JP2005513821A - ゲート制御されたパイロットをサーチするための方法および装置 - Google Patents

ゲート制御されたパイロットをサーチするための方法および装置 Download PDF

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Abstract

【解決手段】無線通信システムにおいて、ゲートパイロットリファレンスをサーチするための技術。一つの方法において、パイロットが見つかるかもしれない全体のコード空間が多数のグループのコードセットに分割される。各コードセットは、特定のPN系列のすべての可能なチップオフセットを表す。グループは、グループの各々においてパイロットを検出する可能性に基づいて順序づけされる。次にコードセットのグループを用いてパイロットがサーチされる。一時に一つのグループ単位でサーチされ、成功裏にパイロット取得を生じる可能性が最も高いグループで始まり、成功裏にパイロット取得を生じる可能性が最も低いグループで終わる。成功裏に取得するとサーチが終了する。パイロットサーチは、検出サブステージ、ドウェルサブステージ、およびプルインサブステージを用いて実行することができる。一方のグループのための検出サブステージは、他方のグループのためのプルインサブステージと並列に実行することができる。

Description

[0002]
[0003]この発明はデータ通信に関し、特に無線通信システム内のゲートパイロットリファレンス(gated pilot reference)をサーチし、取得するための技術に関する。
[0004]
[0005]無線通信システムは、多数のユーザに対して、音声、データ等のような種々の通信を供給するために、無線通信システムが広範囲に配備される。これらのシステムは、符号分割多重アクセス(CDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)あるいはその他の多重アクセス技術に基づいても良い。CDMAシステムは、増大したシステム容量のような他のタイプのシステムに対してある利点を供給することができる。
[0006]無線通信システムにおいて、受信器装置が多数の機能を実行するのを支援するためにパイロットリファレンスはしばしば送信ソースから受信器装置に送信される。パイロットリファレンスは、典型的に公知のデータパターン(例えばオールゼロ)に基づいて、そして公知の信号処理スキーム(scheme)(例えば特定の直交符号でカバーされ公知のPN系列で拡散される)を用いて発生される。パイロットリファレンスは、送信ソースのタイミングおよび周波数と同期を取るために、通信リンクの品質の推定のために、そして、データ送信のコヒーレント復調のために受信器装置において使用することができる。IS−856標準に準拠するCDMAシステムの場合、パイロットリファレンスはまた、端末に対して最良のリンクを有する特定のアクセスポイントを決定するために、そしてこのアクセスポイントにより支持される最高のデータレートを決定するために使用される。
[0007]IS−95CDMAシステムにおいて、パイロットリファレンスは、相対的に低い送信電力レベルで、各基地局から専用パイロットチャネル上に連続的に送信される。端末は、順方向リンク信号を受信し処理してパイロットチャネルを絶縁し、パイロットチャネルをさらに処理してパイロットリファレンスを回復する。IS−95CDMAシステムのために使用される連続パイロット送信スキームは低データレート送信システムに対してより適しており、それにより端末は、より多くの時間を、パイロットリファレンスを処理することに費やすことが許容される。しかしながら、短い期間内にリンク状態を正確に推定する必要がある高速データ送信システムの場合、この連続低レベルパイロットリファレンスは好ましくない。
[0008](cdma2000、IS−856、およびW−CDMA標準に準拠するCDMAシステムのような)より新しい世代のCDMAシステムは高い(例えばピークの)送信電力レベルでゲートパイロットリファレンスを送信する。短い高電力のパイロットバーストは端末が短い時間間隔内にパイロットリファレンスを受信することを可能にし、従って、端末がより短い期間内にリンク状態を推定することを可能にする。
[0009]ゲートパイロットリファレンスのためのサーチは、連続パイロットリファレンスのサーチよりもより大きなあいまいさに関連づけられている。連続パイロットリファレンスをサーチするために、特定の時間窓に対して受信された信号をサーチすることができ、パイロットリファレンスとそのタイミングは、(以下にさらに詳細に記載する)パイロットリファレンスのすべての可能なタイムオフセットに対して多数の仮説を評価することにより決定される。パイロットリファレンスが連続であるならば、そのパイロットリファレンスはサーチされるどの時間窓にも存在し、そのタイミングだけが不明である。しかしながら、いつでも送信されるわけではないゲートパイロットリファレンスの場合、パイロットリファレンスをつかまえるために多数の時間窓をサーチする必要があるかもしれない。所定の時間窓に対するパイロットリファレンスのサーチは、パイロットリファレンスがこの時間窓の期間に送信されなければ、たとえすべての仮説が評価されても、パイロットの取得に失敗するであろう。従って、ゲートパイロットリファレンスの取得は、ゲートパイロットリファレンスを発見し取得するために、多数の時間窓並びに多数の仮説を評価する必要があるので、より複雑である。
[0010]それゆえ、ゲートパイロットリファレンスをより効率的にサーチし取得するための技術が技術的に必要である。
[0011]この発明の観点は、より高速な取得時間と高い検出確率を達成するような方法でゲートパイロットリファレンスをサーチし取得するための技術を提供する。ゲートパイロットリファレンスを送信する無線通信システムの場合、連続パイロットリファレンスの符号空間よりも大きな符号空間をサーチする必要がある。より大きな符号空間に対してサーチの際に平均パイロット取得時間を短くするための種々の技術がここに提供される。
[0012]一形態において、パイロットリファレンスを取得するためにサーチされる全体の符号空間は符号セットに分割され、各符号セットはサーチすべき多数の仮説を含む。次に符号セットがグループ分けされ、そのグループは、うまくパイロットを取得できる種々の可能性の符号セットを含む。次に、符号セットのグループは、うまくパイロットを取得できるとより思われる符号セットが最初にサーチされ、うまくパイロットを取得できる度合いが最も少ない符号セットが最後にサーチされるような定義された順番で、一度に一つのグループの割合でサーチされる。使用される可能性が高い符号空間において、パイロットリファレンスをうまく取得した際に、その取得プロセスを早く終わらせるための機構が提供される。
[0013]他の形態において、パイロットリファレンスをサーチし取得するために、マルチステップパイロット取得スキームが提供される。そして、ステップのいくつかは、サーチ時間を短くするためにパイプライン化(pipelined)される。複数(例えば2)のステージ(stage)を用いてパイロットリファレンスをサーチするためにマルチステージパイロットサーチスキームも提供される。この場合、異なる動作条件に対して尤度パイロット取得を改良するために各ステージに対して異なるセットのサーチパラメータ値を使用してもよい。マルチステージパイロットサーチスキームは、上述したグループによるサーチおよびパイプライン化を組み込んでも良い。
[0014]この発明の特定の実施の形態は、無線通信システムにおいてゲートパイロットリファレンスをサーチするための方法を提供する。この方法に従って、パイロットリファレンスを発見できる全体の符号空間は、重複しない符号セットの多数(例えば4)のグループに最初に分割される。各符号セットは、(特別なPNオフセットを有する)特定のPN系列のすべての可能なチップオフセットを表す。次に、グループは、各グループ内のパイロットリファレンスを検出する尤度に基づいて順序付けされる。最初のグループは、パイロットリファレンスを発生するために使用される度合いが最も高く、最後のグループは使用される度合いが最も低い。次に、符号セットのグループを用いてパイロットリファレンスをサーチする。一度に1つのグループが用いられ、最初のグループで始まって、最後のグループで終わる。パイロットリファレンスを取得すると、サーチを終了することができる。
[0015]パイロットリファレンスのサーチは、検出サブステージ、ドウェル(dwell)、プルイン(pull-in)サブステージからなる3つのサブステージを用いて実行してもよい。特定のグループのための検出サブステージにおいて、多数の検出されたピークを供給するために、そのグループ内の符号セットに基づいてサンプルのセット内でパイロットリファレンスがサーチされる。ドウェルサブステージにおいて、検出サブステージからの検出されたピークは、1つ以上の候補ピークを供給するために再評価される。そして、プルインサブステージにおいて、パイロットリファレンスを取得するために各候補ピークにロックが試みられる。一方のグループのための検出サブステージは、他方のグループのためのプルインサブステージと並列に(すなわちパイプラインで)実行してもよい。
[0016]この発明は、さらに以下に詳細に記載するように、この発明の種々の観点、実施の形態および特徴を実現する、他の方法、受信器ユニット、および他のエレメントを提供する。
