２号および第６，１０９，９６３号にあるようなコネクタ・エンドを使用することもできる。さらに、変換キット３００を、米国特許第５，９６７，８５２号および第６，１０９，９６３号のコネクタからコネクタ２００と嵌合するコネクタへの変換に使用できる。

ここで図３８〜４４を参照するが、同軸ケーブル・コネクタをパネルまたはラックへマウントして、コネクタの大きなグループのより良好な組織化を提供するとともに、ケーブルをグラウンドから離し、かつ同軸ケーブルによって搬送される信号の品質を低下させることのある環境因子から放しておくことができる。図３８は従来技術であり、メス型コネクタであるコネクタ１０１および、嵌合開口１０６に隣接する相対するマウンティング・フラット１３６の周囲に配置される１対の二分割ヨーク５０２が示されている。コネクタ１０１は、コネクタ１００と異なるスタイルに適合するメス型コネクタである。嵌合開口１０６は、米国特許第５，９６７，８５２号および第６，１０９，９６３号に開示され、示されているメス型コネクタの嵌合エンド構成に類似である。米国特許第６，１４６，１９２号および第６，２３１，３８０号には、コネクタの周囲に嵌め込まれた後にパネルまたはラックへの接続のためにマウンティング・プレートへ取り付けられるマウンティング・ヨークを含むマウント装置が開示されており、その開示は、参照によりこれに援用されている。

図３８に戻るが、二分割ヨーク５０２は、コネクタ１０１のマウンティング・フラット１３６と二分割ヨーク５０２が係合し、開口５２８を通して挿入されるねじ５２６等の着脱可能な留め具によって定位置に固定されるようにコネクタ１０１の周囲に配置される。二分割ヨーク５０２のそれぞれの部分は互いにまったく等しい。二分割ヨーク５０２は、マウンティング・フラット１３６と係合することによって相対的な動きまたは回転に関して一時的にコネクタ１０１へ固定される。

次に図３９を参照すると、パネルまたはバルクヘッドへのマウント用のプレート５００へコネクタ１００をマウントするための二分割アダプタ５０４が示されている。プレート５００は、米国特許第６，１４６，１９２号および第６，２３１，３８０号に示されているようなパネルまたはバルクヘッドへマウントすることができる。図３８は、上記の参照特許と一貫した方法でプレート５００へマウントすることのできるコネクタ１０１を示している。

コネクタ１００は、コネクタ１０１より小さい直径を形成する。二分割ヨーク５０２をコネクタ１００へ確実に保持するために、アダプタ５０３が提供されている。好ましい実施態様においては、アダプタ５０３が２つのまったく等しい部分からなる二分割アダプタ５０４を含み、それらがコネクタ１００の周囲に配置され、マウンティング・フラット１３６と係合する。二分割アダプタ５０４は、協働して、コネクタ１０１のマウンティング・フラット１３６のサイズならびに形状に一致する外側面を提供し、コネクタ１００ならびにコネクタ１０１のいずれのマウントにも二分割ヨーク５０２が使用できるようにする。

二分割ヨーク５０２は、二分割アダプタ５０４のマウンティング・フラット５３０と二分割ヨーク５０２が係合し、開口５２８を通して挿入されるねじ５２６等の着脱可能な留め具によって定位置に固定されるようにコネクタ１００の周囲の二分割アダプタ５０４の周囲に配置される。二分割アダプタ５０４は、コネクタ１００のマウンティング・フラット１３６と係合し、コネクタ１００と二分割アダプタ５０４が、相対的な動きまたは回転に関して一時的に固定される。二分割ヨーク５０２は、マウンティング・フラット５３０と係合することによって、相対的な動きまたは回転に関して一時的にコネクタ１００へ固定される。その後は、コネクタ１０１の嵌合開口１０６が開口５１２を介してアクセス可能となるようにプレート５００を二分割ヨーク５０２へ着脱可能にマウントし、さらにねじ５０６等の着脱可能な留め具を開口５０８へ挿入して開口５１０と係合させることができる。

