JP2005514369A - 脂肪酸材料を含む化粧組成物及びその調製方法 - Google Patents

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Abstract

(a)化粧品容器を準備する段階と、(b)40℃−80℃の範囲の融点を有している有効量の脂肪酸材料と実質的に無水の脂肪酸セッケン材料を形成するために必要な他成分とを容器に充填する段階と、(c)脂肪酸材料の実質的に全量が可溶化して脂肪酸セッケン材料を形成するために十分な量の熱水を容器に供給する段階と、(d)容器の内容物を撹拌する段階とを含む外用スキンケア組成物の調製に使用するための外用ベース組成物の製造方法。追加成分として塩基またはセッケンで含む段階(b)で得られた無水組成物を収容している容器も特許請求の範囲に記載されている。

Description

本発明は化粧組成物及びその調製方法に関する。より特定的には本発明は、例えばユーザーが直接に素早く調製できるスキンクリーム及びバニシングクリームのような化粧組成物に使用し得るベース組成物に関する。
スキンクリームまたはスキンローション及びバニシングクリームのような化粧組成物は公知である。このような組成物は典型的には、大規模装置を使用する集中生産方式の工業規模で製造されている。このような典型的生産方法では、典型的にはエマルジョンである製品を生産するために、最も高い融点をもつ成分を大容量コンテナーに入れて溶融するまで(典型的には約80℃で)加熱し、撹拌し、撹拌を継続しながら組成物に追加成分を添加し、冷却するのが普通である。追加成分のうちで最後に添加する成分はしばしば香料であり、香料は組成物が典型的には約40℃であるときに添加し得る。その後、組成物を冷却し、小売容器に分注する。一般に、この方法中に使用される剪断の時間及び速度が、得られるエマルジョンの液滴サイズを左右する。
国際特許公開WO−A−91/07943は、全成分が安定な水中油型エマルジョンを形成するように全成分を水と混合する典型的な工業的方法を開示している。
このような大規模方法には多くの問題が付随する。最も重大な問題は製品の個別化またはカスタム化が難しく、その結果として一般に比較的少ない種類の製品しか消費者に提供できないことである。難点の一例は、生産ラインの製品の変更に付随する時間及びコストである。異なる製品の生産作業間で生産装置の完全な洗浄が必要であるが、このことは、特に大規模製造装置の場合に1つのラインで多くの異種製品を妥当な時間内に製造するのを大いに難しくしている。
この結果として、製品がカスタム化製品または個別化製品である場合、及び、このような特定製品のバッチが比較的小さい場合、製品のコストが比較的高い。
更に、典型的なスキンクリーム組成物は60−90%の水を容易に含み得る。そのため、水が外用製品の重量の大きい割合を構成する。従って、このような商品は製造から小売までの輸送コストの割合が大きい。
英国特許公開GB−A−633065は、ケン化可能な脂肪または脂肪酸をアルカリ溶液と混合し、約90°Fまで加熱及び撹拌し、次いで300−350°Fまで更に加熱し、乾燥粉末様物質が形成されるまでこの温度に維持する方法を開示している。この方法はエネルギー消費性及び時間消費性であり、また、ベース組成物が形成される前に脂肪酸と塩基との間で反応を生じさせる必要がある。方法が非効率的なのでこの方法は当節の使用には不適である。
米国特許US−A−1,500,276は、中性セッケンと水とその内部に均一に微分散した遊離脂肪酸とを含有する油質素材(mass)の形態のベースの調製方法を開示している。該素材は水を含み、ゼリー様の粘稠度を有している。出発ベース混合物は水の存在に依存し、得られるゼリーが化粧組成物の効率的な瞬間調製に使用するための望ましい粘稠度を有しているとは考え難い。
また、収入が比較的少ない多くの国々では、消費者はしばしば大型容器の化粧品を購入する経済的な余裕がない。そのため、比較的少ない用量で提供される化粧組成物に対する要望が大きい。このような化粧組成物は比較的廉価に入手できると考えられるからである。
外用製品に付随するまた別の問題は、このような製品の望ましい成分の幾つかが不安定なことである。このような成分の一例はレチノールである。レチノールが比較的不安定なので、レチノール含有製品の保存寿命が比較的短いという事態が生じ易い。あるいは、製品の耐用期間中でもレチノールの官能価の減少が感じられたり認められたりする。外用組成物が不安定な成分を含有しない場合、このような組成物を新規に製造できることは有益であろう。