[0017]この発明の特徴、性質、および利点は、同一部に同符号を付した図面とともに以下に述べる詳細な記載からより明らかになるであろう。
[0027]図1は多数のユーザを支持し、ゲートパイロットリファレンスを送信する無線通信システム100の図である。システム100は多数のセル102a乃至102gに対して通信を供給する。各セル102は対応するアクセスポイント104によりサービスされる。種々の端末がシステムの全体にわたって分散される。アクセスポイントは基地局とも呼ばれ、アクセス端末はまた遠隔端末または移動局または単に端末とも呼ばれる。
[0028]一実施の形態において、各端末106はいつなんどきでも順方向リンクを介して1つのアクセスポイントと通信することができ、端末がソフトハンドオフにあるかどうかに応じて逆方向リンクを介して1つ以上のアクセスポイントと通信することができる。順方向リンク(すなわちダウンリンク)はアクセスポイントから端末への送信に言及し、逆方向リンク(すなわちアップリンク)は端末からアクセスポイントへの送信に言及する。システム100はcdma2000、IS−856、およびW−CDMA標準のようないかなる数のCDMA標準および/または設計に準拠するように設計してもよい。IS−856標準に準拠するCDMAシステムはここではハイデータレート(HDR)システムと呼ぶ。
[0029]図1において、矢のついた実線は、アクセスポイントから端末へのユーザ特定データ送信を示す。矢のついた破線は端末がパイロットリファレンスおよび他のシグナリングを受信しているが、アクセスポイントからのユーザ指定データ送信を受信していないことを示す。図1に示すように、アクセスポイント104aはデータを順方向リンクを介して端末106aに送信し、アクセスポイント104bは端末106bにデータを送信し、基地局104cは端末106cにデータを送信する、等々である。アップリンク通信は簡単のために図1には示されない。
[0030]図2はHDRシステムのために使用されるゲートパイロットリファレンス送信スキームの図である。図2は多数のアクセスポイントからのパイロットリファレンスの送信を示す。パイロットリファレンスは所定の時間間隔(TINT)で特定の幅(W)のバーストで送信される。図2に示すように、アクセスポイントのタイミングは、パイロットバーストが送信の時間にほぼ合うように同期が取られる。この送信スキームにおいて、アクセスポイントからのパイロットリファレンスは、ほぼ同じ時間インスタンスで端末において、受信することができる。異なるアクセスポイントからのパイロットリファレンス間のタイミングスキューは送信遅延の差および他の要因による。
[1031]図3は、IS−856標準により定義される送信フォーマットの図である。図3に示されるように、データおよびシグナリングはスロットで送信され、各スロットは特定の時間間隔をカバーする(たとえば、IS−856標準の場合1.667msec)。各「アクティブ」スロットは2つのハーフスロットに分割され、各ハーフスロットは、パイロットバースト314により分離された2つのデータパーティション312を含む。データパーティション312はユーザ特定データおよびシグナリングを送信するために使用することができ、パイロットバースト314はパイロットリファレンスを送信するために使用することができる。IS−856標準に定義されるように、各パイロットバーストは96チップの特定のデータパターン(例えばオールゼロデータ)から構成される。第2のハーフスロットはさらに、パイロットバースト314bの両側に配置された2つのシグナリングバースト316aおよび316bを含み、シグナリングチャネルを実現するために使用される。
[0032]また、図3に示すように、各「アイドル」スロットも2つのハーフスロットに分割され、各ハーフスロットも同じ幅(例えば96チップ)の1つのパイロットバースト314を含み、アクティブスロットと同じハーフスロット内の位置に配置される。アイドルスロットのためのパイロットバーストは、アクティブスロットのためのパイロットバーストと必須的に区別できない。アイドルスロットの第1のハーフスロット内のパイロットバースト314aの両側に2つのスカート(skirts)318aおよび318bが配置され、2つのシグナリングバースト320aおよび320bが第2のハーフスロット内のパイロットバースト314bの両側に配置される。スカート318aおよび318bはブランク送信(または送信無し)とパイロット送信との間に遷移期間を供給するために使用される。この遷移期間は、パイロットリファレンスが、パイロットバーストの期間(例えば96チップ)定常状態に到達するまたはその付近に到達することを可能にする。
[0033]図4Aはアクセスポイントにおいて、パイロットリファレンスを発生するために使用される擬似雑音(PN)系列のためのインデックスを示す図である。異なるPNオフセットチップにおいて、定義されたPN系列を有するアクセスポイントにおいてパイロットデータ(典型的にはオールゼロの系列)を拡散することにより、隣接するアクセスポイントからのパイロットリファレンスが互いに差別化される。PN系列は特定のデータパターンと32,768チップの固定長を有するが、パイロットデータおよびトラヒックデータを拡散するために使用される連続する拡散系列を発生するために連続的に反復される。PN系列の開始はCDMA標準により定義され、絶対時間リファレンスTABSに同期される。PN系列の各チップには、それぞれのPNチップインデックスが割当てられ、PN系列の開始に0のPNチップインデックスが割当てられ、PN系列の最後のチップには、32,767のPNチップインデックスが割当てられる。
[0034]PN系列は0から511の番号が付けられた512の異なる「PNオフセット」に分割することができる。連続的に番号が付けられたPNオフセットは64チップづつ分離される。事実上、512の異なるPN系列は512の異なるPNオフセットに基づいて定義することができる。512PN系列の各々はそのPNオフセットに基づいて絶対時間リファレンスにおいて異なる開始点を持つ。従って、0のPNオフセットを持つPN系列はTABSにおいてPNチップインデックス0で開始し、1のPNオフセットを持つPN系列は、TABSにおいて、PNチップインデックス64で開始し、2のPNオフセットを持つPN系列は、TABSにおいて、PNチップインデックス128で開始する、等々であり、そして、511のPNオフセットを持つPN系列はTABSにおいて、PNチップインデックス30,704で開始する。
[0035]従って、512の可能なPN系列はCDMAシステム内のアクセスポイントに割当てることができ、数ある機能の中で、アクセスポイントを差別化するために使用される。(隣接する)アクセスポイントに割当てることができる最も近いPNオフセットはCDMA標準により決定される。例えば、IS−95およびIS−856標準はPN_INCに対して1の最小値を定義し、これは、64チップの数におけるPNチップインデックスインクリメントを意味する。従って1のPN_INCは、(隣接する)アクセスポイントが、1(または64PNチップ)の最小PNオフセットによって分離されたPN系列に割当てることができることを意味する。より低いPN_INC(例えば1)は、アクセスポイントに割当てることができるより利用可能なPNオフセット(例えば512)を生じる。反対に、より大きなPN_INC値(例えば4)はアクセスポイントに割当てることができる少数の利用可能なオフセット(例えば128)を生じる。
[0036]端末において、選択されたアクセスポイントからのパイロットリファレンスはそのアクセスポイントにおいて成される方法を補完するやり方で受信した信号を処理することにより再生することができる。端末における処理は、典型的に(1)受信した信号を条件付けしデジタル化してデータサンプルを供給すること、(2)(端末において受信した)選択されたアクセスポイントのPNオフセットと一致する特定のPNオフセットにおいてPN系列を用いてそのデータサンプルを逆拡散すること、(3)選択されたアクセスポイントにおいて、パイロットデータをカバーするために使用される同じ直交符号を用いてその逆拡散されたサンプルをデカバーすること、および(4)そのデカバーされたサンプルをパイロットデータパターンと相関させることを含む。信号処理を簡単にするために、CDMAシステムは典型的に、オールゼロのパイロットデータパターンと、パイロットリファレンスに対してゼロの直交符号を使用する。従って、パイロットリファレンスを再生するための処理は単にデータサンプルをPN系列と相関させることにより達成することができる。この補完信号処理は、選択されたアクセスポイントからの(所望の)パイロットリファレンスを再生し、このアクセスポイントおよび他のアクセスポイントからの他の(外部からの)送信を除去する。
[0037]伝搬遅延とマルチパスのために、選択されたアクセスポイントからのパイロットリファレンスの到着時刻は、確信を持って知られていない。従って、選択されたアクセスポイントからのパイロットリファレンスのサーチにおいて、全体の「符号空間」をサーチする必要があるかも知れない。連続して送信されるパイロットリファレンスの場合、これは、32,768の可能なチップオフセット(またはフェーズ)の各々においてデータサンプルを、局部的に発生されたPN系列と相関させ、どのチップオフセットが高い相関された結果を供給するかを決定することを意味するかもしれない。PN系列の擬似乱数雑音の性質により、PN系列とのデータサンプルの相互相関は、局部的に発生されたPN系列の位相がデータサンプルの位相と合っているとき(雑音が存在しないとき)を除いて(理想的には)ゼロでなければならない。