リア・ホルダ５１４を通して留め具５２０を挿入し、開口５２２と係合させることによって、リア・ホルダ５１４をプレート５００へ固定し、ラベル５１６をプレート５００へマウントすることができる。少なくとも部分的に透明な材料からなるフロント・カバー５１８をラベル５１６の上に配置し、リア・ホルダ５１４と係合させてラベル５１６を確保する。プレート５００には開口５２４が備えられており、留め具を使用してパネルまたはバルクヘッドへプレート５００をマウントすることができる。

図４０は、組み立てのために配置されるときの二分割アダプタ５０４および二分割ヨーク５０２の互いに関する向きを示している。ここで注意されたいが、二分割アダプタ５０４の分割ライン５２６は、二分割ヨーク５０２によって形成されるラインから、それらが結合されたときにオフセットして配置される。このオフセットは、図示されているように、二分割アダプタ５０４ならびに二分割ヨーク５０２を伴うコネクタ１００の組み立てを補助するために約４５度となっている。このほかのオフセット角度を使用しても同様の組み立ての補助を達成することが可能であり、また角度オフセットをまったく伴わない場合であっても本発明を実施できることは予測されている。

二分割ヨーク５０２については、米国特許第６，１４６，１９２号および第６，２３１，３８０号に詳細な記述がある。二分割ヨーク５０２は、１つの辺に沿ってフラット５３２を、上辺および底辺に沿って部分フラット５３４を含む。１ペアの二分割ヨークのそれぞれの部分フラット５３４は、２つのヨーク部分が組み立てられたときに、協働してフラット５３２と同一サイズの連続するフラットを形成する。これらのフラット５３２および５３４は、二分割アダプタ５０４の外側面５３６にあるマウンティング・フラット５３０と係合する。マウンティング・フラット５３０は、コネクタ１０１のマウンティング・フラット１３６に類似したサイズに設定されている。それに加えて二分割アダプタ５０４の外側面５３６は、コネクタ１０１に類似のサイズとなる直径を形成する。二分割ヨーク５０２は、フラット５３２および５３４の両側に表面５３８を含み、それらが協働してコネクタ１０１ならびに外側面５３６の両方のサイズに類似した円形の内側面を形成する。

次に図４０〜４４を参照すると、二分割アダプタ５０４のそれぞれは、協働してコネクタ１００を受けるための開口５４２を形成する内側面５４６を含んでいる。フラット５２８は、内側面５４６に沿って、開口５４２の周囲に等間隔で離隔されている。フラット５２８は、コネクタ１００のマウンティング・フラット１３６と係合するサイズに設定されており、二分割アダプタ５０４の第１エンド５４０に隣接して配置される。第２エンド５４４に隣接する内側面５４６は、協働して、コネクタ１００のフロント外側本体１０２の嵌合開口１０６に隣接する周囲に嵌り込むサイズに設定された開口５４２の部分を形成する。

ここで図１、３、および４３を参照するが、マウンティング・フラット１３６と嵌合開口１０６の間のフロント外側本体１０２は、非テーパ部５４８およびテーパ部５５０を含む。内側面５４６に沿って、フラット５２８に隣接する第１部分５５４およびフラット５２８とは反対の端になる第２部分５５２が形成されている。第１部分５５４は、非テーパ部５４８の周囲に嵌り込むようにサイズ設定されており、第２部分５５２はテーパ部５５０の周囲に嵌り込むようにサイズ設定されている。別のスタイルのコネクタが嵌合開口およびマウンティング・フラットに隣接するフロント外側本体の部分にテーパを有していないこともあり、二分割アダプタ５０４の代替実施態様が、それらのテーパの付いていないコネクタに嵌り込むように適合されることも予測される。

二分割アダプタ５０４がフロント外側本体１０２の周囲に嵌り込む許容誤差は、フラット５２８がマウンティング・フラット１３６と係合し、かつ第２部分５５２がテーパ部５５０と係合している状態で、二分割アダプタ５０４が相対的な移動もしくは回転に関してコネクタ１００に一時的に固定され、分割ライン５２６に沿って分割しない限りコネクタ１００から二分割アダプタ５０４を取り外すことができないものとする。この後はフラット５３２および５３４をマウンティング・フラット５３０と係合させて二分割アダプタ５０４の周囲に二分割ヨーク５０２を配置することができるが、この係合が、相対的な移動もしくは回転に関して二分割ヨークをコネクタ１００に一時的に固定することになる。続いてプレート５００を二分割ヨーク５０２へマウントし、前述の参照特許に記述されているように、パネルに対してコネクタ１００をマウントすることが可能になる。上記に代えて、前述の参照特許に記述されているように、パネルへのマウント用の角度付きブラケットへコネクタ１００をマウントするために二分割ヨーク５０２および二分割アダプタ５０４を使用することもできる。