我々は、皮膚に外用塗布するためのスキンケア組成物(例えば、スキンクリーム、ローション、バニシングクリーム、サンタンローション、モイスチャライザー、など)の製造方法において、比較的少量のこのような組成物を短時間(例えば、数分間)で製造するために特に適当な方法を知見した。
最も概括的な特徴によれば、本発明の方法は、あらゆる種類の化粧組成物、特に外用スキンケア組成物を提供するために容易に使用できるベース組成物の製造、特に少量製造を促す。このようなベース組成物は適当な有効成分及び情緒成分の添加によって容易にカスタム化でき、消費者が求めるような外用スキンケア組成物を提供し得る。このような“小規模生産”は、生産者による小規模工業生産、または、少量の外用製品を得るための消費者による濃縮物の復元の双方を包含する。
ベース組成物の小規模使用が極めて好ましいが、工業規模のようなより大規模の効率的方法にも容易に使用できよう。
従って、第一の目的によれば、
(a)化粧品容器を準備する段階と、
(b)40℃−80℃の範囲の融点を有している有効量の脂肪酸材料と実質的に無水の脂肪酸セッケン材料を形成するために必要な他成分とを容器に充填する段階と、
(c)脂肪酸材料の実質的に全量が可溶化して脂肪酸セッケン材料を形成するために十分な量の熱水を容器に供給する段階と、
(d)容器の内容物を撹拌する段階と、
を含み、これによってクリームまたはローションのベースが形成されることを特徴とする、化粧組成物、特に外用スキンケア組成物の調製に使用するためのベース組成物の製造方法が提供される。
有効量の脂肪酸セッケン材料は異なる多様な形態で容器に供給され得る。
1つの実施態様では、セッケンと脂肪酸材料との混合物を単に容器に予め分注するだけで脂肪酸セッケン材料が容器に供給され得る。熱水の添加によって脂肪酸セッケン材料が形成される。別の好ましい実施態様では、容器に予め分注されている脂肪酸材料と有効量の適当な有機または無機の塩基との未反応混合物から脂肪酸セッケン材料が供給され得る。この混合物に熱水を添加すると、脂肪酸の部分ケン化によって脂肪酸セッケン材料がin situで形成される。
本文中の“可溶化して”という用語は、脂肪酸の溶解及び/または溶融の可能な組合せを意味する。
“ 熱水”も幾つかの形態で容器に供給され得る。最も簡単なやり方では、熱水(例えば、沸騰水)を容器に分注するだけで熱水を供給得る。しかしながら、別の方法も考察できる。より詳細には、冷水を容器に分注し、その後に、マイクロ波エネルギー(例えば、家庭用電子レンジから)を作用させるかまたは加熱混合ソースとして超音波を作用させることによって加熱する。
脂肪酸セッケン材料を含むベースが形成された後に水を加えるだけでよいことは、特許請求の範囲に記載の方法の1つの利点である。従って段階(b)で容器内に得られる組成物は本質的に無水であり、これが低コスト輸送及び長期保存を可能にする。
好都合にも容器内の本質的に無水の組成物は単なる機械的混合物であり、また、タブレット、粉末または非晶質素材の形態が簡便であろう。従って本発明の別の形態では、本発明に従って使用するための、容器に分注されるタブレット、粉末または非晶質素材の形態の無水組成物が提供される。このような無水組成物は組成物の調製を行う容器から独立に提供されてもよい。無水組成物の各々を個別に包装してもよい。
容器が化粧品容器でありスキンケア組成物の個別分量を消費者が調製する場合には、撹拌に先立って化粧品容器をシールすることが必要であろう。このような化粧品容器は好ましくは20−250ml、より好ましくは25−100ml、更に好ましくは25−50mlの容積を有し得る。
このような場合でも、撹拌中の内容物が完全に混合できる十分なスペースが維持されるように、該容器の内容物(例えば、水、ベース材料、外用組成物の製造に必要な他成分)の容量が容器の容積の50%よりも多くないのが好ましい。
容器の最適サイズ及び形状は、常用の簡単な実験によって容易に決定できる。しかしながら最適容器は、熱水による脂肪酸材料の迅速かつ完全な可溶化だけでなく、迅速な熱損失にも配慮したものであろう。この第二の特徴は重要である。その理由は、理想的には、容器の内容物が“固まる”まで、即ち、振盪中に容器周囲に容易に飛沫がはねなくなるまで容器の撹拌が継続されるからである。