[0038]図4BはIS−856標準に従って送信されたゲートパイロットリファレンスをサーチするためのスキームの特定の実施の形態を図解する。この実施形態において、2144チップ(すなわち2048+96チップ)に対応するデータサンプルの数は、最初に受信した信号から派生され、バッファに記憶される。この2144チップの時間間隔は、パイロットバーストの正確な位置はわからないけれども2つの完全なパイロットバースト410aおよび410bがサンプル内に含まれることを保証するために選択される。その他の時間間隔も処理することができ、この発明の範囲内である。
[0039]2144−チップ間隔内のパイロットリファレンスをサーチするために、データサンプルは、パイロットリファレンスを発生するために使用されたかもしれない複数のPN系列の各々と相関される。図4Bは、0のオフセットを持つ1つのそのようなPN系列を有するデータサンプルの相関を示す。
[0040]最初に、PNバースト412aおよび412bは0のPNチップインデックス
において開始するPN系列から発生される。各PNバーストは96PNチップを含み、2つのPNバーストは1024チップ(すなわち、連続するパイロットバーストの開始間の時間期間)づつ分離される。PNチップインデックス0に対する相関値を派生するために、PNバースト412aおよび412bは最初にデータサンプルと相関される。次に、PNバースト412aおよび412bは、1チップ位置だけ右にシフトされ、別の相互相関が行なわれ、PNチップインデックス1に対するもう一つの相関値が発生される。全部で、PNチップインデックス0乃至1023に対する1024の相関値を派生するために、相互相関とシフトが1024回行なわれる。
[0041]PNバースト414aおよび414bは1024のPNチップインデックスで開始するPN系列から発生される。PNバースト414aおよび414bは最初にデータサンプルと相関され、PNチップインデックス1024の相関値が派生され、次に、1チップ位置だけ右にシフトされ、再びデータサンプルと相関される。PNチップインデックス1024乃至2047に対して1024の相関値を派生するために、全部で、相互相関とシフトがPNバースト414aおよび414bに対して1024回実行される。
[0042]PNバースト発生とデータサンプルとの相関は、0のPNオフセットを有したPN系列に対する32対のPNバーストに対して実行される。32対のPNバーストは4つのセグメントに分割され、第1のセグメントは最初の8対のPNバーストを含み、PNチップインデックス0乃至8191に対応し、最後のセグメントは、最後の8対のPNバーストを含み、PNチップインデックス24,576乃至32,767に対応する。各セグメントは、8192の異なるチップオフセットにおいてPN系列を有するデータサンプル間の8192の相関に対して、8192の相関値と関連している。これらの32対のPNバーストはパイロットリファレンスを発生するために使用されたかもしれない1つのPNシーケンス(すなわち1つのコードセット)に属する。
[0043]1のPN_INCがCDMAシステムにより採用されるなら、64チップのインクリメントにおいて1つのPNチップインデックスを有するPN系列はパイロットリファレンスを発生するために使用されたかもしれない。従って、データサンプルは次に、上述した方法と同様の方法で、1のPNオフセットを有するPN系列(すなわち、図4Bに示すように64のPNチップインデックスで開始するPN系列)と相関される。特に、1のPNオフセットを有するPN系列の場合、(1、17、・・・および497のPNオフセットに対応する)64、1088、・・・および31,808のPNチップインデックスを有する32対のPNバーストとの相関が行なわれる。次に、データサンプルは、2のPNオフセットを有するPN系列(すなわち、128のPNチップインデックスで開始するPN系列)と相関される。このデータサンプルの他のPNオフセットのPN系列との相関は同様にして続く。
[0044]1のPN_INCの場合、データサンプルは、0、1、2、3、・・・14および15のPNオフセットを有する16のPN系列と相関される。より高いPNオフセット(すなわち、16、17等)を有するPN系列はまたアクセスポイントにおいて、パイロットリファレンスを発生するために使用されたかもしれない。しかしながら、これらのより高いPNオフセットとPN系列との相関は、より低いPNオフセットとPN系列との相関によってすでに実行されている。例えば、16のPNオフセットを有するPN系列の場合、最初のPNバーストは1024のPNチップインデックスで開始する。しかしながら、このPN系列は、0のPNオフセットを有するPN系列に属するPNバースト414aおよび414bによりすでに評価されている。
[0045]1のPN_INCの場合、従ってサーチされる全体の「コード空間」は0乃至15のPNオフセットを有する16のPN系列に対応する16のコードセットである。各コードセットは、サーチされる32,768PNチップオフセットに対して、32,768の仮説を含む。各コードセットはさらに4つのセグメントに分割してもよい。各セグメントは8192のPNチップオフセットを含む。
[0046]2のPN_INCがCDMAシステムにより採用されるなら、サーチされる全体のコードスペースは8コードセットに低減される。この低減は、偶数のPNオフセットのみがアクセスポイントに割当てることができる(すなわち、0、2、4、・・・および510)という事実から生じる。PNオフセット0、2、4、6、8、10、12、および14を有する8つのPN系列は2のPN_INCに対するすべての可能な偶数PNオフセットをカバーする。
[0047]同様に、4のPN_INCがCDMAシステムにより採用されるなら、サーチされる全体のコードスペースはさらに4つのコードセットに低減される。この低減は、0、4、8、12、・・・および508のPNオフセットのみがアクセスポイントに割当てることができ、0、4、8、および12のPNオフセットを有する4つのPN系列が、4のPN_INCに対するすべての可能なPNオフセットをカバーするという事実から生じる。
[0048]上述したように、ゲートパイロットリファレンスを送信するCDMAシステムの場合、パイロットリファレンスを発見し取得するためにより大きなコードスペースをサーチする必要がある。さらに、コードスペースのサイズは、CDMAシステムにより採用されるPN_INCの特定値に依存する。1のPN_INCは、パイロットリファレンスを発見するためにサーチする必要がある最も大きなコードスペースを生じる。CDMAシステムがPN_INC=4を利用するなら、サーチすべき全体のコードスペースは4×32,768チップ(または事実上長さ32,768の4PN系列)である。システムがPN_INC=1を利用するなら、サーチすべき全体のコードスペースは16×32,768チップである。
[0049]この発明の観点は、より早い取得時間およびより高い検出確率を達成する方法でゲートパイロットリファレンスをサーチし取得するための技術を提供する。一形態において、サーチすべき全体のコードスペースはコードセットのグループに分割され、グループは、パイロットリファレンスを発生するために使用される可能性が高いPN系列が最初にサーチされ、使用される可能性が低いPN系列が最後にサーチされるようにサーチされる。使用される可能性の高いコードスペース内でパイロットリファレンスを取得すると、その取得プロセスを早く終了するための機構が提供される。
[0050]他の形態において、パイロットリファレンスをサーチし、取得するためのマルチステップパイロット取得スキームが提供され、そして、これらのステップのいくつかは、サーチ時間を短くするためにパイプライン化される。複数(例えば2)の段を用いてパイロットリファレンスをサーチするためのマルチステージパイロットサーチスキーム(multi-stage pilot search scheme)も提供される。この場合、異なる動作条件に対して尤度パイロット取得を改良するために各段に対して異なるセットのサーチパラメータ値を用いてもよい。マルチステージパイロットサーチスキームは、グループによるサーチおよび上述したパイプライニングを有利に組み込んでもよい。これらの観点は、以下にさらに詳細に記載する。
[0051]図5はパイロットリファレンスをサーチするために使用することができる受信器500の一実施の形態のブロック図である。受信器500は受信した信号(すなわちマルチパス)の強いインスタンスを処理するために割当てることができる多数(簡単のために1つのみが示されている)の指プロセッサ510とパイロットリファレンスをサーチするために使用されるサーチャー550を含む。指プロセッサ510の動作は、米国特許第5,764,687号および第5,490,165号に詳細に記載されている。
[0052]サーチャーエレメント550は、コントローラ570およびPN発生器580と共に動作する。図5に示すように、フロントエンドユニット(図示せず)からの受信したIINサンプルおよびQINサンプルは、サーチャー550によるその後の処理のためにサンプルを記憶するバッファ558に供給される。記憶されたIINサンプルおよびQInサンプルは次に、PN逆拡散器560に供給される。PN逆拡散器560はまたPN発生器580から複素PN系列IPNsおよびQPNsを受信する。複素PN系列はサーチされている仮説に対応する特定の位相(またはチップオフセット)を有する。この特定の位相はコントローラ570により決定することができる。