以上の明細書、例、およびデータは、本発明の製造ならびに使用の完全な説明を提供する。本発明の精神ならびに範囲から逸脱することなしに本発明の多くの実施態様が可能であることから、本発明は、付随する特許請求の範囲内に帰するものとする。

本発明に従った第１の３軸コネクタを示した斜視図である。 図１のコネクタとの嵌合に適合された本発明に従った第２の３軸コネクタを示した斜視図である。 図１のコネクタの断面図である。 図２のコネクタの断面図である。 図１のコネクタのケーブル・エンドの内部エレメントのいくつかを示した分解図である。 図５に示されているコレットの第１の正面斜視図である。 図６に示されているコレットの背面斜視図である。 図６に示されているコレットの第２の正面斜視図である。 図６に示されているコレットの背面図である。 図６に示されているコレットの側面図である。 図６に示されているコレットの正面図である。 図１０の１０Ａ‐１０Ａ線に沿って切断した図６に示されているコレットの横断面図である。 図５に示されているリア・シールの正面斜視図である。 図１１に示されているリア・シールの背面図である。 図１１に示されているリア・シールの正面図である。 図１３の１４‐１４線に沿って切断した図１１に示されているリア・シールの横断面図である。 本発明に従った組み立て済みの第１の３軸コネクタ変換キットを示した斜視図である。 図１５に示されている変換キットの分解斜視図である。 ３軸コネクタの内部アッセンブリにマウントされる図１６の変換キットのフロント・シェル・アッセンブリを示した斜視図である。 図１７に示されているフロント・シェル・アッセンブリの分解斜視図である。 図１７に示されているフロント・シェル・アッセンブリの正面図である。 図１９の２０‐２０線に沿って切断した図１７に示されているフロント・シェル・アッセンブリの断面図である。 本発明に従った組み立て済みの第２の３軸コネクタ変換キットを示した斜視図である。 図２１に示されている変換キットの分解斜視図である。 ３軸コネクタの内部アッセンブリにマウントされる図２２の変換キットのフロント・シェル・アッセンブリを示した斜視図である。 図２２に示されているフロント・シェル・アッセンブリの分解斜視図である。 図２２に示されているフロント・シェル・アッセンブリの正面図である。 図２５の２６‐２６線に沿って切断した図２２に示されているフロント・シェル・アッセンブリの断面図である。 図１５および２１に示されている３軸コネクタ変換キットのフロント・シェル・アッセンブリの中心導体絶縁体の断面図である。 フロント・コネクタ本体の取り外しに関する移動の方向を示す矢印が付記された、本発明に従った第１の変換手順の最初のステップの間におけるコネクタを示した斜視図である。 フロント・シェル・アッセンブリの取り外しに関する移動の方向を示す矢印が付記された、変換プロセスのその後のステップの間における図２８のコネクタを示した斜視図である。 フロント・シェル・アッセンブリの交換に関する移動の方向を示す矢印が付記された、変換プロセスのその後のステップの間における図２９のコネクタを示した斜視図である。 フロント・コネクタ本体の交換に関する移動の方向を示す矢印が付記された、変換プロセスのその後のステップの間における図３０のコネクタを示した斜視図である。 交換フロント・コネクタ本体の固定に関する移動の方向を示す矢印が付記された、変換プロセスのその後のステップの間における図３１のコネクタを示した斜視図である。 フロント・コネクタ本体の取り外しに関する移動の方向を示す矢印が付記された、本発明に従った第２の変換プロセスの最初のステップの間におけるコネクタを示した斜視図である。 フロント・シェル・アッセンブリの取り外しに関する移動の方向を示す矢印が付記された、変換プロセスのその後のステップの間における図３３のコネクタを示した斜視図である。 フロント・シェル・アッセンブリの交換に関する移動の方向を示す矢印が付記された、変換プロセスのその後のステップの間における図３４のコネクタを示した斜視図である。 フロント・コネクタ本体の交換に関する移動の方向を示す矢印が付記された、変換プロセスのその後のステップの間における図３５のコネクタを示した斜視図である。 交換フロント・コネクタ本体の固定に関する移動の方向を示す矢印が付記された、変換プロセスのその後のステップの間における図３６のコネクタを示した斜視図である。 コネクタ周囲にマウンティング・ヨークを伴い、マウンティング・ヨークがプレートにマウントされる従来技術のメス型通信コネクタを示した正面分解斜視図である。 コネクタ周囲のアダプタ、マウンティング・ヨーク、およびアダプタ周囲の、図３８のマウンティング・ヨークがマウントされるプレートとともに示した図１の通信コネクタの正面分解斜視図である。 図３９に示されているアダプタおよびマウンティング・ヨークの正面分解斜視図である。 図３９に示されているアダプタの正面図である。 図３９に示されているアダプタの背面図である。 図４２の４３‐４３線に沿って切断した図３９に示されているアダプタの断面図である。 図４３の４４‐４４線に沿って切断した図３９に示されているアダプタの断面図である。