脂肪酸材料の完全な可溶化が生じることを確保するためには“容器”の容積(dimensions)が重要である。本発明の実施態様が、無水ベース成分と外用の皮膚用組成物に必要な他成分とを収容している容器を消費者に提供することである場合、容器の容積及びサイズが重要になるであろう。しかしながらまた、本発明が(小規模)工業生産に適している場合、“容器”及びその容積はバッチ式または連続式混合装置内の適正な混合室に関係を有するであろう。より特定的には本発明は、使用者が在宅で本発明の個々の組成物を調合するだけでなく、例えば小売店及び美容室の売り場で、パイロットプラント装置を使用して、及び、世界の様々な地域に普及した移動販売施設において、組成物を(小規模)製造するのに適している。
本発明の別の特徴によれば、40℃−80℃の範囲の融点を有している脂肪酸材料と有機または無機の塩基とを含む無水組成物を収容している再シール可能な化粧品容器が提供される。
また別の特徴によれば、セッケンと40℃−80℃の範囲の融点を有している脂肪酸材料との混合物を含む無水組成物を収容した再シール可能な化粧品容器が提供される。
本文中の“無水”という用語は、5重量%未満の水、好ましくは2重量%未満の水、より好ましくは1重量%未満の水、理想的には0.5重量%の水が含まれていることを意味する。
本発明の方法及び包装された組成物は外用塗布される皮膚用組成物のベースを製造するための驚くほど効果的な方法を提供する。該ベース材料は高速の小規模生産にも適しており、また、所望の効果的な外用組成物を提供するために必要な別の成分または添加剤を用いたカスタム化にも適している。最終外用組成物の配合に必要なこのような追加成分は脂肪酸材料及びその他の脂肪酸セッケン成分と共に容器に予め分注されるのが(不可欠ではないが)便利であろう。
段階(b)で得られるベース組成物はローションまたはクリームのベースを形成するために水を加える前に遠隔場所に輸送されるのが好ましい。段階(b)の組成物を(小規模)工業方法に使用する場合には、組成物をそのままで保管して以後の処理工程に使用し、段階(c)を続けるために別の容器に搬送する。
理論によって制約されることは望んでいないが、本発明の核心は、脂肪酸セッケン材料を提供するために脂肪酸材料を含む成分の混合物に高温の熱湯を供給することにあると考えられる。このような脂肪酸セッケン材料を水に合わせると、望ましい物理的特性及びレオロジー特性を有しているクリームまたはローションのベースが提供される。本発明の方法を実施する場合、容器に加える熱水の量及び温度は、容器内の脂肪酸材料の実質的に全量を溶融及び/または溶解させるために十分な量及び温度でなければならない。これらが、望ましいレオロジー特性をもつベースを与えるのに適した結晶構造の形成を促進する。
小規模であることは本発明の重要な従って好ましい特性である。特に、熱水だけを使用して脂肪酸材料の実質的に全量を容易に溶融及び/または溶解させる比較的小型の容器を提供できるからである。第二に、専用の剪断装置が不要な方法(例えば、振盪)によって外用組成物の成分を剪断できるからである。第三に、複雑な装置を使用しなくても製品の冷却速度が速いことである。
上記の通りではあるが、幾つかの実施態様では剪断装置を使用することも可能であり実際に望ましいこともあり得る。
本発明の別の重要な特徴は、脂肪酸セッケン材料の成分と水との相対量がいわゆる“脂肪酸セッケン材料”の形成を確保するように決定されて使用されることである。脂肪酸セッケン材料は脂肪酸材料ともセッケンとも異なる構造を有している。“純粋な”脂肪酸材料は緻密に集結した二層構造を有しており水はこの二層に容易に浸透できないと考えられている。脂肪酸材料が水に比較的不溶性である原因の1つがここにある。脂肪酸セッケン材料も二層構造を有しているが、この二層は比較的広い間隙を有しており、このため水の分子がより容易に二層間に浸透し溶解度が向上する。
得られる部分水和脂肪酸セッケン材料は、得られるベース製品に望ましいレオロジー特性を与える。この特性は特に、出発成分の相対量を変更することによって、即ち、脂肪酸セッケン材料中の脂肪酸材料とセッケンとの相対量を変更することによって操作できる。
本発明の組成物の最終特性を操作する方法は他にもある。例えば、考察した1つの方法では、撹拌段階の一部として超音波を容器に作用させるときは、得られる化粧品がそれ以外の方法で得られる製品よりも多少硬質であることが知見された。
脂肪酸セッケン材料成分の適正な結晶構造の形成と十分な溶融/溶解とを確保するため、また、尚早な反応を回避するために、脂肪酸セッケン材料の成分が熱水供給以前には実質的に無水であるのが好ましい。熱水を容器に供給した後、水と脂肪酸セッケン材料成分とを均一になるまで撹拌することが必要である。容器が再シール可能な容器であり、消費者がこの容器で個別分量の皮膚用組成物を調製する場合には、十分な撹拌が得られるようにシールした容器を振盪することによって簡便に撹拌できる。