[0053]PN逆拡散器560は、複素IINサンプルおよびQINサンプルと複素IPNs系列およびQPNs系列との複素乗算を実行し、複素逆拡散IDESサンプルおよびQDESサンプルを発生する。この複素乗算は、アクセスポイントにおいて実行される複素乗算と相補的である。
[0054]多くのCDMAシステムの場合、パイロットリファレンスはコードチャネルゼロで送信される(すなわち、ゼロの直交符号でカバーされる)、従って、端末においてデカバリングは必要無い。逆拡散されたIDESサンプルおよびQDESサンプルは次にそれぞれシンボルアキュムレータ562aおよび562bに供給される。各シンボルアキュムレータはNチップに対応する特定数の逆拡散サンプルを累算する。シンボルアキュムレータ562aおよび562bは累算した結果IACCおよびQACCをそれぞれニ乗器564aおよび564bに供給し、ニ乗器はその結果をニ乗する。加算器566は、ニ乗器564aおよび564bからニ乗結果IACC およびQACC を受信し、各対のニ乗された結果を加算し、ニ乗の和(すなわちIACC +QACC )を発生する。加算器566はさらにニ乗のM合計を累算し相関値を発生し、コントローラ570に供給する。
[0055]CDMAシステムのための受信器500の設計と動作は上述した米国特許第5,764,687号および第5,490,165号にさらに詳細に記載されている。
[0056]サーチャー550はデータサンプルを複素PN系列と相関させる。パイロットリファレンスをサーチするために、PN系列はチップオフセットのレンジに渡って掃引される。各チップオフセットはサーチされている仮説に対応する。PN系列の位相がデータサンプル内のパイロットリファレンスの位相と合うときを除いて、データサンプルとPN系列との相互相関は低い値(理想的にはゼロ)を生じる。
[0057]パラメータNcはコヒーレント積分のためのチップ数を表し、パラメータMは非コヒーレント積分のための時間間隔の数を表す。これらのパラメータはパイロット検出の性能を決定し、これは、種々の信号品質(すなわちIo/No)においてパイロットリファレンスを検出する確率により定量化することができる。異なるセットのパラメータ値は異なる動作条件に対してより適することができる。例えば、端末の局部的に発生されたサンプリングクロック(これは受信サンプルを発生するために受信した信号をサンプルするために使用される)が、アクセスポイントにおいて、パイロットリファレンスを発生するために使用されるクロックの周波数から百万分の1以上周波数において、ずれているならば、より短い積分間隔(例えば、Nc=48およびM=4のパラメータ値)はより良い性能を提供することができる。反対に、局部クロックが百万分の1未満だけ周波数においてずれているなら、より長い積分間隔(例えば、Nc=96およびM=2のパラメータ値)はより良い性能を供給することができる。
[0058]コントローラ580はサーチャー550の動作を制御および調整し、パイロットリファレンスをサーチする際にPN発生器580を制御および調整する。コントローラ580は、パラメータNcおよびMをサーチャー550に供給し、データサンプルのどの部分を処理すべきかを決定し、PN発生器580に種々のチップオフセットでPN系列を発生するように指図するように動作することができる。コントローラ580はさらに、特定のサーチスキームに基づいて加算器566からの相関値を処理し、データサンプル内にパイロットリファレンスが存在するか否かそして、どんなチップオフセットで存在するか否かを判断するように動作することができる。
[0059]パイロットリファレンスを検出するために種々のスキームを使用することができる。1つのスキームにおいて、全体のコードスペースについてシーケンシャルサーチが行なわれ、特定のしきい値を超えて発見された最初のパイロットリファレンスは検出されたパイロットリファレンスとして供給される。このスキームは最良(最強)のパイロットリファレンスを供給しないかもしれない。別のスキームにおいて、全体のコードスペースが事前検出ステップの期間に掃引され、事前検出の期間に発見された候補ピーク値のセットがドウェルステップの期間に再評価され、最良のピークが発見される。この発明の種々の観点はパイロットサーチスキームをいくつでも使用して実施することができる。簡単のために、ここではスキームに対して種々の観点が記載され、それにより全体のコードスペースが掃引され、候補ピーク値が再評価され最良のピーク値が発見される。
[0060]図6は定義されたコードスペース内のゲートパイロットリファレンスをサーチするためのプロセス600の一実施の形態のフロー図である。一実施の形態において、コードスペースは、評価される32,768の仮説に対応する32,768のチップオフセットの1つのコードセットを含む。最初に、ステップ612において、コードスペースは4つの重複しないセグメントに分割され、各セグメントは8192のチップオフセットを含む。次に、ステップ614において各セグメントがサーチされ、ステップ616において、4つの最大ピーク値が選択される。ステップ618において、4つのすべてのセグメントからの16の最大ピーク値は次に記憶され、ソート後の4つの最大ピーク値が選択される。
[0061]ステップ620において、ステップ618で選択された4つのピーク値の各々の周囲の窓に対してサーチが行なわれる。この窓はセグメントより小さい数のチップオフセット(例えば16チップオフセット)を含む。ステップ622において、サーチされた4つの窓の各々に対して、1つ以上(例えば4つ)の最大ピーク値が選択される。次に、ステップ624において、4つのすべての窓からの最大ピーク値がソートされ、ソート後の1つ以上の最大ピーク値が選択される。典型的には、唯一つの最大ピーク値が選択されるが、2または4またはその他の数の最大ピーク値を選択することもできる。
[0062]ステップ626において、ステップ624において選択された最大ピーク値の各々に対して周波数と位相において、ロックしようと試みるために復調器が割当てられる。周波数誤差は結合されるので、唯一つの最大ピーク値にプルインを実行することが望ましいかもしれない。プルインのために1つ以上のピーク値が考察されるなら、これらのピーク値は実の信号経路と関連しないかもしれない、すなわちその信号経路は異なるドップラー周波数誤差と関連するかもしれない。各ピーク値に対して個々の周波数トラッキングループが使用されないなら、プルインの期間に経路を結合することは最適でないかもしれない。従って、ステップ624から、唯一つの最大ピーク値にプルインをより有利に実行することができる。
[0063]ステップ628において、判断されるようにピークに対するロックが達成されるなら、ステップ630において、成功裏にパイロットを取得したことが宣言される。そうでなければ、ステップ632において失敗が宣言され、以下に記載するように他の行動が実行される。いずれの場合にもプロセスは終了する。
[0064]図6において、ステップ612乃至618は「検出」サブステージから構成され、ステップ620乃至624は「ドウェル」サブステージから構成され、そしてステップ626は「プルイン」サブステージを表す。1つの特定の実施の形態において、検出サブステージのためのパラメータ値はNc=96、M=2、およびWs=8192であり、但しWsは(PNチップオフセットの数の上では)サーチ窓サイズであり、検出サブステージのためのパラメータ値はNc=96、M=2およびWs=16である。
[0065]上述したように、ゲートパイロットリファレンスの場合、より大きなコードスペースをサーチする必要があり、コードスペースのサイズは、PN_INCのための値に依存する。PN_INC=4の場合、サーチされる全体的なコードスペースは4×32,768チップオフセットであり、PN_INC=1の場合、サーチされる全体的なコードスペースは、16×32,768チップオフセットである。32,768チップオフセットの各グループは1つのコードセットに対応する。
[0066]IS−856標準は1の最小PN_INCを指定するけれども、実際には多くのCDMAシステムは、4または恐らく2のPN_INCを採用することが予想される。従って、1つの観点において、サーチされる全体的なコードスペースは、32,768チップオフセットの重複しないコードセットに分割され、そして、より使用される可能性が高いPN_INC値に対応するコードセットを最初にサーチすることができる。
[0067]1のPN_INCの場合、サーチされる全体的なコードスペースは16のコードセットに分割することができる。これら16のコードセットは、4つのグループに結集することができ、各グループはあるPNチップオフセット(すなわち、PN_OFFSET)の4つのコードセットを含む。これら4つのグループは以下のように定義することができる。
G1=PN_OFFSET0...16...32...;4...20...36...;8...24...40...;および12...28...44...
G2=PN_OFFSET2...18...34...;6...22...38...;10...26.。。42...;および14...30...46...
G3=PN_OFFSET1...17...33.。。;5...21...37...;9...25...41...;および13...29...45...
G4=PN_OFFSET3...19...35...;7...23...39...;11...27...43...;および15...31...47...