Claims (10)

1. リング状コレットであって、
   内壁と、外壁と、前記コレットの幅だけ離隔した第１エンドおよび第２エンドと、
   前記幅を部分的に横切って前記第１エンドから前記第２エンドへ向かって延びる、少なくとも２つの等しく離隔する、前記内壁から外壁までのスロットと、前記幅を部分的に横切って前記第２エンドから前記第１エンドに向かって延びる、少なくとも２つの等しく離隔する、前記内壁から外壁までのスロットと、から成り、前記第１エンド内のスロットの数は、前記第２エンド内のスロットの数に等しく、前記第１エンドからのスロットは、前記第２エンドからのスロットの間に概ね等しく配置されており、
   前記内壁は、伝送線路ケーブルを収容するサイズに設定された直径を形成し、
   前記外壁は、前記第１エンド直近の最大直径から、前記第２エンド直近の最小直径までテーパが付けられた直径を有し、
   変形可能材料から形成されたリング状コレット。
2. 前記変形可能材料は金属である請求項１に記載のリング状コレット。
3. 前記変形可能材料は真鍮である請求項２に記載のリング状コレット。
4. 前記内壁はリッジを含む請求項１に記載のリング状コレット。
5. 前記第１エンドから前記第２エンドに向かって４つのスロットが延びており、前記第２エンドから前記第１エンドへ向かって４つのスロットが延びている請求項１に記載のリング状コレット。
6. 前記コレットの上から嵌り込むサイズに設定されたリング状リア・シールを更に含み、前記リア・シールは、直径がほぼ一定の外側面と、第１エンド直近の大きい直径から第２エンド直近の小さい直径までテーパが付けられた内側面とを有し、前記内側面は、前記コレットの前記第２エンドの直径より小さく、前記ケーブルの周囲に嵌り込むのに充分な大きさの直径を形成する前記内壁から内側へ突出するショルダを含み、前記ショルダは、前記第１エンドから、前記コレットの幅より小さい距離だけ離隔している、請求項１に記載のリング状コレット。
7. 伝送線路コネクタをケーブルに取り付けるための圧縮リング・アッセンブリであって、
   第１エンドおよび第２エンドを有し、変形可能な材料から形成されたリング状コレットであり、前記エンドは前記コレットの幅によって離隔しており、前記第１エンドから前記第２エンドに向かって延びて部分的に前記幅を横切り前記コレットを通る少なくとも２つの等しく離隔したスロットと、前記第２エンドから前記第１エンドへ向かって延びて部分的に前記幅を横切り前記コレットを通る少なくとも２つの等しく離隔したスロットと、を含み、前記第１エンド内のスロット数は前記第２エンド内のスロット数に等しく、前記第１エンドからのスロットは前記第２エンドからのスロットの間に概ね等しく配置されている、リング状コレットと、
   前記コレット上に嵌るサイズに設定されたリング状リア・シールであり、直径がほぼ一定の外側面と、第１エンドの直近の大きい直径から第２エンド直近の小さい直径までテーパが付けられた内側面と、を有し、前記内側面は、前記コレットの前記第２エンドの直径より小さく、前記ケーブル周囲に嵌り込むのに充分な大きさの直径を形成する前記内壁から内側へ突出するショルダと、を含み、前記ショルダは、前記第１エンドから前記コレットの幅より小さい距離だけ離隔する、リング状リア・シールと、
   前記ケーブル周囲に嵌り込むサイズに設定され、ショルダを有するねじ付きスリーブと、