容器を少なくとも10秒、より好ましくは少なくとも20秒、いっそう好ましくは少なくとも30秒の期間撹拌するのが好ましい。撹拌の継続は5分間以内にするのが好ましい。撹拌中に内容物が容器周囲に飛沫をはねなくなる時点までは少なくとも撹拌を継続するのが好ましい。
容器内の脂肪酸材料の実質的に全量を溶融及び/または溶解するために十分な温度及び量の熱水を使用することが重要である。熱水の所要最低温度は特に水の使用量に依存するが、典型的には熱水が少なくとも80℃、好ましくは少なくとも85℃、より好ましくは少なくとも90℃、いっそう好ましくは少なくとも95℃であり、また、沸騰水であってもよい。
脂肪酸セッケン材料のセッケン成分がin situに形成される実施態様で、特に成分が脂肪酸材料と塩基であるときには、脂肪酸材料対塩基の比及び添加する水の量をコントロールすることによって、脂肪酸材料のケン化度をコントロールすることが可能である。未中和の脂肪酸材料対セッケンの比及び水の存在量に依存して、得られる混合物の結晶相構造を操作することが可能である。この混合物は外用の皮膚用組成物に特に適したベース材料であることが知見された。
本発明の必須要素は脂肪酸材料である。“脂肪酸材料”は、典型的にはC−C22の鎖長をもつ脂肪酸部分を含有する脂肪酸のブレンドを包含する。脂肪酸材料はまた、比較的純粋な1鎖長の脂肪酸部分を含有してもよい。脂肪酸セッケンの供給源となる適当な脂肪酸は、ペラルゴン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リシノール酸、アラキジン酸、ベヘン酸及びエルカ酸である。適当な脂肪酸材料は通常は飽和しているが、不飽和脂肪酸部分を含有してもよく、また、例えばヒドロキシ脂肪酸のようなある程度の置換を有している脂肪酸部分を含有してもよい。個々の脂肪酸の融点も比較的重要ではない。脂肪酸材料全体の融点が重要であり、これは40℃−80℃の範囲でなければならない。
幾つかの好ましい実施態様では、脂肪酸材料は比較的多量(例えば、少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%)のステアリン酸及び/またはパルミチン酸部分を含有するであろう。本発明の重要な特徴は熱水の供給によって脂肪酸材料をほぼ完全に溶融させることなので、本発明に従って使用される脂肪酸材料の鎖長が、本発明で使用される熱水に必要な最低温度を左右するであろう。しかしながら、脂肪酸材料の成分の鎖長もまた、得られる皮膚用組成物ベースのレオロジー特性を決定する。温帯から熱帯の気候で使用されるスキンクリーム及びローションに使用するためには、ステアリン酸部分及びパルミチン酸部分を比較的高い割合で含有している脂肪酸材料ミックスが特に適当であることが知見された。しかしながら、比較的寒冷な気候で使用される皮膚用組成物の調製には、短鎖長の脂肪酸部分を比較的多量に(例えば、C−C14の鎖長を有している脂肪酸部分を50%よりも高い割合で)含有している脂肪酸セッケン材料混合物が適当であろう。
本発明の外用化粧組成物は典型的には6−9、好ましくは5−8の範囲のpHを有している。
幾つかの実施態様において、本発明の別の重要な要素は塩基材料である。適当な塩基は有機または無機である。好ましい塩基は、水酸化物材料、例えば水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムのような無機塩基、並びに、トリエタノールアミンのような有機塩基である。使用する塩基の違いによって得られるクリームまたはローションの官能特性を左右できることが知見された。
組成物に加える塩基の量は、熱水を供給したときに満足すべきクリームまたはローションのベース組成物が得られるような量であろう。加える塩基の量はまた、典型的には脂肪酸材料の部分ケン化を生じさせこれによって脂肪酸セッケン材料を生成するような量であり、塩基の添加量次第で得られるベース組成物のレオロジー特性を調節することが可能である。
本発明の好ましい実施態様に従って形成されたベース組成物は、脂肪酸セッケン材料中に未中和の脂肪酸材料とセッケンとの双方を含有し、両者の比は物理的特性及び官能特性を最適にするように慎重にコントロールされている。脂肪酸材料の含有量が多すぎたりまたはセッケンの含有量が少なすぎたりする脂肪酸セッケン材料を含む化粧品ベースは典型的には、硬すぎて皮膚に塗り拡げるのが難しかったり、粘性であるが流動性のクリームの形態でなかったり、また、恐らくは脂性の感触を有しているであろう。しかしながら、ベース組成物中のセッケンが多すぎたりまたは脂肪酸材料が少なすぎたりすると、過度にぬるぬるした感触の組成物が生じるであろう。