[0068]コードセットの上述のグループ化を用いて、グループG1はPN_INC=4の場合の全体のコードスペースから構成され、グループG1およびG2はPN_INC=2の場合の全体のコードスペースから構成され、そして4つのすべてのグループはPN_INC=1の場合の全体のコードスペースから構成される。CDMAシステムの場合に、PN_INC=4が最も使用される可能性が高く、PN_INC=2が次に使用される可能性が高く、PN_INC=1が最も使用される可能性が低いならば、グループは以下の順番でサーチすることができる。すなわちG1がサーチされ、次に、G2がサーチされ、次にG3(またはG4)がサーチされ、次に、G4(またはG3)がサーチされる。
[0069]上述のように定義されたグループを用いて、CDMAシステムの場合に最も使用される可能性が高いPN_INC(すなわちPN_INC=4)をサーチするためには、G1により定義されたコードスペースをサーチすればよい。そして、次に使用される可能性の高いPN_INC(すなわちPN_INC=2)をサーチするためには、さらにG2により定義されるコードスペースをサーチすればよい(すなわち、合計G1プラスG2)。残りのG3およびG4はPN_INCが1の場合にさらにサーチすることができる。PN_INCが先験的に知られていないなら、4つのすべてのグループを上述した順番でサーチすることができる。しかしながら、パイロットサーチステージは、グループG1に対するサーチのみを行ない、またはグループG1およびG2のサーチのみを行ない、次に終了するようにも定義することができる。このステージは例えば最も最近に使用したチャネルまたは「システム損失」出口条件下で使用することができる。
[0070]上述した方法でコードセットをグループ化し、特定の順番(G1、G2、G3次にG4)でグループをサーチすることにより、最も可能性の高いPNチップオフセットが最初にサーチされ、最も可能性の低いPNチップオフセットが最後にサーチされる。このようにして、パイロットリファレンス(およびそのシステム)を取得する機会はより少ない時間で達成することができる。
[0071]図6に示すパイロットサーチプロセスは、4つのコードセットからなるコードスペースをサーチするために変更することができる。一実施の形態において、各コードセットは4つのセグメントに分割され、各セグメントは上述したように8192のチップオフセットを含む。各セグメントがサーチされ、4つの最大ピーク値がそのセグメントに対して選択される。4つのコードセットの16の合計セグメントに対して合計64のピーク値が供給される。これら64ピーク値のうちで、16の最大ピーク値が検出サブステージからの出力として選択される。
[0072]ドウェルサブステージの場合、16のピーク値の各々の周囲の窓がサーチされ、各窓に対して1つ以上(例えば4つ)のピーク値が各窓に対して供給される。16の窓に対して供給された(例えば64)のピーク値のうちで、1つ以上の最大ピーク値がドウェルサブステージからの出力として選択される。次に、ドウェルサブステージからの最大ピークの各々に関してプルインが試みられ、パイロットリファレンスが取得されたか否かを判断する。
[0073]上述した特定の詳細は、特定の実施の実例となる。一般に、全体的なコードスペース(例えばコードセットの各グループ)は、種々の実施およびパラメータ値に基づいてサーチすることができる。サーチされるコードスペースはいかなる数のセグメントにも分割することができる。いかなる数のピーク値も検出サブステージのための各セグメントに対して選択することができる。いかなる窓サイズをも使用することができる。ドウェルサブステージのための各窓に対していかなる数のピーク値をも選択することができる。そしていかなるサーチパラメータ値(すなわち、NcおよびM)をも使用することができる。例えば、全体的なコードスペースをサーチすることができる(すなわち1セグメント)。16の最大ピーク値を検出サブステージからドウェルサブステージへの出力として供給することができる。そして、ドウェルサブステージにおいて発見された最大ピーク値をプルインのために供給することができる。
[0074]全体的なコードスペースを4つのグループに分割することおよび(4つのすべてのグループに対してサーチする代わりに)一時に1つのグループをサーチすることも検出サブステージとドウェルサブステージの間の時間を減少させる。これは、ある動作環境に対する性能を改良することができる。移動端末の場合、マルチパスが前向きにまたは破壊的に加算するかに応じて、端末が動き回るにつれ受信した信号がフェードインおよびフェードアウトする。検出サブステージとドウェルサブステージの間で相対的に長い時間経過するなら、2つのサブステージは独立したフェージングにさらされるかもしれず、相関していない信号セグメントはあるタイプのフェージング仮定の下にサーチされるかもしれない。これは、今度は、パイロットリファレンスを検出する全体の確率を低減する。それゆえ、相関されるフェージング統計が両方の測定において使用されることを保証するために、検出サブステージにできるだけ時間的に近づけてドウェルサブステージを実行することが望ましい。
[0075]PN_INC=1の場合の全体のコードスペースを4つのグループに分割し、(全体のコードスペースの代わりに)一時に1つのグループをサーチすることにより、検出時間は4だけ短くなり、これは、フェージング環境に対して非常に望ましい。検出サブステージとドウェルサブステージとの間の時間をさらに低減するために、各グループにおいて一時に1つのコードセットに関してサーチを行なっても良い。これは、図6に示すプロセスを用いて達成してもよい。このスキームは、もう一つの4だけ、検出サブステージとドウェルサブステージとの間の時間をさらに短くすることができる。サーチされるコードスペースのサイズおよび種々の他のパラメータ(例えば、各サブステージを選択するためのピークの数)は、パイロットリファレンスを検出する確率に影響を及ぼすことができ、これらのパラメータは所望の性能を得るように調節することができる。
[0076]パイロットサーチスキームは目標のセットを達成するように設計することができる。これは、(1)より高速な取得速度と高い検出確率により定量化される高性能と、(2)1のPN_INCが使用されるときパイロットリファレンスを取得するための能力を含めることが出来るが、4または2のより可能性が高いPN_INCが使用されると、より短い取得時間を供給する。そのようなパイロットサーチスキームの一例は以下に提供される。
[0077]この発明の1つの観点は、上述した目標を達成することができるマルチステージパイロットサーチスキームを提供する。各ステージは全体のコードスペースに対して最適化され、動作環境のある仮説に基づいて全体のコードスペースをサーチする。(HDRシステムにおいて、パイロットを取得する場合の大部分を占めると思われる)多くの場合、受信したパイロット強度は相対的に強く(例えばー8dB Ior/Noまたはそれより良い)、ローカルサンプリングクロックは、(例えば1ppm未満の)小さな周波数エラーを有する。従って、2つのステージが採用されるなら、第1のステージは、強いパイロット強度と小さな周波数エラーというより共通の動作条件下でパイロットリファレンスを迅速に取得するのに十分敏感であるように設計することができ、第2のステージは、低いパイロット強度および/または大きな周波数エラーという共通でない場合に対してパイロットリファレンスを取得するための改良された感度を有するように設計することができる。
[0078]マルチステージパイロットサーチスキームはいくつかの利点を提供する。第1に、マルチステージの各々に対して異なるセットのパラメータ値を使用することができる。これはパイロット取得の可能性を改良することができる。フェージングまたはAWGN環境、サンプリングクロック内の大きなまたは小さな周波数オフセット等々に対応することができる、異なる動作条件に対してパイロット検出確率が大きくなるように異なるセットのパラメータ値を選択することができる。第2に、各ステージは、異なる時間に対してパイロットリファレンスをサーチするので、時間ダイバーシティも供給される。この時間ダイバーシティは、フェージング環境において特に有利である。
[0079]図9は3つのセットのサーチパラメータ値に対する受信した信号品質(Ior/No)に対するパイロット検出(Pd)の確率の3つのプロットを示す。パイロットから、パイロット検出の確率は、Nc=96およびM=1のパラメータ値に対して−8dBIor/Noにおいてほぼ0.87(すなわちPd=0.87)であり、Nc=48およびM=4のパラメータ値に対して同じIor/Noにおいてパイロット検出の確率はほぼ0.99である。特定の実施の形態において、第1のステージは、Nc=96およびM=2で動作するように設計することができ、第2のステージは、Nc=48およびM=4で動作するように設計することができる。これら2つのステージを用いた全体のパイロット検出は0.999よりほぼ良い。これらはシミュレートされた結果であり、実際の性能は異なるであろう。
[0080]各ステージは、4の最も使用頻度が高いPN_INCに対するコードスペースを最初にサーチし、2の、次に最も使用頻度が高いPN_INCに対するコードスペースが続き、そして、1の最も使用頻度が少ないPN_INCに対するコードスペースが続く。これは、PN_INC=1の全体のコードスペースを16のコードセットに分割し、そのコードセットを4つのグループに集合し、そして、各グループを上述した順番でサーチすることにより達成することができる。