   前記リア・シールの外径上から嵌り込むサイズに設定された直径を有する円筒状内側面と、前記内側面から内側に突出し、前記リア・シールの外側面より小さい直径を形成するレッジを有するエンドキャップであり、前記スリーブのねじと係合するねじが付けられたエンドキャップと、から成り、
   前記コレットは、前記リア・シールの前記内側面の前記大きい直径より小さく、前記リア・シールの前記内側面の前記小さい直径より大きい直径を有する、圧縮リング・アッセンブリ。
8. 伝送線路コネクタをケーブルのエンドに取り付ける方法であって、
   前記ケーブルの周囲にねじ付きエンドキャップを配置するステップであり、前記ねじ付きエンドキャップは、内壁からケーブルへ向かって内側に突出するショルダを有する、配置ステップと、
   前記ケーブルの周囲の、前記ケーブルの前記エンドと前記エンドキャップとの間にリア・シールを配置するステップであり、前記リア・シールは、第１エンドの直近のより大きい直径、第２エンドの直近のより小さい直径、および前記第１エンドから前記第２エンドまでのテーパを形成する、前記第２エンドから内側へ向かい、前記リア・シールから突出するショルダを伴う内壁を含んでおり、前記ショルダは、前記第１エンドからコレットの幅より小さい距離を軸方向に離隔されており、前記第２エンドが前記エンドキャップへ向けられる、配置ステップと、
   前記ケーブルの周囲の、前記ケーブルの前記エンドと前記リア・シールとの間に、大きい直径の第１エンドから小さい直径の第２エンドまでテーパが付けられた外壁および幅を含み、前記第１エンドから前記第２エンドへ向かう前記深さを部分的に横断して延びる複数のスロットおよび前記第２エンドから前記第１エンドへ向かう前記幅を部分的に横断して延びる複数のスロットを伴うコレットを配置する配置ステップと、
   前記ケーブルの周囲の、前記ケーブルの前記エンドと前記コレットの間にねじ付きスリーブを配置するステップであり、前記ねじ付きスリーブは、前記コレットに向かう前記スリーブのエンドに形成されたショルダを有する、配置ステップと、
   前記コレットの前記第１エンドを、前記ねじ付きスリーブの前記ショルダに対してスライドさせるスライドステップと、
   前記リア・シールの前記第１エンドを、前記コレットの前記第２エンドを越えてスライドさせるスライドステップと、
   前記ねじ付きエンドキャップを前記ねじ付きスリーブの周囲にスライドさせて前記ねじ付きスリーブと螺合させる螺合ステップと、
   前記ねじ付きエンドキャップおよび前記ねじ付きスリーブが互いに引き合い、前記ねじ付きエンドキャップの前記ショルダが前記リア・シールの第２エンドと係合し、前記リア・シールの前記第１エンドを前記コレットの前記第１エンドへ向けて押し、前記リア・シールの前記内壁の前記テーパおよび前記コレットの前記外壁の前記テーパの協働が前記ケーブルの周囲で前記コレットをつぶすように前記ねじ付きエンドキャップを回転するステップと、
   から成る取り付け方法。
9. 前記ねじ付きエンドキャップの前記回転は、前記コレットの前記第２エンドが前記リア・シールの前記内壁から延びる前記ショルダと係合したときに停止される請求項８に記載の方法。
10. 前記ねじ付きエンドキャップの前記回転は、所定のトルク仕様に達したときに停止される請求項８に記載の方法。

Images