典型的には、脂肪酸セッケン材料の成分は、熱水の供給後にセッケン対脂肪酸材料の重量比が1:1−1:20、より好ましくは1:2−1:10、いっそう好ましくは1:5−1:10となる酸セッケン組成物が得られるように調節される。幾つかの実施態様では、セッケン対脂肪酸材料の比が約1:7であるときに特に適当なスキンケア組成物ベースが得られた。
別の実施態様では、脂肪酸セッケン材料の好ましい出発成分はセッケン自体であろう。“セッケン”という用語は、長鎖(典型的にはC−C22)脂肪酸のアルカリ金属塩、アンモニウム塩(通常はナトリウム塩またはカリウム塩)を意味する。
好ましい実施態様では、本発明が、“濃縮物”を収容している再シール可能な化粧品容器を包含する。濃縮物は乾燥物質でよく、簡便にはタブレット、乾燥粉末または非晶質素材の形態であり、この濃縮物は熱水で復元後にスキンケア組成物を提供する。濃縮物は必須ベース材料、即ち、脂肪酸材料と有機もしくは無機の塩基またはセッケンとを含有し、また、最終的な外用スキンケアクリームまたはローションを形成するために必要なもしくは望ましい他の任意の添加剤を含有し得る。
本発明の組成物はスキンケアクリームまたはローションを提供するためのベース材料として特に適当である。幾つかの状況では、形成された得られた脂肪酸セッケン材料が復元後に単独で適当な外用スキンケア組成物を提供し得る。
しかしながら通常は、最終スキンケア組成物を得るために組成物に別の成分(添加剤とも呼ぶ)を添加するのが望ましい。
好ましい化粧品はスキンケア組成物及びバニシングクリームである。これらの製品中のガスの量は好ましくは全容量の50%未満、より好ましくは25%未満、最も好ましくは5%未満である。
化粧組成物、特にスキンケア組成物に適した添加剤の例を以下に示す。
水以外に、例えばC1−3の一価アルコールのような比較的揮発性の溶媒は組成物の化粧品ビヒクルの一部を構成するであろう。しかしながら、これらは熱水をベース濃縮物に添加したときに蒸発し易いので通常は比較的低いレベルでしか存在しない。
本発明に従って得られる外用組成物は、典型的には50−90%の水、より好ましくは70−85%の水と、製品の構造化に適したレベルの脂肪酸セッケン材料を供給するために十分な脂肪酸、塩基及び/またはセッケンとを含有し得る。脂肪酸の適当なレベルは5−25%、より好ましくは10−20%の範囲でよく、塩基は0.1−5%の範囲(存在する場合)、セッケンは0.1−10%、より好ましくは1−4%の範囲(存在する場合)である。
本発明の外用化粧組成物は典型的には60−99%の水性化粧品ベース(例えば、水、脂肪酸及び脂肪酸ベース)を含み、残りは所望の形態の外用スキンケア組成物を提供するために必要な他の成分を含む。
皮膚緩和性材料もまた化粧品に許容される添加剤として役立つであろう。これらはシリコーン油及び合成エステルの形態であろう。皮膚緩和剤の量は最終的な外用スキンケア組成物の0.1−25重量%、好ましくは1−20重量%の範囲の任意の量でよい。
皮膚緩和性材料はシリコーン油、これらのエステルまたは混合物であろう。シリコーン油は揮発性品種と不揮発性品種とに分類できる。本文中で使用した“揮発性”という用語は周囲温度で測定可能な蒸気圧を有している材料を意味する。揮発性シリコーン油は、3−9個、好ましくは4−5個のケイ素原子を含有する環状または線状のポリジメチルシロキサンから選択されるのが好ましい。線状の揮発性シリコーン材料は一般に25℃で約5センチストークス未満の粘度を有しており、環状材料は典型的には約10センチストークス未満の粘度を有している。
皮膚緩和性材料として有用な不揮発性シリコーン油としてはポリアルキルシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン及びポリエーテルシロキサンコポリマーがある。本発明に有用な本質的に不揮発性のポリアルキルシロキサンは例えば、25℃で約5−約25,000,000センチストークスの粘度をもつポリジメチルシロキサンである。本発明に有用な好ましい不揮発性シリコーン皮膚緩和剤は25℃で約10−約400センチストークスの粘度を有しているポリジメチルシロキサンである。
エステル皮膚緩和剤としては以下の物質が挙げられる。
(1)10−20個の炭素原子を有している脂肪酸のアルケニルまたはアルキルエステル。具体例は、イソアラキジルネオペンタノエート、イソノニルイソノナノエート、オレイルミリステート、オレイルステアレート及びオレイルオレエートである。