[0081]一形態において、パイロットリファレンスをサーチし、取得するための時間をさらに低減するために、一方のグループに対する検出/ドウェルサブステージおよび他方のグループに対するプルインサブステージはパイプラインの方法で並列に実行することができる。図5に戻ると、検出サブステージおよびドウェルサブステージはサーチャー550により実行することができ、特定のドウェルサブステージのための最大ピーク値はプルインのために復調器指510に供給することができる。検出/ドウェルサブステージおよびプルインサブステージに対して2つの異なるエレメントが使用されるので、これらのエレメントは、以下に記載するように、パイプラインの方法で動作することができる。
[0082]図7はこの発明の一実施の形態に従って、パイロットを取得すると、早く終了する機能を備えた2ステージパイロットサーチスキームを図解する。この2ステージパイロットサーチスキームは特定のCDMAチャネルを取得するために使用することができる。簡単のために、第1ステージのための処理はライン710aに沿って図7の上部に示され、第2ステージのための処理は、ライン710bに沿って下部に示される。また、簡単のために、サーチャーにより実行される処理はライン710の上部に示され、復調器指により実行される処理はライン710の下部に示される。
[0083]最初に、時刻Tにおいて、バッファ(例えば図5のバッファ558)には、受信した信号から派生され、図4Bに示す特定の時間間隔に対応するサンプルがロードされる。時刻t2において、グループG1に属する4つのコードセットについて検出サブステージ(D1)が実行される。一実施の形態において、このサブステージのために使用されるパラメータ値は以下の通りである。Nc=96、M=2およびWs=8192。一実施の形態において、各セグメント(Ws=8192)から4つの最大ピーク値が収集され、グループG1に対して64の合計ピーク値を生じる。次にピーク値は強度によりソートされ、16の最大ピーク値が選択され、ドウェルサブステージに供給される。
[0084]時刻Tにおいて、バッファにはドウェルサブステージ(Dw1)のための新しいサンプルがロードされる。検出サブステージ(D1)は多数の雑音ピーク値を発生する。それらのいくつかは同じものもあるかもしれないし、パイロットリファレンスのピーク値よりも大きいかもしれない。雑音がランダムで独立しているなら(すなわち相関していないなら)、別のセットのサンプルに対するPN系列の相関は、多分雑音ピーク値の数を低減し、同じ場所に生じる大きな雑音ピークの可能性を低減するであろう。
[0085]時刻Tにおいて、次に、検出サブステージ(D1)からの16のピーク値の周りに集中する16の窓についてドウェルサブステージ(Dw1)が実行される。一実施の形態において、このサブステージのために使用されるパラメータ値は以下の通りである。Nc=96、M=2、およびWs=16。一実施の形態において、2つの最大ピーク値が各窓から収集され、グループG1に対して32の合計候補ピーク値を生じる。次に、ピーク値は強度によりソートされ、1つ以上の最大ピーク値が選択され、プルインサブステージに供給される。
[0086]時刻Tにおいて、ドウェルサブステージ(Dw1)から供給された1つ以上の最大ピーク値についてプルインサブステージ(プルイン1)が実行される。一実施の形態において、プルインはグループG1からの最大ピークのみについて実行される。他の実施の形態において、プルインは、N個の復調器指によりグループG1からのN個の最大ピーク値について実行される。但しNは2、4、または1より大きいその他の整数である。複数のピーク値のプルインは改良された性能を同時に供給することができる。しかしながら、以下に記載するように複数のピーク値について同時にプルインが実行されたなら、他の係数を考慮する必要があるかもしれない。プルインを実行するために割当てられた復調器指にはプルイン処理のための適当なサンプルがロードされる。
[0087]グループG1からのピークについてプルインが実行される間、検出サブステージ(D2)はグループG2に属する4つのコードセットについて実行される。このようにして、一方のグループ(例えばG2)に対する検出サブステージは他方のグループ(例えばG1)に対するプルインサブステージとパイプライン化することができ、2または1のPN_INCに対するパイロットサーチに要求される時間を低減する。一実施の形態において、グループG1に対するドウェルサブステージ(Dw1)に対して使用されるサンプルのセットと同じサンプルのセットについてグループG2に対する検出サブステージ(D2)が実行される。
[0088]グループG1におけるピーク値に対するプルインサブステージは典型的にサンプリングクロックの周波数と位相を調節する。これは温度保証された水晶発振器(TCXO)により供給することができる。この位相/周波数調節は、技術的に知られた方法で実現できる周波数トラッキングループにより命令される。
[0089]時刻Tにおいて、グループG1に対するプルインサブステージが完了する。パイロット取得がプルインサブステージにより宣言されるなら、その後のすべてのイベントは中止され、その処理はチャネル取得された表示を用いて終了する。あるいは、プルインサブステージが最大ピーク値にロックすることに成功しなかったなら、グループG1に対する失敗が宣言され、あたかもグループG1に対するプルインが実行されなかったかのように周波数トラッキングループはそのオリジナル状態にリセットすることができる。例えば、周波数アキュムレータのための値はテーブルからの値を用いて再ロードすることができる。グループG1に対するプルインサブステージの後の取得プロセスの早期の終了は、4のPN_INCが採用されるなら、サーチ時間を短くすることができる。しかしながら、失敗が宣言されるなら、それはグループG1に対してのみであり、CDMAチャネルに対するコードスペース全体ではない。
[0090]グループG2に対する検出サブステージ(D2)が完了した後で、周波数トラッキングループがリセットされた後に、サーチャーのためのバッファに、ドウェルサブステージ(Dw2)のためのサンプルがロードされる。プルインサブステージによるサンプリングクロックに対する調節はドウェルサブステージ(Dw2)の性能に影響を及ぼすかもしれず、従ってサーチャーバッファーは、プルインサブステージが完了し、進行中でないときに更新される。従って、ドウェルサブステージ(Dw2)のためのバッファのローディングは、検出サブステージ(D2)とプルインサブステージ(Pull−in1)の両方のために必要な時間長に依存する。図7に示す例において、プルインサブステージは、検出サブステージよりもより長い時間を必要とし、プルインサブステージが完了した後でバッファにロードされる。
[0091]グループG2、G3、およびG4の各々に対する検出サブステージ、ドウェルサブステージおよびプルインサブステージは、グループG1に対して上述した方法と同様の方法で続く。グループG2に対するプルインサブステージの完了の後、パイロット取得を宣言してもよい。この場合、その後のすべてのイベントは中止してもよく、その処理は、チャネル取得された表示を用いて終了する。グループG2に対するプルインサブステージ(Pull−in2)の後の取得プロセスの早期の終了は、2のPN_INCが採用されるならサーチ時間を短くすることができる。
[0092]時刻Tにおいて、グループG4に対してドウェルサブステージ(Dw4)から供給される1つ以上の最大ピーク値に関してプルインが実行される。時刻Tはまた第2ステージの開始を示す。従って、第1ステージのグループG4からのピーク値に関してプルインが実行されている間、第2ステージのための処理が始まり、検出サブステージ(D1)がグループG1に関して実行される。一実施の形態において、第2ステージの検出サブステージに対して使用されるパラメータ値は以下の如くである:N=48、M=4およびW=8192。
[0093]時刻Tにおいて、グループG4に対するプルインサブステージが完了する。パイロット取得がプルインサブステージにより宣言されるなら、第2ステージのためのその後のすべてのイベントは中止してもよく、その処理はチャネル取得された表示を用いて終了する。あるいは、プルインサブステージが成功しなかったなら、グループG4に対する失敗が宣言され、上述したように、周波数トラッキングループがそのオリジナル状態にリセットされた後で、サーチャーのためのバッファにドウェルサブステージ(Dw1)のためのサンプルがロードされる。次に、以下のパラメータ値を用いてグループG1に対してドウェルサブステージが実行される。N=48、M=4、およびW=16。
[0094]第2ステージのための処理は、第1ステージに対して上述した方法と同様の方法で進行する。この場合もやはり、(PN_INC=4が採用されたなら早期終了のために)グループG1に対するプルインサブステージの後で、または(PN_INC=2が採用されたなら早期終了のために)グループG2に対するプルインサブステージの後で、パイロット取得を宣言することができる。
[0095]時刻T9において、第2ステージのためのグループG4に対するプルインサブステージが完了され、パイロット取得結果が供給され、2ステージパイロットサーチプロセスが終了する。
[0096]図7に示す2ステージパイロットサーチスキームは、第2ステージ内の同じ4つのグループをサーチする前に第1ステージ内の4つのすべてのグループをサーチする。ある状況に対して改良されたサーチ時間が得られるように異なる順番でサーチを実行するようにサーチプロセスを再配置することができる。
[0097]図8は、この発明の実施の形態に従って4および2のPN_INCに対するグループG1およびG2に重点を置いた2ステージパイロットサーチスキームを図解する。4または2のPN_INCが使用される可能性が高いなら、残りのグループG3およびG4をサーチする前にグループG1をより完全にサーチすることができる。
[0098]図8に示すように、第1ステージのためのグループG1およびG2に対する検出サブステージ、ドウェルサブステージ、およびプルインサブステージが、図7で記載した方法と同様の方法で実行される。しかしながら、時刻T10において、第2ステージのためのグループG1に対する検出サブステージ(D1)が第1ステージのためのグループG2に対するプルインサブステージと同時に実行される。時刻T11において、第1ステージのためのグループG2に対するプルインサブステージの完了の後であって、パイロット取得が宣言されなかったなら、サーチャーのためのバッファには新しいサンプルがロードされ、第2ステージのためのグループG1に対するドウェルサブステージ(Dw1)が実行される。従ってグループG1およびG2に対する検出サブステージ、ドウェルサブステージおよびプルインサブステージは、第1ステージの直後に第2ステージに対して実行される。時刻T12において、グループG3およびG4に対するサーチが開始し、第1ステージのためのグループG3に対する検出サブステージ(D3)が第2ステージのためのグループG2に対するプルインサブステージと同時に実行される。その後処理は、グループG3およびG4に対する方法と同様の方法で進行する。
[0099]他のサーチの順番も考案することができ、この発明の範囲内である。例えば、グループG1に対して第1および第2のステージを実行し、続いてグループG2に対して第1および第2のステージを実行し、続いてグループG3およびG4に対して第1および第2のステージを実行することができる。このサーチの順番は、4のPN_INCに対してなお一層の高速な取得時間を供給するであろう。
[0100]パイプライニング化しないで4つのすべてのグループG1乃至G4がシーケンシャルにサーチされるなら、各ステージに対する取得時間は、以下のように近似することができる。
Figure 2005513821
上述した推定において、サーチャーバッファをロードする時間およびドウェル時間は無視される。これらの時間は典型的に検出時間およびプルイン時間より非常に小さいからである。グループG1を成功裏にサーチした後早期の終了が許容されるなら、パイロット取得のための取得時間は以下のように近似することができる。
Figure 2005513821
グループG1およびG2を成功裏にサーチした後早期の終了が許容されるなら、パイロット取得のための取得時間は以下のように近似することができる。
Figure 2005513821
従って、成功裏のパイロット取得の早期の終了はほぼ
Figure 2005513821
の節約を供給する。
[0101]パイプライン化が使用され、検出サブステージがプルインサブステージより短ければ、各全体のステージのための取得時間は、以下のように近似することができる。
ACQ=TDET+4・TPULL−IN、パイプライン化を伴いTDET<TPULL−IN
そして、パイプライン化が使用されて検出サブステージがプルインサブステージより長ければ、各全体ステージのための取得時間は以下のように近似することができる。
ACQ=4・TDET+TPULL−IN、パイプライン化を伴いTDET>TPULL−IN
従って、パイプライン化は、パイプライン化なしに対して3・TDETまたは3・TPULL−INの短い節約を供給する。
[0102]取得時間における可能な改良は、(1)コードセットのグループを定義し、図7に示す順番でグループをサーチし、(2)検出サブステージとプルインサブステージをパイプライン化するパイロットサーチスキームに対して定量化することができる。この例の場合、検出サブステージ、ドウェルサブステージおよびプルインサブステージを実行しサーチャーバッファーにロードするのに必要な時間は以下の通りである。
バッファロード時間=2.5msec
検出時間=300msec(Nc=96、M=2、およびWs=8192を有する第1ステージ)
検出時間=335msec(Nc=48、M=4、およびWs=8192を有する第2ステージ)
ドウェル時間=0.3msec
プルイン時間=−8dBまたはそれより小さいIor/Noに対して848msec
=−8dB乃至−5dBのIor/Noに対して424msec
=−5dB乃至−2dBのIor/Noに対して212msec
=−2dBまたはそれより良いIor/Noに対して106msec
[0103]表1は特定のセットのパラメータ値(例えばNc=96およびM=2)に対する種々の信号品質(Ior/No)に対する図7の種々の終了点に対する取得時間をリストアップしたものである。第2列乃至第7列は第1ステージのためのグループG1(図7の第1の「早期出口G1」)、(2)第1ステージのためのグループG1およびG2(第1の「早期出口G2」)、(3)第1ステージのための4つのすべてのグループ(「第1ステージ出口」)、(4)第2ステージのためのグループG1(第2の「早期出口G1」)、(5)第2ステージのためのグループG1およびG2(第2の「早期出口G2」)および(6)第2ステージのための4つのすべてのグループ(「第2ステージ出口」)のサーチの後で終了のための取得時間をリストアップする。表1に示される取得時間は上述した時間および図7に示す2ステージパイロットサーチスキームに基づいて派生される。比較のために、パイプライン化が使用されないなら、第1ステージ全体のための取得時間は、それぞれ−2dBまたはそれより良い値、−2dB乃至ー5dB、−5dB乃至ー8dBおよびー8dBまたはそれよりよい値のIor/Noに対してほぼ1648msec、12072msec、2920msecおよび4616msecであろう。
Figure 2005513821
[0104]上記例において、検出サブステージおよびプルインサブステージのための時間に比較してドウェルサブステージは、少量の時間がかかる。検出サブステージおよびプルインサブステージは取得のために必要な時間を支配するので、これら2つのサブステージをパイプライン化することによりより大きな時間節約が得られる。図7に示すように、ドウェルサブステージ(例えば時刻t6)に対してサーチャーバッファにロードできる時間は、プルイン時間と検出時間の長いほうによって決定される。
[0105]検出サブステージとプルインサブステージはパイプライン化されているので、これら2つのサブステージのための時間は互いにほぼ一致するように設計される。上の例において、プルインタイムは信号Ior/Noに応じて106msec乃至848msecに変動する。プルイン時間が平均して300msecより長いなら、検出サブステージはこの時間以上の時間を利用するように設計することができる。例えば、300msec検出時間を達成するために、検出ステージのためのパラメータ値はNc=96、M=2、およびWs=8192として選択することができる。これは図9に示すようにパイロット検出の確率を改良する。他の設計において、プルイン時間が平均して150msecまたはそれ以下であるなら、150msecの検出時間はより良い性能を供給することができ、Nc=96、M=1、およびWs=8192のパラメータ値を用いて達成することができる。
[0106]パラメータNcおよびMはパイロット取得を最適化するように典型的に選択される。これは、平均取得時間により定量化することができる。この平均取得時間は、(1)パイロットを検出する確率および(2)パイロットサーチプロセスを実行するのに必要な時間に依存する。これらの係数は共にパラメータNcおよびMに依存する。
[0107]パイロットリファレンスは、より早い第1ステージを用いても平均してより遅く取得されるかもしれない。一例として、−8dB Ior/Noにおけるパイロットリファレンスを考える。Nc=96およびM=1のパラメータ値が使用されるなら、第1ステージにおいて、パイロットを検出する確率は0.87であり、全体の確率は0.9987であり、取得時間は、
TAQC =0.87・580+0.13・2287=802msecである。
そして、Nc=96およびM=2のパラメータ値が使用されるなら、第1ステージにおいて、パイロットを検出する確率は0.998であり、全体の確率は0.9999であり、取得時間は、
TAQC=0.998・730+0.002・2437=733msecである。
従って、平均パイロット取得はより遅いものを用いて実際には早く、パイロット検出のより高い確率のために第1ステージに対してより敏感な検出器(Nc=96およびM=2)である。従って、第1ステージに対して(Nc=96およびM=1の代わりに)Nc=96およびM=2を使用し、第2ステージに対してNc=48およびM=4を使用することが望ましいかもしれない。フェージング環境において、第2ステージは典型的に非常にしばしば使用され、平均取得時間における損失は敏感ステージ(すなわちM=1)が減少すると、より目立つかもしれない。
[0108]端末のエレメントは1つ以上のデジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、プロセッサ、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス、他の電子装置またはそれらのいずれかの組合せを用いて実現することができる。ここに記載した機能と処理は、プロセッサ上で実行されるソフトウエアを用いてまたはソフトウエアとハードウエアの組合せを用いて実現することもできる。例えば、パイロット取得はコントローラの制御によりハードウエアサーチャーに基づいて、またはプロセッサ(図5のコントローラ570)上で実行されるプログラムコード、またはその他の機構により実行することができる。