(2)エトキシル化脂肪アルコールの脂肪酸エステルのようなエーテル−エステル。
(3)多価アルコールエステル。エチレングリコールモノ及びジ−脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノ及びジ−脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール(200−6000)モノ及びジ−脂肪酸エステル、プロピレングリコールモノ−及びジ−脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコール2000モノオレエート、ポリプロピレングリコール2000モノステアレート、エトキシル化プロピレングリコールモノステアレート、グリセリルモノ−及びジ−脂肪酸エステル、ポリグリセロールポリ−脂肪酸エステル、エトキシル化グリセリルモノステアレート、1,3−ブチレングリコールモノステアレート、1,3−ブチレングリコールジステアレート、ポリオキシエチレンポリオール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、及び、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが好適な多価アルコールエステルである。
(4)蜜蝋、鯨蝋、ミリスチルミリステート、ステアリルステアレート及びアラキジルベヘネートのようなワックスエステル。
(5)コレステロール脂肪酸エステルを代表例とするステロールエステル。
多価アルコール型保湿剤もまた本発明の化粧組成物、特にスキンケア組成物に化粧品ビヒクルの一部として使用し得る。保湿剤は、皮膚緩和剤の効果の向上及び皮膚の剥落の抑制を補助し、蓄積した剥屑の除去を促進し、肌触りを改善する。典型的な多価アルコールはグリセロール、ポリアルキレングリコールであり、より好ましくはアルキレンポリオール及びその誘導体、例えば、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール及びそれらの誘導体、ソルビトール、ヒドロキシプロピルソルビトール、ヘキシレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、エトキシル化グリセロール、プロポキシル化グリセロール及びそれらの混合物である。保湿剤の量は、最終的なスキンケア組成物の0.5−30重量%、好ましくは1−15重量%の範囲の任意の値でよい。
本発明の組成物は追加の増粘剤を殆どまたは全く含まないのが有利であろう。しかしながら所望の場合には、本発明の組成物中の化粧品に許容されるビヒクルの一部として増粘剤を(少量で)使用してもよい。適当な増粘剤は、架橋アクリレート(例えば、Carbopol 982)、疎水的に改質されたアクリレート(例えば、Carbopol 1382)、セルロース誘導体及び天然ガムである。有用なセルロース誘導体としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルセルロース及びヒドロキシメチルセルロースがある。本発明に適した天然ガムとしては、グアーガム、キサンタンガム、スクレロチウム、カラゲナン、ペクチン及びこれらの組合せがある。増粘剤が含まれる場合、その量は組成物の0.0001−2重量%、通常は0.001−1重量%の範囲でよい。
本発明の組成物は更に、少量の別の界面活性剤を含み得る。
典型的には水中油型エマルジョンを形成するために油または油性材料が乳化剤と共に存在してもよいが、これは使用される乳化剤の平均親水−親油バランス(HLB)に大きく左右されるであろう。
多様な種類の追加の有効成分を本発明の化粧組成物中に存在させ得る。有効成分は、皮膚緩和剤以外及び組成物の物理的特性を改善するだけの成分以外の(皮膚)有益物質であると定義される。普遍的な例としてはタルク及びシリカのような追加の皮脂抑制成分及び日光遮断剤が挙げられるが、これらの種類に限定はされない。
日光遮断剤は、紫外線の遮断を目的とする常用の材料である。代表的な化合物はPAA、シンナメート及びサリチレートの誘導体である。例えば、アゾベンゾフェノン(Parsol 1789(R))オクチルメトキシシンナメート及び2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(オキシベンゾンという名称でも知られている)を使用できる。オクチルメトキシシンナメート及び2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンはそれぞれParsol MCX及びBenzophenone−3という商標で市販されている。組成物中に使用される日光遮断剤の正確な量は太陽の紫外線に対する所望の防御度次第で変更できる。
多くの化粧組成物、特に水を含有する化粧組成物は潜在的に有害な微生物の増殖を防御しなければならない。従って保存剤が必要であろうが、濃縮物が本質的に無水であるという特性をもつので保存剤の必要性は減少するであろう。
適当な保存剤はp−ヒドロキシ安息香酸のアルキルエステル、ヒダントイン誘導体、プロピオン酸塩、及び、様々な第四アンモニウム化合物である。本発明の特に好ましい保存剤はメチルパラベン、プロピルパラベン、フェノキシエタノール及びベンジルアルコールである。保存剤は通常は、最終的なスキンケア組成物の約0.1−2重量%の範囲の量で使用されるであろう。
本発明の組成物はまたレチノイドを含有し得る。レチノイドは皮膚線維芽細胞によるコラーゲンの合成を増進する。その結果として、日光による損傷を防御し、また、しわ肌が滑らかさを回復する。本文中で使用した“レチノイド”という用語は、レチノイン酸、レチノール、レチナール及びレチニルエステルを包含する。“レチノイン酸”という用語は13−シスレチノイン酸及び全−トランスレチノイン酸を包含する。
本文中で使用した“レチノール”という用語は、以下のようなレチノールの異性体、即ち、全−トランス−レチノール、13−シス−レチノール、11−シス−レチノール、9−シス−レチノール、3,4−ジデヒドロ−レチノールを包含する。好ましい異性体は全−トランス−レチノール、13−シス−レチノール、3,4−ジデヒドロ−レチノール及び9−シス−レチノールである。商業的な活動範囲が広いという理由で全−トランス−レチノールが最も好ましい。
レチニルエステルはレチノールのエステルである。“レチノール”という用語については上記に定義した。本発明に使用するための適当なレチニルエステルは、レチノールのC−C30エステル、好ましくはC−C20エステルであり、最も入手し易いという理由でC、C及びC16エステルが最も好ましい。レチニルエステルの非限定例は、レチニルパルミテート、レチニルホーメート、レチニルアセテート、レチニルプロピオネート、レチニルブチレート、レチニルバレレート、レチニルイソバレレート、レチニルヘキサノエート、レチニルヘプタノエート、レチニルオクタノエート、レチニルノナノエート、レチニルデカノエート、レチニルウンデカノエート、レチニルラウレート、レチニルトリデカノエート、レチニルミリステート、レチニルペンタデカノエート、レチニルヘプタデカノエート、レチニルステアレート、レチニルイソステアレート、レチニルノナデカノエート、レチニルアラキドネート、レチニルベヘネート、レチニルリノレエート、レチニルオレエート、レチニルラクテート、レチニルグリコレート、レチニルヒドロキシカプリレート、レチニルヒドロキシラウレート、レチニルタータレートである。
本発明にレチノイドが存在する場合、レチニイドは最終的なスキンケア組成物の0.001−10重量%、好ましくは0.01−1重量%、最も好ましくは0.01−0.05重量%の量で存在し得る。
本発明を単なる実施例によって更に詳細に説明する。
実施例1−4は外用化粧組成物に使用するための適当なベース材料の調製を示す。
Figure 2005514369
Figure 2005514369
後述する方法の1つまたは複数を使用して実施例1−5の組成物全部を粉末またはタブレットの形態に混合した。熱水を供給して製品を復元すると、実施例1−4の場合には適正な組成物ベースが形成され、実施例5の場合には適正な外用製品が形成された。
組成物の調製方法
1.手動振盪
配合物1−5(水を除く)のいずれかから調製した粉末またはタブレットをネジ蓋付きガラスバイアル(約25ml容)に入れた。次にバイアル内の全重量が完全配合物に必要なレベルになるまでバイアルに沸騰水を加え、再び蓋を締めてバイアルを密閉した。次にバイアルを約100秒間振盪し、次いで周囲環境または冷蔵庫で冷却した。冷却時間は全部で約3−5分間であった。
2.渦流ミキサー
配合物1−5(水を除く)のいずれかから調製した粉末またはタブレットをガラスバイアル(約25ml容)に入れた。次にバイアルに沸騰水を加え、再び蓋を締めてバイアルを密閉した。次にこのバイアルを渦流ミキサーで約100秒間混合した。渦流ミキサーの振動速度は500−3000rpmの範囲とした。次いでバイアルを周囲環境または冷蔵庫で冷却した。冷却時間は全部で約3−5分間であった。
3.超音波による加熱及び混合