[0109]簡単のために、この発明の種々の観点と実施の形態はIS−856標準に準拠するCDMAシステムに対して記載された。これらの観点および実施の形態はゲートパイロットリファレンスを送信する他の無線通信システムに対しても使用することができる。そのようなシステムの例はcdma2000およびW−CDMA標準に準拠するCDMAシステムを含む。
[0110]開示された実施の形態の上述した記載は当業者がこの発明を製作または使用可能にするために提供される。これらの実施の形態に対する種々の変形例は当業者にとって容易に明白であり、ここに定義される包括的原理は、この発明の精神または範囲を逸脱することなく他の実施の形態に適用可能である。従って、この発明はここに示される実施の形態に限定されることを意図したものではなく、ここに開示した原理と新規な特徴に一致する最も広い範囲が許容されるべきである。
[0018]図1は、多数のユーザを支持し、ゲートパイロットリファレンスを送信する無線通信システムの図である。 [0019]図2は、IS−856標準に準拠するシステムのために使用されるパイロットリファレンス送信スキームの図である。 [0020]図3はIS−856標準により定義される送信フォーマットの図である。 [0021]図4Aはアクセスポイントにおいてパイロットリファレンスを発生するために使用される擬似雑音(PN)系列のためのインデックスを示す図である。 [0022]図4BはIS−856標準に従って送信されたゲートパイロットリファレンスをサーチするための特定の実施の形態を図解する。 [0023]図5は、パイロットリファレンスをサーチするために使用することのできる受信器の一実施の形態のブロック図である。 [0024]図6は、定義された符号空間において、ゲートパイロットリファレンスをサーチするためのプロセスの一実施の形態のフロー図である。 [0025]図7はこの発明の2つの実施の形態に従って、パイロットを取得すると、早く終了する2ステージパイロットサーチスキームを図解する。 [0025]図8はこの発明の2つの実施の形態に従って、パイロットを取得すると、早く終了する2ステージパイロットサーチスキームを図解する。 [0026]図9は3つのセットのサーチパラメータ値に対してパイロット検出(Pd)対受信信号品質(Ior/No)の確率のプロットを示す。

Claims (29)

  1. PN_INCが最大のとき、ゲートパイロット信号の取得のためにN個のグループのうちの第1のグループが必要であり、一方PN_INC<最大であるとき、ゲートパイロット信号の取得のためにN個のグループまたはそれより少ないグループのサーチが必要であるように、N個のグループが定義される、特定のパイロットオフセットの複数のN個の重複しないグループに分かれる拡大されたPN空間において、パイロットゲート信号を取得する方法は下記から構成される:
    PN_INCが最大なら、前記ゲートパイロット信号を識別するために前記第1のグループをサーチする;
    PN_INC<最大なら、前記ゲートパイロット信号を識別するために、N個のグループより少ない少なくとも前記第1のグループをサーチする;および
    前記サーチされたグループから前記ゲートパイロット信号を識別する。
  2. Nは4であり、最大は4である、請求項1の方法。
  3. 前記サーチされたグループは並列にサーチされる、請求項1の方法。
  4. 前記サーチされたグループはシーケンシャルにサーチされる、請求項1の方法。
  5. 前記拡大されたPN空間は32,768チップの整数の倍数であり、前記整数の倍数は1より大きい、請求項1の方法。
  6. 前記ゲートパイロット信号はIS−856標準に準拠する、請求項1の方法。
  7. 少なくとも前記第1のグループをサーチした後で前記ゲートパイロット信号が識別されないなら、前記N個のグループの最後のグループをサーチすることをさらに具備する、請求項1の方法。
  8. 下記を具備する、無線通信システムにおいてゲートパイロットリファレンスをサーチするための方法:
    前記パイロットリファレンスが発見されるかもしれない全体のコード空間を複数のグループのコードに分割する;
    前記グループの各々において前記パイロットリファレンスを検出する尤度に基づいて前記複数のグループを順序付けする;
    前記順序づけされたグループに従って前記パイロットリファレンスをサーチする;および
    前記パイロットリファレンスを取得すると前記サーチを終了する。
  9. 各コードは、前記パイロットリファレンスを発生するために使用される擬似雑音(PN)系列の特定のチップオフセットに対応する、請求項8の方法。
  10. 前記全体のコード空間は、4つのグループに分割される、請求項9の方法。
  11. 各グループは複数のコードセットを含み、各コードセットは特定のオフセット値では、特定のPN系列を表す、請求項9の方法。
  12. 前記複数のグループは、前記パイロットリファレンスを発生するために使用される可能性が最も高い第1のグループのコードセットと、前記パイロットリファレンスを発生するために使用される可能性が最も低い最後のグループのコードセットを含む、請求項11の方法。
  13. 前記パイロットリファレンスのサーチは各グループに対して実行され、
    前記グループ内の前記コードに基づいてサンプルのセット内の前記パイロットリファレンスが1つ以上の候補ピーク値を供給することを検出し、および
    各候補ピーク値を処理し、パイロットリファレンスの取得を決定することを含む、請求項8の方法。
  14. 前記パイロットリファレンスのサーチは、パイロット取得時間を短くするために、異なるグループに対して検出と処理をパイプライン化することをさらに含む、請求項13の方法。
  15. 前記パイロットリファレンスのサーチは各グループに対して実行され、
    前記グループ内の前記コードに基づいてサンプルのセット内の前記パイロットリファレンスが複数の検出されたピーク値を供給することを検出し、
    前記複数の検出されたピーク値をドウェルし、1つ以上の候補ピーク値を供給し、および
    各候補ピーク値を処理してパイロットリファレンスの取得を判断する、
    ことを含む、請求項8の方法。
  16. 前記検出とドウェルは異なるサンプルのセットに関して実行される、請求項15の方法。
  17. 前記検出とドウェルは異なるセットのパラメータ値を用いて実行される、請求項15の方法。
  18. 各グループは、複数のセグメントに分割され、前記検出は、前記複数のセグメントの各々に関して実行され、1つ以上の検出されたピーク値が各セグメントに対して供給される、請求項15の方法。
  19. 前記サーチは複数のステージを用いて実行され、各ステージは、前記サーチのために使用されるそれぞれのセットのパラメータ値に関連する、請求項8の方法。
  20. 前記サーチは同時に1つのステージについて、前記複数のグループに対して実行される、請求項19の方法。
  21. 前記複数のステージのための第1のセットの1つ以上のグループに対してサーチが実行され、前記複数のステージのための第2のセットの1つ以上のグループが続く、請求項19の方法。
  22. 前記サーチは2ステージを用いて実行される、請求項19の方法。
  23. 前記通信システムはCDMAシステムである、請求項8の方法。
  24. 前記CDMAシステムはIS−856標準に準拠する、請求項23の方法。
  25. 下記を具備する、無線通信システムにおいて、ゲートパイロットリファレンスをサーチするための方法:
    パイロットリファレンスが発見されるかもしれない全体のコード空間を、複数のグループの重複しないコードセットに分割する、各コードセットは特定のオフセット値では、特定のPN系列を表す;
    グループの各々において、前記パイロットリファレンスを検出する尤度に基づいて前記複数のグループを順序づけする、第1のグループはパイロットリファレンスを発生するために使用される可能性が最も高く、最後のグループは、パイロットリファレンスを発生するために使用される可能性が最も低い;
    一度に一つのグループ単位で、第1のグループで始まり、最後のグループで終わる複数のグループに基づいて、パイロットリファレンスをサーチする;および
    前記パイロットリファレンスを取得すると前記サーチを終了する。
  26. 複数のグループのPN系列に従って第1のセットのサンプルを受信して相関し、ゲートパイロットリファレンスを検出するために使用される相関値を供給するように構成可能なサーチャーエレメントを具備し、前記複数のグループは前記パイロットリファレンスが発見されるかもしれない全体のコード空間から構成され、グループの各々において、パイロットリファレンスを検出する尤度に基づいて順序づけされ、前記複数のグループはその順番に基づいて前記パイロットリファレンスをサーチするために使用され、前記パイロットリファレンスを取得するとサーチを終了する、無線通信システムにおける受信器装置。
  27. 前記相関値の処理を介して発見された候補ピーク値に基づいて第2のセットのサンプルを受信し、処理し、前記パイロットリファレンスの前記取得の表示を供給するにように構成可能な復調エレメントをさらに具備する、請求項26の受信器装置。
  28. 前記サーチャーエレメントおよび前記復調エレメントの動作を指示するように構成されたコントローラをさらに具備する、請求項27の受信器装置。
  29. 前記コントローラは、第1のセットのサンプルをPN系列のグループと相関させるために使用されるパラメータの値のセットを前記サーチャーエレメントに供給するようにさらに構成される、請求項28の受信器装置。
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