配合物1−5から調製した粉末またはタブレットをプラスチック容器に入れた。次にNaOHと水とを周囲温度で容器に加えた(NaOHを予め粉末またはタブレットと共に調製し、熱水だけを添加した場合にも、または、水酸化ナトリウムを予め脂肪酸と混合し、次いで冷水を加えた後で加熱する場合にも、実施例は同等に十分に目的を果たす)。超音波加熱混合デバイスを使用して容器の内容物を80℃で60秒間加熱した。次いで周囲環境または冷蔵庫で冷却した。冷却時間は全部で約3−5分間であった。
4.マイクロ波加熱と手動振盪
配合物1−5(水を除く)のいずれかから調製した粉末またはタブレットをガラスバイアル(約25ml容)に入れた。次にバイアルに水道水を加え、再び蓋を締めてバイアルを密閉した。バイアルをマイクロ波装置に入れ、800W電力で15−20秒間加熱した。次にバイアルを手で約100秒間振盪し、周囲環境または冷蔵庫で冷却した。冷却時間は全部で約3−5分間であった。

Claims (17)

  1. (a)化粧品容器を準備する段階と、
    (b)40℃から80℃の範囲の融点を有している有効量の脂肪酸材料と実質的に無水の脂肪酸セッケン材料を形成するために必要な他成分とを前記容器に充填する段階と、
    (c)脂肪酸材料の実質的に全量が可溶化して脂肪酸セッケン材料を形成するために十分な量の熱水を前記容器に供給する段階と、
    (d)前記容器の内容物を撹拌する段階と、
    を含み、これによってクリームまたはローションのベースが形成される、化粧組成物、特に外用スキンケア組成物の調製に使用するための外用ベース組成物の製造方法。
  2. 前記方法が化粧品容器中で消費者によって実行され、前記消費者が撹拌直前に化粧品容器をシールする請求項1に記載の方法。
  3. セッケンと脂肪酸材料との混合物を容器に予め分注することによって脂肪酸セッケン材料を容器に充填する請求項1または2に記載の方法。
  4. 脂肪酸材料と有効量の有機または無機の塩基との混合物を容器に予め分注することによって脂肪酸セッケン材料を容器に充填する請求項1または2に記載の方法。
  5. 塩基が水酸化物材料から成る無機塩基である請求項4に記載の方法。
  6. 脂肪酸材料が脂肪酸ブレンドを含む請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 脂肪酸ブレンドがC−C22の鎖長を有している脂肪酸部分の混合物を含む請求項6に記載の方法。
  8. 脂肪酸ブレンドが、ペラルゴン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リシノール酸、アラキジン酸、ベヘン酸またはエルカ酸のいずれかを含む請求項7に記載の方法。
  9. 脂肪酸ブレンドが少なくとも50%のステアリン酸及び/またはパルミチン酸を含む請求項8に記載の方法。
  10. 熱水の供給後に得られるセッケン対脂肪酸材料の比が1:1から1:20、より好ましくは1:2から1:10である請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 熱水が少なくとも85℃、より好ましくは少なくとも95℃の温度を有している請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 容器が更に、外用スキンケアクリームまたはローションを提供するために必要な他成分を収容している請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 脂肪酸セッケン材料の成分がタブレット、乾燥粉末または非晶質素材の形態で容器に供給される請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 40℃から80℃の範囲の融点を有している脂肪酸材料と有機または無機の塩基との混合物を含む無水組成物を収容している再シール可能な化粧品容器。
  15. 40℃から80℃の範囲の融点を有している脂肪酸材料とセッケンとの混合物を含む無水組成物を収容している再シール可能な化粧品容器。
  16. 更に、スキンケアクリームまたはローションを提供するために必要な他成分を収容している請求項14または15に記載の再シール可能な化粧品容器。
  17. 請求項1から13のいずれか一項に記載のように使用するために容器に分注されるタブレット、粉末または非晶質素材の形態の無水組成物。
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